JP7362414B2 - 太陽電池モジュール及びこれが備えるゴムフレーム - Google Patents

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Description

本発明は、太陽電池モジュール及びこれが備えるゴムフレームに関する。
太陽電池モジュールは、一般に、厚さ2.0mm以上3.2mm以下の表面ガラス、封止材、結晶系シリコン太陽電池セル、封止材、及び裏面保護シートが、順に積層されており、1枚当りの重量が約18kg(=11kg/m)である。このため、この従来の太陽電池モジュールを屋根上等の高所に設置する作業は、作業者が一人で行うには難しい。また、カーポート等の簡易な構造物の屋根に対し、従来の太陽電池モジュールを設置しようとした場合、屋根の耐荷重の制約により、屋根の一面に太陽電池モジュールを設置することができないことがある。
こうした中、太陽電池モジュールを軽量化するために、表面ガラスを薄くすることが検討されている。特許文献1には、薄い表面ガラスを用いても、セルの損傷を抑えることができる太陽電池モジュールが記載されている。また、特許文献2には、表面ガラスを薄くした太陽電池モジュール本体について記載されている。この太陽電池モジュール本体は、その端部が支持枠の溝部分に挿入されるが、この溝部分において、太陽電池モジュール本体の表面のガラス板と、溝部の内面との間に0.3mm以上の間隙が設けられている。
国際公開第2019/059072号 特開2017-60374号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、強い風圧や相当な積雪を想定した太陽電池モジュールの信頼性試験である荷重試験において、3600Paを超える試験荷重を太陽電池モジュールに加えた場合、金属製の架台とガラス層の表面等とが接触し、ガラス層等の表面に割れ等が生じるおそれがある。
また、特許文献2に記載の技術では、支持枠と太陽電池モジュール本体との間の寸法が比較的大きいため、3600Paを超える試験荷重を太陽電池モジュールに加えた場合、太陽電池モジュール本体に生じるたわみ量が大きく、セルが損傷しやすいという問題がある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされ、軽量な太陽電池モジュールとしながらも、ガラス層の割れを防ぎ、太陽電池モジュール本体のたわみ量を抑制することができる太陽電池モジュール及びこれが備えるゴムフレームを提供することを目的とする。
本発明に係る一態様の太陽電池モジュールは、太陽光を受ける受光面を一面に有する太陽電池モジュール本体と、前記太陽電池モジュール本体の外周部 に取り付けられたゴムフレームと、を備える。前記太陽電池モジュール本体は、前記受光面を含み、厚さ0.4mm以上1.6mm以下に形成されたガラス層と、前記ガラス層に対し前記受光面とは反対側に設けられた裏面保護層と、前記ガラス層と前記裏面保護層との間に設けられ、複数のセルを封止する封止層と、を有する。前記裏面保護層は、曲げ弾性率200MPa以上1000MPa以下の発泡樹脂からなる第一の樹脂層と、前記第一の樹脂層に対し前記受光面とは反対側に設けられ、曲げ弾性率10000MPa以上25000MPa以下でかつ繊維強化された第二の樹脂層と、を含む。曲げ剛性を、[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm)3)÷12]として定義したとき、前記ガラス層、前記封止層、前記第一の樹脂層及び前記第二の樹脂層の各々の前記曲げ剛性の和が、4000MPa以上である。前記ゴムフレームは、前記ガラス層の前記受光面の外周部に対向する第一板部と、前記裏面保護層の前記受光面とは反対側の面の外周部に対向する第二板部と、を有する。前記第一板部及び前記第二板部の各々は、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下であり、前記太陽電池モジュール本体の前記受光面に平行な一方向において、前記第一板部及び前記第二板部の内側の端から、前記太陽電池モジュール本体の対応する端 までの寸法が、8mm以上20mm以下に形成されている。
本発明に係る一態様の太陽電池モジュールは、太陽光を受ける受光面を一面に有する太陽電池モジュール本体と、前記太陽電池モジュール本体の外周部に取り付けられたゴムフレームと、を備える。前記太陽電池モジュール本体は、前記受光面を含み、厚さ0.4mm以上1.6mm以下に形成されたガラス層と、前記ガラス層に対し前記受光面とは反対側に設けられた裏面保護層と、前記ガラス層と前記裏面保護層との間に設けられ、複数のセルを封止する封止層と、を有する。前記裏面保護層は、厚さ0.4mm以上1.6mm以下の第二のガラス層を含む。曲げ剛性を、[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm)3)÷12]として定義したとき、前記ガラス層、前記封止層及び前記第二のガラス層の各々の前記曲げ剛性の和が、4000MPa以上である。前記ゴムフレームは、前記ガラス層の前記受光面の外周部に対向する第一板部と、前記裏面保護層の前記受光面とは反対側の面の外周部に対向する第二板部と、を有する。前記第一板部及び前記第二板部の各々は、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下であり、前記太陽電池モジュール本体の前記受光面に平行な一方向において、前記第一板部及び前記第二板部の内側の端から前記太陽電池モジュール本体の端までの寸法が8mm以上20mm以下に形成されている。
本発明に係る一態様の太陽電池モジュールは、太陽光を受ける受光面を一面に有する太陽電池モジュール本体と、前記太陽電池モジュール本体の外周部に取り付けられたゴムフレームと、を備える。前記太陽電池モジュール本体は、前記受光面を含み、厚さ0.4mm以上1.6mm以下に形成されたガラス層と、前記ガラス層に対し前記受光面とは反対側に設けられた裏面保護層と、前記ガラス層と前記裏面保護層との間に設けられ、複数のセルを封止する封止層と、を有する。前記裏面保護層は、曲げ弾性率200MPa以上1000MPa以下の発泡樹脂からなる第一の樹脂層と、前記第一の樹脂層に対し前記受光面側とは反対側に設けられ、曲げ弾性率10000MPa以上25000MPa以下でかつ繊維強化された第二の樹脂層と、前記封止層と前記第一の樹脂層との間に設けられ、130℃以上160℃以下の真空ラミネートにて前記封止層との接着性が発現する易接着樹脂層と、前記易接着樹脂層と前記第一の樹脂層との間に設けられ、曲げ弾性率1500MPa以上4000MPa以下の第三の樹脂層と、を含む。曲げ剛性を、[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm)3)÷12]として定義したとき、前記ガラス層、前記封止層、前記第一の樹脂層、前記第二の樹脂層、前記易接着樹脂層及び前記第三の樹脂層の各々の前記曲げ剛性の和が、4000MPa以上である。前記ゴムフレームは、前記ガラス層の前記受光面の外周部に対向する第一板部と、前記裏面保護層の前記受光面とは反対側の面の外周部に対向する第二板部と、を有する。前記第一板部及び前記第二板部の各々は、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下であり、前記太陽電池モジュール本体の前記受光面に平行な一方向において、前記第一板部及び前記第二板部の内側の端から、前記太陽電池モジュール本体の対応する端までの寸法が、8mm以上20mm以下に形成されている。
本発明に係る一態様のゴムフレームは、上記太陽電池モジュールに用いられるゴムフレームである。前記太陽電池モジュール本体の外周部に取付け可能に構成され、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムからなる群から選択される、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下に形成されたゴムフレームである。
本発明に係る上記態様の太陽電池モジュール及びこれが備えるゴムフレームは、軽量な太陽電池モジュールとしながらも、ガラス層の割れを防ぎ、太陽電池モジュール本体のたわみ量を抑制することができる、という利点がある。
図1は、本発明の一実施形態に係る太陽電池モジュールが設置された状態の斜視図である。 図2は、同上の太陽電池モジュールの分解斜視図である。 図3は、同上の太陽電池モジュールの断面図である。 図4は、同上の太陽電池モジュールに荷重を加えた状態での断面図である。 図5は、変形例1に係る太陽電池モジュールの断面図である。 図6は、変形例2に係る太陽電池モジュールの断面図である。
