JP7348384B2 - 対基板作業機 - Google Patents

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Description

本明細書は、対基板作業機を開示する。
従来、各種作業機や装置において、バックアップ電源を設け、外部電源の遮断後に数秒から数十秒の間、バックアップ電源からの電力の供給によりCPUが不揮発性メモリに情報を記録してバックアップ処理するものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。また、CPUは、バックアップ処理が完了すると、リセットが発生するまで不揮発性メモリに計時情報を記録する。これにより、CPUは、外部電源が復帰した場合に、計時情報を読み出してバックアップ電源の電力の保持時間を把握することで、バックアップ電源の寿命や交換時期を判断できるものとしている。
特開2010-86448号公報
上述した特許文献1では、バックアップ電源の劣化に対処できるものの、バックアップ処理の異常の対処については考慮されていない。バックアップ電源が劣化した場合だけでなく、バックアップ処理に想定以上の時間がかかった場合にも、バックアップ処理が適切に行われないことがある。バックアップ処理される情報は、外部電源の復帰後の作動再開に必要であるなど重要な情報が多いから、バックアップ処理の異常についても適切に対処することが求められる。
本開示は、バックアップ処理の異常に適切に対処可能とすることを主目的とする。
本開示は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本開示の対基板作業機は、
基板に対する所定作業を行う対基板作業機であって、
外部からの電力供給が遮断された場合に、バックアップ用の電力を保持するバックアップ電源と、
前記バックアップ用の電力を用いて、各種情報を不揮発性メモリに記録するバックアップ処理を情報の種類毎に実行し、前記バックアップ処理の時間または時刻に関する計時情報を情報の種類毎に前記不揮発性メモリに記録する処理部と、
を備えることを要旨とする。
本開示の対基板作業機は、バックアップ用の電力を用いて、各種情報を不揮発性メモリに記録するバックアップ処理を情報の種類毎に実行する。また、バックアップ処理の時間または時刻に関する計時情報を情報の種類毎に不揮発性メモリに記録する。これにより、計時情報を用いて情報の種類毎にバックアップ処理の時間を解析したりバックアップ処理の遅延などを把握して、異常があれば情報の種類毎に対応を検討することができる。したがって、バックアップ処理の異常に適切に対処可能とすることができる。
部品実装機10の概略構成図。 部品実装機10の電気的な接続関係を示すブロック図。 電源遮断時のバックアップ処理の一例を示すフローチャート。 不揮発性メモリ34に記録される時刻情報の一例を示す説明図。 電源復帰時の劣化判定処理の一例を示すフローチャート。 電源復帰時の成否判定処理の一例を示すフローチャート。 異常判定結果の一例を示す説明図。
次に、本開示を実施するための形態を図面を参照しながら説明する。図1は、部品実装機10の概略構成図である。図2は、部品実装機10の電気的な接続関係を示すブロック図である。なお、図1の左右方向がX軸方向であり、前後方向がY軸方向であり、上下方向がZ軸方向である。また、部品実装機10は、基板搬送方向であるX軸方向に複数台配置されて、部品実装ラインを構成する。
部品実装機10は、図1に示すように、部品供給装置21と、基板搬送装置22と、実装ヘッド24と、移動装置26とを備え、これらが基台11に支持された筐体12内に配置されている。この他に部品実装機10は、図2に示すように、表示装置28と、制御装置30と、電源回路40と、バックアップ電源45とを備える。部品実装機10は、工場内などに設置され、工場の電源などの外部電源から電力が供給されることで作動する。
部品供給装置21は、例えば所定間隔毎に形成された収容部に部品が収容されたテープをリールから引き出してピッチ送りすることで、部品供給位置まで部品を供給するテープフィーダとして構成されている。部品供給装置21は、基台11の前側に左右方向(X軸方向)に複数並んで配置されている。
基板搬送装置22は、左右方向(X軸方向)に基板Sの搬入、固定および搬出を行うものである。基板搬送装置22は、図1の前後に間隔を空けて設けられ左右方向に架け渡された1対のコンベアベルトを備える。基板Sは、このコンベアベルトにより搬送される。
