JP7344552B2 - ピアノ用補助ペダル装置 - Google Patents

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Description

この発明は、ピアノ用補助ペダル装置に係り、特に、ピアノに向かって椅子に腰掛けた演奏者の足が届かない場合に使用するピアノ用補助ペダル装置に関するものである。
ピアノ本体の下部には、右ペダル、中ペダル、左ペダルが設けられている。グランドピアノにおいては、右ペダルは、ピアノ音を持続させるためのダンパーペダルであり、このペダルを踏むと弦からダンパーが離れ、鍵盤から指を離しても弦を長く振動させることができる。中ペダルは、押鍵した鍵盤のダンパーだけを弦から離しその音だけに余韻を残すためのソステヌートペダルであり、左ペダルは、音量だけでなく打弦の位置をずらすことで音色を微妙に変化させるためのシフトペダルである。
アップライトピアノにおいては、右ペダルは、ダンパーペダル、中ペダルは、ハンマーと弦との間に薄いフェルトを配置し、音量を下げるためのマフラーペダルであり、左ペダルは、ハンマー全体を現に近づけて音をソフトにするためのソフトペダルである。
そして、演奏者がこのペダルを演奏中に踏むことにより、それに対応したペダル効果が得られるようになっている。
ところで、上記したピアノに設けられたペダルは、高さが一定であり、通常は、大人が演奏する場合の操作を考慮して決められている。このため、子供が演奏する場合には、ペダルに足が届かず、その操作を行えないという不具合があった。
そこで、従来、ピアノのペダルにかさ上げをして、ペダルの操作を可能にするピアノ用補助ペダル装置を使用することが知られている。このようなピアノ用補助ペダル装置としては、例えば、特許文献1に提案されたものがある。図32は、従来のピアノ用補助ペダル装置を示す分解斜視図である。
上記したピアノ用補助ペダル装置100は、図32に示すように、ピアノのペダル102に固定する固定部111に、矩形で箱状に形成された固定部材112と、この固定部材112とペダル102とを上下両側から挟持する上挟持板113及び下挟持板114とを備えている。固定部材112には、ペダル102と当接する面にゴム、フェルト、軟質樹脂、スポンジなどの軟質材からなる軟質部材112aが装着されている。また、下挟持板114には、固定部材112と同様に、ペダル102と当接する面に軟質な材質からなる軟質部材114aが装着されている。この下挟持板114には、軟質部材114aの両側に開口する開口穴Aを設け、この開口穴Aにワッシャー114cを介在させてボルト114dを挿入している。そして、このボルト114dには、先端からナット14bを挿入して締結することで下挟持板114に固定される。
また、上挟持板113は、固定部材112の上部にねじ113cにより固定されるとともに、両側に下挟持板114に固定したボルト114dを挿入する開口穴Bを開口している。そして、固定部材112に固定された上挟持板113には、下挟持板114に固定したボルト114dを開口穴Bに挿入してワッシャー113aを介して蝶ナット113bにより締結することで下挟持板114を支持している。
また、上挟持板113と下挟持板114とを装着した固定部材112には、上部に延在する延在部115と、この延在部115の先端から略直角に屈曲して延在する演奏者が足を載せる伝達部118とが支持されている。ここで、延在部115は、固定部材112にねじ止めされたL字状の第1板部材117と、伝達部118にねじ止めされたL字状の第2板部材116とにより構成されている。
第1板部材117には、固定部材112から上部に延在する表面に開口した複数の貫通穴Cを形成している。また、第2板部材116には、伝達部118から下部に延在する表面に細長く開口する複数の貫通穴Dを形成している。第1板部材117及び第2板部材116は、図32に示すように、表面に形成した貫通穴C、Dを合わせてボルト116aを挿入してナット117aにより締結することでお互いが連結して固定される。この際、第1板部材117及び第2板部材116からなる延在部115の長さは、ボルト116aを挿入する貫通穴C、Dの位置をずらして固定することで自由に調節することができる。
上記した特許文献1のものにおいては、ペダルの高さを調整するために、第1板部材117及び第2板部材116からなる延在部115の長さを、ボルト116aを挿入する貫通穴C、Dの位置をずらして固定することにより行っている。しかしながら、高さを調整するためには、ボルト116aを外し、貫通穴C、Dの位置を変えて、そして、ボルト116aを締め直す必要がある。この作業をピアノのペダルの狭い場所で行わなければならず、その作業が煩わしい。また、ピアノ教室などのように、生徒が代わる毎に、高さを調整する場合には、調整時間が長くなり、その間、生徒を待たすことになるなど、ピアノ教室などの使用には向かないという問題があった。
