JP7342381B2 - 磁気シールド装置 - Google Patents

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Description

本発明は、磁気シールド装置に関する。
医療の分野では、画像診断が広く用いられている。画像診断の1つして脳磁図(Magnetoencephalography:MEG)がある。これは脳の電気的な活動によって微弱な電流が流れ、それにより誘起した磁場を非常に感度の高いデバイスを用いて計測し、脳の活動を診断する手法である。
生体を起因とした磁場は非常に小さく、数十fT程度である。一方、地磁気等の外部磁場は50μT程度であり、脳から発生される磁場に比べて、数桁以上大きい。そのため、生体磁場計測にあたり、外部磁場を遮断するために、磁気シールドルームが必要である。
磁気シールドルームは、パーマロイに代表される高透磁率の軟磁性材料により、磁気シールドしたい領域を囲むことで外部磁場を遮断する。パーマロイはニッケル・鉄を主成分とし、熱処理を経なければならないことや、需要量が少ないこともあり高価である。又、パーマロイは重量が極めて重いことから薄い材料を組み合わせて多層にすることで磁気シールドルーム内の低磁場空間を実現している。
脳磁計の導入障壁の1つに磁気シールドルーム自体のコストが高い、重いという点が挙げられる。その対策手段の1つとして、外部磁場と逆向きの磁場を磁気シールドルームに配置したコイルから発生させて、磁気シールドルーム内部に侵入する磁場を低減する磁気シールド装置が知られている。
一例として、磁気シールドルームの遮蔽性能を向上させるために用いるアクティブ磁気シールド技術において、磁場勾配を補正する目的で、磁気シールドルームの最外層、中間層、最内層にヘルムホルツコイルを配置し、多重的にコイルを配置した第1の磁気シールド装置が挙げられる(例えば、特許文献1参照)。
又、他の例として、空間内部の磁場勾配を減少させる目的で、補正対象空間における磁場を補正する第1コイルと、第1磁気センサ、第1磁気センサよりも第1コイルに近い位置に設けられた第2磁気センサを配置した第2の磁気シールド装置が挙げられる(例えば、特許文献2参照)。
上記の第1の磁気シールド装置は、磁気センサを磁気シールドルームから離れた遠方に配置しているため、外部磁場が低周波磁場であれば、周波数が低いため、磁気ノイズを相殺する逆位相の磁場の位相遅れの影響が少なく、遮蔽性能を十分に発揮できる。しかし、商用周波数以上の高い周波数の磁気ノイズに対しては、磁気シールドルームの壁面に生じる渦電流効果によって、磁気ノイズを相殺する磁場の位相遅れが大きくなり、十分な遮蔽性能が得られず、磁場勾配が大きいという問題があった。
又、比較的高い周波数の磁気ノイズが発生した場合、磁気シールドルーム周辺の磁気ノイズは一様ではない。このような環境下で第1の磁気シールド装置を用いた場合、磁気シールドルーム内部の磁場分布を正確に把握できず、磁場を低減することが難しい。更に、第1の磁気シールド装置に関し、多重に配置したキャンセルコイルで磁気シールドルーム内部の磁場を低減することが示唆されているが、磁場勾配補正を行うための具体的な方法については開示されていない。
一方、上記の第2の磁気シールド装置は、基本的な構成として第1コイルは磁気シールドルームの開口部に配置し、複数の磁気センサによって磁気シールドルーム内部の磁場勾配を減少するように制御している。しかし、第1コイルのみでは磁場勾配を完全になくすことはできず、磁場勾配が残ってしまい、磁場勾配が大きいという問題があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであり、磁気シールドルーム内部の所定領域の磁場勾配を低減可能な磁気シールド装置を提供することを目的とする。
本磁気シールド装置は、内部空間を有し、外部磁場を遮蔽する多層の遮蔽材を備えた磁気シールドルームと、前記内部空間内に配置される磁気センサと、前記磁気シールドルームの外部に配置した第1コイルと、前記遮蔽材に挟まれた層間に配置した第2コイルと、前記磁気シールドルームの内部に配置した第3コイルと、前記磁気センサが計測した磁場強度に基づいて、前記第1コイルに流す電流の向きを決定する第1コイル制御部と、を有する。
