JP7369483B1 - 流体供給装置並びに流体塗布装置及び流体充填装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】粘度10Pa・sec以上の高粘度流体が吐出される非遮断状態と、その吐出が停止される遮断状態とを、バルブを用いることなく切り替えることができる流体供給装置を提供する。【解決手段】高粘度流体Mが貯留される流体貯留タンク11と、高粘度流体Mを圧送する流体圧送手段12と、高粘度流体Mを吐出する吐出ノズル13と、流体貯留タンク11から吐出ノズル13への高粘度流体Mの流れを遮断する流体遮断手段14と、流体遮断手段14を切替制御する切替制御手段15とを備えた流体供給装置10において、流体遮断手段14として、サイドクリアランスCS1,CS2が30μm以下に設定されたギヤポンプ20を用い、ギヤポンプ20の駆動を停止することによって遮断状態が発現し、ギヤポンプ20を駆動することによって非遮断状態が発現するようにした。【選択図】 図4

Description

本発明は、高粘度流体を間欠的に供給する流体供給装置と、これを用いた流体塗布装置及び流体充填装置とに関する。
接着剤等の高粘度流体をワークに塗布する流体塗布装置として、図1に示すように、流体貯留タンク11に貯留された高粘度流体M(接着剤)を、流体圧送手段12によって圧送して吐出ノズル13から吐出することで、ワークWに塗布するものが知られている。流体貯留タンク11と吐出ノズル13とを結ぶ流路16には、バルブ17が設けられており、バルブ制御手段18でバルブ17の開閉を行うことによって、吐出ノズル13から高粘度流体Mが吐出される状態(非遮断状態)と、吐出ノズル13からの高粘度流体Mの吐出が停止される状態(遮断状態)とが切り替わるようになっている。吐出ノズル13からの高粘度流体Mの吐出量を安定させるため、流路16には、ギヤポンプ19が設けられる場合もある。特許文献1の図8にも、このような構造の接着剤塗布装置が開示されている。
特開2006-346646号公報
しかし、接着剤のような高粘度流体Mは詰まりやすいため、それを移送する流路16には、バルブ17等の部品をできるだけ介在させたくない。かといって、バルブ17を取り除いてしまうと、吐出ノズル13から高粘度流体Mが途切れることなく連続的に吐出されるようになる。このため、高粘度流体Mを塗布するワークWを切り替える場合や、同じワークWでも離れた箇所β,β(図1)に高粘度流体Mを塗布する場合等に、対応できなくなる。
本発明は、上記課題を解決するために為されたものであり、吐出ノズルから高粘度流体が吐出される非遮断状態と、吐出ノズルからの高粘度流体の吐出が停止される遮断状態とを、バルブを用いることなく切り替えることができる流体供給装置を提供するものである。また、この流体供給装置を利用した流体塗布装置や流体充填装置を提供することも本発明の目的である。
上記課題は、
粘度10Pa・sec以上の高粘度流体が貯留された流体貯留タンクと、
流体貯留タンクから高粘度流体を圧送する流体圧送手段と、
流体貯留タンクから圧送された高粘度流体を目的箇所に吐出する吐出ノズルと、
流体貯留タンクと吐出ノズルとの間に介在され、流体貯留タンクから吐出ノズルへの高粘度流体の流れを遮断する流体遮断手段と、
流体遮断手段で高粘度流体の流れが遮断される遮断状態、及び、流体遮断手段で高粘度流体の流れが遮断されない非遮断状態が周期的に切り替わるように流体遮断手段を切替制御する切替制御手段と
を備えた流体供給装置であって、
流体遮断手段として、サイドクリアランスが30μm以下に設定されたギヤポンプを用い、
遮断状態が、ギヤポンプの駆動を停止することによって発現し、非遮断状態が、ギヤポンプを駆動することによって発現するようにした
ことを特徴とする流体供給装置
を提供することによって解決される。