また、時間制限があるコンクールなどでは、ピアノ用補助ペダル装置をピアノのペダルに素早く確実に取り付けることが重要であるが、上記した特許文献1のものでは、ピアノのペダルへの取り付けや高さ調整などに多くの時間を必要とするなどの問題があった。
本発明者らは、上記した従来の問題点を解消した高さ調整が容易なピアノ用補助ペダル装置を先に提案している(特許文献2)。
特許文献2に開示されたピアノ用補助ペダル装置は、図33に示すように、ベースプレート210に、演奏用ペダル230を支持するメインポール220と、ピアノのペダルを固定するペダル固定部240とが取り付けられている。
演奏用ペダル230は、ペダル部231と、ペダル部231に取り付けられたスライドシャフト232と、スライドシャフト232に設けられた雌ねじ部232cとを有する。メインポール220は、スライドシャフト232が挿入される挿入穴と、スライドシャフト232を支持するロックホール222と、ロックホール222の周囲に設けられた複数の受け皿部223と、を有する。
受け皿部223に係合してスライドシャフト232をメインポール220に支持固定する凸部252を有するロックボルト250を、スライドシャフト232の雌ねじ部232cにねじ込み、凸部252を所定の受け皿部223に係合させて演奏用ペダル230の高さを調整してスライドシャフト232を支持固定する。
上記したピアノ用補助ペダル装置は、ペダル部231を取り付けたスライドシャフト232をメインポール220に挿入し、スライドシャフト232を所定の高さまでスライドさせ、ロックボルト250をスライドシャフト232の雌ねじ部232cにねじ込むことで、ロックボルト250の凸部252が受け皿部223に係合してスライドシャフト232を支持固定することができる。これにより、ロックボルト250を緩めて、締め付けるという簡単な作業で、演奏用ペダル230を所定の高さに調整することができる。
特開2001―56680号公報 特許第6509394号公報
上記したように、特許文献2に開示されたピアノ用補助ペダル装置は、高さ調整が容易に行える。しかし、メインポール220の高さより、低い位置にはペダル部231をセットすることはできない。演奏者によっては、メインポール220より低い位置にペダル部31が位置することが好ましい場合もある。
この発明は、上記の要望に鑑みなされたものにして、低い位置まで高さ調整が容易なピアノ用補助ペダル装置を提供することを課題とする。
この発明のピアノ用補助ペダル装置は、ベースプレートに、演奏用ペダルを所定の高さで支持する支持部材と、ピアノのペダルを固定するペダル固定部とが取り付けられ、前記支持部材は、前記演奏用ペダルのペダル部に設けられた係合凹所と係合する係合突が設けられ、前記演奏ペダルに前記支持部材に設けられた前記係合突部に前記係合凹所を係合させた状態で、前記係合凹所と前記係合突部を密着させる方向に移動させる固定レバーが設けられ、前記固定レバーにより、前記係合突部と前記係合凹所との密着状態を維持するロック状態と、前記係合突部と前記係合凹所との密着状態を解除する解除状態が選択されることを特徴とする。
また、前記支持部材は、前記ベースプレートに固定されるポスト部材であり、前記ポスト部材は、前記ベースプレートに設けられた装着穴に嵌め込まれる円柱部と、外周部に雄ねじ部が設けられたねじ用円柱部とを備え、前記係合突部は、前記ねじ用円柱部の中心と同芯状に設けられている。
また、前記支持部材は、前記ポスト部材にリングナットにより固定されるスペーサ部材を有し、前記スペーサ部材は前記ポスト部材の前記係合突部を嵌め込む係合凹部が形成された装着部と、胴部と、前記ポスト部材の前記係合突部と同形状に形成された前記スペーサ用係合突部とを備えるように構成することができる。
また、前記ポスト部材の前記係合突部は、平面視において、正方形の1つの角を切り欠いた切り欠き部を設けた五角形状に形成され、前記係合突部は、前記切り欠き部を除いて上端より下側に向かって狭まるようにテーパー部が形成され、前記演奏用ペダルのペダル部に設けられた係合凹所は、正方形の1つの角を切り欠いた切り欠き部が設けられた枠体に囲まれて形成され、前記係合凹所は、前記ペダル部に向かって前記枠体の内面に沿って前記ペダル部に近づくほど深くなるテーパー部が形成され、 前記係合突部の前記テーパー部と前記係合凹所の前記テーパー部は密着する形状に形成されている。
また、前記演奏ペダルのペダル部に、前記固定レバーが回転自在に取り付けられ、前記固定レバーの先端は、前記係合突部の前記切り欠き部と接触し、前記固定レバーの回転角度により、前記係合突部の前記切り欠き部と接触する場所が変化し、前記固定レバーの回転により、前記演奏用ペダルが移動する。
また、前記固定レバーは、ロック解除状態に位置する時に、前記係合突部の切り欠き部と接触する側壁部と、前記側壁部に連続して形成された円弧部と、前記円弧部に連続して形成され、前記固定レバーをロック状態に維持する平坦部を有し、前記固定レバーの回転中心と前記側壁部の距離より前記固定レバーの回転中心と前記円弧部の距離の方が大きく、前記固定レバーの回転中心と平坦部の距離の方が更に大きくなるように形成され、前記固定レバーの回転により、前記円弧部から前記平坦部に移動するにつれて前記係合突部の前記切り欠き部を前記固定レバーが押すように構成することができる。
