JP7345983B2 - しょうゆ含有液体調味料 - Google Patents
しょうゆ含有液体調味料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP7345983B2 JP7345983B2 JP2019209981A JP2019209981A JP7345983B2 JP 7345983 B2 JP7345983 B2 JP 7345983B2 JP 2019209981 A JP2019209981 A JP 2019209981A JP 2019209981 A JP2019209981 A JP 2019209981A JP 7345983 B2 JP7345983 B2 JP 7345983B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- taste
- comparative product
- soy sauce
- content
- mass
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Soy Sauces And Products Related Thereto (AREA)
- Seasonings (AREA)
Description
そこで、調味料の成分のうち、食塩の一部を塩化カリウムで代替して塩味を増強する技術が知られている。また、塩化カリウムには特有の異味がある為、その異味をマスキングして塩味を付与する技術も提案されている(特許文献1~3)。このほか塩味を増強するために、プロリンなどのアミノ酸や、オルニチン、グリシンエチルエステル等の塩味増強物質を添加する技術が知られている(特許文献4、非特許文献1、2)。
本発明は、低食塩含量であり、かつ低プロリン含量でありながら、適度な塩味と味の厚みを呈し、さらに異味の発現を抑えたしょうゆ含有液体調味料の提供に関する。
その結果、カリウムにより塩味を増強した減塩しょうゆにおいて、プロリンの含有量を特定範囲に抑え、かつフェニルアラニンを特定量含有させることにより、得られる減塩しょうゆが適度な塩味を呈し、しょうゆ本来の好ましい醸造風味(中味、厚み)も呈し、さらにカリウム由来の異味も発現しにくいことを見出した。
本発明はこれらの知見に基づきさらに検討を重ね、完成されるに至ったものである。
(A)ナトリウム 2.2質量%以上3.5質量%以下
(B)カリウム 0.8質量%以上4.0質量%以下
(C)フェニルアラニン 0.26質量%以上0.60質量%以下
(D)プロリン 0.15質量%以上0.28質量%未満
前記プロリンの含有量に対する前記フェニルアラニンの含有量の比の値が、質量比で1.1以上4.0以下である、しょうゆ含有液体調味料を提供するものである。
なお、本明細書において「~」を用いて表される数値範囲は、「~」前後に記載される数値を下限値及び上限値として含む範囲を意味する。
また、少なくとも一部が塩化カリウム由来であることが好ましい。本発明の液体調味料中の総カリウム量に占める塩化カリウム由来のカリウムの割合は特に制限されないが、60質量%以上であることが好ましく、70質量%以上であることがより好ましく、80質量%以上であることがさらに好ましい。また、本発明の液体調味料中の総カリウム量に占める塩化カリウム由来のカリウムの割合は、100質量%以下であり、95質量%以下であってもよく、92質量%以下であってもよく、90質量%以下とすることも好ましい。
また、本発明の液体調味料中の(C)フェニルアラニンの含有量に対する(B)カリウムの含有量の比の値(K/Phe)は、カリウム由来の異味の抑制の観点から、7.5以下であることが好ましく、7.0以下であることがより好ましい。
上記の原料として用いるしょうゆに特に制限はない。
エチレン-ビニルアルコール共重合体を用いる場合のように、他層との接着性が十分に得られない場合は、接着剤を用いることが好ましい。接着剤としては、カルボン酸、カルボン酸アミド、カルボン酸エステル等に基づくカルボニル基を主鎖又は側鎖にもつ熱可塑性樹脂が挙げられる。具体的には、エチレン-アクリル酸共重合体、イオン架橋オレフィン共重合体、無水マレイン酸グラフトポリエチレン、無水マレイン酸グラフトポリプロピレン、アクリル酸グラフトポリオレフィン、エチレン-酢酸ビニル共重合体、共重合体ポリエステル、共重合体ポリアミド等の1種又は2種以上の組合せが挙げられる。これらの接着剤樹脂は、同時押出し或いはサンドイッチラミネーション等による積層に有用である。また、予め形成された酸素透過バリア性フィルムと水分透過バリア性フィルムとの接着積層には、イソシアネート系或いはエポキシ系等の熱硬化性接着剤樹脂も使用される。
