JP7340865B2 - 突き刺し具 - Google Patents

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Description

この発明は、突き刺し具に関するものであり、詳しくは芝生地等の地面、皮革等の基材等に代表される対象物に突き刺してから引き抜くことで行われる穿孔、穴開け、型抜き等の作業に用いる突き刺し具に関するものである。
従来、芝生地等の地面に突き刺してから引き抜くことで行われる穿孔等の作業に用いるタインと称される突き刺し具としては、例えば、下記特許文献1~3に記載されたものが知られている。
特許文献1には、先端が開口している中空の筒形状のタイン本体を備えるタインであって、そのタイン本体の円周面にはタイン本体の長さ方向に延びる開口部が形成されており、その開口部はタイン本体の中心軸を中心として180度以上210度以下の円周角を有しているタインが記載されている。
また特許文献2には、芝生地を穿孔するタインであって、先端側に先端開口部を、基端側にエアレーション装置に装着される装着部をそれぞれ有し、先端開口部から導入された芝生地の土壌を側面に設けられた側面開口部より排出する略円筒状の差込筒部と、その差込筒部の先端側に配設された先端開口部と連続する開口部を有し、芝生地の土壌を断裁する筒状先端部と、その筒状先端部の外周部をリング状に隆起させた形状を有し、隆起した部分の先端側の縁は断裁を行う刃の部分として機能するように形成され、その筒状先端部の断裁する土壌よりも径大となるように芝生地の土壌を断裁する管状断裁部とを有するタインが記載されている。
さらに特許文献3には、先端に開口部を有する筒体の側周面の一部を切り取ることで排出口が空けられた本体と、その本体の先端に前記開口部を狭めるようにテーパ状に形成した先端刃と、その本体の内周に沿って前記開口部から前記排出口まで螺旋状に突出する複数の螺旋条と、を有し、前記本体が地面に突き刺されたときに、前記開口部から前記本体の内部に導入された芝を前記螺旋条に沿って捩じらせることで当該芝の根元を前記先端刃で切断するタインが記載されている。
特開2010-22297号公報 特許第4555194号公報 特許第6054573号公報
このような従来の突き刺し具においては、地面等の対象物への突き刺し作業を繰り返すことによりその対象物に最初に突き当たる先端の部分が摩耗することや一部破損することがある。
しかし、この場合、従来の突き刺し具にあっては、その先端の部分を含む全体を交換して対応する必要があった。
また、従来の突き刺し具においては、例えば地面等の対象物への突き刺し作業を行うときの地面(芝生地など)等の対象物の状況やその地質、厚さ、材質等の条件が異なるときに、その突き刺し作業をより適切に安定して行う等の観点から、突き刺し具自体の材質やその先端の部分に設ける先端孔の孔径や形状を変更する必要性が生じることがある。
しかし、この場合であっても、従来の突き刺し具は、その先端の部分を含む全体を交換して対応せざるを得なかった。
この発明は、地面等の突き刺す対象物に最初に突き当たる先端の部分を任意に交換して使用することができ、またその先端の部分の交換作業を容易に行うことができる突き刺し具を提供するものである。
この発明(1)の突き刺し具は、対象物に最初に突き当たる筒状の先端部と、前記先端部が一端部に取り付けられる少なくとも一部が筒状の本体部とを備え、前記先端部は、前記本体部の一端部に対して着脱可能に取り付けられるよう構成されたものであって、前記本体部に取り付ける側の端部に雌ねじが設けられた内周面を有し、前記本体部は、前記先端部が取り付けられる側の端部に前記雌ねじと噛み合う雄ねじが設けられた外周面を有し、前記先端部は、そのロックウェル硬さが前記本体部のロックウェル硬さよりも硬い関係にあるものである。
また、この発明(2)の突き刺し具は、上記発明(1)の突き刺し具において、前記雄ねじは、前記本体部の一端部から離れた内側の端部領域に不完全ねじ部が設けられているものである。
この発明(3)の突き刺し具は、上記発明(2)の突き刺し具において、前記不完全ねじ部は、前記先端部の雌ねじの一部と正常ではない状態で噛み合う部分であり、前記雄ねじの谷が前記本体部の一端部から離れるにつれて浅くなる形状で構成されているものである。
この発明(4)の突き刺し具は、上記発明(1)から(3)のいずれかの突き刺し具において、前記先端部のロックウェル硬さは59以上かつ64以下の範囲内で設定されており、前記本体部のロックウェル硬さは50以上かつ56以下の範囲内で設定されているものである。
さらに、この発明(5)の突き刺し具は、上記(1)から(4)のいずれかの突き刺し具において、前記本体部は、前記先端部の端部が接触して止まる壁面部と、前記壁面部と前記雄ねじとの間に当該雄ねじが形成されない溝状の外周面部とが設けられているものである。