以下、本発明の実施形態について詳細に説明する。
(1)実施形態
(1.1)全体構成
本実施形態に係る太陽電池モジュール3は、図1に示すように、架台2によって、設置面1に取り付けられる。以下では、設置面1に対して、太陽電池モジュール3が取り付けられた取付け構造を、「太陽電池モジュール3の取付け構造」という。太陽電池モジュール3の取付け構造は、設置面1と、架台2と、太陽電池モジュール3と、を備える。本実施形態に係る太陽電池モジュール3は、矩形状に形成されているが、本発明では、形状に制限はなく、例えば、平行四辺形状、ひし形状、五角形状、六角形状等の多角形、円形状等に形成されてもよい。ここで、本明細書において「矩形状」とは、長方形を意味し、正方形を含む。
(1.2)設置面
設置面1は、太陽電池モジュール3が設置される面である。設置面1として、本発明では特に制限はなく、例えば、建築物の屋根面、ビル・マンションの屋上面、壁面、地面、道路等が挙げられる。ここでいう、建築物としては、例えば、住宅家屋、工場、体育館、店舗、校舎、病院等が挙げられる。設置面1の形状は、本発明では特に制限はなく、例えば、平面状、アーチ状、球状、凹凸状等であってもよい。本実施形態に係る設置面1は、平面状の屋根面であり、水平面に対して傾斜している。
(1.3)架台
架台2は、少なくとも一つの太陽電池モジュール3を支える台であり、設置面1に設置されている。架台2は、太陽電池モジュール3を保持する外枠体21と、取付け体(不図示)と、を備える。
取付け体は、設置面1上に外枠体21を取り付けるためのものであり、設置面1に対して固定されている。取付け体は、例えば、設置面1が屋根面であって、屋根面に沿うように太陽電池モジュール3を配置する場合には、例えば、ブラケット、レール等で構成され、設置面1が地面であって、地面面に対して起立するように太陽電池モジュール3を配置する場合には、設置面1から立ち上がる脚(いわゆる高脚型架台の脚)、柱、ポール等で構成される。また、外枠体21を設置面1に直接載せる場合、設置面1と外枠体21とを固定する固定部材(例えば、ねじ、ボルト、リベット、接着層等)が取付け体である。
外枠体21は、太陽電池モジュール3を囲み、これによって太陽電池モジュール3を保持する。外枠体21は、図2に示すように、一対の第一枠材211と、一対の第二枠材212と、で略矩形枠状に形成されており、太陽電池モジュール3の外周部の全長に沿って取り付けられている。ただし、本発明に係る外枠体21は、太陽電池モジュール3の外周部に対し、全長にわたって連続している必要はなく、外周部のうち複数個所で分断していてもよい。ここでいう「外周部」とは、太陽電池モジュール3の外周端面から当該外周端面よりも内側の部分までの一範囲を意味する。
外枠体21は、金属製であり、例えば、アルミニウム及び鉄からなる群から選択される1種又は2種以上の材料で形成される。強度及び防錆の観点から、外枠体21は、アルミニウムで形成されることが好ましい。また、外枠体21をアルミニウムで形成する場合、厚さ30mm以上100mm以下であることが好ましい。ただし、本発明に係る外枠体21(架台2)は、これらの材料に制限されず、例えば、チタン、ステンレス、金、銀、銅、亜鉛、これらの複合材料等で構成されてもよい。
外枠体21は、取付け体に対して取り付けられている。外枠体21は、本実施形態では、取付け体に対して固定されているが、取付け体に対して回転可能に取り付けられてもよい。この外枠体21の回転軸は、例えば、設置面1に沿うように設定されて、太陽電池モジュール3の水平面に対する角度を調節し得るように外枠体21が構成されてもよいし、設置面1に直交するように設定されて、太陽電池モジュール3の設置面1に直交する軸周りの角度を調節し得るように外枠体21が構成されてもよい。
第一枠材211は、太陽電池モジュール3の長手方向に直交する方向(短手方向という場合がある)に沿う辺に対応する外枠体21の一部である。第一枠材211は、直線状に形成されており、太陽電池モジュール3の短手方向の長さ以上の寸法に形成されている。第一枠材211は、図3に示すように、下横板23と、下横板23の外側の端から上方向に突出する縦板24と、縦板24の上端から内側に突出する上横板25と、を備え、断面略C字状に形成されている。下横板23と上横板25とは略平行であり、下横板23及び上横板25は、縦板24に略直交している。一対の第一枠材211は、開口面が互いに対向するように配置されている。
第二枠材212は、図2に示すように、太陽電池モジュール3の長手方向に沿う辺に対応する外枠体21の一部であり、第一枠材211に直交している。第二枠材212は、第一枠材211と同様、直線状に形成されており、太陽電池モジュール3の長手方向の長さ以上の寸法に形成されている。第二枠材212は、第一枠材211と同じ構造であるため、説明を省略する。
外枠体21に対して太陽電池モジュール3が設置されると、図3に示すように、下横板23が太陽電池モジュール3の外周部の下面(後述のゴムフレーム6の下面)に対向し、縦板24が、太陽電池モジュール3の外周端面(ゴムフレーム6の外側の端面)に対向し、上横板25が太陽電池モジュール3の外周部の上面(ゴムフレーム6の上面)に対向する。
(1.4)太陽電池モジュール
太陽電池モジュール3は、複数のセル43を、表面のガラス層41と裏面保護層45との間の封止層42に封入した発電ユニットである。設置面1には、複数の太陽電池モジュール3が設置されて、太陽電池アレイとして使用することができ、また単一の太陽電池モジュールとしても使用することができる。太陽電池モジュール3は、図2に示すように、太陽電池モジュール本体4と、ゴムフレーム6と、を備える。
(1.4.1)太陽電池モジュール本体
太陽電池モジュール本体4は、太陽電池モジュール3の主体を構成する。太陽電池モジュール本体4は、太陽光を受ける受光面40を一面に有し、上方からみて(以下、平面視)矩形状でかつ板状に形成されている。太陽電池モジュール本体4は、図3に示すように、厚み方向(主面に直交する方向)において、受光面40から順に、ガラス層41、封止層42、及び裏面保護層45が積層されている。封止層42には、複数のセル43が封止されている。
本発明でいう「受光面40」とは、設置した状態の太陽電池モジュール本体4において、太陽光が入射する面を意味する。本明細書では、「厚み方向」を「上下方向」という場合があり、特に、上下方向において設置面1側から受光面40側に向かう方向を「上方向」とし、その反対方向を「下方向」として定義する。なお、これら方向の定義は、太陽電池モジュール3の使用態様を特定することを趣旨とするものではない。
また、本実施形態でいう「積層」とは、隣り合う層同士が重なった状態で互いに固定されていることを意味する。ここでいう「固定」は、例えば、接着、溶着、溶融等によって実現されている。
(1.4.1.1)ガラス層
ガラス層41は、ガラスを含む層であり、ガラス板で主体が構成されている。ガラス層41は、ガラス板のみで構成されてもよいし、ガラス板の表面に透明な塗膜がコーティングされていてもよい。ガラス層41の上面は、受光面40である。ガラス層41の厚さは、強度及び軽量化の観点から、0.4mm以上1.6mm以下であることが好ましく、より好ましくは、0.5mm以上1.2mm以下である。降ひょう試験の結果から、0.4mm以上の厚さでひょうに対する強度を確保できる一方、ガラス層41の厚さが1.6mmを超えると、太陽電池モジュール3の重量として、例えば、一般女性が一人で作業ができるとされる重量である13kgを超える可能性が高くなる。
ここで、従来の太陽電池モジュール3に用いられるガラス層41の厚さは、一般的に、約3.2mm以上4.2mm以下である。すなわち、本実施形態に係る太陽電池モジュール3では、ガラス層41を、従来の太陽電池モジュール3のガラス層41に比べて1/2以下の厚さにすることができるため、従来の太陽電池モジュール3に比べて軽量化を図りやすい。
ガラス層41に用いられるガラス板には、特に制限はないが、物理強化ガラスまたは化学強化ガラスが用いられることが好ましい。
また、曲げ剛性を[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm))÷12]として定義したときに、ガラス層41の曲げ剛性は、300MPa以上21000MPa以下であることが好ましい。
(1.4.1.2)封止層
封止層42は、複数のセル43を封止する層であり、第一の封止層421と第二の封止層422とで構成されている。第一の封止層421は、ガラス層41に対して下側に積層されており、第一の封止層421の下側に、セル43を挟んで、第二の封止層422がある。第一の封止層421と第二の封止層422とは、異なる材料で構成されてもよいが、本実施形態では、同じ材料で構成されている。本実施形態では、第一の封止層421及び第二の封止層422を合わせて「封止層42」という場合がある。
封止層42に用いられる材料は、例えば、EVA(エチレン酢酸ビニルとも重合樹脂)、ポリオレフィン系封止材等が好ましいが、他の一般的な太陽電池モジュール3においてセル43を封止するために用いられる封止材を用いることもできる。封止層42に用いられる材料としては特に制限はなく、例えば、透明性、柔軟性、接着性、引張強度、耐候性等の向上のために適宜公知の添加剤を配合してもよい。
封止層42は、複数のセル43の周囲を包んでいる。ここで、第一の封止層421と第二の封止層422とが異なる材料である場合や、第一の封止層421と第二の封止層422との界面が現れる場合には、当該界面を基準にして、第一の封止層421と、第二の封止層422との各々の厚さを測定することができる。一方、第一の封止層421と第二の封止層422とが実質的に同一の組成である場合、第一の封止層421と第二の封止層422とが溶融して界面が現れないことがあるが、この場合、受光面40に平行な仮想平面のうち、セル43の厚さ方向の中央を通る仮想平面を基準に、上側の封止層42を第一の封止層421とし、下側の封止層42を第二の封止層422として、各々の厚さを測定することができる。
ただし、第一の封止層421と第二の封止層422とは、互いに溶融し合うため、本発明の曲げ剛性の算出においては、第一の封止層421と第二の封止層422とを足し合わせた厚さを、封止層42としての厚さとみなすことができる。この場合、曲げ剛性を、上述の通り、[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm))÷12]として定義したときに、封止層42の曲げ剛性は、1MPa以上10MPa以下であることが好ましい。
(1.4.1.3)セル
セル43は、光起電力効果により、光エネルギーを直接電力に変換する半導体素子であり、太陽電池モジュール3よりも小さい構成単位のものを意味する。セル43は、例えば、略矩形板状に形成されている。複数のセル43は、受光面40に平行な面に沿って一定の間隔をおいて配置されており、封止層42によって封止されている。
セル43の種類には特に制限がなく、例えば、シリコン(Si)半導体、銅(Cu)とインジウム(In)とセレン(Se)を原料とするCIS化合物半導体、銅(Cu)とインジウム(In)とセレン(Se)とガリウム(Ga)を原料とするCIGS化合物半導体、カドミウム(Cd)とテルル(Te)を原料とした化合物半導体、ガリウム(Ga)とヒ素(As)を原料としたGaAs化合物半導体等が用いられる。
また、セル43は、その上面、下面又は/及び端面に、電力を取り出すための配線や電極を備えていてもよい。
(1.4.1.4)裏面保護層
裏面保護層45は、セル43の下方に設けられる層であり、セル43の下面を保護する。裏面保護層45は、封止層42(第二の封止層422)に対して下側に積層されている。裏面保護層45は、第一の樹脂層46と、第二の樹脂層47と、を備える。
(1.4.1.4.1)第一の樹脂層
第一の樹脂層46は、発泡樹脂からなる層(「発泡樹脂層」という場合がある)であり、曲げ弾性率が200MPa以上1000MPa以下であり、好ましくは、300MPa以上800MPa以下である。第一の樹脂層46は、本実施形態では、封止層42に隣接しており、裏面保護層45のうち、上下方向において最も上側に位置している。
第一の樹脂層46は、曲げ弾性率が200MPa以上1000MPa以下の範囲にあればよく、樹脂の種類には特に制限はないが、例えば、ポリエチレン、ポリプロプレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、アクリロ二トリルスチレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリアセタール、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂あるいはフッ素樹脂からなる群から選択される一種または二種以上の樹脂の発泡体を用いることができ、特に強度、耐熱変形性、耐候性の観点からポリプロピレンが好ましい。
曲げ弾性率が、200MPa未満であると、必要な剛性が得られないが、1000MPaを超えると、太陽電池モジュール3を製造する際の真空ラミネートにおいて、太陽電池モジュール3が大きく反る原因となり得る。また、曲げ弾性率を増加させると、重量が大きくなり好ましくない。
また、第一の樹脂層46の厚さは、2mm以上6mm以下であることが好ましく、より好ましくは、3mm以上5mm以下である。第一の樹脂層46の厚さが2mm未満であると、必要な剛性が得られず、セル43を適切に保護できないおそれがある。一方、第一の樹脂層46の厚さが6mmを超えると、太陽電池モジュール3を製造する際の真空ラミネートにおいて熱が逃げにくく、熱応力が残留応力をもたらし、太陽電池モジュール3が大きく反る原因になり得る。
また、第一の樹脂層46の密度は、100kg/m以上700kg/m以下であることが好ましい。第一の樹脂層46の密度が700kg/m以上を超えると、硬くかつ重くなるので、太陽電池モジュール3を製造する際の真空ラミネートにおいて熱が逃げにくくなり、熱応力が残留応力をもたらし、太陽電池モジュール3が大きく反る原因になり得る。また、第一の樹脂層46の密度が100kg/m未満であると、柔らかすぎて荷重試験の曲げ応力によって割れてしまうと共に、太陽電池モジュール3を製造する際の真空ラミネートにおいて約150℃の熱プレスにより、発泡により生じた泡がつぶれてしまうおそれがある。
また、曲げ剛性を、上述の通り[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm))÷12]として定義したときに、第一の樹脂層46の曲げ剛性は、100MPa以上20000MPa以下であることが好ましい。
第一の樹脂層46を発泡状にする方法に特に制限はないが、例えば、物理的発泡、化学的発泡等を適用することができ、発泡粒子の制御の観点から、化学発泡方法を適用することが好ましい。また、第一の樹脂層46の発泡倍率は、1.5倍以上8倍以下が好ましく、より好ましくは、2倍以上5倍未満である。発泡倍率が1.5倍未満であると、密度が700kg/m以上となり、上述の様に、太陽電池モジュール3を製造する際の真空ラミネートにおいて、太陽電池モジュール3に大きな反りが発生するおそれがある。一方、発泡倍率が8倍よりも大きいと、密度が100kg/m以下となり、上述の様に荷重試験による曲げ荷重によって割れてしまうと共に、太陽電池モジュール3を製造する際の真空ラミネートにおいて、発泡により生じた泡がつぶれてしまうおそれがある。
(1.4.1.4.2)第二の樹脂層
第二の樹脂層47は、繊維強化された樹脂層(「繊維強化樹脂層」という場合がある)であり、曲げ弾性率が10000MPa以上25000MPa以下であり、好ましくは、15000MPa以上30000MPa以下である。第二の樹脂層47は、本実施形態では、第一の樹脂層46に隣接しており、第一の樹脂層46に対して下側に積層されている。
第二の樹脂層47は、曲げ弾性率が10000MPa以上25000MPaの範囲にあればよく、樹脂の種類には特に制限はないが、例えば、強度、耐熱変形性、耐候性の観点から、ポリエチレン、ポリプロプレン、ポリアミド、ポリスチレン、ポリウレタン、ポリ塩化ビニル、ポリカーボネート、ポリメチルメタクリレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、アクリロ二トリルスチレン樹脂、アクリロニトリルブタジエンスチレン樹脂、ポリアセタール、ポリフェニレンスルフィド、ポリエーテルスルホン、ポリエーテルエーテルケトン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル、フェノール樹脂、ユリア樹脂、メラミン樹脂あるいはフッ素樹脂からなる群から選択される一種または二種以上の樹脂に繊維が含まれたものを用いることができる。
第二の樹脂層47に使用される繊維は、耐火性、温度変化に対する対変形性及び寸法安定性にすぐれていることが好ましく、例えば、ガラス繊維が好ましい。ガラス繊維が含まれた樹脂は、ガラス繊維強化樹脂(GFRP;Glass Fiber Reinforced Plastics)とも呼ばれ、微細なガラス繊維が、その繊維に方向性を持たせたまま樹脂に浸潤させることで得られる。また、第二の樹脂層47に含有されるガラス繊維の種類は特に制限されず、例えば、公知のロービングクロス状ガラス繊維、マット状ガラス繊維等が使用できるが、強度や表面精度の観点から、平織ガラスクロスが使用されることが好ましい。
第二の樹脂層47において、ガラス繊維と樹脂との割合は特に限定されないが、例えば、平均太さ1μm以上10μm以下、平均長さ1mm以上20mm以下のガラス繊維を100重量部に対して樹脂30重量部以上70重量部以下とすることが好ましい。
曲げ弾性率が10000MPa未満であると、必要な剛性が得られず、太陽電池モジュール3を製造する際の真空ラミネートにおいて、太陽電池モジュール3が大きく反る原因となり得る。また、繊維強化された樹脂層においては曲げ弾性率が25000MPaを超えるものは、重量が大きくなるおそれがある。
また、第二の樹脂層47の厚さは、0.5mm以上2.0mm以下であることが好ましく、より好ましくは、0.5mm以上1.0mm以下である。第二の樹脂層47の厚さが0.5mm未満であると、必要な剛性が得られず、セル43を適切に保護できないおそれがある。一方、第二の樹脂層47の厚さが2.0mmを超えると、剛性が高過ぎて、追従性が低下し、他の層と接着する際に接着面に浮きが生じるおそれがある。
また、第二の樹脂層47の密度は、1500kg/m以上2500kg/m以下であることが好ましい。第二の樹脂層47の密度が1500kg/m以下であると、通常の樹脂と略同じ密度になるため強度が不足する一方、2500kg/mを超えると、ガラスと略同じ密度となるため、重量が過大となる。
曲げ剛性を、上述の通り[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm))÷12]として定義したときに、第二の樹脂層47の曲げ剛性は、100MPa以上20000MPa以下であることが好ましい。
第二の樹脂層47を形成する方法には特に制限はないが、例えば、樹脂押出法、樹脂液含浸法等を使用することができる。
(1.4.1.5)曲げ剛性の和について
このように、太陽電池モジュール本体4は、裏面保護層45として、第一の樹脂層46と第二の樹脂層47とを備える。太陽電池モジュール本体4では、ガラス層41、封止層42、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47の各々の曲げ剛性の和が、4000MPa以上(好ましくは4000MPa以上30000MPa以下)に設定されている。このため、ガラス層41の厚さを抑えた太陽電池モジュール3において、剛性を高めることができ、輸送の際や設置の際のセル43の損傷を防ぐことができる。
ガラス層41、封止層42、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47の各々の曲げ剛性の和が4000MPa未満であると、荷重試験2400Paの際の等分布荷重によりモジュールのたわみ量が50mmを超え、セル43に損傷を与える等、セル43の機能に影響を与えるおそれがある。
なお、従来の一般的な太陽電池モジュール3では、裏面保護層45として、裏面保護シート(バックシート)と呼ばれる層を備えている。裏面保護シートには、通常、ポリエチレンテレフタレート(PET)や低密度ポリエチレン、フッ化ビニリデン等のシートの積層体が用いられている。しかしながら、太陽電池モジュール3として、ガラス層41の厚さを薄くしつつ、裏面保護層45に上述の裏面保護シートが用いられると、太陽電池モジュール3の剛性が低下し、輸送の際や設置の際に、セル43が損傷するおそれがある。
また、太陽電池モジュール3の全体の厚さが4mm以上8mm以下であることが好ましい。太陽電池モジュール3の全体の厚さが4mm未満であると、荷重試験の曲げ変位によって、セル43の機能に影響を与えるおそれがある一方、全体の厚さが8mmを超えると、総重量が大きくなり、架台2への取付け作業や製造時にも悪影響を与えるおそれがある。
(1.4.2)ゴムフレーム
ゴムフレーム6は、図2に示すように、太陽電池モジュール本体4の外周部に取り付けられている。ゴムフレーム6は、本実施形態では、太陽電池モジュール3の外周部の全長にわたって連続しているが、本発明では、外周部のうち一部が無くてもよく、断続的に設けられてもよい。ゴムフレーム6は、太陽電池モジュール3の外周部に対し、接着されていてもよいし、嵌め込まれるのみで取り付けられていてもよい。
ゴムフレーム6は、ゴムを含む材料で構成されている。ゴムの種類には特に制限はなく、例えば、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴム等からなる群から選択される1種又は2種以上を挙げることができる。
ゴムフレーム6は、耐候性、耐久性、又は/及び加工性等を向上させるために、ゴム以外の材料を含んでいてもよい。ゴムフレーム6は、例えば、ゴムを10重量%以上、好ましくは20重量%以上、より好ましくは、30重量%以上含む材料で形成することができる。また、ゴムフレーム6は、例えば、カーボンブラック、珪酸類等の充填材を、10重量%以上、好ましくは20重量%以上、より好ましくは30重量%以上含む材料で形成することができる。その他、可塑剤としての鉱物油、添加剤としての架橋剤、老化防止剤等が添加されてもよい。
ゴムフレーム6は、図3に示すように、ガラス層41の上面のうちの外周部に対向する第一板部61と、裏面保護層45の下面のうちの外周部に対向する第二板部62と、太陽電池モジュール3の外周部の端面に対向し第一板部61と第二板部62とをつなぐ第三板部63と、を備える。第一板部61、第二板部62及び第三板部63は、一体に形成されており、断面略C字状に形成されている。ゴムフレーム6は、太陽電池モジュール本体4の外周部に取り付けられると、当該外周部を覆うことができる。ゴムフレーム6は、太陽電池モジュール本体4と外枠体21との間に配置される。
第一板部61の内側の端は、架台2の外枠体21の上横板25の内側の端に対し、平面視で略同じ位置(ここでは面一)にある。また、第二板部62の内側の端は、外枠体21の下横板23の内側の端に対し、平面視で略同じ位置(ここでは面一)にある。
ただし、本発明に係るゴムフレーム6は、必ずしも、第一板部61、第二板部62及び第三板部63の全てを備える必要はなく、太陽電池モジュール本体4が外枠体21に接触するのを防ぐことができれば、例えば、ゴムフレーム6は、第一板部61と第二板部62のみで構成されてもよいし、太陽電池モジュール本体4の角部のみを覆うように第三板部63が上下方向に別れていてもよい。また、第一板部61又は/及び第二板部62の内側の端は、外枠体21の内側の端に対し、平面視でずれていてもよい。
ゴムフレーム6において、第一板部61及び第二板部62の各々の厚さt1は、1mm以上であることが好ましく、より好ましくは1.5mm以上である。厚さt1が1mm未満だと、荷重試験時に、外枠体21の下横板23又は上横板25の内側の端の内角231に、ガラス層41又は裏面保護層45が接触し(図4参照)、ガラス層41又は裏面保護層45に割れ又は損傷が生じるおそれがある。第三板部63の厚さt2には特に制限はなく、第一板部61又は/及び第二板部62よりも薄くてもよいし、厚くてもよいし、同じであってもよい。
太陽電池モジュール本体4の受光面40に平行な一方向において、第一板部61及び第二板部62の内側の端から、対応する太陽電池モジュール本体4の端までの寸法D1は、8mm以上20mm以下に形成されることが好ましく、より好ましくは10mm以上15mm以下である。寸法D1が8mm未満だと、外枠体21からゴムフレーム6が脱落するおそれがある。一方、寸法D1が20mmを超えると、図4に示すように、荷重試験時の太陽電池モジュール本体4の中央部でのたわみ量が30mm以上となる場合にゴムフレーム6の内側の端部における厚み方向の変形例(圧縮量)が大きくなるので、外枠体21の下横板23又は上横板25の内側の端の内角231に、ガラス層41又は裏面保護層45が接触することがあり、割れ又は損傷が生じるおそれがある。
なお、ここでいう「対応する太陽電池モジュール本体4の端」とは、受光面40に直交する一断面(本実施形態では鉛直面)において現れる太陽電池モジュール本体4の端のうち、「第一板部61及び第二板部62の内側の端」を有するゴムフレーム6の断面が取り付けられた太陽電池モジュール本体4の端を意味する。
ゴムフレーム6の引張弾性率は、3MPa以上200MPa以下であることが好ましく、より好ましくは4MPa以上150MPa以下である。引張弾性率が3MPa未満だと、太陽電池モジュール本体4に荷重が加わったとき、ゴムフレーム6に生じる応力によって、凝集力が不足することでゴムフレーム6がちぎれ、太陽電池モジュール本体4が脱落するおそれがある。一方、引張弾性率が200MPaよりも大きいと、硬くなるため(例えば、プラスチック程度の硬さ)、荷重試験時の太陽電池モジュール本体4のたわみにより受ける荷重を弾性的に受けることができず、ガラス層41又は裏面保護層45に、割れ又は損傷が生じるおそれがある。
(2)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。
(2.1)変形例1
上記実施形態に係る太陽電池モジュール本体4では、裏面保護層45は、第一の樹脂層46と第二の樹脂層47とを備えたが、変形例1では、図5に示すように、裏面保護層45は、第一の樹脂層46と、第二の樹脂層47と、易接着樹脂層48と、第三の樹脂層49と、を備える。本変形例は、この点で上記実施形態1とは異なっており、その他の構成は同じである。なお、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47は、第二の封止層422との間に、易接着樹脂層48及び第三の樹脂層49が設けられている点を除いては、実施形態1と同様であり、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47の説明については省略する。
(2.1.1)易接着樹脂層
易接着樹脂層48は、封止層42と第一の樹脂層46との間に設けられており、130℃以上160℃以下の真空ラミネートにて、例えば、熱溶融による接着、ファンデルワールス結合等の化学結合によって、封止層42との接着性が発現する。
易接着樹脂層48に用いられる材料は、特に制限はないが、例えば、ポリエチレン(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン)、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール、フッ素系樹脂(ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、エチレンデトラフルオロエチレン)、ポリ酢酸ビニル系樹脂のフィルム又はシート又はコーティング層を1層以上使用することができる。これらの樹脂のフィルム又はシートは、一軸又は二軸方向に延伸されているものでもよい。
中でも、易接着樹脂層48は、太陽電池モジュール3の封止層42であるEVAとの良好な接着性を確保する観点から、ポリエチレン(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン)が好ましく、より好ましくは、直鎖状低密度ポリエチレンである。直鎖状低密度ポリエチレン(LLDPE)は、低密度ポリエチレン(LDPE)に比べ高密度であるため、耐熱性や耐候性などに優れるため好ましい。
易接着樹脂層48の製膜方法としては、例えば、Tダイ成形、インフレーション成形等が用いられ、多層押出機による成形も可能である。また、易接着樹脂層48に着色(白色、黒色等)をしてもよい。着色手段として、例えば、コーティング、顔料の混練によるフィルム成形等が挙げられる。易接着樹脂層48の厚さは3μm以上150μm以下が好ましく、より好ましくは、6μm以上70μm以下である。
(2.1.2)第三の樹脂層
第三の樹脂層49は、易接着樹脂層48と第一の樹脂層46との間に設けられており、曲げ弾性率1500MPa以上4000MPa以下に形成されており、好ましくは、2000MPa以上3500MPa以下である。1500MPa未満であると、必要な剛性が得られないが、4000MPaを超えると、柔軟性がなくなって、接着剤の塗布性が悪くなるうえに、割れが生じやすくなる。第三の樹脂層49は、易接着樹脂層48と第一の樹脂層46とに積層されている。
第三の樹脂層49は、フィルム又はシートによって構成されている。第三の樹脂層49に用いられる樹脂は、特に制限されないが、例えば、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アセタール系樹脂、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、その他の各種樹脂のフィルム又はシートを使用することができる。これらの樹脂のフィルム又はシートは、一軸または二軸方向に延伸されているものでもよい。
中でも、第三の樹脂層49は、電気絶縁性、ハンドリング性等を確保する観点から、ポリエステル樹脂が好ましい。また、第三の樹脂層49に着色(白色、黒色等)をしてもよい。着色手段として、例えば、コーティング、顔料の混練によるフィルム成形等が挙げられる。第三の樹脂層49の製膜方法としては、例えば、Tダイ成形、インフレーション成形等が用いられ、多層押出機による成形も可能である。
第三の樹脂層49の厚さは、0.03mm以上0.5mm以下であることが好ましく、より好ましくは、0.05mm以上0.3mm以下である。第三の樹脂層49の厚さが0.03mm未満であると、必要な剛性が得られないが、0.5mmを超えると、製造前のフィルム又はシートのロール巻取りが難しく、ハンドリング性を損ない、製造性が低下する。
この変形例に係る太陽電池モジュール3によっても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
(2.2)変形例2
上記実施形態に係る太陽電池モジュール本体4では、裏面保護層45は、第一の樹脂層46と第二の樹脂層47とを備えたが、変形例2では、図6に示すように、裏面保護層45は、ガラス層を備える。本変形例は、この点で上記実施形態1とは異なっており、その他の構成は同じである。
本変形例に係る太陽電池モジュール本体4は、厚み方向において、受光面40から順に、第一のガラス層41、封止層42及び裏面保護層45を備える。なお、第一のガラス層41は、上記実施形態のガラス層41と同じである。
裏面保護層45は、上述の通り、ガラス層(第二のガラス層50)を備える。第二のガラス層50は、第一のガラス層41と同じく、厚さ0.4mm以上1.6mm以下(好ましくは0.5mm以上1.2mm以下)に形成されている。第二のガラス層50は、第一のガラス層41と同じガラス板で構成されてもよいし、異なるガラス板が用いられてもよい。
この変形例に係る太陽電池モジュール3によっても、上記実施形態と同様の効果を奏することができる。
(2.3)その他の変形例
以下、実施形態の変形例を列挙する。
上記実施形態に係る裏面保護層45は、耐候性向上の観点から、第二の樹脂層47に対して、下側に耐侯層が積層されてもよい。耐侯層に用いられる樹脂は、特に制限されないが、例えば、ポリエチレン(高密度ポリエチレン、低密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン)、ポリプロピレン、ポリブテン等のポリオレフィン系樹脂、(メタ)アクリル系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂、ポリスチレン系樹脂、ポリ塩化ビニリデン系樹脂、エチレン-酢酸ビニル共重合体ケン化物、ポリビニルアルコール、ポリカーボネート系樹脂、フッ素系樹脂(ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化ビニル、エチレンデトラフルオロエチレン)、ポリ酢酸ビニル系樹脂、アセタール系樹脂、ポリエステル系樹脂(ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンナフタレート)、ポリアミド系樹脂、ポリフェニレンエーテル樹脂、その他の各種樹脂のフィルム又はシートを使用することができる。これらの樹脂のフィルム又はシートは、一軸または二軸方向に延伸されているものでもよい。中でも電気絶縁性、ハンドリング性などを確保できることからポリエステル樹脂が好ましい。また、耐候層への着色(例えば、白色、黒色等)も行うことができる。着色手段としては、例えば、コーティング、顔料の混練によるフィルム成形等が挙げられる。製膜方法としては、例えば、Tダイ成形、インフレーション成形等が用いられ、多層押出機による成形も可能である。
また、裏面保護層45は、第一の樹脂層46と第二の樹脂層47との間又は最外層に、適宜、耐水性や発電効率、耐電圧の向上のために他の層を設けてもよい。例えば、第一の樹脂層46の第二の樹脂層47が積層された面とは反対の面、第一の樹脂層46と第二の樹脂層47の間、及び第二の樹脂層47の第一の樹脂層46が積層された面とは反対の面、のうちのいずれか一つ又は2つ以上に、接着層、前記耐候層からなる群から選択される一種又は二種以上の層を備えていてもよい。
