JP7340492B2 - Am装置およびam方法 - Google Patents

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Description

本願は、AM装置およびAM方法に関する。
三次元物体を表現したコンピュータ上の三次元データから、三次元物体を直接的に造形する技術が知られている。たとえば、Additive Manufacturing(AM)(付加製造)法が知られている。一例として、デポジション方式のAM法としてダイレクトエナジーデポジション(DED)がある。DEDは、金属材料を局所的に供給しながら適当な熱源を用いて基材と共に溶融、凝固させることで造形を行う技術である。また、AM法の一例として、パウダーベッドフュージョン(PBF)がある。PBFは、二次元的に敷き詰められた金属紛体に対して、造形する部分に熱源であるレーザービームや電子ビームを照射して、金属紛体を溶融・凝固または焼結させることで三次元物体の各層を造形する。PBFでは、このような工程を繰り返すことで、所望の三次元物体を造形することができる。
米国特許第4724299号明細書 特表2019-500246号公報
PBFのように金属粉体を二次元的に敷き詰めた後に、金属粉体に対してDEDノズルを用いてレーザービームを照射して三次元物体の各層を造形することもできる。しかし、このような場合、DEDノズルは一般に材料となる粉末や気体をDEDノズルから供給しながら造形を行うので、予め敷き詰めてある金属粉体を吹き飛ばしてしまい、予定している造形を困難にしてしまう。本願は、DEDノズルを用いて、予め敷き詰められた粉末材料を造形するための技術を提供することを1つの目的としている。
一実施形態によれば、造形物を製造するためのAM装置が提供され、前記AM装置は、DEDノズルを有し、前記DEDノズルは、DEDノズル本体と、前記DEDノズル本体の先端に設けられたレーザー光を出射するためのレーザー口、および前記レーザー口に連通する、前記DEDノズル本体内をレーザー光が通過するためのレーザー通路と、前記DEDノズル本体の先端に設けられた粉体材料を出射するための粉体口、および前記粉体口に連通する、前記DEDノズル本体内を粉体材料が通過するための粉体通路と、を有し、前記AM装置はさらに、前記DEDノズルの前記レーザー口および前記粉体口の周囲を囲い、且つ、前記レーザー光の出射方向の下流側が開口しているカバーを有し、前記カバーは、前記カバーの内側へガスを供給するためのガス供給路を有し、前記ガス供給路は、前記DEDノズル本体に向かってガスを導くように向き決めされている。
一実施形態による、造形物を製造するためのAM装置を概略的に示す図である。 一実施形態による、DEDノズルの断面を概略的に示す図である。 一実施形態による、DEDノズルの断面を概略的に示す図である。 図3に示されるカバーを上方から見た概略図である。 一実施形態による、カバーを上方から見た概略図である。 一実施形態による、カバーを示す断面図である。 一実施形態による、カバーを示す断面図である。 一実施形態による、AM装置を概略的に示す上面図である。 一実施形態による、AM装置で造形する方法を示すフローチャートである。 一実施形態による、AM装置により輪郭を造形しているときの様子を概略的に示す側面図である。 一実施形態による、輪郭の内側に粉体材料を供給しているときの様子を概略的に示す側面図である。 一実施形態による、供給された材料粉末の上面を造形するときの様子を概略的に示す側面図である。 一実施形態による、AM装置で造形される造形物を概略的に示す断面図である。
以下に、本発明に係る造形物を製造するためのAM装置の実施形態を添付図面とともに説明する。添付図面において、同一または類似の要素には同一または類似の参照符号が付され、各実施形態の説明において同一または類似の要素に関する重複する説明は省略することがある。また、各実施形態で示される特徴は、互いに矛盾しない限り他の実施形態にも適用可能である。
図1は、一実施形態による、造形物を製造するためのAM装置を概略的に示す図である。図1に示されるように、AM装置100は、ベースプレート102を備える。ベースプレート102上に造形物Mが造形されることになる。ベースプレート102は、造形物Mを支持することができる任意の材料から形成されるプレートとすることができる。一実施形態において、ベースプレート102は、XYステージ104の上に配置される。XYステージ104は、水平面内で直交する二方向(x方向、y方向)に移動可能なステージ104である。なお、XYステージ104は、高さ方向(z方向)に移動可能なリフト機構に連結されていてもよい。また、一実施形態においては、XYステージ104はなくてもよい。
