JP7358866B2 - 放射線源位置推定システム、校正システム及び生体磁気計測システム - Google Patents

放射線源位置推定システム、校正システム及び生体磁気計測システム Download PDF

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Description

本発明は、放射線源位置推定システム、校正システム及び生体磁気計測システムに関する。
超伝導量子干渉素子センサに含まれる検出コイルの位置及び方向を計測する装置が提案されている(特許文献1)。
超伝導量子干渉素子センサを用いて被検体の生体磁気を検知する際には、単純X線等の放射線を用いた被検体の撮像が行われ、生体磁気の検知結果と撮像結果とが重ね合わされる。撮像結果は放射線源の位置の影響を受ける。従って、放射線源の位置は重要である。しかしながら、特許文献1に記載の技術では、放射線源の位置を測定することはできない。
本開示は、放射線源の位置を高精度で推定することができる放射線源位置推定システム、校正システム及び生体磁気計測システムを提供することを目的とする。
本開示の一態様によれば、放射線源位置推定システムは、位置測定用部材に含まれる要素の位置情報を特定する第1の位置情報特定部と、放射線源が発する放射線によって生じる前記要素の像を取得する撮像部と、前記第1の位置情報特定部により特定された前記位置情報と、前記撮像部により取得された前記像とから、前記放射線源の位置情報を特定する第2の位置情報特定部と、を有し、前記位置測定用部材は、磁場発生体を含み、前記磁場発生体が発する磁場に基づき前記磁場発生体の位置情報を検出する検出部を有する。
本開示によれば、放射線源の位置を高精度で推定することができる。
第1の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す斜視図(その1)である。 第1の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す斜視図(その2)である。 第1の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す側面図である。 第1の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す正面図である。 第1の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す上面図である。 磁場計測装置の構成を示す断面図である。 校正器具の構成を示す模式図である。 校正器具の変形例の構成を示す模式図である。 制御装置の構成を示す図である。 放射線源の位置の推定時の制御装置の機能構成を示す図である。 放射線源の位置の推定方法を示すフローチャートである。 放射線源の位置を計算する方法を示すフローチャートである。 表示例を示す模式図である。 被検体の生体計測時の制御装置の機能構成を示す図である。 第2の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す斜視図である。 第2の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す側面図である。 第2の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す正面図である。 第2の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す上面図である。 第2の実施形態の変形例に係る生体磁気計測システムの構成を示す正面図である。
以下、本開示の実施形態について添付の図面を参照しながら説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複した説明を省くことがある。
(第1の実施形態)
<生体磁気計測システムの概要>
第1の実施形態に係る生体磁気計測システムでは、放射線源と撮像装置とが磁場計測装置を挟むように略水平に配置される。被検体が置かれたときには、略水平方向で被検体も放射線源と撮像装置とに挟まれる。図1及び図2は、第1の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す斜視図である。図1は、放射線源の位置が推定される時の構成を示し、図2は、被検体の生体磁気計測が行われる時の構成を示す。図3は、第1の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す側面図である。図4は、第1の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す正面図である。図5は、第1の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す上面図である。図3~図5は、図1と同様に、放射線源の位置が推定される時の構成を示す。
図1~図5に示すように、第1の実施形態に係る生体磁気計測システム100は、撮像装置110と、磁場計測装置120と、校正器具130と、支柱140と、校正器具安定材150と、放射線源161を含む放射線照射装置160と、架台170と、制御装置180(図10等参照)とを有する。本明細書及び図面においては、撮像装置110の撮像面111の法線方向をX軸方向、鉛直下方向をZ軸方向、右手系でX軸方向及びZ軸方向に直交する方向をY軸方向とする。
[撮像装置110]
撮像装置110は、被検体Sの計測領域又は校正器具130を透過した放射線Rをデジタル画像データとして形態画像を取得する。撮像装置110で検出された信号は制御装置180に送られる。撮像装置110は校正器具130の撮像画像も取得する。撮像装置110は撮像部の一例である。
例えば、撮像装置110には、フラット・パネル・ディテクター(以下、FPDという。)を用いることができる。FPDには、照射された放射線の線量に応じて検出素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる直接変換方式や、照射された放射線をシンチレータ等で可視光等の他の波長の電磁波に変換した後、変換され照射された電磁波のエネルギーに応じてフォトダイオード等の光電変換素子で電荷を発生させて電気信号に変換するいわゆる間接方式がある。
また、輝尽性蛍光体粉末を塗布したフィルムをカセッテとよばれる筐体に収めた、いわゆるイメージングプレート(以下IPという。)も好適に用いることができる。被検体Sの計測領域を透過した放射線Rはイメージングプレートに照射され、輝尽性を持つ蛍光体に放射線のエネルギーが蓄えられる。その後、読み取り装置にてイメージングプレートに特定の波長のレーザー光を照射し、スキャナにより光量を読み取ることによってデジタル画像データとして形態画像を取得することができる。
[磁場計測装置120]
図6は、磁場計測装置120の構成を示す断面図である。図6に示すように、磁場計測装置120は、生体磁気を検出する複数の磁気センサ121をアレイ状に配列した磁気センサアレイを含む。複数の磁気センサ121は温度調節機構を有する断熱容器122内に保持される。磁場計測装置120は検出部の一例である。
(磁気センサ121)
磁気センサ121は、被検体Sから生じる生体磁気を検知する。具体的に、磁気センサ121としては、超伝導量子干渉素子(Superconducting QUantum Interference Device:SQUID)や光ポンピング原子磁気センサ(Optically Pumped Atomic Magnetometer:OPAM)等が挙げられる。これらSQUIDセンサや光ポンピング原子磁気センサは、10-18T程度の極めて弱い生体磁気も検出できるほどの検出感度を有する。磁気センサ121は、校正器具130中の磁場発生体131(図7等参照)が発する磁場も検知する。
磁気センサ121は、通常、図6に示すように、温度調節機構を有する断熱容器122内にアレイ状に複数配列される。それぞれの磁気センサ121の信号は制御装置180に送られて生体磁気情報へ変換される。複数の磁気センサ121を有することにより、多くの生体磁気情報を得ることができるだけでなく、計測した磁気情報を2次元マッピングすることなどでさらに詳細な生体情報を得ることが可能である。また、磁気センサ121が常温でも動作する場合は、温度調節機構及び断熱容器122が不要となる。磁気センサ121の個数や配列方法は、特に制限されず、被検体Sの計測領域に応じて適宜設定されればよい。
(温度調節機構)
温度調節機構は、磁気センサ121が動作するのに適した所定の温度に、磁気センサ121の温度を調整する機構であり、公知の冷却装置又は加熱装置であってよい。例えば、磁気センサ121がSQUIDセンサである場合、磁気センサ121が超伝導状態を実現するためには、磁気センサ121を絶対零度近くで動作させる。本実施形態では、断熱容器122が温度調節機構の機能の一部を果たしている。
(断熱容器122)
例えば、図6に示すように、断熱容器122は、内槽221及び外槽222を備え、内槽221内に複数の磁気センサ121を収容し、内槽221と外槽222との間の空間が真空となっており、内槽221内に液体ヘリウム等の冷媒が供給される。これにより、磁場計測装置120では、磁気センサ121が動作するのに適した温度に制御されている。
断熱容器122の形状は特に制限されるものではないが、被検体Sと対向する面(以下、先端面122aという)が、被検体Sの計測領域の体表面に沿った形状であることが好ましく、平面であっても、曲面状であってもよい。例えば、磁場計測装置120に被検体Sの頸部を当てて生体磁気計測をする場合には、先端面122aの形状は頸髄の円弧に合わせた曲面形状であることが好ましい。
なお、断熱容器122は、図6に示す真空断熱容器に限定されず、発泡材等から構成されていてもよい。断熱容器122は、透磁率の低い非磁性材料で構成されることが好ましい。断熱容器122が非磁性材料で構成されることにより、断熱容器122が振動しても、環境磁気の変動による影響が磁気センサ121に及ぶことを抑制することができる。非磁性材料としては、アクリル樹脂等のプラスチック材料、シリカ及びアルミナ等の無機材料、銅、真鍮、アルミニウム及びチタン等の非鉄金属、並びにそれらの複合材料が挙げられる。
[校正器具130]
校正器具130は、放射線照射装置160に含まれる放射線源の位置の推定が行われる時に、磁場計測装置120の上方に配置される。図7は、校正器具130の構成を示す模式図である。図7に示すように、校正器具130は、磁場を発する複数の磁場発生体131と、放射線源161が発する放射線を吸収する複数の吸収体132と、磁場発生体131及び吸収体132を支持する支持体133とを有する。磁場発生体131は、例えば電流が供給されるコイルである。吸収体132は、例えば、鉄又は鉄より密度の高い金属、例えばタングステンの球体である。吸収体132の形状が円柱等の球体以外の形状であってもよい。支持体133は、放射線源161が発する放射線を吸収体132よりも透過させる。支持体133は、例えばプラスチック製である。
図7に示すように、例えば、支持体133の外形は略直方体である。例えば、1個の面133Aに複数の磁場発生体131が設けられ、面133Aから離間して複数の吸収体132が設けられている。図8(a)に示すように、吸収体132が不規則に配置されていてもよい。図8(b)に示すように、磁場発生体131が相対する面133B及び133Cの面133Aの近傍に分散して配置されていてもよい。図8(c)に示すように、支持体133の外形が略円柱であってもよい。校正器具130は位置測定用部材の一例である。
[支柱140]
支柱140は、例えば円柱である。支柱140に磁場計測装置120が固定されている。また、撮像装置110が支柱140に着脱可能に取り付けられる。
[校正器具安定材150]
校正器具安定材150は、磁場計測装置120上で校正器具130の位置を安定させる。すなわち、校正器具安定材150は、校正器具130の位置ずれ及びゆらぎを防止する。校正器具安定材150としては、例えば、滑り止めマットを用いることができる。校正器具安定材150として、例えば、磁場計測装置120側に磁場計測装置120の先端面122aに沿った面を有し、校正器具130側に平坦面を有する構造体を用いてもよい。校正器具130の位置ずれ及びゆらぎが生じるおそれが低い場合は、校正器具安定材150を用いなくてもよい。図3~図5では、校正器具安定材150を省略してある。
[放射線照射装置160]
放射線照射装置160は放射線源161を含む。放射線源161は、生体に放射可能な放射線を照射可能であれば、公知のものを使用することができる。本発明において、「放射線」とは、一般的に用いられる単純X線に限るものでなく、放射性崩壊によって放出される粒子(光子を含む)の作るビームであるα線、β線、γ線等のほか、これらと同程度以上のエネルギーを有するビーム、例えば、粒子線や宇宙線等も含む包括概念である。汎用性の高さを考慮すると、放射線として、単純X線を用いることが好ましい。
放射線照射装置160は、例えば、移動を容易にするためにキャスター163のついた移動台162上に載置される。移動台162は、放射線照射装置160が載置される面の高さを調整できる昇降機構を有することが好ましい。移動台162は、キャスター163のロックとロック解除とを切り換える機能を有していてもよい。移動の容易さを考慮しなければ、移動台162にキャスター163が設けられていなくてもよい。移動台162の素材には、例えば放射線照射装置160の重量に耐久することができる金属などを利用する。
[架台170]
架台170は、被検体Sを載せて保持することができれば、その形状は特に制限されるものではないが、例えば、図2に示すように、被検体Sの頭部を位置させる頭部用架台171及び胴部を位置させる胴部用架台172等の複数の部位別架台より架台170が構成される場合もある。磁場計測装置120は、例えば、頭部用架台171と胴部用架台172との間に配置され、被検体Sの計測領域に対向するように設けられる。
架台170を構成する部材は透磁率の低い非磁性材料で構成されることが好ましい。架台170が非磁性材料で構成されることにより、被検体Sが振動しても、環境磁気の変動による影響が磁気センサ121に及ぶことを抑制することができる。非磁性材料としては、断熱容器122と同様に、アクリル樹脂等のプラスチック材料、シリカ及びアルミナ等の無機材料、銅、真鍮、アルミニウム及びチタン等の非鉄金属、並びにそれらの複合材料が挙げられる。架台170は被検体Sの一部または全部を支えるため、耐荷重や耐衝撃性などが求められる。そのため、機械的強度の高い金属部品やエンジニアリングプラスチックなどで構成されることが望ましい。
[制御装置180]
制御装置180は、図9に示すように、CPU(Central Processing Unit)181、ROM(Read Only Memory)182、RAM(Random Access Memory)183及び補助記憶部184を備える。CPU181、ROM182、RAM183及び補助記憶部184は、いわゆるコンピュータを構成する。制御装置180の各部は、バス185を介して相互に接続されている。
CPU181は、補助記憶部184に格納された各種プログラム(例えば、放射線源の位置推定プログラム)を実行する。
ROM182は不揮発性の主記憶デバイスである。ROM182は、補助記憶部184に格納された各種プログラムを、CPU181が実行するために必要な各種プログラム、データ等を格納する。具体的には、ROM182は、BIOS(Basic Input/Output System)やEFI(Extensible Firmware Interface)等のブートプログラムなどを格納する。
RAM183は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の揮発性の主記憶デバイスである。RAM183は、補助記憶部184に格納された各種プログラムがCPU181によって実行される際に展開される作業領域として機能する。
補助記憶部184は、CPU181により実行される各種プログラムと、各種プログラムがCPU181によって実行されることで生成される各種データとを格納する補助記憶デバイスである。
<放射線源161の位置の推定時の制御装置180の機能構成>
制御装置180は、放射線源161の位置の推定時に、図10に示すように、機能上、放射線源制御部281と、相対位置取得部282と、磁場発生体位置取得部283と、吸収体位置計算部284と、吸収体像検出部285と、放射線源位置計算部286と、表示制御部287とを有する。
(放射線源制御部281)
放射線源制御部281は、放射線源161による放射線の照射のタイミングを制御する。
(相対位置取得部282)
相対位置取得部282は、校正器具130内での磁場発生体131と吸収体132との間の相対的な位置関係を取得する。相対位置取得部282は、例えば、校正器具130の設計値から相対的な位置関係を取得する。相対位置取得部282は、例えば、完成した校正器具130の内部構造の計測に基づく磁場発生体131と吸収体132との間の相対的な位置関係を取得してもよい。
(磁場発生体位置取得部283)
磁場発生体位置取得部283は、磁場計測装置120の磁気センサ121から出力された信号を受信し、校正器具130に含まれる磁場発生体131の各々の位置を取得する。
(吸収体位置計算部284)
吸収体位置計算部284は、磁場発生体位置取得部283が取得した磁場発生体131の各々の位置と、相対位置取得部282が取得した相対的な位置関係とを照合し、吸収体132の位置を計算する。吸収体132の位置の計算には、ICP(iterative closest point)アルゴリズムを用いることができる。吸収体位置計算部284は、第1の位置情報特定部の一例である。
(吸収体像検出部285)
吸収体像検出部285は、撮像装置110から出力された撮像画像中から吸収体132の像を検出する。吸収体132が球体の場合、撮像画像中の吸収体132の像は円となる。この場合、吸収体像検出部285は円検出を行い、撮像画像中の吸収体132の全てを検出し、円の中心から吸収体132の位置を取得する。円検出にはハフ変換を用いることができる。吸収体像検出部285は、像検出部の一例である。
(放射線源位置計算部286)
放射線源位置計算部286は、吸収体位置計算部284により計算された吸収体132の位置と、吸収体像検出部285により検出された吸収体132の位置とを用いて放射線源161の位置を計算する。放射線源161の位置の計算方法の詳細は後述する。放射線源位置計算部286は、計算した放射線源161の位置をサーバ192に出力するとともに、表示制御部287に受け渡す。サーバ192は放射線源161の位置を記憶する。放射線源位置計算部286は、第2の位置情報特定部の一例である。
(表示制御部287)
表示制御部287は、放射線源位置計算部286により計算された放射線源161の位置を表示装置193に表示させる。
<放射線源161の位置の推定方法>
次に、放射線源161の位置の推定方法について説明する。放射線源161の位置の推定の際には、放射線照射装置160と撮像装置110との間に校正器具130が設置され、校正器具130の下に磁場計測装置120が配置される。校正器具130は、磁場発生体131が発する磁場が磁場計測装置120により計測され、かつ、吸収体132が撮像面111に映るように配置される。例えば、放射線源161から撮像面111までの距離が1500mm、吸収体132の直径が1.2mm、撮像面111のZ軸方向の寸法が290.4mm、Y軸方向の寸法が176.4mmであり、吸収体132の間隔が100mmである場合、校正器具130は放射線源161から450mm~1450mmだけ離れた位置に配置されることが好ましい。吸収体132同士が撮像面111上で互いに重ならないようにするためである。図11は、放射線源161の位置の推定方法を示すフローチャートである。
まず、相対位置取得部282が、校正器具130に含まれる磁場発生体131と吸収体132との間の相対的な位置関係を取得する(ステップS11)。
また、磁場発生体131に磁場を発生させ、磁場計測装置120にて磁場計測装置120が発する磁場を計測する(ステップS12)。次いで、磁場発生体位置取得部283が、磁場計測装置120の磁気センサ121から出力された信号を受信し、校正器具130に含まれる磁場発生体131の各々の位置を取得する(ステップS13)。その後、吸収体位置計算部284が、磁場発生体位置取得部283が取得した磁場発生体131の各々の位置と、相対位置取得部282が取得した相対的な位置関係とを照合し、吸収体132の位置を計算する(ステップS14)。
また、放射線源制御部281による放射線源161の制御に基づき、放射線源161が放射線を校正器具130に照射する(ステップS15)。次いで、撮像装置110が校正器具130を透過した放射線から画像データを取得する(ステップS16)。校正器具130に照射された放射線の一部は支持体133を透過し、他の一部は吸収体132により吸収される。このため、撮像装置110の撮像面111に吸収体132の影が映り、画像データは、吸収体132の像が含まれる。その後、吸収体像検出部285が、画像データ中から吸収体132の像を検出する(ステップS17)。
そして、放射線源位置計算部286が、吸収体位置計算部284により計算された吸収体132の位置と、吸収体像検出部285により検出された吸収体132の位置とを用いて放射線源161の位置を計算する(ステップS18)。
ここで、放射線源161の位置を計算する方法について説明する。図12は、放射線源161の位置を計算する方法を示すフローチャートである。以下、吸収体位置計算部284により計算された吸収体132の位置の座標を「被写体座標」といい、吸収体像検出部285により検出された吸収体132の位置の座標を「投影座標」という。
まず、放射線源位置計算部286は、複数の被写体座標について、これら被写体座標の重心を算出し、この重心を通る直線上で重心よりも正のX軸方向側の任意の位置を放射線源の初期位置、投影座標の重心を投影座標の基準点とし、その基準点と被写体座標の中心を通る直線で被写体座標よりも負のX軸方向側の任意の位置を投影座標の初期位置として設定する(ステップS21)。
次いで、放射線源位置計算部286は、最小二乗法のコスト関数を設定する(ステップS22)。すなわち、放射線源位置計算部286は、放射線源161から各被写体座標を通り撮像面と交点をもつ位置と各投影座標との間の距離を最小にするようなコスト関数を設定する。
ここで、コスト関数について説明する。例えば、放射線源161の位置座標を(x0,y0,z0)、投影座標の基準座標を(xb1,yb1,zb1)、基準座標に対するi番目の投影座標を(ni,li,mi)、撮像面の傾きを(θ,φ,ψ)とする。撮像面の傾きが(θ,φ,ψ)のとき、回転行列は数1で表される。
Figure 0007358866000001
従って、X軸,Y軸,Z軸を中心にi番目の投影座標を(θ,φ,ψ)だけ回転させ、i番目の投影座標を投影座標の基準座標を基準位置に移動させた座標(xt,yt,zt)は数2で表される。
Figure 0007358866000002
また、平面は、当該平面内の点(xd,yd,zd)と当該平面の法線ベクトル(a,b,c)とを用いて、数3で表される。
Figure 0007358866000003
従って、撮像面111は初期状態でX軸方向に正対していると仮定すると、撮像面111の法線ベクトルは(1,0,0)であるため、投影座標の基準点と法線ベクトルとを用いて撮像面111は数4で表わされる。
Figure 0007358866000004
また、i番目の被写体座標を(xai,yai,zai)とすると、放射線源161とi番目の被写体座標を結ぶ直線は、数5で表される。
Figure 0007358866000005
従って、数4の平面と数5の直線との交点の座標(xp,yp,zp)を求めることができる。そして、投影座標(xt,yt,zt)と撮像面111の交点の座標(xp,yp,zp)との間の3次元ユークリッド距離の2乗の値Dは数6で表される。
Figure 0007358866000006
数6の値Dを各吸収体132について算出し、これらを足し合わせたものがコスト関数となる。
放射線源位置計算部286は、コスト関数の設定(ステップS22)の後、コスト関数の最適化を行う(ステップS23)。コスト関数の最適化では、放射線源位置計算部286は、ステップS22にて設定したコスト関数を未知数について微分する。上記のコスト関数が用いられる場合、未知数である、x0,y0,z0,xb1,yb1,zb1,θ,φ及びψの9のパラメータについての微分が行われる。
次いで、放射線源位置計算部286は、放射線源161の位置を、最適化により得られた放射線源161と撮像面111の基準点の位置に更新する(ステップS24)。その後、放射線源位置計算部286は、更新後のコスト関数の値を算出する(ステップS25)。放射線源位置計算部286は、ステップS22~S25の処理を繰り返し行い、予め定められている条件が満たされると(ステップS26)、その時点で上記9のパラメータの値(x0,y0,z0,xb1,yb1,zb1,θ,φ及びψ)を決定し、放射線源161の位置と、撮像面111の基準位置と、撮像面111の傾きとを取得する(ステップS27)。例えば、更新後のコスト関数の値に閾値を予め設けておき、コスト関数の値が閾値未満となると、繰り返し処理を終了することができる。最適化手法には勾配降下法であるAdamを利用して最適化を行ってもよい。
このようにして、放射線源161の位置が計算される(ステップS18)。
その後、放射線源位置計算部286は、放射線源161の位置を示すパラメータを含む上記9のパラメータの値(x0,y0,z0,xb1,yb1,zb1,θ,φ及びψ)をサーバ192に出力するとともに、表示制御部287に受け渡す。そして、表示制御部287は、放射線源位置計算部286により計算された放射線源161の位置を表示装置193に表示させる。
このようにして、放射線源161の位置を推定することができる。つまり、生体磁気計測システム100の一部が放射線源161の位置を推定する放射線源位置推定システムとして機能する。
表示制御部287は、磁場発生体位置取得部283により計算された磁場発生体131の位置座標と、撮像装置110により取得された画像データとを表示装置193に表示させてもよい。図13は、磁場発生体位置取得部283により計算された磁場発生体131の位置座標と、撮像装置110により取得された画像データとの表示例を示す模式図である。
図13に示す例では、画面300の左側領域300Lに、放射線源161の初期位置から見たときに被写体座標が撮像面111に投影された像がどう映るかについての計算結果が表示される。画面300の右側領域300Rには、撮像画像が表示される。例えば、左側領域300Lの点群にはそれぞれナンバリングした番号が表示され(図示省略)、右側領域300Rの撮影画像にはその番号に対応した順番で球像周辺を入力装置191によりクリックすることで撮像画像から球像の位置を取得することができるユーザインタフェース(user interface:UI)となっている。このようなUIを用いることで、被写体座標のナンバリングと同じ順番で投影座標を並び替えることができる。また、吸収体132の検知を行う際に、球像周辺を入力装置191によりクリックするか、又はドラッグにより範囲指定することで、吸収体132の検知範囲を指定してもよい。図13に示す例における左側領域300Lの表示と右側領域300Rの表示とが入れ替わってもよく、これらが上下に並んで配置されてもよい。また、左側領域300Lの表示又は右側領域300Rの表示の一方のみが表示されてもよい。
なお、本実施形態では、吸収体位置計算部284(第1の位置情報取得部)の処理と放射線源位置計算部286(第2の位置情報取得部)の処理とが同一の制御装置180にて行われるが、これらの処理が個別の装置にて行われてもよい。
<被検体Sの生体計測時の制御装置180の機能構成>
制御装置180は、被検体Sの生体計測時に、図14に示すように、機能上、放射線源制御部381と、生体磁気情報取得部382と、校正部383と、重ね合わせ部384と、表示制御部385とを有する。
(放射線源制御部381)
放射線源制御部381は、放射線源161による放射線の照射のタイミングを制御する。
(生体磁気情報取得部382)
生体磁気情報取得部382は、磁場計測装置120の磁気センサ121から出力された信号を受信し、被検体Sの生体磁気検出結果を生体磁気情報として取得する。
(校正部383)
校正部383は、撮像装置110から出力された形態画像を、サーバ192に記憶されている9のパラメータの値(x0,y0,z0,xb1,yb1,zb1,θ,φ及びψ)を用いて校正する。
(重ね合わせ部384)
重ね合わせ部384は、校正部383による校正後の形態画像と、生体磁気情報取得部382が取得した生体磁気情報とを重ね合わせ、表示制御部385に受け渡す。
(表示制御部385)
表示制御部385は、重ね合わせ部384による重ね合わせ後の画像を表示装置193に表示させる。表示制御部385が、重ね合わせ後の画像だけでなく、校正部383による校正後の形態画像若しくは生体磁気情報取得部382が取得した生体磁気情報又はこれらの両方を表示装置193に表示させてもよい。
生体磁気計測システム100を用いた被検体Sの計測では、図2に示すように、校正器具130が取り外され、磁場計測装置120上に被検体Sの計測領域が載せられる。この状態で、磁場計測装置120を用いた生体磁気計測と、放射線照射装置160及び撮像装置110を用いた放射線画像、例えば単純X線画像の撮影が行われる。どちらが先に行われてもよい。
磁場計測装置120から得られる生体磁気検出結果と、撮像装置110から得られる放射線画像のデジタル画像データである形態画像とが制御装置180に入力される。
制御装置180では、放射線画像の際に放射線源制御部381が放射線源161に放射線の照射を行わせる。そして、校正部383が、撮像装置110から出力された形態画像を、サーバ192に記憶されている9のパラメータの値(x0,y0,z0,xb1,yb1,zb1,θ,φ及びψ)を用いて校正する。また、生体磁気情報取得部382が、磁場計測装置120から被検体Sの生体磁気検出結果を生体磁気情報として取得する。そして、重ね合わせ部384が、校正部383による校正後の形態画像と、生体磁気情報取得部382が取得した生体磁気情報とを重ね合わせ、表示制御部385に受け渡す。その後、表示制御部385が、重ね合わせ部384による重ね合わせ後の画像を表示装置193に表示させる。
このようにして、生体磁気計測システム100は生体磁気計測を行うことができる。また、生体磁気計測に際して、生体磁気計測システム100の一部が、放射線源161の位置を校正する構成システムとして機能する。
なお、放射線源位置計算部286により計算された放射線源161の位置と、撮像面111の基準位置と、撮像面111の傾きとに基づいて、放射線源161を含む放射線照射装置160若しくは撮像面111又はこれらの両方の位置や角度を調整してもよい。
(第2の実施形態)
<生体磁気計測システムの概要>
第2の実施形態に係る生体磁気計測システムでは、放射線源が被検体の鉛直上方に配置される。図15は、第2の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す斜視図である。図16は、第2の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す側面図である。図17は、第2の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す正面図である。図18は、第2の実施形態に係る生体磁気計測システムの構成を示す上面図である。図15~図18は、放射線源の位置が推定される時の構成を示す。
図15~図18に示すように、第2の実施形態に係る生体磁気計測システム400は、撮像装置410と、磁場計測装置120と、校正器具130と、支柱140と、校正器具安定材150と、放射線源461を含む放射線照射装置460と、架台170(図2参照)と、制御装置180(図10等参照)とを有する。本明細書及び図面においては、鉛直下方向をZ軸方向、支柱140から視て磁場計測装置120が位置する方向をX軸方向、右手系でX軸方向及びZ軸方向に直交する方向をY軸方向とする。
[撮像装置410]
撮像装置410は、被検体S(図2参照)の計測領域又は校正器具130を透過した放射線Rをデジタル画像データとして形態画像を取得する。撮像装置410で検出された信号は制御装置180に送られる。撮像装置410は校正器具130の撮像画像も取得する。撮像装置410は撮像部の一例である。
撮像装置410には、撮像装置110と同様に、FPDを用いることができる。撮像装置410に、輝尽性蛍光体粉末を塗布したフィルムも好適に用いることができる。輝尽性蛍光体粉末を塗布したフィルムを用いる場合、フィルムが曲がらないように、撮像面平面固定治具434によりフィルムを固定することが好ましい。撮像面平面固定治具434の材料は、計測磁場を妨げないように、アクリル樹脂等の非磁性体であることが好ましい。
[放射線照射装置460]
放射線照射装置460は、例えば、移動を容易にするためにレール462に取り付けられ、レール462は天井等に固定される。レール462は、放射線源461を掛けて吊るし、放射線照射装置460がX軸方向に移動可能に構成されている。放射線照射装置460のレール462へのロックとロック解除とを切り換える機構が設けられていることが好ましい。放射線照射装置460をレール462に固定するネジ等が設けられていてもよい。レール462の材料としては、変形せずに放射線照射装置460を吊すことができる強度を有する金属等の材料を用いることができる。被検体Sの上方で放射線照射装置460を移動可能に支持することができれば、レール462に代えて、アーム等の機構が用いられてもよい。
制御装置180は、生体磁気計測システム100の撮像装置110と、放射線源161を含む放射線照射装置160とに代えて、撮像装置410と、放射線源461を含む放射線照射装置460とを制御する。
他の構成は第1の実施形態と同様である。
<放射線源461の位置の推定方法>
次に、放射線源461の位置の推定方法について説明する。放射線源461の位置の推定の際には、放射線照射装置460と撮像装置410との間に校正器具130が設置され、校正器具130の下に磁場計測装置120が配置される。また、撮像装置410は撮像面平面固定治具434により挟んだ状態となっている。そして、第1の実施形態と同様に、図11に示すフローチャートに沿って放射線源461の位置を推定する。
なお、コスト関数に関し、第2の実施形態では、撮像面411は初期状態でz軸方向に正対していると仮定すると、撮像面411の法線ベクトルは(0,0,-1)であるため、投影座標の基準点と法線ベクトルとを用いて撮像面411は数7で表わされる。
Figure 0007358866000007
そして、i番目の被写体座標を(xai,yai,zai)とすると、放射線源461とi番目の被写体座標を結ぶ直線は、第1の実施形態と同様に、上記の数5で表される。従って、第1の実施形態と同様にして放射線源461の位置を推定することができる。
また、生体磁気計測システム400は、撮像装置110と、放射線源161を含む放射線照射装置160とに代えて、撮像装置410と、放射線源461を含む放射線照射装置460とを用いて、生体磁気計測システム100と同様に、生体磁気計測を行うことができる。また、生体磁気計測に際して、生体磁気計測システム400の一部が、放射線源461の位置を校正する構成システムとして機能することができる。
なお、放射線源位置計算部286により計算された放射線源461の位置と、撮像面411の基準位置と、撮像面411の傾きとに基づいて、放射線源461を含む放射線照射装置460若しくは撮像面411又はこれらの両方の位置や角度を調整してもよい。
(第2の実施形態の変形例)
次に、第2の実施形態の変形例について説明する。変形例は、主に、磁場計測装置120、撮像装置410及び放射線照射装置460の配置の点で第2の実施形態と相違する。図19は、第2の実施形態の変形例に係る生体磁気計測システムの構成を示す正面図である。
第2の実施形態の変形例においては、図19に示すように、磁場計測装置120の上面が水平面(X-Y面)から傾斜している。これに伴って、撮像装置410の撮像面411も水平面から傾斜している。そして、放射線照射装置460に含まれる放射線源461は、撮像面411の法線上に位置する。例えば、撮像面411の中心と放射線源461とを結ぶ直線は、撮像面411と垂直に交わる。上記傾斜の大きさは、例えば10度である。
第2の実施形態の変形例によっても第2の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第1の実施形態において、第2の実施形態の変形例と同様に、磁場計測装置120の上面が水平面から傾斜し、撮像装置110の撮像面111も水平面(X-Y面)から傾斜し、放射線照射装置160に含まれる放射線源161が撮像面111の法線上に位置してもよい。
以上、好ましい実施の形態等について詳説したが、上述した実施の形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
100、400 生体磁気計測システム
110、410 撮像装置
111、411 撮像面
120 磁場計測装置
121 磁気センサ
130 校正器具
131 磁場発生体
132 吸収体
133 支持体
160、460 放射線照射装置
161、461 放射線源
180 制御装置
191 入力装置
192 サーバ
193 表示装置
281 放射線源制御部
282 相対位置取得部
283 磁場発生体位置取得部
284 吸収体位置計算部
285 吸収体像検出部
286 放射線源位置計算部
287 表示制御部
381 放射線源制御部
382 生体磁気情報取得部
383 校正部
384 重ね合わせ部
385 表示制御部
特開平5-277082号公報

Claims (13)

  1. 位置測定用部材に含まれる要素の位置情報を特定する第1の位置情報特定部と、
    放射線源が発する放射線によって生じる前記要素の像を取得する撮像部と、
    前記第1の位置情報特定部により特定された前記位置情報と、前記撮像部により取得された前記像とから、前記放射線源の位置情報を特定する第2の位置情報特定部と、
    を有し、
    前記位置測定用部材は、磁場発生体を含み、
    前記磁場発生体が発する磁場に基づき前記磁場発生体の位置情報を検出する検出部を有することを特徴とする放射線源位置推定システム。
  2. 前記要素は、前記放射線源が発する放射線を吸収する吸収体を含み、
    前記位置測定用部材は、前記要素を支持する支持体を含み、
    前記支持体は、前記吸収体よりも前記放射線を透過させることを特徴とする請求項1に記載の放射線源位置推定システム。
  3. 前記撮像部は、前記放射線源との間で前記要素を間に挟むように配置された撮像面を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の放射線源位置推定システム。
  4. 前記撮像部は、前記撮像面上の前記像を検出する像検出部を有することを特徴とする請求項に記載の放射線源位置推定システム。
  5. 前記要素の形状は球であり、
    前記像検出部は、円を検出する円検出部を有することを特徴とする請求項に記載の放射線源位置推定システム。
  6. 前記第1の位置情報特定部により特定された前記位置情報若しくは前記像又はこれらの両方を表示装置に表示させる表示制御部を有することを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線源位置推定システム。
  7. 前記表示制御部は、前記像を選択可能に前記表示装置に表示させることを特徴とする請求項に記載の放射線源位置推定システム。
  8. 前記放射線源は、X線源であることを特徴とする請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線源位置推定システム。
  9. 請求項1乃至のいずれか1項に記載の放射線源位置推定システムと、
    前記放射線源及び前記撮像部を用いた放射線撮像により得られた形態画像を、前記第2の位置情報特定部により特定された前記放射線源の位置に基づいて校正する校正部と、
    を有することを特徴とする校正システム。
  10. 請求項に記載の校正システムと、
    前記像を生じさせる放射線源と、
    を有し、
    前記位置測定用部材は、磁場発生体を含み、
    前記放射線源位置推定システムは、前記磁場発生体が発する磁場に基づき前記磁場発生体の位置情報を検出する磁場計測装置を含み、
    前記放射線源及び前記撮像部により被検体の放射線画像が取得され、
    前記磁場計測装置により前記被検体の生体磁気検出が行われることを特徴とする生体磁気計測システム。
  11. 前記放射線源は、前記被検体の水平方向に配置されることを特徴とする請求項1に記載の生体磁気計測システム。
  12. 前記放射線源は、前記被検体の鉛直上方に配置されることを特徴とする請求項1に記載の生体磁気計測システム。
  13. 前記校正部により校正された形態画像と前記磁場計測装置による前記被検体の生体磁気検出結果とを重ね合わせる重ね合わせ部とを有することを特徴とする請求項1乃至1のいずれか1項に記載の生体磁気計測システム。
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