これらのうち特に、エチレン-ビニルアルコール共重合体を接着する三井化学株式会社製のアドマーや三菱化学株式会社製のモディックを使用することが好ましい。
ここで、環状オレフィンポリマー(COP)は、透明性及び水分バリア性に優れた樹脂であり、このCOPとしては、例えば日本ゼオン株式会社製のゼオノア(シクロ・オレフィン・ポリマー)や三井化学株式会社製のアベル(環状・オレフィン・コポリマー)等を用いることができる。
本発明において、しょうゆ加工品とは、しょうゆを原料とした液体調味料のうち、「○○しょうゆ」等と品名にしょうゆ(若しくは醤油)が付くもので、主原料であるしょうゆに、補助的に調味料、酸味料、香料、果汁、風味原料、だし等が配合されたものである。例えば、だししょうゆ、昆布しょうゆ、土佐しょうゆ、かつおしょうゆ、ぽん酢しょうゆ、ステーキしょうゆ、かきしょうゆ、しそしょうゆ、にんにくしょうゆ、わさびしょうゆ等が挙げられる。
本発明において、つゆとは、しょうゆに糖類及び風味原料(かつおぶし、こんぶ、乾しいたけ等をいう。)から抽出した「だし」を加えたもの又はこれにみりん、食塩その他の調味料を加えたものであって、直接又は希釈して、めん類、惣菜等のつけ汁、かけ汁として用いる液体をいい、めんつゆ、煮物つゆ、鍋物つゆ、天つゆ、汎用つゆ等が挙げられる。めんつゆとしては、そばつゆ、うどんつゆ、そうめんつゆ、冷麦つゆ、中華めんつゆ、冷やし中華つゆ等が例示される。
本発明において、たれとは、「しょうゆ」を原料としたもので、上記「しょうゆ加工品」、「つゆ」以外のものをいい、例えば、蒲焼のたれ、焼き鳥のたれ、焼肉のたれ、しゃぶしゃぶのたれ、すきやきのたれ、照り焼きのたれ、唐揚げのたれ、みたらし団子のたれの他、ノンオイルドレッシング等が挙げられる。
本発明の液体調味料を、容器から出して食品の製造・加工・調理に使用することで、カリウム由来の異味抑制、中味の発現、良好な風味バランスなどの改善効果を得ることができる。従って、本発明は、食品の風味改善方法、食品の加工・調理方法、及び食品の製造方法としても有用である。
本発明の液体調味料は、各種食品に使用することができる。本発明の液体調味料を用いることで、食塩含量が低いにもかかわらず強い塩味を呈することから、塩分量が少ない食品の設計が可能となる。
なお、本実施例において「食塩相当量」とは、ナトリウムの質量に2.54を乗じることにより(すなわち、ナトリウムがすべてNaClの構成成分であると仮定して)算出した。
各原料を下記表2に示す割合で配合し、ナトリウム含有量が2.25質量%(食塩相当量5.72質量%)の減塩しょうゆ試験品(本発明品1~5、及び比較品1~8)を得た。各試験品の風味を、下記評価基準により評価した。評価項目は、塩味、異味、及び中味で、専門パネル5名の合議により各評価項目の点数を決定した。総合評価は、全ての評価項目の点数が4点以上の場合に合格とし、1項目でも3点以下の評価がある場合には不合格とした。
なお、本明細書において、「異味」とは、カリウム由来の苦味や渋味を意味する。さらに、「中味」とは、しょうゆ本来の好ましい醸造風味、ないし味の厚みを意味し、「中味」がないと水っぽく感じてしまうものである。以下の評価についても同様である。
10 比較品4と同等、もしくはそれ以上の強い塩味を感じる。
9 比較品3と比較品4の間の塩味で、比較品4に近い塩味を感じる。
8 比較品3と比較品4の間の塩味で、比較品3に近い塩味を感じる。
7 比較品3と同等のやや強い塩味を感じる。
6 比較品2と比較品3の間の塩味で、比較品3に近い塩味を感じる。
5 比較品2と比較品3の間の塩味で、比較品2に近い塩味を感じる。
4 比較品2と同等のしっかりとした塩味を感じる。
3 比較品1と比較品2の間の塩味で、比較品2に近い塩味を感じる。
2 比較品1と比較品2の間の塩味で、比較品1に近い塩味を感じる。
1 比較品1と同等の、弱い塩味である。
評価1から10に向けて順に塩味が強いことを意味する。
10 比較品1と同様に全く異味を感じない。
9 比較品1と比較品2の間の異味で、比較品1に近く異味をほとんど感じない。
8 比較品1と比較品2の間の異味で、比較品1に近いが異味をわずかに感じる。
7 比較品1と比較品2の間の異味で、やや異味を感じる。
6 比較品1と比較品2の間の異味で、比較品2にやや近い異味を感じる。
5 比較品1と比較品2の間の異味で、比較品2に近い異味を感じる。
4 比較品2と同等で、異味を感じるが、あまり気にならない。
3 比較品2と比較品3の中間程度の異味を感じる。
