JP7359406B2 - 紙継ぎ構造を備えた製袋充填包装機 - Google Patents
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Description
(1)旧帯状包装材Fwoを紙継ぎ台66上に、旧帯状包装材Fwoのレジマークがテープ貼り合わせ位置と干渉しない位置に合わせて固定する(即ち、紙継ぎ台66上でレジマーク位置を外した位置で旧帯状包装材Fwoの位置合わせ作業をする)。
(2)紙継ぎ台66上で旧帯状包装材Fwoをカットする。
(3)新帯状包装材Fwnを、その絵柄模様が旧帯状包装材Fwoの絵柄模様に合うようにして固定する。
(4)新帯状包装材Fwnをカットする。
(5)新旧の帯状包装材Fwo,Fwnをカットして形成された両端部同士をテープ等で貼り合わせる。
紙継ぎ台上で旧帯状包装材の終了端と新帯状包装材の開始端を紙継ぎテープで繋ぐ紙継ぎ装置であって、当該帯状包装材の帯幅に相当する主テープ部の両端にそれぞれ余剰テープ部が余された紙継ぎ長さに切り出された片面が粘着面である紙継ぎテープが、前記各余剰テープ部においてそれぞれ貼り付けされる一対のテープセット部材を備えており、前記テープセット部材は、切り出された前記紙継ぎテープが前記粘着面で貼り付け可能な待機位置と、前記粘着面を上にして前記紙継ぎテープの長手方向を前記帯状包装材の帯幅方向に揃えた状態で、前記紙継ぎテープを前記両余剰テープ部において前記紙継ぎ台の上方から前記紙継ぎ台上に押える作業位置との間で移動可能であり、前記テープセット部材が前記作業位置を占めるときに、前記旧帯状包装材の前記終了端と前記新帯状包装材の前記開始端が前記紙継ぎテープに対して前記紙継ぎテープの幅方向に分けて貼り付けられ、前記両余剰テープ部との粘着が剥がされた前記テープセット部材が前記待機位置に戻される際に、前記両余剰テープ部が前記紙継ぎテープに貼り付けられている前記両帯状包装材の前記終了端と前記開始端上に折り返して貼り付けられることを特徴とする帯状包装材の紙継ぎ装置を提案している(特許文献1参照)。
包装材が帯状包装材の態様で巻き取られている包装材ロールから前記包装材を前記帯状包装材の態様のまま繰り出す包装材繰出し部と、繰り出された前記包装材から包装袋を形成し当該包装袋に包装すべき製品を充填収容し包装する包装機部とを備える製袋充填包装機であって、
前記包装材繰出し部は、繰り出された前記帯状包装材を貯留するとともに当該帯状包装材にテンションを与えるダンサーローラ機構と、前記包装材ロールから繰り出された前記帯状包装材に新しい包装材ロールから繰り出された帯状包装材を繋ぐ紙継ぎのための紙継ぎ台を備えており、
前記紙継ぎ台は、前記ダンサーローラ機構よりも前記帯状包装材の送り方向下流側の位置に配置されており、
当該紙継ぎ台には、前記帯状包装材の終端を形成するために前記帯状包装材を切断するカッタが入り込み可能なカット溝が形成されており、
前記紙継ぎの際に前記紙継ぎ台において前記カッタにより切断されて形成された前記終端から前記包装機部に至る前記帯状包装材の長さは、前記ダンサーローラ機構による当該帯状包装材の長さに変動をもたらす前記テンション付与の影響を受けることなく、前記紙継ぎ台の前記カット溝の位置から前記包装機部に至る包装材送り経路長さとして定められること
から成っている。
送りが停止した帯状包装材の紙継ぎ台上での停止位置はダンサーローラ機構の影響を受けずに一定であるから、紙継ぎ台上で停止した帯状包装材において、カット溝に対応した帯状包装材の絵柄模様の位置も一定の位置となる。オペレータは、帯状包装材の絵柄模様に応じたカット位置を紙継ぎ台のカット溝に予め合わせておけば、以後の紙継ぎの際には、帯状包装材の位置合わせ作業をすることなく、停止した帯状包装材のカット位置は自ずとカット溝の位置となり、帯状包装材をカット溝に沿って切断することで絵柄模様に応じた一定の位置でカットすることができる。このように、カット溝は、紙継ぎ台上における帯状包装材の位置合わせの目標として用いることができる。
新旧帯状包装材の紙継ぎは、前記帯状包装材の絵柄が紙継ぎ台上において、所定の位置において行われる。紙継ぎ台と印字装置との間の包装材送り経路の長さが既知であるから、印字装置の動作タイミングを適宜に設定することで、帯状包装材の紙継ぎ後も繰り返される絵柄模様の同じ所定位置に印字を施すことができる。
