JP2017126840A - 画像データ記録再生システム - Google Patents

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Abstract

【課題】クラウドサーバー側のCPU負担を軽減し、専用ソフトの搭載を不要とし、データ転送を障害なく確実に実行できるようにする。
【解決手段】画像データ記録再生システムは、カメラ1a〜1d、記録媒体27、表示装置3及び中央制御部24からなる防犯カメラシステム2をインターネットなどのネットワーク8に接続し、防犯カメラシステム2に保存されている画像データをネットワーク8経由にて外部のクラウドサーバー10に転送して順次保存する。中央制御部24は、ネットワーク8の実際の通信速度データに基づいた通信可能時間帯と、カメラ1a〜1dが被検知対象物を検知していない状態にある無検知時間帯の少なくとも一方に基づいて決定した転送時間帯に、記録媒体27に保存されている画像データをクラウドサーバー10に転送する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、記録媒体などに動画などの画像データを記録し、記録された画像データを再生する画像データ記録再生システムに係り、特に監視カメラによって撮影された大量の画像データを記録すると共に再生する画像データ記録再生システムに関する。
監視カメラを用いた防犯カメラシステムは、監視カメラや赤外センサーなどを用いて不審者の侵入状態を検知し、監視カメラによって撮像された不審者の動画をHDDなどの記録媒体に記録し、記録された動画などの画像データや不審者に関する情報などを警備会社や所有者などに通知するように構成されている。通知を受けた警備会社や所有者は、記録装置本体及びコンピューターなどを介して動画や不審者に関する情報を受け取り、モニタなどで視認することができるように構成されている。
一般的な防犯カメラシステムは、1又は複数の監視カメラと、記憶装置などを含むカメラ制御端末と、動画を再生表示するモニタとから構成される、いわゆる、スタンドアローン型のものが主流である。最近では、監視カメラが撮影した映像をインターネット経由にて常時録画できるようにしたクラウド型の監視カメラ映像記録サービスが提供されている。このようなクラウド型の監視カメラ映像記録サービスとして、特許文献1に記載のようなものが知られている。
特開2013−187767号公報
特許文献1に記載のものは、クラウドサーバーに接続された複数の監視カメラのそれぞれに対し有効な撮影方向を容易にかつ短時間で設定できるようにしたカメラ設定支援システムである。一般的に、クラウドサーバーを用いた監視カメラシステムは、サーバー側でメーカ別のカメラに直接アクセスし、そのデータ転送処理やその他の各種制御処理に関する設定制御等を行っているため、クラウドサーバー側でメーカ別のカメラに対してそれぞれ専用の制御ソフト等を準備する必要がある。また、クラウドサーバー側がデータ転送のタイミング等を設定しているため、ネットワークの混雑状況等によっては、データ転送に多大の時間を要し、最悪データ転送の損失等という障害が発生する可能性が高いという問題を有する。さらに、クラウドサーバーが各監視カメラに直接アクセスしている関係で、クラウドサーバー側のCPUの負担も大きく、1台のクラウドサーバーが制御可能な監視カメラの台数等も限定されるという問題を有する。
本発明は、上述の点に鑑みてなされたものであり、サーバー側のCPU負担を軽減し、サーバー側への専用ソフトの搭載を不要とし、データ転送を障害なく確実に実行することのできる画像データ記録再生システムを提供することを目的とする。
本発明に係る画像データ記録再生システムの第1の特徴は、所定の範囲を撮影する1又は複数のカメラ手段と、前記カメラ手段によって撮影された画像データを保存する画像記録手段と、前記画像記録手段に保存されている前記画像データを表示する表示手段と、前記画像記録手段に保存されている前記画像データをネットワーク経由にて外部のサーバー手段に転送保存する制御手段と、前記画像記録手段又は前記サーバー手段に格納されている前記画像データを前記ネットワーク経由にて読み出して表示する端末手段とを備えたことにある。
これは、カメラ手段、画像記録手段、表示手段及び制御手段からなる防犯カメラシステムをインターネットなどのネットワークに接続し、防犯カメラシステムに保存されている画像データをネットワーク経由にて外部のサーバー手段に順次転送して保存するようにしたものである。この発明では、サーバー手段は、防犯カメラシステムの画像記録手段に一時的に保存されている画像データであって、制御手段から順次転送されて来る画像データをネットワーク経由にて順次取り込み保存するだけなので、サーバー手段側のCPUが防犯カメラシステムに一々アクセスする必要がないので、サーバー手段側のCPUの負担を大幅に軽減することができる。また、表示手段は、防犯カメラシステム近傍に設けられているので、カメラ手段によって撮影された画像を、別途PC等を用いることなく、リアルタイムに表示(ライブ表示)することができる。さらに、表示手段は、サーバー手段側から画像データを適宜読み出して表示することもできる。ノートPC、タブレット、スマートフォンなどの端末手段は、ネットワークを経由して、画像記録手段又はサーバー手段に格納されている画像データを適宜読み出して表示することができる。これによって、サーバー側のCPU負担を軽減し、サーバー側に専用ソフトの搭載を不要とし、データ転送を障害なく確実に実行することができる。
本発明に係る画像データ記録再生システムの第2の特徴は、前記第1の特徴に記載のものにおいて、前記制御手段が、前記ネットワークの実際の通信速度データに基づいた通信可能時間帯と、前記カメラ手段が被検知対象物を検知していない状態にある無検知時間帯の少なくとも一方に基づいて決定した転送時間帯に、前記画像記録手段に保存されている前記画像データを前記サーバー手段に転送することにある。
通信可能時間帯は、実際の通信速度データに基づいて決定されるものである。この通信可能時間帯は、公称速度を基準にして所定の割合以上の時間帯、全時間帯の平均速度よりも大きい速度に対応する時間帯又はその平均速度を基準に所定の割合以上の速度に対応する時間帯など、種々の条件に基づいて決定することができる。また、ユーザーが実際の通信速度データに基づいてそのしきい値をパラメータとして設定することによって決定される時間帯を通信可能時間帯としてもよい。
無検知時間帯は、カメラ手段の撮像範囲に被検知対象物が存在していない状態すなわち無検知状態に対応する時間帯である。この無検知時間帯は、人感センサーや赤外センサーなどの検出信号に基づいて決定してもよいし、カメラ手段によって撮影された画像データに既存の画像処理を施して検知状態及び無検知状態を求めて決定するようにしてもよい。この無検知時間帯は、カメラ手段の設置個所に応じて特定の傾向を示すことが分かっている。すなわち、曜日に応じて無検知時間帯が多く発生したり、少なかったりすることがあるので、曜日毎、1週間毎、又はこれ以上の期間(1カ月、数カ月、1年、数年の単位)毎に無検知時間帯を決定してもよい。このことは、前述の通信可能時間帯にも同様に発生し得るので、通信可能時間帯についても曜日毎に通信可能時間帯を決定してもよい。
