JP7359383B2 - 腐食診断装置、腐食診断システム、腐食診断方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
鋼材を撮影手段によって撮影することで得られる画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列を計算し、計算した同時生起行列から特徴量を算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した前記特徴量に基づいて前記鋼材の腐食状況を診断する診断手段と、を備え、
前記特徴量は、ASM(Angular Second Moment)、Contrast、Correlation、IDM(Inverse Difference Moment)、及びEntropyの少なくともいずれかを含み、
前記画像取得手段は、前記画像として、前記鋼材の二次元画像と、前記二次元画像によって規定される二次元平面に対する深さ方向の情報を含む三次元画像とを取得し、
前記算出手段は、前記特徴量として、前記二次元画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列に基づく第1特徴量と、前記三次元画像の前記深さ方向における画素群を対象とした同時生起行列に基づく第2特徴量とを算出し、
前記診断手段は、前記第1特徴量と前記第2特徴量とに基づき前記鋼材の腐食状況を診断する。
前記算出手段は、前記二次元画像の明度分布に対してモード法で決定したしきい値を用いて前記二次元画像を二値化し、二値化した前記二次元画像に基づいて前記鋼材に生じた孔食の推定面積を算出し、
前記診断手段は、前記特徴量と前記推定面積とに基づき前記鋼材の腐食状況を診断してもよい。
前記画像取得手段は、複数の原色によって表現されたカラー画像から、予め定めた特定の原色の情報を抽出することで前記二次元画像を取得してもよい。
腐食診断装置と、パターン照射方式又はTOF(Time Of Flight)方式の深度センサーを含む三次元カメラからなる撮影手段とを備え、
前記腐食診断装置は、
鋼材を前記撮影手段によって撮影することで得られる画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列を計算し、計算した同時生起行列から特徴量を算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した前記特徴量に基づいて前記鋼材の腐食状況を診断する診断手段と、を備え、
前記特徴量は、ASM(Angular Second Moment)、Contrast、Correlation、IDM(Inverse Difference Moment)、及びEntropyの少なくともいずれかを含む。
鋼材を撮影手段によって撮影することで得られる画像を取得する画像取得ステップと、
取得した前記画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列を計算し、計算した同時生起行列から特徴量を算出する算出ステップと、
算出した前記特徴量に基づいて前記鋼材の腐食状況を診断する診断ステップと、を備え、
前記特徴量は、ASM(Angular Second Moment)、Contrast、Correlation、IDM(Inverse Difference Moment)、及びEntropyの少なくともいずれかを含み、
前記画像取得ステップでは、前記画像として、前記鋼材の二次元画像と、前記二次元画像によって規定される二次元平面に対する深さ方向の情報を含む三次元画像とを取得し、
前記算出ステップでは、前記特徴量として、前記二次元画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列に基づく第1特徴量と、前記三次元画像の前記深さ方向における画素群を対象とした同時生起行列に基づく第2特徴量とを算出し、
前記診断ステップでは、前記第1特徴量と前記第2特徴量とに基づき前記鋼材の腐食状況を診断する。
コンピュータを、
鋼材を撮影手段によって撮影することで得られる画像を取得する画像取得手段、
前記画像取得手段が取得した前記画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列を計算し、計算した同時生起行列から特徴量を算出する算出手段、
前記算出手段が算出した前記特徴量に基づいて前記鋼材の腐食状況を診断する診断手段、として機能させるプログラムであって、
前記特徴量は、ASM(Angular Second Moment)、Contrast、Correlation、IDM(Inverse Difference Moment)、及びEntropyの少なくともいずれかを含み、
前記画像取得手段は、前記画像として、前記鋼材の二次元画像と、前記二次元画像によって規定される二次元平面に対する深さ方向の情報を含む三次元画像とを取得し、
前記算出手段は、前記特徴量として、前記二次元画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列に基づく第1特徴量と、前記三次元画像の前記深さ方向における画素群を対象とした同時生起行列に基づく第2特徴量とを算出し、
前記診断手段は、前記第1特徴量と前記第2特徴量とに基づき前記鋼材の腐食状況を診断する。
具体的に、算出部312は、グレースケール化された特定色抽出画像Srを構成する画素の明度分布を求め、任意のピクセル数(例えば3ピクセル)の移動平均を使用して、図6(a)に示すように、明度(0~255)に対する頻度が2つの極大値を示すまで平滑化する。次に、算出部312は、頻度の極小値を算出し、その値をしきい値として、グレースケール化された特定色抽出画像Srの二値化処理を実行する。そして、算出部312は、しきい値を下回った部分の色(白色と黒色とするかは任意)の面積を算出し、この面積を鋼材2に生じた孔食の推定面積とする。図6(b)に、二値化処理実行後の画像の例を示す。この例では、孔食を白色としている。
腐食診断処理は、例えば、操作者が操作部330を操作して撮影部200に鋼材2における診断対象領域2aの撮影を開始する指示を入力することで、開始される。なお、図7中の二重線は並列処理を示している。
1.計測条件
近赤外光線のドットパターンを鋼材2(鋼矢板)に照射し、三次元カメラからなる撮影部200で鋼材2の板面を真上から撮影した。具体的には、116cm及び56cmの高さから鋼材2を撮影した。三次元カメラは、RealSense Depth Camera 435i(intel社製)を使用し、画素数は1280×720pixelとした。
検討ケースとしてCase1~3を用意した。Case1は、未使用の鋼矢板である。Case2は、洗浄後の腐食鋼矢板(板厚計測あり)である。Case3は、洗浄前の腐食鋼矢板(板厚計測なし)である。
解析フローは、前述した、図7に示す腐食診断処理と同様である。本実験では、光源の影響を加味していないため、画像情報の中でも、形状とテクスチャに着目して解析を行った。
(1)方法
Case1に貼付したアルミ切片(20mm×20mm)を用いて、撮影距離による計測精度を検証した。前述の三次元画像C(二次元のカラー画像S(RGB画像)と三次元形状Dを示す画像を合成して得られる画像)から、0~255までのRGB情報を足し合わせて3で割った値を指標に、しきい値240以上として、アルミ切片のみを抽出した。アルミ切片の4辺の長さを算出するとともに、アルミ切片のz方向(深さ方向)のデータを抽出し、計測精度を検証した。なお,z方向の誤差は、アルミ切片のz方向データの最大値と最小値の差とした。
(2)結果および考察
図8(a)に、撮影距離に対する画像解析により算出したアルミ切片1辺の長さとの関係を示す。図8(b)に、撮影距離に対するz方向の誤差との関係を示す。検討の結果、撮影距離が近いときにはアルミ切片の1辺の長さが過大に算出される一方で、撮影距離が遠いときにはアルミ切片の1辺の長さは真値に近づくがz方向の誤差が大きくなることが分かった。以降の実験では、z方向の誤差が小さかった撮影距離56cmの場合のデータを用いて解析を行った。
(1)評価方法
本実験では、同時生起行列(GLCM)を用いて腐食状況を評価した。前述したように、解析対象画像(x-y平面に配列された画素群)についてのGLCMを計算し、計算したGLCMに基づいて、ASM、Contrast、Correlation、IDM、及びEntropyの計5つの特徴量(前述の第1特徴量に対応。)を算出した。解析対象は、Case1~3の鋼矢板を撮影した画像であって、鋼矢板の凸部平面を80×170pixelで切り出した画像とした。特に、Case3からは、孔食が生じている部分と生じていない部分の2つの画像を切り出した。なお、Case2は、白いペイントで印が入っており、正確な評価ができない虞があるため、x-y平面の解析対象からは外した(後述するz方向の解析においてはCase2を用いた)。解析対象画像を図9(a)~(d)に示す。なお、図9(a)~(d)の各画像は、実際はフルカラーのRGBであり、前述の二次元のカラー画像Sに対応する。
(2)結果および考察
特徴量の算出結果を図10(a)、(b)及び図11(a)~(c)に示す。これら各図のグラフでは、縦軸は特徴量の値を示し、横軸のpixelは、前述したように、画素対の相対位置を規定するピクセル間距離d(角度θ=0°の場合)を示している。各図のグラフから分かるように、腐食の有無によってすべての特徴量で差異が生じた。特に、ASMにおいては、Case1では距離によらずほぼ一定値を示した。ASMは画像の均質性を示す指標であり、腐食が発生していない場合は距離によらず均質であることが明らかになった。また、孔食の有無で比較すると、均質性は孔食があるときのほうが低くなるが、ASMカーブ(ピクセル間距離dに対するASMの値の変化を示すカーブ)は、ほぼ同様の傾向を示すことが明らかになった。そのほかの特徴量でも差異が確認され、腐食の状態評価にGLCMが有用であることが分かる。
(1)評価方法
前節と同様な方法で、z方向の数値を含む画像(z-x平面に配列された画像)をグレースケール画像に変換し、GLCMによって深さ方向の面的広がりを評価することを試みた。ここでも、計算したGLCMに基づいて、ASM、Contrast、Correlation、IDM、及びEntropyの計5つの特徴量(前述の第2特徴量に対応。)を算出した。解析対象は、Case1~3の鋼矢板を撮影した画像であって、鋼矢板の凸部平面を40×120pixelで切り出した画像とした。z方向の評価においては、Case3は、孔食が生じていない部分の画像とした。なお、Case3のz方向数値の最大値が0.02mであったことを考慮して、0.02mを画素値255(白)とし、0mを画素値0(黒)としてグレースケール画像に変換した。
(2)結果および考察
特徴量の算出結果を図12(a)、(b)及び図13(a)~(c)に示す。これら各図のグラフでは、縦軸は特徴量の値を示し、横軸のpixelは、前述したように、画素対の相対位置を規定するピクセル間距離d(角度θ=0°の場合)を示している。各図のグラフから分かるように、腐食の有無によってすべての特徴量で差異が生じた。特に、腐食の有無によってASM、IDM、及びEntropyが顕著に異なることが明らかになった。ASMは画像の均質性、IDMは局所的な明暗度合い、Entropyは輝度値(この場合は凹凸度)のピクセルへの分配の乱雑さを示すため、腐食が進行することで、鋼材2の表目の凹凸度合いが進行していることを指標化できると考えられる。また、洗浄の有無による違いはContrastを用いることで評価できると考えられる。
前述と同様に、二次元のカラー画像S(なお、合成後の三次元画像Cであってもよい。)をRGBチャンネルに分解し、R(Red)値のみを抽出して得られる画像をグレースケール変換することで特定色抽出画像Srを生成した(図3参照)。そして、モード法を用いて決定したしきい値で二値化処理を行った。図6(b)に示す二値化処理後の画像を用いて、鋼材2に生じた孔食の推定面積を算出した。なお、図6(b)では、白い部分を孔食としているため、白い部分のピクセル数より孔食の推定面積を算出した。図14に、このように算出した孔食の推定面積を横軸にとり(図中、画像解析によって算出した面積)と、実際の孔食の面積を縦軸にとったグラフを示す。なお、縦軸の実際の孔食の面積は、3Dスキャナにより同一サンプルを計測するとともに、現地計測の際に設置した正方形のアルミテープ(2cm×2cm)の大きさを用いて換算した値である。図14に示すように、孔食の推定面積(図7のステップS5の処理により算出可能な面積)は、精度良く算出されていることが分かる。
(1)x-y平面に基づく腐食診断
鋼材2のx-y平面に基づく腐食診断については、図10(a)に示すASMに着目すれば、例えば、任意のピクセル区間におけるASMの値や、任意のピクセル区間におけるASMの平均値が予め定めたしきい値よりも下回った場合に、鋼材2に腐食や孔食が生じている可能性があると診断することができる。あるいは、任意のピクセルに対してのASMの値の変動が予め定めた変化率よりも低い場合に、鋼材2が未腐食(つまり健全)であると診断することができる。また、Case3とCase3(孔食あり)とは同様の傾向を示しつつも、ASMカーブの値が異なっているため、ASMの値の大小に基づいて、腐食しているかや孔食が生じているかを判別することができる。他の特徴量についても、図10及び図11に示すように、ケース間で際が生じているため、同様な考え方で、鋼材2に腐食状況(未腐食か腐食か孔食か)を評価することができる。鋼材2の腐食診断に用いる特徴量としては、上記5つの特徴量の全てを用いてもよいし、少なくともいずれかを用いてもよい。但し、鋼材2の腐食診断で用いる特徴量としては、鋼材2の状況によって顕著な差異が出るASM、IDM、及びEntropyの少なくともいずれかを用いることが好ましく、さらには、少なくともASMを用いることがより好ましい。
(2)z方向における腐食診断
鋼材2のz方向における腐食診断についても、図12(a)に示すASMに着目すれば、例えば、任意のピクセル区間におけるASMの値や、任意のピクセル区間におけるASMの平均値が予め定めた値を下回った場合に、鋼材2の表面の凹凸度合いが進行し、腐食や孔食が生じている可能性があると診断することができる。あるいは、任意のピクセルに対してのASMの値の変動が予め定めた変化率よりも低い場合に、鋼材2の表面が平坦に近く、未腐食(つまり健全)であると診断することができる。また、ASMだけでなく、IDM及びEntropyも、Case1と、Case2,3との間に顕著な際が生じているため、鋼材2の表面の凹凸度合いを考慮した腐食診断で用いる特徴量としては、鋼材2の状況によって顕著な差異が出るASM、IDM、及びEntropyの少なくともいずれかを用いることが好ましく、さらには、少なくともASMを用いることがより好ましい。また、特徴量としてContrastに着目すれば、鋼材2が洗浄されているか否かや、汚れているか否かを判別することも可能である。なお、z方向におけるGLCMに基づき算出した各特徴量を用いれば、腐食状況だけでなく鋼材2が湾曲しているか否かを診断することも可能である。
(3)鋼材2に生じている孔食の推定面積に基づく腐食診断
算出した孔食の推定面積が予め定めた値以上となった場合に、孔食ありと診断することができる。
(4)まとめ
以上を考慮して、制御部310のROMや記憶部320に、上記のような腐食診断を行う際の判別の基準となる値のデータや、判別結果と鋼材2の状態(未腐食、腐食、孔食など)とが対応して構成されたテーブルデータや、各特徴量の変化率を求めるための数式のデータを予め実験等を行うことにより定めて記憶しておき、制御部310は、診断部313としての機能で鋼材2の腐食状況の診断を行うことができる。また、人工知能や深層学習によって診断精度を高めるようにしてもよい。なお、診断部313は、第1特徴量、第2特徴量、及び孔食の推定面積の全てを用いて鋼材2の腐食状況を診断しなくともよく、第1特徴量、第2特徴量、及び孔食の推定面積の少なくともいずれかを用いて腐食状況を診断してもよい。また、診断部313は、第1特徴量、第2特徴量、及び孔食の推定面積の値をそのまま診断結果とし、当該診断結果を見た操作者が鋼材2の腐食状況を判定してもよい。
腐食診断システム100を構成する各部のうち、撮影部200、又は、撮影部200及び腐食診断装置300の一部の構成は、UAV(unmanned aerial vehicle)(通称してドローンとも呼ばれる。)に搭載され、遠隔操作により鋼材2を撮影可能であってもよい。また、撮影部200等の構成は、遠隔操作可能な陸上走行ロボットなどの他の移動体に搭載されていてもよい。
この腐食診断装置300によれば、画像取得手段が取得した画像を解析するだけでよいため、非破壊・非接触の検査によって、簡易に鋼材2の腐食状況を診断することができる。
[7]以上に説明した腐食診断装置300を利用した腐食診断方法は、鋼材2を撮影手段によって撮影することで得られる画像を取得するステップと、取得した画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列を計算し、計算した同時生起行列から特徴量(前述の5つの特徴量のうち少なくともいずれか)を算出するステップと、算出した特徴量に基づいて鋼材2の腐食状況を診断するステップと、を備える。
[8]以上に説明したプログラムは、コンピュータを、画像情報取得手段、算出手段、診断手段、として機能させる。
以上に説明した腐食診断システム100、腐食診断方法、プログラムによれば、画像取得手段が取得した画像を解析するだけでよいため、非破壊・非接触の検査によって、簡易に鋼材2の腐食状況を診断することができる。
200…撮影部
300…腐食診断装置
310…制御部
311…画像情報取得部、312…算出部、313…診断部、314…出力部
320…記憶部
330…操作部
340…表示部
350…通信部
1…水利施設、2…鋼材、2a…診断対象領域、3…水路
S…二次元のカラー画像、Sr…特定色抽出画像
D…三次元形状
C…三次元画像
Claims (6)
- 鋼材を撮影手段によって撮影することで得られる画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列を計算し、計算した同時生起行列から特徴量を算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した前記特徴量に基づいて前記鋼材の腐食状況を診断する診断手段と、を備え、
前記特徴量は、ASM(Angular Second Moment)、Contrast、Correlation、IDM(Inverse Difference Moment)、及びEntropyの少なくともいずれかを含み、
前記画像取得手段は、前記画像として、前記鋼材の二次元画像と、前記二次元画像によって規定される二次元平面に対する深さ方向の情報を含む三次元画像とを取得し、
前記算出手段は、前記特徴量として、前記二次元画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列に基づく第1特徴量と、前記三次元画像の前記深さ方向における画素群を対象とした同時生起行列に基づく第2特徴量とを算出し、
前記診断手段は、前記第1特徴量と前記第2特徴量とに基づき前記鋼材の腐食状況を診断する、
腐食診断装置。 - 前記算出手段は、前記二次元画像の明度分布に対してモード法で決定したしきい値を用いて前記二次元画像を二値化し、二値化した前記二次元画像に基づいて前記鋼材に生じた孔食の推定面積を算出し、
前記診断手段は、前記特徴量と前記推定面積とに基づき前記鋼材の腐食状況を診断する、
請求項1に記載の腐食診断装置。 - 前記画像取得手段は、複数の原色によって表現されたカラー画像から、予め定めた特定の原色の情報を抽出することで前記二次元画像を取得する、
請求項1又は2に記載の腐食診断装置。 - 腐食診断装置と、パターン照射方式又はTOF(Time Of Flight)方式の深度センサーを含む三次元カメラからなる撮影手段とを備え、
前記腐食診断装置は、
鋼材を前記撮影手段によって撮影することで得られる画像を取得する画像取得手段と、
前記画像取得手段が取得した前記画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列を計算し、計算した同時生起行列から特徴量を算出する算出手段と、
前記算出手段が算出した前記特徴量に基づいて前記鋼材の腐食状況を診断する診断手段と、を備え、
前記特徴量は、ASM(Angular Second Moment)、Contrast、Correlation、IDM(Inverse Difference Moment)、及びEntropyの少なくともいずれかを含む、
腐食診断システム。 - 鋼材を撮影手段によって撮影することで得られる画像を取得する画像取得ステップと、
取得した前記画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列を計算し、計算した同時生起行列から特徴量を算出する算出ステップと、
算出した前記特徴量に基づいて前記鋼材の腐食状況を診断する診断ステップと、を備え、
前記特徴量は、ASM(Angular Second Moment)、Contrast、Correlation、IDM(Inverse Difference Moment)、及びEntropyの少なくともいずれかを含み、
前記画像取得ステップでは、前記画像として、前記鋼材の二次元画像と、前記二次元画像によって規定される二次元平面に対する深さ方向の情報を含む三次元画像とを取得し、
前記算出ステップでは、前記特徴量として、前記二次元画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列に基づく第1特徴量と、前記三次元画像の前記深さ方向における画素群を対象とした同時生起行列に基づく第2特徴量とを算出し、
前記診断ステップでは、前記第1特徴量と前記第2特徴量とに基づき前記鋼材の腐食状況を診断する、
腐食診断方法。 - コンピュータを、
鋼材を撮影手段によって撮影することで得られる画像を取得する画像取得手段、
前記画像取得手段が取得した前記画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列を計算し、計算した同時生起行列から特徴量を算出する算出手段、
前記算出手段が算出した前記特徴量に基づいて前記鋼材の腐食状況を診断する診断手段、として機能させるプログラムであって、
前記特徴量は、ASM(Angular Second Moment)、Contrast、Correlation、IDM(Inverse Difference Moment)、及びEntropyの少なくともいずれかを含み、
前記画像取得手段は、前記画像として、前記鋼材の二次元画像と、前記二次元画像によって規定される二次元平面に対する深さ方向の情報を含む三次元画像とを取得し、
前記算出手段は、前記特徴量として、前記二次元画像を構成する画素群を対象とした同時生起行列に基づく第1特徴量と、前記三次元画像の前記深さ方向における画素群を対象とした同時生起行列に基づく第2特徴量とを算出し、
前記診断手段は、前記第1特徴量と前記第2特徴量とに基づき前記鋼材の腐食状況を診断する、
プログラム。
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