JP2024024999A - 生体計測装置、生体計測システムおよび生体計測方法 - Google Patents

生体計測装置、生体計測システムおよび生体計測方法 Download PDF

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Akira Kinoshita
茂▲徳▼ 川端
Shigenori Kawabata
真弘 高田
Masahiro Takada
禎久 内城
Sadahisa Uchijo
文和 星
Fumikazu Hoshi
陽一郎 高橋
Yoichiro Takahashi
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Abstract

【課題】地面に垂直な方向における被検部位の位置情報を取得可能な生体計測装置、生体計測システムおよび生体計測方法を提供すること。【解決手段】本開示の一態様に係る生体計測装置は、被検体の生体磁気を検出する検出部と、前記被検体に放射線を照射する照射部と、放射線を受光する受光面を有し、前記照射部からの前記放射線に基づき前記被検体を撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影される標識部と、前記検出部による検出結果と前記撮影部による撮影結果とに基づき、生体情報を出力する処理部と、を備え、前記処理部は、前記検出部に対する前記標識部の位置を特定し、前記標識部と前記被検体の少なくとも一部は、前記照射部と前記受光面との間において、前記受光面の法線と交差する第1方向に並んで配置される。【選択図】図1

Description

本開示は、生体計測装置、生体計測システムおよび生体計測方法に関する。
従来、被検体の心臓や脊髄、末梢神経等を構成する細胞の興奮に伴う微弱電流によって生じる微弱な生体磁気を計測する装置等の生体計測装置が知られている。
上記の生体計測装置として、生体磁気の計測結果と被検体における器官の形態的な位置とを対応づけるために、被検体への放射線照射部と、被検体の生体磁気検出部と、被検体の検査対象を位置させる検査領域と生体磁気検出部との間に配置された非磁性の放射線感光体と、を備える構成が開示されている(例えば、特許文献1参照)。
しかしながら、特許文献1の装置では、器官等の被検部位の、地面に垂直な方向における位置情報を正確に取得できない。
本開示は、地面に垂直な方向における被検部位の位置情報を取得可能な生体計測装置、生体計測システムおよび生体計測方法を提供することを目的とする。
本開示の一態様に係る生体計測装置は、被検体の生体磁気を検出する検出部と、前記被検体に放射線を照射する照射部と、放射線を受光する受光面を有し、前記照射部からの前記放射線に基づき前記被検体を撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影される標識部と、前記検出部による検出結果と前記撮影部による撮影結果とに基づき、生体情報を出力する処理部と、を備え、前記処理部は、前記検出部に対する前記標識部の位置を特定し、前記標識部と前記被検体の少なくとも一部は、前記照射部と前記受光面との間において、前記受光面の法線と交差する第1方向に並んで配置される。
本開示によれば、地面に垂直な方向における被検部位の位置情報を取得可能な生体計測装置、生体計測システムおよび生体計測方法を提供できる。
第1実施形態に係る生体計測装置の構成例を示す側面図である。 図1と直交する方向から視た検出部周辺の側面図である。 図1の生体計測装置における保持部の一例を示す斜視図である。 図3における標識部を示す斜視図である。 変形例に係る標識部の一例を示す斜視図である。 図1の生体計測装置が有する処理部のハードウェア構成例の図である。 図6の処理部の機能構成例のブロック図である。 被検体がない場合における図1の生体計測装置の上面図である。 図8の生体計測装置における検出部周辺の側面図である。 図1の生体計測装置の動作例を示すフロー図である。 図1の生体計測装置における形態画像例を示す第1図である。 図1の生体計測装置における形態画像例を示す第2図である。 図1の生体計測装置の作用を説明する第1図である。 比較例を説明する図である。 図1の生体計測装置の作用を説明する第2図である。 図1の生体計測装置の作用を説明する第3図である。 第2実施形態に係る生体計測装置の構成例を示す側面図である。 図17と直交する方向から視た検出部周辺の側面図である。 標識部を移動させた後の図17の生体計測装置を示す図である。 第3実施形態に係る生体計測装置の構成例を示す側面図である。 図20と直交する方向から視た検出部周辺の側面図である。 第4実施形態に係る生体計測装置の構成例を示す側面図である。 図22と直交する方向から視た検出部周辺の側面図である。 図22の生体計測装置における形態画像例を示す図である。 第5実施形態に係る生体計測装置の構成例を示す側面図である。
本開示の実施形態に係る生体計測装置、生体計測システムおよび生体計測方法について図面を参照しながら詳細に説明する。但し、以下に示す形態は、本実施形態の技術思想を具現化するための生体計測装置、生体計測システムおよび生体計測方法を例示するものであって、以下に限定するものではない。また、実施形態に記載されている構成部の寸法、材質、形状、その相対的配置等は、特定的な記載がない限り、本開示の範囲をそれのみに限定する趣旨ではなく、単なる説明例にすぎない。また、以下の説明において、同一の名称、符号については同一もしくは同質の部材を示しており詳細説明を適宜省略する。
各図面において、方向を表すために、X軸、Y軸およびZ軸を有する直交座標を用いる。Z軸方向は上下方向を表す。Z軸の矢印が向く方向を+Z方向、+Z方向とは反対方向を-Z方向と表す。X軸方向およびY軸方向は、Z軸に直交する面内において直交する二方向を表す。X軸の矢印が向く方向を+X方向、+X方向とは反対方向を-X方向と表す。Y軸の矢印が向く方向を+Y方向、+Y方向とは反対方向を-Y方向と表す。+Y方向は、実施形態に係る生体計測装置が有する架台上に横たわる人(被検体)の頭上方向、すなわち人の身長方向において頭が位置する方向に対応する。また、本明細書において、上面視とは上方(+Z方向)から対象を視ることをいう。さらに、本明細書内で用いる「沿う」という表現は、「略平行である」と言い換えることもできる。「略平行」は±2°以下の平行からのずれは許容することを意味する。但し、これら方向表現は、説明の便宜のためのものであり、本開示の実施形態の方向を限定するものではない。
[第1実施形態]
<生体計測装置100の構成例>
図1および図2を参照して、第1実施形態に係る生体計測装置100の構成について説明する。図1および図2は、生体計測装置100の構成の一例を示す図であり、図1は+Y方向から視た生体計測装置100の側面図、図2は+X方向から視た検出部2周辺の側面図である。