この発明(6)の突き刺し具は、上記発明(1)から(5)のいずれかの突き刺し具において、前記本体部は、前記先端部が取り付けられる側の端部に前記雄ねじが形成されない円筒状の外周面部が設けられており、かつ、前記先端部は、前記雌ねじが設けられている内周面の当該雌ねじよりも奥側に前記円筒状の外周面部が嵌め入れられる円環状の内周面部が設けられているものである。
この発明(7)の突き刺し具は、上記発明(1)から(6)のいずれかの突き刺し具において、前記先端部の外周面に、前記雌ねじが存在する領域内に接着剤を注入する貫通した注入孔が設けられているものである。
この発明(8)の突き刺し具は、上記発明(1)から(7)のいずれかの突き刺し具において、前記先端部の外周面に、フックスパナの突起を差し込む引っ掛け孔が設けられているものである。
この発明(9)の突き刺し具は、上記発明(1)から(8)のいずれかの突き刺し具において、前記先端部として、対象物に最初に突き当たる先端口の開口の大きさおよび形状の一方若しくは双方が異なる異種の先端部又は材質の異なる異種の先端部を複数備えているものである。
上記発明(1)の突き刺し具によれば、先端部が本体部の一端部に対して着脱可能に取り付けられるよう構成されているとともに先端部のロックウェル硬さが本体部のロックウェル硬さよりも硬い関係にあるので、地面等の突き刺す対象物に最初に突き当たる先端の部分を任意に交換して使用することができ、またその先端部の交換作業を容易に行うことができる。
これにより、この突き刺し具では、例えば、突き刺し具の先端部が地面等の対象物への突き刺し作業を繰り返すことにより摩耗することや一部破損することがあった場合でも、その先端部を新たな先端部に交換して対応することが可能になる。
また、この突き刺し具では、例えば地面等の対象物への突き刺し作業を行うときの地面等の対象物の状況やその地質、厚さ、材質等の条件が異なる場合であっても、その対象物の状況や条件に適合する材質や形態からなる種類の先端部に交換して対応することも可能になる。
さらに、この突き刺し具では、先端部を新たな先端部に交換するときに、例えば交換すべき先端部を叩いて衝撃を与えることにより先端部に亀裂を入れやすくなり、その亀裂の入った先端部を本体部から容易に取り外すことが可能になる。
上記発明(2)の突き刺し具によれば、先端部の雌ねじが本体部の雄ねじの不完全ねじ部と強制的に噛み合うようになるので、雌ねじと雄ねじとの締め付け状態が緩みにくくなり、しかも仮にその締め付け状態が緩み始めても先端部が本体部から簡単に外れてしまうおそれが少なくなる。
上記発明(3)の突き刺し具によれば、先端部と本体部とのねじの締め付けを比較的簡易な構成の不完全ねじ部により緩みにくくすることができる。
上記発明(4)の突き刺し具によれば、先端部の耐久性を確保することと先端部の交換作業を容易に行うことができる。
上記発明(5)の突き刺し具によれば、先端部の雌ねじを本体部の雄ねじに確実に締め付けた状態で、先端部を本体部に隙間なく取り付けることができる。
上記発明(6)の突き刺し具によれば、先端部を本体部に取り付ける際に、先端部における円環状の内周面部に対して本体部における円環状の外周面部が嵌め入れられるので、先端部を本体部に強固に取り付けることができる。
上記発明(7)の突き刺し具によれば、先端部の本体部に取り付けた際に雌ねじと雄ねじとの間を接着剤で接着することも可能となり、先端部を本体部に一層強固に取り付けることができる。
上記発明(8)の突き刺し具によれば、先端部の本体部に対する着脱の際に雌ねじと雄ねじとの締め付けとその開放を、フックスパナを用いて行うことにより、容易かつ的確に行うことができる。特に不完全ねじ部が雄ねじに設けられている場合でも、その雌ねじと雄ねじとの締め付けとその開放を、先端部を傷つけることなく容易かつ的確に行うことができる。
上記発明(9)の突き刺し具によれば、対象物の状況や条件に適合した種類の先端部を選択することができ、その適合した先端部を本体部に取り付けて使用することができる。
実施の形態1に係る突き刺し具の合体した状態を示す斜視図である。 実施の形態1に係る突き刺し具の分解した状態を示す斜視図である。 図1(A)の突き刺し具の分解した状態を示す側面図である。 図1(B)における本体部の一端部を一部断面で示す側面図である。 図1(B)における先端部を示す概略断面図である。 図3(A)における本体部の一端部の側面図とその一端部の一部を拡大した断面で示す側面図である。 図3(A)の先端部を図3(B)の本体部に取り付けるときの途中又は本体部から取り外すときの途中の状態を一部断面で示す側面図である。 図3(A)の先端部を図3(B)の本体部に完全に取り付けた状態を一部断面で示す側面図である。 図1(A)の突き刺し具における先端部を本体部に着脱する際に用いるフックスパナを示す概略正面図である。 図6(A)のフックスパナの使用状態の一例を示す概略斜視図である。 図1(A)の突き刺し具を使用する際に装着するホルダーの一例を一部断面で示す概要図である。 図1(A)の突き刺し具を図7(A)のホルダーに装着して使用するときの状態を一部断面で示す概要図である。 先端部の取り外し方の他の例を示す図面であり、その先端部を取り外す際の打撃作業の状態を示す概略斜視図である。 図8(A)の打撃作業をした後の先端部を本体部から取り外したときの状態を示す概略斜視図である。 突き刺し具の変形例における先端部を示す概略断面図である。 図9(A)の変形例の先端部を本体部に取り付けたときの使用状態を一部断面で示す側面図である。 突き刺し具の他の変形例を示す図面であり、先端開口の大きさや先端部の長さが異なる2種の先端部を備える突き刺し具の一例を一部断面で示す概要図である。 図10(A)の先端開口の形状が異なる2種の先端部の一例を示す概略正面図である。
