JP7346910B2 - クリアランスの測定方法 - Google Patents

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この発明は、エレベーターのつり合いおもりと緩衝器とのクリアランスを測定する方法に関する。
特許文献1に、エレベーターのつり合いおもりと緩衝器とのクリアランスを測定する方法が記載されている。特許文献1に記載された方法では、昇降路のピットに、つり合いおもりまでの距離を測定するための測定装置が設置される。この測定装置は、昇降路のピットに常設される。しかし、全ての現場に測定装置を常設することは難しい。昇降路のピットに測定装置が設置されていない場合は、保守員が現場に赴いて、クリアランスの測定を行わなければならない。
特許文献1には、保守員がクリアランスの測定を行う例も記載されている。この測定では、保守員は、エレベーターのかごを最上階の乗場に停止させる。保守員は、かごを最上階の乗場に停止させると、昇降路のピットに入り、つり合いおもりと緩衝器とのクリアランスを測定する。
特開平6-144740号公報
特許文献1に記載された測定方法では、保守員は、かごを最上階の乗場に停止させると、エレベーターの運転モードを点検モードに切り替える。その後、保守員は、最上階から最下階まで階段で移動し、昇降路のピットに入る。また、保守員は、昇降路のピットでクリアランスを測定すると、最下階から最上階まで階段で移動し、エレベーターの運転モードを自動モードに切り替える。このため、測定時の保守員の負担が大きいといった問題があった。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされた。この発明の目的は、エレベーターのつり合いおもりと緩衝器とのクリアランスを測定する際の負担を軽減できるクリアランスの測定方法を提供することである。
この発明に係るクリアランスの測定方法は、最下階の第1乗場から昇降路のピットに入る工程と、ピットにおいて、つり合いおもりのための緩衝器の上にカバーを載せる工程と、カバーの上に、つり合いおもりまでの距離を計測するための計測器を設置する工程と、カバーの上に計測器を設置した後、昇降路から出て、かごを最上階の第2乗場に停止させる工程と、かごを第2乗場に停止させた後、昇降路の外において、計測器による計測結果を携帯端末で受信する工程と、を備える。
この発明に係るクリアランスの測定方法は、最下階の第1乗場から昇降路のピットに入る工程と、ピットにおいて、つり合いおもりのための緩衝器の上にカバーを載せる工程と、カバーの上に、つり合いおもりまでの距離を計測するための計測器を設置する工程と、計測器とピットに設けられた制御盤との通信を確立する工程と、カバーの上に計測器を設置した後、昇降路から出て、かごの中に入る工程と、かごの中に入った後、かごを最上階の第2乗場に停止させる工程と、携帯端末とかごの操作盤との通信を確立する工程と、かごを第2乗場に停止させた後、かごの中において、計測器による計測結果を制御盤及び操作盤を介して携帯端末で受信する工程と、を備える。
この発明に係るクリアランスの測定方法は、最下階の第1乗場から昇降路のピットに入る工程と、ピットにおいて、つり合いおもりのための緩衝器の上にカバーを載せる工程と、緩衝器の上にカバーを載せた後、昇降路から出る工程と、かごの上に移動し、かごの上で、カバーまでの距離を計測するための計測器をつり合いおもりに取り付ける工程と、つり合いおもりに計測器を取り付けた後、かごの上から降りて、かごを最上階の第2乗場に停止させる工程と、かごを第2乗場に停止させた後、計測器による計測結果を携帯端末で受信する工程と、を備える。
この発明によれば、エレベーターのつり合いおもりと緩衝器とのクリアランスを測定する際の負担を軽減できる。
エレベーター装置を模式的に示す図である。 実施の形態1におけるクリアランスの測定方法を示すフローチャートである。 クリアランスの他の測定方法を示すフローチャートである。 実施の形態2におけるクリアランスの測定方法を示すフローチャートである。 エレベーター装置の他の例を示す図である。 実施の形態3におけるクリアランスの測定方法を示すフローチャートである。
添付の図面を参照し、本発明を説明する。重複する説明は、適宜簡略化或いは省略する。各図において、同一の符号は同一の部分又は相当する部分を示す。
実施の形態1.
図1は、エレベーター装置を模式的に示す図である。エレベーター装置は、かご1及びつり合いおもり2を備える。かご1は、昇降路3を上下に移動する。かご1及びつり合いおもり2は、主ロープ4によって昇降路3に吊り下げられる。つり合いおもり2は、かご1が移動する方向とは反対の方向に昇降路3を移動する。
主ロープ4は、巻上機5の駆動綱車6に巻き掛けられる。かご1及びつり合いおもり2は、駆動綱車6の回転に応じて移動する。即ち、かご1及びつり合いおもり2は、巻上機5によって駆動される。巻上機5は、制御盤7によって制御される。即ち、かご1の移動は、制御盤7によって制御される。図1は、巻上機5及び制御盤7が昇降路3のピット3aに設けられる例を示す。巻上機5及び制御盤7は、昇降路3の頂部に設けられても良い。昇降路3の上方に機械室が設けられている場合、巻上機5及び制御盤7は、機械室に設置されても良い。
図1では、最上階の乗場8aに停止しているかご1を実線で示している。かご1が乗場8aに停止している時のつり合いおもり2を実線で示している。図1では、最下階の乗場8bに停止しているかご1及び最下階の一つ上の階の乗場8cに停止しているかご1を一点鎖線で示している。以下においては、最下階が1階であり、最上階が20階である例について説明する。また、何階の乗場であるかを特定する必要がない場合は、乗場に対して符号8を付す。
乗場8に、操作盤9が設けられる。操作盤9は、例えば方向ボタン9aを備える。エレベーターの運転モードが自動モードであれば、方向ボタン9aが押されることによって乗場呼びが登録される。制御盤7は、登録された乗場呼びにかご1を応答させる。
かご1に操作盤10が備えられる。操作盤10は、例えば行先ボタン10aを備える。エレベーターの運転モードが自動モードであれば、行先ボタン10aが押されることによってかご呼びが登録される。制御盤7は、登録されたかご呼びにかご1を応答させる。
昇降路3のピット3aに、かご1のための緩衝器11とつり合いおもり2のための緩衝器12が設けられる。緩衝器11は、かご1の直下に配置される。緩衝器12は、つり合いおもり2の直下に配置される。図1は、緩衝器11及び緩衝器12がばね式である例を示す。緩衝器11及び緩衝器12は油圧式でも良い。
かご1が最上階の乗場8aに停止している時につり合いおもり2と緩衝器12との間に形成される距離L、即ちクリアランスは、エレベーター装置の安全上、基準範囲に入っていなければならない。以下に、距離Lを測定する方法について詳しく説明する。
図2は、実施の形態1におけるクリアランスの測定方法を示すフローチャートである。例えば、クリアランスの測定は、エレベーターの定期点検で行われる。また、主ロープ4を交換した直後は、主ロープ4に伸びが発生し易い。このため、クリアランスの測定は、主ロープ4を交換した直後に頻繁に行われる。
エレベーターの保守員は、かご1に乗り、2階の乗場8cにかご1を停止させる(S101)。保守員は、かご1から降りる前に、かご1内で運転モードを自動モードから点検モードに切り替える(S102)。点検モードでは、乗場8で方向ボタン9aが押されても乗場呼びは登録されない。かご1内で行先ボタン10aが押されてもかご呼びは登録されない。点検モードでは、かご1の移動は保守員による手動操作によって行われる。
保守員は、乗場8cでかご1を降り、1階の乗場8bに移動する。保守員は、乗場8bから昇降路3の内部、即ちピット3aに進入する(S103)。
保守員は、ピット3aにおいて、緩衝器12の上にカバー13を載せる(S104)。次に、保守員は、カバー13の上に計測器14を設置する(S105)。カバー13は、計測器14を載せるための台である。カバー13は、緩衝器12の上で計測器14を支持することができればどのようなものでも良い。例えば、カバー13は、単なる板状の部材でも良い。カバー13が緩衝器12から落下することを防止するため、カバー13に折り返しが形成されても良い。例えば、折り返しは、緩衝器12の上端で緩衝器12の周囲を囲むように配置される。
計測器14は、カバー13の上に設置された状態で、上方に配置されたつり合いおもり2までの距離を計測する。計測器14は、レーザ距離計でも良い。計測器14は、計測した結果を送信する機能を有する。
保守員は、計測器14をカバー13の上に設置すると、昇降路3から出る(S106)。保守員は、昇降路3から出ると、2階の乗場8cに移動してかご1の中に入り、運転モードを点検モードから自動モードに切り替える(S107)。次に、保守員は、操作盤10の行先ボタン10aを押して、20階へのかご呼びを登録する。これにより、かご1が上方への移動を開始し、かご1は20階の乗場8aに停止する(S108)。
なお、保守員は、かご1が2階の乗場8cから出発する前にかご1から降りる。保守員は、かご1から降りると、乗場8c或いは乗場8bにおいて、携帯端末15と計測器14との通信を確立する(S109)。S109の手順は、S108の手順の前に行われても良い。携帯端末15は、保守員が所持する端末である。携帯端末15は、例えばスマートホンである。携帯端末15は、PCでも良い。携帯端末15は、エレベーターの点検に必要な専用の端末でも良い。
