JP7361850B2 - 送電装置、プログラム、及び、制御方法 - Google Patents

送電装置、プログラム、及び、制御方法 Download PDF

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Description

本発明は無線電力伝送における制御通信技術に関する。
送電装置と受電装置とを含んだ無線電力伝送システムの技術開発が広く行われている。特許文献1には、電力伝送システムにおいて、送受電の際に使用される制御信号の送受信を、送受電に用いるものと異なる周波数、コイルやアンテナを用いて、いわゆるアウトバンド通信で行う手法が記載されている。
無線電力伝送規格の標準化団体Wireless Power Consortium(WPC)が策定する規格(WPC規格)では、送受電とそのための制御通信が磁気誘導(magnetic induction)によって行われる。また、現行のWPC規格に準拠した送電装置及び受電装置は、送受電で使用する周波数と同じ周波数を用いて制御通信を行う。この制御通信は、送受電で使用されるコイルを介して行われる、いわゆるインバンド通信である。なお、インバンド通信で誤りなく通信できる通信範囲は、アウトバンド通信の通信範囲よりも狭い。
特開2012―217224号公報
インバンド通信とアウトバンド通信の両方を実行可能な送電装置および受電装置について考えた場合、そのような送電装置および受電装置における適切な通信制御については検討されていなかった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、インバンド通信とアウトバンド通信の両方を実行可能な受電装置及び送電装置における適切な通信制御技術を提供することを目的とする。
本発明の一態様による送電装置は、無線で受電装置に送電する受電手段と、第1通信方式により通信を行う第1通信手段と、第2通信方式により通信を行う第2通信手段と、を有し、前記第1通信手段は、前記受電装置が前記第2通信方式の通信機能に対応しているかを示す情報を含む第1信号を受信し、前記第1通信手段は、前記第2通信方式における前記受電装置のアドレス情報を含む第2信号を受信し、前記第2通信手段は、アドレス情報を含む第3信号を受信し、前記第2通信手段は、前記第2信号に含まれるアドレス情報と前記第3信号に含まれるアドレス情報とが同じ場合、接続要求を示す第4信号を送信する
本発明によれば、インバンド通信とアウトバンド通信の両方を実行可能な受電装置及び送電装置において適切に通信制御を行うことができる。
無線電力伝送システムの構成例を示すブロック図である。 送電装置の構成例を示すブロック図である。 受電装置の構成例を示すブロック図である。 送電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。 受電装置の処理の流れの例を示すフローチャートである。 無線電力伝送システムの動作シーケンス図。 Configuration Packetの構成を示す図である。 Power Transmitter Capability Packetの構成を示す図である。
以下、添付の図面を参照して、本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の実施形態は一例であり、本発明を説明された範囲に限定することは意図されていない。本発明の技術的思想の範囲内で様々な変更及び変形が行われうる。
(システム構成)
図1に本実施形態に係る無線充電システムを示す。本無線充電システムは、送電装置(第1送電装置101、第2送電装置102)及び受電装置(第1受電装置111及び第2受電装置112)を含んで構成される。なお、以下では、第1送電装置101及び第1受電装置111を、それぞれ「TX1」及び「RX1」と呼ぶ場合があり、同様に、第2送電装置102及び第2受電装置112を、それぞれ「TX2」及び「RX2」と呼ぶ場合がある。なお、これらの送電装置及び受電装置は、それぞれBluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)による通信機能を有するものとする。また、本無線充電システムの周囲には、一例として、BLEによる通信機能を有するが、無線電力伝送の機能を有しない他の装置(第1通信装置121及び第2通信装置122)が存在するものとする。なお、以下では、BLEの通信部(アンテナや通信回路等によって構成されるユニット)を「BLE」と呼ぶ場合がある。
ここで、図1に示すように、TX1とTX2は、BLEのCentralとして機能し、RX1とRX2は、BLEのPeripheralとして機能する。また、第1通信装置121はCentralとして機能し、第2通信装置122はPeripheralとして機能する。なお、「Central」は、BLEの制御局であることを示し、「Peripheral」は、BLEの端末局であることを示している。BLEのCentralは、BLEのPeripheralとの間で通信を行い、他のCentralとの通信を行わない。また、BLEのPeripheralは、BLEのCentralとの間では通信を行うが、他のPeripheralとの間では通信を行わない。すなわち、BLEでは、Central同士又はPeripheral同士の通信は行われない。また、Centralは複数のPeripheralと接続状態(BLEのCONNECT_State)となることができ、複数のPeripheralとの間でデータを送受信することができる。一方、Peripheralは、1台のCentralとしか接続状態になることができず、複数のCentralと並行して通信することはない。
図1において、TX1から見て、RX1は送受電範囲内に位置している一方で、RX2は送受電範囲内に位置していないものとする。したがって、TX1はRX1のみに対して無線電力伝送を行い、RX2に対して電力伝送は行わない。
この場合、TX1がBLEを用いてアウトバンド通信によって制御通信を行ってRX1に送電するためには、TX1のBLE(Central)が、少なくともRX1のBLE(Peripheral)と接続状態とならなければならない。上述のように、BLEのCentralは、同時に複数のPeripheralと接続状態になりうるため、TX1のBLE(Central)は、RX1のみならず、Peripheralとして機能するRX2や第2通信装置122と接続状態であってもよい。同様に、TX2のBLE(Central)は、RX2のBLE(Peripheral)と接続状態であれば、RX1や第2通信装置122と接続状態であってもよい。
一方、RX1のBLE(Peripheral)は、1つのCentralとのみ接続可能である。このため、TX1とRX1との間の電力伝送のための制御通信をBLEで行うためには、RX1のBLE(Peripheral)が、TX1のBLE(Central)とのみ接続状態である必要がある。RX1のBLE(Peripheral)は、Tx2や第1通信装置121などの他のBLE(Central)と接続状態となると、TX1のBLE(Central)と制御通信を行うことができなくなるからである。同様に、TX2とRX2との間の電力伝送のための制御通信をBLEで行うためには、RX2のBLE(Peripheral)はTX2のBLE(Central)とのみ接続状態でなければならない。したがって、RX2のBLE(Peripheral)は、Tx1や第1通信装置121等の他のBLE(Central)と接続状態であるべきでない。
このように、制御通信は送受電が実行される送電装置及び受電装置(例えばTX1とRX1)の間で行われるべきである。しかしながら、アウトバンド通信の通信範囲がインバンド通信の通信範囲より広い場合、送電装置及び受電装置は送受電対象でない機器とアウトバンド通信のための接続を確立してしまう場合がある。このような送受電対象でない機器とアウトバンド通信のための接続を確立することをクロスコネクションと呼ぶ。例えば、図1において、RX1とTX2又は第1通信装置121がBLE接続される状態がクロスコネクションである。
図1において、TX1は、制御通信としてBLE(アウトバンド通信)を使用する時は、送受電範囲内にあるRX1とBLE接続がなされているという確証がなければ、RX1のバッテリを充電する電力の送電や電力に関する交渉等を行うべきでない。TX1は、RX1を送電対象としながら、RX2や第2通信装置122とのBLE接続を確立して制御通信を行うと、送電対象(RX1)と制御通信の相手装置(RX2や第2通信装置122)とが異なってしまいうるからである。この場合、TX1が、RX1に対する適切な制御通信を行うことができなくなる。同様に、RX1も、BLE(アウトバンド通信)による制御通信を用いる場合は、送受電範囲内にあるTX1とBLE接続がなされているという確証がなければ、TX1からのバッテリを充電するための電力の受電や電力に関する交渉等を行うべきでない。RX1は、TX1を受電元としながら、TX2や第1通信装置121とのBLE接続を確立して制御通信を行うと、受電元(TX1)と制御通信の相手装置(TX2や第1通信装置121)とが異なってしまいうるからである。この場合、RX1は、TX1との間で適切な制御通信を行うことができなくなる。
