JP7362879B1 - エレベータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】可変カウンタウエイトの重量を調整するための揚液ポンプの稼働時間を短縮できるエレベータ装置を提供する。【解決手段】ワイヤ6が巻き掛けられた電動機駆動の巻上機2と、ワイヤ6の両端に連結された乗りかご7及び液体を収納量変更可能に収納する可変カウンタウエイト8と、低置貯液タンク21及び高置貯液タンク22と、低置貯液タンク21に接続された電動機駆動の揚液ポンプ23と、揚液ポンプ23の吐出部から上方に延びて高置貯液タンク22に接続する揚液管25と、高置貯液タンク22から下方に延びて低置貯液タンク21に接続する還り管26と、巻上機2及び揚液ポンプ23が接続される蓄電用バッテリ11とを備え、可変カウンタウエイト8は、揚液管25から液体が注入可能な注入管33と、前記還り管26へ前記液体が排出可能な排出管35とを有する。【選択図】図1

Description

本発明の実施形態はエレベータ装置に関する。
一般的には、エレベータ装置には乗りかごとのバランスを調整するためのカウンタウエイト(釣合おもり)が備えられている。該カウンタウエイトには、水などの液体を貯留できる構造を有するものがあり、貯留される液体量を調整することによりカウンタウエイトの重量を調整でき、これを可変カウンタウエイトと呼んでいる。ここで、可変カウンタウエイト内には液体が揚液ポンプを用いて汲み上げられて貯留される。
特開2013-23372号公報
しかしながら、上述した可変カウンタウエイトを有するエレベータ装置では、揚液ポンプを用いて地面などの最下階近傍に配置される固定タンクから水を汲み上げるので、その消費電力は非常に大きいものとなる。
本発明は上述の事情によりなされたもので、可変カウンタウエイトの重量を調整するための揚液ポンプの稼働時間を短縮できるエレベータ装置を提供することを課題とする。
上記課題を解決するために、実施形態に係るエレベータ装置は、ワイヤが巻き掛けられた電動機駆動の巻上機と、前記ワイヤの一端に連結された乗りかごと、ワイヤの他端に連結されるとともに液体を収納量変更可能に収納する可変カウンタウエイトとを備えたエレベータ装置である。該エレベータ装置は、設置高さが異なる低置貯液タンク及び高置貯液タンクと、低置貯液タンクの出口部に接続された電動機駆動の揚液ポンプと、揚液ポンプの吐出部から上方に延びて高置貯液タンクに接続する揚液管と、高置貯液タンクから下方に延びて低置貯液タンクに接続する還り管と、巻上機及び揚液ポンプが電気的に接続される蓄電用のバッテリとを備える。可変カウンタウエイトは、揚液管から液体が注入可能な注入部と、還り管へ液体が排出可能な排出部とを有する。
本発明の第1の実施形態に係るエレベータ装置1の配管及び配線系統を示す概略図 図1のエレベータ装置1の通常運転時の作動説明図 図1のエレベータ装置1の停電運転時であって、可変カウンタウエイト8が最下階に位置した時の作動説明図 図1のエレベータ装置1の停電運転時であって、可変カウンタウエイト8が最上階に位置した時の作動説明図 本発明の第2の実施形態に係るエレベータ装置1の通常運転時における、配管及び配線系統を示す概略図 図5のエレベータ装置1の揚液運転時であって、可変カウンタウエイト8が最下階に位置した時の作動説明図 図5のエレベータ装置1の揚液運転時であって、可変カウンタウエイト8が最上階に位置した時の作動説明図
以下、実施形態について図面を参照して説明する。なお、以下の各実施形態において、同様の構成要素については同一の符号を付して説明は省略する。
[第1の実施形態]
本実施形態に係るエレベータ装置1は、内部に液体を収納できるタンク型構造を有する可変カウンタウエイト8を備え、該可変カウンタウエイト8は液体の収納量を変更することにより重量を変更することができる。ここで、エレベータ装置1の最上階よりもやや上方に液体を収納するための固定タンクを配置することにより、収納された液体の位置エネルギーとして電力を貯蔵することが可能となる。
従って、該貯蔵された液体の位置エネルギーをエレベータ装置1の走行電力として利用することができ、エレベータ装置1の消費電力を大幅に削減することが可能となる。
図1~図4は本発明の第1の実施形態を示しており、これらの図面に基づいて第1の実施形態のエレベータ装置を説明する。
図1はエレベータ装置1の配管及び配線系統を示す概略図である。図1のエレベータ装置1は、建物の最上階の上方に配置された巻上機2と、該巻上機2のシーブ3に巻き掛けられたワイヤ6と、該ワイヤ6の一端に連結された乗りかご7と、ワイヤ6の他端に連結された、タンク型の可変カウンタウエイト8と、該可変カウンタウエイト8内の液体(例えば水道水など)の収納量を調整するための揚液機構20とを備えて構成される。ここで、可変カウンタウエイト8は、収納された液体の量(収納量)を変更することにより重量を変更できる。
巻上機2は、シーブ3と電動機4とから構成される。電動機4は、たとえば三相交流用の電線ケーブルL2を介して制御盤9に電気的に接続される。
制御盤9は、電線ケーブルL1を介して商用電源の建屋電源10に電気的に接続される。また、制御盤9は、直流用の電線ケーブルL3,L4を介して蓄電用のバッテリ11並びに揚液機構20の揚液ポンプ23の電動機に電気的に接続される。なお、建屋電源10は、電力会社から供給される商用電源を用いて構成されたが、例えば、自家用の発電機や太陽光発電を用いるように構成されてもよい。
揚液機構20は、最下階よりもやや下方に配置された固定タンクとしての低置貯液タンク21と、最上階よりもやや上方に配置された固定タンクとしての高置貯液タンク22とを備えて構成される。ここで、エレベータ装置1の最上階よりもやや上方に液体を収納するための高置貯液タンク22を配置することにより、貯蔵(収納)された液体の位置エネルギーとして電力を貯蔵することが可能となる。この貯蔵された液体の位置エネルギーをエレベータ装置1の走行電力として利用することができ、エレベータ装置1の消費電力を大幅に削減することが可能となる。
揚液機構20はさらに、低置貯液タンク21の下端部の出口管(出口部)21aに接続された揚液ポンプ23と、該揚液ポンプ23の吐出部から上方に延びて高置貯液タンク22の下端部の出入口管22aに接続された揚液管25と、高置貯液タンク22の底壁から下方に延びて低置貯液タンク21の上壁に接続する還り管26とを備えて構成される。ここで、高置貯液タンク22の出入口管22aには開閉弁(止水弁)27が配置され、還り管26の上端にも開閉弁(止水弁)28が配置される。
可変カウンタウエイト8の上端部には、開閉弁(止水弁)34を有する注入管(注入部)33が設けられる。また、可変カウンタウエイト8の下端部には、開閉弁(止水弁)36を有する排出管(排出部)35が設けられる。
一方、揚液管25には、建屋の各階に対応する高さの位置に、液体供給用のソケット型の急速継手管(ワンタッチ継手管)40がそれぞれ設けられる。各急速継手管40はそれぞれ、可変カウンタウエイト8の注入管33の先端部が突入した時に、水密状態でロック保持されるように構成される。また、制御盤9からの指示信号により自動的にロック解除される。ここで、ソケット型(メス型)の急速継手管を可変カウンタウエイト8の注入管33に設け、オス型の継手相手を揚液管25に設けるように構成されてもよい。
また、各階の高さに対応する位置に開口部41が設けられる。ここで、還り管26には大きな内圧が発生することがないので、可変カウンタウエイト8の排出管35から開口部41を介して還り管26内に液体が放出される。なお、本発明において、開口部41の代わりに、揚液管25の急速継手管40と同様の急速継手管を設けるように構成されてもよい。
制御盤9は、運転制御部、弁開閉制御部、交流/直流コンバータ、乗りかご7内の操作盤、及びドア駆動部等に電気的に接続され、それらの作動を制御する。ここで、運転制御部は、巻上機2及び揚液ポンプ23の運転を制御する。また、弁開閉制御部は、各開閉弁27,28,34,36等の開閉動作を制御する。ここで、開閉弁(止水弁)27,開閉弁(止水弁)28、開閉弁(止水弁)34,開閉弁(止水弁)36の開閉の制御及び揚液ポンプ23の運転制御は、エレベータ装置1の乗りかご7の制御と連携しながら開閉の制御が行われるように構成されてもよい。
次に、本実施形態に係るエレベータ装置1の作動について説明する。
(通常運転時)