以下、この発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。
[実施の形態1]
図1(A),図1(B)と図2には、この発明の実施の形態1に係る突き刺し具が示されている。
実施の形態1に係る突き刺し具1は、図1(A),図1(B)と図2に示されるように、突き刺す対象物に最初に突き当たる先端部2と、その先端部2が取り付けられる一端部を有する本体部3とを備えたものであり、しかも、その先端部2が本体部3の一端部に対して着脱可能に取り付けられるよう構成されているものである。
また、この突き刺し具1は、例えば、対象物の一例である芝生地等の地面に突き刺してから引き抜くことで行われる穿孔等の作業に用いる突き刺し具、所謂タインとして構成されている。
突き刺し具1における先端部2は、外観が先細りする円筒形状からなる部分であり、例えば金属の材料で構成されている。
この先端部2は、先細りする中空の円筒形状からなる本体21と、本体21のうち対象物に最初に突き当たる側の端部(先端部)に設けられる先端口22と、本体21のうち本体部3に取り付けられる側の端部(後端部)に設けられる接続口23と、本体21の内部で先端口22から接続口23に至るまで貫通する貫通空間24とを有している。
また、先端部2は、図3(B)等に示されるように、本体21の接続口23から貫通空間24に入り込む内周面21bの一部に雌ねじ25が設けられている。
さらに、先端部2は、図1(A)や図3(B)等に示されるように、その本体21の外周面21aに後述するフックスパナ6の突起63を差し込む引っ掛け孔26が設けられている。
突き刺し具1における本体部3は、外観がほぼ円筒形状からなる部分であり、例えば金属の材料で構成されている。
この本体部3は、中空のほぼ円筒形状からなる本体31と、本体31のうち先端部2が接続して取り付けられる側の端部に設けられる円筒状の取付け部32と、本体31のうち取付け部32とは反対側の端部に突き刺し具1の使用時に装着するホルダー等の部品や装置と装着を行うよう設けられる装着部33と、本体31の内部で取付け部32から装着部33に至るまで貫通する貫通空間34と、本体31の一部を長手方向に沿って切り欠くよう設けられる開口部35とを有している。
また、本体部3は、図1(A)から図3(A)に示されるように、その一端部にある取付け部32の外周面に雄ねじ36が設けられている。雄ねじ36は、先端部2の雌ねじ25と噛み合うねじである。
本体部3の本体31は、図1(B)や図3(A)に示されるように、所要の長さでかつ所要の外径Kおよび内径E1からなるほぼ円筒状の構造体である。
また、本体部3の取付け部32は、図1(B)や図3(A)に示されるように、本体31の一端部から所定の長さM1で突出した外径E3および内径E1からなる円筒状の部位である。この取付け部32は、例えば、切削加工により本体31の一端部を切削することで形成される。このため、取付け部32の外径E3は、本体31の加工前の外径Kよりも小さい外径になっている(E3<K)。
この取付け部32には、その長さM1の外周面のほぼ中央に雄ねじ36が所要のねじ長さW1で形成される。また、この取付け部32には、雄ねじ36と本体31の端部との間に、雄ねじ36が形成されない溝状の外周面部32aが設けられている。さらに、この取付け部32には、雄ねじ36の外周面部32aとは反対側に、雄ねじ36が形成されない円筒状の外周面部32bが設けられている。また、取付け部32の一端は開口しており、本体31の貫通空間34の一端を構成している。図1(B)等における符号32cは、取付け部32の開口を示す。
外周面部32aと外周面部32bはいずれも、取付け部32の本来の外径E3よりも小さい外径E2(<E3)の円筒面からなる部位になっている。また、雄ねじ36は、後述する不完全ねじ部37を除いて、ねじ山の間になる谷が上記外径E2の位置にほぼ達する深さの谷になるよう形成されている。
また、本体31は、図1(B)や図3(A)に示されるように外周面部32aとの間に段差が生じ、その段差で生じる壁面部を先端部2の後端部が接触して止められる壁面部38として構成している。
