JP7363642B2 - モータユニット - Google Patents

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Description

本発明は、モータユニットに関する。
従来、インバータとモータとが一体的に構成されたモータユニットが知られている。また、ギヤ機構を潤滑する潤滑油でモータを冷却する油冷式のモータユニットが知られている。インバータとモータは、バスバで接続される(例えば、特開2011-234590号公報参照)。
特開2011-234590号公報
上記従来のモータユニットは、インバータを収容するケースとモータを収容するケースとの間の部分をバスバが貫通して配置される。このため、バスバの位置によってはモータを冷却する潤滑油が飛散してインバータが収容されるケースの内部に流入する虞がある。
そこで本発明は、モータおよびインバータを有するモータユニットであって、インバータとモータを冷却する冷却液との接触を抑制することを目的とする。
本発明の例示的なモータユニットは、水平方向に沿って延びるモータ軸を中心として回転するロータおよび前記ロータと径方向に隙間を介して対向するステータを有するモータと、前記モータに供給する電力を制御するインバータと、前記モータの上方に配置されて前記モータに冷却液を供給する冷却液供給部と、前記モータおよび前記冷却液供給部を収容するモータ収容部および前記インバータを収容するインバータ収容部を有するハウジングと、前記モータと前記インバータとを接続するバスバと、を有する。前記ステータは、ステータコアおよび複数のコイルを有する。前記冷却液供給部は、前記ステータコアの軸方向一方側端部よりも軸方向一方側、かつ、前記コイルの上方に配置される冷却液供給口を有する。前記ハウジングは、前記インバータ収容部の軸方向一方側の端部に形成されて前記インバータ収容部と前記モータ収容部とを軸方向に隔てる隔壁部を有する。前記隔壁部には、軸方向に貫通して前記バスバの一部が収容されるバスバ収容孔が形成される。前記バスバ収容孔の軸方向一方側の端部は、軸方向において、前記ステータコアの軸方向一方側の端部と前記冷却液供給口との間に配置される。軸方向から見たとき前記バスバ収容孔の少なくとも一部は、前記モータの上端よりも下方に配置される。前記ハウジングは、前記モータ収容部の軸方向一方側の端部の前記バスバ収容孔と前記冷却液供給口との間に配置される。
本発明の例示的なモータユニットによれば、モータおよびインバータを有するモータユニットであって、インバータとモータを冷却する冷却液との接触を抑制できる。
図1は、一実施形態のモータユニットの軸方向一方側の上方から見た斜視図である。 図2は、モータユニットの概念図である。 図3は、モータユニットの一部を分解した分解斜視図である。 図4は、第1蓋部を取り外したモータユニットを軸方向一方側から見た図である。 図5は、ハウジング本体の斜視図である。 図6は、第1蓋部およびバスバユニットを外した状態のハウジング本体を軸方向一方側から軸方向に見た図である。 図7は、モータ、バスバ収容孔、壁部および冷却液供給口の軸方向位置を示す概略配置図である。 図8は、第1変形例にかかるモータユニットの第1蓋部を取り外したハウジング本体の軸方向から見た図である。 図9は、第2変形例のモータユニットの各部の軸方向の配置を示す概略配置図である。 図10は、第2変形例の他の例のモータユニットの各部の軸方向の配置を示す概略配置図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るモータユニットについて説明する。なお、本発明の範囲は、以下の実施の形態に限定されず、本発明の技術的思想の範囲内で任意に変更可能である。
また、図面においては、適宜3次元直交座標系としてXYZ座標系を示す。すなわち、以下の説明においてXYZ座標系は、図1の状態を基準とする。より詳しくは、以下のとおり定義する。
鉛直方向をZ方向とする。モータユニット1において、Z方向が上下方向である。X方向およびY方向は、互いに直交するとともに、それぞれZ方向と直交する。本明細書において、モータ2のモータ軸J2と平行な方向をモータユニット1の「軸方向」とする。図1に示すとおり、軸方向はY方向と平行であり、軸方向一方側Nおよび軸方向他方側T(図1参照)とする。さらに、モータ軸J2と直交する径方向を単に「径方向」と称し、モータ軸J2を中心とする周方向を単に「周方向」と称する。
なお、本明細書において「平行な方向」は、完全に平行な場合のみでなく、略平行な方向も含む。また、所定の方向または平面に「沿って延びる」とは、厳密に所定の方向に延びる場合に加えて、厳密な方向に対して、45°未満の範囲で傾いた方向に延びる場合も含む。
<モータユニット1>
以下、図面を基に本発明の例示的な一実施形態にかかるモータユニット1について説明する。図1は、モータユニット1の軸方向一方側Nの上方から見た斜視図である。図2は、一実施形態のモータユニット1の概念図である。図3は、モータユニット1の一部を分解した分解斜視図である。図4は、第1蓋部52を取り外したモータユニット1を軸方向一方側Nから見た図である。なお、各図に図示されたモータユニット1は、概念図であり、各部の配置および寸法は、実際のモータユニット1の配置および寸法と異なる場合がある。また、図2では、オイルCLの流れの方向を矢線で示している。
図1~図3等に示すように、モータユニット1は、モータ2と、ギヤ部3と、インバータ4と、ハウジング5と、バスバユニット6と、冷却液循環部7と、を有する。
<モータ2>
図2に示すように、モータ2は、水平方向に延びるモータ軸J2を中心として回転するロータ21と、ロータ21と径方向に隙間を介して対向するステータ24と、を有する。さらに詳しく説明すると、モータ2は、ロータ21が、ステータ24の径方向内側に配置される、いわゆる、インナーロータ型モータである。モータ2は、ハウジング5の後述するモータ収容部501に収容される。
<ロータ21>
ロータ21は、ステータ24に電力が供給されることで回転する。ロータ21は、モータシャフト22と、ロータコア23と、ロータマグネット(不図示)と、を有する。
モータシャフト22は、水平方向かつ軸方向に延びるモータ軸J2を中心として延びる。モータシャフト22は、モータ軸J2を中心として回転する。モータシャフト22は、内部にモータ軸J2に沿って延びる内周面を有する中空部220が設けられた中空シャフトである。
モータシャフト22は、ハウジング5のモータ収容部501とギヤ収容部503とを跨いで延びる。モータシャフト22は、モータ収容部501から軸方向他方側Tに延びてギヤ収容部503側に突出する。ギヤ収容部503内に突出するモータシャフト22の端部には、ギヤ部3の後述する第1ギヤ311が固定される(図2参照)。モータシャフト22は、ベアリングを介してハウジング5に回転可能に支持される。