ここで、「ギヤポンプ」は、図2に示すように、駆動歯車21と、従動歯車22と、ケーシング23とを備えた機構を有するポンプ(流体を移送する装置)のことを云う。図2は、ギヤポンプ20を、駆動歯車21及び従動歯車22の回転中心線L,Lに垂直な平面で切断した状態を示した断面図である。ケーシング23内には、流体導入室αと、駆動歯車収容室αと、従動歯車収容室αと、流体導出室αとが設けられており、駆動歯車収容室αには駆動歯車21が収容され、従動歯車収容室αには従動歯車22が収容されている。流体導入室αには、移送対象の流体Mがケーシング23の外部から導入され、流体導出室αからは、移送対象の流体Mがケーシング23の外部へと導出される。駆動歯車21と従動歯車22は、噛み合った状態となっているため、駆動歯車21を矢印Aの向きに回転させると、従動歯車22が矢印Aの向きに従動回転する。このとき、流体導入室αにある流体が、駆動歯車21の歯溝(隣り合う歯の間。以下同じ。)及び従動歯車22の歯溝に保持されて、駆動歯車収容室αの内周面と駆動歯車11の外周面との間を通って流体導出室αに移送される(図2における矢印Aを参照。)とともに、従動歯車収容室αの内周面と従動歯車12の外周面との間を通って流体導出室αに移送される(図2における矢印Aを参照。)。
この種のギヤポンプ20では、駆動歯車21の側面とケーシング23の内壁面との間に、隙間CS1(図3)が存在し、従動歯車21の側面とケーシング23の内壁面との間に、隙間CS2(図3)が存在する。ギヤポンプ20におけるこれらの隙間CS1,CS2は、「サイドクリアランス」と呼ばれている。
また、この種のギヤポンプ20では、駆動歯車21の歯先Pとケーシング23の内周面との間に、隙間CT1(図2)が存在し、従動歯車22の歯先Pとケーシング23の内周面との間に、隙間CT2(図2)が存在する。ギヤポンプ20におけるこれらの隙間CT1,CT2は、「トップクリアランス」と呼ばれている。
本発明の流体供給装置では、一般的には、流体Mを移送する用途で使用されるギヤポンプ20において、そのサイドクリアランスCS1,CS2を30μm以下に設定したことで、そのギヤポンプが、バルブとしての機能を発揮できるようにしている。換言すると、ギヤポンプ20を、流体遮断手段(流体の流れを遮断する手段)として用いている。すなわち、ギヤポンプ20では、駆動歯車21及び従動歯車22の回転を停止したとしても、上記のサイドクリアランスCS1,CS2(図3)を通じて、流体Mが流体導入室α側から流体導出室α側へ漏れ出るおそれがあるところ、サイドクリアランスCS1,CS2を狭くすることで、粘度10Pa・sec以上の高粘度流体であれば、その漏れが生じないようにすることが可能となっている。
本発明の流体供給装置において、吐出ノズルからの高粘度流体の吐出が停止される遮断状態は、ギヤポンプの駆動を停止する(駆動歯車の回転を停止する)ことによって発現し、吐出ノズルから高粘度流体が吐出される非遮断状態は、ギヤポンプを駆動する(駆動歯車を回転させる)ことによって発現する。
このように、本発明の流体供給装置では、ギヤポンプにバルブとしての機能を付与したため、吐出ノズルから高粘度流体が吐出される非遮断状態と、吐出ノズルからの高粘度流体の吐出が停止される遮断状態とを、バルブを用いることなく切り替えることができる。このため、流体供給装置の構造をシンプルにし、高粘度流体の詰まり等の不具合を生じにくくすることができる。また、流体供給装置の導入コストを抑えることも可能になる。
本発明の流体供給装置においては、サイドクリアランスCS1,CS2だけでなく、トップクリアランスCT1,CT2も狭くすることが好ましい。というのも、駆動歯車及び従動歯車の回転を停止しているときの、流体導入室α側から流体導出室α側への漏れは、トップクリアランスCT1,CT2を通じても生じ得るところ、このトップクリアランスCT1,CT2を狭くすることで、その漏れをより生じにくくすることができるからである。ただし、サイドクリアランスCS1,CS2が、駆動歯車や従動歯車における広い範囲に形成されるのに対して、トップクリアランスCT1,CT2は、駆動歯車や従動歯車の歯先における限られた範囲にのみ形成される。このため、トップクリアランスCT1,CT2を通じた漏出は、サイドクリアランスCS1,CS2を通じた漏出よりも限定的である。このため、トップクリアランスCT1,CT2は、サイドクリアランスCS1,CS2の上記の値(30μm以下)よりも広く形成することができる。トップクリアランスCT1,CT2は、60μm以下に設定することが好ましい。
