JP7367301B2 - 弁構造体、これを備える収容体及び弁構造体付き蓄電デバイス - Google Patents
弁構造体、これを備える収容体及び弁構造体付き蓄電デバイス Download PDFInfo
- Publication number
- JP7367301B2 JP7367301B2 JP2018186652A JP2018186652A JP7367301B2 JP 7367301 B2 JP7367301 B2 JP 7367301B2 JP 2018186652 A JP2018186652 A JP 2018186652A JP 2018186652 A JP2018186652 A JP 2018186652A JP 7367301 B2 JP7367301 B2 JP 7367301B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- valve
- rupture
- container
- valve structure
- structure according
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
- Bag Frames (AREA)
- Electric Double-Layer Capacitors Or The Like (AREA)
- Sealing Battery Cases Or Jackets (AREA)
Description
<1-1.収容体の構成及び弁構造体の概要>
図1Aは、本発明の第1実施形態に係る弁構造体100Aと、弁構造体100Aが取り付けられる収容体200とを示す斜視図である。図1Aに示すように、弁構造体100Aは、たとえば、収容体200に取り付けられて使用される。以下では、説明の便宜のため、図1Aの上下方向を「上下」、図1Aの左右方向を「左右」、図1Aの紙面方向を「前後」と称し、これを基準に説明を行う。但し、本発明に係る弁構造体の使用時の向き、方向はこれに限定されない。
図1Aに示すように、弁構造体100Aは、内部に通路Lが形成される外体2Aを備える。外体2Aは、略円筒形状の筒状部位20A及び取付部22Aを有する。取付部22Aは、弁構造体100Aを収容体200に取り付けるための部位である。取付部22Aは、たとえば収容体200に挟まれた状態でヒートシールされることによって、収容体200に固定される。取付部22Aの断面形状は、収容体200の厚み方向に環状に膨らむ環状部23と、環状部23の両端から左右方向の端部に近づくほど薄く形成された翼状延端部24,24とを輪郭とする涙目形状である。環状部23の外周断面が凸の湾曲であり、この環状部23の両端側と翼状延端部24,24の根元側とは外周断面が凹の湾曲でなだらかに接続されているため、取付部22Aの外周に対して収容体200を構成するラミネートフィルム300を隙間なく接着することができる。従って、収容体200がパウチである場合、取付部22Aの断面形状が上述のような涙目形状に形成されることが好ましい。筒状部位20Aは、取付部22Aの上面から上に延びる円筒状の部位である。本実施形態では、筒状部位20Aは、金属で構成される。筒状部位20Aを構成する金属は特に限定されず、アルミニウム、真鍮、ステンレス等、適宜選択することができる。通路Lは、取付部22A及び筒状部位20Aの内部を貫通して上下方向に延びる断面が円形の通路であり、収容体200の内外を連通させる。
以下、第1実施形態に係る弁構造体100Aの動作について説明する。
弁構造体100Aは、収容体200(第1領域R1)の内圧が破壊弁1の開弁圧力まで上昇すると、まず破壊弁1aが裂開して第2領域R2を開放し、第1充填物J1を収容体200内に放出する。これによって収容体200が破裂することを防止すると同時に、液枯れを防止することが可能になる。従って、破壊弁1aが裂開したとしても、電池としての機能を維持することが可能である。また、再び収容体200内(第1領域R1及び第2領域R2)の内圧が上昇した場合は、破壊弁1bが裂開して第3領域R3を開放し、第2充填物J2を収容体200内に放出する。これによって収容体200が破裂することを防止すると同時に、発熱反応や発火を防止することが可能になる。このように、破壊弁1が裂開するごとにガスを逃がすための空間が開放され、さらに電解液や消火剤が収容体200内に放出されていくので、収容体200の破裂を防止しながら電池としての機能を維持することが可能になる。
以上、本発明の第1実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
上記第1実施形態において、弁構造体100Aは破壊弁1を3つ備えていたが、破壊弁1の数はこれに限定されない。たとえば、弁構造体100Aは、破壊弁1を1つのみ備えてもよいし、4つ以上備えてもよい。弁構造体100Aが破壊弁1を4つ以上備える場合、弁構造体100Aは破壊弁1の二次側の空間に充填される充填物をさらに備えていてもよい。たとえば、弁構造体100Aが破壊弁1cの二次側に破壊弁1dをさらに備えるような場合、破壊弁1cの二次側の空間に液体及び固体の少なくとも一方を含む第3充填物が充填されていてもよい。第3充填物は、第1充填物J1及び第2充填物J2と同様、液体及び固体の少なくとも一方を含むのであれば、収容体200の内容物や用途に合わせて適宜選択することができる。このように、破壊弁の数、充填物の数及び種類は適宜選択することができる。