一実施形態において、図1に示されるように、AM装置100は、DEDヘッド200を備える。DEDヘッド200は、レーザー源202、材料粉体源204、およびガス源206に接続されている。DEDヘッド200は、DEDノズル250を有する。DEDノズル250は、レーザー源202、材料粉体源204、およびガス源206からのレーザー、材料粉体、およびガスを噴射するように構成される。一実施形態において、図1に示されるようにDEDノズル250には、カバー300が取り付けられている。カバー300は、DEDノズル250の噴射口の周りを囲うように構成されている。
DEDヘッド200は任意のものとすることができ、たとえば公知のDEDヘッドを使用することができる。DEDヘッド200は、移動機構220に連結されており、移動可能に構成される。移動機構220は、任意のものとすることができ、たとえば、レールなどの特定の軸に沿ってDEDヘッド200を移動可能なものとしてもよく、あるいは、任意の位置および向きにDEDヘッド200を移動させることができるロボットから構成されてもよい。一実施形態として、移動機構220は、直交する3軸に沿ってDEDヘッド200を移動可能に構成することができる。
図2は一実施形態によるDEDノズル250の断面を概略的に示す図である。図示の実施形態によるDEDノズル250は、全体として切頭円錐形状のDEDノズル本体259である。図示の実施形態によるDEDノズル250は、DEDノズル本体259の中心にレーザー251が通過する第1通路252を備える。第1通路252を通ったレーザーは
、DEDノズル本体259のレーザー口252aから放出される。また、DEDノズル本体259は、第1通路252の外側に、材料粉体および材料粉体を輸送するためのキャリアガスが通過する第2通路254を備える。第2通路254を通った材料粉体は粉体口254aから放出される。さらに、DEDノズル本体259は、第2通路254の外側に、シールドガスが通過する第3通路256を備える。第3通路256を通ったシールドガスは、ガス口256aから放出される。
第2通路254は、DEDノズル250から排出される材料粉体がレーザー251の集光点251aと実質的に同一の位置に収束するように構成される。なお、図2において材料粉体およびキャリアガスの流れは破線で示されている。キャリアガスは、たとえばアルゴンガスや窒素ガスなどの不活性ガスとすることができる。キャリアガスとして、空気より重いアルゴンガスを使用することがより望ましい。なお、キャリアガスに不活性ガスを用いることで、材料粉体が溶融して形成される溶融池を不活性ガスで覆うことで酸化を防止することができる。ただし、粉体口254aから放出されるキャリアガスの流れにより、その外側の空気が巻き込まれることがある。そこで、図2に示されるDEDノズル250は、粉体材料およびキャリアガスが排出される第2通路254の外側に配置された第3通路256からシールドガスを低速で供給することで、周囲の空気が巻き込まれることを防止することができる。キャリアガスにより周囲の空気(特に酸素)が巻き込まれることを防止することで、造形時に金属酸化膜が生成されることを抑制でき、また、濡れ性の良い溶融池を形成することができる。図2において、シールドガスの流れは矢印で示されている。
図3は一実施形態によるDEDノズル250の断面を概略的に示す図である。図3に示されるDEDノズル250は、図2に示されるDED250にカバー300が取り付けられている。図4は、図3に示されるカバー300を上方から見た概略図である。図4においては、図示を明瞭化するためにDEDノズル250は省略して示している。
図3に示されるように、カバー300は、DEDノズル250の先端の側面を覆い、且つ、下側が開放している形状である。図3に示されるように、カバー300は、上面302および上面302の端部から下方に延びる外壁304を備える。図3に示されるように、DEDノズル250は、カバー300の上面302の中心付近に形成された中心孔301を通ってカバー300の内側に先端が位置する。すなわち、DEDノズル250を通ったレーザー、粉体材料、およびガスは、カバー300の内側に放出される。外壁304の下端は、DEDノズル250のレーザーの集光点251aと同程度の高さとなるように構成される。
図3に示される実施形態によるカバー300は、外壁304の内側に、上面302から下方に延びる縦内壁306を備える。また、カバー300は、上面302の下方において、縦内壁306から内側に上面302と並行に延びる横内壁308を備える。図3に示されるように、上面302における縦内壁306のすぐ内側に、ガス供給口310を備える。一実施形態において、図4に示されるように、複数のガス供給口310が、DEDノズル250を囲うよう配置されている。また、カバー300は、上面302における縦内壁306のすぐ外側に、ガス排出口312を備える。一実施形態において、図4に示されるように、複数のガス排出口312が、DEDノズル250を囲うように配置されている。ガス供給口310は、ガス供給源に接続されており、ガス供給口310からカバー300内へガスを供給することができる。供給されるガスは、たとえばアルゴンガスや窒素ガスなどの不活性ガスとすることができる。また、ガス供給口310へのガス供給源は、上述のDEDノズル250から供給されるガス源206と同一のものを使用してもよい。
