JP7369483B1 - 流体供給装置並びに流体塗布装置及び流体充填装置 - Google Patents
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Abstract
Description
粘度10Pa・sec以上の高粘度流体が貯留された流体貯留タンクと、
流体貯留タンクから高粘度流体を圧送する流体圧送手段と、
流体貯留タンクから圧送された高粘度流体を目的箇所に吐出する吐出ノズルと、
流体貯留タンクと吐出ノズルとの間に介在され、流体貯留タンクから吐出ノズルへの高粘度流体の流れを遮断する流体遮断手段と、
流体遮断手段で高粘度流体の流れが遮断される遮断状態、及び、流体遮断手段で高粘度流体の流れが遮断されない非遮断状態が周期的に切り替わるように流体遮断手段を切替制御する切替制御手段と
を備えた流体供給装置であって、
流体遮断手段として、サイドクリアランスが30μm以下に設定されたギヤポンプを用い、
遮断状態が、ギヤポンプの駆動を停止することによって発現し、非遮断状態が、ギヤポンプを駆動することによって発現するようにした
ことを特徴とする流体供給装置
を提供することによって解決される。
本発明の流体供給装置は、高粘度流体を間欠的に供給(遮断状態と非遮断状態とを切替ながら供給)する各種用途で採用することができる。例えば、図4に示すように、ワークWの目的箇所β1,β2に高粘度流体Mを塗布する流体塗布装置や、図5に示すように、複数の容器50(ビン等)に高粘度流体Mを充填していく流体充填装置に、本発明の流体供給装置10を用いることができる。図4は、本発明の流体供給装置10を流体塗布装置に用いた例を、図5は、本発明の流体供給装置10を流体充填装置に用いた例を、それぞれ示した図である。また、本発明の流体供給装置10は、溶融状態にある熱可塑性樹脂を金型等に供給する装置(溶融樹脂供給装置)でも使用することができる。
流体貯留タンク11は、高粘度流体Mを貯留するためのものである。この流体貯留タンク11には、図示省略のホッパー等を介して、高粘度流体Mが予め入れられる。流体塗布装置(図4)では、高粘度流体Mとして、接着剤や塗料等が想定される。一方、流体充填装置(図5)では、高粘度流体Mとして、接着剤や塗料だけでなく、マヨネーズやケチャップ等の調味料や、ジャム等の食品や、ハンドクリームや整髪料等の化粧品や、カーワックス等の洗剤等も想定される。また、溶融樹脂供給装置(図示省略)では、ポリエステル等の熱可塑性樹脂を加熱して溶融させたものが高粘度流体Mとして想定される。
流体圧送手段12は、流体貯留タンク11に貯留されている高粘度流体Mを、流体貯留タンク11の外部へと圧送するためのものである。図4及び図5に示した例では、流体圧送手段12として、ポンプを用いている。このポンプ(流体圧送手段12)が流体貯留タンク11の上部を加圧することによって、流体貯留タンク11の下部から流路16へと高粘度流体Mが圧送される。
吐出ノズル13は、流体貯留タンク11から圧送された高粘度流体M(流路16を流れる高粘度流体M)を目的箇所に吐出するためのものである。図4及び図5に示した例では、吐出ノズル13としてパイプ状のものを用いており、吐出ノズル13から高粘度流体Mが線状乃至は筋状となって吐出されるようにしている。ただし、吐出ノズル13の形態は、流体供給装置10の用途等に応じて適宜変更することができる。例えば、溶融状態にある熱可塑性樹脂を吐出ノズル13でシート状に成形して送出する場合等には、吐出ノズル13をTダイ状にすることもできる。
流体遮断手段14は、流体貯留タンク11から吐出ノズル13への高粘度流体Mの流れ(流路16における高粘度流体Mの流れ)を遮断するためのものである。この流体遮断手段14は、流体貯留タンク11と吐出ノズル13との間に介在される。上述したように、本発明の流体供給装置10では、高粘度流体Mを間欠的に供給するところ、流体遮断手段14で流路16を所定周期で遮断することによって、吐出ノズル13から高粘度流体Mが吐出されない状態(遮断状態)と、流体遮断手段14による遮断を解除して、吐出ノズル13から高粘度流体Mが吐出される状態(非遮断状態)とを切り替えることができるようになっている。