以上のように、図1の無線電力伝送システムでは、送電装置及び受電装置の両方が、バッテリを充電する電力の送受電やその電力の交渉に先立って、送受電範囲内にある相手装置とBLEによる制御通信が可能であるという確証を得ることが重要となる。このため、本実施形態では、送電装置と受電装置が無線電力伝送の相手装置との間でBLEによる接続を確立することができるようにする。なお、BLEは一例であり、無線電力伝送におけるアウトバンド通信に利用可能な任意の無線通信方式が利用可能である。また、以下では、実行される無線電力伝送はWPC規格に準拠しているものとし、ここでのWPC規格は、バージョン1.2.2に規定された機能を含む。なお、本実施形態では送電装置と受電装置とがWPC規格に準拠しているものとして説明するが、これに限られず、他の無線電力伝送規格であってもよい。以下では、送電装置及び受電装置の構成例と、実行される処理の流れの例について説明する。
(装置構成)
図2は、送電装置(例えばTX1及びTX2)の構成例を示すブロック図である。送電装置は、例えば、制御部201、電源部202、送電部203、第1通信部204、送電コイル205、第2通信部206、及びメモリ207を有する。
制御部201は、送電装置全体を制御する。制御部201は、一例として、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の1つ以上のプロセッサを含んで構成される。なお、制御部201は、後述の処理を実行するように構成された、特定用途向け集積回路(ASIC)やフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等を含んでもよい。
電源部202は、少なくとも制御部201及び送電部203が動作する際の電力を供給する電源である。電源部202は、例えば、商用電源から電力の供給を受ける有線受電回路やバッテリ等でありうる。送電部203は、送電コイル205を介して受電装置へ電力を伝送するために、送電コイル205に交流電圧および交流電流を発生させる。送電部203は、例えば、電源部202が供給する直流電圧を、FETを使用したハーフブリッジ又はフルブリッジ構成のスイッチング回路を用いて交流電圧に変換する。この場合、送電部203は、FETのON/OFFを制御するゲ-トドライバを含む。
第1通信部204は、受電装置の通信部(図3に示す第1通信部303)との間で、WPC規格に基づいた無線電力伝送の制御通信を行う。本実施形態では、第1通信部204が実行する通信は、送電部203が発生する交流電圧または電流を変調し、無線電力に通信対象データを重畳する、いわゆるインバンド通信(第1方式による通信)である。また、本実施形態では、送電装置は、制御通信にインバンド通信のみを使用する場合は、同様にインバンド通信を使用する受電装置の充電部に最大15ワットの電力を出力するだけの電力を供給できるものとする。
第2通信部206は、受電装置の通信部(図3に示す第2通信部304)との間で、WPC規格に基づいた無線電力伝送の制御通信を行う。第2通信部206は、送電部203の周波数と異なる周波数を使用し、送電コイル205と異なる不図示のアンテナを使用する、いわゆるアウトバンド通信(第2方式による通信)を行う。本実施形態では、第2通信部206がBLEに対応しているものとするが、これに代えて、NFCやWiFi等の他の無線通信方式に対応する通信部が用いられてもよい。
なお、本実施形態では、送電装置は、受電装置との間での制御通信にアウトバンド通信が使用される場合は、インバンド通信が使用される場合と比較して、その受電装置に大きい電力を供給することができるものとする。例えば、送電装置は、アウトバンド通信によって制御通信を行う場合には、受電装置の充電部に出力される電力が最大100ワットとなるように、電力を供給することができるものとする。インバンド通信では、通信のために、送電電力に微小な電圧および電流の変化が重畳される。これに対して、送電電力が大きくなると、送電部や受電部から発生するノイズが大きくなる。このため、インバンド通信が用いられる場合には、通信のための微小な電圧および電流の変化をインバンド通信の通信部が検出可能とするために、送電電力が制限されることとなる。一方、アウトバンド通信が用いられる場合は、このような制約がなくなるため、送電する電力量を大きくすることができる。
メモリ207は、送電装置や無線電力伝送システムの各要素および全体の状態を記憶する。
図2では、制御部201、電源部202、送電部203、第1通信部204、メモリ207、第2通信部206が、それぞれ別個のブロックとして記載されているが、これらのうちの2つ以上のブロックが1つのチップ等によってまとめられてもよい。また、1つのブロックが複数のブロックに分割されてもよい。
図3は、受電装置(例えばRX1及びRX2)の構成例を示すブロック図である。受電装置は、例えば、制御部301、受電部302、第1通信部303、第2通信部304、受電コイル305、充電部306、バッテリ307、及びメモリ308を有する。
制御部301は、受電装置の全体を制御する。制御部301は、一例として、CPU(Central Processing Unit)やMPU(Micro Processing Unit)等の1つ以上のプロセッサを含んで構成される。なお、制御部201は、後述の処理を実行するように構成された、特定用途向け集積回路(ASIC)やフィールドプログラマブルゲートアレイ(FPGA)等を含んでもよい。
受電部302は、送電コイル205からの送電によって受電コイル305に生じた交流電圧および交流電流を取得して、受電した電力を制御部301及び充電部306等が動作するための直流電圧および直流電流に変換する。第1通信部303は、送電装置の第1通信部204との間で、WPC規格に基づいた無線電力伝送のための制御通信を行う。この制御通信は、受電コイル305で受電した電磁波を負荷変調するインバンド通信(第1方式による通信)によって行われる。本実施形態では、受電装置は、送電装置との間の制御通信にインバンド通信のみを使用する場合、その送電装置から無線で電力を受電し、充電部306に最大で15ワットの電力を出力できるものとする。
第2通信部304は、送電装置の第2通信部206との間で、WPC規格に基づいた無線電力伝送の制御通信を行う。第2通信部304は、受電部302が受電する電磁波の周波数と異なる周波数を使用し、受電コイル305とは異なる不図示のアンテナを使用してアウトバンド通信(第2方式による通信)を行う。本実施形態では、第2通信部304がBLEに対応しているものとするが、これに代えて、NFCやWiFi等の他の無線通信方式に対応する通信部が用いられてもよい。また、第2通信部304は、バッテリ307から電力供給を受けてもよいし、受電部302からバッテリ307を介さずに直接電力供給を受けてもよい。なお、本実施形態では、受電装置は、送電装置との間の制御通信にアウトバンド通信を使用する場合は、この送電装置から無線で電力を受電し、充電部306に最大で100ワットの電力を出力できるものとする。
充電部306は、受電部302から供給される直流電圧と直流電流を利用して、バッテリ307を充電する。メモリ308は、受電装置および無線電力伝送システムの各要素および全体の状態を記憶する。
図3では制御部301、受電部302、第1通信部303、第2通信部304、充電部306、及びメモリ308が、それぞれ別個のブロックとして記載されているが、これらのうちの2つ以上のブロックが1つのチップ等によってまとめられてもよい。また、1つのブロックが複数のブロックに分割されてもよい。
なお、送電装置または受電装置がアウトバンド通信による制御通信に対応していることを、以下ではWPC規格のバージョンAに対応していると表す。WPC規格のバージョンAは、WPCv1.2.2の後継の規格であり、少なくともアウトバンド通信による制御通信機能が追加されているものとする。
(処理の流れ)
続いて、各装置において実行される処理の流れの例について説明し、その後、システム全体の処理の流れの例について説明する。
[送電装置の動作]
以下、送電装置(TX1)が実行する処理の流れの例について、図4を用いて説明する。なお、本処理は、送電部203が電源部202から電源供給を受ける等によって電源が投入されて起動したことに応じて開始されうる。また、本処理は、制御部201が、メモリ207に記憶されたプログラムを実行することによって実現されうる。ただし、これらに限られず、例えばユーザによる所定のボタンの押下等の操作によって電力伝送機能が起動されたことに応じて、本処理が実行されてもよい。また、図4に示される処理の少なくとも一部がハードウェアによって実現されてもよい。少なくとも一部の処理がハードウェアによって実現される場合、例えば、その処理ステップを実現するためのプログラムから、所定のコンパイラを用いてFPGA上に自動的に生成された専用回路が用いられうる。また、FPGAと同様に、Gate Array回路によって、所定の処理ステップを実行するためのハードウェアが実現されてもよい。