なお、モータシャフト22は、分割可能であってもよい。モータシャフト22が分割可能である場合、分割されたモータシャフト22は、例えば、スプライン嵌合を用いたカップリング、雄ねじおよび雌ねじを用いたねじカップリング等を採用することが可能である。また、溶接等の固定方法にて接合してもよい。
ロータコア23は、例えば、珪素鋼板を積層して形成される。ロータコア23は、軸方向に沿って延びる円柱体である。ロータコア23には、複数のロータマグネットが固定される。複数のロータマグネットは、周方向に磁極が交互に現れる配列で配置される。
<ステータ24>
ステータ24は、ロータ21を径方向外側から囲む。ステータ24は、ハウジング5に保持される。
ステータ24は、ステータコア25と、複数のコイル26と、ステータコア25とコイル26との間に介在するインシュレータ(不図示)とを有する。すなわち、ステータ24は、ステータコア25および複数のコイル26を有する。ステータコア25は、円環状のヨークの内周面から径方向内方に突出した複数の磁極歯を有する。コイル26は、磁極歯に導線を巻き付けて形成される。コイル26は、後述するバスバ61を介してインバータ4に電気的に接続される。
<ギヤ部3>
ギヤ部3は複数のギヤを有し、ハウジング5のギヤ収容部503に収容される。ギヤ部3は、軸方向他方側Tにおいてモータシャフト22に接続される。ギヤ部3は、減速部31と、差動部32と、を有する。
<減速部31>
図2に示すように、減速部31は、モータシャフト22に接続される。減速部31は、モータ2から出力されるトルクを差動部32へ伝達する。減速部31は、モータ2の回転速度を減じ、モータ2から出力されるトルクを減速比に応じて増大させる。
減速部31は、各ギヤの軸芯が平行に配置される平行軸歯車タイプの減速機である。減速部31は、中間ドライブギヤである第1ギヤ311と、中間ギヤである第2ギヤ312と、ファイナルドライブギヤである第3ギヤ313と、中間シャフト314と、を有する。
第1ギヤ311は、モータシャフト22の外周面に配置される。第1ギヤ311は、モータシャフト22とともに、モータ軸J2を中心に回転する。中間シャフト314は、モータ軸J2と平行な中間軸J4に沿って延びる。中間シャフト314は、ベアリングを介して、ハウジング5の後述するフランジ部515および第3蓋部54に回転可能に支持される。
中間シャフト314は、中間軸J4を中心として回転可能である。第2ギヤ312および第3ギヤ313は、中間シャフト314に配置される。第2ギヤ312は、第1ギヤ311と噛み合う。第3ギヤ313は、差動部32のリングギヤ321と噛み合う。モータシャフト22のトルクは、第1ギヤ311から第2ギヤ312に伝達される。そして、第2ギヤ312に伝達されたトルクは、中間シャフト314を介して第3ギヤ313に伝達される。第3ギヤ313に伝達されたトルクは、差動部32のリングギヤ321に伝達される。このようにして、減速部31は、モータ2から出力されたトルクを、差動部32に伝達する。各ギヤのギヤ比およびギヤの個数等は、必要とされる減速比に応じて種々変更可能である。
<差動部32>
差動部32は、モータ2から出力されたトルクを出力シャフト33に伝達する。出力シャフト33は、差動部32の左右にそれぞれ取り付けられる。差動部32は、例えば、車両の旋回時に、左右の駆動輪、すなわち、出力シャフト33の速度差を吸収しつつ、左右の出力シャフト33に同トルクを伝える機能を有する。出力シャフト33は、フランジ部515に形成された第1出力シャフト通過孔517および第3蓋部54に形成された第2出力シャフト通過孔543を貫通する。出力シャフト33には、車両の駆動輪に接続されるドライブシャフト(不図示)が接続される。
<インバータ4>
インバータ4は、モータ2と電気的に接続される。インバータ4は、モータ2に供給する電力を制御する。さらに詳しくは、インバータ4は、不図示のバッテリー等の電源からモータ2に供給される電力を制御する。インバータ4は、整流素子であるIGBTを備えるIGBT回路部(不図示)と、整流された電流を平滑化するためのキャパシタを備える平滑化回路部(不図示)と、IGBT回路部のIGBTを制御するコントローラ部(不図示)を有する。つまり、インバータ4は、電気回路および電子回路を有する。インバータ4は、ハウジング5の後述するインバータ収容部502の内部に配置される。詳細は後述するが、インバータ収容部502は、水、埃、油等の異物の侵入を抑制する構造を有する。
<ハウジング5>
図5は、ハウジング本体51の斜視図である。図5には、ハウジング本体51から取り外したバスバユニット6を図示している。
図2、図3等に示すように、ハウジング5は、ハウジング本体51と、第1蓋部52と、第2蓋部53と、第3蓋部54と、を有する。ハウジング5は、例えば、鉄、アルミ、これらの合金等の金属で形成されるが、これらに限定されない。ハウジング5は、モータ2および冷却液供給部74を収容するモータ収容部501およびインバータ4を収容するインバータ収容部502を有する。また、ハウジング5は、ギヤ部3を収容するギヤ収容部503を有する。ギヤ収容部503は、モータ収容部501の軸方向他方側Tに配置される。すなわち、ハウジング5は、モータ収容部501の軸方向他方側Tに複数のギヤを収容するギヤ収容部503を有する。
<ハウジング本体51>
図3、図5に示すとおり、ハウジング本体51は、筒部511と、箱部512と、隔壁部513と、蓋部取付リブ514と、フランジ部515と、を有する。筒部511は、軸方向に延びる円筒状である。筒部511は、軸方向一方側Nに開口する。筒部511の開口は、第1蓋部52によって閉塞される。筒部511の中心線は、モータ軸J2と重なる。筒部511の内部空間の上端部には、上方に向かって凹んだ凹部5111が形成される。凹部5111には、冷却液循環部7の後述する冷却液供給部74が収容される。
箱部512は、筒部511とX方向に隣り合う。ハウジング本体51の、箱部512と筒部511とは、単一の部材で形成される。箱部512は、上部が開口する。箱部512の上部の開口は、第2蓋部53によって閉塞される。また、箱部512の一部は、筒部511の外周壁によって閉じられる。換言すると、筒部511の外周壁は、筒部511の内部と箱部512の内部とを隔離する。なお、軸方向に見たとき、箱部512の上面は、筒部511から離れるにつれて、下方に向かう傾斜状に形成される。しかしながら、これに限定されず、水平または略水平であってもよい。
隔壁部513は、箱部512の軸方向一方側Nの側壁の筒部511側の部分であり、筒部511の軸方向一方側Nの端部と連結される。換言すると、隔壁部513は、筒部511の軸方向一方側Nの端部から径方向に拡がる。隔壁部513には、バスバ配置部55および壁部56が形成される。バスバ配置部55および壁部56の詳細については、後述する。
蓋部取付リブ514は、筒部511の軸方向一方側Nの端面と隔壁部513の軸方向一方側Nの端面を連結した部分の面の外周部より、軸方向一方側Nに突出するリブである。蓋部取付リブ514の軸方向一方側Nの端面は、モータ軸J2と直交する面内に配置される。蓋部取付リブ514の軸方向一方側Nの端面には、第1蓋部52が固定される。
フランジ部515は、ハウジング本体51の軸方向他方側Tに配置される。フランジ部515は、モータ軸J2と直交する平板状である。フランジ部515は、筒部511の軸方向他方側Tの端部から径方向内方および外方に拡がる。つまり、筒部511の軸方向他方側Tの端部は、フランジ部515によって閉じられる。フランジ部515は、軸方向から見たときに筒部511の中心部に形成されて、モータシャフト22が貫通する貫通孔516を有する(図2参照)。なお、モータシャフト22は、ベアリングを介してフランジ部515に回転可能に支持される。
フランジ部515は、箱部512の軸方向他方側Tの側壁の一部である。フランジ部515は軸方向と直交する平板であり、箱部512の下端部よりも下方にも拡がる。フランジ部515の下方に拡がる部分には、第1出力シャフト通過孔517(図2参照)が形成される。第1出力シャフト通過孔517には、出力シャフト33(図2参照)が回転可能に配置される。
また、フランジ部515の軸方向一方側Nの面の筒部511および箱部512の下方には、ポンプ72が軸方向に取り付けられる(図4等参照)。ポンプ72は、冷却液循環部7の一部であり、ギヤ収容部503の下部の後述するオイル貯留部57に溜まったオイルをくみ上げる。ポンプ72の詳細は後述する。
<第1蓋部52>
図2、図3に示すとおり、第1蓋部52は、第1平板部521と、第1脚部522とを有する。第1蓋部52は、蓋部取付リブ514の軸方向一方側Nの端部に取り付けられる。第1平板部521は、軸方向と直交する方向に拡がる。第1脚部522は、第1平板部521の軸方向と直交する方向の外縁部から軸方向他方側Tに延びる。第1脚部522は、環状に形成される。
第1脚部522は、蓋部取付リブ514と軸方向に接触する。なお、第1脚部522と蓋部取付リブ514とが接触して、密着する。ここで、密着とは、冷却液循環部7で循環されるオイルが外部に漏れないおよび外部の水、埃、塵等の異物が侵入しない程度の密閉性を有していることを指す。密着については、以下同様の構成とする。
第1蓋部52を蓋部取付リブ514に取り付けることで、筒部511、隔壁部513、蓋部取付リブ514、フランジ部515および第1蓋部52によって囲まれる部分が、モータ収容部501である。モータ収容部501の内部には、モータ2が収容される。詳しくは、モータ2は、筒部511の内部に配置される。
このとき、モータシャフト22の軸方向他方側Tは、貫通孔516(図2参照)を貫通して配置される。そして、第1蓋部52が蓋部取付リブ514に取り付けられることで、モータ収容部501の内部にモータ2が収容される。なお、モータ2が、モータ収容部501に収容されたとき、モータシャフト22の軸方向一方側Nの端部は、第1蓋部52の第1平板部521にベアリングを介して回転可能に支持される。
<第2蓋部53>
第2蓋部53は、第2平板部531と、第2脚部532とを有する。第2蓋部53の第2脚部532を箱部512の上面に接触させる。これにより、第2蓋部53は、箱部512の上部に取り付けられる。第2脚部532は、第2平板部531のZ方向と直交する方向の外縁部から下方に延びる。軸方向から見て、第2脚部532のZ方向の下端面は、筒部511から離れるにつれて、下方に向かう傾斜面である。
第2脚部532の下端を箱部512の上面に接触させて、第2蓋部53を箱部512に取り付けたとき、第2蓋部53の第2平板部531は、Z方向と直交する方向に拡がる平板である。
第2蓋部53を箱部512の上部に取り付けることで、箱部512、隔壁部513、フランジ部515および第2蓋部53によって囲まれる部分が、インバータ収容部502である。インバータ収容部502の内部には、インバータ4が収容される。なお、第2脚部532の下端と箱部512の上面とは、密着する。そのため、第2蓋部53と箱部512との接合部分からインバータ収容部502の内部へのオイル、水、埃等の異物の侵入が抑制される。
モータ収容部501の蓋部取付リブ514と第1蓋部52とで囲まれる空間とインバータ収容部502との間に、隔壁部513が配置される。すなわち、ハウジング5は、インバータ収容部502の軸方向一方側Nの端部に形成されてインバータ収容部502とモータ収容部501とを軸方向に隔てる隔壁部513を有する。なお、隔壁部513は、モータ収容部501の一部でもある。
<第3蓋部54>
第3蓋部54は、第3平板部541と、第3脚部542とを有する。第3蓋部54は、フランジ部515の軸方向他方側Tに取り付けられる。第3平板部541は、軸方向と直交する方向に拡がる。第3脚部542は、第3平板部541の軸方向と直交する方向の外縁部から軸方向一方側Nに延びる。第3脚部542は、環状である。
第3蓋部54がフランジ部515の軸方向他方側Tの端面に取り付けられる。フランジ部515の貫通孔516から軸方向他方側Tに向かって、モータシャフト22が突出する。第3蓋部54は、モータシャフト22のフランジ部515よりも軸方向他方側Tの部分を覆う。このとき、モータシャフト22の軸方向他方側Tの端部は、第3蓋部54の第3平板部541の内面にベアリングを介して回転可能に支持される。
第3蓋部54の第3脚部542の軸方向一方側Nの端面とフランジ部515の軸方向他方側Tの端面とは密着する。これにより、フランジ部515の軸方向他方側Tには、フランジ部515および第3蓋部54で囲まれた空間が形成される。フランジ部515および第3蓋部54によって囲まれた空間が、ギヤ収容部503である。ギヤ収容部503の内部には、第1ギヤ311、第2ギヤ312、第3ギヤ313、リングギヤ321が収容される。
図2に示すとおり、モータシャフト22は、軸方向一方側Nの端部を第1蓋部52の第1平板部521に、軸方向他方側Tの端部を第3蓋部54の第3平板部541に、中間部をフランジ部515に、それぞれ、ベアリングを介して回転可能に支持される。このように、モータシャフト22の軸方向の中間部が、ベアリングを介して支持されることで、モータシャフト22の回転時のたわみが抑制される。
フランジ部515の貫通孔516の下部には、第1出力シャフト通過孔517が形成される。第3平板部541には、第2出力シャフト通過孔543が形成される。出力シャフト33は、第1出力シャフト通過孔517および第2出力シャフト通過孔543から外部に貫通する。
ギヤ収容部503の下部には、例えば、ギヤ、ベアリングの潤滑を行うためのオイルCLが貯留される。つまり、ギヤ収容部503の下部がオイル貯留部57である。詳しく説明すると、第3蓋部54の第3平板部541、第3脚部542およびフランジ部515で囲まれた部分の第1出力シャフト通過孔517および第2出力シャフト通過孔543よりも下側が、オイル貯留部57である。フランジ部515は、モータ収容部501からギヤ収容部503にオイルCLを還流させるオイル流通孔518を有する。
<バスバユニット6>
インバータ4とモータ2のコイル26とは、バスバユニット6のバスバ61を介して電気的に接続される。すなわち、バスバ61は、モータ2とインバータ4とを接続する。図5に示すように、バスバユニット6は、3個のバスバ61と、バスバホルダ62と、シール部材63と、を有する。バスバ61は、導電性を有する。バスバ61は、バスバホルダ62を介してハウジング本体51の隔壁部513に設けられたバスバ配置部55に取り付けられる。
モータ2は、例えば、直流ブラシレスモータである。モータ2のコイル26には、位相が異なるU相電流、V相電流およびW相電流が供給される。そのため、3個のバスバ61のそれぞれには、3本のコイル線261がそれぞれ接続される。また、3個のバスバ61は、インバータ4からU相電流、V相電流、W相電流を出力する端子(不図示)にそれぞれ接続される。
バスバ61は、バスバ本体611と、端子接続部612と、を有する。バスバ本体611は、軸方向に延びる板状の導電体である。バスバ本体611の軸方向一方側Nの端部は板厚方向に折り曲げられた折り曲げ部613が設けられる。端子接続部612は、折り曲げ部613から軸方向一方側Nに突出する円柱状である。端子接続部612には、コイル線261の端部に取り付けられた端子262が電気的に接続される。端子接続部612と端子262との接続は、ねじ止め、はんだ付け等を挙げることができるが、これに限定されず、電気的に確実に接続できる方法を広く採用することができる。
バスバホルダ62は、例えば、樹脂等の絶縁性材料で形成される。しかしながら、これに限定されず、絶縁性を有する材料であれば樹脂に限定されない。バスバホルダ62は、ホルダ本体621と、ホルダフランジ622と、を有する。
ホルダ本体621は、軸方向に沿って延びる四角柱形状である。ホルダ本体621は、後述するバスバ配置部55に備えられるバスバ収容孔552に挿入される。ホルダ本体621の内部には、四角柱状の穴が設けられる。3つのバスバ61のバスバ本体611は、ホルダ本体621の孔の長手方向に並んで配置される。
ホルダフランジ622は、ホルダ本体621の軸方向一方側Nの端部に位置する。ホルダフランジ622は、ホルダ本体621の軸方向一方側Nの端部の外周面から軸方向と直交する方向に拡がる。ホルダフランジ622は、ホルダ本体621の周囲に一周に亘って形成される。なお、ホルダフランジ622は、軸方向から見て長方形状である(図4等参照)。
ホルダ本体621の内周面とバスバ本体611との間には、例えば接着剤が注入される。接着剤は、バスバ本体611をホルダ本体621に固定するとともに、ホルダ本体621の内周面とバスバ本体611との隙間とを塞いでシールする。バスバ本体611は、ホルダ本体621の軸方向一方側Nの端部から軸方向他方側Tに突出する。また、ホルダ本体621の軸方向他方側Tの端部には、折り曲げ部613および折り曲げ部613から突出する端子接続部612が並んで配置される。なお、3個のバスバ61は、互いに電気的に絶縁された状態でバスバホルダ62に保持される。
図5に示すように、バスバホルダ62のホルダ本体621には、外周面と接触して配置される環状のシール部材63が設けられる。シール部材63は、例えば、ゴム、シリコーン等の弾性変形可能な材料で形成される。シール部材63は、ホルダ本体621をバスバ収容孔552に挿入したとき、ホルダ本体621の外周面とバスバ収容孔552の内周面との間に配置されて、バスバ収容孔552をシールする。すなわち、バスバ収容孔552には、シール部材63が設けられる。
なお、シール部材63としては、ゴム、シリコーン等で形成されたOリングを挙げることができるが、これに限定されない。シール部材63は、ホルダフランジ622とバスバ配置部55のバスバ配置凹部551の間に配置されてシールする構成であってもよい。また、バスバホルダ62でシールが可能な場合、シール部材63は省略してもよい。
<バスバ配置部55および壁部56>
バスバ配置部55および壁部56は、隔壁部513に形成される。
<バスバ配置部55>
バスバ配置部55は、バスバ配置凹部551と、バスバ収容孔552とを有する。バスバ配置凹部551は、隔壁部513の軸方向一方側Nの端面から軸方向他方側Tに凹む凹部である。バスバ配置凹部551の軸方向の底面553は、隔壁部513の軸方向一方側Nの端部よりも軸方向他方側Tにずれている。
バスバ配置凹部551の一部は、筒部511の内部の空間と繋がっている。このように、形成することで、バスバ配置部55にバスバユニット6を取り付けたとき、端子接続部612と筒部511との間にハウジング5の一部が配置されない。これにより、コイル線261の端部に接続された端子262を端子接続部612に容易に接続できる。
バスバ収容孔552は、隔壁部513を軸方向に貫通する貫通孔である。バスバ収容孔552は、軸方向から見て長方形状の貫通孔である。バスバ収容孔552の軸方向一方側Nは、バスバ配置凹部551の軸方向の底面553に開口する。
バスバ配置部55には、バスバユニット6が配置される。バスバホルダ62のホルダ本体621がバスバ収容孔552に収容される。バスバホルダ62のホルダ本体621の外周面とバスバ収容孔552の内周面との間に、シール部材63が配置される。
そして、バスバユニット6をバスバ配置部55に配置されている状態で、ホルダフランジ622はバスバ配置凹部551に固定される。ホルダフランジ622のバスバ配置凹部551への固定は、例えば、ねじ止めを挙げることができるが、これに限定されない。例えば、接着剤による接着、ポッティングおよび圧入等、バスバユニット6をバスバ配置部55に強固に固定できる方法を広く採用することができる。
バスバホルダ62のホルダフランジ622がバスバ配置凹部551に配置される。ホルダフランジ622の軸方向他方側Tの面がバスバ配置凹部551の底面553と接触することで、バスバユニット6は、隔壁部513に対して軸方向に位置決めされる。また、ホルダフランジ622の外周面がバスバ配置凹部551の内周面と接触する。これにより、バスバユニット6の径方向および周方向の位置決めがなされる。
バスバユニット6をバスバ配置部55に配置することで、バスバ61の一部が、バスバ収容孔552に配置される。そして、バスバ61の軸方向他方側Tの端部は、隔壁部513を貫通してインバータ収容部502の内部に突出する。すなわち、隔壁部513には、軸方向に貫通してバスバ61の一部が収容されるバスバ収容孔552が形成される。
バスバ収容孔552はハウジング本体51の軸方向一方側Nに配置される隔壁部513に形成される。これにより、バスバ61とコイル26とを接続するコイル線261の取り回しをハウジング5のギヤ収容部503と反対側の端部で行うことができる。そのため、ギヤ部3の組み立て時にコイル線261が邪魔になりにくい。また、モータユニット1の駆動時において、コイル線261とギヤ部3との接触を抑制できる。
<壁部56>
本実施形態のハウジング5において、壁部56は、隔壁部513の軸方向一方側Nの端部から軸方向一方側Nに突出する。つまり、壁部56と隔壁部513とは単一の部材で形成される。しかしながらこれに限定されず、壁部56は、隔壁部513と連結していればよく、壁部56を、隔壁部513と別部材で形成し、隔壁部513に固定してもよい。
なお、壁部56は、蓋部取付リブ514と、連結されてもよいし、非連結であってもよい。本実施形態のハウジング5において、壁部56と蓋部取付リブ514とは、連結される。壁部56と蓋部取付リブ514とは単一の部材で形成されてもよい。また、隔壁部513と別部材で形成された壁部56の隔壁部513への取り付けによって、壁部56が蓋部取付リブ514と連結されてもよい。
バスバ収容孔552および壁部56のハウジング5における位置の詳細については後述する。
<冷却液の循環>
モータユニット1のハウジング5の内部には、ギヤ部3の各ギヤおよびベアリングを潤滑するためのオイルCLが充填される。モータユニット1において、オイルはモータ2の冷却にも用いられる。つまり、モータユニット1の潤滑用のオイルCLが、モータ冷却用の冷却液である。
図2に示すように、ギヤ収容部503内の下部領域には、オイルCLが溜るオイル貯留部57が設けられる。オイル貯留部57には、差動部32の一部が浸かる。オイル貯留部57に溜るオイルCLは、差動部32の動作によって掻きあげられて、ギヤ収容部503の内部に拡散される。ギヤ収容部503内に拡散されたオイルは、ギヤ収容部503の内部に配置された各ギヤに供給され、潤滑に利用される。また、ギヤ収容部503に拡散されたオイルCLの一部は、各ベアリングにも供給され、潤滑に利用される。
ギヤ収容部503には、オイルリザーブ皿544が配置される。オイルリザーブ皿544は、上方に開口する。オイル貯留部57から掻きあげられたオイルCLは、ギヤ収容部503の上方に移動し、オイルリザーブ皿544に流入する。
オイルリザーブ皿544に溜まったオイルCLは、不図示のオイル供給路を介して、モータシャフト22の軸方向他方側Tの端部からモータシャフト22の中空部220に流入する。モータシャフト22の中空部220のオイルCLは、モータ2に向かって流れる。中空部220内を流れたオイルCLは、ステータ24に向かって散布される。オイルCLによって、ステータ24は冷却される。
<冷却液循環部7>
また、モータユニット1には、オイルCLを循環させる冷却液循環部7が設けられる。冷却液循環部7は、ポンプ72と、配管部71と、オイルクーラ73と、冷却液供給部74とを有する。
図2に示すように、配管部71は、ハウジング本体51の内部に形成される配管である。配管部71は、筒部511の凹部5111に配置された冷却液供給部74と接続される。配管部71は、ポンプ72と冷却液供給部74とを繋ぎ、冷却液供給部74にオイルCLを供給する。
配管部71のポンプ72と冷却液供給部74との間には、オイルクーラ73が配置される。つまり、オイル貯留部57からポンプ72で吸引されたオイルCLは、配管部71を介してオイルクーラ73を通過して冷却液供給部74に送られる。
ポンプ72は、ハウジング5内に収容されるオイルCLを循環させる。ポンプ72によって循環されるオイルCLは、モータ2に供給される。モータ2は、オイルCLによって冷却される。ポンプ72は、電動ポンプである。
図2、図4等に示すように、ポンプ72は、フランジ部515に取り付けられる。図2に示すように、ポンプ72の吸込口は、オイル貯留部57に接続される。そしてポンプ72の吐出口は、配管部71を介してオイルクーラ73と接続される。ポンプ72から吐出されたオイルCLは、オイルクーラ73に送られる。
オイルクーラ73は、オイルCLと、オイルCLとは別経路で供給される冷却水との熱交換を行い、オイルCLを冷却する。オイルクーラ73の内部には、いずれも不図示のオイル流動管部と、冷媒流動管部とが配置される。オイル流動管部と冷媒流動管部とは、アルミニウム、銅等の熱伝導率が高い材料で隔離されており、オイルと冷媒とが熱交換される。
オイルクーラ73のオイルCLの排出部は、配管部71を介して冷却液供給部74と接続される。オイルクーラ73で冷却されたオイルCLは、冷却液供給部74に送られる。
冷却液供給部74は、ハウジング本体51の筒部511の内部の上部に形成された凹部5111に配置される。筒部511の内部には、モータ2が配置される。そのため、冷却液供給部74は、モータ2よりも鉛直方向上方に配置される。すなわち、冷却液供給部74は、モータ2の上方に配置されてモータ2に冷却液を供給する。
冷却液供給部74は、パイプ741と、冷却液供給口742と、保持体743と、固定部材744と、を有する。冷却液供給部74は、2本のパイプ741を有する。2本のパイプ741は、フランジ部515の軸方向一方側Nの面の筒部511に囲まれた部分から、軸方向に沿って、軸方向一方側Nに延びる。パイプ741の軸方向他方側Tの端部は、配管部71に接続される。パイプ741の軸方向一方側Nの端部は閉じられる。なお、本実施形態の冷却液供給部74では、パイプ741を2本としているが、これに限定されず、1本であってもよいし、3本以上であってもよい。
冷却液供給部74はパイプ741を用いて冷却液であるオイルCLを供給する構成である。パイプ741を用いることで、パイプ741内のオイルCLに対して一定以上の圧力を付与できる。このような圧力が付与されたオイルCLを冷却液供給口742から吐出することで、多くのオイルCLを拡散させて吐出することができる。
冷却液供給口742は、パイプ741の内部と外面とを貫通する貫通孔である。冷却液供給口742の位置は、モータ2の発熱するコイル26およびステータコア25にオイルCLが供給される位置である。軸方向一方側Nの冷却液供給口742は、ステータコア25から軸方向一方側Nに突出した部分のコイル26の上方に配置される。冷却液供給口742から、オイルCLを吐出することで、オイルCLをコイル26に供給する。すなわち、冷却液供給部74は、ステータコア25の軸方向一方側Nの端部よりも軸方向一方側N、かつ、コイル26の上方に配置される冷却液供給口742を有する。なお、オイルCLを吐出する開口は、軸方向他方側Tおよび軸方向中間部にも設けられてもよい。
冷却液供給口742から供給されるオイルは、冷却液としてモータ2を冷却する。そのため、冷却液供給口742は、パイプ741の下部に設けられる。なお、冷却液供給口742は、パイプ741の下部に限定されない。
保持体743は、パイプ741の軸方向一方側Nの端部を保持する。保持体743は、板状の部材であり、保持体743は、固定部材744によってパイプ741の軸方向一方側Nの端部に固定される。また、保持体743は、壁部56の軸方向一方側Nの端部に、固定部材744によって固定される。また、保持体743は、筒部511の軸方向一方側Nの端部に固定部材744にて固定される。これにより、パイプ741は、保持体743を介して壁部56に保持される。すなわち、冷却液供給部74は、壁部56に保持される。
これにより、壁部56が、冷却液供給部74の固定と、後述するオイルCLのバスバ収容孔552への冷却液の流入の抑制との2つの役割を担うことができ、モータユニット1の部品点数を減らすことができる。
壁部56は、ハウジング本体51と単一部材で形成される。そのため、冷却液供給部74のパイプ741は、ハウジング本体51、すなわち、ハウジング5に安定して固定される。このことからも、冷却液供給口742から吐出されるオイルCLを精度よくコイル26の軸方向一方側Nに供給できる。
また、冷却液供給部74のパイプ741の軸方向一方側Nの端部は、保持体743および固定部材744を介して壁部56の軸方向一方側Nの端部に固定される。すなわち、冷却液供給部74は、壁部56の軸方向一方側Nの端部に保持される。これにより、モータ2の駆動による冷却液供給部74の振動が抑制され、冷却液供給口742から吐出されるオイルCLを精度よくコイル26の軸方向一方側Nに供給できる。
壁部56の軸方向一方側Nの端部は、隔壁部513、蓋部取付リブ514および第1蓋部52で囲まれる部分に配置される。上述のとおり、モータシャフト22の軸方向一方側Nの端部は、第1平板部521にベアリングを介して回転可能に支持される。このことから、壁部56の軸方向一方側Nの端部は、モータシャフト22の軸方向一方側Nの端部よりも、軸方向他方側Tに配置される。つまり、壁部56の軸方向一方側Nへの突出長さは、一定の範囲内に抑えられる。
これにより、壁部56を有することによる、ハウジング5の軸方向の長さの長大化を抑制できる。これに加えて、壁部56は、冷却液供給部74の固定と、後述するオイルCLのバスバ収容孔552への冷却液の流入の抑制との2つの役割を担うことができる。
パイプ741の固定は、壁部56のみに限定されず、例えば、パイプ741の軸方向他方側Tの端部をフランジ部515に固定してもよい。これにより、パイプ741の軸方向一方側Nの端部が壁部56に固定され、軸方向他方側Tの端部がフランジ部515に固定されるため、パイプ741をさらに安定した状態でハウジング5に固定可能である。これにより、パイプ741の振動を抑制する効果をさらに高めることが可能である。
固定部材744は、ここでは、ねじである。固定部材744を利用して、保持体743をねじ止めする。なお、パイプ741として軸方向に貫通する筒体を利用し、パイプ741の軸方向一方側Nの端部の内面に固定部材744をねじ込むことで、パイプ741の軸方向一方側Nの端部を閉じてもよい。また、予め軸方向一方側Nの端部が閉じられた有底筒体を用いるとともに、軸方向一方側Nの端部を固定部材744で保持体743に固定してもよい。なお、固定部材744としては、ねじ以外にも、保持体743を、パイプ741、壁部56および筒部511の軸方向一方側Nに強固に固定できる構成を広く採用できる。
パイプ741の軸方向一方側Nを閉じることで、パイプ741に流入したオイルCLを冷却液供給口742からモータ2に供給することが可能である。また、パイプ741の内部に流入するオイルCLを一定以上の圧力とすることができる。これにより、加圧されたオイルCLを冷却液供給口742から吐出させることができる。これにより、モータ2の広い範囲に、オイルCLを吹き付けることができる。
なお、冷却液供給部74のパイプ741に替えて、上方が開口し、底部の適当な箇所にオイル滴下用の孔を有する容器状の部材を採用してもよい。
<バスバ収容孔552および壁部56の配置>
ハウジング本体51におけるバスバ収容孔552および壁部56の相対位置について図面を参照して説明する。図6は、第1蓋部52およびバスバユニット6を外した状態のハウジング本体51を軸方向一方側Nから軸方向に見た図である。図7は、モータ2、バスバ収容孔552、壁部56および冷却液供給口742の軸方向位置を示す概略配置図である。
図7に示すとおり、冷却液供給口742は、パイプ741の軸方向一方側Nの端部に形成される。また、冷却液供給口742は、ステータコア25から軸方向一方側Nの端部よりも軸方向一方側Nに突出したコイル26の上方に配置される。そして、バスバ収容孔552の軸方向一方側Nの端部5521(Y1で示す)は、軸方向において、ステータコア25の軸方向一方側Nの端部251よりも軸方向一方側Nに配置される。また、バスバ収容孔552の軸方向一方側Nの端部5521は、軸方向において、冷却液供給口742よりも軸方向他方側Tに配置される。すなわち、バスバ収容孔552の軸方向一方側Nの端部5521は、軸方向において、ステータコア25の軸方向一方側Nの端部251と冷却液供給口742との間に配置される。
そして、軸方向から見たとき、バスバ収容孔552は、モータ2の上端(Z1で示す)よりも下方に配置される。すなわち、軸方向から見たときバスバ収容孔552の少なくとも一部は、モータ2の上端よりも下方に配置される。これにより、モータユニット1の高さを低く抑えることができる。すなわち、モータユニット1の低背化が可能である。
また、壁部56は、隔壁部513の軸方向一方側Nの端面から軸方向に突出する。そして、図6に示すように、壁部56は、バスバ収容孔552とパイプ741の軸方向一方側Nの端部に形成された冷却液供給口742との周方向の間に配置される。すなわち、ハウジング5は、モータ収容部501の軸方向一方側Nの端部に配される壁部56を有し、壁部56がバスバ収容孔552と冷却液供給口742との間に配置される。
さらに説明すると、壁部56の上端561は、冷却液供給口742よりも上方に配置される。また、壁部56の下端562(Z2で示す)は、冷却液供給口742よりも下方に配置される。図7に示すように、壁部56の軸方向一方側Nの端部は、冷却液供給口742よりも軸方向一方側Nに配置される。
冷却液供給口742とバスバ収容孔552との間に壁部56があることで、冷却液供給口742から吹き出されるオイルCLが、バスバ収容孔552に直接かかることを抑制できる。また、壁部56の上端561が冷却液供給口742よりも上方にあり、下端562が冷却液供給口742の下方にある。これにより、冷却液供給口742から吐出されるオイルCLが壁部56の上端561または下端562から回り込んで、バスバ収容孔552に流入することも抑制できる。つまり、バスバ収容孔552へのオイルCLの流入をより確実に抑制することができる。
また、壁部56が隔壁部513から突出することで、壁部56と隔壁部513との間に隙間が形成されない。そのため、冷却液供給口742から吹き出されるオイルCLが、壁部56と隔壁部513との間からバスバ収容孔552に流入することを防ぐことができる。また、壁部56を設けることで、加圧されたオイルCLが冷却液供給口742から吐出する場合であっても、オイルCLが冷却液供給口742に流入することを抑制できる。
以上のように、壁部56を設けることで、冷却液供給口742から吹き出されるオイルCLがバスバ収容孔552からインバータ収容部502の内部に侵入することを抑制できる。また、壁部56でオイルCLがバスバ収容孔552に到達しにくい。これにより、バスバユニット6のバスバホルダ62、シール部材63等にオイルCLが付着しにくく、シール部材63等が劣化しにくい。これにより、長期間にわたり、バスバユニット6とバスバ収容孔552との間に隙間が形成されにくく、インバータ収容部502にオイル、水、埃、塵等の異物が侵入することを長期間にわたって抑制できる。これにより、モータユニット1は、長期間にわたり、安定して駆動力を出力し続けることができる。
<第1変形例>
第1変形例にかかるモータユニット1aについて図面を参照して説明する。図8は、第1変形例にかかるモータユニット1aの第1蓋部52を取り外したハウジング本体51aの軸方向から見た図である。図8に示すように、モータユニット1aのハウジング本体51aが、モータユニット1aのハウジング本体51と異なる。詳しくは、ハウジング本体51aのバスバ配置部55aおよび壁部56aがハウジング本体51のバスバ配置部55および壁部56と異なる。モータユニット1aのこれ以外の部分は、モータユニット1と同じ構成を有する。そのため、モータユニット1aのモータユニット1と実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図8に示すとおり、ハウジング本体51aの壁部56aは、第1壁部5601と、第2壁部5602とを有する。第1壁部5601は、冷却液供給口742とバスバ収容孔552との周方向の間に配置される。第1壁部5601と蓋部取付リブ514とは単一の部材で形成される。
第2壁部5602は、コイル26とバスバ収容孔552との径方向の間に配置される。第2壁部5602が配置されるため、バスバ配置部55aのバスバ配置凹部551aが、筒部511の内面と分離されている。これにより、バスバ配置凹部551aと筒部511の内部との間は、第2壁部5602により遮蔽される。なお、第2壁部5602は、第1壁部5601の下端に連結されてもよい。第2壁部5602を第1壁部5601の下端に連結させることにより、インバータ収容部502にオイルCLが流入することをより確実に抑制することができる。
すなわち、壁部56aは、冷却液供給口742とバスバ収容孔552との間に配置される第1壁部5601と、バスバ収容孔552とコイル26との間に配置される第2壁部5602と、を有する。
第1壁部5601は、冷却液供給口742から吹き付けられるオイルCLが直接バスバ収容孔552に流れることを抑制する。そして、上述したとおり、モータ2のモータシャフト22は中空部220を有し、中空部220内をオイルCLが流れる。ロータ21が回転するときに、中空部220内を流れるオイルCLは、コイル26に向けて吹き付けられる。また、モータ2のステータ24の内部にオイルCLが溜まっている場合があり、ロータ21の回転によって、ステータ24に溜まったオイルCLがかき上げられることがある。
第2壁部5602が、コイル26とバスバ収容孔552との間に配置されることで、モータシャフト22から噴き出すオイルCLおよびロータ21によってかき上げられるオイルCLがバスバ収容孔552に到達することを抑制する。これにより、インバータ収容部502の内部にオイルCLが流入することを抑制できる。
<第2変形例>
図9は、第2変形例のモータユニット1bの各部の軸方向の配置を示す概略配置図である。図9に示すモータユニット1bでは、壁部56を省略しているとともに、ハウジング本体51bのバスバ収容孔552bがハウジング本体51のバスバ収容孔552と異なる。モータユニット1bのこれ以外の部分は、モータユニット1と実質的に同じ構成である。そのため、モータユニット1bのモータユニット1と実質上同じ部分には、同じ符号を付すとともに、同じ部分の詳細な説明は省略する。
図9に示すとおり、バスバ収容孔552bの軸方向一方側Nの端部5522が、冷却液供給口742(Z3で示す)よりも軸方向一方側に配置される。これにより、壁部を形成しなくても冷却液供給口742から噴き出したオイルCLがバスバ収容孔552bに到達することを抑制できる。
バスバ収容孔552bは、バスバ収容孔552と同様、軸方向から見たとき、モータ2の上端よりも下方に配置される部分を有する。すなわち、軸方向から見たときバスバ収容孔552bの少なくとも一部は、モータ2の上端よりも下方に配置される。これにより、モータユニット1aの低背化が可能である。
また、図9に示すとおり、バスバ収容孔552bの軸方向一方側Nの端部5522は、コイル26の軸方向一方側Nの端部263よりも軸方向他方側Tに配置される。これにより、コイル線261の引き回しの際、過度な力が付与されることを抑制できる。
さらに、バスバ収容孔552bはハウジング本体51bの軸方向一方側Nに配置される隔壁部513に形成される。すなわち、ハウジング5は、モータ収容部501の軸方向他方側Tに複数のギヤを収容するギヤ収容部503を有する。これにより、バスバ61とコイル26とを接続するコイル線261の取り回しをハウジング5のギヤ収容部503と反対側の端部で行うことができる。そのため、ギヤ部3の組み立て時にコイル線261が邪魔になりにくい。また、モータユニット1の駆動時において、コイル線261とギヤ部3との接触を抑制できる。
また、図10に示すように、ハウジング本体51bの隔壁部513の軸方向一方側Nの端面から軸方向一方側Nに突出する壁部56bを備えていてもよい。壁部56bはバスバ収容孔552bと冷却液供給口742との間、および、バスバ収容孔552bとコイル26との間の少なくとも一方に配置される。
すなわち、ハウジング5は、モータ収容部501の軸方向一方側Nの端部に配される壁部56bを有し、壁部56bがバスバ収容孔552bと冷却液供給口742との間、および、バスバ収容孔552bとコイル26との間の少なくとも一方に配置される。
壁部56bがバスバ収容孔552bと冷却液供給口742の間に配置される場合、冷却液供給口742から噴き出すオイルCLがバスバ収容孔552bに流入をより確実に抑制できる。また、壁部56bがバスバ収容孔552bとコイル26との間に配置される場合、ロータ21がかき上げるまたはモータシャフト22から噴射されるオイルCLのバスバ収容孔552bへの流入をより確実に抑制できる。
以上に、本発明の実施形態を説明したが、実施形態における各構成およびそれらの組み合わせ等は一例であり、本発明の趣旨から逸脱しない範囲内で、構成の付加、省略、置換およびその他の変更が可能である。また、本発明は実施形態によって限定されることはない。
本発明のモータユニットは、例えば、ハイブリッド自動車(HV)、プラグインハイブリッド自動車(PHV)および電気自動車(EV)の動力源の少なくとも一部として用いることができる。
1 モータユニット
1a モータユニット
1b モータユニット
2 モータ
21 ロータ
22 モータシャフト
220 中空部
23 ロータコア
24 ステータ
25 ステータコア
251 端部
26 コイル
261 コイル線
262 端子
263 端部
3 ギヤ部
31 減速部
311 第1ギヤ
312 第2ギヤ
313 第3ギヤ
314 中間シャフト
32 差動部
321 リングギヤ
33 出力シャフト
4 インバータ
5 ハウジング
501 モータ収容部
502 インバータ収容部
503 ギヤ収容部
51 ハウジング本体
511 筒部
5111 凹部
512 箱部
513 隔壁部
514 蓋部取付リブ
515 フランジ部
516 貫通孔
517 第1出力シャフト通過孔
518 オイル流通孔
52 第1蓋部
521 第1平板部
522 第1脚部
53 第2蓋部
531 第2平板部
532 第2脚部
54 第3蓋部
541 第3平板部
542 第3脚部
543 第2出力シャフト通過孔
544 オイルリザーブ皿
55 バスバ配置部
551 バスバ配置凹部
552 バスバ収容孔
5521 端部
5522 端部
553 底面
56 壁部
5601 第1壁部
5602 第2壁部
561 上端
562 下端
57 オイル貯留部
6 バスバユニット
61 バスバ
611 バスバ本体
612 端子接続部
613 部
62 バスバホルダ
621 ホルダ本体
622 ホルダフランジ
63 シール部材
7 冷却液循環部
71 配管部
72 ポンプ
73 オイルクーラ
74 冷却液供給部
741 パイプ
742 冷却液供給口
743 保持体
744 固定部材
51a ハウジング本体
55a バスバ配置部
551a バスバ配置凹部
56a 壁部
51b ハウジング本体
56b 壁部
552b バスバ収容孔

Claims (13)

  1. 水平方向に沿って延びるモータ軸を中心として回転するロータおよび前記ロータと径方向に隙間を介して対向するステータを有するモータと、
    前記モータに供給する電力を制御するインバータと、
    前記モータの上方に配置されて前記モータに冷却液を供給する冷却液供給部と、
    前記モータおよび前記冷却液供給部を収容するモータ収容部と、前記インバータを収容するインバータ収容部と、を有するハウジングと、
    前記モータと前記インバータとを接続するバスバと、を有し、
    前記ステータは、ステータコアおよび複数のコイルを有し、
    前記冷却液供給部は、前記ステータコアの軸方向一方側端部よりも軸方向一方側、かつ、前記コイルの上方に配置される冷却液供給口を有し、
    前記ハウジングは、前記インバータ収容部の軸方向一方側の端部に形成されて前記インバータ収容部と前記モータ収容部とを軸方向に隔てる隔壁部を有し、
    前記隔壁部には、軸方向に貫通して前記バスバの一部が収容されるバスバ収容孔が形成され、
    前記バスバ収容孔の軸方向一方側の端部は、軸方向において、前記ステータコアの軸方向一方側の端部と前記冷却液供給口との間に配置され、
    軸方向から見たとき前記バスバ収容孔の少なくとも一部は、前記モータの上端よりも下方に配置され、
    前記ハウジングは、前記モータ収容部の軸方向一方側の端部に配される壁部を有し、前記壁部が前記バスバ収容孔と前記冷却液供給口との間に配置されるモータユニット。
  2. 軸方向から見て前記壁部の上端が前記冷却液供給口よりも上方に配置され、前記壁部の下端が前記冷却液供給口よりも下方に配置される請求項1に記載のモータユニット。
  3. 前記壁部は、前記隔壁部の軸方向一方側の端面から軸方向に突出する請求項1または請求項2に記載のモータユニット。
  4. 前記ハウジングは、前記モータ収容部の軸方向他方側に複数のギヤを収容するギヤ収容部を有する請求項1から請求項3のいずれかに記載のモータユニット。
  5. 前記冷却液供給部は、前記壁部に保持される請求項1から請求項4のいずれかに記載のモータユニット。
  6. 前記冷却液供給部は、前記壁部の軸方向一方側の端部に保持される請求項5に記載のモータユニット。
  7. 前記壁部は、
    前記冷却液供給口と前記バスバ収容孔との間に配置される第1壁部と、
    前記バスバ収容孔と前記コイルとの間に配置される第2壁部と、を有する請求項1から請求項6のいずれかに記載のモータユニット。
  8. 前記バスバ収容孔には、シール部材が設けられる請求項1から請求項7のいずれかに記載のモータユニット。
  9. 水平方向に沿って延びるモータ軸を中心として回転するロータおよび前記ロータと径方向に隙間を介して対向するステータを有するモータと、
    前記モータに供給する電力を制御するインバータと、
    前記モータの上方に配置されて前記モータに冷却液を供給する冷却液供給部と、
    前記モータおよび前記冷却液供給部を収容するモータ収容部および前記インバータを収容するインバータ収容部を有するハウジングと、
    前記モータと前記インバータとを接続するバスバと、を有し、
    前記ステータは、ステータコアおよび複数のコイルを有し、
    前記冷却液供給部は、前記ステータコアの軸方向一方側端部よりも軸方向一方側、かつ、前記コイルの上方に配置される冷却液供給口を有し、
    前記ハウジングは、前記インバータ収容部の軸方向一方側の端部に形成されて前記インバータ収容部と前記モータ収容部とを軸方向に隔てる隔壁部を有し、
    前記隔壁部には、軸方向に貫通して前記バスバの一部が収容されるバスバ収容孔が形成され、
    前記バスバ収容孔の軸方向一方側の端部は、前記冷却液供給口よりも軸方向一方側に配置されるモータユニット。
  10. 軸方向から見たとき前記バスバ収容孔の少なくとも一部は、前記モータの上端よりも下方に配置される請求項9に記載のモータユニット。
  11. 前記バスバ収容孔の軸方向一方側の端部は、前記コイルの軸方向一方側の端部よりも、軸方向他方側に配置された請求項9または請求項10に記載のモータユニット。
  12. 前記ハウジングは、前記モータ収容部の軸方向他方側に複数のギヤを収容するギヤ収容部を有する請求項9から請求項11のいずれかに記載のモータユニット。
  13. 前記ハウジングは、前記モータ収容部の軸方向一方側の端部に配される壁部を有し、前記壁部が前記バスバ収容孔と前記冷却液供給口との間、および、バスバ収容孔とコイルとの間の少なくとも一方に配置される請求項9から請求項12のいずれかに記載のモータユニット。
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