図3に示される実施形態において、ガス供給口310からカバー300内に供給された
ガスは、上面302、縦内壁306、および横内壁308で画定されるガス供給路314を通って、DEDノズル250の方へ導かれる。図3に示される実施形態において、ガス供給路314は、カバー300の上面302に平行であるが、他の実施形態として、ガス供給路314は、概ねDEDノズル本体259の方に向かえば、必ずしも上面302に平行でなくてもよい。ガス供給路314を通ったガスは、DEDノズル本体259に当たって、DEDノズル本体259の先端の方へ流れる。DEDノズル本体259の先端の方へ流れたガスは、造形対象物Mに向かい、造形対象物Mに沿って外側に流れる。造形対象物Mに沿って外側に流れたガスはカバー300の外壁304に当たり、そこから上方流れ、外壁304および縦内壁306により画定されるガス排出路316を通って、ガス排出口312から排出される。
図3に示される実施形態においては、カバー300によりDEDノズル250からレーザー251が照射されて造形される部分を不活性ガスで満たすことができ、造形箇所が酸化することを防止することができる。また、不活性ガスで満たす領域をカバー300内に限定することができるので、不活性ガスの使用量を抑制することができる。
図5は、一実施形態によるカバー300を上方から見た概略図である。図5に示されるカバー300は、図4に示されるカバーと異なり上面302が円形であるが、その他は図3および図4で示されたものと実質的に同様の構造である。図5に示されるカバー300において、図4に示されるカバーと同様の要素には同様の符号を付してあるので、詳細な説明は省略する。なお、図4、5において、ガス供給口310およびガス排出口312の数および配置は例示であり、任意の数および配置とすることができる。
図6は、一実施形態によるカバー300を示す断面図である。図6に示される実施形態によるカバー300は、一部において(図6の左側)、図3のカバー300と同様に、ガス供給口310から供給されたガスを内側に向かってDEDノズル本体259の方へ導くガス供給路314を備える。また、図6に示されるカバー300は、一部において(図6の右側)、ガス供給口310から供給されたガスを外壁304に向かって導くガス供給路314を備える。図6に示されるように外壁304に向かって導かれたガスは、外壁304に沿って下方に向かい、さらに、外壁304の端部から内側に向かって延びる外壁延長部318に沿って、内側に導かれる。図6に示されるカバー300において、上面302は四角形でも円形でもよい。
図7は、一実施形態によるカバー300を示す断面図である。図7に示される実施形態によるカバー300は、一部において(図7の左側)、図3のカバー300と同様に、ガス供給口310から供給されたガスを内側に向かってDEDノズル250の方へ導くガス供給路314を備える。図7に示されるカバー300は、一部において(図7の右側)、ガス供給口310から供給されたガスを外壁304に向かって導くガス供給路314を備える。外壁304に向かって導かれたガスは、カバー300の外壁304、縦内壁306、外壁延長部318、および縦内壁306の先端から内側に向かって延びる縦内壁延長部320によって、カバー300の外壁304の内側を通って下方に導かれ、さらに、外壁延長部318および縦内壁延長部320の内側を通ってDEDノズル250のレーザーの集光点251aに導かれる。
一実施形態において、図1に示されるように、AM装置100は、造形対象物の材料を供給するための粉体供給ヘッド400を備える。粉体供給ヘッド400は、造形対象物の材料となる粉末、たとえば金属粉末を排出するための材料供給ノズル450を備える。材料供給ノズル450は、造形対象物の材料となる粉末の供給源402およびガス源404に接続されている。そのため、材料供給ノズル450からは、材料粉末およびガスを供給することができる。材料供給ノズル450から材料粉末とともに供給されるガスは、不活
性ガスであることが好ましく、空気より重い不活性ガスであることがより好ましい。たとえば、不活性ガスとしてアルゴンガス採用することができる。空気より重い不活性ガスを採用することで、材料供給ノズル450から供給された材料粉末の隙間を不活性ガスで充填することが可能となる。そのため、レーザー照射による造形時に、造形物の酸化を抑制することができる。
図1に示されるように、粉体供給ヘッド400は、供給された材料粉末を均すためのブレード406を備えてもよい。ブレード406は、材料粉末を供給するときの粉体供給ヘッド400の移動方向(図1の左方向)に関して、材料供給ノズル450の後方に配置されている。
