JP7337439B1 - 情報処理システム、情報処理方法及びプログラム - Google Patents

情報処理システム、情報処理方法及びプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 適切な複数の倉庫のモデルを設計することができる情報処理システムを提供することを目的とする【解決手段】 ユーザの操作入力に基づき特定される地図上の計画範囲に含まれる範囲であって、前記計画範囲内に建築され得る所定の階数の倉庫が、前記計画範囲に対応する用途地域の建蔽率および容積率を含む建築条件を充たす範囲である建築範囲を設定する建築範囲設定部と、前記建築範囲内に前記倉庫のモデルを生成するための倉庫設計ルールであって、商品を運搬する車両における前記計画範囲内の交通に関する倉庫設計ルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫設計ルールのうちの少なくともいずれかを含む倉庫設計ルールに基づいて、前記建築範囲内に建築され得る、前記倉庫設計ルールに適合する複数のパターンの倉庫のモデルである複数のルール適合モデルを生成するモデル生成部と、を備える。【選択図】図2

Description

特許法第30条第2項適用 1.株式会社フクダ・アンド・パートナーズが、本件対応の情報処理システムを、株式会社アセットソリューションに提供した。2.株式会社フクダ・アンド・パートナーズが、本件対応の情報処理システムを、三井不動産株式会社に提供した。(令和4年5月11日付け「新規性の喪失の例外証明書提出書」を参照。)
本発明は、情報処理システム、情報処理方法及びプログラムに関する。
敷地に適用される、建蔽率、容積率、斜線規制、高さ制限、日影規制などの情報に基づき、敷地上に建築可能な建築物の存在可能空間を求めるシステムが開示されている(例えば特許文献1)。
特開2013-228825号公報
特許文献1に記載の自動CAD設計システムは、自動設計部AUDにおいて、建築物タイプ情報(例えば、2LDKタイプ、事務所タイプ、ホールタイプ、店舗タイプなど)に基づき、集団規定情報(例えば、建蔽率、容積率、斜線規制、高さ制限、日影規制など)の少なくとも一部を参照して、複数の個別ユニット(例えば、会議室、事務所、応接室、機械室、エレベータ下水ユニット、駐車設備、階段、屋根、屋上など)を含む建築物を存在可能空間内で自動設計するシステムである。当該システムでは、建築物の内部の部屋割りや廊下など内部の設計、建築物の屋根や屋上などの外構の設計が自動で実行される。
しかしながら、特許文献1に記載の自動CAD設計システムでは、建築物の空間において個別ユニットを設計することはできるものの、建築物と、建築物に商品を運搬する車両との関係を考慮して、建築物を適切に設計することができない。このため、当該自動CAD設計システムでは、倉庫のような、敷地内に商品を運搬する車両が出入りし、車両が接車するための構造を有する建築物につき適切な設計をすることができないという問題が生じる。
そこで、本発明は、適切な複数の倉庫のモデルを設計することができる情報処理システムを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る情報処理システムは、ユーザの操作入力に基づき特定される地図上の計画範囲に含まれる範囲であって、前記計画範囲内に建築され得る所定の階数の倉庫が、前記計画範囲に対応する用途地域の建蔽率および容積率を含む建築条件を充たす範囲である建築範囲を設定する建築範囲設定部と、前記建築範囲内に前記倉庫のモデルを生成するための倉庫設計ルールであって、商品を運搬する車両における前記計画範囲内の交通に関する倉庫設計ルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫設計ルールのうちの少なくともいずれかを含む倉庫設計ルールに基づいて、前記建築範囲内に建築され得る、前記倉庫設計ルールに適合する複数のパターンの倉庫のモデルである複数のルール適合モデルを生成するモデル生成部と、を備える。
