JP7347346B2 - 操舵制御システム、電動パワーステアリング装置および操舵制御プログラム - Google Patents

操舵制御システム、電動パワーステアリング装置および操舵制御プログラム Download PDF

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Description

本開示は、操舵制御システム、電動パワーステアリング装置および操舵制御プログラムに関する。
従来、運転者によるステアリング操作に応じて電動モータを制御する手動操舵モードと、運転者によるステアリング操作によらず電動モータを制御する自動操舵モードとを備える車両の走行制御システムが知られている。
また、従来、自動操舵を維持したまま運転者によるステアリング操作が行われるオーバーライドを実現可能な走行制御システムが知られている。なお、オーバーライド時には、運転者側の操舵感覚を良好にすることが望ましい。
例えば、特許文献1には、自動操舵時に、車両の移動目標位置に基づいて設定される操舵角目標値に基づく信号とモータ回転角センサ、操舵角センサによって検出された操舵角に基づく信号との偏差に応じて電動モータを制御する自動操舵制御部を備え、自動操舵制御部は、オーバーライド時に、トルクセンサによって検出された操舵トルクの値が第1の閾値に達すると、積分器に基づく積分制御を制限する偏差制限部を有する電動パワーステアリング装置が開示されている。
また、例えば、特許文献2には、操舵トルクから回転方向とトルク方向に差をつけたマップによる上限値によりアクチュエータの出力トルクに制限を設けることで、オーバーライドを実現する操舵制御装置が開示されている。
また、例えば、特許文献3には、自動操舵モード中に、運転者によるステアリング操作が行われたことをトルクセンサからの操舵トルクで検知し、操舵トルクの大きさに応じた積分値で手動操舵モードに切り替えるようにする電動パワーステアリング装置が開示されている。
特開2018-047815号公報 特開2017-036025号公報 国際公開第2014/122997号
ところで、上記特許文献1に記載の技術では、積分器への制限のかけ方を、操舵トルクの一定の閾値でのみ行っているため、オーバーライド時に、積分器への制限がかかり続け、積分器による積分動作が継続する場合がある。この場合、オーバーライドに対し補正しようとする強い反発力が働き続けるため、運転者の操舵感覚を良好にすることが難しいという問題がある。
また、上記特許文献2に記載の技術では、出力トルクに制限を設けているため、本来の目標操舵角を示す操舵反力が失われる。その結果、ステアリグが目標操舵角に戻ろうとする力によって、運転者に望ましい操舵角を感覚的に伝えることが困難となるという問題がある。
また、上記特許文献3に記載の技術では、操舵トルクの積算値を用いて、自動操舵から手動操舵(運転者によるステアリング操作)に切り替えるものであって、オーバーライドを実現するものではない。
本開示の目的は、オーバーライド時に運転者の操舵感覚を良好にすることが可能な操舵制御システム、電動パワーステアリング装置および操舵制御プログラムを提供することである。
上記の目的を達成するため、本開示における操舵制御システムは、
ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサと、
検出された操舵角の検出値と予め定められた操舵角目標値との偏差を積分する積分器を有し、前記積分器の積分結果に基づいて操舵アクチュエータを制御するフィードバック制御部と、
運転者によるステアリングホイールの操舵力を検出する操舵力センサと、
検出された前記操舵力の標準偏差を演算する標準偏差演算部と、
演算された標準偏差に基づいて、前記積分器による積分を抑制する積分抑制部と、
を備える。
本開示における電動パワーステアリング装置は、
上記操舵制御システムと、
上記操舵制御システムにより制御される前記操舵アクチュエータと、
を備える。
本開示における操舵制御プログラムは、
車両を制御するコンピュータに、
ステアリングホイールの操舵角を取得する処理と、
取得された操舵角と予め定められた操舵角目標値との偏差を積分し、積分結果に基づいて操舵アクチュエータを制御する処理と、
運転者によるステアリングホイールの操舵力を取得する処理と、
取得された前記操舵力の標準偏差を演算する処理と、
演算された標準偏差に基づいて、前記積分を抑制する処理と、
を実行させる。
本開示によれば、オーバーライド時に運転者の操舵感覚を良好にすることができる。
図1は、本開示の実施の形態に係る操舵制御システムを備えた車両の構成を模式的に示す図である。 図2は、CPUの各種機能を示す機能ブロック図である。 図3は、操舵制御部を示すブロック図である。 図4は、オーバーライド演算部等を示すブロック図である。 図5は、電動パワーステアリング装置の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、本開示の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本開示の実施の形態に係る操舵制御システム30Aを備えた車両1の構成を模式的に示す図である。