接着層に用いられる接着剤および接着方法は、例えば、2液硬化型ウレタン系接着剤、ポリエーテルウレタン系接着剤、ポリエステル系接着剤、ポリエステルポリオール系接着剤、ポリエステルポリウレタンポリオール系接着剤等を用いたドライラミネート法、共押出し法、押出しコート法、アンカーコート剤を用いた熱ラミネート法等を採用することができる。
また、易接着樹脂層48と第三の樹脂層49とを接着する接着層の厚さは、3μm以上30μm以下が好ましく、より好ましくは、5μm以上20μm以下である。
また、第三の樹脂層49と第一の樹脂層46、第一の樹脂層46と第二の樹脂層47、及び第二の樹脂層47と耐候層、の各々の接着の際、各接着層の厚さは、20μm以上200μm以下が好ましく、より好ましくは、30μm以上150μm以下である。
また、上記実施形態に係る太陽電池モジュール3では、固定式の架台2に対して取り付けられたが、本発明では、いわゆる追尾式架台に対しても取り付けることができる。
(3)実施例
以下に実施例及び比較例を示して本発明を具体的に説明する。上記実施形態を参照にして、参考のため各構成に符号を付すが、本発明は実施例に限定されない。
(3.1)実施例
(3.1.1)実施例1
まず、裏面保護層45として、第一の樹脂層46と第二の樹脂層47とを次のように構成した。第一の樹脂層46として発泡倍率3倍、密度400kg/m、曲げ弾性率400MPa、厚さ3.0mmの発泡ポリプロピレン(PP)シート、第二の樹脂層47として密度1600kg/m、曲げ弾性率20000MPa、厚さ0.5mmのガラスクロス強化ポリプロピレン樹脂系FRP(ガラス繊維密度50wt%)を用意し、これらを市販の接着剤によって貼り合わせた。
第一の樹脂層46と第二の樹脂層47との貼り合わせには、シート塗布用ウレタンイソシアネート系接着剤(厚さ70μm)を用いた。これにより、厚さ3.6mmの裏面保護層45(「発泡PP+FRP」)を得た。
次いで、ガラス層41(第一のガラス層41)として密度2500kg/m、曲げ弾性率60000MPa、大きさ1323mm×990mm×厚さ0.85mmの強化ガラス、封止層42として、第一の封止層421と第二の封止層422の各々を、ガラス層41と同寸法で密度960kg/m、引張弾性率100MPa、厚さ0.5mmのEVA、セル43として大きさ156mm×156mm×厚さ200μmの単結晶セル43を48枚用意し、市販のインターコネクタ(日立金属社製)とバスバー(日立金属社製)とをセル43に取り付けた。
真空ラミネータの熱板に、ガラス層41、第一の封止層421、複数のセル43、第二の封止層422、裏面保護層45を順に重ね、140℃15分のラミネートを実施した。なお、セル43はガラス層41に対して、短手方向に6列、長手方向に8列となるように整然と配置した。
これにより、ガラス層41、封止層42、裏面保護層45(裏面保護層45として第一の樹脂層46+第二の樹脂層47)が順に積層された太陽電池モジュール3を得た。この太陽電池モジュール3は、大きさ1323mm×990mmで48直モジュール、全体厚さ5.4mm、全体重量7.5kg(5.7kg/m)であった。
ガラス層41、封止層42、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47の各々の曲げ剛性の和は、(60000×0.85+100×0.5+400×3+20000×0.5)×(1/12)=4187MPaであった。
次いで、ゴムフレーム6として、第一板部61及び第二板部62の厚さt1=1.5mm、第三板部63の厚さt2=1.5mm、ゴムフレーム6の内側の端から、対応する太陽電池モジュール本体4の端までの寸法D1=10.5mmとした、断面略コ字形状のエチレンプロピレンジエンモノマー(EPDM)ゴム製のフレームを用いた。ゴムの引張弾性率はJIS K 7161に基づき引張試験機にて測定し、4MPaであった。これを太陽電池モジュール本体4の四辺すべてに取り付け、太陽電池モジュール3とした。
太陽電池モジュール3を架台2(外枠体21)に取り付け、太陽電池モジュール本体4のガラス層41と裏面保護層45とに交互に等分布荷重を1時間ずつ加える試験を3サイクル行う荷重試験を行った。
試験荷重は、3600Paから900Paずつ増やしていき、セル43又はガラス層41に割れが生じなかった荷重を記録した。4500Paで割れが生じなかったものを合格「○」とし、試験荷重4500Pa未満でセル43又はガラス層41に割れが生じたものを不合格「×」とした。
実施例1に係る太陽電池モジュール3は、4500Paの荷重を加えた結果、合格「○」であった。
(3.1.2)実施例2
実施例2の太陽電池モジュール3として、ゴムフレーム6のうち、第一板部61及び第二板部62の厚さt1=3.0mmにした以外は、実施例1と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、合格「○」であった。
(3.1.3)実施例3
実施例3の太陽電池モジュール3として、実施例1で使用したゴムフレーム6について、85℃オーブンにて1000時間熱硬化させ、引張弾性率を120MPaとした以外は、実施例1と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、合格「○」であった。
(3.1.4)実施例4
実施例4の太陽電池モジュール3として、ゴムフレーム6のうち、第一板部61及び第二板部62の厚さt1=3.0mmにした以外は、実施例3と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、合格「○」であった。
(3.1.5)実施例5
実施例5の太陽電池モジュール3として、裏面保護層45について、易接着樹脂層48、第三の樹脂層49、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47で構成し、次のようにした。
易接着樹脂層48として、密度1050kg/m、曲げ弾性率1000MPa、厚さ0.050mmの白色ポリエチレン(PE)フィルム、第三の樹脂層49として、密度1350kg/m、曲げ弾性率2400MPa、厚さ0.125mmの透明ポリエチレンテレフタレート(PET)フィルム、第一の樹脂層46として発泡倍率3倍、密度400kg/m、曲げ弾性率400MPa、厚さ3.0mmの発泡ポリプロピレン(PP)シート、第二の樹脂層47として密度1600kg/m、曲げ弾性率20000MPa、厚さ0.5mmのガラスクロス強化ポリプロピレン樹脂系FRP(ガラス繊維密度50wt%)をそれぞれ用意し、これらを市販の接着剤によって貼り合わせた。
易接着樹脂層48と第三の樹脂層49の貼り合わせには、ドライラミネート用ウレタンイソシアネート系接着剤(厚さ10μm)を用いた。第三の樹脂層49、第一の樹脂層46、第二の樹脂層47の貼り合わせには、シート塗布用ウレタンイソシアネート系接着剤(厚さ70μm)を用いた。
これにより、裏面保護層45として、易接着樹脂層48、第三の樹脂層49、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47を、合わせて厚さ3.8mmとした以外は、実施例1と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。この太陽電池モジュール3は、大きさ1323mm×990mmで48直モジュール、全体厚さ5.7mm、全体重量7.9kg(6.1kg/m)であった。
ガラス層41、封止層42、易接着樹脂層48、第三の樹脂層49、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47の各々の曲げ剛性の和は、(60000×0.85+100×0.5+1000×0.05+2400×0.125+400×3+20000×0.5)×(1/12)=4188MPaであった。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、6400Paの荷重を加えた結果、合格「○」であった。
(3.1.6)実施例6
実施例6の太陽電池モジュール3として、実施例1の裏面保護層45としての第一の樹脂層46と第二の樹脂層47に代えて、0.85mmの強化ガラスへ変更した以外は、実施例1と同様の条件にして、太陽電池モジュール3を得た。太陽電池モジュール3は、1323mm×990mmで60直モジュール、全体厚さ2.7mm、全体重量7.5kg(5.8kg/m)であった。
ガラス層41(第一のガラス層41)、封止層42、第二のガラス層50の各々の曲げ剛性の和は、(60000×0.85+100×1+60000×0.85)×(1/12)=6150MPaであった。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、合格「○」であった。
(3.1.7)実施例7
実施例7の太陽電池モジュール3として、ゴムフレーム6のうち、第一板部61及び第二板部62の厚さt1=3.0mmにした以外は、実施例6と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、合格「○」であった。
(3.1.8)実施例8
実施例8の太陽電池モジュール3として、実施例6で使用したゴムフレーム6について、85℃オーブンにて1000時間熱硬化させ、引張弾性率を4MPaから120MPaとした以外は、実施例6と同様にして太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、合格「○」であった。
(3.1.9)実施例9
実施例9の太陽電池モジュール3として、ゴムフレーム6のうち、第一板部61及び第二板部62の厚さt1=3.0mmにした以外は、実施例8と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、合格「○」であった。
(3.2)比較例
(3.2.1)比較例1
太陽電池モジュール本体4の四辺に、信越化学製の一液シリコンゴムを、厚さが1.5mmになるように塗布し、アルミフレームを太陽電池モジュール本体4の四辺に取り付けた以外は、実施例1と同じ条件にして太陽電池モジュール3を得た。シリコンゴムの引張弾性率は0.4MPaとなった。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、シリコンゴムがちぎれ、太陽電池モジュール本体4が脱落し、不合格「×」であった。
(3.2.2)比較例2
比較例2の太陽電池モジュール3として、ゴムフレーム6のうち、第一板部61及び第二板部62の厚さt1=0.5mmにした以外は、実施例1と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、ガラス層41が架台2(外枠体21)の内側の端の角に当たり、割れが発生し、不合格「×」であった。
(3.2.3)比較例3
比較例3の太陽電池モジュール3として、ゴムフレーム6のうち、第一板部61及び第二板部62の厚さt1=0.5mmにした以外は、実施例3と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、ガラス層41が架台2(外枠体21)の内側の端の角に当たり、割れが発生し、不合格「×」であった。
(3.2.4)比較例4
太陽電池モジュール本体4の四辺に、厚さが1.5mmのポリカーボネイト(PC)フレームを取り付けた以外は、実施例1と同じ条件にして太陽電池モジュール3を得た。ポリカーボネイトフレームの引張弾性率は2,000MPaとなった。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、ガラス層41がポリカーボネイトフレームの角に当たって割れが発生し、不合格「×」であった。
(3.2.5)比較例5
太陽電池モジュール本体4の四辺に、信越化学製の一液シリコンゴムを、厚さが1.5mmになるように塗布し、アルミフレームを太陽電池モジュール本体4の四辺に取り付けた以外は、実施例6と同じ条件にして太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、シリコンゴムがちぎれ、太陽電池モジュール本体4が脱落し、不合格「×」であった。
(3.2.6)比較例6
比較例6の太陽電池モジュール3として、ゴムフレーム6のうち、第一板部61及び第二板部62の厚さt1=0.5mmにした以外は、実施例6と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、ガラス層41が架台2(外枠体21)の内側の端の角に当たり、割れが発生し、不合格「×」であった。
(3.2.7)比較例7
比較例7の太陽電池モジュール3として、ゴムフレーム6のうち、第一板部61及び第二板部62の厚さt1=0.5mmにした以外は、実施例8と同じ条件にして、太陽電池モジュール3を得た。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、ガラス層41が架台2(外枠体21)の内側の端の角に当たり、割れが発生し、不合格「×」であった。
(3.2.8)比較例8
太陽電池モジュール本体4の四辺に、厚さが1.5mmのポリカーボネイト(PC)フレームを取り付けた以外は、実施例6と同じ条件にして太陽電池モジュール3を得た。ポリカーボネイトフレームの引張弾性率は2,000MPaとなった。
実施例1と同様の方法で太陽電池モジュール3の評価試験を行ったところ、4500Paの荷重を加えた結果、ガラス層41がポリカーボネイトフレームの角に当たって割れが発生し、不合格「×」であった。
Figure 0007362414000001
以上の結果に示すように、実施例1-9の太陽電池モジュール3では、厚さ0.4mm以上1.6mm以下の比較的薄いガラス層41を用いても、太陽電池モジュール3のたわみ量が抑えられ、ガラス層41等に割れが起こらない。このことから、実施形態1-9の太陽電池モジュール3では、高い耐荷重性を備えることがわかった。
さらに、実施例5の太陽電池モジュール3では、他の実施例に比べて、耐荷重性が増大している。すなわち、裏面保護層45として、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47に加えて、130度以上160度以下の真空ラミネートにて封止層42との接着性が発現する易接着樹脂層48、曲げ弾性率1500MPa以上4000MPa以下の第三の樹脂シート層を設けた場合、厚みが略同じ(1mm以下の差)であるにもかかわらず、耐荷重性が増大することが分かった。
(4)態様
以上説明したように、第1の態様に係る太陽電池モジュール3は、太陽光を受ける受光面40を一面に有する太陽電池モジュール本体4と、太陽電池モジュール本体4の外周部に取り付けられたゴムフレーム6と、を備える。太陽電池モジュール本体4は、受光面40を含み、厚さ0.4mm以上1.6mm以下に形成されたガラス層41と、ガラス層41に対し受光面40とは反対側に設けられた裏面保護層45と、ガラス層41と裏面保護層45との間に設けられ、複数のセル43を封止する封止層42と、を有する。裏面保護層45は、曲げ弾性率200MPa以上1000MPa以下の発泡樹脂からなる第一の樹脂層46と、第一の樹脂層46に対し受光面40とは反対側に設けられ、曲げ弾性率10000MPa以上25000MPa以下でかつ繊維強化された第二の樹脂層47と、を含む。曲げ剛性を、[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm)3)÷12]として定義したとき、ガラス層41、封止層42、第一の樹脂層46及び第二の樹脂層47の各々の曲げ剛性の和が、4000MPa以上である。ゴムフレーム6は、ガラス層41の受光面40の外周部に対向する第一板部61と、裏面保護層45の受光面40とは反対側の面の外周部に対向する第二板部62と、を有する。第一板部61及び第二板部62の各々は、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下であり、太陽電池モジュール本体4の受光面40に平行な一方向において、第一板部61及び第二板部62の内側の端から、太陽電池モジュール本体4の対応する端までの寸法が、8mm以上20mm以下に形成されている。
この態様によれば、厚さ0.4mm以上1.6mm以下の比較的薄いガラス層41を用いても、太陽電池モジュール3のたわみ量が抑えられ、ガラス層41等に割れが起こりにくく、高い耐荷重性を得ることができる。
第2の態様に係る太陽電池モジュール3は、太陽光を受ける受光面40を一面に有する太陽電池モジュール本体4と、太陽電池モジュール本体4の外周部に取り付けられたゴムフレーム6と、を備える。太陽電池モジュール本体4は、前記受光面40を含み、厚さ0.4mm以上1.6mm以下に形成されたガラス層41と、ガラス層41に対し受光面40とは反対側に設けられた裏面保護層45と、ガラス層41と裏面保護層45との間に設けられ、複数のセル43を封止する封止層42と、を有する。裏面保護層45は、厚さ0.4mm以上1.6mm以下の第二のガラス層50を含む。曲げ剛性を、[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm)3)÷12]として定義したとき、ガラス層41、封止層42及び第二のガラス層50の各々の前記曲げ剛性の和が、4000MPa以上である。ゴムフレーム6は、ガラス層41の受光面40の外周部に対向する第一板部61と、裏面保護層45の受光面40とは反対側の面の外周部に対向する第二板部62と、を有する。第一板部61及び第二板部62の各々は、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下であり、太陽電池モジュール本体4の受光面40に平行な一方向において、第一板部61及び第二板部62の内側の端から太陽電池モジュール本体4の端までの寸法が8mm以上20mm以下に形成されている。
この態様によれば、厚さ0.4mm以上1.6mm以下の比較的薄いガラス層41を用いても、太陽電池モジュール3のたわみ量が抑えられ、ガラス層41等に割れが起こりにくく、高い耐荷重性を得ることができる。
第3の態様に係る太陽電池モジュール3は、太陽光を受ける受光面40を一面に有する太陽電池モジュール本体4と、太陽電池モジュール本体4の外周部に取り付けられたゴムフレーム6と、を備える。太陽電池モジュール本体4は、受光面40を含み、厚さ0.4mm以上1.6mm以下に形成されたガラス層41と、ガラス層41に対し受光面40とは反対側に設けられた裏面保護層45と、ガラス層41と裏面保護層45との間に設けられ、複数のセル43を封止する封止層42と、を有する。裏面保護層45は、第一の樹脂層46と、第二の樹脂層47と、易接着樹脂層48と、第三の樹脂層49と、を含む。第一の樹脂層46は、曲げ弾性率200MPa以上1000MPa以下の発泡樹脂からなる。第二の樹脂層47は、第一の樹脂層46に対し前記受光面40側とは反対側に設けられ、曲げ弾性率10000MPa以上25000MPa以下でかつ繊維強化される。易接着樹脂層48は、封止層42と第一の樹脂層46との間に設けられ、130℃以上160℃以下の真空ラミネートにて前記第二封止層42との接着性が発現する。第三の樹脂層49は、易接着樹脂層48と第一の樹脂層46との間に設けられ、曲げ弾性率1500MPa以上4000MPa以下に形成される。曲げ剛性を、[(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm)3)÷12]として定義したとき、ガラス層41、封止層42、第一の樹脂層46、第二の樹脂層47、易接着樹脂層48及び第三の樹脂層49の各々の前記曲げ剛性の和が、4000MPa以上である。ゴムフレーム6は、ガラス層41の受光面40の外周部に対向する第一板部61と、裏面保護層45の受光面40とは反対側の面の外周部に対向する第二板部62と、を有する。第一板部61及び第二板部62の各々は、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下であり、太陽電池モジュール本体4の受光面40に平行な一方向において、第一板部61及び第二板部62の内側の端から、太陽電池モジュール本体4の対応する端までの寸法が、8mm以上20mm以下に形成されている。
この態様によれば、厚さ0.4mm以上1.6mm以下の比較的薄いガラス層41を用いても、太陽電池モジュール3のたわみ量が抑えられ、ガラス層41等に割れが起こりにくく、高い耐荷重性を得ることができる。また、厚みを大きく増やすことなく、耐荷重性を向上させることができる。
第4の態様に係るゴムフレーム6は、上述の太陽電池モジュール本体4の外周部に取付け可能に構成されており、天然ゴム、ブタジエンゴム、スチレンブタジエンゴム、ブチルゴム、ニトリルゴム、エチレンプロピレンゴム、クロロプレンゴム、アクリルゴム、クロロスルホン化ポリエチレンゴム、ウレタンゴム、シリコンゴム、フッ素ゴムからなる群から選択される、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下に形成されたゴムフレームである。
この態様によれば、厚さ0.4mm以上1.6mm以下の比較的薄いガラス層41を用いた太陽電池モジュール3に取り付けることで、太陽電池モジュール3のたわみ量が抑えられ、ガラス層41等に割れが起こりにくく、高い耐荷重性を得ることができる。
3 太陽電池モジュール
4 太陽電池モジュール本体
40 受光面
41 ガラス層
42 封止層
43 セル
45 裏面保護層
46 第一の樹脂層
47 第二の樹脂層
48 易接着樹脂層
49 第三の樹脂層
50 第二のガラス層
6 ゴムフレーム
61 第一板部
62 第二板部

Claims (2)

  1. 太陽光を受ける受光面を一面に有する太陽電池モジュール本体と、
    前記太陽電池モジュール本体の外周部に取り付けられたゴムフレームと、
    を備え、
    前記太陽電池モジュール本体は、
    前記受光面を含み、厚さ0.4mm以上1.6mm以下に形成されたガラス層と、
    前記ガラス層に対し前記受光面とは反対側に設けられた裏面保護層と、
    前記ガラス層と前記裏面保護層との間に設けられ、複数のセルを封止する封止層と、を有し、
    前記裏面保護層は、厚さ0.4mm以上1.6mm以下の第二のガラス層を含み、
    曲げ剛性を、
    [(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm) )÷12]
    として定義したとき、前記ガラス層、前記封止層及び前記第二のガラス層の各々の前記曲げ剛性の和が、4000MPa以上であり、
    前記ゴムフレームは、
    前記ガラス層の前記受光面の外周部に対向する第一板部と、
    前記裏面保護層の前記受光面とは反対側の面の外周部に対向する第二板部と、
    を有し、
    前記第一板部及び前記第二板部の各々は、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下であり、前記太陽電池モジュール本体の前記受光面に平行な一方向において、前記第一板部及び前記第二板部の内側の端から前記太陽電池モジュール本体の端までの寸法が8mm以上20mm以下に形成されている、
    太陽電池モジュール。
  2. 太陽光を受ける受光面を一面に有する太陽電池モジュール本体と、
    前記太陽電池モジュール本体の外周部に取り付けられたゴムフレームと、
    を備え、
    前記太陽電池モジュール本体は、
    前記受光面を含み、厚さ0.4mm以上1.6mm以下に形成されたガラス層と、
    前記ガラス層に対し前記受光面とは反対側に設けられた裏面保護層と、
    前記ガラス層と前記裏面保護層との間に設けられ、複数のセルを封止する封止層と、を有し、
    前記裏面保護層は、
    曲げ弾性率200MPa以上1000MPa以下の発泡樹脂からなる第一の樹脂層と、
    前記第一の樹脂層に対し前記受光面側とは反対側に設けられ、曲げ弾性率10000MPa以上25000MPa以下でかつ繊維強化された第二の樹脂層と、
    前記封止層と前記第一の樹脂層との間に設けられ、130℃以上160℃以下の真空ラミネートにて前記封止層との接着性が発現する易接着樹脂層と、
    前記易接着樹脂層と前記第一の樹脂層との間に設けられ、曲げ弾性率1500MPa以上4000MPa以下の第三の樹脂層と、
    を含み、
    曲げ剛性を、
    [(曲げ弾性率(MPa)×厚さ(mm) )÷12]
    として定義したとき、前記ガラス層、前記封止層、前記第一の樹脂層、前記第二の樹脂層、前記易接着樹脂層及び前記第三の樹脂層の各々の前記曲げ剛性の和が、4000MPa以上であり、
    前記ゴムフレームは、
    前記ガラス層の前記受光面の外周部に対向する第一板部と、
    前記裏面保護層の前記受光面とは反対側の面の外周部に対向する第二板部と、
    を有し、
    前記第一板部及び前記第二板部の各々は、厚さ1mm以上でかつ引張弾性率3MPa以上200MPa以下であり、前記太陽電池モジュール本体の前記受光面に平行な一方向において、前記第一板部及び前記第二板部の内側の端から、前記太陽電池モジュール本体の対応する端までの寸法が、8mm以上20mm以下に形成されている、
    太陽電池モジュール
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