この製袋充填包装機によれば、ダンサーローラ機構の帯状包装材送り方向下流に配置されているアジャストローラの配置位置を上下方向に調整自在することにより、包装材繰出し部における紙継ぎ台から、包装機部における帯状包装材の位置まで、特に帯状包装材から形成される筒状包装材を横方向に横断してシールするエンドシーラまでの包装材経路の長さ(距離)を調整し、当該包装材経路に沿って延びる帯状包装材の長さが調整されるので、印字装置が帯状包装材に対して印字する印字位置が本来の印字位置からずれを生じるという印字ずれを解消することができる。包装材繰出し部における包装袋の絵柄模様及び印字装置による印字と、包装機部におけるエンドシールとの両位置調整をも行うことができる。また、紙継ぎに際して貼着テープと帯状包装材のレジマークが干渉する位置になる場合には、アジャストロールにて帯状包装材を干渉のない位置に移動調整することもできる。なお、包装機部側において、レジマーク情報に基づいてレジマークと貼着テープとが干渉位置であるか否かを認識可能であるため、帯状包装材終了時などに自動でその位置を調整させることもできる。更に、ダンサーローラから上方に向かって縦に延びる帯状包装材の送り経路に沿って、紙継ぎ台と印字装置を順次配置することで、包装材繰出し部のレイアウトが省スペースで良好であり、包装機全体でも前後方向のスペースの増大を極力抑えることができる。
包装材繰出し部においては、包装材ロールから帯状包装材の態様にある包装材が繰り出される。包装機部においては、帯状包装材から筒状包装材が形成された後、横シール装置が筒状包装材に対して横断的に横シールをすることで、包装袋が形成される。横シール装置が筒状包装材に横シールを施す位置は、通常、包装材に包装袋毎に繰り返して印刷される絵柄模様の当該繰返しの境界位置であるから、包装材の長さの基準を定める位置として採用するのに適している。したがって、包装材繰出し部における紙継ぎ台のカット溝の位置から包装機部に至る包装材送り経路を、包装機部における横シール装置の位置まで包装材が辿る経路とすることで、当該両位置間に亙って延びる包装材の長さを確定的に定めるのに好都合である。
従来の製袋充填包装機では、使用中の旧帯状包装材を切断してその終端を形成する場合には、紙継ぎ台の下流側に配設されているダンサーローラ機構の影響により、ダンサーローラ機構の上流側に残っている旧帯状包装材が引き出されるために、旧帯状包装材の終端が置かれる位置が定まらず、場合によっては、ダンサーローラ機構にまで引き出される旧帯状包装材を紙継ぎ台まで引き戻す面倒な手間が生じていたが、この製袋充填包装機によれば、帯状包装材を紙継ぎ台の位置で切断して終端を形成する場合に、ダンサーローラ機構のウェイトと対抗するように帯状包装材に生じていたテンションが消滅しても、切断位置よりも下流側の旧帯状包装材は、ダンサーローラ機構による影響を受けて終端がダンサーローラ機構にまで引き出されるようなことはなく、当該終端の位置は紙継ぎ台の位置で定まっていて、新帯状包装材の始端と紙継ぎをする際の取扱いが容易である。
従来の製袋充填包装機では、ダンサーローラ機構に貯留されている距離分の変動に起因して紙継ぎ台上に停止した帯状包装材の絵柄模様が一定の位置とならない、というような紙継ぎ上の不具合な事情が生じていたが、この製袋充填包装機によれば、このような不都合な事情は生じることがなく、紙継ぎ台上での帯状包装材の絵柄模様が一定の位置となる。したがって、紙継ぎされるべき旧帯状包装材について紙継ぎ台上で位置合わせ作業をする必要が無くなり、紙継ぎ作業は、紙継ぎ台上で位置の決まった旧帯状包装材に対して新帯状包装材を繋ぎ合わせれば済むことになる。
特に、包装製品を変更する品種切替えの場合には、帯状包装材が絵柄模様を含めて異なるものになるのが通常であるから、従来、紙継ぎ台の切断位置から、ダンサーローラ機構に貯留されている距離分を含めて、包装機部(特にエンドシーラ部)に至るまでに残されている長い距離分の旧包装材はそのまま廃棄されることになっていたが、この製袋充填包装機によれば、紙継ぎ台から包装機部に至る包装材の距離分にはダンサーローラ機構に貯留されている距離分は含まれなくなるので、包装材を極力有効に消費することが可能になり、包装材の廃棄ロスを削減することができる。
更に、使用が終了する帯状包装材の終端を形成するために当該帯状包装材を切断しても、紙継ぎ台上の残る帯状包装材にはダンサーローラ機構の挙動が影響せず、当該帯状包装材の終端に対して新しい包装材ロールから繰り出した帯状包装材の始端を直ちに繋ぐことができる。したがって、ダンサーローラ機構の処置を気遣うことなく帯状包装材の紙継ぎ作業を行うことができ、紙継ぎ作業時間を短縮することができる。
次に、図2(d)に示すように、新しい包装材ロールから繰り出した帯状包装材(新帯状包装材)Fwnを、ダンサーローラ機構13を通して紙継ぎ台14にまで引き出す。引き出された新帯状包装材Fwnは、旧帯状包装材Feoの終端Fwoeに対して模様合わせがされた位置で固定される。