本発明の流体供給装置において、吐出ノズルは、不動であってもよいが、可動とすることもできる。例えば、本発明の流体供給装置を、吐出ノズルを移動させるノズル移動手段と、流体貯留タンクから吐出ノズルに高粘度流体を移送する可撓チューブとをさらに備えたものとすることもできる。これにより、本発明の流体供給装置を、様々なアプリケーションで利用することが可能になる。この場合には、流体遮断手段としてのギヤポンプを吐出ノズルに直付けすると、流体供給装置の構造をよりシンプルにすることができる。
ところで、移送対象である高粘度流体には、ギヤポンプを摩耗させる物質(摩耗成分)が添加される場合がある。例えば、移送対象の高粘度流体が導電性接着剤である場合には、バインダー樹脂に導電粒子等のフィラーが添加される。このような場合には、ギヤポンプのトップクリアランスやサイドクリアランスを狭く設定していても、摩耗成分がギヤポンプを摩耗させ、トップクリアランスやサイドクリアランスが拡大するおそれがある。この点、ギヤポンプ(流体遮断手段としてのギヤポンプ)を、超硬合金又は高速度工具鋼によって形成しておくと、ギヤポンプの摩耗を防ぐことが可能になる。
本発明の流体供給装置は、高粘度流体を間欠的に供給(遮断状態と非遮断状態とを切替ながら供給)する各種用途で採用することができる。このような用途としては、例えば、ワークの目的箇所に高粘度流体(接着剤や塗料等)を塗布する流体塗布装置や、複数の容器(ビン等)に高粘度流体(接着剤や塗料等)を充填していく流体充填装置が挙げられる。
以上のように、本発明によって、吐出ノズルから高粘度流体が吐出される非遮断状態と、吐出ノズルからの高粘度流体の吐出が停止される遮断状態とを、バルブを用いることなく切り替えることができる流体供給装置を提供することが可能になる。また、この流体供給装置を利用した流体塗布装置や流体充填装置を提供することも可能になる。
従来の流体塗布装置を説明する図である。 ギヤポンプを、駆動歯車及び従動歯車の回転中心線L,Lに垂直な平面で切断した状態を示した断面図である。 ギヤポンプを、図2におけるX-X平面で切断した状態を示した断面図である。 本発明の流体供給装置を流体塗布装置に用いた例を示した図である。 本発明の流体供給装置を流体充填装置に用いた例を示した図である。
本発明の流体供給装置の実施形態について、具体的に説明する。ただし、以下で述べる構成は、飽くまで好適な実施形態に過ぎず、本発明の流体供給装置の技術的範囲は、以下で述べる構成に限定されない。本発明の流体供給装置には、発明の趣旨を損なわない範囲で適宜変更を施すことができる。
1.流体供給装置の概要
本発明の流体供給装置は、高粘度流体を間欠的に供給(遮断状態と非遮断状態とを切替ながら供給)する各種用途で採用することができる。例えば、図4に示すように、ワークWの目的箇所β,βに高粘度流体Mを塗布する流体塗布装置や、図5に示すように、複数の容器50(ビン等)に高粘度流体Mを充填していく流体充填装置に、本発明の流体供給装置10を用いることができる。図4は、本発明の流体供給装置10を流体塗布装置に用いた例を、図5は、本発明の流体供給装置10を流体充填装置に用いた例を、それぞれ示した図である。また、本発明の流体供給装置10は、溶融状態にある熱可塑性樹脂を金型等に供給する装置(溶融樹脂供給装置)でも使用することができる。
本発明の流体供給装置10は、図4及び図5に示すように、流体貯留タンク11と、流体圧送手段12と、吐出ノズル13と、流体遮断手段14(ギヤポンプ20)と、切替制御手段15とを備えている。流体貯留タンク11と吐出ノズル13は、流路16で連結されている。
2.流体貯留タンク
