JP7347619B2 - 電子管楽器、その電子管楽器の制御方法及びその電子管楽器用のプログラム - Google Patents
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Description
を実行する。
図1は本発明の実施形態に係る電子管楽器100を示す図であり、図1(a)は電子管楽器100の正面図であり、図1(b)は電子管楽器100の側面図であり、図2は電子管楽器100のブロック図であり、図3はマウスピース部3の断面図である。
なお、図1(a)では、電子管楽器100の内部がわかるように管体部100aの一部を切り欠いた図示にしている。
なお、リップセンサ13は、後述するようにリッププレッシャセンサ部13aとリップポジションセンサ部13bと、を含んでいる。
例えば、表示部14は、タッチセンサ付の液晶画面等を備え、各種の表示のみだけでなく、各種の設定操作を行うことができるようになっている。
例えば、光源部9は、それぞれの演奏キー1Aに設けられたLEDと、そのLEDを制御するLEDコントロールドライバ等を含み、後ほど説明するように演奏者が操作すべき演奏キー1Aを発光させ、演奏のガイドを行う。
ただし、本実施形態では、電子管楽器100に発音部2を内蔵させているが、発音部2は内蔵型のものに限らず、電子管楽器100の外部出力ポート(図示せず)に接続される外付型のものであってもよい。
RAM7は、読み書き可能な記憶部であり、各センサ(ブレスセンサ10、ボイスセンサ11、タンセンサ12及びリップセンサ13等)から取得されるデータ、プログラム及び曲データ等を一時的に格納するワークエリアとして機能する。
なお、以下で説明する各センサの機能等は、主な機能等についての説明であり、他の機能を持たせる等を行ってもよいことに留意されたい。
なお、ブレス値は、ブレスセンサ10の出力信号から取得され、そのブレス値の取得によって、息吹込操作が検出される。
そして、ブレスセンサ10によって検出されるブレス値は、CPU5が楽音のノートオン/オフや楽音の音量等の設定を行うのに用いられる。
また、ブレスセンサ10によって検出されるブレス値は、CPU5がトレモロ奏法の音量を決定するのにも用いられる。
なお、ボイスセンサ11によって検出された音声(グロウル波形)は、CPU5がグロウル波形データの合成比率を決定するのに用いられる。
曲データには、サクソフォンである電子管楽器100(以下、本楽器ともいう。)以外の楽器による伴奏等を本楽器の発音部2を利用して発音させるためのデータや本楽器を自動演奏させるためのデータ等が含まれている。
図4は練習モードの処理のメインルーチンを示すフローチャートであり、図5は図4のメインルーチン中のサブルーチンである息遣い練習モード(第2モード)のフローチャートである。
したがって、特定の息吹込操作区間を練習区間として設定する場合には、演奏する曲を選曲した後に、演奏者が練習したい息吹込操作区間を選択して、その選択した息の吹き込み区間を練習区間に設定した後、図4に示すメインルーチンの処理が開始される。
演奏者が「息遣い練習モード(第2モード)」を選択していると、上述のように、ステップS12に進むことになり、CPU5は、図5に示す息遣い練習のフローチャートの処理を開始する。
このため、ステップT3の練習区間を設定する処理では、練習区間として設定される息吹込操作区間が複数ある場合には、それら複数の息吹込操作区間のそれぞれを練習区間として設定することになる。
つまり、CPU5は、ステップT8で練習区間の息吹込操作開始のタイミングかを判定し続けて、息吹込操作開始のタイミング(ステップT8:YES)と判定すると、次のステップT9に進む。
具体的には、ブレスセンサ10から出力されるブレス値が閾値より大きい値となり、演奏者による息吹込操作が行われているかの判定を行うとともに、タンセンサ12によるタンの接触検出(タンギング)による発音を止める操作状態にないかを判定する。
CPU5は、ステップT13で次の音のデータ(曲データに基づく次の第2音波形データ)があると判定(ステップT13:YES)すると、ステップT14に進み、CPU5は、練習区間中の次の音(曲データに基づく次の第2音波形データ)を設定する処理を実行し、ステップT15に進む。
なお、このループ処理データに従った音波形データ(第5音波形データ)を息吹込操作区間の終了位置近くの曲データに基づく音波形データともいう。
すなわち本実施形態の電子管楽器100は、息吹込操作及び演奏キー1Aの操作に基づいて生成されて出力されるべき音波形データを出力する代わりに、息吹込操作が検出されている場合に、演奏キー1Aの操作の検出又は非検出にかかわらず、曲データに基づいて生成された音波形データを出力する。したがって、演奏者が演奏キー1Aの操作をしていなくても息吹込操作をしていれば曲データに基づいた楽曲が出力されるので、管楽器ならではの息吹込操作を集中して練習ができる。
上述した第2モードは、演奏者が、途中での余計な息継ぎをしないように、息吹込操作区間に対応する息吹込操作を行うことに集中して練習を行うことに特化したものになっていた。
したがって、例えば、初心者にとって難しいビブラート等の演奏部分は曲データによるものになっている。
つまり、先ほどのステップT12に進むと、図6に示すサブルーチンの処理が行われる。
具体的には、図7に示すフローチャートに示す処理を実行することになる。
また、CPU5は、データ値がグロウル奏法に従ったデータ値である場合、グロウル波形の合成比(合成比率)を大きくする補正値の算出を行う。
さらに、CPU5は、データ値がサブトーン奏法に従ったデータ値である場合、サブトーン波形の合成比(合成比率)を大きくする補正値の算出を行う。
つまり、曲データのデータ値に対する補正が、変換テーブル又は関数に基づく非線形な補正となるようにしている。
つまり、基本ブレス値とブレス値の差の増加に応じて補正値も増加させるが、その増加の傾斜を小さなものとしている。
また、CPU5は、データ値がグロウル奏法に従ったデータ値である場合、グロウル波形の合成比(合成比率)を小さくする補正値の算出を行う。
さらに、CPU5は、データ値がサブトーン奏法に従ったデータ値である場合、サブトーン波形の合成比(合成比率)を小さくする補正値の算出を行う。
つまり、CPU5は、ブレス値が基本ブレス値より大きい場合、ビブラートに対応したデータ値に対してビブラートの深さが深くなる補正を行った補正データ値を取得し、ブレス値が基本ブレス値未満の場合、ビブラートに対応したデータ値に対してビブラートの深さを浅くする補正を行った補正データ値を取得する。
例えば、補正データ値が曲データのビブラートに対応したデータ値に補正値を乗算する場合には補正値が1となるようにすればよく、補正値を加算する場合には補正値が0となるようにすればよい。
つまり、CPU5は、ブレス値が基本ブレス値より大きい場合、グロウル波形の合成比(合成比率)に対応したデータ値に対して合成比(合成比率)を大きくする補正を行った補正データ値を取得し、ブレス値が基本ブレス値未満の場合、グロウル波形の合成比(合成比率)に対応したデータ値に対して合成比(合成比率)を小さくする補正を行った補正データ値を取得する。
なお、ブレス値が基本ブレス値と一致している場合には、ビブラートのときと同様に、補正データ値が曲データのグロウル波形の合成比(合成比率)に対応したデータ値そのものになるように補正値が設定される。
つまり、CPU5は、ブレス値が基本ブレス値より大きい場合、サブトーン波形の合成比(合成比率)に対応したデータ値に対して合成比(合成比率)を大きくする補正を行った補正データ値を取得し、ブレス値が基本ブレス値未満の場合、サブトーン波形の合成比(合成比率)に対応したデータ値に対して合成比(合成比率)を小さくする補正を行った補正データ値を取得する。
なお、ブレス値が基本ブレス値と一致している場合には、ビブラートのときと同様に、補正データ値が曲データのサブトーン波形の合成比(合成比率)に対応したデータ値そのものになるように補正値が設定される。
つまり、息の吹き込みがなくなったので音を消音し、再び、息の吹き込みがあったときに違和感がないように、次の音等の処理を行うために、図5のフローチャートに戻り、ステップT13以降の処理を実施する。
そこで、そのような演奏キー1Aの操作を練習する演奏キー練習モード(第4モード)を設けるようにしてもよい。
特に、息吹込操作を必要としないため、マウスピース部3を口に咥えた演奏キー1Aの見え難い状態ではなく、演奏者は、演奏キー1Aが見やすい姿勢で電子管楽器100を持つようにして、演奏キー練習モード(第4モード)の練習を行うことができるようになっている。
「演奏キー練習モード(第4モード)」が開始されると、CPU5は、ステップX1でROM6に記憶されている曲データの中から演奏者が選曲した曲データ(MIDIデータ)をワークエリアとして機能するRAM7に読み込む処理を実行して、次のステップX2に進む。
なお、この設定された練習区間内の曲データの1つ以上の音符に従った楽音信号が第2音波形データである。
そして、CPU5は、発光させた演奏キー1Aが操作されていると判定(ステップX9:YES)すると、ステップX10に進み、CPU5は、ステップX6で設定された音(曲データの第1音符)の発音の制御データ(ノートオンデータ、コンティニュアスデータ)を音源部8に出力し、その音を発音部2から発音させる制御を行う。
CPU5は、ステップX11で次の音(第2音符)のデータがあると判定(ステップX11:YES)すると、ステップX12に進み、CPU5は、練習区間中の次の音(第2音符)を設定する処理を実行し、ステップX13に進む。
ただし、練習区間の終了位置の直前がビブラートである場合には、ビブラート加工処理がなされた音波形データが継続して発音部2から出力されるように、例えば、ループ処理データに従った音波形データは、ループ区間全体に渡って同程度のビブラート加工処理がなされていることが好ましい。
<請求項1>
音高を指定するための複数の演奏キーと、
息吹込操作を検出するブレスセンサと、
前記息吹込操作及び前記演奏キーの操作が行われた場合、前記息吹込操作及び前記演奏キーの操作に基づいて生成された第1音波形データを、前記息吹込操作の検出に基づいて出力する第1モードと、前記息吹込操作及び前記演奏キーの操作に基づいて生成されて出力されるべき第2音波形データを出力する代わりに、前記ブレスセンサにより前記息吹込操作が検出されている場合に、前記演奏キーの操作又は非操作にかかわらず、曲データに基づいて生成された第3音波形データを、前記息吹込操作の検出に基づいて出力する第2モードと、を選択的に切り換える制御部と、
を有する電子管楽器。
<請求項2>
前記制御部は、前記ブレスセンサによって前記息吹込操作が検出され、前記曲データに基づいて生成された前記第3音波形データを出力させた後、前記曲データの息吹込操作区間が終了する前に前記ブレスセンサによって前記息吹込操作の終了が検出され、再び、前記ブレスセンサによって前記息吹込操作が検出されると、前記曲データの前記息吹込操作区間内で出力されていない第4音波形データを出力する請求項1に記載の電子管楽器。
<請求項3>
前記制御部は、前記曲データの息吹込操作区間の終了位置を越えても前記ブレスセンサによって前記息吹込操作が検出されている場合、前記曲データの前記息吹込操作区間の終了位置近くの前記曲データに基づいて生成された第5音波形データの出力を行う請求項1又は請求項2に記載の電子管楽器。
<請求項4>
前記制御部は、前記曲データの息吹込操作区間の終了位置の直前がビブラートである場合、前記ビブラートの加工処理がされている前記第5音波形データの出力を行う請求項3に記載の電子管楽器。
<請求項5>
少なくとも前記第2モードを実施する区間として前記曲データの任意の息吹込操作区間を選択することができる請求項1から請求項4のいずれか1項に記載の電子管楽器。
<請求項6>
音高を指定するための複数の演奏キーと息吹込操作を検出するブレスセンサとを有する電子管楽器の制御方法であって、
前記息吹込操作及び前記演奏キーの操作が行われた場合、前記息吹込操作及び前記演奏キーの操作に基づいて生成された第1音波形データを、前記息吹込操作の検出に基づいて出力する第1モードと、前記息吹込操作及び前記演奏キーの操作に基づいて生成されて出力されるべき第2音波形データを出力する代わりに、前記ブレスセンサにより前記息吹込操作が検出されている場合に、前記演奏キーの操作又は非操作にかかわらず、曲データに基づいて生成された第3音波形データを、前記息吹込操作の検出に基づいて出力する第2モードと、を選択的に切り換える制御方法。
<請求項7>
音高を指定するための複数の演奏キーと息吹込操作を検出するブレスセンサとを有する電子管楽器用のプログラムであって、
電子管楽器の制御部に対して、
前記息吹込操作及び前記演奏キーの操作が行われた場合、前記息吹込操作及び前記演奏キーの操作に基づいて生成された第1音波形データを、前記息吹込操作の検出に基づいて出力する第1モードと、前記息吹込操作及び前記演奏キーの操作に基づいて生成されて出力されるべき第2音波形データを出力する代わりに、前記ブレスセンサにより前記息吹込操作が検出されている場合に、前記演奏キーの操作又は非操作にかかわらず、曲データに基づいて生成された第3音波形データを、前記息吹込操作の検出に基づいて出力する第2モードと、を選択的に切り換える制御を少なくとも実行させるプログラム。
なお、本明細書における出力予定音波形データは優先基礎の出願で第2音波形データと記載されていたものであり、本明細書における第2音波形データは優先基礎の出願で第3音波形データと記載されていたものである。
<請求項1>
音高を指定するための複数の演奏キーと、
少なくとも息吹込操作を検出するブレスセンサと、
制御部と、を備え、
前記制御部は、
前記息吹込操作及び前記複数の演奏キーのうちの少なくとも1つの演奏キーの操作に基づいて生成された第1音波形データを出力する第1モードと、
前記息吹込操作が検出されている場合に、前記少なくとも1つの演奏キーの操作の検出又は非検出にかかわらず、曲データに基づく第2音波形データを出力する第2モードと、を選択的に切り換えることを特徴とする電子管楽器。
<請求項2>
前記息吹込操作は、前記ブレスセンサの出力信号からブレス値を取得することにより検出し、
前記曲データは、基本ブレス値及び、演奏における奏法に従った演奏データ値を含み、
前記制御部は、前記第2モードが選択されている際に、前記基本ブレス値と前記ブレスセンサにより出力された前記ブレス値との差に基づいて、前記演奏データ値を補正する補正処理を実行し、前記第2音波形データは前記補正処理により補正された補正データ値に基づいて生成されていることを特徴とする請求項1に記載の電子管楽器。
<請求項3>
前記補正処理は、
前記演奏データ値がビブラート奏法に従った演奏データ値である場合に、前記ブレス値が前記基本ブレス値以上の場合、前記演奏データ値に対してビブラートの深さを深くする補正処理を実行し、前記ブレス値が前記基本ブレス値未満の場合に、前記演奏データ値に対してビブラートの深さを浅くする補正処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の電子管楽器。
<請求項4>
前記補正処理は、
前記演奏データ値がグロウル奏法に従った演奏データ値である場合に、前記ブレス値が前記基本ブレス値より大きい場合、前記演奏データ値に対してグロウル波形の合成比率を大きくする補正処理を実行し、前記ブレス値が前記基本ブレス値未満の場合に、前記演奏データ値に対して前記グロウル波形の合成比率を小さくする補正処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の電子管楽器。
<請求項5>
前記補正処理は、
前記演奏データ値がサブトーン奏法に従った演奏データ値である場合に、前記ブレス値が前記基本ブレス値より大きい場合、前記演奏データ値に対してサブトーン波形の合成比率を大きくする補正処理を実行し、前記ブレス値が前記基本ブレス値未満の場合に、前記演奏データ値に対して前記サブトーン波形の合成比率を小さくする補正処理を実行することを特徴とする請求項2に記載の電子管楽器。
<請求項6>
前記曲データは、息吹込操作区間を識別する識別子を含み、
前記制御部は、前記第2モードが選択されている際に、前記識別子により識別された前記息吹込操作区間の区間内で前記息吹込操作が検出され、前記息吹込操作が検出された区間内の少なくとも1つ以上の前記第2音波形データが出力された後、前記息吹込操作区間が終了する前に前記息吹込操作が非検出になり、その後、前記息吹込操作が検出された場合、前記区間内で未出力の次の第2音波形データを音源部に出力させるように制御することを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の電子管楽器。
<請求項7>
前記制御部は、前記第2モードが選択されている際に、前記識別子により識別された前記息吹込操作区間を越えて前記息吹込操作が検出されている場合、前記息吹込操作区間の経過後は、前記息吹込操作区間の終了位置近くの前記曲データに基づく音波形データを音源部に出力させるように制御することを特徴とする請求項6に記載の電子管楽器。
<請求項8>
前記制御部は、前記ブレスセンサにより前記息吹込操作が検出されている場合に、トレモロ、グロウル、タンギング、ビブラート、サブトーンの少なくとも1つ以上の演奏における奏法については、その奏法の検出又は非検出にかかわらず、前記曲データに含まれる複数の演奏データ値に応じた第3音波形データを出力する第3モードと、を選択的に切り換えることを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の電子管楽器。
<請求項9>
前記制御部は、前記複数の演奏キーのうちの少なくとも1つの演奏キーの操作が、前記曲データに基づいて指定すべき演奏キーの操作である場合に、前記ブレスセンサによる前記息吹込操作の検出又は非検出にかかわらず、前記曲データに基づく第2音波形データを出力する第4モードと、を選択的に切り換えることを特徴とする請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の電子管楽器。
<請求項10>
前記制御部は、前記第4モードが選択されている際に、前記曲データに基づいて前記指定すべき演奏キーを識別する識別子を出力する識別子出力処理を実行することを特徴とする請求項9に記載の電子管楽器。
<請求項11>
音高を指定するための複数の演奏キーと、少なくとも息吹込操作を検出するブレスセンサと、を備える電子管楽器に、
前記息吹込操作及び前記複数の演奏キーのうちの少なくとも1つの演奏キーの操作に基づいて生成された第1音波形データを出力する第1モードと、前記息吹込操作が検出されている場合に、前記少なくとも1つの演奏キーの操作の検出又は非検出にかかわらず、曲データに基づく第2音波形データを出力する第2モードと、を選択的に切り換えさせる方法。
<請求項12>
音高を指定するための複数の演奏キーと、少なくとも息吹込操作を検出するブレスセンサと、を備える電子管楽器に、
前記息吹込操作及び前記複数の演奏キーのうちの少なくとも1つの演奏キーの操作に基づいて生成された第1音波形データを出力する第1モードと、前記息吹込操作が検出されている場合に、前記少なくとも1つの演奏キーの操作の検出又は非検出にかかわらず、曲データに基づく第2音波形データを出力する第2モードと、を選択的に切り換えさせるプログラム。
100a 管体部
1 操作子
1A 演奏キー
1B 設定キー
2 発音部
3 マウスピース部
3a マウスピース本体
3aa 開口部
3b 固定金具
3c リード部
4 基板
5 CPU(制御部)
6 ROM
7 RAM
8 音源部
9 光源部
10 ブレスセンサ
11 ボイスセンサ
12 タンセンサ
12s 検出部
13 リップセンサ
13a リッププレッシャセンサ部
13b リップポジションセンサ部
13s 検出部
14 表示部
15 バス
Claims (8)
- 息吹込操作のブレス値を検出するブレスセンサと、
制御部と、
を備え、前記制御部は、
曲データに含まれる、基本ブレス値と、演奏における奏法に従った演奏データ値と、を取得する取得処理と、
前記基本ブレス値と前記ブレスセンサにより検出される前記ブレス値との差に基づいて、前記演奏データ値を補正データ値に補正する補正処理と、
前記補正データ値に基づいて、楽音を生成する生成処理と、
を実行する電子管楽器。 - 前記補正処理は、
前記演奏データ値がビブラート奏法に従った演奏データ値の場合であって、前記ブレス値が前記基本ブレス値以上の場合に、前記演奏データ値よりビブラートの深さが深い前記補正データ値に補正し、
前記演奏データ値がビブラート奏法に従った演奏データ値の場合であって、前記ブレス値が前記基本ブレス値未満の場合に、前記演奏データ値よりビブラートの深さが浅い前記補正データ値に補正する、
請求項1に記載の電子管楽器。 - 前記補正処理は、
前記演奏データ値がグロウル奏法に従った演奏データ値の場合であって、前記ブレス値が前記基本ブレス値以上の場合に、前記演奏データ値よりグロウル波形の合成比率を大きい前記補正データ値に補正し、
前記演奏データ値がグロウル奏法に従った演奏データ値の場合であって、前記ブレス値が前記基本ブレス値未満の場合に、前記演奏データ値より前記グロウル波形の合成比率が小さい前記補正データ値に補正する、
請求項1または2に記載の電子管楽器。 - 前記補正処理は、
前記演奏データ値がサブトーン奏法に従った演奏データ値の場合であって、前記ブレス値が前記基本ブレス値以上の場合に、前記演奏データ値よりサブトーン波形の合成比率が大きい前記補正データ値に補正し、
前記演奏データ値がサブトーン奏法に従った演奏データ値の場合であって、前記ブレス値が前記基本ブレス値未満の場合に、前記演奏データ値より前記サブトーン波形の合成比率が小さい前記補正データ値に補正する、
請求項1乃至3のいずれか一項に記載の電子管楽器。 - 前記補正処理は、
変換テーブル又は関数に基づく非線形な補正である、
請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子管楽器。 - 前記演奏データ値は、前記曲データのコンティニュアスデータを含む、
請求項1乃至5のいずれか一項に記載の電子管楽器。 - 息吹込操作のブレス値を検出するブレスセンサと、制御部と、を備える電子管楽器のコンピュータに、
曲データに含まれる、基本ブレス値と、演奏における奏法に従った演奏データ値と、を取得する取得処理と、
前記基本ブレス値と前記ブレスセンサにより検出される前記ブレス値との差に基づいて、前記演奏データ値を補正データ値に補正する補正処理と、
前記補正データ値に基づいて、楽音を生成する生成処理と、
を実行させる方法。 - 息吹込操作のブレス値を検出するブレスセンサと、制御部と、を備える電子管楽器のコンピュータに、
曲データに含まれる、基本ブレス値と、演奏における奏法に従った演奏データ値と、を取得する取得処理と、
前記基本ブレス値と前記ブレスセンサにより検出される前記ブレス値との差に基づいて、前記演奏データ値を補正データ値に補正する補正処理と、
前記補正データ値に基づいて、楽音を生成する生成処理と、
を実行させるプログラム。
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