図1に示されるように、粉体供給ヘッド400は、供給された材料粉末の上から不活性ガスを供給するためのガス供給ノズル408を備える。ガス供給ノズル408から供給されるガスの流量は、供給されている材料粉末を吹き飛ばさない程度に小さい流量であることが望ましい。
一実施形態において、粉体供給ヘッド400は、ガス供給ノズル408のガス供給口を覆う多孔質体410を備える。そのため、ガス供給ノズル408から供給された不活性ガスは、多孔質体410を通って緩やかに供給された材料粉末の上に供給され、材料粉末が吹き飛ばされることを抑制できる。多孔質体410の孔径や厚さは、多孔質体410から均一かつ微細に分散したガスが供給されるようにされる。一実施形態において、多孔質体410の平均孔径は、材料粉末の平均粒径の1/2以下であることが好ましく、1/10以下であることがより好ましい。一実施形態において、多孔質体410は、市販のものを使用することができ、たとえば一例として、日本タングステン株式会社から販売されている多孔質セラミックスを使用することができる。
一実施形態において、多孔質体410の下面は、ブレード406の下面とほぼ同一の高さとすることができる。多孔質体410の下面を、ブレード406の下面とほぼ同一の高さとすることで、供給された材料粉末をブレード406で均したのちに、さらに、多孔質体410から供給されたガスで非接触式に材料粉末を均すことができる。この場合、多孔質体410が材料粉末に接触しないので、多孔質体410の寿命を長くすることができる。なお、図1における実施形態では、多孔質体410の下面は、ブレード406の下面とほぼ同一の高さとしているが、他の実施形態として、多孔質体410の下面は、ブレード406の下面よりも高い位置にしてもよい。
なお、ガス供給ノズル408から供給される不活性ガスは空気よりも重い、たとえばアルゴンガスとすることができる。供給された材料粉末の上に空気よりも重い不活性ガスを供給することで、材料粉末の層内に残留する酸素濃度を低減することができ、また、供給された材料粉末を不活性ガスで覆うことができ、造形時に造形物の酸化を抑制することができる。
粉体供給ヘッド400は、上述の特徴を備える任意のものとすることができ、たとえば公知の粉体供給ヘッドを使用することができる。粉体供給ヘッド400は、移動機構420に連結されており、移動可能に構成される。移動機構420は、任意のものとすることができ、たとえば、レールなどの特定の軸に沿って粉体供給ヘッド400を移動可能なものとしてもよく、あるいは、任意の位置および向きに粉体供給ヘッド400を移動させることができるロボットから構成されてもよい。
図8は、一実施形態によるAM装置100を概略的に示す上面図である。特に、図8は、DEDヘッド200および粉体供給ヘッド400の移動機構を概略的に示している。図
8に示される実施形態において、DEDヘッド200の移動機構は、直交する3軸に沿ってDEDヘッド200を移動させることが可能に構成される。図8に示される実施形態において、DEDヘッド200の移動機構220は、x軸に沿って延びる第1レール222およびy軸に沿って延びる第2レール224を備える。また、第2レール224は、第1レール222上を移動可能に第1レール222上に搭載されている。DEDヘッド200は、第2レール224上を移動可能に第2レール224上に搭載されている。したがって、DEDヘッド200は、ベースプレート102に平行なxy平面上の任意の位置に移動可能である。また、DEDヘッド200は、z方向に移動可能に構成され、ベースプレート102に対してDEDヘッド200の高さを調整可能である。
図8の実施形態においては、2つのDEDヘッド200が搭載された第2レール224が2つ第1レール222に搭載されている。図8における、DEDヘッド200の数は例示であり、AM装置100に任意の数のDEDヘッド200を使用してよい。また、複数のDEDヘッド200を使用する場合、同一のDEDヘッド200を使用してもよく、また異なるDEDヘッド200を使用してもよい。
一実施形態において、図8に示されるように、粉体供給ヘッド400の移動機構420は、x軸に沿って延びる第3レール422を備える。粉体供給ヘッド400は、第3レール422上を移動可能に、第3レール422上に搭載されている。第3レール422上を移動しながら粉体供給ヘッド400から材料粉体を供給することで、ベースプレート102上の任意の位置に材料粉体を供給することができる。
一実施形態によるAM装置100は、図1に示されるように制御装置170を有する。制御装置170は、AM装置100の各種の動作機構、たとえば上述のDEDヘッド200、粉体供給ヘッド400、各種の動作機構220、420などの動作を制御するように構成される。制御装置170は、一般的なコンピュータまたは専用コンピュータから構成することができる。