この発明では、通信可能時間帯と無検知時間帯の少なくとも一方に基づいて転送時間帯を決定するようにしている。例えば、防犯カメラシステムが常時記録モードの場合、制御手段は常に画像データを画像記録手段に記録している状態にあるので、通信可能時間帯のみに基づいて画像データを転送することによって、帯域が十分なときにデータを高速にて送信することができるため、画像データの損失等のない確実なデータ転送を実行することができる。また、防犯カメラシステムがイベントモードの場合、制御手段は無検知時間帯には画像データを記録していない状態にあるので、無検知時間帯のみに基づいて画像データを転送することによって、制御手段に負荷をかけることなく、データ転送を実行することができる。さらに、両方の時間帯の論理積に基づいて転送時間帯を決定することによって、両方の効果が相乗的に発揮されることとなり、最も好ましい。この場合、上述の通信可能時間帯及び無検知時間帯を防犯カメラシステムの設置状態及び監視状態に応じて最適な時間帯に決定するとよい。
本発明に係る画像データ記録再生システムの第3の特徴は、所定の範囲を撮影する1又は複数のカメラ手段と、前記カメラ手段によって撮影された画像データを保存する画像記録手段と、前記画像記録手段に保存されている前記画像データをネットワーク経由にて外部のサーバー手段に転送する制御手段を備え、前記制御手段が、前記ネットワークの実際の通信速度データに基づいた通信可能時間帯と、前記カメラ手段が被検知対象物を検知していない状態にある無検知時間帯の少なくとも一方に基づいて決定した転送時間帯に、前記画像記録手段に保存されている前記画像データを前記サーバー手段に転送することにある。
これは、監視カメラによって撮像された映像をインターネット経由にて常時録画できるようにしたクラウド型の防犯カメラシステムにおいて、上述の画像データ記録再生システムの第2の特徴のものと同様に、通信可能時間帯と無検知時間帯の少なくとも一方に基づいて決定した転送時間帯に画像データを転送するようにしたものである。
本発明に係る画像データ記録再生システムの第4の特徴は、前記第1、第2又は第3の特徴に記載のものにおいて、前記ネットワークに移動体通信網を介して接続する移動体通信網接続手段を備え、前記移動体通信網接続手段が前記移動体通信網を介して前記ネットワークに接続しているときに、前記画像データを前記サーバー手段に転送することにある。
これは、携帯電話やPHSなどの携帯電話サービス会社などによって提供される移動体通信網(通信サービス網)を利用して、ネットワークに接続するものである。この移動帯通信網を用いた場合、画像データを上述の通信可能時間帯と無検知時間帯の少なくとも一方に基づいて決定した転送時間帯にサーバー手段に転送するとき、外部からのアクセスに応じて画像データを送信するときに限定してネットワークに接続し、それ以外はネットワークに接続しないので、外部からの不当なアクセス等から防御でき、安全である。
本発明に係る画像データ記録再生システムの第5の特徴は、前記第4の特徴に記載のものにおいて、前記画像記録手段に格納されている前記画像データを前記ネットワーク経由にて読み出して表示する通信端末手段を備え、前記通信端末手段から前記ネットワークを介して、前記画像記録手段にアクセスする場合には、前記通信端末手段から端末を特定するための発信者情報を前記移動体通信網経由にて通知し、前記発信者情報が登録されている情報と一致した場合に、前記移動体通信網を通じて、前記移動体通信網接続手段を前記ネットワークに接続するようにしたことにある。
通信端末手段は、モデム等の通信装置や移動体通信用カードを搭載した携帯用/据置き用のパーソナルコンピュータや携帯電話等の携帯端末(スマートフォン、タブレット)などで構成される。通信端末手段は、防犯カメラシステムが移動体通信網経由でネットワークに接続されることによって画像記録手段に格納されている画像データを読みだして表示(再生)することができる。通常の状態では、移動体通信網接続手段はネットワークに接続されていない。そこで、通信端末手段からネットワーク経由にて、防犯カメラシステムにアクセスする場合には、通信端末手段から端末を特定するための発信者情報を移動体通信網経由にて通知し、この発信者情報が登録されている情報と一致した場合にのみ、移動体通信網を通じて、移動体通信網接続手段をネットワークに接続して画像データを配信するようにした。
ここでは、通信端末手段からの発信者番号として、通常の電話通信網や移動体通信網を利用する場合に送信される発信者番号を利用し、この発信者番号を検出し、検出された発信者番号があらかじめ登録しているアクセス可能な発信者番号か否かを照合し、通信端末手段からの発信者番号が登録されている発信者番号に一致したときに移動体通信網接続手段はISP(Internet Service Provider)に発信接続を行い、ネットワークに接続するようにした。これにより、ユーザーが所望するときに防犯カメラシステムを自動的にISPに接続し、ISPから動的に割り振られたIPアドレス情報を元に通信端末手段は、防犯カメラシステムにアクセスして画像データを表示することができる。また、通信端末手段は、防犯カメラシステムに関する情報を取得するし、取得した情報に基づいて防犯カメラシステムの各種パラメータを遠隔操作にて変更設定することができる。
本発明に係る画像データ記録再生システムの第6の特徴は、前記第5の特徴に記載のものにおいて、前記移動体通信網接続手段が前記ネットワークに接続したときに割り当てられるネットワークアドレスを前記発信者番号に対応する電子メールアドレスに電子メールで通知する電子メール送信手段を備えたことにある。
防犯カメラシステムが移動体通信網接続手段及び移動体通信網を通じてネットワークに接続するときには、ISPから動的に任意のグローバルIPアドレスが割り当てられる。そこで、電子メール送信手段は、事前に割り当てられているIPアドレスをユーザーの通信端末手段に電子メールを利用して通知する。電子メールアドレスは、ユーザーの通信端末手段の発信者番号に対応したものを予め記憶しておけばよい。これによって、ユーザーは、通信端末手段で受信した電子メールに含まれるグローバルIPアドレスを用いて、防犯カメラシステムにアクセスすることができ、防犯カメラシステムに関する情報を取得し、確認することができる。このとき、ユーザーの通信端末手段からの発信者番号と照合するために、あらかじめ発信者番号を複数登録ようにすることによって、複数のユーザーがネットワークを介して防犯カメラシステムに容易アクセスすることができる。
さらに、防犯カメラシステムがISPに接続している場合には、外部からの電子メールを受信することができるので、受信した電子メールアドレスがあらかじめ定められた電子メールアドレスと一致するか否かを照合して、電子メールアドレスが一致した場合に、割り当てられているグローバルIPアドレスを電子メールでユーザーの通信端末手段に通知するようにしてもよい。これによって、ユーザーが既に防犯カメラシステムに接続中に、他のユーザーが防犯カメラシステムに接続しようとして接続を拒否された場合でも、他のユーザーは電子メールでグローバルIPアドレスを知ることができ、防犯カメラシステムにアクセスすることができるようになる。
本発明に係る画像データ記録再生システムの第7の特徴は、前記第1から第6までのいずれか1の特徴に記載のものにおいて、前記画像データ転送後に前記画像記録手段から転送した前記画像データを削除し、前記画像記録手段及び前記サーバー手段には、それぞれ異なる撮影日時の画像データが記録されるようにすることにある。
これは、画像記録手段に保存されている画像データ(例えば、1〜3日程度の小日数の画像データ)をネットワーク経由にてサーバー手段に転送した後は、画像記録手段から転送された画像データを削除し、そこに新たな画像データを順次上書き記録するので、画像記録手段とサーバー手段に記録されている画像データの撮影日時はそれぞれ異なるようになっている。なお、画像記録手段から画像データを削除する前に、サーバー手段に確実に画像データが転送されたか否かの確認(ベリファイ)処理を行うようにしてもよい。
本発明に係る画像データ記録再生システムの第8の特徴は、前記第1から第7までのいずれか1の特徴に記載のものにおいて、画像データに基づいて前記無検知時間帯を求めることにある。
これは、無検知時間帯を人感センサーや赤外センサーなどの検出信号に基づいて決定するようにしたものである。
本発明に係る画像データ記録再生システムの第9の特徴は、前記第1から第8までのいずれか1の特徴に記載のものにおいて、前記画像データに基づいて前記無検知時間帯を求めることにある。
これは、カメラ手段によって撮影された画像データに既存の画像処理を施して無検知時間帯を決定するようにしたものである。
本発明の画像データ記録再生システムによれば、クラウドサーバー側のCPU負担を軽減し、専用ソフトの搭載を不要とし、データ転送を障害なく確実に実行することのできるという効果がある。
本発明に係る画像データ記録再生システムの概略構成を示す図である。 図1のカメラ制御端末の構成を示す図である。 カメラの撮像範囲に人・車・物などの被検知対象物が侵入(存在)する状態をカウントした値の一例を示す図である。 データ転送時間帯の決定処理のフローチャートを示す図である。 図4のデータ転送時間帯の決定処理の概念を示す図である。 カメラ制御端末の処理の一例を示す図である。 本発明の画像データ記録再生システムの第2の実施形態の基本構成を示す図である。 第2の実施の形態に係る画像データ記録再生システムにおいて、カメラ1aによって撮影され、WWWサーバーに記録されている画像データをユーザーがユーザー端末からアクセスして画像を確認する場合の手順を示す図である。
以下、添付図面に従って本発明に係る画像データ記録再生システムの好ましい実施の形態について説明する。図1は、本発明に係る画像データ記録再生システムの第1の実施の形態の概略構成を示す図である。この画像データ記録再生システムは、カメラ(又はカメラ素子)1a〜1d、カメラ制御端末2、表示装置3、ルータ4、ISP5〜7及びネットワーク(インターネット)8、クラウドサーバー10及び端末手段(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13)から構成される。
カメラ1a〜1dは、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどであり、撮影した映像信号をカメラ制御端末2に送信する。カメラ1a〜1dは、無線(WiFiなど)または有線でカメラ制御端末2に接続されている。図1では、有線にて接続されている場合を示す。カメラ1aは、出入りする人の顔がはっきり分かるように撮影することのできる高解像度カメラである。カメラ1bは、不法投機や防火・いたずらの防止、風雨にさらされる場所に設けられる屋外用カメラである。カメラ1cは、限られた空間に設けられる威圧感の少ないドームタイプのカメラである。カメラ1dは、パブリックスペースなど設けられ、美観を損なわないように構成されたドームタイプのカメラである。なお、カメラは、これ以外にも、暗く目立たない場所からの侵入を防止する投光器付きカラメなど種々のカメラで構成されている。なお、カメラ1a〜1dには、人感センサーや赤外センサーなどが設けられているが、図1では、図示を省略してある。
カメラ制御端末2は、カメラ1a〜1dからの映像信号を受信して、それを転送可能な画像データに変換して記録し、ルータ4を介して外部のネットワーク8を経由して、クラウドサーバー10に転送する。カメラ制御端末2の詳細についはて後述する。表示装置3は、カメラ制御端末2内の記憶装置に記憶されている画像データを表示すると共にカメラ1a〜1dからの映像信号をリアルタイムで表示(ライブ表示)するモニタで構成される。
ISP(Internet Service Provider)5〜7、ネットワーク8は、移動体通信網(無線網)及び有線通信網(有線網)から構成される。移動体通信網(無線網)は、携帯電話やPHSなどの携帯電話サービス会社などによって提供される通信サービス網であり、有線通信網(有線網)は、固定電話などの公衆電話サービス会社などによって提供される通信サービス網である。有線通信網(有線網)には、ISPを介して接続されるネットワーク8を含むものとする。
ルータ4は、カメラ制御端末2をISP5経由にてネットワーク8に接続するものであり、WiFi機能を備えている。クラウドサーバー10は、ISP6経由にてネットワーク8に接続されている。ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13などは、ルータ4にWiFiにて接続可能になっている。また、ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13などは、ISP5とは別のISP7を経由してネットワーク8に接続されている。すなわち、ISP5は、カメラ1a〜1d、カメラ制御端末2、表示装置3及びルータ4の設置された場所に接続可能なものである。一方、ISP7は、管理センターやユーザーの自宅、会社などのようにカメラ1a〜1d、カメラ制御端末2、表示装置3及びルータ4の設置された場所から遠く離れた遠隔地などから接続可能なものである。なお、ISP7は、モバイル通信回線を経由した異なる業者のものでもよい。
ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13は、ユーザーの端末手段を構成しており、ISP7、ネットワーク8、ISP5及びルータ4を経由してカメラ制御端末2に接続可能となっている。また、ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13は、ISP7、ネットワーク8及びISP6を経由してクラウドサーバー10に接続可能となっている。一方、カメラ制御端末2は、ルータ4、ISP5、ネットワーク8及びISP6を経由してクラウドサーバー10に接続可能となっている。さらに、ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13は、ルータ4にWifi経由にして接続可能な状態にある場合は、ルータ4を経由してカメラ制御端末2に接続可能となっている。
図2は、図1のカメラ制御端末の概略構成を示す図である。カメラ制御端末2は、映像処理部21、センサー処理部23、中央制御部24、表示制御部25、画像処理部26、記録媒体27、画像データ制御部28、外部制御部29、及び通信制御部2Aから構成される。
映像処理部21は、無線または有線で接続されているカメラ1a〜1dからの映像信号を受信して、画像データに変換して中央制御部24に出力する。センサー1e〜1hは、人感センサーや赤外センサーなどで構成され、カメラ1a〜1dのそれぞれに隣接して設けられており、カメラ1a〜1dの撮像範囲に人などの被検知対象物が侵入したことを検出した場合、その検出信号をセンサー処理部23に出力する。センサー処理部23は、センサー1e〜1hからの検出信号を外部トリガとして中央制御部24に出力する。
画像処理部26は、約2〜3日分の画像データを記録可能な記憶容量を備えたHDD、又はSSDのような半導体メモリを用いた記録媒体27に画像データを書き込む処理、及び記録媒体27から画像データを読みだす処理を実行する。画像データ制御部28は、通信制御部2Aを介して入力された配信リクエストに応じて所定の画像データを記録媒体27から読み出してネットワーク8に配信する。また、ネットワーク8を経由して受信した画像データを記録媒体27に書き込む。さらに、データ転送時間帯に記録媒体27から所定の画像データを読み出してネットワーク8経由にしてクラウドサーバー10に記録保存する。
外部トリガ出力装置31は、カメラ制御端末2に設けられている各種操作子(キーボード、マウス等)、又はカメラ制御端末2に外部接続された各種操作子(接点入出力ポート)などである。外部制御部29は、外部トリガ出力装置31から各種操作子によるアクセスがあった場合及び通信制御部2A及びルータ4を介してユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13)などから各種のアクセスがあった場合に、そのアクセスに対応した処理信号を中央制御部24に出力する。従って、中央制御部24は、外部トリガ出力装置31から外部制御部29を介して表示アクセス等の要求があった場合、映像処理部21によって変換された画像データ又は記録媒体27に記録されている画像データを選択して、表示装置3に表示する。さらに、中央制御部24は、外部トリガ出力装置31から外部制御29を介して、各種設定の変更処理のアクセスがあった場合、そのアクセスに対応した設定変更処理を実行する。また、中央制御部24は、表示制御部25を介して表示装置3に現在の処理状態等を表示する。
中央制御部24は、センサー処理部23から外部トリガを入力すると、映像処理部21からの画像データを、画像処理部26を介して記録媒体27に順次記録(録画)する。すなわち、中央制御部24は、センサー処理部23から外部トリガの入力開始時点を基準とし、その時点から数秒間前又は数分間前から、外部トリガの入力が終了した後数秒間又は数分間までの間の画像データを連続的に画像処理部26に出力し、記録媒体27に記録する。すなわち、記録媒体27は、センサー処理部23から外部トリガが発生している時間に対応した連続した画像データを、その開始時刻及び終了時刻を示すメタデータと共に記録する。
中央制御部24は、ユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)から通信制御部2A及び外部制御部29を介して画像データの配信リクエストがあった場合、映像処理部21によって変換された画像データ又は記録媒体27に記録されている画像データを選択して、通信制御部2A及びルータ4を経由してユーザー端末に画像データを配信する。また、中央制御部24は、外部トリガ出力装置31から外部制御部29を介してクラウドサーバー10に格納されている画像データの配信リクエストがあった場合、そのリクエスト信号を通信制御部2A及び外部制御部29を介してクラウドサーバー10に送信する。
中央制御部24は、センサー処理部23からトリガ信号の入力を開始した時点を基準として、その時点から数秒間前又は数分間前から、トリガ信号の入力が終了してから数秒間又は数分間までの間の画像データを連続的に画像処理部26に出力する。すなわち、画像処理部26は、センサー処理部23が出力するトリガ信号の発生している時間に対応した連続した画像データをイベント画像データとして、その開始時刻及び終了時刻を示すメタデータと共に記録媒体27に記録する。
通信制御部2Aは、カメラ制御端末2をルータ4及びISP5経由にてネットワーク8に接続するものであり、サーバー情報部、ユーザー情報部、ISP情報部及び電子メール送信部などを備える。サーバー情報部は、図1のクラウドサーバー10のURL、ログインID、パスワードなどの各種情報を格納しており、クラウドサーバー10への接続を実行するものである。ユーザー情報部は、図1の示すようなユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13)に関するID、パスワードなどの各種情報を格納しており、ユーザー端末とのカメラ制御端末2を接続するものである。ISP情報部は、ISP5を介してネットワーク8に接続するために必要な情報を格納しており、ネットワーク8への接続を実行するものである。電子メール送信部は、ユーザー端末や遠隔監視センターなどから入力した電子メールアドレスを格納しており、その電子メールアドレス宛にネットワーク8を経由して各種情報や画像データなどを送信するものである。通信制御部2Aは、ユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13)からの要求に応じて画像データをネットワーク8経由にて送信する。また、通信制御部2Aは、所定のタイミングで画像データをネットワーク8経由にてクラウドサーバー10に送信する。
通信制御部2Aは、ルータ4経由にて受信したアクセス要求がユーザーとしてあらかじめ設定登録されたID及びパスワードに一致するか照合すると共にIDに対応する電子メールアドレスを抽出する。通信制御部2Aは、照合の結果、ID及びパスワードが設定登録されたものに一致する場合は、通信制御部2Aによって接続付与されたグローバルIPアドレス又はこのグローバルIPアドレスを含んだURLに関する情報を電子メールとして、通信制御部2Aの電子メール送信部を介してユーザー端末などに送信する。
ユーザーがユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13)を使用して、カメラ1a〜1dの画像を確認する場合、ISP5から割り振られたグローバルIPアドレスあるいはグローバルIPアドレスを含むURLに基づいて、ユーザー端末からカメラ制御端末2に対してアクセスを行う。通信制御部2Aは、ユーザー情報部に格納されているユーザーID、パスワード等を使用し、ユーザー端末に接続許可を与える。これによって、ユーザー端末は、中央制御部24にアクセスし、画像転送要求を行うことにより、カメラ1a〜1dによって撮影された画像データを確認することができる。
画像データの確認が終わると、ユーザー端末から終了要求をカメラ制御端末2に送信する。この終了要求を受け取ると、カメラ制御端末2は、ISP5との接続を切断する。また、一定時間以上、ユーザー端末の通信端末から中央制御部24へのアクセスがない場合にも、ISP5との接続を切断する。これにより、ユーザーは簡単な操作でカメラ制御端末2からの画像を確認することができる。上述の実施の形態では、カメラ制御端末2を用いてカメラ1a〜1dから取得した画像データを複数のユーザー端末から同時にアクセス可能にするものである。
上述の実施の形態では、通信制御部2Aは、所定のタイミングで画像データをネットワーク8経由にてクラウドサーバー10に送信するが、この所定のタイミングとして、カメラ1a〜1dが被検知対象物を検知していない状態、すなわち無検知状態のときに画像データを送信するようにしている。これは、無検知状態の場合、映像処理部21、中央制御部24、画像処理部26などが処理を実行していないので、このときに送信することによって、中央制御部24などの処理の負担を軽減することができると共に画像データの損失などといった障害の発生を防止することが可能となるからである。以下、無検知状態の検出処理の一例を説明する。
図3は、カメラの撮像範囲に人・車・物などの被検知対象物が侵入(存在)する状態をカウントした値の一例を示す図である。この実施の形態では、人感センサーや赤外センサーなどで構成されるセンサー1e〜1hが人・車・物などの被検知対象物を検出した場合をカウントしている。このカウント値は、センサー1e〜1hからの検出信号に基づいてセンサー処理部23から出力された外部トリガを中央制御部24がカウントすることによって検知データを取得している。図3は、月曜日から日曜日までの1週間分のカウント状態の一例を示す検知データであり、縦軸がカウント数、横軸が1日の24時間を示す。総和は、この1週間分を合成した週単位の検知データである。
図3の総和に示すように、月曜日から日曜日までの1週間分の検知データのカウント値の合成を取ると、24時間のうち、23時〜5時の間のカウント値がゼロであることが分かる。すなわち、週単位の検知データの中に被検知対象物を検出していない時間(無検知時間)が存在することが判明する。これは、カメラ1a〜1dの設置個所が、営業時間の決められた店舗などのように、特定の時間に人の出入りが存在しない場所だからである。このように、カメラ1a〜1dの設置される個所に応じて図3のようなカウント値を示すグラフすなわち検知データは特定の傾向を示すことが分かっている。カメラ1a〜1dの設置個所としては、例えば、通学路、商店街、工場の製造ライン、作業・検品・出荷場所、倉庫、夜間金庫、駐輪・駐車場、地下などの光源が届かない場所、一般家庭の室内、高齢者や子どもの部屋、ペットの居場所、受付カウンター、店舗レジ周り、エントランス、搬入口、建物外周、道路沿い、田畑、森林などがある。図3の日単位の検知データ及び週単位の検知データは、これらの種々の場所によって特定の傾向を示すことが分かっている。
図3では、1週間分のカウント値を合成した週単位の検知データを示しているが、土日が休業日の場合や土日以外の特定の曜日が休業日に該当する場合も存在する。このように特定の曜日が休業日に該当する場合には、曜日毎にカウント値を合成することによって、ある特定の曜日に無検知時間が多く存在する場合がある。そこで、このよう特定の曜日が休業日に該当する場合には、曜日毎にカウント値を合成して曜日単位の検知データから無検知時間を検出するようにしてもよい。また、無検知時間を検出するために、1週間、又はこれ以上の期間(1カ月、数カ月、1年、数年の単位)でカウント値を合成した検知データを取得するようにしてもよい。
図3に示すような無検知時間帯に画像データをネットワーク8経由にてクラウドサーバー10に送信することが好ましいが、カメラ制御端末2の設置される場所に応じて、ISP5とネットワーク8との間の混雑状況が種々異なることが分かっているので、ISP5とネットワーク8との間の実際の混雑状況に応じて、画像データをネットワーク8経由にてクラウドサーバー10に送信するタイミングを決定することが望ましい。そこで、この実施の形態では、画像データをクラウドサーバー10に送信するタイミング、すなわちデータ転送時間帯を、上述の無検知時間帯及びネットワーク混雑状況の両方に応じて決定するようにしている。以下、このデータ転送時間帯の決定処理の一例を説明する。
図4は、データ転送時間帯の決定処理のフローチャートを示す図である。図5は、図4のデータ転送時間帯の決定処理の概念を示す図である。
ステップS41では、図3に示すように、センサー1e〜1hからの検出信号すなわちセンサー処理部23から出力された外部トリガに基づいて人や物の動きをカウントし、年単位、月単位、週単位、日単位及び/又は曜日単位の検知データを作成する。図3では、日単位及び週単位の検知データを示してあるが、これを随時記録することによって曜日単位、月単位、年単位の検知データを構成することができる。
ステップS42では、ステップS42で取得した検知データに基づいて無検知時間帯を求める。図5では、図3の週単位の検知データに基づいて無検知時間帯を検出している。図3の週単位の検知データの場合、0時〜5時の間が無検知時間帯t11、15時30分〜16時10分の間が無検知時間帯t12、23時〜24時の間が無検知時間帯t13である。
ステップS43では、ISP5とネットワーク8との間の実際のネットワークの通信速度データすなわち混雑状況に基づいて、通信可能時間帯を求める。図5では、地域Aの通信速度データ51(実線)と地域Bの通信速度データ52(点線)の一例を示している。通信速度データ51においては、通信速度が80[Mbps]以上あるのは、通信可能時間帯t21,t22である。通信速度データ52においては、通信可能時間帯t31である。ここでは、公称速度が100[Mbps]の場合に、実際の通信速度データがその約80%すなわち80[Mbps]以上を通信可能時間帯としているが、これは一例であり、公称速度を基準にして所定の割合以上ある場合を通信可能時間帯としてもよいし、全時間帯の平均速度よりも大きい速度に対応する時間帯又は平均速度を基準に所定の割合以上の速度に対応する時間帯を通信可能時間帯としてもよい。また、ユーザーが実際の通信速度データに基づいてそのしきい値をパラメータとして設定することによって決定される時間帯を通信可能時間帯能としてもよい。
ステップS44では、ステップS42で求めた無検知時間帯とステップS43で求めた通信可能時間帯の両方の論理積に基づいて実際のデータ転送時間帯を求める。すなわち、地域Aの場合、無検知時間帯t11,t12,t13と通信可能時間帯t21,t22との論理積(アンド)となる時間帯t41,t42がデータ転送時間帯として求められる。また、地域Bの場合、無検知時間帯t11,t12,t13と通信可能時間帯t31との論理積(アンド)となる時間帯t43がデータ転送時間帯として求められる。
カメラ制御端末2は、データ転送時間帯決定処理よって求められたデータ転送時間帯に画像データをクラウドサーバー10に順次転送する。このとき、カメラ制御端末2にセンサー1e〜1hが接続されずに、カメラ1a〜1dにて撮影された画像データを常時記録するモードで動作する場合と、センサー1e〜1hが接続されセンサー処理部23から外部トリガを入力した時に画像データを記録するイベントモードで動作する場合について説明する。
図6は、カメラ制御端末の処理の一例を示す図である。
ステップS61では、カメラ制御端末2の画像記録モードが常時記録モードであるか否かの判定を行い、常時記録モード(yes)の場合は次のステップS62に進み、そうでない(no)場合はステップS65に進む。なお、カメラ制御端末2は、センサー1e〜1hを備えている場合でも常時記録モードで動作して、センサー処理部23からの外部トリガの入力に応じたタイミングデータなどを記録するようにしてもよい。
ステップS62では、前のステップで常時記録モードと判定されたので、カメラ制御端末2は、カメラ1a〜1dからの映像信号を画像データに変換して記録媒体27に順次記録する。
ステップS63では、所定時間、例えば12〜24時間又は数日間が経過したか否かの判定を行い、所定時間経過した(yes)場合はステップS64に進み、そうでない(no)場合はリターンする。すなわち、常時記録モードにて記録された画像データを所定の時間単位毎に転送するための判定を行う。
ステップS64では、所定時間経過したので、記録媒体27に記録されている画像データからクラウドサーバー10への転送用画像データを作成する処理を実行する。この転送用画像データは、所定の時間単位又は日単位のデータとなる。
ステップS65では、動き検出すなわちセンサー処理部23から出力される外部トリガに応じて画像データを記録媒体27に順次記録保存する処理を実行する。すなわち、カメラ制御端末2は、センサー処理部23から外部トリガの入力開始時点を基準とし、その時点から数秒間前又は数分間前から、外部トリガの入力が終了した後数秒間又は数分間までの間の画像データを画像処理部26に出力し、記録媒体27に順次記録する。
ステップS66では、クラウドサーバー10への画像データの転送タイミングが日単位なのか否かを判定し、日単位(yes)の場合はステップS67に進み、そうでない(no)場合はステップS68に進む。
ステップS67では、転送タイミングが日単位なので、記録媒体27に記録されている画像データに基づいて日単位の転送用画像データを作成する。
ステップS68では、クラウドサーバー10への画像データの転送タイミングが所定の容量単位なのか否かを判定し、容量単位(yes)の場合はステップS69に進み、そうでない(no)場合はステップS70に進む。
ステップS69では、転送タイミングが容量単位なので、記録媒体27に記録されている画像データに基づいて所定の容量単位の転送用画像データを作成する。
ステップS70では、転送タイミングが日単位でも容量単位でもなく所定の時間単位なので、記録媒体27に記録されている画像データに基づいて所定の時間単位の転送用画像データを作成する。
ステップS71では、記録媒体27に記録されている画像データに基づいて作成された転送用画像データをクラウドサーバー10に転送する時間帯であるか否かを判定し、転送時間帯(yes)の場合はステップS72に進み、そうでない(no)場合はリターンする。
ステップS72では、各ステップで作成された転送用画像データをクラウドサーバー10に転送する。
ステップS73では、転送用画像データの転送処理が終了したか否かを判定し、終了した(yes)場合はステップS74に進み、そうでない(no)場合はステップS72の処理が終了するまで判定を繰り返す。
ステップS74では、転送用画像データの転送処理が終了したので、その時間単位、日単位又は容量単位で保存されている画像データを記録媒体27から削除する。すなわち、記録媒体27に保存されている画像データ(例えば、1〜3日程度の小日数の画像データ)をネットワーク8経由にてクラウドサーバー10に転送した後は、記録媒体27から転送された画像データを削除し、そこに新たな画像データを順次上書き記録するので、記録媒体27とクラウドサーバー10に記録されている画像データの撮影日時はそれぞれ異なるようになっている。記録媒体27から画像データを削除する前に、クラウドサーバー10に確実に画像データが転送されたか否かの確認(ベリファイ)処理を行うようにしてもよい。
以上の処理によって、クラウドサーバー10側の画像データ取り込みCPUに負荷をかけることなく、確実に画像データをクラウドサーバー10のHDDに長期保存することが可能となる。また、ライブ表示や画像データの再生も専用のPCを利用することなく実現することができる。
なお、上述の第1の実施の形態は、カメラ1a〜1d、カメラ制御端末2及び表示装置3からなる防犯カメラシステムをインターネットなどのネットワーク8に接続し、カメラ制御端末2の記録媒体27に保存されている画像データをネットワーク8経由にて外部のクラウドサーバー10に順次転送して保存するようにしたものである。この第1の実施の形態では、クラウドサーバー10は、記録媒体27に一時的に保存されている画像データをネットワーク8経由にて順次取り込み保存するだけなので、クラウドサーバー10側のCPUがカメラ制御端末2にアクセスする必要がないので、クラウドサーバー10側のCPUの負担を大幅に軽減することができる。また、表示装置3は、カメラ制御端末2と同じ場所に設けられているので、カメラ1a〜1dによって撮影された画像を、別途他のPC等を用いることなく、リアルタイムに表示することができる。さらに、表示装置3は、クラウドサーバー10側から画像データを適宜読み出して表示することもできる。ノートPC11、タブレット12、スマートフォン13などは、ネットワーク8を経由して、カメラ制御端末2又はクラウドサーバー10に格納されている画像データを適宜読み出して表示することができる。
上述の第1の実施の形態は、1又は複数のカメラ1a〜1dと、記憶媒体27などを含むカメラ制御端末2と、動画を再生表示する表示装置3とで構成されるスタンドアローン型の防犯カメラシステムを例に説明したが、監視カメラが撮影した映像をインターネット経由にて常時録画できるようにしたクラウド型の監視カメラ映像記録サービスにも同様に応用することができる。この場合、図2の防犯カメラシステムから表示装置3、センサー1e〜1h、外部トリガ出力装置31、カメラ制御端末2の表示制御部25、センサー処理部23、外部制御部29を省略し、バッファメモリとして機能する記録媒体27を残し、この記録媒体27を画像処理部26、画像データ制御部28及び通信制御部2Aで処理することによって、上述の転送時間帯にクラウドサーバーから画像データの転送要求があった場合、その要求に応じてネットワーク8経由にてクウラドサーバーに順次画像データを転送するように構成すればよい。無検知時間帯については、クラウドサーバーに格納されている画像データに所定の画像処理を施すことによって求めることができる。なお、無検知時間帯を求めることによって、クラウドサーバーに格納されている画像データの中から無検知時間帯に対応する画像データをクラウドサーバー側から削除し、検知状態に対応した画像データのみを残すようにしてもよい。さらに、無検知時間帯を求める処理やサーバーから画像データを削除する処理などをノートPC11などの外部の端末を用いて行い、クラウドサーバー側のCPUの負担を大幅に軽減してもよい。
図7は、本発明の画像データ記録再生システムの第2の実施の形態の基本構成を示す図である。第2の実施の形態に係る画像データ記録再生システムは、カメラ1a、ネットワークカメラ用ボード9、移動体通信網40、ISP5〜7、ネットワーク8、通信網41、通信回線42、クラウドサーバー10及び通信端末11〜13から構成される。
ネットワークカメラ用ボード9は、この実施の形態に係る画像データ記録再生システムを構築するために必要なシステムを組み込んだボードであり、カメラ1aと移動体通信網40との間のインタフェースとして機能するものである。このネットワークカメラ用ボード9の機能によって、電子機器等と通信ネットワークとの接続に移動体通信網を利用した場合でも、ユーザーは所望するときにいつでもアクセスして画像の配信を受けることができる。また、ネットワークカメラ用ボード9の機能によって、画像データをクラウドサーバー10に順次転送することができる。
カメラ1aは、図1のものと同様に、デジタルカメラ、デジタルビデオカメラなどの電子機器であり、撮影した電子画像をネットワークカメラ用ボード9に送信する。このネットワークカメラ用ボード9とカメラ1aとの組み合わせを以下ネットワークカメラシステムとする。
図7の画像データ記録再生システムは、移動体通信網内であればケーブルを敷設することが困難なところにネットワークカメラシステムを設置することができるので、利便性が非常に高い。移動体通信網の場合、移動体通信用の各基地局のチャネル数は限られているため、必要以上に占有するのは望ましくなく、しかも、一定時間以上連続して接続していると自動的に接続が切られてしまうという有線の場合とは異なるシステム的な特性を有する。そこで、遠隔地の端末等から画像データを見ようとしたときに、自動的に接続が切られ、監視カメラなどが通信ネットワークに接続していない状態が発生し、アクセスしようとしても、アクセスできず、画像を見ることができないという事態が発生する。そこで、この第2の実施の形態では、ユーザーが所望するときにいつでもその監視カメラで撮影した画像データにアクセスして遠隔で情報を取得して表示することができるようにした。
移動体通信網40は、携帯電話やPHSなどの携帯電話サービス会社などによって提供される通信サービス網である。移動体通信網40には、ネットワークカメラ用ボード9に内蔵される移動体通信機能を備えた移動体通信網接続部99が接続される。また、移動体通信網40は、ISP5を介してネットワーク(インターネット)8に接続される。一方、ユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)は、ネットワークカメラシステムが設置される場所から離れた遠隔地に位置し、画像を表示することができる端末である。通信網41は、固定電話などの公衆電話サービス会社などによって提供される通信サービス網である。通信網41には、ユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)がWifi経由にて接続される。通信網41は、ISP6を介してネットワーク(インターネット)8に接続される。また、移動体通信網40と通信網41は相互に通信回線42を介して接続可能となっている。
ネットワークカメラ用ボード9は、カメラ信号受信部91、画像処理部92、WWWサーバー93、ダイヤルアップ部94、電子メール送信部95、発信者番号検出部96、発信者番号照合部97、記憶部98及び移動体通信網接続部99から構成される。
カメラ信号受信部91は、無線または有線で接続されているカメラ1aからの映像信号を受信し、次の画像処理部92に出力する。画像処理部92は、カメラ1aからの映像信号を、カメラ信号受信部91を介して入力し、それを画像データに変換してWWWサーバー93に出力する。WWWサーバー93は、ユーザーのユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)からアクセスがあり、画像データの配信のリクエストがあった場合、画像処理部92によって変換された画像データを移動体通信網接続部99、移動体通信網40、ISP5、ネットワーク8、ISP6及び通信網41を経由してユーザーのユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)に配信するように動作する。また、WWWサーバー93は、図1の通信制御部2Aと同様に、所定のタイミングすなわち上述の無検知時間帯及びネットワーク混雑状況の両方に応じて決定したデータ転送時間帯に、画像データをネットワーク8経由にてクラウドサーバー10に転送する。
このとき、上述と同様に、無検知時間帯については、クラウドサーバー10に格納されている画像データに所定の画像処理を施すことによって求める。求められた無検知時間帯に関する情報と、ネットワーク混雑状況の少なくとも一方に基づいてデータ転送時間帯を決定し、それを記憶部98に記録する。記憶部98に記録されたデータ転送時間帯に、WWWサーバー93は、画像データをクラウドサーバー10に転送する。そして、転送後の画像データはWWWサーバー93から順次削除される。
移動体通信網接続部99は、ネットワークカメラ用ボード9を移動体通信網40に接続する。発信者番号検出部96は、ユーザー端末から通知される発信者番号を検出する。記憶部98は、ユーザーがあらかじめ設定しておいた発信者番号とこの発信者番号に対応する電子メールアドレスを対応付けて格納する発信者番号−電子メールアドレス対応表981と、ISP5に接続するために必要な情報を格納するISP情報部982とからなる記憶領域を有する。発信者番号照合部97は、発信者番号検出部96で検出されたユーザー端末の中の通信端末であるスマートフォン13の発信者番号と、発信者番号−電子メールアドレス対応表981に格納されている発信者番号とが一致するか照合する。すなわち、スマートフォン13の発信者番号は、発信者番号−電子メールアドレス対応表981に予め登録されていなければならない。
ダイヤルアップ部94は、両者の発信者番号が一致していた場合にISP情報部982の情報を用いて移動体通信網40を経由してISP5にダイヤルアップ接続する。電子メール送信部95は、発信者番号−電子メールアドレス対応表981に記憶されている電子メールアドレスの中から発信者番号に対応した電子メールアドレスを検出し、ダイヤルアップ接続によって付与されたグローバルIPアドレス又はこのグローバルIPアドレスを含んだURLに関する情報を電子メールでユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)に送信する。
次に、ユーザーがユーザー端末を使ってカメラ1aの画像を確認する場合の動作について説明する。WWWサーバー93によって、クラウドサーバー10に格納された画像データは、ユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)から通信網41、ISP6、ネットワーク8、ISP7経由にて容易に確認することができる。しかしながら、図7の画像データ記録再生システムの場合、WWWサーバー93に記録されているクラウドサーバー10への転送前の画像データを確認するためには、移動体通信網接続部99と移動体通信網40とが予め接続されていなければならない。そこで、図7の第2の実施の形態では、以下のような処理を実行することによって、クラウドサーバー10に画像を転送する前の画像データを確認するようにした。
図8は、第2の実施の形態に係る画像データ記録再生システムにおいて、カメラ1aによって撮影され、WWWサーバー93に記録されている画像データをユーザーがユーザー端末からアクセスして画像を確認する場合の手順を示す図である。まず、ユーザーは、ユーザー端末のスマートフォン13を使用して、ネットワークカメラシステムに対して発信者番号通知の発呼(コール)を行う。すなわち、ユーザーは、発信者番号−電子メールアドレス対応表981に予め登録されている発信者番号を持つユーザー端末のスマートフォン13を用いて、そのユーザー端末が接続されている通信網41、通信回線42及び移動体通信網40を経由して発信者番号の通知を行う。ユーザー端末のスマートフォン13は、1コール以上のコールを実行したら、オンフックする。なお、1コールで即座にオンフックしてもよい。
ネットワークカメラシステムは、ユーザー端末のスマートフォン13から通知された発信者番号を発信者番号検出部96で検出し、発信者番号照合部97でユーザー端末のスマートフォン13から通知された発信者番号と発信者番号−電子メールアドレス対応表981に記載されている複数の発信者番号のうちの一つとが一致するか比較して照合する。発信者番号が一致した場合には、ISP情報部982に格納されているISP5の電話番号、ユーザー名、パスワード等を使用し、ダイヤルアップ部94でダイヤルアップ接続を行う。その後、ISP5から割り振られたグローバルIPアドレスあるいはグローバルIPアドレスを含むURLを通知するために、電子メール送信部95は、発信者番号−電子メールアドレス対応表981からスマートフォン13の発信者番号に対応する電子メールアドレスを読み出し、その電子メールアドレスに対し、電子メールを送信する。
ユーザーは、ユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)を用いて、電子メール送信部95から通知される電子メールに記載されているグローバルIPアドレスあるいはURLに対して通信網41、ISP6、ネットワーク8、ISP5及び移動体通信網40を経由して移動体通信網接続部99に接続を行うことで、WWWサーバー93にアクセスを行う。ユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)がWWWサーバー93にアクセスする際に、パスワード認証を行うようにしてもよい。ユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)は、WWWサーバー93にアクセスし、画像転送要求を行うことにより、カメラ1aの映像を確認することができる。画像の確認が終わると、終了要求を画像データ記録再生システムに送信する。終了要求を受け取ると、移動体通信網接続部99は、ISP5との接続を切断する。また、一定時間以上、ユーザーのユーザー端末からWWWサーバー93へのアクセスがない場合にも、ISP5との接続を切断する。これにより、ネットワークカメラシステムがISP5に接続されていない場合であっても、ユーザーは簡単な操作でWWWサーバー93に記録されている画像データを確認することができ、また、移動体通信基地局のチャネル占有時間を極力少なくすることができる。
上述の第2の実施の形態によれば、ケーブルが敷設できない場所にも設置することができるので、ネットワークカメラシステムによって撮影された画像を簡易な操作でユーザーが確認することができる。また、ネットワークカメラシステムとユーザーの通信端末間は、接続される度にグローバルIPアドレスが変更となるため、第三者がグローバルIPアドレスを覚えていたとしても画像データ記録再生システムに接続することはできない。従って、プライバシー保護の面からも有効である。
上述の第2の実施の形態は、ネットワーク8に、携帯電話やPHSなどの携帯電話サービス会社などによって提供される移動体通信網40を介して接続する移動体通信網接続部99を備え、移動体通信網接続部99が移動体通信網40を介してネットワーク8に接続しているときに、WWWサーバー93は画像データをクラウドサーバー10に転送するようにしたものである。すなわち、移動体通信網接続部99は、画像データを上述の通信可能時間帯と無検知時間帯の少なくとも一方に基づいて決定した転送時間帯にクラウドサーバー10に転送するとき、外部のユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)からのアクセスに応じて画像データを送信するときに限定してネットワーク8に接続し、それ以外はネットワークに接続しない。これによって、外部からの不当なアクセス等から防御でき、安全を確保できる。
また、第2の実施の形態は、画像記録手段であるWWWサーバー93に格納されている画像データをネットワーク8経由にて読み出して表示するユーザー端末(ノートPC端末11、タブレット端末12、スマートフォン13など)からネットワーク8を介して、WWWサーバー93にアクセスする場合には、ユーザー端末から端末を特定するための発信者情報を移動体通信網40経由にて通知し、発信者情報が登録されている情報と一致した場合に、移動体通信網40を通じて、移動体通信網接続部99をネットワーク8に接続する。
さらに、第2の実施の形態は、移動体通信網接続部99がネットワーク8に接続したときに割り当てられるネットワークアドレスを発信者番号に対応する電子メールアドレスに電子メールで通知する電子メール送信部95を備えている。
第2の実施の形態では、1台のカメラ1aがネットワークカメラ用ボード9に接続された場合を示したが、図1に示すような複数台のカメラがネットワークカメラ用ボード9に接続され、ネットワークカメラ用ボード9がこれら複数台のカメラを個別に制御することができるように構成してもよい。
10…サーバー
11…ノートPC端末
12…タブレット端末
13…スマートフォン
1a〜1d…カメラ
1e〜1h…センサー
2…カメラ制御端末
21…映像処理部
23…センサー処理部
24…中央制御部
25…表示制御部
26…画像処理部
27…記録媒体
28…画像データ制御部
29…外部制御部
2A…通信制御部
3…表示装置
31…外部トリガ出力装置
4…ルータ
40…移動体通信網
41…通信網
42…通信回線
5,6,7…ISP
8…ネットワーク
9…ネットワークカメラ用ボード
91…カメラ信号受信部
92…画像処理部
93…WWWサーバー
94…ダイヤルアップ部
95…電子メール送信部
96…発信者番号検出部
97…発信者番号照合部
98…記憶部
981…電子メールアドレス対応表
982…ISP情報部
99…移動体通信網接続部

Claims (9)

  1. 所定の範囲を撮影する1又は複数のカメラ手段と、
    前記カメラ手段によって撮影された画像データを保存する画像記録手段と、
    前記画像記録手段に保存されている前記画像データを表示する表示手段と、
    前記画像記録手段に保存されている前記画像データをネットワーク経由にて外部のサーバー手段に転送する制御手段と、
    前記画像記録手段又は前記サーバー手段に格納されている前記画像データを前記ネットワーク経由にて読み出して表示する端末手段と
    を備えたことを特徴とする画像データ記録再生システム。
  2. 請求項1に記載の画像データ記録再生システムにおいて、
    前記制御手段が、前記ネットワークの実際の通信速度データに基づいた通信可能時間帯と、前記カメラ手段が被検知対象物を検知していない状態にある無検知時間帯の少なくとも一方に基づいて決定した転送時間帯に、前記画像記録手段に保存されている前記画像データを前記サーバー手段に転送することを特徴とする画像データ記録再生システム。
  3. 所定の範囲を撮影する1又は複数のカメラ手段と、
    前記カメラ手段によって撮影された画像データを保存する画像記録手段と、
    前記画像記録手段に保存されている前記画像データをネットワーク経由にて外部のサーバー手段に転送する制御手段を備え、
    前記制御手段は、前記ネットワークの実際の通信速度データに基づいた通信可能時間帯と、前記カメラ手段が被検知対象物を検知していない状態にある無検知時間帯の少なくとも一方に基づいて決定した転送時間帯に、前記画像記録手段に保存されている前記画像データを前記サーバー手段に転送することを特徴とする画像データ記録再生システム。
  4. 請求項1、2又は3に記載の画像データ記録再生システムにおいて、前記ネットワークに移動体通信網を介して接続する移動体通信網接続手段を備え、前記移動体通信網接続手段が前記移動体通信網を介して前記ネットワークに接続しているときに、前記画像データを前記サーバー手段に転送することを特徴とする画像データ記録再生システム。
  5. 請求項4に記載の画像データ記録再生システムにおいて、
    前記画像記録手段に格納されている前記画像データを前記ネットワーク経由にて読み出して表示する通信端末手段を備え、
    前記通信端末手段から前記ネットワークを介して、前記画像記録手段にアクセスする場合には、前記通信端末手段から端末を特定するための発信者情報を前記移動体通信網経由にて通知し、前記発信者情報が登録されている情報と一致した場合に、前記移動体通信網を通じて、前記移動体通信網接続手段を前記ネットワークに接続するようにしたことを特徴とする画像データ記録再生システム。
  6. 請求項5に記載の画像データ記録再生システムにおいて、前記移動体通信網接続手段が前記ネットワークに接続したときに割り当てられるネットワークアドレスを前記発信者番号に対応する電子メールアドレスに電子メールで通知する電子メール送信手段を備えたことを特徴とする画像データ記録再生システム。
  7. 請求項1から6までのいずれか1に記載の画像データ記録再生システムにおいて、前記画像データ転送後に前記画像記録手段から転送した前記画像データを削除し、前記画像記録手段及び前記サーバー手段には、それぞれ異なる撮影日時の画像データが記録されるようにすることを特徴とする画像データ記録再生システム。
  8. 請求項1から7までのいずれか1に記載の画像データ記録再生システムにおいて、
    前記カメラ手段の撮影範囲に前記被検知対象物が存在するか否かを検出するセンサー手段を備え、前記センサー手段からの検出信号に基づいて前記無検知時間帯を求めることを特徴とする画像データ記録再生システム。
  9. 請求項1から8までのいずれか1に記載の画像データ記録再生システムにおいて、前記画像データに基づいて前記無検知時間帯を求めることを特徴とする画像データ記録再生システム。
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