JP7357245B2 - 製氷機 - Google Patents

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Description

本発明は、製氷機に関する。
特許文献1には、貯水タンクに貯留された水を用いてオゾンを生成し、このオゾンを用いて貯水タンク内を洗浄する製氷機が記載されている。
特開2014-9833号公報
上述した製氷機においては、ホッパ内の氷を放出する放出口の周辺部に、氷が溶けた水が付着することにより汚れが発生するため、定期的に清掃作業が作業者によって行われている。しかしながら、放出口の周辺部の形状によっては、清掃しにくい場合がある。一方で、放出口の周辺部の清潔性を向上させたいとの要請がある。
本開示は、製氷機において、氷を放出する放出口の周辺部の清潔性を向上させることを目的とする。
前記目的を達成するために、本開示における製氷機は、氷を放出する放出口が形成された貯氷部と、放出口の周辺部に向けて、水を噴出するノズルと、放出口から放出された前記氷を第1の方向にガイドする第1ガイド部材と、前記ノズルから噴出された前記水を前記第1ガイド部材に向けて跳ね返す跳ね返し部材と、を備え、前記ノズルは、前記第1ガイド部材に向けて前記水を噴出する。
本開示の製氷機によれば、氷を放出する放出口の周辺部の清潔性を向上させることができる。
本開示の実施形態に係る製氷機の構成を示す概要図である。 図1に示す放出口の周辺部の縦断面図であり、放出口が閉鎖された状態を示している。 図1に示す放出口の周辺部の縦断面図であり、放出口が開放された状態を示している。 図2のIV-IV断面図である。 図4のV-V断面図である。 図1に示すノズルの上面図である。 図1に示すノズルの正面図である。 図6にVIII-VIII断面図である。
以下、本開示の製氷機の実施形態について、図面を参照しながら説明する。図1は、製氷機1の構成を示す概要図である。なお、本明細書においては説明の便宜上、図1における上側および下側をそれぞれ製氷機1の上方および下方とし、同じく左側および右側をそれぞれ製氷機1の前方および後方とし、同じく紙面奥側および紙面手前側をそれぞれ製氷機1の左方および右方として説明する。
製氷機1は、アイスディスペンサである。製氷機1は、図1に示すように、冷媒サイクル部10、製氷部20、水を貯留する貯水タンク30、オゾン水生成部40,ドレインパン50および制御装置60を備えている。
冷媒サイクル部10は、冷凍サイクルによって貯水タンク30から供給される水を冷却して、氷を製造するものである。冷媒サイクル部10は、圧縮機11、凝縮器12、膨張弁13、および、冷却器14(蒸発器)、並びに、製氷時に圧縮機11が駆動することにより、この順に冷媒が循環する冷媒配管15を備え、冷凍サイクルを構成するものである。冷却器14は、製氷部20の一部を構成する。
製氷部20は、氷を製造するものである。製氷部20は、冷却円筒21、冷却器14、オーガ22、駆動装置23、および、ホッパ24を備えている。ホッパ24は、「貯氷部」の一例である。
冷却円筒21は、ステンレスによって円筒状に形成されている。冷却円筒21の外周には、製氷時に冷媒が流れる管状の冷却器14が巻き付けられている。冷却円筒21の内側には、オーガ22(回転刃)が冷却円筒21と同軸に、かつ、冷却円筒21に対して相対的に回転可能に配置されている。
オーガ22の下端部は、下部軸受22aによって回転可能に支持されている。一方、オーガ22の上端部は、上部軸受22bによって回転可能に支持されている。駆動装置23は、オーガ22を回転させるものである。
ホッパ24は、冷却円筒21から導出された氷を貯留するものである。ホッパ24は、中空の箱状に形成されている。ホッパ24の底面には、冷却円筒21の上端が接続されている。また、ホッパ24の底部において、上部軸受22bが保持されている。この上部軸受22bには、冷却円筒21の内側とホッパ24の内側とを接続し、通過する氷を圧縮する通路(不図示)が設けられている。
