JP7339277B2 - 測距センサおよび車両用灯具、測距方法 - Google Patents

測距センサおよび車両用灯具、測距方法 Download PDF

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Description

本発明は、測距技術に関する。
自動車のセンサとして、LiDAR(Light Detection and Ranging、Laser Imaging Detection and Ranging)、カメラ、ミリ波レーダ、超音波ソナーなどが候補として挙げられる。このなかでLiDARは、そのほかのセンサと比較して、(i)点群データによる物体認識が可能であること、(ii)アクティブセンシングであるが故の悪天候時にも高精度な検出が可能であること、(iii)広範囲の測定が可能であること、などの利点を有しており、今後、自動車のセンシングシステムにおける主流となることが期待されている。
特開2017-56935号公報 特開2009-98023号公報
現在市販されるLiDARは非常に高価であるため、車種や用途によっては採用しにくい場合がある。
本発明は係る状況においてなされたものであり、そのある態様の例示的な目的のひとつは、物体検出精度の低下を抑えつつ、コストを抑えた測距センサの提供にある。
本発明のある態様は、測距センサに関する。測距センサは、光源と、モータおよびモータに取り付けられ光源の出射光を反射するミラーを含み、ミラーによる反射光であるプローブ光を、モータの回転に応じてスキャン可能に構成されるスキャンデバイスと、プローブ光が、物体により反射した戻り光を検出する光センサと、光センサの出力にもとづいて物体上の点までの距離を検出するプロセッサと、を備える。スキャン方向の角度分解能が、物体までの距離に応じて変化する。
本発明によれば、物体検出精度の低下を抑えつつ、コストを抑えた測距センサを提供できる。
実施の形態に係る測距センサのブロック図である。 角度分解能Δθを一定としたときに得られる点群を示す図である。 角度分解能Δθを可変としたときの点群を示す図である。 図4(a)、(b)は、物体までの距離dと、角度分解能Δθの関係を示す図である。 測距レンジと角度分解能Δθの関係を示す図である。 角度分解能Δθの制御の一例を示す図である。 実施例1に係る測距センサのブロック図である。 実施例1に係る角度分解能Δθの制御に関する制御のタイムチャートである。 実施例2に係る角度分解能Δθの制御に関するタイムチャートである。 測距センサを備える自動車のブロック図である。 測距センサを備える車両用灯具を示すブロック図である。
(実施の形態の概要)
本明細書に開示される一実施の形態は、測距センサに関する。測距センサは、光源と、スキャンデバイスと、光センサと、プロセッサを備える。スキャンデバイスは、モータと、モータに取り付けられ、光源の出射光を反射するミラーと、を含み、ミラーによる反射光であるプローブ光を、モータの回転に応じてスキャン可能に構成される。光センサは、プローブ光が、物体上の点で反射した戻り光を検出する。プロセッサは、光センサの出力にもとづいて物体上の点までの距離を検出する。スキャン方向の角度分解能は、物体までの距離に応じて変化する。
この実施の形態によれば、スキャン方向(たとえば水平方向)の分解能を、物体までの距離に応じて動的に変化させることにより、遠方の物体の形状を高精度に検出できる。
物体までの距離に応じて、モータの回転速度が変化してもよい。これに代えて、あるいはこれに加えて、物体までの距離に応じて、測距の周期が変化してもよい。
本発明の別の態様は、車両用灯具に関する。車両用灯具は、上述のいずれかの測距センサと、配光可変ランプと、測距センサの出力に応じて配光可変ランプを制御するコントローラと、を備える。
(実施の形態)
以下、本発明を好適な実施の形態をもとに図面を参照しながら説明する。各図面に示される同一または同等の構成要素、部材、処理には、同一の符号を付するものとし、適宜重複した説明は省略する。また、実施の形態は、発明を限定するものではなく例示であって、実施の形態に記述されるすべての特徴やその組み合わせは、必ずしも発明の本質的なものであるとは限らない。