エレベータ装置1の通常運転中において、後述する停電運転時においてもエレベータ装置1の走行を停止することなく走行できるための備えとして、高置貯液タンク22内には、常に満杯付近まで液体が貯留される。
図2は図1のエレベータ装置1の通常運転時の作動説明図である。図2では、通常運転中のエレベータ装置1の状態が図示される。通常運転中には、高置貯液タンク22内は、停電時でも長くエレベータ装置1を動かすことができるように、低置貯液タンク21から揚液することにより、常に満杯付近まで液体が貯留される。
符号「N」を付した矢印は、通常運転時における商用の建屋電源10からの電流の流れを示している。図2において、通常運転では、巻上機2の駆動及び揚液ポンプ23は、矢印Nで示すように建屋電源10からの電力を用いて駆動される。
乗りかご7を下降させる場合には、可変カウンタウエイト8の液体の収納量(液量)を減らして可変カウンタウエイト8を軽くする。反対に、乗りかご7を上昇させる場合には、可変カウンタウエイト8に液体を注入して、可変カウンタウエイト8の重量を重くする。これにより、乗りかご7及び可変カウンタウエイト8の重量を利用した乗りかご7の昇降が可能となる。
この構成によれば、可変カウンタウエイト8に対する高置貯液タンク22内からの液体供給並びに可変カウンタウエイト8からの液体の放出による重量増減に基づいて、乗りかご7の昇降駆動を行うことができる。従って、従来の重量が一定のカウンタウエイト(釣合おもり)を必要としないので巻上機2の小型化が可能となる。
さらに、例えば地面などの最下階近傍に配置される固定タンクから可変カウンタウエイト8に水などの液体を汲み上げて可変カウンタウエイト8の重量を調整する従来のものと比較すると、高置貯液タンク22内から可変カウンタウエイト8内に液体を給液することができるので、汲み上げるための揚液ポンプ23の稼働時間を短縮できるので商用電力の使用を大幅に削減することが可能となる。
なお、各停止階において、その停止階での搭乗者の増減や移動方向に応じて、可変カウンタウエイト8内の液体の収納量を調整するように構成されてもよい。
(巻上機2で発生する回生電力の利用)
図1を用いて巻上機2で発生する回生電力の利用について説明する。
図1において、符号「R」を付した太い実線の矢印は、巻上機2の回生運転時に発生する回生電力の電気の流れを示している。また、符号「Ra」を付した太い実線で囲む白抜きの矢印は、回生電力で揚液ポンプ23を駆動することによる揚液管25内の液体の流れを示している。
ここで、「回生」とは、巻上機2の電動機の回転が維持された状態から回転が減速に移行する過程において、電動機4は発電機の役割を担って電力を発生することを意味し、「回生電力」とはこの回生によって発生した電力のことをいう。すなわち、乗りかご7と可変カウンタウエイト8との重量バランスの調整を利用することによる巻上機2の電動機4の回生運転において回生電力が発生する。ここで、巻上機2の電動機4の回生運転による回生電力を単に巻上機2による回生電力と記載する場合もある。
例えば、搭乗者数が少ない状態での上昇運転時や、搭乗者数が多い状態での下降運転時では、巻上機2は、速度を一定に制限して乗りかご7を昇降させる回生運転を行う。この回生運転時に発生する回転エネルギーを回生電力という。この回生電力を、蓄電池に充電したり、電力供給系統に戻してエレベータ装置1の乗りかご7の昇降運転に用いたりすることで、電力の損失を抑制できる。
上述したように、乗りかご7と可変カウンタウエイト8との重量バランスの調整を利用することにより、巻上機2の電動機4に回生電力が発生する。この回生電力の電気は矢印Rで示すように、電線ケーブルL2,制御盤9,電線ケーブルL3及び電線ケーブルL4を通って揚液ポンプ23に供給され、揚液ポンプ23を駆動させることが可能となる。
従って、低置貯液タンク21の液体は揚液ポンプ23の吐出部から上方に吐出され、矢印Raのように揚液管25内を上昇して、高置貯液タンク22内に給液される。すなわち、巻上機2による回生電力は、高置貯液タンク22内に収納された液体の位置エネルギーとして蓄積(貯蓄)される。ここで、液体の位置エネルギーは、低置貯液タンク21から高置貯液タンク22内へ液体(水など)を揚液するのに必要なエネルギーに相当する。
