JP7344065B2 - セラミック接合体 - Google Patents

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Description

本開示は、セラミック接合体、セラミック接合体の製造方法およびセラミック接合体を用いたインクジェットプリンタヘッドに関する。
特許文献1に記載のように、圧力室の側面にノズルを有するサイドシューター型と称されるシェアモードシェアウォール方式のインクジェットプリンタヘッドが知られている。シェアモードシェアウォール方式のインクジェットプリンタヘッドは、基板と、基板に接着された枠部材と、枠部材に接着されたノズルプレートと、枠部材の内側の位置で基板に接着された圧電部材と、圧電部材を駆動するためのヘッド駆動用ICとを備えている。印刷時には圧電部材が駆動して、圧電部材内の各圧力室の両側に設けられた駆動素子である支柱が、シェアモード変形して湾曲する。その結果、圧力室のインクが加圧され、ノズルからインクが吐出される。このようなインクジェットプリンタヘッドに使用される基板は、アルミナなどのセラミックス製またはガラス製であり、枠部材は金属製である(特許文献2)。
特開2017-185817号公報 特開2013-193313号公報
本開示に係るセラミック接合体は、厚み方向に貫通する流通孔が長手方向に沿って配置された長尺状のセラミック基板と、該セラミック基板に載置されたセラミック枠体とを含む。セラミック基板と載置されたセラミック枠体とが対向する面を、それぞれ第1対向面および第2対向面とした場合に、セラミック基板の第1対向面とセラミック枠体の第2対向面とが当接している。
本開示に係るセラミック接合体の製造方法は、厚み方向に貫通する流通孔が長手方向に沿って配置された長尺状のセラミック基板と、該セラミック基板に載置させるセラミック枠体とを準備する。セラミック基板と載置させるセラミック枠体とが対向する面を、それぞれ第1対向面および第2対向面とした場合に、セラミック基板の第1対向面およびセラミック枠体の第2対向面の少なくとも一方に水を付着させる。第1対向面と第2対向面とを吸着させた後に厚み方向から押圧して熱処理する。
さらに、本開示に係るインクジェットプリンタヘッドは上記のセラミック接合体を含む。
本開示の一実施形態に係るセラミック接合体を示す説明図である。 図1に示すセラミック接合体に含まれるセラミック基板を示す説明図である。 図2に示すセラミック基板において、(A)は一実施形態に係る第1基板および一実施形態に係る第2基板を接合する前の状態を示し、(B)は接合した後の状態を示す。 図2に示すセラミック基板において、(A)は他の実施形態に係る第1基板および他の実施形態に係る第2基板を接合する前の状態を示し、(B)は接合した後の状態を示す。
シェアモードシェアウォール方式のインクジェットプリンタヘッドにおいて、基板がセラミックス製であり、枠部材が金属製である場合、一般的に枠部材の厚みは薄い。さらに、基板についても、裏面に平坦さ、例えば平面度が10μm以下のような平坦さが要求される。しかし、基板と枠部材とを有機成分やガラス成分などによって接合すると、有機成分やガラス成分による接合層の厚みのバラツキが基板の裏面に影響を及ぼす。そのため、このような接合方法では、所望の平坦さが得られない。さらに、基板と枠部材との間にこのような接合層が介在していると、インクなどの流体が、有機成分やガラス成分によって汚染される可能性もある。
本開示に係るセラミック接合体は、上記のように、セラミック基板と載置されたセラミック枠体とが対向する面を、それぞれ第1対向面および第2対向面とした場合に、セラミック基板の第1対向面とセラミック枠体の第2対向面とが当接している。すなわち、セラミック基板とセラミック枠体とが接合層を介さずに接合している。有機成分やガラス成分による接合層が存在しないため、接合層の厚みのバラつきによる影響を受けない。その結果、基板の平坦さを保つことができる。さらに、本開示に係るセラミック接合体には、このような接合層が存在しない。そのため、本開示に係るセラミック接合体を、例えばインクジェットプリンタヘッドの部材として使用した場合、インクなどの流体が、有機成分やガラス成分によって汚染されない。
本開示の一実施形態に係るセラミック接合体を、図1~4に基づいて説明する。図1に示す一実施形態に係るセラミック接合体1は、セラミック基板2とセラミック枠体3とを含む。一実施形態に係るセラミック接合体1に含まれるセラミック基板2の材質は限定されないが、セラミック基板2の材質としては、例えば酸化アルミニウム、炭化珪素または窒化珪素を主成分とするセラミックスなどが挙げられる。
ここで「主成分」とは、セラミックスを構成する成分の合計100質量%における80質量%以上を占める成分をいう。セラミックスに含まれる各成分の同定は、CuKα線を用いたX線回折装置で行い、各成分の含有量は、例えばICP(InductivelyCoupled Plasma)発光分光分析装置または蛍光X線分析装置により求めればよい。
これらの材質の中でも、研磨、研削などの加工がしやすく、1次原料が安価である点で、例えば、セラミック基板2は酸化アルミニウムを主成分とするセラミックスで形成されていてもよい。
図2に示すように、セラミック基板2は長尺状を有する。セラミック基板2の大きさは限定されず、セラミック接合体が使用される所望の部材に応じて適宜設定される。セラミック基板2は、例えば、長手方向に70mm以上100mm以下の長さを有し、短手方向に10mm以上30mm以下の長さを有する。さらに、セラミック基板2は、0.1mm以上0.25mm以下の厚みを有する。
セラミック基板2には、流通孔21が形成されている。流通孔21は、セラミック基板2の厚み方向に貫通しており、セラミック基板2の長手方向に沿って配置されている。流通孔21の大きさは限定されず、セラミック接合体が使用される所望の部材に応じて適宜設定される。流通孔21は、例えば、長手方向に60mm以上90mm以下の長さを有し、短手方向に7mm以上10mm以下の長さを有する。
図1に示すように、セラミック基板2にはセラミック枠体3が載置されている。セラミック枠体3の材質は限定されないが、セラミック枠体3の材質としては、例えば酸化アルミニウム、炭化珪素または窒化珪素を主成分とするセラミックスなどが挙げられる。「主成分」の定義は上述の通りである。これらの材質の中でも、研磨、研削などの加工がしやすく、1次原料が安価である点で、例えば、セラミック枠体3は酸化アルミニウムを主成分とするセラミックスで形成されていてもよい。セラミック枠体3は、セラミック基板2と同じ材質であってもよく、異なる材質であってもよい。セラミック枠体3は、線膨張係数が同じであり、後述する接合後に熱応力が残りにくいという点で、セラミック基板2と同じ材質であるのがよい。
セラミック枠体3の大きさは限定されず、セラミック基板2の大きさに応じて適宜設定される。セラミック枠体3は、例えば、長手方向に60mm以上90mm以下の長さを有し、短手方向に7mm以上12mm以下の長さを有する。さらに、セラミック枠体3は、0.2mm以上0.4mm以下の厚みを有する。
一実施形態に係るセラミック接合体1において、セラミック基板2とセラミック枠体3とは、セラミック基板2の第1対向面とセラミック枠体3の第2対向面とが当接している。すなわち、セラミック基板2の第1対向面とセラミック枠体3の第2対向面とが対向するように、セラミック基板2とセラミック枠体3とが当接している。ここで「当接」とは、接着層などの接合層を介さずに、セラミック基板2の第1対向面とセラミック枠体3の第2対向面とが接触していることを意味する。接合層の有無は、例えば、走査型電子顕微鏡を用いて倍率を100倍として観察すればよい。
一実施形態に係るセラミック接合体1には、このような接合層が存在しない。そのため、一実施形態に係るセラミック接合体1は、接合層を含むセラミック接合体のように、接合層の厚みのバラつきによる影響を受けない。さらに、一実施形態に係るセラミック接合体1を、例えばインクジェットプリンタヘッドの部材として使用した場合、インクなどの流体が、有機成分やガラス成分によって汚染されない。
セラミック基板2の第1対向面は、例えば研磨されていてもよい。セラミック基板2の第1対向面の算術平均粗さRaは限定されず、例えば、0.02μm以上0.4μm以下であってもよい。セラミック基板2の第1対向面がこのような算術平均粗さRaを有することによって、凹凸によるバラつきを少なくすることができるのに加え、セラミック基板2の第1対向面の算術平均粗さRaを0.02μm以上とすることで、アンカー効果も発揮させることができ、セラミック枠体3がセラミック基板2から、より剥離しにくくなる。さらに、セラミック基板2の第1対向面の算術平均粗さRaを0.4μm以上とすることで、セラミック基板2の第1対向面とセラミック枠体3の第2対向面とに固着する粒子がより少なくなるため、流体が供給および排出されても浮遊する粒子がより少なくなる。その結果、流体が汚染される可能性がより低減する。
セラミック基板2の第1対向面において、粗さ曲線における切断レベル差Rδcは限定されず、例えば、0.03μm以上0.8μm以下であってもよい。粗さ曲線における切断レベル差Rδcは、JIS B0601:2001で規定されている粗さ曲線における負荷長さ率Rmr1、Rmr2にそれぞれ一致する切断レベルC(Rrm1)、C(Rrm2)の高さ方向の差を示す指標であり、値が小さいほど凹凸が少ない平滑な表面であることを示す。本明細書において「切断レベル差Rδc」とは、セラミック基板2の第1対向面についての粗さ曲線における25%の負荷長さ率での切断レベルと、粗さ曲線における75%の負荷長さ率での切断レベルとの差を意味する。
セラミック基板2の第1対向面がこのような粗さ曲線における切断レベル差Rδcを有することによって、凹凸によるバラつきを少なくすることができるのに加え、セラミック基板2の第1対向面の切断レベル差Rδcを0.03μm以上とすることで、アンカー効果も発揮させることができ、セラミック枠体3がセラミック基板2から、より剥離しにくくなる。さらに、セラミック基板2の第1対向面の切断レベル差Rδcを0.8μm以下とすることで、セラミック基板2の第1対向面とセラミック枠体3の第2対向面とに固着する粒子がより少なくなるため、流体が供給および排出されても浮遊する粒子がより少なくなる。その結果、流体が汚染される可能性がより低減する。
算術平均粗さRaおよび切断レベル差Rδcは、JIS B 0601:2001に準拠し、レーザー顕微鏡((株)キーエンス製、超深度カラー3D形状測定顕微鏡(VK-X1000またはその後継機種))を用いて測定することができる。測定条件としては、カットオフ値λsを無し、カットオフ値λcを0.08mm、測定対象とするセラミック基板2の第1対向面から1か所当たりの測定範囲を1404μm×1053μmを設定して、表面粗さ計測を行えばよい。
セラミック枠体3の第2対向面の算術平均粗さRaおよび粗さ曲線における切断レベル差Rδcについても、セラミック基板2の第1対向面の算術平均粗さRaおよび粗さ曲線における切断レベル差Rδcと同程度であるのがよい。すなわち、セラミック枠体3の第2対向面の算術平均粗さRaは0.02μm以上0.4μm以下であってもよく、粗さ曲線における切断レベル差Rδcは0.03μm以上0.8μm以下であってもよい。
一実施形態に係るセラミック接合体1を製造する方法は限定されない。一実施形態に係るセラミック接合体1は、セラミック基板2とセラミック枠体3を用いて、例えば次のような手順で得られる。
セラミック基板2およびセラミック枠体3が酸化アルミニウムを主成分とするセラミックスから形成される場合について説明する。記載するまでもないが、セラミック基板2およびセラミック枠体3は、炭化珪素、窒化珪素などを主成分とするセラミックスから形成されていてもよい。
主成分である酸化アルミニウム粉末(純度が99.9質量%以上)と、水酸化マグネシウム、酸化珪素および炭酸カルシウムの各粉末とを粉砕用ミルに溶媒(イオン交換水)とともに投入して、粉末の平均粒径(D50)が1.5μm以下になるまで粉砕した後、有機結合剤と、酸化アルミニウム粉末を分散させる分散剤とを添加、混合してスラリーを得る。ここで、上記粉末の合計100質量%における水酸化マグネシウム粉末の含有量は0.3~0.42質量%、酸化珪素粉末の含有量は0.5~0.8質量%、炭酸カルシウム粉末の含有量は0.060~0.1質量%であり、残部が酸化アルミニウム粉末および不可避不純物である。
有機結合剤としては、例えば、アクリルエマルジョン、ポリビニールアルコール、ポリエチレングリコール、ポリエチレンオキサイドなどが挙げられる。次に、スラリーを噴霧造粒して顆粒を得る。セラミック基板2を得る場合、まず、顆粒を成形型に充填した後、成形圧を78Mpa以上128MPa以下として顆粒を加圧して平板状の第1の成形体を得る。第1の成形体を切削加工により流通孔の下穴を形成することにより、セラミック基板2の前駆体を得る。得られたセラミック基板2の前駆体を、温度を1500℃以上1700℃以下、時間を4時間以上6時間以下として保持することによって、セラミック基板2を得ることができる。
セラミック枠体3についても、セラミック基板2と同様の手順で得られる。すなわち、セラミック基板2の原料として使用した顆粒を、セラミック枠体3用の成形型に充填して、上述の条件で加圧して平板状の第2の成形体を得る。第2の成形体に厚み方向に切削加工を施すことにより空間部を有するセラミック枠体3の前駆体を得る。次いで、得られたセラミック枠体3の前駆体を上述の条件で加熱することによって、セラミック枠体3を得ることができる。
得られたセラミック基板2とセラミック枠体3とは拡散接合によって当接させる。まず、セラミック基板2の第1対向面およびセラミック枠体3の第2対向面の少なくとも一方に水を付着させる。水を付着させる方法は限定されず、例えば、セラミック基板2の第1対向面およびセラミック枠体3の第2対向面の少なくとも一方に、水を噴霧したり、水を刷毛などで塗布したり、水に直接浸漬したりする方法などが挙げられる。
セラミック基板2の第1対向面およびセラミック枠体3の第2対向面の少なくとも一方に水を付着させた後、セラミック基板2の第1対向面とセラミック枠体3の第2対向面とを吸着させる。次いで、吸着面を押圧しながら熱処理を行う。押圧の強さは限定されず、セラミック基板2およびセラミック枠体3の大きさや材質などに応じて、適宜設定される。具体的には、1kgf~5kgf程度の圧力で押圧するのがよい。熱処理についても、セラミック基板2およびセラミック枠体3の大きさや材質などに応じて、適宜設定される。具体的には、1000℃以上1800℃以下で熱処理するのがよい。熱処理は、例えば30分~120分程度行えばよい。このようにして、一実施形態に係るセラミック接合体1が得られる。
セラミック基板2とセラミック枠体3とを当接させる前に、必要に応じて、セラミック基板2の第1対向面およびセラミック枠体3の第2対向面の少なくとも一方を研磨してもよい。具体的には、セラミック基板2の第1対向面およびセラミック枠体3の第2対向面の少なくとも一方において、算術平均粗さRaが0.02μm以上0.4μm以下となるように研磨してもよく、粗さ曲線における切断レベル差Rδcが0.03μm以上0.8μm以下となるように研磨してもよい。
研磨方法は限定されず、例えば、#800~#1000の粒度を有するダイヤモンド砥粒を含む砥石をホーニング加工機に装着して、セラミック基板2の第1対向面およびセラミック枠体3の第2対向面の少なくとも一方を研磨すればよい。
一実施形態に係るセラミック接合体1は、上述のように接合層が存在しないため、接合層の厚みのバラつきによる影響を受けない。さらに、ように接合層が存在しないことによって、インクなどの流体が、有機成分やガラス成分によって汚染されない。したがって、一実施形態に係るセラミック接合体1は、例えば、インクジェットプリンタヘッドの部材として使用される。
本開示に係るセラミック接合体は、上述の一実施形態に限定されない。例えば、上述のセラミック基板2は、図2に示すように一体的に成型されている。しかし、本開示に係るセラミック接合体に使用されるセラミック基板は、図3(A)に示すように、L型形状に成形された第1基板2aおよび第2基板2bによって形成されていてもよい。
L型形状に成形された第1基板2aおよび第2基板2bを、図3(A)に示すように内側に流通孔となる空隙が形成されるように組み合わせる。L型形状を有する第1基板2aと第2基板2bとを、上述と同様の拡散接合によって当接させる。具体的には、L型形状を有する第1基板2aと第2基板2bとの接触面に水を付着させ、L型形状を有する第1基板2aと第2基板2bとの吸着面を押圧しながら熱処理を行えばよい。このような方法によっても、図3(B)に示すようにセラミック基板2が形成される。
第1基板および第2基板は、第1基板2aおよび第2基板2bのようなL型形状でなくてもよい。例えば、第1基板および第2基板は、図4(A)に示すように、コの字形状を有する第1基板2a’および棒状を有する第2基板2b’によって形成されていてもよい。コの字形状を有する第1基板2a’と棒状を有する第2基板2b’との接触面に水を付着させ、コの字形状を有する第1基板2a’と棒状を有する第2基板2b’との吸着面を押圧しながら熱処理を行えばよい。このような方法によっても、図4(B)に示すようにセラミック基板2が形成される。
1 セラミック接合体
2 セラミック基板
21 流通孔
2a、2a’ 第1基板
2b、2b’ 第2基板
3 セラミック枠体

Claims (8)

  1. 厚み方向に貫通する流通孔が長手方向に沿って配置された長尺状のセラミック基板と、該セラミック基板に載置されたセラミック枠体とを含み、
    前記セラミック基板および前記セラミック枠体が、酸化アルミニウムを主成分とするセラミックスから形成されており、
    前記セラミック基板と載置された前記セラミック枠体とが対向する面を、それぞれ第1対向面および第2対向面とした場合に、前記セラミック基板の前記第1対向面と前記セラミック枠体の前記第2対向面とが当接しており、
    前記第1対向面の算術平均粗さRaが、0.02μm以上0.4μm以下である、
    セラミック接合体。
  2. 厚み方向に貫通する流通孔が長手方向に沿って配置された長尺状のセラミック基板と、該セラミック基板に載置されたセラミック枠体とを含み、
    前記セラミック基板および前記セラミック枠体が、酸化アルミニウムを主成分とするセラミックスから形成されており、
    前記セラミック基板と載置された前記セラミック枠体とが対向する面を、それぞれ第1対向面および第2対向面とした場合に、前記セラミック基板の前記第1対向面と前記セラミック枠体の前記第2対向面とが当接しており、
    前記第1対向面の粗さ曲線における切断レベル差Rδcが0.03μm以上0.8μm以下であり、
    前記切断レベル差Rδcが、粗さ曲線における25%の負荷長さ率での切断レベルと、粗さ曲線における75%の負荷長さ率での切断レベルとの差である、
    セラミック接合体。
  3. 前記第1対向面の算術平均粗さRaが、0.02μm以上0.4μm以下である請求項2に記載のセラミック接合体。
  4. 厚み方向に貫通する流通孔が長手方向に沿って配置された長尺状のセラミック基板と、該セラミック基板に載置させるセラミック枠体とを準備し、
    前記セラミック基板と載置させる前記セラミック枠体とが対向する面を、それぞれ第1対向面および第2対向面とした場合に、前記セラミック基板の前記第1対向面および前記セラミック枠体の前記第2対向面の少なくとも一方に水を付着させ、
    前記第1対向面と前記第2対向面とを吸着させた後に厚み方向から押圧して熱処理するセラミック接合体の製造方法において、
    前記セラミック基板および前記セラミック枠体が、酸化アルミニウムを主成分とするセラミックスから形成されている、
    セラミック接合体の製造方法。
  5. 前記第1対向面および前記第2対向面の少なくとも一方に水を付着させる前に、前記第1対向面および前記第2対向面を研磨する、請求項4に記載のセラミック接合体の製造方法。
  6. 前記セラミック基板は、いずれもL型形状を有する第1基板および第2基板が、前記流通孔を挟んで配置される請求項4または5に記載のセラミック接合体の製造方法。
  7. 前記セラミック基板は、コの字形状を有する第1基板と棒状を有する第2基板とが、前記流通孔を挟んで配置される請求項4または5に記載のセラミック接合体の製造方法。
  8. 請求項1~3のいずれかに記載のセラミック接合体を含むインクジェットプリンタヘッド。
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