2 比較品3と同等の、やや強い異味を感じる。
1 比較品4と同等の、強い異味を感じる。
評価10から1に向けて順に異味が強いことを意味する。
7 比較品4と同等、もしくはそれ以上の厚みのある中味を感じる。
6 比較品3と比較品4の間の中味で、比較品4に近い中味を感じる。
5 比較品3と比較品4の間の中味で、比較品3に近い中味を感じる。
4 比較品3と同等の中味を感じる。
3 比較品2と比較品3の中間程度の中味を感じる。
2 比較品2と同等で、中味がやや弱い。
1 比較品1と同等で、中味が弱い。
評価1から7に向けて順に中味が強いことを意味する。
また、水で希釈した減塩しょうゆAに、L-フェニルアラニンのみを本発明の規定の範囲内となるように添加した場合、カリウム由来の異味は感じないものの、塩味と中味で劣る結果となった(比較品5)。
さらに、水で希釈した減塩しょうゆAに、カリウムを本発明の規定の範囲内となるように塩化カリウムを添加した場合であっても、L-フェニルアラニンの含有量が本発明の規定の範囲を下回るように添加されている場合は、カリウム由来の異味を感じ(比較品6)、L-フェニルアラニンの含有量が本発明の規定の範囲を上回るように添加されている場合は、塩味に劣る結果となった(比較品7及び8)。
これに対し、ナトリウム、カリウム、L-フェニルアラニン、L-プロリンを本発明で規定する範囲に調整した本発明品1~5では、ナトリウムの含有量を2.25質量%に抑えた減塩しょうゆであってもしっかりとした塩味が感じられ、塩化カリウム由来の異味をあまり感じず、中味が十分に感じられる結果となった。
各原料を下記表3に示す割合で配合し、ナトリウム含有量が2.64質量%(食塩相当量6.71質量%)の減塩しょうゆ試験品(本発明品6~16、及び比較品9~15)を得た。各試験品の風味を、下記評価基準により評価した。評価項目は、塩味、異味、及び中味で、専門パネル5名の合議により各評価項目の点数を決定した。総合評価は、全ての評価項目の点数が4点以上の場合に合格とし、1項目でも3点以下の評価がある場合には不合格とした。
10 比較品12と同等、もしくはそれ以上の強い塩味を感じる。
9 比較品11と比較品12の間の塩味で、比較品12に近い塩味を感じる。
8 比較品11と比較品12の間の塩味で、比較品11に近い塩味を感じる。
7 比較品11と同等のやや強い塩味を感じる。
6 比較品10と比較品11の間の塩味で、比較品11に近い塩味を感じる。
5 比較品10と比較品11の間の塩味で、比較品10に近い塩味を感じる。
4 比較品10と同等のしっかりとした塩味を感じる。
3 比較品9と比較品10の間の塩味で、比較品10に近い塩味を感じる。
2 比較品9と比較品10の間の塩味で、比較品9に近い塩味を感じる。
1 比較品9と同等の、弱い塩味である。
評価1から10に向けて順に塩味が強いことを意味する。
10 比較品9と同様に全く異味を感じない。
9 比較品9と比較品10の間の異味で、比較品9に近く異味をほとんど感じない。
8 比較品9と比較品10の間の異味で、比較品9に近いが異味をわずかに感じる。
7 比較品9と比較品10の間の異味で、やや異味を感じる。
6 比較品9と比較品10の間の異味で、比較品10にやや近い異味を感じる。
5 比較品9と比較品10の間の異味で、比較品10に近い異味を感じる。
4 比較品10と同等で、異味を感じるが、あまり気にならない。
3 比較品10と比較品11の中間程度の異味を感じる。
2 比較品11と同等の、やや強い異味を感じる。
1 比較品12と同等の、強い異味を感じる。
評価10から1に向けて順に異味が強いことを意味する。
7 比較品12と同等、もしくはそれ以上の厚みのある中味を感じる。
6 比較品11と比較品12の間の中味で、比較品12に近い中味を感じる。
5 比較品11と比較品12の間の中味で、比較品11に近い中味を感じる。
4 比較品11と同等の中味を感じる。
3 比較品10と比較品11の中間程度の中味を感じる。
2 比較品10と同等で、中味がやや弱い。
1 比較品9と同等で、中味が弱い。
評価1から7に向けて順に中味が強いことを意味する。
また、水で希釈した減塩しょうゆAに、塩化ナトリウム及びL-フェニルアラニンを本発明の規定の範囲内となるように添加した場合であっても、カリウムの含有量が本発明の規定の範囲を下回る場合、カリウム由来の異味は感じないものの、塩味が劣る結果となった(比較品13)。
さらに、水で希釈した減塩しょうゆAに、カリウム及びL-フェニルアラニンを本発明の規定の範囲内となるように添加した場合であっても、L-プロリンの含有量が本発明の規定の範囲を下回る場合は塩味に劣り、またL-プロリンの含有量が本発明の規定の範囲を上回る場合は、カリウム由来の異味をやや強く感じる結果となった(比較品14及び15)。