この構成によれば、揚液ポンプ23を用いて低置貯液タンク21から高置貯液タンク22内へ液体を汲み上げることができる。そして、高置貯液タンク22内から液体を自然落下させることにより、可変カウンタウエイト8へ給液することが可能となる。すなわち、巻上機2による回生電力のエネルギーを蓄電用バッテリ11の蓄電と高置貯液タンク22内の液体の位置エネルギーとに分散して蓄積できる。
さらに、低置貯液タンク21内の液体を揚液ポンプ23を用いて高置貯液タンク22内に移送し、液体の位置エネルギーとしてエネルギーを蓄積することができるので、可変カウンタウエイト8の液体収納量を変更する際に、重力により可変カウンタウエイト8内に液体を注入できる。従って、揚液ポンプ23を作動させる必要がないので、省電力化を達成することが可能となる。
巻上機2で発生する回生電力は、上述したように直接的に揚液ポンプ23の駆動に利用される。また、巻上機2で発生する回生電力の一部が蓄電用のバッテリ11に蓄電されるように構成されてもよいし、巻上機2で発生する回生電力の一部が制御盤9から電線ケーブルL1を介して建屋に送られて建屋の各種電気機器に利用されるように構成されてもよい。
(余剰電力による揚液作業)
次に、図1を用いて余剰電力を用いた揚液作業について説明する。
図1において、符号「S」を付した細い実線の矢印は、建屋電源10からの余剰電力の電気の流れを示している。また、符号「Sa」を付した細い実線で囲む白抜きの矢印は、余剰電力で揚液ポンプ23を駆動することによる揚液管25内の液体の流れを示している。ここで、「余剰電力」とは、使い切れずに余った電力を意味する。
建屋電源10からの余剰電力は、矢印Sに示すように、電線ケーブルL1,制御盤9,電線ケーブルL3及び電線ケーブルL4を介して揚液ポンプ23に供給され、揚液ポンプ23を駆動することができる。これにより、低置貯液タンク21の液体は揚液ポンプ23の吐出部から上方に吐出され、矢印Saのように揚液管25内を上昇して、高置貯液タンク22内に給液される。ここで、余剰電力の一部が蓄電用のバッテリ11に蓄電されるように構成されてもよい。
(高置貯液タンク22内の液体の位置エネルギーの利用)
次に、図1を用いて高置貯液タンク22内の液体の位置エネルギーの利用について説明する。
図1において、符号「Ta」を付した破線で囲まれた白抜きの矢印は、高置貯液タンク22内から揚液管25内に放出されて揚液ポンプ23に接続する液体の流れを示している。また、符号「T」を付した破線の矢印は、高置貯液タンク22内から供給される液体が揚液ポンプ23に供給されたときに発生する回生電力の電気の流れを示している。
高置貯液タンク22内から揚液管25に供給される液体は、可変カウンタウエイト8の開閉弁34,36が閉じられた状態では、揚液管25内を自然落下して揚液ポンプ23に至る。そして、揚液ポンプ23を回生運転させ、回生電力が発生される。この回生電力は、矢印Tで示すように、電線ケーブルL4を介して蓄電用のバッテリ11に蓄電される。なお、揚液ポンプ23の回生運転による生じる回生電力の一部が蓄電用バッテリ11に蓄電され、その余りの回生電力が電線ケーブルL3,制御盤9及び電線ケーブルL1を通って建屋に送られ、建屋の各種電気機器に利用されるように構成されてもよい。
さらに、高置貯液タンク22内から揚液管25に供給される液体が、可変カウンタウエイト8内に給液されて該可変カウンタウエイト8内が満杯状態となり、その重量を利用することにより可変カウンタウエイト8は下降する。そのとき、巻上機2の電動機4で回生電力を発生するので、その電力は蓄電用バッテリ11に蓄電される。
(停電時の乗りかご7の下降運転)
次に、図3を用いて停電時の乗りかご7の下降運転について説明する。
図3は停電時における乗りかご7の下降運転時の状態を図示し、図1のエレベータ装置1の停電運転時であって、可変カウンタウエイト8が最下階に位置した時の作動説明図である。
図3では、建屋電源10からの電力供給が停止されている。ここで、乗りかご7は最上階に位置し、可変カウンタウエイト8が最下階に位置し、乗りかご7には多くの搭乗者が乗り込んでいる。