車両1は、ステアリングホイール2と、ステアリングシャフト3と、油圧ユニット4と、ピットマンアーム5と、リンク機構6と、操舵輪8と、操舵アクチュエータ12と、磁極位置センサ14と、車速センサ22と、操舵角センサ24と、操舵力センサ26と、車線認識カメラ28と、操舵制御部30と、を備える。なお、車速センサ22、操舵角センサ24、操舵力センサ26、車線認識カメラ28、および、操舵制御部30は、操舵制御システム30Aを構成する。また、操舵アクチュエータ12と操舵制御システム30Aとは、電動パワーステアリング装置10を構成する。
ステアリングホイール2は、ステアアリングコラム(不図示)内に設けられたステアリングシャフト3を介して油圧ユニット4に接続されている。油圧ユニット4は、油圧ポンプ(不図示)で加圧された作動油が供給されるシリンダー(不図示)と、作動油の圧力により直線運動するピストン(不図示)と、ピストンの直線運動を回転運動に変換し、回転運動をピットマンアーム5に伝達するセクタシャフト(不図示)とを有している。ピットマンアーム5は、リンク機構6等を介して操舵輪8に接続されている。これにより、ステアリングホイール2を回転させた場合、ステアリングシャフト3を介して油圧ユニット4に操舵トルクが伝達され、油圧によりアシストトルクが付与される。操舵トルクとアシストトルクとの合計トルクによりピットマンアーム5が揺動し、リンク機構6等を介して操舵輪8が操舵される。
操舵アクチュエータ12は、ステアリングコラムに配置されている。操舵アクチュエータ12は、電源としてのバッテリーから電力が供給されることで回転し、その回転を減速してステアリングシャフト3に伝える。操舵アクチュエータ12は、例えば、ロータおよびステータを有する三相ブラシレスモータ(電動モータ)である。ロータにはマグネット(不図示)が固定される。
磁極位置センサ14は、ロータ(マグネット)の回転位置を検出する複数個のホールICを有する。複数個のホールICは、ロータの円周方向に所定間隔で配置される。磁極位置センサ14の検出結果は、操舵制御部30の取得部(不図示)に出力される。
車速センサ22は、車両1の速度を検出する。車速センサ22の検出結果は、操舵制御部30の取得部に出力される。
操舵角センサ24は、ステアリングホイール2のハンドル角に応じた信号を出力する。操舵角センサ24の出力信号は、ステアリングホイール2の実操舵角を示し、操舵制御部30の取得部に出力される。
操舵力センサ26は、ステアリングホイール2に加わる操舵トルクに応じた信号を出力する。操舵力センサ26の出力信号は、操舵制御部30の取得部に出力される。
車線認識カメラ28は、車両1に搭載され、車両1の周辺を撮影する。車線認識カメラ28は、撮影した映像を画像処理することにより、車両1の走行中の車線(自車両の走行車線)や、車両1に隣接する隣接車線を認識する。車線認識カメラ28の認識結果は、操舵制御部30の取得部に出力される。
操舵制御部30は、ECU(Electronic control Unit)を備える。ECUは、CPU(Central Processing Unit)、ROM(Read Only Memory)と、ワークメモリーとして使用されるRAM(Random Access Memory)とを含むマイクロコンピュータを主要構成部品として有する電子制御回路である。CPUは、ROMに格納されたプログラムを実行することにより各種機能を実現する。
図2は、CPUの各種機能を示す機能ブロック図である。図2に示すように、CPUは、取得部(不図示)、目標操舵角演算部32、標準偏差演算部33、オーバーライド演算部34、フィードバック制御部35、モータ制御部36、および、フィードフォワード制御部37(図3を参照)として機能する。オーバーライド演算部34は、本開示の「積分抑制部」に対応する。
CPUは、各種機能を実現することにより、手動操舵、自動操舵、および、オーバーライドそれぞれの制御を実行可能となる。
<手動操舵の制御>
まず、手動操舵の制御を実行する場合について説明する。
CPUは、運転者によるステアリング操作が行われた場合、ステアリングホイール2に加わる操舵トルクおよび車速に基づいて、アシストマップを参照して、モータ指令値を算出する。モータ制御部36は、算出されたモータ指令値に応じた指令電流を操舵アクチュエータ12(電動モータ)に出力する。これにより、操舵アクチュエータ12が回転し、その回転力がステアリングシャフト3に付与されることで、運転者によるステアリング操作をアシストすることが可能となる。
<自動操舵の制御>
次に、自動操舵の制御を実行する場合について図2を参照して説明する。ここでは、「自動操舵」の一例として、車両1の運転者の手動操舵によらない車線維持の制御を挙げて説明する。
目標操舵角演算部32は、車線認識カメラ28の認識結果に基づいて目標操舵角を演算する。フィードバック制御部35は、操舵角センサ24より検出された実操舵角と目標操舵角との偏差に基づいて、比例動作、積分動作および微分動作によりPID制御し、モータ指令値を算出する。モータ制御部36は、算出されたモータ指令値に応じた指令電流を操舵アクチュエータ12(電動モータ)に出力する。これにより、電動モータの回転力がステアリングシャフト3に付与されることで、車両1を車線に沿って走行させることが可能となる。
