JP7363395B2 - モーター制御回路、ムーブメント、電子時計、および電子時計の制御方法 - Google Patents

モーター制御回路、ムーブメント、電子時計、および電子時計の制御方法 Download PDF

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Description

本発明は、モーター制御回路、ムーブメント、電子時計、および電子時計の制御方法に関する。
特許文献1には、コイルおよびローターを有するモーターへの電力の供給を、コイルに流れる電流が上限の閾値を上回ったらオフし、下限の閾値を下回ったらオンするとともに、電力供給を行っているオン時間または電力供給を停止しているオフ時間に基づいてローターの回転角を推定し、ローターの連続回転を制御する技術が開示されている。
特表2009-542186号公報
上記のような制御技術を腕時計に搭載した場合、時計はユーザーに装着されて様々な環境下で使用されるため、意図しない磁界や衝撃等の外乱が時計に加わる場合がある。この場合、オン時間やオフ時間が変動して、ローターの回転角を正常に推定できなくなり、誤動作が発生する可能性がある。したがって、外乱を検出し、その影響を考慮してローターの回転角を正しく推定したい。外乱を検出する手段として、磁界や衝撃を検出可能なセンサーを設けることが考えられるが、これらのセンサーを設けると、ムーブメントのサイズや部品コストが増加する。このため、特別なセンサーを用いずに、外乱がモーターに加わったことを精度よく検出することが求められる。
モーター制御回路は、コイルおよびローターを有するモーターを制御するモーター制御回路であって、前記コイルに駆動信号を出力するドライバーと、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させるドライバー制御部と、前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替える極性切替部と、前記極性切替部による前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させる回転制御部と、前記極性切替部が前記極性を切り替えてから、前記ローターが前記所定の単位量だけ回転したと判断するまでの単位量回転時間の変化に基づいて、外乱の有無を判定する判定部と、を備えたことを特徴とする。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも短くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第1閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定するようにしてもよい。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも長くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第2閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定するようにしてもよい。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記オフ状態の継続時間が第3閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定するようにしてもよい。
上記のモーター制御回路において、前記外乱が生じたと前記判定部が判定した場合に、前記外乱による誤動作を補正する補正部を備えるようにしてもよい。
上記のモーター制御回路において、前記補正部は、前記外乱が生じたと前記判定部が判定した場合に、前記駆動信号を出力しない状態を前記ローターが静止するまで継続させるようにしてもよい。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも短くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第1閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定し、前記補正部は、前記極性を現在の極性のまま維持して、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力するようにしてもよい。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも長くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第2閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定し、前記補正部は、前記極性を現在の極性から次の極性に切り替えて、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力するようにしてもよい。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記オフ状態の継続時間が第3閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定し、前記補正部は、前記極性を現在の極性のまま維持して、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力するようにしてもよい。
ムーブメントは、上記のモーター制御回路を備えることを特徴とする。
電子時計は、上記のムーブメントを備えることを特徴とする。
電子時計の制御方法は、コイルおよびローターを有するモーターと、前記コイルに駆動信号を出力するドライバーとを備える電子時計の制御方法であって、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させ、前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替え、前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させ、前記極性を切り替えてから、前記ローターが前記所定の単位量だけ回転したと判断するまでの単位量回転時間の変化に基づいて、外乱の有無を判定することを特徴とする。
電子時計を示す正面図。 電子時計の回路構成を示す回路図。 電子時計の第1モーターの構成を示す図。 電子時計のICの構成を示す構成図。 第1モーター制御回路の構成を示す回路図。 外乱が生じていない場合の駆動波形を示す波形図。 衝撃が生じた場合の駆動波形を示す波形図。 衝撃が生じた場合の駆動波形を示す波形図。 第1モーターにおける外部磁界の影響を説明する図。 第1モーターにおける外部磁界の影響を説明する図。 磁界が生じた場合の駆動波形を示す波形図。 ドライバー制御部の動作を説明するフローチャート。 ドライバー制御部の動作を説明するフローチャート。
以下、本実施形態の電子時計1を図面に基づいて説明する。
図1は、電子時計1を示す正面図である。
電子時計1は、ストップウォッチ機能等を備えるクロノグラフ時計である。
図1に示すように、電子時計1は、円板状の文字板2と、秒針3と、分針4と、時針5と、りゅうず6と、Aボタン7と、Bボタン8とを備える。
[電子時計の回路構成]
図2は、電子時計1の回路構成を示す図である。
図2に示すように、電子時計1は、秒針3、分針4および時針5を駆動させるムーブメント10を備える。
ムーブメント10は、信号源である水晶振動子11と、電源である電池12と、スイッチSW1~SW3と、第1モーター13と、第2モーター14と、時計用のIC20と、を備えて構成される。
スイッチSW1は、図1に示すりゅうず6の引き出し操作に連動してオン、オフされる。スイッチSW2は、Aボタン7の操作に連動してオン、オフされる。スイッチSW3は、Bボタン8の操作に連動してオン、オフされる。
第1モーター13は、秒針3を駆動するステッピングモーターであり、第2モーター14は、分針4および時針5を駆動するステッピングモーターである。なお、第1モーター13および第2モーター14は、モーターの一例である。また、ICは、Integrated Circuitの略語である。
IC20は、水晶振動子11が接続される接続端子OSC1,OSC2と、スイッチSW1~SW3が接続される入出力端子G1~G3と、電池12が接続される電源端子VDD,VSSと、第1モーター13に接続される出力端子O1,O2と、第2モーター14に接続される出力端子O3,O4と、を備える。
なお、本実施形態では、電池12のプラス電極を、高電位側の電源端子VDDに接続し、マイナス電極を低電位側の電源端子VSSに接続し、低電位側の電源端子VSSを基準電位に設定している。
電池12は、一次電池または二次電池で構成される。二次電池の場合は、図示略のソーラーセルなどによって充電される。
図3は、第1モーター13の構成を示す図である。なお、第2モーター14の構成は、第1モーター13と同様である。
図3に示すように、第1モーター13は、ステーター131と、コイル130と、ローター133とを備える。コイル130の両端は、IC20の出力端子O1,O2に導通される。また、ローター133は、径方向に2極に着磁された磁石である。したがって、第1モーター13は、電子時計用に用いられる2極単相ステッピングモーターであり、IC20の出力端子O1,O2から出力される駆動信号によって駆動される。
例えば、コイル130に出力端子O1から駆動信号を出力すると、時計回りの磁界が発生するとする。その磁界によりステーター131を分極することにより、ローター133と反発させ、ローター133を単位量である180°回転させる。ローター133が180°回転しきったところで、今度は出力端子O2から駆動信号を出力する。すると、反時計回りの磁界が発生する。その磁界によりステーター131を先ほどとは逆に分極することにより、ローター133と反発させ、ローター133をさらに180°回転させる。ローター133はこの動作の繰り返しで回転を継続する。このように、ローター133が単位量だけ回転する毎に、駆動信号を出力する出力端子O1,O2を切り替えることは、駆動信号の極性を切り替えることに相当する。本実施形態のIC20は、出力端子O1から駆動信号を出力する第1極性と、出力端子O2から駆動信号を出力する第2極性の2つの極性を交互に繰り返し切り替えることで、ローター133を所望の回転量だけ回転させる。なお、本明細書では、0~360°の角度で表し得るローター133の姿勢のことを「回転角」と称し、単位量の回転を複数回繰り返した場合に回転した角度の累積を「回転量」と称する。
同様に、第2モーター14は、IC20の出力端子O3,O4から出力される駆動信号によって駆動される。
[ICの回路構成]
図4は、IC20の構成を示す構成図である。
図4に示すように、IC20は、発振回路21と、分周回路22と、電子時計1の制御用のCPU23と、ROM24と、入力回路26と、BUS27と、第1モーター制御回路30Aと、第2モーター制御回路30Bと、を備えている。なお、第1モーター制御回路30Aおよび第2モーター制御回路30Bは、モーター制御回路の一例である。また、CPUは、Central Processing Unitの略語であり、ROMは、Read Only Memoryの略語である。
発振回路21は、図2に示す基準信号源である水晶振動子11を高周波発振させ、この高周波発振で発生する所定周波数(32768Hz)の発振信号を分周回路22に出力する。
分周回路22は、発振回路21の出力を分周してCPU23にタイミング信号を供給する。
ROM24は、CPU23で実行される各種プログラムを収納している。本実施形態では、ROM24は、基本時計機能やストップウォッチ機能、または、時差修正機能などを実現するためのプログラムを収納している。
CPU23は、ROM24に収納されたプログラムを実行し、上記の各機能を実現する。
入力回路26は、入出力端子G1~G3の状態をBUS27に出力する。BUS27は、CPU23、入力回路26、第1モーター制御回路30A、第2モーター制御回路30B間のデータ転送などに用いられる。
第1モーター制御回路30Aおよび第2モーター制御回路30Bは、BUS27を通してCPU23から入力される命令により、所定の駆動信号を第1モーター13および第2モーター14に出力する。
[モーター制御回路の構成]
第1モーター制御回路30Aは、秒針3を正逆方向、つまり時計回りおよび反時計回りの両方向に移動できるように、第1モーター13を制御する。したがって、第1モーター制御回路30Aは、第1モーター13を正逆方向に駆動制御できるものであればよい。
第2モーター制御回路30Bは、分針4および時針5を正逆方向の両方向に移動できるように、第2モーター14を制御する。
図5は、第1モーター制御回路30Aの構成を示す回路図である。なお、第2モーター制御回路30Bの構成は、第1モーター制御回路30Aと同様である。
第1モーター制御回路30Aは、ドライバー制御部40と、ドライバー50と、電流検出回路60とを備える。
ドライバー制御部40は、ローター133を回転させる駆動信号をドライバー50から第1モーター13に出力させる。本実施形態では、ドライバー制御部40は、図示略のデコーダー、タイマー、微分回路、SRラッチ回路、フリップフロップ、AND回路、OR回路等を備え、ドライバー50に制御信号としてのゲート信号P1,P2,N1,N2,N3,N4を出力するロジック回路として構成される。ただし、ドライバー制御部40は、上記構成に限られるものではなく、例えば、CPU等の制御装置によって構成され、BUS27を介して後述するドライバー50の各トランジスター52~57を直接制御可能に構成されていてもよい。
ドライバー50は、第1モーター13のコイル130に駆動信号を出力する。ドライバー50は、2つのPchトランジスター52,53と、4つのNchトランジスター54,55,56,57と、2つの検出抵抗58,59とを備える。各トランジスター52~57は、ドライバー制御部40から出力される制御信号によって制御され、第1モーター13のコイル130に正逆両方向の電流Iを供給する。
電流検出回路60は、第1基準電圧発生回路62と、第2基準電圧発生回路63と、コンパレーター641,642,651,652と、複合ゲート68,69とを備えている。複合ゲート68は、AND回路661,662およびOR回路680を組み合わせたものと同等の機能を備える1つの素子である。複合ゲート69は、AND回路671,672およびOR回路690を組み合わせたものと同等の機能を備える1つの素子である。
コンパレーター641,642は、コイル130の両端に発生する電圧と、第1基準電圧発生回路62の電圧とをそれぞれ比較する。
AND回路661には、ドライバー制御部40から出力される駆動極性信号PLが反転入力され、AND回路662には駆動極性信号PLがそのまま入力されているため、駆動極性信号PLによって選択されたコンパレーター641,642の一方の出力が検出信号DT1として出力される。
コンパレーター651,652は、コイル130の両端に発生する電圧と、第2基準電圧発生回路63の電圧とをそれぞれ比較する。
AND回路671には駆動極性信号PLが反転入力され、AND回路672には駆動極性信号PLがそのまま入力されているため、駆動極性信号PLによって選択されたコンパレーター651,652の一方の出力が検出信号DT2として出力される。
第1基準電圧発生回路62は、下限電流値Iminに相当する電圧を発生する。具体的には、第1基準電圧発生回路62は、コイル130に流れる電流Iが下限電流値Iminの場合にコイル130の両端に発生する電圧に相当する電位を出力するように設定されている。
したがって、コイル130に流れる電流Iが下限電流値Imin以上の場合は、コイル130の両端に発生する電圧が第1基準電圧発生回路62の出力電圧以上になるため、検出信号DT1がHレベルとなる。一方、電流Iが下限電流値Iminを下回っている場合は、検出信号DT1がLレベルとなる。したがって、電流検出回路60の第1基準電圧発生回路62、コンパレーター641,642、複合ゲート68は、コイル130に流れる電流Iが下限電流値Iminより小さいことを検出可能に構成されている。
第2基準電圧発生回路63は、上限電流値Imaxに相当する電圧を発生する。したがって、電流検出回路60の検出信号DT2は、コイル130に流れる電流Iが上限電流値Imaxを超えた場合にHレベルとなり、上限電流値Imax以下の場合にLレベルとなる。このため、電流検出回路60の第2基準電圧発生回路63、コンパレーター651,652、複合ゲート69は、コイル130に流れる電流Iが上限電流値Imaxを超えたことを検出可能に構成されている。
次に、第1モーター13に対する外乱の影響について説明する。
なお、以下では、例えば、Aボタン7が3秒以上押されてストップウォッチモードが選択された場合等に、秒針3を0秒の位置に正転早送り駆動させる際の制御方法、つまり、秒針3を高速で移動させる際の制御方法について説明する。
[モーター制御回路の動作]
IC20のCPU23は、ストップウォッチモードが設定されると、目標ステップ数Nを計算する。
本実施形態では、ローター133を単位量である180°回転させることを1ステップとし、秒針3は、1ステップで1/60回転するものとする。CPU23は、秒針3を現在の位置から正転方向、即ち時計回りで0秒位置まで回転させるのに必要なステップ数を目標ステップ数Nとして算出する。この場合、秒針3を0秒の位置まで回転させるのに必要なローター133の回転量、即ち所望の回転量は、N×180°である。
図6、図7A、図7Bは、第1モーター13の駆動波形を示した波形図であり、横軸が時間、縦軸が信号の大きさを示している。このうち、図7A、図7Bは、第1モーター13に衝撃が加わった際の駆動波形を示している。
第1モーター制御回路30Aは、コイル130に流れる電流Iが、上限電流値Imaxと下限電流値Iminの間でほぼ定電流となるように、第1モーター13に出力する駆動信号のオン、オフを制御する。具体的には、ドライバー制御部40は、コイル130に流れる電流Iが下限電流値Iminより小さい場合には、第1モーター13に駆動信号を出力し、コイル130に流れる電流Iが上限電流値Imaxより大きい場合には、駆動信号の出力を停止する。これ以降、ドライバー50が第1モーター13に駆動信号を出力している状態を「オン状態」と呼び、ドライバー50が駆動信号の出力を停止している状態を「オフ状態」とも呼ぶ。また、駆動信号の出力を開始してから電流Iが上限電流値Imaxを越えて駆動信号の出力を停止するまでの時間、即ちオン状態の継続時間を「オン時間」とも呼び、駆動信号の出力を停止してから電流Iが下限電流値Iminを下回って駆動信号の出力を開始するまでの時間、即ちオフ状態の継続時間を「オフ時間」とも呼ぶ。
このような駆動方法において、ローター133の回転角と、オン時間、オフ時間とは相関がある。そのため、オン時間やオフ時間が所定の条件に該当した場合に、第1極性と第2極性との切り替えを行えば、最適な切り替えタイミングで極性の切り替えを実行できる。具体的には、ローター133の単位量の回転、即ち180°の回転が終わるタイミングでオフ時間が長くなるので、本実施形態のドライバー制御部40は、オフ時間が所定の閾値を超えた場合に、ローターが単位量回転したと判断して、極性の切り替えを行っている。
なお、極性を切り替えてからローター133が180°回転したと判断するまでの時間を、単位量回転時間と呼ぶ。図6に示すように、ローター133が完全に静止した状態からの駆動である初回の駆動は、その後の駆動に比べて単位量回転時間は長くなるが、ローター133が回転し始めた後の駆動では、単位量回転時間に大きな差はない。
[衝撃の影響]
しかしながら、図7A、図7Bに示すように、第1モーター13に衝撃が加わると、駆動波形が定常時と異なる。この影響は、衝撃によりローター133の角速度が変わることにより、誘起電流が変化するからである。定常時と比べ、誘起電流が変化することで、コイル130に流れる電流の立ち上がり又は立下りに違いが生じてくるため、ローター133の回転角とオン時間やオフ時間とに相関がなくなってしまう。具体的には、図7Aに示すように、衝撃を受けた際の単位量回転時間PT2は、それ以前の単位量回転時間PT1に比べて極端に短くなったり、図7Bに示すように、それ以前の単位量回転時間PT1に比べて極端に長くなったりする。このことは、ローター133が単位量である180°回転していないにも関わらずオフ時間が所定の閾値を超えてしまったり、ローター133が180°回転したにも関わらずオフ時間が所定の閾値を超えていなかったりして、ローター133の回転角を誤検出している可能性があることを示している。ローター133の回転角の誤検出は、第1モーター制御回路30Aの誤動作に相当する。
[磁界の影響]
次に、図8~図10を参照し、第1モーター13に対する外部磁界の影響について説明する。なお、本実施形態では、出力端子O1から出力端子O2に向かってコイル130を流れる電流を、正方向の電流としている。また、本実施形態では、コイル130に出力する駆動信号は、第1極性および第2極性に切り替えられ、第1極性の場合に、コイル130に正方向の電流が流れるものとしている。
図8は、第1モーター13を示す図であり、第1極性の駆動信号によってドライバー50がオン状態に制御された状態を示している。本実施形態では、コイル130に正方向の駆動信号を出力すると、ステーター131には、図8の点線で示すように、時計回りの磁界H1が発生する。
図9は、第1モーター13を示す図であり、第2極性の駆動信号によってドライバー50がオン状態に制御された状態を示している。本実施形態では、コイル130に逆方向の駆動信号を出力すると、ステーター131には、図9の点線で示すように、反時計回りの磁界H2が発生する。
図8、図9に示すように、第1モーター13に意図しない外部磁界H3が加わると、コイル130による磁界H1または磁界H2に、外部磁界H3が加算された状態となる。この影響は駆動の極性により異なり、2極ステップモーターでは全く逆になる。そのため、駆動信号の極性によりローター133の動きがアンバランスになり、電流の立ち上がり、立下り時間が変化するため、定電流駆動した場合の駆動波形が極性によって異なるものになる。
例えば、図8に示すように、コイル130による磁界H1と同じ向きに外部磁界H3が加わると、磁界によってローター133に加わる力も大きくなる。このため、図10に示すように、ローター133は回転し易くなり、駆動電流も立ち上がりやすくなり、オフ時間toffが極端に長くなる。この場合にも、ローター133の回転角とオン時間やオフ時間とに相関がなくなり誤検出が生じてしまう。同様に、コイル130による磁界H1と同じ向きに外部磁界H3が加わると、ローター133が単位量回転する前にオフ時間が所定の閾値より長くなってしまい、単位量回転したものと誤検出する場合もある。この場合には、図7Aに示した例と同じように、単位量回転時間が極端に短くなる。
本実施形態は、上記のように、単位量回転時間が大きく変化したり、オフ時間が極端に長くなったりした場合に、ドライバー制御部40は、第1モーター13に衝撃や外部磁界等の外乱が加わったと判定する。
以下、本実施形態におけるドライバー制御部40の動作を説明する。
図11Aおよび図11Bは、ストップウォッチモードが設定された際のドライバー制御部40の動作を説明するフローチャートである。ドライバー制御部40は、CPU23の制御を受け、図11Aおよび図11Bのフローチャートに従って動作する。
図11Aに示すように、ステップS101では、CPU23が、秒針3の現在の位置に基づいて、0秒位置までの目標ステップ数Nを決定する。ドライバー制御部40は、決定された目標ステップ数NをCPU23から所得する。また、ドライバー制御部40は、実行済みのステップ数をカウントするためのカウント値nを0にセットする。続いて、ステップS102では、ドライバー制御部40は、ゲート信号P1,P2,N1,N2,N3,N4によって第1モーター13のドライバー50をオンする。なお、フローチャートおよび以下の説明において、ドライバー50をオンするとは、ドライバー50を、第1モーター13に駆動信号を出力するオン状態にすることを意味し、ドライバー50をオフするとは、ドライバー50を、第1モーター13に駆動信号を出力しないオフ状態にすることを意味する。
次に、ドライバー制御部40は、ステップS103を実行し、オン時間が、所定の閾値t1以上か否かを判定する。閾値t1以上になるまでは、ステップS103でNOと判定しステップS103の判定処理を継続する。
一方、ドライバー制御部40は、オン時間が閾値t1以上になった場合、ステップS103でYESと判定し、ステップS104の処理を実行する。
なお、所定の閾値t1とは、ドライバー50が頻繁にオンとオフとを繰り返して、その際に生じる貫通電流や充放電電流で消費電流が増大することを抑制するために、ドライバー50を最低限オンにする時間である。
ステップS104では、ドライバー制御部40は、コイル130を流れる電流Iが、上限電流値Imaxを超えたか否かを判定する。ドライバー制御部40は、電流Iが上限電流値Imaxを超えるまでは、ステップS104でNOと判定し、ステップS104の判定処理を継続する。
一方、ドライバー制御部40は、電流Iが上限電流値Imaxを超えた場合、ステップS104でYESと判定し、ステップS105にてドライバー50をオフする。
次に、ドライバー制御部40は、ステップS106を実行し、オフ時間が、所定の閾値t2以上か否かを判定する。閾値t2以上になるまでは、ステップS106でNOと判定しステップS106の判定処理を継続する。
一方、ドライバー制御部40は、オフ時間が閾値t2以上になった場合、ステップS106でYESと判定し、ステップS107の処理を実行する。
なお、所定の閾値t2とは、閾値t1と同様に、ドライバー50が頻繁にオンとオフとを繰り返すことを抑制するために、ドライバー50を最低限オフにする時間である。
ステップS107では、ドライバー制御部40は、コイル130を流れる電流Iが下限電流値Iminより小さいか否かを判定する。ドライバー制御部40は、電流Iが下限電流値Iminより小さくなるまでは、ステップS107でNOと判定し、ステップS107の判定処理を継続する。
一方、ドライバー制御部40は、電流Iが下限電流値Iminより小さくなった場合、ステップS107でYESと判定しステップS108の処理を実行する。
ステップS107でYESと判定された場合、ステップS108で、ドライバー制御部40は、ドライバー50のオフ時間が所定の閾値t3以上か否か、即ちローター133が単位量である180°回転したか否かを判定する。オフ時間が閾値t3未満であれば、ドライバー制御部40はステップS108でNOと判定し、ステップS102に戻り、上記の処理を繰り返す。
一方、ドライバー制御部40は、オフ時間が閾値t3以上の場合、ステップS108でYESと判定し、ステップS109の処理を実行する。
図11Bに示すように、ステップS109では、ドライバー制御部40が、ドライバー50のオフ時間が所定の閾値t4以上か否か、即ち外乱として外部磁界が生じたか否かを判定する。オフ時間が閾値t4未満であれば、ドライバー制御部40はステップS109でNOと判定し、ステップS112の処理に進み、オフ時間が閾値t4以上であればステップS109でYESと判定し、ステップS110の処理に進む。
ステップS109でYESと判定された場合、外乱が生じているので、ステップS110では、これ以降のローター133の回転を安定させるために、ドライバー制御部40は、ローター133を静止させる。具体的には、ドライバー制御部40は、駆動信号を出力しない状態をt0秒間継続させる。t0秒とはローター133が静止するのに必要な時間であり、予め決められた時間である。
続いて、ステップS111では、ドライバー制御部40は、極性を現在の極性のまま維持して、1回の出力でローター133を単位量である180°回転させることが可能な駆動信号を第1モーター13に出力し、ステップS118の処理に進む。
ステップS118では、ドライバー制御部40は、駆動信号の極性を、現在の極性から次の極性に切り替え、ステップS119では、ドライバー制御部40は、カウント値nに1を加算する。
ステップS120では、ドライバー制御部40は、駆動信号のカウント値nが目標ステップ数Nと等しいかどうかを判定する。ステップS120でYESと判定した場合は、駆動を終了する。NOと判定した場合は、ステップS102に戻り、上記の処理を繰り返す。
ステップS112では、ドライバー制御部40は、現在の極性での単位量回転時間が、直前の極性での単位量回転時間よりも短く、かつ、現在の極性での単位量回転時間と直前の極性での単位量回転時間との差の絶対値が所定の閾値t5以上(|直前の極性での単位量回転時間-現在の極性での単位量回転時間|≧閾値t5)か否か、即ち外乱が生じたか否かを判定する。現在の極性での単位量回転時間が直前の極性での単位量回転時間よりも短く、かつ、現在の極性での単位量回転時間と直前の極性での単位量回転時間との差の絶対値が所定の閾値t5以上の場合に、ドライバー制御部40は、YESと判定しステップS110の処理を実行する。ステップS110以降の処理は説明を省略する。
一方、ドライバー制御部40は、現在の極性での単位量回転時間が直前の極性での単位量回転時間よりも長いか、あるいは、現在の極性での単位量回転時間と、直前の極性での単位量回転時間との差の絶対値が所定の閾値t5未満(|直前の極性での単位量回転時間-現在の極性での単位量回転時間|<閾値t5)だった場合、ステップS113の処理を実行する。
ステップS113では、ドライバー制御部40は、現在の極性での単位量回転時間が、直前の極性での単位量回転時間よりも長く、かつ、現在の極性での単位量回転時間と、直前の極性での単位量回転時間との差の絶対値が所定の閾値t6以上(|直前の極性での単位量回転時間-現在の極性での単位量回転時間|≧閾値t6)か否か、即ち外乱が生じているか否かを判定する。現在の極性での単位量回転時間が直前の極性での単位量回転時間よりも長く、かつ、現在の極性での単位量回転時間と、直前の極性での単位量回転時間との差の絶対値が所定の閾値t6以上の場合に、ドライバー制御部40は、YESと判定しステップS114の処理を実行する。
一方、ドライバー制御部40は、現在の極性での単位量回転時間が直前の極性での単位量回転時間よりも短いか、あるいは、現在の極性での単位量回転時間と、直前の極性での単位量回転時間との差の絶対値が閾値t6未満(|直前の極性での単位量回転時間-現在の極性での単位量回転時間|<閾値t6)だった場合、NOと判定し、ステップS118の処理を実行する。ステップS118以降の処理は説明を省略する。
ここで、単位量回転時間は、図示しないタイマーを用いて計測される。ドライバー制御部40は、ステップS113でNOと判定した場合、即ち外乱が生じていない場合に、計測された単位量回転時間を図示しないメモリーに記憶し、次回に直前の単位量回転時間として使用する。これらのタイマーおよびメモリーは、ドライバー制御部40の内部に備わっていてもよいし、外部に備わっていてもよい。なお、単位量回転時間が記憶されていない初回については、例えば、所定の値を直前の単位量回転時間として使用することができる。
ステップS113でYESと判定された場合、外乱が生じているので、ドライバー制御部40は、ステップS114を実行し、ステップS110と同様、ローター133を静止させるために、駆動信号を出力しない状態をt0秒間維持する。
続いて、ステップS115では、ドライバー制御部40は、駆動信号の極性を現在の極性から次の極性に切り替える。そして、ステップS116では、ドライバー制御部40は、カウント値nに1を加算する。
続いて、ステップS117では、ドライバー制御部40は、1回の出力でローター133を180°だけ回転させることが可能な駆動信号を出力し、ステップS118の処理を実行する。ステップS118以降の説明は省略する。
上記のような実施形態によれば、以下の効果を得ることができる。
(1)本実施形態によれば、単位量回転時間の変化に基づいて外乱の有無を判定するため、特別なセンサーを用いることなく、外乱がモーターに加わったことを精度よく検出することが可能となる。
(2)本実施形態によれば、外乱が生じたと判定された場合に、ステップS110,S111、またはステップS114~S117において、外乱による誤動作を補正するため、ローター133の回転角を正しく推定することが可能となる。
(3)本実施形態によれば、外乱が生じたと判定された場合に、駆動信号を出力しない状態をローター133が静止するまで継続させるため、第1モーター13の動作を安定させることが可能となる。
(4)外乱により単位量回転時間が著しく短くなった場合には、ローター133が単位量である180°回転した場合と回転しなかった場合とがあり得る。本実施形態では、単位量回転時間が著しく短くなった場合に、極性を維持したままステップS111で新たに駆動信号を出力するため、単位量回転した場合には、新たに出力する駆動信号でローター133は回転せず、単位量回転しなかった場合には、新たに出力する駆動信号により、ローター133は単位量回転する。つまり、外乱によりローター133が単位量回転しているか否かに関わらず、ローター133の回転角を等しくすることができるため、ローター133の回転角を正しく推定することが可能となる。
(5)外乱により単位量回転時間が著しく長くなった場合には、ローター133が単位量である180°だけ回転した場合と単位量の2倍の360°回転した場合とがあり得る。本実施形態では、単位量回転時間が著しく長くなった場合に、ステップS115で極性を切り替えてステップS117で新たに駆動信号を出力するため、単位量だけ回転した場合には、新たに出力する駆動信号でローター133はさらに単位量だけ回転し、単位量の2倍回転した場合には、新たに出力する駆動信号により、ローター133は回転しない。つまり、外乱によりローター133が単位量だけ回転したか単位量の2倍回転したかに関わらず、ローター133の回転角を等しくすることができるため、ローター133の回転角を正しく推定することが可能となる。
(6)オフ状態の継続時間が著しく長い場合には、ローター133が単位量回転した場合と回転しなかった場合とがあり得る。本実施形態では、オフ状態の継続時間が著しく長い場合に、極性を維持したままステップS111で新たに駆動信号を出力するため、単位量回転した場合には、新たに出力する駆動信号でローター133は回転せず、単位量回転しなかった場合には、新たに出力する駆動信号により、ローター133は単位量回転する。つまり、外乱によりローター133が単位量回転しているか否かに関わらず、ローター133の回転角を等しくすることができるため、ローター133の回転角を正しく推定することが可能となる。
なお、本実施形態において、CPU23の制御に応じて動作するドライバー制御部40は、極性切替部、回転制御部、判定部、補正部としても機能する。具体的には、ステップS118を実行する際のドライバー制御部40が極性切替部に相当する。また、ステップS120を実行してカウント値nが目標ステップ数Nに到達するまでローター133の回転を継続させる際のドライバー制御部40が回転制御部に相当する。また、ステップS109,S112,S113にて、モーターに外乱が加わったか否かを判定する際のドライバー制御部40が判定部に相当する。また、ステップS110,S111またはステップS114~S117を実行して外乱による誤動作を補正する際のドライバー制御部40が補正部に相当する。ただし、極性切替部、回転制御部、判定部および補正部の全部または一部が、ドライバー制御部40とは別体で構成されていてもよい。また、本実施形態において、閾値t5が第1閾値に相当し、閾値t6が第2閾値に相当し、閾値t4が第3閾値に相当する。ここで、第1閾値および第2閾値を、同じ値に設定することで回路構成を簡略化させることができる。他方、第1閾値および第2閾値は異なる値に設定してもよく、モーター特性および仕様に応じて適宜設定すればよい。
[変形例1]
上記実施形態では、オフ時間が所定の条件に該当した場合に、極性の切り替えを行っていたが、これに限らない。
即ち、オン時間が所定の条件に該当した場合に、極性の切り替えを行ってもよい。
[変形例2]
上記実施形態では、正転駆動、つまり、秒針3を時計回りに回転させる駆動について説明したが、これに限らない。
即ち、上記実施形態は、逆転駆動、つまり、秒針3を反時計回りに回転させる駆動にも適用可能である。
[変形例3]
上記実施形態では、ストップウォッチモードが選択された場合について説明したが、これに限らない。
即ち、時差修正モードや時刻修正モード、針位置検出モードでも適応する。時差修正モードや時刻修正モード、針位置検出モードに適用する場合には、分針4や時針5を駆動する第2モーター14の駆動を制御する第2モーター制御回路30Bに上記の動作を行わせればよい。
[変形例4]
上記実施形態では、現在の極性での単位量回転時間と、直前の極性での単位量回転時間とを比較して外乱の有無を判定しているが、比較対象は、過去の極性での単位量回転時間であれば、直前の極性での単位量回転時間に限らない。例えば、現在の極性での単位量回転時間と、2つ前の極性での単位量回転時間と比較してもよい。
以下に、実施形態から導き出される内容を記載する。
モーター制御回路は、コイルおよびローターを有するモーターを制御するモーター制御回路であって、前記コイルに駆動信号を出力するドライバーと、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させるドライバー制御部と、前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替える極性切替部と、前記極性切替部による前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させる回転制御部と、前記極性切替部が前記極性を切り替えてから、前記ローターが前記所定の単位量だけ回転したと判断するまでの単位量回転時間の変化に基づいて、外乱の有無を判定する判定部と、を備えたことを特徴とする。
この構成によれば、単位量回転時間の変化に基づいて外乱の有無を判定するため、特別なセンサーを用いることなく、外乱がモーターに加わったことを精度よく検出することが可能となる。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも短くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第1閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定するようにしてもよい。
この構成によれば、意図しない磁界や衝撃の発生を検出することが可能となる。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも長くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第2閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定するようにしてもよい。
この構成によれば、意図しない衝撃の発生を検出することが可能となる。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記オフ状態の継続時間が第3閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定するようにしてもよい。
この構成によれば、意図しない磁界の発生を検出することが可能となる。
上記のモーター制御回路において、前記外乱が生じたと前記判定部が判定した場合に、前記外乱による誤動作を補正する補正部を備えるようにしてもよい。
この構成によれば、外乱による誤動作が補正されるため、ローターの回転角を正しく推定することが可能となる。
上記のモーター制御回路において、前記補正部は、前記外乱が生じたと前記判定部が判定した場合に、前記駆動信号を出力しない状態を前記ローターが静止するまで継続させるようにしてもよい。
この構成によれば、外乱が生じた際にローターを静止させるため、モーターの動作を安定させることが可能となる。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも短くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第1閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定し、前記補正部は、前記極性を現在の極性のまま維持して、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力するようにしてもよい。
外乱により単位量回転時間が著しく短くなった場合には、ローターが所定の単位量回転した場合と回転しなかった場合とがあり得る。この構成では、単位量回転時間が著しく短くなった場合に、極性を維持したまま新たに駆動信号を出力するため、単位量回転した場合には、新たに出力する駆動信号でローターは回転せず、単位量回転しなかった場合には、新たに出力する駆動信号により、ローターは単位量回転する。つまり、磁界や衝撃の発生時にローターが単位量回転しているか否かに関わらず、ローターの回転角を等しくすることができるため、ローターの回転角を正しく推定することが可能となる。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも長くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第2閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定し、前記補正部は、前記極性を現在の極性から次の極性に切り替えて、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力するようにしてもよい。
外乱により単位量回転時間が著しく長くなった場合には、ローターが所定の単位量だけ回転した場合と所定の単位量の2倍回転した場合とがあり得る。この構成では、単位量回転時間が著しく長くなった場合に、極性を切り替えて新たに駆動信号を出力するため、単位量だけ回転した場合には、新たに出力する駆動信号でローターは回転し、単位量の2倍回転した場合には、新たに出力する駆動信号により、ローターは回転しない。つまり、磁界や衝撃の発生時にローターが単位量だけ回転したか単位量の2倍回転したかに関わらず、ローターの回転角を等しくすることができるため、ローターの回転角を正しく推定することが可能となる。
上記のモーター制御回路において、前記判定部は、前記オフ状態の継続時間が第3閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定し、前記補正部は、前記極性を現在の極性のまま維持して、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力するようにしてもよい。
オフ状態の継続時間が著しく長い場合には、ローターが所定の単位量回転した場合と回転しなかった場合とがあり得る。この構成では、オフ状態の継続時間が著しく長い場合に、極性を維持したまま新たに駆動信号を出力するため、単位量回転した場合には、新たに出力する駆動信号でローターは回転せず、単位量回転しなかった場合には、新たに出力する駆動信号により、ローターは単位量回転する。つまり、磁界や衝撃の発生時にローターが単位量回転しているか否かに関わらず、ローターの回転角を等しくすることができるため、ローターの回転角を正しく推定することが可能となる。
ムーブメントは、上記のモーター制御回路を備えることを特徴とする。
この構成によれば、特別なセンサーを用いることなく、外乱がモーターに加わったことを精度よく検出することが可能となる。
電子時計は、上記のムーブメントを備えることを特徴とする。
この構成によれば、特別なセンサーを用いることなく、外乱がモーターに加わったことを精度よく検出することが可能となる。
電子時計の制御方法は、コイルおよびローターを有するモーターと、前記コイルに駆動信号を出力するドライバーとを備える電子時計の制御方法であって、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させ、前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替え、前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させ、前記極性を切り替えてから、前記ローターが前記所定の単位量だけ回転したと判断するまでの単位量回転時間の変化に基づいて、外乱の有無を判定することを特徴とする。
この構成によれば、単位量回転時間の変化に基づいて外乱の有無を判定するため、特別なセンサーを用いることなく、外乱がモーターに加わったことを精度よく検出することが可能となる。
1…電子時計、2…文字板、3…秒針、4…分針、5…時針、7…Aボタン、8…Bボタン、10…ムーブメント、11…水晶振動子、12…電池、13…第1モーター、14…第2モーター、20…IC、21…発振回路、22…分周回路、23…CPU、24…ROM、26…入力回路、27…BUS、30A…第1モーター制御回路、30B…第2モーター制御回路、40…ドライバー制御部、50…ドライバー、60…電流検出回路、62…第1基準電圧発生回路、63…第2基準電圧発生回路、130…コイル、131…ステーター、133…ローター。

Claims (14)

  1. コイルおよびローターを有するモーターを制御するモーター制御回路であって、
    前記コイルに駆動信号を出力するドライバーと、
    前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させるドライバー制御部と、
    前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替える極性切替部と、
    前記極性切替部による前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させる回転制御部と、
    前記極性切替部が前記極性を切り替えてから前記ローターが前記所定の単位量だけ回転したと判断するまでの単位量回転時間が、過去の単位量回転時間よりも短くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第1閾値以上の場合に、外乱が生じたと判定する判定部と、を備えたことを特徴とするモーター制御回路。
  2. コイルおよびローターを有するモーターを制御するモーター制御回路であって、
    前記コイルに駆動信号を出力するドライバーと、
    前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させるドライバー制御部と、
    前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替える極性切替部と、
    前記極性切替部による前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させる回転制御部と、
    前記極性切替部が前記極性を切り替えてから前記ローターが前記所定の単位量だけ回転したと判断するまでの単位量回転時間が、過去の単位量回転時間よりも長くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第2閾値以上の場合に、外乱が生じたと判定する判定部と、を備えることを特徴とするモーター制御回路。
  3. 請求項1または2に記載のモーター制御回路であって、
    前記判定部は、前記オフ状態の継続時間が第3閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定することを特徴とするモーター制御回路。
  4. 請求項1~3のいずれか一項に記載のモーター制御回路であって、
    前記外乱が生じたと前記判定部が判定した場合に、前記外乱による誤動作を補正する補正部を備えることを特徴とするモーター制御回路。
  5. 請求項に記載のモーター制御回路であって、
    前記補正部は、前記外乱が生じたと前記判定部が判定した場合に、前記駆動信号を出力しない状態を前記ローターが静止するまで継続させることを特徴とするモーター制御回路。
  6. 請求項又はに記載のモーター制御回路であって、
    前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも短くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第1閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定し、
    前記補正部は、前記極性を現在の極性のまま維持して、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力することを特徴とするモーター制御回路。
  7. 請求項のいずれか一項に記載のモーター制御回路であって、
    前記判定部は、前記単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも長くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第2閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定し、
    前記補正部は、前記極性を現在の極性から次の極性に切り替えて、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力することを特徴とするモーター制御回路。
  8. 請求項のいずれか一項に記載のモーター制御回路であって、
    前記判定部は、前記オフ状態の継続時間が第3閾値以上の場合に、前記外乱が生じたと判定し、
    前記補正部は、前記極性を現在の極性のまま維持して、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力することを特徴とするモーター制御回路。
  9. コイルおよびローターを有するモーターを制御するモーター制御回路であって、
    前記コイルに駆動信号を出力するドライバーと、
    前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させるドライバー制御部と、
    前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替える極性切替部と、
    前記極性切替部による前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させる回転制御部と、
    前記オフ状態の継続時間が第3閾値以上の場合に、外乱が生じたと判定する判定部と、
    前記外乱が生じたと前記判定部が判定した場合に、前記外乱による誤動作を補正する補正部と、を備え、
    前記補正部は、前記極性を現在の極性のまま維持して、前記ローターを前記単位量だけ回転させるための駆動信号を出力することを特徴とするモーター制御回路。
  10. 請求項1~9のいずれか一項に記載のモーター制御回路を備えることを特徴とするムーブメント。
  11. 請求項10に記載のムーブメントを備えることを特徴とする電子時計。
  12. コイルおよびローターを有するモーターと、前記コイルに駆動信号を出力するドライバーとを備える電子時計の制御方法であって、
    前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させ、
    前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替え、
    前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させ、
    前記極性を切り替えてから、前記ローターが前記所定の単位量だけ回転したと判断するまでの単位量回転時間が、過去の単位量回転時間よりも短くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第1閾値以上の場合に、外乱が生じたと判定することを特徴とする電子時計の制御方法。
  13. コイルおよびローターを有するモーターと、前記コイルに駆動信号を出力するドライバーとを備える電子時計の制御方法であって、
    前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させ、
    前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替え、
    前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させ、
    前記極性を切り替えてから、前記ローターが前記所定の単位量だけ回転したと判断するまでの単位量回転時間が過去の単位量回転時間よりも長くなり、かつ、前記単位量回転時間と前記過去の単位量回転時間との差の絶対値が第2閾値以上の場合に、外乱が生じたと判定することを特徴とする電子時計の制御方法。
  14. コイルおよびローターを有するモーターと、前記コイルに駆動信号を出力するドライバーとを備える電子時計の制御方法であって、
    前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力するオン状態と、前記ドライバーが前記コイルに前記駆動信号を出力しないオフ状態とを、前記コイルに流れる電流値に基づいて切り替えて、前記ローターを回転させ、
    前記オン状態の継続時間、または、前記オフ状態の継続時間が所定条件に該当する毎に、前記ローターが所定の単位量だけ回転したと判断して前記駆動信号の極性を切り替え、
    前記極性の切り替えを繰り返し、前記ローターを所望の回転量だけ回転させ、
    前記オフ状態の継続時間が第3閾値以上の場合に、外乱が生じたと判定し、
    前記極性を現在の極性のまま維持して、前記ローターを所定の単位量だけ回転させるための駆動信号を出力することで、前記外乱による誤動作を補正することを特徴とする電子時計の制御方法。
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