JP7357100B1 - 火格子および火格子の運転方法 - Google Patents
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Abstract
Description
特許文献1には、可動火格子の前面に通風孔を有する構成が記載される。
特に、ストーカタイプの火格子において、ゴミの搬送と、充分な焼却のための燃焼用空気の供給と、火格子の冷却と、のそれぞれのバランスが悪く、高温となる部分が発生して、結果的に火格子の劣化がはやまるといった問題が解決されていない。
これらを同時に解決したいという要求があった。
まず、火格子に開口、スリット等の空気の流通する孔部を形成した場合、火格子下方から上方に空気が孔部を流通することで、該当箇所を冷却することができる。特に、流通する空気に接している部分では火格子の冷却度合いを高めることができる。つまり、火格子下方および開口付近では流通する空気により火格子は冷却される。
ストーカ型焼却炉に用いられ被焼却物を搬送する火格子であって、
搬送方向に交互にかつ多段に配されて搬送方向に往復動作する可動火格子および固定火格子と、
前部下端が前記固定火格子の上面と摺動する前記可動火格子の後端を下方から支持する可動支持部と、
前記可動支持部を搬送方向に往復動作させる駆動機構と、
前部下端が前記可動火格子の上面と摺動する前記可動火格子の後端を下方から支持する固定支持部と、
を備え、
前記可動火格子が搬送方向の往復動作によって被焼却物の搬送および撹拌をおこない、
前記固定火格子の下方より供給された空気を前記固定火格子の前端に形成された貫通孔から前方に噴出する、
ことにより上記課題を解決した。
これにより、撹拌された被焼却物の燃焼を適度に促進させるとともに、噴出した空気によって被焼却物の燃焼を適度に促進させることができる。しかも、これらの燃焼を促進させる位置を分けてそれぞれ離間した場所で可能としたことで、被焼却物の燃焼を過分に低下させることなく、また、燃焼温度が局所的に上がりすぎることを防止することができる。
これにより、可動火格子が固定火格子に対する往復動作範囲において、往復動作可能範囲のうち前記可動火格子の位置が搬送方向の前側では、前記可動火格子の前記上面の裏面側を冷却する空気に比べて、前記固定火格子の前記上面の裏面側から前記貫通孔へと流れる空気を多くするとともに、前記往復動作可能範囲のうち前記可動火格子の位置が搬送方向の後側では、前記固定火格子の前記上面の裏面側から前記貫通孔へと流れる空気を減らして、前記可動火格子の前記上面の裏面側を冷却する空気を多くすることができる。
同時に、火格子の冷却が適正におこなわれるため、火格子の高温によるダメージを防いでごみの連続焼却時間が増加し、年間の処理量増加と施設の稼働率を向上して経済性の向上が可能となる。さらに、より長期の連続運転が可能となることにより焼却炉の立上げ、立下げ回数を減らすことができるので、立上げ・立下げ時に欠かすことのできない油燃料の削減を図ることができ、燃料代の削減ならびにCO2削減が可能となる。
前記貫通孔が前記固定火格子の前記上面に近接して形成される、
ことができる。
具体的には、貫通孔の下端が、固定火格子前端面における半分よりも上側に位置することが可能である。
前記固定火格子の前端が前記上面と略直交し、
前記可動火格子の前端が前記上面から下部に向けて前方に突出するように傾斜する、
ことができる。
前記固定火格子および前記可動火格子には、前記上面の裏面から下方向に向けて複数の前後冷却フィンが前後方向に延在して成される、
ことができる。
また、固定火格子においては、貫通孔から前後方向の所定距離で前後冷却フィンを形成しないことで、空気の流れを阻害することなく冷却効率を向上することが可能となる。なお、固定火格子においては、貫通孔から前後方向の所定距離で前後冷却フィンを貫通孔の断面形状に対応して形成しないことが好ましい。
前記固定火格子および前記可動火格子には、前記上面の裏面から下方向に向けて前記前後冷却フィンよりも短い横冷却フィンが左右方向に延在して形成される、
ことができる。
前記可動火格子の往復動作可能範囲における搬送方向の前後位置で、前記可動火格子の前記上面の裏面側を冷却する空気と、前記固定火格子の前記上面の裏面側から前記貫通孔へと流れる空気との割合を変化可能である、
ことができる。
往復動作可能範囲のうち前記可動火格子の位置が搬送方向の前側では、前記可動火格子の前記上面の裏面側を冷却する空気に比べて、前記固定火格子の前記上面の裏面側から前記貫通孔へと流れる空気を多くするとともに、
前記往復動作可能範囲のうち前記可動火格子の位置が搬送方向の後側では、前記固定火格子の前記上面の裏面側から前記貫通孔へと流れる空気を減らして、前記可動火格子の前記上面の裏面側を冷却する空気を多くする、
ことができる。
上記のいずれか記載の火格子の運転方法であって、
前記可動火格子の往復動作範囲を設定して、
前記可動火格子に対する冷却と、前記固定火格子に対する冷却とのいずれかを優先するかを切り替える、
ことができる。
前記往復動作範囲を搬送方向の後側領域に設定して、前記固定火格子に対する冷却に比べて前記可動火格子に対する冷却を優先し、
前記往復動作範囲を搬送方向の前側領域に設定して、前記可動火格子に対する冷却に比べて前記固定火格子に対する冷却を優先する、
ことができる。
前記可動火格子の前記往復動作範囲を前後方向で短く設定するとともに、
前記可動火格子の前記往復動作範囲の後端位置での待機時間を短く設定する、
ことができる。
例えば、可動火格子の往復動作範囲、つまり、可動火格子のストロークをフルストロークに対して、半分程度のハーフストロークとし、同時に、ストローク後瑞での待機時間を短くして被焼却物の燃焼時間を増加させないようにすることができる。
これにより、固定火格子および/または可動火格子が、それぞれ、固定支持部および/または可動支持部から外れてしまうことや、固定火格子および/または可動火格子の上面が傾斜することを防止して駆動・支持することができる。これにより、固定用の部品点数を削減することが可能となる。
同時に、貫通孔を形成しない前後冷却フィンは後瑞を除去した構成とすることで、貫通孔への固定軸の挿入を容易にし、メンテナンス等における交換作業性を向上することが可能となる。
図1は、本実施形態における火格子を備えたストーカ型焼却炉を示す模式構成図である。図において、符号1は、ストーカ型焼却炉である。
本実施形態に係るストーカ型焼却炉1は、図1に示すように、ごみ等の被焼却物を燃焼する燃焼部2と、燃焼部2内へ被焼却物を供給する被焼却物供給部3と、燃焼部内から焼却灰を排出する焼却灰排出部4とを備えている。
駆動機構13の駆動は、略水平方向の往復動作とされる。駆動機構13は、油圧シリンダの他、モータとクランク機構の複合した構成など、駆動台12を往復駆動が可能な機構であればよく、その構成は特に限定されない。
可動火格子30は、複数個が左右方向に並べられて一段を形成する。複数の可動火格子30はその上面30aが面一となるように左右方向に並べられ、左右方向に並べられた可動火格子30は同一の動きをする。
なお、本実施形態においては、燃焼部2として1段だけの構成を例示しているが、ごみの特性や焼却規模に応じて上流の被焼却物供給部3側には乾燥段が存在することができ、または下流の焼却灰排出部4側には後燃焼が存在することができ、その両方がそんざいすることもできる。
固定火格子20は、図2~図7に示すように、搬送方向に長い矩形の上面20aの形成された上板部21と、上板部21の前端から下方に向けて形成された前端部(前壁部)22と、上板部21の左右方向端(側方端)からそれぞれ下方に形成された側端部(側壁部)23,23と、を有する。
なお、本実施形態において、横冷却フィン26は裏面21bの前後方向中程に1本形成されているが、上板部21の裏面21bから下方に向かう突条を複数本形成することもできる。
貫通孔27の開口上端27aは、裏面21bと面一となる。
これにより、前後冷却フィン24と前端部22との接続する部分を維持して、固定火格子20の強度を低下させないことができる。
切り欠き25gの前後方向寸法は、前端部22の厚さ寸法よりも小さい。つまり、切り欠き25gは、前端部22の後瑞から、貫通孔27の前後方向寸法よりも小さい範囲に形成される。
可動火格子30は、図11~図17に示すように、搬送方向に長い矩形の上面30aの形成された上板部31と、上板部31の前端から下方に向けて形成された前端部(前壁部)32と、上板部31の左右方向端(側方端)からそれぞれ下方に形成された側端部(側壁部)33,33と、を有する。
なお、本実施形態において、横冷却フィン36は裏面31bの前後方向中程に1本形成されているが、上板部31の裏面31bから下方に向かう突条を複数本形成することもできる。
これにより、前後冷却フィン34,35と前端部22との接続する部分を維持して、可動火格子30の強度を低下させないことができる。
このとき、可動火格子30の前端は、固定火格子20の横冷却フィン26よりも前側に位置する。可動火格子30の前端は、固定火格子20の上面20aの前瑞よりも後側に位置する。可動火格子30の前端は、固定火格子20の前端部22における下端22cの後瑞よりも後側に位置する。可動火格子30の前端は、固定火格子20の切り欠き25gの後瑞よりも後側に位置する。
このとき、固定火格子20はその後瑞付近が固定支持部15によって下方から遮られている。同様に可動火格子30はその後瑞付近が可動支持部12によって下方から遮られている。
このため、ストーカ10よりも下方から供給される空気は、固定火格子20の裏面21bおよび側端部23、前後冷却フィン24,25に沿って流れ、貫通孔27を流れて、前端面22aの開口から前方に噴出する。
このとき、可動火格子30の前端は、直下の固定火格子20の固定貫通孔28よりも前側に位置する。可動火格子30の前端は、固定火格子20の傾斜部23d,25dの後瑞よりも前側に位置する。可動火格子30の前端は、固定火格子20の傾斜部23d,25dの前瑞よりも後側に位置する。可動火格子30の前端は、固定火格子20の横冷却フィン26よりも後側に位置する。可動火格子30の前端は、固定火格子20の前端部22における下端22cの後瑞よりも後側に位置する。可動火格子30の前端は、固定火格子20の切り欠き25gの後瑞よりも後側に位置する。
このとき、固定火格子20はその後瑞付近が固定支持部15によって下方から遮られている。同様に可動火格子30はその後瑞付近が可動支持部12によって下方から遮られている。
このため、ストーカ10よりも下方から供給される空気は、可動火格子30の裏面31bおよび側端部33、前後冷却フィン34,35に沿って流れ、これらと前端部32の後面とを冷却する。
このとき、固定火格子20では、貫通孔27の開口が前端面22aの上半分に位置して形成されるため、貫通孔27から噴出する空気が前方下側の可動火格子30の上面30aの上方におけるゴミの燃焼促進をする際に、過度に可動火格子30の上面30aに近接しない状態でおこなうことができる。
例えば、往復動作範囲のうち搬送方向の後側領域で動作をおこなうように設定して、固定火格子20に対する冷却に比べて可動火格子30に対する冷却を優先することができる。あるいは、往復動作範囲を搬送方向の前側領域で動作をおこなうように設定して、可動火格子30に対する冷却に比べて固定火格子20に対する冷却を優先することができる。
ここで、可動火格子30の往復動作範囲を最前進位置と最後退位置との間の距離に比べて前後方向で短く設定する例について説明する。
この場合、可動火格子30は、最後退位置から最前進位置まで前進し、また、最後退位置まで後退すると、その位置で所定時間とされる待機時間だけ待機して1ストロークを終了する。このように待機時間が経過してストロークが終了すると、また、次のストロークを開始する。
同時に、固定火格子20および可動火格子30における高温によるダメージの発生を抑制し、固定火格子および可動火格子の長寿命化を図ることができる。この運転をすることにより固定火格子下部に流入する空気が完全に遮断されることはないので固定火格子内に常に多くの空気が送られ、固定火格子の冷却効果を高めながらごみの完全燃焼ができる。水分が多くなど燃えにくいごみに対して好適な運転方法である。
同時に、固定火格子20および可動火格子30における高温によるダメージの発生を抑制し、固定火格子および可動火格子の長寿命化を図ることができる。この運転方法を採用することにより、移動火格子下部から流入する空気を遮断することがないので、移動火格子の冷却効果が高められる。乾燥ゴミのような少し撹拌しただけで激しく燃えるゴミに対して可動火格子を保護することができ、このようなごみの場合は固定火格子の開港からの空気が少なくても効率の良い燃焼が達成できる。
この往復動作範囲の変更と、ストローク後瑞での待機時間の変更と、を組み合わせて、ゴミの燃焼に必要な時間を増加させないようにすることができる。
これにより、固定火格子20と可動火格子30とにおける冷却度合いのどちらを優先するかを制御して、固定火格子20および可動火格子30における高温によるダメージの発生を抑制し、固定火格子20および可動火格子30の長寿命化を図りながらゴミを完全燃焼することができる。
図23は、本実施形態における可動火格子を示す側面図であり、図24は、本実施形態における可動火格子を示す下面図であり、図25は、本実施形態における可動火格子を示す後面図である。本実施形態において、上述した第1実施形態と異なるのは、火格子の裏面から後瑞付近の構造および支持部に関する点である。
本実施形態における可動火格子30は、図23~図25に示すように、搬送方向に長い矩形の上面30aの形成された上板部31と、上板部31の前端から下方に向けて形成された前端部(前壁部)32と、上板部31の左右方向端(側方端)からそれぞれ下方に形成された側端部(側壁部)33,33と、を有する。
側端部33,33の下端33c後側には、側面視して略矩形状の切欠33gが形成されている。切欠33gは、裏面31bに近接する位置まで切り欠かれている。
2本の前後支持フィン38の間には、後瑞支持部37mが空間として形成される。後瑞支持部37mは、2本の前後支持フィン38、支持リブ37および裏面31bによって囲まれるように形成される。後瑞支持部37mは、平面視して矩形輪郭を有する。
本実施形態においては、側端部33の間に前後冷却フィン39が1本だけ前後方向に形成され、第1実施形態のように複数の前後冷却フィン35は形成されていない。
本実施形態における可動火格子30および可動支持部12には、第1実施形態とは異なり、固定貫通孔38と15cにかえて、図26,図27に示すように、後瑞支持部37mおよび前側支持部37n,37nに嵌め込まれる突出部12s,12tが形成されている。
これらにより、可動支持部12によって可動火格子30を揺動しても、可動支持部12から可動火格子30が外れることがない。同時に、可動支持部12に対する可動火格子30の向き、すなわち、可動火格子30の姿勢が変動することがない。また、可動火格子30を可動支持部12に載置するだけですむため、メンテナンスにかかる作業性を向上し、作業時間を短縮して、低コスト化することができる。
なお、本実施形態において、横冷却フィン36は裏面31bの前後方向中程に1本形成されているが、上板部31の裏面31bから下方に向かう突条を複数本形成することもできる。
これにより、前後冷却フィン39と前端部22との接続する部分を維持して、可動火格子30の強度を低下させないことができる。
また、固定火格子20の後瑞においても、上述したように、裏面21bの左右方向中央に、前後冷却フィン39に対応する1本の前後冷却フィンを有することができる。また、固定火格子20の後瑞においても、上述したように、裏面21bに支持リブ37に対応する支持リブを形成することができる。さらに、固定火格子20においても、側端部23に切欠33gに対応する切欠を有する構成とすることができる。この場合、固定支持部15も、上述した突出部12s、12tに対応する突出部を有する構成とすることが可能である。
実験例として、火格子における熱ダメージの発生を目視により観測した。ここでは、固定火格子のみに開口を設けた構成と、可動火格子のみに開口を設けた構成とを、同様の運転方法として同様に焼却炉で使用し、3ヶ月後におけるダメージを目視確認した。
以下に、火格子における諸元を示す。
前後方向寸法; 476.2mm
左右方向(幅)寸法; 217.4±0.5mm
縦(高さ)寸法; 73mm
開口長さ寸法; 58mm,36mm,58mm
開口高さ寸法; 24mm
2…燃焼部
3…被焼却物供給部
4…焼却灰排出部
10…ストーカ(火格子)
12…駆動台(可動支持部)
13…駆動機構
15…固定支持部
20…固定火格子
20a…上面
22…前端部(前壁部)
22a…前端面
22c…下端
23…側端部(側壁部)
23c…下端
23d…傾斜部
24…前後冷却フィン
25…前後冷却フィン
25c…下端
25d…傾斜部
26…横冷却フィン
26c…下端
27…貫通孔
28…固定貫通孔
30…可動火格子
30a…上面
32…前端部(前壁部)
32a…前端面
32c…下端
32r…湾曲部
33…側端部(側壁部)
33c…下端
33d…傾斜部
34…前後冷却フィン
35…前後冷却フィン
35c…下端
35d…傾斜部
36…横冷却フィン
36c…下端
38…固定貫通孔
Claims (8)
- ストーカ型焼却炉に用いられ被焼却物を搬送する火格子であって、
搬送方向に交互にかつ多段に配されて搬送方向に往復動作する可動火格子および固定火格子と、
前部下端が前記固定火格子の上面と摺動する前記可動火格子の後端を下方から支持する可動支持部と、
前記可動支持部を搬送方向に往復動作させる駆動機構と、
前部下端が前記可動火格子の上面と摺動する前記固定火格子の後端を下方から支持する固定支持部と、
を備え、
前記可動火格子が搬送方向の往復動作によって被燃焼物の搬送および撹拌をおこない、
前記固定火格子の前端に形成された貫通孔から前記固定火格子の下方より供給された空気を前方に噴出し、
前記可動火格子の往復動作可能範囲における搬送方向の前後位置で、前記可動火格子の前記上面の裏面側を冷却する空気と、前記固定火格子の前記上面の裏面側から前記貫通孔へと流れる空気との割合を変化可能であり、
往復動作可能範囲のうち前記可動火格子の位置が搬送方向の前側では、前記可動火格子の前記上面の裏面側を冷却する空気に比べて、前記固定火格子の前記上面の裏面側から前記貫通孔へと流れる空気を多くするとともに、
前記往復動作可能範囲のうち前記可動火格子の位置が搬送方向の後側では、前記固定火格子の前記上面の裏面側から前記貫通孔へと流れる空気を減らして、前記可動火格子の前記上面の裏面側を冷却する空気を多くする、
ことを特徴とする火格子。 - 前記貫通孔が前記固定火格子の前記上面に近接して形成されることを特徴とする請求項1記載の火格子。
- 前記固定火格子の前端が前記上面と略直交し、
前記可動火格子の前端が前記上面から下部に向けて前方に突出するように傾斜する、ことを特徴とする請求項1または2記載の火格子。 - 前記固定火格子および前記可動火格子には、前記上面の裏面から下方向に向けて複数の前後冷却フィンが前後方向に延在して形成される、
ことを特徴とする請求項1または2記載の火格子。 - 前記固定火格子および前記可動火格子には、前記上面の裏面から下方向に向けて前記前後冷却フィンよりも短い横冷却フィンが左右方向に延在して形成される、ことを特徴とする請求項4記載の火格子。
- 請求項1記載の火格子の運転方法であって、
前記可動火格子の往復動作範囲を設定して、
前記可動火格子に対する冷却と、前記固定火格子に対する冷却とのいずれかを優先するかを切り替える、
ことを特徴とする火格子の運転方法。 - 前記往復動作範囲を搬送方向の後側領域に設定して、前記固定火格子に対する冷却に比べて前記可動火格子に対する冷却を優先し、
前記往復動作範囲を搬送方向の前側領域に設定して、前記可動火格子に対する冷却に比べて前記固定火格子に対する冷却を優先する、
ことを特徴とする請求項6記載の火格子の運転方法。 - 前記可動火格子の前記往復動作範囲を最前進位置と最後退位置との間の距離に比べて前後方向で短く設定するとともに、
前記可動火格子の前記往復動作範囲の後端位置での待機時間を短く設定する、ことを特徴とする請求項6または7記載の火格子の運転方法。
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