JP7339828B2 - 情報処理システム、サーバ、情報処理方法 - Google Patents
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Description
以下、本発明の情報処理システムの一実施形態である情報配信システム1について、図1を参照して説明する。図1は、本実施形態の情報配信システム1の概略構成を示す図である。
情報配信システム1では、ユーザに対して電子機器のオンラインマニュアルサービスが提供される。オンラインマニュアルサービスでは、電子機器マニュアルに対応する最新の電子文書(以下、「マニュアルデータ」という。)がマニュアル配信サーバ5に格納されているため、電子機器のユーザに限られず、誰でも場所、時間を問わずマニュアルを閲覧することができるという利点がある。
マニュアルデータは、オンラインマニュアル用のデータの一例である。
ユーザ端末2は、ユーザが操作する端末であり、例えばラップトップ型コンピュータ装置、タブレット型コンピュータ装置、あるいはスマートフォン等であり、マニュアル配信サーバ5と通信可能な情報処理装置であればその態様は問わない。
言い換えれば、マニュアル配信サーバ5は、ユーザ端末2からの閲覧要求に応じてマニュアルデータの閲覧をユーザ端末2に表示可能とすることによって、ユーザに対して電子機器のオンラインマニュアルサービスを提供する。
なお、マニュアル配信サーバ5を運営するのは、電子機器の製造会社に限られず、製造会社からマニュアル配信サーバ5の運営の委託を受けた別の会社であってもよい。
次に、オンラインマニュアルの構成について、図2~図8を参照して説明する。
図2は、本実施形態の情報配信システム1において提供されるオンラインマニュアルの表示例を示す図である。図3は、本実施形態の情報配信システム1において提供されるオンラインマニュアルの階層構造を例示する図である。図4および図5の各図は、オンラインマニュアルのページの表示例を示す図である。
図6は、オンラインマニュアルのテンプレートを示す図である。図7は、図6に示すテンプレートにコンテンツを挿入したページを例示する図である。図8は、オンラインマニュアルを作成するためのデータベース群を説明する図である。
画面G2では、オンラインマニュアルの目次についてのページ(マニュアル配信サーバ5によって提供されるウェブページ)が示され、タイトル表示部101と、メニュー表示部102と、本文表示部103とを含む。
例えば、図6に示すように、オンラインマニュアルの各ページの雛形となるテンプレートTの本文表示部には、複数の領域A1~A6の位置および範囲が予め規定されている。この複数の領域A1~A6の各々に対して、コンテンツ(例えば画像又はテキスト)をはめ込むことによりページが作成される。
図7では、領域A1~A6に画像又はテキストをはめ込むことにより、「クレードルキットにACアダプタを収納する」という項目に対応するページPが作成された例を示している。
ページIDとは、各ページを識別するための情報である。階層情報は、オンラインマニュアルの階層構造において、対応するページの位置情報を示す。適用されるテンプレートIDは、テンプレートデータベースに含まれるテンプレートのうち、対応するページに適用されるテンプレートの識別情報である。ページタイトルは、ページのタイトルであり、例えば図7では「クレードルキットにACアダプタを収納する」というテキストである。
配置するコンテンツIDは、適用されるテンプレートIDによって特定されるテンプレートに設定されている複数の領域にはめ込まれるコンテンツを識別する情報である。コンテンツIDの位置情報とは、複数の領域のいずれの領域にはめ込むかについての情報である。
各画像ファイルには、画像自体のほか、コンテンツIDが含まれる。各テキストファイルには、テキスト自体のほか、コンテンツIDが含まれる。
以下の説明では、コンテンツデータベースに含まれる画像又はテキストを総称して「コンテンツ」といい、画像ファイル又はテキストファイルを総称して「コンテンツファイル」という場合がある。
次に、本実施形態のオンラインマニュアルの表示例について、図9を参照して説明する。