本体部3の装着部33は、図1(B)や図2に示されるように、中空の円筒形状からなる本体31の他方の端部の領域をそのまま使用するとともに、その一部に後述するボルト等の固定用部品4を通すための通し孔39を設けて構成されている。
一方、先端部2の本体21は、図1(B)や図3(B)に示されるように、所要の長さLでかつ接続口23がある端部が外径Kからなる筒状の構造体である。
また、本体21は、複数の内径からなる貫通空間24を有している。このうち本体21において先端部2の本体部3への取り付けの際に本体部3の取付け部32が嵌め入れられる部位の内径E2は、取付け部32の外径E2とほぼ同じ寸法関係になるよう構成されている。さらに、本体21において本体部3の取付け部32が嵌め入れられる部位は、その取付け部32の長さM1とほぼ同じ長さN1からなる円筒状の内周面として形成されている。
本体21の取付け部32が嵌め入れられる部位には、図3(B)に示されるように、接続口23から雌ねじ25が所要の長さW2で形成されている。雌ねじ25は、所要のピッチで螺旋状に連続するねじ山で構成されている。図3(B)における二点鎖線は、雌ねじ25の螺旋状に連続する状態の一部を示している。
また、本体21の取付け部32が嵌め入れられる部位には、図3(B)に示されるように、雌ねじ25よりも奥側(先端口22のある側)に、本体部3の取付け部32における円筒状の外周面部32bの少なくとも一部が嵌め入れられる円環状の内周面部27が設けられている。この内周面部27は、例えば、所要の長さM2の部位として構成される。
また、本体21の先端口22は、所要の孔径Dからなる円形の開口部として形成されている。先端口22の孔径Dは、先端口22が本体21の先細りの先端に形成されるものであるため、先端口22と反対側にある接続口23の内径E2よりも小さい径になっている(D<E2)。また、先端口22については、その縁部の断面が先細り状に尖った刃のような形状で形成されている。
本体21の先端口22側にある貫通空間24は、図3(B)に例示されるように、先端口22の孔径Dと同じ内径で続く円筒状の空間として形成されている。しかし、この先端口22側にある貫通空間24は、このような形態に限定されず、例えば、本体21の外観における先細り形状にほぼ沿うように内径が漸次変化する内周面形状からなる空間として形成してもよい。
さらに、先端部2の外周面21aにおける引っ掛け孔26は、雌ねじ25が設けられる内周面21bから先端口22寄りの部分に1つ形成されている。この引っ掛け孔26は、例えば、図6(A)に例示されるフックスパナ6の突起63等を差し込むことができるような孔径や深さの孔として形成される。
フックスパナ6は、締め付け工具の1種である。このフックスパナ6は、図6(A)に示されるように、板状の部材60の両端部において内側に窪むように湾曲する形状で設けられる作用部61,62と、その作用部61,62の片側の端部において突出するよう設けられる突起63,64とで構成されている。作用部61,62は、締め付ける対象物の大きさに対応して設定される曲率半径R1,R2の円弧で湾曲する部位として形成されている。フックスパナ6は、この構成に限定されるものではなく、例えば、作用部が1つである構成のものであってもよい。
また、この突き刺し具1においては、先端部2について、そのロックウェル硬さが本体部3のロックウェル硬さよりも硬い関係にあるよう構成されている。
ロックウェル硬さは、ロックウェル硬度計(株式会社フューチャテック製:FRシリーズ)により測定したロックウェル硬さ(HRC)である。詳しくは、先端部2のロックウェル硬さは上記ロックウェル硬度計の型式FR-1Lを用いて測定されたものであり、本体部3のロックウェル硬さについては上記ロックウェル硬度計の型式FR-1を用いて測定されたものである。
先端部2のロックウェル硬さは、先端部2を交換する際にハンマー等の打撃用器具(重さが1~2ポンドの範囲のもの)で30cm程度の高さから自然落下させるようにして叩いたときに亀裂が入りやすい硬さであればよい(図8(A)参照)。一方、本体部3のロックウェル硬さは、先端部2と同様にハンマー等の打撃用器具で叩いたときに亀裂が入らないか又は入りにくい硬さであればよい。
この実施の形態では、先端部2のロックウェル硬さを59以上かつ64以下の範囲内で設定し、本体部3のロックウェル硬さを50以上かつ56以下の範囲内で設定している。
先端部2のロックウェル硬さが59未満である場合は、突き刺し作業における耐久性が低下しやすくなり、製品寿命も短くなりやすくなるという不具合がある。反対に先端部2のロックウェル硬さが64を超える場合は、靭性が低下して脆くなり、突き刺し作業において破損しやすくなるという不具合がある。
先端部2および本体部3のロックウェル硬さについては、例えば先端部2および本体部3における外径や厚さ(肉厚)が異なることがあっても上記範囲内の値になるよう構成することが好ましい。
さらに、この突き刺し具1においては、本体部3の雄ねじ36が、図4に拡大して示されるように、完全ねじ部360に加えて不完全ねじ部37を備えたねじ部として構成されている。
不完全ねじ部37は、雄ねじ36のねじ長さW1のうち本体部3の先端部2が取り付けられる側の端部から離れる端部領域に設けられる。実施の形態1における不完全ねじ部37は、雄ねじ36の山36aの間になる谷36bが本体部3の上記端部から離れるにつれて浅くなる形状で構成されている。図4の一点鎖線の円内に示す二点鎖線の直線Jは、不完全ねじ部37における隣接する谷36bの底をそれぞれ通過する仮想線である。
このような不完全ねじ部37は、例えば、雄ねじ36の2~3ピッチ分に相当する範囲に形成される。
そして、この突き刺し具1では、先端部2の本体部3に対する着脱が次のようにして行われる。
まず、先端部2の取り付けに際しては、図5(A)に示されるように、先端部2の接続口23を本体部3の取付け部32に近づけた後に、先端部2をねじの締め付ける方向に回転させるように操作する。
この際、初期の段階では、先端部2における雌ねじ25が本体部3における雄ねじ36の完全ねじ部360(図4)と支障なく噛み合さり、先端部2がねじの噛み合せにより本体部3に近づくように移動する。
続いて、先端部2における雌ねじ25が本体部3における雄ねじ36の不完全ねじ部37に到達すると、雌ねじ25が不完全ねじ部37とねじの谷形状が異なることにより正常な状態で噛み合さなくなり抵抗を受けて移動しにくくなる。
この段階以降においては、図6(B)に例示されるように、フックスパナ6を用いて取り付け作用を行う。すなわち、この場合、フックスパナ6の該当する作用部61の突起63を先端部2の引っ掛け孔26に差し込むとともに作用部61を先端部2の外周面に密着させた状態にした後、フックスパナ6を締め付け方向となる所要の方向Pに回す。
これにより、先端部2は、フックスパナ6の強力な締め付け作用を受けて回転させられるので、雌ねじ25が雄ねじ36の完全ねじ部360との噛み合せにより強い推進力を得るようになる。
この結果、先端部2は、図5(B)に示されるように、先端部2における雌ねじ25が本体部3における雄ねじ36の不完全ねじ部37を強制的に乗り越えるように進む。
そして最終的に、先端部2は、図5(B)に示されるように、その接続口23の縁部が本体部3における取付け部32との段差をなす壁面部38に接触して止まる。
この際、先端部2における雌ねじ25のうち本体部3における雄ねじ36の不完全ねじ部37を先に乗り越えた一部分が、本体部3の取付け部32における溝状の外周面部32aと向き合った状態になる。またこの際、先端部2における内周面部27が、本体部3における取付け部32の円筒状の外周面部32bと少し嵌合した状態になる。さらにこの際、先端部2における貫通空間24と本体部3における貫通空間34どうしがつながって連続した状態になる。
以上により、先端部2は、図1(A)や図5(B)に示されるように、本体部3に隙間なく取り付けられて合体した状態になる。つまり、この先端部2が本体部3に合体した状態になることにより、突き刺し具1が組み立てられた状態になる。
このように突き刺し具1は、先端部2が本体部3に対して、雌ねじ25と雄ねじ36との噛み合せにより容易に取り付けることができる。
また、突き刺し具1は、先端部2における雌ねじ25の少なくとも一部が雄ねじ36の不完全ねじ部37と正常ではない状態で強制的に噛み合って取り付けられる構成になっているので、先端部2が本体部3から外れにくい構造になっている。このため、突き刺し具1は、先端部2が対象物との突き当て等の使用中にねじが緩み始めた状態になることがあっても、雌ねじ25と不完全ねじ部37との噛み合わせ部分の存在により先端部2がねじの緩む方向に容易に回ることが阻止されて、先端部2が本体部3から外れてしまうおそれがない。
さらに、この突き刺し具1は、不完全ねじ部37が存在する構造であっても、先端部2を本体部3に取り付ける際にはフックスパナ6を用いて取り付け作業を行うことができ、これにより、その取付け作業が先端部2の外周面を傷つけるおそれもなく容易に行うことができる。
次に、先端部2の取り外しに際しては、図6(B)に示されるように、フックスパナ6を用いて先端部2をねじが緩む方向に回転させることにより行うことができる。
これにより、先端部2は、フックスパナ6の強力な回転作用を受けて回転させられるので、雌ねじ25が雄ねじ36の完全ねじ部37との噛み合せにより強い推進力を得ることになる。
この結果、先端部2は、図5(B)に示されるように、雌ねじ25が本体部3における雄ねじ36の不完全ねじ部37を乗り越えて進むようになる。
そして最終的に、先端部2は、図1(B)等に示されるように、本体部3の取付け部32から取り外される。
以上により、突き刺し部1は、先端部2が本体部3から取り外されて分解された状態になる。
このように突き刺し具1は、先端部2を本体部3から、雌ねじ25と雄ねじ36との噛み合せを開放することにより容易に取り外すこともできる。
また、突き刺し具1は、先端部2が雄ねじ36における不完全ねじ部37を通過して取り付けられる仕組みになっているので、先端部2が本体部3に対してねじが一時的に緩められた状態になっても、不完全ねじ部37の存在により先端部2がねじの緩む方向に容易に回って本体部3から不用意に外れてしまうおそれがない。
さらに、この突き刺し具1は、不完全ねじ部37が存在する構造であっても、フックスパナ6を用いることにより先端部2の本体部3からの取り外し作業を容易に行うことができる。
そして、この突き刺し具1は、例えば、図7(B)に示されるように、ホルダー等の保持部材5に装着された状態で使用される。
図7に示される保持部材5は、図7(A)に示されるように、所要の形状からなる保持本体50に、突き刺し具1の本体部3における装着部33を嵌め入れる装着孔51が設けられたものである。この装着孔51は、突き刺し具1の装着部33が中空の円筒形状からなる部位であることから、中央部に円柱状の支柱部52が形成された円筒状の孔として構成されている。また、装着孔51は、図7(A)において保持部材5に1つ設けられた状態で図示されているが、一般には保持部材5に複数設けられている。
また、保持部材5は、装着孔51に取り付けられた突き刺し具1の装着部33を固定する固定用部品4を差し込んで固定する固定孔53が設けられている。固定孔53は、装着孔51まで貫通して支柱部52と向き合う孔である。また、固定孔53は、突き刺し具1の装着部33における通し孔39と向き合う位置に設けられている。さらに、固定孔53は、固定用部品4がねじである場合には、その孔内に雌ねじが形成されている。
さらに、保持部材5は、突き刺し具1を装着した保持部材5を実際に動かす図示しない穿孔機等の装置に取り付けるための取付け支柱55が設けられている。
固定用部材4は、例えば、ねじ等が適用される。図7(A)に示される固定用部材4は、雄ねじが形成されたねじ部41と、ねじ部41より大径の形態からなる頭部42とで構成されている。
突き刺し具1の保持部材5への装着に際しては、図7(B)に示されるように、突き刺し具1の装着部33を装着孔51に嵌め入れる。この際、装着孔51における支柱部52が装着部33の内部空間(貫通空間34)に入り込んだ状態になる。
続いて、固定用部材4を保持部材5の固定孔53から差し入れて突き刺し具1の装着部33の通し孔39を貫通させて支柱部52に押し付けた状態にする。
以上により、突き刺し具1は、図7(B)に示されるように、保持部材5の装着孔51に装着された状態になる。また、突き刺し具1が装着された保持部材5は、図示しない穿孔機等の装置に取り付けられる。
また、この突き刺し具1は、保持部材5から取り外す際には、固定用部材4を取り外すか又は緩めた状態にすることにより、保持部材5の装着孔51から容易に取り外すことができる。
そして、突き刺し具1は、その使用に際しては、図7(B)に例示されるように、その先端部2が対象物100に最初に突き当てられるようにして突き刺した後、引き抜くように動かすことで使用される。
例えば、対象物100が芝生地等の地面である場合は、突き刺し具1は、その対象物100の芝生地に穿孔作業を行うために使用することができる。ちなみに、この穿孔作業の際には、突き刺し具1では、先端部2の先端孔22に入り込む芝生の根や土が、先端部22の貫通空間24を通して本体部3の貫通空間34に侵入するように移動してから最終的に開口部35を通して外部に排出される。
また、突き刺し具1は、このように地面等の対象物100への突き刺し作業を繰り返すことにより対象物100に最初に突き当たる先端部2が摩耗することや一部破損することがある。
この場合、この突き刺し具1にあっては、その先端部2のみを本体部3から取り外して新しい先端部2と交換して対応することができる。また、この交換作業は、突き刺し具1を保持部材5から取り外すことなく、保持部材5に装着された状態にある突き刺し具1に対して行うことが可能である。
また、この突き刺し具1は、突き刺し作業等の使用後において先端部2が取り外しにくいときがある。この先端部2の取り外しにくさは、例えば、先端部2が使用により変形して雄ねじ36の噛み具合いが初期の段階に比べて強くなり、フックスパナ6を用いて先端部2を回してもねじの噛み合いを緩めることが難しくなることが原因で発生する。
しかし、この突き刺し具1にあっては、図8(A)に示されるように、その取り外しにくい先端部2をハンマー等の打撃用器具65を例えば30cm程度の高さから叩くことにより、その先端部2を本体部3から容易に取り外すことができる。つまり、この突き刺し具1における先端部2は、本体部3よりもロックウェル硬度が相対的に高い関係になっているので、その打撃により亀裂67が入りやすい。図8(A)における符号65aはハンマーヘッド部を、符合65bは把持部を有する柄部を示す。
このため、先端部2は、亀裂67の存在によりねじの噛み合いが緩くなるので、図8(B)に示されるように、本体部3から容易に取り外すことが可能になる。
したがって、この突き刺し具1を使用する場合は、先端部2が摩耗することや一部破損することがあっても、その先端部2を含む突き刺し具1の全体を交換して対応する必要がなくなる。また、その交換に際しては、突き刺し具1を保持部材5に取り付けた状態のままで行うことが可能であるので、突き刺し具1を保持部材5から取り外す作業も不要になる。
また、この突き刺し具1を使用する場合は、先端部2の取り外しにくいことがあっても、その先端部2を本体部3から容易に取り外すことができるので、先端部2の交換作業を容易に行うことができる。
[実施の形態2]
図9(A)と図9(B)には、実施の形態2に係る突き刺し具1が示されている。
実施の形態2に係る突き刺し具1は、先端部2に接着剤を注入する注入口28を追加して設けた先端部2Bを適用した以外は実施の形態1に係る突き刺し具1と同じ構成からなるものである。
注入口28は、図9(A)に示されるように、先端部2Bにおける雌ねじ25の一部に貫通する状態に形成される。注入口28の孔の形状や大きさは、図9(B)に示されるように、接着剤105を収容する注入器7の注入部72等の形状や大きさに対応するように選定される。図9(B)における符号71は、接着剤105を収容する収容部である。接着剤としては、例えば、液状のものであって、1滴又は数滴の少量で雌ねじ25と雄ねじ36の回転を一時的に阻止できる程度の接着力を発揮する接着剤が使用される。
この注入口28を設けた先端部2Bは、本体部3に取り付けるに際して、図9(B)に示されるように、先端部2Bを本体部3に雌ねじ25と雄ねじ36の締結により取り付けた状態にした後、注入器7の注入部72を注入口28に差し込んでから注入器7内の接着剤105を注入する。
これにより、接着剤105が雌ねじ25と雄ねじ36との間の少なくとも一部に介在して両者を接着した状態にできる。
この結果、先端部2Bは、雌ねじ25と雄ねじ36との締結力に加えて接着剤105による接着力により本体部3により強固に取り付けられる。
したがって、この先端部2Bを適用した突き刺し具1においては、先端部2Bが本体部3からより一層外れにくい状態に保つことができる。
一方、先端部2Bを本体部3から取り外す際には、先端部2Bを外部から加熱した状態で先端部2Bを回して雌ねじ25と雄ねじ36との締結を開放するようにすればよい。
[実施の形態3]
図10(A)には、実施の形態3に係る突き刺し具1が示されている。
実施の形態3に係る突き刺し具1は、図10(A)に示されるように、先端口22の開口の大きさが異なる異種の先端部2C,2Dを複数(本例では2つ)備えている以外は実施の形態1に係る突き刺し具1と同じ構成からなるものである。
このように複数の先端部2C,2Dを予め備えた突き刺し具1は、突き刺し具キットとして構成することができる。この突き刺し具キットにおいては、本体部3は1つであり、先端部2C,2Dに対して共用される。
図10(A)に示される先端部2Cは、孔径D1からなる円形の先端口22を有し、先端部2Cの長さが所定の長さL1からなるものである。一方、図10(A)に示される先端部2Dは、上記孔径D1よりも大径である孔径D2(>D1)からなる円形の先端口22を有し、先端部2Dの長さが上記長さL1よりも短い長さL2(<L1)からなるものである。
また、この先端部2Cと先端部2Dは、先端口22の大きさと先端部の長さが異なるのみであり、それ以外の構成は同じである。
このような複数の先端部2C,2Dを備えた突き刺し具1にあっては、対象物100の状況や条件に適合した大きさの先端口22等を有する種類の先端部2C,2Dを選択して本体部3に取り付けた状態で使用することができる。また、この突き刺し具1にあっては、使用の途中で先端部2C,2Dを交換して使用することもできる。
また、実施の形態3に係る突き刺し具1は、図10(B)に示されるように、先端口22の開口の形状が異なる異種の先端部2E,2Fを複数(本例では2つ)備えている以外は実施の形態1に係る突き刺し具1と同じ構成からなるものである。
このように複数の先端部2E,2Fを予め備えた突き刺し具1も、突き刺し具キットとして構成することができる。
図10(B)に示される先端部2Eは、円形の先端口22Eを有するものである。一方、図10(B)に示される先端部2Fは、四角形の先端口22Fを有するものである。
また、この先端部2Eと先端部2Fについても、先端口22の形状が異なるのみで、それ以外の構成は同じである。
このような複数の先端部2E,2Fを備えた突き刺し具1にあっては、対象物100の状況や条件に適合した形状の開口孔22E,22Fを有する種類の先端部2E,2Fを選択して本体部3に取り付けた状態で使用することができる。また、この突き刺し具1にあっても、使用の途中で先端部2E,2Fを交換して使用することもできる。
[変形例]
この発明は、上記実施の形態1~3に係る突き刺し具1の構成例に何ら限定されるものでなく、例えば、以下の変形例も含むものである。
突き刺し具1における先端部2(先端部2B~2Fも含む)と本体部3の着脱する構成は、雌ねじ25と雄ねじ36の締結による構成に限らず、突き刺し具1の使用に支障にならない範囲内において他の着脱可能な結合手段を採用してもよい。
また、雄ねじ36における不完全ねじ部37の構成は、実施の形態1における構成例に限らず、不完全ねじ部にするための他の構成を適用しても構わない。その他、先端部2の取り付けを強固にできる限りにおいては、不完全ねじ部37を設けることを省略しても構わない。例えば、実施の形態1に係る突き刺し具1は、不完全ねじ部37を設けることを省略することができる。また、この不完全ねじ部37を設けることを省略する場合は、例えば、接着剤の注入口28を設けることが好ましい。
また、先端部2は、その着脱に際してフックスパナ6を使用せずに、手動により又は他の工具を用いることにより回転させるものとしてもよい。この場合は、例えば、先端部2の外周面21aに引っ掛け孔26を設けることを省略することができる。
また、先端部2は、本体部3の取付け部32における円筒状の外周面部32bを嵌め入れる内周面部27を設けることを省略しても構わない。この場合は、内周面部27を設ける作業が不要になる。
さらに、突き刺し具1の本体部3は、先端部2との取付け部32を有するものであれば、他の形態からなるものを適用してもよい。また、本体部3の装着部33は、実施の形態1で例示した構成例に限定されず、例えば突き刺し具1を装着する保持部材5等における装着形式に対応させること等を考慮して、他の構成からなるものであってもよい。
また、複数の先端部2を備えた突き刺し具は、先端口22の開口の大きさおよび形状の双方が異なる異種の先端部を複数備えるように構成してもよい。さらに、複数の先端部2を備えた突き刺し具は、複数の先端部2としては、材質が異なる異種の先端部を複数備えるように構成してもよい。
この他、突き刺し具1は、例えば、皮革等の基材からなる対象物100に対して、孔開け作業や型抜き作業を行うための突き刺し具として構成してもよい。また、突き刺し具1を装着する保持部材5についても、実施の形態1で説明した構成のものに限定されず、突き刺し具1の装着が可能な形式の市販品を含めて他の構成のものであっても勿論よい。
1 …突き刺し具
2,2B…先端部
2C,2D,2E,2F…複数の先端部
3 …本体部
6 …フックスパナ
21b…内周面
25…雌ねじ
27…円環状の内周面部
28…注入部
32a…溝状の外周面部
32b…円筒状の外周面部
36…雄ねじ
36b…谷
37…不完全ねじ部
38…壁面部
100…対象物

Claims (9)

  1. (削除)
  2. (削除)
  3. 対象物に最初に突き当たる筒状の先端部と、前記先端部が一端部に取り付けられる少なくとも一部が筒状の本体部とを備え、
    前記先端部は、前記本体部の一端部に対して着脱可能に取り付けられるよう構成されたものであって、前記本体部に取り付ける側の端部に雌ねじが設けられた内周面を有し、
    前記本体部は、前記先端部が取り付けられる側の端部に前記雌ねじと噛み合う雄ねじが設けられた外周面を有し、
    前記先端部は、そのロックウェル硬さが前記本体部のロックウェル硬さよりも硬い関係にあり、
    前記雄ねじは、前記本体部の一端部から離れた内側の端部領域に不完全ねじ部が設けられており、前記不完全ねじ部は、前記先端部の雌ねじの一部と正常ではない状態で噛み合う部分であり、前記雄ねじの谷が前記本体部の一端部から離れるにつれて浅くなる形状で構成されている突き刺し具。
  4. 前記先端部のロックウェル硬さは59以上かつ64以下の範囲内で設定されており、前記本体部のロックウェル硬さは50以上かつ56以下の範囲内で設定されている請求項3に記載の突き刺し具。
  5. 前記本体部は、前記先端部の端部が接触して止まる壁面部と、前記壁面部と前記雄ねじとの間に当該雄ねじが形成されない溝状の外周面部とが設けられている請求項3に記載の突き刺し具。
  6. 前記本体部は、前記先端部が取り付けられる側の端部に前記雄ねじが形成されない円筒状の外周面部が設けられており、かつ、前記先端部は、前記雌ねじが設けられている内周面の当該雌ねじよりも奥側に前記円筒状の外周面部が嵌め入れられる円環状の内周面部が設けられている請求項3に記載の突き刺し具。
  7. 前記先端部の外周面に、前記雌ねじが存在する領域内に接着剤を注入する貫通した注入孔が設けられている請求項3に記載の突き刺し具。
  8. 前記先端部の外周面に、フックスパナの突起を差し込む引っ掛け孔が設けられている請求項3に記載の突き刺し具。
  9. 前記先端部として、対象物に最初に突き当たる先端口の開口の大きさおよび形状の一方若しくは双方が異なる異種の先端部又は材質の異なる異種の先端部を複数備えている請求項3乃至8のいずれか1項に記載の突き刺し具。
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