生体計測装置100は、被検体Sが発する微弱な生体磁気を検出し、該生体磁気に基づいて、被検体Sの心臓や脊髄、末梢神経等を構成する細胞の興奮に伴う電流分布に関する情報を出力する。被検体Sは生体に対応する。本明細書では被検体Sは人である。図1および図2に示すように、生体計測装置100は、検出部2と、架台3と、支持部4と、照射部5と、撮影部6と、位置変更部7と、標識部13と、処理部8と、支持台9と、を有する。なお、架台3、支持部4、位置変更部7および支持台9は、実施形態に係る生体計測装置における必須の構成部ではない。
架台3は、被検体Sを載置する台である。架台3は、その上に被検体Sを載置する。架台3は、頭部用架台31と、胴部用架台32と、を含む。頭部用架台31は、人の頭部を載置する。胴部用架台32は、人の胴部を載置する。
検出部2は、被検体Sの生体磁気を検出する。検出部2は、検出した磁気に関する情報を処理部8に出力する。検出部2は、頭部用架台31と胴部用架台32との間に配置され、被検体Sの被検部位Uに向き合うように設けられる。
検出部2は、磁気センサ、センサ容器等含んで構成される。検出部2は、具体的には、QUID(Superconducting Quantum Interference Device:超伝導磁束量子干渉計)装置、磁気抵抗効果素子(MR(AMR、GMR、TMR等))、磁気インピーダンス素子(MI素子)、フラックス・ゲートセンサ、ホール素子、光ポンピング原子磁気センサ等である。検出部2がSQUID装置である場合には、SQUIDセンサが磁気センサに対応する。
磁気センサは、複数設けられる。検出部2がSQUID装置である場合には、磁気センサは、超伝導状態を実現するためのセンサ容器の内部において固定される。なお、SQUIDセンサ以外のセンサは、容器内に入れておかなくてもよく、例えば、個々のセンサの位置を動かして被検体に密着させるようにすることもできる。
センサ容器は、クライオスタットとも呼ばれ、被検体Sの被検部位に向き合う磁気検出面を有する。センサ容器は、真空断熱容器であることが好ましく、液体ヘリウムを内部に充填し、磁気センサを低温に保持して超伝導状態を実現する目的で使用される。
支持部4は、被検体Sの少なくとも一部を支持する。本明細書では、支持部4は、橋梁状の部材により構成され、被検体Sの頸椎近傍を載置することにより支持する。支持部4は、検出部2の表面形状にならった表面形状を有し、検出部2を覆うように設けられる。支持部4の形状は、検出部2の先端形状に合わせてもよい。本実施形態では、支持部4は、検出部2の+Z方向側の先端形状に合わせて曲面形状を有する。支持部4は、架台3に対して着脱可能であってもよいし、架台3に固定されてもよい。
照射部5は、被検体Sに放射線を照射する。照射部5は、架台3の+X方向側に配置され、架台3上に載置された被検体Sに放射線を照射する。放射線は、単純X線であることが好ましい。本実施形態では、照射部5は、単純X線を照射可能なX線光源である。
撮影部6は、放射線を受光する受光面60を有し、照射部5から照射された放射線に基づき被検体Sを撮影する。撮影部6は、被検体Sの被検部位Uを撮影可能な位置に、架台3および支持部4とは独立して設けられる。撮影部6は、被検体Sの被検部位Uを透過した放射線に基づき、被検部位Uの撮影画像を取得する。撮影画像はデジタル画像データである。撮影部6は、撮影画像に関する情報を処理部8に出力する。
撮影部6には、フラットパネルディテクタ、またはイメージングプレートを用いることができる。フラットパネルディテクタの変換方式には、直接変換方式、間接方式等がある。直接変換方式は、照射された放射線の線量に応じて検出素子としての受光面60で電荷を発生させ、この電荷を電気信号に変換するものである。間接方式は、シンチレータ等の受光面60により、照射された放射線を可視光等の他の波長の電磁波に変換した後、変換され照射された電磁波のエネルギーに応じて、フォトダイオード等の光電変換素子により電荷を発生させて電気信号に変換するものである。
上記のイメージングプレートは、輝尽性蛍光体粉末を塗布したフィルムを受光面60としてカセッテとよばれる筐体に収めたものである。被検体Sの被検部位Uを透過した放射線は、イメージングプレートに照射され、輝尽性を有する蛍光体に放射線のエネルギーが蓄えられる。その後、読取装置により、イメージングプレートに特定の波長のレーザ光を照射し、イメージングプレートによる照射レーザ光の反射光量または透過光量のどちらか一方を読み取ることによって、撮影画像が得られる。
位置変更部7は、架台3および支持部4を昇降させる昇降機構である。位置変更部7は、上下方向に進退可能な直動ステージ、該直動ステージを駆動させるモータ等の駆動部等を含んで構成される。位置変更部7は、架台3の全体を昇降させてもよいし、架台3の一部、例えば架台3の天板だけを昇降させてもよい。
標識部13は、実空間上の距離(単位はmm)と撮影部6により撮影される画像上の距離(単位は画素)との対応関係を特定するために使用される。生体計測装置100は、標識部13を用いて実空間上の距離と撮影部6による画像上の距離との対応関係を特定することにより、生体磁気の計測結果と被検体における器官の形態的な位置とを対応づけ可能にする。
標識部13は、磁場発生部を含む。本実施形態では、標識部13は、撮影部6により撮影可能であるとともに、検出部2により検出可能である。但し、標識部13は、磁場発生部を必ずしも含まなくてもよく、少なくとも撮影部6により撮影されればよい。標識部13は、保持部12内に保持される。保持部12は、支持部4の下方に設けられた装着部16に装着可能である。保持部12が装着部16に装着されることにより、標識部13は、支持部4と検出部2との間に配置される。標識部13が支持部4と検出部2との間に配置されることにより、検出部2は、支持部4により支持される被検体Sの被検部位Uと、標識部13と、を並行して検出可能になる。
図1に示すように、本実施形態では、標識部13と被検体Sの少なくとも一部は、照射部5と受光面60との間において、受光面60の法線と交差する第1方向V1に並んで配置される。例えば、第1方向V1は、受光面60の法線に直交する。
図1の例では、受光面60の法線はX軸に沿っている。第1方向V1はZ軸に沿っている。また、図2に示すように、本実施形態では、標識部13は、第1標識部131と第2標識部132とを含む。第1標識部131と第2標識部132は、第1方向V1および受光面60の法線の両方に交差する第2方向V2に並んで配置される。換言すると、第1標識部131と第2標識部132は、受光面60に沿う方向に並んでいる。図2の例では、第2方向V2は、Y軸に沿っている。なお、標識部13の数は2つに限らず、3つ以上であってもよい。
被検体Sの被検部位Uは、標識部13の上方に位置する。被検部位Uおよび標識部13のそれぞれは、少なくとも一部が仮想平面T内に含まれる。仮想平面Tは、撮影部6の受光面60に沿う仮想的な平面である。標識部13は、照射部5から照射された放射線に基づく撮影部6による撮影領域内に含まれるように、かつ支持部4と重ならないように配置される。