図1は、実施の形態に係る測距センサ100のブロック図である。測距センサ100は、LiDAR(Light Detection and Ranging)であり、光源110、スキャンデバイス120、光センサ130、プロセッサ140を備える。光源110は、たとえば赤外にスペクトルを有する光L1を出射する。光源110の出射光L1は、時間的に変調されてもよい。
スキャンデバイス120は、モータ122と、ひとつあるいは複数のミラー(ブレードともいう)126と、を備える。ミラー126は羽状であり、モータ122の回転軸124に取り付けられており、光源110の出射光L1を反射する。ミラー126による反射光であるプローブ光L2の出射角(スキャン角という)θは、ミラー126の位置(すなわちモータの回転角φ)に応じて変化する。したがってモータ122が回転することにより、プローブ光L2を、θMIN~θMAXまで、θ方向にスキャンすることができる。なお、ミラー126が2枚設けられる場合、モータ122の1/2回転(機械角で180度)が、1スキャンに対応し、したがってモータ122が1回転すると、プローブ光L2は2回スキャンされる。なおミラー126の枚数は限定されない。
モータ122の回転角φは、たとえばホールセンサや光学式のエンコーダなどの位置検出手段によって検出することができ、したがって各時刻におけるスキャン角θは、回転角φから求めることができる。
光センサ130は、プローブ光L2が、物体OBJ上の点Pにおいて反射した戻り光L3を検出する。プロセッサ140は、光センサ130の出力にもとづいて、物体OBJ上の点Pまでの距離を検出する。距離検出の方式やアルゴリズムは特に限定されず、公知技術を用いることができる。たとえばプローブ光L2を出射してから、光センサ130が戻り光を受光するまでの遅延時間、すなわちTOF(飛行時間)を測定し、距離を取得してもよい。
以上が測距センサ100の基本構成である。続いてその動作を説明する。モータ122を回転させてプローブ光L2のスキャン角θを、θ,θ,…と変化させながら、各スキャン角θ(i=1,2,…)において、物体OBJの表面上の点Pまでの距離rを測定する。これにより、スキャン角θと、それに対応する距離rのペア(点群データ)を得ることができる。
この測距センサ100は、ごくありふれたモータ122と羽状のミラー126の組み合わせによってスキャンデバイス120を構成できるため、測距センサ100のコストを下げることができる。
続いて、測距センサ100のさらなる特徴を説明する。図2は、角度分解能Δθを一定としたときに得られる点群を示す図である。物体OBJ1は、測距センサ100に対して相対的に近い位置に存在し、物体OBJ2は、測距センサ100に対して相対的に遠い位置に存在する。
角度分解能Δθを一定とした場合、近い物体OBJ1に対しては、相対的に多くの点Pで反射が得られるが、物体が遠くなると、反射が得られる点Pの個数が減少する。つまり、遠い物体ほど、形状の判定が難しくなる。
この問題を解決するためには、測距センサ100の測距レンジ内で最も遠い物体に対して、十分な分解能が得られるように、角度分解能Δθを非常に小さく設定しておくというアプローチを採ることができる。しかしながらこのアプローチは、1スキャン内で得られる点群の個数が膨大となるため、プロセッサ140に要求される演算量が膨大となり、スキャンレートが低下する。アプリケーションが要求するスキャンレートを得るためには、高価かつ高性能なプロセッサ140が必要となるため、測距センサ100の低コスト化の要請に反することとなる。
そこで本実施の形態では、角度分解能Δθを、物体OBJまでの距離dに応じて動的に変化させることとした。図3は、角度分解能Δθを可変としたときの点群を示す図である。遠方の物体OBJ2を測定する際には、角度分解能Δθが小さくなっている。これにより、遠方の物体OBJ2に関して、4個の点において反射が得られることとなる。したがって、遠方の物体OBJ2についても形状の判定が可能となる。
別の観点から見ると、距離が近い物体OBJ1について、角度分解能Δθを低下させ、点群の個数を減らしているものと把握することができる。これにより演算能力がそれほど高くない、安価なプロセッサ140を用いた場合でも、アプリケーションが要求するスキャンレートを実現できる。
図4(a)、(b)は、物体までの距離dと、角度分解能Δθの関係を示す図である。たとえば物体までの距離dまでによらず、スキャン方向にΔxの空間分解能を得ることを考える。この場合、式(1)が成り立てばよいから、Δθとdの関係式は式(2)で表される。
dsinΔθ=Δx …(1)
Δθ=arcsin(Δx/d) …(2)
図4(a)、(b)は、Δx=0.2mとして、Δθとdの関係をプロットしたものであり、図4(a)は横軸をリニアスケールで、図4(b)は横軸をlogスケールでプロットしたものである。
角度分解能Δθを、距離dの関数として保持しておき、プロセッサ140によって演算して角度分解能Δθを計算してもよい。あるいは、距離dと角度分解能Δθの関係を示すテーブルを保持しておき、テーブル参照により角度分解能Δθを選択してもよい。
図4(a)、(b)に示すように、角度分解能Δθを、物体OBJまでの距離dに応じて連続的に変化させてもよいが、以下で説明するように、離散的に変化させてもよい。すなわち全測距レンジを複数m個の範囲R~Rに分割し、範囲毎に角度分解能Δθ~Δθを定めてもよい。図5は、測距レンジと角度分解能Δθの関係を示す図である。図5の例では、m=3の場合を示すが、分割数mは特に限定されず、2個、あるいは4個以上としてもよい。
物体OBJまでの距離dは、その物体の表面上の代表点Pまでの距離rにもとづいて検出することができる。代表点は、最も先に反射が得られた点としてもよい。あるいは代表点を複数として、複数の代表点の距離の平均値を、物体OBJまでの距離dとしてもよい。
分解能Δθは、1スキャン周期中で動的に変化させてもよい。たとえば、新しい物体OBJが検出されるたびに、角度分解能Δθを更新してもよい。図6は、角度分解能Δθの制御の一例を示す図である。横軸はスキャン角θを表し、時間の進行方向に対応付けることができる。上段は距離rを、下段は角度分解能Δθを表す。図6には2スキャン周期が示される。
範囲Rに物体OBJ1が含まれており、範囲Rに物体OBJ2が含まれている状況を考える。はじめは、ある角度分解能Δθに、初期値θがセットされている。
物体OBJ1上の最初の点Pの距離rが測定されると、その距離rを物体OBJ1までの距離d1として、物体OBJ1が範囲Rに含まれることがわかる。したがって、角度分解能Δθが大きい値Δθにセットされ、スキャンが進行する。
続いて物体OBJ2上の最初の点Pの距離rが測定されると、その距離rにもとづいて、その距離rを物体OBJ2までの距離d2として、物体OBJ2が範囲Rに含まれることがわかる。したがって、角度分解能Δθが小さい値Δθにセットされ、スキャンが進行する。
スキャン角θがθMAXに達すると、次のスキャン周期に移行し、θMINに戻る。
物体OBJ1上の最初の点Pの距離rが測定されると、その距離rを物体OBJ1までの距離d1として、物体OBJ1が範囲Rに含まれることがわかる。したがって、角度分解能ΔθがΔθにセットされ、スキャンが進行する。
続いて物体OBJ2上の最初の点Pの距離rが測定されると、その距離rにもとづいて、その距離rを物体OBJ2までの距離d2として、物体OBJ2が範囲Rに含まれることがわかる。したがって、角度分解能ΔθがΔθにセットされ、スキャンが進行する。
なお、有意な反射光が検出されない範囲については、角度分解能Δθを大きくしてもよい。これにより、点群の個数を減らして、プロセッサ140の演算負荷を減らすことができる。
続いて、角度分解能Δθの制御方法をいくつかの実施例を参照して説明する。
(実施例1)
図7は、実施例1に係る測距センサ100Aのブロック図である。測距センサ100Aは、物体OBJまでの距離dに応じて、モータ122の回転速度を動的に変化させる。
プロセッサ140は、光源110および光センサ130それぞれにタイミング信号S1,S2を与え、測距の周期(サンプリングレート)Trを一定に保つ。
光源110は、発光素子112と点灯回路114を含む。点灯回路114は、タイミング信号S1と同期して、発光素子112を点灯させる。光センサ130は、タイミング信号S2と同期して、戻り光L3を測定する。
プロセッサ140は、光センサ130の出力S4にもとづいて、TOFを取得する。測距センサ100Aは、モータ122のロータの位置(モータの回転角φ)を検出する位置センサ129を備えてもよい。プロセッサ140は、位置センサ129の出力S5にもとづいて、現在のスキャン角θを取得してもよい。
プロセッサ140は、物体OBJまでの距離dにもとづいて、角度分解能Δθを決定する。そして、角度分解能Δθに応じた回転数指令S3を、モータ駆動回路128に出力する。モータ駆動回路128は、回転数指令S3に応じた回転数で、モータ122を回転させる。
以上が測距センサ100Aの構成である。続いてその動作を説明する。図8は、実施例1に係る角度分解能Δθの制御に関する制御のタイムチャートである。測距タイミングは、所定の周期Trで発生する。期間t~tは、モータの回転数が第1の値vとなっており、モータの回転角φは、第1の傾きで変化する。簡単のため、スキャン角θが、モータの回転角φに比例するものとすると、スキャン角θも、ある傾きαで増加していく。このときの角度分解能Δθは、α×Trとなる。
期間t~tは、モータの回転数が、第1の値vより小さい第2の値vとなっており、モータの回転角φは、第2の傾きで変化する。このときスキャン角θは、相対的に小さい傾きα(<α)で増加していく。このときの角度分解能Δθは、α×Trとなる。
このように、実施例1によれば、モータの回転数を制御することで、角度分解能Δθを制御することができる。
なお、モータ122としてステッピングモータを用いてもよい。この場合、プロセッサ140は、モータ122に供給するパルスの周波数にもとづいて、回転数を制御することができ、供給するパルスの個数にもとづいて回転角を制御できる。ステッピングモータを用いる場合、オープンループ制御が可能であるため、位置センサ129は不要である。
(実施例2)
実施例2において測距センサ100は、モータの回転数を一定に保ちながら、測距の周期Trを変化させる。図9は、実施例2に係る角度分解能Δθの制御に関するタイムチャートである。
スキャン周期の全区間TSCANにわたり、モータの回転数は一定vであり、スキャン角θは、一定の傾きαで増大していく。
期間t~tは、測距の周期Trが、相対的に長い第1の値Trとなっている。このときの角度分解能Δθは、α×Trとなる。
期間t~tは、測距の周期Trが、相対的に短い第2の値Trとなっている。このときの角度分解能Δθは、α×Trとなる。
このように実施例に2によれば、測距の周期Trを変化させることにより、角度分解能Δθを制御することができる。
(実施例3)
実施例3は、実施例1と実施例2の組み合わせであり、モータの回転数と、測距周期Trの両方を、変化させる。これにより、分解能Δθを制御できる。
(用途)
図10は、測距センサ100を備える自動車のブロック図である。自動車300は、前照灯302L,302Rを備える。測距センサ100は、前照灯302L,302Rの少なくとも一方に内蔵される。前照灯302は、車体の最も先端に位置しており、周囲の物体を検出する上で、測距センサ100の設置箇所として最も有利である。
図11は、測距センサ100を備える車両用灯具200を示すブロック図である。車両用灯具200は、車両側ECU304とともに灯具システム310を構成する。車両用灯具200は、光源202、点灯回路204、光学系206を備える。さらに車両用灯具200には、物体検出システム400が設けられる。物体検出システム400は、上述の測距センサ100と演算処理装置410を含む。演算処理装置410は、測距センサ100により得られた点群データにもとづいて、車両前方の物体OBJの有無および種類を判定する。演算処理装置410は、機械学習によって得られた学習済みモデルにもとづく識別器を含むことができる。
演算処理装置410が検出した物体OBJに関する情報は、車両用灯具200の配光制御に利用してもよい。具体的には、灯具側ECU208は、演算処理装置410が生成する物体OBJの種類とその位置に関する情報にもとづいて、適切な配光パターンを生成する。点灯回路204および光学系206は、灯具側ECU208が生成した配光パターンが得られるように動作する。
また演算処理装置410が検出した物体OBJに関する情報は、車両側ECU304に送信してもよい。車両側ECUは、この情報にもとづいて、自動運転を行ってもよい。
以上、本発明について、実施の形態をもとに説明した。この実施の形態は例示であり、それらの各構成要素や各処理プロセスの組み合わせにいろいろな変形例が可能なこと、またそうした変形例も本発明の範囲にあることは当業者に理解されるところである。以下、こうした変形例について説明する。
(変形例1)
実施の形態では、スキャンラインが1本の測距センサ100について説明したが、複数本に拡張してもよい。
(変形例2)
実施の形態では、物体までの距離dにかかわらず、スキャン方向の空間分解能Δxがなるべく均一化されるように、角度分解能Δθを定めたがその限りでない。物体までの距離dに応じて、空間分解能Δxは異なっていてもよい。
(変形例3)
実施の形態では、測距センサ100の用途として、灯具に搭載する場合を説明したが、測距センサ100の用途はそれに限定されず、市販される高価なLiDARほどの性能が要求されない用途に広く用いることができる。
実施の形態にもとづき、具体的な語句を用いて本発明を説明したが、実施の形態は、本発明の原理、応用の一側面を示しているにすぎず、実施の形態には、請求の範囲に規定された本発明の思想を逸脱しない範囲において、多くの変形例や配置の変更が認められる。
本発明は、測距技術に関する。
100 測距センサ
110 光源
120 スキャンデバイス
122 モータ
124 回転軸
126 ミラー
130 光センサ
140 プロセッサ
200 車両用灯具
202 光源
204 点灯回路
206 光学系
300 自動車
302 前照灯
310 灯具システム
304 車両側ECU
400 物体検出システム
410 演算処理装置

Claims (4)

  1. 光源と、
    モータ、および前記モータに取り付けられ前記光源の出射光を反射するミラーを含み、前記ミラーによる反射光であるプローブ光を、前記モータの回転に応じてスキャン可能に構成されるスキャンデバイスと、
    前記プローブ光が、物体上の点において反射した戻り光を検出する光センサと、
    前記光センサの出力にもとづいて前記物体上の点までの距離を検出するプロセッサと、
    を備え、
    前記物体が複数存在する場合に、相対的に距離が近い物体が存在する範囲ではスキャン方向の角度分解能が相対的に低く、相対的に距離が遠い物体が存在する範囲ではスキャン方向の角度分解能が相対的に高くなるように、1スキャンの間に前記モータの回転数が動的に変化することを特徴とする測距センサ。
  2. 前記角度分解能は、前記物体までの距離に応じて離散的に変化することを特徴とする請求項1に記載の測距センサ。
  3. 請求項1または2に記載の測距センサと、
    配光可変ランプと、
    前記測距センサの出力に応じて前記配光可変ランプを制御するコントローラと、
    を備えることを特徴とする車両用灯具。
  4. ミラーが取り付けられたモータを回転させるステップと、
    前記ミラーに光を照射し、前記ミラーの反射光をスキャンさせるステップと、
    光センサによって物体により反射した戻り光を検出するステップと、
    演算処理により、前記光センサの出力にもとづいて前記物体上の点までの距離を検出するステップと、
    前記物体が複数存在する場合に、相対的に距離が近い物体が存在する範囲ではスキャン方向の角度分解能が相対的に低く、相対的に距離が遠い物体が存在する範囲ではスキャン方向の角度分解能が相対的に高くなるように、1スキャンの間に前記モータの回転数を動的に制御するステップと、
    を備えることを特徴とする測距方法。
JP2020558379A 2018-11-30 2019-11-18 測距センサおよび車両用灯具、測距方法 Active JP7339277B2 (ja)

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