また、前記固定レバーに、前記平坦部が、ロック状態の時に前記係合突部を押す方向に付勢するねじりコイルばねを設ければよい。
この発明は、前記演奏用ペダルと前記支持部材との固定は、前記係合突部と前記係合凹所との密着状態を維持するロック状態と、前記係合突部と前記係合凹所との密着状態を解除する解除状態が選択するだけで簡単に行える。また、前記支持部材は、前記演奏用ペダルを取り付けることができるだけの高さがあればよく、低い位置まで高さ調整が行える。
この発明の実施形態1に係るピアノ用補助ペダル装置の正面図である。 この発明の実施形態1に係るピアノ用補助ペダル装置の左側面図である。 この発明の実施形態1に係るピアノ用補助ペダル装置の右側面図である。 この発明の実施形態1に係るピアノ用補助ペダル装置の上面図である。 この発明の実施形態1に係るピアノ用補助ペダル装置の底面図である。 この発明の実施形態1に係るピアノ用補助ペダル装置にポスト部材を取り付ける状態を示す正面図である。 この発明の実施形態1に係るピアノ用補助ペダル装置に取り付けたポスト部材に演奏用ペダルを取り付ける状態を示す正面図である。 この発明の実施形態1に用いられるポスト部材を示す正面図である。 この発明の実施形態1に用いられるポスト部材を示す上面図である。 この発明の実施形態1に用いられるペダル部を示す上面図である。 この発明の実施形態1に用いられるペダル部を示す正面図である。 この発明の実施形態1に用いられるペダル部を示す底面図である。 この発明の実施形態1に用いられる演奏用ペダル装置の固定レバーを示す上面図である。 この発明の実施形態1に用いられるポスト部材に固定レバーがロック解除の状態の演奏用ペダルを取り付けた時の正面から見た説明図である。 図14のX-X線で断面にした説明図である。 この発明の実施形態1に用いられるポスト部材に演奏用ペダルを取り付け、固定レバーをロック状態にした時を正面から見た説明図である。 図16のX-X線で断面にした説明図である。 この発明の実施形態1のピアノ用補助ペダル装置をピアノのペダルに取り付ける状態を示す正面図である。 この発明の実施形態1のピアノ用補助ペダル装置をピアノのペダルに取り付けた状態を示す正面図である。 この発明の実施形態1のピアノ用補助ペダル装置をピアノのペダルに取り付けた状態を示す左側面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置の正面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置の左側面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置の右側面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置の各部材を断面にして分解した正面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置において、ポスト部材にスペーサ部材を取り付け、リング部材で固定した状態の一部を断面にした正面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置の一部を断面にした正面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置のスペーサ部材を示す正面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置のスペーサ部材の他の例を示す正面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置のリング部材を示す正面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置のリング部材を示す上面図である。 この発明の実施形態2に係るピアノ用補助ペダル装置のリング部材を示す断面図である。である。 従来のピアノ用補助ペダル装置を示す分解斜視図である。 特許文献2のピアノ用補助ペダル装置を示す斜視図である。
この発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付し、説明の重複を避けるためにその説明は繰返さない。
この実施形態1に係るピアノ用補助ペダル装置1は、図1~図5に示すように、ベースプレート10に、演奏用ペダル30を所定の高さで支持する支持部材としてのポスト部材20と、ピアノのペダルを固定するペダル固定部40とが取り付けられる。
ベースプレート10は、一方の端部側に設けられたピアノのペダルを収容し支持するペダル固定部40が取り付けられるペダル支持部11と、他方の端部側に設けられたポスト部材20が取り付けられる取付部12とを有する。
ペダル支持部11から取付部12の先端の円弧部分に向かってテーパー状に狭くなるように構成されている。このベースプレート10は、ステンレス鋼、アルミニウム合金等の金属で形成され、この実施形態では、ジュラルミンにより形成され、一端側の取付部12にポスト部材20が4本のねじ10aで取り付けられる(図5参照)。
ベースプレート10の他端側のペダル支持部11には、ステンレス鋼からなるペダル固定部40が取り付けられる。ペダル固定部40の固定枠41は、リップ溝型形状に形成され、底部の両折曲片42が、ベースプレート10の下側に回り込み、それぞれ2本のねじ43でベースプレート10に固定される。ベースプレート10の裏面には、固定枠41の折曲片42が嵌まり込む段部15が設けられている(図5参照)。
そして、図1に示すように、取付部12の底面は先端に向かってその厚さが薄くなるようにテーパー状に形成され、演奏用ペダル30を踏み込んだときに、床にベースプレート10が当接するのを防止している。
ペダル支持部11には、凹所13が設けられている。この凹所13の先端部の壁13aは、ピアノのペダルを挿入する際の位置決めとして用いられ、この壁13aにピアノのペダルを当接させた状態で、ペダル押さえ板46と凹所13とで、ペダルを挟み込み固定する(図3、図19参照)。
図1~図4に示すように、固定部40には、ペダル押さえ板46を取り付けた固定ボルト60が設けられている。このため、固定部40の固定枠41には、固定ボルト60の雄ねじ部61がねじ込まれる雌ねじ部を有するボス部45が取り付けられる。
固定ボルト60の先端には、ペダル押さえ板46が固定されている。
ペダル固定部40は、固定枠41と固定ボルト60に取り付けられたペダル押さえ板46で構成され、固定枠41のボス部45に取り付けられた固定ボルト60の摘み部62を回すことにより、ペダル押さえ板46が上下に移動する。ペダル押さえ板46を上げる、即ち、緩める場合には、摘み部62を左に回す。また、ペダル押さえ板46を下げる、即ち締める場合には、摘み部62を右に回す。この固定ボルト60の摘み部62を回して、ペダル押さえ板46とベースプレート10の凹所13とで、ピアノのペダルを挟み込み固定する。
次に、図6~図9を参照して、この実施形態1に係る支持部材としてのポスト部材20について説明する。ポスト部材20は、ベースプレート10に設けられた装着穴12aに嵌め込まれる円柱部21と、この円柱部21より大径に形成された段部22と、この段部22に連なって設けられた段部22より大径に形成されたねじ用円柱部23と、このねじ用円柱部23の中心と同芯状に設けられた係合突部24とを有する。このポスト部材20は、ステンレス鋼、アルミニウム合金等の金属で形成され、この実施形態では、ジュラルミンにより形成されている。
ねじ用円柱部23の外周には、後述するリングナット70とねじ結合する雄ねじ部23aが形成されている。
後述するように、演奏用ペダル30の高さを調節するためのスペーサ部材80が、ポスト部材20に係合される。これにより、リングナット70を用いて、ポスト部材20に高さ調整用のスペーサ部材80が固定される。この場合、ポスト部材20とスペーサ部材80とが支持部材となる。
図6に示すように、ベースプレート10の取付部12には、装着穴12aに連なって段部22が嵌まり込む凹部12bが設けられている。この凹部12bにポスト部材20の段部22を嵌め込み、装着穴12aに円柱部23が差し込まれ、ねじ10aにより、ベースプレート10にポスト部材20が固定される。
図9に示すように、平面視において、ポスト部材20の係合突部24は、正方形の1つの角を切り欠いた切り欠き部24aを設けた五角形状に形成されている。それぞれの角部は円弧状に形成されている。そして、係合突部24は、切り欠き部24aを除いて上端より下側に位置するねじ用円柱部23に向かって狭まるようにテーパー部24bが形成されている。すなわち、係合突部24は、先端に向かうに連れて断面積が大きくなるように形成されている。
係合突部24の上面には、後述する演奏用ペダル30を装着する方向の目安となる矢印24cが設けられている。この実施形態においては、切り欠き部24aの中間と対向する角部を結ぶ線上に矢印24cが設けられている。そして、矢印24cが示す方向は、切り欠き部24aに向かう方向になっている。
ポスト部材20は、ベースプレート10の取付部12に、係合突部24の切り欠き部24aが取付部12の先端に向かう方向に取り付けられる。これにより、矢印24cは、ベースプレート10の外側を指し示す。この矢印24cに従って、演奏用ペダル30を取り付ければ、ペダル部31がポスト部材20の係合突部24に係合される。
次に、この実施形態に係る演奏用ペダル30につき、図7、図10~図17に従い説明する。
演奏用ペダル30は、ペダル部31とこのペダル部31に設けられた係合凹所32と、ボス部33と、ボス部36に取り付けられた固定レバー35とを有する。演奏用ペダル30のペダル部31は、図10の平面図に示すように、ピアノのペダルと同様にピアノ側から後に向かって幅が広くなるように形成され、踏み込みを容易にしている。
