本明細書において“AまたはB(A or B)”は“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“AまたはB(A or B)”は“A及び/またはB(A and/or B)”と解釈されることができる。例えば、本明細書において“A、BまたはC(A、B or C)”は“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。
本明細書で使われるスラッシュ(/)や読点(comma)は“及び/または(and/or)”を意味することができる。例えば、“A/B”は“A及び/またはB”を意味することができる。それによって、“A/B”は“ただA”、“ただB”、または“AとBの両方とも”を意味することができる。例えば、“A、B、C”は“A、BまたはC”を意味することができる。
本明細書において“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”は、“ただA”、“ただB”または“AとBの両方とも”を意味することができる。また、本明細書において“少なくとも一つのAまたはB(at least one of A or B)”や“少なくとも一つのA及び/またはB(at least one of A and/or B)”という表現は“少なくとも一つのA及びB(at least one of A and B)”と同じく解釈されることができる。
また、本明細書において“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”は、“ただA”、“ただB”、“ただC”、または“A、B及びCの任意の全ての組み合わせ(any combination of A、B and C)”を意味することができる。また、“少なくとも一つのA、BまたはC(at least one of A、B or C)”や“少なくとも一つのA、B及び/またはC(at least one of A、B and/or C)”は“少なくとも一つのA、B及びC(at least one of A、B and C)”を意味することができる。
また、本明細書で使われる括弧は“例えば(for example)”を意味することができる。具体的に、“制御情報(PDCCH)”で表示された場合、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。また、本明細書の“制御情報”は“PDCCH”に制限(limit)されずに、“PDDCH”が“制御情報”の一例として提案されたものである。また、“制御情報(即ち、PDCCH)”で表示された場合も、“制御情報”の一例として“PDCCH”が提案されたものである。
本明細書において、一つの図面内で個別的に説明される技術的特徴は、個別的に具現されることもでき、同時に具現されることもできる。
以下の技術は、CDMA(code division multiple access)、FDMA(frequency division multiple access)、TDMA(time division multiple access)、OFDMA(orthogonal frequency division multiple access)、SC-FDMA(single carrier frequency division multiple access)などのような多様な無線通信システムに使われることができる。CDMAは、UTRA(universal terrestrial radio access)やCDMA2000のような無線技術で具現されることができる。TDMAは、GSM(global system for mobile communications)/GPRS(general packet radio service)/EDGE(enhanced data rates for GSM evolution)のような無線技術で具現されることができる。OFDMAは、IEEE(institute of electrical and electronics engineers)802.11(Wi-Fi)、IEEE802.16(WiMAX)、IEEE802-20、E-UTRA(evolved UTRA)などのような無線技術で具現されることができる。IEEE802.16mは、IEEE802.16eの進化であって、IEEE802.16eに基づくシステムとの下位互換性(backward compatibility)を提供する。UTRAは、UMTS(universal mobile telecommunications system)の一部である。3GPP(3rd generation partnership project)LTE(long term evolution)は、E-UTRA(evolved-UMTS terrestrial radio access)を使用するE-UMTS(evolved UMTS)の一部として、ダウンリンクでOFDMAを採用し、アップリンクでSC-FDMAを採用する。LTE-A(advanced)は、3GPP LTEの進化である。
5G NRは、LTE-Aの後続技術であって、高性能、低遅延、高可用性などの特性を有する新しいClean-slate形態の移動通信システムである。5G NRは、1GHz未満の低周波帯域から1GHz~10GHzの中間周波帯域、24GHz以上の高周波(ミリ波)帯域など、使用可能な全てのスペクトラムリソースを活用することができる。
説明を明確にするために、5G NRを中心に記述するが、本開示の一実施例に係る技術的思想がこれに制限されるものではない。
図2は、本開示の一実施例に係る、NRシステムの構造を示す。図2の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図2を参照すると、NG-RAN(Next Generation-Radio Access Network)は、端末10にユーザ平面及び制御平面のプロトコル終端(termination)を提供する基地局20を含むことができる。例えば、基地局20は、gNB(next generation-NodeB)及び/またはeNB(evolved-NodeB)を含むことができる。例えば、端末10は、固定されてもよいし、移動性を有してもよく、MS(Mobile Station)、UT(User Terminal)、SS(Subscriber Station)、MT(Mobile Terminal)、無線機器(Wireless Device)等、他の用語とも呼ばれる。例えば、基地局は、端末10と通信する固定局(fixed station)であり、BTS(Base Transceiver System)、アクセスポイント(Access Point)等、他の用語とも呼ばれる。
図2の実施例は、gNBのみを含む場合を例示する。基地局20は、相互間にXnインターフェースで連結されることができる。基地局20は、5世代コアネットワーク(5G Core Network:5GC)とNGインターフェースを介して連結されることができる。より具体的に、基地局20は、NG-Cインターフェースを介してAMF(access and mobility management function)30と連結されることができ、NG-Uインターフェースを介してUPF(user plane function)30と連結されることができる。
図3は、本開示の一実施例に係る、NG-RANと5GCとの間の機能的分割を示す。図3の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図3を参照すると、gNBは、インターセル間の無線リソース管理(Inter Cell RRM)、無線ベアラ管理(RB control)、連結移動性制御(Connection Mobility Control)、無線許容制御(Radio Admission Control)、測定設定及び提供(Measurement configuration&Provision)、動的リソース割当(dynamic resource allocation)などの機能を提供することができる。AMFは、NAS(Non Access Stratum)セキュリティ、アイドル状態移動性処理などの機能を提供することができる。UPFは、移動性アンカリング(Mobility Anchoring)、PDU(Protocol Data Unit)処理などの機能を提供することができる。SMF(Session Management Function)は、端末IP(Internet Protocol)アドレス割当、PDUセッション制御などの機能を提供することができる。
端末とネットワークとの間の無線インターフェースプロトコル(Radio Interface Protocol)の階層は、通信システムで広く知られた開放型システム間相互接続(Open System Interconnection、OSI)基準モデルの下位3個階層に基づいてL1(第1の階層)、L2(第2の階層)、L3(第3の階層)に区分されることができる。このうち、第1の階層に属する物理階層は、物理チャネル(Physical Channel)を利用した情報転送サービス(Information Transfer Service)を提供し、第3の階層に位置するRRC(Radio Resource Control)階層は、端末とネットワークとの間に無線リソースを制御する役割を遂行する。そのために、RRC階層は、端末と基地局との間のRRCメッセージを交換する。
図4は、本開示の一実施例に係る、無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。図4の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、図4の(a)は、ユーザ平面(user plane)に対する無線プロトコル構造を示し、図4の(b)は、制御平面(control plane)に対する無線プロトコル構造を示す。ユーザ平面は、ユーザデータ送信のためのプロトコルスタック(protocol stack)であり、制御平面は、制御信号送信のためのプロトコルスタックである。
図4を参照すると、物理階層(physical layer)は、物理チャネルを利用して上位階層に情報転送サービスを提供する。物理階層は、上位階層であるMAC(Medium Access Control)階層とはトランスポートチャネル(transport channel)を介して連結されている。トランスポートチャネルを介してMAC階層と物理階層との間にデータが移動する。トランスポートチャネルは、無線インターフェースを介してデータがどのようにどんな特徴に送信されるかによって分類される。
互いに異なる物理階層間、即ち、送信機と受信機の物理階層間は、物理チャネルを介してデータが移動する。前記物理チャネルは、OFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)方式に変調されることができ、時間と周波数を無線リソースとして活用する。
MAC階層は、論理チャネル(logical channel)を介して上位階層であるRLC(radio link control)階層にサービスを提供する。MAC階層は、複数の論理チャネルから複数のトランスポートチャネルへのマッピング機能を提供する。また、MAC階層は、複数の論理チャネルから単数のトランスポートチャネルへのマッピングによる論理チャネル多重化機能を提供する。MAC副階層は、論理チャネル上のデータ転送サービスを提供する。
RLC階層は、RLC SDU(Service Data Unit)の連結(concatenation)、分割(segmentation)、及び再結合(reassembly)を実行する。無線ベアラ(Radio Bearer、RB)が要求する多様なQoS(Quality of Service)を保障するために、RLC階層は、透明モード(Transparent Mode、TM)、非確認モード(Unacknowledged Mode、UM)、及び確認モード(Acknowledged Mode、AM)の三つの動作モードを提供する。AM RLCは、ARQ(automatic repeat request)を介してエラー訂正を提供する。
RRC(Radio Resource Control)階層は、制御平面でのみ定義される。RRC階層は、無線ベアラの設定(configuration)、再設定(re-configuration)、及び解除(release)と関連して論理チャネル、トランスポートチャネル、及び物理チャネルの制御を担当する。RBは、端末とネットワークとの間のデータ伝達のために第1の階層(physical階層またはPHY階層)及び第2の階層(MAC階層、RLC階層、PDCP(Packet Data Convergence Protocol)階層)により提供される論理的経路を意味する。
ユーザ平面でのPDCP階層の機能は、ユーザデータの伝達、ヘッダ圧縮(header compression)、及び暗号化(ciphering)を含む。制御平面でのPDCP階層の機能は、制御平面データの伝達及び暗号化/完全性保護(integrity protection)を含む。
SDAP(Service Data Adaptation Protocol)階層は、ユーザ平面でのみ定義される。SDAP階層は、QoSフロー(flow)とデータ無線ベアラとの間のマッピング、ダウンリンク及びアップリンクパケット内のQoSフロー識別子(ID)マーキングなどを実行する。
RBが設定されるとは、特定サービスを提供するために無線プロトコル階層及びチャネルの特性を規定し、各々の具体的なパラメータ及び動作方法を設定する過程を意味する。また、RBは、SRB(Signaling Radio Bearer)とDRB(Data Radio Bearer)の二つに分けられる。SRBは、制御平面でRRCメッセージを送信する通路として使われ、DRBは、ユーザ平面でユーザデータを送信する通路として使われる。
端末のRRC階層と基地局のRRC階層との間にRRC接続(RRC connection)が確立されると、端末は、RRC_CONNECTED状態にあるようになり、そうでない場合、RRC_IDLE状態にあるようになる。NRの場合、RRC_INACTIVE状態が追加で定義され、RRC_INACTIVE状態の端末は、コアネットワークとの連結を維持し、それに対して、基地局との連結を解約(release)することができる。
ネットワークから端末にデータを送信するダウンリンクトランスポートチャネルには、システム情報を送信するBCH(Broadcast Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するダウンリンクSCH(SharedChannel)とがある。ダウンリンクマルチキャストまたはブロードキャストサービスのトラフィックまたは制御メッセージの場合、ダウンリンクSCHを介して送信されることもでき、または別途のダウンリンクMCH(Multicast Channel)を介して送信されることもできる。一方、端末からネットワークにデータを送信するアップリンクトランスポートチャネルには、初期制御メッセージを送信するRACH(Random Access Channel)と、その以外にユーザトラフィックや制御メッセージを送信するアップリンクSCH(Shared Channel)とがある。
トランスポートチャネルの上位において、トランスポートチャネルにマッピングされる論理チャネル(Logical Channel)では、BCCH(Broadcast Control Channel)、PCCH(Paging Control Channel)、CCCH(Common Control Channel)、MCCH(Multicast Control Channel)、MTCH(Multicast Traffic Channel)などがある。
物理チャネル(Physical Channel)は、時間領域で複数個のOFDMシンボルと周波数領域で複数個の副搬送波(sub-carrier)とで構成される。一つのサブフレーム(sub-frame)は、時間領域で複数のOFDMシンボル(symbol)で構成される。リソースブロックは、リソース割当単位であって、複数のOFDMシンボルと複数の副搬送波(sub-carrier)とで構成される。また、各サブフレームは、PDCCH(Physical Downlink Control Channel)、即ち、L1/L2制御チャネルのために該当サブフレームの特定OFDMシンボル(例えば、1番目のOFDMシンボル)の特定副搬送波を利用することができる。TTI(Transmission Time Interval)は、サブフレーム送信の単位時間である。
図5は、本開示の一実施例に係る、NRの無線フレームの構造を示す。図5の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図5を参照すると、NRにおいて、アップリンク及びダウンリンク送信で無線フレームを使用することができる。無線フレームは、10msの長さを有し、2個の5msハーフ-フレーム(Half-Frame、HF)に定義されることができる。ハーフ-フレームは、5個の1msサブフレーム(Subframe、SF)を含むことができる。サブフレームは、一つ以上のスロットに分割されることができ、サブフレーム内のスロット個数は、副搬送波間隔(Subcarrier Spacing、SCS)によって決定されることができる。各スロットは、CP(cyclic prefix)によって12個または14個のOFDM(A)シンボルを含むことができる。
ノーマルCP(normal CP)が使われる場合、各スロットは、14個のシンボルを含むことができる。拡張CPが使われる場合、各スロットは、12個のシンボルを含むことができる。ここで、シンボルは、OFDMシンボル(または、CP-OFDMシンボル)、SC-FDMA(Single Carrier-FDMA)シンボル(または、DFT-s-OFDM(Discrete Fourier Transform-spread-OFDM)シンボル)を含むことができる。