ここで、フィードバック制御部35の詳細について図3を参照して説明する。フィードバック制御部35は、比例回路351、積分回路352、微分回路353、加算器354、乗算器355、および、増幅器356を有する。
比例回路351は、目標操舵角と実操舵角との偏差eを、増幅器を用いて増幅する。比例回路351は、増幅した偏差eを加算器354に出力する。
乗算器355は、定数を偏差eに乗算する。乗算器355は、乗算した偏差e’を積分回路352に出力する。
積分回路352は、演算器3521と、飽和要素3522と、遅延積分要素3523と、増幅器3524と、加減算器3525とを有する。
演算器3521は、制限値(係数)を、偏差e’に乗算する。演算器3521は、乗算した偏差e’を飽和要素3522に出力する。係数は、自動操舵において、後述するオーバーライドされない場合、1の数値となり、オーバーライドされた場合、0から1の範囲の数値となる。
飽和要素3522は、上限値および下限値に基づいて、偏差e’を制限する。飽和要素3522は、制限した偏差e”を増幅器3524に出力する。
遅延積分要素3523は、偏差e”を遅延積分し、加減算器3525に出力する。
微分回路353は、偏差eを微分し、微分した微分値を、増幅器3531を用いて増幅する。微分回路353は、増幅した微分値を加算器354に出力する。
加算器354は、比例回路351、積分回路352および微分回路353のそれぞれから出力された値を加算し、加算した値を増幅器361に出力する。増幅器361は、加算器354により加算された値を増幅し、加減算器38に出力する。
加減算器38は、フィードフォワード制御部37から出力された値と、増幅器361により増幅された値とを加算し、加算値を、モータ制御部36に出力する。
<オーバーライドの制御>
次に、オーバーライドの制御を実行する場合について図2を参照して説明する。ここでは、「オーバーライド」として、上記の自動操舵の制御(車線維持の制御)を維持したまま運転者によるステアリング操作が行われる場合を一例に挙げて説明する。上述するように、操舵力センサ26は、運転者によるステアリング操作が行われる場合、ステアリングホイール2に加わる操舵力に応じた信号を出力する。
標準偏差演算部33は、取得部(不図示)により取得される操舵力センサ26の所定時間(例えば、数秒間)の検出結果(操舵力)に基づいて、次式(1)から、操舵力の標準偏差sを演算する。
Figure 0007347346000001
図4は、オーバーライド演算部34等を示すブロック図である。
オーバーライド演算部34は、図4に示すように、第1減算器341、第2減算器342、第3減算器343、飽和要素344、除算器345、第1演算器346、第2演算器347を有する。
第1減算器341は、操舵力の標準偏差sから標準偏差の最小値SD_Lowerを減算する。減算した減算値Vs(s-SD_Lower)は、飽和要素344に出力される。なお、最小値SD_Lowerは、実験又はシミュレーションにより求めることができる。
第2減算器342は、標準偏差の最大値SD_Upperから標準偏差の最小値SD_Lowerを減算する。なお、最大値SD_Upperは、実験又はシミュレーションにより求めることができる。
飽和要素344の上限は、最大値から最小値を減算した値Vs3(SD_Upper-SD_Lower)に設定される。また、飽和要素344の下限は、例えば0に設定される。飽和要素344は、上限および下限により、減算値Vsを制限し、制限した減算値Vs1を第2演算器347に出力する。
除算器345は、減算値Vs3で定数1を除算する。つまり、除算器345は、減算値Vs3の逆数を求める。
第2演算器347は、減算値Vs1と除算値(1/Vs3)とを乗算し、乗算値(Vs1/Vs3)を第3減算器343に出力する。これにより、乗算値は、0から1の範囲の数値となる。
第3減算器343は、定数1から乗算値(Vs1/Vs3)を減算する。これにより、減算値Vs2(=1-Vs1/Vs3)は、0から1の範囲の数値となる。減算値Vs2は、第1演算器346に出力される。
第1演算器346は、自動操舵がオンであり、かつ、オーバーライドがオンである場合、制限値(係数)としての減算値Vs2を、積分回路352の演算器3521(図3を参照)に出力する。前述するように、演算器3521は、制限値(係数)を偏差e’に乗算する。これにより、積分回路352の積分動作が抑制される。
次に、電動パワーステアリング装置10の動作について図5を参照して説明する。図5は、電動パワーステアリング装置10の動作の一例を示すフローチャートである。図5に示すフローは、車両1の走行中に行われる。なお、以下のステップをCPUが実行するものとして説明する。
まず、ステップS100において、CPUは、操舵角センサ24からステアリングホイール2の操舵角を取得する。
次に、ステップS110において、CPUは、車線認識カメラ28から認識結果を取得し、取得した認識結果から目標操舵角を演算する。
次に、ステップS120において、CPUは、取得した操舵角と演算した操舵角目標値との偏差に基づいて、PID制御する。
次に、ステップS130において、CPUは、操舵力センサ26から運転者によるステアリングホイール2の操舵力を取得する。
次に、ステップS140において、CPUは、取得した操舵力の標準偏差を演算し、標準偏差から係数を算出する。
次に、ステップS150において、算出した係数に基づいて、PID制御のうちの積分動作を抑制する。その後、図5に示すフローが終了する。
本開示の実施の形態に係る操舵制御システム30Aは、ステアリングホイール2の操舵角を検出する操舵角センサ24と、検出された操舵角の検出値と予め定められた操舵角目標値との偏差を積分する積分回路352を有し、積分回路352の積分結果に基づいて操舵アクチュエータ12を制御するフィードバック制御部35と、運転者によるステアリングホイール2の操舵力を検出する操舵力センサ26と、検出された操舵力の標準偏差を演算する標準偏差演算部33と、演算された標準偏差に基づいて、積分回路352による積分を抑制するための係数を演算するオーバーライド演算部34と、を備える。
上記構成により、積分回路352による積分を抑制するために、操舵力の標準偏差を用いるため、急激な変動がなく、滑らかな操舵が可能となり、また、操舵力の大きさにより、オーバーライドを加減できるため、オーバーライド時に運転者の操舵感覚を良好にすることができる。
また、上記実施の形態では、操舵力の標準偏差を用いることで、積分回路352による積分を抑制するため、オーバーライドから自動操舵に復帰する際にも、急激な変動がないため、違和感なく安定して移行することが可能となる。
その他、上記実施の形態は、何れも本開示の実施をするにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本開示の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本開示はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。
本開示は、オーバーライド時に運転者の操舵感覚を良好にすることが要求される操舵制御システムを備えた電動パワーステアリング装置に好適に利用される。
1 車両
2 ステアリングホイール
3 ステアリングシャフト
4 油圧ユニット
5 ピットマンアーム
6 リンク機構
8 操舵輪
10 電動パワーステアリング装置
12 操舵アクチュエータ
14 磁極位置センサ
22 車速センサ
24 操舵角センサ
26 操舵力センサ
28 車線認識カメラ
30 操舵制御部
30A 操舵制御システム
32 目標操舵角演算部
33 標準偏差演算部
34 オーバーライド演算部
35 フィードバック制御部
36 モータ制御部
37 フィードフォワード制御部
341 第1減算器
342 第2減算器
343 第3減算器
344 飽和要素
345 除算器
346 第1演算器
347 第2演算器
351 比例回路
352 積分回路
353 微分回路
354 加算器
355 乗算器
356 増幅器
3521 演算器
3522 飽和要素
3523 遅延積分要素
3524 増幅器
3525 加減算器
3531 増幅器

Claims (5)

  1. ステアリングホイールの操舵角を検出する操舵角センサと、
    検出された操舵角の検出値と予め定められた操舵角目標値との偏差を積分する積分器を有し、前記積分器の積分結果に基づいて操舵アクチュエータを制御するフィードバック制御部と、
    運転者によるステアリングホイールの操舵力を検出する操舵力センサと、
    検出された前記操舵力の標準偏差を演算する標準偏差演算部と、
    演算された標準偏差に基づいて、前記積分器による積分を抑制する積分抑制部と、
    を備える、操舵制御システム。
  2. 前記積分抑制部は、算出された前記標準偏差から0から1までの所定範囲で係数を算出し、算出した前記係数に基づいて、前記積分器による積分を抑制する、
    請求項1に記載の操舵制御システム。
  3. 前記積分抑制部は、前記標準偏差の上限値および下限値に基づいて、前記係数を算出する、
    請求項2に記載の操舵制御システム。
  4. 請求項1から3のいずれか一項に記載の操舵制御システムと、
    前記操舵制御システムにより制御される前記操舵アクチュエータと、
    を備える、電動パワーステアリング装置。
  5. 車両を制御するコンピュータに、
    ステアリングホイールの操舵角を取得する処理と、
    取得された操舵角と予め定められた操舵角目標値との偏差を積分し、積分結果に基づいて操舵アクチュエータを制御する処理と、
    運転者によるステアリングホイールの操舵力を取得する処理と、
    取得された前記操舵力の標準偏差を演算する処理と、
    演算された標準偏差に基づいて、前記積分を抑制する処理と、
    を実行させるための操舵制御プログラム。
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