これに対し、ナトリウム、カリウム、L-フェニルアラニン、L-プロリンを本発明で規定する範囲に調整した本発明品6~16では、ナトリウムの含有量が2.64質量%である減塩しょうゆであってもしっかりとした塩味が感じられ、塩化カリウム由来の異味をあまり感じず、中味が感じられる結果となった。
各原料を下記表4に示す割合で配合し、ナトリウム含有量が2.98質量%(食塩相当量7.57質量%)の減塩しょうゆ試験品(本発明品17~21、及び比較品16~22)を得た。各試験品の風味を、下記評価基準により評価した。評価項目は、塩味、異味、及び中味で、専門パネル5名の合議により各評価項目の点数を決定した。総合評価は、全ての評価項目の点数が4点以上の場合に合格とし、1項目でも3点以下の評価がある場合には不合格とした。
10 比較品19と同等、もしくはそれ以上の強い塩味を感じる。
9 比較品18と比較品19の間の塩味で、比較品19に近い塩味を感じる。
8 比較品18と比較品19の間の塩味で、比較品18に近い塩味を感じる。
7 比較品18と同等のやや強い塩味を感じる。
6 比較品17と比較品18の間の塩味で、比較品18に近い塩味を感じる。
5 比較品17と比較品18の間の塩味で、比較品17に近い塩味を感じる。
4 比較品17と同等のしっかりとした塩味を感じる。
3 比較品16と比較品17の間の塩味で、比較品17に近い塩味を感じる。
2 比較品16と比較品17の間の塩味で、比較品16に近い塩味を感じる。
1 比較品16と同等の、弱い塩味である。
評価1から10に向けて順に塩味が強いことを意味する。
10 比較品16と同様に全く異味を感じない。
9 比較品16と比較品17の間の異味で、比較品16に近く異味をほとんど感じない。
8 比較品16と比較品17の間の異味で、比較品16に近いが異味をわずかに感じる。
7 比較品16と比較品17の間の異味で、やや異味を感じる。
6 比較品16と比較品17の間の異味で、比較品17にやや近い異味を感じる。
5 比較品16と比較品17の間の異味で、比較品17に近い異味を感じる。
4 比較品17と同等で、異味を感じるが、あまり気にならない。
3 比較品17と比較品18の中間程度の異味を感じる。
2 比較品18と同等の、やや強い異味を感じる。
1 比較品19と同等の、強い異味を感じる。
評価10から1に向けて順に異味が強いことを意味する。
7 比較品19と同等、もしくはそれ以上の厚みのある中味を感じる。
6 比較品18と比較品19の間の中味で、比較品19に近い中味を感じる。
5 比較品18と比較品19の間の中味で、比較品18に近い中味を感じる。
4 比較品18と同等の中味を感じる。
3 比較品17と比較品18の中間程度の中味を感じる。
2 比較品17と同等で、中味がやや弱い。
1 比較品16と同等で、中味が弱い。
評価1から7に向けて順に中味が強いことを意味する。
これに対し、ナトリウム、カリウム、L-フェニルアラニン、L-プロリンを本発明で規定する範囲で調整した本発明品17~19では、ナトリウムの含有量が2.98質量%である減塩しょうゆであってもしっかりとした塩味が感じられ、塩化カリウム由来の異味をあまり感じず、中味が感じられる結果となった。
また、本発明品17に、さらにL-プロリンを本発明の規定の範囲内で含有させ、Phe/Proの値のみを本発明の範囲外とした比較品20では、カリウム由来の異味をやや強く感じる結果となった。さらに、比較品20に対し、L-フェニルアラニンを本発明の範囲内で、さらにPhe/Proの値も本発明の範囲内となるように添加した本発明品20では、比較品20と比べてカリウム由来の異味の発現が抑制される結果となった。
さらに、本発明品17に、L-フェニルアラニンを、本発明の規定の範囲内でさらに添加した本発明品21は、しっかりとした塩味を感じるものであったが、本発明の規定を超える量のL-フェニルアラニンを添加した比較品21では、比較品16に近い弱い塩味を呈する結果となった。
各原料を下記表5に示す割合で配合し、ナトリウム含有量が3.37質量%(食塩相当量8.56質量%)の減塩しょうゆ試験品(本発明品22~24、及び比較品23~26)を得た。各試験品の風味を、下記評価基準により評価した。評価項目は、塩味、異味、及び中味で、専門パネル5名の合議により各評価項目の点数を決定した。総合評価は、全ての評価項目の点数が4点以上の場合に合格とし、1項目でも3点以下の評価がある場合には不合格とした。
10 比較品26と同等、もしくはそれ以上の強い塩味を感じる。