また、ホッパ24には、ホッパ24に貯留された氷を放出する放出口24aが形成されている。放出口24aの周辺部については後述する。
冷却円筒21の内側に貯水タンク30に貯留された水が供給されて、冷却器14によって冷却されることにより、冷却円筒21の内周面に氷が生成される。この氷が、回転駆動するオーガ22によって削り取られるとともに、下方から上方に向けて移送される。さらに、この氷が上部軸受22bの通路を通過するときに圧縮されることにより、氷片が生成される。この氷片がホッパ24内に導出されて貯留される。
貯水タンク30は、給水部31、タンク部32、および、フロートスイッチ33を備えている。給水部31とタンク部32とは一体的に形成されている。
給水部31は、タンク部32に水を供給するものである。給水部31は、タンク部32の上側にて、中空の箱状に形成されている。給水部31の上壁には、第1配管51の第1端が接続されている。第1配管51の第2端は、給水栓51aを介して、水道管(不図示)が接続されている。第1配管51には、ノーマルクローズ型の第1電磁弁51bが配置されている。
第1電磁弁51bが通電されることにより開状態になった場合、水道管の水が第1配管51を介して給水部31内に供給される。第1電磁弁51bの通電状態は、制御装置60によって制御される。
また、給水部31の右側部には、給水部31の内外を連通させる開口部31aが形成されている。また、給水部31の右側部には、開口部31aと連通する第2配管52の第1端が接続されている。第2配管52の第2端は、後述する第5配管55に接続されている。また、給水部31の底壁には、給水部31内に供給された水をタンク部32に導出する導出部31bが形成されている。
タンク部32は、給水部31から供給された水を貯留するものである。タンク部32は中空の箱状に形成され、第1貯留部32aおよび第2貯留部32bが、後述する第1堰部32a1によって仕切られて左右方向に並べて形成されている。
第1貯留部32aは、給水部31の下側に配置され、給水部31から導出された水を貯留するものである。第1貯留部32a側の上壁に、給水部31の導出部31bが配置されている。第1貯留部32aと第2貯留部32bとの間の側壁には、第1堰部32a1が形成されている。第1貯留部32aの水位が第1堰部32a1の高さより高くなった場合、第1貯留部32aに貯留された水が第1堰部32a1を乗り越えて第2貯留部32bに導出される。
第2貯留部32bは、第1貯留部32aから導出された水を貯留するものである。第2貯留部32bの底壁には、第3配管53の第1端が接続されている。第3配管53の第2端は、貯水タンク30および冷却器14よりも下方にて冷却円筒21に接続されている。
また、冷却円筒21には、第4配管54の第1端が、第3配管53の第2端と対向する位置に接続されている。第4配管54の第2端は、ドレインパン50に向けて開口する。第4配管54には、ノーマルクローズ型の第2電磁弁54aが配置されている。
第2電磁弁54aが通電されることにより開状態になった場合、第2貯留部32bに貯められた水が、第3配管53、冷却円筒21および第4配管54を介して、ドレインパン50に排出される。一方、第2電磁弁54aが閉状態である場合、第3配管53を介して第2貯留部32bと冷却円筒21とが接続されているため、第2貯留部32bの水位と、冷却円筒21の水位とが同じとなる。第2電磁弁54aの通電状態は、制御装置60によって制御される。
また、第2貯留部32bには、第2堰部32b1および排水部32b2が設けられている。第2堰部32b1の高さは、第1堰部32a1の高さより低く形成されている。排水部32b2は、第2堰部32b1の高さにて上方に向けて開口する開口部である。排水部32b2には、第5配管55の第1端が接続されている。第5配管55の第2端は、ドレインパン50に向けて開口する。
第2貯留部32bの水位が、第2堰部32b1の高さよりも高くなった場合、第2貯留部32bに貯められた水が第2堰部32b1を乗り越えて排水部32b2から流出する。排水部32b2から流出した水は、第5配管55を介して、ドレインパン50に導出される。