次に、図2(e)に示すように、新帯状包装材Fwnを旧帯状包装材Feoの終端Fwoeに対応する位置(カット溝16の位置)でカットする。新帯状包装材Fwnにおいても、カットされる位置はその予め定められている模様合わせ位置aである。カットされた新帯状包装材Fwnの端部が、新旧帯状包装材Fwnの始端Fwmsとなる。
更に、図2(f)に示すように、旧帯状包装材Feoの終端Fwoeと新帯状包装材Fwnの始端Fwmsとを突き合わせた状態で、終端Fwoeと始端Fwmsとに跨がる範囲を貼着テープT(一部にハッチングを付して示す)で貼り合わせる。帯状包装材の外側面での絵柄模様Paは連続して繋がった絵柄模様となる。
11,11a 包装材繰出し部 12,12a 包装機部
13 ダンサーローラ機構 13a ダンサーアーム
13b ロックレバー 13c 揺動軸
13f 固定ダンサーローラ 13m 可動ダンサーローラ
14 紙継ぎ台 15 回動軸
16 カッタ溝 17 印字装置
18 アジャストローラ
30 包装機ボックス 31 天井壁
32 背面壁 33 モニタ
50 縦型製袋充填包装機
51 フォーマ 52 縦シール装置
52a,52b 縦ヒートシールバー 53 充填用筒体(充填筒)
54 横シール・カット装置 54a,54b 横シールカットブロック
55,55 包装材送り装置 56 カッタ刃
57 溝 58 ホッパ
58a 投入口 59 アーム
60 ロールホルダ 61 印字装置
62 ダンサーローラ機構 62m 可動ダンサーローラ
62f 固定ガイドローラ 63 ガイトローラ
64 ウェイトレバー 65 揺動軸
66 紙継ぎ台 67 カット溝
68 アジャストローラ
Fr 包装材ロール Fw 帯状包装材
Fwo 旧帯状包装材 終端 Fwoe
Fwn 新帯状包装材 始端 Fwns
fe,fe 側端縁部分 Ft 筒状包装材
Wup 縦走行経路 ΔFwl 増加廃棄ロス
Sc 縦シール Se 横シール
S 製品 B 袋
Bp 袋包装体
Pa 絵柄模様 Mr レジマーク
a 模様合わせ位置 T 貼着テープ
Claims (4)
- 包装材が帯状包装材の態様で巻き取られている包装材ロールから前記包装材を前記帯状包装材の態様のまま繰り出す包装材繰出し部と、繰り出された前記包装材から包装袋を形成し当該包装袋に包装すべき製品を充填収容し包装する包装機部とを備える製袋充填包装機であって、
前記包装材繰出し部は、繰り出された前記帯状包装材を貯留するとともに当該帯状包装材にテンションを与えるダンサーローラ機構と、前記包装材ロールから繰り出された前記帯状包装材に新しい包装材ロールから繰り出された帯状包装材を繋ぐ紙継ぎのための紙継ぎ台を備えており、
前記紙継ぎ台は、前記ダンサーローラ機構よりも前記帯状包装材の送り方向下流側の位置に配置されており、
当該紙継ぎ台には、前記帯状包装材の終端を形成するために前記帯状包装材を切断するカッタが入り込み可能なカット溝が形成されており、
前記紙継ぎの際に前記紙継ぎ台において前記カッタにより切断されて形成された前記終端から前記包装機部に至る前記帯状包装材の長さは、前記ダンサーローラ機構による当該帯状包装材の長さに変動をもたらす前記テンション付与の影響を受けることなく、前記紙継ぎ台の前記カット溝の位置から前記包装機部に至る包装材送り経路長さとして定められること
から成る製袋充填包装機。 - 前記紙継ぎ台よりも前記帯状包装材の送り方向下流側には、前記帯状包装材に印字を行う印字装置が配置されていること
から成る請求項1に記載の製袋充填包装機。 - 前記ダンサーローラ機構の下流には、前記印字装置が印字を行う印字位置と前記帯状包装材における所定の印字位置との間で生じるずれを解消するため、上下方向に配設位置が調整自在なアジャストローラが配設されており、前記紙継ぎ台及び前記印字装置は前記ダンサーローラ機構から前記アジャストローラに向かって縦に延びる前記帯状包装材の送り経路に沿って順次配置されていること
から成る請求項2に記載の製袋充填包装機。 - 前記包装材繰出し部における前記紙継ぎ台の前記カット溝の位置から前記包装機部に至る前記包装材送り経路は、前記包装機部において前記帯状包装材の態様にある前記包装材から形成される筒状包装材に横シールを施して前記包装袋を形成する横シール装置の位置まで、前記包装材が辿って至る経路であること
からなる請求項1に記載の製袋充填包装機。
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- 2018-11-02 JP JP2018207808A patent/JP7359406B2/ja active Active
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