上記第1実施形態において、外体2Aには略円筒形状の筒状部位20Aが形成されたが、筒状部位20Aはこの形状に限定されない。筒状部位20Aは、たとえば断面が多角形の筒状に形成されてもよい。また、たとえば図4に示すように、筒状部位20Aは下端側から上端側に向かって径が小さくなるテーパー形状に形成されてもよい。図4に示すテーパー形状は、下端側から上端側に向かって径が小さくなるが、下端側から上端側に向かって径が大きくなるテーパー形状とすることもできる。
筒状部位20Aを形成する方法は、上述した方法に限定されない。たとえば、図4に示すように筒状部位20Aがテーパー形状に形成される場合、フランジ部21を予め筒状部位20Aの内壁に複数形成しておき、破壊弁1を径の小さいものから順にフランジ部21に溶接していく方法も可能である。
上記第1実施形態において、破壊弁1a~cの開弁圧力は全て等しい開弁圧力であったが、破壊弁1a~cとで開弁圧力に差をつけてもよい。たとえば、破壊弁1a~cの順に開弁圧力が大きくなるように構成することもできるし、反対に破壊弁1a~cの順に開弁圧力が小さくなるように構成することもできる。また、上記第1実施形態において、破壊弁1a~cは実質的に等間隔に配置されていたが、破壊弁1同士の間隔は等間隔でなくてもよい。上述したように、個々の破壊弁1の開弁圧力や、破壊弁1同士の間隔を調整することにより、収容体200の性質や用途に応じて弁構造体100Aを設計することが可能である。
切欠き部10の形状は、略Y字状に限定されず、たとえば図5Aに示すように十字状に形成されてもよい。また、図5Bに示すように、切欠き部10は破壊弁1の両面に形成されず、片面のみに形成されてもよい。また、厚さW1,W2は上記で挙げた数値に限定されず、適宜変更することができる。
上記第1実施形態において、収容体200はラミネートフィルム製のパウチであったが、収容体200はこれに限定されず、弁構造体100Aは種々の材質、形態の収容体に適用可能である。たとえば金属製の缶、樹脂製の容器、及び図6Aに示すような冷間成形(冷間成形)等によって成形されたエンボスタイプの収容体等にも適用可能である。図6Aに示す収容体200は、全体として略直方体形状であり、上述したようなラミネートフィルム300で構成される包装材料210,220を含んでいる。つまり、包装材料210,220の各々は、少なくとも、基材層301、バリア層302及び熱融着性樹脂層303をこの順に有する。包装材料210は、空間S1が形成されるように冷間成形された成形部211と、成形部211の外周縁から延びるフランジ部212とを含んでいる。空間S1には、たとえば蓄電デバイス素子400が収容される。収容体200は、包装材料210、220の各々の周縁に位置する熱融着性樹脂層同士をヒートシールすることにより形成される。
筒状部位20Aは、図7A,Bにそれぞれ示すように上端部において上面27によって閉塞されていてもよい。つまり、弁構造体200Aは、全ての破壊弁1が裂開した後も収容体200の内外が連通しないように構成されていてもよい。この場合でも、破壊弁1が裂開すると、ガスが逃れる空間が開放されるため、収容体200の内圧を下げることができる。また、第1、第2充填物J1,J2によって収容体200に収容される内容物の不足や収容体内の好ましくない反応を防止することができる。
上記第1実施形態において、筒状部位20Aは金属製であったが、筒状部位20Aを構成する材料はこれに限定されず、たとえば樹脂であってもよい。筒状部位20Aを構成する樹脂の例としては、ポリプロピレン(PP)等のポリエステル系樹脂、フッ素系樹脂、ポリイミド系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル樹脂等が挙げられる。また、筒状部位20Aはセラミック製であってもよい。さらに、筒状部位20Aは異種材料の積層体から構成されてもよく、たとえば、樹脂と金属の積層体、樹脂とセラミックの積層体から構成されてもよい。
以下、第2実施形態に係る弁構造体について説明する。第2実施形態に係る弁構造体が第1実施形態と相違するのは、弁構造体の材質及び破壊弁の構造である。
図8は、本発明の第2実施形態に係る弁構造体100Bと、弁構造体100Bが取り付けられる収容体200とを示す正面図である。図7に示されるように、弁構造体100Bは、たとえば、収容体200に取り付けられて使用される。以下では、説明の便宜のため、図7の上下方向を「上下」、図7の左右方向を「左右」、図7の紙面方向を「前後」と称し、これを基準に説明を行う。但し、本発明に係る弁構造体の使用時の向き、方向はこれに限定されない。
図8に示す弁構造体100Bは、全体が樹脂フィルムで構成される。弁構造体100Bが備える破壊弁は、イージーピール可能に接着された部材、たとえばヒートシールにより接着されたイージーピールフィルムと樹脂フィルムとで構成される。弁構造体100Bは、内部に通路Lが形成される外体2Bを備える。外体2Bは、上下方向に延びる筒状の筒状部位20Bを有する。筒状部位20Bは、たとえば同じ2枚のフィルム101,101の両端部を、互いにヒートシールすることにより形成される。筒状部位20Bの下端側では、フィルム101,101と収容体200とがヒートシールされており、これによって弁構造体100Bが収容体200に取り付けられる。つまり、筒状部位20Bの下端部のヒートシール部分は、弁構造体100Bを収容体200に取り付けるための取付部22Bを構成する。