可変カウンタウエイト8内の液体が排出管35から低置貯液タンク21内へ排出されて、可変カウンタウエイト8内は空の状態となっている。この状態から乗りかご7を停止させるためのブレーキを解除すると、乗りかご7及び搭乗者の重量により、乗りかご7は電力が使用されることなしに自然に下降する。この乗りかご7の下降行程においても、巻上機2の電動機4には回生電力が発生するので、その電力は矢印Rのように流れ、蓄電用バッテリ11に蓄電される。ここで、揚液ポンプ23の駆動に利用されるように構成されてもよい。
(停電時の乗りかご7の上昇運転)
次に、図4を用いて停電時の乗りかご7の上昇運転について説明する。
図4は停電時における乗りかご7の上昇運転時の状態が図示され、図1のエレベータ装置1の停電運転時であって、可変カウンタウエイト8が最上階に位置した時の作動説明図である。
図4では建屋電源10からの電力供給が停止されている状態が図示され、ここで、乗りかご7が最下階に位置し、可変カウンタウエイト8が最上階に位置した状態が示されている。
一方、可変カウンタウエイト8には液体がほぼ満杯状態に充填されている。この状態から乗りかご7を停止させるためのブレーキを解除することにより、重い重量の可変カウンタウエイト8が下降し、乗りかご7が上昇する。このような可変カウンタウエイト8の重量変化を利用した運転では、高置貯液タンク22内に貯蔵されている(溜まっている)液体重量に比例して乗りかご7を上昇させることが可能となる。この乗りかご7の上昇行程においても、巻上機2の電動機4には回生電力が発生するので、その電力が蓄電用バッテリ11に蓄電される。
揚液作業によって高置貯液タンク22内の液体が満杯状態になった後、さらに液体が給液(供給)される場合には、還り管26の上端部の開閉弁28が開放されて還り管26を介して低置貯液タンク21に液体が放出される。
なお、高置貯液タンク22内への液体の給液は、低置貯液タンク21からの揚液に限らず、たとえば図4に示すように、水道の蛇口(水供給部)50を高置貯液タンク22の上方に配置し、水道の蛇口(水供給部)50から排出される水道水が高置貯液タンク22内に給液されるように構成されてもよい。
[第1の実施形態の効果]
(1)以上のような本実施形態に係るエレベータ装置1によれば、可変カウンタウエイト8内の液体の収納量を調整することにより、可変カウンタウエイト8の重量を変更できる。従って、重量が一定のカウンタウエイト(釣合おもり)を備えた従来のエレベータ装置と比較すると、巻上機2の小型化が可能となる。
(2)以上のような本実施形態に係るエレベータ装置1によれば、最上階よりもやや上方に配置された高置貯液タンク22を固定タンクとして備えているので、揚液ポンプ23ではなく重力を用いて可変カウンタウエイト8内への水などの液体の注入が可能となる。従って、可変カウンタウエイト8の重力を調整するための揚液ポンプ23の稼働時間を短縮できるので、揚液ポンプ23を作動させるための電力を削減することが可能となる。
(3)以上のような本実施形態に係るエレベータ装置1によれば、巻上機2または揚液ポンプ23の回生運転時における各電動機で発生する回生電力を、揚液ポンプ用電力、制御盤用電力、さらには巻上機の補助電力として利用可能となるので、電力コストをさらに削減することが可能となる。
(4)以上のような本実施形態に係るエレベータ装置1によれば、可変カウンタウエイト8の重量の変更時に限らず、都合の良い時期を選んで揚液ポンプ23を作動させることができる。従って、たとえば深夜の低料金時に揚液ポンプ23を駆動して揚液することにより、電力コストをさらに削減することが可能となる。
[第2の実施形態]
図5~図7は、本発明の第2の実施形態における作動説明図であり、これらの図に基づいて第2の実施形態に係るエレベータ装置1を説明する。なお、第1の実施形態と同じ構成要素には同じ番号を付し、詳しい説明は省略する。
(揚液機構20の構成)
図5は本発明の第2の実施形態に係るエレベータ装置1の通常運転時における、配管及び配線系統を示す概略図である。ここで、通常運転時のエレベータ装置1の配管及び配線系統を示す全体略図が示され、図1のエレベータ装置1の揚液機構20と比較すると、第2揚液ポンプ83及び第2サブタンク82をさらに備え、第1揚液ポンプ73及び第2サブタンク72をさらに備えたことが相違する。
図5の揚液機構20は、低置貯液タンク21の下方近傍に低揚程の第1揚液ポンプ73及び第1サブタンク72を配置する。また、図5の揚液機構20は、高置貯液タンク22の下方近傍に低揚程の第2揚液ポンプ83及び第2サブタンク82を配置する。低置貯液タンク21の下端部に設けられた出口管(出口部)21aと高置貯液タンク22の下端部の出入口管22aとが給液管65を介して連結される。さらに、第1サブタンク72の上端部の入口管72aと第2サブタンク82の上端部の入口管82a及び高置貯液タンク22の下端部の出入口管22aとが、還り管76を介して連結される。
給液管65及び還り管76には、各階毎に急速継手管90と開口部91とがそれぞれ設けられる。最上階に設けられた急速継手管90は、高置貯液タンク22の出入口管22aよりもやや低い位置に位置し、最下階に設けられた急速継手管90は低置貯液タンク21の出口管21aよりもやや低い位置に位置する。また、最上階に設けられた開口部91は、第2サブタンク82の入口管82aよりもやや高い位置に位置し、最下階に設けられた開口部91は、第1サブタンク72の入口管72aよりもやや高い位置に位置する。
高置貯液タンク22の出入口管22aには第1の実施形態と同様の開閉弁(止水弁)27が設けられ、給液管65の下端部には低置貯液タンク21の出口管21aよりもやや高い位置に開閉弁(止水弁)67が設けられる。
また、還り管76には、その上端部に第1の実施形態と同様の開閉弁28が設けられる。さらに、還り管76には、第2サブタンク82の入口管82aよりもやや低い位置と、低置貯液タンク21の出口管21aよりもやや高い位置にそれぞれ開閉弁77,78が設けられる。
(揚液作業)
揚液機構20による揚液作業は、第1サブタンク72から三段階の行程を経て高置貯液タンク22内まで液体が汲み上げられる。第1段階(第1行程)では、第1サブタンク72の液体が第1揚液ポンプ73により低置貯液タンク21まで汲み上げられる。第2段階(第2行程)では、低置貯液タンク21から最下階位置の可変カウンタウエイト8に液体が移送され、可変カウンタウエイト8から上方の第2サブタンク82まで移送される。第3段階(第3行程)では、第2サブタンク82から第2揚液ポンプ83を用いて高置貯液タンク22内へ液体が汲み上げられる。
図6は図5のエレベータ装置1の揚液運転時であって、可変カウンタウエイト8が最下階に位置した時の作動説明図である。ここで、揚液作業の第1行程が図示される。また、最下階に位置する可変カウンタウエイト8において、上端部の注入管33が給液管65の最下階の急速継手管90に接続され、可変カウンタウエイト8の下端部の排出管35が還り管76の最下階の開口部91に接続される。可変カウンタウエイト8の排出管35の開閉弁36は閉じられ、注入管33の開閉弁34は開放されている。また、給液管65の下端部の開閉弁67は閉じられている。
この状態で、まず、第1揚液ポンプ73を駆動させることにより、第1サブタンク72内の液体が第1揚液管75を通して低置貯液タンク21に汲み上げられる。続いて、低置貯液タンク21から、重力により、出口管21a及び注入管33を通して可変カウンタウエイト8内に液体が給液される。可変カウンタウエイト8内が液体で満杯状態となった時点で注入管33の開閉弁34は閉じられる。
第2行程では、液体が満杯となっている可変カウンタウエイト8が、巻上機2の駆動により最上階まで引き上げられる。
図7は図5のエレベータ装置1の揚液運転時であって、可変カウンタウエイト8が最上階に位置した時の作動説明図である。ここで、第3の行程が図示され、可変カウンタウエイト8は最上階に到着している。また、上端部の注入管33が給液管65の上端部の急速継手管90に接続され、可変カウンタウエイト8の下端部の排出管35は最上階の開口部91及び還り管76を介して第2サブタンク82の入口管82aに接続される。また、還り管76の上端部の開閉弁28及び開閉弁77は閉じられている。さらに、高置貯液タンク22の出入口管22aの開閉弁27も閉じられている。
この状態で、可変カウンタウエイト8内の液体は、重力により排出管35,還り管76,入口管82aを介して第2サブタンク82に排出され、更に第2揚液ポンプ83を用いて第2揚液管85を通して高置貯液タンク22内に汲み上げられる。これによって、高置貯液タンク22内に収納された液体の位置エネルギーが蓄積(貯蓄)される。
この構成によれば、揚液ポンプ23を用いて低置貯液タンク21から高置貯液タンク22内へ液体を汲み上げることにより、高置貯液タンク22内の液体の位置エネルギーに変換される。次に、高置貯液タンク22内から液体を自然落下させることにより、可変カウンタウエイト8内に給液される。すなわち、回生電力のエネルギーを蓄電用バッテリ11の蓄電と高置貯液タンク22内の液体の位置エネルギーとに分散して蓄積できる。
さらに、揚液機構20として、高価な高揚程の揚液ポンプの代わりに安価な低揚程の2台の揚液ポンプを上下に備えて構成されているので設備コストを削減することが可能となる。
上述した揚液作業以外の作用、たとえば可変カウンタウエイト8内の液体の収納量を調整する作業等については第1の実施形態と同様である。
[第2の実施形態の効果]
(1)以上のような本実施形態に係るエレベータ装置1によれば、可変カウンタウエイト8内の液体の収納量を調整することにより、可変カウンタウエイト8の重量を変更できる。従って、重量が一定のカウンタウエイトを備えた従来のエレベータ装置と比較すると、巻上機2の小型化が可能となる。
(2)以上のような本実施形態に係るエレベータ装置1によれば、最上階よりもやや上方に配置された高置貯液タンク22を固定タンクとして備えているので、揚液ポンプ23ではなく重力を用いて可変カウンタウエイト8内への水などの液体の注入が可能となる。従って、可変カウンタウエイト8の重力を調整する揚液ポンプ23の稼働時間を削減できるので、揚液ポンプ23を作動させるための電力を削減することが可能となる。
(3)以上のような本実施形態に係るエレベータ装置1によれば、巻上機2または揚液ポンプ23の回生運転時における各電動機で発生する回生電力を、揚液ポンプ用電力、制御盤用電力、さらには巻上機の補助電力として利用可能となるので、電力コストをさらに削減することが可能となる。
(4)以上のような本実施形態に係るエレベータ装置1によれば、揚液機構20として、高価な高揚程の揚液ポンプの代わりに安価な低揚程の2台の揚液ポンプを上下に備えて液体を移送するように構成されている。従って、設備コストをさらに削減することが可能となる。
[その他の実施形態]
本発明は、可変カウンタウエイトに注入する液体として水道水を用いるように構成された。しかしながら、本発明はこれに限定されず、その他の液体、たとえば洗浄液や潤滑液が混ざった水溶液を用いるように構成されてもよい。
本発明において、低置貯液タンク、揚液ポンプ及び高置貯液タンクを複数のエレベータ装置で共有化するように構成されてもよい。この場合には、設備コストをさらに削減することが可能となる。
本発明において、高置貯液タンクに貯留する液体は貯水量が多いため高温になることがない。従って、高置貯液タンクに貯留する液体を、たとえば制御盤の冷却装置のラジエータの冷却媒体として利用するように構成されてもよい。
本発明では、可変カウンタウエイト8の重量の変更時に限らず、都合の良い時期を選んで揚液ポンプ23を作動させることができる。従って、たとえば深夜の低料金時に揚液ポンプ23を駆動して揚液するように構成されてもよい。この構成により、さらに省電力化を図ることが可能となる。
本発明において、乗りかご7内の積載荷重をオーバーバランス率となるように定員を削減するように構成されてもよい。ここで、オーバーバランス率とは、つり合うときの積載荷重の定格荷重に対する割合のことを意味する。なお、乗りかご7内の積載荷重が定格荷重の約50%の時に乗りかご7側とカウンタウエイト側が同じ重さとなってつり合う。この状態のときに、最小限の消費電力で乗りかご7を昇降(走行)させることが可能となる。
本発明の幾つかの実施形態を説明したが、前記各実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。これら新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施しうるものであり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これらの実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1 エレベータ装置
2 巻上機
3 シーブ
4 巻上機用の電動機
6 ワイヤ
7 乗りかご
8 可変カウンタウエイト
9 制御盤
10 建屋電源
11 蓄電用バッテリ
20 揚液機構
21 低置貯液タンク
21a 低置貯液タンクの出口管(出口部)
22 高置貯液タンク
23 揚液ポンプ
25 揚液管
26 還り管
33 注入管
35 排出管
50 水道水の蛇口(水供給部)
65 給液管
72 第1サブタンク
73 第1揚液ポンプ
75 第1揚液管
76 還り管
82 第2サブタンク
83 第2揚液ポンプ
85 第2揚液管

Claims (11)

  1. ワイヤが巻き掛けられた電動機駆動の巻上機と、
    前記ワイヤの一端に連結された乗りかごと、
    前記ワイヤの他端に連結されるとともに液体を収納量変更可能に収納する可変カウンタウエイトと、
    設置高さが異なる低置貯液タンク及び高置貯液タンクと、
    前記低置貯液タンクの出口部に接続された電動機駆動の揚液ポンプと、
    前記揚液ポンプの吐出部から上方に延びて前記高置貯液タンクに接続する揚液管と、
    前記高置貯液タンクから下方に延びて前記低置貯液タンクに接続する還り管と、
    前記巻上機及び揚液ポンプが電気的に接続される蓄電用バッテリと、を備え、
    前記可変カウンタウエイトは、前記揚液管から前記液体が注入可能な注入部と、前記還り管へ前記液体が排出可能な排出部とを有する、エレベータ装置。
  2. 前記低置貯液タンクは、前記可変カウンタウエイトの最下階位置近傍の高さに設置された、請求項1に記載のエレベータ装置。
  3. 前記高置貯液タンクは、前記可変カウンタウエイトの最上階位置近傍の高さに設置された、請求項1又は2に記載のエレベータ装置。
  4. 前記可変カウンタウエイト内に収納される液体は水であり、
    前記高置貯液タンク内へ水道水が供給可能な水供給部を備えた、請求項1又は2に記載のエレベータ装置。
  5. 建屋電源に接続された制御盤を備え、
    前記制御盤に、前記巻上機、前記バッテリ及び前記揚液ポンプが電気的に接続される、請求項1又は2に記載のエレベータ装置。
  6. 前記制御盤は、交流/直流コンバータを有している、請求項5に記載のエレベータ装置。
  7. 前記巻上機で発生する回生電力は、前記バッテリに蓄積される、請求項6に記載のエレベータ装置。
  8. 前記揚液ポンプで発生する回生電力は、直接的にもしくは前記制御盤を介して前記バッテリに蓄積される、請求項5に記載のエレベータ装置。
  9. ワイヤが巻き掛けられた電動機駆動の巻上機と、前記ワイヤの一端に連結された乗りかごと、前記ワイヤの他端に連結されるとともに液体を収納量変更可能に収納する可変カウンタウエイトとを備えたエレベータ装置であって、
    設置高さが異なる低置貯液タンク及び高置貯液タンクと、
    前記低置貯液タンク及び前記高置貯液タンクのそれぞれの下方近傍位置に配置された第1サブタンク及び第2サブタンクと、
    前記第1サブタンク及び前記第2サブタンクの各出口部にそれぞれ接続された第1揚液ポンプ及び第2揚液ポンプと、
    前記第1揚液ポンプ及び前記第2揚液ポンプの各吐出部からそれぞれ上方に延びて前記低置貯液タンク及び前記高置貯液タンクに接続する第1揚液管及び第2揚液管と、
    前記高置貯液タンクから下方に延びて前記低置貯液タンクに接続する給液管と、
    前記高置貯液タンクから下方に延びて前記第1サブタンクに接続する還り管と、
    前記巻上機、前記第1揚液ポンプ及び前記第2揚液ポンプが電気的に接続される蓄電用バッテリと、を備え、
    前記可変カウンタウエイトは、前記給液管から前記液体が注入可能な注入部と、前記還り管へ前記液体が排出可能な排出部とを有する、エレベータ装置。
  10. 建屋電源に接続された制御盤を備え、
    前記制御盤に、前記巻上機、前記バッテリ、前記第1揚液ポンプ及び前記第2揚液ポンプが電気的に接続された、請求項9に記載のエレベータ装置。
  11. 前記制御盤は、交流/直流コンバータを有する、請求項10に記載のエレベータ装置。
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