また、第5配管55には、第6配管56の第1端が接続されている。第6配管56の第2端は、ホッパ24の底部に接続されている。ホッパ24に貯められた氷が溶けることにより生じた水は、第6配管56および第5配管55を介してドレインパン50に導出される。
フロートスイッチ33は、第2貯留部32bの水位を検出するものである。フロートスイッチ33によって検出された水位(以下、検出水位と記載する。)は、制御装置60に出力される。検出水位が第2堰部32b1の高さより低く、予め定められた水位である第1水位以下である場合、制御装置60は、第1電磁弁51bに通電する。これにより、第1電磁弁51bが開状態になるため、給水部31および第1貯留部32aを介して第2貯留部32bに水が供給される。
第2貯留部32bに水が供給されることによって、検出水位が、予め定められた水位である第2水位以上となった場合、制御装置60は、第1電磁弁51bを非通電にする。これにより、第1電磁弁51bが閉状態となるため、給水部31への給水が停止する。第2水位は、第1水位より高く、かつ第2堰部32b1の高さより低い水位に設定されている。製氷時においては、第2貯留部32bの水位が第1水位と第2水位との間となるように制御される。
オゾン水生成部40は、第1貯留部32aに貯留された水を用いてオゾン水を生成するものである。オゾン水生成部40は、供給管41、ポンプ42、オゾン水生成装置43および第3電磁弁44を備えている。
供給管41は、第1貯留部32aの底部と第2貯留部32bとの上壁とを接続する配管である。供給管41は、第1貯留部32aに貯留された水を第2貯留部32bに供給する。供給管41には、第1貯留部32aから第2貯留部32bに向けて、ポンプ42、オゾン水生成装置43、配管継手41a、および、第3電磁弁44がこの順に配置されている。
ポンプ42は、第1貯留部32aから第2貯留部32bに向けて水を送出するものである。ポンプ42は、制御装置60によって制御される。
オゾン水生成装置43は、通電されることにより、供給された水を電気分解してオゾン水を生成し、オゾン水を導出するものである。ポンプ42が駆動されることによって第1貯留部32aから供給される水をオゾン水生成装置43が電気分解してオゾン水を導出する。
オゾン水生成装置43によって生成されるオゾン水の濃度は、水の流量(単位時間当たりの流量)および通電量(単位時間当たりの通電量)によって制御される。流量は、ポンプ42の駆動量によって制御される。通電量は、制御装置60によって制御される。オゾン水生成装置43から供給管41を介して第2貯留部32bに供給されたオゾン水は、第2貯留部32bにて貯留される。
配管継手41aは、オゾン水生成装置43から導出されたオゾン水を、供給管41の第2貯留部32b側および第7配管57へ導出するものである。第7配管57は、配管継手41aとノズル70とを接続し、配管継手41aから導出されたオゾン水をノズル70に供給するものである。ノズル70の詳細は後述する。
第3電磁弁44は、ノーマルクローズ型の電磁弁である。第3電磁弁44が通電されることにより開状態である場合、ポンプ42が駆動することにより、オゾン水生成装置43にて生成されたオゾン水が供給管41を介して第2貯留部32bへ導出される。またこの場合、ポンプ42が駆動したときにおいても、オゾン水が第7配管57に導出されることが抑制されるように、配管継手41aの流路抵抗が設定されている。
第3電磁弁44が非通電であることにより閉状態である場合、第3電磁弁44から第2貯留部32bへのオゾン水の導出が規制される。またこの場合、ポンプ42が駆動することにより、オゾン水生成装置43にて生成されたオゾン水が第7配管57へ導出される。
ドレインパン50は、排水を受け止めて、外部に排出するものである。
制御装置60は、製氷機1を統括制御するものである。
次に、放出口24aの周辺部について図2乃至図5を用いて説明する。放出口24aの周辺部には、落下ガイド24b、シャッタ25、シャッタ駆動部25a、および、シュータ26が配置されている。落下ガイド24bは、「第1ガイド部材」の一例である。シュータ26は、「第2ガイド部材」の一例である。
落下ガイド24bは、放出口24aから放出された氷を、第1の方向D1にガイドするものである。第1の方向D1は、後方から前方に向かうにしたがって、上方から下方に向かう方向である(図3)。落下ガイド24bは、放出口24aから第1の方向D1に延びるように形成されている。
また、落下ガイド24bは、底板24b1と、底板24b1の左右にそれぞれ形成された側壁24b2とが一体となって形成されている。すなわち、落下ガイド24bは、前後方向に直交する切断面がU字状となるように形成されている。落下ガイド24bは、貫通穴24b3および凹部24b4が形成されている。
貫通穴24b3は、落下ガイド24bの底板24b1にて上下方向に貫通する穴である。
凹部24b4は、落下ガイド24bの下端部において、下端から後方に向かって弧状に凹むように形成された部位である(図4および図5)。
シャッタ25は、ホッパ24の放出口24aを開閉するものである。シャッタ25が閉位置P1に位置することによって放出口24aが閉鎖されたとき(図2)、ホッパ24に貯留された氷の放出が規制される。一方、シャッタ25が開位置P2に位置することによって放出口24aが開放されたとき(図3)、ホッパ24に貯留された氷が放出口24aから放出される。
シャッタ駆動部25aは、シャッタ25を閉位置P1と開位置P2との間にて変位させるものである。シャッタ駆動部25aは、ソレノイド25a1およびリンク機構によって構成されるリンク機構部25a2を備えている。ソレノイド25a1が非通電状態である場合、シャッタ25が閉位置P1に位置する。ソレノイド25a1が通電された場合、ソレノイド25a1の駆動に応じてリンク機構部25a2が動作して、シャッタ25が開位置P2に位置する。
また、リンク機構部25a2は、板状に形成された板部材25a3を有している。板部材25a3は、シャッタ25が閉位置P1に位置する場合に落下ガイド24bの上方にて、落下ガイド24bに対向する対向面S1を有している。対向面S1は、具体的には、落下ガイド24bにおける底板24b1の上側面S2aに対向し、貫通穴24b3の直上に位置する(図2および図4)。
板部材25a3は、シャッタ25が閉位置P1に位置する場合に、後述するノズル70から噴出された水が対向面S1に当たったとき、その水を、落下ガイド24bの上側面S2aに向けて跳ね返すように形成されている。板部材25a3は、「跳ね返し部材」の一例である。上側面S2aは、「第2板面」の一例である。
シュータ26は、落下ガイド24bによって第1の方向D1にガイドされた氷を、第2の方向D2にガイドする筒状のものである。第2の方向D2は、上方から下方に上下方向に沿って向かう方向である(図3)。シュータ26の内側に、落下ガイド24bが配置される。
シャッタ駆動部25aが作動して、シャッタ25が閉位置P1から開位置P2に変位した場合(図3)、放出口24aが開放され、ホッパ内の氷が放出される。放出口24aから放出した氷は、落下ガイド24bの底面を第1の方向D1に滑り落ちて、シュータ26に導出される。シュータ26に導出された氷は、第2の方向D2にガイドされ、シュータ26の下端から放出される。
次に、ノズル70の詳細について、図2乃至図8を用いて説明する。ノズル70は、放出口24aの周辺部に向けて、オゾン水を噴出するものである。
ノズル70は、噴出部71、および、噴出部71と第7配管57とを接続する接続管72を備えている。噴出部71は、接続管72を介して第7配管57からオゾン水が供給され、オゾン水を放出口24aの周辺部に向けて噴出する。噴出部71は、具体的には、落下ガイド24bおよびシュータ26の内周面に向けてオゾン水を噴出する。
噴出部71は、シュータ26の内側にて、落下ガイド24bの底板24b1の下側面S2b側に配置されている(図2乃至図5)。噴出部71は、具体的には、落下ガイド24bの貫通穴24b3より下方、かつ、落下ガイド24bの凹部24b4より後方に配置されている。下側面S2bは、「第1板面」の一例である。
噴出部71は、中空の円柱状に形成されている(図6乃至図8)。噴出部71の底壁に接続管72の一端が接続されている。噴出部71には、6つの噴出穴71a~71fが形成されている。
第1~3の噴出穴71a~71cは、噴出部71の上壁に形成され、落下ガイド24bに向けてオゾン水を噴出する。第1~3の噴出穴71a~71cは、具体的には、上方に向けて上下方向に沿ってオゾン水を噴出する(矢印W1)。第1の噴出穴71aは、噴出したオゾン水が落下ガイド24bの貫通穴24b3を通るように配置されている。すなわち、第1の噴出穴71aは、貫通穴24b3の直下に配置されている(図5)。
第2~3の噴出穴71b,71cは、噴出したオゾン水が落下ガイド24bの下側面S2bに当たるように配置されている。第2~3の噴出穴71b,71cは、具体的には、第1の噴出穴71aを含む直線上に、左右方向に並べて配置されている(図6)。
第4~6の噴出穴71d~71fは、噴出部71の周側壁に形成され、シュータ26の内周面に向けてオゾン水を噴出する(図2乃至図5、図7及び図8)。第4の噴出穴71dは、周側壁の前側部に形成され、シュータ26の内周面の前側に当たるように、前方に向けて上下方向に直交する面に沿ってオゾン水を噴出する(矢印W2a)。
第5の噴出穴71eは、周側壁において第4の噴出穴71dより左方に形成され、シュータ26の内周面の左側に当たるように、左前方に向けて上下方向に直交する面に沿ってオゾン水を噴出する(矢印W2b)。第6の噴出穴71fは、周側壁において第4の噴出穴71dより右方に形成され、シュータ26の内周面の右側に当たるように、右前方に向けて上下方向に直交する面に沿ってオゾン水を噴出する(矢印W2c)。このように、ノズル70は、オゾン水を複数の方向に向けて噴出する。
次に、放出口24aの周辺部に向けてノズル70がオゾン水を噴出する場合における製氷機1の動作およびオゾン水の流れについて説明する。この場合、シャッタ25が閉位置P1に位置し、板部材25a3の対向面S1が落下ガイド24bに対向している。
ノズル70がオゾン水を噴出する場合、はじめに、制御装置60は、第1電磁弁51bを開状態にする。これにより、給水栓51aから第1配管51を介して給水部31に給水され、第1貯留部32aに水が貯留される。
続けて、制御装置60は、第3電磁弁44を閉状態にしたままポンプ42を駆動する。これにより、第1貯留部32aに貯留された水が、供給管41、オゾン水生成装置43および配管継手41aを介して、第7配管57ひいてはノズル70に供給される。
さらに、制御装置60は、オゾン水生成装置43に通電する。このとき、制御装置60は、オゾン水のオゾン濃度が所定濃度となるようにポンプ42およびオゾン水生成装置43を制御する。所定濃度は、オゾン水によって放出口24aの周辺部を十分に除菌できる濃度に設定されている。
これらにより、オゾン水生成装置43にて生成されたオゾン水が、ノズル70に供給される。ノズル70は、供給されたオゾン水を放出口24aの周辺部に噴出する。
第1の噴出穴71aから矢印W1の方向に噴出されたオゾン水は、貫通穴24b3を通って板部材25a3の対向面S1に当たり(図2および図4)、落下ガイド24bの底板24b1の上側面S2aに向けて跳ね返される。跳ね返されたオゾン水は、落下ガイド24bの上側面S2aや側壁24b2に当たり、落下ガイド24bの外表面に沿って下方に向けて流れる。
また、第2~3の噴出穴71b,71cから矢印W1の方向に噴出されたオゾン水は、落下ガイド24bの下側面S2bに当たり、落下ガイド24bの外表面に沿って下方に向けて流れる。
落下ガイド24bの外表面を流れて落下ガイド24bの下端まで到達したオゾン水は、落下ガイド24bから落下して、シュータ26を通って排出される。
このように、第1~3の噴出穴71a~71cから噴出されたオゾン水が落下ガイド24bの外表面を流れることにより、落下ガイド24bが洗浄される。また、第1の噴出穴71aから噴出されたオゾン水が貫通穴24b3を通って板部材25a3の対向面S1に当たることにより、対向面S1およびその周辺が洗浄される。
第4の噴出穴71dから矢印W2aの方向に噴出されたオゾン水は、シュータ26の内周面の前側に当たる(図2及び図5)。第5の噴出穴71eから矢印W2bの方向に噴出されたオゾン水は、シュータ26の内周面の左側に当たる(図4及び図5)。第6の噴出穴71fから矢印W2cの方向に噴出されたオゾン水は、シュータ26の内周面の右側に当たる(図4及び図5)。
シュータ26の内周面に当たったオゾン水は、シュータ26の内周面に沿って下方に流れ、シュータ26の下端から排出される。
このように、第4~6の噴出穴71d~71fから噴出されたオゾン水がシュータ26の内周面を流れることにより、シュータ26の内周面が洗浄される。
また、板部材25a3の対向面S1、落下ガイド24bの上側面S2aおよび下側面S2b、並びに、シュータ26の内周面に当たったオゾン水の一部が飛び散って、その飛沫が落下ガイド24bの外表面の全体およびシュータ26の内周面の全体に行き届く。よって、落下ガイド24bの外表面およびシュータ26の内周面の全体、並びに、板部材25a3の対向面S1がオゾン水によって洗浄される。
制御装置60は、第1電磁弁51bを開状態にした時点から所定時間(例えば30秒間)が経過した時点で、オゾン水生成装置43およびポンプ42への通電を停止して、第1電磁弁51bを閉状態にする。これにより、放出口24aの周辺部の洗浄が終了する。
上述した実施形態によれば、製氷機1は、氷を放出する放出口24aが形成されたホッパと、放出口24aの周辺部に向けて、水を噴出するノズル70と、を備える。
これによれば、ノズル70から噴出される水によって、放出口24aの周辺部を洗浄することができる。よって、氷を放出する放出口24aの周辺部の清潔性を向上させることができる。
また、製氷機1は、放出口24aから放出された氷を第1の方向D1にガイドする落下ガイド24bをさらに備えている。ノズル70は、落下ガイド24bに向けて水を噴出する。
これによれば、ノズル70から噴出される水を、落下ガイド24bに直接当てて洗浄することができる。よって、放出口24aの周辺部の清潔性をより向上させることができる。
また、製氷機1は、ノズル70から噴出された水を落下ガイド24bに向けて跳ね返す板部材25a3をさらに備える。
これによれば、板部材25a3によって跳ね返された水は、ノズル70から噴出された水の方向とは異なる方向から、落下ガイド24bに当たる。よって、オゾン水が落下ガイド24bに当たる範囲を広げることができる。
また、落下ガイド24bは、貫通穴24b3を有する板状に形成されている。ノズル70は、落下ガイド24bの底板24b1の下側面S2b側に、ノズル70から噴出した水が貫通穴24b3を通るように配置されている。板部材25a3は、貫通穴24b3を通った水を、落下ガイド24bの底板24b1の下側面S2bとは反対側の底板24b1の上側面S2aに向けて跳ね返す。
これによれば、板状の落下ガイド24bにおいて、上側面S2aおよび下側面S2bがノズル70から噴出された水によって洗浄される。よって、落下ガイド24bをより効率よく洗浄することができる。
また、製氷機1は、落下ガイド24bによって第1の方向D1にガイドされた氷を、第2の方向D2にガイドする筒状のシュータ26をさらに備えている。ノズル70は、シュータ26の内周面に向けて水を噴出する。
これによれば、ノズル70から噴出される水を、シュータ26に直接当てて洗浄することができる。よって、放出口24aの周辺部の清潔性をより向上させることができる。
また、ノズル70は、水を複数の方向に向けて噴出する。
これによれば、ノズル70から噴出された水によって放出口24aの周辺部を広範囲に洗浄することができる。
また、水は、オゾン水である。
したがって、放出口24aの周辺部の清潔性を、さらに向上させることができる。
以上、一つまたは複数の態様に係る製氷機について、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、この実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を本実施の形態に施したものや、異なる実施の形態における構成要素を組み合わせて構築される形態も、一つまたは複数の態様の範囲内に含まれてもよい。
上述した実施形態では、ノズル70がオゾン水を噴出しているが、これに代えて、水を噴出してもよい。この場合、オゾン水生成装置43を非通電にしてノズル70に水を供給する。
上述した実施形態では、落下ガイド24bに対向する対向面S1は板部材25a3が有しているが、シャッタ25が対向面S13を備えてもよい。例えば、図3に示すように、シャッタ25が開位置P2に位置する場合に対向面S13が落下ガイド24bに対向する。この場合、シャッタ25が開位置P2に位置するときに、ノズル70の第1の噴出穴71aからオゾン水が噴出され、シャッタ25の対向面S13にてオゾン水が跳ね返される。また、この場合、放出口24aが開放されているため、シャッタ25の対向面S13に当たったオゾン水の一部が飛び散ってホッパ24内に流入する。これにより、ホッパ24内における放出口24aの周辺部および対向面S13が洗浄される。
また、本開示の要旨を逸脱しない範囲において、放出口24aの周辺部の構成、シュータ26、落下ガイド24bおよびノズル70の形状、並びに、ノズル70から噴出される水の方向を変更してもよく、ノズル70に設けられる噴出穴の個数あるいは大きさを変更してもよい。
本発明は、製氷機に広く利用可能である。
1 製氷機
10 冷媒サイクル部
20 製氷部
24 ホッパ(貯氷部)
24a 放出口
24b 落下ガイド(第1ガイド部材)
24b3 貫通穴
25 シャッタ
25a シャッタ駆動部
25a3 板部材(跳ね返し部材)
26 シュータ(第2ガイド部材)
30 貯水タンク
40 オゾン水生成部
50 ドレインパン
60 制御装置
70 ノズル
D1 第1の方向
D2 第2の方向
S1 対向面
S2a 上側面(第2板面)
S2b 下側面(第1板面)

Claims (5)

  1. 氷を放出する放出口が形成された貯氷部と、
    前記放出口の周辺部に向けて、水を噴出するノズルと、
    前記放出口から放出された前記氷を第1の方向にガイドする第1ガイド部材と、
    前記ノズルから噴出された前記水を前記第1ガイド部材に向けて跳ね返す跳ね返し部材と、を備え
    前記ノズルは、前記第1ガイド部材に向けて前記水を噴出する製氷機。
  2. 前記第1ガイド部材は、貫通穴を有する板状に形成され、
    前記ノズルは、前記第1ガイド部材の第1板面側に、前記ノズルから噴出した前記水が前記貫通穴を通るように配置され、
    前記跳ね返し部材は、前記貫通穴を通った前記水を、前記第1ガイド部材の前記第1板面とは反対側の第2板面に向けて跳ね返す、請求項に記載の製氷機。
  3. 氷を放出する放出口が形成された貯氷部と、
    前記放出口の周辺部に向けて、水を噴出するノズルと、
    前記放出口から放出された前記氷を第1の方向にガイドする第1ガイド部材と、
    前記第1ガイド部材によって前記第1の方向にガイドされた前記氷を、第2の方向にガイドする筒状の第2ガイド部材と、を備え、
    前記ノズルは、前記第1ガイド部材に向けて前記水を噴出し、前記第2ガイド部材の内周面に向けて前記水を噴出する、製氷機。
  4. 前記ノズルは、前記水を複数の方向に向けて噴出する、請求項1からの何れか1項に記載の製氷機。
  5. 前記水は、オゾン水である、請求項1からの何れか1項に記載の製氷機。
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