9 比較品25と比較品26の間の塩味で、比較品26に近い塩味を感じる。
8 比較品25と比較品26の間の塩味で、比較品25に近い塩味を感じる。
7 比較品25と同等のやや強い塩味を感じる。
6 比較品24と比較品25の間の塩味で、比較品25に近い塩味を感じる。
5 比較品24と比較品25の間の塩味で、比較品24に近い塩味を感じる。
4 比較品24と同等のしっかりとした塩味を感じる。
3 比較品23と比較品24の間の塩味で、比較品24に近い塩味を感じる。
2 比較品23と比較品24の間の塩味で、比較品23に近い塩味を感じる。
1 比較品23と同等の、弱い塩味である。
評価1から10に向けて順に塩味が強いことを意味する。
10 比較品23と同様に全く異味を感じない。
9 比較品23と比較品24の間の異味で、比較品23に近く異味をほとんど感じない。
8 比較品23と比較品24の間の異味で、比較品23に近いが異味をわずかに感じる。
7 比較品23と比較品24の間の異味で、やや異味を感じる。
6 比較品23と比較品24の間の異味で、比較品24にやや近い異味を感じる。
5 比較品23と比較品24の間の異味で、比較品24に近い異味を感じる。
4 比較品24と同等で、異味を感じるが、あまり気にならない。
3 比較品24と比較品25の中間程度の異味を感じる。
2 比較品25と同等の、やや強い異味を感じる。
1 比較品26と同等の、強い異味を感じる。
評価10から1に向けて順に異味が強いことを意味する。
7 比較品26と同等、もしくはそれ以上の厚みのある中味を感じる。
6 比較品25と比較品26の間の中味で、比較品26に近い中味を感じる。
5 比較品25と比較品26の間の中味で、比較品25に近い中味を感じる。
4 比較品25と同等の中味を感じる。
3 比較品25と比較品24の中間程度の中味を感じる。
2 比較品24と同等で、中味がやや弱い。
1 比較品23と同等で、中味が弱い。
評価1から7に向けて順に中味が強いことを意味する。
これに対し、ナトリウム、カリウム、L-フェニルアラニン、L-プロリンを本発明で規定する範囲で調整した本発明品22~24では、ナトリウムの含有量が3.37質量%である減塩しょうゆであってもしっかりとした塩味が感じられ、塩化カリウム由来の異味をあまり感じず、中味が感じられる結果となった。
上記(1)~(4)について、L-フェニルアラニン、及びL-プロリンに代えて、他のアミノ酸を用い、同様の試験行った。その結果、L-フェニルアラニン、及びL-プロリンに代えて他のアミノ酸を使用した場合では、上記のような所望な効果を得ることができなかった。
Claims (4)
- 下記(A)~(D)を含有するしょうゆ含有液体調味料であって、
(A)ナトリウム 2.2質量%以上3.5質量%以下
(B)カリウム 0.8質量%以上4.0質量%以下
(C)フェニルアラニン 0.26質量%以上0.60質量%以下
(D)プロリン 0.15質量%以上0.28質量%未満
前記プロリンの含有量に対する前記フェニルアラニンの含有量の比の値が、質量比で1.1以上4.0以下である、しょうゆ含有液体調味料。 - 前記フェニルアラニンの含有量に対する前記カリウムの含有量の比の値が、質量比で1.7以上7.5以下である、請求項1記載のしょうゆ含有液体調味料。
- しょうゆを30質量%以上含有する、請求項1又は2記載のしょうゆ含有液体調味料。
- 容器詰しょうゆ含有液体調味料である、請求項1~3のいずれか1項記載のしょうゆ含有液体調味料。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2018221434 | 2018-11-27 | ||
JP2018221434 | 2018-11-27 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2020089358A JP2020089358A (ja) | 2020-06-11 |
JP7345983B2 true JP7345983B2 (ja) | 2023-09-19 |
Family
ID=71011989
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2019209981A Active JP7345983B2 (ja) | 2018-11-27 | 2019-11-20 | しょうゆ含有液体調味料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP7345983B2 (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009044984A (ja) | 2007-08-17 | 2009-03-05 | Toyo Suppli Co Ltd | 液体調味料の製造方法及び液体調味料 |