以下、第2実施形態に係る弁構造体100Bの動作について説明する。
弁構造体100Bは、収容体200(第1領域R1)の内圧が破壊弁1の開弁圧力まで上昇すると、まず破壊弁111aが裂開して第2領域R2,R2を開放し、第1充填物J1を収容体200内に放出する。これによって収容体200が破裂することを防止すると同時に、液枯れを防止することが可能になる。従って、破壊弁111aが裂開したとしても、電池としての機能を維持することが可能である。また、再び収容体200内(第1領域R1及び第2領域R2,R2)の内圧が上昇した場合は、破壊弁111bが裂開して第3領域R3,R3を開放し、第2充填物J2を収容体200内に放出する。これによって収容体200が破裂することを防止すると同時に、発熱反応や発火を防止することが可能になる。このように、破壊弁111が裂開するごとにガスを逃がすための空間が開放され、さらに電解液や消火剤が収容体200内に放出されていくので、収容体200の破裂を防止しながら電池としての機能を維持することが可能になる。
以上、本発明の第2実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、以下の変更が可能である。また、以下の変形例の要旨は、適宜組み合わせることができる。
上記第2実施形態において、筒状部位20Bは2枚のフィルム101,101を重ね合わせて両端部をヒートシールすることにより構成されたが、筒状部位20Bを構成する方法はこれに限定されない。たとえば、1枚のフィルム101を中心で折り返し、端部を重ねた状態にして、折り返し部分と重なった端部とをそれぞれヒートシールしてもよい。
上記第2実施形態において、破壊弁111は、イージーピール可能に接着されたフィルム101とEPフィルム102とにより構成されたが、破壊弁111を構成する部材はこれに限定されない。たとえば、EPフィルム102を使用せず、フィルム101とフィルム101とのヒートシール時間、温度等を調整することによってシール強度の低いイージーピールを形成し、破壊弁111を構成してもよい。
上記第2実施形態において、弁構造体100Bは破壊弁111を3つ備えていたが、破壊弁1の数はこれに限定されない。たとえば、弁構造体100Bは、破壊弁1を2つ備えてもよいし、4つ以上備えてもよい。弁構造体100Bが破壊弁111を4つ以上備える場合、弁構造体100Bは破壊弁111の二次側の空間に充填される充填物をさらに備えていてもよい。たとえば、弁構造体100Bが破壊弁111cの二次側に破壊弁111dをさらに備えるような場合、破壊弁111cの二次側の空間に液体及び固体の少なくとも一方を含む第3充填物が充填されていてもよい。第3充填物は、第1充填物J1及び第2充填物J2と同様、液体及び固体の少なくとも一方を含むのであれば、収容体200の内容物や用途に合わせて適宜選択することができる。このように、破壊弁の数、充填物の数及び種類は適宜選択することができる。さらに、破壊弁111a~cは、実質的に等間隔に配置されたが、破壊弁111同士の間隔は等間隔でなくてもよい。
上記第2実施形態において、筒状部位20Bの上端部はイージーピールとして形成されたが、筒状部位20Bの上端部は通常のヒートシール部やフィルム101の折り返し部で形成され、閉塞されていてもよい。つまり、弁構造体200Bは、全ての破壊弁1が裂開した後も収容体200の内外が連通しないように構成されていてもよい。この場合でも、破壊弁111が裂開すると、ガスが逃れる空間が開放されるため、収容体200の内圧を下げることができる。また、第1、第2充填物J1,J2によって収容体200に収容される内容物の不足や好ましくない反応を防止することができる。
図10Aに示す実施例の弁構造体100は、クロム酸処理されたアルミニウム製の外体2を有する。外体2の高さは10mmで、断面形状は涙目形状であり、外周面が収容体200にヒートシールされる。涙目形状の中心には内径10mmの円形断面の貫通孔(通路L)が形成されている。この貫通孔の内周面にはアルミニウム製の破壊弁Xが実質的に等間隔(3mm)で溶接され、通路Lを閉塞すると共に、破壊弁Xと破壊弁Xとの間にはリチウムイオン電池の電解液Dが充填されている(図10B参照)。破壊弁Xは、いずれも直径10mm、厚さ0.3mmであり、両面に十字状の切欠き部を有し、開弁圧力は、0.1MPaである。比較例は、弁構造体100と同様の構造を有し、電解液Dが充填されていない弁構造体である。実施例及び比較例に係る弁構造体をそれぞれ同じ構成のパウチに取り付けた。パウチの耐内圧は、0.8MPaである。パウチへの取り付けは、弁構造体の外周面に酸変性ポリプロピレン(PPa)層、ポリエチレンナフタレート(PEN)層、及び酸変性ポリプロピレン(PPa)層がこの順に積層した接着性フィルム(PPa(厚さ44μm)/PEN(厚さ12μm)/PPa(厚さ44μm))を熱溶着した上で、パウチと外周面とを収容体200℃で5秒間ヒートシールすることにより行った。また、パウチの内部にはリチウムイオン電池の電池素子(蓄電部材)を収容し、真空引きを行った後にパウチを密封した。密封済みのパウチを外部から120℃に加熱することでパウチ内部にガスを発生させ、リチウムイオン電池としての電池特性を確認した。