本発明の一態様に係る情報処理方法は、コンピュータが、ユーザの操作入力に基づき特定される地図上の計画範囲に含まれる範囲であって、前記計画範囲内に建築され得る所定の階数の倉庫が、前記計画範囲に対応する用途地域の建蔽率および容積率を含む建築条件を充たす範囲である建築範囲を設定することと、前記建築範囲内に前記倉庫のモデルを生成するための倉庫設計ルールであって、商品を運搬する車両における前記計画範囲内の交通に関する倉庫設計ルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫設計ルールのうちの少なくともいずれかを含む倉庫設計ルールに基づいて、前記建築範囲内に建築され得る、前記倉庫設計ルールに適合する複数のパターンの倉庫のモデルである複数のルール適合モデルを生成することと、を実行する。
本発明の一態様に係るプログラムは、コンピュータに、ユーザの操作入力に基づき特定される地図上の計画範囲に含まれる範囲であって、前記計画範囲内に建築され得る所定の階数の倉庫が、前記計画範囲に対応する用途地域の建蔽率および容積率を含む建築条件を充たす範囲である建築範囲を設定することと、前記建築範囲内に前記倉庫のモデルを生成するための倉庫設計ルールであって、商品を運搬する車両における前記計画範囲内の交通に関する倉庫設計ルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫設計ルールのうちの少なくともいずれかを含む倉庫設計ルールに基づいて、前記建築範囲内に建築され得る、前記倉庫設計ルールに適合する複数のパターンの倉庫のモデルである複数のルール適合モデルを生成することと、を実行させる。
本発明によれば、適切な複数の倉庫のモデルを設計することができる情報処理システムを提供することができる。
設計システムの構成の一例を示す図である。 モデル生成装置の機能構成の一例を示す図である。 倉庫設計ルール情報D111を示す図である。 片面接車タイプにおける計画範囲内の基準線を示す図である。 両面接車タイプにおける計画範囲内の基準線を示す図である。 片面接車タイプにおける基準線、基準点及び建築範囲を示す図である。 セルを除外して調整された建築範囲を示す図である。 セルを追加して調整された建築範囲を示す図である。 モデル判定処理を実行した結果、NGと判定された図である。 ルール適合モデル生成部によって生成されるモデルを区分した概略のパターンを示す図である。 複数のルール適合モデルのうちスロープタイプを透過的に平面視した図である。 複数のルール適合モデルのうちスロープタイプの一例を示す図である。 設計システムにより実行される処理のフローチャートである。 オプション情報D112を示す図である。 建築範囲に防火区画を示すラインが設定された図である。 範囲RAを縮小させる一例を示す図である。 コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。
以下に、本発明の一実施形態における設計システム10について、図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に説明する実施形態は、あくまでも例示であり、以下に明示しない種々の変形や技術の適用を排除する意図はない。すなわち、本発明は、その趣旨を逸脱しない範囲で種々変形し、または各実施例を組み合わせるなどして実施することができる。また、以下の図面の記載において、同一または類似の部分には同一または類似の符号を付して表している。
また、以下の実施形態において、「部」とは、単に物理的手段を意味するものではなく、その「部」が有する機能をソフトウェアによって実現する場合も含む。また、1つの「部」や装置が有する機能が2つ以上の物理的手段や装置により実現されていてもよいし、2つ以上の「部」や装置の機能が1つの物理的手段や装置により実現されていてもよい。
===設計システム10===
<<概要>>
図1を参照して、設計システム10の構成について説明する。図1は、設計システム10の構成の一例を示す図である。
設計システム10は、例えば、倉庫に関する所定の情報に基づいて、複数の倉庫の設計モデルを簡易に生成するシステムである。倉庫とは、例えば、荷物を運搬する車両が出入りして、当該荷物を一時的に保管する建造物である。また、以下において、倉庫は、倉庫建屋と、倉庫建屋に付帯するスロープ又はランプとを含む意味であってもよいし、倉庫建屋のみの意味であってもよい。
所定の情報とは、例えば、倉庫が建てられる計画予定の電子地図上の範囲である計画範囲に関する情報(以下、「計画範囲情報」という。)である。計画範囲は、例えば、地番に相当する範囲であってもよいし、ユーザによって任意に設定された電子地図上の範囲であってもよい。また、所定の情報には、例えば、倉庫の形状(例えば、倉庫の階数、庇の有無、スロープやランプの形状など)に関する情報(以下、「倉庫形状情報」という。)、倉庫の種別に関する情報(以下、「倉庫種別情報」という。)、倉庫内のテナント数に関する情報(以下、「テナント数情報」という。)、接道からの車両の出入口に関する情報(以下、「出入口情報」という。)、倉庫に対する車両の接車タイプなどに関する情報(以下、「接車タイプ情報」という。)が含まれていてもよい。所定の情報は、例えば、ユーザ端末200に対してユーザにより入力される情報であってもよいし、そうでなくてもよい。以下では、一例として、所定の情報がユーザ端末200に対してユーザにより入力される情報であることとして説明する。
図1に示すように、設計システム10では、例えば、モデル生成装置100と、ユーザ端末200とを含み、それらがネットワークNを介して接続される。モデル生成装置100は、ネットワークNを介して、複数のユーザ端末200に対して各種情報の提供を実現するサービスを提供する。なお、ネットワークNに接続されるモデル生成装置100およびユーザ端末200の数は限定されない。
ネットワークNは、1以上のモデル生成装置100と、ユーザ端末200とを接続する役割を担う。すなわち、ネットワークNは、ユーザ端末200がモデル生成装置100に接続した後、データを送受信することができるように接続経路を提供する通信網を意味する。ネットワークNのうちの1つまたは複数の部分は、有線ネットワークや無線ネットワークであってもよいし、そうでなくてもよい。
モデル生成装置100は、例えば、ユーザ端末200から取得する所定の情報に基づき、複数の倉庫の設計モデルを自動的に生成する装置である。モデル生成装置100は、生成した倉庫の設計モデルに関する情報をユーザ端末200に送信する。これにより、設計システム10は、ユーザによる簡易な操作入力によって、ユーザに複数の倉庫のモデルを提供できる。
ユーザ端末200は、例えば、ユーザの操作入力を受け付けて、操作入力に応じて所定の情報をモデル生成装置100に送信する装置である。また、ユーザ端末200は、モデル生成装置100から取得する情報を、表示部に表示させる。これにより、設計システム10は、複数の倉庫の設計モデルをユーザに迅速に提供できる。
<<モデル生成装置100>>
図2を参照して、モデル生成装置100の機能構成について説明する。図2は、モデル生成装置100の機能構成の一例を示す図である。
図2に示すように、モデル生成装置100は、例えば、記憶部110、取得部120、条件特定部130、建築範囲設定部140、概略モデル生成部150、ルール適合モデル生成部160、送信部170の機能部を備える。
記憶部110は、例えば、倉庫設計ルール情報D111を含む。図3を参照して、倉庫設計ルール情報D111について説明する。図3は、倉庫設計ルール情報D111を示す図である。図3に示すように、倉庫設計ルール情報D111は、例えば、[ルールID]、[ルール区分]、[ルール内容]、[変更可否]の項目を含んでいてもよい。
[ルールID]には、例えば倉庫設計ルールを一意に特定可能なルールIDが記憶される。