ペダル部31の下側には正方向形状の枠体32aが設けられている。枠体32aで囲まれた部分にポスト部材20の係合突部24と係合す係合凹所32が形成されている。
枠体32aは、図12の底面図に示すように、係合突部24と同様に、正方形の1つの角を切り欠いた切り欠き部32bが設けられている。この枠体32aに設けられた係合凹所32は、係合突部24と同様に、五角形状に形成されている。それぞれの角部は係合突部24と同形状の円弧状に形成されている。そして、係合凹所32は、ペダル部31に向かって枠体32aの内面に沿ってペダル部31に近づくほど深くなるテーパー部32dが形成されている。このテーパー部32dは、係合突部24のテーパー部24bと密着するように形成されている。
後述するように、係合突部24にペダル部31の係合凹所32を係合させると、枠体32aの切り欠き部32bの位置には、係合突部24の切り欠き部24aが臨んで配置される。後述するように、図15の矢印A方向に固定レバー35を回転させ、演奏用ペダル30を取付部12側に移動させると、係合凹所32のテーパー部32dと係合突部24のテーパー部24bが密着する。これにより、係合突部24と係合凹所32が固定され、演奏用ペダル30がポスト部材20の係合突部24に固定されるようになっている。
図12に示すように、この実施形態は、ボス部36に雌ねじ36aが設けられている。ボス部36に固定レバー35の穴35bにねじ38を通し、雌ねじ36aにねじ38をねじ込んで、ボス部36に固定レバー35が回転自在に取り付けられる(図14~図17参照)。
固定レバー35は、後端に摘み35aが設けられている。固定レバー35の先端は、係合突部24の切り欠き部24aと接触する。固定レバー35の回転角度により、係合突部24の切り欠き部24aと接触する場所が変化し、固定レバー35の回転により、演奏用ペダル30が移動する。
図14及び図15に示すように、固定レバー35をロック解除状態に位置する時には、固定レバー35の先端の側壁部35dが係合突部24の切り欠き部24aと接触する。固定レバー35の側壁部35dに連続して円弧部35eが形成されている。円弧部35eは、固定レバー35の幅方向の中心(図13の中心線c参照)まで形成されている。
この円弧部35eは固定レバー35をロック状態に動作させる時、ロック状態からロック解除状態にさせる時に、固定レバー35がボス部36を中心として係合突部24の切り欠き部34aに沿ってスムーズに移動することができるように構成されている。
円弧部35eに連続してロック状態に維持する平坦部35fが設けられている。この平坦部35fは、固定レバー35の幅方向の中心より固定レバー35の側端壁35gの方が後方に位置するように、斜めに形成されている。
固定レバー35の穴35bの中心、すなわち、固定レバー35の回転中心と側壁部35dの距離より固定レバー35の穴35bの中心と円弧部35eの距離の方が大きく、固定レバー35の穴35bの中心と平坦部35fの距離の方が更に大きくなるように、固定レバー35の先端は形成されている。
これにより、固定レバー35を図15の図中矢印A方向に回転させると、固定レバー35の円弧部35eから平坦部35fに移動するにつれて係合突部24の切り欠き部24aを固定レバー35の先端が押すことになり、ポスト部材20に対して演奏用ペダル30が移動して、係合突部24のテーパー部24bと係合凹所32のテーパー部32dが密着する。
図16及び図17に示すように、ポスト部材20の中心から図中dの部分だけ演奏用ペダル30がベースプレート10の先端部t(図16参照)に移動し、係合突部24のテーパー部24bと係合凹所32のテーパー部32dが密着する。
図16及び図17に示すように、固定レバー35のロック状態では、固定レバー35の平坦部35fと係合突部24の切り欠き部24aとが接触する。この時、固定レバー35は、90度以上回転した状態となる。従って、固定レバー35の前後方向の中心線は、ペダル部31の前後方向の中心線cより、ロック方向の回転方向に対して回転した位置となる。
このように、固定レバー35を図15の矢印方向に回転すると、係合突部24の切り欠き部24aを押すことにより、ペダル部31の係合凹所32のテーパー部32dと係合突部24のテーパー部24bが密着する方向に移動する。
固定レバー35は、ねじりコイルばね37により、図15の時計方向に付勢されている。ロック解除状態においては、ねじりコイルばね37の付勢力により、固定レバー35の側壁部35dが枠体32aの切り欠き部32bの端部と接触した状態となる。この状態では、演奏用ペダル30のペダル部31をポスト部材20から取り外すことができる。また、ポスト部材20に演奏用ペダル30のペダル部31を取り付ける場合には、固定レバー35の側壁部35dが枠体32aの切り欠き部32bの端部と接触した状態にする。