開示の技術によれば、磁気シールドルーム内部の所定領域の磁場勾配を低減可能な磁気シールド装置を提供できる。
第1実施形態に係る磁気シールド装置を例示する断面図である。 第1実施形態に係る磁気シールド装置に接続される回路部を含めた構成を例示する図である。 第1実施形態に係る磁気シールド装置の制御部のハードウェアブロック図である。 第1実施形態に係る磁気シールド装置の制御部の機能ブロック図である。 第1実施形態に係る磁気シールド装置を例示する平面図(その1)である。 第1実施形態に係る磁気シールド装置を例示する平面図(その2)である。 各コイルによる磁場低減効果について説明する図である。 第1実施形態に係る磁気シールド装置における各コイルの制御方法を例示するフローチャートである。 第2実施形態に係る磁気シールド装置を例示する図である。 第2実施形態に係る磁気シールド装置に接続される回路部を含めた構成を例示する図である。 第2実施形態に係る磁気シールド装置の制御部の機能ブロック図である。 第2実施形態に係る磁気シールド装置における各コイルの制御方法を例示するフローチャートである。
以下、図面を参照して発明を実施するための形態について説明する。各図面において、同一構成部分には同一符号を付し、重複した説明を省略する場合がある。
〈第1実施形態〉
図1は、第1実施形態に係る磁気シールド装置を例示する縦断面図である。図1を参照すると、磁気シールド装置1は、磁気シールドルーム10と、第1コイル21A及び21Bと、第2コイル22A及び22Bと、第3コイル23A及び23Bと、磁気センサ31、32、33、及び34とを有している。
磁気シールドルーム10の内部空間の所定領域には、磁場を低減して磁場勾配を平坦化する対象となる磁場低減対象空間40が画定されている。磁場低減対象空間40は、磁気シールドルーム10の内部空間の任意の領域に画定できる。磁場低減対象空間40は、例えば、磁気シールドルーム10の内部空間の中心に画定されてもよいし、磁気シールドルーム10の内部空間の偏った位置に画定されてもよい。なお、本願において、平坦化とは完全に平坦な状態にすること、及び実使用上問題とならない程度に平坦に近い状態にすることを含むものである。
磁気シールドルーム10は、パーマロイ等の軟磁性材料からなる多層の遮蔽材を備えている。遮蔽材は、少なくとも最内層11及び最外層12を含み、最内層11は内部空間を有している。
第1コイル21A及び21Bは、磁気シールドルーム10の外部に配置されている。第1コイル21A及び21Bは、磁気シールドルーム10の最外層12の外部付近の磁場低減対象空間40を挟んだ位置に配置できる。
第2コイル22A及び22Bは、遮蔽材に挟まれた層間に配置されている。第2コイル22A及び22Bは、磁気シールド装置1の最内層11と最外層12との間の磁場低減対象空間40を挟んだ位置に配置できる。
第3コイル23A及び23Bは、磁気シールドルーム10の内部に配置されている。第3コイル23A及び23Bは、最内層11の内壁沿いの磁場低減対象空間40を挟んだ位置に配置できる。
なお、第1コイル21A及び21B、第2コイル22A及び22B、第3コイル23A及び23Bの一部又は全部に、例えば、一方が一重で他方が多重に巻かれたコイルを用いてもよい。
磁気センサ31、32、33、及び34は、磁気シールドルーム10の内部空間内に配置され、磁気シールドルーム10の内部空間内の磁場を計測する。磁気センサ31、32、33、及び34としては、特に限定されず、必要な磁気センサを選択できるが、例えば、フラックスゲート磁束計のような磁気検出手段が挙げられる。
磁気センサ31、32、33、及び34は、例えば、第3コイル23Aと第3コイル23Bと磁場低減対象空間40との間に同一軸上に配置され、それぞれの磁気センサは、磁場低減対象空間40を挟んで両側に2個以上配置される。これにより、磁場勾配を平坦化したい領域である磁場低減対象空間40の磁場を精度よく推定できる。
磁場低減対象空間40内には、生体活動を計測する脳磁計41(後述の図5及び図6参照)が配置される。そのため、脳磁計41の計測に影響を与えないように、磁気センサ31、32、33、及び34は磁場低減対象空間40の外側に配置する必要がある。又、磁気センサ31、32、33、及び34のうち何れかの磁気センサで磁場を計測する際に、他の磁気センサから発生する磁場を計測すると磁気シールドルーム10内の磁場分布を正確に把握できない。そのため、磁気センサ同士は一定の距離を離した位置に配置することが好ましい。
このように、磁気センサを磁気シールドルーム10の内部空間内に複数個配置することで、磁気シールドルーム10の内部空間内の磁場分布を詳細に把握できる。そして、各磁気センサが計測した磁場強度に基づいて、磁場低減対象空間40の磁場を低減し、かつ、磁場低減対象空間40の磁場勾配を平坦化するように、第1コイル21A及び21B、第2コイル22A及び22B、並びに第3コイル23A及び23Bのコイル電流が決定される。
なお、図1は簡略化して1軸のみ図示しているが、2軸以上の成分の磁場勾配を調整してもよい。この場合、軸毎に第1コイル、第2コイル、及び第3コイル、並びに磁気センサが準備され、各軸に対応して配置される。コイル、コイルを駆動する駆動回路、及び磁気センサの個数が増えるが、1軸のみの場合と比べて、より精度の高い磁場勾配の平坦化を行うことができる。
図2は、第1実施形態に係る磁気シールド装置に接続される回路部を含めた構成を例示する図である。図2に示すように、磁気シールド装置1は、駆動回路51~54及び制御部70を含む回路部を備えていてもよい。
図2において、第1コイル21A及び21Bは駆動回路51と、第2コイル22A及び22Bは駆動回路52と、第3コイル23Aは駆動回路53と、第3コイル23Bは駆動回路54と接続されている。又、磁気センサ31~34の出力は制御部70に入力されている。
制御部70は、磁気センサ31~34から得た情報に基づいて所定の演算を行い、駆動回路51~54に信号を出力できる。これにより、第1コイル21A及び21B、第2コイル22A及び22B、並びに第3コイル23A及び23Bに電流が流れ、磁気シールドルーム10の内部の磁場低減対象空間40の磁場を低減して磁場勾配を平坦化できる。
図3は、第1実施形態に係る磁気シールド装置の制御部のハードウェアブロック図である。図3に示すように、制御部70は、主要な構成要素として、CPU71と、ROM72と、RAM73と、I/F74と、バスライン75とを有している。CPU71、ROM72、RAM73、及びI/F74は、バスライン75を介して相互に接続されている。制御部70は、各種制御対象や各種センサ等と接続されている。制御部70は、必要に応じ、他のハードウェアブロックを有しても構わない。
CPU71は、制御部70の各機能を制御する。記憶手段であるROM72は、CPU71が制御部70の各機能を制御するために実行するプログラムや、各種情報を記憶している。記憶手段であるRAM73は、CPU71のワークエリア等として使用される。又、RAM73は、所定の情報を一時的に記憶できる。I/F74は、他の機器等と接続するためのインターフェイスであり、例えば、外部ネットワーク等と接続される。
制御部70は、電子回路により実装されるプロセッサのようにソフトウェアによって各機能を実行するようプログラミングされたプロセッサや、所定の機能を実行するよう設計されたASIC(Application Specific Integrated Circuit)、DSP(digital signal processor)、FPGA(field programmable gate array)、SOC(System on a chip)、又はGPU(Graphics Processing Unit)であってもよい。又、制御部70は、回路モジュール等であってもよい。
図4は、第1実施形態に係る磁気シールド装置の制御部の機能ブロック図である。図4に示すように、制御部70は、主要な機能ブロックとして、第1コイル制御部710と、第2コイル制御部720と、第3コイル制御部730とを有している。制御部70は、必要に応じ、他の機能ブロックを有しても構わない。
制御部70の第1コイル制御部710は、磁気センサ31、32、33、及び34が計測した磁場強度に基づいて、第1コイル21A及び21Bに流す電流の向きを決定する。第1コイル制御部710から駆動回路51に所定の信号が入力されると、決定された向きの電流が、駆動回路51から第1コイル21A及び21Bへ供給される。
なお、電流の向きを決定するだけなので、必ずしも、図2に示すように磁気センサ4個の計測値を用いなくてもよい。例えば、4個の磁気センサのうちの1個のみを使用してもよい。第1コイル21A及び21Bに流す電流は固定値であり、これにより磁気シールド装置1内部の磁場を一定量低減する。電流値は磁気シールド装置1が配置される環境によって予め決定される。
ところで、磁気シールド装置1の最外層12の外部付近に配置した第1コイル21A及び21Bのみを用いて外部磁場をキャンセルする方法を採用することも可能であるが、この方法は以下の点で好ましくない。
すなわち、第1コイル21A及び21Bのみを用いて外部磁場をキャンセルする方法は、磁気シールド装置1の手前で外部磁場をキャンセルできるので、より効率的に磁気シールド装置1に侵入する磁束を低減可能である。しかし、この場合、第1コイル21A及び21Bに流す電流が大きくなり、磁気シールド装置1の周囲への磁気ノイズが懸念される。又、第1コイル21A及び21Bに流す大電流によって遮蔽材のパーマロイが磁化し、磁気ノイズを発生することが懸念される。又、駆動回路51が大掛かりになり、コストアップすることが懸念される。そのため、これらの懸念を回避する目的で第1コイル21A及び21Bのコイル電流は固定値とし、他のコイルを併用する。
制御部70の第2コイル制御部720は、磁気センサ31、32、33、及び34が計測した磁場強度に基づいて磁場低減対象空間40内の磁場を推定する。そして、予め決定された閾値Bth1よりも磁場が小さくなるように、第2コイル22A及び22Bへ流す電流値を決定する。第2コイル制御部720から駆動回路52に所定の信号が入力されると、第2コイル制御部720により決定された電流値の電流が、駆動回路52から第2コイル22A及び22Bへ供給される。第2コイル制御部720は、磁場低減対象空間40の磁場を、例えば、最小二乗近似等から推定できる。
なお、第2コイル22A及び22Bでは内部空間の磁場を0にはできず、磁場勾配は必ず発生する。そのため、閾値Bth1は0にはできない。
第3コイル23A及び23Bは、前述した方法で低減した磁場に対し、磁場低減対象空間40内で磁場勾配を平坦化するように、異なる電流を流して磁場勾配を補正するためのコイルである。
制御部70の第3コイル制御部730は、磁気センサ31及び32が計測した磁場強度に基づいて磁場低減対象空間40内の磁場を推定する。そして、予め決定された閾値Bth2よりも磁場が小さくなるように、第3コイル23Aへ流す電流値を決定する。又、第3コイル制御部730は、磁気センサ33及び34が計測した磁場強度に基づいて磁場低減対象空間40内の磁場を推定する。そして、予め決定された閾値Bth2よりも磁場が小さくなるように、第3コイル23Bへ流す電流値を決定する。
第3コイル制御部730から駆動回路53及び54に所定の信号が入力されると、第3コイル制御部730により決定された電流値の電流が、駆動回路53及び54から第3コイル23A及び23Bへ供給される。第3コイル制御部730は、磁場低減対象空間40の磁場を、例えば、最小二乗近似等から推定できる。
閾値Bth2は任意で設定できるが、磁場勾配を平坦化するように限りなく0に近い方が好ましい。上記方法により、磁場低減対象空間40の磁場が低減し、かつ、磁場勾配を平坦化できる。
なお、第3コイル23A及び23Bのコイル電流を決定するにあたって、比較する閾値Bth2は同じにしなくてもよい。例えば、第3コイル23Aは閾値Bth2以下になるように制御し、第3コイル23Bは閾値Bth3以下になるように制御してもよい。要は、磁場低減対象空間40内の磁場が、脳磁計41が生体磁場を計測できるような環境になるように閾値を制御できればよい。Bth1との関係は、Bth1>Bth2、Bth3である。
又、第3コイル23A及び23Bに流す電流を決定するにあたっての磁場低減対象空間40の磁場推定方法は、上述の方法に限定されない。例えば、脳磁計41に参照信号検出用センサが搭載されている場合、そのセンサ信号を併用して磁場低減対象空間40の磁場勾配を推定してもよい。
又、図1では磁気センサを4個図示したが、これに限定されない。磁場低減対象空間40内の磁場分布を推定でき、かつ、内部空間の磁場勾配を算出できるように、4個以上でもよい。但し、第3コイル23A及び23Bをそれぞれ制御できるように、磁場低減対象空間40の両側にそれぞれ2個以上の磁気センサを配置する必要がある。
図5は、第1実施形態に係る磁気シールド装置を例示する平面図である。図5において、コイルや磁気センサの図示は省略されている。なお、図1は、図5の磁気シールド装置1を磁場低減対象空間40を通るように幅方向に切った縦断面を示している。
図5に示すように、磁気シールド装置1は、人が出入りする扉15を備え、長手方向反対側に脳磁計41が配置される。脳磁計41を用いて脳の生体活動を計測するため、患者はベッド42に横たわる。磁場低減対象空間40は脳磁計41を覆うような領域となっている。
図6に示すように、磁場低減対象空間40は磁気シールド装置1内の中心位置に配置されず、偏った位置に配置される場合もある。この場合、脳磁計41は扉15の長手方向反対側に配置される。又、医師が磁気シールド装置1の内部で作業がしやすいように、幅方向に関しても脳磁計41は扉15から遠い位置に配置される。
図7は、各コイルによる磁場低減効果について説明する図である。図7において、縦軸は磁場強度を表し、横軸は図5及び図6の長手方向の磁場強度を表す。又、2点鎖線100は、各コイルに電流を流して磁場低減する前の磁気シールド装置1の内部の残留磁場分布である。残留磁場は、例えば、磁気シールド装置1の内壁部分が高く、内壁から遠ざかるにつれて小さくなる。又、扉と壁の隙間からの磁束の侵入により、扉付近の磁場強度は高くなる。
一点鎖線110は、磁気シールド装置1の外部に配置された第1コイル21A及び21Bによって、残留磁場が一定量低減されていることを表す。破線120は、第2コイル22A及び22Bによって、残留磁場を更に低減していることを表す。磁場勾配をBth1以下にすることで、磁場低減対象空間40の磁場を一点鎖線110よりも低減できる。但し、磁場勾配はこの時点では平坦化できていない。
実線130は、第3コイル23A及び23Bに異なる電流を流すことで、磁場低減対象空間40内で磁場勾配が平坦化していることを表す。
図8は、第1実施形態に係る磁気シールド装置における各コイルの制御方法を例示するフローチャートである。図8に示す処理は、例えば、磁気シールド装置1が起動されることで開始される。以下、各ステップについて説明する。
まず、ステップS1では、第1コイル制御部710は、磁気センサ31、32、33、及び34のうちの少なくとも1つの磁気センサを用いて、第1コイル21A及び21Bに流すコイルの向きを決定するために磁場測定を行う。そして、第1コイル制御部710は、磁場測定に用いた磁気センサが計測した磁場強度に基づいて、第1コイル21A及び21Bに流す電流の向きを決定する。
次に、ステップS2では、第1コイル制御部710は、駆動回路51に所定の信号を入力する。これにより、駆動回路51から、ステップS1で決定された向きの電流が第1コイル21A及び21Bへ供給され、磁気シールド装置1の磁場が一定量低減する。第1コイル21A及び21Bに流す電流は固定値であり、例えば、ROM72に予め記憶されている。第1コイル制御部710は、必要なときに、ROM72に予め記憶されている情報を読み出すことができる。
次に、ステップS3では、第2コイル制御部720は、第1コイル21A及び21Bに電流を流して低減した磁場において、再度磁気センサ31、32、33、及び34を用いて磁場測定を行う。
次に、ステップS4では、第2コイル制御部720は、ステップS3での磁場測定の結果に基づいて、磁場低減対象空間40の磁場勾配を計算する。
次に、ステップS5では、第2コイル制御部720は、ステップS4で計算した磁場勾配が事前に設定した閾値Bth1よりも小さくなる電流値を決定し、駆動回路52に所定の信号を入力する。これにより、駆動回路52から第2コイル22A及び22Bへ電流が供給される。
次に、ステップS6では、第2コイル制御部720は、磁場勾配が閾値Bth1よりも小さくなっているか否かを判断する。磁場勾配が閾値Bth1よりも大きい場合(NOの場合)は、ステップS3へ戻り、再度第2コイル22A及び22Bの電流調整を行う。閾値Bth1よりも磁場勾配が小さい場合(YESの場合)は、次のステップS7に進む。
次に、ステップS7では、第3コイル制御部730は、第3コイル23A及び23Bに電流を流して磁場低減対象空間40内の磁場勾配を平坦化するための演算を行う。第3コイル23Aに関しては磁気センサ31及び32を用いて磁場勾配を算出し、第3コイル23Bに関しては磁気センサ33及び34を用いて磁場勾配を算出する。
次に、ステップS8では、第3コイル制御部730は、ステップS7で計算した磁場勾配が事前に設定した閾値Bth2よりも小さくなる電流値を決定し、駆動回路53及び54に所定の信号を入力する。これにより、駆動回路53及び54から第3コイル23A及び23Bへ電流が供給される。なお、第3コイル制御部730は、第3コイル23Aと第3コイル23Bに流す電流値を異なる値に決定することができる。
次に、ステップS9では、第3コイル制御部730は、磁場勾配が閾値Bth2よりも小さくなっているか否かを判断する。磁場勾配が閾値Bth2よりも大きい場合(NOの場合)は、ステップS7へ戻り、再度第3コイル23A及び23Bの電流調整を行う。閾値Bth2よりも磁場勾配が小さい場合(YESの場合)は、次のステップS10に進む。
次に、ステップS10では、第1コイル制御部710、第2コイル制御部720、及び第3コイル制御部730は、各駆動回路に所定の信号を入力し、各コイルの電流維持を行う。これにより、磁場低減対象空間40の磁場勾配が平坦化された状態が維持される。
なお、外部環境の変化、すなわち、磁気ノイズの変動により、磁気シールド装置1内部の磁場が変化する場合がある。そのため、図7に示したS1~S10の制御フローは、磁気シールド装置1の起動時だけでなく、常時実行し、常時フィードバック制御を行うことが好ましい。
このように、磁気シールド装置1では、磁気シールドルーム10の外部に配置した第1コイル21A及び21Bに一定電流を流すことで、磁気シールドルーム10の内部に侵入する磁場を一定量低減する。そして、磁気シールドルーム10の遮蔽材の層間に配置した第2コイル22A及び22Bに電流を流すことで、磁気シールドルーム10の内部に侵入する磁場をキャンセルする。更に、磁気シールドルーム10の内部に配置した第3コイル23A及び23Bに電流差を設けて電流を流すことで、磁気シールドルーム10の内部の磁場低減対象空間40の磁場勾配調整を行う。これにより、磁気シールドルーム10の内部の磁場低減対象空間40の磁場を低減して磁場勾配を平坦化できる。
〈第2実施形態〉
第2実施形態では、第1実施形態とは異なる磁気シールド装置の例を示す。なお、第2実施形態において、既に説明した実施形態と同一構成部についての説明は省略する場合がある。
図9は、第2実施形態に係る磁気シールド装置を例示する図である。図9を参照すると、磁気シールド装置2は、第4コイル24A及び24Bが追加された点が、磁気シールド装置1(図1等参照)と相違する。磁気シールド装置2において、第4コイル24A及び24Bは、第3コイル23A及び23Bの内側に配置された磁気センサ32及び33の更に内側に配置される。第4コイル24A及び24Bは、例えば、一対のヘルムホルツコイルである。但し、第4コイル24A及び24Bは、磁場低減対象空間40の大きさによっては、必ずしもヘルムホルツコイルでなくてもよい。
図6に示したように、磁場低減対象空間40は磁気シールド装置内の中心位置に配置されず、偏った位置に配置される場合がある。偏った位置に磁場低減対象空間40がある場合、磁気シールド装置の壁付近に配置されたコイルで磁場を低減するためにはコイル電流を多く必要とし、それによってコイルから発生する磁場が強くなる。そのため、コイル間で磁場干渉が顕著に現れ、磁場勾配が悪化する。
そこで、図9のように第4コイル24A及び24Bを配置することで、コイル間の磁場干渉による磁場勾配の悪化を抑制できる。つまり、図9のような第4コイル24A及び24Bの配置は、磁場低減対象空間40が磁気シールド装置2内で偏った位置に配置される構成において、特に効果を発揮する。
図10は、第2実施形態に係る磁気シールド装置に接続される回路部を含めた構成を例示する図である。図10に示すように、磁気シールド装置2は、駆動回路51~55及び制御部70Aを含む回路部を備えていてもよい。
図10において、第1コイル21A及び21Bは駆動回路51と、第2コイル22A及び22Bは駆動回路52と、第3コイル23Aは駆動回路53と、第3コイル23Bは駆動回路54と、第4コイル24A及び24Bは駆動回路55と接続されている。又、磁気センサ31~34の出力は制御部70Aに入力されている。
制御部70Aは、磁気センサ31~34から得た情報に基づいて所定の演算を行い、駆動回路51~55に信号を出力できる。これにより、第1コイル21A及び21B、第2コイル22A及び22B、第3コイル23A及び23B、並びに第4コイル24A及び24Bに電流が流れ、磁気シールドルーム10の内部の磁場低減対象空間40の磁場を低減して磁場勾配を平坦化できる。
制御部70Aのハードウェアブロックは、例えば、図3と同様である。図11は、第2実施形態に係る磁気シールド装置の制御部の機能ブロック図である。図11に示すように、制御部70Aは、主要な機能ブロックとして、第1コイル制御部710と、第2コイル制御部720と、第3コイル制御部730と、第4コイル制御部740を有している。制御部70Aは、必要に応じ、他の機能ブロックを有しても構わない。
制御部70Aの第4コイル制御部740は、磁気センサ31、32、33、及び34が計測した磁場強度に基づいて磁場低減対象空間40内の磁場を推定する。そして、予め決定された閾値Bth4よりも磁場が小さくなるように、第4コイル24A及び24Bへ流す電流値を決定する。
第4コイル制御部740から駆動回路55に所定の信号が入力されると、第4コイル制御部740により決定された電流値の電流が、駆動回路55から第4コイル24A及び24B供給される。第4コイル制御部740は、磁場低減対象空間40の磁場を、例えば、最小二乗近似等から推定できる。
閾値Bth4は任意で設定できるが、磁場勾配を平坦化するように限りなく0に近い方が好ましい。上記方法により、磁場低減対象空間40の磁場が低減し、かつ、磁場勾配を平坦化できる。なお、第3コイル23A及び23Bと同様に、第4コイル24A及び24Bのコイル電流は個別に制御してもよい。又、磁気シールド装置2において、第3コイル23A及び23Bを省略した形態としてもよい。
この場合には、第3コイル23A及び23Bに流す電流よりも小さい電流で磁場勾配を調整できるという利点がある。又、磁場低減対象空間40により近い位置で磁場勾配調整ができるため、磁場勾配調整が容易に行えるという効果が得られる。
図12は、第2実施形態に係る磁気シールド装置における各コイルの制御方法を例示するフローチャートである。図12に示す処理は、例えば、磁気シールド装置2が起動されることで開始される。ステップS1~S9については図8と同様であるため、第4コイルに関するステップS11~S14のみ、以下に説明する。
ステップS9が終了するとステップS11に移行する。ステップS11では、第4コイル制御部740は、第4コイル24A及び24Bに電流を流して磁場低減対象空間40内の磁場勾配を平坦化するための演算を行う。第4コイル24Aに関しては磁気センサ31及び32を用いて磁場勾配を算出し、第4コイル24Bに関しては磁気センサ33及び34を用いて磁場勾配を算出する。
次に、ステップS12では、第4コイル制御部740は、ステップS11で計算した磁場勾配が事前に設定した閾値Bth4よりも小さくなる電流値を決定し、駆動回路55に所定の信号を入力する。これにより、駆動回路55から第4コイル24A及び24Bへ電流が供給される。
次に、ステップS13では、第4コイル制御部740は、磁場勾配が閾値Bth4よりも小さくなっているか否かを判断する。磁場勾配が閾値Bth4よりも大きい場合(NOの場合)は、ステップS11へ戻り、再度第4コイル24A及び24Bの電流調整を行う。閾値Bth4よりも磁場勾配が小さい場合(YESの場合)は、次のステップS14に進む。
次に、ステップS14では、第1コイル制御部710、第2コイル制御部720、第3コイル制御部730、及び第4コイル制御部740は、各駆動回路に所定の信号を入力し、各コイルの電流維持を行う。これにより、磁場低減対象空間40の磁場勾配が平坦化された状態が維持される。
なお、外部環境の変化、すなわち、磁気ノイズの変動により、磁気シールド装置2内部の磁場が変化する場合がある。そのため、図12に示したS1~S14の制御フローは、磁気シールド装置2の起動時だけでなく、常時実行し、常時フィードバック制御を行うことが好ましい。
このように、磁気シールド装置2では、磁気シールドルーム10の外部に配置した第1コイル21A及び21Bに一定電流を流すことで、磁気シールドルーム10の内部に侵入する磁場を一定量低減する。そして、磁気シールドルーム10の遮蔽材の層間に配置した第2コイル22A及び22Bに電流を流すことで、磁気シールドルーム10の内部に侵入する磁場をキャンセルする。更に、磁気シールドルーム10の内部に配置した第3コイル23A及び23Bに電流差を設けて電流を流すことで、磁気シールドルーム10の内部の磁場低減対象空間40の磁場勾配調整を行う。更に、磁気シールドルーム10の内部に配置した第4コイル24A及び24Bに電流を流すことで、磁気シールドルーム10の内部の磁場低減対象空間40の磁場勾配調整を行う。これにより、磁気シールドルーム10の内部の磁場低減対象空間40の磁場を低減して磁場勾配を平坦化できる。
特に、第3コイル23A及び23Bの更に内側に、遮蔽材を介さずに第4コイル24A及び24Bが配置されることで、磁場勾配を平坦化したい磁場低減対象空間40が磁気シールドルーム10内で偏った位置にある場合でも、磁場低減が可能になる。
以上、好ましい実施形態等について詳説したが、上述した実施形態等に制限されることはなく、特許請求の範囲に記載された範囲を逸脱することなく、上述した実施形態等に種々の変形及び置換を加えることができる。
1、2 磁気シールド装置
10 磁気シールドルーム
11 最内層
12 最外層
21A、21B 第1コイル
22A、22B 第2コイル
23A、23B 第3コイル
31、32、33、34 磁気センサ
40 磁場低減対象空間
51、52、53、54、55 駆動回路
70、70A 制御部
特開2002-257914号公報 特開2015-55520号公報

Claims (8)

  1. 内部空間を有し、外部磁場を遮蔽する多層の遮蔽材を備えた磁気シールドルームと、
    前記内部空間内に配置される磁気センサと、
    前記磁気シールドルームの外部に配置した第1コイルと、
    前記遮蔽材に挟まれた層間に配置した第2コイルと、
    前記磁気シールドルームの内部に配置した第3コイルと、
    前記磁気センサが計測した磁場強度に基づいて、前記第1コイルに流す電流の向きを決定する第1コイル制御部と、を有する磁気シールド装置。
  2. 前記内部空間に画定された磁場低減対象空間を有し、
    前記磁気センサを前記内部空間内の前記磁場低減対象空間の外側に複数個配置した請求項1に記載の磁気シールド装置。
  3. 前記内部空間内の前記磁場低減対象空間の外側に一対の前記第3コイルが配置され、
    各々の前記磁気センサは、一対の前記第3コイルと前記磁場低減対象空間との間に同一軸上に配置され、
    各々の前記磁気センサは、前記磁場低減対象空間を挟んで両側に2個以上配置されている請求項2に記載の磁気シールド装置。
  4. 前記磁気センサが計測した磁場強度に基づいて、前記内部空間の磁場を推定し、前記第2コイルへ流す電流値を決定する第2コイル制御部を有する請求項1乃至の何れか一項に記載の磁気シールド装置。
  5. 前記磁気センサが計測した磁場強度に基づいて、前記内部空間の磁場を推定し、前記第3コイルへ流す電流値を決定する第3コイル制御部を有する請求項1乃至の何れか一項に記載の磁気シールド装置。
  6. 前記第3コイルは2つのコイルを含み、
    前記第3コイル制御部は、各々の前記コイルに流す電流値を異なる値に決定する請求項に記載の磁気シールド装置。
  7. 前記第3コイルの更に内側に、前記遮蔽材を介さずに第4コイルが配置された請求項1乃至の何れか一項に記載の磁気シールド装置。
  8. 前記磁気センサが計測した磁場強度に基づいて、前記内部空間の磁場を推定し、前記第4コイルへ流す電流値を決定する第4コイル制御部を有する請求項に記載の磁気シールド装置。
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