実装ヘッド24は、負圧を利用して部品を採取する1以上の吸着ノズル25が下面に装着されており、図示しないモータにより吸着ノズル25を昇降させたり回転させたりする。実装ヘッド24は、例えば複数の吸着ノズル25が周方向に回転可能に装着されたロータリヘッドとして構成されている。実装ヘッド24は、部品供給装置21から部品供給位置に供給された部品を吸着ノズル25で採取(吸着)し、基板搬送装置22に固定された基板Sへ実装する。移動装置26は、ガイドレールに導かれてXY方向へ移動するスライダと、スライダを駆動するモータとを備える。実装ヘッド24は、移動装置26によりXY方向へ移動する。
制御装置30は、図2に示すように、CPU31を中心とするマイクロプロセッサとして構成されている。制御装置30は、CPU31の他に、処理プログラムを記憶するROM32や作業領域として用いられるRAM33、不揮発性メモリ34、入出力インタフェース、日時の計時を行うリアルタイムクロック(RTC)などを備える。なお、不揮発性メモリ34は、電力が供給されなくても情報を保持するものであればよく、SRAMを不図示の電池でバックアップしたものでもよいし、EEPROMやフラッシュメモリなどとしてもよい。制御装置30は、生産ジョブに基づいて部品供給装置21や基板搬送装置22、実装ヘッド24、移動装置26などへ駆動制御信号を出力したり、表示装置28へ表示制御信号を出力したりする。なお、生産ジョブは、基板Sのどの位置にどの部品をどの順番で実装するか、また、そのように部品を実装した基板Sを何枚作製するかなどを定めた計画である。また、制御装置30は、部品供給装置21や基板搬送装置22、実装ヘッド24、移動装置26などから信号を入力する。
電源回路40は、外部電源から供給された交流電力を図示しないAC-DC変換回路などにより所定電圧の直流電力に変換して、部品実装機10の各部へ供給するものであり、供給先の動作電圧に応じて異なる直流電圧を供給する。電源回路40は、例えば、部品供給装置21や基板搬送装置22、実装ヘッド24、移動装置26などの駆動系に比較的大きな電圧を供給したり、制御装置30や表示装置28などの制御系に比較的小さな電圧を供給する。また、電源回路40は、外部電源から供給された電力をバックアップ電源45の充電に必要な電力に変換して、バックアップ電源45に供給する。
バックアップ電源45は、制御装置30にバックアップ用の電力(非常用電力)を供給する蓄電装置であり、本実施形態では電気二重層キャパシタにより構成されて作業者による交換が可能となっている。なお、バックアップ電源45がリチウムイオン二次電池などの二次電池により構成されてもよい。バックアップ電源45は、外部電源から電源回路40へ電力が供給されている間は、電源回路40から供給される電力により充電される。また、バックアップ電源45は、外部電源から電源回路40への電力供給が遮断されると、所定時間にわたり制御装置30にバックアップ用の電力を供給する。なお、電力供給の遮断は、計画的に行われる場合もあるし、何らかの異常により突発的に行われる場合もある。バックアップ電源45は、電圧降下などに基づいて外部電源の供給遮断を検知可能であり、供給遮断を検知した場合に電源遮断検知信号であるACFail信号を制御装置30(CPU31)に出力する。
以下は、こうして構成された部品実装機10で実行される電源遮断に関する処理の説明である。図3は、電源遮断時のバックアップ処理の一例を示すフローチャートである。この処理では、制御装置30のCPU31は、上述したACFail信号の受信により、外部電源の供給が遮断されたと判定するのを待つ(S100)。CPU31は、外部電源の供給が遮断されたと判定すると、各種情報を不揮発性メモリ34に記録するバックアップ処理やその時刻情報を不揮発性メモリ34に記録する処理を以下のように行う。図4は、不揮発性メモリ34に記録される時刻情報の一例を示す説明図であり、以下の処理と合わせて説明する。なお、図4では、説明の都合上、時刻情報に対応する内容を記載しているが、この内容の記録は必須でなく時刻情報だけでもよい。