以下の表1は、ノーマルCPが使われる場合、SCS設定(u)によってスロット別シンボルの個数(Nslotsymb)、フレーム別スロットの個数(Nframe、uslot)とサブフレーム別スロットの個数(Nsubframe、uslot)を例示する。
表2は、拡張CPが使用される場合、SCSによって、スロット別シンボルの個数、フレーム別スロットの個数とサブフレーム別スロットの個数を例示する。
NRシステムでは、一つの端末に併合される複数のセル間にOFDM(A)ヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)が異なるように設定されることができる。それによって、同じ数のシンボルで構成された時間リソース(例えば、サブフレーム、スロットまたはTTI)(便宜上、TU(Time Unit)と通称)の(絶対時間)区間が併合されたセル間に異なるように設定されることができる。
NRにおいて、多様な5Gサービスをサポートするための多数のヌメロロジー(numerology)またはSCSがサポートされることができる。例えば、SCSが15kHzである場合、伝統的なセルラーバンドでの広い領域(wide area)がサポートされることができ、SCSが30kHz/60kHzである場合、密集した-都市(dense-urban)、より低い遅延(lower latency)、及びより広いキャリア帯域幅(wider carrier bandwidth)がサポートされることができる。SCSが60kHzまたはそれより高い場合、位相雑音(phase noise)を克服するために24.25GHzより大きい帯域幅がサポートされることができる。
NR周波数バンド(frequency band)は、二つのタイプの周波数範囲(frequency range)に定義されることができる。前記二つのタイプの周波数範囲は、FR1及びFR2である。周波数範囲の数値は、変更されることができ、例えば、前記二つのタイプの周波数範囲は、以下の表3の通りである。NRシステムで使われる周波数範囲のうち、FR1は"sub 6GHz range"を意味することができ、FR2は"above 6GHz range"を意味することができ、ミリ波(millimeter wave、mmW)と呼ばれることができる。
前述したように、NRシステムの周波数範囲の数値は、変更されることができる。例えば、FR1は、以下の表4のように410MHz乃至7125MHzの帯域を含むことができる。即ち、FR1は、6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域を含むことができる。例えば、FR1内で含まれる6GHz(または、5850、5900、5925MHz等)以上の周波数帯域は、非免許帯域(unlicensed band)を含むことができる。非免許帯域は、多様な用途で使われることができ、例えば、車両のための通信(例えば、自律走行)のために使われることができる。
図6は、本開示の一実施例に係る、NRフレームのスロット構造を示す。図6の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図6を参照すると、スロットは、時間領域で複数のシンボルを含む。例えば、ノーマルCPの場合、一つのスロットが14個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが12個のシンボルを含むことができる。または、ノーマルCPの場合、一つのスロットが7個のシンボルを含み、拡張CPの場合、一つのスロットが6個のシンボルを含むことができる。
搬送波は、周波数領域で複数の副搬送波を含む。RB(Resource Block)は、周波数領域で複数(例えば、12)の連続した副搬送波に定義されることができる。BWP(Bandwidth Part)は、周波数領域で複数の連続した(P)RB((Physical)Resource Block)に定義されることができ、一つのヌメロロジー(numerology)(例えば、SCS、CP長さなど)に対応されることができる。搬送波は、最大N個(例えば、5個)のBWPを含むことができる。データ通信は、活性化されたBWPを介して実行されることができる。各々の要素は、リソースグリッドでリソース要素(Resource Element、RE)と呼ばれ、一つの複素シンボルがマッピングされることができる。
一方、端末と端末との間の無線インターフェースまたは端末とネットワークとの間の無線インターフェースは、L1階層、L2階層、及びL3階層で構成されることができる。本開示の多様な実施例において、L1階層は、物理(physical)階層を意味することができる。また、例えば、L2階層は、MAC階層、RLC階層、PDCP階層、及びSDAP階層のうち少なくとも一つを意味することができる。また、例えば、L3階層は、RRC階層を意味することができる。
以下、BWP(Bandwidth Part)及びキャリアに対して説明する。
BWP(Bandwidth Part)は、与えられたヌメロロジーでPRB(physical resource block)の連続的な集合である。PRBは、与えられたキャリア上で与えられたヌメロロジーに対するCRB(common resource block)の連続的な部分集合から選択されることができる。
BA(Bandwidth Adaptation)を使用すると、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は、セルの帯域幅ほど大きい必要がないし、端末の受信帯域幅及び送信帯域幅は、調整されることができる。例えば、ネットワーク/基地局は、帯域幅調整を端末に知らせることができる。例えば、端末は、帯域幅調整のための情報/設定をネットワーク/基地局から受信することができる。この場合、端末は、前記受信された情報/設定に基づいて帯域幅調整を実行することができる。例えば、前記帯域幅調整は、帯域幅の縮小/拡大、帯域幅の位置変更または帯域幅のサブキャリアスペーシングの変更を含むことができる。
例えば、帯域幅は、パワーをセイブするために活動が少ない期間の間に縮小されることができる。例えば、帯域幅の位置は、周波数ドメインで移動できる。例えば、帯域幅の位置は、スケジューリング柔軟性(scheduling flexibility)を増加させるために周波数ドメインで移動できる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシング(subcarrier spacing)は、変更されることができる。例えば、帯域幅のサブキャリアスペーシングは、異なるサービスを許容するために変更されることができる。セルの総セル帯域幅のサブセットは、BWP(Bandwidth Part)と称することができる。BAは、基地局/ネットワークが端末にBWPを設定し、基地局/ネットワークが設定されたBWPのうち現在活性状態であるBWPを端末に知らせることによって実行されることができる。
例えば、BWPは、活性(active)BWP、イニシャル(initial)BWP及び/またはデフォルト(default)BWPのうち少なくともいずれか一つである。例えば、端末は、PCell(primary cell)上の活性(active)DL BWP以外のDL BWPでダウンリンク無線リンク品質(downlink radio link quality)をモニタリングしない。例えば、端末は、活性DL BWPの外部でPDCCH、PDSCHまたはCSI-RS(ただし、RRM除外)を受信しない。例えば、端末は、非活性DL BWPに対するCSI(Channel State Information)報告をトリガしない。例えば、端末は、活性UL BWP外部でPUCCHまたはPUSCHを送信しない。例えば、ダウンリンクの場合、イニシャルBWPは、(PBCHにより設定された)RMSI CORESETに対する連続的なRBセットとして与えられることができる。例えば、アップリンクの場合、イニシャルBWPは、ランダムアクセス手順のためにSIBにより与えられることができる。例えば、デフォルトBWPは、上位階層により設定されることができる。例えば、デフォルトBWPの初期値は、イニシャルDL BWPである。エネルギーセイビングのために、端末が一定期間の間にDCIを検出することができない場合、端末は、前記端末の活性BWPをデフォルトBWPにスイッチングできる。
一方、BWPは、SLに対して定義されることができる。同じSL BWPは、送信及び受信に使われることができる。例えば、送信端末は、特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を送信することができ、受信端末は、前記特定BWP上でSLチャネルまたはSL信号を受信することができる。免許キャリア(licensed carrier)で、SL BWPは、Uu BWPと別途に定義されることができ、SL BWPは、Uu BWPと別途の設定シグナリング(separate configuration signalling)を有することができる。例えば、端末は、SL BWPのための設定を基地局/ネットワークから受信することができる。SL BWPは、キャリア内でout-of-coverage NR V2X端末及びRRC_IDLE端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。RRC_CONNECTEDモードの端末に対して、少なくとも一つのSL BWPがキャリア内で活性化されることができる。
図7は、本開示の一実施例に係る、BWPの一例を示す。図7の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。図7の実施例において、BWPは、3個と仮定する。
図7を参照すると、CRB(common resource block)は、キャリアバンドの一側端から他側端まで番号が付けられたキャリアリソースブロックである。そして、PRBは、各BWP内で番号が付けられたリソースブロックである。ポイントAは、リソースブロックグリッド(resource block grid)に対する共通参照ポイント(common reference point)を指示することができる。
BWPは、ポイントA、ポイントAからのオフセット(NstartBWP)及び帯域幅(NsizeBWP)により設定されることができる。例えば、ポイントAは、全てのヌメロロジー(例えば、該当キャリアでネットワークによりサポートされる全てのヌメロロジー)のサブキャリア0が整列されるキャリアのPRBの外部参照ポイントである。例えば、オフセットは、与えられたヌメロロジーで最も低いサブキャリアとポイントAとの間のPRB間隔である。例えば、帯域幅は、与えられたヌメロロジーでPRBの個数である。
以下、V2XまたはSL通信に対して説明する。
図8は、本開示の一実施例に係る、SL通信のための無線プロトコル構造(radio protocol architecture)を示す。図8の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、図8の(a)は、ユーザ平面プロトコルスタックを示し、図8の(b)は、制御平面プロトコルスタックを示す。
以下、SL同期信号(Sidelink Synchronization Signal、SLSS)及び同期化情報について説明する。
SLSSは、SL特定的なシーケンス(sequence)であって、PSSS(Primary Sidelink Synchronization Signal)と、SSSS(Secondary Sidelink Synchronization Signal)とを含むことができる。前記PSSSは、S-PSS(Sidelink Primary Synchronization Signal)と称し、前記SSSSは、S-SSS(Sidelink Secondary Synchronization Signal)と称することができる。例えば、長さ-127M-シーケンス(length-127 M-sequences)がS-PSSに対して使われることができ、長さ-127ゴールド-シーケンス(length-127 Gold sequences)がS-SSSに対して使われることができる。例えば、端末は、S-PSSを利用して最初信号を検出(signal detection)することができ、同期を取得することができる。例えば、端末は、S-PSS及びS-SSSを利用して細部同期を取得することができ、同期信号IDを検出することができる。
PSBCH(Physical Sidelink Broadcast Channel)は、SL信号の送受信前に端末が真っ先に知るべき基本となる(システム)情報が送信される(放送)チャネルである。例えば、基本となる情報は、SLSSに対する情報、デュプレックスモード(Duplex Mode、DM)、TDD UL/DL(Time Division Duplex Uplink/Downlink)の構成、リソースプールに対する情報、SLSSに対するアプリケーションの種類、サブフレームオフセット、放送情報などである。例えば、PSBCH性能の評価のために、NR V2Xで、PSBCHのペイロード大きさは、24ビットのCRCを含んで56ビットである。
S-PSS、S-SSS、及びPSBCHは、周期的送信をサポートするブロックフォーマット(例えば、SLSS(Synchronization Signal)/PSBCHブロック、以下、S-SSB(Sidelink-Synchronization Signal Block ))に含まれることができる。前記S-SSBは、キャリア内のPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)/PSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)と同じヌメロロジー(即ち、SCS及びCP長さ)を有することができ、送信帯域幅は、(あらかじめ)設定されたSL BWP(Sidelink Bandwidth Part)内にある。例えば、S-SSBの帯域幅は、11RB(Resource Block)である。例えば、PSBCHは、11RBにわたっている。そして、S-SSBの周波数位置は、(あらかじめ)設定されることができる。したがって、端末は、キャリアでS-SSBを見つけるために周波数で仮設検出(hypothesis detection)を実行する必要がない。
図9は、本開示の一実施例に係る、V2XまたはSL通信を実行する端末を示す。図9の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図9を参照すると、V2XまたはSL通信における端末という用語は、主にユーザの端末を意味することができる。しかしながら、基地局のようなネットワーク装備が端末間の通信方式によって信号を送受信する場合、基地局も一種の端末と見なされることもできる。例えば、端末1は、第1の装置100であり、端末2は、第2の装置200である。
例えば、端末1は、一連のリソースの集合を意味するリソースプール(resource pool)内で特定のリソースに該当するリソース単位(resource unit)を選択することができる。そして、端末1は、前記リソース単位を使用してSL信号を送信することができる。例えば、受信端末である端末2は、端末1が信号を送信することができるリソースプールの設定を受けことができ、前記リソースプール内で端末1の信号を検出することができる。
ここで、端末1が基地局の連結範囲内にある場合、基地局は、リソースプールを端末1に知らせることができる。それに対して、端末1が基地局の連結範囲外にある場合、他の端末がリソースプールを知らせ、または端末1は、事前に設定されたリソースプールを使用することができる。
一般に、リソースプールは、複数のリソース単位で構成されることができ、各端末は、一つまたは複数のリソース単位を選定し、自分のSL信号の送信に使用することができる。
以下、SLでリソース割当(resource allocation)に対して説明する。
図10は、本開示の一実施例によって、端末が送信モードによってV2XまたはSL通信を実行する手順を示す。図10の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。本開示の多様な実施例において、送信モードは、モードまたはリソース割当モードと称することができる。以下、説明の便宜のために、LTEにおいて、送信モードは、LTE送信モードと称することができ、NRにおいて、送信モードは、NRリソース割当モードと称することができる。
例えば、図10の(a)は、LTE送信モード1またはLTE送信モード3と関連した端末動作を示す。または、例えば、図10の(a)は、NRリソース割当モード1と関連した端末動作を示す。例えば、LTE送信モード1は、一般的なSL通信に適用されることができ、LTE送信モード3は、V2X通信に適用されることができる。
例えば、図10の(b)は、LTE送信モード2またはLTE送信モード4と関連した端末動作を示す。または、例えば、図10の(b)は、NRリソース割当モード2と関連した端末動作を示す。
図10の(a)を参照すると、LTE送信モード1、LTE送信モード3またはNRリソース割当モード1で、基地局は、SL送信のために端末により使われるSLリソースをスケジューリングすることができる。例えば、基地局は、端末1にPDCCH(より具体的にDCI(Downlink Control Information))を介してリソーススケジューリングを実行することができ、端末1は、前記リソーススケジューリングによって端末2とV2XまたはSL通信を実行することができる。例えば、端末1は、PSCCH(Physical Sidelink Control Channel)を介してSCI(Sidelink Control Information)を端末2に送信した後、前記SCIに基づくデータをPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)を介して端末2に送信できる。