固定レバー35をロック状態にする場合には、固定レバー35を図15の矢印A方向にねじりコイルばね37の付勢力に抗して回転させる。固定レバー35の円弧部35eから平坦部35fに移動するにつれて係合突部24の切り欠き部24aを固定レバー35の先端が押すことになり、ポスト部材20に対して演奏用ペダル30が移動して、係合突部24のテーパー部24bと係合凹所32のテーパー部32dが密着する。
図16及び図17に示すように、固定レバー35のロック状態では、固定レバー35の平坦部35fと係合突部24の切り欠き部24aとが接触する。この時、固定レバー35は、90度以上回転した状態となる。図16に示すように、固定レバー35を90度以上回転させた状態で、平坦部35fと切り欠き部24aが接触する状態となることにより、ねじりコイルばね37の付勢力は、固定レバー35が係合突部24を押す方向に与えられることになる。これにより、ペダル部31の係合凹所32のテーパー部32dと係合突部24のテーパー部24bとが密着された状態でねじりコイルばね37の付勢力で押圧された状態となり、演奏用ペダル30がポスト部材20のポスト部材20の切り欠き部24aに固定される。
ロックを解除する場合には、図16の矢印B方向に固定レバー35をねじりコイルばね37の付勢力に抗して回転させる。係合突部24の切り欠き部24aと固定レバー35の円弧部35eが接触する状態になると、ねじりコイルばね37は、ロック解除方向に付勢力を与えることになり、固定レバー35は図14及び図15に示すロック解除状態になる。これにより、演奏用ペダル30を取り外すことができる。
このように、固定レバー35の回転により、係合突部24と係合凹所32との密着状態を維持するロック状態と、係合突部24と係合凹所32との密着状態を解除する解除状態を選択することができる。
演奏用ペダル30の高さを高くする場合には、後述するように、スペーサ部材80をポスト部材20に装着し、リングナット70で固定する。スペーサ部材80には、ポスト部材20に設けた係合突部24と同じ形状のスペーサ用係合突部84が設けられている。このスペーサ部材80の構成については実施形態2で詳細に説明する。
この実施形態1では、ポスト部材20のリングナット70が取り付けられるねじ用円柱部23の位置まで演奏用ペダル30を設定することができる。演奏用ペダル30とポスト部材20との固定は、固定レバー35を回転させるだけ行え、取り付け、取り外しが容易に行える。
図1~図17は、一番低い位置に演奏用ペダル30の高さを調整した状態を示している。
次に、ピアノペダルへのこの実施形態のピアノ用補助ペダル装置1を取り付ける方法につき、図18~図19を参照して説明する。演奏用ペダル30の取り付け高さは、ポスト部材20に直接取り付けるか、後述する実施形態2に示すように、スペーサ部材80を固定して所定の高さに設定されたスペーサ部材80に取り付けることにより、設定される。図18~図19においては、演奏用ペダル30は、ポスト部材20に直接取り付けた状態である。
固定ボルト60を左に回して、ペダル押さえ板46を上まで上げる。そして、ピアノのペダル2をペダル押さえ板46とペダル支持部11の凹所13の間に差し込み、固定ボルト60を軽く締める。このとき、ペダル2がペダル支持部11の凹所13の壁13aに当接させることで、取り付け位置の位置決めが行える。このため、浅く取り付けてしまい、ペダル2からピアノ用補助ペダル装置1が脱落することが防止できる。
続いて、ピアノ用補助ペダル装置1を左右に軽く動かし、演奏用ペダル30が好みの向きに向くように調整して微調整した後、固定ボルト60を締め付けて、ペダル押さえ板46とペダル支持部11のベースゴム14の間にペダル2を確実に固定する。固定ボルト60には、周囲に凹凸がある大きな円形の摘み部62が取り付けられているので、速やかにピアノ用補助ペダル装置1を取り付けることができる。
ピアノのペダル2に、この実施形態のピアノ用補助ペダル装置1を取り付けると、図19に示すように、ピアノ用ペダル2の端部より、更に後で且つ上方に演奏用ペダル30が位置する。これにより、この作用に基づきピアノのペダル2を小さな力で楽に踏み込むことができる。
次に、図21~図31に従い、この発明の実施形態2について説明する。実施形態1においては、ポスト部材20の直接演奏用ペダル30を固定している。これに対して、実施形態2においては、ポスト部材20にスペーサ部材80を取り付けて、演奏用ペダル30の高さを高くしたものである。なお、スペーサ部材80とポスト部材20にスペーサ部材80を固定するリングナット70以外は、実施形態1と同じ構成なので、同一部分には同一符号を付し、ここでは説明を省略する。
図21~図24に示しように、実施形態2においては、演奏用ペダル30の高さを調節するためのスペーサ部材80が、ポスト部材20に係合される。リングナット70をポスト部材20のねじ用円柱部23にねじ込んで、ポスト部材20に高さ調整用のスペーサ部材80が固定される。