以下のような結果が得られた。
実施例:破壊弁Xが順次裂開し、ガスを逃すと共に、電解液がパウチ内に補充され、電池特性が維持された。
比較例:破壊弁Xが順次裂開してガスを逃したが、一部の電解液が失われ、電池特性が低下した。
1 破壊弁
2A,B 外体
10 切欠き部
20A,B 筒状部位
21 フランジ部
22A,B 取付部
111 破壊弁(EP部)
200 収容体
J1 第1充填物
J2 第2充填物
L 通路
Claims (21)
- 収容体に取り付けられる弁構造体であって、
前記収容体の内部と連通する入口を有する通路が内部に形成される外体と、
前記通路を閉塞するように配置され、前記収容体の内部に向かう側を一次側、該一次側の反対側を二次側とする第1破壊弁と、
前記通路内において、前記第1破壊弁の二次側に充填される液体及び固体の少なくとも一方を含む第1充填物と、
を備え、
前記第1破壊弁は、前記収容体の内部で発生したガスに起因して、前記第1破壊弁の一次側の内圧が上昇した場合に、裂開するように構成され、
前記第1充填物は、前記第1破壊弁が裂開することにより、前記収容体の内部に放出され、
前記第1破壊弁は、前記入口から離れた位置に配置される、
弁構造体。 - 前記第1破壊弁の開弁圧力は、前記収容体の耐内圧以下である、
請求項1に記載の弁構造体。 - 前記第1破壊弁の開弁圧力は、前記収容体の耐内圧の2/3以下である、
請求項1又は2に記載の弁構造体。 - 前記第1充填物は、電解液を含む、
請求項1から3のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記第1充填物は、消火剤を含む、
請求項1から4のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記第1破壊弁は、金属製である、
請求項1から5のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記第1破壊弁は、イージーピール可能に接着された部材で構成される、
請求項1から5のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記第1破壊弁の二次側に配置されて前記通路を閉塞し、前記収容体の内部に向かう側を一次側、該一次側の反対側を二次側とする第2破壊弁と、
前記通路内において、前記第2破壊弁の二次側に充填される液体及び固体の少なくとも一方を含む第2充填物と、
をさらに備え、
前記第2破壊弁は、前記第1破壊弁が裂開した後、前記収容体の内部で発生したガスに起因して、前記第2破壊弁の一次側の内圧が上昇した場合に、裂開するように構成され、
前記第2充填物は、前記第2破壊弁が裂開することにより、前記収容体の内部に放出される、
請求項1に記載の弁構造体。 - 前記第1充填物と、前記第2充填物とは、同じである、
請求項8に記載の弁構造体。 - 前記第1破壊弁及び前記第2破壊弁の開弁圧力は、いずれも同じである、
請求項8又は9に記載の弁構造体。 - 前記第1破壊弁及び前記第2破壊弁の開弁圧力は、いずれも前記収容体の耐内圧以下である、
請求項8から10のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記第1破壊弁及び前記第2破壊弁の開弁圧力は、いずれも前記収容体の耐内圧の2/3以下である、
請求項8から11のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記第1破壊弁及び前記第2破壊弁は、金属製である、
請求項8から12のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記第1破壊弁及び前記第2破壊弁は、イージーピール可能に接着された部材で構成される、
請求項8から12のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記第1充填物及び第2充填物は、電解液を含む、
請求項8から14のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記第1充填物及び第2充填物は、消火剤を含む、
請求項8から15のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記収容体は、蓄電デバイス素子を収容するように構成される、
請求項1から16のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 前記蓄電デバイス素子は、リチウムイオン電池の蓄電デバイス素子である、
請求項17に記載の弁構造体。 - 前記収容体は、少なくとも基材層、バリア層及び熱融着性樹脂層をこの順に有する積層体によって構成されている、
請求項1から18のいずれか1項に記載の弁構造体。 - 請求項1から19のいずれか1項に記載の弁構造体と、
前記収容体と、
を備える、弁構造体付き収容体。 - 請求項1から19のいずれか1項に記載の弁構造体と、
前記収容体と、
前記収容体に収容される蓄電デバイス素子と、
を備える、
弁構造体付き蓄電デバイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018186652A JP7367301B2 (ja) | 2018-10-01 | 2018-10-01 | 弁構造体、これを備える収容体及び弁構造体付き蓄電デバイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018186652A JP7367301B2 (ja) | 2018-10-01 | 2018-10-01 | 弁構造体、これを備える収容体及び弁構造体付き蓄電デバイス |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020055587A JP2020055587A (ja) | 2020-04-09 |
JP7367301B2 true JP7367301B2 (ja) | 2023-10-24 |
Family
ID=70106346
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2018186652A Active JP7367301B2 (ja) | 2018-10-01 | 2018-10-01 | 弁構造体、これを備える収容体及び弁構造体付き蓄電デバイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7367301B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20230038143A (ko) * | 2020-07-17 | 2023-03-17 | 다이니폰 인사츠 가부시키가이샤 | 밸브 구조체 및 축전 디바이스 |
JP7176664B1 (ja) * | 2020-12-28 | 2022-11-22 | 大日本印刷株式会社 | 処理液、弁構造体、熱融着性フィルム付き弁構造体、蓄電デバイス及び熱融着性フィルム |
Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003187774A (ja) | 2001-12-20 | 2003-07-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 電池の安全弁 |
JP2003208885A (ja) | 2002-01-11 | 2003-07-25 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | シート状電池 |
WO2005122294A1 (ja) | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Nec Corporation | フィルム外装電気デバイス |
JP2006040626A (ja) | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Toyota Motor Corp | 密閉型二次電池 |
JP2008251308A (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Toyota Motor Corp | 蓄電装置及び車両 |
JP2011175937A (ja) | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Sanyo Electric Co Ltd | 密閉型電池 |
JP2012243672A (ja) | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Nec Corp | リチウムイオン二次電池 |
JP2013218871A (ja) | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Toyota Industries Corp | 蓄電装置およびその構造を有する二次電池 |
CN203910891U (zh) | 2014-04-30 | 2014-10-29 | 邓昌沪 | 锂离子电池缓释压力安全阀 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10241652A (ja) * | 1997-02-24 | 1998-09-11 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | 密閉型電池の安全構造 |
-
2018
- 2018-10-01 JP JP2018186652A patent/JP7367301B2/ja active Active
Patent Citations (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003187774A (ja) | 2001-12-20 | 2003-07-04 | Sanyo Electric Co Ltd | 電池の安全弁 |
JP2003208885A (ja) | 2002-01-11 | 2003-07-25 | Mitsubishi Cable Ind Ltd | シート状電池 |
WO2005122294A1 (ja) | 2004-06-14 | 2005-12-22 | Nec Corporation | フィルム外装電気デバイス |
JP2006040626A (ja) | 2004-07-23 | 2006-02-09 | Toyota Motor Corp | 密閉型二次電池 |
JP2008251308A (ja) | 2007-03-30 | 2008-10-16 | Toyota Motor Corp | 蓄電装置及び車両 |
JP2011175937A (ja) | 2010-02-25 | 2011-09-08 | Sanyo Electric Co Ltd | 密閉型電池 |
JP2012243672A (ja) | 2011-05-23 | 2012-12-10 | Nec Corp | リチウムイオン二次電池 |
JP2013218871A (ja) | 2012-04-09 | 2013-10-24 | Toyota Industries Corp | 蓄電装置およびその構造を有する二次電池 |
CN203910891U (zh) | 2014-04-30 | 2014-10-29 | 邓昌沪 | 锂离子电池缓释压力安全阀 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020055587A (ja) | 2020-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
ES2735005T3 (es) | Recipiente de aerosol | |
CN112839881B (zh) | 阀门及具备该阀门的包装体 | |
JP5692264B2 (ja) | フィルム外装電池、電池実装体および組電池 | |
EP2277793B1 (en) | Funnel component for a packaging container | |
JP7379812B2 (ja) | 弁構造体、これを備える収容体及び弁構造体付き蓄電デバイス | |
JP5261908B2 (ja) | 扁平型電気化学セル | |
JP7367301B2 (ja) | 弁構造体、これを備える収容体及び弁構造体付き蓄電デバイス | |
WO2006016535A1 (ja) | フィルム外装電気デバイスおよびその製造方法 | |
JP4249698B2 (ja) | フィルム外装電気デバイスおよびフィルム外装電気デバイス集合体 | |
WO2006098242A1 (ja) | フィルム外装電気デバイスおよびその製造方法 | |
KR20100124209A (ko) | 축전 디바이스 | |
JP2007265879A (ja) | フィルム外装電気デバイスおよび電気デバイス集合体 | |
JP5261884B2 (ja) | リチウムイオン電池 | |
JPWO2007122829A1 (ja) | 包装体 | |
JP2022540506A (ja) | ベンティング部が付着されたパウチ型電池セル及びその製造方法 | |
JP2009214892A (ja) | 電子レンジ加熱用包装袋 | |
KR101773333B1 (ko) | 이차전지 및 이를 포함하는 배터리 모듈 | |
JP2024032848A (ja) | 弁構造体及びこれを備える包装体 | |
WO2017047473A1 (ja) | 電池 | |
JP2011116440A (ja) | 電子レンジ加熱用包装袋 | |
JP5261882B2 (ja) | リチウムイオン電池 | |
JP2020063094A (ja) | 弁及びこれを備える包装体 | |
JP4128011B2 (ja) | 多層シート、熱成形容器、容器用蓋材および易開封性包装体 | |
WO2019230744A1 (ja) | 電池 | |
JP2017145030A (ja) | 蓋付容器及び袋 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20210802 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20220614 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20220705 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20220905 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230117 |
|
A601 | Written request for extension of time |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601 Effective date: 20230320 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230912 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230925 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7367301 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |