JP7363126B2 - 冷却構造 - Google Patents

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本発明は、冷却構造に関し、特に、ファンユニットからヒートシンクに送風して熱交換を行う冷却構造に関する。
電力変換等を行う半導体素子を備えたパワエレユニットにおいては、組み込まれる装置内での容積に制約を受けることがあり、この場合には、パワエレユニット内における冷却構造の小型化が要求される。このような冷却構造としては、特許文献1に開示される構成が知られている。特許文献1の冷却構造は、電気素子等の熱源が取り付けられるヒートシンクと、ヒートシンクのフィンに送風するファンとを備えている。かかる冷却構造では、ヒートシンクにおける複数のフィンの先端側にファンが対向配置されている。冷却構造においては、フィンの先端とファンとをできるだけ近接させると、小型化を図る上で有利となる。
特開2017-69499号公報
特許文献1においては、ファンの羽根部材に対向する領域のフィンに送風されるものの、ファンのボス(軸)に対向する領域のフィンに送風がされ難くなる。そこで、特許文献1では、ボスに対向する領域のフィンを疎とし、羽根部材に対向する領域のフィンを密としている。ところが、特許文献1のようにフィンに疎密を設けても、フィンでの風の流れは羽根部材に対向する領域からフィンの延出方向両端側(外側)に向かうので、ボスに対向する領域に送風されずに十分な冷却効果が得られない、という問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、ファンユニットのボスに対向する領域での冷却効果を向上させることができる冷却構造を提供することを目的の一つとする。
本発明における一態様の冷却構造は、ベース及び該ベースから立設する放熱部材を有するヒートシンクと、前記放熱部材の先端に接触又は隙間を介して配設され、ボスと該ボスに接続された羽根部材とを有するファンユニットとを備えた冷却構造であって、前記ファンユニットは、前記ボスの回転によって前記放熱部材の先端側から前記ベースに向かって送風可能に配置され、前記ヒートシンクは、前記ボスの軸方向から見た状態で、該ボスと重なる領域の内部と外部とに跨った連続する空気誘導領域を備え、前記空気誘導領域内における前記放熱部材の先端と前記ファンユニットとの距離は、前記空気誘導領域外における前記放熱部材の先端と前記ファンユニットとの距離よりも大きく設けられ、前記空気誘導領域内における前記ベースと前記ファンユニットとの距離が、前記空気誘導領域外における前記ベースと前記ファンユニットとの距離よりも大きく設けられ、前記放熱部材の立設方向長さが、前記空気誘導領域内と前記空気誘導領域外とで同一であることを特徴とする。
本発明によれば、空気誘導領域にて放熱部材の先端とファンユニットとの間に空間を形成でき、この空間によってボスに対向して位置する放熱部材に風を誘導して流通させることができる。これにより、複数の放熱部材におけるボスに対向する部分への送風の流量を確保でき、該部分での放熱及び冷却効果を向上させることができる。
第1の実施の形態に係る冷却構造の部分正面断面図である。 第1の実施の形態のヒートシンクの概略斜視図である。 第1の実施の形態のヒートシンクの底面図である。 比較例の冷却構造の図1と同様の断面図である。 第2の実施の形態に係る冷却構造の図1と同様の断面図である。 第2の実施の形態に係るヒートシンクの図2と同様の斜視図である。 第3の実施の形態に係る冷却構造の図1と同様の断面図である。 第3の実施の形態に係るヒートシンクの図2と同様の斜視図である。 変形例に係るヒートシンクを底面視した説明図である。
以下、本発明の一実施の形態に係る冷却構造について、添付の図面を参照しながら詳細に説明する。なお、本発明は、下記の実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を変更しない範囲内で適宜変形して実施することができるものである。以下の図においては、説明の便宜上、一部の構成を省略することがある。また、以下においては、本発明に係る冷却構造を、電力変換装置や、電圧調整装置、インバータ装置、コンバータ装置をはじめとした半導体を用いた電力変換装置全般を含むパワエレユニットに適用する場合について説明する。
[第1の実施の形態]
図1は、第1の実施の形態に係る冷却構造の部分正面断面図である。図1に示すように、第1の実施の形態に係るパワエレユニット1では、熱源となる半導体素子10と、ヒートシンク20及びファンユニット30を備えてなる冷却構造とを有している。パワエレユニット1において、半導体素子10と、ヒートシンク20及びファンユニット30は、不図示の筐体における内部空間に配置される。
ここで、以下の説明においては、各図において矢印で示したX方向、Y方向、Z方向を基準に説明する。但し、これらの方向は、説明の便宜上設定した一例に過ぎないものであり、実施に際しては図中のX方向を鉛直方向に変更する等、任意の変更がある。
半導体素子10は、例えば、電力変換を行う素子とされ、樹脂材によってパッケージされた状態で形成される。半導体素子10は、ヒートシンク20に対向する面が放熱面として形成され、該放熱面から電力変換時に発生した熱が主として放出される。
図2は、第1の実施の形態のヒートシンクの概略斜視図である。図2に示すように、ヒートシンク20は、Z方向に厚みを有する方形の板状に形成されたベース21と、ベース21の-Z側の面から立設されたフィン状をなす複数の放熱プレート(放熱部材)22を備えている。ベース21の外縁となる四辺は、X方向及びY方向に延出している。ヒートシンク20は、熱伝導率が高い素材によって形成され、具体的には、アルミニウム等の金属が例示できる。ヒートシンク20には、半導体素子10からの熱がベース21を経て放熱プレート22に伝達し、放熱プレート22の表面とこれに触れる空気との間で熱交換が行われてヒートシンク20が冷却される。
放熱プレート22は、厚さ方向がX方向とされ、立設方向がZ方向とされる。そして、放熱プレート22は、X方向及びZ方向に直交するY方向を延出方向として延出して設けられている。放熱プレート22は、X方向を並び方向として等間隔に(所定間隔毎に)複数並設されている。よって、X方向に隣り合う放熱プレート22の間には、ファンユニット30から送風された空気が流通する流路23が複数形成される。
図1に戻り、ファンユニット30は、ヒートシンク20における放熱プレート22の先端側に対向配置されている。ファンユニット30は、不図示の駆動手段から駆動力が伝達されて回転中心位置C周りに回転する概略円筒状のボス31と、ボス31の外周に設けられる(接続される)複数の羽根部材32とを備えている。また、ファンユニット30は、ボス31及び羽根部材32を収容するケーシング33を備えている。
ケーシング33は、X方向及びY方向に四辺を備えた枠状に形成されて+Z側及び-Z側を開放するように設けられている。ケーシング33は、複数の放熱プレート22の形成領域に対し、X方向及びY方向にて若干内側または概略揃うように設けられる。また、ケーシング33の+Z側の端部が放熱プレート22の先端(-Z側端部)に対し、若干の隙間を介して配設されるよう、不図示の支持部材を介して支持される。なお、図1では、ケーシング33の+Z側の端部と放熱プレート22の先端との間に隙間を設けたが、それらが接触するように配設してもよい。
ボス31の軸方向に平行となる回転中心位置Cは、放熱プレート22の立設方向つまりZ方向に延出して設けられている。羽根部材32は、ボス31の回転によってケーシング33の-Z側から+Z側に送風するよう形成され、これにより、放熱プレート22の先端側からベース21に向かって送風可能になる。
図3は、第1の実施の形態のヒートシンクの底面図である。図1及び図2に加えて図3にも示すように、ヒートシンク20において、複数の放熱プレート22における先端は、中央部分が部分的に凹むように形成されている。言い換えると、ヒートシンク20における放熱プレート22の先端は、XY面と平行に位置する外側領域25と、外側領域25の内側に位置して円形に凹んだ領域となる空気誘導領域26とを形成している。よって、空気誘導領域26内の放熱プレート22の先端位置は、外側領域25における放熱プレート22の先端位置よりファンユニット30から離れて形成される(図1参照)。なお、外側領域25は空気誘導領域26外の領域とされる。
図3に示すように、複数の放熱プレート22と二点鎖線で示すボス31とをZ方向にて重ねて見た状態で、ボス31が円形に形成され、空気誘導領域26がボス31より大きい径寸法となる同心円の内側に形成されている。よって、空気誘導領域26は、ボス31を含みつつX方向及びY方向にてボス31の外周からはみ出るように形成され、ボス31と重なる領域の内部と外部とに跨った連続する領域となる。なお、図3において、空気誘導領域26より外側にてボス31と同心円の二点鎖線で示した位置は、ボス31の回転による羽根部材32先端の通過位置である。よって、該通過位置とボス31との間の領域が、羽根部材32が回転して通過する送風領域とされる。
図2に示すように、空気誘導領域26では、球面や椀状に凹む湾曲面に沿って放熱プレート22の先端が位置するよう、空気誘導領域26の外周から中央に向かって放熱プレート22の先端におけるZ方向の位置が徐々に変化して形成される。よって、図1に示すように、空気誘導領域26内の放熱プレート22の先端とファンユニット30とのZ方向の距離は、Z方向から見た状態で、ボス31の回転中心位置C(中心軸)に近づくにつれて徐々に大きく設けられる部分を有する。本実施の形態において、かかるZ方向の距離は、X方向にて空気誘導領域26の外周から中央に向かい徐々に長く(大きく)なるよう変化している。
ここで、上記第1の実施の形態におけるヒートシンク20及びファンユニット30の冷却機能について、図4に示す比較例の冷却機能を説明してから説明する。図4は、比較例の冷却構造の図1と同様の断面図である。
比較例の冷却構造は、ヒートシンク120において、上記第1の実施の形態における空気誘導領域26の形成を省略し、全ての放熱プレート122の先端が同一のXY平面に沿って位置するものとする。また、比較例におけるファンユニット130は、第1の実施の形態におけるファンユニット30と同様の構成となってボス131、羽根部材132及びケーシング133を備えている。
ファンユニット130を作動してヒートシンク120に送風すると、ファンユニット130から放熱プレート122側となる+Z方向に空気が流れる。かかる空気の流れは、隣り合う放熱プレート122の間を流れてベース121に当たった後(図4の矢印参照)、放熱プレート122のY方向両端から吹き出すように空気が流れて冷却作用が得られる。
ここで、ファンユニット130のボス131からは送風が発生しないので、複数の放熱プレート122にて、ボス131に対向する領域Aでは空気が流れない或いは流れ難くなって滞留することとなる。このため、かかる領域Aとその周辺部が高温化し、冷却能力が低下する、という問題がある。
ところで、仮に、放熱プレート122とファンユニット130との間隔を拡げれば、整流作用によって領域Aへ流れる風量を増やすことができるが、パワエレユニット1の小型化の要請から、Z方向の全体サイズが大きくなり好ましくない。
これに対し、第1の実施の形態では、空気誘導領域26内における放熱プレート22の先端とファンユニット30との距離が、外側領域25における放熱プレート22の先端とファンユニット30との距離よりも大きく設けられる。このように空気誘導領域26が形成されるので、空気誘導領域26内の放熱プレート22の先端とファンユニット30との間に羽根部材32からの送風が流れ込む空間が形成される(図1参照)。言い換えると、空気誘導領域26にて放熱プレート22の先端側に形成される空間によって、ボス31に対向する領域Aに風の流れを誘導することができる。これにより、領域Aでの空気の滞留を抑制して空気を流通させることができ、領域Aが高温になることを防止して冷却能力を良好に発揮することができる。
このように冷却能力を発揮することで、ヒートシンク20とファンユニット30とを離さなくても領域Aへの風量を確保できるので、Z方向へのサイズ拡大を回避でき、パワエレユニット1の小型化に寄与することができる。
なお、第1の実施の形態において、領域Aの外側の領域にあっては、ファンユニット30からの送風が比較例と同様に流れて冷却作用を得ることができる。
また、空気誘導領域26の外周から中央に向かって放熱プレート22の先端位置が徐々に変化して形成されるので、空気誘導領域26における放熱プレート22の先端側の空間に対し空気抵抗を抑制しつつ送風を誘導することができる。これにより、ボス31に対向する領域Aに効率良く導風して換気を促すことができ、冷却能力をより良好に発揮することができる。
更に、Z方向から見て空気誘導領域26がボス31より大きい径寸法の同心円内に形成されるので、領域Aに送風を誘導できる領域をボス31周りに均一に形成でき、該ボス31周りから領域Aに効率良く導風することができる。
次に、本発明の前記以外の実施の形態について説明する。なお、以下の説明において、説明する実施の形態より前に記載された実施の形態と同一若しくは同等の構成部分については同一符号を用いる場合があり、説明を省略若しくは簡略にする場合がある。
[第2の実施の形態]
本発明の第2の実施の形態について図5及び図6を参照して説明する。図5は、第2の実施の形態に係る冷却構造の図1と同様の断面図である。図6は、第2の実施の形態に係るヒートシンクの図2と同様の斜視図である。図5及び図6に示すように、第2の実施の形態では、第1の実施の形態に対し、空気誘導領域26の形状及び形成位置を変更している。
第2の実施の形態において、複数の放熱プレート22の先端が+Z側に凹んだ領域となる空気誘導領域26は、放熱プレート22のY方向(延出方向)全体、言い換えると、Y方向の一端から他端に亘って帯状に形成される。空気誘導領域26のX方向の幅は、ボス31のX方向の幅(直径)より大きく形成されている。よって、第2の実施の形態においても、Z方向にて重ねて見たときに、空気誘導領域26がボス31を含みつつX方向及びY方向にてボス31の外周からはみ出るように形成され、ボス31と重なる領域の内部と外部とに跨った連続する領域に空気誘導領域26が形成される。
また、第2の実施の形態において、空気誘導領域26では、放熱プレート22の先端がV溝の底面のように傾斜する2つの平面(傾斜面)に沿って位置している。よって、第2の実施の形態においても、Z方向から見た状態で、空気誘導領域26内の放熱プレート22の先端とファンユニット30とのZ方向の距離がボス31の回転中心位置C(中心軸)に近づくにつれて徐々に大きく設けられる部分を有し、かかるZ方向の距離がX方向にて空気誘導領域26の外周から中央に向かい徐々に長く(大きく)なるよう変化している。
このような第2の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に、ボス31に対向する領域Aに風の流れを誘導可能として、領域Aの高温化を抑制して冷却能力を良好に発揮することができる。しかも、各放熱プレート22において、Z方向の寸法が変化せずに一様に形成されるので、ヒートシンク20を押出成形によって簡単に製作でき、製造負担及びコストの削減を図ることができる。
[第3の実施の形態]
本発明の第3の実施の形態について図7及び図8を参照して説明する。図7は、第3の実施の形態に係る冷却構造の図1と同様の断面図である。図8は、第3の実施の形態に係るヒートシンクの図2と同様の斜視図である。図7及び図8に示すように、第3の実施の形態では、第2の実施の形態に対し、空気誘導領域26の形成位置を同一としつつ、ベース21及び放熱プレート22の形状を変更している。
第3の実施の形態において、空気誘導領域26内におけるベース21の-Z側の面とファンユニット30とのZ方向の距離が、外側領域25におけるベース21の-Z側の面とファンユニット30とのZ方向の距離よりも大きく設けられる。本実施の形態において、空気誘導領域26では、ベース21の-Z側の面がV溝状に凹んで形成される。この一方、空気誘導領域26と外側領域25とで放熱プレート22の立設方向長さ(Z方向の寸法)が同一に設定されている。従って、ベース21の凹んだ領域から立設する放熱プレート22の先端において、第2の実施の形態と同様に+Z側に凹んだ空間を形成することができる。
このような第3の実施の形態によっても、第1の実施の形態と同様に、ボス31に対向する領域Aに風の流れを誘導可能として、領域Aの高温化を抑制して冷却能力を良好に発揮することができる。また、第2の実施の形態と同様に、ヒートシンク20を押出成形によって簡単に製作できる。しかも、空気誘導領域26にてベース21を凹ませた分、放熱プレート22の立設方向長さを大きく設定することができ、放熱プレート22の放熱面積を確保して冷却能力向上に寄与することができる。
本発明の実施の形態は上記の実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の趣旨を逸脱しない範囲において様々に変更、置換、変形されてもよい。さらには、技術の進歩又は派生する別技術によって、本発明の技術的思想を別の仕方で実現することができれば、その方法を用いて実施されてもよい。したがって、特許請求の範囲は、本発明の技術的思想の範囲内に含まれ得る全ての実施態様をカバーしている。
上記各実施の形態では、空気誘導領域26において、複数の放熱プレート22の先端位置が徐々に変化する構成としたが、該先端のZ方向の位置が同一となるように形成してもよい。この場合、空気誘導領域26内の放熱プレート22の先端がXY面と平行となる平面上に位置するようになる。
また、空気誘導領域26は、X方向(放熱プレート22の並び方向)にてボス31を内側に配置しつつボス31の外周からはみ出る領域となる限りにおいて変更してもよい。例えば、図9に示すように、空気誘導領域26をZ方向から見て方形状に形成し、Y方向の形成位置を空気誘導領域26とボス31とで同一としつつ、X方向にてボス31の外周から空気誘導領域26がはみ出るように形成してもよい。
また、空気誘導領域26の形成数は単一に限定されるものでなく、ファンユニット30を増設することで、X方向(放熱プレート22の並び方向)やY方向(放熱プレート22の延出方向)に並べて複数形成したり、不規則に並べて複数形成したりしてもよい。
また、ボス31の形状は、円錐台或いは円錐台と円柱とを組み合わせた形状にする等、変更してもよい。
また、第1の実施の形態のように空気誘導領域26の全周を外側領域25で形成しても、第3の実施の形態のように空気誘導領域26のベース21を凹ませて放熱プレート22の先端側に凹んだ空間を形成してもよい。
1 パワエレユニット
20 ヒートシンク(冷却構造)
21 ベース
22 放熱プレート(放熱部材)
25 外側領域(空気誘導領域外)
26 空気誘導領域
30 ファンユニット(冷却構造)
31 ボス
32 羽根部材
33 ケーシング

Claims (5)

  1. ベース及び該ベースから立設する放熱部材を有するヒートシンクと、
    前記放熱部材の先端に接触又は隙間を介して配設され、ボスと該ボスに接続された羽根部材とを有するファンユニットとを備えた冷却構造であって、
    前記ファンユニットは、前記ボスの回転によって前記放熱部材の先端側から前記ベースに向かって送風可能に配置され、
    前記ヒートシンクは、前記ボスの軸方向から見た状態で、該ボスと重なる領域の内部と外部とに跨った連続する空気誘導領域を備え、
    前記空気誘導領域内における前記放熱部材の先端と前記ファンユニットとの距離は、前記空気誘導領域外における前記放熱部材の先端と前記ファンユニットとの距離よりも大きく設けられ
    前記空気誘導領域内における前記ベースと前記ファンユニットとの距離が、前記空気誘導領域外における前記ベースと前記ファンユニットとの距離よりも大きく設けられ、
    前記放熱部材の立設方向長さが、前記空気誘導領域内と前記空気誘導領域外とで同一であることを特徴とする冷却構造。
  2. 前記空気誘導領域に形成される前記放熱部材の先端と前記ファンユニットとの距離は、前記ボスの軸方向から見た状態で、前記ボスの中心軸に近づくにつれて徐々に大きく設けられる部分を有することを特徴とする請求項1に記載の冷却構造。
  3. 前記ボスの軸方向から見た状態で、前記ボスは円形に形成され、前記空気誘導領域は前記ボスより大きい径寸法の同心円内に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却構造。
  4. 前記空気誘導領域は、前記ボスの軸方向から見た状態で、前記ベースの一端から他端に亘って帯状に形成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の冷却構造。
  5. 前記放熱部材は、その厚さ方向を並び方向として複数並設され、前記放熱部材の立設方向及び前記並び方向と直交する複数の放熱プレートであることを特徴とする請求項1ないし請求項のいずれかに記載の冷却構造。
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