図9は、一実施形態によるAM装置で造形する方法を示すフローチャートである。一実施形態において、本明細書で開示される方法では、図13に示されるような、内部に空洞を有する造形物Mを造形することができる。図13に示される造形物は、輪郭M1および輪郭M1を橋渡しする上蓋M2を有する構造である。
一実施形態による造形方法において、まず、造形対象物の輪郭M1を造形する(S100)。輪郭M1を造形するときは、DEDヘッド200を使用する。DEDヘッド200は任意のものを使用することができ、本明細書で開示される任意のDEDヘッド200を使用することができ、また、本明細書で開示されるDEDヘッド200以外の他のDEDヘッドを用いてもよい。図10は、AM装置100により輪郭M1を造形しているときの様子を概略的に示す側面図である。輪郭M1を本明細書で開示されるDEDヘッド200を用いて造形する場合、DEDノズル250の第2通路254を通じて材料粉体およびキャリアガスを供給しながら、第1通路252を通じてレーザー251を造形点に照射する。また、造形時には、第3通路256を通じてシールドガスを造形点に供給する。キャリアガスおよびシールドガスには、たとえば不活性ガスであるアルゴンガスを用いることができる。キャリアガスに不活性ガスを用い、また、シールドガスを用いることで、造形物の酸化を防止でき、安定した造形を行うことができる。
造形対象物の輪郭M1を造形したら、輪郭M1の内側に粉体材料を供給する(S102)。粉体材料の供給は、上述した粉体供給ヘッド400を用いて行われる。図11は、輪郭M1の内側に粉体材料を供給しているときの様子を概略的に示す側面図である。一実施形態において、粉体供給ヘッド400の材料供給ノズル450から、材料粉末と空気より
も重い不活性ガスとを同時に輪郭M1の内側に供給する。また、材料供給ノズル450を移動させながら材料粉末を供給するので、材料供給ノズル450の後方に配置されたブレード406で供給された材料粉末を均一の高さになるように均すことができる。さらに、ブレード406の後方に配置された、ガス供給ノズル408および多孔質体410により、さらに材料粉末を均一にならすことができる。また、材料供給ノズル450から、材料粉末と空気よりも重い不活性ガスとを同時に供給するので、材料粉末の間隙は不活性ガスで満たされる。また、材料供給ノズル450から材料粉末を供給する際に、材料供給ノズル450およびブレード406の後方に配置されたガス供給ノズル408から空気よりも重い不活性ガスを供給することで、均一にならされた材料粉末の上を不活性ガスで覆うことができる。
造形対象物の輪郭M1の内側に材料粉体を供給したら、供給された材料粉末の上面を造形する(S104)。供給された材料粉末の上面を造形することで、輪郭M1を橋渡しする上蓋M2を造形することができる。本実施形態においては、輪郭M1の内側に供給された材料粉末の表層のみが造形されて上蓋M2が造形され、上蓋M2の下には供給された材料粉末が残留することになる。材料粉末の上面の造形は、本明細書で開示されるDEDヘッド200を用いて行うことができる。図12は、供給された材料粉末の上面を造形するときの様子を概略的に示す側面図である。供給された材料粉末の上面を造形するときは、DEDノズル250の第1通路252からレーザーを材料粉末の上面に照射する。ただし、この時、第2通路254からキャリアガスおよび材料粉末は供給されない。また、第3通路256からもシールドガスは供給されない。これは、DEDノズル250からキャリアガスおよびシールドガスが予め供給されている材料粉末を吹き飛ばすことを防止するためである。一実施形態において、DEDノズル250の第3通路256からシールドガスを供給してもよい。ただし、DEDノズル250の第3通路256からシールドガスを供給する場合、予め供給されている材料粉末を吹き飛ばすことがない流量で供給する。たとえば、輪郭M1を造形するときのシールドガスの流量よりも小さな流量で供給する。
一方、材料粉末の上面を造形するときは、カバー300のガス供給口310(図3など参照)からは不活性ガスが供給され、DEDノズル250の先端および造形点の周りが不活性ガスで覆われる。そのため、造形点の酸素濃度を低い状態に維持することができる。また、供給された材料粉末に直接的にガスを吹き付けないので、材料粉末を吹き飛ばすことを防止することができる。一実施形態においては、図3に示されるように、カバー300のガス供給口310から導入されたガスは、ガス供給路314によりDEDノズル本体259の方に向かって導かれる。ガスが造形面と平行な方向に向いた状態でカバー300の内部に導かれるので、予め供給されている材料粉末を吹き飛ばすことを防止できる。