図10の(b)を参照すると、LTE送信モード2、LTE送信モード4またはNRリソース割当モード2で、端末は、基地局/ネットワークにより設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソース内でSL送信リソースを決定することができる。例えば、前記設定されたSLリソースまたはあらかじめ設定されたSLリソースは、リソースプールである。例えば、端末は、自律的にSL送信のためのリソースを選択またはスケジューリングすることができる。例えば、端末は、設定されたリソースプール内でリソースを自体的に選択し、SL通信を実行することができる。例えば、端末は、センシング(sensing)及びリソース(再)選択手順を実行し、選択ウィンドウ内で自体的にリソースを選択することができる。例えば、前記センシングは、サブチャネル単位で実行されることができる。そして、リソースプール内でリソースを自体的に選択した端末1は、PSCCHを介してSCIを端末2に送信した後、前記SCIに基づくデータをPSSCHを介して端末2に送信できる。
図11は、本開示の一実施例に係る、三つのキャストタイプを示す。図11の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。具体的に、図11の(a)は、ブロードキャストタイプのSL通信を示し、図11の(b)は、ユニキャストタイプのSL通信を示し、図11の(c)は、グループキャストタイプのSL通信を示す。ユニキャストタイプのSL通信の場合、端末は、他の端末と一対一通信を実行することができる。グループキャストタイプのSL通信の場合、端末は、自分が属するグループ内の一つ以上の端末とSL通信を実行することができる。本開示の多様な実施例において、SLグループキャスト通信は、SLマルチキャスト(multicast)通信、SL一対多(one-to-many)通信などに代替されることができる。
以下、電力制御(power control)に対して説明する。
端末が自分のアップリンク送信パワーをコントロールする方法は、開ループ電力制御(Open Loop Power Control、OLPC)及び閉ループ電力制御(Closed Loop Power Control、CLPC)を含むことができる。開ループ電力制御によると、端末は、前記端末が属するセルの基地局からのダウンリンク経路損失(pathloss)を推定することができ、端末は、前記経路損失を補償する形態で電力制御を実行することができる。例えば、開ループ電力制御によると、端末と基地局との間の距離が遠ざかってダウンリンク経路損失が大きくなる場合、端末は、アップリンクの送信パワーを増加させる方式にアップリンクパワーをコントロールすることができる。閉ループ電力制御によると、端末は、アップリンク送信パワーの調節に必要な情報(例えば、制御信号)を基地局から受信することができ、端末は、基地局から受信された情報に基づいてアップリンクパワーをコントロールすることができる。即ち、閉ループ電力制御によると、端末は、基地局から受信した直接的な電力制御命令によってアップリンクパワーをコントロールすることができる。
開ループ電力制御は、SLでサポートされることができる。具体的に、送信端末が基地局のカバレッジ内にある時、基地局は、送信端末と前記送信端末のサービング基地局との間の経路損失に基づいて、ユニキャスト、グループキャスト、ブロードキャスト送信のために開ループ電力制御をイネーブル(enable)することができる。送信端末が開ループ電力制御をイネーブルするための情報/設定を基地局から受信すると、送信端末は、ユニキャスト、グループキャストまたはブロードキャスト送信のために開ループ電力制御をイネーブルすることができる。これは基地局のアップリンク受信に対する干渉を緩和するためである。
付加的に、少なくともユニキャストの場合、設定(configuration)は、送信端末と受信端末との間の経路損失を使用するようにイネーブルされることができる。例えば、前記設定は、端末に対してあらかじめ設定されることができる。受信端末は、送信端末にSLチャネル測定結果(例えば、SL RSRP)を報告することができ、送信端末は、受信端末により報告されたSLチャネル測定結果から経路損失推定(pathloss estimation)を導出することができる。例えば、SLで、送信端末が受信端末に参照信号を送信すると、受信端末は、送信端末により送信された参照信号に基づいて送信端末と受信端末との間のチャネルを測定することができる。そして、受信端末は、SLチャネル測定結果を送信端末に送信できる。そして、送信端末は、SLチャネル測定結果に基づいて受信端末からのSL経路損失を推定することができる。そして、送信端末は、前記推定された経路損失を補償してSL電力制御を実行することができ、受信端末に対してSL送信を実行することができる。SLでの開ループ電力制御によると、例えば、送信端末と受信端末との間の距離が遠ざかってSL経路損失が大きくなる場合、送信端末は、SLの送信パワーを増加させる方式にSL送信パワーをコントロールすることができる。前記電力制御は、SL物理チャネル(例えば、PSCCH、PSSCH、PSFCH(Physical Sidelink Feedback Channel))及び/またはSL信号送信時に適用されることができる。
開ループ電力制御をサポートするために、少なくともユニキャストの場合、SL上で長期測定(long-term measurements)(即ち、L3フィルタリング)がサポートされることができる。
例えば、総SL送信電力は、スロットでPSCCH及び/またはPSSCH送信のために使われるシンボルで同じである。例えば、最大SL送信電力は、送信端末に対して設定され、または事前に設定されることができる。
例えば、SL開ループ電力制御の場合、送信端末は、ダウンリンク経路損失(例えば、送信端末と基地局との間の経路損失)のみを使用するように設定されることができる。例えば、SL開ループ電力制御の場合、送信端末は、SL経路損失(例えば、送信端末と受信端末との間の経路損失)のみを使用するように設定されることができる。例えば、SL開ループ電力制御の場合、送信端末は、ダウンリンク経路損失及びSL経路損失を使用するように設定されることができる。
例えば、SL開ループ電力制御がダウンリンク経路損失及びSL経路損失を両方とも使用するように設定された場合、送信端末は、ダウンリンク経路損失に基づいて取得された電力及びSL経路損失に基づいて取得された電力のうち、最小値を送信電力に決定できる。例えば、Po及びアルファ値は、ダウンリンク経路損失及びSL経路損失に対して別途に設定され、または事前に設定されることができる。例えば、Poは平均的に受信されたSINRと関連したユーザ特定パラメータである。例えば、アルファ値は、経路損失に対する加重値である。
以下、SL混雑制御(sidelink congestion control)に対して説明する。
端末がSL送信リソースを自分で決定する場合、端末は、自分が使用するリソースの大きさ及び頻度も自分で決定するようになる。もちろん、ネットワークなどからの制約条件によって、一定水準以上のリソース大きさや頻度を使用することは制限されることができる。しかし、特定時点に特定地域に多くの端末が集まっている状況で全ての端末が相対的に多くのリソースを使用する場合は、相互間に干渉によって全体的な性能が大きく低下されることができる。
したがって、端末は、チャネル状況を観察する必要がある。もし、過度に多くのリソースが消耗されていると判断されると、端末は、自分のリソース使用を減らす形態の動作を取ることが好ましい。本明細書において、これを混雑制御(Congestion Control、CR)と定義することができる。例えば、端末は、単位時間/周波数リソースで測定されたエネルギーが一定水準以上であるかどうかを判断して、一定水準以上のエネルギーが観察された単位時間/周波数リソースの比率に従って自分の送信リソースの量及び頻度を調節することができる。本明細書において、一定水準以上のエネルギーが観察された時間/周波数リソースの比率をチャネル混雑比率(Channel Busy Ratio、CBR)と定義することができる。端末は、チャネル/周波数に対してCBRを測定することができる。付加的に、端末は、測定されたCBRをネットワーク/基地局に送信できる。
図12は、本開示の一実施例に係る、CBR測定のためのリソース単位を示す。図12の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図12を参照すると、CBRは、端末が特定区間(例えば、100ms)にサブチャネル単位でRSSI(Received Signal Strength Indicator)を測定した結果、RSSIの測定結果値があらかじめ設定された閾値以上の値を有するサブチャネルの個数を意味することができる。または、CBRは、特定区間のサブチャネルのうちあらかじめ設定された閾値以上の値を有するサブチャネルの比率を意味することができる。例えば、図12の実施例において、斜線を引いたサブチャネルがあらかじめ設定された閾値以上の値を有するサブチャネルと仮定する場合、CBRは、100ms区間に斜線を引いたサブチャネルの比率を意味することができる。付加的に、端末は、CBRを基地局に報告できる。
さらに、トラフィック(例えば、パケット)の優先順位を考慮した混雑制御が必要である。このために、例えば、端末は、チャネル占有率(Channel occupancy Ratio、CR)を測定することができる。具体的に、端末は、CBRを測定して、前記CBRに従って各々の優先順位(例えば、k)に該当するトラフィックが占有できるチャネル占有率(Channel occupancy Ratio k、CRk)の最大値(CRlimitk)を決定することができる。例えば、端末は、CBR測定値があらかじめ決められた表に基づいて、各々のトラフィックの優先順位に対するチャネル占有率の最大値(CRlimitk)を導出することができる。例えば、相対的に優先順位が高いトラフィックの場合、端末は、相対的に大きいチャネル占有率の最大値を導出することができる。その後、端末は、トラフィックの優先順位kがiより低いトラフィックのチャネル占有率の総和を一定値以下に制限することによって、混雑制御を実行することができる。このような方法によると、相対的に優先順位が低いトラフィックにもっと強いチャネル占有率制限がかかることができる。
それ以外に、端末は、送信電力の大きさ調節、パケットのドロップ(drop)、再送信可否の決定、送信RB大きさ調節(MCS調整)などの方法を利用して、SL混雑制御を実行することができる。
以下、HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)手順に対して説明する。
通信の信頼性を確保するためのエラー補償技法は、FEC(Forward Error Correction)方式(scheme)と、ARQ(Automatic Repeat Request)方式と、を含むことができる。FEC方式では、情報ビットに余分のエラー訂正コードを追加させることによって、受信端でのエラーを訂正することができる。FEC方式は、時間遅延が少なく、送受信端の間に別途にやり取りする情報が必要ではないという長所があるが、良好なチャネル環境でシステム効率が落ちるという短所がある。ARQ方式は、送信の信頼性を高めることができるが、時間遅延が発生されるようになり、劣悪なチャネル環境でシステム効率が落ちるという短所がある。
HARQ(Hybrid Automatic Repeat Request)方式は、FECとARQとを結合したものであって、物理階層が受信したデータが復号できないエラーを含むかどうかを確認し、エラーが発生すると、再送信を要求することによって、性能を高めることができる。
SLユニキャスト及びグループキャストの場合、物理階層でのHARQフィードバック及びHARQコンバイニング(combining)がサポートされることができる。例えば、受信端末がリソース割当モード1または2で動作する場合、受信端末は、PSSCHを送信端末から受信することができ、PSFCH(Physical Sidelink Feedback Channel)を介してSFCI(Sidelink Feedback Control Information)フォーマットを使用してPSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信できる。
例えば、SL HARQフィードバックは、ユニキャストに対してイネイブルされることができる。この場合、non-CBG(non-Code Block Group)動作で、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-ACKを送信端末に送信できる。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングできない場合、受信端末は、HARQ-NACKを生成することができる。そして、受信端末は、HARQ-NACKを送信端末に送信できる。
例えば、SL HARQフィードバックは、グループキャストに対してイネイブルされることができる。例えば、non-CBG動作で、二つのHARQフィードバックオプションがグループキャストに対してサポートされることができる。
(1)グループキャストオプション1:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコーディングに失敗した場合、受信端末は、HARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信できる。それに対して、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKを送信端末に送信しない。
(2)グループキャストオプション2:受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングした以後に、受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックのデコーディングに失敗した場合、受信端末は、HARQ-NACKをPSFCHを介して送信端末に送信できる。そして、受信端末が前記受信端末をターゲットとするPSCCHをデコーディングし、及び受信端末が前記PSCCHと関連した送信ブロックを成功的にデコーディングした場合、受信端末は、HARQ-ACKをPSFCHを介して送信端末に送信できる。
例えば、グループキャストオプション1がSL HARQフィードバックに使用される場合、グループキャストの通信を実行する全ての端末は、PSFCHリソースを共有することができる。例えば、同じグループに属する端末は、同じPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
例えば、グループキャストオプション2がSL HARQフィードバックに使用される場合、グループキャストの通信を実行する各々の端末は、HARQフィードバックの送信のために互いに異なるPSFCHリソースを使用することができる。例えば、同じグループに属する端末は、互いに異なるPSFCHリソースを利用してHARQフィードバックを送信することができる。
例えば、SL HARQフィードバックがグループキャストに対してイネイブルされる時、受信端末は、TX-RX(Transmission-Reception)距離及び/またはRSRPに基づいてHARQフィードバックを送信端末に送信するかどうかを決定することができる。
例えば、グループキャストオプション1で、TX-RX距離ベースのHARQフィードバックの場合、TX-RX距離が通信範囲の要求事項より小さいまたは同じ場合、受信端末は、PSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信できる。それに対して、TX-RX距離が通信範囲の要求事項より大きい場合、受信端末は、PSSCHに対するHARQフィードバックを送信端末に送信しないことがある。例えば、送信端末は、前記PSSCHと関連したSCIを介して、前記送信端末の位置を受信端末に知らせることができる。例えば、前記PSSCHと関連したSCIは、第2のSCIである。例えば、受信端末は、TX-RX距離を前記受信端末の位置と前記送信端末の位置とに基づいて推定または取得することができる。例えば、受信端末は、PSSCHと関連したSCIをデコーディングし、前記PSSCHに使用される通信範囲の要求事項を知ることができる。
例えば、リソース割当モード1の場合に、PSFCHとPSSCHとの間の時間(オフセット)は、設定され、またはあらかじめ設定されることができる。ユニキャスト及びグループキャストの場合、SL上で再送信が必要な場合、これはPUCCHを使用するカバレッジ内の端末により基地局に指示されることができる。送信端末は、HARQ ACK/NACKの形態ではなく、SR(Scheduling Request)/BSR(Buffer Status Report)のような形態で前記送信端末のサービング基地局に指示(indication)を送信することもある。また、基地局が前記指示を受信しなくても、基地局は、SLの再送信リソースを端末にスケジューリングできる。例えば、リソース割当モード2の場合に、PSFCHとPSSCHとの間の時間(オフセット)は、設定され、またはあらかじめ設定されることができる。
例えば、キャリアで端末の送信観点で、PSCCH/PSSCHとPSFCHとの間のTDMが、スロットでSLのためのPSFCHフォーマットに対して許容されることができる。例えば、一つのシンボルを有するシーケンスベースのPSFCHフォーマットがサポートされることができる。ここで、前記一つのシンボルは、AGC区間ではないことがある。例えば、前記シーケンスベースのPSFCHフォーマットは、ユニキャスト及びグループキャストに適用されることができる。
例えば、リソースプールと関連したスロット内で、PSFCHリソースは、Nスロット区間に周期的に設定され、または事前に設定されることができる。例えば、Nは、1以上の一つ以上の値に設定されることができる。例えば、Nは、1、2または4である。例えば、特定のリソースプールでの送信に対するHARQフィードバックは、前記特定のリソースプール上のPSFCHを介してのみ送信されることができる。
例えば、送信端末がスロット#X乃至スロット#Nにわたって、PSSCHを受信端末に送信する場合、受信端末は、前記PSSCHに対するHARQフィードバックをスロット#(N+A)で送信端末に送信できる。例えば、スロット#(N+A)は、PSFCHリソースを含むことができる。ここで、例えば、Aは、Kより大きいまたは同じ最も小さい整数である。例えば、Kは、論理的スロットの個数である。この場合、Kは、リソースプール内のスロットの個数である。または、例えば、Kは、物理的スロットの個数である。この場合、Kは、リソースプールの内部及び外部のスロットの個数である。
例えば、送信端末が受信端末に送信した一つのPSSCHに対する応答として、受信端末がPSFCHリソース上でHARQフィードバックを送信する場合、受信端末は、設定されたリソースプール内で、暗示的メカニズムに基づいて前記PSFCHリソースの周波数領域(frequency domain)及び/またはコード領域(code domain)を決定することができる。例えば、受信端末は、PSCCH/PSSCH/PSFCHと関連したスロットインデックス、PSCCH/PSSCHと関連したサブチャネル、及び/またはグループキャストオプション2ベースのHARQフィードバックのためのグループで各々の受信端末を区別するための識別子のうち少なくともいずれか一つに基づいて、PSFCHリソースの周波数領域及び/またはコード領域を決定することができる。及び/または、例えば、受信端末は、SL RSRP、SINR、L1ソースID、及び/または位置情報のうち少なくともいずれか一つに基づいて、PSFCHリソースの周波数領域及び/またはコード領域を決定することができる。
例えば、端末のPSFCHを介したHARQフィードバックの送信とPSFCHを介したHARQフィードバックの受信とが重なる場合、前記端末は、優先順位規則に基づいて、PSFCHを介したHARQフィードバックの送信またはPSFCHを介したHARQフィードバックの受信のうちいずれか一つを選択することができる。例えば、優先順位規則は、少なくとも関連のPSCCH/PSSCHの優先順位の指示(priority indication)に基づくことができる。
例えば、端末の複数の端末に対するPSFCHを介したHARQフィードバックの送信が重なる場合、前記端末は、優先順位規則に基づいて特定のHARQフィードバックの送信を選択することができる。例えば、優先順位規則は、少なくとも関連のPSCCH/PSSCHの優先順位の指示(priority indication)に基づくことができる。
一方、データのためのリソースの使用効率(usage efficiency)を高めるために、PSCCHのためのリソースがPSSCHのためのリソースに囲まれる形態が次期通信システムでサポートされることができる。
図13は、本開示の一実施例に係る、データチャネルまたは制御チャネルのためのリソース割当を示す。図13の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図13を参照すると、制御チャネル(例えば、PSCCH)のためのリソースは、データチャネル(例えば、PSSCH)のためのリソースに囲まれる形態で割り当てられることができる。
一方、送信端末観点で、PSCCH/PSSCH送信間の過渡区間(transient period)が発生することを防止するために、少なくとも総送信パワー(total transmit power)は、PSCCH/PSSCH送信区間の間に一定に維持される必要がある。受信端末観点で、PSCCH/PSSCH受信間の追加的なAGC区間(Automatic Gain Control period)が発生することを防止するために、少なくとも総送信パワー(total transmit power)は、PSCCH/PSSCH送信区間の間に一定に維持される必要がある。
そして、PSCCHは、PSSCHを受信しようとする端末以外にも、端末のセンシング動作(sensing operation)などに活用されることができるため、PSCCHに対するカバレッジは、一定水準に保障される必要がある。このために、PSCCHを送信するためのパワーを設定する時、PSD(power spectrum density)または送信パワー(transmit power)のブースティング(boosting)を考慮することもできる。もし、PSSCHに対するEPRE(Energy Per Resource Element)またはPSDがシンボル毎に異なる場合、例えば、PSCCHとPSSCHがFDM(Frequency Division Multiplexing)される領域とその他の領域とによってPSSCHに対するEPREまたはPSDがシンボル毎に異なる場合、受信端末が該当変化値を知ることができない場合、QAM復調(demodulation)は、非効果的または非効率的である。
したがって、送信端末がサイドリンク送信パワーを効率的に制御する方法が必要である。以下、本開示の一実施例によって、サイドリンク送信パワーを制御する方法及びこれをサポートする装置に対して説明する。
本開示の一実施例によると、サイドリンクのためのCSI-RS(Channel State Information Reference Signal)が定義されることができる。例えば、端末は、CSI-RSに基づいてサイドリンクまたはV2Xに対するCSI(Channel State Information)を取得することができる。例えば、サイドリンクまたはV2Xに対するCSIは、CQI(Channel Quality Indicator)、PMI(Precoding Matrix Indicator)、RI(Rank Indicator)、RSRP、RSRQ、経路利得(path gain)、経路損失(path loss)、CRI(CSI-RS resource indicator)、干渉条件(interference condition)または車両モーション(vehicle motion)のうち少なくともいずれか一つを含むことができる。例えば、前記CSI-RSは、PSSCH(時間及び周波数)リソース内に囲まれて送信されることができる。本開示の一実施例によると、受信端末は、CSI-RSに対する基準送信パワー(reference transmit power)を知ることができ、受信端末は、CSI-RSに基づいてCQI及び/またはRIを推定することができる。
本開示の一実施例によると、送信端末は、PSCCH、CSI-RSまたはPT-RS(Phase Tracking Reference Signal)のうち少なくともいずれか一つをPSSCHの時間及び周波数リソース内で限定(confine)させて送信できる。例えば、PSCCH、CSI-RSまたはPT-RSは、PSSCHに囲まれて送信されることができる。PT-RSは、PSSCHに対する位相補償(phase compensation)のために使われる参照信号である。例えば、PT-RSは、スケジューリングされた(scheduled)MCSによって定義された時間密度(time density)及び/またはスケジューリングされた帯域幅(scheduled bandwidth)によって定義された周波数密度(frequency density)を考慮して時間/周波数リソース(例えば、resource element)にマッピングされることができる。PSCCH、CSI-RSまたはPT-RSがPSSCHに囲まれて送受信される場合、過渡区間、追加的なAGC区間及び/またはIBE(inter band emission)問題が回避されることができる。
また、本開示の一実施例によると、PT-RSに対するEPREは、同一シンボルにマッピングされるPSSCHに対するEPREと同じく設定されることができる。したがって、以下、本開示の実施例において、PSSCHマッピング領域は、PT-RSを含むこともあり、PT-RSを含まないこともある。EPREは、一つのリソース要素(Resource Element、RE)に割り当てられたエネルギーまたはパワーである。以下の実施例において、端末がPSSCHを送信することは、端末がPT-RSを送信することを含むことができる。例えば、PT-RS EPREとPSSCH EPREとの間の比率(ratio)は、PSSCHレイヤの個数またはPT-RSポートの個数のうち少なくともいずれか一つにより定義または決定されることができ、端末に対して設定またはあらかじめ設定されることができる。
図14は、本開示の一実施例によって、PSCCH、PSSCH、及びCSI-RSが割り当てられる一例を示す。図14の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図14を参照すると、PSCCHは、M個のリソースブロック(Resource Block、RB)にわたって送信されると仮定する。PSSCHは、N個のリソースブロックにわたって送信されると仮定する。PSCCHに対する送信パワーブースティングは、X[dB]と仮定する。例えば、前記X値は、(システムに)固定された値である。例えば、前記X値は、端末に対して(あらかじめ)設定される値である。本明細書において、X[dB]に対する線形(linear)値は、X′と表記できる。例えば、XとX′との間の関係は、数式1または数式2により定義されることができる。
〔数式1〕
〔数式2〕
再び、図14を参照すると、CSI-RSは、L個のサブキャリア(subcarrier)にわたって送信されると仮定する。本明細書において、PSCCHとPSSCHがFDMされているシンボルの集合を第1のシンボルグループと称することができる。即ち、PSCCHとPSSCHが同じ時間で互いに異なる周波数を介して送信されるシンボルの集合を第1のシンボルグループと称することができる。そして、PSCCHが送信されずに、PSSCHが送信されるシンボルの集合を第2のシンボルグループと称することができる。例えば、端末は、第1のシンボル区間でPSCCH及びPSSCHを送信することができ、第2のシンボル区間でPSSCHを送信することができる。例えば、第1のシンボル区間は、PSCCH-PSSCH送信機会(transmission occasion)と称することができる。以下、端末がPSCCH、PSSCH及び/またはCSI-RSに対する電力制御を実行する方法に対してより具体的に説明する。
図15は、本開示の一実施例によって、送信端末が電力制御を実行する手順を示す。図15の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図14及び図15を参照すると、ステップS1500において、送信端末は、総送信パワーを決定/計算することができる。例えば、総送信パワーは、PSCCH、PSSCH、CSI-RSまたはPT-RSのうち少なくともいずれか一つに適用される送信パワーである。
本開示の一実施例によって、送信端末は、PSSCHに対して要求されるパワー、PCMAX及び/または設定されたパワー(configured power)に基づいて総送信パワーを設定することができる。例えば、前記設定されたパワーは、特定状況(例えば、NR sidelink mode 2 operation and/or combination of mode 1 and mode 2 operation)で使われることができる。例えば、送信端末は、数式3によって総送信パワーを決定/計算することができる。例えば、送信端末は、数式4によって総送信パワーを決定/計算することができる。
〔数式3〕
〔数式4〕
ここで、PSLは、総送信パワー値であり、PPSSCHは、PSSCHに基づいて決定された総送信パワー値である。前記PCMAXは、最大端末送信パワー値であり、PMAX_CBRは、CBRを基盤とする最大送信パワー値であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数である。例えば、PCMAXは、サイドリンク通信と関連したキャリア別最大端末送信パワー値である。例えば、PCMAXは、サイドリンク通信と関連したサービングセル別最大端末送信パワー値である。例えば、PMAX_CBRは、CBRを基盤とするサイドリンク通信が活性化されたBWP(bandwidth part)別最大送信パワー値である。例えば、PMAX_CBRは、CBRを基盤とするサイドリンク通信と関連したキャリア別最大送信パワー値である。例えば、PMAX_CBRは、CBRを基盤とするサイドリンク通信と関連したサービングセル別最大送信パワー値である。PO_PSSCH及び/またはαPSSCHは、システムにあらかじめ定義され、または端末に対して(あらかじめ)設定される値であり、PLは、ダウンリンク経路損失またはサイドリンク経路損失のうち少なくともいずれか一つである。例えば、前記最大端末送信パワー値は、configured maximum UE output powerに、端末具現によるMPR(maximum power reduction)が適用された値である。uは、サブキャリア大きさ及び/またはCP長さ(即ち、ヌメロロジー)を示すことができる。例えば、15kHzサブキャリア大きさの場合、u=0である。例えば、30kHzサブキャリア大きさの場合、u=1である。例えば、サブキャリア大きさとuとの間の関係は、表1または表2を参照することができる。端末がサイドリンクモード1で動作する場合、前記数式におけるPMAX_CBRは、省略されることができる。
前記方式によると、送信端末は、PSSCHに基づいて総送信パワーを決定することができる。したがって、PSCCHに対するパワーブースティングを使用する場合、及び/またはPSCCHに対するリソースブロックの個数とPSSCHに対するリソースブロック個数との差が一定水準以下である場合、PSCCHに対するカバレッジが制限されることができる。
本開示の一実施例によって、送信端末は、PSCCHに対して要求されるパワー、PCMAX及び/または設定されたパワー(configured power)に基づいて総送信パワーを設定することができる。例えば、前記設定されたパワーは、特定状況(例えば、NR sidelink mode 2 operation and/or combination of mode 1 and mode 2 operation)で使われることができる。例えば、送信端末は、数式5によって総送信パワーを決定/計算することができる。
〔数式5〕
ここで、PSLは、総送信パワー値であり、PPSCCHは、PSCCHに基づいて決定された総送信パワー値である。前記PCMAXは、最大端末送信パワー値であり、PMAX_CBRは、CBRを基盤とする最大送信パワー値である。PSCCHに対する送信パワーブースティングがX[dB]である場合、X′は、Xの線形値である。Mは、PSCCHが送信されるリソースブロックの個数である。PO_PSCCH及び/またはαPSCCHは、システムにあらかじめ定義され、または端末に対して(あらかじめ)設定される値であり、PLは、ダウンリンク経路損失またはサイドリンク経路損失のうち少なくともいずれか一つである。例えば、前記最大端末送信パワー値は、configured maximum UE output powerに、端末具現によるMPR(maximum power reduction)が適用された値である。端末がサイドリンクモード1で動作する場合、前記数式におけるPMAX_CBRは、省略されることができる。
前記方式によると、送信端末は、PSCCHに基づいて総送信パワーを決定することができる。したがって、PSCCHとPSSCHがFDMされるシンボル領域で、送信端末は、PSSCHに対するパワーを割り当てることができない。または、送信端末がPSCCHとPSSCHがFDMされるシンボル領域でPSSCHに対するパワーを割り当てるために、PSCCHに対するカバレッジが制限されることができる。したがって、前記のような問題を解決するために、送信端末は、スケーリングファクタ(scailing factor)を追加的に考慮することができる。数式6または数式7は、スケーリングファクタを考慮した送信パワーの例を示す。
〔数式6〕
ここで、PSLは、総送信パワー値であり、PPSCCHは、PSCCHに基づいて決定された総送信パワー値である。前記PCMAXは、最大端末送信パワー値であり、PMAX_CBRは、CBRを基盤とする最大送信パワー値である。βは、1を超過する実数(real number)である。PSCCHに対する送信パワーブースティングがX[dB]である場合、X′は、Xの線形値である。Mは、PSCCHが送信されるリソースブロックの個数である。PO_PSCCH及び/またはαPSCCHは、システムにあらかじめ定義され、または端末に対して(あらかじめ)設定される値であり、PLは、ダウンリンク経路損失またはサイドリンク経路損失のうち少なくともいずれか一つである。例えば、前記最大端末送信パワー値は、configured maximum UE output powerに、端末具現によるMPR(maximum power reduction)が適用された値である。端末がサイドリンクモード1で動作する場合、前記数式におけるPMAX_CBRは、省略されることができる。
〔数式7〕
ここで、PSLは、総送信パワー値であり、PPSCCHは、PSCCHに基づいて決定された総送信パワー値である。前記PCMAXは、最大端末送信パワー値であり、PMAX_CBRは、CBRを基盤とする最大送信パワー値である。βは、正の実数(real number)である。PSCCHに対する送信パワーブースティングがX[dB]である場合、X′は、Xの線形値である。Mは、PSCCHが送信されるリソースブロックの個数である。PO_PSCCH及び/またはαPSCCHは、システムにあらかじめ定義され、または端末に対して(あらかじめ)設定される値であり、PLは、ダウンリンク経路損失またはサイドリンク経路損失のうち少なくともいずれか一つである。例えば、前記最大端末送信パワー値は、configured maximum UE output powerに、端末具現によるMPR(maximum power reduction)が適用された値である。端末がサイドリンクモード1で動作する場合、前記数式におけるPMAX_CBRは、省略されることができる。
本開示の一実施例によって、送信端末は、PSXCHに対して要求されるパワー、PCMAX及び/または設定されたパワー(configured power)に基づいて総送信パワーを設定することができる。例えば、PSXCHに対して要求されるパワーは、PSCCHに対して要求されるパワー及び/またはPSSCHに対して要求されるパワーを含むことができる。例えば、前記設定されたパワーは、特定状況(例えば、NR sidelink mode 2 operation and/or combination of mode 1 and mode 2 operation)で使われることができる。例えば、送信端末は、数式8によって総送信パワーを決定/計算することができる。
〔数式8〕
ここで、PSLは、総送信パワー値であり、PPSCCH_PSSCHは、PSCCH及びPSSCHに基づいて決定された総送信パワー値である。前記PCMAXは、最大端末送信パワー値であり、PMAX_CBRは、CBRを基盤とする最大送信パワー値である。PSCCHに対する送信パワーブースティングがX[dB]である場合、X′は、Xの線形値である。第1のシンボルグループでPSSCHに対する送信パワーデブースティングがY[dB]である場合、Y′は、Yの線形値である。Mは、PSCCHが送信されるリソースブロックの個数であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数である。PO_PSXCHは、PO_PSCCHまたはPO_PSSCHに基づいて決定されることができる。例えば、PO_PSXCHは、min(PO_PSCCH、PO_PSSCH)、max(PO_PSCCH、PO_PSSCH)またはaverage(PO_PSCCH、PO_PSSCH )のうちいずれか一つである。αPSXCHは、αPSCCHまたはαPSSCHに基づいて決定されることができる。例えば、αPSXCHは、min(αPSCCH、αPSSCH)、max(αPSCCH、αPSSCH)またはaverage(αPSCCH、αPSSCH)のうちいずれか一つである。PO_PSCCH、PO_PSSCH、αPSCCH及び/またはαPSSCHは、システムにあらかじめ定義され、または端末に対して(あらかじめ)設定される値であり、PLは、ダウンリンク経路損失またはサイドリンク経路損失のうち少なくともいずれか一つである。例えば、前記最大端末送信パワー値は、configured maximum UE output powerに、端末具現によるMPR(maximum power reduction)が適用された値である。端末がサイドリンクモード1で動作する場合、前記数式におけるPMAX_CBRは、省略されることができる。
前記方式によると、送信端末は、PSCCH及びPSSCHに基づいて総送信パワーを決定することができる。したがって、PSCCHに対する要求パワー(required power)が保障されることができる。Y′=1である場合、送信端末は、パワー損害なしでPSSCHに対する全てのREに対してパワーを割り当てることができる。この場合、第2のシンボルグループに対してパワー利得(power gain)が発生できる。即ち、前記方式によると、総送信パワーが不必要に増加することもできる。
したがって、総送信パワーが不必要に増加することを防止するために、Y′は、1より小さい値に設定されることができる。Y′の値は、第2のシンボルグループでPSSCHに対する要求パワー(required power)に最大限近接するように設定されることができ、したがって、パワー効率(power efficiency)が達成されることができる。ただし、第1のシンボルグループでPSCCHに対するパワー割当以後に、EPREに対する損害が発生できる。例えば、Yの値は、(システムに)固定されることができる。または、例えば、Y値は、端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。具体的に、例えば、Y値は、リソースプール(resource pool)別に独立的に設定されることができる。例えば、Y値は、単一値である。または、例えば、Y値は、PSCCH割当(allocation)及び/またはPSSCH割当(allocation)及び/またはPSCCHパワーブースティング(power boosting)値に連動されて可変する値である。例えば、PSSCHに対して割り当てられたリソースブロック個数が大きい場合、またはPSSCHに対して要求されるパワー(required power)が大きい場合、該当Y値に相応する値が総送信パワーに設定されることができる。それに対して、PSSCHに対して割り当てられたリソースブロック個数が小さい場合、またはPSSCHに対して要求されるパワー(required power)が小さい場合、Y値は、一定水準PSSCHに対するEPREを確保することができるように下限値を有することができる。例えば、Y′は、数式9のように定義されることができる。
〔数式9〕
ここで、Y′は、Yの線形値である。Mは、PSCCHが送信されるリソースブロックの個数であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数である。Y′minは、Y′の最小値である。PSCCHに対する送信パワーブースティングがX[dB]である場合、X′は、Xの線形値である。
本開示の一実施例によって、送信端末は、PSCCHに対して要求されるパワー、PSSCHに対して要求されるパワー、PCMAX及び/または設定されたパワー(configured power)に基づいて総送信パワーを設定することができる。例えば、送信端末は、数式10または数式11によって総送信パワーを決定/計算することができる。例えば、総送信パワーは、各シンボルグループに対して要求されるパワーの最大値を基準にして設定されることができる。
〔数式10〕
〔数式11〕
ここで、PSLは、総送信パワー値である。前記PCMAXは、最大端末送信パワー値であり、PMAX_CBRは、CBRを基盤とする最大送信パワー値である。PSCCHに対する送信パワーブースティングがX[dB]である場合、X′は、Xの線形値である。第1のシンボルグループでPSSCHに対する送信パワーデブースティングがY[dB]である場合、Y′は、Yの線形値である。Y′minは、Y′の最小値である。Mは、PSCCHが送信されるリソースブロックの個数であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数である。PO_PSCCH、PO_PSSCH、αPSCCH及び/またはαPSSCHは、システムにあらかじめ定義され、または端末に対して(あらかじめ)設定される値であり、PLは、ダウンリンク経路損失またはサイドリンク経路損失のうち少なくともいずれか一つである。例えば、前記最大端末送信パワー値は、configured maximum UE output powerに、端末具現によるMPR(maximum power reduction)が適用された値である。端末がサイドリンクモード1で動作する場合、前記数式におけるPMAX_CBRは、省略されることができる。
再び、図14及び図15を参照すると、ステップS1510において、送信端末は、ステップS1500で決定された総送信パワーをPSCCH、PSSCH及び/またはCSI-RSに割り当てることができる。QAM復調(demodulation)を考慮すると、受信端末は、第1のシンボルグループと第2のシンボルグループとの間のPSSCHに対するEPRE比率(ratio)を知る必要がある。本明細書において、第2のシンボルグループでのPSSCH EPRE対比第1のシンボルグループでのPSSCH EPREをPSSCH EPRE比率(γ)と称することができる。例えば、第2のシンボルグループでのPSSCH EPREは、第2のシンボルグループのうちCSI-RSが含まれないシンボルでのPSSCH EPREである。例えば、γは、数式12のように定義されることができる。
〔数式12〕
(1)第2のシンボルグループの場合
第2のシンボルグループの場合、例えば、PSCCHが含まれずにPSSCHが含まれるシンボル集合の場合、送信端末は、総送信パワー(PSL)をPSSCH、CSI-RS及び/またはPT-RSに割り当てることができる。
本開示の一実施例によると、CSI-RS及び/またはPT-RSに対するEPREは、同一シンボルで送信されるPSSCH EPREと同じく設定されることができる。この場合、送信端末は、総送信パワーに対する線形値を割り当てられた総サブキャリア個数で割った値(即ち、PSL/(N*MRB
SC)、ここで、MRB
SCは、単一リソースブロック当たりサブキャリア個数)を各REに割り当てることができる。
例えば、送信端末がPSSCH送信に使用するアンテナポートの個数と送信端末がCSI-RS及び/またはPT-RS送信に使用するアンテナポートの個数が異なる場合、送信端末は、CSI-RS及び/またはPT-RSに対するEPREを前記PSL/(N*MRB
SC)値でブースト(boost)またはデブースト(deboost)できる。
例えば、送信端末がPSSCH送信に使用するアンテナポートの個数が2個であり、及び送信端末がCSI-RS及び/またはPT-RS送信に使用するアンテナポートの個数が1個である場合、送信端末は、CSI-RS及び/またはPT-RSに対するEPRE値をPSL/(N*MRB
SC)値より3dB高く設定/決定/割り当てることができる。この場合、例えば、送信端末は、PT-RS及び/またはCSI-RS送信に使用するレイヤを除外した残りのレイヤで、EPREをゼロ(zero)に設定できる。例えば、送信端末が第1のレイヤの第1のRE上でPT-RS及び/またはCSI-RS送信を実行する場合、送信端末は、第1のREと関連した第2のレイヤのREのEPREをゼロに設定できる。または、この場合、例えば、送信端末は、PT-RS及び/またはCSI-RS送信に使用するレイヤを除外した残りのレイヤに、PT-RS及び/またはCSI-RSをマッピングすることができ、ここで、送信端末は、PT-RS及び/またはCSI-RSに対するEPREをゼロに設定できる。例えば、送信端末が第1のレイヤの第1のRE上でPT-RS及び/またはCSI-RS送信を実行する場合、送信端末は、第1のREと関連した第2のレイヤのRE上にPT-RS及び/またはCSI-RSをマッピングすることができ、ここで、送信端末は、PT-RS及び/またはCSI-RSに対するEPREをゼロに設定できる。または、この場合、例えば、送信端末は、PT-RS及び/またはCSI-RS送信に使用するレイヤを除外した残りのレイヤで、PSSCH送信を実行しない。例えば、送信端末が第1のレイヤの第1のRE上でPT-RS及び/またはCSI-RS送信を実行する場合、送信端末は、第1のREと関連した第2のレイヤのRE上でPSSCH送信を実行しない。即ち、例えば、送信端末が第1のレイヤの第1のRE上でPT-RS及び/またはCSI-RS送信を実行し、及び送信端末が第1のレイヤ及び第2のレイヤ上でPSSCH送信を実行する場合、送信端末は、第1のREに対応する第2のレイヤのRE上でPSSCH送信を実行しない。
例えば、送信端末がPSSCH送信に使用するアンテナポートの個数が1個であり、及び送信端末がCSI-RS及び/またはPT-RS送信に使用するアンテナポートの個数が2個である場合、送信端末は、CSI-RS及び/またはPT-RSに対するEPRE値をPSL/(N*MRB
SC)値より3dB低く設定/決定/割り当てることができる。
または、本開示の一実施例によると、CSI-RSに対するEPREは、同一シンボルで送信されるPSSCH EPREと異なるように設定されることができる。例えば、CSI-RSに対するEPREは、端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。この場合、送信端末は、CSI-RSに対して設定されたEPRE値によってパワー(PCSI-RS)を割り当てることができる。例えば、CSI-RSに対するEPREがB[dB]で表記/設定される場合、送信端末は、CSI-RSに対してB+10log10(L)のパワーを割り当てることができる。また、送信端末は、PSSCHに対して特定EPREを基準にしてパワー(PPSSCH)を割り当てることができる。この場合、PSSCH EPRE比率を活用するために、端末は、第1のシンボルグループに対するPSSCH EPREを適用することができる。そして、総送信パワーを割り当てるために、送信端末は、特定RE(s)にP′SL-P′CSI-RS-P′PSSCHを分配することができる。P′SLは、PSL[dB]の線形値であり、P′CSI-RSは、PCSI-RS[dB]の線形値であり、P′PSSCHは、PPSSCH[dB]の線形値である。
本開示の一実施例によると、複数の(Multiple)APに該当するチャネル/シグナルに対しては各APにパワーが公平に分配されることができる。例えば、少なくともPSSCH/CSI-RSの場合に2APが可能である。もし、パワーPが2APに対して割り当てられる場合、各APに対してP′/2ほどのパワーが割り当てられることができる。
もし、PSCCHがPSSCHとFDMされない場合、前記提案されたPSSCHに対するパワー割当方法がPSCCHに対するパワー割当にも適用されることができる。即ち、送信端末は、総送信パワーに対する線形値を割り当てられた総サブキャリア(allocated subcarrier)個数で割った値(PSL/(N*MRB
SC)、MRB
SCは、単一リソースブロック当たりサブキャリア個数)を各REに割り当てることができる。
(2)第1のシンボルグループの場合
第1のシンボルグループの場合、例えば、PSCCHとPSSCHがFDMされるシンボル集合の場合、送信端末は、総送信パワー(PSL)をPSCCH、PSSCH、CSI-RS及び/またはPT-RSに割り当てることができる。
1)PSSCHに対するパワーを優先的に割り当てる場合
本開示の一実施例によると、送信端末は、特定EPREを基準にしてPSSCHに対してパワーを優先的に割り当てることができる。そして、送信端末は、残りのパワーをPSCCHに対して割り当てることができる。特定γ値に対して、各PSSCH EPREは、数式13のように定義されることができる。
〔数式13〕
ここで、P′SLは、総送信パワーの線形値であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数であり、MRB
SCは、単一リソースブロック当たりサブキャリア個数であり、γは、第2のシンボルグループでのPSSCH EPRE対比第1のシンボルグループでのPSSCH EPREの比率である。
例えば、前記γは、(リソースプール別に)端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。または、例えば、前記γは、PSCCH割当(allocation)及び/またはPSSCH割当(allocation)及び/またはPSCCHパワーブースティング(power boosting)値に連動されて可変する値である。例えば、送信端末がPSCCHに対するパワーブースティングを実行しない場合には、γ=1である。
2)PSCCHに対するパワーを優先的に割り当てる場合
本開示の一実施例によると、送信端末は、特定EPREを基準にしてPSCCHに対してパワーを優先的に割り当てることができる。そして、送信端末は、残りのパワーをPSSCHに対して割り当てることができる。
例えば、PSCCHに対するEPRE設定は、第2のシンボルグループでのPSSCH EPRE対比Z[dB]ほどブースティング(boosting)されたことである。前記Zは、(システムに)事前に定義されることができる。例えば、Zは、3[dB]である。または、前記Zは、端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。例えば、PSCCHに対するEPREは、数式14のように定義されることができる。
〔数式14〕
ここで、P′SLは、総送信パワーの線形値であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数であり、MRB
SCは、単一リソースブロック当たりサブキャリア個数であり、Z′は、Z[dB]の線形値である。この場合、γは、数式15のように定義されることができる。
〔数式15〕
ここで、Z′は、Z[dB]の線形値であり、Mは、PSCCHが送信されるリソースブロックの個数であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数である。したがって、受信端末は、該当PSSCH EPRE比率値に基づいてQAM復調(demodulation)を実行することができる。この場合、パワーが制限された場合、例えば、PCMAXが割り当てられた場合には、PSCCHパワーブースティングが不可能であり、また、第1のシンボルグループでのPSSCHパワー割当が不可能または非効率的である。即ち、Z′M/N≦1を満たす状況で、送信端末は、設定されたZ値に基づいてPSCCHパワーブースティングを実行することができ、その他は、PSCCHパワーブースティングを実行しないこともある。
または、例えば、PSCCHに対するEPRE設定は、第1のシンボルグループでのPSSCH EPRE対比Z[dB]ほどブースティング(boosting)されたことである。前記Zは、(システムに)事前に定義されることができる。例えば、Zは、3[dB]である。または、前記Zは、端末に対して(あらかじめ)設定されることができる。例えば、PSCCHに対するEPREは、数式16のように定義されることができる。
〔数式16〕
ここで、P′SLは、総送信パワーの線形値であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数であり、MRB
SCは、単一リソースブロック当たりサブキャリア個数であり、Z′は、Z[dB]の線形値である。この場合、γは、数式17のように定義されることができる。
〔数式17〕
ここで、Z′は、Z[dB]の線形値であり、Mは、PSCCHが送信されるリソースブロックの個数であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数である。したがって、受信端末は、該当PSSCH EPRE比率値に基づいてQAM復調(demodulation)を実行することができる。
または、例えば、送信端末は、第1のシンボルグループを構成するシンボルの個数、第2のシンボルグループを構成するシンボルの個数、及び各シンボルグループのPSSCH EPREに基づいて平均値を計算することができ、前記平均値に基づいてPSCCH EPREを決定することができる。