[ルール内容]には、例えば倉庫設計ルールの内容が記憶される。倉庫設計ルールは、例えば、建築範囲内に建築し得る倉庫であって、経済合理性のある倉庫のモデルを生成するための倉庫の設計に関するルールである。
経済合理性とは、経済性または機能性の少なくともいずれかの意味を含む。経済性とは、例えば、倉庫を建築するための工事費用、工期、建物の品質における効果の度合いが高いことを示す。機能性とは、例えば、倉庫での商品の管理、敷地内における車両の交通の円滑さの度合いが高いことを示す。
すなわち、倉庫設計ルールは、例えば、図3に例示されるような、経済性又は機能性を有する、商品を運搬する車両における計画範囲の範囲内の交通に関する倉庫の設計に関するルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫の設計に関するルールのうちの少なくともいずれかのルールを含み得る。車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫の設計に関するルールには、例えば、倉庫の経済的な柱のスパン(隣接する柱の間隔)に関するルールが含まれ得る。
さらに、倉庫設計ルールは、例えば、後述する概略モデルが経済合理性の観点で充たすべきルール(以下、「合理性ルール」という。)と、概略モデルから後述するルール適合モデルを生成する過程で自動的に適用されるルール(以下、「自動調整ルール」という。)とを含んでいてもよい。
具体的には、合理性ルールは、例えば、ルールIDが「001」及び「002」に対応するルール内容項目に記載されている内容である。ルールID「001」のルール内容「柱スパン(L1m~L2m。デフォルト値はL2m)」は、例えば、一般的な材料・サイズ(特殊な材料・梁成にならない)である柱によって経済的な柱のスパンを設定し、より短い工期で倉庫を建設することができる内容であり、経済合理性を高める内容といえる。また、ルールID「002」のルール内容「間口スパンに合わせて10トントラックの配車(L3m以上~でP台等)」は、例えば、倉庫における経済的な柱のスパンと、配車される車両の全幅とを考慮して、柱のスパン内に車両を配車させるための内容であり、経済合理性を高める内容といえる。
また、自動調整ルールは、例えばルールIDが「003」~「005」に対応するルール内容項目に記載されている内容である。具体的には、ルールID「003」のルール内容「スロープタイプ(1/2,1/3)の自動階高調整(有効梁下L4mを確保するため、L5mアップ)」は、例えば、倉庫内の棚を所定の段数積んだときの空間容積を確保し、かつフォークリフトで商品の積み下ろしができる空間を確保し、かつ所定の階数の倉庫に対して法規制を受けずに建設することができ、経済合理性を高める内容といえる。また、ルールID「004」のルール内容「トラックバースからAマス以上離し、背面の空スペースがBマス以内なら背面寄せする搬送用エレベータの自動配置(区画数に1つ以上)」は、例えば、車両に出し入れする商品を荷捌きするためのスペースを過不足なく適切に設定でき、機能性を高める内容といえる。また、適切な搬送用エレベータの自動配置をすることができ、経済合理性を高める内容といえる。また、ルールID「005」のルール内容「シングルランプは直径をL6m、ダブルランプは直径L7mとし、ブリッジ車路にて倉庫内へ入る」は、例えば、車両の交通を考慮して必要最低限の大きさのランプを備える倉庫を建設することができ、経済合理性を高める内容といえる。
[変更可否]には、例えば倉庫設計ルールの内容(例えば数値)を変更できるか否かのフラグが記憶されている。
取得部120は、他の装置から各種情報を取得する。取得部120は、取得した各種情報を記憶部110に記憶する。取得部120は、例えば、ユーザ端末200から計画範囲情報を取得する。計画範囲情報には、例えば、住所、緯度経度、地域名などに関する情報が含まれていてもよい。
また、取得部120は、例えば、ユーザ端末200から、倉庫形状情報、倉庫種別情報、テナント数情報、出入口情報及び接車タイプ情報のうち少なくともいずれかを取得してもよい。なお、取得部120は、モデル生成装置100の表示部へのユーザによる操作入力に基づき上記の各種情報を取得してもよいし、ユーザ端末200とは異なる他の装置(上記の所定のサーバであってもよい)から上記の各種情報を取得してもよい。以下、一例として、取得部120は、ユーザ端末200から、計画範囲情報、倉庫形状情報、倉庫種別情報、テナント数情報、出入口情報及び接車タイプ情報を取得することとして説明する。
また、取得部120は、例えば、所定のサーバ300から地理的情報を取得してもよい。所定のサーバ300とは、例えば、設計事務所のサーバ、建築ソフトウェア会社のサーバ、地方自治体または国などの公共機関が管理する建築法規関連サーバなどであってもよい。地理的情報には、例えば、敷地形状に関する情報、接道に関する情報又は隣接地に関する情報が含まれていてもよい。なお、モデル生成装置100は、所定のサーバ300から必要な情報を予め取得して、当該情報を記憶部110に記憶していてもよい。
条件特定部130は、例えば、取得部120で取得される各種情報に基づき、倉庫を設計するための条件(以下、「倉庫諸条件」という。)を特定する。倉庫諸条件とは、例えば、倉庫の計画範囲、倉庫の種別、倉庫内のテナント数、計画範囲への出入口、倉庫の接車タイプなどに関する条件である。
具体的には、条件特定部130は、例えば、計画範囲情報に基づき、倉庫の計画範囲を特定する。また、条件特定部130は、例えば、倉庫種別情報に基づき、倉庫の種別につき「BTS(ビルド・トゥ・スーツ型)」又は「マルチ(マルチテナント型)」を特定してもよい。「BTS」とは、特定の利用者にカスタマイズされる方式の倉庫である。「マルチ」とは、複数の利用者が倉庫を間借りする方式の倉庫である。また、条件特定部130は、例えば、テナント数情報に基づき、倉庫内のテナント数を特定してもよい。また、条件特定部130は、例えば、出入口情報に基づき、計画範囲における車両の出入口を特定してもよい。条件特定部130は、例えば、接車タイプ情報に基づき、倉庫の複数の接車タイプを特定してもよい。なお、条件特定部130は、計画範囲内において、倉庫の種別、接車タイプなどに基づき、倉庫を建築することが可能な範囲(例えば、地図上の地番を示す範囲から車両の通路を除外した範囲)を特定してもよい。以下、計画範囲を、倉庫本体を建築することが可能な敷地の範囲として説明する。
建築範囲設定部140は、例えば、倉庫の計画範囲内における、倉庫が建築条件を満たし得る範囲である建築範囲を設定する。建築条件とは、例えば、計画範囲に対応する用途地域の建蔽率に基づく建築面積および容積率(例えば、建蔽率60%および容積率300%)を含む条件である。また、建築条件には、例えば、傾斜規制、隣地斜線、日影規制、最高高さ規制などの条件が含まれていてもよい。ここで、建築範囲設定部140は、例えば、所定のデータベースを参照して、計画範囲の地番に対応する用途地域を特定する。所定のデータベースは、例えば、記憶部110に記憶されるデータベースであってもよいし、他の装置(例えば、上記の所定のサーバ300)に記憶されるデータベースであってもよい。
ここで、図4~図8を参照して、建築範囲を設定する方法について説明する。図4は、片面接車タイプにおける計画範囲内の基準線を示す図である。図5は、両面接車タイプにおける計画範囲内の基準線を示す図である。図6は、片面接車タイプにおける基準線、基準点及び建築範囲を示す図である。なお、建築範囲設定部140は、例えば、図6に示すように建築範囲を格子状に分けて表示する。以下、便宜上、格子状に区切られた計画範囲内の一つの閉範囲を「セル」という。セルは、例えば、平面的には正方形(例えば、10m×10m)であり、3次元的には立方体(例えば、10m×10m×10m)である。図7は、セルを除外して調整された建築範囲を示す図である。図8は、セルを追加して調整された建築範囲を示す図である。