なお、上蓋M2を造形するために材料粉末の上面の造形を開始するときは、輪郭M1と材料粉末の境界における輪郭M1の部分を、部分的に溶融させてメルトプールを形成し、その後にレーザーを材料粉末の方向に移動させることが好ましい。このようにすることで、材料粉末の溶融物が輪郭M1の部分の溶融部とつながりやすくなり、安定した造形を実現しやすくなる。また、材料粉末の上面の造形が終了するとき、すなわち、材料粉末の上面を造形して反対側の輪郭M1に上蓋M2部分を結合させるとき、同様に輪郭M1と材料粉末の境界における輪郭M1の部分を、部分的に溶融させてメルトプールを形成し、その後にレーザーを材料粉末の方向に移動させることで、開始時と同様の効果を得ることができる。
材料粉末の上面を造形して上蓋M2を完成させたら、必要であればその上にさらなる造形を行って全体の造形を完成させる。最後に、造形されずに残った材料粉末を取り除くことで、図13に例示されるような内部に空洞を備える造形物Mを得ることができる。一般に、内部に空洞を有する構造をAM法により造形する場合、上蓋M2の部分を造形するた
めには、上蓋M2部分を支持するサポート部材を使用する。しかし、上述の方法によれば、輪郭M1の内側に供給されて材料粉末がサポート部材としての役割を果たすので、サポート部材を使用しなくても内部に空洞を有する構造をAM法により造形することができる。また、一般に、DEDノズルは、ロボット機構により任意の位置および角度に移動できるように構成されることがある。上述の実施形態によるAM装置および造形方法では、DEDノズル250を直交する3軸に移動可能な構成により、内部に空洞を有する構造を造形することができ、DEDノズル250の移動機構として複雑なロボットを必要としない。
上述の実施形態においては、DEDヘッド200を用いて造形しているが、他の実施形態において、造形工程の一部においてPBFを用いてもよい。また、一実施形態において、AM装置100は、DEDヘッド200に追加的にPBFを行うためのPBFヘッドを備えてもよい。また、上述の輪郭M1の全部または一部は、AM法により造形しなくてもよい。たとえば、他の方法で成型済の部品を輪郭M1として用いてもよく、また、他の方法で成型済の部品にAM法による加工をして輪郭M1を形成してもよい。
上述の実施形態から少なくとも以下の技術的思想が把握される。
[形態1]形態1によれば、造形物を製造するためのAM装置が提供され、前記AM装置は、DEDノズルを有し、前記DEDノズルは、DEDノズル本体と、前記DEDノズル本体の先端に設けられたレーザー光を出射するためのレーザー口、および前記レーザー口に連通する、前記DEDノズル本体内をレーザー光が通過するためのレーザー通路と、前記DEDノズル本体の先端に設けられた粉体材料を出射するための粉体口、および前記粉体口に連通する、前記DEDノズル本体内を粉体材料が通過するための粉体通路と、を有し、前記AM装置はさらに、前記DEDノズルの前記レーザー口および前記粉体口の周囲を囲い、且つ、前記レーザー光の出射方向の下流側が開口しているカバーを有し、前記カバーは、前記カバーの内側へガスを供給するためのガス供給路を有し、前記ガス供給路は、前記DEDノズル本体に向かってガスを導くように向き決めされている。
[形態2]形態2によれば、形態1によるAM装置において、前記カバーは、前記カバーの内側に存在するガスを前記カバーから排出させるための排出路を有する。
[形態3]形態3によれば、形態2によるAM装置において、前記カバーの前記排出路は、前記カバーの側壁の内側を上方に向かってガスを導くように向き決めされている。
[形態4]形態4によれば、形態1から形態3のいずれか1つの形態によるAM装置において、前記カバーは、レーザーの出射方向に垂直な方向からレーザーの集光点に向かってガスを導くように向き決めされた第2ガス供給路を有する。
[形態5]形態5によれば、造形物を製造するためのAM装置が提供され、前記AM装置は、製造される造形物を支持するためのベースプレートと、粉体材料およびレーザーを出射するためのDEDノズルと、前記DEDノズルを水平方向であるX軸方向に移動させるためのX軸移動機構と、前記DEDノズルを水平方向でありX軸に直交するY軸方向に移動させるためのY軸移動機構と、前記ベースプレート上に粉体材料を供給するための粉体供給ヘッドと、前記粉体供給ヘッドを前記X軸に平行であるP軸方向に移動させるためのP軸移動機構と、を有する。
[形態6]形態6によれば、形態5によるAM装置において、前記粉体供給ヘッドは、空気よりも重い不活性ガスと粉体材料とを同時に供給するための粉体供給口を有する。
[形態7]形態7によれば、形態6によるAM装置において、前記粉体供給ヘッドは、
空気よりも重い不活性ガスを供給するためのガス供給口を有し、前記ガス供給口は、粉体材料を供給するときの前記粉体供給ヘッドの移動方向に関して、前記粉体供給口の後方に配置されている。
[形態8]形態8によれば、形態7によるAM装置において、前記粉体供給ヘッドは、前記ガス供給口を覆う多孔質体を有する。