または、例えば、送信端末は、PSCCHに対するパワーを計算/設定し、該当値に基づいてPSCCHに対するパワーを優先的に割り当てることができる。例えば、前記PSCCHに対するパワーは、数式18に基づいて取得されることができる。
〔数式18〕
例えば、前記PSCCHに対するパワーは、数式19に基づいて取得されることができる。
〔数式19〕
例えば、前記PSCCHに対するパワーは、数式20に基づいて取得されることができる。
〔数式20〕
例えば、前記PSCCHに対するパワーは、数式21に基づいて取得されることができる。
〔数式21〕
例えば、前記PSCCHに対するパワーは、数式22に基づいて取得されることができる。
〔数式22〕
例えば、前記PSCCHに対するパワーは、数式23に基づいて取得されることができる。
〔数式23〕
ここで、前記PCMAXは、最大端末送信パワー値である。第1のシンボルグループでPSCCHに対する送信パワーブースティングがX[dB]である場合、X′は、Xの線形値である。第1のシンボルグループでPSSCHに対する送信パワーデブースティングがY[dB]である場合、Y′は、Yの線形値である。Mは、PSCCHが送信されるリソースブロックの個数であり、Nは、PSSCHが送信されるリソースブロックの個数である。PO_PSCCH及び/またはαPSCCHは、システムにあらかじめ定義され、または端末に対して(あらかじめ)設定される値であり、PLは、ダウンリンク経路損失またはサイドリンク経路損失のうち少なくともいずれか一つである。例えば、前記最大端末送信パワー値は、configured maximum UE output powerに、端末具現によるMPR(maximum power reduction)が適用された値である。この場合、γは、数式24のように定義されることができる。
〔数式24〕
したがって、受信端末は、該当PSSCH EPRE比率値に基づいてQAM復調(demodulation)を実行することができる。
例えば、数式23を参照すると、端末は、第2のシンボル区間でPSSCH送信のための電力値(即ち、PPSSCH)を決定することができる。そして、端末は、前記PSSCH送信のための電力値に10log(M/N)値を加え、第1のシンボル区間でPSCCH送信のための電力値(即ち、PPSCCH)を決定することができる。
一方、端末は、PSFCH送信のための送信パワー値を設定/決定/取得することができる。例えば、端末は、PSFCH送信方式を考慮し、1PRBでシーケンスベースのSFCI送信を実行することができる。この場合、例えば、端末は、数式25に基づいて、PSFCH送信のための送信パワー値を設定/決定/取得することができる。
〔数式25〕
ここで、PO、PSFCH、b、f、c(0)及びαb、f、cは、PSCCH/PSSCHと独立的に端末に対して設定される値である。例えば、PO、PSFCH、b、f、c(0)及びαb、f、cは、リソースプール別に設定されることができる。例えば、△F_PSFCH(F)は、リソースプール別に設定されることができる。そして/または、例えば、△F_PSFCH(F)は、リソースセット別に設定されることができる。そして/または、例えば、△F_PSFCH(F)は、PSFCHフォーマット別に設定されることができる。例えば、△TF、b、f、cは、端末がPSFCHの送信に使用するシンボルの長さ及び/またはSFCIの大きさに基づいて取得されることができる。例えば、△TF、b、f、cは、数式26に基づいて取得されることができる。例えば、端末がPSFCH送信に使用するシンボルの長さが長くなるほど、端末は、PSFCHの送信のための送信パワーをデブースト/減少させることができる。例えば、端末が送信するSFCIの大きさが増加するほど、端末は、PSFCHの送信のための送信パワーをブースト/増加させることができる。例えば、△SFCI=0である。例えば、NPSFCH
refは、特定値に固定されることができる。例えば、NPSFCH
refは、AGCシンボルを除いて1または2値に設定されることができる。例えば、NPSFCH
refは、AGCシンボルを含んで2または3値に設定されることができる。例えば、NPSFCH
refは、リソースプール及び/またはPSFCHフォーマット別に設定されることができる。例えば、NPSFCH
symbは、端末がPSFCH送信に使用するシンボルの個数である。例えば、NPSFCH
symbは、AGCが実行されるシンボル(即ち、AGCシンボル)を除外したPSFCH送信のためのシンボルの個数である。
〔数式26〕
本開示の一実施例によると、複数の(Multiple)APに該当するチャネル/シグナルに対しては各APにパワーが公平に分配されることができる。例えば、少なくともPSSCH/CSI-RSの場合に2APが可能である。もし、パワーPが2APに対して割り当てられる場合、各APに対してP′/2ほどのパワーが割り当てられることができる。
再び、図14及び図15を参照すると、ステップS1520において、送信端末は、PSCCH、PSSCH、PT-RS及び/またはCSI-RSを受信端末に送信できる。例えば、送信端末は、各チャネルに割り当てられた送信パワーに基づいてPSCCH、PSSCH、PT-RS及び/またはCSI-RSを送信することができる。
本開示の一実施例によると、送信端末は、サイドリンク送信パワーを効率的に制御できる。したがって、例えば、受信端末は、QAM復調(demodulation)を効率的に実行することができる。
本開示の一実施例によると、PSCCH及び/またはPSSCHを受信した端末(以下、PSCCH/PSSCH受信端末)が同じ時間リソース(例えば、スロット、シンボル等)でN個のPSFCHをPSCCH/PSSCH送信端末に送信する場合、PSCCH/PSSCH受信端末は、各PSFCHの送信電力を決定/導出/計算することができる。この時、例えば、前記N値は、実際送信されるPSFCHの個数であり、または(設定された)最大送信PSFCHの個数である。例えば、前記N値は、自然数である。例えば、PSCCH/PSSCH受信端末は、最大端末送信電力の線形値(linear value of the maximum UE transmit power)とチャネル混雑率(Channel Busy Ratio、CBR)別に設定された最大電力値(configured maximum power pe rCBR)を各々N値で割った値に基づいて、各PSFCHの送信電力を決定/導出/計算することができる。この時、例えば、要求PSFCH送信電力(required power for PSFCH)は、N値が1である場合に基づいて決定/導出/計算されることができる。代案として、例えば、PSCCH/PSSCH受信端末は、N個のPSFCH送信に対する総送信電力(total power of N PSFCH transmissions)値を計算した後、前記N個のPSFCH送信に対する総送信電力値をN値で割った値に基づいて、各PSFCHの送信電力を決定/導出/計算することができる。代案として、例えば、PSCCH/PSSCH受信端末は、N個のPSFCHの各々に対する送信電力を計算した後、総送信電力が最大端末送信電力及び/またはCBR別に設定された最大電力値を超過しないように、前記N個のPSFCHに対する送信電力の和を調整した値に基づいて、各PSFCHの送信電力を決定/導出/計算することができる。
本開示の一実施例によると、PSCCH/PSSCH受信端末がサービングセル(serving cell)cのキャリア(carrier)f上に設定された活性サイドリンクBWP(active sidelink bandwidth part)bでN個のPSFCHをPSCCH/PSSCH送信端末に送信する場合、PSCCH/PSSCH受信端末は、PSSCH送信時点(PSSCH transmission occasion)iで各PSFCHの送信電力PPSFCH、b、f、c(i)値を決定/導出/計算することができる。この時、例えば、前記N値は、実際送信されるPSFCHの個数であり、または(設定された)最大送信PSFCHの個数である。例えば、前記PPSFCH、b、f、c(i)値は、dBm単位で表すことができる。
例えば、前記PPSFCH、b、f、c(i)値は、数式27に基づいて決定/導出/計算されることができる。
〔数式27〕
例えば、前記PPSFCH、b、f、c(i)値は、数式28に基づいて決定/導出/計算されることができる。
〔数式28〕
例えば、前記PPSFCH、b、f、c(i)値は、数式29に基づいて決定/導出/計算されることができる。
〔数式29〕
例えば、前記PPSFCH、b、f、c(i)値は、数式30乃至数式33に基づいて決定/導出/計算されることができる。
〔数式30〕
ここで、数式31または数式32を満たすようにδが決定される場合、前記PPSFCH、b、f、c(i)値は、数式33に基づいて決定/導出/計算されることができる。
〔数式31〕
〔数式32〕
〔数式33〕
例えば、数式27乃至数式33において、PCMAX、f、c(i)は、PSSCH送信時点iで端末に対して設定された最大出力電力(UE configured maximum output power)に定義されることができる。
例えば、数式27乃至数式33において、PMAC_CBR、b、f、cは、PSSCHの優先順位レベルとCBR範囲(CBR range)に基づいて設定された、サービングセルcのキャリアf上に設定された活性サイドリンクBWPbに対する最大送信電力値(maxTxpower value)に定義されることができる。
例えば、数式27乃至数式33において、PLb、f、c(0)は、サービングセルcのキャリアf上に設定された活性ダウンリンクBWP(Active downlink bandwidth part)に対するダウンリンク経路損失(DL pathloss)推定値に定義されることができる。この時、前記PLb、f、c(0)は、dB単位で表すことができる。
例えば、PSCCH/PSSCH受信端末は、サービングセルcのキャリアf上に設定された活性サイドリンクBWPbに対する上位階層(例えば、RRC階層)パラメータを介して基地局またはネットワークから前記数式27乃至数式33のPO、PSFCH、b、f、c(0)及びαb、f、c(3)値を受信/取得/決定することができる。
例えば、PSCCH/PSSCH受信端末は、シーケンスベースのPSFCHフォーマットに対するdeltaF-PSFCH-f0に基づいて基地局またはネットワークから前記数式27乃至数式33の△F_PSFCH(F)値を受信/取得/決定することができる。または、例えば、PSCCH/PSSCH受信端末は、シーケンスベースのPSFCHフォーマットに対するdeltaF-PSFCH-f0を受信しない場合、△F_PSFCH(F)値を0に決定できる。
例えば、△TF、b、f、c値は、数式34に基づいて決定されることができる。
〔数式34〕
ここで、例えば、NPSFCH
symb(i)は、端末がPSFCH送信に使用するシンボルの個数である。例えば、NPSFCH
symb(i)は、AGC(Automatic gain control)が実行されるシンボル(即ち、AGCシンボル)を除外したPSFCH送信シンボルの個数に定義されることができ、NPSFCH
refは、1であり、△SFCIは、0である。
本開示の多様な実施例によると、端末は、PSCCH送信のための電力、PSSCH送信のための電力、及び/またはPSFCH送信のための電力を効率的に決定できる。例えば、端末は、第2のシンボル区間でPSSCH送信のための電力を決定した以後に、端末は、前記PSSCH送信のための電力に基づいて、第1のシンボル区間でPSCCH送信のための電力及びPSSCH送信のための電力を決定することができる。
図16は、本開示の一実施例によって、送信端末が電力制御を実行する方法を示す。図16の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図16を参照すると、ステップS1610において、送信端末は、サイドリンク関連物理チャネル及び/またはサイドリンク関連参照信号と関連した送信電力を決定することができる。ステップS1620において、送信端末は、サイドリンク関連物理チャネル及び/またはサイドリンク関連参照信号を受信端末に送信できる。例えば、サイドリンク関連物理チャネルは、PSCCH、PSSCH及び/またはPSFCHのうち少なくともいずれか一つを含むことができる。例えば、サイドリンク関連参照信号は、PT-RSまたはCSI-RSのうち少なくともいずれか一つを含むことができる。
図17は、第1の装置が無線通信を実行する方法を示す。図17の実施例は、本開示の多様な実施例と結合されることができる。
図17を参照すると、ステップS1710において、第1の装置は、第2のシンボル区間でPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)送信のための第1の電力を決定することができる。
例えば、前記第1の電力は、経路損失及び前記第2のシンボル区間で前記PSSCH送信のためのRB(Resource Block)の個数に基づいて決定されることができる。例えば、前記経路損失は、前記第1の装置と前記第2の装置との間の経路損失または前記第1の装置と基地局との間の経路損失のうち少なくともいずれか一つを含むことができる。
例えば、前記第1の電力は、サブキャリアスペーシング、経路損失、及び前記第2のシンボル区間で前記PSSCH送信のためのRBの個数に基づいて決定されることができる。例えば、前記経路損失は、前記第1の装置と前記第2の装置との間の経路損失または前記第1の装置と基地局との間の経路損失のうち少なくともいずれか一つを含むことができる。
例えば、前記第1の電力は、前記第1の装置に対して設定された最大送信電力、CBR(Channel Busy Ratio)ベースの最大送信電力、及び第3の電力のうち最も小さい値に決定されることができる。
例えば、前記第3の電力は、以下の数式IIIに基づいて決定され、
〔数式III〕
ここで、前記uは、サブキャリアスペーシングを示すことができ、前記Nは、前記第2のシンボル区間で前記PSSCH送信のためのRBの個数であり、前記POは、前記第1の装置に対して設定される値であり、前記αは、前記第1の装置に対して設定される値であり、前記PLは、前記第1の装置と前記第2の装置との間の経路損失または前記第1の装置と基地局との間の経路損失である。
ステップS1720において、第1の装置は、前記第1の電力に基づいて、第1のシンボル区間でPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)送信のための第2の電力を決定することができる。
例えば、前記第2の電力は、前記第1の電力、前記第1のシンボル区間で前記PSCCH送信のためのRB(Resource Block)の個数、及び前記第1のシンボル区間に対するRBの個数に基づいて決定されることができる。例えば、前記第1のシンボル区間に対するRBの個数は、前記第1のシンボル区間で前記PSCCH送信のためのRBの個数と、前記第1のシンボル区間で前記PSSCH送信のためのRBの個数と、の和である。例えば、前記第1のシンボル区間に対するRBの個数は、前記第1のシンボル区間でSL通信のために割り当てられたRBの個数である。
例えば、前記第2の電力は、以下の数式IIに基づいて決定され、
〔数式II〕
ここで、前記第1の電力は、前記第2のシンボル区間で前記PSSCH送信のための電力であり、前記Mは、前記第1のシンボル区間で前記PSCCH送信のためのRBの個数であり、前記Nは、前記第1のシンボル区間に対するRBの個数である。
ステップS1730において、第1の装置は、前記第2の電力に基づいて、前記第1のシンボル区間で前記PSCCH送信を第2の装置に実行することができる。
ステップS1740において、第1の装置は、前記第1の電力に基づいて、前記第2のシンボル区間で前記PSSCH送信を前記第2の装置に実行することができる。ここで、前記第2のシンボル区間は、前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができ、前記第1のシンボル区間は、前記PSCCH送信及び前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができる。ここで、前記第2のシンボル区間は、前記PSCCH送信のためのリソースを含まない。
付加的に、第1の装置は、参照信号を前記第2の装置に送信できる。例えば、前記参照信号は、PSSCHを介して送信されることができる。例えば、前記参照信号の送信電力は、前記参照信号の送信に使われるアンテナポートの個数に基づいて決定されることができる。例えば、前記参照信号は、CSI(Channel State Information)-RS(Reference Signal)またはPT(Phase Tracking)-RS(Reference Signal)のうち少なくともいずれか一つを含むことができる。例えば、一個のアンテナポートを介して送信される前記参照信号の送信電力は、二個のアンテナポートを介して送信される前記参照信号の送信電力より3dB大きい。
前記提案方法は、以下説明される装置に適用されることができる。まず、第1の装置100のプロセッサ102は、第2のシンボル区間でPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)送信のための第1の電力を決定することができる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、前記第1の電力に基づいて、第1のシンボル区間でPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)送信のための第2の電力を決定することができる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、前記第2の電力に基づいて、前記第1のシンボル区間で前記PSCCH送信を第2の装置に実行するように送受信機106を制御することができる。そして、第1の装置100のプロセッサ102は、前記第1の電力に基づいて、前記第2のシンボル区間で前記PSSCH送信を前記第2の装置に実行するように送受信機106を制御することができる。ここで、前記第2のシンボル区間は、前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができ、前記第1のシンボル区間は、前記PSCCH送信及び前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができる。ここで、前記第2のシンボル区間は、前記PSCCH送信のためのリソースを含まない。
本開示の一実施例によると、無線通信を実行する第1の装置が提供されることができる。例えば、第1の装置は、命令語を格納する一つ以上のメモリ;一つ以上の送受信機;及び、前記一つ以上のメモリと前記一つ以上の送受信機とを連結する一つ以上のプロセッサ;を含むことができる。例えば、前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行し、第2のシンボル区間でPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)送信のための第1の電力を決定し;前記第1の電力に基づいて、第1のシンボル区間でPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)送信のための第2の電力を決定し;前記第2の電力に基づいて、前記第1のシンボル区間で前記PSCCH送信を第2の装置に実行し;及び、前記第1の電力に基づいて、前記第2のシンボル区間で前記PSSCH送信を前記第2の装置に実行することができる。ここで、前記第2のシンボル区間は、前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができ、前記第1のシンボル区間は、前記PSCCH送信及び前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができる。
本開示の一実施例によると、第1の端末を制御するように設定された装置(apparatus)が提供されることができる。例えば、装置は、一つ以上のプロセッサ;及び、前記一つ以上のプロセッサにより実行可能に連結され、及び命令語を格納する一つ以上のメモリ;を含むことができる。例えば、前記一つ以上のプロセッサは、前記命令語を実行し、第2のシンボル区間でPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)送信のための第1の電力を決定し;前記第1の電力に基づいて、第1のシンボル区間でPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)送信のための第2の電力を決定し;前記第2の電力に基づいて、前記第1のシンボル区間で前記PSCCH送信を第2の端末に実行し;及び、前記第1の電力に基づいて、前記第2のシンボル区間で前記PSSCH送信を前記第2の端末に実行することができる。ここで、前記第2のシンボル区間は、前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができ、前記第1のシンボル区間は、前記PSCCH送信及び前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができる。
本開示の一実施例によると、命令語を記録している非一時的コンピュータ読み取り可能格納媒体が提供されることができる。例えば、前記命令語は、一つ以上のプロセッサにより実行される時、前記一つ以上のプロセッサにとって:第1の装置により、第2のシンボル区間でPSSCH(Physical Sidelink Shared Channel)送信のための第1の電力を決定するようにし;前記第1の装置により、前記第1の電力に基づいて、第1のシンボル区間でPSCCH(Physical Sidelink Control Channel)送信のための第2の電力を決定するようにし;前記第1の装置により、前記第2の電力に基づいて、前記第1のシンボル区間で前記PSCCH送信を第2の装置に実行するようにし;及び、前記第1の装置により、前記第1の電力に基づいて、前記第2のシンボル区間で前記PSSCH送信を前記第2の装置に実行するようにすることができる。ここで、前記第2のシンボル区間は、前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができ、前記第1のシンボル区間は、前記PSCCH送信及び前記PSSCH送信のためのリソースを含むことができる。
以下、本開示の多様な実施例が適用されることができる装置に対して説明する。
これに制限されるものではなく、本文書に開示された多様な説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、機器間に無線通信/連結(例えば、5G)を必要とする多様な分野に適用されることができる。
以下、図面を参照してより具体的に例示する。以下の図面/説明で同じ図面符号は、異なるように記述しない限り、同じ、または対応されるハードウェアブロック、ソフトウェアブロックまたは機能ブロックを例示することができる。
図18は、本開示の一実施例に係る、通信システム1を示す。
図18を参照すると、本開示の多様な実施例が適用される通信システム1は、無線機器、基地局、及びネットワークを含む。ここで、無線機器は、無線接続技術(例えば、5G NR(New RAT)、LTE(Long Term Evolution))を利用して通信を実行する機器を意味し、通信/無線/5G機器と呼ばれる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット100a、車両100b-1、100b-2、XR(eXtended Reality)機器100c、携帯機器(Hand-held device)100d、家電100e、IoT(Internet of Thing)機器100f、AI機器/サーバ400を含むことができる。例えば、車両は、無線通信機能が備えられた車両、自律走行車両、車両間の通信を実行することができる車両などを含むことができる。ここで、車両は、UAV(Unmanned Aerial Vehicle)(例えば、ドローン)を含むことができる。XR機器は、AR(Augmented Reality)/VR(Virtual Reality)/MR(Mixed Reality)機器を含み、HMD(Head-Mounted Device)、車両に備えられたHUD(Head-Up Display)、テレビ、スマートフォン、コンピュータ、ウェアラブルデバイス、家電機器、デジタルサイネージ(signage)、車両、ロボットなどの形態で具現されることができる。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、コンピュータ(例えば、ノートブック等)などを含むことができる。家電は、TV、冷蔵庫、洗濯機などを含むことができる。IoT機器は、センサ、スマートメーターなどを含むことができる。例えば、基地局、ネットワークは、無線機器で具現されることができ、特定無線機器200aは、他の無線機器に基地局/ネットワークノードとして動作することもできる。
無線機器100a~100fは、基地局200を介してネットワーク300と連結されることができる。無線機器100a~100fにはAI(Artificial Intelligence)技術が適用されることができ、無線機器100a~100fは、ネットワーク300を介してAIサーバ400と連結されることができる。ネットワーク300は、3Gネットワーク、4G(例えば、LTE)ネットワークまたは5G(例えば、NR)ネットワークなどを利用して構成されることができる。無線機器100a~100fは、基地局200/ネットワーク300を介して互いに通信することもできるが、基地局/ネットワークを介することなく、直接通信(例えば、サイドリンク通信(sidelink communication))することもできる。例えば、車両100b-1、100b-2は、直接通信(例えば、V2V(Vehicle to Vehicle)/V2X(Vehicle to everything)communication)をすることができる。また、IoT機器(例えば、センサ)は、他のIoT機器(例えば、センサ)または他の無線機器100a~100fと直接通信をすることができる。
無線機器100a~100f/基地局200、基地局200/基地局200間には無線通信/連結150a、150b、150cが行われることができる。ここで、無線通信/連結は、アップリンク/ダウンリンク通信150a、サイドリンク通信150b(または、D2D通信)、及び基地局間の通信150c(例えば、relay、IAB(Integrated Access Backhaul)のような多様な無線接続技術(例えば、5G NR)を介して行われることができる。無線通信/連結150a、150b、150cを介して無線機器と基地局/無線機器、基地局と基地局は、互いに無線信号を送信/受信することができる。例えば、無線通信/連結150a、150b、150cは、多様な物理チャネルを介して信号を送信/受信することができる。そのために、本開示の多様な提案に基づいて、無線信号の送信/受信のための多様な構成情報設定過程、多様な信号処理過程(例えば、チャネルエンコーディング/デコーディング、変調/復調、リソースマッピング/デマッピング等)、リソース割当過程などのうち少なくとも一部が実行されることができる。
図19は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。
図19を参照すると、第1の無線機器100と第2の無線機器200は、多様な無線接続技術(例えば、LTE、NR)を介して無線信号を送受信することができる。ここで、{第1の無線機器100、第2の無線機器200}は、図18の{無線機器100x、基地局200}及び/または{無線機器100x、無線機器100x}に対応することができる。
第1の無線機器100は、一つ以上のプロセッサ102及び一つ以上のメモリ104を含み、追加的に一つ以上の送受信機106及び/または一つ以上のアンテナ108をさらに含むことができる。プロセッサ102は、メモリ104及び/または送受信機106を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ102は、メモリ104内の情報を処理して第1の情報/信号を生成した後、送受信機106を介して第1の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ102は、送受信機106を介して第2の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第2の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ104に格納することができる。メモリ104は、プロセッサ102と連結されることができ、プロセッサ102の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ104は、プロセッサ102により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ102とメモリ104は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機106は、プロセッサ102と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機106は、送信機及び/または受信機を含むことができる。送受信機106は、RF(Radio Frequency)ユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
第2の無線機器200は、一つ以上のプロセッサ202、一つ以上のメモリ204を含み、追加的に一つ以上の送受信機206及び/または一つ以上のアンテナ208をさらに含むことができる。プロセッサ202は、メモリ204及び/または送受信機206を制御し、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を具現するように構成されることができる。例えば、プロセッサ202は、メモリ204内の情報を処理して第3の情報/信号を生成した後、送受信機206を介して第3の情報/信号を含む無線信号を送信することができる。また、プロセッサ202は、送受信機206を介して第4の情報/信号を含む無線信号を受信した後、第4の情報/信号の信号処理から得た情報をメモリ204に格納することができる。メモリ204は、プロセッサ202と連結されることができ、プロセッサ202の動作と関連した多様な情報を格納することができる。例えば、メモリ204は、プロセッサ202により制御されるプロセスのうち一部または全部を実行し、または本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図を実行するための命令を含むソフトウェアコードを格納することができる。ここで、プロセッサ202とメモリ204は、無線通信技術(例えば、LTE、NR)を具現するように設計された通信モデム/回路/チップの一部である。送受信機206は、プロセッサ202と連結されることができ、一つ以上のアンテナ208を介して無線信号を送信及び/または受信することができる。送受信機206は、送信機及び/または受信機を含むことができる送受信機206は、RFユニットと混用されることができる。本開示において、無線機器は、通信モデム/回路/チップを意味することもできる。
以下、無線機器100、200のハードウェア要素に対してより具体的に説明する。これに制限されるものではなく、一つ以上のプロトコル階層が一つ以上のプロセッサ102、202により具現されることができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の階層(例えば、PHY、MAC、RLC、PDCP、RRC、SDAPのような機能的階層)を具現することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、一つ以上のPDU(Protocol Data Unit)及び/または一つ以上のSDU(Service Data Unit)を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、メッセージ、制御情報、データまたは情報を生成することができる。一つ以上のプロセッサ102、202は、本文書に開示された機能、手順、提案及び/または方法によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を含む信号(例えば、ベースバンド信号)を生成し、一つ以上の送受信機106、206に提供できる。一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206から信号(例えば、ベースバンド信号)を受信することができ、本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図によって、PDU、SDU、メッセージ、制御情報、データまたは情報を取得することができる。
一つ以上のプロセッサ102、202は、コントローラ、マイクロコントローラ、マイクロプロセッサまたはマイクロコンピュータと呼ばれる。一つ以上のプロセッサ102、202は、ハードウェア、ファームウェア、ソフトウェア、またはこれらの組み合わせにより具現されることができる。一例として、一つ以上のASIC(Application Specific Integrated Circuit)、一つ以上のDSP(Digital Signal Processor)、一つ以上のDSPD(Digital Signal Processing Device)、一つ以上のPLD(Programmable Logic Device)または一つ以上のFPGA(Field Programmable Gate Arrays)が一つ以上のプロセッサ102、202に含まれることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、ファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができ、ファームウェアまたはソフトウェアは、モジュール、手順、機能などを含むように具現されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、実行するように設定されたファームウェアまたはソフトウェアが一つ以上のプロセッサ102、202に含まれ、または一つ以上のメモリ104、204に格納されて一つ以上のプロセッサ102、202により駆動されることができる。本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図は、コード、命令語及び/または命令語の集合形態でファームウェアまたはソフトウェアを使用して具現されることができる。
一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、多様な形態のデータ、信号、メッセージ、情報、プログラム、コード、指示及び/または命令を格納することができる。一つ以上のメモリ104、204は、ROM、RAM、EPROM、フラッシュメモリ、ハードドライブ、レジスタ、キャッシュメモリ、コンピュータ読み取り格納媒体及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。一つ以上のメモリ104、204は、一つ以上のプロセッサ102、202の内部及び/または外部に位置できる。また、一つ以上のメモリ104、204は、有線または無線連結のような多様な技術を介して、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができる。
一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置に本文での方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送信することができる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上の他の装置から本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを受信することができる。例えば、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202と連結されることができ、無線信号を送受信することができる。例えば、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置にユーザデータ、制御情報または無線信号を送信するように制御できる。また、一つ以上のプロセッサ102、202は、一つ以上の送受信機106、206が一つ以上の他の装置からユーザデータ、制御情報または無線信号を受信するように制御できる。また、一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のアンテナ108、208と連結されることができ、一つ以上のアンテナ108、208を介して本文書に開示された説明、機能、手順、提案、方法及び/または動作流れ図等で言及されるユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを送受信するように設定されることができる。本文書で、一つ以上のアンテナは、複数の物理アンテナであり、または複数の論理アンテナ(例えば、アンテナポート)である。一つ以上の送受信機106、206は、受信されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどを一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理するために、受信された無線信号/チャネルなどをRFバンド信号からベースバンド信号に変換(Convert)できる。一つ以上の送受信機106、206は、一つ以上のプロセッサ102、202を利用して処理されたユーザデータ、制御情報、無線信号/チャネルなどをベースバンド信号からRFバンド信号に変換できる。そのために、一つ以上の送受信機106、206は、(アナログ)オシレータ及び/またはフィルタを含むことができる。
図20は、本開示の一実施例に係る、送信信号のための信号処理回路を示す。
図20を参照すると、信号処理回路1000は、スクランブラ1010、変調器1020、レイヤマッパ1030、プリコーダ1040、リソースマッパ1050、信号生成器1060を含むことができる。これに制限されるものではなく、図20の動作/機能は、図19のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で実行されることができる。図20のハードウェア要素は、図19のプロセッサ102、202及び/または送受信機106、206で具現されることができる。例えば、ブロック1010~1060は、図19のプロセッサ102、202で具現されることができる。また、ブロック1010~1050は、図19のプロセッサ102、202で具現され、ブロック1060は、図19の送受信機106、206で具現されることができる。
コードワードは、図20の信号処理回路1000を経て、無線信号に変換されることができる。ここで、コードワードは、情報ブロックの符号化されたビットシーケンスである。情報ブロックは、送信ブロック(例えば、UL-SCHの送信ブロック、DL-SCHの送信ブロック)を含むことができる。無線信号は、多様な物理チャネル(例えば、PUSCH、PDSCH)を介して送信されることができる。
具体的に、コードワードは、スクランブラ1010によりスクランブルされたビットシーケンスに変換されることができる。スクランブルに使われるスクランブルシーケンスは、初期化値に基づいて生成され、初期化値は、無線機器のID情報などが含まれることができる。スクランブルされたビットシーケンスは、変調器1020により変調シンボルシーケンスに変調されることができる。変調方式は、pi/2-BPSK(pi/2-Binary Phase Shift Keying)、m-PSK(m-Phase Shift Keying)、m-QAM(m-Quadrature Amplitude Modulation)などを含むことができる。複素変調シンボルシーケンスは、レイヤマッパ1030により一つ以上の送信レイヤにマッピングされることができる。各送信レイヤの変調シンボルは、プリコーダ1040により該当アンテナポート(ら)にマッピングされることができる(プリコーディング)。プリコーダ1040の出力zは、レイヤマッパ1030の出力yをN*Mのプリコーディング行列Wと掛けて得られる。ここで、Nはアンテナポートの個数であり、Mは送信レイヤの個数である。ここで、プリコーダ1040は、複素変調シンボルに対するトランスフォーム(transform)プリコーディング(例えば、DFT変換)を実行した以後にプリコーディングを実行することができる。また、プリコーダ1040は、トランスフォームプリコーディングを実行せずにプリコーディングを実行することができる。
リソースマッパ1050は、各アンテナポートの変調シンボルを時間-周波数リソースにマッピングできる。時間-周波数リソースは、時間ドメインで複数のシンボル(例えば、CP-OFDMAシンボル、DFT-s-OFDMAシンボル)を含み、周波数ドメインで複数の副搬送波を含むことができる。信号生成器1060は、マッピングされた変調シンボルから無線信号を生成し、生成された無線信号は、各アンテナを介して他の機器へ送信されることができる。そのために、信号生成器1060は、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)モジュール及びCP(Cyclic Prefix)挿入器、DAC(Digital-to-Analog Converter)、周波数アップリンク変換器(frequency uplink converter)などを含むことができる。
無線機器において、受信信号のための信号処理過程は、図20の信号処理過程1010~1060の逆で構成されることができる。例えば、無線機器(例えば、図19の100、200)は、アンテナポート/送受信機を介して外部から無線信号を受信することができる。受信された無線信号は、信号復元器を介してベースバンド信号に変換されることができる。そのために、信号復元器は、周波数ダウンリンク変換器(frequency downlink converter)、ADC(analog-to-digital converter)、CP除去器、FFT(Fast Fourier Transform)モジュールを含むことができる。以後、ベースバンド信号は、リソースデマッパ過程、ポストコーディング(postcoding)過程、復調過程、及びデスクランブル過程を経て、コードワードに復元されることができる。コードワードは、復号(decoding)を経て、元の情報ブロックに復元されることができる。したがって、受信信号のための信号処理回路(図示せず)は、信号復元器、リソースデマッパ、ポストコーダ、復調器、デスクランブラ、及び復号器を含むことができる。
図21は、本開示の一実施例に係る、無線機器を示す。無線機器は、使用-例/サービスによって多様な形態で具現されることができる(図18参照)。
図21を参照すると、無線機器100、200は、図19の無線機器100、200に対応し、多様な要素(element)、成分(component)、ユニット/部(unit)、及び/またはモジュール(module)で構成されることができる。例えば、無線機器100、200は、通信部110、制御部120、メモリ部130、及び追加要素140を含むことができる。通信部は、通信回路112及び送受信機(ら)114を含むことができる。例えば、通信回路112は、図19の一つ以上のプロセッサ102、202及び/または一つ以上のメモリ104、204を含むことができる。例えば、送受信機(ら)114は、図19の一つ以上の送受信機106、206及び/または一つ以上のアンテナ108、208を含むことができる。制御部120は、通信部110、メモリ部130、及び追加要素140と電気的に連結され、無線機器の諸般動作を制御する。例えば、制御部120は、メモリ部130に格納されたプログラム/コード/命令/情報に基づいて、無線機器の電気的/機械的動作を制御することができる。また、制御部120は、メモリ部130に格納された情報を通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)に無線/有線インターフェースを介して送信し、または通信部110を介して、外部(例えば、他の通信機器)から無線/有線インターフェースを介して受信された情報をメモリ部130に格納することができる。
追加要素140は、無線機器の種類によって多様に構成されることができる。例えば、追加要素140は、パワーユニット/バッテリ、入出力部(I/O unit)、駆動部、及びコンピューティング部のうち少なくとも一つを含むことができる。これに制限されるものではなく、無線機器は、ロボット(図18の100a)、車両(図18の100b-1、100b-2)、XR機器(図18の100c)、携帯機器(図18の100d)、家電(図18の100e)、IoT機器(図18の100f)、デジタル放送用端末、ホログラム装置、公共安全装置、MTC装置、医療装置、フィンテック装置(または、金融装置)、セキュリティ装置、気候/環境装置、AIサーバ/機器(図18の400)、基地局(図18の200)、ネットワークノードなどの形態で具現されることができる。無線機器は、使用-例/サービスによって、移動可能であり、または固定された場所で使われることができる。
図21において、無線機器100、200内の多様な要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、全体が有線インターフェースを介して相互連結され、または少なくとも一部が通信部110を介して無線で連結されることができる。例えば、無線機器100、200内で制御部120と通信部110は有線で連結され、制御部120と第1のユニット(例えば、130、140)は、通信部110を介して無線で連結されることができる。また、無線機器100、200内の各要素、成分、ユニット/部、及び/またはモジュールは、一つ以上の要素をさらに含むことができる。例えば、制御部120は、一つ以上のプロセッサの集合で構成されることができる。例えば、制御部120は、通信制御プロセッサ、アプリケーションプロセッサ(Application processor)、ECU(Electronic Control Unit)、グラフィック処理プロセッサ、メモリ制御プロセッサなどの集合で構成されることができる。他の例として、メモリ部130は、RAM(Random Access Memory)、DRAM(Dynamic RAM)、ROM(Read Only Memory)、フラッシュメモリ(flash memory)、揮発性メモリ(volatile memory)、非-揮発性メモリ(non-volatile memory)及び/またはこれらの組み合わせで構成されることができる。
以下、図21の具現例に対して、他の図面を参照してより詳細に説明する。
図22は、本開示の一実施例に係る、携帯機器を示す。携帯機器は、スマートフォン、スマートパッド、ウェアラブル機器(例えば、スマートウォッチ、スマートグラス)、携帯用コンピュータ(例えば、ノートブック等)を含むことができる。携帯機器は、MS(Mobile Station)、UT(user terminal)、MSS(Mobile Subscriber Station)、SS(Subscriber Station)、AMS(Advanced Mobile Station)またはWT(Wireless terminal)と呼ばれる。
図22を参照すると、携帯機器100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、メモリ部130、電源供給部140a、インターフェース部140b、及び入出力部140cを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110~130/140a~140cは、各々、図21のブロック110~130/140に対応する。
通信部110は、他の無線機器、基地局と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、携帯機器100の構成要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、AP(Application Processor)を含むことができる。メモリ部130は、携帯機器100の駆動に必要なデータ/パラメータ/プログラム/コード/命令を格納することができる。また、メモリ部130は、入/出力されるデータ/情報などを格納することができる。電源供給部140aは、携帯機器100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。インターフェース部140bは、携帯機器100と他の外部機器の連結をサポートすることができる。インターフェース部140bは、外部機器との連結のための多様なポート(例えば、オーディオの入/出力ポート、ビデオの入/出力ポート)を含むことができる。入出力部140cは、映像情報/信号、オーディオ情報/信号、データ、及び/またはユーザから入力される情報の入力を受け、または出力することができる。入出力部140cは、カメラ、マイクロフォン、ユーザ入力部、ディスプレイ部140d、スピーカー及び/またはハプティックモジュールなどを含むことができる。
一例として、データ通信の場合、入出力部140cは、ユーザから入力された情報/信号(例えば、タッチ、文字、音声、イメージ、ビデオ)を取得し、取得された情報/信号は、メモリ部130に格納されることができる。通信部110は、メモリに格納された情報/信号を無線信号に変換し、変換された無線信号を他の無線機器に直接送信し、または基地局に送信できる。また、通信部110は、他の無線機器または基地局から無線信号を受信した後、受信された無線信号を元の情報/信号に復元できる。復元された情報/信号は、メモリ部130に格納された後、入出力部140cを介して多様な形態(例えば、文字、音声、イメージ、ビデオ、ハプティック)で出力されることができる。
図23は、本開示の一実施例に係る、車両または自律走行車両を示す。車両または自律走行車両は、移動型ロボット、車両、汽車、有/無人飛行体(Aerial Vehicle、AV)、船舶などで具現されることができる。
図23を参照すると、車両または自律走行車両100は、アンテナ部108、通信部110、制御部120、駆動部140a、電源供給部140b、センサ部140c、及び自律走行部140dを含むことができる。アンテナ部108は、通信部110の一部で構成されることができる。ブロック110/130/140a~140dは、各々、図21のブロック110/130/140に対応する。
通信部110は、他の車両、基地局(例えば、基地局、路辺基地局(Road Side unit)等)、サーバなどの外部機器と信号(例えば、データ、制御信号等)を送受信することができる。制御部120は、車両または自律走行車両100の要素を制御し、多様な動作を実行することができる。制御部120は、ECU(Electronic Control Unit)を含むことができる。駆動部140aは、車両または自律走行車両100を地上で走行するようにすることができる。駆動部140aは、エンジン、モータ、パワートレイン、輪、ブレーキ、ステアリング装置などを含むことができる。電源供給部140bは、車両または自律走行車両100に電源を供給し、有/無線充電回路、バッテリなどを含むことができる。センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報、ユーザ情報などを得ることができる。センサ部140cは、IMU(inertial measurement unit)センサ、衝突センサ、ホイールセンサ(wheel sensor)、速度センサ、傾斜センサ、重量検知センサ、ヘッディングセンサ(heading sensor)、ポジションモジュール(position module)、車両の前進/後進センサ、バッテリセンサ、燃料センサ、タイヤセンサ、ステアリングセンサ、温度センサ、湿度センサ、超音波センサ、照度センサ、ペダルポジションセンサなどを含むことができる。自律走行部140dは、走行中である車線を維持する技術、アダプティブクルーズコントロールのように速度を自動で調節する技術、決められた経路に沿って自動で走行する技術、目的地が設定されると、自動で経路を設定して走行する技術などを具現することができる。
一例として、通信部110は、外部サーバから地図データ、交通情報データなどを受信することができる。自律走行部140dは、取得されたデータに基づいて自律走行経路とドライビングプランを生成することができる。制御部120は、ドライビングプランによって車両または自律走行車両100が自律走行経路に沿って移動するように駆動部140aを制御することができる(例えば、速度/方向調節)。自律走行途中、通信部110は、外部サーバから最新の交通情報データを非/周期的に取得し、周辺車両から周辺交通情報データを取得することができる。また、自律走行途中、センサ部140cは、車両状態、周辺環境情報を取得することができる。自律走行部140dは、新しく取得されたデータ/情報に基づいて自律走行経路とドライビングプランを更新することができる。通信部110は、車両位置、自律走行経路、ドライビングプランなどに対する情報を外部サーバに伝達できる。外部サーバは、車両または自律走行車両から収集された情報に基づいて、AI技術などを利用して交通情報データをあらかじめ予測でき、予測された交通情報データを車両または自律走行車両に提供できる。
本明細書に記載された請求項は、多様な方式に組み合わせ可能である。例えば、本明細書の方法請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。また、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて装置で具現されることができ、本明細書の方法請求項の技術的特徴と装置請求項の技術的特徴が組み合わせられて方法で具現されることができる。