かご1が20階の乗場8aに停止した後、保守員は、計測器14から計測結果を携帯端末15で受信する(S110)。例えば、保守員は、計測器14が計測した距離を示す情報を携帯端末15によって計測器14から直接受信する。保守員は、計測器14による計測結果を携帯端末15で受信する際に、昇降路3に入る必要はない。S109において携帯端末15と計測器14との通信が確立されているため、保守員は、昇降路3の外において計測結果を取得することができる。
本実施の形態に示す例であれば、保守員は、クリアランスの測定を行うために最上階と最下階との間を階段で往復する必要はない。このため、クリアランスを測定する際の保守員の負担を軽減できる。
本実施の形態では、携帯端末15が計測器14から測定結果を直接受信する例について説明した。これは一例である。携帯端末15は、他の機器を介して計測器14から測定結果を受信しても良い。
図3は、クリアランスの他の測定方法を示すフローチャートである。図3のS201からS205に示す手順は、図2のS101からS105に示す手順と同様である。保守員は、計測器14をカバー13の上に設置すると、計測器14と制御盤7との通信を確立する(S206)。計測器14と制御盤7との通信は、無線で行われても良いし有線で行われても良い。なお、S206の手順は、S203の後であればいつ行われても構わない。
S206で計測器14と制御盤7との通信が可能になると、保守員は、昇降路3から出る(S207)。図3のS207からS209に示す手順は、図2のS106からS108に示す手順と同様である。保守員は、かご1が2階の乗場8cから出発する前にかご1から降りる。保守員は、かご1から降りると、1階の乗場8bに移動する。
保守員は、1階の乗場8bにおいて、携帯端末15と操作盤9との通信を確立する(S210)。携帯端末15と操作盤9との通信は、無線で行われても良いし有線で行われても良い。例えば、保守員は、携帯端末15と操作盤9とを通信線で接続する。操作盤9と制御盤7は予め有線接続されている。保守員は、携帯端末15と操作盤9とを通信線で接続すると、計測器14による計測結果を、制御盤7と操作盤9とを介して携帯端末15で受信する(S211)。
図3に示す例では、S210の手順は、S209の手順の前に行われても良い。例えば、保守員は、携帯端末15と操作盤9とを通信線で接続すると、携帯端末15から特定の情報を送信することによって20階へのかご呼びを登録する。これにより、かご1が上方への移動を開始し、20階の乗場8aに停止する。
実施の形態2.
実施の形態1では、保守員が乗場8c或いは乗場8bにおいて、計測器14による計測結果を携帯端末15で受信する例について説明した。本実施の形態では、図1及び図4を参照し、保守員がかご1の中で、計測器14による計測結果を携帯端末15で受信する例について説明する。
図4は、実施の形態2におけるクリアランスの測定方法を示すフローチャートである。図4のS301からS305に示す手順は、図2のS101からS105に示す手順と同様である。保守員は、計測器14をカバー13の上に設置すると、計測器14と制御盤7との通信を確立する(S306)。計測器14と制御盤7との通信は、無線で行われても良いし有線で行われても良い。なお、S306の手順は、S303の後であればいつ行われても構わない。
S306で計測器14と制御盤7との通信が可能になると、保守員は、昇降路3から出る(S307)。保守員は、昇降路3から出ると、2階の乗場8cに移動してかご1の中に入り、運転モードを点検モードから自動モードに切り替える(S308)。次に、保守員は、操作盤10の行先ボタン10aを押して、20階へのかご呼びを登録する。これにより、かご1が上方への移動を開始し、かご1は20階の乗場8aに停止する(S309)。
実施の形態1に示す例と異なり、本実施の形態に示す例では、保守員は、S308の後にかご1に乗ったまま20階に移動する。保守員は、かご1が20階の乗場8aに停止すると、携帯端末15とかご1の操作盤10との通信を確立する(S310)。S310の手順は、S309の手順の前に行われても良い。携帯端末15と操作盤10との通信は、無線で行われても良いし有線で行われても良い。例えば、保守員は、携帯端末15と操作盤10とを通信線で接続する。操作盤10と制御盤7は予め有線接続されている。保守員は、かご1が20階の乗場8aに停止すると、かご1の中において、計測器14による計測結果を制御盤7及び操作盤10を介して携帯端末15で受信する(S311)。
本実施の形態に示す例であっても、保守員は、クリアランスの測定を行うために最上階と最下階との間を階段で往復する必要はない。このため、クリアランスを測定する際の保守員の負担を軽減できる。また、本実施の形態に示す例では、保守員は、S307で昇降路3から出た後にかご1に乗って最上階まで移動する。このため、かご1が2階から20階に移動する際に、一般の利用者が誤ってかご1に乗り込んでしまうことを防止できる。
実施の形態3.