[形態9]形態9によれば、形態5から形態8のいずれか1つの形態によるAM装置において、前記DEDノズルは、DEDノズル本体と、前記DEDノズル本体の先端に設けられたレーザー光を出射するためのレーザー口、および前記レーザー口に連通する、前記DEDノズル本体内をレーザー光が通過するためのレーザー通路と、前記DEDノズル本体の先端に設けられた粉体材料を出射するための粉体口、および前記粉体口に連通する、前記DEDノズル本体内を粉体材料が通過するための粉体通路と、を有し、前記AM装置はさらに、前記DEDノズルの前記レーザー口および前記粉体口の周囲を囲い、且つ、前記レーザー光の出射方向の下流側が開口しているカバーを有し、前記カバーは、前記カバーの内側へガスを供給するためのガス供給路を有し、前記ガス供給路は、前記DEDノズル本体に向かってガスを導くように向き決めされている。
[形態10]形態10によれば、AM法により造形物を製造する方法が提供され、かかる方法は、DEDノズルにより造形対象物の輪郭を造形するステップと、前記DEDノズルにより造形された輪郭の内側に粉体材料を供給するステップと、前記輪郭の内側に供給された粉体材料の上面にエネルギーを与えて、前記粉体材料の上面を造形するステップと、を有する。
[形態11]形態11によれば、形態10による方法において、前記DEDノズルは、DEDノズル本体と、前記DEDノズル本体の先端に設けられたレーザー光を出射するためのレーザー口、および前記レーザー口に連通する、前記DEDノズル本体内をレーザー光が通過するためのレーザー通路と、前記DEDノズル本体の先端に設けられた粉体材料を出射するための粉体口、および前記粉体口に連通する、前記DEDノズル本体内を粉体材料が通過するための粉体通路と、前記DEDノズル本体の先端に設けられたガスを出射するためのガス口、および前記ガス口に連通する、前記DEDノズル本体内をガスが通過するためのガス通路と、を有し、前記方法は、造形対象物の輪郭を造形するときに、第1流量で不活性ガスを前記ガス口から出射し、前記粉体材料の上面を造形するときに、前記第1流量と異なる第2流量で不活性ガスを前記ガス口から出射する。
[形態12]形態12によれば、形態11または形態12による方法において、前記輪郭の内側に粉体材料を供給するステップは、粉体材料を供給しながら不活性ガスを前記輪郭の内側に供給する。
170…制御装置
DED200…ヘッド
202…レーザー源
204…材料粉体源
206…ガス源
220…移動機構
222…第1レール
224…第2レール
DED250…ノズル
251…レーザー
252…第1通路
254…第2通路
256…第3通路
259…ノズル本体
300…カバー
310…ガス供給口
312…ガス排出口
314…ガス供給路
316…ガス排出路
400…粉体供給ヘッド
402…材料供給源
404…ガス源
406…ブレード
408…ガス供給ノズル
410…多孔質体
420…移動機構
422…第3レール
450…材料供給ノズル
251a…集光点
252a…レーザー口
254a…粉体口
256a…ガス口
M…造形対象物
M1…輪郭
M2…上蓋

Claims (9)

  1. 造形物を製造するためのAM装置であって、前記AM装置は、
    DEDノズルを有し、前記DEDノズルは、
    DEDノズル本体と、
    前記DEDノズル本体の先端に設けられたレーザー光を出射するためのレーザー口、および前記レーザー口に連通する、前記DEDノズル本体内をレーザー光が通過するためのレーザー通路と、
    前記DEDノズル本体の先端に設けられた粉体材料を出射するための粉体口、および前記粉体口に連通する、前記DEDノズル本体内を粉体材料が通過するための粉体通路と、を有し、
    前記AM装置はさらに、前記DEDノズルの前記レーザー口および前記粉体口の周囲を囲い、且つ、前記レーザー光の出射方向の下流側が開口しているカバーを有し、
    前記カバーは、前記カバーの内側へガスを供給するためのガス供給路を有し、前記ガス供給路は、前記DEDノズル本体に向かってガスを導くように向き決めされており
    前記カバーは、前記カバーの内側に存在するガスを前記カバーから排出させるための排出路を有し、
    前記カバーの前記排出路は、前記カバーの側壁の内側を上方に向かってガスを導くように向き決めされている、
    AM装置。
  2. 造形物を製造するためのAM装置であって、前記AM装置は、
    DEDノズルを有し、前記DEDノズルは、
    DEDノズル本体と、
    前記DEDノズル本体の先端に設けられたレーザー光を出射するためのレーザー口、および前記レーザー口に連通する、前記DEDノズル本体内をレーザー光が通過するためのレーザー通路と、
    前記DEDノズル本体の先端に設けられた粉体材料を出射するための粉体口、および
    前記粉体口に連通する、前記DEDノズル本体内を粉体材料が通過するための粉体通路と、を有し、
    前記AM装置はさらに、前記DEDノズルの前記レーザー口および前記粉体口の周囲を囲い、且つ、前記レーザー光の出射方向の下流側が開口しているカバーを有し、
    前記カバーは、前記カバーの内側へガスを供給するためのガス供給路を有し、前記ガス供給路は、前記DEDノズル本体に向かってガスを導くように向き決めされており、
    前記カバーは、レーザーの出射方向に垂直な方向からレーザーの集光点に向かってガスを導くように向き決めされた第2ガス供給路を有する、
    AM装置。
  3. 請求項2に記載のAM装置であって、
    前記カバーは、前記カバーの内側に存在するガスを前記カバーから排出させるための排出路を有する、
    AM装置。
  4. 請求項3に記載のAM装置であって、
    前記カバーの前記排出路は、前記カバーの側壁の内側を上方に向かってガスを導くように向き決めされている、
    AM装置。
  5. 造形物を製造するためのAM装置であって、前記AM装置は、
    製造される造形物を支持するためのベースプレートと、
    粉体材料およびレーザーを出射するためのDEDノズルと、
    前記DEDノズルを水平方向であるX軸方向に移動させるためのX軸移動機構と、
    前記DEDノズルを水平方向でありX軸に直交するY軸方向に移動させるためのY軸移動機構と、
    前記ベースプレート上に粉体材料を供給するための粉体供給ヘッドと、
    前記粉体供給ヘッドを前記X軸に平行であるP軸方向に移動させるためのP軸移動機構と、を有
    前記粉体供給ヘッドは、空気よりも重い不活性ガスと粉体材料とを同時に供給するための粉体供給口を有し、
    前記粉体供給ヘッドは、空気よりも重い不活性ガスを供給するためのガス供給口を有し、前記ガス供給口は、粉体材料を供給するときの前記粉体供給ヘッドの移動方向に関して、前記粉体供給口の後方に配置されている、
    AM装置。
  6. 請求項に記載のAM装置であって、
    前記粉体供給ヘッドは、前記ガス供給口を覆う多孔質体を有する、
    AM装置。
  7. 請求項5または6に記載のAM装置であって、前記DEDノズルは、
    DEDノズル本体と、
    前記DEDノズル本体の先端に設けられたレーザー光を出射するためのレーザー口、および前記レーザー口に連通する、前記DEDノズル本体内をレーザー光が通過するためのレーザー通路と、
    前記DEDノズル本体の先端に設けられた粉体材料を出射するための粉体口、および前記粉体口に連通する、前記DEDノズル本体内を粉体材料が通過するための粉体通路と、を有し、
    前記AM装置はさらに、前記DEDノズルの前記レーザー口および前記粉体口の周囲を囲い、且つ、前記レーザー光の出射方向の下流側が開口しているカバーを有し、
    前記カバーは、前記カバーの内側へガスを供給するためのガス供給路を有し、前記ガス供給路は、前記DEDノズル本体に向かってガスを導くように向き決めされている、
    AM装置。
  8. AM法により造形物を製造する方法であって、
    DEDノズルにより造形対象物の輪郭を造形するステップと、
    前記DEDノズルにより造形された輪郭の内側の上方の領域を移動しながら、前記輪郭の内側に粉体材料と空気よりも重い不活性ガスとを同時に供給するステップと、
    前記輪郭の内側の上方の領域における移動方向に関して後方から、前記輪郭の内側に供給された粉体材料の上面に前記不活性ガスをさらに供給するステップと、
    前記輪郭の内側に供給された粉体材料の上面にエネルギーを与えて、前記粉体材料の上面を造形するステップと、を有する、
    方法。
  9. 請求項に記載の方法であって、
    前記DEDノズルは、
    DEDノズル本体と、
    前記DEDノズル本体の先端に設けられたレーザー光を出射するためのレーザー口、および前記レーザー口に連通する、前記DEDノズル本体内をレーザー光が通過するためのレーザー通路と、
    前記DEDノズル本体の先端に設けられた粉体材料を出射するための粉体口、および前記粉体口に連通する、前記DEDノズル本体内を粉体材料が通過するための粉体通路と、
    前記DEDノズル本体の先端に設けられたガスを出射するためのガス口、および前記ガス口に連通する、前記DEDノズル本体内をガスが通過するためのガス通路と、を有し、
    前記方法は、造形対象物の輪郭を造形するときに、第1流量で不活性ガスを前記ガス口から出射し、前記粉体材料の上面を造形するときに、前記第1流量と異なる第2流量で不活性ガスを前記ガス口から出射する、
    方法。
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