本実施形態の情報配信システム1によって提供されるオンラインマニュアルは、ユーザ情報に基づいてユーザに対する表示態様が可変となる点に特徴がある。ユーザに対してオンラインマニュアルの異なる表示態様には、閲覧可能なオンラインマニュアルの項目がユーザによって制限されるという表示態様や、ユーザごとにオンラインマニュアルに含まれるコンテンツの表示順序が異なるという表示態様が含まれる。
その他の例として、「はじめて使うとき」の項目の中の「設置」の項目の中に、「オプションを取り付ける」という項目がある場合には、当該オプション部品を装着していないプリンタを使用するユーザに提供するオンラインマニュアルには、「オプションを取り付ける」という項目を表示させないようにする。複数のオプション部品のうちユーザのプリンタがカッタキットのみを装着している場合には、「オプションを取り付ける」の項目の中に「カッタキットの装着」という項目のみを表示させ、その他のオプション部品の装着に関連する項目を表示させないようにする。
図9は、ユーザに応じてオンラインマニュアルの表示態様が可変となる場合の一例に過ぎず、その他の例については後述する。
次に、情報配信システム1の各要素の内部構成について、図10および図11を参照して説明する。図10は、本実施形態の情報配信システムを構成する各装置のブロック図である。図11は、ユーザデータベースのデータ構造の一例を示す図である。
制御部21は、マイクロコントローラを主体として構成され、ユーザ端末2の全体の処理を制御する。ストレージ22は、ウェブブラウザを含むソフトウェアを格納する。ストレージ22に格納されているソフトウェアは、制御部21のマイクロコントローラによって実行される。
操作入力部23は、キーボード、ポンティングデバイス、および、タッチ入力機能を有するタッチパネルの少なくともいずれかの入力デバイスと、当該入力デバイスによって受け付けられた入力を制御部21に送信する入力インタフェース回路とを含む。
表示部24は、表示パネルと、表示パネルを駆動する駆動回路とを含み、ウェブブラウザによるウェブページの表示等、制御部21によるソフトウェアの実行によって得られた画像を表示する。
通信部25は、マニュアル配信サーバ5との間でHTTPに従った通信を行い、HTML文書を取得する。HTML文書は、例えばマニュアルデータのうち任意のページを含む。
制御部51は、マイクロコントローラを主体として構成され、マニュアル配信サーバ5の全体の処理を制御する。制御部51は、例えば、CMS用のプログラム(CMSプログラム)、HTTPサーバプログラム、および、アクセス管理プログラムの各プログラムを実行する。
CMSプログラムは、ストレージ52のページデータベース、コンテンツデータベース、および、テンプレートデータベースを参照して、オンラインマニュアルの公開データを作成するようにプログラムされている。
(i) オンラインマニュアルに対する閲覧要求があったときに、ユーザデータベースを参照してユーザの認証を行うこと
(ii) ユーザの認証が成功した場合に、ユーザデータベースを参照してログインしたユーザのレコード(ユーザ情報)を読み出すこと
(iii) CMSプログラムと協働し、ユーザ情報に基づいて、オンラインマニュアルの公開データを、ログインしたユーザ向けのデータに変更すること
ここで、(iii)の公開データの変更は、対象となるユーザの閲覧要求に応じて閲覧可能なオンラインマニュアルの項目若しくはコンテンツを制限し、又は、オンラインマニュアルの項目若しくはコンテンツの表示順序を変更することを含む。
なお、図10の記載は、各データベースがすべてマニュアル配信サーバ5内に格納されていることを限定するものではなく、複数の装置に分散して格納されてもよい。制御部41から各データベースにデータをアクセス可能に構成されていればよく、各データベースの配置は柔軟に設計可能である。例えば、各データベースは、マニュアル配信サーバ5からアクセス可能なデータベースサーバに格納されていてもよい。
図11に示す例において、各レコードは1ユーザについての情報(ユーザ情報)を含む。一例としてユーザ情報は、「ユーザ名」、「ログインID」、「パスワード」、「使用場所」、「購入日」、「製品モデル」、「S/N(シリアル番号)」、「印字タイプ」、「オプション」、「サービス契約」、「エラー」の各フィールドの値からなる。
「使用場所」フィールドの値は、保守サービス契約があるユーザがプリンタ3を使用する場所を特定する情報である。