切替制御手段15は、流体遮断手段14(ギヤポンプ20)を制御するためのものとなっている。具体的には、ギヤポンプ20の回転駆動手段を制御することで、駆動歯車21及び従動歯車22が回転する状態(非遮断状態)と、駆動歯車21及び従動歯車22の回転が停止する状態(遮断状態)とを切り替える。切替制御手段15としては、シーケンサやマイコン等が例示される。非遮断状態と遮断状態とを切り替える周期や、非遮断状態を継続する時間や、遮断状態を継続する時間は、流体供給装置10の用途や、ギヤポンプ20の能力等に応じて、適宜決定される。
図4に示した流体塗布装置では、ノズル移動手段30を設けることで、吐出ノズル13が移動するようにしている。具体的には、吐出ノズル13を、可動ベース31に取り付けており、この可動ベース31を支持手段32に対して移動可能な状態で支持させており、図示省略のモータを駆動すると、支持手段32に対して可動ベース31(吐出ノズル13)が矢印A5,A6の向きに移動するようになっている。流路16は、吐出ノズル13の移動を阻害しないように、可撓チューブによって形成している。これにより、ワークWの搬送方向(図4の矢印A7)に対して垂直な方向に吐出ノズル13を移動させることができる。したがって、より多様な塗布が可能となる。
11 流体貯留タンク
12 流体圧送手段
13 吐出ノズル
14 流体遮断手段
15 切替制御手段
16 流路
17 バルブ
18 バルブ制御手段
19 ギヤポンプ
20 ギヤポンプ(流体遮断手段)
21 駆動歯車
21a 歯
22 従動歯車
22a 歯
23 ケーシング
23a 中間部
23b カバー部
23c カバー部
24 シャフト
25 シャフト
26 フランジ
30 ノズル移動手段
31 可動ベース
32 支持手段
50 容器
A1 駆動歯車の回転方向
A2 従動歯車の回転方向
A3 駆動歯車による原料M2の移送方向
A4 従動歯車による原料M2の移送方向
A5 吐出ノズルの移動方向
A6 吐出ノズルの移動方向
A7 ワークの搬送方向
CT トップクリアランス
CT1 駆動歯車の歯先とケーシングの内周面とのトップクリアランス
CT2 従動歯車の歯先とケーシングの内周面とのトップクリアランス
CS サイドクリアランス
CS1 駆動歯車の側面とケーシングの内壁面とのサイドクリアランス
CS2 従動歯車の側面とケーシングの内壁面とのサイドクリアランス
L1 駆動歯車の回転中心線
L2 従動歯車の回転中心線
M 高粘度流体
P1 駆動歯車の歯先
P2 従動歯車の歯先
W ワーク
IN 流体導入部
OUT 流体導出部
α0 流体導入室
α1 駆動歯車収容室
α2 従動歯車収容室
α3 流体導出室
β1 高粘度流体の塗布領域
β2 高粘度流体の塗布領域
Claims (6)
- 粘度10Pa・sec以上の高粘度流体が貯留された流体貯留タンクと、
流体貯留タンクから高粘度流体を圧送する流体圧送手段と、
流体貯留タンクから圧送された高粘度流体を目的箇所に吐出する吐出ノズルと、
流体貯留タンクと吐出ノズルとの間に介在され、流体貯留タンクから吐出ノズルへの高粘度流体の流れを遮断する流体遮断手段と、
流体遮断手段で高粘度流体の流れが遮断される遮断状態、及び、流体遮断手段で高粘度流体の流れが遮断されない非遮断状態が周期的に切り替わるように流体遮断手段を切替制御する切替制御手段と
を備えた流体供給装置であって、
流体遮断手段として、サイドクリアランスが30μm以下に設定されたギヤポンプを用い、
遮断状態が、ギヤポンプの駆動を停止することによって発現し、非遮断状態が、ギヤポンプを駆動することによって発現するようにしたことで、
非遮断状態と遮断状態との切替が、バルブを用いることなく、ギヤポンプの駆動又は停止によって行われるようにした
ことを特徴とする流体供給装置。
- 前記ギヤポンプのトップクリアランスが60μm以下に設定された請求項1記載の流体供給装置。
- 吐出ノズルを移動させるノズル移動手段と、
流体貯留タンクから吐出ノズルに高粘度流体を移送する可撓チューブと
をさらに備え、
前記ギヤポンプが、吐出ノズルに直付けされた
請求項2記載の流体供給装置。
- 前記ギヤポンプが、超硬合金又は高速度工具鋼によって形成された請求項3記載の流体供給装置。
- 請求項1~4いずれか記載の流体供給装置を用いることによって、ワークの目的箇所に高粘度流体を塗布する流体塗布装置。
- 請求項1~4いずれか記載の流体供給装置を用いることによって、複数の容器に高粘度流体を充填していく流体充填装置。
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