JP7342296B1 - 金属母材管理システム、金属母材管理方法および金属母材管理プログラム - Google Patents

金属母材管理システム、金属母材管理方法および金属母材管理プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】金属材料を用いて製造される製造品に関わるサプライチェーンの管理を図ることにより、迅速で精確な金属母材の確保、調達を実現する金属母材管理システムを提供する。【解決手段】金属母材管理システムは、製造品を製造する製造会社の権限者から、製造品を製造するための構成部品に関する構成部品情報の入力を受け付けて取得する第1取得部と、構成部品を製造するための要素部品を製造する或いは集約する嘱託会社の権限者から、要素部品に関する要素部品情報の入力を、要素部品に使用される金属に関する金属情報の入力と共に受け付けて取得する第2取得部と、第2取得部が取得した要素部品情報と金属情報を寄せ集めて、製造品を製造するために必要な金属母材の少なくとも母材品種と母材量を導出する導出部と、導出部による導出結果を出力する出力部とを備える。【選択図】図3

Description

本発明は、金属母材管理システム、金属母材管理方法および金属母材管理プログラムに関する。
例えば自動車の製造工程に対して適時適量の鋼材を供給するために、製鉄所から出荷される大型コイルをコイルセンターで需要に合わせて分割して自動車製造工場に出荷するシステムが知られている(例えば、特許文献1参照)。
特開2009-051586号公報
自動車は、最終的に製品として完成させる自動車メーカーの他にも、当該自動車に組み付けられる部品の供給を嘱託されて製造する部品メーカーや、それらの部品を製造するために素材となる金属材料を調達する調達管理会社、当該金属材料を製造する鉄鋼メーカーなど、製造に関与する企業は多岐にわたる。少なくとも一部の部品に金属を用いて大量に製造される製造品であれば、同様に多くの企業がその製造を支えている。
製造品の製造を支える企業が多くなるほど、部品の素材となる金属材料の確保に緻密な相互連携が必要となる。例えば、製造品の仕様に変更が生じた場合や生産計画が変動した場合には必要とされる金属材料の種類や量にも変更が生じ得るが、その場合、上流の製造会社から末端の鉄鋼メーカーまで迅速な伝達リレーが要求されるばかりでなく、金属材料の種類や量の精確な再見積もりも必要となる。従来、このような高度な相互連携が必ずしも実現されていなかった。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、金属材料を用いて製造される製造品に関わるサプライチェーンの管理を図ることにより、迅速で精確な金属母材の確保、調達を実現する金属母材管理システム等を提供するものである。
本発明の第1の態様における金属母材管理システムは、製造品を製造する製造会社の権限者から、製造品を製造するための構成部品に関する構成部品情報の入力を受け付けて取得する第1取得部と、構成部品を製造するための要素部品を製造する或いは集約する嘱託会社の権限者から、要素部品に関する要素部品情報の入力を、要素部品に使用される金属に関する金属情報の入力と共に受け付けて取得する第2取得部と、第2取得部が取得した要素部品情報と金属情報を寄せ集めて、製造品を製造するために必要な金属母材の少なくとも母材品種と母材量を導出する導出部と、導出部による導出結果を出力する出力部とを備える。
また、本発明の第2の態様における金属母材管理方法は、製造品を製造する製造会社の権限者から、製造品を製造するための構成部品に関する構成部品情報の入力を受け付けて取得する第1取得ステップと、構成部品を製造するための要素部品を製造する或いは集約する嘱託会社の権限者から、要素部品に関する要素部品情報の入力を、要素部品に使用される金属に関する金属情報の入力と共に受け付けて取得する第2取得ステップと、第2取得ステップで取得した要素部品情報と金属情報を寄せ集めて、製造品を製造するために必要な金属母材の少なくとも母材品種と母材量を導出する導出ステップと、導出ステップによる導出結果を出力する出力ステップとを有する。
また、本発明の第3の態様における金属母材管理プログラムは、製造品を製造する製造会社の権限者から、製造品を製造するための構成部品に関する構成部品情報の入力を受け付けて取得する第1取得ステップと、構成部品を製造するための要素部品を製造する或いは集約する嘱託会社の権限者から、要素部品に関する要素部品情報の入力を、要素部品に使用される金属に関する金属情報の入力と共に受け付けて取得する第2取得ステップと、第2取得ステップで取得した要素部品情報と金属情報を寄せ集めて、製造品を製造するために必要な金属母材の少なくとも母材品種と母材量を導出する導出ステップと、導出ステップによる導出結果を出力する出力ステップとをコンピュータに実行させる。
本発明により、金属材料を用いて製造される製造品に関わるサプライチェーンの管理を図ることにより、迅速で精確な金属母材の確保、調達を実現する金属母材管理システム等を提供することができる。
本実施形態に係る金属母材管理システムが利用される状況を示す概念図である。 管理サーバのハードウェア構成図である。 構成部品から母材へ至る管理原単位間の相互関係を表す連関図の一例を示す図である。 連関図の他の一例を示す図である。 構成部品の管理原単位である構成部品データのデータ構成例を示す図である。 要素部品の管理原単位である要素部品データのデータ構成例を示す図である。 閲覧権限の範囲の例を示す図である。 ツリー構造を用いて母材品種と母材量の導出結果を表示する表示例を示す図である。 登録照会の表示例を示す図である。 演算部の処理手順を示すフロー図である。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、特許請求の範囲に係る発明を以下の実施形態に限定するものではない。また、実施形態で説明する構成の全てが課題を解決するための手段として必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る金属母材管理システムが利用される状況を示す概念図である。金属母材管理システムは、主に、製造品を製造するための構成部品に関する構成部品データと構成部品を製造するための要素部品に関する要素部品データを集約して、製造品を製造するために必要な金属母材の母材品種と母材量を導出するシステムである。管理サーバ100は、金属母材管理システムとして要求される様々な演算処理を実行する。管理サーバ100は、ネットワーク900を介して、製造会社端末200、嘱託会社端末310、320、調達管理会社端末400と接続されている。ネットワーク900は、本実施形態においてはインターネットの利用を想定するが、専用回線等であっても構わない。