CPU31は、外部電源の供給が遮断されたと判定すると、ACFail信号を受信した時刻即ち外部電源の供給が遮断された時刻を示す時刻情報を不揮発性メモリ34に記録する(S105,図4のT1)。なお、図4では、時刻情報が時分秒ミリ秒で記録されるものを例示するが、年月日などが含まれてもよい。次に、CPU31は、RAM33に記録されている生産情報を不揮発性メモリ34へ記録するバックアップを開始して(S110)、生産情報のバックアップが完了するのを待つ(S115)。生産情報は、実装処理の進捗を示す進捗情報であり、例えばどの順番の部品まで実装したかや基板Sのどの位置まで部品を実装したか、部品を実装した基板Sを何枚作製したかなどの情報が含まれる。
S115で生産情報のバックアップが完了したと判定すると、CPU31は、生産情報のバックアップが完了した時刻を示す時刻情報を不揮発性メモリ34に記録する(S120,図4のT2)。続いて、CPU31は、RAM33に記録されているトレース情報を不揮発性メモリ34へ記録するバックアップを開始して(S125)、トレース情報のバックアップが完了するのを待つ(S130)。トレース情報は、実装処理で用いられる各種動作プログラムが実行された際の各構成の動作履歴などに関する情報であり、動作異常が生じた際の解析処理などに用いられる。
S130でトレース情報のバックアップが完了したと判定すると、CPU31は、トレース情報のバックアップが完了した時刻を示す時刻情報を不揮発性メモリ34に記録する(S135,図4のT3)。続いて、CPU31は、RAM33に記録されている固有値情報を不揮発性メモリ34へ記録するバックアップを開始して(S140)、固有値情報のバックアップが完了するのを待つ(S145)。固有値情報は、実装処理で各種動作を行う各構成の原点位置や動作位置の座標、動作パラメータなどの情報である。
S145で固有値情報のバックアップが完了したと判定すると、CPU31は、固有値情報のバックアップが完了した時刻を示す時刻情報を不揮発性メモリ34に記録する(S150,図4のT4)。こうして各種情報のバックアップが完了した以降は、CPU31は、時刻情報を不揮発性メモリ34に記録する処理を繰り返し行う(S155,図4のT5,T6,T7,・・・)。S155の処理は、例えば所定時間毎に時刻情報を不揮発性メモリ34に記録することにより行われる。なお、CPU31は、S155で、所定時間毎の時刻情報を全て記録しておいてもよいし、所定時間毎に時刻情報を上書きしてもよい。ここで、バックアップ電源45は、各種情報のバックアップを行うのに十分な電力を保持できるような容量のものが選定されている。このため、各種情報のバックアップが正常に完了した場合には、CPU31がS155で時刻情報を繰り返し記録している間に、バックアップ電源45の電力保持の終了に伴って制御装置30がシャットダウンして、電源遮断時のバックアップ処理も終了する。ただし、バックアップ電源45の劣化による電力保持時間の低下やバックアップの遅延などが発生した場合には、S155前のいずれかの情報のバックアップ中に、バックアップ電源45の電力の保持が終了し電源遮断時のバックアップ処理も終了する。
次に、シャットダウン後に外部電源の供給が再開されて、制御装置30が復帰した場合の処理を説明する。図5は、電源復帰時の劣化判定処理の一例を示すフローチャートであり、図6は、電源復帰時の成否判定処理の一例を示すフローチャートであり、図7は、異常判定結果の一例を示す説明図である。
図5の電源復帰時の劣化判定処理では、CPU31は、バックアップ処理時に記録された時刻情報を不揮発性メモリ34から取得し(S200)、最初の時刻情報から最後の時刻情報までの時間をバックアップ電源45の電力保持時間として算出する(S210)。S210では、前回のバックアップ処理における電力保持時間が算出される。なお、最初の時刻情報は、図4のT1となる。また、各種情報のバックアップ処理が正常に完了していれば、最後の時刻情報は図4のT4以降の時刻となる。一方で、バックアップ処理が正常に完了せずに途中で終了していれば、終了時の時刻情報が正常に記録されないから、最後の時刻情報は、図4のT1~T3のいずれかとなる。
続いて、CPU31は、算出した電力保持時間に基づいてバックアップ電源45の劣化度合いを数値化する(S220)。S220では、例えば初期状態のバックアップ電源45の電力保持時間やバックアップ電源45の仕様に基づく電力保持時間を基準として、基準に対する電力保持時間の割合が劣化度合いとして数値化される。このため、劣化度合いは、初期値(100%)からバックアップ電源45の劣化に伴って徐々に小さな値となる。そして、CPU31は、数値化した劣化度合いを所定の閾値と比較することにより、所定の閾値を超えてバックアップ電源45が劣化しているか否かを判定する(S230)。所定の閾値は、例えばバックアップ電源45の交換の必要性を判定するための閾値として、必要な電力保持時間やバックアップ電源45の特性などに基づいて定められている。
CPU31は、S230で所定の閾値を超えてバックアップ電源45が劣化していないと判定すると、劣化度合いを表示装置28に表示することにより作業者に報知して(S240)、電源復帰時の劣化判定処理を終了する。一方、CPU31は、所定の閾値を超えてバックアップ電源45が劣化していると判定すると、劣化度合いとバックアップ電源45のメンテナンス案内とを表示装置28に表示することにより作業者に報知して(S250)、電源復帰時の劣化判定処理を終了する。なお、S240,S250では、例えば、劣化度合いとしての割合(%)と、その割合を模式的に示す絵柄とが表示される。これにより、作業者は、バックアップ電源45の劣化状況(蓄電状況)を把握することができる。また、S250では、メンテナンス案内として、バックアップ電源45の交換時期が近いことや早期の交換を促す案内などを表示する。これにより、作業者は、適切なタイミングでバックアップ電源45を交換することができる。なお、バックアップ電源45を交換する場合、作業者は、CPU31により表示装置28に表示される交換案内画面を参照しながら交換し、交換が完了すると交換案内画面にその旨を入力する。
図6の電源復帰時の成否判定処理では、CPU31は、S200と同様に、バックアップ処理時に記録された時刻情報を不揮発性メモリ34から取得し(S300)、前回のバックアップ処理が正常に実行されたか否かを判定する(S305)。S305では、CPU31は、例えば前回のバックアップ処理で、バックアップ対象の情報の種類数に対応する数以上の時刻情報が不揮発性メモリ34に記録されたか否かに基づいて判定を行う。本実施形態では、生産情報とトレース情報と固有値情報との3種類の情報をバックアップ対象としてバックアップ毎に時刻情報が記録され、電源遮断時にも時刻情報が記録される。このため、バックアップ処理が正常に実行されると、不揮発性メモリ34に4以上の時刻情報が記録されているから、CPU31は、S305で4以上の時刻情報が記録されていたか否かに基づいて判定を行う。なお、CPU31は、この判定に限られず、バックアップした情報の内容を確認して、正常に実行されたか否かを判定してもよい。
CPU31は、S305でバックアップ処理が正常に実行されたと判定すると、表示装置28にバックアップ処理の正常完了の旨を表示して(S310)、電源復帰時の成否判定処理を終了する。一方、CPU31は、S305でバックアップ処理が正常に実行されなかったと判定すると、時刻情報に基づいて、いずれかの情報のバックアップに要したバックアップ時間を算出可能であるか否かを判定する(S315)。ここで、バックアップ処理が正常に完了しなかった場合として、固有値情報の途中でバックアップ処理が終了した場合と、トレース情報の途中でバックアップ処理が終了した場合と、生産情報の途中でバックアップ処理が終了した場合とが挙げられる。固有値情報の途中でバックアップ処理が終了した場合、トレース情報までバックアップしてトレース情報の時刻情報T3まで記録されているため(図7A参照)、CPU31は、生産情報のバックアップ時間とトレース情報のバックアップ時間とを算出可能と判定する。また、トレース情報の途中でバックアップ処理が終了した場合、生産情報までバックアップして生産情報の時刻情報T2まで記録されているため(図7B参照)、CPU31は、生産情報のバックアップ時間を算出可能と判定する。また、生産情報の途中でバックアップ処理が終了した場合、電源遮断の時刻情報T1だけが記録されているため(図7C参照)、CPU31は、バックアップ時間を算出不能と判定する。
CPU31は、S315で生産情報のバックアップ時間を算出可能であると判定すると、時刻情報に基づいて情報毎にバックアップ時間を算出する(S320)。例えば、図7Aでは、生産情報のバックアップ時間が時刻T1から時刻T2までの時間として算出され、トレース情報のバックアップ時間が時刻T2から時刻T3までの時間として算出される。次に、CPU31は、算出したバックアップ時間を情報毎の基準時間と比較して(S325)、基準時間を超えるものがあるか否かを判定する(S330)。情報毎の基準時間は、例えばRAM33から不揮発性メモリ34への情報の転送や記録に要する時間や予想される情報量などに基づいて、予め定められた時間である。CPU31は、S330でバックアップ時間が基準時間を超えて遅延したものがあると判定すると、バックアップ処理の遅延が原因と判定する(S335)。例えば、図7Aの例において、生産情報のバックアップ時間が基準時間を超えていれば生産情報のバックアップ処理の遅延が原因と判定され、トレース情報のバックアップ時間が基準時間を超えていればトレース情報のバックアップ処理の遅延が原因と判定される。
一方、CPU31は、S330で基準時間を超えるものがないと判定すると、バックアップ電源45が閾値を超えて劣化しているか否かを判定する(S340)。また、CPU31は、S315でバックアップ時間を算出可能でないと判定した場合も、S340の判定を行う。CPU31は、例えば図5のS230でバックアップ電源45の劣化を判定した場合に、S340で劣化と判定する。また、以前の電源復帰時の劣化判定処理でバックアップ電源45の劣化を判定してメンテナンスの案内を表示した以降に、まだバックアップ電源45の交換などのメンテナンスが行われていない場合にも、CPU31はS340で劣化と判定する。バックアップ電源45が閾値を超えて劣化している場合には、バックアップ電源45の電力保持時間が短かったためにバックアップ処理が正常に実行されなかった可能性が高いから、CPU31は、バックアップ電源45の劣化が原因と判定する(S345)。例えば、図7Aの例において、生産情報とトレース情報のバックアップに遅延がなく、バックアップ電源45が閾値を超えて劣化していれば、CPU31は、バックアップ電源45の劣化により固有値情報の途中でバックアップが異常終了したと判定する。即ち、バックアップ電源45の劣化が原因と判定される。
一方、バックアップ電源45が閾値を超えて劣化していなかった場合には、バックアップに予想以上の時間がかかりバックアップの途中でバックアップ電源45の電力の保持が終了したためにバックアップ処理が正常に実行されなかった可能性が高いから、CPU31は、S335でバックアップ処理の遅延が原因と判定する。例えば、図7Aの例において、生産情報とトレース情報のバックアップに遅延がなく、バックアップ電源45が閾値を超えて劣化していなければ、固有値情報のバックアップ処理の遅延が原因と判定される。即ち、トレース情報までバックアップが行われたものの、固有値情報のバックアップに予想を超える時間がかかったために、固有値情報の途中でバックアップ電源45の電力保持が終了して正常に完了しなかったと判定される。なお、図7B,Cの場合も同様に、いずれかの情報のバックアップ処理の遅延が原因であるか、あるいは、バックアップ電源45の劣化が原因であるかが判別される。こうしてS335またはS345で原因を判定すると、CPU31は、バックアップ処理で異常発生の旨とその原因とを表示装置28に表示して(S350)、電源復帰時の成否判定処理を終了する。これにより、作業者は、バックアップ処理の成否だけでなく、バックアップ処理に異常があった場合に、バックアップ処理の遅延が原因かバックアップ電源45の劣化が原因かを把握して適切に対処することが可能となる。また、作業者は、特定の情報のバックアップに遅延が頻発しているなどの傾向があれば、その特定の情報に絞って原因の解析や対策の検討を行うなど、より適切な対処が可能となる。
ここで、本実施形態の構成要素と本開示の構成要素との対応関係を明らかにする。本実施形態の部品実装機10が対基板作業機に相当し、バックアップ電源45がバックアップ電源に相当し、不揮発性メモリ34が不揮発性メモリに相当し、制御装置30のCPU31が処理部に相当する。
以上説明した実施形態の部品実装機10では、CPU31がバックアップ処理の時刻情報を情報の種類毎に不揮発性メモリ34に記録するから、時刻情報を用いて情報の種類毎にバックアップ時間を解析したりバックアップ処理の遅延などを把握することができる。このため、特定の情報のバックアップに異常が発生している場合などに、情報の種類毎に対応を検討して、バックアップ処理の異常に適切に対処可能とすることができる。
また、CPU31は、電力供給が復帰した場合に、時刻情報に基づいてバックアップ処理の成否判定とバックアップ電源45の劣化判定とを実行するため、バックアップ処理やバックアップ電源45についての異常の有無やその予兆を把握することができる。
また、CPU31は、バックアップ処理が正常に実行されなかった場合に、情報の種類毎にバックアップ時間と基準時間とを用いて、バックアップ処理の遅延とバックアップ電源45の劣化とのうちいずれが原因であるかを判定する。このため、異常の原因をより適切に把握して、バックアップ処理の異常にさらに適切に対処可能とすることができる。
また、CPU31は、時刻情報に基づく電力保持時間からバックアップ電源45の劣化の有無を判定し、劣化ありと判定した場合にバックアップ電源45のメンテナンスの案内を報知する。このため、バックアップ電源45の劣化の有無を適切に判定してメンテナンスを作業者に促すことができる。また、CPU31は、バックアップ処理が正常に実行されなかった場合に、S340でバックアップ電源45の劣化の有無を踏まえて異常の原因を判定するから、異常の原因をより適切に判定することも可能となる。
また、CPU31は、生産情報とトレース情報と固有値情報との3種類の情報のうち、実装処理の進捗情報である生産情報からバックアップ処理を実行する。このため、バックアップ電源45の劣化により電力保持時間が短かくなっていても、生産情報をバックアップできる可能性が高まるから、電力供給が復帰した場合に、生産情報に基づいて前回の実装処理の続きから実装処理を適切に再開させることも可能となる。
なお、本開示は上述した実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の態様で実施し得ることはいうまでもない。
例えば、上述した実施形態では、生産情報とトレース情報と固有値情報との3種類の情報を例示したが、これに限られず、2種類以上の情報をバックアップするなど、情報の種類毎にバックアップするものであればよい。また、生産情報から先にバックアップし、後から他の情報をバックアップしたが、この順に限られるものではない。
上述した実施形態では、電源復帰時の劣化判定処理を実行してバックアップ電源45の劣化度合いとメンテナンスの案内とを表示装置28に表示したが、これに限られるものではない。例えば、劣化度合いを表示してメンテナンスの案内を表示しなくてもよいし、メンテナンスの案内を表示して劣化度合いを表示しなくてもよい。また、表示装置28に表示することで作業者に報知するものに限られず、音声の出力などにより報知してもよい。あるいは、CPU31は、電源復帰時の劣化判定処理を実行しなくてもよい。その場合、電源復帰時の成否判定処理では、S340の判定を省略するか、S340の判定を行う際にバックアップ電源45の劣化度合いを判定してもよい。
上述した実施形態では、情報の種類毎に時刻情報に基づくバックアップ時間と基準時間とを用いて、バックアップ処理の遅延とバックアップ電源45の劣化とのうちいずれが原因であるかを判定したが、これに限られるものではない。例えば、時刻情報に基づいて、バックアップ処理が正常に実行されたか否かの判定のみを行うものでもよい。
上述した実施形態では、CPU31が電源復帰時の劣化判定処理と電源復帰時の成否判定処理とを実行したが、これに限られず、いずれか一方あるいは両方の判定処理を実行しないものとしてもよい。このようにする場合、不揮発性メモリ34に記録されている時刻情報を用いて、作業者がいずれか一方あるいは両方の判定処理を実行してもよい。即ち、CPU31は、バックアップ処理を情報の種類毎に実行し、バックアップ処理の時刻情報を不揮発性メモリ34に記録するものであればよい。
上述した実施形態では、バックアップ処理の時間または時刻に関する計時情報として、時刻情報を例示したが、これに限られず、時間の情報としてもよい。時間の情報とする場合、CPU31は、例えばバックアップ処理が完了すると、そのバックアップ処理に要した時間を算出して不揮発性メモリ34に記録すればよい。
上述した実施形態では、対基板作業機として部品実装機10を例示したが、これに限られず、例えば複数の部品実装機10が並ぶ生産ラインの上流に配置され、部品を実装する前の基板Sの回路配線に半田を印刷(塗布)する印刷機としてもよい。
ここで、本開示の対基板作業機は、以下のように構成してもよい。例えば、本開示の対基板作業機において、前記処理部は、前記電力供給が復帰した場合に、前記計時情報に基づいて前記バックアップ処理の成否判定と前記バックアップ電源の劣化判定とを実行するものとしてもよい。これにより、バックアップ処理やバックアップ電源についての異常の有無やその予兆を把握することができるから、バックアップ処理の異常により適切に対処可能とすることができる。
本開示の対基板作業機において、前記処理部は、前記バックアップ処理が正常に実行されなかったと判定した場合に、情報の種類毎に前記計時情報に基づく前記バックアップ処理の時間と前記バックアップ処理の基準時間とを用いて、前記バックアップ処理の遅延と前記バックアップ電源の劣化とのうちいずれが原因であるかを判定するものとしてもよい。こうすれば、異常の原因をより適切に把握することができるから、バックアップ処理の異常にさらに適切に対処可能とすることができる。
本開示の対基板作業機において、前記処理部は、前記電力供給が遮断された場合に時刻情報を前記不揮発性メモリに記録し、前記バックアップ処理の実行が完了した以降は前記バックアップ用の電力が保持されなくなるまで時刻情報を前記不揮発性メモリに繰り返し記録しておき、前記バックアップ電源の劣化判定では、前記時刻情報に基づく電力保持時間から劣化の有無を判定し、劣化ありと判定した場合に前記バックアップ電源のメンテナンスの案内を報知するものとしてもよい。こうすれば、バックアップ電源の劣化の有無を適切に判定し、劣化している場合にはメンテナンスを作業者に促すことができる。また、バックアップ処理が正常に実行されなかった場合に、バックアップ電源の劣化の影響を踏まえて異常の原因を判定することも可能となる。
本開示の対基板作業機において、前記処理部は、前記各種情報として前記所定作業の進捗状況に関する進捗情報を含み、該進捗情報の前記バックアップ処理を先に実行し、後から他の情報の前記バックアップ処理を実行するものとしてもよい。こうすれば、バックアップ電源の劣化により電力の保持時間が短かくなる場合でも、進捗情報を適切にバックアップ処理する可能性を高めることができる。このため、電力供給が復帰した場合に、進捗情報に基づいて、所定作業の続きから所定作業を適切に再開させることも可能となる。
本開示は、部品実装機などの対基板作業機の製造産業などに利用可能である。
10 部品実装機、11 基台、12 筐体、21 部品供給装置、22 基板搬送装置、24 実装ヘッド、25 吸着ノズル、26 移動装置、28 表示装置、30 制御装置、31 CPU、32 ROM、33 RAM、34 不揮発性メモリ、40 電源回路、45 バックアップ電源、S 基板。

Claims (5)

  1. 基板に対する所定作業を行う対基板作業機であって、
    外部からの電力供給が遮断された場合に、バックアップ用の電力を保持するバックアップ電源と、
    前記バックアップ用の電力を用いて、各種情報を不揮発性メモリに記録するバックアップ処理を情報の種類毎に実行し、前記バックアップ処理の時間または時刻に関する計時情報を情報の種類毎に前記不揮発性メモリに記録する処理部と、
    を備える対基板作業機。
  2. 請求項1に記載の対基板作業機であって、
    前記処理部は、前記電力供給が復帰した場合に、前記計時情報に基づいて前記バックアップ処理の成否判定と前記バックアップ電源の劣化判定とを実行する
    対基板作業機。
  3. 請求項2に記載の対基板作業機であって、
    前記処理部は、前記バックアップ処理が正常に実行されなかったと判定した場合に、情報の種類毎に前記計時情報に基づく前記バックアップ処理の時間と前記バックアップ処理の基準時間とを用いて、前記バックアップ処理の遅延と前記バックアップ電源の劣化とのうちいずれが原因であるかを判定する
    対基板作業機。
  4. 請求項2または3に記載の対基板作業機であって、
    前記処理部は、前記電力供給が遮断された場合に時刻情報を前記不揮発性メモリに記録し、前記バックアップ処理の実行が完了した以降は前記バックアップ用の電力が保持されなくなるまで時刻情報を前記不揮発性メモリに繰り返し記録しておき、前記バックアップ電源の劣化判定では、前記時刻情報に基づく電力保持時間から劣化の有無を判定し、劣化ありと判定した場合に前記バックアップ電源のメンテナンスの案内を報知する
    対基板作業機。
  5. 請求項1ないし4のいずれか1項に記載の対基板作業機であって、
    前記処理部は、前記各種情報として前記所定作業の進捗状況に関する進捗情報を含み、該進捗情報の前記バックアップ処理を先に実行し、後から他の情報の前記バックアップ処理を実行する
    対基板作業機。
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