実施の形態1及び2では、保守員が昇降路3のピット3aで計測器14を設置する例について説明した。本実施の形態では、保守員がかご1の上で計測器14の設置を行う例について説明する。図5は、エレベーター装置の他の例を示す図である。
図5では、図1と同様に、最上階の乗場8aに停止しているかご1、及びこの時のつり合いおもり2を実線で示している。また、図5では、最下階の一つ上の階の乗場8cに停止しているかご1を一点鎖線で示している。更に、図5では、つり合いおもり2がかご1より僅かに高い位置に配置された状態を一点鎖線で示している。以下においては、かご1がつり合いおもり2より僅かに低い位置に配置されるかご1の位置のことを取付位置とも称す。
図6は、実施の形態3におけるクリアランスの測定方法を示すフローチャートである。図6のS401からS404に示す手順は、図2のS101からS104に示す手順と同様である。保守員は、カバー13を緩衝器12の上に設置すると、昇降路3から出る(S405)。保守員は、昇降路3から出るとかご1を取付位置に停止させる(S406)。
例えば、保守員は、S405で昇降路3から出ると、2階に移動してかご1の中に入る。そして、保守員は、かご1の中で特定の手動操作を行い、かご1を取付位置に停止させる。保守員は、かご1を取付位置に停止させると、かご1の上に移動する。他の例として、保守員は、S405で昇降路3から出ると、かご1の上に移動する。そして、保守員は、かご1の上で特定の手動操作を行い、かご1を取付位置に停止させる。
保守員は、かご1を取付位置に停止させると、かご1の上で計測器14をつり合いおもり2に取り付ける(S407)。本実施の形態では、計測器14は、つり合いおもり2に取り付けられた状態で、下方に配置されたカバー13までの距離を計測する。本実施の形態に示す例でも、計測器14は、計測した結果を送信する機能を有する。
保守員は、計測器14をつり合いおもり2に取り付けると、かご1の上から降りてかご1の中に入る(S408)。保守員は、かご1の中に入ると、運転モードを点検モードから自動モードに切り替える(S409)。その後、保守員は、操作盤10の行先ボタン10aを押して、20階へのかご呼びを登録する。これにより、かご1が上方への移動を開始し、かご1は20階の乗場8aに停止する(S410)。
保守員が携帯端末15で計測器14から測定結果を受信する方法は、実施の形態1及び2で開示した何れの方法を採用しても良い。例えば、保守員は、かご1を取付位置から1階に移動させた後、1階で20階へのかご呼びを登録する。保守員は、かご1が1階から出発する前にかご1から降りる。保守員は、かご1が20階の乗場8aに停止した後、1階の乗場8bにおいて携帯端末15と計測器14との通信を確立する(S411)。
かご1が20階の乗場8aに停止した後、保守員は、計測器14による計測結果を携帯端末15で受信する(S412)。例えば、保守員は、計測器14が計測した結果を携帯端末15によって計測器14から直接受信する。
他の例として、かご1が20階の乗場8aに停止すると、つり合いおもり2に取り付けられた計測器14と制御盤7との通信が確立されても良い。かかる場合、例えば、保守員は、かご1が1階の乗場8bから出発する前にかご1から降りる。保守員は、1階の乗場8bにおいて、携帯端末15と操作盤9との通信を確立する。保守員は、計測器14が計測した結果を、制御盤7と操作盤9とを介して携帯端末15で受信する。
かご1が20階の乗場8aに停止した際に計測器14と制御盤7との通信が確立する場合、保守員は、かご1の中で、計測器14による計測結果を携帯端末15で受信しても良い。例えば、保守員は、S409の後に操作盤10の行先ボタン10aを押し、かご1に乗ったまま20階に移動する。保守員は、かご1が20階の乗場8aに停止すると、携帯端末15とかご1の操作盤10との通信を確立する。携帯端末15と操作盤10との通信の確立は、かご1が20階の乗場8aに停止する前に行われても良い。上述したように、かご1が乗場8aに停止すると、計測器14と制御盤7との通信が確立する。このため、保守員は、かご1が20階の乗場8aに停止した際に、かご1の中において、計測器14による計測結果を制御盤7及び操作盤10を介して携帯端末15で受信できる。
本実施の形態に示す例であっても、保守員は、クリアランスを測定するために最上階と最下階との間を階段で往復する必要はない。このため、クリアランスを測定する際の保守員の負担を軽減できる。
1 かご、 2 つり合いおもり、 3 昇降路、 3a ピット、 4 主ロープ、 5 巻上機、 6 駆動綱車、 7 制御盤、 8a~8c 乗場、 9 操作盤、 9a 方向ボタン、 10 操作盤、 10a 行先ボタン、 11 緩衝器、 12 緩衝器、 13 カバー、 14 計測器、 15 携帯端末

Claims (9)

  1. 最下階の第1乗場から昇降路のピットに入る工程と、
    前記ピットにおいて、つり合いおもりのための緩衝器の上にカバーを載せる工程と、
    前記カバーの上に、前記つり合いおもりまでの距離を計測するための計測器を設置する工程と、
    前記カバーの上に前記計測器を設置した後、前記昇降路から出て、かごを最上階の第2乗場に停止させる工程と、
    前記かごを前記第2乗場に停止させた後、前記昇降路の外において、前記計測器による計測結果を携帯端末で受信する工程と、
    を備えたクリアランスの測定方法。
  2. 前記計測器と前記携帯端末との通信を確立する工程を更に備え、
    前記携帯端末は、前記計測器から計測結果を直接受信する請求項1に記載のクリアランスの測定方法。
  3. 前記計測器と前記ピットに設けられた制御盤との通信を確立する工程と、
    前記携帯端末と前記第1乗場の操作盤との通信を確立する工程と、
    を更に備え、
    前記携帯端末は、前記制御盤及び前記操作盤を介して、前記計測器から計測結果を受信する請求項1に記載のクリアランスの測定方法。
  4. 前記昇降路から出た後、前記携帯端末から特定の情報を送信することにより、前記かごを前記第2乗場に停止させる請求項3に記載のクリアランスの測定方法。
  5. 最下階の第1乗場から昇降路のピットに入る工程と、
    前記ピットにおいて、つり合いおもりのための緩衝器の上にカバーを載せる工程と、
    前記カバーの上に、前記つり合いおもりまでの距離を計測するための計測器を設置する工程と、
    前記計測器と前記ピットに設けられた制御盤との通信を確立する工程と、
    前記カバーの上に前記計測器を設置した後、前記昇降路から出て、かごの中に入る工程と、
    前記かごの中に入った後、前記かごを最上階の第2乗場に停止させる工程と、
    携帯端末と前記かごの操作盤との通信を確立する工程と、
    前記かごを前記第2乗場に停止させた後、前記かごの中において、前記計測器による計測結果を前記制御盤及び前記操作盤を介して前記携帯端末で受信する工程と、
    を備えたクリアランスの測定方法。
  6. 最下階の第1乗場から昇降路のピットに入る工程と、
    前記ピットにおいて、つり合いおもりのための緩衝器の上にカバーを載せる工程と、
    前記緩衝器の上に前記カバーを載せた後、前記昇降路から出る工程と、
    かごの上に移動し、前記かごの上で、前記カバーまでの距離を計測するための計測器を前記つり合いおもりに取り付ける工程と、
    前記つり合いおもりに前記計測器を取り付けた後、前記かごの上から降りて、前記かごを最上階の第2乗場に停止させる工程と、
    前記かごを前記第2乗場に停止させた後、前記計測器による計測結果を携帯端末で受信する工程と、
    を備えたクリアランスの測定方法。
  7. 前記計測器と前記携帯端末との通信を確立する工程を更に備え、
    前記携帯端末は、前記計測器から計測結果を直接受信する請求項6に記載のクリアランスの測定方法。
  8. 前記計測器と前記ピットに設けられた制御盤との通信を確立する工程と、
    前記携帯端末と前記第1乗場の操作盤との通信を確立する工程と、
    を更に備え、
    前記携帯端末は、前記制御盤及び前記操作盤を介して、前記計測器から計測結果を受信する請求項6に記載のクリアランスの測定方法。
  9. 前記かごの上から降りた後、前記かごの中に入る工程と、
    前記携帯端末と前記かごの操作盤との通信を確立する工程と、
    前記計測器と前記ピットに設けられた制御盤との通信を確立する工程と、
    を更に備え、
    前記かごの中に入った後に、前記かごを前記第2乗場に停止させ、
    前記かごを前記第2乗場に停止させた後、前記かごの中において、前記計測器による計測結果を前記制御盤及び前記操作盤を介して前記携帯端末で受信する請求項6に記載のクリアランスの測定方法。
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