撮影部6は、標識部13が上記のように配置されることにより、被検部位Uと標識部13とが同じ撮影画像内に含まれるように撮影することができ、撮影画像を取得することができる。
処理部8は、検出部2による生体磁気の検出結果と撮影部6による撮影結果とに基づき、被検体Sが発生する電流分布に関する情報を出力する。この電流分布に関する情報は、生体情報の一例である。処理部8は、コンピュータ等により構築される。
本実施形態では、処理部8は、検出部2に対する標識部13の位置を特定する。また本実施形態では、処理部8は、撮影部6による撮影画像に基づき形態画像を生成し、生体磁気の検出結果と形態画像とを対応づけることができる。ここで、形態画像とは、被検部位Uの形態を表す情報を含む画像をいう。形態画像は、撮影部6による撮影画像に基づいて演算により生成された、仮想平面Tに含まれる被検部位Uにほぼ焦点が合った画像である。処理部8は、生成した形態画像を画像データ化し、外部の表示装置に形態画像を表示させたり、外部の情報処理装置に形態画像の画像データを送信したりして形態画像を出力する。なお、処理部8は、被検体Sが発生する電流分布に関する情報以外の情報、例えば生体磁気に関する情報を、生体情報として出力してもよい。
支持台9は、撮影部6を支持するとともに、処理部8を内部に収容する。なお、処理部8は、支持台9の外部に設けられてもよいし、支持台9に対して遠隔設置されてもよい。
<標識部の構成例>
図3~図5を参照して、実施形態に係る標識部の構成について説明する。図3は、保持部12の一例を示す斜視図である。図4は、図3における標識部13を示す斜視図である。図5は、変形例に係る標識部13aの一例を示す斜視図である。
図3に示すように、標識部13に含まれる第1標識部131および第2標識部132は、保持部12内に保持され、第2方向V2に並んでいる。なお、第1標識部131の構成と第2標識部132の構成は同じであるため、以下、第1標識部131を代表して説明する。
第1標識部131は、例えば、マーカーコイルと呼ばれるコイルのシールである。図4に示すように、第1標識部131は、磁場発生部14と、非磁性部15と、を含む。
磁場発生部14は、コイルを有し、電圧または電流が印加されることにより、微弱な磁場を発生する。磁場発生部14が磁場を発生することにより、検出部2が有する磁気センサは、第1標識部131を検出可能になる。そして、検出部2が有する位置演算部は、磁場発生部14による磁場の発生位置を算出することにより、磁気センサと第1標識部131との相対位置を算出できる。なお、磁気センサは検出部2に含まれるため、以下においては、磁気センサと標識部13との相対位置を、検出部2と標識部13との相対位置と表現する場合がある。
検出部2と第1標識部131との相対位置は、検出部2のセンサ座標系における第1標識部131の位置として算出される。検出部2のセンサ座標系とは、検出部2による検出結果の位置を表すために用いられる座標系をいう。センサ座標系における第1標識部131の位置は、磁場発生部14からの磁場を検出部2が検出することによって得られる。処理部8は、センサ座標系における第1標識部131の位置検出結果に基づき、検出部2に対する第1標識部131の位置を特定できる。標識部13が磁場発生部14を有することにより、処理部8は、検出部2に対する標識部13の位置を容易に特定できる。
但し、標識部13は、必ずしも磁場発生部14を有さなくてもよい。処理部8は、予め定められた検出部2に対する標識部13の位置に関する情報を取得することにより、検出部2に対する標識部13の位置を特定してもよい。検出部2に対する標識部13の位置に関する予め定められた情報は、例えば記憶装置に記憶される。処理部8は、記憶装置を参照して、この情報を取得できる。
非磁性部15は、磁場発生部14を収容する球体である。本実施形態では、非磁性部15は、非磁性を有するとともに、放射線不透過性を有する。放射線不透過性とは、放射線を透過させない性質をいう。第1標識部131が非磁性部15を有することにより、撮影部6は、コントラストが高く、ほぼ円形形状を有する標識部13の画像を取得できる。また非磁性部15が球体であることにより、撮影画像に基づく形態画像内での標識部13の中心位置が容易に特定可能になる。
以上のように、標識部13を撮影することにより、撮影画像に基づく形態画像内において、第1標識部131の中心または重心を容易に特定できる。この結果、上記検出部2のセンサ座標系において、第1標識部131の位置と被検部位Uの位置との対応づけが容易になり、生体磁気の検出結果と被検部位Uとの対応づけが容易になる。
実施形態に係る標識部は、変形例として、磁場発生部14と非磁性部15を分離して配置することもできる。図5に示すように、変形例に係る標識部13aは、磁場発生部14aと、非磁性部15aと、を有する。磁場発生部14aは、第1磁場発生部141と、第2磁場発生部142と、を有する。非磁性部15aは、第1非磁性部151と、第2非磁性部152と、を有する。
第1磁場発生部141、第1非磁性部151、第2磁場発生部142および第2非磁性部152は、第2方向V2にこの順で並んで配置される。保持部12において、第1磁場発生部141は第1非磁性部151の外側に配置され、第2磁場発生部142は第2非磁性部152の外側に配置される。第1磁場発生部141、第2磁場発生部142、第1非磁性部151および第2非磁性部152の相対的な位置関係は、予め定められている。
第1磁場発生部141および第2磁場発生部142それぞれの、上記検出部2のセンサ座標系における位置を求めることにより、第1非磁性部151および第2非磁性部152のセンサ座標系における位置を求めることができる。第1磁場発生部141および第2磁場発生部142と、第1非磁性部151および第2非磁性部152と、の相対位置は、接触式の三次元位置測定器等を使用して測定できる。
製造上の工夫により、生体計測装置100において保持部12を略同じ位置に再現性よく装着でき、かつ検出部2の内部にある磁気センサと保持部12との相対位置が予め特定されている場合には、標識部13aは、磁場発生部14aを備えなくてもよい。この場合には、予め定められた第1非磁性部151および第2非磁性部152の相対位置に基づき、形態画像における1画素に対応する実空間上の距離を算出し、該距離を用いて、生体磁気の検出結果と被検部位Uとを対応づけることができる。
生体計測装置100は、標識部13または標識部13aのどちらを用いても同じ作用効果を得ることができる。以下、標識部13を用いた場合を代表して説明する。
<処理部8の構成例>
(ハードウェア構成)
図6は、処理部8のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。処理部8は、CPU(Central Processing Unit)801と、ROM(Read Only Memory)802と、RAM(Random Access Memory)803と、I/Oポート804と、外部I/F(Interface)805と、を有する。これらは、システムバスBを介して相互に通信可能に接続している。なお、処理部8は、HDD(Hard Disk Drive)またはSSD(Solid State Drive)等のメモリをさらに備えてもよい。
CPU801は、各種の演算処理を含む制御処理を実行する。ROM802は、IPL(Initial Program Loader)等のCPU801の駆動に用いられるプログラムを記憶する。RAM803は、CPU801のワークエリアとして使用される。
I/Oポート804は、検出部2、照射部5、撮影部6、位置変更部7、磁場発生部14等と、処理部8と、を接続する入出力ポートである。I/Oポート804は、検出部2から磁気情報mを入力する。I/Oポート804は、照射部5に照射制御信号C1を出力する。I/Oポート804は、撮影部6から撮影画像Im1を入力する。I/Oポート804は、位置変更部7に位置制御信号C2を出力する。I/Oポート804は、磁場発生部14に磁場制御信号C3を出力する。
外部I/F805は、処理部8が生体計測装置100の外部装置と通信するためのインターフェースである。処理部8は、外部I/F805を介して外部のコンピュータ等と通信できる。また、外部I/F805は、生体計測装置100の操作者が生体計測装置100の操作部を用いて入力した生体計測装置100に対する操作入力を受け付けることもできる。
なお、CPU801により実現される機能の少なくとも一部は、電気回路または電子回路により実現されてもよい。
(機能構成)
図7は、処理部8の機能構成の一例を示すブロック図である。処理部8は、入力部81と、位置推定部82と、形態画像生成部83と、電流分布生成部84と、画像重畳部85と、照射制御部86と、位置制御部87と、磁場制御部88と、出力部89と、を有する。
入力部81および出力部89の各機能は、図6のI/Oポート804および外部I/F805の少なくとも1つにより実現される。位置推定部82、形態画像生成部83、電流分布生成部84、画像重畳部85、照射制御部86、位置制御部87および磁場制御部88の各機能は、図6のCPU801がROM802に記憶された所定のプログラムを実行することにより実現される。
位置推定部82は、検出部2による、磁場発生部14から発生された磁場の検出結果である磁気情報m1を、入力部81を介して入力する。位置推定部82は、入力した磁気情報m1に基づいて、検出部2のセンサ座標系における標識部13の位置を推定する。位置推定部82は、推定した標識部13の位置に関する位置情報Pを形態画像生成部83に出力する。
形態画像生成部83は、入力部81を介して撮影部6による撮影画像Im1を入力する。形態画像生成部83は、撮影画像Im1と、位置推定部82からの位置情報Pと、に基づき、形態画像Im2を演算により生成する。形態画像Im2には、被検部位Uに対応する画像領域と、標識部13に対応する画像領域と、が含まれる。形態画像Im2では、実空間上の距離(単位はmm)と画像上の距離(単位は画素)との対応関係が予め定められている。従って、形態画像Im2における距離情報から実空間上の距離情報を得ることができる。形態画像生成部83は、生成した形態画像Im2を画像重畳部85に出力する。
電流分布生成部84は、検出部2による生体磁気の検出結果である磁気情報m2に基づいて、電流分布に関する電流分布情報Dを生成する。電流分布生成部84は、生成した電流分布情報Dを画像重畳部85に出力する。
画像重畳部85は、電流分布生成部84からの電流分布情報Dと、形態画像Im2と、が重畳された重畳画像Siを生成する。重畳画像Siは、検出部2による生体磁気の検出結果と被検部位Uの形態画像とが対応づけられた情報である。画像重畳部85は、生成した重畳画像Siを、出力部89を介して出力する。例えば、出力部89は、重畳画像Siをディスプレイに表示させる。但し、これに限らず、出力部89は、重畳画像Siをその他の出力方法(例えば、メモリ出力、外部送信等)によって出力してもよい。
照射制御部86は、出力部89を介して照射制御信号C1を照射部5に出力することにより、照射部5の動作を制御する。
位置制御部87は、出力部89を介して位置制御信号C2を位置変更部7に出力することにより、位置変更部7の動作を制御する。
磁場制御部88は、出力部89を介して磁場制御信号C3を磁場発生部14に出力することにより、磁場発生部14の動作を制御する。
上記の処理部8の各機能は、一又は複数の処理回路によって実現することが可能である。ここで、本明細書における「処理回路」とは、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、上記した生体計測装置100の各機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)や従来の回路モジュール等のデバイスを含むものとする。
<標識部13の設置方法例>
図8および図9は、標識部13の設置方法の一例を説明する図である。図8および図9は、被検体Sがない場合の生体計測装置100を示す図であり、図8は上面図、図9は+X方向から視た生体計測装置100の検出部2周辺の側面図である。
図8および図9に示すように、まず、生体計測装置100の操作者(以下、単に操作者という)は、支持台9に撮影部6を設置する。その後、操作者は、標識部13における第1標識部131および第2標識部132を結ぶ直線が、撮影部6の受光面60と略平行となるように、生体計測装置100に標識部13を設置する。例えば、図9において、操作者は、+X方向から-X方向に保持部12を装着部16に挿入することにより、生体計測装置100に標識部13を設置する。
撮影部6および標識部13が設置された後、操作者は、第1標識部131および第2標識部132を結ぶ直線を支持部4の上方から視認できるように、直線状の印17を支持部4に付与する。印17の付与方法として、例えば被検体Sがいない状態において、操作者は、標識部13とは別の標識部である磁気マーカーを支持部4上に設ける。次に、操作者は、この磁気マーカーと標識部13の位置が上下方向(Z軸方向)以外において略等しくなるような位置を2箇所見つけ、印17としてこの2箇所を結ぶ直線を付与する。これにより支持部4に印17が付与される。なお、操作者が支持部4の上方から直接、標識部13を視認できるようにするためには、上記の印17を付与する以外に、支持部4に透明な素材を用いてもよい。
印17を支持部4に付与した後、図2に示したように、被検体Sの被検部位Uが印17に沿い、かつ被検部位Uが仮想平面T内に含まれるように、被検体Sが架台3に載置される。
標識部13は、照射部5と撮影部6の受光面60との間で、かつ受光面60と略平行な状態で配置されるという条件を満たせば、どの位置に配置されてもよい。例えば、図8に示した位置よりも照射部5に近い位置に標識部13を設置してもよい。この場合には、図9に示すように、保持部12を装着部16に装着させる際に、最も奥、すなわち装着部16における最も-X方向の位置まで挿入することなく、予め定められた途中の位置まで挿入すればよい。保持部12が途中の位置まで挿入されたか否かは、標識部13から出力される磁場の検出結果に応じて判定されてもよいし、定規等の計測器具を用いた位置の計測結果に応じて判定されてもよい。
<生体計測装置100の動作例>
図10は、生体計測装置100の動作の一例を示すフローチャートである。計測開始に先立ち、生体計測装置100では、図1に示した架台3および支持部4の上に被検体Sが載置される。より詳しくは、支持部4は検出部2に密着し、被検体Sの被検部位Uが仮想平面T内に含まれるように、被検部位Uが支持部4上に支持され、被検体Sにおける被検部位U以外の部位が架台3の支持部4以外の部分に載置される。その後、生体計測装置100は、生体計測装置100の操作者による計測開始の操作入力を、操作部を介して受け付けた際に、図10の動作を開始する。
まず、ステップS101において、生体計測装置100は、検出部2により被検体Sの生体磁気を検出する。なお、被検体Sの生体磁気は通常、刺激電極などによる電流の印加よって発生する磁気であり、電流の印加がないときは発生しない。被検体Sの生体磁気の検出が終わったら、刺激電極などによる電流の印加も終了する。
続いて、ステップS102において、生体計測装置100は、撮影部6により撮影を行うために、位置制御部87により位置変更部7の動作を制御することによって、架台3および支持部4を上昇させる。架台3および支持部4は、支持部4上に被検体Sの被検部位Uが支持され、被検体Sの被検部位U以外の部位が架台3の支持部4以外の部分に載置された状態で、一体に上昇する。検出部2と支持部4との間に間隙ができ、この間隙に装着部16に保持部12を装着可能な状態になった後、操作者により保持部12が装着部16に装着される。保持部12に含まれる第1標識部131および第2標識部132は、全て仮想平面Tに含まれるように配置された状態になる。
続いて、ステップS103において、生体計測装置100は、処理部8により、保持部12が装着部16に装着されたか否かを判定する。例えば、処理部8は、生体計測装置100の操作部を用いた操作者による操作入力に応じて、装着部16に装着されたか否かを判定できる。
ステップS103において、装着されていないと判定された場合には(ステップS103、NO)、生体計測装置100は、ステップS103の動作を再度行う。一方、ステップS103において、装着されたと判定された場合には(ステップS103、YES)、生体計測装置100は、ステップS104に動作を移行する。
続いて、ステップS104において、生体計測装置100は、磁場制御部88により磁場発生部14の動作を制御し、磁場を発生させる。
続いて、ステップS105において、生体計測装置100は、検出部2により、磁場発生部14からの磁場と、を含む磁気情報m1を検出する。
続いて、ステップS106において、生体計測装置100は、位置推定部82により、入力部81を介して処理部8に入力した磁気情報m1に基づいて、検出部2のセンサ座標系における標識部13の位置を推定する。
続いて、ステップS107において、生体計測装置100は、照射制御部86により照射部5を制御し、放射線を照射させる。
続いて、ステップS108において、生体計測装置100は、形態画像生成部83により、入力部81を介して処理部8に、撮影部6による撮影画像Im1を入力する。
続いてステップS109において、生体計測装置100は、形態画像生成部83により、撮影画像Im1に基づいて形態画像Im2を生成する。この形態画像Im2には、被検部位Uに対応する画像領域と、第1標識部131および第2標識部132と、が含まれている。
続いてステップS110において、生体計測装置100は、電流分布生成部84により、磁気情報m2に基づいて電流分布情報Dを生成する。
続いて、ステップS111において、生体計測装置100は、画像重畳部85により、電流分布情報Dと形態画像Im2とが重畳された重畳画像Siを生成する。
続いて、ステップS112において、生体計測装置100は、出力部89により、重畳画像Siを出力する。その後、保持部12が装着部16から取り外される。生体計測装置100は、保持部12が取り外された後、ステップS113において位置変更部7により、架台3および支持部4を一体に下降させる。なお、保持部12が装着部16から取り外される動作は、撮影画像Im1を取得後であれば、どのタイミングで行われてもよい。また、ステップS101はステップS113の後に行われてもよい。
このようにして、生体計測装置100は、検出部2による生体磁気の検出結果と被検部位Uの形態画像とを対応づけ、重畳画像Siを出力することができる。重畳画像Siでは、実空間上の距離と画像上での距離が対応付けられているため、重畳画像Siにおける画素数に基づき、実空間上の距離を算出可能となる。
<形態画像Im2の一例>
図11および図12は、生体計測装置100における形態画像Im2の一例を示す図である。図11は形態画像Im2を生体計測装置100の構成に対応づけて示した図である。図12は図11の形態画像Im2を抜き出して表示した図である。
図11および図12において、被検部位領域U'は被検部位Uに対応する画像領域を表す。支持部領域4'は支持部4に対応する画像領域を表す。第1標識部領域131'は第1標識部131に対応する画像領域を表す。第2標識部領域132'は第2標識部132に対応する画像領域を表す。なお、図11および図12では、形態画像Im2は、仮想平面T内の領域を撮影した画像であるため、形態画像Im2の符号に対して仮想平面Tの符号を括弧書きで併記している。この点は、以降で形態画像Im2の符号に対して仮想平面Tの符号を括弧書きで併記する場合においても同様である。
図11および図12において、第1標識部131および第2標識部132それぞれのセンサ座標系における位置情報(X,Y,Z)は、既に取得されているものとする。例えば、生体計測装置100において、形態画像Im2のみが取得された場合には、1画素当たりの実空間上の距離、および検出部2における磁気センサと被検部位Uとの位置関係が分からず、検出部2による検出結果と被検部位Uとの位置関係を求めることができない。これに対し、本実施形態では、形態画像Im2に第1標識部131および第2標識部132が含まれるようにする。これにより、撮影部6の受光面60と略平行で、かつ第1標識部131および第2標識部132を結んだ直線上に被検部位Uが位置する場合には、検出部2における磁気センサと被検部位Uとの位置関係を算出できる。この結果、検出部2と被検部位Uとの位置関係を求めることができる。
具体的には、処理部8は、検出部2のセンサ座標系における第1標識部131および第2標識部132それぞれの位置情報(X,Y,Z)に基づき、第1標識部131および第2標識部132を含めたセンサ座標系の座標軸を算出する。例えば、センサ座標系における第1標識部131の位置が(X,Y,Z)=(0mm,600mm,-1000mm)であり、センサ座標系における第2標識部132の位置が(X,Y,Z)=(0mm,400mm,-150mm)であると、図12のY軸およびZ軸を座標軸として算出できる。また、第1標識部131および第2標識部132の位置情報は、検出部2のセンサ座標系におけるものであるため、図12のY軸およびZ軸からなる座標系上において、検出部2が有する磁気センサの位置を特定することができる。形態画像Im2から被検部位Uの位置を特定することにより、第1標識部131および第2標識部132を用いて、被検部位Uと検出部2による検出結果とを対応づけることができる。もし、ここで第3標識部や第4標識部が存在する場合、被検部位Uに近い2点を選ぶことなどによって精度を向上させることも可能となる。
<被検部位Uおよび標識部13を仮想平面T上に配置することの作用効果>
図13は、生体計測装置100における被検部位Uおよび標識部13を仮想平面T上に配置することの作用を説明する図である。図14は比較例に係る特許6513798号公報に記載の生体計測装置をそのまま横向きにした生体計測装置100Xを示す図である。なお、生体計測装置100Xの構成部の符号には、説明の便宜のために、実施形態に係る生体計測装置100の構成部の符号を付している。
<標識部13と被検部位Uが第1方向V1に並んで配置されることの作用効果>
図13に示すように被検部位Uと標識部13を仮想平面T上に配置することにより、形態画像Im2から実空間上の距離を算出可能となる。具体的には、標識部13の第1標識部131および第2標識部132を結んだ直線に略平行となるように撮影部6の受光面60を設ける。第1標識部131および第2標識部132と被検部位Uとの位置関係は、図13に示すように、照射部5をZ軸方向に移動させ照射部5'としたとしても、第1標識部131および第2標識部132と被検部位Uとの距離が5d=5'dとなり等しい。またこれは、照射部5をY軸方向に移動させても同様である。照射部5をX軸方向に移動させると、移動量に応じて標識部13および被検部位Uの受光面60上での大きさは変化するが、標識部13と被検部位Uの位置関係は変化しない。そして、検出部2のセンサ座標系における第1標識部131および第2標識部132の位置は既知であるため、形態画像Im2を実空間上の大きさに縮小することが可能である。例えば図13において、照射部5を-X方向に移動すると、標識部13および被検部位Uの受光面60上での大きさは大きくなるため、形態画像Im2において、標識部13と被検部位Uとの間の画像領域に含まれる画素数は増加する。一方、同じ比率で第1標識部131と第2標識部132との間の画像領域に含まれる画素数も増加する。第1標識部131と第2標識部132との間の実空間上での距離は既知であるため、第1標識部131と第2標識部132との間の距離に基づき、形態画像Im2を実空間上の大きさに変換することができる。この結果、照射部5の位置情報を用いずに、検出部2が有する磁気センサから被検部位Uまでの距離を求めることができる。生体計測装置100は、標識部13が少なくとも2つの標識部を有し、該2つの標識部が、第2方向V2に並んで配置されることにより、上記の作用を得ることができる。
一方、図14に示すように、被検部位Uを含む仮想平面T内に標識部13が含まれない場合には、照射部5をZ軸方向およびY軸方向にそれぞれ移動させたとき、標識部13と被検部位Uの位置関係が変化する。第1標識部131および第2標識部132と被検部位Uとの位置関係は、図14に示すように、照射部5をZ軸方向に移動させ照射部5'とすると、第1標識部131および第2標識部132と被検部位Uとの距離が5d≠5'dとなり等しくはならない。このため、検出部2のセンサ座標系における標識部13の位置情報のみを用いて、被検部位Uの位置を求めることができなくなる。被検部位Uの位置を求めるには、照射部5の位置を予め定めておくか、または標識部13の数を増やす等して照射部5の位置を算出等しなければならず、生体計測装置100Xによる計測動作が複雑になる。
<被検部位Uと検出部2との間に標識部13を配置することの作用効果>
図15および図16は、被検部位Uと検出部2との間に標識部13を配置することの作用について説明する図である。
標識部13を用いて被検部位Uと検出部2との位置関係を求める場合、必ずしも検出部2と支持部4との間に標識部13を設置しなくてもよい。但し、被検部位Uと検出部2との位置関係を高精度に求める場合には、被検部位Uと検出部2との間に標識部13を配置することが好ましい。
図15は、被検部位Uと検出部2との間に標識部13を配置した場合における第1標識部131の位置推定誤差の影響を示している。図16は、標識部13を被検部位Uの上方に配置した場合における第1標識部131の位置推定誤差の影響を示している。
図15および図16に示すように、例えば、第1標識部131のZ軸方向における位置に対して推定誤差が生じた場合、仮想平面Tにおいて正しくは形態画像Im21のように推定されるべきところが、形態画像Im22のように推定される。この結果、被検部位Uの位置に仮想平面T内での面内回転誤差が生じ、検出部2と被検部位Uとの位置関係に誤差が生じる。
上記の面内回転誤差は、回転中心から被検部位Uまでの距離が短いほど実空間上における推定誤差は小さくなる。回転中心から被検部位Uまでの距離は、一般に被検部位Uと検出部2との間に標識部13を配置するほうが短くなる。生体計測装置100の被検部位Uが主に脊髄であり、かつ被検体Sが仰臥位状態で架台3に載置されるため、また標識部13と検出部2との間の距離が短いためである。
以上により、生体計測装置100は、地面に垂直な方向における被検部位Uの位置情報を取得することができる。
[第2実施形態]
図17~図19は、生体計測装置100aの構成の一例を示す図であり、図17は+Y方向から視た側面図、図18は+X方向から視た側面図、図19は標識部13を移動させた後の図17の生体計測装置100aを示す図である。
図17~図19に示すように、生体計測装置100aは、標識部13を移動可能に保持する移動機構20を有する。図17および図18に示すように、移動機構20は、生体計測装置100aにより計測を行う際には、標識部13を被検体Sの上方に配置する。移動機構20は、生体計測装置100aによる計測終了後には、図19に示すように、標識部13を被検体Sの上方から退避させる。
移動機構20は、仮想平面T内に含まれるように標識部13を配置することができれば、形状、機構構成、配置位置等に特段の制限はない。標識部13を被検部位Uの上方に配置すると、架台3を昇降させる必要がなくなるため、位置変更部7による架台3の上昇時に、被検部位Uを支持する支持部4が不要となる。また、保持部12も不要となるため、装着部16も不要となる。
移動機構20により標識部13を被検部位Uの上方に配置することにより、生体計測装置への標識部13の設置を容易にできる。また、標識部13の目視による視認を容易にすることができる。さらに、被検部位Uの位置情報(X,Y,Z)を算出するために必要な構成も簡素化することもできる。生体計測装置100aによる計測終了後に、移動機構20により標識部13を退避させることにより、被検体Sは、標識部13に阻害されないように架台3から乗り降りすることができる。
標識部13を含む仮想平面Tに被検部位Uが含まれるように被検体Sを架台3に載置させることに代え、移動機構20は、図17におけるX軸方向に標識部13を移動可能であってもよい。生体計測装置100aは、被検部位Uを特定した後、被検部位Uに合うように標識部13の位置および仮想平面Tの位置を決定してもよい。
[第3実施形態]
図20および図21は、第3実施形態に係る生体計測装置100bの構成の一例を示す図である。図20は+Y方向から視た側面図、図21は+X方向から視た側面図である。
図20および図21に示すように、生体計測装置100bは、トラッキングマーカー21と、カメラ22と、を有する。トラッキングマーカー21は、被検体Sの表面に配置される標識部の一例である。カメラ22は、被検体S上に配置されたトラッキングマーカー21を撮影する。カメラ22は、トラッキングマーカー21を撮影した画像を処理部8に出力する。処理部8は、トラッキングマーカー21の位置情報を演算により取得する。カメラ22による画像の結果からトラッキングマーカー21の座標が算出される。トラッキングマーカー21は標識部13の代替として機能する。カメラ22によるトラッキングマーカー21の画像が標識部13に対応する機能を有する。
本実施形態では、カメラ22は、2台のカメラを含むステレオカメラである。処理部8は、カメラ22の2台のカメラそれぞれにより撮影された画像に基づき、トラッキングマーカー21の三次元的な位置情報を取得できる。処理部8は、この位置情報と、検出部2による検出結果と、撮影部6による撮影結果と、に基づいて、被検体Sが発生する電流分布に関する情報を出力できる。なお、カメラ22は、ステレオカメラに限らず、単眼カメラであってもよい。
トラッキングマーカー21の位置情報は、検出部2のセンサ座標系における位置情報とは異なるため、別途キャリブレーションにより、トラッキングマーカー21の位置情報をセンサ座標系における位置情報に変換するための変換式を求めておく必要がある。例えば、キャリブレーション用トラッキングマーカー23をカメラ22により撮影可能な所定位置に設け、三次元位置測定器等を用いて、検出部2のセンサ座標系における位置情報を取得することができる。
トラッキングマーカー21の位置情報をセンサ座標系における位置情報に変換するための座標変換には、行列変換等を適用できる。一方、トラッキングマーカー21およびカメラ22の性質上、トラッキングマーカー21の位置を算出する場合において、標識部13のように数秒間等の所定時間、トラッキングマーカー21が同じ位置に停止している必要はなく、移動中のトラッキングマーカー21の位置情報をほぼリアルタイムに取得できる。このため、被検体Sの身体にトラッキングマーカー21を直接貼り付けても、被検体Sの呼吸等の影響をほぼ受けずにトラッキングマーカー21の位置情報を取得できる。
被検部位Uに近接させてトラッキングマーカー21を設置できるため、生体磁気の検出結果と形態画像Im2との対応づけを高精度に行うことができる。トラッキングマーカー21の位置情報を取得したタイミングで撮影部6による撮影を行うと、形態画像Im2におけるトラッキングマーカー21に対応する画像領域の取得と、カメラ22によるトラッキングマーカー21の位置情報の取得と、を同期させることができる。この結果、生体磁気の検出結果と形態画像Im2との対応づけの精度をさらに向上させることができる。
[第4実施形態]
図22および図23は、第4実施形態に係る生体計測装置100cの構成の一例を示す図であり、図22は+Y方向から視た側面図、図23は+X方向から視た側面図である。図24は、生体計測装置100cにおける形態画像Im2の一例を示す図である。
図22および図23に示すように、生体計測装置100cは、移動機構20cを有する。移動機構20cは、1つの標識部13および長尺標識部41を一体にして移動可能に保持する。長尺標識部41は、長さが既知であり、かつ検出部2のセンサ座標系における角度が既知である長尺の標識部である。図24に示すように、形態画像Im2では、長尺標識部41に対応する画像領域である長尺標識部領域41'が得られる。
本実施形態では、長尺標識部41の長手に対応する方向において、形態画像Im2に長尺標識部領域41'を構成する画素数に基づき、1画素の実空間上での長さを求める。これにより、形態画像Im2に含まれる複数の標識部13それぞれに対応する画像領域間の画素数を用いて、1画素の実空間上での長さを求める場合と比較して、標識部13の数を減らすことができ、標識部の設置や標識部に接続する配線を容易にすることができる。
[第5実施形態]
図25は、第5実施形態に係る生体計測装置100gの構成の一例を示す側面図である。図25に示すように、本実施形態では、架台3に横たわる被検体Sの上方に照射部5が配置され、被検体Sを挟んで照射部5の反対方向に撮影部6の受光面60が配置される。標識部13と被検部位Uは、鉛直方向に直交する仮想平面Tに含まれるように配置される。また、標識部13と被検体Sの少なくとも一部は、照射部5と受光面60との間において、受光面60の法線と交差する方向である第1方向V1に並んで配置される。この構成によっても、上述した第1実施形態と同じ作用効果が得られる。
以上、好ましい実施の形態について詳説したが、上述した実施の形態に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施の形態に種々の変形および置換を加えることができる。
実施形態は、上述した生体計測装置100~生体計測装置100gのいずれか1つを有する生体計測システムも含む。生体計測システムは、生体計測装置100~生体計測装置100gのいずれか1つの他、PC(Personal Computer)等の情報処理装置や、表示装置、記憶装置等を有してもよい。
本発明の態様は、例えば、以下のとおりである。
<1> 被検体の生体磁気を含む磁気を検出する検出部と、前記被検体に放射線を照射する照射部と、放射線を受光する受光面を有し、前記照射部からの前記放射線に基づき前記被検体を撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影される標識部と、前記検出部による検出結果と前記撮影部による撮影結果とに基づき、生体情報を出力する処理部と、を備え、前記処理部は、前記検出部に対する前記標識部の位置を特定し、前記標識部と前記被検体の少なくとも一部は、前記照射部と前記受光面との間において、前記受光面の法線と交差する第1方向に並んで配置される、生体計測装置である。
<2> 前記被検体の少なくとも一部を支持する支持部を有し、前記標識部は、前記支持部と前記検出部との間に配置される、前記<1>に記載の生体計測装置である。
<3> 前記標識部は、磁場発生部を含み、前記処理部は、前記磁場発生部からの磁場の前記検出部による検出結果に基づき、前記検出部に対する前記標識部の位置を特定する、前記<1>または前記<2>に記載の生体計測装置である。
<4> 前記標識部は、前記磁場発生部を収容する非磁性部をさらに含む、前記<3>に記載の生体計測装置である。
<5> 前記非磁性部は、中空の球体である、前記<4>に記載の生体計測装置である。
<6> 前記処理部は、予め定められた前記検出部に対する前記標識部の位置に関する情報を取得することにより、前記検出部に対する前記標識部の位置を特定する、前記<1>から前記<5>のいずれか1つに記載の生体計測装置である。
<7> 2つの前記標識部を有し、2つの前記標識部は、前記受光面の法線に沿う方向および前記第1方向の両方に交差する方向に並んで配置される、前記<1>から前記<6>のいずれか1つに記載の生体計測装置である。
<8> 前記標識部を移動可能に保持する移動機構を有し、前記移動機構は、前記生体計測装置により計測を行う際に、前記被検体の上方に前記標識部を配置し、前記生体計測装置による計測終了後に、前記被検体の上方から前記標識部を退避させる、前記<1>から前記<7>のいずれか1つに記載の生体計測装置である。
<9> 前記被検体上に配置された前記標識部を撮影するカメラを有し、前記処理部は、前記カメラによる前記標識部の画像にさらに基づいて、前記生体情報を出力する、前記<1>から前記<8>のいずれか1つに記載の生体計測装置である。
<10> 前記<1>から前記<10>のいずれか1つに記載の生体計測装置を有する、生体計測システムである。
<11> 生体計測装置による生体計測方法であって、生体計測装置が、検出部により、被検体の生体磁気を含む磁気を検出し、照射部により、前記被検体に放射線を照射し、放射線を受光する受光面を有する撮影部により、前記照射部からの前記放射線に基づき撮影し、処理部により、前記検出部による検出結果と前記撮影部による撮影結果とに基づき、生体情報を出力し、前記処理部は、前記撮影部により撮影される標識部の、前記検出部に対する位置を特定し、前記標識部と前記被検体は、前記照射部と前記受光面との間において、前記受光面の法線と交差する第1方向に並んで配置される、生体計測方法である。
2 検出部
3 架台
31 頭部用架台
32 胴部用架台
4 支持部
4' 支持部領域
5 照射部
6 撮影部
60 受光面
7 位置変更部
8 処理部
81 入力部
82 位置推定部
83 形態画像生成部
84 電流分布生成部
85 画像重畳部
86 照射制御部
87 位置制御部
88 磁場制御部
89 出力部
801 CPU
802 ROM
803 RAM
804 I/Oポート
805 外部I/F
9 支持台
12 保持部
13、13d 標識部
13' 標識部領域
131 第1標識部
131' 第1標識部領域
132 第2標識部
132' 第2標識部領域
133 第3標識部
133' 第3標識部領域
14 磁場発生部
141 第1磁場発生部
142 第2磁場発生部
15 非磁性部
151 第1非磁性部
152 第2非磁性部
16 装着部
17 印
20、20c 移動機構
21 トラッキングマーカー
22 カメラ
23 キャリブレーション用トラッキングマーカー
41 長尺標識部
41' 長尺標識部領域
100、100a~100g 生体計測装置
B システムバス
C1 照射制御信号
C2 位置制御信号
C3 磁場制御信号
D 電流分布情報
Im1 撮影画像
Im2 形態画像
m 磁気情報
P 位置情報
S 被検体
Si 重畳画像
T 仮想平面
U 被検部位
U' 被検部位領域
V1 第1方向
V2 第2方向
特許6513798号公報

Claims (11)

  1. 被検体の生体磁気を検出する検出部と、
    前記被検体に放射線を照射する照射部と、
    放射線を受光する受光面を有し、前記照射部からの前記放射線に基づき前記被検体を撮影する撮影部と、
    前記撮影部により撮影される標識部と、
    前記検出部による検出結果と前記撮影部による撮影結果とに基づき、生体情報を出力する処理部と、を備え、
    前記処理部は、前記検出部に対する前記標識部の位置を特定し、
    前記標識部と前記被検体の少なくとも一部は、前記照射部と前記受光面との間において、前記受光面の法線と交差する第1方向に並んで配置される、生体計測装置。
  2. 前記被検体の少なくとも一部を支持する支持部を有し、
    前記標識部は、前記支持部と前記検出部との間に配置される、請求項1に記載の生体計測装置。
  3. 前記標識部は、磁場発生部を含み、
    前記処理部は、前記磁場発生部からの磁場の前記検出部による検出結果に基づき、前記検出部に対する前記標識部の位置を特定する、請求項1または請求項2に記載の生体計測装置。
  4. 前記標識部は、前記磁場発生部を収容する非磁性部をさらに含む、請求項3に記載の生体計測装置。
  5. 前記非磁性部は、球体である、請求項4に記載の生体計測装置。
  6. 前記処理部は、予め定められた前記検出部に対する前記標識部の位置に関する情報を取得することにより、前記検出部に対する前記標識部の位置を特定する、請求項1または請求項2に記載の生体計測装置。
  7. 2つの前記標識部を有する、請求項1または請求項2に記載の生体計測装置。
  8. 前記標識部を移動可能に保持する移動機構を有し、
    前記移動機構は、前記生体計測装置により計測を行う際に、前記被検体の上方に前記標識部を配置し、前記生体計測装置による計測終了後に、前記被検体の上方から前記標識部を退避させる、請求項1または請求項2に記載の生体計測装置。
  9. 前記被検体上に配置された前記標識部を撮影するカメラを有し、
    前記処理部は、前記カメラによる前記標識部の画像にさらに基づいて、前記標識部の位置を特定する、請求項1または請求項2に記載の生体計測装置。
  10. 請求項1または請求項2に記載の生体計測装置を有する、生体計測システム。
  11. 生体計測装置による生体計測方法であって、生体計測装置が、
    検出部により、被検体の生体磁気を検出し、
    照射部により、前記被検体に放射線を照射し、
    放射線を受光する受光面を有する撮影部により、前記照射部からの前記放射線に基づき撮影し、
    処理部により、前記検出部による検出結果と前記撮影部による撮影結果とに基づき、生体情報を出力し、
    前記処理部は、前記撮影部により撮影される標識部の、前記検出部に対する位置を特定し、
    前記標識部と前記被検体は、前記照射部と前記受光面との間において、前記受光面の法線と交差する第1方向に並んで配置される、生体計測方法。
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