JP7355484B2 - 3次元測量装置および3次元測量方法 - Google Patents

3次元測量装置および3次元測量方法 Download PDF

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Description

本発明は、測定対象物の3次元データを取得する3次元測量装置および3次元測量方法に関する。
例えば車両などの移動体に搭載され、トンネルなどの測定対象物の3次元データを取得する3次元測量装置がある。このような3次元測量装置は、例えば測距および測角を行うトータルステーションやGPS(Global Positioning System)などを用いて車両の位置情報および姿勢情報を取得し、測定対象物の3次元データを算出する。しかし、車両が例えばトンネル内などの電波の届きにくい場所を走行しているときには、GPSを使用することができないという問題がある。
これに対して、特許文献1には、移動体に取り付けられた距離情報取得部と、距離情報取得部の位置情報を取得する位置情報取得部と、距離情報取得部の第1の姿勢情報を取得する慣性情報取得部と、撮像領域を撮像する画像情報取得部と、計算部と、備えた三次元形状計測装置が開示されている。特許文献1に記載の三次元形状計測装置の計算部は、位置情報、第1の姿勢情報、及び複数の撮像画像を解析して取得した距離情報取得部の第2の姿勢情報に基づいて、距離情報取得部の絶対位置情報及び絶対姿勢情報を計算し、絶対位置情報及び絶対姿勢情報に基づいて、距離情報取得部で取得した複数の距離情報を座標変換して計測対象の三次元形状情報を取得する。
特開2017-20972号公報
しかし、特許文献1に記載された三次元形状計測装置では、位置情報取得部は移動体から離れた位置に設置されており、位置情報取得部の計測用ターゲットとしての位置取得部は移動体に搭載されている。そして、位置情報取得部が取得した位置取得部(計測用ターゲット)の位置情報は、無線通信モデムを介して計算部に送信される。このように、特許文献1に記載された三次元形状計測装置では、種々の装置が移動体に搭載される。そして、計測用ターゲットの位置情報は、無線通信モデムを介して計算部に送信される。そのため、三次元形状計測装置が大掛かりになったり、各種装置の設定が煩雑になったり、各装置同士の間における補正などにより誤差が生じやすくなったりするという問題がある。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、構造を簡易化することができるとともに、高い精度の3次元データを安定的に取得することができる3次元測量装置および3次元測量方法を提供することを目的とする。
前記課題は、本発明によれば、測定対象物の3次元データを取得する3次元測量装置であって、移動体と、前記移動体から離れた既知点に設置された計測用ターゲットと、前記移動体に固定され、前記計測用ターゲットに第1測距光を照射し、前記第1測距光が前記計測用ターゲットで反射した第1反射測距光と第1内部参照光とに基づいて前記計測用ターゲットまでの距離を測定するとともに前記第1測距光の照射方向を検出する視準測距ユニットと、前記視準測距ユニットと一体で設けられるとともに前記視準測距ユニットに対して回転自在に設けられ、前記測定対象物に第2測距光を照射し、前記第2測距光が前記測定対象物で反射した第2反射測距光と第2内部参照光とに基づいて前記測定対象物までの距離を測定するとともに前記第2測距光の照射方向を検出するスキャナユニットと、前記視準測距ユニットおよび前記スキャナユニットの少なくともいずれかに設けられた制御演算部と、を備え、前記視準測距ユニットは、前記計測用ターゲットを視準し前記第1測距光を照射する望遠鏡部と、前記望遠鏡部を鉛直軸心を中心に水平回転させる第1水平駆動モータと、前記望遠鏡部の第1水平角を検出する第1水平角検出器と、前記望遠鏡部を水平軸心を中心に鉛直回転させる第1鉛直駆動モータと、前記望遠鏡部の第1鉛直角を検出する第1鉛直角検出器と、を有し、前記スキャナユニットは、前記第2測距光を水平軸心に交差する面内で回転照射させる走査鏡と、前記走査鏡を鉛直軸心を中心に水平回転させる第2水平駆動モータと、前記走査鏡の第2水平角を検出する第2水平角検出器と、前記走査鏡を水平軸心を中心に鉛直回転させる第2鉛直駆動モータと、前記走査鏡の第2鉛直角を検出する第2鉛直角検出器と、を有し、前記制御演算部は、前記視準測距ユニットから前記計測用ターゲットまでの距離を測定する第1距離測定部と、前記スキャナユニットから前記測定対象物までの距離を測定する第2距離測定部と、を有し、前記第1距離測定部により測定された距離と、前記第1水平角検出器により検出された前記第1水平角と、前記第1鉛直角検出器により検出された前記第1鉛直角と、に基づいて前記視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出し、前記計測中心の座標と、前記視準測距ユニットに対する前記スキャナユニットの外部標定要素と、前記第2距離測定部により測定された距離と、前記第2水平角検出器により検出された前記第2水平角と、前記第2鉛直角検出器により検出された前記第2鉛直角と、に基づいて前記測定対象物の座標値を算出することを特徴とする3次元測量装置により解決される。
前記構成によれば、計測用ターゲットまでの距離を測定するとともに第1測距光の照射方向を検出する視準測距ユニットは、移動体に固定されている。また、測定対象物までの距離を測定するとともに第2測距光の照射方向を検出するスキャナユニットは、視準測距ユニットと一体で設けられるとともに視準測距ユニットに対して回転自在に設けられている。つまり、視準測距ユニットおよびスキャナユニットは、一体的に移動体に固定され、移動体ともに移動する。そのため、例えば視準測距ユニットとスキャナユニットとの間で互いに信号(情報)の送受信を無線で行う無線通信モデムなどは不要である。これにより、本発明の3次元測量装置は、3次元測量装置が備える装置や機器の数を抑えることができ、3次元測量装置の構造を簡易化することができる。また、3次元測量装置が備える装置や機器の設定が煩雑になることを抑えることができる。
また、制御演算部は、視準測距ユニットから計測用ターゲットまでの距離と、望遠鏡部の第1水平角と、望遠鏡部の第1鉛直角と、に基づいて視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出し、計測中心の座標と、視準測距ユニットに対するスキャナユニットの外部標定要素と、スキャナユニットから測定対象物までの距離と、走査鏡の第2水平角と、走査鏡の第2鉛直角と、に基づいて測定対象物の座標値を算出する。ここで、スキャナユニットは、視準測距ユニットと一体で設けられるとともに視準測距ユニットに対して回転自在に設けられている。そのため、移動体の姿勢が変化した場合であっても、視準測距ユニットは計測用ターゲットをより確実に視準し視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出できるとともに、スキャナユニットは視準測距ユニットに対して回転し所望の方向において測定対象物をスキャンすることができる。これにより、本発明の3次元測量装置は、測定誤差が生ずることを抑え、高い精度の3次元データを安定的に取得することができる。
好ましくは、前記制御演算部は、前記第2水平駆動モータおよび前記第2鉛直駆動モータを制御し、前記移動体の移動方向に対して垂直な面内で前記第2測距光を前記走査鏡により回転照射させることを特徴とする。
前記構成によれば、制御演算部が第2水平回転駆動部および第2鉛直回転駆動部を制御することにより、走査鏡は、移動体の移動方向に対して垂直な面内で第2測距光を回転照射する。そのため、例えばトンネルなどのように、測定対象物が長手方向に延びた形状や構造を有する場合において、スキャナユニットは、長手方向(移動体の移動方向)に対して垂直な面内で第2測距光を回転照射し、高い精度の3次元データを安定的に取得することができる。
好ましくは、前記移動体は、方位を検知する方位センサを有し、前記視準測距ユニットは、重力に対する傾きを計測する傾斜計を有し、前記制御演算部は、前記方位センサにより検知された前記方位と、前記移動体に対する前記視準測距ユニットの外部標定要素と、前記傾斜計により計測された前記視準測距ユニットの傾斜角と、にさらに基づいて前記計測中心の座標値を算出し、前記方位センサにより検知された前記方位と、前記傾斜計により計測された前記視準測距ユニットの傾斜角と、にさらに基づいて前記測定対象物の座標値を算出することを特徴とする。
前記構成によれば、3次元測量装置は、グローバル座標系における測定対象物の座標値を取得することができる。
前記課題は、本発明によれば、測定対象物の3次元データを取得する3次元測量装置が実行する3次元測量方法であって、移動体から離れた既知点に設置された計測用ターゲットを視準し第1測距光を照射して前記計測用ターゲットまでの距離を測定する第1距離測定部により測定された距離と、望遠鏡部が鉛直軸心を中心に水平回転したときの前記望遠鏡部の第1水平角と、前記望遠部が水平軸心を中心に鉛直回転したときの前記望遠鏡部の第1鉛直角と、に基づいて前記移動体に固定された視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出するステップと、前記計測中心の座標と、前記視準測距ユニットと一体で設けられるとともに前記視準測距ユニットに対して回転自在に設けられたスキャナユニットの前記視準測距ユニットに対する外部標定要素と、第2測距光を照射して測定対象物までの距離を測定する第2距離測定部により測定された距離と、前記第2測距光を水平軸心に交差する面内で回転照射させる走査鏡が鉛直軸心を中心に水平回転したときの前記走査鏡の第2水平角と、前記走査鏡が水平軸心を中心に鉛直回転したときの前記走査鏡の第2鉛直角と、に基づいて前記測定対象物の座標値を算出するステップと、を備えたことを特徴とする3次元測量方法により解決される。
前記構成によれば、本発明の3次元測量方法は、移動体に固定された視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出するステップを備える。本ステップでは、計測用ターゲットを視準し第1測距光を照射して計測用ターゲットまでの距離を測定する第1距離測定部により測定された距離と、第1距離測定部を内蔵する望遠鏡部が鉛直軸心を中心に水平回転したときの望遠鏡部の第1水平角と、望遠部が水平軸心を中心に鉛直回転したときの望遠鏡部の第1鉛直角と、に基づいて視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出する。また、本発明の3次元測量方法は、視準測距ユニットと一体で設けられるとともに視準測距ユニットに対して回転自在に設けられたスキャナユニットにより、測定対象物の座標値を算出する。本ステップでは、計測中心の座標と、視準測距ユニットに対するスキャナユニットの外部標定要素と、第2測距光を照射して測定対象物までの距離を測定する第2距離測定部により測定された距離と、第2測距光を水平軸心に交差する面内で回転照射させる走査鏡が鉛直軸心を中心に水平回転したときの走査鏡の第2水平角と、走査鏡が水平軸心を中心に鉛直回転したときの走査鏡の第2鉛直角と、に基づいて測定対象物の座標値を算出する。本発明の3次元測量方法によれば、視準測距ユニットおよびスキャナユニットは、一体的に移動体に固定され、移動体ともに移動する。そのため、例えば視準測距ユニットとスキャナユニットとの間で互いに信号(情報)の送受信を無線で行う無線通信モデムなどは不要である。これにより、本発明の3次元測量方法では、3次元測量装置が備える装置や機器の数を抑えることができ、3次元測量装置の構造を簡易化することができる。また、3次元測量装置が備える装置や機器の設定が煩雑になることを抑えることができる。
また、移動体の姿勢が変化した場合であっても、視準測距ユニットは計測用ターゲットをより確実に視準し視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出できるとともに、スキャナユニットは視準測距ユニットに対して回転し所望の方向において測定対象物をスキャンすることができる。これにより、本発明の3次元測量方法によれば、測定誤差が生ずることを抑え、高い精度の3次元データを安定的に取得することができる。
本発明によれば、構造を簡易化することができるとともに、高い精度の3次元データを安定的に取得することができる3次元測量装置および3次元測量方法を提供することができる。
本発明の実施形態に係る3次元測量装置を表す斜視図である。 本実施形態の視準測距ユニットおよびスキャナユニットの構造系を主として説明するブロック図である。 本実施形態の視準測距ユニットおよびスキャナユニットの制御系を主として説明するブロック図である。 本発明の実施形態に係る3次元測量方法を説明するフローチャートである。
以下に、本発明の好ましい実施形態を、図面を参照して詳しく説明する。
なお、以下に説明する実施形態は、本発明の好適な具体例であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。また、各図面中、同様の構成要素には同一の符号を付して詳細な説明は適宜省略する。
図1は、本発明の実施形態に係る3次元測量装置を表す斜視図である。
本実施形態に係る3次元測量装置2は、移動体3と、視準測距ユニット4と、スキャナユニット5と、計測用ターゲット6と、を備え、例えば構造物などの測定対象物7の3次元データを取得する。測定対象物7としては、例えば図1に表したようなトンネルなどが挙げられる。ただし、測定対象物7は、トンネルだけには限定されない。
移動体3は、視準測距ユニット4およびスキャナユニット5を搭載し、移動可能とされている。移動体3は、車輪31を有し、視準測距ユニット4およびスキャナユニット5を搭載した状態でトンネルなどの測定対象物7に沿って移動する移動手段として機能する。移動体3としては、例えば台車や自動車などが挙げられる。移動体3は、方位センサ32を有する。方位センサ32としては、ジャイロセンサ、加速度センサ、磁気コンパス、および車輪31に取り付けられたエンコーダの少なくともいずれかが挙げられる。あるいは、方位センサ32は、3軸ジャイロセンサなどの角速度センサと、3方向加速度センサと、を有する慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)であってもよい。制御演算部46(図3参照)は、移動体3の方位センサ32から送信された信号(情報)に基づいてデッドレコニング等により移動体3の方位を計測することができる。
視準測距ユニット4は、例えばトータルステーションなどと呼ばれ、移動体3に固定されている。視準測距ユニット4は、計測用ターゲット6に第1測距光455(図3参照)を照射し、第1測距光455が計測用ターゲット6で反射した第1反射測距光456(図3参照)と第1内部参照光(図示せず)とに基づいて計測用ターゲット6までの距離を測定するとともに、第1測距光455の照射方向を検出する。つまり、視準測距ユニット4は、測距および測角を行う機器である。視準測距ユニット4の詳細については、後述する。
スキャナユニット5は、視準測距ユニット4と一体で設けられ、視準測距ユニット4に対して回転自在に設けられている。スキャナユニット5は、測定対象物7に第2測距光565(図3参照)を照射し、第2測距光565が測定対象物7で反射した第2反射測距光566(図3参照)と第2内部参照光(図示せず)とに基づいて測定対象物7までの距離を測定するとともに、第2測距光565の照射方向を検出する。スキャナユニット5は、視準測距ユニット4と同様に、測距および測角を行う機器である。スキャナユニット5の詳細については、後述する。
計測用ターゲット6は、移動体3から離れた既知点に設置されている。計測用ターゲット6としては、例えばプリズムなどが挙げられる。計測用ターゲット6として用いられるプリズムは、特には限定されず、例えば全周プリズムや球状プリズムや面状プリズムなどである。計測用ターゲット6は、既知点に設置されていればよく、測定対象物7がトンネルなどの構造物である場合において構造物の内部に設置されていてもよく、構造物の外部に設置されていてもよい。
図2は、本実施形態の視準測距ユニットおよびスキャナユニットの構造系を主として説明するブロック図である。
図3は、本実施形態の視準測距ユニットおよびスキャナユニットの制御系を主として説明するブロック図である。
本実施形態の視準測距ユニット4は、整準部41と、第1托架部42と、第1水平回転部43と、第1鉛直回転部44と、望遠鏡部45と、制御演算部46と、操作表示部47と、基盤部48と、傾斜計49と、を有する。視準測距ユニット4は、計測用ターゲット6を自動的に探す自動追尾機能を有する。移動体3に対する視準測距ユニット4の外部標定要素は、予め設定されており既知である。
制御演算部46は、演算部461と、第1距離測定部462と、第1水平回転駆動部463と、第1鉛直回転駆動部464と、第2距離測定部465と、第2水平回転駆動部466と、第2鉛直回転駆動部467と、記憶部468と、画像処理部469と、を有する。演算部461は、例えばCPU(Central Processing Unit)などであり、操作表示部47の操作入力部472から送信された信号(指令)に基づいて、プログラムの起動や、信号の制御処理や、演算や、操作表示部47の表示部471などの駆動制御などを実行する。すなわち、演算部461は、3次元測量装置2の全体の制御を行うとともに、測量条件や、測定結果(測距結果および測角結果)や、画像処理された結果(視準範囲の画像)などを表示部471に表示させる。
第1距離測定部462、第1水平回転駆動部463、第1鉛直回転駆動部464、第2距離測定部465、第2水平回転駆動部466、第2鉛直回転駆動部467、および画像処理部469は、記憶部468に格納(記憶)されているプログラムを演算部461が実行することにより実現される。なお、第1距離測定部462、第1水平回転駆動部463、第1鉛直回転駆動部464、第2距離測定部465、第2水平回転駆動部466、第2鉛直回転駆動部467、および画像処理部469は、ハードウェアによって実現されてもよく、ハードウェアとソフトウェアとの組み合わせによって実現されてもよい。
記憶部468には、例えば、測定のためのシーケンスプログラムや、画像処理のための画像処理プログラムや、演算プログラムなどが格納されている。記憶部468としては、例えば、3次元測量装置2に内蔵された半導体メモリなどが挙げられる。あるいは、記憶部468としては、3次元測量装置2に接続可能なCD(Compact Disc)、DVD(Digital Versatile Disc)、RAM(Random access memory)、ROM(Read only memory)、ハードディスク、メモリカードなどの種々の記憶媒体が挙げられる。
整準部41は、三脚(図示せず)に取付けられる部分であり、例えば3つの調整螺子411を有する。整準部41の整準は、例えば計測用ターゲット6が設置された既知点において、第1托架部42に設けられた傾斜センサ(図示せず)が水平を検出するように調整螺子411が調整されることにより行われる。すなわち、第1托架部42は、例えば計測用ターゲット6が設置された既知点において、調整螺子411による整準が行われることで水平に維持される。
第1水平回転部43は、第1水平回転軸431と、軸受432と、第1水平駆動モータ433と、第1水平角検出器(例えばエンコーダ)434と、を有する。第1水平回転軸431は、鉛直に延びた第1鉛直軸心436を有し、軸受432を介して基盤部48に回転自在に支持されている。第1托架部42は、第1水平回転軸431に支持され、第1水平駆動モータ433から伝達された駆動力により第1鉛直軸心436を中心として水平方向に第1水平回転軸431と一体的に回転する。
基盤部48に対する第1水平回転軸431の回転角(すなわち第1托架部42の回転角)は、第1水平角検出器434によって検出される。第1水平角検出器434の検出結果(第1水平角)は、演算部461に入力される。第1水平駆動モータ433の駆動は、第1水平角検出器434の検出結果に基づいて第1水平回転駆動部463により制御される。第1水平角検出器434により検出される水平角は、本発明の「第1水平角」に相当する。
第1鉛直回転部44は、第1鉛直回転軸441と、軸受442と、第1鉛直駆動モータ443と、第1鉛直角検出器(例えばエンコーダ)444と、を有する。第1鉛直回転軸441は、水平に延びた第1水平軸心446を有し、軸受442を介して第1托架部42に回転自在に支持されている。第1鉛直回転軸441の一方の端部は、第1托架部42の間隙部421に突出している。望遠鏡部45は、第1托架部42の間隙部421に突出した第1鉛直回転軸441の一方の端部に支持され、第1鉛直駆動モータ443から伝達された駆動力により第1水平軸心446を中心として鉛直方向に第1鉛直回転軸441と一体的に回転する。
第1鉛直角検出器444は、第1鉛直回転軸441の他方の端部に設けられている。第1托架部42に対する第1鉛直回転軸441の回転角(すなわち望遠鏡部45の回転角)は、第1鉛直角検出器444により検出される。第1鉛直角検出器444の検出結果(第1鉛直角)は、演算部461に入力される。第1鉛直駆動モータ443の駆動は、第1鉛直角検出器444の検出結果に基づいて第1鉛直回転駆動部464により制御される。第1鉛直角検出器444により検出される鉛直角は、本発明の「第1鉛直角」に相当する。
望遠鏡部45は、前述したように、第1鉛直回転軸441に支持され、第1鉛直駆動モータ443から伝達された駆動力により第1水平軸心446を中心として鉛直方向に回転する。望遠鏡部45は、視準望遠鏡458を有し、計測用ターゲット6を視準して第1測距光455を照射する。具体的に説明すると、望遠鏡部45は、第1測距発光部451と、第1測距受光部452と、視準受光部453と、を有する。
第1測距発光部451は、第1距離測定部462により駆動制御される。第1測距発光部451は、望遠鏡部45の内部に設けられ、例えばレーザ光などの第1測距光455を第1水平軸心446に直交する方向に射出する。第1測距発光部451から射出された第1測距光455は、計測用ターゲット6に照射される。計測用ターゲット6で反射した第1反射測距光456は、望遠鏡部45の内部に設けられた第1測距受光部452において受光される。第1測距受光部452は、受光した第1反射測距光456による明暗(受光結果)を電子信号(受光信号)に変換し、受光信号を第1距離測定部462に送信する。また、第1測距受光部452は、参照光光学部(図示せず)から導かれた内部参照光(図示せず)を受光し電気信号に変換して、第1距離測定部462に送信する。
第1距離測定部462は、第1測距受光部452から送信された受光信号に基づいて計測用ターゲット6までの距離を演算する。すなわち、第1反射測距光456および内部参照光は、第1反射測距光電気信号および内部参照光電気信号のそれぞれに変換され、第1距離測定部462に送られる。計測用ターゲット6までの距離は、第1反射測距光電気信号と内部参照光電気信号との間の時間的間隔の差に基づいて測定される。第1距離測定部462の演算結果は、演算部(CPU)461に入力される。
演算部461は、測定した計測用ターゲット6までの距離と、第1鉛直角検出器444により検出された鉛直角と、第1水平角検出器434により検出された水平角と、に基づいて、計測用ターゲット6の座標値を算出する。言い換えれば、計測用ターゲット6は移動体3から離れた既知点に設置されているため、演算部461は、測定した計測用ターゲット6までの距離と、第1鉛直角検出器444により検出された鉛直角と、第1水平角検出器434により検出された水平角と、に基づいて、視準測距ユニット4の計測中心の座標値を算出する。
視準受光部453は、例えばCCD(Charge Coupled Device)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)などのイメージセンサであり、第1反射測距光456の波長域とは異なる波長域の反射視準光457を受光する。反射視準光457は、第1反射測距光456の波長域とは異なる波長域を有する光であって、計測用ターゲット6で反射した光である。すなわち、視準受光部453は、計測用ターゲット6で反射した反射視準光457を受光し、計測用ターゲット6の画像を受光する。反射視準光457としては、例えば自然光や赤外光などが挙げられる。但し、反射視準光457は、これだけには限定されない。反射視準光457は、望遠鏡部45の内部に設けられた視準受光部453において受光される。視準受光部453は、反射視準光457による明暗(受光結果)を電子信号(画像信号)に変換し、画像信号を画像処理部469に送信する。
画像処理部469は、視準受光部453から送信された画像信号の画像処理を実行し、画像データ信号として演算部461に送信する。演算部461は、画像処理部469から送信された画像データ信号に基づいて演算を実行し、望遠鏡部45による視準範囲の画像を操作表示部47の表示部471に表示させる制御を実行する。
傾斜計49は、重力に対する視準測距ユニット4の傾き(傾斜角)を計測する。傾斜計49の計測結果は、演算部461に入力される。
本実施形態のスキャナユニット5は、第2托架部52と、第2水平回転部53と、第2鉛直回転部54と、走査鏡55と、第2測距発光部56と、第2測距受光部57と、を有する。視準測距ユニット4に対するスキャナユニット5の外部標定要素は、予め設定されており既知である。
第2水平回転部53は、第2水平回転軸531と、軸受532と、第2水平駆動モータ533と、第2水平角検出器(例えばエンコーダ)534と、を有する。第2水平回転軸531は、鉛直に延びた第2鉛直軸心536を有し、軸受532を介して第2托架部52に回転自在に支持されている。第2水平回転軸531の一方の端部は、視準測距ユニット4の第1托架部42に接続されている。第2托架部52は、第2水平回転軸531に支持され、第2水平駆動モータ533から伝達された駆動力により第2鉛直軸心536を中心として水平方向に第2水平回転軸531と一体的に回転する。
第2鉛直軸心536は、第1鉛直軸心436と平行である。本実施形態に係る3次元測量装置2では、第1鉛直軸心436および第2鉛直軸心536は、互いに同一直線上に存在する。ただし、第1鉛直軸心436および第2鉛直軸心536は、互いに同一直線上に存在することには限定されない。第1鉛直軸心436と第2鉛直軸心536との間の距離は、既知である。すなわち、第1鉛直軸心436に対する第2鉛直軸心536の位置は、既知である。
第2水平角検出器534は、第2水平回転軸531の他方の端部に設けられている。第1托架部42に対する第2水平回転軸531の回転角(すなわち第2托架部52の回転角)は、第2水平角検出器534により検出される。第2水平角検出器534の検出結果(第2水平角)は、演算部461に入力される。第2水平駆動モータ533の駆動は、第2水平角検出器534の検出結果に基づいて第2水平回転駆動部466により制御される。第2水平角検出器534に検出される水平角は、本発明の「第2水平角」に相当する。
第2鉛直回転部54は、第2鉛直回転軸541と、軸受542と、第2鉛直駆動モータ543と、第2鉛直角検出器(例えばエンコーダ)544と、を有する。第2鉛直回転軸541は、水平に延びた第2水平軸心546を有し、軸受542を介して第2托架部52に回転自在に支持されている。第2鉛直回転軸541の一方の端部は、第2托架部52の凹部521に突出している。走査鏡55は、第2托架部52の凹部521に突出した第2鉛直回転軸541の一方の端部に支持され、第2鉛直駆動モータ543から伝達された駆動力により第2水平軸心546を中心として鉛直方向に第2鉛直回転軸541と一体的に回転する。
第2鉛直角検出器544は、第2鉛直回転軸541の他方の端部に設けられている。第2托架部52に対する第2鉛直回転軸541の回転角(すなわち走査鏡55の回転角)は、第2鉛直角検出器544により検出される。第2鉛直角検出器544の検出結果(第2鉛直角)は、演算部461に入力される。第2鉛直駆動モータ543の駆動は、第2鉛直角検出器544の検出結果に基づいて第2鉛直回転駆動部467により制御される。第2鉛直角検出器544により検出される鉛直角は、本発明の「第2鉛直角」に相当する。
第2水平軸心546は、第1水平軸心446と平行である。第1水平軸心446と第2水平軸心546との間の距離は、既知である。すなわち、第1水平軸心446に対する第2水平軸心546の位置は、既知である。
走査鏡55は、偏向光学部材であり、水平方向から入射した第2測距光565を直角に反射する。すなわち、走査鏡55は、水平方向から入射した第2測距光565を第2水平軸心546に直交する方向に反射する。走査鏡55は、前述したように、第2鉛直回転軸541に支持され、第2鉛直駆動モータ543から伝達された駆動力により第2水平軸心546を中心として鉛直方向に回転する。これにより、走査鏡55は、第2測距光565を第2水平軸心546に交差(具体的には直交)する面内で回転照射させる。また、走査鏡55は、測定対象物7で反射され走査鏡55に入射した第2反射測距光566を第2測距受光部57に向かって反射する。すなわち、走査鏡55は、測定対象物7で反射され走査鏡55に入射した第2反射測距光566を第2水平軸心546に平行な方向に反射する。
図2に表したように、第2測距発光部56は、発光素子561と、対物レンズ等を含む投光光学部562と、を有し、第2距離測定部465により駆動制御される。発光素子561は、例えば半導体レーザ等であり、投光光学部562を介して第1測距光565を第2水平軸心546に合致する光軸上に射出する。第1測距光565は、不可視光としての赤外光のパルスレーザ光線である。発光素子561は、第2距離測定部465に制御され、所要の光強度や所要のパルス間隔などを含む所要の状態でパルス光を発光する。
図2に表したように、第2測距受光部57は、受光素子571と、集光レンズなどを含む受光光学部572と、を有する。受光素子571は、第2測距光565が測定対象物7で反射した第2反射測距光566であって、走査鏡55で反射し受光光学部572を透過した第2反射測距光566を受光する。受光素子571は、受光した第2反射測距光566による明暗(受光結果)を電子信号(受光信号)に変換し、受光信号を第2距離測定部465に送信する。また、受光素子571は、参照光光学部(図示せず)から導かれた内部参照光(図示せず)を受光し電気信号に変換して、第2距離測定部465に送信する。
第2距離測定部465は、第2測距受光部57(具体的には受光素子571)から送信された受光信号に基づいて測定対象物7までの距離を演算する。すなわち、第2反射測距光566および内部参照光は、第2反射測距光電気信号および内部参照光電気信号のそれぞれに変換され、第2距離測定部465に送られる。測定対象物7までの距離は、第2反射測距光電気信号と内部参照光電気信号との間の時間的間隔の差に基づいて測定される。第2距離測定部465の演算結果は、演算部461に入力される。
演算部461は、測定した測定対象物7までの距離と、第2鉛直角検出器544により検出された鉛直角と、第2水平角検出器534により検出された水平角と、に基づいて、測定対象物7の座標値を算出する。また、演算部461は、パルス光毎の測定対象物7の座標値を記録することで、測定範囲全域に関する点群データ、あるいは測定対象物7に関する点群データを得ることができる。
次に、本実施形態に係る3次元測量装置2の動作、および本実施形態に係る3次元測量装置2が実行する3次元測量方法を、図面を参照して説明する。
図4は、本発明の実施形態に係る3次元測量方法を説明するフローチャートである。
まず、ステップS11において、作業者は、移動体3上に視準測距ユニット4およびスキャナユニット5を設置し固定する。このとき、移動体3に対する視準測距ユニット4の外部標定要素は、予め設定されて既知となる。また、図1に関して前述したように、スキャナユニット5は、視準測距ユニット4と一体で設けられ、視準測距ユニット4に対して回転自在に設けられる。このとき、視準測距ユニット4に対するスキャナユニット5の外部標定要素は、予め設定されており既知である。
続いて、ステップS12において、作業者は、既知点上に計測用ターゲット6(図4ではプリズム)を設置する。既知点は、移動体3から離れた位置であり、構造物(例えばトンネル)の内部に設置されていてもよく、構造物の外部に設置されていてもよい。
続いて、ステップS13において、視準測距ユニット4は、移動体3の移動開始位置(スタート位置)において、例えば後方交会法などにより視準測距ユニット4の位置および方位を決める。すなわち、演算部461は、視準測距ユニット4から計測用ターゲット6までの距離と、第1鉛直角検出器444により検出された鉛直角と、第1水平角検出器434により検出された水平角と、に基づいて、視準測距ユニット4の計測中心の座標値を算出する。また、演算部461は、移動体3の方位センサ32から送信された信号に基づいて、デッドレコニング等により移動体3の方位を算出するとともに視準測距ユニット4の方位を算出する。
続いて、ステップS14において、視準測距ユニット4は、既知点上に設置された計測用ターゲット6を視準し、ロック(トラッキング)する。すなわち、視準測距ユニット4は、視準測距ユニット4の自動追尾機能を利用して、計測用ターゲット6を自動的に視準する。
続いて、ステップS15において、演算部461は、スキャナユニット5を起動させ、スキャナユニット5によるスキャンを開始する。すなわち、演算部461は、スキャナユニット5から測定対象物7までの距離と、第2鉛直角検出器544により検出された鉛直角と、第2水平角検出器534により検出された水平角と、を取得する。このとき、演算部461は、第2水平回転駆動部466を介して第2水平駆動モータ533を制御し、第2鉛直回転駆動部467を介して第2鉛直駆動モータ543を制御し、移動体3の移動方向に対して垂直な面内で第2測距光565を走査鏡55により回転照射させる。移動体3の移動方向は、任意の異なる時刻間における移動体3の方位の変化と、移動体3に対する視準測距ユニット4の外部標定要素と、任意の異なる時刻間における視準測距ユニット4の計測中心の座標値の変化と、に基づいて演算部461により算出される。
続いて、ステップS16において、作業者は、移動体3を移動させる。例えば、作業者は、移動体3としての台車のハンドルを把持し、トンネルなどの測定対象物7に沿って移動体3(台車)を移動させる。あるいは、例えば、作業者は、移動体3として自動車を運転し、トンネルなどの測定対象物7に沿って移動体3(自動車)を移動させる。
続いて、ステップS17において、演算部461は、移動体3の方位センサ32から送信された信号に基づいて、デッドレコニング等により移動体3の方位を算出する。
続いて、ステップS18において、演算部461は、視準測距ユニット4から計測用ターゲット6までの距離と、第1鉛直角検出器444により検出された鉛直角と、第1水平角検出器434により検出された水平角と、を取得する。このとき、演算部461は、視準測距ユニット4の計測中心の座標値を算出してもよい。このときに、演算部461により算出される視準測距ユニット4の計測中心の座標値は、ローカル座標系における座標値である。また、演算部461は、傾斜計49により送信された信号に基づいて、重力に対する視準測距ユニット4の傾き(傾斜角)を取得する。ステップS18は、本発明の3次元測量方法における「視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出するステップ」の一例に相当する。
続いて、ステップS19において、演算部461は、移動体3に対する視準測距ユニット4の外部標定要素と、第1水平角検出器434により検出された水平角と、に基づいて、視準測距ユニット4から計測用ターゲット6に向かう方向の方位を算出する。すなわち、演算部461は、移動体3の方位センサ32から送信された信号に基づいて、移動体3の方位を算出するとともに視準測距ユニット4の方位を算出する。
続いて、ステップS20において、演算部461は、ステップS18において取得された距離(第1距離)、鉛直角(第1鉛直角)、水平角(第1水平角)および傾斜角と、移動体3に対する視準測距ユニット4の外部標定要素と、ステップS19において算出された方位と、に基づいて視準測距ユニット4の計測中心の座標値(位置)を算出する。このときに、演算部461により算出される視準測距ユニット4の計測中心の座標値は、グローバル座標系における座標値である。ステップS20は、本発明の3次元測量方法における「視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出するステップ」の一例に相当する。
続いて、ステップS21において、演算部461は、スキャナユニット5から測定対象物7までの距離と、第2鉛直角検出器544により検出された鉛直角と、第2水平角検出器534により検出された水平角と、視準測距ユニット4に対するスキャナユニット5の外部標定要素と、発光素子561が第2測距光565を発光した時刻(スキャン発光時刻)における視準測距ユニット4の計測中心の座標値(位置)、視準測距ユニット4の方位、および視準測距ユニット4の傾き(傾斜角)と、に基づいて測定対象物7の測定点の座標値(位置)を算出する。すなわち、演算部461は、ステップS15において取得された距離(第2距離)、鉛直角(第2鉛直角)および水平角(第2水平角)と、視準測距ユニット4に対するスキャナユニット5の外部標定要素と、スキャン発光時刻における視準測距ユニット4の座標値(位置)、方位および傾斜角と、に基づいて測定対象物7の測定点の座標値(位置)を算出する。このときに、演算部461により算出される測定対象物7の測定点の座標値は、グローバル座標系における座標値である。ステップS21は、本発明の3次元測量方法における「測定対象物の座標値を算出するステップ」の一例に相当する。
本実施形態に係る3次元測量装置2および3次元測量方法によれば、視準測距ユニット4は、移動体3に固定されている。また、スキャナユニット5は、視準測距ユニット4と一体で設けられるとともに視準測距ユニット4に対して回転自在に設けられている。つまり、視準測距ユニット4およびスキャナユニット5は、一体的に移動体3に固定され、移動体3ともに移動する。そのため、例えば視準測距ユニット4とスキャナユニット5との間で互いに信号(情報)の送受信を無線で行う無線通信モデムなどは不要である。これにより、3次元測量装置2は、3次元測量装置2が備える装置や機器の数を抑えることができ、3次元測量装置2の構造を簡易化することができる。また、3次元測量装置2が備える装置や機器の設定が煩雑になることを抑えることができる。
また、スキャナユニット5は、視準測距ユニット4と一体で設けられるとともに視準測距ユニット4に対して回転自在に設けられている。そのため、移動体3の姿勢が変化した場合であっても、視準測距ユニット4は計測用ターゲット6をより確実に視準し視準測距ユニット4の計測中心の座標値を算出できるとともに、スキャナユニット5は視準測距ユニット4に対して回転し所望の方向において測定対象物7をスキャンすることができる。これにより、3次元測量装置2は、測定誤差が生ずることを抑え、高い精度の3次元データを安定的に取得することができる。
また、ステップS15において、演算部461は、移動体3の移動方向に対して垂直な面内で第2測距光565を走査鏡55により回転照射させる制御を実行する。これにより、例えばトンネルなどのように、測定対象物7が長手方向に延びた形状や構造を有する場合において、スキャナユニット5は、長手方向(移動体3の移動方向)に対して垂直な面内で第2測距光565を回転照射し、高い精度の3次元データを安定的に取得することができる。
また、演算部461は、方位センサ32により検知された方位と、傾斜計49により計測された視準測距ユニット4の傾斜角と、に基づいて視準測距ユニット4の計測中心の座標値および測定対象物7の測定点の座標値を算出する。そのため、3次元測量装置2は、グローバル座標系における視準測距ユニット4の座標値(位置)および測定対象物7の座標値(位置)を取得することができる。
以上、本発明の実施形態について説明した。しかし、本発明は、上記実施形態に限定されず、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で種々の変更を行うことができる。上記実施形態の構成は、その一部を省略したり、上記とは異なるように任意に組み合わせたりすることができる。
2・・・3次元測量装置、 3・・・移動体、 4・・・視準測距ユニット、 5・・・スキャナユニット、 6・・・計測用ターゲット、 7・・・測定対象物、 31・・・車輪、 32・・・方位センサ、 41・・・整準部、 42・・・第1托架部、 43・・・第1水平回転部、 44・・・第1鉛直回転部、 45・・・望遠鏡部、 46・・・制御演算部、 47・・・操作表示部、 48・・・基盤部、 49・・・傾斜計、 52・・・第2托架部、 53・・・第2水平回転部、 54・・・第2鉛直回転部、 55・・・走査鏡、 56・・・第2測距発光部、 57・・・第2測距受光部、 411・・・調整螺子、 421・・・間隙部、 431・・・第1水平回転軸、 432・・・軸受、 433・・・第1水平駆動モータ、 434・・・第1水平角検出器、 436・・・第1鉛直軸心、 441・・・第1鉛直回転軸、 442・・・軸受、 443・・・第1鉛直駆動モータ、 444・・・第1鉛直角検出器、 446・・・第1水平軸心、 451・・・第1測距発光部、 452・・・第1測距受光部、 453・・・視準受光部、 455・・・第1測距光、 456・・・第1反射測距光、 457・・・反射視準光、 458・・・視準望遠鏡、 461・・・演算部、 462・・・第1距離測定部、 463・・・第1水平回転駆動部、 464・・・第1鉛直回転駆動部、 465・・・第2距離測定部、 466・・・第2水平回転駆動部、 467・・・第2鉛直回転駆動部、 468・・・記憶部、 469・・・画像処理部、 471・・・表示部、 472・・・操作入力部、 521・・・凹部、 531・・・第2水平回転軸、 532・・・軸受、 533・・・第2水平駆動モータ、 534・・・第2水平角検出器、 536・・・第2鉛直軸心、 541・・・第2鉛直回転軸、 542・・・軸受、 543・・・第2鉛直駆動モータ、 544・・・第2鉛直角検出器、 546・・・第2水平軸心、 561・・・発光素子、 562・・・投光光学部、 565・・・第2測距光、 566・・・第2反射測距光、 571・・・受光素子、 572・・・受光光学部

Claims (3)

  1. 測定対象物の3次元データを取得する3次元測量装置であって、
    方位を検知する方位センサを有し前記測定対象物に沿って移動する移動体と、
    前記移動体から離れた既知点に設置されるとともに前記測定対象物の位置とは異なる位置に設置された計測用ターゲットと、
    重力に対する傾きを計測する傾斜計を有し前記移動体に固定され、前記計測用ターゲットに第1測距光を照射し、前記第1測距光が前記計測用ターゲットで反射した第1反射測距光と第1内部参照光とに基づいて前記計測用ターゲットまでの距離を測定するとともに前記第1測距光の照射方向を検出する視準測距ユニットと、
    前記視準測距ユニットと一体で設けられるとともに前記視準測距ユニットに対して回転自在に設けられ、前記測定対象物に第2測距光を照射し、前記第2測距光が前記測定対象物で反射した第2反射測距光と第2内部参照光とに基づいて前記測定対象物までの距離を測定するとともに前記第2測距光の照射方向を検出するスキャナユニットと、
    前記視準測距ユニットおよび前記スキャナユニットの少なくともいずれかに設けられた制御演算部と、
    を備え、
    前記視準測距ユニットは、
    前記計測用ターゲットを視準し前記第1測距光を照射する望遠鏡部と、
    前記望遠鏡部を鉛直軸心を中心に水平回転させる第1水平駆動モータと、
    前記望遠鏡部の第1水平角を検出する第1水平角検出器と、
    前記望遠鏡部を水平軸心を中心に鉛直回転させる第1鉛直駆動モータと、
    前記望遠鏡部の第1鉛直角を検出する第1鉛直角検出器と、
    を有し、
    前記スキャナユニットは、
    前記第2測距光を水平軸心に交差する面内で回転照射させる走査鏡と、
    前記走査鏡を鉛直軸心を中心に水平回転させる第2水平駆動モータと、
    前記走査鏡の第2水平角を検出する第2水平角検出器と、
    前記走査鏡を水平軸心を中心に鉛直回転させる第2鉛直駆動モータと、
    前記走査鏡の第2鉛直角を検出する第2鉛直角検出器と、
    を有し、
    前記制御演算部は、
    前記視準測距ユニットから前記計測用ターゲットまでの距離を測定する第1距離測定部と、
    前記スキャナユニットから前記測定対象物までの距離を測定する第2距離測定部と、
    を有し、前記第1距離測定部により測定された距離と、前記第1水平角検出器により検出された前記第1水平角と、前記第1鉛直角検出器により検出された前記第1鉛直角と、前記方位センサから送信された信号に基づいて算出された前記視準測距ユニットの方位と、予め設定され既知となっている前記移動体に対する前記視準測距ユニットの外部標定要素と、前記傾斜計により計測された前記視準測距ユニットの傾斜角と、に基づいて前記計測用ターゲットの座標値を算出することにより前記視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出し、前記計測中心の座標と、予め設定され既知となっている前記視準測距ユニットに対する前記スキャナユニットの外部標定要素と、前記第2距離測定部により測定された距離と、前記第2水平角検出器により検出された前記第2水平角と、前記第2鉛直角検出器により検出された前記第2鉛直角と、前記方位センサから送信された信号に基づいて算出された前記視準測距ユニットの方位と、前記傾斜計により計測された前記視準測距ユニットの傾斜角と、に基づいて前記測定対象物の座標値を算出することを特徴とする3次元測量装置。
  2. 前記制御演算部は、前記第2水平駆動モータおよび前記第2鉛直駆動モータを制御し、前記移動体の移動方向に対して垂直な面内で前記第2測距光を前記走査鏡により回転照射させることを特徴とする請求項1に記載の3次元測量装置。
  3. 測定対象物の3次元データを取得する3次元測量装置が実行する3次元測量方法であって、
    前記測定対象物に沿って移動する移動体から離れた既知点に設置されるとともに前記測定対象物の位置とは異なる位置に設置された計測用ターゲットを視準し第1測距光を照射して前記計測用ターゲットまでの距離を測定する第1距離測定部により測定された距離と、望遠鏡部が鉛直軸心を中心に水平回転したときの前記望遠鏡部の第1水平角と、前記望遠鏡部が水平軸心を中心に鉛直回転したときの前記望遠鏡部の第1鉛直角と、前記移動体が有する方位センサから送信された信号に基づいて算出された視準測距ユニットの方位と、予め設定され既知となっている前記移動体に対する前記視準測距ユニットの外部標定要素と、前記視準測距ユニットが有する傾斜計により計測された前記視準測距ユニットの傾斜角と、に基づいて前記計測用ターゲットの座標値を算出することにより前記移動体に固定された前記視準測距ユニットの計測中心の座標値を算出するステップと、
    前記計測中心の座標と、前記視準測距ユニットと一体で設けられるとともに前記視準測距ユニットに対して回転自在に設けられたスキャナユニットの前記視準測距ユニットに対する外部標定要素であって予め設定され既知となっている外部標定要素と、第2測距光を照射して前記測定対象物までの距離を測定する第2距離測定部により測定された距離と、前記第2測距光を水平軸心に交差する面内で回転照射させる走査鏡が鉛直軸心を中心に水平回転したときの前記走査鏡の第2水平角と、前記走査鏡が水平軸心を中心に鉛直回転したときの前記走査鏡の第2鉛直角と、前記方位センサから送信された信号に基づいて算出された前記視準測距ユニットの方位と、前記傾斜計により計測された前記視準測距ユニットの傾斜角と、に基づいて前記測定対象物の座標値を算出するステップと、
    を備えたことを特徴とする3次元測量方法。

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