流体貯留タンク11は、高粘度流体Mを貯留するためのものである。この流体貯留タンク11には、図示省略のホッパー等を介して、高粘度流体Mが予め入れられる。流体塗布装置(図4)では、高粘度流体Mとして、接着剤や塗料等が想定される。一方、流体充填装置(図5)では、高粘度流体Mとして、接着剤や塗料だけでなく、マヨネーズやケチャップ等の調味料や、ジャム等の食品や、ハンドクリームや整髪料等の化粧品や、カーワックス等の洗剤等も想定される。また、溶融樹脂供給装置(図示省略)では、ポリエステル等の熱可塑性樹脂を加熱して溶融させたものが高粘度流体Mとして想定される。
3.流体圧送手段
流体圧送手段12は、流体貯留タンク11に貯留されている高粘度流体Mを、流体貯留タンク11の外部へと圧送するためのものである。図4及び図5に示した例では、流体圧送手段12として、ポンプを用いている。このポンプ(流体圧送手段12)が流体貯留タンク11の上部を加圧することによって、流体貯留タンク11の下部から流路16へと高粘度流体Mが圧送される。
4.吐出ノズル
吐出ノズル13は、流体貯留タンク11から圧送された高粘度流体M(流路16を流れる高粘度流体M)を目的箇所に吐出するためのものである。図4及び図5に示した例では、吐出ノズル13としてパイプ状のものを用いており、吐出ノズル13から高粘度流体Mが線状乃至は筋状となって吐出されるようにしている。ただし、吐出ノズル13の形態は、流体供給装置10の用途等に応じて適宜変更することができる。例えば、溶融状態にある熱可塑性樹脂を吐出ノズル13でシート状に成形して送出する場合等には、吐出ノズル13をTダイ状にすることもできる。
5.流体遮断手段(ギヤポンプ)
流体遮断手段14は、流体貯留タンク11から吐出ノズル13への高粘度流体Mの流れ(流路16における高粘度流体Mの流れ)を遮断するためのものである。この流体遮断手段14は、流体貯留タンク11と吐出ノズル13との間に介在される。上述したように、本発明の流体供給装置10では、高粘度流体Mを間欠的に供給するところ、流体遮断手段14で流路16を所定周期で遮断することによって、吐出ノズル13から高粘度流体Mが吐出されない状態(遮断状態)と、流体遮断手段14による遮断を解除して、吐出ノズル13から高粘度流体Mが吐出される状態(非遮断状態)とを切り替えることができるようになっている。
このように、吐出ノズル13から高粘度流体Mを間欠的に吐出することによって、図4に示す流体塗布装置では、ワークWにおける高粘度流体Mを塗布する箇所を領域βから領域βへと切り替える際や、高粘度流体Mを塗布するワークWを別のものに切り替える際等に、高粘度流体Mの吐出を停止することができる。また、図5に示す流体充填装置では、ある容器50に高粘度流体Mを充填し終えてから、次の容器50に高粘度流体Mを充填し始めるまでの間、高粘度流体Mの吐出を停止することができる。一般的な流体供給装置では、流体遮断手段14としてバルブ(図1のバルブ17を参照。)が用いられるところ、本発明の流体供給装置10では、この流体供給手段14としてギヤポンプ20を用いている。
ギヤポンプ20についてより詳しく説明する。図2は、ギヤポンプ20を、駆動歯車21及び従動歯車22の回転中心線L,Lに垂直な平面で切断した状態を示した断面図である。図3は、ギヤポンプ20を、図2におけるX-X平面で切断した状態を示した断面図である。ギヤポンプ20は、図2及び図3に示すように、駆動歯車21と、従動歯車22と、ケーシング23とを備えている。
ケーシング23は、図3に示すように、プレート状を為す中間部23aの両側を、プレート状を為す一対のカバー部23b,23cで挟み込んだ構造を有している。図2に示すように、ケーシング13の中間部23aには、流体導入室αと、駆動歯車収容室αと、従動歯車収容室αと、流体導出室αとが連通した状態で設けられている。流体導入室αには、流体導入部INが設けられ、流体導出室αには、流体導出部OUTが設けられている。流体導入部INは、流路16を介して流体貯留タンク11(図4及び図5)に接続されており、流体貯留タンク11内の高粘度流体Mがこの流体導入部INを通じて流体導入室α内に導入されるようになっている。一方、流体導出部OUTは、吐出ノズル13(図4及び図5)に接続されており、流体導出室αにある高粘度流体Mがこの流体導出部OUTを通じて吐出ノズル13に送り出されるようになっている。流体導入室α及び流体導出室αは、駆動歯車収容室αと従動歯車収容室αとの境界部分(連通部分)を挟んで反対側に配されている。
