JP7357437B2 - 負圧式スプリンクラーを用いた消火システム - Google Patents
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(医療施設の消火システムの構成)
図1は、実施の形態1に従った医療施設の消火システムの模式図である。図1で示すように、医療施設の消火システム1は、医療施設の建物10に設けられる。建物10は、下層階である第一区画11と、上層階である第二区画12とを有する。第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。
第二区画12で火災が発生すると、火災による熱または煙を火災検知器301が検知する。検知された情報は火災検知器301からコンピューター302に送られる。コンピューター302はバルブ105を開くようにバルブ105に信号を与える。コンピューター302は水ポンプ106を駆動させるか、水ポンプ106の駆動力を増大させる。これにより、常態では水が存在せず負圧状態であった二次配管102内に水が充填される。
このように構成された医療施設の消火システム1では、第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。その結果、第一負圧ポンプ204が存在する第一区画11へ気体の硫黄化合物が流れ込むことを防止できる。その結果、第一負圧ポンプ204が硫黄化合物で汚染されることを抑制できる。これにより配管211および二次配管102内に硫黄化合物が入りこむことを防止し、配管211および二次配管102内での錆を抑制できる。
実施の形態2の医療施設の消火システム1では、負圧用配管201に常態で水が充填されており負圧状態に保たれている。その他の構成は、実施の形態1の医療施設の消火システム1と共通している。第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。
図2は、実施の形態3に従った医療施設の消火システムの模式図である。実施の形態3では、医療施設の消火システム1は、スプリンクラーヘッド103と、スプリンクラーヘッド103に水を供給するためのスプリンクラー用配管としての二次配管102とを有し、二次配管102が常態で負圧状態に維持されている負圧スプリンクラーシステム100と、スプリンクラー用配管に負圧を供給可能な負圧装置としての第一負圧ポンプ204とを備える。接続点212において、配管211と二次配管102とが接続されている。配管211は第一負圧ポンプ204に接続されている。第一負圧ポンプ204が配管211および二次配管102に負圧を供給することができる。第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。
図3は、実施の形態4に従った医療施設の消火システムの模式図である。実施の形態4では、医療施設の消火システム1は、スプリンクラーヘッド103と、スプリンクラーヘッド103に水を供給するためのスプリンクラー用配管としての二次配管102とを有し、スプリンクラー用配管としての二次配管102が常態で負圧状態に維持されている負圧スプリンクラーシステム100と、医療施設内で用いる負圧を供給するための負圧用配管201と、二次配管102と負圧用配管201に負圧を供給可能な第一および第二負圧装置としての第一負圧ポンプ204および第二負圧ポンプ214とを備える。第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。
図4は、実施の形態5に従った医療施設の消火システムの模式図である。実施の形態5では、医療施設の消火システム1は、スプリンクラーヘッド103と、スプリンクラーヘッド103に水を供給するためのスプリンクラー用配管としての二次配管102とを有し、スプリンクラー用配管としての二次配管102が常態で負圧状態に維持されている負圧スプリンクラーシステム100と、医療施設内で用いる負圧を供給するための負圧用配管201と、負圧用配管201に負圧を供給可能な第一負圧装置としての第一負圧ポンプ204と、二次配管102と負圧用配管201に負圧を供給可能な第二負圧装置としての第二負圧ポンプ214とを備える。第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。
図5は、実施の形態6に従った医療施設の消火システムの模式図である。実施の形態6では、医療施設の消火システム1は、スプリンクラーヘッド103と、スプリンクラーヘッド103に水を供給するためのスプリンクラー用配管としての二次配管102とを有し、二次配管102が常態で負圧状態に維持されている負圧スプリンクラーシステム100と、医療施設内で用いる負圧を供給するための負圧用配管201と、負圧用配管201に負圧を供給可能な第一負圧装置としての第一負圧ポンプ204と、二次配管102と負圧用配管201に負圧を供給可能な第二負圧装置としての第二負圧ポンプ214と、二次配管102に負圧を供給可能な第三負圧装置としての第三負圧ポンプ218とを備える。第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。
図6は、実施の形態7に従った医療施設の消火システムの模式図である。実施の形態7の建物の消火システム2はスプリンクラーヘッド103と、スプリンクラーヘッド103に水を供給するためのスプリンクラー用配管としての二次配管102とを有し、二次配管102が常態で負圧状態に維持されている負圧スプリンクラーシステム100と、建物内で用いる負圧を供給するための負圧用配管201と、二次配管102と負圧用配管201に負圧を供給するための負圧装置としての第一負圧ポンプ204とを備える。第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。
図7は、実施の形態8に従った建物の消火システムの模式図である。実施の形態8の建物の消火システム3において、建物10は原子力発電所であり、スプリンクラーヘッド103と、スプリンクラーヘッド103に水を供給するためのスプリンクラー用配管としての二次配管102とを有し、スプリンクラー用配管が常態で負圧状態に維持されている負圧スプリンクラーシステム100と、スプリンクラー用配管(二次配管102)に負圧を供給可能な負圧装置としての第一負圧ポンプ204とを備える。外部放射線量が所定値以上であれば、二次配管102内に常態で水が充填されておらず負圧状態に保たれていてもよい。第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。
図8は、実施の形態9に従った建物の消火システムの模式図である。実施の形態9に従った建物の消火システム4において、建物はアルカリ金属を扱う工場であり、スプリンクラーヘッド103と、スプリンクラーヘッド103に水を供給するためのスプリンクラー用配管としての二次配管102とを有し、二次配管102が常態で負圧状態に維持されている負圧スプリンクラーシステム100と、二次配管102に負圧を供給するための負圧装置としての第一負圧ポンプ204とを備える。アルカリ金属は、リチウム、ナトリウム、カリウム、ルビジウム、セシウム、フランシウムである。第二区画12には建物内で発生した廃棄物を貯留する廃棄物貯留室500が設けられる。第二区画12と別の階である第一区画11には廃棄物貯留室500は設けられない。
Claims (2)
- 原子力発電所内に設けられる負圧式スプリンクラーの配管と、
前記配管に負圧を供給する負圧装置と、
前記原子力発電所内の廃棄物を貯留する廃棄物貯留室を備え、
前記負圧装置と前記廃棄物貯留室とは別の階に設けられ、
前記負圧装置は負圧ポンプである、負圧式スプリンクラーを用いた消火システム。 - 常態で前記配管内の絶対圧力が0.05MPa以下である、請求項1に記載の負圧式スプリンクラーを用いた消火システム。
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