JP7354083B2 - タイヤ交換具 - Google Patents
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Description
本発明は、自動車用タイヤを交換する作業を補助するために使用されるタイヤ交換具に関するものである。
従来のタイヤ交換具には、例えば、基台上にタイヤのトレッド面を支持する一対の回転可能な支持ローラが所定の間隔で平行に配設され、この一対の支持ローラが間隔調節手段によって同時に同一距離を接近・離反可能に設けられているものがあった。
このタイヤ交換具は、その間隔調節手段が、支持ローラの軸受けを有し基台上を摺動する一対の移動台と、この一対の移動台に連結し左右が逆向きの螺子部を有する送り螺子軸を備えており、さらに、その移動台が互いに逆方向の螺子部に連結しているものであって、その基台の下面にその基台を任意方向に移動可能とする車輪が設けられているものである。
実用新案登録第3111528号
しかしながら、上記した従来のタイヤ交換具では、タイヤを支持する一対の支持ローラの間隔を間隔調整手段によって近接又は離反させることによって、タイヤを上下動させて、自動車用タイヤのハブボルト穴をホイールハブのハブボルトのある高さまでリフトアップさせる必要がある。
ここで、一対の支持ローラを近接又は離反させる動作は、作業者が間隔調節手段に付随するハンドルを回わすことで螺子部を回転させて、一対の支持ローラを載せた一対の移動台を近接又は離反させなければならず、かかる螺子部を介した一対の支持ローラの移動量が小さいことから、自動車用タイヤの昇降に時間が掛かり、タイヤの交換作業が繁雑となるという問題点があった。
また、間隔調節手段のハンドルは、自動車の車体底面と地面との間にできる狭い隙間空間で作業者が手回ししなければならない位置にあり、かつ、かかかるハンドルも短くて回し難いことから、かかるハンドルを作業者が手回しで力を伝達し難く、自動車用タイヤをリフトアップさせる作業が極めて行い難いという問題点があった。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、自動車用タイヤの交換時に、かかるタイヤを地面近傍からホイールハブの近傍まで簡単な操作で容易に持ち上げることができ、かつ、自動車用タイヤのハブボルト穴と車体側のホイールハブのハブボルトとの位置関係を簡単な操作で調整することができるタイヤ交換具を提供することを目的としている。
この目的を達成するために第1発明のタイヤ交換具は、持ち手部材と、その持ち手部材にそれぞれ連設される各基端部から各先端部に向かって延設されるとともに互いに横方向に間隔を隔てて設けられる一対の脚部材と、その一対の脚部材における先端部と基端部との中間であって前記先端部側寄りとなる位置にて前記一対の脚部材に跨がった状態で渡設される支持部材とを備えており、前記一対の脚部材は、その先端部が地面に接した状態で支点となり、前記支持部材は、その上に載置される自動車用タイヤを、当該支持部材の渡設方向に転がり移動可能な状態で下から支える作用点となり、前記持ち手部材は、上方に向かう力が加えられる力点となって、これら支点、作用点及び力点が協働して自動車用タイヤを持ち上げる第2のてこ(「第2種てこ」ともいう。以下同じ。)として機能するものである。
この第1発明のタイヤ交換具によれば、自動車をジャッキアップしてその自動車用タイヤを交換をする場合、一対の脚部材は、自動車の全幅方向(以下「車体全幅方向」という。)に向けらた姿勢で、その自動車のタイヤハウスの外側下方から、その自動車の車体底面と地面との隙間空間へと、当該一対の脚部材の先端側から差し入れられる。このように一対の脚部材を車体下の隙間空間へ差し入れる場合、作業者は持ち手部材を手で掴んでタイヤ交換具を動かすことで、一対の脚部材の差し入れ位置を変更することができる。
車体底面下の隙間空間に差し入れたれた一対の脚部材は、車体底面下の隙間空間から車体全幅方向に延びる姿勢でタイヤハウスの外側まで延び出て、タイヤハウスの外側で作業者が持ち手部材を掴み持つことができる格好となるのに対し、支持部材は、車体の全長方向に向かって延びる姿勢となる。
また、この状態にあって、支持部材は、タイヤハウス内にあるホイールハブの外側下方に位置するようにし、この支持部材の上には、自動車用タイヤが支持部材の渡設方向(延長方向)に向かって転がり動くように載せられる。このとき、自動車用タイヤは、そのハブ取付面(ディスク部のデザイン面の裏側にある面をいう。以下同じ。)がホイールハウス側に対向した姿勢で、支持部材の上に載せられる。
このように支持部材上に自動車用タイヤを載せた状態で、この自動車用タイヤの外周上側を作業者が片手で持ちながら、もう一方の手で持ち手部材を持ち上げることによって、持ち手部材が力点となり、一対の脚部材の先端部が地面上で支点となり、自動車用タイヤが載せられた支持部材が作用点となって、タイヤ交換器具が「第2のてこ」として機能し、支持部材の上に載せられた自動車用タイヤが持ち上げられて上昇する。
このように作業者が持ち手部分を手で掴んで持ち上げられることで、自動車用タイヤのタイヤホイールのハブ取付面が車体のホイールハブに対向する位置まで上昇されると、自動車用タイヤのタイヤホイールにおけるディスク部の中央分がホイールハブへの取付高さまで到達する。さすれば、作業者は自動車用タイヤの外周上側を持った手を使って、支持部材上にある自動車用タイヤを支持部材の渡設方向に向かって、即ち、車体全長方向の前方又は後方へ向かって転がすことで、自動車用タイヤのホイールのハブボルト穴を、ホイールハブのハブボルト(但し、外国車などの場合はホイールハブのハブボルト穴となる。以下同じ。)の位置に合致するように自動車タイヤの位置を調整できる。
自動車用タイヤのホイールのハブボルト穴を、ホイールハブのハブボルトの位置に合致させると、自動車用タイヤをホイールハブへ向けてタイヤハウス内方へ向けて作業者が押し込むことで、自動車用タイヤの複数あるハブボルト穴にホイールハブに複数あるハブボルトが挿入されると、ハブボルト及び固定ナットによって自動車用タイヤをホイールハブに螺着することができることとなる。
第2発明のタイヤ交換具は、第1発明のタイヤ交換具において、前記支持部材は、その軸方向が前記渡設方向に向けられた丸棒体であり、その外径が自動車用タイヤのトレッド面に円周方向に刻設されるグルーブの溝幅に比べて大きく形成されている。
この第2発明のタイヤ交換具によれば、第1発明のタイヤ交換具と同様の作用及び効果を奏するうえ、支持部材は、その軸方向が当該支持部材の渡設方向に向かった姿勢をした断面円形状の丸棒体であって、その外径が自動車用タイヤのトレッド面に外周方向に刻設されたグルーブの溝幅よりも大きく形成されるので、かかるグルーブ内に支持部材が完全に嵌まり込んで自動車用タイヤが支持部材上を転がり難くなることを防止でき、自動車用タイヤを支持部材の渡設方向に容易に転がせるようにできる。
また、一方で、支持部材の外周上部の一部については自動車用タイヤの外周方向に刻設されるグルーブ内に噛み合わせることができるので、自動車用タイヤを支持部材上で転がす場合に、支持部材がレールのように機能して自動車用タイヤを当該支持部材に沿ってタイヤ幅方向にズレ動かずに転がすことができるという効果がある。しかも、支持部材が丸棒体であるので、その断面形状が外周面が曲面となった円形状となることから、支持部材上に載せられた自動車用タイヤのトレッド面が支持部材の外周面との接触によって損傷することなどを防止できる。
第3発明のタイヤ交換具は、第1又は第2発明のタイヤ交換具において、前記一対の脚部材の先端部に設けられ、当該一対の脚部材の先端部を地面から離間させ、前記支持部材の渡設方向と軸方向が一致した回転軸を介して当該一対の脚部材の外側に回転自在にそれぞれ軸支され、前記支点としてそれぞれ機能する一対の車輪を備えている。
この第3発明のタイヤ交換具によれば、第1又は第2発明のタイヤ交換具と同様の作用及び効果を奏するうえ、一対の脚部材の先端部は、それぞれに回転軸を介して軸支されている一対の車輪によって、地面から離間されるが、この一対の車輪が一対の脚部材の先端部で地面に接して「第2のてこ」の支点として機能するので、かかる本タイヤ交換具が「第2のてこ」となって機能する特徴を以前として確保することができる。
しかも、「第2のてこ」として機能する本タイヤ交換具は、支持部材にタイヤを載せた状態でも、かかる支点(一対の車輪)から力点(持ち手部材)へ向けて上昇傾斜する姿勢で、一対の脚部材における持ち手部材側を上昇させることで、一対の車輪を介して、支持部材の渡設方向と直交する方向、即ち、タイヤ交換を行う場合における車体全幅方向に一対の車輪を地面上で回転させて移動させることができる。
このため、自動車用タイヤのディスク部のハブ取付面をホイールハブに向かって移動させて接近させる場合、一対の脚部材の先端部を地面上で擦り動かす必要がなく、支持部材に載せられた自動車用タイヤごと本タイヤ交換具をホイールハブに向かって円滑に移動させて、自動車用タイヤをホイールハブに接近させることができる。