製造会社端末200は、製造品を製造する製造会社に設置されており、当該製造会社において金属母材管理システムへアクセスすることが許された社員等である権限者が操作する端末である。当該権限者は、パスワード入力等による権限認証を経てシステムへログインした上で、製造会社端末200に接続された表示モニタ201を視認しつつ製造会社端末200を操作する。
嘱託会社端末310は、製造会社や他の嘱託会社から要素部品の製造や集約を嘱託される嘱託会社Aに設置されており、嘱託会社Aにおいて金属母材管理システムへアクセスすることが許された社員等である権限者が操作する端末である。当該権限者は、パスワード入力等による権限認証を経てシステムへログインした上で、嘱託会社端末310に接続された表示モニタ311を視認しつつ嘱託会社端末310を操作する。嘱託会社端末320は、嘱託会社端末310と同様に、製造会社や他の嘱託会社から要素部品の製造や集約を嘱託される嘱託会社Bに設置されており、嘱託会社Bにおいて金属母材管理システムへアクセスすることが許された社員等である権限者が操作する端末である。当該権限者は、パスワード入力等による権限認証を経てシステムへログインした上で、嘱託会社端末320に接続された表示モニタ321を視認しつつ嘱託会社端末320を操作する。嘱託会社Aと嘱託会社Bの関係は、製造会社からそれぞれ別の要素部品の製造や集約の嘱託を受ける並列の関係であったり、一方が他方から更なる要素部品の製造や集約の嘱託を受ける階層の関係であったりする。なお、本実施形態においては、構成部品や要素部品を自ら製造するのではなく、他の会社から調達して検品するに留まるような「集約」の行為についても、当該構成部品や要素部品に対する責任を有するものとして対象とするが、以下の説明においては集約の行為も含めて単に「製造」という場合がある。
調達管理会社端末400は、製造品を製造するために必要な金属母材の母材品種と母材量を取り纏めて調達する調達管理会社に設置されており、当該調達管理会社において金属母材管理システムへアクセスすることが許された社員等である権限者が操作する端末である。当該権限者は、パスワード入力等による権限認証を経てシステムへログインした上で、調達管理会社端末400に接続された表示モニタ401を視認しつつ調達管理会社端末400を操作する。なお、それぞれの端末は、デスクトップ型やノート型のPCの他、タブレット端末等の携帯端末であってもよい。また、本実施形態においては、特にこれら製造会社、嘱託会社、調達管理会社の関係において金属母材管理システムを説明するが、母材の調達先である鉄鋼会社の端末や母材から鋼材へ加工する加工会社の端末が金属母材管理システムに接続されていてもよい。
本実施形態においては金属母材管理システムとして要求される様々な演算処理を管理サーバ100が一括して処理する態様を説明するが、金属母材管理システムは、管理サーバ100が各端末と演算処理を分担して実行する態様であってもよい。また、管理サーバ100は、調達管理会社や製造管理会社によって運用され得る。あるいは、システム運用を担う第三者が管理・運用を担ってもよい。例えば、調達管理会社が運用する場合には、管理サーバ100は、当該調達管理会社に設置され得る。もちろん、オンプレミスによるサーバ構築に限らず、クラウドサービスを利用することもできる。
図2は、管理サーバ100のハードウェア構成図である。管理サーバ100は、主に、演算部110、記憶部120、通信ユニット130によって構成される。演算部110は、管理サーバ100の制御とプログラムの実行処理を行うプロセッサ(CPU:Central Processing Unit)である。プロセッサは、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)やGPU(Graphics Processing Unit)等の演算処理チップと連携する構成であってもよい。演算部110は、記憶部120に記憶された金属母材管理プログラムを読み出して実行することができる。
記憶部120は、不揮発性の記憶媒体であり、例えばHDD(Hard Disk Drive)によって構成されている。記憶部120は、金属母材管理プログラムの他にも、権限認証を行うための認証データベースや、その他制御や演算に用いられる様々なパラメータ値、関数、ルックアップテーブル等を記憶し得る。通信ユニット130は、例えばLANユニットを含み、ネットワーク900を介して各端末との間で各種情報、指令信号等を授受する。
演算部110は、母材管理システムが実行する母材管理プログラムが指示する処理に応じて様々な演算を実行する機能演算部としての役割も担う。演算部110は、第1取得部111、第2取得部112、導出部113、出力部114として機能し得る。第1取得部111は、主に、製造会社の権限者から構成部品に関する構成部品情報の入力を受け付けて取得する。第1取得部111は、取得した構成部品情報から構成部品データを生成する。第2取得部112は、主に、嘱託会社の権限者から要素部品に関する要素部品情報の入力を、当該要素部品に使用される金属に関する金属情報の入力と共に受け付けて取得する。第2取得部112は、取得した要素部品情報から要素部品データを生成する。導出部113は、主に、第2取得部112が生成した要素部品データを寄せ集めて、その製造品を製造するために必要な金属母材の少なくとも母材品種と母材量を導出する。出力部114は、主に、導出部113による導出結果を各端末へ出力する。
さて、図1にも示したように、金属を用いる製造品の製造には、最終的に製品として完成させる製造会社(完成品メーカー)の他にも、当該製造品を構成する構成部品を製造するために必要な要素部品の供給を嘱託される嘱託会社(部品メーカー)や、要素部品の素材となる金属材料を調達する調達管理会社、当該金属材料の製造や加工を担う鉄鋼会社や加工会社など、関与する企業が多岐にわたる。このように製造品の製造を支える企業が多くなるほど、部品の素材となる金属材料の確保には緻密な相互連携が必要となる。例えば、製造品の仕様に変更が生じた場合や生産計画が変動した場合には必要とされる金属材料の種類や量にも変更が生じ得るが、その場合、上流の製造会社から末端の鉄鋼メーカーまで迅速な伝達リレーが要求されるばかりでなく、金属材料の種類や量の精確な再見積もりも必要となる。本実施形態における母材管理システムは、金属材料を用いて製造される製造品に関わるサプライチェーンの管理を図り、製造品の製造開始時や設計変更時において迅速で精確な金属母材の確保、調達を実現する。
具体的には、金属母材管理システムは、構成部品(本実施形態では「上流」とする)から分岐、合流しつつ母材(本実施形態では「下流」とする)へ至るまでを各階層で切り分け、それぞれを管理原単位として管理する。管理原単位は、後述するように、関連情報を構造化したデータとして構築される。そして、それぞれの管理原単位は、特定の製造会社や嘱託会社によって登録されるか、金属母材管理システムによって自動的に生成される。
例を用いて具体的に説明する。図3は、構成部品から母材へ至る管理原単位間の相互関係を表す連関図の一例を示す図である。母材管理システムは、相互関係を含めてこれらの管理原単位である各データを統括的に管理する。
製造品を製造するにあたり、製造会社の権限者は、構成部品Aに関する情報と構成部品Bに関する情報を、製造会社端末200から入力する。管理サーバ100の第1取得部111は、入力された情報を取得して、構成部品Aに関する構成部品データ501と構成部品Bに関する構成部品データ502を生成する。具体的には後述するが、構成部品データ501、502のそれぞれは、管理情報、構成部品情報および構成部品情報の一部としての金属情報を含む。
母材管理システムは、構成部品データ501に記述された構成部品情報から、構成部品Aが3つの要素部品(要素部品A-1~A-3)によって製造されることを認識する。そこで、母材管理システムは、構成部品データ501から分岐する3つの要素部品データ511~513をデータ入力待ちデータとして生成する。構成部品データ501は、下位品目である要素部品A-1~A-3の製造を嘱託する企業情報を含む。嘱託された嘱託会社の権限者は、要素部品A-1~A-3に関する情報を、嘱託会社端末310から入力する(ここでは嘱託会社Aが要素部品A-1~A-3の製造を嘱託された企業とする)。管理サーバ100の第2取得部112は、入力された情報を取得して、要素部品A-1に関する要素部品データ511、要素部品A-2に関する要素部品データ512、要素部品A-3に関する要素部品データ513を入力済みデータとする。具体的には後述するが、要素部品データ511~513のそれぞれは、管理情報、要素部品情報および要素部品情報の一部としての金属情報を含む。
なお、構成部品情報に、当該構成部品がどのような要素部品によって製造されるかの情報を含んでいない場合もあり得る。例えば、上述の構成部品データ501の構成部品情報が、構成部品Aが要素部品A-1~A-3によって製造される旨の情報を含まない場合には、要素部品A-1~A-3を製造する嘱託会社の権限者は定常的に構成部品の登録状況を確認し、そのような構成部品Aが登録されたことを認識したら、要素部品A-1~A-3に係る要素部品データ511~513を入力する。このとき、当該権限者は、要素部品A-1~A-3が構成部品Aを製造するために必要な要素部品である(要素部品データ511~513が構成部品データ501から分岐する)ことを示す紐付け情報を、それぞれの要素部品データへ付与する。紐付け情報は、例えば後述する管理情報の製造品名に記述される構成部品の名称であってもよいし、対象となる構成部品データへのリンク情報でもよい。
母材管理システムは、構成部品データ502に記述された構成部品情報から、構成部品Bが2つの要素部品(要素部品B-1、B-2)によって製造されることを認識する。そこで、母材管理システムは、構成部品データ502から分岐する2つの要素部品データ514、515をデータ入力待ちデータとして生成する。構成部品データ502は、下位品目である要素部品B-1、B-2の製造を嘱託する企業情報を含む。嘱託された嘱託会社の権限者は、要素部品B-1、B-2に関する情報を、嘱託会社端末310から入力する(ここでも嘱託会社Aが要素部品B-1、B-2の製造を嘱託された企業とする)。管理サーバ100の第2取得部112は、入力された情報を取得して、要素部品B-1に関する要素部品データ514、要素部品B-2に関する要素部品データ515を入力済みデータとする。要素部品データ514、515のそれぞれも、管理情報、要素部品情報および要素部品情報の一部としての金属情報を含む。
すべての要素部品データが入力済みとなったら、管理サーバ100の導出部113は、それらの要素部品データを集約し、製造品を構成する構成部品Aおよび構成部品Bを製造するために必要な金属母材の母材品種と母材量を導出する。具体的には、まず導出部113は、すべての要素部品データが入力済みとなったか否かのエラーチェックを実行する。エラーチェックは、それぞれの要素部品が最小単位であるか、すなわちその要素部品にさらにぶら下がる下位の要素部品が存在しないかをチェックする最小単位チェックを含む。具体的には後述するが、要素部品情報は下位品目構成の記述を含み、下位品目構成が「なし」であれば、その要素部品は最小単位であると認識される。導出部113は、下位にぶら下がる要素部品の要素部品データが未入力状態である要素部品が存在する場合には、金属母材の母材品種と母材量を導出する処理を留保する。このとき、その入力を促す告知を嘱託会社の端末へ送信してもよい。
導出部113は、エラーチェックでエラーが検出されなければ、すなわち、すべての要素部品データが入力済みとなったことを認識したら、金属母材の母材品種と母材量を導出する処理を開始する。具体的には、要素部品データ511~515の金属情報を参照し、同一の鋼材品種「S01」が記述されている要素部品データ511と要素部品データ514から、鋼材品種「S01」の必要量である鋼材量「3pc」を導出して、鋼材データ531を生成する。ここで、「3pc」は、例えば一定形状に加工されている鋼材品種S01が3つ分であることを示す。さらに、いずれの要素部品データも、母材量導出の対象外とする「鋼材導出対象」の情報を含まないことを確認した上で、鋼材品種「S01」の鋼材量「3pc」を、例えばルックアップテーブルを参照することにより、母材品種「X01」の母材量「2.19t」に変換して、母材データ541を生成する。このようなデータの生成により、要素部品A-1と要素部品B-1を製造するためには、鋼材品種S01が3pc必要であり、鋼材品種S01を3pc製造するためには、母材品種X01が2.19t必要であることが理解され得る。なお、ここで導出される鋼材量、母材量は、製造品の生産数も加味して計算される。例えば、1つの製造品に1つの構成部品Aを用いる場合に、当該製造品を1000個生産する場合であれば、構成部品Aの構成部品データ501の管理情報には、構成部品Aの必要個数として「1000」が記述される。導出部113は、このような記述も用いて鋼材量、母材量を導出し得る。また、それぞれの構成部品の必要個数は、現時点から所定期間(例えば3か月)の間に見込まれる必要個数として登録され得る。この場合、導出部113は、設定された所定期間において調達が必要な鋼材品種とその鋼材量、母材品種とその母材量を導出してもよい。
なお、ここでは要素部品データが入力済みとなったら、金属母材の母材品種と母材量の導出処理を開始する例を説明したが、導出処理の開始は、調達管理会社の権限者による金属母材に関する情報の入力をトリガーとしてもよい。例えば、要素部品データの金属情報が、必ずしも想定された鋼材品種や母材品種が記述されておらず、それぞれの嘱託会社が認識する品種名が記述されている場合がある。そのような場合には、調達管理会社の権限者が、いずれの要素部品が同種の鋼材品種あるいは母材品種であるかを確認し、互いに寄せ集めて関連付ける入力処理を実行する。上述の例では、要素部品データ511に記述された金属情報と要素部品データ514に記述された金属情報に、それぞれ別品種名が記述されていたとしても、管理会社の権限者はこれらが同一の品種であることを識別して、これらを関連付ける情報を入力する。導出部113は、入力を受け付けると導出処理を開始し、鋼材データ531を生成する。
要素部品データ515には鋼材品種「S11」が記述されているものの、他の要素部品データのうち鋼材品種「S11」が記述されているものは存在しない。また、要素部品データ515は、母材量導出の対象外とする「鋼材導出対象」の情報を含む。この場合、導出部113は、要素部品データ515から鋼材品種「S11」の必要量である鋼材量「5pc」を導出して鋼材データ532を生成し、これにぶら下がる母材データは生成しない。このようなデータの生成により、要素部品B-2を製造するためには、鋼材品種S11が5pc必要であることが理解され得る。なお、複数の要素部品データに同一の鋼材品種が記述されているものの、その一部が「鋼材導出対象」の情報を含む場合には、「鋼材導出対象」の情報を含む要素部品データを除外して母材品種とその母材量を導出する(すなわち、母材データを生成する)。除外された要素部品データについては、それらを寄せ集めて、鋼材品種とその鋼材量を導出し(すなわち、鋼材データを生成し)、これに紐づく母材データは生成しない。
要素部品データ512には鋼材品種が記述されておらず、直接的に母材品種が記述されている。この場合、導出部113は、要素部品データ512から母材品種「X03」の必要量である母材量「0.8t」を導出して母材データ542を生成する。例えば、要素部品データ512に要素部品A-2の必要個数と、母材品種に対応する金属素材の1個当たりの重量が記述されていれば、導出部113は、母材品種とその母材量を導出することができる。母材品種と金属素材の対応や要素部品の1個当たりの重量は、ルックアップテーブルに記述されており、導出部113は、そのようなルックアップテーブルを参照することにより母材品種とその母材量を導出してもよい。このようなデータの生成により、要素部品A-2を製造するためには、母材品種X03が0.8t必要であることが理解され得る。
要素部品データ513は、「導出対象外」の情報を含む。導出部113は、母材品種とその母材量、または、鋼材品種とその鋼材量を導出するにあたり、「導出対象外」が記述されている要素部品データを導出の除外対象とする。すなわち、要素部品データ513には、鋼材データも母材データもぶら下がることがない。例えば、要素部品が規格ボルトなど母材や鋼材から製造する必要のない部品であったり、特定の製造者から購入することが想定されている部品であったりする場合には、このように要素部品データに「導出対象外」の情報が付与される。
導出部113は、以上のような処理を終えると、生成した鋼材データおよび母材データを調達管理会社端末400へ送信する。調達管理会社の権限者は、調達管理会社端末400に接続された表示モニタ401を確認することにより、発注すべき母材品種とその母材量、鋼材品種とその鋼材量を把握できる。なお、上述の例では、構成部品が複数の要素部品によって製造されることを想定したが、構成部品が単独の部品として製造される場合も想定し得る。そのような場合には、当該構成部品の製造を嘱託会社に嘱託するのであれば、一つの構成部品データに一つの要素部品データをぶら下げるようにすればよい。当該構成部品を製造会社自身が製造するのであれば、その構成部品データを下位の要素部品が存在しない最小単位として記述すればよい。この場合、導出部113は、要素部品データのみならず、構成部品データも母材品種とその母材量、鋼材品種とその鋼材量の導出の対象とする。
図4は、構成部品から母材へ至る管理原単位間の相互関係を表す連関図の他の一例を示す図である。図3の例では製造会社、嘱託会社、調達管理会社は、上流から下流へ向かって1層ずつを担ったが、図4の例では嘱託会社として第1嘱託会社と第2嘱託会社が関与し、それぞれが上流から下流へ向かって連続する2層の各層を担う。
管理サーバ100の第1取得部111は、製造会社の権限者によって入力された情報を取得して、構成部品Cに関する構成部品データ503を生成する。構成部品Cが要素部品C-1、C-2によって製造されることを認識すると、第2取得部112は、これらの要素部品の製造を嘱託指名された第1嘱託会社の権限者によって入力された情報を取得して、要素部品C-1、C-2に関する要素部品データ516、517を生成する。
要素部品データ516は、要素部品情報の下位品目構成として2つの要素部品C-1-1とC-1-2の情報を含み、その製造先として第2嘱託会社が指名されている場合、第2取得部112は、第2嘱託会社の権限者によって入力された情報を取得して、要素部品C-1-1、C-1-2に関する要素部品データ521、522を生成する。
導出部113は、エラーチェックでエラーが検出されなければ、すなわち、すべての要素部品データが入力済みとなったことを認識したら、金属母材の母材品種と母材量を導出する処理を開始する。具体的には、第1嘱託会社の入力により生成された要素部品データ516、517と第2嘱託会社の入力により生成された要素部品データ521、522を対象とし、そのうち最小単位であると認識された要素部品データから母材品種とその母材量を導出する。導出部113は、同一の母材品種「X05」が記述されている要素部品データ521と要素部品データ517から、母材品種「X05」の必要量である母材量「3.2t」を導出して、母材データ543を生成する。また、母材品種「X06」が記述されている要素部品データ522から、母材品種「X06」の必要量である母材量「0.4t」を導出して、母材データ544を生成する。このようなデータの生成により、要素部品C-1-1と要素部品C-2を製造するためには、母材品種X05が3.2t必要であり、要素部品C-1-2を製造するためには、母材品種X06が0.4t必要であることが理解され得る。
ここで、要素部品C-1は要素部品C-1-1、C-1-2から製造されるので、金属情報は要素部品C-1-1、C-1-2に対して入力されればよいと言える。すなわち、要素部品C-1は最小単位の要素部品ではないので、第1嘱託会社の権限者は、要素部品C-1に対する金属情報の入力を省いてもよく、第1取得部111は、そのような省略を許容して要素部品データ516を生成してもよい。
逆に、下位品目構成が「なし」と記述されており、最小単位であると認識される要素部品であるにも関わらず、導出部113が認識し得る金属情報が存在しない要素部品データは、エラーチェックにおいて検出される対象となる。エラーチェックによりこのような要素部品データが検出された場合には、導出部113は、当該要素部品データに係る要素部品を製造する嘱託会社の端末に、入力情報の修正を促す督促を発出する等のエラー処理を実行する。
次に、構成部品データと要素部品データのデータ構成について説明する。図5は、構成部品の管理原単位である構成部品データの一例として、構成部品データ501のデータ構成例を示す図である。構成部品データは、上述のように、管理情報、構成部品情報および構成部品情報の一部としての金属情報を含む。管理情報は、製造会社企業情報、製造品名、管理期間、下位品目企業情報等を含み得る。製造会社企業情報は、構成部品Aを用いて製造品を製造する製造会社の会社名を含む。管理情報が製造会社企業情報を含むことにより、本実施形態に係る金属母材管理システムは、例えば、同一システムにおいて複数の製造会社(完成品メーカー)に対し、そのサービスを提供することができる。
製造品名は、構成部品Aによって製造される製造品の名称である。管理期間は、構成部品データ501が有効なものとして扱われる期間である。管理期間を過ぎた構成部品データ存在する場合には、例えば有効な要素部品データが存在するにも関わらず、その上流に位置する構成部品データが存在しないことになり、エラーチェックによって検出される対象となる。エラーチェックによりこのような不存在が検出された場合には、導出部113は、製造会社の端末に入力情報の更新を促す督促を発出する等のエラー処理を実行する。
下位品目企業情報は、後述する構成部品情報に下位品目構成が含まれる場合に、当該下位品目(要素部品)の製造を指名された嘱託会社の名称を含む。第2取得部112は、当該下位品目である要素部品について、ここで記述された嘱託会社の端末からその情報の入力を受け付ける。
構成部品情報は、金属情報の他にも、品目名称、品目コード、下位品目構成等を含み得る。品目名称は、構成部品Aの名称であり、品目コードは、構成部品Aに付与された管理記号等である。下位品目構成は、構成部品Aを製造するために必要な要素部品のそれぞれの品目コード等である。構成部品Aが単独の部品として製造される場合には、一つの品目コードが記述されるか「なし」とされる。例えば、嘱託会社に製造させる場合には一つの品目コードを記述し、製造会社が自ら製造する場合には「なし」とすればよい。
金属情報は、種別、品種、分量、連関種別等を含み得る。種別は、特定の下位品目(要素部品)に対して種別を指定したい場合に記述され、例えば要素部品「506BX」に対して「鋼材」を指定する場合に、「506BX-鋼材」のように記述される。特に種別が指定されていない下位品目に対しては、その製造を担う嘱託会社が自由に設定し得る。品種は、特定の下位品目に対して品種を指定したい場合に記述され、例えば要素部品「506BX」に対して鋼材の品種である「SS400」を指定する場合に、「506BX-SS400」のように記述される。特に品種が指定されていない下位品目に対しては、その製造を担う嘱託会社が自由に設定し得る。分量は、特定の下位品目に対して分量を指定したい場合に記述され、例えば要素部品「506BX」に対して鋼材品種の分量単位である「7pc」を指定する場合に、「506BX-7pc」のように記述される。特に分量が指定されていない下位品目に対しては、その製造を担う嘱託会社が自由に設定し得る。連関種別は、下位品目(要素部品)を連関対象とするか否かを個々に指定するものである。連関対象としない要素部品については、要素部品データは生成されるものの導出対象外の情報が付加され、導出部113は、「導出対象外」が記述されている要素部品データを除外して母材品種とその母材量、または、鋼材品種とその鋼材量を導出する。
なお、第1取得部111は、これらの情報のそれぞれを、製造会社の権限者から製造会社端末200を介して個別に入力を受け付けて取得してもよいし、当該権限者によって指定されるリスト等の指定先から自動的に収集してもよい。また、管理情報、構成部品情報、金属情報は、以上に説明した項目以外にもさまざま項目を含み得る。逆に、例えば特定の下位品目に対して特定の嘱託会社が予め設定されているような場合には、下位品目企業情報が省かれるといったように、システムの仕様に応じてさまざまに修正され得る。
図6は、要素部品の管理原単位である要素部品データの一例として、要素部品データ511のデータ構成例を示す図である。要素部品データは、上述のように、管理情報、要素部品情報および要素部品情報の一部としての金属情報を含む。管理情報は、嘱託会社企業情報、製造品名、管理期間、下位品目企業情報等を含み得る。嘱託会社企業情報は、要素部品A-1を製造する嘱託会社の会社名を含む。管理情報が嘱託会社企業情報を含むことにより、本実施形態に係る金属母材管理システムは、例えば、後述するように複数の嘱託会社のそれぞれに閲覧権限の範囲を定めて、そのサービスを提供することができる。
製造品名は、要素部品A-1を用いて製造される構成部品の名称である。図示する例では「第3ユニット」と記述されているので、要素部品データ511は、構成部品「第3ユニット」(図5に示す構成部品情報の品目名称「第3ユニット」に一致)の構成部品データ501に紐付けられるデータであることが認識される。なお、本実施形態においては、構成部品の名称に記述された内容を介して構成部品データと要素部品データを結び付けて(紐付けて)いるが、紐付けはこれに限らず、データ間のリンク情報やポインタを持つなど、他のデータ形式であっても構わない。管理期間は、要素部品データ511が有効なものとして扱われる期間である。管理期間を過ぎた構成部品データ存在する場合には、上流の構成部品や要素部品を製造するための要素部品が欠落することになり、エラーチェックによって検出される対象となる。エラーチェックによりこのような欠落が検出された場合には、導出部113は、嘱託会社の端末に入力情報の更新を促す督促を発出する等のエラー処理を実行する。
下位品目企業情報は、後述する要素部品情報に下位品目構成が含まれる場合に、当該下位品目(要素部品)の製造を指名された嘱託会社の名称を含む。第2取得部112は、当該下位品目である要素部品について、ここで記述された嘱託会社の端末からその情報の入力を受け付ける。
要素部品情報は、金属情報の他にも、品目名称、品目コード、下位品目構成等を含み得る。品目名称は、要素部品A-1の名称であり、品目コードは、要素部品A-1に付与された管理記号等である。下位品目構成は、要素部品A-1を製造するために必要な要素部品のそれぞれの品目コード等である。要素部品A-1が最小単位である場合には「なし」とされる。
金属情報は、種別、品種、分量、連関種別等を含み得る。種別は、要素部品A-1の製造に用いられる金属の種別であり、例えば「鋼材」のように記述される。品種は、種別で指定された金属種別に対する品種であり、例えば「506BX」のように記述される。分量は、要素部品A-1を製造するために必要な、品種で指定された金属品種の分量単位であり、例えば「7pc」のように記述される。連関種別は、要素部品A-1を連関対象とするか否かを指定するものである。連関対象としない場合には「導出対象外」の情報が付加される。なお、これらの金属情報は、上位の構成部品データにおいてそれぞれの項目が指定されている場合には、その指定内容をそのまま引き写してもよい。嘱託会社の権限者は、その権限において指定された項目の指定内容を変更してもよい。
第2取得部112は、これらの情報のそれぞれを、嘱託会社の権限者から嘱託会社端末310、320を介して個別に入力を受け付けて取得してもよいし、当該権限者によって指定されるリスト等の指定先から自動的に収集してもよい。また、製造会社側で仮入力された情報あるいは所定のテンプレートに従って自動的に仮入力された情報を当該権限者が承認する形式であってもよい。なお、管理情報、要素部品情報、金属情報は、以上に説明した項目以外にもさまざま項目を含み得る。これらの項目は、システムの仕様に応じてさまざまに修正され得る。
次に、母材管理システムへ入力された情報および演算された結果の閲覧権限について説明する。図7は、閲覧権限の範囲の例を示す図であり、特に要素部品を2つの嘱託会社で分担して製造する場合の、それぞれの嘱託会社の閲覧権限を示す図である。ここでは、図3で示した連関図において、要素部品A-1~A-3の製造を第1嘱託会社が担い、要素部品B-1、B-2の製造を第2嘱託会社が担う場合を説明する。
嘱託会社の閲覧権限は、原則として、連関図においてその嘱託会社が製造を担う要素部品に接続される上流および下流の管理原単位に係るデータに対して与えられる。図7に示す例では、第1嘱託会社は、要素部品A-1~A-3の製造を担うので、これらの要素部品によって製造される構成部品Aに係る構成部品データ501、要素部品A-1を用いて導出される鋼材品種S01に係る鋼材データ531、鋼材品種S01を製造するための母材品種X01に係る母材データ541、要素部品A-2を用いて導出される母材品種X03に係る母材データ542が閲覧権限を有する対象となる(図の一点鎖線で囲まれた範囲)。同様に、第2嘱託会社は、要素部品B-1、B-2の製造を担うので、これらの要素部品によって製造される構成部品Bに係る構成部品データ502、要素部品B-1を用いて導出される鋼材品種S01に係る鋼材データ531、鋼材品種S01を製造するための母材品種X01に係る母材データ541、要素部品B-2を用いて導出される鋼材品種S11に係る鋼材データ532が閲覧権限を有する対象となる(図の二点鎖線で囲まれた範囲)。なお、嘱託会社からの申請等により特別な権限が与えられた場合には、当該嘱託会社が製造を担う要素部品でない他の要素部品の要素部品データとそれに連なる管理原単位に係るデータに対しても閲覧が許されるようにしてもよい。
製造会社と調達管理会社については、すべてのデータの閲覧権限が付与されてよい。なお、要素部品の製造を嘱託する嘱託会社が互いに重なり合う複数の製造会社が本システムのサービスを利用する場合には、それぞれの製造会社が入力する構成部品に接続される管理原単位に係るデータに限って閲覧権限が与えられるとよい。また、調達管理会社が鋼材データや母材データを確認して発注する発注先である鋼材加工会社や鉄鋼会社に対して、その鋼材データや母材データに接続される上流の管理原単位に係るデータを範囲として閲覧権限を付与してもよい。このように、本システムに関わる会社のそれぞれが、与えられた閲覧権限の範囲で入力された情報や演算された結果を確認することができるので、円滑で緻密な相互連携が可能となり、ひいては迅速で精確な金属母材等の確保、調達を実現することができる。
図8は、ツリー構造を用いて母材品種と母材量の導出結果を表示する表示例を示す図である。具体的には、閲覧者は図7における第1嘱託会社の権限者であって、第1嘱託会社の嘱託会社端末に接続された表示モニタに表示された表示例である。表示モニタには金属母材管理プログラムの実行ウィンドウであるウィンドウ601が表示されている。ウィンドウ601に表示されたツリー表示610は、第1嘱託会社が閲覧権限を有する管理原単位間の相互関係を表す連関図と同様である。このようなツリー表示610により、嘱託会社の権限者は、当該嘱託会社が関与する要素部品に関連する情報や演算結果の全体を俯瞰することができる。
また、例えば重畳して表示されているカーソル630を移動させて特定の情報名(図の例では要素部品A-3の「金属情報」)を指定すると、図5、図6で示したように、その情報に含まれる内容が表示される。なお、導出部113による導出処理前であれば、鋼材データや母材データは表示されない。
上述のように、製造会社の権限者は、構成部品情報の入力を担い、必要事項の入力がすべて終わって例えば登録ボタンを押すと、その構成部品に関する入力を確定させることができる。第1取得部111は、登録ボタンの押下を受けて、その構成部品に係る構成部品データを生成する。同様に、嘱託会社の権限者は、要素部品情報の入力を担い、必要事項の入力がすべて終わって例えば登録ボタンを押すと、その要素部品に関する入力を確定させることができる。第2取得部112は、登録ボタンの押下を受けて、その要素部品に係る要素部品データを生成する。
構成部品情報や要素部品情報の入力作業は、このようにそれぞれの権限者による手作業を含むものであることから、入力漏れや入力ミスが生じ得る。また、上述のように、生成された構成部品データや要素部品データは、管理期間が設けられているものもあり、管理期間を経過したデータは、修正や置換を必要とする。したがって、情報の入力を担う権限者は、いずれの情報を入力すべきか正しく知る必要がある。そこで、第1取得部111および第2取得部112は、入力を担う権限者からの求めに応じて入力すべき情報を呈示する。
ここでは、第1嘱託会社の権限者からの求めに応じて第2取得部112が情報を呈示する登録照会の例について説明する。図9は、嘱託会社の権限者からの求めに応じて情報を呈示する登録照会の表示例を示す図である。
図示するように、ウィンドウ601には、図8を用いて説明したツリー表示610の一部を抜き出したようなツリー表示620の態様により、第1嘱託会社の権限者が入力すべき要素部品の情報が表示されている。具体的には、既に入力されている構成部品Aに係る既入力ボックス622にぶら下がる、第1嘱託会社が製造を担う要素部品A-1~A-3のそれぞれを表す未入力ボックス624が、未登録であることを示すタイトル623と共に、太枠で示されている。
権限者は、例えば重畳して表示されているカーソル630を移動させて特定の未入力ボックス624を指定すると、その要素部品に対応する情報の入力画面が現れる。なお、既に下位にぶら下がる情報が入力されている場合には、それらに対応する既入力ボックス622をツリー表示620に加えて表示しても良い。また、製造会社の権限者からの求めに応じて第1取得部111が情報を呈示する登録照会の表示も同様であり、未入力の構成部品に対して未入力ボックス624が表示される。
次に、演算部110が実行する金属母材管理処理の処理手順について説明する。図10は、演算部110の処理手順を示すフロー図である。ここで説明する処理手順は、以上に説明した処理の全てを含むものではなく、主要な処理を簡潔に示すものである。
フローは、例えば新たな製造品を製造するための構成部品の情報入力を受け付ける時点から開始される。第1取得部111は、ステップS101で、製造品を製造する製造会社の権限者から、当該製造品を製造するための構成部品に関する構成部品情報等の入力を受け付ける。具体的には、製造会社端末の表示モニタに入力受付画面を表示させ、当該入力受付画面を通じて入力された情報を、通信ユニット130を介して受け付ける。そして、例えば登録ボタンの押下を受け付けたら入力が完了したと認識し、構成部品データを生成する。
第2取得部112は、続くステップS102で、要素部品を製造する嘱託会社の権限者から、要素部品に関する要素部品情報等の入力を受け付ける。具体的には、嘱託会社端末の表示モニタに入力受付画面を表示させ、当該入力受付画面を通じて入力された情報を、通信ユニット130を介して受け付ける。そして、例えば登録ボタンの押下を受け付けたら入力が完了したと認識し、要素部品データを生成する。なお、要素部品の製造を嘱託される嘱託会社が複数存在する場合には、第2取得部112は、それぞれの嘱託会社の権限者から情報の入力を受け付けて、要素部品データを生成する。特に、図4で示すようにある要素部品の製造を担う嘱託会社が、その要素部品を製造するために必要な要素部品を別の嘱託会社に嘱託する場合には、それぞれの要素部品に係る情報を順次受け付けて、それぞれの要素部品データを生成する。なお、第2取得部112は、第1取得部111が構成部品情報を取得するよりも前に、嘱託会社の権限者が要素部品情報を入力したことを検出した場合には、その旨を通知するなどのエラー処理を実行してもよい。
ステップS103へ進むと、導出部113は、エラーチェックを実行する。エラーチェックは、上述のように、例えばすべての要素部品データが入力済みとなったか否かをチェックしたり、最小単位と認識される要素部品データに金属情報の欠落がないかをチェックしたり、管理期間を過ぎたデータが存在しないかをチェックしたりする。エラーがなければステップS104へ進む。エラーが見つかれば、ステップS102へ戻る。ただし、構成部品データに関するエラーが見つかった場合には、ステップS101へ戻る。
ステップS104へ進むと、導出部113は、ステップS102で生成された要素部品データを寄せ集めて、対象となる製造品を製造するために必要な金属母材の母材品種と母材量等を導出する。出力部114は、ステップS105で、導出部113が導出した導出結果を、通信ユニット130を介して調達管理会社端末へ出力し、当該調達管理会社端末に接続された表示モニタに表示させる。あるいは、導出結果を記憶部120へ記録させる。出力処理が完了したら、一連の処理を終了する。
以上説明した本実施形態においては、上流の構成部品から下流の要素部品へ順番に情報入力を受け付ける態様を説明したが、構成部品の情報入力よりも先に要素部品の情報入力を受け付けるように構成しても構わない。例えば、ある一つの要素部品が複数の構成部品にぶら下がるような相互関係を許容する場合には、先に要素部品の情報入力を受け付けておき、新たな構成部品の情報が入力された時点で、要素部品から構成部品へ向かって紐付けを受け付けるようにしてもよい。
また、エラーチェックについては、上述のエラーチェック以外にも様々に設定し得る。例えば、管理原単位がツリー状に接続さておらず、ループ状に接続されている管理原単位の組合せを抽出するエラーチェックを行ってもよい。また、最小単位と認識される要素部品データの金属情報に想定されていない母材品種や鋼材品種が記述されていないかを確認するエラーチェックを行ってもよい。そのような要素部品データが抽出された場合には、当該要素部品データを入力した嘱託会社端末にエラーメッセージを送る場合に限らず、調達管理会社端末へそのような母材品種や鋼材品種の設定を促すメッセージを送ってもよい。また、嘱託会社の権限者が要素部品データと上位の構成部品データを紐付ける場合に、そのような紐付けが正しく指定されてなく、要素部品データが最上位の部品データとなってしまっている場合にエラーとするエラーチェックを行ってもよい。
また、導出部113は、最小単位と認識される要素部品データがすべて揃ったと認識されたタイミングに限らず、例えば調達管理会社の権限者が要求したタイミングや、一定期間ごとに設定されたタイミングなどにおいて導出処理を実行してもよい。この場合、最小単位と認識される要素部品データのすべてが揃っていなくても、その時点において導出できる結果を出力してもよい。その場合、認識され得る欠落データに関する情報を併せて出力するとよい。
100…管理サーバ、110…演算部、111…第1取得部、112…第2取得部、113…導出部、114…出力部、120…記憶部、130…通信ユニット、200…製造会社端末、201…表示モニタ、310、320…嘱託会社端末、311、321…表示モニタ、400…調達管理会社端末、401…表示モニタ、501、502、503…構成部品データ、511~517…要素部品データ、521、522…要素部品データ、531、532…鋼材データ、541~544…母材データ、601…ウィンドウ、610、620…ツリー表示、623…タイトル、622…既入力ボックス、624…未入力ボックス、630…カーソル、900…ネットワーク

Claims (13)

  1. 製造品を製造する製造会社の権限者から、前記製造品を製造するための構成部品に関する構成部品情報の入力を受け付けて取得する第1取得部と、
    前記構成部品を製造するための要素部品を製造する或いは集約する嘱託会社の権限者から、前記要素部品に関する要素部品情報の入力を、前記要素部品に使用される金属に関する金属情報の入力と共に受け付けて取得する第2取得部と、
    前記第2取得部が取得した前記要素部品情報と前記金属情報を寄せ集めて、前記製造品を製造するために必要な金属母材の少なくとも母材品種と母材量を導出する導出部と、
    前記導出部による導出結果を出力する出力部と
    を備える金属母材管理システム。
  2. 前記導出部は、前記製造品を製造するために必要な鋼材の少なくとも鋼材品種と鋼材量を導出し、前記鋼材品種と前記鋼材量に基づいて前記母材品種と前記母材量を導出する請求項1に記載の金属母材管理システム。
  3. 前記導出部は、前記要素部品情報が鋼材導出対象の情報を含む場合には、その要素部品情報を除外して前記母材品種と前記母材量を導出すると共に、前記鋼材導出対象の情報を含む前記要素部品情報を寄せ集めて、前記製造品を製造するために必要な鋼材品種と鋼材量を導出する請求項1に記載の金属母材管理システム。
  4. 前記導出部は、前記要素部品情報が導出対象外の情報を含む場合には、その要素部品情報を除外して前記母材品種と前記母材量を導出する請求項1に記載の金属母材管理システム。
  5. 前記導出部は、最小単位と認識される少なくとも一つの前記要素部品に対して前記金属情報が存在しない場合は、エラー処理を実行する請求項1に記載の金属母材管理システム。
  6. 前記導出部は、前記金属母材の調達を管理する調達管理会社の権限者から、前記金属母材に関する情報の入力を受け付けた場合に、前記母材品種と前記母材量を導出する請求項1に記載の金属母材管理システム。
  7. 前記第2取得部は、前記要素部品がさらに複数の要素部品によって製造される場合には、最小単位の前記要素部品に対する前記金属情報の入力を受け付けると共に、最小単位でない前記要素部品に対する前記金属情報の入力を省略することを許容する請求項1に記載の金属母材管理システム。
  8. 前記第2取得部は、前記第1取得部が前記構成部品情報を取得するよりも前に、前記嘱託会社の権限者から前記要素部品情報が入力された場合は、エラー処理を実行する請求項1に記載の金属母材管理システム。
  9. 前記第2取得部は、前記嘱託会社の権限者からの求めに応じて入力すべき情報の呈示を行う請求項1に記載の金属母材管理システム。
  10. 前記出力部は、前記構成部品、前記要素部品および前記母材品種を互いに接続するツリー構造と共に表示させるように、前記導出結果を表示部へ出力する請求項1に記載の金属母材管理システム。
  11. 前記出力部は、前記製造会社の権限者が閲覧する前記表示部および前記嘱託会社の権限者が閲覧する前記表示部のそれぞれに表示する表示情報を、前記製造会社が扱う前記構成部品および前記嘱託会社が扱う前記要素部品に基づいて制限する請求項10に記載の金属母材管理システム。
  12. コンピュータが、製造品を製造する製造会社の権限者から、前記製造品を製造するための構成部品に関する構成部品情報の入力を受け付けて取得する第1取得ステップと、
    コンピュータが、前記構成部品を製造するための要素部品を製造する或いは集約する嘱託会社の権限者から、前記要素部品に関する要素部品情報の入力を、前記要素部品に使用される金属に関する金属情報の入力と共に受け付けて取得する第2取得ステップと、
    コンピュータが、前記第2取得ステップで取得した前記要素部品情報と前記金属情報を寄せ集めて、前記製造品を製造するために必要な金属母材の少なくとも母材品種と母材量を導出する導出ステップと、
    コンピュータが、前記導出ステップによる導出結果を出力する出力ステップと
    を有する金属母材管理方法。
  13. 製造品を製造する製造会社の権限者から、前記製造品を製造するための構成部品に関する構成部品情報の入力を受け付けて取得する第1取得ステップと、
    前記構成部品を製造するための要素部品を製造する或いは集約する嘱託会社の権限者から、前記要素部品に関する要素部品情報の入力を、前記要素部品に使用される金属に関する金属情報の入力と共に受け付けて取得する第2取得ステップと、
    前記第2取得ステップで取得した前記要素部品情報と前記金属情報を寄せ集めて、前記製造品を製造するために必要な金属母材の少なくとも母材品種と母材量を導出する導出ステップと、
    前記導出ステップによる導出結果を出力する出力ステップと
    をコンピュータに実行させる金属母材管理プログラム。



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