WO2011007892A1 (ja) | 2009-07-15 | 2011-01-20 | 花王株式会社 | 容器詰しょうゆ含有液体調味料 |
KR20110072577A (ko) | 2009-12-23 | 2011-06-29 | (재)남해마늘연구소 | 마늘메주를 이용한 장류의 제조방법 |
CN108208744A (zh) | 2018-01-22 | 2018-06-29 | 中酱江苏酿造有限公司 | 一种酱油酿造系统及其在酿造酱油中的应用 |
-
2019
- 2019-11-20 JP JP2019209981A patent/JP7345983B2/ja active Active
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009044984A (ja) | 2007-08-17 | 2009-03-05 | Toyo Suppli Co Ltd | 液体調味料の製造方法及び液体調味料 |
WO2011007892A1 (ja) | 2009-07-15 | 2011-01-20 | 花王株式会社 | 容器詰しょうゆ含有液体調味料 |
KR20110072577A (ko) | 2009-12-23 | 2011-06-29 | (재)남해마늘연구소 | 마늘메주를 이용한 장류의 제조방법 |
CN108208744A (zh) | 2018-01-22 | 2018-06-29 | 中酱江苏酿造有限公司 | 一种酱油酿造系统及其在酿造酱油中的应用 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2020089358A (ja) | 2020-06-11 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5736310B2 (ja) | 容器詰しょうゆ含有液体調味料 | |
JP6449416B2 (ja) | 風味改良剤 | |
JP5385517B2 (ja) | 容器詰液体調味料 | |
JP4754338B2 (ja) | 容器詰液体調味料 | |
KR101114888B1 (ko) | 액상 조미료 및 그 제조방법 | |
KR101249221B1 (ko) | 액체 조미료 | |
JP7345983B2 (ja) | しょうゆ含有液体調味料 | |
JP4754343B2 (ja) | 容器詰液体調味料 | |
JP2011045247A (ja) | 容器詰しょうゆ含有液体調味料 | |
JP6323963B2 (ja) | 容器詰しょうゆ含有液体調味料 | |
JP4579223B2 (ja) | 液体調味料 | |
JP5868576B2 (ja) | 容器詰柑橘風味しょうゆ含有液体調味料 | |
JP5616115B2 (ja) | 容器詰しょうゆ含有液体調味料 | |
JP5726437B2 (ja) | 容器詰つゆ | |
JP2011120603A (ja) | 液体調味料の製造方法 | |
JP6120407B2 (ja) | 調味料セット | |
JP4280203B2 (ja) | 容器入り液体調味料 | |
JPH0111031Y2 (ja) | ||
JP2000287641A (ja) | 麺つゆ | |
JP2006325578A (ja) | 液体調味料の製造方法 | |
JPH08173027A (ja) | 密封容器入りキノコの調味加工品 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20220908 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20230825 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20230905 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20230905 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 7345983 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |