JP7342524B2 - 制御装置、制御プログラム及び制御システム - Google Patents

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Description

本発明は、制御装置、制御プログラム及び制御システムに関するものであり、例えば、カメラで撮像された撮像データをネットワークを介して閲覧可能な制御システムに適用して好適なものである。
従来、カメラによって撮像された撮像データ(つまりカメラで撮った映像データ)をネットワークを介して閲覧可能な監視システムがある。このような監視システムは、例えば、カメラと、カメラと接続された録画装置と、ネットワークを介して録画装置と通信可能なビューワ端末(再生装置)とで構成されている。この監視システムでは、ビューワ端末がネットワークを介して録画装置にアクセスすることで、カメラで撮像された撮像データが録画装置からネットワークを介してビューワ端末に送信され、ビューワ端末側で閲覧(再生)できるようになっている。
この監視システムでは、複数のビューワ端末を用意することで、カメラで撮像された撮像データを複数のビューワ端末で閲覧できるようになっている。またこの監視システムでは、例えば、カメラで撮像された撮像データを録画装置に記録して、後で録画装置に記録されている過去の撮像データ(つまりカメラで撮像された過去の撮像データ)をビューワ端末側で確認したり、カメラで撮像された今現在の撮像データを録画装置からビューワ端末にストリーミングで送信して、ビューワ端末側で確認したりできるようになっている。
またこの監視システムでは、カメラで撮像する撮像データの撮像品質に関わる設定情報(画質、フレームレート…など)に基づいて、カメラの設定が自動で行われるようになっている。
このようにカメラの設定を自動で行う技術としては、特許文献1に開示された技術が存在する。具体的に特許文献1に開示された技術は、カメラで撮像された撮像データの圧縮率を、明るさ、輝度、色相、被写体の動きといった、カメラの撮影状況データを用いて、自動で設定するようになっている。
特開2002-34030号公報
ところで、従来の監視システムでは、例えば、カメラが設置されている地域に、洪水、土砂崩れ、地震などの不足の事態が発生すると、カメラで撮像された今現在の撮像データを確認しようとして、複数のビューワ端末から1台の録画装置に同時にアクセスされることで、録画装置へのアクセスが集中する。この結果、ビューワ端末と録画装置とを繋ぐネットワークに過大な負荷がかかり、ビューワ端末側で撮像データの再生が乱れたり、途切れたりすることがあり、さらには録画装置がフリーズしてビューワ端末側で撮像データを閲覧できなくなってしまうこともあった。
このような状況を回避する為には、ネットワークに接続されている録画装置側から、撮像データの撮像品質を下げるようにカメラの設定を制御することが望ましいが、特許文献1に開示された従来の技術では、実現できなかった。
本発明は以上の点を考慮したものであり、カメラで撮像した撮像データをより確実に再生装置側で閲覧できるようにした制御装置、制御プログラム及び制御システムを提案しようとするものである。
かかる課題を解決するため本発明の制御装置においては、複数のカメラと通信可能な第1の通信部と、ネットワークを介して再生装置と通信する第2の通信部と、通知情報を受信する受信部と、前記カメラの撮像品質の設定を示す第1のカメラ設定情報と、前記第1のカメラ設定情報よりも撮像品質が低い設定を示す第2のカメラ設定情報とを記憶する記憶部と、前記第1の通信部を制御して前記第1のカメラ設定情報を前記カメラに送信させ、また前記第1の通信部が前記カメラから受信した撮像データを、前記第2の通信部を制御して前記再生装置に送信させる制御部とを備え、前記第1のカメラ設定情報と前記第2のカメラ設定情報は、それぞれ前記第1の通信部と通信する前記カメラごとの撮像品質の設定を示していて、前記制御部は、前記受信部が前記通知情報を受信すると、前記第1の通信部を制御して前記第1のカメラ設定情報に代えて前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させる。また本発明の制御装置においては、カメラと通信する第1の通信部と、ネットワークを介して再生装置と通信する第2の通信部と、通知情報を受信する受信部と、前記カメラの撮像品質の設定を示す第1のカメラ設定情報と、前記第1のカメラ設定情報よりも撮像品質が低い設定を示す第2のカメラ設定情報とを記憶する記憶部と、前記第1の通信部を制御して前記第1のカメラ設定情報を前記カメラに送信させ、また前記第1の通信部が前記カメラから受信した撮像データを、前記第2の通信部を制御して前記再生装置に送信させる制御部とを備え、前記受信部は、前記通知情報として、災害の発生を通知する為の災害情報を受信し、前記制御部は、前記受信部が前記災害情報を受信すると、前記第1の通信部を制御して、前記第1のカメラ設定情報に代えて前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させる。
また本発明の制御システムにおいては、ネットワークを介して通信可能な制御装置と管理装置とを備え、前記制御装置は、複数のカメラと通信可能な第1の通信部と、前記ネットワークを介して前記管理装置及び再生装置と通信する第2の通信部と、前記第1の通信部を制御して、前記カメラの撮像品質の設定を示す第1のカメラ設定情報を前記カメラに送信させ、また前記第1の通信部が前記カメラから受信した撮像データを、前記第2の通信部を制御して前記再生装置に送信させる第1の制御部とを備え、前記管理装置は、前記ネットワークを介して前記制御装置と通信する第3の通信部と、前記第1カメラ設定情報と、前記第1のカメラ設定情報よりも撮像品質が低い設定を示す第2のカメラ設定情報とを記憶する記憶部と、前記第3の通信部を制御して、前記第1のカメラ設定情報又は前記第2のカメラ設定情報を前記制御装置に送信させる第2の制御部とを備え、前記第1のカメラ設定情報と前記第2のカメラ設定情報は、それぞれ前記第1の通信部と通信する前記カメラごとの撮像品質の設定を示していて、前記第1の制御部は、前記第2の通信部が前記第2のカメラ設定情報を前記管理装置から受信すると、前記第1の通信部を制御して、前記第1のカメラ設定情報に代えて前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させる。
こうすることで本発明は、ネットワークを介して再生装置と接続された制御装置側から、撮像データの撮像品質を下げるようにカメラの設定を制御することができる。
かくして本発明は、カメラで撮像した撮像データをより確実に再生装置側で閲覧できるようにした制御装置、制御プログラム及び制御システムを実現できる。
第1の実施の形態による監視システムの構成を示す図である。 第1の実施の形態による録画装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態によるカメラ設定情報の構成を示す図である。 第1の実施の形態による現在有効なカメラ設定情報の切り替えを示す図である。 第1の実施の形態による監視カメラの構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による管理装置の構成を示すブロック図である。 第1の実施の形態による現在有効なカメラ設定情報を第1のカメラ設定情報から第2のカメラ設定情報に切り替えるときの動作を示すシーケンスチャートである。 第1の実施の形態による現在有効なカメラ設定情報を第2のカメラ設定情報から第1のカメラ設定情報に戻すときの動作を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態による管理装置の構成を示すブロック図である。 第2の実施の形態による現在有効なカメラ設定情報を第1のカメラ設定情報から第2のカメラ設定情報に切り替えるときの動作を示すシーケンスチャートである。 第2の実施の形態による現在有効なカメラ設定情報を第2のカメラ設定情報から第1のカメラ設定情報に戻すときの動作を示すシーケンスチャートである。 他の実施の形態によるカメラ設定情報の他の例を示す図である。 他の実施の形態によるカメラ設定情報の他の例を示す図である。
以下、発明を実施するための形態(以下、これを実施の形態と呼ぶ)について、図面を用いて詳細に説明する。
[1.第1の実施の形態]
[1-1.監視システムの構成]
まず図1に示すシステム構成図を用いて、第1の実施の形態による監視システム1の構成について説明する。この監視システム1は、複数の拠点(例えば拠点Ar1~Ar4)のそれぞれに、録画装置10と、録画装置10に接続される1以上の監視カメラ11(11A~11C)と、ビューワ端末(再生装置)12とを設置して、各拠点Ar1~Ar4の録画装置10とビューワ端末12をLANなどのネットワークNtに接続したシステムである。尚、図1では、説明を簡単にする為、拠点Ar1に設置されたビューワ端末12と、拠点Ar2~Ar4のそれぞれに設置された録画装置10及び監視カメラ11については図中省略している。
この監視システム1では、各拠点Ar1~Ar4の監視カメラ11で撮像された撮像データを、監視カメラ11と同一拠点に設置された録画装置10に記録するようになっていて、各拠点Ar1~Ar4の録画装置10に記録された撮像データを、各拠点Ar1~Ar4のビューワ端末12から閲覧できるようになっている。具体的には、例えば拠点Ar2のビューワ端末12がネットワークNtを介して拠点Ar1の録画装置10にアクセスして、拠点Ar1の録画装置10に記録されている撮像データ(以下、これを記録撮像データと呼ぶ)を選択すると、選択した記録撮像データが拠点Ar1の録画装置10から拠点Ar2のビューワ端末12へと送信されて、ビューワ端末12で閲覧することができる。
またこの監視システム1では、各拠点Ar1~Ar4の監視カメラ11で撮像された撮像データを、リアルタイムで各拠点Ar1~Ar4のビューワ端末12から閲覧できるようになっている。具体的には、例えば拠点Ar3のビューワ端末12がネットワークNtを介して拠点Ar1の録画装置10にアクセスして、拠点Ar1の監視カメラ11Aを選択すると、監視カメラ11Aで撮像された今現在の撮像データ(以下、これをリアルタイム撮像データと呼ぶ)が拠点Ar1の録画装置10から拠点Ar3のビューワ端末12へとストリーミングで送信されて、ビューワ端末12で閲覧することができる。
さらにこの監視システム1では、ネットワークNtに接続された管理装置13を有していて、この管理装置13からネットワークNtを介して各拠点Ar1~Ar4の録画装置10に様々な情報(例えばネットワークNtの帯域使用率など)を送信できるようにもなっている。
さらにこの監視システム1では、各拠点Ar1~Ar4の録画装置10が、警報システム14から配信される災害を通知する為の災害情報を受信できるようになっている。災害情報について詳しくは後述する。監視システム1の構成は、以上のようになっている。
[1-2.監視システムを構成する主要部の構成]
次に、監視システム1を構成する主要部の構成について説明する。まず図2に示すブロック図を用いて、主要部の1つである録画装置10の構成について説明する。尚、各拠点Ar1~Ar4に設置される録画装置10は、同一構成であり、ここでは一例として拠点Ar1に設置された録画装置10の構成について説明する。
録画装置10は、第1の通信部としてのカメラ通信部20と、第2の通信部としてのネットワーク通信部21と、通知情報としての災害情報を受信する受信部としての災害情報受信部22と、記憶部23と、第1の制御部としての制御部24とを有している。カメラ通信部20は、有線又は無線で録画装置10と接続された監視カメラ11と通信する機能部であり、例えば複数台の監視カメラ11と同時に通信可能となっている。このカメラ通信部20は、制御部24により制御され、監視カメラ11から撮像データを受信したり、監視カメラ11の設定を示すカメラ設定情報を監視カメラ11に送信したりするようになっている。尚、監視カメラ11とカメラ通信部20との間の通信路は、監視カメラ11で撮像される撮像データを送信するのに十分な帯域を有している。
ネットワーク通信部21は、ネットワークNtに接続される機能部であり、ネットワークNtに接続されたビューワ端末12や管理装置13と通信可能となっている。このネットワーク通信部21は、制御部24により制御され、記憶部23に記録されている記録撮像データや、監視カメラ11で撮像されたリアルタイム撮像データをネットワークNtを介してビューワ端末12に送信したり、ネットワークNtを介して管理装置13から送信されてくる様々な情報(例えばネットワークNtの帯域使用率)を受信して制御部24に送るようになっている。
災害情報受信部22は、警報システム14から配信される災害情報を受信する機能部である。本実施の形態では、警報システム14として例えばJアラートを利用するが、Jアラート以外の警報システムを利用してもよい。Jアラートは、災害情報を確実に配信する為、複数の配信手段を用いて災害情報を配信するようになっている。具体的にJアラートは、災害情報を、市町村の庁舎などから、防災行政無線を利用して配信したり、FM放送を利用して配信したり、登録されたアドレスに登録制メールとして配信したりするようになっている。さらにJアラートは、災害情報を、携帯電話会社から、利用者の携帯端末にエリアメールなどとして配信するようにもなっている。
災害情報受信部22は、これらJアラートによる複数の配信手段の少なくとも1つに対応している。つまり、災害情報受信部22は、防災行政無線を受信して受信した信号から災害情報を抽出する機能、FM放送を受信して受信した信号から災害情報を抽出する機能、登録制メールを受信して受信した登録制メールから災害情報を抽出する機能、エリアメールを受信して受信したエリアメールから災害情報を抽出する機能などのうちの少なくとも1つを備えている。災害情報受信部22は、このようにして受信(抽出)した災害情報を制御部24に送るようになっている。
尚、警報システム14から配信される災害情報には、災害の種別(地震、大雨洪水など)を示す災害種別情報と、災害が発生する地域を示す地域情報とが含まれていて、どの災害がどの地域で発生するのかがわかるようになっている。
記憶部23は、例えばハードディスクや不揮発性メモリで構成され、制御部24によって実行されるプログラムと、録画装置10と監視カメラ11が設置された拠点Ar1の地域を示す地域情報を記憶している。またこの記憶部23は、監視カメラ11で撮像された撮像データを記録する撮像データ記録部23A、及びカメラ設定情報を記憶するカメラ設定情報記憶部23Bとして機能するようにもなっている。
ここでカメラ設定情報記憶部23Bに記憶されているカメラ設定情報について図3を用いて説明する。図3(A)に示すように、カメラ設定情報記憶部23Bには、第1のカメラ設定情報Cd1と、第2のカメラ設定情報Cd2とが記憶されている。第1のカメラ設定情報Cd1、及び第2のカメラ設定情報Cd2は、それぞれ監視カメラ11の設定を示す情報であり、図3(B)に示すように、撮像品質の設定として、画質の設定値(4K画質、QVGA画質など)と、フレームレートの設定値(3コマ/秒、0.1コマ/秒など)とが示されている。
図3(B)に示す第1のカメラ設定情報Cd1、及び第2のカメラ設定情報Cd2は、図1に示すように録画装置10に3台の監視カメラ11(11A~11C)が接続されている場合の例であり、監視カメラ11(11A~11C)ごとに、監視カメラ11のそれぞれを識別する為のカメラID(#1~#3)に紐付けて、画質の設定値と、フレームレートの設定値とが示されている。
また第1のカメラ設定情報Cd1には、例えば、カメラ#1、4K画質、3コマ/秒とあり、第2のカメラ設定情報Cd2には、例えば、カメラ#1、QVGA画質、0.1コマ/秒とあるように、第2のカメラ設定情報Cd2は、第1のカメラ設定情報Cd1よりも撮像品質が低い設定となっている。
3台の監視カメラ11(11A~11C)は、それぞれ録画装置10から第1のカメラ設定情報Cd1又は第2のカメラ設定情報Cd2を受信すると、第1のカメラ設定情報Cd1又は第2のカメラ設定情報Cd2から、自機のカメラIDと紐付けられている画質の設定値とフレームレートの設定値とを抽出して、これらをもとに自機の設定を行うようになっている。
尚、詳しくは後述するが、録画装置10は、通常時には、監視カメラ11に撮像品質が高い方の第1のカメラ設定情報Cd1を与える(送信する)ことで、監視カメラ11の設定を第1のカメラ設定情報Cd1が示す設定にし、災害時には、監視カメラ11に撮像品質が低い方の第2のカメラ設定情報Cd2を与えることで、監視カメラ11の設定を第2のカメラ設定情報Cd2が示す設定にするようになっている。つまり、第1のカメラ設定情報Cd1は、通常時用の設定を示し、第2のカメラ設定情報Cd2は、災害時用の設定を示している。
ちなみに、図3(B)に示す第1のカメラ設定情報Cd1、及び第2のカメラ設定情報Cd2には、撮像品質の設定として、画質の設定値と、フレームレートの設定値とが示されているが、これに限らず、画質とフレームレート以外の設定値として、例えば色数の設定値(カラー/モノクロ)が示されていてもよく、例えば、画質の設定値と、フレームレートの設定値と、色数の設定値のうちの少なくとも1つが示されて入ればよい。
録画装置10の構成の説明に戻る。図2に示す制御部24は、例えば、CPU(Central Processing Unit)とメモリとで構成され、記憶部23に記憶されているプログラムをCPUがメモリ上に読み込んで実行することにより、録画装置10全体を制御するようになっている。またこの制御部24は、監視カメラ11の設定を切り替えるカメラ設定切替部24Aとしても機能する。
具体的に制御部24は、災害情報受信部22により受信された災害情報に示されている地域情報と、記憶部23に記憶されている地域情報とが一致する場合(つまり災害情報に録画装置10が設置されている拠点Ar1に災害が発生すると示されている場合)に、カメラ設定切替部24Aにより監視カメラ11の設定を通常時用から災害時用に切り替えるようになっている。
すなわち、図4に示すように、カメラ設定切替部24Aは、現在有効なカメラ設定情報(つまり現在、監視カメラ11に設定されるカメラ設定情報)を保持していて、さらに現在有効なカメラ設定情報を、第1のカメラ設定情報Cd1から第2のカメラ設定情報Cd2へ、又はその逆へ切り替えるようになっている。
具体的にカメラ設定切替部24Aは、例えば録画装置10の起動時、カメラ設定情報記憶部23Bから、現在有効なカメラ設定情報として、通常時用のカメラ設定情報である第1のカメラ設定情報Cd1を読み出して、これを制御部24のメモリ上に保持する。そして、カメラ設定切替部24Aは、現在有効な第1のカメラ設定情報Cd1を、カメラ通信部20により監視カメラ11に送信する。これにより、録画装置10に接続されている監視カメラ11の設定は、第1のカメラ設定情報Cd1が示す設定となる。
その後、カメラ設定切替部24Aは、制御部24からカメラ設定情報を、通常時用から災害時用に切り替えるように指示されると、カメラ設定情報記憶部23Bから、現在有効なカメラ設定情報として、災害時用のカメラ設定情報である第2のカメラ設定情報Cd2を読み出して、これを第1のカメラ設定情報Cd1に代えてメモリ上に保持する。そして、カメラ設定切替部24Aは、現在有効な第2のカメラ設定情報Cd2を、カメラ通信部20により監視カメラ11に送信する。これにより、録画装置10に接続されている監視カメラ11は、第2のカメラ設定情報Cd2が示す設定となる。
このようにして、カメラ設定切替部24Aは、監視カメラ11の設定を、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替えるようになっている。つまり、制御部24は、災害時には、監視カメラ11の設定を、第1のカメラ設定情報Cd1よりも撮像品質が低い第2のカメラ設定情報Cd2の設定に切り替えることで、監視カメラ11で撮像される撮像データのデータ量を、通常時よりも削減するようになっている。
ところで、監視システム1では、例えば、録画装置10が設置されている拠点Ar1が災害に見舞われた際に、拠点Ar1の監視カメラ11で撮像されるリアルタイム撮像データを確認しようとして、他の拠点Ar2~Ar4のビューワ端末12が拠点Ar1の録画装置10に同時にアクセスすることで、録画装置10へのアクセスが集中する場合がある。
この場合、監視カメラ11の設定が通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1の設定のままだと、監視カメラ11で撮像されたリアルタイム撮像データが録画装置10からネットワークNtを介して他の拠点Ar2~Ar4のビューワ端末12へと送信される際に、ネットワークNtの帯域が不足して、ビューワ端末12側でリアルタイム撮像データの再生が乱れたり、途切れたりすることがあり、さらには録画装置10がフリーズしてビューワ端末12側でリアルタイム撮像データを閲覧できなくなってしまう状況が起こり得る。
そこで、監視システム1では、上述したように、例えば、録画装置10が設置されている拠点Ar1が災害に見舞われた際に、拠点Ar1の録画装置10が、監視カメラ11の設定を、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から、第1のカメラ設定情報Cd1よりも撮像品質が低い災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替えることで、監視カメラ11で撮像されるリアルタイム撮像データのデータ量を、通常時よりも少なくするようになっている。こうすることで、監視システム1では、災害時に録画装置10へのアクセスが集中しても、ネットワークNtの帯域が不足することなく、ビューワ端末12側でリアルタイム撮像データの再生が乱れたり、途切れたり、録画装置10がフリーズしたりする状況を回避することができる。このように、監視システム1では、災害時に、監視カメラ11と接続されている録画装置10へのアクセスが集中しても、監視カメラ11で撮像されたリアルタイム撮像データを確実にビューワ端末12側で閲覧できるようになっている。
尚、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に示される各種設定値(画質、フレームレートなど)と、災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に示される各種設定値については、監視システム1で使用するネットワークNtの帯域、録画装置10にアクセスするビューワ端末12の数などに応じて、選定されるようになっている。
さらに録画装置10の制御部24は、カメラ設定切替部24Aにより監視カメラ11の設定を災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替えた後、ネットワーク通信部21により管理装置13から定期的に受信されるネットワークNtの帯域使用率を監視し、この帯域使用率に基づいて、監視カメラ11の設定を災害時用から通常時用に戻すかどうかを判断する。具体的に制御部24は、ネットワークNtの帯域使用率が、例えば、一定時間(例えば1時間)、所定の閾値(例えば30%)を超えなかった場合に、カメラ設定切替部24Aにより監視カメラ11の設定を通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に戻すようになっている。
このように、制御部24は、カメラ設定切替部24Aにより監視カメラ11の設定を災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替えた後、ネットワークNtの帯域使用率が十分に下がると、カメラ設定切替部24Aにより監視カメラ11の設定を通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に戻すようになっている。録画装置10の構成は、以上のようになっている。
次に図5に示すブロック図を用いて、監視システム1の主要部の1つである監視カメラ11の構成について説明する。尚、各拠点Ar1~Ar4に設置される監視カメラ11は、同一構成であり、ここでは一例として拠点Ar1に設置された3台の監視カメラ11(11A~11C)のうちの1つの構成について説明する。
監視カメラ11は、撮像部30と、通信部31と、制御部32とを有している。撮像部30は、被写体を撮像して撮像データを生成する機能部であり、生成する撮像データの撮像品質(例えば画質及びフレームレート)を設定できるようになっている。通信部31は、有線又は無線で監視カメラ11と接続された録画装置10と通信する機能部である。この通信部31は、撮像部30により生成された撮像データを録画装置10に送信したり、録画装置10から送信されてくるカメラ設定情報(第1のカメラ設定情報Cd1及び第2のカメラ設定情報Cd2)を受信して制御部32に送ったりするようになっている。
制御部32は、撮像部30及び通信部31を制御する機能部であり、例えば、CPUとメモリとで構成されている。具体的に制御部32は、通信部31により録画装置10から第1のカメラ設定情報Cd1又は第2のカメラ設定情報Cd2が受信されると、第1のカメラ設定情報Cd1又は第2のカメラ設定情報Cd2から自機のカメラIDと紐付けられている画質の設定値とフレームレートの設定値とを抽出して、これらの設定値をメモリに保持するとともに、これらの設定値で撮像部30を設定するようになっている。これにより、撮像部30は、第1のカメラ設定情報Cd1又は第2のカメラ設定情報Cd2に示される設定値で、撮像データを生成することになる。
尚、制御部32は、例えば、第1のカメラ設定情報Cd1の設定値で撮像部30を設定した後、通信部31により第2のカメラ設定情報Cd2が受信されると、メモリに保持している設定値を、第2のカメラ設定情報Cd2から抽出した設定値に更新するとともに、第2のカメラ設定情報Cd2から抽出した設定値で撮像部30の設定を更新するようになっている。監視カメラ11の構成は、以上のようになっている。
次に図6に示すブロック図を用いて、主要部の1つである管理装置13の構成について説明する。管理装置13は、第3の通信部としての通信部40と、表示部41と、操作部42と、記憶部43と、第2の制御部としての制御部44とを有している。通信部40は、ネットワークNtに接続される機能部であり、ネットワークNtに接続された録画装置10やビューワ端末12と通信可能となっている。この通信部40は、制御部44により制御され、制御部44により検出されるネットワークNtの帯域使用率などの情報を、ネットワークNtを介して録画装置10に送信するようになっている。
表示部41は、各種情報を表示する機能部であり、制御部44により制御される。操作部42は、オペレータによる操作を入力として受け付け、制御部44に通知する機能部である。尚、表示部41と操作部42は、管理装置13に対して外部接続されていてもよい。記憶部43は、例えばハードディスクや不揮発性メモリで構成され、制御部44によって実行されるプログラムを記憶している。制御部44は、例えば、CPUとメモリとで構成され、記憶部43に記憶されているプログラムをCPUがメモリ上に読み込んで実行することにより、録画装置10全体を制御するようになっている。またこの制御部44は、ネットワークNtの帯域使用率を検出するネットワーク帯域使用率検出部44Aとしても機能する。
具体的にこのネットワーク帯域使用率検出部44Aは、記憶部43に記憶されているネットワーク帯域使用率検出プログラムにより実現される機能部であり、ネットワークNtの帯域使用率を定期的に検出するようになっている。制御部44は、ネットワーク帯域使用率検出部44Aにより検出されたネットワークNtの帯域使用率を、通信部40により各拠点Ar1~Ar4の録画装置10に送信するようになっている。管理装置13の構成は、以上のようになっている。監視システム1を構成する主要部の構成は、以上のようになっている。尚、ビューワ端末12は、パーソナルコンピュータなどの一般的な情報処理端末である為、具体的な構成の説明については省略する。
[1-3.カメラ設定切替動作]
次に、監視システム1の録画装置10による、監視カメラ11の設定を切り替える際の動作(以下、カメラ設定切替動作と呼ぶ)について、図7及び図8に示すシーケンスチャートを用いて説明する。
まず図7に示すシーケンスチャートを用いて、監視カメラ11の設定を通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替える際のカメラ設定切替動作について説明する。
ステップSP1において、警報システム14から災害情報が配信されると、録画装置10の災害情報受信部22は、ステップSP2において、この災害情報を受信して、録画装置10の制御部24に通知する。
録画装置10の制御部24は、ステップSP3において、災害情報受信部22により受信された災害情報に示されている地域情報と、記憶部23に記憶されている地域情報とが一致すると、現在有効なカメラ設定情報を通常時用から災害時用に切り替えるようカメラ設定切替部24Aに指示する。
ステップSP4において、カメラ設定切替部24Aは、制御部24からの指示に従って、現在有効なカメラ設定情報を、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替える。つづくステップSP5において、カメラ設定切替部24Aは、現在有効な第2のカメラ設定情報Cd2を、カメラ通信部20により監視カメラ11に送信する。
監視カメラ11は、ステップSP6において、録画装置10から第2のカメラ設定情報Cd2を受信すると、この第2のカメラ設定情報Cd2に示される設定値で、撮像データを生成する。このようにして生成された撮像データは、監視カメラ11から録画装置10へと送信され、録画装置10に記録されたり、ネットワークNtを介してビューワ端末12に送信されたりする。監視カメラ11の設定を通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替える際のカメラ設定切替動作は、以上のようになっている。
つづけて、図8に示すシーケンスチャートを用いて、監視カメラ11の設定を災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2から通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に戻す際のカメラ設定切替動作について説明する。
ステップSP10において、管理装置13からネットワークNtの帯域使用率が送信されると、ステップSP11において、録画装置10の制御部24は、ネットワーク通信部21により帯域使用率を受信して、この帯域使用率を監視する。つづくステップSP12において、録画装置10の制御部24は、ネットワークNtの帯域使用率が一定時間、所定の閾値を超えなかった場合に、現在有効なカメラ設定情報を災害時用から通常時用に切り替えるようカメラ設定切替部24Aに指示する。
ステップSP13において、カメラ設定切替部24Aは、制御部24からの指示に従って、現在有効なカメラ設定情報を、災害用の第2のカメラ設定情報Cd2から通常用の第1のカメラ設定情報Cd1に切り替える。つづくステップSP14において、カメラ設定切替部24Aは、現在有効な第1のカメラ設定情報Cd1を、カメラ通信部20により監視カメラ11に送信する。
監視カメラ11は、ステップSP15において、録画装置10から第1のカメラ設定情報Cd1を受信すると、この第1のカメラ設定情報Cd1に示される設定値で、撮像データを生成する。このようにして生成された撮像データは、監視カメラ11から録画装置10へと送信され、録画装置10に記録されたり、ネットワークNtを介してビューワ端末12に送信されたりする。監視カメラ11の設定を災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2から通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に戻す際のカメラ設定切替動作は、以上のようになっている。
[1-4.まとめと効果]
ここまで説明したように、第1の実施の形態の監視システム1では、録画装置10の災害情報受信部22が、警報システム14から配信される災害情報を受信すると、録画装置10のカメラ設定切替部24Aが、現在有効なカメラ設定情報を、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から、第1のカメラ設定情報Cd1よりも撮像品質が低い設定を示す災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替え、第1のカメラ設定情報Cd1に代えて第2のカメラ設定情報Cd2を、カメラ通信部20を介して監視カメラ11に送信するようにした。
こうすることで、第1の実施の形態の監視システム1では、災害時、ネットワークNtに接続された録画装置10側から、監視カメラ11の設定を通常時よりも撮像品質が低い設定に自動的に切り替えることができ、災害時に録画装置10へのアクセスが集中しても、ネットワークNtの帯域使用率を抑制して、ビューワ端末12側でリアルタイム撮像データの再生が乱れたり、途切れたり、録画装置10がフリーズしたりする状況を回避することができる。かくして、第1の実施の形態の監視システム1では、災害時に、録画装置10へのアクセスが集中しても、監視カメラ11で撮像されたリアルタイム撮像データを確実にビューワ端末12側で閲覧できる。
別の言い方をすると、第1の実施の形態の監視システム1では、災害時に録画装置10へのアクセスが集中するときの為だけにネットワークNtの帯域を拡張するような多大なコストをかけることなく、災害時には監視カメラ11の設定を通常時よりも撮像品質が低い設定に自動的に切り替えるようにしたことで、ネットワークNtの帯域を必要最低限に抑えつつ(つまりネットワークNtに必要なコストを抑えつつ)、監視カメラ11で撮像されたリアルタイム撮像データを確実にビューワ端末12側で閲覧できる。
さらに、第1の実施の形態の監視システム1では、監視カメラ11の設定を災害時用に切り替えた後、録画装置10の制御部24が、管理装置13から得られるネットワークNtの帯域使用率を監視し、帯域使用率が十分に下がると、カメラ設定切替部24Aにより、現在有効なカメラ設定情報を、災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2から、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に切り替え、第2のカメラ設定情報Cd2に代えて第1のカメラ設定情報Cd1を、カメラ通信部20を介して監視カメラ11に送信するようにした。
こうすることで、監視システム1では、監視カメラ11の設定を通常時用から災害時用に切り替えた後、ネットワークNtの帯域使用率が十分に下がったタイミングで、監視カメラ11の設定を災害時用から通常時用に自動的に戻すことができる。かくして、監視システム1では、録画装置10へのアクセスが集中しない通常時には、災害時よりも撮像品質が高い撮像データを、録画装置10に記録したり、ビューワ端末12側で閲覧したりできる。
尚、監視システム1では、通常時には、監視業務として例えば人の顔が判別できる程度の高品質の撮像データが必要であり、一方で、例えば台風などの災害時には、拠点Ar1が浸水していないかなどの災害状況を確認できればよく、通常時のような高品質の撮像データは不要となる。このことから、監視システム1では、災害時には、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1よりも撮像品質が低い災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2で監視カメラ11を設定するようにした。こうすることで、第1の実施の形態では、通常時の監視業務と、災害時の災害状況確認との両方に適切に対応する監視システム1を実現できる。
[2.第2の実施の形態]
つぎに、第2の実施の形態について説明する。この第2の実施の形態は、第1のカメラ設定情報Cd1と第2のカメラ設定情報Cd2を、録画装置10ではなく管理装置13が記憶していて、管理装置13から第1のカメラ設定情報Cd1又は第2のカメラ設定情報Cd2が録画装置10に送信されるようになっている点が、第1の実施の形態とは異なる点である。よって、ここでは主に、管理装置13の構成と、カメラ設定切替動作について説明する。尚、以下の説明では、第1の実施の形態の管理装置13と、第2の実施の形態の管理装置13とを区別する為、第2の実施の形態の管理装置13を、管理装置13xとする。
[2-1.管理装置の構成]
図9に示すブロック図を用いて、管理装置13xの構成について説明する。管理装置13xは、第1の実施の形態の管理装置13(図6参照)と同様、通信部40と、表示部41と、操作部42と、記憶部43と、制御部44とを有している。この管理装置13xが、管理装置13と異なるのは、記憶部43が、カメラ設定情報を記憶するカメラ設定情報記憶部43Aとしても機能する点である。
カメラ設定情報記憶部43Aは、図3(A)、(B)に示すように、第1のカメラ設定情報Cd1と第2のカメラ設定情報Cd2とを記憶している。これら第1のカメラ設定情報Cd1と第2のカメラ設定情報Cd2については、第1の実施の形態と同様の為、詳しい説明は省略する。
ここで、管理装置13xのオペレータは、例えば拠点Ar1付近で災害、事故、事件などの緊急事態が発生していることをJアラート、テレビ放送、インターネットなどの様々な情報をもとに認識すると、管理装置13xの操作部42を操作して、拠点Ar1付近で緊急事態が発生している旨を入力する。
管理装置13xの制御部44は、操作部42を介して拠点Ar1付近で緊急事態が発生している旨が入力されると、カメラ設定情報記憶部43Aから、緊急時用のカメラ設定情報として第2のカメラ設定情報Cd2を読み出し、この第2のカメラ設定情報Cd2を、通信部40により拠点Ar1の録画装置10に送信する。このとき、録画装置10側では、カメラ設定切替部24Aが、現在有効なカメラ設定情報を、第1のカメラ設定情報Cd1から、管理装置13xから送信されてきた第2のカメラ設定情報Cd2に切り替えることで、監視カメラ11の設定を通常時用から緊急時用に切り替えるようになっている。
その後、管理装置13xの制御部44は、ネットワーク帯域使用率検出部44Aにより定期的に検出されるネットワークNtの帯域使用率を監視し、この帯域使用率に基づいて、監視カメラ11の設定を緊急時用から通常時用に戻すかどうかを判断する。具体的に制御部44は、ネットワークNtの帯域使用率が、一定時間(例えば1時間)、所定の閾値(例えば30%)を超えなかった場合に、カメラ設定情報記憶部43Aから、通常時用のカメラ設定情報として、第1のカメラ設定情報Cd1を読み出し、この第1のカメラ設定情報Cd1を、通信部40により拠点Ar1の録画装置10に送信する。このとき、録画装置10側では、カメラ設定切替部24Aが、現在有効なカメラ設定情報を、第2のカメラ設定情報Cd2から、管理装置13xから送信されてきた第1のカメラ設定情報Cd1に切り替えることで、監視カメラ11の設定を緊急時用から通常時用に戻すようになっている。管理装置13xの構成は、以上のようになっている。
尚、第2の実施の形態では、管理装置13側で、緊急事態の発生を認識して、録画装置10にカメラ設定情報を送信するようになっていることから、図2に示す録画装置10の構成から、災害情報受信部22とカメラ設定情報記憶部23Bを省略することもできる。
[2-2.カメラ設定切替動作]
次に、監視システム1の管理装置13xと録画装置10による、カメラ設定切替動作について、図10及び図11に示すシーケンスチャートを用いて説明する。
まず図10に示すシーケンスチャートを用いて、監視カメラ11の設定を通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替える際のカメラ設定切替動作について説明する。
ステップSP20において、管理装置13xの制御部44は、操作部42を介して例えば拠点Ar1付近で緊急事態が発生している旨が入力されると、つづくステップSP21において、カメラ設定情報記憶部43Aから、緊急時用のカメラ設定情報として第2のカメラ設定情報Cd2を読み出し、この第2のカメラ設定情報Cd2を、通信部40により拠点Ar1の録画装置10に送信する。
録画装置10の制御部24は、ステップSP22において、ネットワーク通信部21により管理装置13xから第2のカメラ設定情報Cd2を受信すると、現在有効なカメラ設定情報を、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から、受信した緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替えるようカメラ設定切替部24Aに指示する。
ステップSP23において、カメラ設定切替部24Aは、制御部24からの指示に従って、現在有効なカメラ設定情報を、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から、受信した災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替える。尚、カメラ設定切替部24Aは、現在有効なカメラ設定情報を、制御部24のメモリ、もしくはカメラ設定情報記憶部23Bに記憶させるようになっていて、現在有効なカメラ設定情報を切り替える場合には、メモリもしくはカメラ設定情報記憶部23Bに記憶されている現在有効なカメラ設定情報を更新するようになっている。つづくステップSP24において、カメラ設定切替部24Aは、現在有効な第2のカメラ設定情報Cd2を、カメラ通信部20により監視カメラ11に送信する。
監視カメラ11は、ステップSP25において、録画装置10から第2のカメラ設定情報Cd2を受信すると、この第2のカメラ設定情報Cd2に示される設定値で、撮像データを生成する。このようにして生成された撮像データは、監視カメラ11から録画装置10へと送信され、録画装置10に記録されたり、ネットワークNtを介してビューワ端末12に送信されたりする。監視カメラ11の設定を通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替える際のカメラ設定切替動作は、以上のようになっている。
つづけて、図11に示すシーケンスチャートを用いて、監視カメラ11の設定を緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2から通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に戻す際のカメラ設定切替動作について説明する。
ステップSP30において、管理装置13xの制御部44は、ネットワーク帯域使用率検出部44Aにより定期的に検出されるネットワークNtの帯域使用率を監視する。つづくステップSP31において、制御部44は、ネットワークNtの帯域使用率が一定時間、所定の閾値を超えなかった場合に、カメラ設定情報記憶部43Aから、通常時用のカメラ設定情報として第1のカメラ設定情報Cd1を読み出し、この第1のカメラ設定情報Cd1を、通信部40により拠点Ar1の録画装置10に送信する。
録画装置10の制御部24は、ステップSP32において、ネットワーク通信部21により管理装置13xから第1のカメラ設定情報Cd1を受信すると、現在有効なカメラ設定情報を、緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2から、受信した通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に切り替えるようカメラ設定切替部24Aに指示する。
ステップSP33において、カメラ設定切替部24Aは、制御部24からの指示に従って、現在有効なカメラ設定情報を、緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2から、受信した通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に切り替える。つづくステップSP34において、カメラ設定切替部24Aは、現在有効な第2のカメラ設定情報Cd2を、カメラ通信部20により監視カメラ11に送信する。
監視カメラ11は、ステップSP35において、録画装置10から第1のカメラ設定情報Cd1を受信すると、この第1のカメラ設定情報Cd1に示される設定値で、撮像データを生成する。このようにして生成された撮像データは、監視カメラ11から録画装置10へと送信され、録画装置10に記録されたり、ネットワークNtを介してビューワ端末12に送信されたりする。監視カメラ11の設定を緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2から通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に戻す際のカメラ設定切替動作は、以上のようになっている。
[2-3.まとめと効果]
ここまで説明したように、第2の実施の形態の監視システム1では、管理装置13xの制御部44が、例えば拠点Ar1付近での緊急事態発生時に、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1よりも撮像品質が低い設定を示す緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2を、通信部40を介して拠点Ar1の録画装置10に送信するようにした。そして、録画装置10のカメラ設定切替部24Aが、現在有効なカメラ設定情報を、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から、受信した緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替え、第1のカメラ設定情報Cd1に代えて第2のカメラ設定情報Cd2を、カメラ通信部20を介して監視カメラ11に送信するようにした。
こうすることで、第2の実施の形態の監視システム1では、録画装置10へのアクセスが集中すると予測される緊急事態発生時に、管理装置13x側からの指示に応じて、録画装置10側で、監視カメラ11の設定を通常時よりも撮像品質が低い設定に自動的に切り替えることができる。これにより、第2の実施の形態の監視システム1では、災害、事件、事故などの様々な緊急事態発生時に録画装置10へのアクセスが集中しても、ネットワークNtの帯域使用率を抑制して、ビューワ端末12側でリアルタイム撮像データの再生が乱れたり、途切れたり、録画装置10がフリーズしたりする状況を回避することができる。かくして、第2の実施の形態の監視システム1では、災害、事件、事故などの様々な緊急事態発生時に、録画装置10へのアクセスが集中しても、監視カメラ11で撮像されたリアルタイム撮像データを確実にビューワ端末12側で閲覧できる。
別の言い方をすると、第2の実施の形態の監視システム1では、災害時に限らず、様々な緊急時に、監視カメラ11で撮像されたリアルタイム撮像データをビューワ端末12側でより確実に閲覧できるようになっている。
さらに、第2の実施の形態の監視システム1では、監視カメラ11の設定を緊急時用に切り替えた後、管理装置13xの制御部44が、ネットワークNtの帯域使用率を監視し、帯域使用率が十分に下がると、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1を、通信部40を介して拠点Ar1の録画装置10に送信するようにした。こうすることで、第2の実施の形態の監視システム1では、第1の実施の形態と同様、監視カメラ11の設定を通常時用から緊急時用に切り替えた後、ネットワークNtの帯域使用率が十分に下がったタイミングで、監視カメラ11の設定を緊急時用から通常時用に自動的に戻すことができる。
尚、この第2の実施の形態の監視システム1では、管理装置13xの制御部44が、ネットワークNtの帯域使用率が十分に下がったタイミングで、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1を、拠点Ar1の録画装置10に送信するようにした。これに限らず、管理装置13xのオペレータが、例えば拠点Ar1付近で発生していた緊急事態が終息したことをJアラート、テレビ放送、インターネットなどの情報をもとに認識すると、管理装置13の操作部42を操作して、拠点Ar1付近で発生していた緊急事態が終息した旨を入力する。この入力に応じて(つまり拠点Ar1付近で発生していた緊急事態が終息したタイミングで)、管理装置13xの制御部44が、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1を、通信部40を介して拠点Ar1の録画装置10に送信するようにしてもよい。
[3.他の実施の形態]
[3-1.他の実施の形態1]
尚、上述した第1の実施の形態では、録画装置10のカメラ設定情報記憶部23Bに、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1と、災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2が記憶されていて、災害時には、監視カメラ11の設定を、第1のカメラ設定情報Cd1の設定から第2のカメラ設定情報Cd2の設定に切り替えるようにした。これに限らず、例えば、カメラ設定情報記憶部23Bに、災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2を複数種類記憶するようにして、災害時に、複数種類の第2のカメラ設定情報Cd2のうちの1つを利用して、監視カメラ11の設定を切り替えるようにしてもよい。
例えば拠点Ar1の録画装置10が店舗に設置され、この録画装置10には、店舗内を監視する監視カメラ11Aと、店舗の出入口付近を監視する監視カメラ11Bと、店舗外を監視する監視カメラ11Cとが接続されているとする。また、図12(A)に示すように、録画装置10のカメラ設定情報記憶部23Bには、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1とは別に、災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2として、例えば、地震時用のカメラ設定情報Cd2Aと、大雨洪水用のカメラ設定情報Cd2Bとが記憶されているとする。
地震時には、店舗内、出入口付近、及び店舗外を確認しようとして、監視カメラ11A~11Cの全てに対して、ビューワ端末12から多くの閲覧要求が発生すると予測される。ゆえに、地震時用のカメラ設定情報Cd2Aには、監視カメラ11A~11Cの全てについて、通常時より撮像品質を下げる設定が示されている。一方、大雨洪水時には、店舗の出入口付近、及び店舗外を確認しようとして、監視カメラ11B、11Cに対して、ビューワ端末12から多くの閲覧要求が発生すると予測される。ゆえに、大雨洪水時用のカメラ設定情報Cd2Bには、監視カメラ11Aについては通常時と同様で、監視カメラ11B、11Cについてのみ通常時より撮像品質を下げる設定が示されている。
録画装置10の制御部24は、災害情報受信部22により災害情報を受信すると、この災害情報から災害種別(地震、大雨洪水など)を抽出する。そして、制御部24は、カメラ設定切替部24Aにより監視カメラ11の設定を通常時用から災害種別に対応する設定に切り替えるようになっている。
すなわち、カメラ設定切替部24Aは、例えば、災害種別が地震であれば、地震時用のカメラ設定情報Cd2Aを選択して、現在有効なカメラ設定情報を、地震時用のカメラ設定情報Cd2Aに切り替え、災害種別が大雨洪水であれば、大雨洪水時用のカメラ設定情報Cd2Bを選択して、現在有効なカメラ設定情報を、大雨洪水時用のカメラ設定情報Cd2Bに切り替える。こうすることで、監視システム1では、災害時に、監視カメラ11の設定を、災害種別に応じた適切な設定に切り替えることができる。
またこれに限らず、図13(A)、(B)に示すように、録画装置10のカメラ設定情報記憶部23Bに、災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2として、例えば、第1のカメラ設定情報Cd1よりも撮像品質が低いカメラ設定情報Cd2Cと、このカメラ設定情報Cd2Cよりもさらに撮像品質が低いカメラ設定情報Cd2Dとを記憶するようにしてもよい。
この場合、録画装置10の制御部24は、災害時、カメラ設定切替部24Aにより現在有効なカメラ設定情報を、第1のカメラ設定情報Cd1よりも撮像品質が低いカメラ設定情報Cd2Cに切り替える。ここで、制御部24は、管理装置13から提供されるネットワークNtの帯域使用率が、所定の閾値(例えば90%)を超えている場合、帯域使用率をさらに下げる為に、カメラ設定切替部24Aにより現在有効なカメラ設定情報を、カメラ設定情報Cd2Cよりもさらに撮像品質が低いカメラ設定情報Cd2Dに切り替える。こうすることで、監視システム1では、災害時に、監視カメラ11の設定を、ネットワークNtの帯域使用率に応じた適切な設定に切り替えることができる。
第2の実施の形態についても同様であり、管理装置13のカメラ設定情報記憶部43Aに、緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2を複数種類記憶するようにしてもよい。第2の実施の形態の場合、緊急時に、例えば管理装置13のオペレータに、操作部42を介して第2のカメラ設定情報Cd2のうちの1つを選択させたり、管理装置13の制御部44に、ネットワークNtの帯域使用率をもとに第2のカメラ設定情報Cd2のうちの1つを選択させたりして、選択された第2のカメラ設定情報Cd2を、管理装置13から録画装置10に送信するようにすればよい。
[3-2.他の実施の形態2]
また上述した第1の実施の形態では、録画装置10の制御部24が、ネットワークNtの帯域使用率を監視して、帯域使用率が一定時間、所定の閾値を超えなかった場合に、監視カメラ11の設定を災害時用から通常時用に戻すようにした。これに限らず、例えば、録画装置10の制御部24が、録画装置10にアクセスしているビューワ端末12の数(つまり同時アクセス数)をネットワーク通信部21から取得して監視するようにし、この同時アクセス数が所定の閾値以下になった場合に、監視カメラ11の設定を災害時用から通常時用に戻すようにしてもよい。またネットワーク帯域使用率検出部44Aを、管理装置13の制御部44ではなく、録画装置10の制御部24に設けるようにしてもよい。
[3-3.他の実施の形態3]
さらに上述した第1及び第2の実施の形態では、災害時に、監視カメラ11の設定を、通常時用から、通常時より撮像品質が低い災害時用に切り替えるようにした。これに限らず、例えば、災害時にくわえて、夜間などの所定の時間帯に、監視カメラ11の設定を、通常時用から災害時用に切り替えるようにしてもよい。
第1の実施の形態の場合、例えば、録画装置10の制御部24に現在時刻を取得するタイマー機能を設け、現在時刻が、設定された開始時刻(例えば夜12時)になると、制御部24がカメラ設定切替部24Aにより現在有効なカメラ設定情報を災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替えることで、監視カメラ11の設定を通常時用から災害時用に切り替える。その後、現在時刻が、設定された終了時刻(例えば朝7時)になると、制御部24がカメラ設定切替部24Aにより現在有効なカメラ設定情報を通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1に切り替えることで、監視カメラ11の設定を災害時用から通常時用に戻すようにする。
また第2の実施の形態の場合、管理装置13xの制御部44に現在時刻を取得するタイマー機能を設け、現在時刻が、設定された開始時刻になると、制御部44がネットワーク通信部21により災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2を録画装置10に送信することで、監視カメラ11の設定を通常時用から災害時用に切り替える。その後、現在時刻が、設定された終了時刻になると、制御部44がネットワーク通信部21により通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1を録画装置10に送信することで、監視カメラ11の設定を災害時用から通常時用に戻すようにする。
このようにすれば、監視システム1では、夜間などの所定の時間帯(つまり監視業務として高品質な撮像データを必要としない時間帯)には、録画装置10に記録される記録撮像データのデータ量を抑制して、より長時間の記録撮像データを録画装置10に記録できるようになる。
[3-4.他の実施の形態4]
さらに上述した第2の実施の形態では、管理装置13xのオペレータが、例えば拠点Ar1付近で災害、事故、事件などの緊急事態が発生していることをJアラート、テレビ放送、インターネットなどの様々な情報をもとに認識して、拠点Ar1付近で緊急事態が発生している旨を管理装置13xに入力すると、管理装置13xの制御部44が、緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2を、通信部40により拠点Ar1の録画装置10に送信するようにした。これに限らず、例えば、管理装置13xの制御部44に、通信部40を介してアクセス可能なインターネットの特定サイト(例えばニュースサイト)から、現在発生している緊急事態の種別と発生地域とを抽出する機能を設け、この機能によって制御部44が緊急事態の発生を認識すると、緊急事態の発生地域と同一地域の拠点に設置されている録画装置10に、緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2を通信部40を介して送信するようにしてもよい。このようにすれば、人手を介さずに、緊急事態発生時に、監視カメラ11の設定を緊急時用に切り替えることができるようになる。
さらに上述した第2の実施の形態では、管理装置13xの制御部44が、オペレータの入力に応じて、緊急時用の第2のカメラ設定情報Cd2を、通信部40を介して録画装置10に送信することで、録画装置10側で、監視カメラ11の設定を通常時用から緊急時用に切り替えるようにした。これに限らず、管理装置13xの制御部44が、オペレータの入力に応じて、監視カメラ11の設定を通常時用から緊急時用に切り替えるよう通知する通知情報を、通信部40を介して録画装置10に送信することで、録画装置10側で、監視カメラ11の設定を通常時用から緊急時用に切り替えるようにしてもよい。この場合、録画装置10のカメラ設定情報記憶部23Bに、第1のカメラ設定情報Cd1と第2のカメラ設定情報Cd2とを記憶させる。そして、録画装置10のネットワーク通信部21が、管理装置13xから監視カメラ11の設定を通常時用から緊急時用に切り替えるよう通知する通知情報を受信すると、録画装置10の制御部24が、カメラ設定切替部24Aにより、現在有効なカメラ設定情報を、通常時用の第1のカメラ設定情報Cd1から、災害時用の第2のカメラ設定情報Cd2に切り替え、第1のカメラ設定情報Cd1に代えて第2のカメラ設定情報Cd2を、カメラ通信部20を介して監視カメラ11に送信するようにすればよい。
[3-5.他の実施の形態5]
さらに上述した各実施の形態では、本発明を、制御装置及びコンピュータとしての録画装置10に適用したが、これに限らず、監視カメラ11などのカメラと接続され、カメラの撮像データをビューワ端末12などの再生装置に送信するものであれば、録画装置10とは異なる制御装置に適用してもよい。例えば、録画機能はなく、監視カメラ11の撮像データをビューワ端末12に送信する機能を備えた制御装置に本発明を適用してもよい。さらに上述した各実施の形態では、本発明を、監視カメラ11と、監視カメラ11と接続される制御装置としての録画装置10と、録画装置10と通信可能な管理装置13、13xと、を有する制御システムとしての監視システム1に適用したが、これに限らず、カメラと、カメラと接続される制御装置と、制御装置と通信可能な管理装置と、を有するものであれば、監視システム1とは異なる構成の制御システムに適用してもよい。
[3-6.他の実施の形態6]
さらに、本発明は、上述した各実施の形態に限定されるものではない。すなわち本発明は、上述した第1及び第2の実施の形態と他の実施の形態の一部または全部を任意に組み合わせた実施の形態や、一部を抽出した実施の形態にもその適用範囲が及ぶものである。
本発明は、カメラの撮像データをネットワークを介して配信する制御システムなどで広く利用することができる。
1……監視システム、10……録画装置、11……監視カメラ、12……ビューワ端末、13、13x……管理装置、14……警報システム、20……カメラ通信部、21……ネットワーク通信部、22……災害情報受信部、23、43……記憶部、23B、43A……カメラ設定情報記憶部、24、32、44……制御部、24A……カメラ設定切替部、30……撮像部、31、40……通信部、41……表示部、42……操作部、44A……ネットワーク帯域使用率検出部、Cd1……第1のカメラ設定情報、Cd2……第2のカメラ設定情報、Nt……ネットワーク。

Claims (13)

  1. 複数のカメラと通信可能な第1の通信部と、
    ネットワークを介して再生装置と通信する第2の通信部と、
    通知情報を受信する受信部と、
    前記カメラの撮像品質の設定を示す第1のカメラ設定情報と、前記第1のカメラ設定情報よりも撮像品質が低い設定を示す第2のカメラ設定情報とを記憶する記憶部と、
    前記第1の通信部を制御して前記第1のカメラ設定情報を前記カメラに送信させ、また前記第1の通信部が前記カメラから受信した撮像データを、前記第2の通信部を制御して前記再生装置に送信させる制御部と
    を備え、
    前記第1のカメラ設定情報と前記第2のカメラ設定情報は、それぞれ前記第1の通信部と通信する前記カメラごとの撮像品質の設定を示していて、
    前記制御部は、
    前記受信部が前記通知情報を受信すると、前記第1の通信部を制御して前記第1のカメラ設定情報に代えて前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させる
    ことを特徴とする制御装置。
  2. 前記制御部は、
    前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させた後、前記ネットワークの帯域使用率に基づいて、前記第2のカメラ設定情報に代えて前記第1のカメラ設定情報を前記カメラに送信させるかどうかを判断する
    ことを特徴とする請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記第1のカメラ設定情報と前記第2のカメラ設定情報は、それぞれ前記カメラの撮像品質の設定として、画質の設定値、フレームレートの設定値、色数の設定値のうちの少なくとも1つを示している
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載の制御装置。
  4. カメラと通信する第1の通信部と、
    ネットワークを介して再生装置と通信する第2の通信部と、
    通知情報を受信する受信部と、
    前記カメラの撮像品質の設定を示す第1のカメラ設定情報と、前記第1のカメラ設定情報よりも撮像品質が低い設定を示す第2のカメラ設定情報とを記憶する記憶部と、
    前記第1の通信部を制御して前記第1のカメラ設定情報を前記カメラに送信させ、また前記第1の通信部が前記カメラから受信した撮像データを、前記第2の通信部を制御して前記再生装置に送信させる制御部と
    を備え、
    前記受信部は、
    前記通知情報として、災害の発生を通知する為の災害情報を受信し、
    前記制御部は、
    前記受信部が前記災害情報を受信すると、前記第1の通信部を制御して、前記第1のカメラ設定情報に代えて前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させる
    ことを特徴とする制御装置。
  5. 前記記憶部には、制御装置が設置された地域を示す地域情報が記憶され
    前記災害情報には、災害が発生する地域を示す地域情報が含まれ、
    前記制御部は、
    前記受信部が前記災害情報を受信すると、当該災害情報にふくまれている地域情報と、前記記憶部に記憶されている地域情報とが一致する場合に、前記第1の通信部を制御して、前記第1のカメラ設定情報に代えて前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させる
    ことを特徴とする請求項に記載の制御装置。
  6. 前記災害情報は、
    Jアラートのシステムから配信される通知情報である
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載の制御装置。
  7. 前記記憶部には、前記第2のカメラ設定情報として複数種類のカメラ設定情報が記憶され、
    前記制御部は、
    前記受信部が前記通知情報を受信すると、前記第1のカメラ設定情報に代えて、前記複数種類のカメラ設定情報の中から選択したカメラ設定情報を前記カメラに送信させる
    ことを特徴とする請求項1~6のいずれかに記載の制御装置。
  8. 前記第2の通信部は、前記受信部として機能することで、前記ネットワークを介して管理装置から前記通知情報を受信する
    ことを特徴とする請求項1~3のいずれかに記載の制御装置。
  9. コンピュータを、
    複数のカメラと通信可能な第1の通信部と、
    ネットワークを介して再生装置と通信する第2の通信部と、
    通知情報を受信する受信部と、
    前記カメラの撮像品質の設定を示す第1のカメラ設定情報と、前記第1のカメラ設定情報よりも撮像品質が低い設定を示す第2のカメラ設定情報とを記憶保持する記憶部と、
    前記第1の通信部を制御して前記第1のカメラ設定情報を前記カメラに送信させ、また前記第1の通信部が前記カメラから受信した撮像データを、前記第2の通信部を制御して前記再生装置に送信させる制御部と
    して機能させ、
    前記第1のカメラ設定情報と前記第2のカメラ設定情報は、それぞれ前記第1の通信部と通信する前記カメラごとの撮像品質の設定を示していて、
    さらに前記受信部が前記通知情報を受信すると、前記第1の通信部を制御して、前記第1のカメラ設定情報に代えて前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させるように前記制御部を
    機能させる為の制御プログラム。
  10. コンピュータを、
    カメラと通信する第1の通信部と、
    ネットワークを介して再生装置と通信する第2の通信部と、
    通知情報を受信する受信部と、
    前記カメラの撮像品質の設定を示す第1のカメラ設定情報と、前記第1のカメラ設定情報よりも撮像品質が低い設定を示す第2のカメラ設定情報とを記憶保持する記憶部と、
    前記第1の通信部を制御して前記第1のカメラ設定情報を前記カメラに送信させ、また前記第1の通信部が前記カメラから受信した撮像データを、前記第2の通信部を制御して前記再生装置に送信させる制御部と
    して機能させ、
    さらに前記受信部が前記通知情報として災害の発生を通知する為の災害情報を受信すると、前記第1の通信部を制御して、前記第1のカメラ設定情報に代えて前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させるように前記制御部を
    機能させる為の制御プログラム。
  11. ネットワークを介して通信可能な制御装置と管理装置とを備え、
    前記制御装置は、
    複数のカメラと通信可能な第1の通信部と、
    前記ネットワークを介して前記管理装置及び再生装置と通信する第2の通信部と、
    前記第1の通信部を制御して、前記カメラの撮像品質の設定を示す第1のカメラ設定情報を前記カメラに送信させ、また前記第1の通信部が前記カメラから受信した撮像データを、前記第2の通信部を制御して前記再生装置に送信させる第1の制御部と
    を備え、
    前記管理装置は、
    前記ネットワークを介して前記制御装置と通信する第3の通信部と、
    前記第1のカメラ設定情報と、前記第1のカメラ設定情報よりも撮像品質が低い設定を示す第2のカメラ設定情報とを記憶する記憶部と、
    前記第3の通信部を制御して、前記第1のカメラ設定情報又は前記第2のカメラ設定情報を前記制御装置に送信させる第2の制御部と
    を備え、
    前記第1のカメラ設定情報と前記第2のカメラ設定情報は、それぞれ前記第1の通信部と通信する前記カメラごとの撮像品質の設定を示していて、
    前記第1の制御部は、
    前記第2の通信部が前記第2のカメラ設定情報を前記管理装置から受信すると、前記第1の通信部を制御して、前記第1のカメラ設定情報に代えて前記第2のカメラ設定情報を前記カメラに送信させる
    ことを特徴とする制御システム。
  12. 前記第2の制御部は、
    前記第2のカメラ設定情報を前記制御装置に送信させた後、前記ネットワークの帯域使用率に基づいて、前記第2のカメラ設定情報に代えて前記第1のカメラ設定情報を前記制御装置に送信させるかどうかを判断する
    ことを特徴とする請求項11に記載の制御システム。
  13. 前記第2の制御部は、
    操作部を介して入力されるオペレータからの指示に応じて、前記第1のカメラ設定情報又は前記第2のカメラ設定情報を前記制御装置に送信させる
    ことを特徴とする請求項11又は12に記載の制御システム。
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