第4発明のタイヤ交換具は、第1から第3発明のいずれかのタイヤ交換具において、前記支持部材の長さLaは、前記支持部材に載置される自動車用タイヤのタイヤホイールのハブボルト穴数Nで自動車用タイヤの外周長Lを割り算した値(L/N)の1/2倍以上である。即ち、支持部材の長さLaは、La≧0.5L/N(但し、L:自動車用タイヤの外周長,N:自動車用タイヤのタイヤホイールのハブボルト穴数とする。)の式により求められる。
この第4発明のタイヤ交換具によれば、第1から第3発明のいずれかのタイヤ交換具と同様の作用及び効果を奏するうえ、支持部材の長さが自動車用タイヤの外周長Lをそのタイヤホイールのハブボルト穴数Nで除算した値(L/N)の1/2倍以上であるので(La≧0.5L/N)、支持部材上で自動車用タイヤを転がすことで、この自動車用タイヤを、その1周(360°)を2Nで除した値の角度θ(=360°÷2N)(図4参照。)分だけ、回転させることができ、かかる角度θ分だけ自動車用タイヤを支持部材上で回転させることで、この回転をする間に自動車用タイヤの各ハブボルト穴とホイールハブの各ハブボルトとがピッチ円P(図5参照。)の周方向(以下「ピッチ円周方向」という。)において互いに対応する位置関係となるように調整することができる。
例えば、自動車用タイヤの外周長Lが650mmで、ハブボルト穴数Nが4である場合、支持部材の長さLaは81.25mm(=0.5×650÷4)以上となり、この長さの支持部材上で転がる自動車用タイヤはθ=45°以上の角度を回転可能となる。さすれば、ホイールハブの各ハブボルトと自動車用タイヤの各ハブボルト穴とはいずれも90°(=2θ)間隔で設けられており、いずれか一方を他方に対してピッチ円周方向一方又は他方へ相対的に最大で45°回転させることで、互いのピッチ円周方向においてボルト位置とボルト穴位置とが対応する位置関係となり、各ボルトを各ボルト穴に挿入可能な位置関係となる。
もっとも、支持部材の長さLaが0.5L/Nの値以上あれば、自動車用タイヤは角度θ(=360°÷2N)以上を支持部材上で転がり回転可能とはなるが、実際には、自動車用タイヤを支持部材の上に載せる際に、あらかじめおおよその見当を付けて、自動車用タイヤのハブボルト穴の位置を、ホイールハブのハブボルトの位置に位置合わせしたうえで、自動車用タイヤをタイヤ交換具の「第2のてこ」機能を用いてホイールハブまで持ち上げれば、自動車用タイヤを支持部材上で45°も転がさなくても、それより少ないごく僅かな角度を転がすだけで、ハブボルト及びハブボルト穴の位置合わせを行えることとなる。
第5発明のタイヤ交換具は、第1から第4発明のタイヤ交換具において、前記一対の脚部材は、それらの先端部から前記支持部材の固定位置まである先側部分をそれぞれ有し、それらの先側部分同士は、互いに所定の間隔を隔てて平行な姿勢で設けられるとともに、自動車用タイヤのトレッド面が地面に接地した状態において、その接地部分を避けて当該接地部分の両側にできる自動車用タイヤのトレッド面と地面との間に形成される両空隙を通り抜けて、自動車のホイールハブに固定された自動車用タイヤの外側又は内側の一方から他方へ向かって通過可能な間隔が、当該先側部分同士の間に設けられている。
この第5発明のタイヤ交換具によれば、第1から第4発明のいずれかのタイヤ交換具と同様の作用及び効果を奏するうえ、自動車のホイールハブに固定された自動車用タイヤのトレッド面が地面に接地した状態、即ち、自動車がジャッキアップされずに地面に自動車用タイヤが接地した状態でも、一対の脚部材における各先端部から支持部材の固定位置に及ぶ先側部分は、車体底面下の隙間空間から、自動車用タイヤの接地部分を避けて、その接地部分の両側にできる自動車用タイヤのトレッド面と地面との間に形成される両空隙を通り抜けて、自動車用タイヤの内側から外側へ向かって通過して、自動車の車体底面下の隙間空間から抜き出すことができる。
また一方で、一対の脚部材の先側部分は、自動車用タイヤの接地部分を避けて、自動車用タイヤの接地部分の両側にあるトレッド面と地面との間に形成される両空隙を通り抜けて、自動車用タイヤの外側から内側へ向かって通過して、自動車の車体底面下の隙間空間へと入り込むことができる。このように、自動車用タイヤが地面に接地していてもいなくても、一対の脚部材の先側部分を自動車用タイヤの接地部分を避けて、車体底面下の隙間空間に対して出し入れすることができる。
なお、自動車用タイヤの内側とは、自動車用タイヤのタイヤ幅方向一側であって、自動車の車体のタイヤハウスの内面に対向する側部をいい、例えば、タイヤホイールのディスク部のハブ取付面やリム部がある側をいい、自動車用タイヤの外側とは、自動車用タイヤのタイヤ幅方向他側であって、自動車の車体のタイヤハウスの外側を向いた側部をいい、例えば、タイヤホイールのディスク部のデザイン面がある側部をいう。
第6発明のタイヤ交換具は,第3発明に従属する第5発明のタイヤ交換具において、前記一対の車輪は、前記両空隙を通過可能な大きさに形成されている。
この第6発明のタイヤ交換具によれば、第3発明に従属する第5発明のタイヤ交換具と同様の作用及び効果を奏するうえ、一対の脚部材の先端部は、そこに一対の車輪があっても、自動車用タイヤの接地部分を避けて、自動車用タイヤの接地部分の両側にあるトレッド面と地面との間に形成される両空隙を通り抜けて、自動車用タイヤの内側又は外側の一方から他方へ向かって通過して、自動車の車体底面下の隙間空間とその外との間を出入りすることができる。
第7発明のタイヤ交換具は、第3発明に従属する第4から第6発明のいずれかのタイヤ交換具において、前記一対の車輪の外周面には、滑り止め用の凹凸が形成されている。
この第7発明のタイヤ交換具によれば、第3発明に従属する第4から第6発明のいずれかのタイヤ交換具と同様の作用及び効果を奏するうえ、一対の車輪の外周面、即ち、一対の車輪における地面との接地面には、滑り止め用の凹凸が形成されるので、例えば、地面に積雪などがあって地面が滑りやすい状況であっても、一対の車輪がその外周面にある凹凸を地面に食い込ませて回転し易くなる。
本発明のタイヤ交換具によれば、自動車のタイヤ交換をする場合に、自動車用タイヤを「第2のてこ」の機能を用いて容易に地面付近からタイヤハウス内のホイールハブ近傍まで持ち上げることができ、かつ、支持部材上に載せた自動車用タイヤを当該支持部材の渡設方向に沿って転がし動かすことで、自動車用タイヤとホイールハブとに関してハブボルト穴の位置とハブボルトの位置とを相対的に変更して微調整することができ、自動車用タイヤをホイールハブに取り付け易い位置となるようにその取付位置を適宜調整できるという効果がある。
以下、添付図面を参照して、本発明の実施形態の一例について説明する。図1は、本発明の実施形態であるタイヤ交換具1の正面図であり、図2はタイヤ交換具1の右側面図である。なお、タイヤ交換具1の背面図は正面図と同一となり、タイヤ交換具1の左側面図は右側面図と左右対称となるので、その図示を省略している。
図1及び図2に示すように、タイヤ交換具1は、持ち手部材2と、一対の脚部材3,3と、支持部材4と、一対の車輪5,5とを備えている。持ち手部材2と、一対の脚部材3,3とは一本の金属製の中空丸棒体(「パイプ」ともいう。)を正面視逆U字形に曲折して形成されたものであり、一対の脚部材3,3の先端部にはそれぞれ車輪5,5が軸着されている。
支持部材4は、自動車用タイヤ20を載置してこれを支持する部材であり、一本の金属製の中実丸棒体(「丸棒材」ともいう。)で形成されており、持ち手部材2に対して平行となるように横一文字状に設けられている。
このタイヤ交換具1は、後述するように(図6参照。)、一対の脚部材3,3の先端部に設けられた一対の車輪5,5が地面Gに接した状態で支点となり、支持部材4がその上に載置される自動車用タイヤ20を当該支持部材4の渡設方向(図1の左右方向、図7の左右方向)に転がり移動可能な状態で下から支える作用点となり、持ち手部材2がその上方に向かう力が加えられる力点となって、これら支点、作用点及び力点が協働して自動車用タイヤ20を持ち上げる「第2のてこ」として機能するものである。
図1に示すように、持ち手部材2は、タイヤ交換具1の横方向(図1左右方向)に延びる所定長さの丸棒状に形成されており、その長手方向(横方向)両端部が円弧状に曲折されており、これら両端部にそれぞれ一対の脚部材3,3の基端部が連設されている。一対の脚部材3,3は、持ち手部材2の長手方向両端部の曲折部分の先から当該持ち手部材2に対して略直角を成すように互いに同一方向(図1下方向)に延設されている。
一対の脚部材3,3は、持ち手部材2に連設される基端部(図1及び図2の上側)をそれぞれ有しており、これらの基端部からそれぞれ先端部(図1及び図2の下側)に向かって延設されており、互いに横方向(図1の左右方向)に間隔(距離)Wを隔てて平行に設けられている。
支持部材4は、一対の脚部材3,3における先端部と基端部との中間であって、その先端部側寄りとなる位置にて、一対の脚部材3,3に跨がった状態で渡設されている。この支持部材4は、その軸方向が当該支持部材4の渡設方向(図1左右方向)を向いており、一対の脚部材3,3に対して略直角を成す状態で、その両端部が一対の脚部材3,3に溶接によりそれぞれ固着されている。
一対の車輪5,5は、例えば、ABS樹脂などの硬質樹脂を成型した車輪や、ゴムなどの弾性樹脂を成型したゴムタイヤであり、一対の脚部材3,3の各々の先端部にそれぞれ一輪ずつ設けられている。これら一対の車輪5,5は、一対の脚部材3,3の先端部をそれぞれ地面Gから離間させており、上記した支持部材4の渡設方向と軸方向が一致した回転軸6,6を介して、当該一対の脚部材3,3の外側面に回転自在にそれぞれ軸支されている。このため、これら一対の車輪5,5が一対の脚部材3,3の先端部で「第2のてこ」の支点としてそれぞれ機能するものとなる。
このようにタイヤ交換具1は、それが「第2のてこ」として機能する場合に、その支点が地面Gを転がり可能な一対の車輪5,5であることから、支持部材4上に載った自動車用タイヤ20をホイールハブ30に対して適切な位置に位置変更したいときに、一対の脚部材3,3の先端部を地面G上で引きずりながら移動させる必要がなく、一対の車輪5,5を地面G上で転がしてタイヤ交換具1の位置を容易に変更することができ、自動車用タイヤ20のホイールハブ30に対する位置補正も容易に行えることとなる。
図2に示すように、脚部材3は、持ち手部材2が連設される基端部(図2上側)から先端部(図2下側)に至るまでの途中で側面視へ字状に曲折されている。このため、一対の脚部材3,3を倒して地面G上に横臥状態で寝かして置いた場合(図6(a)参照。)、一対の脚部材3,3における持ち手部材2側が地面Gに対して上方傾斜する姿勢となるように形成されている。
したがって、タイヤ交換具1を地面Gに置いた場合(図6(a)参照。)、持ち手部材2は、一対の脚部材3,3の先端側(車輪5,5の配設側)に比べて僅かに地面Gから上方に離間した姿勢となるようになる。このため、タイヤ交換具1における一対の脚部材3,3を倒して地面G上に横臥状態で寝かせて置いた場合(図6(a)参照。)、持ち手部材2を地面Gから上方に浮き上がった状態にすることができ、使用者が持ち手部材2を掴み易くすることができる。
図3(a)は、自動車用タイヤが載った状態におけるタイヤ交換具の支持部材の断面図であり、図3(b)は、図3(a)の一点鎖線円内の拡大断面図である。図3に示すように、支持部材4は、その断面形状が円形をした中実丸棒体で形成されており、この断面形状の外径が自動車用タイヤ20のトレッド面21に円周方向に刻設されるグルーブ(溝)21aの溝幅に比べて大きく形成されている。
このため、かかる支持部材4が自動車用タイヤ20のグルーブ21aに挟まり込むことを防止できる。また、支持部材4の断面形状の外周面が曲面となった円形状となっているので、この支持部材4の上に載せられた自動車用タイヤ20のトレッド面21が支持部材4の外周面と接触することで損傷することを防止できる。
図4は、自動車用タイヤ20が支持部材4の上に載せられたタイヤ交換具1を、自動車用タイヤ20のディスク部23のデザイン面24側から投影視した使用状態図である。図4に示すように、支持部材4の長さLaは、支持部材4に載置される自動車用タイヤ20のタイヤホイール22のハブボルト穴25の個数Nで自動車用タイヤ20の外周長Lを割り算した値(L/N)の1/2倍以上となっている。
即ち、支持部材の長さLaは、La≧0.5L/N(但し、L:自動車用タイヤの外周長,N:自動車用タイヤのタイヤホイールのハブボルト穴数とする。)の式により求められる。
例えば、この支持部材4の長さがLa=320mmの場合、仮に自動車用タイヤ20のハブボルト穴25の個数N=4本であれば、自動車用タイヤ20が外周長L=320mm×4=2560mm(直径815mm程度)のものまで、これが支持部材4の上を転がって角度θ=45°(=0.5×360°÷4)以上の角度を回転でき、結果、ハブボルト穴25とハブボルト31との位置ズレの微調整を行うことができる。
図5は、地面Gに接地した自動車用タイヤ20とタイヤ交換具1との位置関係を示しめすため一対の脚部材3,3の断面視するともに、自動車用タイヤ20をそのディスク部23のデザイン面24側から投影視した使用状態図である。図1に示すように、一対の脚部材3,3は、それらの先端部から前記支持部材4の固定位置まである先側部分3a,3aをそれぞれ有している。これらの先側部分3a,3a同士は、互いに所定の間隔Wを隔てて平行な姿勢で設けられている。
図5に示すように、これらの先側部分3a,3a同士の間にある間隔Wは、自動車用タイヤ20のトレッド面21が地面Gに接地した状態において、その接地部分21bを避けて当該接地部分21bの両側にできる自動車用タイヤ20のトレッド面21と地面Gとの間に形成される両空隙(以下「タイヤ両脇空隙」という。)C,Cを当該先側部分3a,3aがそれぞれ通り抜けて、自動車40のホイールハブ30に固定された自動車用タイヤ20の外側又は内側の一方から他方へ向かって通過可能となるように設定されている。
また、一対の脚部材3,3の先端部にそれぞれある一対の車輪5,5も、タイヤ両脇空隙C,Cの高さより小さく形成されており、このタイヤ両脇空隙C,Cを通過可能な大きさとなっている。さらに、一対の車輪5,5は、上記したように一対の脚部材3,3の外側面に軸支されているので(図2参照。)、タイヤ両脇空隙C,Cを通り抜ける際に自動車用タイヤ20からより離れた位置を通過できるので、一対の車輪5,5と自動車用タイヤ20とが接触干渉し難くなって、一対の脚部材3,3の先側部分3a,3aがタイヤ両脇空隙C,Cを通過させ易くなる。
次に、図6及び図7を参照して、本実施形態のタイヤ交換具1の使用方法について説明する。
図6は、タイヤ交換具1の使用方法を説明図であって、そのタイヤ交換具1を側面視した状態を図示しており、図6(a)は、タイヤ交換具1によって自動車用タイヤ20を持ち上げる前の状態を、図6(b)は、タイヤ交換具1によって自動車用タイヤ20を持ち上げた後の状態を、それぞれ図示している。
図7は、タイヤ交換具1の使用方法の説明図であって、そのタイヤ交換具1を持ち手部材2側から投影視した状態を図示しており、図7(a)は、タイヤ交換具1によって自動車用タイヤ20を持ち上げる前の状態を、図7(b)は、タイヤ交換具1によって自動車用タイヤ20を持ち上げた後の状態を、それぞれ図示している。
図6(a)に示すように、ジャッキアップされた自動車40のタイヤ交換をする場合、タイヤ交換具1は、その一対の脚部材3,3が地面G上に倒されて横臥状態で置かれる。このとき、一対の脚部材3,3は、自動車40の車体全幅方向(図6の左右方向)に向けられた姿勢となる。一対の脚部材3,3は、その先側部分3a,3aが自動車40のタイヤハウス41の外側下方から自動車40の車体底面42と地面Gとの隙間空間Hへと差し入れられる。このとき、作業者は、持ち手部材2を手で掴んで一対の脚部材3,3の差し入れ位置を変更することができる。
車体底面2の下にある隙間空間Hへ差し入れたれた一対の脚部材3,3は、自動車40の隙間空間Hから車体全幅方向(図6左右方向、図7の紙面に対する垂直方向)に延びる姿勢でタイヤハウス41の外側まで延び出る格好となり、タイヤハウス41の外側で作業者が持ち手部材2を掴み持つことができる。このとき、支持部材4は、自動車40(の車体)の全長方向(図6の紙面に対する垂直方向、図7左右方向)に向かって延びる姿勢となる。
また、この状態において、支持部材4は、タイヤハウス41内にあるホイールハブ30の外側下方に位置し、この支持部材4の上には、自動車用タイヤ20が支持部材4の渡設方向(図6の紙面に対する垂直方向、図7の左右方向)に向かって転がり動くように載せられる。更に、この自動車用タイヤ20は、そのハブ取付面(タイヤホイール22のディスク部23のデザイン面24の裏側にある面をいう。以下同じ。)がタイヤハウス41の内面41aに対向した姿勢で、支持部材4の上に載せられる。
支持部材4上に自動車用タイヤ20を載せた状態で、この自動車用タイヤ20の外周上側が作業者の片手で支えられながら、図6(a)及び図7(a)に示す状態から図6(b)及び図7(b)に示す状態へと、作業車のもう一方の手で持ち手部材2が持ち上げられる。このことによって、持ち手部材2が力点となり、一対の脚部材3,3の先端部にある一対の車輪5,5が地面Gに接して支点となり、自動車用タイヤ20が載せられた支持部材4が作用点となって、タイヤ交換具1が「第2のてこ」として機能して、図6(b)に示すように、支持部材4の上に載せられた自動車用タイヤ20が上方へ持ち上げられる。
このようにして作業者が持ち手部材2を手で掴んでこれを持ち上げることで、図6(b)及び図7(b)に示すように、自動車用タイヤ20のホイールのハブ取付面が自動車40(の車体)のホイールハブ30に対向する位置まで、自動車用タイヤ20がタイヤ交換具1によって上昇されると、自動車用タイヤ20のディスク部23の中央分がホイールハブ30への取付高さまで到達する。
そして更に、図7(b)に示すように、作業者が自動車用タイヤ20の外周上側を持った手を使って、支持部材4上にある自動車用タイヤ20を支持部材4の渡設方向(図7(b)の左右方向)に向かって、車体全長方向の前方又は後方へ向かって転がすことで、自動車用タイヤ20のタイヤホイール22のハブボルト穴25を、ホイールハブ30のハブボルト31の位置に合致するように自動車用タイヤ20の位置を調整できる。
自動車用タイヤ20のタイヤホイール22のハブボルト穴25を、ホイールハブ30のハブボルト31の位置に合致させると、支持部材4の上に自動車用タイヤ20を載せたまま、持ち手部材2を持つ手でタイヤ交換具1をタイヤハウス41の内側41aへ向かって押し動かすことで、一対の車輪5,5が地面G上で転がってタイヤ交換具1を車体全幅方向(図6左方向)へ移動させることができる。
この一対の車輪5,5を介したタイヤ交換具1の移動によって、自動車用タイヤ20のディスク部23のハブ取付面をホイールハブ30に向かって移動させて接近させることができ、一対の脚部材3,3の先端部を地面G上で擦り動かす必要がなく、支持部材4に載せられた自動車用タイヤ20ごとタイヤ交換具1をホイールハブ30に向かって移動させて、自動車用タイヤ20をホイールハブ30に接近させる。
そのうえで、作業者が自動車用タイヤ20をホイールハブ30へ向けて車体側へ向けて押し込むことで、自動車用タイヤ20の複数あるハブボルト穴25にホイールハブ30に複数あるハブボルト31が挿入されるので、自動車用タイヤ20をナット(図示せず。)を介してホイールハブ30に螺着できるようになる。
ところで、一対の脚部材3,3の間隔Wは自動車用タイヤ20の外径より小さくなっており、その自動車用タイヤ20がタイヤ交換具1の一対の脚部材3,3に跨がって載置可能となり、結果、かかる一対の脚部材3,3が荷台として機能する。
このため、持ち手部材2を手で掴んで上方へ持ち上げることによって、一対の脚部材3,3からなる荷台を、地面Gに接地した一対の車輪5,5から持ち手部材2へ向かって上方傾斜した傾倒姿勢にすることで、かかる荷台として機能する一対の脚部材3,3にタイヤ交換具1に載置した状態で、持ち手部材2を作業者が引き動くことで一対の車輪5,5を転がしながら走行させながら、自動車用タイヤ20を運搬できるようにもなる。
つまり、一対の脚部材3,3を自動車用タイヤ20を載置する荷台として機能させることで、タイヤ交換具1をタイヤ運搬具としても兼用することができるのである。なお、このタイヤ交換具1は、自動車用タイヤ20を運搬する場合、その一対の脚部材3,3及び支持部材4の3つの部材を荷台として機能させても良く、かかる場合、荷台として機能する一対の脚部材3,3及び支持部材4の3つの部材に自動車用タイヤ20が跨がって載置される格好となる。
以上、実施形態に基づき本発明を説明したが、本発明は上記実施形態に何ら限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲内で種々の改良変形が可能であることは容易に推察できるものである。
例えば、本実施形態では、一対の車輪5,5の外周面の形状について何ら言及してはいないが、かかる各車輪5,5の外周面、即ち、地面Gとの接地面の表面形状は、例えば、その外周面の表面全体に凹凸を有するものであっても良く、その外周面の表面全体が無凹凸の滑面状であっても良い。
図8は、上記した実施形態の変形例であるタイヤ交換具100,200に関する正面視外観形状を示した図である。ここで、本実施形態では、図1に示すように一対の脚部材3,3がいずれも正面視直線状に形成されかつ互いに正面視平行に設けられたが、かかる一対の脚部材3,3の形態は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、図8に示すように、一対の脚部材3,3における先側部分3a,3aよりも持ち手部材2側にある部分を持ち手部材2に向かって徐々に互いの間隔Wが狭まるように曲折させ、かつ、持ち手部材2の長さを短くすることで、一対の脚部材3,3及び持ち手部材2でできる形態を正面視略逆V字形(図8(a)参照。)にしたタイヤ交換具100や、正面視略逆Y字形(図8(b)参照。)にしたタイヤ交換具200となるように形成しても良い。
また、本実施形態では、一対の脚部材3,3の先端部に回転軸6,6を介して車輪5,5をそれぞれ設けて、この一対の車輪5,5を「第2てこ」の支点として機能させたが、かかる支点として機能する部分は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、上記した一対の回転軸6,6を介して回転自在となる一対の車輪5,5を設けない形態のものであっても良く、この場合、一対の脚部材3,3の先端部自体が「第2てこ」の支点として機能させるようにしても良い。
また、本実施形態では、タイヤ交換具1における一対の脚部材3,3及び持ち手部材2を一本の金属製の中空丸棒体を曲折して形成したが、その材質は、金属に限定されるものではなく、タイヤ交換具1を形成可能な材質であれば、樹脂、繊維強化樹脂材料その他の材質であっても良く、また、その材料形態は必ずしも一本の中空丸棒体である必要はなく、中実丸棒体、中空又は中実の角棒体その他の断面形状(円形を除く。)を有する棒体であっても良く、その加工方法は曲折加工によるものである必要はなく、例えば、一対の脚部材3,3と持ち手部材2とを、溶接などの接合加工により互いに固着させたり、一体成型したり、ネジ止めなどの螺着固定をしたり、又は、リベット止めなどのカシメ固定をしたものであっても良い。
また、本実施形態では、支持部材4を金属製の中実丸棒体で形成してこれを一対の脚部材3,3に溶接により固着したが、かかる支持部材4の材質や材料形態や固定方法は必ずしもこれに限定されるものではなく、例えば、その材質は、金属に限定されるものではなく、樹脂、繊維強化樹脂材料その他の材質であっても良く、また、その材料形態は必ずしも中実丸棒体である必要はなく、中空丸棒体、中実又は中空の角棒体その他の断面形状(円形を除く。)を有する棒体、板体、コの字チャネル、L字アングルであっても良く、その固定方法は溶接による固着によるものである必要はなく、例えば、支持部材4と一対の脚部材3,3とを、一体成型したり、ネジ止めなどの螺着固定したり、又は、リベット止めなどのカシメ固定をしたものであっても良い。
なお、支持部材4の材料形態がどのように変更されても、かかる支持部材4の幅(時事部材4の軸方向に直交する方向の幅)を、自動車用タイヤ20のトレッド面21にあるグルーブ21aの溝幅より大きく形成することで、かかる支持部材4が自動車用タイヤ20のグルーブ21aに挟まり込むことを防止できる。また、支持部材4との接触によって自動車用タイヤ20のトレッド面21が損傷することを防止するため、かかる支持部材4の断面形状は、その外周に角がある形状ではなく、その外周が曲面状となったものとすることがより好ましい。
また、本実施形態では、略円盤状の一対の車輪5,5を一対の脚部材3,3の先端部の外側面からそれぞれ外方へ突出される回転軸5,5を介して、一対の脚部材3,3の外側面に回転自在に軸支したが、かかる一対の車輪は、必ずしも一対の車輪の形態はこれに限定されるものではなく、例えば、一対の車輪は、旋回キャスタ(自在キャスター)や固定キャスターであって、一対の脚部3,3の先端部にこれらキャスタの取付座などを介して固定されるものであっても良い。また、一対の車輪5,5の外径及び車輪幅は、図中に図示したタイヤ交換部1の各部材との比率である必要はなく、例えば、その外径及び車輪幅がより大きいものであっても良い。
1 タイヤ交換具
2 持ち手部材
3,3 一対の脚部材
3a,3a 先側部分
4 支持部材
5,5 一対の車輪
6,6 回転軸
20 自動車用タイヤ
21 トレッド面
21a グルーブ
21b 接地部分
22 タイヤホイール
23 ディスク部
24 デザイン面
25 ハブボルト穴
30 ホイールハブ
31 ハブボルト
40 自動車
41 タイヤハウス
41a タイヤハウスの内面
42 車体底面
C,C タイヤ両脇空隙(両空隙)
G 地面
H 隙間空間
W 間隔(一対の脚部材の先側部分の間隔)
2 持ち手部材
3,3 一対の脚部材
3a,3a 先側部分
4 支持部材
5,5 一対の車輪
6,6 回転軸
20 自動車用タイヤ
21 トレッド面
21a グルーブ
21b 接地部分
22 タイヤホイール
23 ディスク部
24 デザイン面
25 ハブボルト穴
30 ホイールハブ
31 ハブボルト
40 自動車
41 タイヤハウス
41a タイヤハウスの内面
42 車体底面
C,C タイヤ両脇空隙(両空隙)
G 地面
H 隙間空間
W 間隔(一対の脚部材の先側部分の間隔)
Claims (1)
- 持ち手部材と、
その持ち手部材にそれぞれ連設される各基端部から各先端部に向かって延設されるとともに互いに横方向に間隔を隔てて設けられる一対の脚部材と、
その一対の脚部材における先端部と基端部との中間であって前記先端部側寄りとなる位置にて前記一対の脚部材に跨がった状態で渡設される支持部材とを備えており、
前記一対の脚部材は、その先端部が地面に接した状態で支点となり、
前記支持部材は、その上に載置される自動車用タイヤを、当該支持部材の渡設方向に転がり移動可能な状態で下から支える作用点となり、
前記持ち手部材は、上方に向かう力が加えられる力点となって、
これら支点、作用点及び力点が協働して自動車用タイヤを持ち上げる第2のてことして機能するものであることを特徴としたタイヤ交換具。
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-
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