JP7350713B2 - ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを安定化させるための組成物及び方法 - Google Patents
ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを安定化させるための組成物及び方法 Download PDFInfo
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Description
本出願は、2017年8月4日に出願された米国仮出願第62/541,350号の優先権を主張し、その内容全体が参照により本明細書に援用される。
(式中、
R1は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、カルボン酸、エステル、NRaRb、置換されていてもよいイミン、ヒドロキシル、またはオキソであり、
R2は、水素、NRaRb、置換されていてもよいイミン、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールであり;
Ra及びRbは、各出現において各々独立的に、水素、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールである)
と、
(c)場合により、液体媒体と
を含む、組成物を提供する。
である、方法を提供する
(式中、
R1は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、カルボン酸、エステル、NRaRb、置換されていてもよいイミン、ヒドロキシル、またはオキソであり、
R2は、水素、NRaRb、置換されていてもよいイミン、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールであり、
Ra及びRbは、各出現において各々独立的に、水素、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールである)。
(式中、
R1’は、H、C1-C4アルキル、-C2-C4アルキレン-OH、-C2-C4アルキレン-OC1-C4アルキル、C3-C7シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH2)q-P(Ph)3(qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R2’は、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
R3’は、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
R4’は、-XGまたは-XG1であり、
R5’は、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
R10’は、各出現において独立的に、ハロ、-SO3H、C1-C10アルキル、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、または-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)であり、
R11’は、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)、-OG1、-NHG1、または-N(C1-C10アルキル)G1であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C1-C12アルキルであり、またはR3’もしくはR5’のうちの1つと共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4~8員の単環式複素環式環を形成し、
G1は酵素基質を含み、酵素による当該酵素基質の生体内変換がG1をHに転換し、
W1及びW2は、各々独立的に水素、C1-C4アルキル、もしくはアリールアルキルであり、またはW1及びW2は、自らが付着している炭素と共に、C3-C8シクロアルキルまたは4~8員の複素環を形成し、当該シクロアルキル及び複素環は、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい)。
(式中、
R1’は、H、C1-C4アルキル、-C2-C4アルキレン-OH、-C2-C4アルキレン-OC1-C4アルキル、C3-C7シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH2)q-P(Ph)3(qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R2’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R3’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R4’は、-XGまたは-XG1であり、
R5’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R10’は、各出現において独立的に、ハロ、-SO3H、C1-C10アルキル、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、または-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)であり、
R11’は、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)、-OG1、-NHG1、または-N(C1-C10アルキル)G1であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C1-C12アルキルであり、またはR3’もしくはR5’のうちの1つと共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4員~8員の単環式複素環式環を形成し、
G1は酵素基質を含み、酵素による当該酵素基質の生体内変換がG1をHに転換する)。
(式中、
R1は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、カルボン酸、エステル、NRaRb、置換されていてもよいイミン、ヒドロキシル、またはオキソであり、
R2は、水素、NRaRb、置換されていてもよいイミン、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールであり、
Ra及びRbは、各出現において各々独立的に、水素、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールである)。
別途定義されない限り、本明細書で使用する全ての技術的用語及び科学的用語は、当業者によって一般的に理解されている意味と同じ意味を有する。矛盾が生じる場合は、定義を含め、本文書が優先される。好ましい方法及び材料を以下に記載するが、本明細書に記載されている方法及び材料と同様または同等であるものも、本発明の実施及び試験で使用することができる。本明細書で言及されている全ての刊行物、特許出願、特許、及び他の参考文献は、その全体が参照により組み込まれる。本明細書で開示される材料、方法、及び実施例は、例示的なものに過ぎず、限定的であるようには意図されていない。
本発明は、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログと、チオ核酸塩基と、場合により、液体媒体とを含む組成物を対象とする。当該組成物は、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを分解に対し安定化させることができる。当該組成物は、チオ核酸塩基を含有しない組成物に比べて、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを分解に対し安定化させることができる。チオ核酸塩基は、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログからの1つ以上の分解産物の形成を低減または抑制することができる。例えば、以下でより詳細に説明されるように、チオ核酸塩基は、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを、1つ以上の分解産物(例えば、ベンゾチアゾールデヒドロルシフェリン)への分解に対し、安定化させることができる。
本発明に従うベンゾチアゾールルシフェリンアナログとしては、WO2006/130551、WO2014/159044、US2007/0015790、US2014/0304842、US2018/0155762、US5,098,828、US7,692,022、またはUS7,910,087が挙げられ、これらはその全体が参照により本明細書に援用される。例えば、本明細書で開示されるベンゾチアゾールルシフェリンアナログは、式(II’)の化合物またはその塩を含む。
を形成することができる。
を形成することができる。
スキーム1
R1’、R2’、R3’、及びR5’がHであり、R4’が-XGまたは-XG1であり、Gが、各出現において独立的に、H、C1-C12アルキルであり、または2個のGが、自らが付着している窒素原子と共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4~8員の単環式複素環式環を形成し、X及びG1が本明細書で定義される通りである、式(II’)または式(II)の化合物を含む。
R4’は-XGであり、Xは本明細書で定義される通りであり、少なくとも1個のGは、R3’またはR5’のうちの1つと共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成する。一部の実施形態において、1個のGは、R3’と共に、本明細書で説明されているように置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成する。一部の実施形態において、Xは-NH-または-N(C1-C12アルキル)-(例えば、-N(CH3)-)であり、Gは、R3’と共に、本明細書で説明されているように置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成する。一部の実施形態において、置換されていてもよい、GとR3’との間で形成される複素環式環は、
からなる群より選択される。一部の実施形態において、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログは
である。一部の実施形態において、1個のGは、R5’と共に、本明細書で説明されているように置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成する。一部の実施形態において、Xは-NH-または-N(C1-C12アルキル)-(例えば、-N(CH3)-)であり、Gは、R5’と共に、本明細書で説明されているように、置換されていてもよい5~8員の単環式複素環式環を形成する。一部の実施形態において、GとR5’との間で形成される、置換されていてもよい複素環式環は、
からなる群より選択される。一部の実施形態において、Xは-N(G)-であり、各Gは、R3’またはR5’のうちの1つと共に、本明細書で説明されているように、置換されていてもよい5~8員の単環式複素環式環
を形成する。
このとき、R1’、R10’、R11’、及びnは本明細書で定義される通りである。一部の実施形態において、
このとき、R1’及びR11’は本明細書で定義される通りである。さらなる実施形態において、R11’は-OHまたは-NH2であり、R1’は本明細書で定義される通りである。(b)の実施形態に従ったなおさらなる実施形態において、R1’はHである。一部の実施形態において、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログは
である。他の実施形態において、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログは
である。
当該組成物は、チオ核酸塩基を含むことができる。チオ核酸塩基は、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを、1つ以上の分解産物への分解に対し安定化させることができる。チオ核酸塩基は、1つ以上の分解産物の形成を低減または抑制することができる。このような安定化、低減、または抑制は、上記で説明されているように光の存在下、光の不在下、及び/または異なる温度にて行われる。
(式中、
R1は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、カルボン酸、エステル、NRaRb、置換されていてもよいイミン、ヒドロキシル、またはオキソであり、
R2は、水素、NRaRb、置換されていてもよいイミン、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールであり、
Ra及びRbは、各出現において各々独立的に、水素、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールである)。
本発明の組成物は、いかなる液体媒体も含有しない乾燥形態をとることができる。乾燥組成物においては、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログ及びチオ核酸塩基を混合して固体混合物を形成することができる。例えば、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログ及びチオ核酸塩基は、2つの化合物が一様に分散した均質な固体混合物を形成することができる。
一部の実施形態において、組成物は、液体媒体を含む液体形態をとることできる。概して、本開示のベンゾチアゾールルシフェリンアナログ及びチオ核酸塩基の各々は、存在する場合、液体媒体中に少なくとも部分的に溶解している。一部の実施形態において、組成物は液体形態をとり、この液体形態は、本開示のベンゾチアゾールルシフェリンアナログとチオ核酸塩基と(いずれも液体媒体中に溶解している)の混合物を含む。
上記で説明されているように、当該組成物は、発光酵素、そのバリアント、その変異体、またはこれらの組合せを含む場合もあれば含まない場合もある。発光酵素は、天然、組換え、または変異体であり得る。発光酵素は、上記で説明されている発光基質(その誘導体またはアナログを含む)を、光を産生する反応または光の産生に至る反応を触媒する基質として使用することができる。
本明細書では、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを安定化させるための方法も提供される。本方法は、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを分解に対し安定化させることができる。本方法は、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを、1つ以上の分解産物への分解に対し安定化させることができる。
本明細書では、上述された組成物を含むキットも提供される。当該組成物は、単一の容器内に収容することができる。
実施例1.熱安定性
ルシフェリンにおける代表的な熱安定性プロファイリング:ULTRA-GLO(商標)ルシフェラーゼ([酵素]最終=0.1mg/mL;Promega)ありまたはなしで、様々な量の界面活性剤を含有するルシフェリンストック溶液(pH=6.0、[LH2]最終=7.0mM)を60℃にてインキュベートした。アリコート(20μL)を様々な時点で取り出し、H2O(180μL)で希釈し、RP-HPLCにより解析した。構成成分のパーセンテージを、6’-OH-ルシフェリンの場合は330nm、6’-NH2-ルシフェリンの場合は295nmにおけるUV吸光度に基づいて計算した。図2Aに示されているように、デヒドロルシフェリンがルシフェリンの主な分解産物であり、ルシフェラーゼはルシフェリンの分解にほとんど影響を及ぼさなかった。
ATTの不在下または存在下でのルシフェリン分解の程度を比較することにより、ATTがルシフェリン安定性に及ぼす影響を調べた。ATT(Sigma、最終濃度2.0mM)ありまたはなしで、pH6.0の様々なカチオン性界面活性剤を含有する緩衝液中で代表的なルシフェリンを再構成した(最終濃度1.0mM)。混合物を60℃にてインキュベートした。アリコート(20μL)を様々な時点で取り出し、H2O(180μL)で希釈し、RP-HPLCにより解析した。330nmにおけるUV吸光度に基づいて構成成分のパーセンテージを計算した。図3に示されているように、ATTはデヒドロルシフェリンの形成を低減し、そのため、ルシフェリンの熱安定性は、その分解が防止されることによって改善した。
ATTは、生物発光システムで一般的に使用されている添加物に適合性であることも示された。プロルシフェリン化合物、ルシフェリンメチルエーテルの2-ヒドロキシエチルエステルのDMSO中ストック溶液をpH7.4のPBS緩衝液に添加して、1.0mMの最終濃度及び5% DMSOに到達させた。ATT(Sigma、最終濃度8.0mM)ありまたはなし、及びTCEP(Thermo Scientific、最終濃度10mM)ありまたはなしで、混合物を37℃にてインキュベートした。アリコート(20μL)を様々な時点で取り出し、H2O(180μL)で希釈し、RP-HPLCにより解析した。330nmにおけるUV吸光度に基づいて構成成分のパーセンテージを計算した。図5に示されているように、ATTは、生物発光試験で一般的に使用されている還元剤であるTCEPの存在下で、プロルシフェリン化合物の安定性を改善した。具体的には、TCEPの存在は、ATTのプロルシフェリン分解を低減する能力(上パネル)及びデヒドロ化合物産生を低減する能力(下パネル)に影響を及ぼさない。
完全性の理由により、本発明の様々な態様を以下の番号付きの条項に示す。
(b)有効量の式(I)の化合物またはその互変異性体
(式中、
R1は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、カルボン酸、エステル、NRaRb、置換されていてもよいイミン、ヒドロキシル、またはオキソであり、
R2は、水素、NRaRb、置換されていてもよいイミン、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールであり、
Ra及びRbは、各出現において各々独立的に、水素、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールである)
と、
(c)場合により、液体媒体と
を含む、組成物であって、
前記液体媒体が不在である場合、前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログ及び式(I)の前記化合物が固体混合物を形成し、
前記液体媒体が存在し、式(I)の前記化合物が6-メチル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン(ATT)である場合、前記液体媒体がジメチルスルホキシド(DMSO)を含まない、
前記組成物。
(式中、
R1’は、H、C1-C4アルキル、-C2-C4アルキレン-OH、-C2-C4アルキレン-OC1-C4アルキル、C3-C7シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH2)q-P(Ph)3(qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R2’は、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
R3’は、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
R4’は、-XGまたは-XG1であり、
R5’は、水素、ハロゲン、C1-C4アルキル、またはC1-C4ハロアルキルであり、
R10’は、各出現において独立的に、ハロ、-SO3H、C1-C10アルキル、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、または-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)であり、
R11’は、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)、-OG1、-NHG1、または-N(C1-C10アルキル)G1であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C1-C12アルキルであり、またはR3’もしくはR5’のうちの1つと共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4~8員の単環式複素環式環を形成し、
G1は酵素基質を含み、酵素による前記酵素基質の生体内変換がG1をHに転換し、
W1及びW2は、各々独立的に水素、C1-C4アルキル、もしくはアリールアルキルであり、またはW1及びW2は、自らが付着している炭素と共に、C3-C8シクロアルキルまたは4~8員の複素環を形成し、前記シクロアルキル及び複素環は、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい)。
(式中、
R1’は、H、C1-C4アルキル、-C2-C4アルキレン-OH、-C2-C4アルキレン-OC1-C4アルキル、C3-C7シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH2)q-P(Ph)3(qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R2’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R3’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R4’は、-XGまたは-XG1であり、
R5’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R10’は、各出現において独立的に、ハロ、-SO3H、C1-C10アルキル、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、または-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)であり、
R11’は、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)、-OG1、-NHG1、または-N(C1-C10アルキル)G1であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C1-C12アルキルであり、またはR3’もしくはR5’のうちの1つと共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4員~8員の単環式複素環式環を形成し、
G1は酵素基質を含み、酵素による前記酵素基質の生体内変換がG1をHに転換する)。
式(I)の前記化合物が
である、前記方法
(式中、
R1は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、カルボン酸、エステル、NRaRb、置換されていてもよいイミン、ヒドロキシル、またはオキソであり、
R2は、水素、NRaRb、置換されていてもよいイミン、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールであり、
Ra及びRbは、各出現において各々独立的に、水素、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールである)。
(式中、
R1’は、H、C1-C4アルキル、-C2-C4アルキレン-OH、-C2-C4アルキレン-OC1-C4アルキル、C3-C7シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH2)q-P(Ph)3(qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R2’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R3’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R4’は、-XGまたは-XG1であり、
R5’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R10’は、各出現において独立的に、ハロ、-SO3H、C1-C10アルキル、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、または-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)であり、
R11’は、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)、-OG1、-NHG1、または-N(C1-C10アルキル)G1であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C1-C12アルキルであり、またはR3’もしくはR5’のうちの1つと共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4~8員の単環式複素環式環を形成し、
G1は酵素基質を含み、酵素による前記酵素基質の生体内変換がG1をHに転換し、
W1及びW2は、各々独立的に水素、C1-C4アルキル、もしくはアリールアルキルであり、またはW1及びW2は、自らが付着している炭素と共に、C3-C8シクロアルキルまたは4~8員の複素環を形成し、前記シクロアルキル及び複素環は、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい)。
(式中、
R1’は、H、C1-C4アルキル、-C2-C4アルキレン-OH、-C2-C4アルキレン-OC1-C4アルキル、C3-C7シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH2)q-P(Ph)3(qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R2’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R3’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R4’は、-XGまたは-XG1であり、
R5’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R10’は、各出現において独立的に、ハロ、-SO3H、C1-C10アルキル、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、または-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)であり、
R11’は、-OH、-O(C1-C10アルキル)、-NH2、-NH(C1-C10アルキル)、-N(C1-C10アルキル)(C1-C10アルキル)、-OG1、-NHG1、または-N(C1-C10アルキル)G1であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C1-C12アルキルであり、またはR3’もしくはR5’のうちの1つと共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C1-C4アルキル、C1-C4ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C1-C4アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4員~8員の単環式複素環式環を形成し、
G1は酵素基質を含み、酵素による前記酵素基質の生体内変換がG1をHに転換する)。
本発明のまた別の態様は、以下のとおりであってもよい。
〔1〕(a)ベンゾチアゾールルシフェリンアナログ、またはその塩と、
(b)有効量の式(I)の化合物またはその互変異性体
(式中、
R 1 は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、カルボン酸、エステル、NR a R b 、置換されていてもよいイミン、ヒドロキシル、またはオキソであり、
R 2 は、水素、NR a R b 、置換されていてもよいイミン、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールであり、
R a 及びR b は、各出現において各々独立的に、水素、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールである)
と、
(c)場合により、液体媒体と
を含む、組成物であって、
前記液体媒体が不在である場合、前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログ及び式(I)の前記化合物が固体混合物を形成し、
前記液体媒体が存在し、式(I)の前記化合物が6-メチル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン(ATT)である場合、前記液体媒体がジメチルスルホキシド(DMSO)を含まない、
前記組成物。
〔2〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが式(II’)の化合物である、前記〔1〕に記載の組成物
(式中、
R 1’ は、H、C 1 -C 4 アルキル、-C 2 -C 4 アルキレン-OH、-C 2 -C 4 アルキレン-OC 1 -C 4 アルキル、C 3 -C 7 シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH 2 ) q -P(Ph) 3 (qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R 2’ は、水素、ハロゲン、C 1 -C 4 アルキル、またはC 1 -C 4 ハロアルキルであり、
R 3’ は、水素、ハロゲン、C 1 -C 4 アルキル、またはC 1 -C 4 ハロアルキルであり、
R 4’ は、-XGまたは-XG 1 であり、
R 5 ’は、水素、ハロゲン、C 1 -C 4 アルキル、またはC 1 -C 4 ハロアルキルであり、
R 10’ は、各出現において独立的に、ハロ、-SO 3 H、C 1 -C 10 アルキル、-OH、-O(C 1 -C 10 アルキル)、-NH 2 、-NH(C 1 -C 10 アルキル)、または-N(C 1 -C 10 アルキル)(C 1 -C 10 アルキル)であり、
R 11’ は、-OH、-O(C 1 -C 10 アルキル)、-NH 2 、-NH(C 1 -C 10 アルキル)、-N(C 1 -C 10 アルキル)(C 1 -C 10 アルキル)、-OG 1 、-NHG 1 、または-N(C 1 -C 10 アルキル)G 1 であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C 1 -C 12 アルキルであり、またはR 3’ もしくはR 5’ のうちの1つと共に、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4~8員の単環式複素環式環を形成し、
G 1 は酵素基質を含み、酵素による前記酵素基質の生体内変換がG 1 をHに転換し、
W 1 及びW 2 は、各々独立的に水素、C 1 -C 4 アルキル、もしくはアリールアルキルであり、またはW 1 及びW 2 は、自らが付着している炭素と共に、C 3- C 8 シクロアルキルまたは4~8員の複素環を形成し、前記シクロアルキル及び複素環は、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい)。
〔3〕W 1 及びW 2 が各々独立的にC 1 -C 4 アルキルである、前記〔1〕または〔2〕に記載の組成物。
〔4〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが式(II)の化合物である、前記〔1〕または〔2〕に記載の組成物
(式中、
R 1’ は、H、C 1 -C 4 アルキル、-C 2 -C 4 アルキレン-OH、-C 2 -C 4 アルキレン-OC 1 -C 4 アルキル、C 3 -C 7 シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH 2 ) q -P(Ph) 3 (qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R 2’ は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R 3’ は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R 4’ は、-XGまたは-XG 1 であり、
R 5 ’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R 10’ は、各出現において独立的に、ハロ、-SO 3 H、C 1 -C 10 アルキル、-OH、-O(C 1 -C 10 アルキル)、-NH 2 、-NH(C 1 -C 10 アルキル)、または-N(C 1 -C 10 アルキル)(C 1 -C 10 アルキル)であり、
R 11’ は、-OH、-O(C 1 -C 10 アルキル)、-NH 2 、-NH(C 1 -C 10 アルキル)、-N(C 1 -C 10 アルキル)(C 1 -C 10 アルキル)、-OG 1 、-NHG 1 、または-N(C 1 -C 10 アルキル)G 1 であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C 1 -C 12 アルキルであり、またはR 3’ もしくはR 5’ のうちの1つと共に、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4員~8員の単環式複素環式環を形成し、
G 1 は酵素基質を含み、酵素による前記酵素基質の生体内変換がG 1 をHに転換する)。
〔5〕前記組成物が発光酵素を含有しない、前記〔1〕~〔4〕のいずれかに記載の組成物。
〔6〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが分解に対し安定化される、前記〔1〕~〔5〕のいずれかに記載の組成物。
〔7〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、式(I)の化合物またはその互変異性体を含まない組成物に比べて、分解に対し安定化される、前記〔6〕に記載の組成物。
〔8〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、光の存在下で、分解に対し安定化される、前記〔6〕または〔7〕に記載の組成物。
〔9〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、光の不在下で、分解に対し安定化される、前記〔6〕または〔7〕に記載の組成物。
〔10〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、-80℃~60℃の温度にて、分解に対し安定化される、前記〔6〕~〔9〕のいずれかに記載の組成物。
〔11〕R 1’ がHである、前記〔2〕~〔10〕のいずれかに記載の組成物。
〔12〕R 2’ がHであり、R 3’ がHであり、R 5’ がHである、前記〔2〕~〔11〕のいずれかに記載の組成物。
〔13〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、光の存在下で、式(I)の化合物またはその互変異性体を含まない組成物に比べて、分解に対し安定化される、前記〔6〕~〔12〕のいずれかに記載の組成物。
〔14〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、光の不在下で、式(I)の化合物またはその互変異性体を含まない組成物に比べて、分解に対し安定化される、前記〔6〕~〔12〕のいずれかに記載の組成物。
〔15〕R 4’ が-OHまたは-NH 2 である、前記〔2〕~〔14〕のいずれかに記載の組成物。
〔16〕式(I)の前記化合物の前記有効量が0.1mMより大きい、前記〔1〕~〔15〕のいずれかに記載の組成物。
〔17〕式(I)の前記化合物の前記有効量が1mMより大きい、前記〔16〕に記載の組成物。
〔18〕式(I)の前記化合物が、ATT、ATCA、3-(4-アミノ-5-オキソ-3-チオキソ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1,2,4-トリアジン-6-イル)プロパン酸、テトラヒドロ-2-メチル-3-チオキソ-1,2,4-トリアジン-5,6-ジオン、4-((2-フリルメチレン)アミノ)-3-メルカプト-6-メチル-1,2,4-トリアジン-5(4H)-オン、6-ベンジル-3-スルファニル-1,2,4-トリアジン-5-オール、4-アミノ-3-メルカプト-6-メチル-1,2,4-トリアジン-5(4H)-オン、3-(5-オキソ-3-チオキソ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1,2,4-トリアジン-6-イル)プロパン酸、(E)-6-メチル-4-((チオフェン-2-イルメチレン)アミノ)-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、(E)-6-メチル-4-((3-ニトロベンジリデン)アミノ)-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、(E)-4-((4-(ジエチルアミノ)ベンジリデン)アミノ)-6-メチル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、ATCAエチルエステル、TAK-0014、TAK-0002、TAK-0021、TAK-0020、TAK-0018、TAK-0009、TAK-0007、TAK-0008、TAK-0003、TAK-0004、3-チオキソ-6-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、6-シクロプロピル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、及び6-(ヒドロキシメチル)-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オンからなる群より選択される、前記〔1〕~〔17〕のいずれかに記載の組成物。
〔19〕前記液体媒体が不在である、前記〔1〕~〔18〕のいずれかに記載の組成物。
〔20〕前記液体媒体が存在する、前記〔1〕~〔18〕のいずれかに記載の組成物。
〔21〕式(I)の前記化合物がATTではない、前記〔20〕に記載の組成物。
〔22〕前記液体媒体が、アルコール、プロピレングリコール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニトリル、グリセロール、及びこれらの任意の組合せからなる群より選択される有機溶媒を含む、前記〔21〕に記載の組成物。
〔23〕式(I)の前記化合物がATTであり、前記液体媒体が、アルコール、プロピレングリコール、アセトニトリル、グリセロール、及びこれらの任意の組合せからなる群より選択される有機溶媒を含む、前記〔20〕に記載の組成物。
〔24〕ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを安定化させるための方法であって、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログまたはその塩を、有効量の式(I)の化合物またはその互変異性体に接触させることを含み、前記接触により、前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログまたはその塩が分解に対し安定化され、
式(I)の前記化合物が
(式中、
R 1 は、水素、置換されていてもよいアルキル、置換されていてもよいアリールアルキル、置換されていてもよいヘテロアリールアルキル、置換されていてもよいシクロアルキル、置換されていてもよいアリール、置換されていてもよいヘテロアリール、カルボン酸、エステル、NR a R b 、置換されていてもよいイミン、ヒドロキシル、またはオキソであり、
R 2 は、水素、NR a R b 、置換されていてもよいイミン、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールであり、
R a 及びR b は、各出現において各々独立的に、水素、置換されていてもよいアルキル、または置換されていてもよいアリールである)である、前記方法。
〔25〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが式(II’)の化合物である、前記〔24〕に記載の方法
(式中、
R 1’ は、H、C 1 -C 4 アルキル、-C 2 -C 4 アルキレン-OH、-C 2 -C 4 アルキレン-OC 1 -C 4 アルキル、C 3 -C 7 シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH 2 ) q -P(Ph) 3 (qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R 2’ は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R 3’ は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R 4’ は、-XGまたは-XG 1 であり、
R 5 ’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R 10’ は、各出現において独立的に、ハロ、-SO 3 H、C 1 -C 10 アルキル、-OH、-O(C 1 -C 10 アルキル)、-NH 2 、-NH(C 1 -C 10 アルキル)、または-N(C 1 -C 10 アルキル)(C 1 -C 10 アルキル)であり、
R 11’ は、-OH、-O(C 1 -C 10 アルキル)、-NH 2 、-NH(C 1 -C 10 アルキル)、-N(C 1 -C 10 アルキル)(C 1 -C 10 アルキル)、-OG 1 、-NHG 1 、または-N(C 1 -C 10 アルキル)G 1 であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C 1 -C 12 アルキルであり、またはR 3’ もしくはR 5’ のうちの1つと共に、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4~8員の単環式複素環式環を形成し、
G 1 は酵素基質を含み、酵素による前記酵素基質の生体内変換がG 1 をHに転換し、
W 1 及びW 2 は、各々独立的に水素、C 1 -C 4 アルキル、もしくはアリールアルキルであり、またはW 1 及びW 2 は、自らが付着している炭素と共に、C 3- C 8 シクロアルキルまたは4~8員の複素環を形成し、前記シクロアルキル及び複素環は、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい)。
〔26〕W 1 及びW 2 が各々独立的にC 1 -C 4 アルキルである、前記〔24〕または〔25〕に記載の方法。
〔27〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが式(II)の化合物である、前記〔24〕または〔25〕に記載の方法
(式中、
R 1’ は、H、C 1 -C 4 アルキル、-C 2 -C 4 アルキレン-OH、-C 2 -C 4 アルキレン-OC 1 -C 4 アルキル、C 3 -C 7 シクロアルキル、アリール、ベンジルもしくは置換ベンジル、ヘテロシクリル、ヘテロアリール、または-(CH 2 ) q -P(Ph) 3 (qは、1、2、3、4、5、及び6から選択される整数である)であり、
R 2’ は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R 3’ は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R 4’ は、-XGまたは-XG 1 であり、
R 5 ’は、水素、ハロゲン、メチル、またはトリフルオロメチルであり、
R 10’ は、各出現において独立的に、ハロ、-SO 3 H、C 1 -C 10 アルキル、-OH、-O(C 1 -C 10 アルキル)、-NH 2 、-NH(C 1 -C 10 アルキル)、または-N(C 1 -C 10 アルキル)(C 1 -C 10 アルキル)であり、
R 11’ は、-OH、-O(C 1 -C 10 アルキル)、-NH 2 、-NH(C 1 -C 10 アルキル)、-N(C 1 -C 10 アルキル)(C 1 -C 10 アルキル)、-OG 1 、-NHG 1 、または-N(C 1 -C 10 アルキル)G 1 であり、
nは0~5であり、
Xは-O-または-N(G)-であり、
Gは、各出現において独立的に、H、C 1 -C 12 アルキルであり、またはR 3’ もしくはR 5’ のうちの1つと共に、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、5~8員の単環式複素環式環を形成し、あるいは、2個のGは、自らが付着している窒素原子と共に、C 1 -C 4 アルキル、C 1 -C 4 ハロアルキル、ハロ、ヒドロキシ、オキソ、及び-O(C 1 -C 4 アルキル)からなる群より独立的に選択される1~4個の置換基で置換されていてもよい、4員~8員の単環式複素環式環を形成し、
G 1 は酵素基質を含み、酵素による前記酵素基質の生体内変換がG 1 をHに転換する)。
〔28〕式(I)の前記化合物の前記有効量が0.1mMより大きい、前記〔24〕~〔27〕のいずれかに記載の方法。
〔29〕式(I)の前記化合物の前記有効量が1mMより大きい、前記〔28〕に記載の方法。
〔30〕式(I)の前記化合物が、ATT、ATCA、3-(4-アミノ-5-オキソ-3-チオキソ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1,2,4-トリアジン-6-イル)プロパン酸、テトラヒドロ-2-メチル-3-チオキソ-1,2,4-トリアジン-5,6-ジオン、4-((2-フリルメチレン)アミノ)-3-メルカプト-6-メチル-1,2,4-トリアジン-5(4H)-オン、6-ベンジル-3-スルファニル-1,2,4-トリアジン-5-オール、4-アミノ-3-メルカプト-6-メチル-1,2,4-トリアジン-5(4H)-オン、3-(5-オキソ-3-チオキソ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1,2,4-トリアジン-6-イル)プロパン酸、(E)-6-メチル-4-((チオフェン-2-イルメチレン)アミノ)-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、(E)-6-メチル-4-((3-ニトロベンジリデン)アミノ)-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、(E)-4-((4-(ジエチルアミノ)ベンジリデン)アミノ)-6-メチル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、ATCAエチルエステル、TAK-0014、TAK-0002、TAK-0021、TAK-0020、TAK-0018、TAK-0009、TAK-0007、TAK-0008、TAK-0003、TAK-0004、3-チオキソ-6-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、6-シクロプロピル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、及び6-(ヒドロキシメチル)-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オンからなる群より選択される、前記〔24〕~〔29〕のいずれかに記載の方法。
〔31〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、光の存在下で、分解に対し安定化される、前記〔24〕~〔30〕のいずれかに記載の方法。
〔32〕前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、光の不在下で、分解に対し安定化される、前記〔24〕~〔30〕のいずれかに記載の方法。
〔33〕前記ルシフェリンアナログが、-80℃~60℃の温度にて、分解に対し安定化される、前記〔24〕~〔32〕のいずれかに記載の方法。
〔34〕R 1’ がHであり、R 2’ がHであり、R 3’ がHであり、R 5’ がHである、前記〔25〕~〔33〕のいずれかに記載の方法。
〔35〕R 4’ が-OHまたは-NH 2 である、前記〔25〕~〔34〕のいずれかに記載の方法。
〔36〕前記接触させることが、前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログと式(I)の前記化合物との固体混合物中で生じる、前記〔24〕~〔35〕のいずれかに記載の方法。
〔37〕前記接触させることが液体媒体中で生じる、前記〔24〕~〔35〕のいずれかに記載の方法。
〔38〕式(I)の前記化合物がATTではない、前記〔37〕に記載の方法。
〔39〕前記液体媒体が、アルコール、プロピレングリコール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニトリル、グリセロール、及びこれらの任意の組合せからなる群より選択される有機溶媒を含む、前記〔38〕に記載の方法。
〔40〕式(I)の前記化合物がATTであり、前記液体媒体が、アルコール、プロピレングリコール、アセトニトリル、グリセロール、及びこれらの任意の組合せからなる群より選択される有機溶媒を含む、前記〔37〕に記載の方法。
〔41〕前記〔1〕~〔23〕のいずれかに記載の組成物を単一の容器内に含むキットであって、式(I)の前記化合物が前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを安定化させる、前記キット。
〔42〕R 1’ がHであり、R 2’ がHであり、R 3’ がHであり、R 5’ がHである、前記〔41〕に記載のキット。
〔43〕R 4’ が-OHまたは-NH 2 である、前記〔41〕または〔42〕に記載のキット。
〔44〕式(I)の前記化合物の前記有効量が0.1mMより大きい、前記〔41〕~〔43〕のいずれかに記載のキット。
〔45〕式(I)の前記化合物の前記有効量が1mMより大きい、前記〔44〕に記載のキット。
〔46〕式(I)の前記化合物が、ATT、ATCA、3-(4-アミノ-5-オキソ-3-チオキソ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1,2,4-トリアジン-6-イル)プロパン酸、テトラヒドロ-2-メチル-3-チオキソ-1,2,4-トリアジン-5,6-ジオン、4-((2-フリルメチレン)アミノ)-3-メルカプト-6-メチル-1,2,4-トリアジン-5(4H)-オン、6-ベンジル-3-スルファニル-1,2,4-トリアジン-5-オール、4-アミノ-3-メルカプト-6-メチル-1,2,4-トリアジン-5(4H)-オン、3-(5-オキソ-3-チオキソ-2,3,4,5-テトラヒドロ-1,2,4-トリアジン-6-イル)プロパン酸、(E)-6-メチル-4-((チオフェン-2-イルメチレン)アミノ)-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、(E)-6-メチル-4-((3-ニトロベンジリデン)アミノ)-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、(E)-4-((4-(ジエチルアミノ)ベンジリデン)アミノ)-6-メチル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、ATCAエチルエステル、TAK-0014、TAK-0002、TAK-0021、TAK-0020、TAK-0018、TAK-0009、TAK-0007、TAK-0008、TAK-0003、TAK-0004、3-チオキソ-6-(トリフルオロメチル)-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、6-シクロプロピル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン、及び6-(ヒドロキシメチル)-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オンからなる群より選択される、前記〔41〕~〔45〕のいずれかに記載のキット。
〔47〕前記液体媒体が不在である、前記〔41〕~〔46〕のいずれかに記載のキット。
〔48〕前記液体媒体が存在する、前記〔41〕~〔46〕のいずれかに記載のキット。
〔49〕式(I)の前記化合物がATTではない、前記〔48〕に記載のキット。
〔50〕前記液体媒体が、アルコール、プロピレングリコール、ジメチルスルホキシド(DMSO)、アセトニトリル、グリセロール、及びこれらの任意の組合せからなる群より選択される有機溶媒を含む、前記〔49〕に記載のキット。
〔51〕式(I)の前記化合物がATTであり、前記液体媒体が、アルコール、プロピレングリコール、アセトニトリル、グリセロール、及びこれらの任意の組合せからなる群より選択される有機溶媒を含む、前記〔48〕に記載のキット。
Claims (33)
- ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを安定化させるための組成物であって、
(a)ベンゾチアゾールルシフェリンアナログ、またはその塩と、
(b)有効量の6-メチル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン(ATT)またはその互変異性体
とを含み、
前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが式(II’)の化合物である、
(式中、
R1’は、Hまたは-C2-C4アルキレン-OHであり、
R2’は、水素であり、
R3’は、水素であり、
R4’は、-XGまたは-NH 2 であり、
R5’は、水素であり、
Xは、-O-であり、
Gは、HまたはC1-C12アルキルであり、
W1及びW2は、水素である)、前記組成物。 - 前記組成物が液体媒体を含まず、かつ
前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログ及びATTが固体混合物を形成する、請求項1に記載の組成物。 - 前記組成物が(c)液体媒体を含み、かつ
前記液体媒体がジメチルスルホキシド(DMSO)を含まない、請求項1に記載の組成物。 - ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを安定化させるための方法であって、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログまたはその塩を、有効量の6-メチル-3-チオキソ-3,4-ジヒドロ-1,2,4-トリアジン-5(2H)-オン(ATT)またはその互変異性体に接触させることを含み、前記接触により、前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログまたはその塩が分解に対し安定化され、
前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが式(II’)の化合物である、
(式中、
R1’は、H、または-C2-C4アルキレン-OHであり、
R2’は、水素であり、
R3’は、水素であり、
R4’は、-XGまたは-NH 2 であり、
R5’は、水素であり、
Xは、-O-であり、
Gは、HまたはC1-C12アルキルであり、
W1及びW2は、水素である)、前記方法。 - 前記組成物が発光酵素を含有しない、請求項1に記載の組成物。
- 前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが分解に対し安定化される、請求項1~3および5のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、ATTまたはその互変異性体を含まない組成物に比べて、分解に対し安定化される、請求項6に記載の組成物。
- 前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、光の不在下で、分解に対し安定化される、請求項6または7に記載の組成物。
- 前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、光の不在下で、分解に対し安定化される、請求項4に記載の方法。
- 前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、-80℃~60℃の温度にて、分解に対し安定化される、請求項6~8のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、-80℃~60℃の温度にて、分解に対し安定化される、請求項4または9に記載の方法。
- R1’がHである、請求項1~3、5~8および10のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログが、光の不在下で、ATTまたはその互変異性体を含まない組成物に比べて、分解に対し安定化される、請求項8、10および12のいずれか一項に記載の組成物。
- 前記接触させることが、前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログとATTとの固体混合物中で生じる、請求項4、9または11のいずれか一項に記載の方法。
- 前記接触させることが液体媒体中で生じる、請求項4、9または11のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1~3、5~8、10、12または13のいずれか一項に記載の組成物を単一の容器内に含む、ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを安定化させるためのキットであって、ATTが前記ベンゾチアゾールルシフェリンアナログを安定化させる、前記キット。
- R4’が-OHまたは-NH2である、請求項1~3、5~8、10、12または13のいずれか一項に記載の組成物。
- R4’が-OHまたは-NH2である、請求項4、9、11、14または15のいずれか一項に記載の方法。
- R4’が-OHまたは-NH2である、請求項16に記載のキット。
- ATTの前記有効量が0.1mMより大きい、または1mMより大きい、請求項1~3、5~8、10、12、13または17のいずれか一項に記載の組成物。
- ATTの前記有効量が0.1mMより大きい、または1mMより大きい、請求項4、9、11、14、15または18のいずれか一項に記載の方法。
- ATTの前記有効量が0.1mMより大きい、または1mMより大きい、請求項16または19のいずれか一項に記載のキット。
- 液体媒体が不在である、請求項1、5~8、10、12、13、17または20のいずれか一項に記載の組成物。
- 液体媒体が不在である、請求項4、9、11、14、15、18または21のいずれか一項に記載の方法。
- 液体媒体が不在である、請求項16、19または22のいずれか一項に記載のキット。
- 液体媒体が存在する、請求項1、5~8、10、12、13、17または20のいずれか一項に記載の組成物。
- 液体媒体が存在する、請求項4、9、11、14、15、18または21のいずれか一項に記載の方法。
- 液体媒体が存在する、請求項16、19または22のいずれか一項に記載のキット。
- 前記液体媒体が、アルコール、プロピレングリコール、アセトニトリル、グリセロール、及びこれらの任意の組合せからなる群より選択される有機溶媒を含む、請求項26に記載の組成物。
- 前記液体媒体が、アルコール、プロピレングリコール、アセトニトリル、グリセロール、及びこれらの任意の組合せからなる群より選択される有機溶媒を含む、請求項27に記載の方法。
- 前記液体媒体が、アルコール、プロピレングリコール、アセトニトリル、グリセロール、及びこれらの任意の組合せからなる群より選択される有機溶媒を含む、請求項28に記載のキット。
- R1’がHである、請求項4、9、11、14、15、18、21、24、27または30のいずれか一項に記載の方法。
- R1’がHである、請求項16、19、22、25、28または31のいずれか一項に記載のキット。
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