JP7351509B2 - 柱と胴縁との取付構造 - Google Patents
柱と胴縁との取付構造 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7351509B2 JP7351509B2 JP2019160967A JP2019160967A JP7351509B2 JP 7351509 B2 JP7351509 B2 JP 7351509B2 JP 2019160967 A JP2019160967 A JP 2019160967A JP 2019160967 A JP2019160967 A JP 2019160967A JP 7351509 B2 JP7351509 B2 JP 7351509B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- shaft portion
- rim
- horizontal shaft
- column
- vertical
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
- Joining Of Building Structures In Genera (AREA)
Description
従来、柱に外壁パネルを取り付けるには、柱(縦下地材)に胴縁(横下地材)を取り付け、胴縁の外面に外壁パネルをビス等で固定する(特許文献1)。
また、柱にアングル材等のピースを溶接し、ピースに胴縁をボルトで取り付け、胴縁の外面に外壁パネルをビス等で固定することもある。
また、ピースを溶接するようなものでは、柱とピースとの固定は溶接であるので、位置の調整が可能な部分は、ピースと胴縁とのボルト接合部分のみを調整することになる。ところが、ボルト孔のクリアランスは、強度が低くなりすぎないよう、法律によって孔径+1mm以下と規定されているため、調整量には限界がある。また、調整作業にも時間と手間がかかっていた。
本願請求項2に係る発明は、前記奥行き位置調整部は、互いに螺合される雌雄のネジを備えており、該雌雄のネジを螺合させることにより、前記横軸部が前記柱に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の柱と胴縁との取付構造である。
本願請求項3に係る発明は、前記横軸部は中間部で第一横軸部と第二横軸部とに分割され、前記奥行き位置調整部は、前記第一横軸部と前記第二横軸部とに形成されたネジ部と、これらネジ部に螺合される接続ネジとから成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の柱と胴縁との取付構造である。
本願請求項4に係る発明は、前記上下位置調整部は、互いに螺合される雌雄のネジを備えており、該雌雄のネジを螺合させることにより、前記縦軸部に前記胴縁が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の柱と胴縁との取付構造である。
本願請求項5に係る発明は、前記縦軸部は中間部で第一縦軸部と第二縦軸部とに分割され、前記上下位置調整部は、前記第一縦軸部と前記第二縦軸部とに形成されたネジ部と、これらネジ部に螺合される接続ネジとから成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の柱と胴縁との取付構造である。
また、別発明として以下のものでも良い。
手段1は、壁パネルが固定される胴縁を、固定具を介して柱に取り付ける柱と胴縁との取付構造であって、前記固定具は、前記柱に取付けられるとともに室内外方向に延びる横軸部と、前記胴縁が取付けられるとともに前記横軸部から高さ方向に延びる縦軸部とを備え、前記横軸部に、前記柱から前記縦軸部までの距離を調整可能な奥行き位置調整部が設けられていることを特徴とする柱と胴縁との取付構造である。
また、胴縁を柱へ取り付けるのに溶接を用いないので、取り付け作業に要する手間と時間を削減することが可能で、施工コストを抑えることができる。
以下、本発明の第1の実施形態を図1と共に説明する。
図1は、第1の実施形態を示す柱と胴縁との取付構造の側面図である。
また、胴縁2の室外側には、図示しない壁パネルがビス等により固定されている。
また、横軸部4の先端部側(固定具3の室内側の端部側)を切り出して雄ネジ6が形成されており、上方へ延びる縦軸部5の先端部側(固定具3の室外側の端部側)を切り出して雄ネジ7が形成されている。
そして、横軸部4の雄ネジ6と、外側ナット8及び内側ナット8’とは奥行き位置調整部を構成し、この奥行き位置調整部を介して横軸部4が柱1に取り付けられるとともに、外側ナット8及び内側ナット8’を回動させて固定具3を室内外方向に移動させることが可能となり、柱1から固定具3の縦軸部5までの距離を調整することができる。
そして、縦軸部5の雄ネジ7と、下側ナット10及び上側ナット10’とは上下位置調整部を構成し、この上下位置調整部を介して縦軸部5に胴縁2が取り付けられるとともに、下側ナット10及び上側ナット10’を回動させて胴縁2を上下方向(高さ方向)に移動させることが可能となり、固定具3の横軸部4から胴縁2までの距離を調整することができる。
なお、バネ座金等の戻り止め具を用いて、ナット8,8’およびナット10,10’が意図せずに移動するのを規制しても良い。
以下、第2の実施形態について図2と共に説明する。なお、第1の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第2の実施形態では、固定具3は、丸鋼棒あるいは角鋼棒より成り、角部が直角に折れ曲がったL字状に形成される点が異なる。
以下、第3の実施形態について図3と共に説明する。なお、第1及び第2の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第3の実施形態では、第1の実施形態における縦軸部5の雄ネジ7をこれより下の本体部分よりも細くし、縦軸部5の雄ネジ7と雄ネジ7以外の部分との境界に胴縁2の下辺の固定用孔より大きな外径を備えた段部12が形成されている。
また、柱1と固定具3との取り付け部分に加わる応力に比べて、固定具3と胴縁2との取り付け部分に加わる応力は小さいので、横軸部4の雄ネジ6より縦軸部5の雄ネジ7を細くしても問題はない。
以下、第4の実施形態について図4と共に説明する。なお、第1乃至第3の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第4の実施形態は、第3の実施形態とほぼ同様の構造を有するが、胴縁2の下方において、縦軸部5の雄ネジ7に下側ナット10を螺合するとともに下側座金11を嵌合してある点で相違している。下側ナット10は、縦軸部5の段部12に当接して位置決めされている。
以下、第5の実施形態について図5と共に説明する。なお、第1乃至第4の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第5の実施形態では、固定具3は角部が直角に屈曲されたL字状であり、固定具3の横軸部4は雄ネジ6より室外側の中間部で第一横軸部41と第二横軸部42とに分割されている。
ネジ部13,13’と接続ネジ14とは奥行き位置調整部を構成し、接続ネジ14を回動操作することにより横軸部4の長さを変えて、柱1から縦軸部5までの距離を調整することができる。
以下、第6の実施形態について図6と共に説明する。なお、第1乃至第5の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第6の実施形態は、第5の実施形態とほぼ同様の構造を有するが、横軸部4の先端部側(固定具3の室内側の端部側)を柱1に溶接してある点で相違している。
以下、第7の実施形態について図7と共に説明する。なお、第1乃至第6の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第7の実施形態は、第5の実施形態とほぼ同様の構造を有するが、固定具3の横軸部4(第一横軸部41及び第二横軸部42)は、雄ネジ6の部分を除いて、柱1に形成された固定用孔の径よりも太く形成される。また、第二横軸部42の雄ネジ6をこれより室外側の部分よりも細くし、第二横軸部42の雄ネジ6以外の部分と雄ネジ6との境界に段部15が形成されている。
柱1から縦軸部5までの距離の調整は、横軸部4の中間部に設けた奥行き位置調整部で行う。
以下、第8の実施形態について図8と共に説明する。なお、第1乃至第7の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第8の実施形態は第5の実施形態とほぼ同様の構造を有するが、第5の実施形態と異なるのは、第二横軸部42が頭付きボルト16より成る点である。第一横軸部41の室内側の端部のネジ部13は、頭付きボルト16のネジ部13’と逆向きに形成されている。
ついで、頭付きボルト16のネジ部13’と、第一横軸部41のネジ部13とを接続ネジ14で接続する。
第8の実施形態によれば、横軸部4の先端部側(固定具3の室内側の端部側)にナット(第5の実施形態における内側ナット’)を締めこむ作業を省略できる。
以下、第9の実施形態について図9と共に説明する。なお、第1乃至第8の実施形態と同様の部分については説明を省略し、主に異なる部分について説明する。
第9の実施形態では、縦軸部5の先端に雌ネジ17が形成され、縦軸部5の太さは胴縁2の下辺の固定用孔より太くなっている。そして、雌ネジ17に頭付きボルト18が螺合される。
第9の実施形態によれば、細い雄ネジに上側ナットを締めこむものに比べて、ネジが損傷を受けにくい。
本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。例えば以下のようなものも含まれる。
2 胴縁
3 固定具
4 横軸部
41 第一横軸部
42 第二横軸部
5 縦軸部
6,7 雄ネジ
8 外側ナット
8’ 内側ナット
9 外側座金
9’ 内側座金
10 下側ナット
10’ 上側ナット
11 下側座金
11’ 上側座金
12 段部
13,13’ ネジ部
14 接続ネジ
15 段部
16 頭付きボルト
17 雌ネジ
18 頭付きボルト
Claims (5)
- 壁パネルが固定される胴縁を、固定具を介して柱に取り付ける柱と胴縁との取付構造であって、
前記固定具は、前記柱に形成された固定用孔を貫通して前記柱に取付けられるとともに室内外方向に延びる横軸部と、前記胴縁に形成された固定用孔を貫通して前記胴縁が取付けられるとともに前記横軸部から高さ方向に延びる縦軸部とを備え、
前記横軸部に、前記柱に形成された固定用孔に対して前記横軸部をその軸方向に移動させることで前記柱から前記縦軸部までの距離を調整可能な奥行き位置調整部が設けられており、
前記縦軸部に、前記胴縁に形成された固定用孔に対して前記縦軸部をその軸方向に移動させることで前記横軸部から前記胴縁までの距離を調整可能な上下位置調整部が設けられていることを特徴とする柱と胴縁との取付構造。 - 前記奥行き位置調整部は、互いに螺合される雌雄のネジを備えており、該雌雄のネジを螺合させることにより、前記横軸部が前記柱に取り付けられていることを特徴とする請求項1に記載の柱と胴縁との取付構造。
- 前記横軸部は中間部で第一横軸部と第二横軸部とに分割され、前記奥行き位置調整部は、前記第一横軸部と前記第二横軸部とに形成されたネジ部と、これらネジ部に螺合される接続ネジとから成ることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の柱と胴縁との取付構造。
- 前記上下位置調整部は、互いに螺合される雌雄のネジを備えており、該雌雄のネジを螺合させることにより、前記縦軸部に前記胴縁が取り付けられていることを特徴とする請求項1乃至請求項3のうちいずれか1項に記載の柱と胴縁との取付構造。
- 前記縦軸部は中間部で第一縦軸部と第二縦軸部とに分割され、前記上下位置調整部は、前記第一縦軸部と前記第二縦軸部とに形成されたネジ部と、これらネジ部に螺合される接続ネジとから成ることを特徴とする請求項1乃至請求項4のうちいずれか1項に記載の柱と胴縁との取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019160967A JP7351509B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | 柱と胴縁との取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2019160967A JP7351509B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | 柱と胴縁との取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2021038579A JP2021038579A (ja) | 2021-03-11 |
JP7351509B2 true JP7351509B2 (ja) | 2023-09-27 |
Family
ID=74846916
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019160967A Active JP7351509B2 (ja) | 2019-09-04 | 2019-09-04 | 柱と胴縁との取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7351509B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2506110Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1996-08-07 | 旭化成住建株式会社 | 壁パネル取付用胴縁材支持金物 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5354098Y2 (ja) * | 1973-12-21 | 1978-12-25 | ||
JPS5648807Y2 (ja) * | 1977-04-27 | 1981-11-14 | ||
JPS5561642A (en) * | 1978-10-31 | 1980-05-09 | Taisei Corp | Method of attaching outside wall panel*and rocking fastener with fine adjustment mechanism for attaching outside wall panel |
JPH02221541A (ja) * | 1989-02-21 | 1990-09-04 | Koya Kensetsu Kogyo:Kk | 建築構造用c型鋼の固定具 |
JPH0710130U (ja) * | 1993-06-30 | 1995-02-14 | 株式会社イナックス | 大型建材の乾式施工構造 |
-
2019
- 2019-09-04 JP JP2019160967A patent/JP7351509B2/ja active Active
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2506110Y2 (ja) | 1993-06-30 | 1996-08-07 | 旭化成住建株式会社 | 壁パネル取付用胴縁材支持金物 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2021038579A (ja) | 2021-03-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6679460B2 (en) | Pipe clamp arrangement | |
CN214941066U (zh) | 一种建筑屋面钢桁架的可调角度支座 | |
US20070131826A1 (en) | Articulated leveling and point support fitting | |
JP7351509B2 (ja) | 柱と胴縁との取付構造 | |
KR101399375B1 (ko) | 수직조절브라켓이 구비되는 스페이스 프레임 | |
JP6768760B2 (ja) | アンカーフレーム | |
JP5094367B2 (ja) | パネル支持装置 | |
JP4755766B2 (ja) | 木造建物における柱の固定装置 | |
JP4045086B2 (ja) | 簡易建築物の屋根材取付け構造 | |
JP4991918B2 (ja) | 木造建物における柱の固定装置 | |
JP3246739U (ja) | ネット取付金具及びネット取付構造 | |
JP2008144565A (ja) | 柵のビーム取付構造 | |
CN109537839B (zh) | 一种弧形铝单板和弧形铝单板安装结构 | |
JP2011052427A (ja) | 手摺り装置 | |
JP2008138500A (ja) | 扉取り付け金具 | |
JP4018490B2 (ja) | 手摺の支持具 | |
JPH0431152A (ja) | バンパースティ取付構造 | |
JPH06264648A (ja) | パネル類の免震取付工法 | |
JPH0635546U (ja) | 傾斜地用柵のビームパイプ取付構造 | |
JP3164712U (ja) | ソーラーパネル設置用保護管体 | |
JP2019060174A (ja) | ビーム取付金具およびそれを用いた柵 | |
JP2024017820A (ja) | 柱脚金物 | |
JP2003253850A (ja) | コーナーパネル及び取付構造並びに取付金具 | |
JP2020105823A (ja) | 固定具及びそれを用いた目地幅調整治具 | |
JPH0542189Y2 (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220802 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230515 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20230530 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20230724 |
|
A711 | Notification of change in applicant |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 Effective date: 20230724 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821 Effective date: 20230724 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230907 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 7351509 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |