JP7341429B2 - ソイルセメント地中連続壁施工法 - Google Patents
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Description
第1に、本発明のソイルセメント地中連続壁施工法は、単軸又は多軸の柱列式施工機の先端部から、非硬化性注入材を吐出しつつ掘削を行い、掘削土と前記非硬化性注入材の混合土による壁体を造成する仮掘削工程と、前記仮掘削工程の後に、トレンチカッター式施工機の先端部から、前記混合土に固化材スラリーを吐出・混練しつつ本掘削を行い、固化させてソイルセメント地中連続壁を構築する本掘削・固化工程を有するソイルセメント地中連続壁施工法であって、前記トレンチカッター式施工機による掘削幅が、前記柱列式施工機による掘削幅以上であり、前記トレンチカッター式施工機のトレンチカッター本体が隔壁となり、前記仮掘削工程による混合土領域と前記本掘削・固化工程による固化領域を隔てることを特徴とする。
第2に、前記第1の発明のソイルセメント地中連続壁施工法において、前記柱列式施工機による仮掘削に追随して、前記トレンチカッター式施工機による本掘削・固化を行うことが好ましい。
第3に、前記第1又は第2の発明のソイルセメント地中連続壁施工法において、前記本掘削・固化工程の後に、芯材を挿入する芯材挿入工程を有することが好ましい。
第4に、前記第1から第3の発明のソイルセメント地中連続壁施工法において、前記非硬化性注入材として気泡又は気泡と水を使用することが好ましい。
第5に、前記第4の発明のソイルセメント地中連続壁施工法において、前記気泡の添加量を、TF値が150~200mmの範囲となるように調整することが好ましい。
第6に、前記第1から第5の発明のソイルセメント地中連続壁施工法において、前記非硬化性注入材として水を吸収し膨張した膨潤吸水ポリマー又は水を吸収して膨潤した膨潤ポリマーに水を添加した膨潤吸水ポリマー分散液を使用することが好ましい。
第7に、前記第1から第6の発明のソイルセメント地中連続壁施工法において、前記固化材スラリーに消泡剤を配合することが好ましい。
本実施形態のソイルセメント地中連続壁施工法の手順は、まず、施工対象の原地盤4に対して、単軸又は多軸の柱列式施工機1を用いて仮掘削工程を行う。仮掘削工程で用いる単軸又は多軸の柱列式施工機1としては、単軸又は多軸のオーガー削孔混練軸施工機械を用いることができる。
次に、本掘削・固化工程を行う。図1(B)は、本実施形態の本掘削・固化工程を示している。本掘削・固化工程で使用するトレンチカッター式施工機2は、地盤に挿入するチェーンソー型のカッターチェーンを備えたトレンチカッター本体21がベースマシンに接続されており、水平方向に移動させて、溝の掘削を行いつつ固化剤スラリーの注入、混合土11との混合、攪拌を行い、地中に連続したソイルセメント地中連続壁22(以下、固化体ともいう)を造成することができる。具体的なトレンチカッター式施工機2としてはTRD施工機を例示することができる。
また、本実施形態のソイルセメント地中連続壁施工法においては、必要に応じて本掘削・固化工程の後に芯材31を挿入することができる。図1(C)は本実施形態の芯材挿入工程を示している。本実施形態の芯材挿入工程では、クローラークレーン等の芯材挿入用クレーン3を用いて芯材31の挿入を行っている。挿入する芯材31としては、一般に造成される固化体22の補強に用いる芯材を用いることができ、具体的には、例えば、H形鋼等の鋼材、プレキャスト製のコンクリート壁体あるいは鋼製の壁体等を用いることができる。
11 混合土
2 トレンチカッター式施工機
21 トレンチカッター本体
22 ソイルセメント地中連続壁(固化体)
3 芯材挿入用クレーン
31 芯材
4 原地盤
Claims (7)
- 単軸又は多軸の柱列式施工機の先端部から、非硬化性注入材を吐出しつつ掘削を行い、掘削土と前記非硬化性注入材の混合土による壁体を造成する仮掘削工程と、
前記仮掘削工程の後に、トレンチカッター式施工機の先端部から固化材スラリーを吐出・混練しつつ本掘削を行い、固化させてソイルセメント地中連続壁を構築する本掘削・固化工程を有するソイルセメント地中連続壁工法であって、
前記トレンチカッター式施工機による掘削幅が、前記柱列式施工機による掘削幅以上であり、前記トレンチカッター式施工機のトレンチカッター本体が隔壁となり、前記仮掘削工程による混合土領域と前記本掘削・固化工程による固化領域を隔てることを特徴とするソイルセメント地中連続壁施工法。 - 前記柱列式施工機による仮掘削に追随して、前記トレンチカッター式施工機による本掘削・固化を行うことを特徴とする請求項1に記載のソイルセメント地中連続壁施工法。
- 前記本掘削・固化工程の後に、芯材を挿入する芯材挿入工程を有することを特徴とする請求項1又は2に記載のソイルセメント地中連続壁施工法。
- 前記非硬化性注入材として気泡又は気泡と水を使用することを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載のソイルセメント地中連続壁施工法。
- 前記気泡の添加量を、TF値が150~200mmの範囲となるように調整することを特徴とする請求項4に記載のソイルセメント地中連続壁施工法。
- 前記非硬化性注入材として水を吸収し膨張した膨潤吸水ポリマー又は水を吸収して膨潤した膨潤ポリマーに水を添加した膨潤吸水ポリマー分散液を使用することを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載のソイルセメント地中連続壁施工法。
- 前記固化材スラリーに消泡剤を配合したことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載のソイルセメント地中連続壁施工法。
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