図24に示すように、ベースプレート10の取付部12にポスト部材20が固定されている。ポスト部材20の係合突部24にスペーサ部材80が係合される。スペーサ部材80には、ポスト部材20の係合突部24と同じ形状のスペーサ用係合突部84が設けられている。
図24、図27及び図28を参照してスペーサ部材80について説明する。スペーサ部材80の高さは、胴部86の長さを異ならせることにより、種々の高さのスペーサ部材80を用意することができる。図24に示すスペーサ部材80の胴部86より、図27に示すスペーサ部材80の胴部86が長く、更に、図28に示す胴部86の方が長く形成されている。これにより、図24、図27、図28のスペーサ部材80になるほど演奏用ペダル30を取り付ける位置が高くなる。演奏用ペダル30の所望の高さに応じてスペーサ部材80を選択すればよい。
スペーサ部材80は、装着部85と、胴部86と、スペーサ用係合突部84とで構成される。このスペーサ部材80は、ステンレス鋼、アルミニウム合金等の金属で形成され、この実施形態では、ジュラルミンにより形成されている。胴部86は軽量化するために、空隙86aが設けられている。
装着部85は、外周がポスト部材20のねじ用円柱部23より小径の円柱状に形成され、内部にポスト部材20の係合突部24を嵌め込む係合凹部85aが設けられている。この係合凹部85aは、係合突部24と同様に、平面視で五角形状に形成されている。
この装着部85に連なって演奏用ペダル30の高さを調整に対応した長さを有する円柱状の胴部86が設けられている。この胴部86は、装着部85より小径に形成されている。これにより、装着部85と胴部86とは階段状に段部85bが設けられる。
胴部86に連なってスペーサ用係合突部84が設けられる。このスペーサ用係合突部84は、ポスト部材20の係合突部24と同形状に形成されている。図示するように、スペーサ用係合突部84は、胴部86と同心状に、胴部86より平面視で小さな形状に形成されている。
ポスト部材20の係合突部24と同様に、スペーサ用係合突部84は、正方形の1つの角を切り欠いた切り欠き部84aを設けた五角形状に形成されている。それぞれの角部は円弧状に形成されている。そして、スペーサ用係合突部84は、切り欠き部84aを除いて先端より胴部86に向かって狭まるようにテーパー部84bが形成されている。すなわち、スペーサ用係合突部84は、先端に向かうに連れて断面積が大きくなるように形成されている。
係合突部24と同様に、スペーサ用係合突部84の上面には、演奏用ペダル30を装着する方向の目安となる矢印を設けている。
このスペーサ用係合突部84は、ポスト部材20の係合突部24と同形状に形成されている。これにより、係合突部24と同様に、スペーサ用係合突部84に演奏用ペダル30を取り付けることができる。
ポスト部材20の係合突部24にスペーサ部材80の係合凹部85aを嵌め込み、リングナット70により、ポスト部材20のねじ用円柱部23のねじとリングナット70のねじ73をねじ結合して、ポスト部材20にスペーサ部材80が固定される。
リングナット70について、図24、図29、図30及び図31に従い説明する。図29に示すように、リングナット70は、外周に凹凸の摘み71が設けられている。
リングナット70はねじ用円柱部23のねじにねじ込むねじ73が設けられている。このねじ73から上方に装着部85が挿入される円形凹所74が形成され、この円形凹所よ74より小径の胴部86が挿入される円形凹所75が設けられている。
図24~図25を参照して、スペーサ部材80の取り付け、演奏用ペダル30の固定につき説明する。
ベースプレート10に取り付けられたポスト部材20の係合突部にスペーサ部材80の係合凹部85aを嵌め込む。この時、ポスト部材20の係合突部24に設けられた矢印とスペーサ部材80のスペーサ用係合突部84の矢印を合わせると、容易にポスト部材20の係合突部24にスペーサ部材80の係合凹部85aを嵌め込むことができる。
続いて、リングナット70を用いてスペーサ部材80をポスト部材20に固定する。ポスト部材20のねじ用円柱部23のねじとリングナット70のねじ73をねじ込み、リングナット70の摘み71を持ってリングナット70を回して、リングナット70をねじ込んで行く。リングナット70をねじ込んで行くと、リングナット70の円形凹所75の端部がスペーサ部材80の胴部86の上端を押さえつけ、スペーサ部材80がポスト部材20に固定される。
リングナット70からはスペーサ部材80のスペーサ用係合突部84が露出する。
このように、所望の高さのスペーサ部材80をポスト部材20に嵌め込み、リングナット70をねじ込んで行くだけで、演奏用ペダル30の高さを簡単に調整することができる。
スペーサ部材80のスペーサ用係合突部84は、ポスト部材20の係合突部24と同形状に形成されているので、前述したポスト部材20の係合突部24の演奏用ペダル30の取り付けと同様にして、スペーサ部材80のスペーサ用係合突部84に演奏用ペダル30を簡単に取り付けることができる。
このように、実施形態2におけるピアノ用補助ペダル装置1は、スペーサ部材80を用いて容易に演奏用ペダル30の高さの調整が行えると共に、演奏用ペダル30の取り付けも簡単に行える。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。この発明の範囲は、上記した実施の形態の説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 :ピアノ用補助ペダル装置
10 :ベースプレート
11 :ペダル支持部
12 :取付部
12a :装着穴
20 :ポスト部材
21 :円柱部
22 :段部
23 :ねじ用円柱部
23a :雄ねじ部
24 :係合突部
24a :切り欠き部
24b :テーパー部
30 :演奏用ペダル
31 :ペダル部
32 :係合凹所
32a :枠体
32b :切り欠き部
32d :テーパー部
33 :ボス部
34a :切り欠き部
35 :固定レバー
35a :摘み
35b :穴
35d :側壁部
35e :円弧部
35f :平坦部
35g :側端壁
36 :ボス部
36a :雌ねじ
37 :ねじりコイルばね
40 :ペダル固定部
50 :ポスト部材
60 :固定ボルト
61 :雄ねじ部
62 :摘み部
70 :リングナット
71 :摘み
73 :ねじ
74 :円形凹所
75 :円形凹所
80 :スペーサ部材
84 :スペーサ用係合突部
84a :切り欠き部
84b :テーパー部
85 :装着部
85a :係合凹部
85b :段部
86 :胴部

Claims (7)

  1. ベースプレートに、演奏用ペダルを所定の高さで支持する支持部材と、ピアノのペダルを固定するペダル固定部とが取り付けられ、
    前記支持部材は、前記演奏用ペダルのペダル部に設けられた係合凹所と係合する係合突部が設けられ、
    前記演奏ペダルに前記支持部材に設けられた前記係合突部に前記係合凹所を係合させた状態で、前記係合凹所と前記係合突部を密着させる方向に移動させる固定レバーが設けられ、
    前記固定レバーにより、前記係合突部と前記係合凹所との密着状態を維持するロック状態と、前記係合突部と前記係合凹所との密着状態を解除する解除状態が選択されることを特徴とするピアノ用補助ペダル装置。
  2. 前記支持部材は、前記ベースプレートに固定されるポスト部材であり、前記ポスト部材は、前記ベースプレートに設けられた装着穴に嵌め込まれる円柱部と、外周部に雄ねじ部が設けられたねじ用円柱部とを備え、前記係合突部は、前記ねじ用円柱部の中心と同芯状に設けられていることを特徴とする請求項1に記載のピアノ用補助ペダル装置。
  3. 前記支持部材は、前記ポスト部材にリングナットにより固定されるスペーサ部材を有し、前記スペーサ部材は前記ポスト部材の前記係合突部を嵌め込む係合凹部が形成された装着部と、胴部と、前記ポスト部材の前記係合突部と同形状に形成されたスペーサ用係合突部とを備えることを特徴とする請求項2に記載のピアノ用補助ペダル装置。
  4. 前記ポスト部材の前記係合突部は、平面視において、正方形の1つの角を切り欠いた切り欠き部を設けた五角形状に形成され、前記係合突部は、前記切り欠き部を除いて上端より下側に向かって狭まるようにテーパー部が形成され、
    前記演奏用ペダルのペダル部に設けられた係合凹所は、正方形の1つの角を切り欠いた切り欠き部が設けられた枠体に囲まれて形成され、前記係合凹所は、前記ペダル部に向かって前記枠体の内面に沿って前記ペダル部に近づくほど深くなるテーパー部が形成され、
    前記係合突部の前記テーパー部と前記係合凹所の前記テーパー部は密着する形状に形成されていることを特徴とする請求項2に記載のピアノ用補助ペダル装置。
  5. 前記演奏ペダルのペダル部に、前記固定レバーが回転自在に取り付けられ、前記固定レバーの先端は、前記係合突部の前記切り欠き部と接触し、前記固定レバーの回転角度により、前記係合突部の前記切り欠き部と接触する場所が変化し、前記固定レバーの回転により、前記演奏用ペダルが移動することを特徴する請求項4に記載のピアノ用補助ペダル装置。
  6. 前記固定レバーは、ロック解除状態に位置する時に、前記係合突部の切り欠き部と接触する側壁部と、前記側壁部に連続して形成された円弧部と、前記円弧部に連続して形成され、前記固定レバーをロック状態に維持する平坦部を有し、
    前記固定レバーの回転中心と前記側壁部の距離より前記固定レバーの回転中心と前記円弧部の距離の方が大きく、前記固定レバーの回転中心と平坦部の距離の方が更に大きくなるように形成され、前記固定レバーの回転により、前記円弧部から前記平坦部に移動するにつれて前記係合突部の前記切り欠き部を前記固定レバーが押すことを特徴とする請求項
    5に記載のピアノ用補助ペダル装置。
  7. 前記固定レバーに、前記平坦部が、ロック状態の時に前記係合突部を押す方向に付勢するねじりコイルばねが設けられていることを特徴とする請求項6に記載のピアノ用補助ペダル装置。
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