TX1は、本処理が開始されると、WPC規格に準拠した処理を開始する。WPC規格では、Selectionフェーズ(以下、「選択フェーズ」と呼ぶ。)、Pingフェーズ、Identification&Configurationフェーズ(以下、「I&Cフェーズ」と呼ぶ。)によって相手装置が特定される。そして、Negotiationフェーズ(以下、「交渉フェーズ」と呼ぶ。)において、送電電力に関する交渉が実行され、その後、電力伝送のためのCalibrationフェーズ(以下、「較正フェーズ」と呼ぶ。)を経て、実際の電力伝送を行うPower Transferフェーズ(以下、「PTフェーズ」と呼ぶ。)の処理が実行される。
図4において、TX1は、まず、選択フェーズ及びPingフェーズの処理を実行する(S401)。TX1は、選択フェーズにおいて、送電コイル205を介してAnalog Pingを送電する。Analog Pingは、送電コイル205の近傍に存在する物体を検出するための微小な電力である。TX1は、Analog Pingを送電した時の送電コイルの電圧値または電流値を検出し、電圧がある閾値を下回る場合または電流値がある閾値を超える場合に物体が近傍に存在すると判断し、Pingフェーズに移行する。そして、Pingフェーズにおいて、TX1は、Analog Pingより大きいDigital Pingを送電する。ここで、Digital Pingは、送電コイル205の近傍に存在するRX1の制御部301、第1通信部303、及び第2通信部304が起動するのに十分な電力を有する。RX1の制御部301及び第1通信部303は、受電コイル305を介して受電したDigital Pingにより起動すると、第1通信部303によるインバンド通信で受電電圧の大きさをTX1へ通知する。TX1は、第1通信部204を介して受電電圧値の通知を受けると、Pingフェーズの処理を終了し、I&Cフェーズに移行する。TX1は、I&Cフェーズにおいて、RX1によって送信されたIdentification Packetを受信する(S402)。このときに、TX1は、パケットの送信元であるRX1がWPC規格のバージョンAに対応しているか否かの情報と、少なくともバージョンAより前のバージョンのWPC規格で使用するRX1の個体識別情報と、BLEで使用する識別情報とを取得しうる。一例において、TX1は、Identification Packetにおいて、RX1がWPC規格で使用する識別情報を取得すると共に、追加のID情報があることを示すEXTビットが「1」となっているか否かを確認する。そして、TX1は、EXTビットが「1」である場合、続いてWPC規格に従って送信されてくるExtended Identification Packetによって、追加のID情報を取得する。本実施形態では、このExtended Identification Packetには、RX1がBLEで使用する8バイトのBluetooth Device Addressが格納される。なお、以下では、Bluetooth Device Addressを「BD_ADDR」と呼ぶ。BD_ADDRは、例えば、RX1の製造メーカや、BLEの通信機能(第2通信部304)の固体識別情報を示す、BLE規格で規定されたPublic Addressである。TX1は、この時点で、RX1の、WPC規格で使用される識別情報と、BLEの識別情報とが対応する(同一の装置に関するものである)ことを認識することができる。
また、TX1は、I&Cフェーズにおいて、RX1によって送信されたConfiguration Packetをも受信する(S402)。本実施形態では、Configuration Packet内の1ビットを用いて、このパケットの送信元であるRX1がBLEによる制御通信に対応しているか否かを示すBLE bitが送信される。WPC規格バージョンAに対応するTX1は、このビットを監視することにより、RX1がBLEを用いた制御通信機能を有するか否かを判定することができる。また、本実施形態では、Configuration Packet内の別の1ビットを用いて、RX1がその時点でBLEを制御通信に使用可能であるかを示すBLE Enable bitを送信する。Configuration Packetは、図7のような構成を有し、Reserved領域(領域700、領域701、領域702)のいずれかに、BLE bit/BLE Enable bitが設定されうる。このとき、BLEの制御通信に対応している場合はBLE bitが設定された領域(ビット)が「1」に設定され、BLEを制御通信に使用可能である場合にはBLE Enable bitが設定された領域が「1」に設定されるようにする。Reserved領域は、通常「0」が格納されるため、WPC規格のバージョンAより前のバージョンに準拠する受電装置は、この領域に「0」を格納する。このため、WPC規格のバージョンAに準拠していない受電装置がBLEでの制御通信に対応し又は制御通信を実行可能であるように送電装置が誤解することを防ぐことができる。なお、これらは一例にすぎず、Configuration Packetは、これらの要素を必ずしも含まなくてもよい。例えば、上述のようにして、Extended Identification PacketによってBR_ADDRが送信されることによって、BLEによる通信に対応していることが分かるため、BLE bitは省略されてもよい。この場合、RX1が、例えば他の装置とBLEによる通信を行っていないなど、BLE Enable bitのみが送信されるだけで、TX1は、RX1がBLEによる制御通信を実行可能であるか否かを把握することができる。なお、BLE bitやBLE Enable bitは一例であり、これが用いられなくてもよい。例えば、BLEに限定しないアウトバンド通信に対応しているか否か、及び、Configuration Packetの送信時においてアウトバンド通信による制御通信を実行可能な状態にあるかが示されてもよい。また、BLE以外のアウトバンド通信に利用可能な通信方式のそれぞれについて、通信機能を有するか否か及び制御通信を実行可能か否かを示す、BLE bitやBLE Enable bitと同様の領域が設けられてもよい。例えば、NFC通信機能を有するか否かを示すNFC bit等が設けられてもよい。
そして、TX1は、Configuration Packetを受信したことに応答して、インバンド通信によってアクノリッジ(ACK)を送信する(S403)。TX1は、ACKを送信したことに応じて、交渉フェーズへ移行する。
また、TX1は、Configuration Packetを受信したことによって、RX1がBLEによる制御通信機能を有し、かつ、TX1との間でBLEによる制御通信を行うことができる状態にあるかを判定する(S404)。TX1は、RX1がBLEによる制御通信機能を有しない又はBLEによる制御通信を実行可能な状態にない場合(S404でNO)、RX1との間でBLEによる制御通信を行うことができないため、アウトバンド通信を使用しないことを決定する(S420)。この場合、TX1は、アウトバンド通信の代わりにインバンド通信を実行する。そして、TX1は、Guaranteed Power(GP)の許容値の最大を15ワット(W)とすることを決定する(S421)。なお、GPは、送電装置と受電装置との位置関係がずれて、送電コイル205と受電コイル305との間の送電効率が低下しても、受電部302の負荷(例えば充電部やバッテリ)への出力電力に関して送電装置によって保障される電力値のことを指す。TX1は、許容するGPの大きさを決定しておき、その後のネゴシエーションによって、その許容値を超えるGPの要求があった場合にはその要求を拒否するように動作する。その後、TX1は処理をS414へ移す。
一方、TX1は、RX1がBLEによる制御通信機能を有し、かつ、BLEによる制御通信を実行可能な状態である場合(S404でYES)、RX1からの能力情報の問い合わせがあったか否かを判定する(S405)。この能力情報の問い合わせは、WPC規格で規定されているデータであるGeneral RequestがRX1からTX1へ送信されることによって行われる。なお、このような能力情報を問い合わせるGeneral Requestを、以下では、「General Req(Capability)」と呼ぶ。TX1は、General Req(Capability)を受信しなかった場合(S405でNO)は、処理をS420へ移し、アウトバンド通信を使用しないことを決定する。一方で、TX1は、General Req(Capability)を受信した場合(S405でYES)、WPC規格で規定されているPower Transmitter Capability Packetを、RX1へ送信する。以下では、Power Transmitter Capability Packetのことを「TX Capability Packet」と呼ぶ。TX Capability Packetは、図8に示すように、GPの最大値など、送電装置の能力に関する情報を含む。本実施形態では、さらに、TX Capability Packetのリザーブ領域(図8の領域800及び領域801)のうちの1ビットをBLE Enable bitとして割り当てる。このBLE Enable bitは、RX1によって送信されるConfiguration Packet内のBLE Enable bitと同様の意味を有する。なお、TX1は、TX Capability Packetのリザーブ領域のうちの1ビットを、BLE bitとして使用してもよい。このBLE bitについても、RX1によって送信されるConfiguration Packet内のBLE bitと同様の意味を有する。
TX1は、TX Capability Packetにおける情報伝送に先立ち、自装置がBLEを使用可能な状態にあるかを判定する(S406)。TX1は、自装置がBLEを使用可能な状態でない場合(S406でNO)は、Tx Capability PacketのBLE Enable bitを「0」に設定してRX1へ送信し(S419)、処理をS420へ移す。一方、TX1は、例えば、自装置がBLEのPeripheralとして動作しているか否か、BLEを他の装置との間で使用中であるか等に基づいて、現時点でBLEによる制御通信を実行可能であるかを判定する。例えば、TX1は、自装置がCentralである場合は、複数のPeripheralと接続可能であるため、BLEを制御通信に使用可能であると判定しうる。また、TX1は、自装置が他の装置とBLEによる通信を行っていない場合にBLEを制御通信に使用可能であると判定しうる。一方、TX1は、自装置がPeripheralとして他の装置とBLEによる通信を行っている場合は、BLEを制御通信に使用可能でないと判定しうる。また、TX1は、TX1と接続されている製品(例えばプリンタなど)の制御部との通信により、この判定を行ってもよい。例えば、TX1の制御部201と、製品の制御部をGPIO(General Purpose Input/Output)やシリアル通信で接続し、TX1の制御部201が、製品の制御部へBLEの使用状況を問い合わせてもよい。この場合、TX1の制御部201は、製品の制御部からBLEの使用状況についての応答がBLEを使用中であることを示す場合、その時点で制御通信にBLEを使用できないと判定しうる。また、TX1の制御部201は、その応答がBLEを使用中でないことを示す場合、制御通信にBLEを使用可能であると判定しうる。
そして、TX1は、自装置がBLEを使用可能な状態である場合(S406でYES)、Tx Capability PacketのBLE Enable bitを「1」に設定してRX1へ送信する(S407)。そして、TX1は、この時点でRX1との間でBLEによる通信を行うことが可能であると判定し、S402で取得したRX1のBD_ADDRをメモリに保持する(S408)。なお、TX1は、S402でRX1のBD_ADDRを取得した時点でメモリに保持しておき、自装置がBLEを使用可能でないと判定した場合(S406でNO)に、その情報を破棄するようにしてもよい。
なお、S407においてBLE Enable bitを「1」としたTx Capability Packetが送信された後に、TX1は、RX1から、TX1のBLEの識別情報を問い合わせる信号を受信しうる。この信号は、例えば、WPC規格のGeneral Requestでありうる。以下では、BLEの識別情報を問い合わせるGeneral Requestを、「General Req(ID)」と呼ぶ。TX1は、General Req(ID)を受信すると、自装置のBLEについてのBD_ADDRを含んだ応答をRX1へ送信する。この応答は、WPC規格で規定されているPower Transmitter Identification Packet(以下では、「TX ID Packet」と呼ぶ。)でありうる。TX ID Packetには、送電装置が対応しているWPC規格のバージョンや、送電装置のインバンド通信に係る機能ブロックの製造者等による識別番号が含まれる。さらに、バージョンAに対応した送電装置は、このTX ID Packetに、BLEのBD_ADDRを含めることができる。これにより、RX1が、TX1のWPC規格における識別情報と、BLEにおける識別情報(BD_ADDR)とを関連付けて認識することができるようになる。
S408の処理に続いて、TX1は、RX1とのBLEによる制御通信を試行するために、自装置のBLE通信機能を、Scannerとして起動する(S409)。なお、Scannerは、BLE規格で定義されている状態の1つであり、ブロードキャストされるADVERTISE_INDICATIONを受信して、その送信元のBLEデバイス(またはサービス)を発見する。以下では、ADVERTISE_INDICATIONをADV_INDと呼ぶ。ADV_INDは、BLE規格で定義されているAdvertiserの状態のデバイスによってブロードキャストされ、そのデバイスのBD_ADDRや対応しているサービス情報を報知するための信号である。
TX1は、Scannerとして起動後に、ADV_INDが送信されてくるのを待ち受ける(S410)。そして、TX1は、所定時間が経過する前(S418でNOの間)に、S408で保持されたBD_ADDRのADV_INDを受信すると(S410及びS411でYES)、BLEによる接続要求メッセージをそのBD_ADDRに宛てて送信する。すなわち、TX1は、タイムアウト前にRX1からのADV_INDを受信した場合に、BLEによる接続要求メッセージをRX1へ送信する。この接続要求メッセージは、BLE規格で規定されたCONNECT_REQ(以下では「CONNECT」と呼ぶ場合がある。)である。そして、TX1は、交渉フェーズへと移行する。ここでは、BLEによる通信が可能な状態であるため、交渉フェーズにおける交渉はBLEを用いて実行される。TX1は、この時点でBLE(アウトバンド通信)による制御通信を実行可能な状態となるため、GPを十分に高く設定することができると判定する。このため、TX1は、GPの許容値最大を、例えば100Wとし(S413)、処理をS414へ進める。なお、TX1は、アウトバンド通信での接続が実際に確立された後にGPの許容値の最大値を決定する処理を実行してもよい。この場合、TX1は、アウトバンド通信を使用することを決定した場合であっても、実際にアウトバンド通信の接続を確立することができなかった場合には、処理をS420へ移してもよい。
なお、TX1は、ADV_INDを受信したとしても、S408で保持されたBD_ADDRのADV_INDでない場合(S411でNO)にはCONNECTを送信しない。すなわち、TX1は、電力伝送のための制御通信を試行する段階において、そのような制御通信とは異なる用途でのBLEの接続が確立されないように、CONNECTを送信する対象を限定する。なお、RX1からのADV_INDを受信しないままタイムアウトした場合(S418でYES)は、処理はS420へ進む。
S414では、TX1は、RX1との間でGPの交渉を行う。この交渉は、TX1において許容できるGPの最大値と、RX1が要求するGPの値とに基づいて行われる。なお、TX1が許容できるGPの最大値は、上述のように、S413又はS421の処理によって、アウトバンド通信を利用可能か否かに応じて決定される。その後、TX1は、較正フェーズでの処理を実行後(S415)、PTフェーズに移行して(S416)、RX1へ電力を伝送する。PTフェーズでは、RX1からTX1へ送電電力の増減を要求する制御データが送信されるが、この通信は制御通信であるため、BLE(アウトバンド通信)を利用可能な状況ではBLEによって行われる。その後、TX1は、RX1から充電終了などによって電力伝送の停止を要求するEnd Power Transfer(EPT)を受信すると(S417)、電力伝送処理を終了する。なお、EPTの送受信も制御通信であるため、BLE(アウトバンド通信)を利用可能な状況ではBLEによって行われる。
以上のように、TX1は、RX1がBLEによる制御通信を実行することができるか否かを確認する。また、TX1は、RX1のWPC規格での識別情報とBLEでの識別情報とを対応付けて認識しておき、RX1のBLEでの識別情報を含んだADV_INDを受信した場合に、CONNECTを送信するようにする。これにより、電力伝送の対象との間でBLEによる接続を確立し、一方で電力伝送の対象ではない他の装置との間でBLEによる接続を確立しないようにすることができる。
[受電装置の動作]
続いて、受電装置(RX1)が実行する処理の流れの例について、図5を用いて説明する。なお、本処理は、例えばユーザによる所定のボタンの押下等の操作によって受電機能が起動されたことに応じて、又はRX1がTX1の近傍に持ち込まれたことに応じて、実行されうる。なお、受電コイル305を介して受信した電力によって制御部301及び第1通信部303が起動したことに応じて本処理が開始されてもよい。また、本処理は、制御部301が、メモリ308に記憶されたプログラムを実行することによって実現されうるが、後述の処理を実行するための専用のハードウェアが用いられてもよい。例えば、少なくとも一部の処理がハードウェアによって実現される場合、その処理ステップを実現するためのプログラムから、所定のコンパイラを用いてFPGA上に自動的に生成された専用回路が用いられうる。また、FPGAと同様に、Gate Array回路によって、所定の処理ステップを実行するためのハードウェアが実現されてもよい。
図5において、RX1は、まず、TX1の近傍に置かれることによってTX1に検出され、これによりTX1がDigital Pingを送信する。そして、RX1の制御部301および第1通信部303が、受電コイル305を介して受電したDigital Pingにより起動し、そのDitigal Pingの受電電圧の大きさを測定する。そして、RX1は、その受電電圧の大きさをインバンド通信によりTX1へ通知する(S501)。その後、RX1は、I&Cフェーズへ移行する。
I&Cフェーズにおいて、RX1は、Identification Packetを、インバンド通信によりTX1へ送信する(S502)。このとき、Identification Packetには、WPC規格のバージョンAに対応しているか否かを示す情報と、少なくともバージョンAより前のバージョンのWPC規格で使用される個体識別情報を含む。なお、WPC規格で使用される個体識別情報は、インバンド通信で制御通信を行う場合の識別情報である。また、RX1は、Identification Packetにおいて、追加のID情報があるか否かを示すEXTビットを設定して送信しうる。追加のID情報が存在する場合、RX1は、Identification PacketのEXTビットを「1」に設定し、追加のID情報の送信のためのExtended Identification Packetを送信する。Extended Identification Packetも、WPC規格によるインバンド通信によって送信される。本実施形態では、Extended Identification Packetにより、BLEで使用される8バイトのBD_ADDRが送信される。
RX1は、Identification Packetの送信後、Configuration Packetを送信する。このとき、まず、RX1は、現時点において自装置がBLEを制御通信に使用可能な状態であるかを判定する(S503)。BLEを制御通信に使用可能であるか否かの判定は、例えば、自装置がBLEのPeripheralとして動作しているか否か、BLEを他の装置との間で使用中であるか等に基づいて行われる。例えば、RX1は、自装置がCentralである場合は、複数のPeripheralと接続可能であるため、BLEを制御通信に使用可能であると判定しうる。また、RX1は、自装置が他の装置とBLEによる通信を行っていない場合にBLEを制御通信に使用可能であると判定しうる。一方、RX1は、自装置がPeripheralとして他の装置とBLEによる通信を行っている場合は、BLEを制御通信に使用可能でないと判定しうる。また、RX1は、RX1と接続されている製品(例えばスマートフォンやカメラなど)の制御部との通信により、この判定を行ってもよい。例えば、RX1の制御部301と、製品の制御部をGPIO(General Purpose Input/Output)やシリアル通信で接続し、RX1の制御部301が、製品の制御部へBLEの使用状況を問い合わせてもよい。この場合、RX1の制御部301は、製品の制御部からBLEの使用状況についての応答がBLEを使用中であることを示す場合、その時点で制御通信にBLEを使用できないと判定しうる。また、RX1の制御部301は、その応答がBLEを使用中でないことを示す場合、制御通信にBLEを使用可能であると判定しうる。なお、RX1がBELによる通信に対応しているか否か及び制御通信にBLEを使用可能であるか否かを示す情報は、上述のように、Configuration PacketのReserved領域を用いて送信されうる。
RX1は、現時点において自装置がBLEを制御通信に使用可能でない場合(S503でNO)は、BLE Enable bitを「0」に設定したConfiguration Packetを、インバンド通信でTX1へ送信する(S520)。そして、RX1は、TX1との間でBLEによる制御通信を行うことができないため、アウトバンド通信を使用しないことを決定する(S521)。この場合、RX1は、アウトバンド通信の代わりにインバンド通信を実行する。そして、RX1は、要求するGPの最大値を15ワット(W)とすることを決定し(S522)、処理をS523へ進める。
一方、RX1は、現時点において自装置がBLEを制御通信に使用可能である場合(S503でYES)は、BLE Enable bitを「1」に設定したConfiguration Packetを、インバンド通信でTX1へ送信する(S504)。その後、RX1は、TX1からのACKを待ち受ける(S505)。RX1は、ACKを受信しなかった場合(S505でNO)は、PTフェーズへ移行し(S525)、TX1から送電された電力を受信する。そして、RX1は、例えば、バッテリ307の充電が完了したことに応じて、電力伝送を終了すると決定したこと等に応じて、EPTをTX1へ送信し(S526)、処理を終了する。WPC規格のバージョン1.2より前のバージョンのみに対応している送電装置は、交渉フェーズ及び較正フェーズに対応していない。このため、このような送電装置は、Configuration Packetを受信すると、ACKを送信せずにPTフェーズに移行する。このため、RX1は、TX1からACKを受信しなかった場合にPTフェーズに移行することにより、TX1がWPC規格のバージョン1.2より前のバージョンの送電装置である場合であっても受電を行うことができる。すなわち、このような構成により、RX1は、後方互換性を確保することができる。なお、ACKを受信しなかった場合、受電部302が負荷(充電部306及びバッテリ307)へ供給できる電力の最大値は5ワットに制限される。
RX1は、ACKを受信した場合(S505でYES)、TX1の能力情報の問い合わせを行うGeneral Req(Capability)を送信し(S506)、その応答(TX Capability Packet)を待ち受ける(S507)。そして、TX Capability Packetを受信しなかった場合(S507でNO)、RX1は、アウトバンド通信を使用しないことを決定し(S521)、上述のS522以降の処理を実行する。RX1は、TX Capability Packetを受信した場合(S507でYES)、そのパケットのBLE bit及びBLE Enable bitを確認し、TX1がBLEでの制御通信を実行可能であるか否かを判定する(S508)。TX1がBLEでの制御通信を実行可能でないと判定した場合(S508でNO)には、処理はS521へ進む。
TX1がBLEでの制御通信を実行可能であると判定した場合(S508でYES)、RX1は、TX1のBLEにおける識別情報を取得するために、General Req(ID)を送信する(S509)。そして、RX1は、General Req(ID)への応答として、TX1からのTX ID Packetを待ち受ける(S510)。TX1からTX ID Packetが受信されなかった場合(S510でNO)、RX1は、アウトバンド通信を使用しないことを決定し(S521)、上述のS522以降の処理を実行する。一方、RX1は、WPC規格のバージョンAに対応するTX1からTX ID Packetを受信すると(S510でYES)、そのパケット内に格納されているTX1のBD_ADDRを取得し、メモリ308に保持する(S511)。この時点で、RX1は、TX1のWPC規格における識別情報とBLEにおけるBD_ADDRとを対応付けて認識することができる。そして、RX1は、TX1との間でBLEによる制御通信を行うために、自装置をBLEのAdvertiserとして起動し(S512)、ADV_INDをブロードキャスト送信する(S513)。なお、Advertiserは、BLE規格で定義されている状態の1つであり、上述のScannerがBLEデバイス(又はサービス)を発見できるように、自装置のBD_ADDRや対応しているサービス情報をADV_INDによって報知する役割である。ここで、ADV_INDは、第2通信部304が対応しているサービス(プロファイル)を示すUUID(Universally Unique IDentifier)を含む。なお、本実施形態では、WPC規格によるアウトバンド通信を用いた無線充電サービス(以下では「無線充電サービス」と呼ぶ。)を示すUUIDが、ADV_INDに含まれる。また、ADV_INDは、受電装置(RX1)が接続される製品の機器種別(例えば、カメラ、スマートフォン)、メーカ名、モデル名、シリアル番号等の情報をも含みうる。
その後、RX1は、ADV_INDを受信したScannerから送信されるCONNECTを待ち受ける(S514)。そして、RX1は、CONNECTを受信すると(S514でYES)、そのCONNECTの送信元の識別情報が、TX1の識別情報(BD_ADDR)としてメモリ308に保持されているか否かを判定する(S515)。すなわち、RX1は、CONNECTの送信元がTX1であるか否かを判定する。ここで、CONNECTの送信元がTX1でない場合(S515でNO)、RX1は、CONNECTで接続したBLE接続を切断することを示すLL_TERMINATE_INDを、CONNECTの送信元の装置へ送信する(S518)。なお、以下では、LL_TERMINATE_INDを、「TERMINATE」と呼ぶ。RX1は、TX1からのCONNECTを受信していない場合(S514又はS515でNO)、ADV_INDの送信開始後に所定時間が経過してタイムアウトするまで(S519でNOの間)は、ADV_INDを繰り返し送信する(S513)。そして、RX1は、TX1からのCONNECTを受信しないままタイムアウトした場合(S519でYES)、アウトバンド通信を使用しないことを決定し(S521)、上述のS522以降の処理を実行する。
一方、RX1は、TX1からCONNECTを受信した場合(S514及びS515でYES)、アウトバンド通信を使用することを決定し(S516)、要求するGPの最大値を100ワット(W)とすることを決定する(S517)。なお、RX1は、アウトバンド通信を使用することを決定したことに応じてGPの要求値の決定処理を行ってもよいし、アウトバンド通信での接続が実際に確立された後にこの処理を実行してもよい。また、RX1は、S516でアウトバンド通信を使用することを決定した場合であっても、実際にアウトバンド通信の接続を確立することができなかった場合には、処理をS521へ移してもよい。その後、RX1は、処理をS523へ進める。S523では、RX1は、TX1との間でGPの交渉を行う。この交渉は、TX1において許容できるGPの最大値と、RX1が要求するGPの値とに基づいて行われる。なお、RX1が要求するGPの最大値は、上述のように、S517又はS522の処理によって、アウトバンド通信を利用可能か否かに応じて決定される。その後、RX1は、較正フェーズでの処理を実行後(S524)、PTフェーズに移行して(S525)、TX1から電力を受電する。PTフェーズでは、RX1からTX1へ送電電力の増減を要求する制御データが送信されるが、この通信は制御通信であるため、BLE(アウトバンド通信)を利用可能な状況ではBLEによって行われる。その後、RX1は、例えば充電が終了したことに応じて、TX1に対してバッテリ充電のための電力伝送を停止する要求を示すEPTを、BLE(アウトバンド通信)で送信する(S526)。そして、RX1は、必要に応じてBLEの接続を切断するためのTERMINATEを送信して、本処理を終了する。なお、EPTを送信した後のTERMINATEの送信はTX1が行ってもよい。
以上のように、RX1は、TX1がBLEによる制御通信を実行することができるか否かを確認する。また、RX1は、TX1のWPC規格での識別情報とBLEでの識別情報とを対応付けて認識しておき、TX1のBLEでの識別情報を含まないCONNECTを受信した場合に、接続を切断して、TX1からのCONNECTのみを受け付けるようにする。これにより、電力伝送の対象との間でBLEによる接続を確立し、一方で電力伝送の対象ではない他の装置との間でBLEによる接続を確立しないようにすることができる。
[電力伝送システムの処理の流れ]
続いて、電力伝送システムで実行される処理の流れの例について図6を用いて説明する。まず、TX1において、送電部203が電源部202から電源供給を受け起動すると、TX1はWPC規格に準拠した動作を開始する。すなわち、TX1は、まず、選択フェーズにおいて、送電コイル205を介してAnalog Pingを送電する(M601)。そして、TX1は、Analog Pingにより、図3のように、自装置の近傍(送受電範囲内)にRX1が存在することを検出し、Pingフェーズに移行する。そして、TX1は、Pingフェーズにおいて、Digital Pingを送電する(M602)。RX1の制御部301および第1通信部303が受電コイル305を介して受電したDigital Pingにより起動すると、RX1は、第1通信部303によるインバンド通信で受電電圧の大きさをTX1へ通知し(M603)、I&Cフェーズへ移行する。TX1は、受電電圧値の通知を受けると、Pingフェーズの処理を終了して、I&Cフェーズに移行する。
続いて、RX1は、Identification Packetを、第1通信部303を使用してTX1へ送信する(M604)。ここで、RX1は、Identification Packetにおいて、WPC規格のバージョンAに対応していることを示す情報と、少なくともバージョンAより前のバージョンのWPC規格で使用するRX1の個体識別情報とを、TX1へ通知する。また、本処理例では、RX1は、BLEで使用する識別情報を後に送信するために、EXT bitを「1」としてIdentification Packetを送信する。そして、RX1は、BLEで使用する8バイトのBD_ADDRを、Extended ID Packetに含めてインバンド通信で送信する(M605)。そして、RX1は、本処理例では、自装置がBLEによる制御通信に対応していることを示すBLE bitを「1」に設定したConfiguration Packetを送信する(M606)。また、このConfiguration Packetでは、BLE Enable Bitが「1」に設定される。
TX1は、RX1からのConfiguration Packetに対して、インバンド通信でアクノリッジ(ACK)を送信する(M607)。TX1は、ACKを送信した後に、交渉フェーズへ移行する。また、RX1は、ACKを受信すると、I&Cフェーズを終了して、交渉フェーズに移行する。なお、この時点で、TX1は、RX1のWPC規格における識別情報とBLEにおけるBD_ADDRとを対応付けて認識することができる。また、TX1は、RX1がBLEによる制御通信に対応可能であることを認識することができる。
その後、RX1は、TX1の能力に関する情報を取得するために、General Req(Capability)をインバンド通信で送信する(M608)。TX1は、このGeneral Req(Capability)を受信すると、TX Capability PacketをRX1へ送信する(M609)。ここでは、TX1は、自身がWPC規格のバージョンAに対応している情報を含み、BLEによる制御通信を実行可能であることを示すようにBLE bit/BLE Enable Bitを「1」としたTX Capability Packetを送信する。このときに、RX1は、TX Capability Packetを受信すると、TX1がBLEによる制御通信に対応し、かつ、BLEを制御通信に使用可能であると認識することができる。続いて、RX1は、TX1の識別情報の送信を要求するためにGeneral Req(ID)を、インバンド通信で送信する(M610)。TX1は、このGeneral Req(ID)を受信すると、TX ID Packetを、インバンド通信でRX1へ送信する(M611)。この時点で、RX1は、TX1のWPC規格における識別情報とBLEにおけるBD_ADDRとを対応付けて認識することができる。また、RX1は、TX1がBLEによる制御通信に対応可能であることを認識することができる。
その後、RX1は、TX1とBLEによる制御通信を試みるために自身のBLEをAdvertiserとして起動し、ADV_INDを送信する(M612)。なお、このとき、TX1は、M405で取得したRX1のBD_ADDRをメモリに保持しておき、RX1とBLEによる制御通信を行うために、自装置をBLEのScannerとして起動している。
ここで、TX1のみならず、他装置(例えば第1通信装置121)もScannerとして動作しているものとする。このとき、他装置は、RX1がM612で送信したADV_INDを受信して、RX1に対してBLEによる接続を要求するためにCONNECTを送信したとする(M613)。RX1は、このCONNECTを受信すると、メモリ308を参照し、CONNECTの送信元の識別情報が、TX1の識別情報(BD_ADDR)と一致しているか否かを判定する。この場合、他装置はTX1と異なるため、RX1は、この他装置とは接続しないと判定し、この他装置に対して、TERMINATEを送信する(M614)。
一方、TX1は、ADV_INDを受信すると、そのADV_INDに無線充電サービスを示すUUIDが含まれているか否かを確認する。ここでは、上述のように、ADV_INDに無線充電サービスに対応するUUIDが含まれている。すると、TX1は、続いて、メモリ207を参照し、ADV_INDの送信元がメモリ207に保持したRX1の識別情報(BD_ADDR)と一致するか否かを判定する。M612におけるADV_INDはRX1から送信されているため、TX1は、ADV_INDの送信元であるRX1と接続すると判定し、RX1へCONNECTを送信する(M615)。そして、RX1は、このCONNECTの送信元がTX1であるため、この場合にはTERMINATEを送信せず、接続を維持する。
なお、TX2が、RX1によって送信されたADV_INDを受信する場合がある。しかしながら、この場合、TX2は、送受電範囲内に存在するRX2のBD_ADDRをメモリ207に保持しており、RX1のBD_ADDRを保持していない。このため、TX2は、RX1に対してCONNECTを送信しない。
その後、TX1及びRX1は、BLE(アウトバンド通信)を用いて、GPに関する交渉を行う(M616)。この時点で、TX1は、送受電範囲に存在するRX1との制御通信にBLE(アウトバンド通信)を使用することができるため、許容されるGPの最大値を100ワット(W)とする。また、RX1も、同様に要求するGPの最大値を100ワット(W)とする。そして、TX1及びRX1は、これらのGPの許容値とGPの要求値を用いてGPを決定するための交渉を行う。その後、較正フェーズでの処理が実行された後に(M617)、PTフェーズにおいて、TX1とRX1との間でバッテリの充電のための電力伝送を行う(M618)。PTフェーズでは、RX1からTX1へ送電電力の増減を要求する制御データが送信されるが、本例では、これはBLE(アウトバンド通信)によって行われる。
RX1は、充電が終了すると、TX1に対してバッテリ充電のための電力伝送を停止する要求を示すEPTを、BLE(アウトバンド通信)で送信する(M619)。TX1は、このEPTを受信すると、充電のための電力伝送を終了する。そして、この充電のための電力伝送が終了すると、RX1は、TX1に対してTEMINATEを送信し、BLEを切断する(M620)。
以上のように、本実施形態では、送電装置及び受電装置は、相手装置がアウトバンド通信に対応しているか否かを、インバンド通信を用いて特定する。そして、送電装置及び受電装置は、インバンド通信を用いて、相手装置がアウトバンド通信で使用する識別情報を取得する。さらに、送電装置は、アウトバンド通信でAVD_INDを受信した場合に、インバンド通信で取得した識別情報に基づいて、CONNECTを送信するか否かを判定する。また、受電装置は、AVD_INDへの応答であるCONNECTを受信した場合に、インバンド通信で受信した識別情報に基づいて、TERMINATEを送信するか否かを判定する。
これにより、送電装置及び受電装置は、バッテリを充電する電力の送受電やその電力の交渉に先立って、送受電範囲内にある受電装置及び送電装置と、BLEによる制御通信を行うことが可能となる。そして、このようにアウトバンド通信によって制御通信を行うことによって、インバンド通信の場合と比較して大きな電力を送受電することが可能となる。
また、送電装置及び受電装置は、相手装置がBLEに対応していても、BLEが使用可能でない場合(BLE Eneble bitが「0」の場合)、アウトバンド通信を使用せずにインバンド通信を使用すると判定する。これにより、送電装置及び受電装置は、相手装置が接続されている製品の制御部によってBLEがすでに使用されている場合等に、インバンド通信を使用して送受電を行うことができる。
なお、上述の実施形態では、アウトバンド通信を実行することができない場合に、送電装置において許容可能な最大のGP及び受電装置において要求するGPの最大値を15ワットにすると説明した。また、TX1がWPC規格のバージョン1.2より前のバージョンの送電装置である場合に受電装置の負荷に供給される電力が5ワットに制限されると説明した。一方で、受電装置に接続される製品によっては、5ワットや15ワットでは電力不足で製品が動作できない場合が想定される。例えば、負荷がバッテリの電力で動作せず、受電部302から直接電力供給を受ける製品などである。この場合、5ワットや15ワットの電力供給がなされると、製品の誤動作を招く場合がありうる。受電装置は、このような状態となることを回避するために、制御通信にアウトバンド通信を使用できないと判定した場合に、送電装置に対してEPTを送信してもよい。これによれば、無線電力伝送によって不十分な電力の供給が行われることを防ぎ、製品の誤作動等の問題が生じるのを防ぐことができる。
一方で、RX1に接続されている製品の制御部がRX1のBLE(第2通信部304)を制御し、第2通信部304がバッテリ307の電力で動作することも考えられる。そのようなシステムでバッテリ残量が十分でない場合(例えば電池残量が0の場合)もアウトバンド通信を実行することができない。しかし、製品がバッテリの電力で動作する場合でバッテリ残量が十分でない時は、製品は動作しないため、上述の誤動作等の問題は発生しない。このため、RX1はEPTを送信するのではなく、インバンド通信を使用して15ワットで受電してもよい。
また、上述の実施形態では、RX1が、General Req(ID)を送信することによって、TX1のBD_ADDRの送信を要求したが、これに限られない。この要求に、例えば、WPC規格のバージョン1.2.2のSpecific Requestのうち、Packet typeが未定義のReserved PacketやProprietary Packetパケットが用いられてもよい。また、この要求に、WPC規格のバージョン1.2.2のGeneral Requestのうち、Packet typeが未定義のReserved PacketやProprietary Packetが用いられてもよい。また、WPC規格のバージョン1.2.2のパケットのうち、Specific RequestやGeneral Request以外のパケットが、この要求に用いられてもよい。例えば、Specific RequestやGeneral Request以外のPacket typeが未定義のReserved PacketやProprietary Packetがこの要求のために用いられうる。
また、RX1は、自装置がBLEによる制御通信に対応していることをConfiguration Packetを使用してTX1に通知すると説明した。しかしながらこれに限られない。例えば、WPC規格のバージョン1.2.2のSpecific Requestのうち、Packet typeが未定義のReserved PacketやProprietary Packetによってこの通知が行われてもよい。また、WPC規格のバージョン1.2.2のGeneral Requestのうち、Packet typeが未定義のReserved PacketやProprietary Packetがこの通知に用いられてもよい。また、WPC規格のバージョン1.2.2のパケットのうち、Specific RequestやGeneral Request以外のパケットがこの通知に用いられてもよい。例えば、Specific RequestやGeneral Request以外の、Packet typeが未定義のReserved PacketやProprietary Packetが用いられてもよい。
また、上述の説明では、BD_ADDRが、送電装置または受電装置の製造メーカや、BLEの通信回路(第2通信部)の固体識別情報を示すBLE規格で規定されたPublic Addressであるものとしたが、これに限られない。例えば、BLE規格で規定されるRandom Addressなどの第2通信部で自動生成される乱数であってもよい。また、このRandom Addressのうち、Static Device Address、Resolvable Private Address、Non-resolvable Private Addressのいずれかが用いられてもよい。ここで、Static Device Addressは、第2通信部(BLE通信回路)に電源投入されるたびに生成される乱数アドレスである。Non-resolvable private Addressは、一定時間ごとに生成される乱数アドレスである。Resolvable Private addressは、CentralとPeripheralとの間で交換された暗号鍵に基づいて生成されるアドレスである。
また、RX1は、M612においてADV_INDを送信し、インバンドでBD_ADDRを送信したTX1以外のBLE対応機器(例えば第1通信装置121やTX2)からのCONNECTに対してTERMINATEを送信すると説明した。これに代えて、M612において、BLE規格で定義され、CONNECTを送信するBLE対応機器のBD_ADDRを直接指定することが可能なADV_DIRECT_INDが送信されてもよい。例えば、RX1は、TX1のBD_ADDRを格納したADV_DIRECT_INDをM612で送信する。この場合、BD_ADDRを指定されたTX1のみがCONNECTを送信し、第1通信装置121はCONNECTを送信しなくなる。このため、BLEの接続処理を簡単化することができる。
また、本実施形態では、図1に示すように、受電装置がPeripheralで送電装置がCentralである例について説明した。しかしながら、受電装置がCentralで送電装置がPeripheralであってもよい。すなわち、上述の説明のBLEに関する処理において、RX1とTX1とを置き換えてもよい。例えば、TX1は、RX1とBLEによる制御通信を試みるために自装置のBLEをAdvertiserとして起動して、M612においてADV_INDを送信する。そして、RX1は、TX1とBLEによる制御通信を試みるために自装置のBLEをScannerとして起動して、TX1からのADV_INDを受信しうる。RX1は、そのADV_INDの送信元の識別情報が、M611のTX ID Packetを受信することで取得したTX1のBD_ADDRと対応する場合に、M615において、TX1にCONNECTを送信しうる。TX1は、M605で取得したExtended ID Packetを受信することによって取得したRX1のBD_ADDRに基づいて、RX1からのCONNECTによってBLEでの接続を確立して維持する。一方、TX1は、RX1以外の装置からのCONNECTを受信した場合は、確立したBLE接続を切断するためのTERMINATEを送信することにより、BLE接続を拒否する。なお、この場合にも、TX1は、M612において、先に受信していたRX1のBD_ADDRを格納したADV_DIRECT_INDを送信してもよい。
また、上述の説明ではTX1又はRX1は、BLE bitやBLE Enable bitを用いて相手装置がBLEに対応しているか否かや、BLEを使用可能か否かを判定した。しかしながら、この判定の少なくともいずれかが、インバンド通信からアウトバンド通信へ移行することを要求するパケットをRX1が送信した際のそのパケットへの応答によって行われてもよい。RX1は、交渉フェーズにおいて、WPC規格のバージョン1.2.2のSpecific Requestのうち、Packet typeが未定義のReserved PacketやProprietary Packetパケットをこの要求に用いうる。また、この要求には、WPC規格のバージョン1.2.2のGeneral Requestのうち、Packet typeが未定義のReserved PacketやProprietary Packetが用いられてもよい。また、WPC規格のバージョン1.2.2のパケットのうち、Specific RequestやGeneral Request以外のパケットが、この要求に用いられてもよい。例えば、それらのパケットを用いて、アウトバンド通信を要求するパケットを新たに定義し、RX1は、そのパケットの応答としてTX1からACKを受信した場合に、TX1がBLE対応でかつBLEを使用可能であると判定(S508でYES)してもよい。また、RX1は、要求を拒否することを意味するNAKを受信した場合に、TX1がBLEに対応していない又はBLEを使用できないと判定し、インバンド通信を使用すると判断してもよい(S521)。また、TX1がバージョンAに対応していない場合は、TX1はこの要求を理解できないことを示すNo Data Response(ND Resp)パケットやNot Data Availableパケットを送信する。したがって、RX1は、ND RespパケットやNot Data Availableパケットを受信した場合、TX1がアウトバンド通信に対応していないため、インバンド通信を使用すると判定することができる(S521)。
また、上述の実施形態では、RX1は、Extended ID Packetを用いてBD_ADDRを送信するようにした。BD_ADDRの送信のために、既にWPC規格で定義されているExtended ID Packetを用いることで、バージョンAで新たにパケットを定義せずに既に定義されているパケットを使用することができる。
また、バージョン1.2.2のTX1及びRX1は、M607のACKの送受信の後に、交渉フェーズに移行してGPのネゴシエーションを行う。これに対して、本実施形態のTX1およびRX1は、BLEの接続処理(M612,M615)を行った後で、接続処理の結果に応じてGPを15ワットにするか100ワットにするかを決定するためのネゴシエーションを行う。このとき、BLE接続の結果に基づいて、ネゴシエーションに先んじて、TX1において許容可能なGP及びRX1において要求するGPの最大値を決定することにより、不適切なGPが設定されて再ネゴシエーションを行う必要がなくなる。この結果、そのような再ネゴシエーションが行われることによる時間のロスを低減することができる。例えば、ネゴシエーションの結果100ワットを送電すると決めた後で、BLE接続ができなかった場合は、GPの最大値を15ワットとして再ネゴシエーションが必要となるが、このような事象を回避することができる。
上述の説明ではWPC規格に準拠した無線電力伝送が用いられる例について説明したが、電力伝送方式は特に限定されない。例えば、TXの共振器(共鳴素子)と、RXの共振器(共鳴素子)との間の磁場の共鳴(共振)による結合によって電力を伝送する磁界共鳴方式が用いられてもよい。また、電磁誘導方式、電界共鳴方式、マイクロ波方式、レーザー等を利用した電力伝送方式が用いられてもよい。
なお、上述の説明は、WPC規格やBLE規格に基づいて特定の専門用語を用いて説明したが、これに限られない。すなわち、本発明は、同様の構成を有するシステムにおいて、同様の趣旨を有するメッセージが送受信され、同様の処理が実行される場合を含むと解されるべきである。また、上述の説明では、WPC規格やBLE規格における特定のメッセージにおいて特定の情報を送信するための領域が設けられることを説明したが、これに限られない。すなわち、同趣旨の情報を送信するために、上述の説明と異なるメッセージが用いられてもよい。例えば、RX1がBLEへの対応可否やBLEによる制御通信を実行可能な状態にあるかを示す情報がConfiguration Packet内の特定の領域に格納されると説明したが、これらの情報を送信するための新しいメッセージが定義されてもよい。他のメッセージについても同様である。
また、送電装置及び受電装置は、例えば、撮像装置(カメラやビデオカメラ等)又はスキャナ等の画像入力装置や、プリンタ、コピー機、プロジェクタ等の画像出力装置に含まれてもよい。また、送電装置及び受電装置は、ハードディスク装置やメモリ装置などの記憶装置に含まれてもよいし、パーソナルコンピュータ(PC)やスマートフォンなどの情報処理装置に含まれてもよい。
<<その他の実施形態>>
本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現可能である。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現可能である。
101、102:送電装置、111、112:受電装置、201:制御部、202:電源部、203:送電部、204:第1通信部、205:送電コイル、206:第2通信部、207:メモリ、301:制御部、302:受電部、303:第1通信部、304:第2通信部、305:受電コイル、306:充電部、307:バッテリ、308:メモリ

Claims (9)

  1. 線で受電装置に送電する受電手段と、
    通信方式により通信を行う第1通信手段と、
    通信方式により通信を行う第2通信手段と、
    有し、
    前記第1通信手段は、前記受電装置が前記第2通信方式の通信機能に対応しているかを示す情報を含む第1信号を受信し、
    前記第1通信手段は、前記第2通信方式における前記受電装置のアドレス情報を含む第2信号を受信し、
    前記第2通信手段は、アドレス情報を含む第3信号を受信し、
    前記第2通信手段は、前記第2信号に含まれるアドレス情報と前記第3信号に含まれるアドレス情報とが同じ場合、接続要求を示す第4信号を送信する、送電装置。
  2. 前記第1通信手段は、前記送電装置が前記第2通信方式の通信機能に対応しているかを示す情報の送信要求を前記受電装置から受信した場合、前記送電装置が前記第2通信方式の通信機能に対応しているかを示す情報を含む第5信号を送信する、請求項1に記載の送電装置。
  3. 前記第2通信方式は、Bluetooth(登録商標) Low Energy(BLE)による通信方式である、請求項1又は2に記載の送電装置。
  4. 前記第2通信手段は、前記第1通信手段が前記第2信号を受信した後、前記BLEにおけるScanを開始する、請求項3に記載の送電装置。
  5. 前記第3信号は、前記BLEにおけるADV_INDである、請求項3又は4に記載の送電装置。
  6. 前記第3信号は、前記BLEにおけるADV_DIRECT_INDである、請求項3から5のいずれか1項に記載の送電装置。
  7. 前記第3信号は、Random Addressである、請求項3から6のいずれか1項に記載の送電装置。
  8. コンピュータを、請求項1から7のいずれか1項に記載の送電装置の各手段として機能させるためのプログラム。
  9. 送電装置の制御方法であって、
    無線で受電装置に送電する送電工程と、
    第1通信方式により、前記受電装置が第2通信方式の通信機能に対応しているかを示す情報を含む第1信号を受信する第1受信工程と、
    前記第1通信方式により、前記第2通信方式における前記受電装置のアドレス情報を含む第2信号を受信する第2受信工程と、
    前記第2通信方式により、アドレス情報を含む第3信号を受信する第3受信工程と、
    前記第2信号に含まれるアドレス情報と前記第3信号に含まれるアドレス情報とが同じ場合、前記第2通信方式により接続要求を示す第4信号を送信する送信工程と、を有する制御方法。
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