駆動歯車収容室αには、駆動歯車21が収容されており、従動歯車収容室αには、従動歯車22が収容されている。駆動歯車21及び従動歯車22の外周部には、それぞれ複数の歯21a,22aが設けられている。本実施形態においては、駆動歯車21及び従動歯車22として、平歯車(円柱部材の外周部に複数本の歯を平行に設けた歯車)を用いているが、はすば歯車(平歯車を捩じった形状を有する歯車)を用いることもできる。駆動歯車21と従動歯車22は、歯21aと歯22aとが噛み合うように、互いに外接する状態で配されている。駆動歯車収容室α及び従動歯車収容室αは、いずれも断面円形状を為しているところ、駆動歯車21及び従動歯車22の外径は、それぞれ駆動歯車収容室α及び従動歯車収容室αの直径よりも僅かに小さく設定されている。
これらの駆動歯車21及び従動歯車22のうち、駆動歯車21は、円柱状を為すシャフト24の外周部に一体的に固定されている。シャフト24は、ケーシング23に対して回転可能な状態で軸支されており、このシャフト24には、電気モータ等の回転駆動手段(図示省略)が連結されている。一方、従動歯車22は、円柱状を為すシャフト25の外周部に対して回転可能な状態で軸支されている。シャフト25は、ケーシング23に対して動かない状態で固定されている。このため、上記の回転駆動手段を駆動すると、回転シャフト24及び駆動歯車21が、回転中心線Lを中心として回転する(図2における矢印Aを参照。)とともに、その駆動歯車21の回転に従動して、従動歯車22が回転中心線Lを中心として回転する(図2における矢印Aを参照。)ようになっている。駆動歯車21の回転方向Aと、従動歯車22の回転方向Aは、逆向きとなる。
駆動歯車21及び従動歯車22がそれぞれ矢印A,Aの向きに回転すると、流体導入室αにある高粘度流体Mが、駆動歯車21の歯溝及び従動歯車22の歯溝に保持されて、駆動歯車収容室αの内周面と駆動歯車21の外周面との間を通って流体導出室αに移送される(図2における矢印Aを参照。)とともに、従動歯車収容室αの内周面と従動歯車22の外周面との間を通って流体導出室αに移送される(図2における矢印Aを参照。)。流体導出室αに達した高粘度流体Mは、流体導出部OUTから導出されて、吐出ノズル13から吐出される。
ギヤポンプ20は、上記のように、流体(高粘度流体M)を移送する機能を有するところ、本発明の流体供給装置10では、このギヤポンプ20を、流路16における高粘度流体Mの流れを遮断する流体遮断手段14としても機能するようにしている。すなわち、駆動歯車21及び従動歯車22が回転しているとき(上記の回転駆動手段を駆動しているとき)には、流体導入室αから流体導出室αに高粘度流体Mが移送される(上記の非遮断状態が発現する)のに対し、駆動歯車21及び従動歯車22の回転が停止したとき(上記の回転駆動手段を停止したとき)には、流体導入室αから流体導出室αへの高粘度流体Mの移送が停止される(上記の遮断状態が発現する)ようになっている。
このため、吐出ノズル13から高粘度流体Mが吐出される非遮断状態と、吐出ノズル13からの高粘度流体Mの吐出が停止される遮断状態とを、バルブ(図1のバルブ17を参照。)を用いることなく切り替えることができる。したがって、流体貯留タンク11と吐出ノズル13とを結ぶ流体回路をシンプルにして、高粘度流体Mの詰まり等の不具合を生じにくくすることができる。また、流体供給装置10の導入コストを抑えることも可能になる。
ただし、ギヤポンプ20では、駆動歯車21の側面とケーシング23の内壁面との間や、従動歯車22の側面とケーシング23の内壁面との間には、「サイドクリアランス」と呼ばれる隙間CS1,CS2(図3)が存在する。また、駆動歯車21の歯先とケーシング23の内周面との間や、従動歯車22の歯先とケーシング23の内周面との間には、「トップクリアランス」と呼ばれる隙間CT1,CT2(図2)も存在する。このサイドクリアランスCS1,CS2やトップクリアランスCT1,CT2が広いと、駆動歯車21及び従動歯車22の回転を停止したとしても、サイドクリアランスCS1,CS2やトップクリアランスCT1,CT2を通じて、流体導入室α側から流体導出室α側へ高粘度流体Mが漏れ出てしまい、ギヤポンプ20が、流体遮断手段14としての機能を発揮できなくなってしまう。
この点、本実施形態の流体供給装置10では、ギヤポンプ20のサイドクリアランスCS1,CS2を30μm以下に設定するとともに、トップクリアランスCT1,CT2を60μm以下に設定している。これにより、粘度10Pa・sec以上の高粘度流体Mであれば、駆動歯車21及び従動歯車22の回転を停止したときに、その高粘度流体Mが、サイドクリアランスCS1,CS2やトップクリアランスCT1,CT2を通じて移動しないようにすることができる。
サイドクリアランスCS1,CS2は、20μm以下、10μm以下、5μmとさらに小さくすることが好ましい。また、トップクリアランスCT1,CT2も、50μm以下、40μm以下とさらに小さくすることが好ましい。サイドクリアランスCS1,CS2及びトップクリアランスCT1,CT2の下限は、特に限定されないが、駆動歯車11や従動歯車12やケーシング13の製作を考慮すると、0.1~1μm程度までであると思われる。
また、高粘度流体Mの粘度が、20Pa・sec以上、30Pa・sec以上、40Pa・sec以上、50Pa・sec以上とさらに高くなれば、駆動歯車21及び従動歯車22の回転を停止したときのギヤポンプ20が、高粘度流体Mの流れをより遮断しやすくなる。ただし、高粘度流体Mの粘度が高すぎると、高粘度流体Mの流動性が低下し、駆動歯車21及び従動歯車22を回転させても、高粘度流体Mがギヤポンプ20を流れにくくなる。このため、高粘度流体Mの粘度は、150~200Pa・sec程度までである。
ギヤポンプ20は、通常、金属によって形成されるところ、超硬合金又は高速度工具鋼によって形成することが好ましい。これにより、高粘度流体Mに、ギヤポンプ20を摩耗させる物質(摩耗成分)が添加されている場合でも、ギヤポンプ20が摩耗しにくくすることができる。このため、ギヤポンプ20を長期間使用しても、サイドクリアランスCS1,CS2やトップクリアランスCT1,CT2が拡大しないようにすることができる。超硬合金としては、炭化タングステンに、コバルトを結合剤として添加し、焼結したもの等が例示される。一方、高速度工具鋼としては、SKH51等のモリブデン系のものや、SKH2等のタングステン系のもの等が例示される。
また、ギヤポンプ20の能力は、流体供給装置10の用途等に応じて適宜決定される。ギヤポンプ20は、吐出流量が1cc/revクラス(0.1cc/revよりも大きく1cc/rev以下)のものとすることもできるし、吐出流量が10cc/revクラス(1cc/revよりも大きく10cc/rev以下)のものとすることもできるし、吐出流量が100cc/revクラス(10cc/revよりも大きく100cc/rev以下)のものとすることもできる。
6.切替制御手段
切替制御手段15は、流体遮断手段14(ギヤポンプ20)を制御するためのものとなっている。具体的には、ギヤポンプ20の回転駆動手段を制御することで、駆動歯車21及び従動歯車22が回転する状態(非遮断状態)と、駆動歯車21及び従動歯車22の回転が停止する状態(遮断状態)とを切り替える。切替制御手段15としては、シーケンサやマイコン等が例示される。非遮断状態と遮断状態とを切り替える周期や、非遮断状態を継続する時間や、遮断状態を継続する時間は、流体供給装置10の用途や、ギヤポンプ20の能力等に応じて、適宜決定される。
7.その他
図4に示した流体塗布装置では、ノズル移動手段30を設けることで、吐出ノズル13が移動するようにしている。具体的には、吐出ノズル13を、可動ベース31に取り付けており、この可動ベース31を支持手段32に対して移動可能な状態で支持させており、図示省略のモータを駆動すると、支持手段32に対して可動ベース31(吐出ノズル13)が矢印A,Aの向きに移動するようになっている。流路16は、吐出ノズル13の移動を阻害しないように、可撓チューブによって形成している。これにより、ワークWの搬送方向(図4の矢印A)に対して垂直な方向に吐出ノズル13を移動させることができる。したがって、より多様な塗布が可能となる。
ノズル移動手段30は、上記のものに限定されず、他の機構を採用することもできる。例えば、吐出ノズル13をロボットアームの先端(可動端)に取り付けると、吐出ノズル13を三次元的に移動させることが可能になる。
10 流体供給装置
11 流体貯留タンク
12 流体圧送手段
13 吐出ノズル
14 流体遮断手段
15 切替制御手段
16 流路
17 バルブ
18 バルブ制御手段
19 ギヤポンプ
20 ギヤポンプ(流体遮断手段)
21 駆動歯車
21a 歯
22 従動歯車
22a 歯
23 ケーシング
23a 中間部
23b カバー部
23c カバー部
24 シャフト
25 シャフト
26 フランジ
30 ノズル移動手段
31 可動ベース
32 支持手段
50 容器
駆動歯車の回転方向
従動歯車の回転方向
駆動歯車による原料Mの移送方向
従動歯車による原料Mの移送方向
吐出ノズルの移動方向
吐出ノズルの移動方向
ワークの搬送方向
トップクリアランス
T1 駆動歯車の歯先とケーシングの内周面とのトップクリアランス
T2 従動歯車の歯先とケーシングの内周面とのトップクリアランス
サイドクリアランス
S1 駆動歯車の側面とケーシングの内壁面とのサイドクリアランス
S2 従動歯車の側面とケーシングの内壁面とのサイドクリアランス
駆動歯車の回転中心線
従動歯車の回転中心線
M 高粘度流体
駆動歯車の歯先
従動歯車の歯先
W ワーク
IN 流体導入部
OUT 流体導出部
α 流体導入室
α 駆動歯車収容室
α 従動歯車収容室
α 流体導出室
β 高粘度流体の塗布領域
β 高粘度流体の塗布領域

Claims (6)

  1. 粘度10Pa・sec以上の高粘度流体が貯留された流体貯留タンクと、
    流体貯留タンクから高粘度流体を圧送する流体圧送手段と、
    流体貯留タンクから圧送された高粘度流体を目的箇所に吐出する吐出ノズルと、
    流体貯留タンクと吐出ノズルとの間に介在され、流体貯留タンクから吐出ノズルへの高粘度流体の流れを遮断する流体遮断手段と、
    流体遮断手段で高粘度流体の流れが遮断される遮断状態、及び、流体遮断手段で高粘度流体の流れが遮断されない非遮断状態が周期的に切り替わるように流体遮断手段を切替制御する切替制御手段と
    を備えた流体供給装置であって、
    流体遮断手段として、サイドクリアランスが30μm以下に設定されたギヤポンプを用い、
    遮断状態が、ギヤポンプの駆動を停止することによって発現し、非遮断状態が、ギヤポンプを駆動することによって発現するようにしたことで、
    非遮断状態と遮断状態との切替が、バルブを用いることなく、ギヤポンプの駆動又は停止によって行われるようにした
    ことを特徴とする流体供給装置。
  2. 前記ギヤポンプのトップクリアランスが60μm以下に設定された請求項1記載の流体供給装置。
  3. 吐出ノズルを移動させるノズル移動手段と、
    流体貯留タンクから吐出ノズルに高粘度流体を移送する可撓チューブと
    をさらに備え、
    前記ギヤポンプが、吐出ノズルに直付けされた
    請求項2記載の流体供給装置。
  4. 前記ギヤポンプが、超硬合金又は高速度工具鋼によって形成された請求項3記載の流体供給装置。
  5. 請求項1~4いずれか記載の流体供給装置を用いることによって、ワークの目的箇所に高粘度流体を塗布する流体塗布装置。
  6. 請求項1~4いずれか記載の流体供給装置を用いることによって、複数の容器に高粘度流体を充填していく流体充填装置。
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