「購入日」フィールドの値は、電子機器としてのプリンタ3の使用履歴に関する情報の一例である。
「印字タイプ」フィールドには、プリンタ3の印字方式として熱転写方式であるか感熱方式であるかを示す値(電子機器としてのプリンタ3の仕様に関する情報の一例)が格納される。
「オプション」フィールドには、ユーザがプリンタ3の購入時にプリンタ3に装着した装置を示す値が格納される。オプションの装置として、例えば「クレードルキット」、「カッタキット」、「無線LANキット」等がある。
「サービス契約」フィールドには、ユーザがプリンタ3の保守サービスに対する契約を行ったか否かを示す値(電子機器としてのプリンタ3に対する保守サービスに対するユーザによる契約の有無に関する情報の一例)が格納される。
「エラー」フィールドには、プリンタ3のエラーの発生日時と、発生したエラーのエラーメッセージ(エラー種別の一例)とが格納される。
図11のユーザデータベースの各フィールドの値は、例えばユーザごとの購買履歴情報から取得される。購買履歴情報から「ログインID」,「パスワード」の各フィールドの値が得られない場合は、最初にオンラインマニュアルにアクセスするときにユーザによるユーザ端末2に基づいて、「ログインID」,「パスワード」の各フィールドの値を取得する。
図11のユーザデータベースのフィールドのうち、「エラー」フィールドの値は、ユーザのプリンタ3との通信によってプリンタ3から取得される。
ここで、印字タイプが「感熱」であるプリンタ3では、連続紙として感熱紙を使用し、発熱させたサーマルヘッドを感熱紙に当てることで印字を行う。印字タイプが「熱転写」であるプリンタ3では、インクリボンに塗布されたインクを発熱させたサーマルヘッドにより連続紙に転写して印字を行う。いずれかの印字タイプが、ユーザが使用するプリンタ3に応じてユーザデータベースに登録されている。
次に、本実施形態の情報配信システム1の動作について図12を参照して説明する。図12は、本実施形態の情報配信システム1の動作を示すシーケンスチャートである。
ユーザ端末2のウェブブラウザは、項目表示用データを解釈して項目一覧を表示する(ステップS16)。
この項目表示用データは、図3および図9に例示したようにオンラインマニュアルの階層構造も含むデータとなっている。例えば、ログインしたユーザが使用するプリンタにオプション部品であるクレードルキットが装着されていない場合、図3に示した階層構造が図9に示したものに変更された状態で、項目表示用データがユーザ端末2に送信される。その場合、ステップS16で表示されるオンラインマニュアルでは、「オプションのクレードルキットを使用する」という項目が非表示となるため、ユーザがオンラインマニュアルにおいて目的となる項目に辿り着くのが容易となる。
マニュアル配信サーバ5は、ページ要求を受けてページデータ(HTML文書)を作成し(ステップS22)、ページデータをユーザ端末2のウェブブラウザに返す(ステップS24)。ステップS22で作成されるオンラインマニュアルのページデータは、ユーザによって異なることがあるデータである。
ユーザ端末2のウェブブラウザは、ページデータを解釈してページを表示する(ステップS26)。ページが表示された後、所定の操作を行うことで項目一覧の表示に戻る(ステップS28:YES)。
上述した保守サービスがオンラインによるプリンタのサポート(オンラインサポート)を含むものである場合、保守サービスの契約がないユーザに提供するオンラインマニュアルには、例えば「各種設定」の項目に「サービス用アプリ」の項目等の、オンラインサポートに関連する項目を表示させないようにしてもよい。
次に、ユーザごとに異なるオンラインマニュアルの表示態様の変形例について説明する。
以下、第1の変形例について図13および図14を参照して説明する。図13は、本実施形態の第1の変形例においてユーザ端末2の画面上の手順を示す図である。図14は、本実施形態の第1の変形例において情報配信システム1の動作を示すシーケンスチャートの一例である。
第1の変形例では、保守サービス契約があるユーザに対して、保守サービス契約がないユーザと比較して異なる表示態様のオンラインマニュアルが提供される。
具体的には、プリンタ3に対する保守サービスに対するユーザによる契約がある場合に、マニュアル配信サーバ5の通信部53は、当該ユーザのプリンタ3と通信可能となるように構成される。通信部53は、当該ユーザのユーザ端末2から受信する操作要求に応じて、当該ユーザのプリンタ3に対して、操作要求に対応するコマンドを送信する。
マニュアル配信サーバ5は、ページ要求を受けてページデータ(HTML文書)を作成し(ステップS22a)、ページデータをユーザ端末2のウェブブラウザに返す(ステップS24a)。ステップS22で作成されるオンラインマニュアルのページデータは、ページ上での操作によってページの表示態様が変更され、あるいは、ページ操作に応じた操作要求をマニュアル配信サーバ5に送信するように構成されている。
画面G6では、印字濃度を変更するためのインジケータIND1が(+)ボタン又は(-)ボタンの操作により可変となるように表示される。そして、ユーザ端末2のウェブブラウザは、ボタンb3(「適用」)の操作に応じて(ステップS30、マニュアル配信サーバ5に対して操作要求を送信する(ステップS32)。この操作要求には、インジケータIND1で設定された印字濃度の大きさに関するデータが含まれる。
マニュアル配信サーバ5は、操作要求を受信すると、操作要求に対応するコマンドを作成して(ステップS34)、当該コマンドをユーザのプリンタ3に送信する(ステップS36)。プリンタ3は、当該コマンドを受信するとコマンドを実行してファームウェアが印字濃度の設定変更を行う(ステップS38)。
この変形例では、図13の画面G5に示したように、プリンタ3との接続を許可するか否かを確認することが好ましい。つまり、通信部53は、ユーザ端末2によってユーザのプリンタ3との通信が許可された場合に、ユーザのプリンタ3に対して、操作要求に対応するコマンドを送信することが好ましい。ユーザが自身のプリンタ3に対して遠隔操作されることを望まず、自身でプリンタ3の設定変更を行いたい場合もあることから、ユーザに遠隔操作を許可するか否か事前に確認することが好ましい。
次に、第2の変形例について図15および図16を参照して説明する。図15は、本実施形態の第2の変形例においてユーザ端末2の画面上の手順を示す図である。図16は、本実施形態の第2の変形例においてページデータを作成する処理を示すフローチャートの一例である。
第2の変形例では、マニュアル配信サーバ5は、保守サービス契約があるユーザのプリンタ3から逐次、エラー情報を取得し、ユーザデータベース(図11参照)に蓄積する。そして、ユーザにオンラインマニュアルを表示させるときには、当該ユーザが使用するプリンタ3と同一モデルのプリンタ3の過去のユーザ情報を基に、オンラインマニュアルのエラー関連項目に含まれるコンテンツの表示順序をエラーメッセージ(エラー種別の一例)ごとの数に応じて変更する。
例えば、図15のオンラインマニュアルの画面G7において、「困ったとき」の項目の中の「エラーメッセージが表示されたら」の項目が選択操作された場合、画面G8が表示される。画面G8において、複数のエラーメッセージのエラーリストELの表示順序は、ユーザデータベースで蓄積されたエラー情報に基づいている。
次に、第3の変形例について図17を参照して説明する。図17は、本実施形態の第3の変形例におけるオンラインマニュアルの表示例を示す図である。
第3の変形例では、ユーザによるプリンタ3の使用履歴の長短に応じてオンラインマニュアルの項目又はコンテンツの表示態様が変更される。
例えば、図17Aの画面G9は、プリンタ3の使用履歴が長いユーザに対して提供されるオンラインマニュアルの目次についてのページ例である。図17Aの画面G9では、図2の画面G2と比較すると、「はじめて使うとき」という項目IM1が複数の項目の最後に位置するように、各項目の表示順序が変更になっていることがわかる。このような表示順序とすることで、使用履歴が長いユーザがあまり閲覧しないと考えられる項目が目立たない位置となり、使用履歴が長いユーザにとって好適な表示形式とすることができる。
例えば、図17Bの画面G10は、プリンタ3の使用履歴が短いユーザに対して提供されるオンラインマニュアルの目次についてのページ例である。図17Bの画面G10では、図2の画面G2と比較すると、「はじめて使うとき」という項目IM1が複数の項目の中で目立つ位置に表示位置が変更され、結果的にページ内のコンテンツの順序を変更されていることがわかる。このような表示位置とすることで、使用履歴が短いユーザが頻繁に閲覧すると考えられる項目が目立つ位置に表示され、使用履歴が短いユーザにとって好適な表示形式とすることができる。
次に、第4の変形例について説明する。
第4の変形例では、ユーザのプリンタ3の使用場所に最も近いサービス拠点の位置情報を含むコンテンツが表示されるように、当該ユーザに対してオンラインマニュアルが表示される。
この変形例では、マニュアル配信サーバ5のストレージ52に、プリンタ3についての保守サービスを提供するための複数のサービス拠点の各々に対応する位置情報が記録される。マニュアル配信サーバ5の制御部51は、オンラインマニュアルにおいて、複数のサービス拠点のうち、閲覧要求の要求元であるユーザ端末2のユーザのプリンタ3の使用場所に最も近いサービス拠点の位置情報を含むコンテンツが表示されるように制御する。このとき、ユーザデータベース(図11)の「使用場所」フィールドの値が参照される。
上述した実施形態では、オンラインマニュアルにアクセスするときにユーザがログインIDを入力する場合について説明したが、その限りではない。ログインIDを入力する代わりに、ユーザがオンラインマニュアルにアクセスしたときに保守サービス契約の有無、装着されているオプション部品、印字タイプをユーザに選択させることによって、当該ユーザに提供するオンラインマニュアルの表示態様を決定してもよい。それによって、ログインIDとパスワードを入力する手間を省くことができる。
2…ユーザ端末
21…制御部
22…ストレージ
23…操作入力部
24…表示部
25…通信部
3…プリンタ
31…制御部
32…ストレージ
33…搬送部
34…印字部
35…通信部
5…マニュアル配信サーバ
51…制御部
52…ストレージ
53…通信部
101…タイトル表示部
102…メニュー表示部
103…本文表示部
P…ページ
A1~A6…領域
T…テンプレート
G1~G10…画面
W1…ウィンドウ
b1~b3…ボタン
EL…エラーリスト
IND1…インジケータ
IM1…項目
NW…ネットワーク
Claims (8)
- ユーザ端末と、前記ユーザ端末と通信可能なサーバと、を含む情報処理システムであって、
前記ユーザ端末は、
ユーザを識別するユーザ識別情報に関連付けて、複数の種別の電子機器のうち前記ユーザが使用する電子機器のオンラインマニュアルの閲覧要求を前記サーバに送信する送信部、を備え、
前記サーバは、
前記オンラインマニュアルの複数の項目の各々に対して1又は複数のコンテンツを有するオンラインマニュアル用データを記憶する第1記憶部と、
ユーザ識別情報に対応付けた、ユーザの前記電子機器に関連するユーザ情報であって、前記電子機器に対する保守サービスに対するユーザによる契約の有無に関する情報と、前記電子機器の仕様に関する情報、および、ユーザによる前記電子機器の使用履歴に関する情報のうち少なくともいずれかの情報と、を含むユーザ情報を記憶する第2記憶部と、
保守サービスに対する契約がある各ユーザの電子機器から取得するエラー種別ごとのエラー情報を記憶する第3記憶部と、
前記ユーザ端末から前記閲覧要求を受信する通信部と、
前記通信部によって受信された閲覧要求に関連付けられたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、前記エラー情報と、に基づいて、前記閲覧要求に応じたオンラインマニュアルの前記複数の項目のうち、前記電子機器のエラーと関連する項目に含まれるコンテンツの表示順序を、前記閲覧要求の送信元となるユーザが使用する電子機器と同一種別の電子機器に対するエラー種別ごとのエラー情報の数に応じて変更する制御部と、を備えた、
情報処理システム。 - 前記電子機器に対する保守サービスに対するユーザによる契約がある場合に、前記通信部は、当該ユーザの電子機器と通信可能であり、当該ユーザのユーザ端末から受信する操作要求に応じて、当該ユーザの電子機器に対して、前記操作要求に対応するコマンドを送信する、
請求項1に記載された情報処理システム。 - 前記通信部は、前記ユーザ端末によって前記ユーザの電子機器との通信が許可された場合に、前記ユーザの電子機器に対して、前記操作要求に対応するコマンドを送信する、
請求項2に記載された情報処理システム。 - 前記制御部は、前記ユーザ情報において、対応するユーザによる前記電子機器の使用履歴が所定期間よりも長い場合には、使用履歴の短いユーザ向けの所定の項目又は所定のコンテンツが閲覧できないように制御し、又は、前記所定の項目又は前記所定のコンテンツの表示位置を変更する、
請求項1から3のいずれか一項に記載された情報処理システム。 - 前記制御部は、前記ユーザ情報において、対応するユーザによる前記電子機器の使用履歴が所定期間よりも短い場合には、使用履歴の短いユーザ向けの所定の項目又は所定のコンテンツの表示位置を変更する、
請求項1から3のいずれか一項に記載された情報処理システム。 - 前記サーバは、前記電子機器に対する保守サービスが提供される複数の拠点の各々に対応する位置情報と、前記電子機器に対する保守サービスに対する契約があるユーザの使用場所に関する情報と、を記憶する第4記憶部を備え、
前記制御部は、前記オンラインマニュアルにおいて、前記複数の拠点のうち、前記閲覧要求の要求元であるユーザ端末のユーザの前記電子機器の使用場所に最も近い拠点の位置情報を含むコンテンツが表示されるように制御する、
請求項1から5のいずれか一項に記載された情報処理システム。 - ユーザ端末と通信可能なサーバであって、
複数の種別の電子機器の各々について、オンラインマニュアルの複数の項目の各々に対して1又は複数のコンテンツを有するオンラインマニュアル用データを記憶する第1記憶部と、
ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けた、当該ユーザの前記電子機器に関連するユーザ情報であって、前記電子機器に対する保守サービスに対するユーザによる契約の有無に関する情報と、前記電子機器の仕様に関する情報、および、ユーザによる前記電子機器の使用履歴に関する情報のうち少なくともいずれかの情報と、を含むユーザ情報を記憶する第2記憶部と、
保守サービスに対する契約がある各ユーザの電子機器から取得するエラー種別ごとのエラー情報を記憶する第3記憶部と、
ユーザ端末から、ユーザ識別情報に関連付けて、前記複数の種別の電子機器のうちユーザが使用する電子機器のオンラインマニュアルの閲覧要求を受信する通信部と、
前記通信部によって受信された閲覧要求に関連付けられたユーザ識別情報に対応するユーザ情報と、前記エラー情報と、に基づいて、前記閲覧要求に応じたオンラインマニュアルの前記複数の項目のうち、前記電子機器のエラーと関連する項目に含まれるコンテンツの表示順序を、前記閲覧要求の送信元となるユーザが使用する電子機器と同一種別の電子機器に対するエラー種別ごとのエラー情報の数に応じて変更する制御部と、
を備えたサーバ。 - 互いに通信可能なユーザ端末と通信可能なサーバによる情報処理方法であって、
前記サーバは、
複数の種別の電子機器の各々について、オンラインマニュアルの複数の項目の各々に対して1又は複数のコンテンツを有するオンラインマニュアル用データと、
ユーザを識別するユーザ識別情報に対応付けた、当該ユーザの電子機器に関連するユーザ情報であって、前記電子機器に対する保守サービスに対するユーザによる契約の有無に関する情報と、前記電子機器の仕様に関する情報、および、ユーザによる前記電子機器の使用履歴に関する情報のうち少なくともいずれかの情報と、を含むユーザ情報と、
保守サービスに対する契約がある各ユーザの電子機器から取得するエラー種別ごとのエラー情報と、を記憶しており、
前記情報処理方法は、
前記ユーザ端末が、ユーザを識別するユーザ識別情報に関連付けて、前記複数の種別の電子機器のうちユーザが使用する電子機器のオンラインマニュアルの閲覧要求を前記サーバに送信し、
前記サーバが、前記閲覧要求を受信し、
前記サーバが、受信した閲覧要求に関連付けられたユーザ識別情報に対応するユーザ情報を特定し、特定したユーザ情報と、前記エラー情報と、に基づいて、前記閲覧要求に応じたオンラインマニュアルの前記複数の項目のうち、前記電子機器のエラーと関連する項目に含まれるコンテンツの表示順序を、前記閲覧要求の送信元となるユーザが使用する電子機器と同一種別の電子機器に対するエラー種別ごとのエラー情報の数に応じて変更する、
情報処理方法。
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