まず、建築範囲設定部140は、例えば、計画範囲内において倉庫を建て得る面積が最も大きくなる範囲を設定する。計画範囲は、倉庫の接車タイプを考慮した範囲であることが望ましい。すなわち、計画範囲は、ユーザによって電子地図上に指定された範囲から、車両が倉庫に接車するためのバースの範囲を少なくとも除外した範囲であることが望ましい。
具体的には、図4に示すように、片面接車タイプの場合、計画範囲は、例えば、破線で示される範囲R11から、車両の通路に関する範囲R12を除外した、実線で示される範囲R13であってもよい。また、図5で示すように、両面接車タイプの場合、計画範囲は、例えば、破線で示される範囲R21から、車両の通路に関する範囲R22を除外した、実線で示される範囲R23(例えば、周囲に空地が設けられた範囲)であってもよい。これにより、倉庫を建築する適切な範囲を建築範囲として特定できる。以下では、一例として、図4の片面接車タイプについて説明する。
次に、建築範囲設定部140は、例えば、計画範囲内において基準線を設定してもよい。基準線は、例えば、計画範囲において建築範囲を最も大きく確保するための基準となる直線である。図4に示すように、基準線BL1は、例えば、計画範囲を構成する二つの辺の間を結ぶ直線のうち最も長くなる直線である。これにより、モデル生成装置100は、少ない情報処理量で最も大きくなる建築範囲を特定できる。
さらに、建築範囲設定部140は、例えば、基準線BL1に沿う所定の位置に基準点を設定してもよい。基準点は、例えば、計画範囲において矩形の建築範囲を比較的に大きく(例えば最も大きく)確保するための基準となる点である。具体的には、図4に示すように、建築範囲設定部140は、基準線BL1に沿う位置であって、基準線BL1と垂直に交わる仮想線が、計画範囲を構成する、基準線BL1の一端と交わる一方の辺(ここでは、図4の範囲R13の紙面上の左の辺)と接触しない位置を基準点BP1として設定してもよい。これにより、モデル生成装置100は、少ない情報処理量で最も大きくなる建築範囲を特定できる。
なお、建築範囲設定部140は、例えば、複数の基準点が設定され得る場合、当該基準点のうち、建築範囲の前面に空地が最も大きくとれる基準点を設定してもよい。換言すると、建築範囲設定部140は、例えば、面積が最も大きい建築範囲が複数ある場合、複数の建築範囲のうち、複数の建築範囲のそれぞれにおけるバースに相当する範囲に接する空地の面積が最も大きい建築範囲を設定してもよい。具体的には、建築範囲設定部140は、例えば、図4に示す基準線BL1に接する範囲(バースの前面に相当する空地)が最も大きくなる建築範囲を設定する。これにより、車両がバースに接続しやすくなる建築範囲を特定できる。
図6に示すように、建築範囲設定部140は、例えば、基準点BP1を起点として面積が最も大きくなる矩形の範囲RAを建築範囲として設定する。これにより、限られた範囲の土地において、法令で規制される要件を充たす最も大きな倉庫のモデルを生成できる。
ここで、建築範囲設定部140は、範囲RAに倉庫(例えば4階建て)を建てる場合、倉庫が建築条件(例えば、建蔽率および容積率)を充たすか否かを判定してもよい。具体的には、建築範囲設定部140は、例えば、倉庫が建築条件を充たす場合、範囲RAを建築範囲として設定する。一方、建築範囲設定部140は、例えば、倉庫が建築条件を充たさない場合、範囲RAを縮小させた範囲を建築範囲として設定する処理を実行してもよい。
この場合、図7に示すように、建築範囲設定部140は、例えば、基準線BL1と鉛直方向に沿って並ぶセルの列であって、基準点BP1から遠い方のセルの列から順に削除して、範囲EXが削除された矩形の範囲RAを建築範囲として設定してもよい。これにより、モデル生成装置100は、少ない情報処理量で、倉庫が建築条件を充たす矩形の建築範囲を設定できる。なお、建築範囲設定部140は、例えば、セルの列のうち端部のセルから順に削除してもよい。これにより、モデル生成装置100は、少ない情報処理量で、倉庫が建築条件を充たす建築範囲を設定できる。
さらに、建築範囲設定部140は、例えば、図7に示す矩形の範囲RAに対して、建築条件を充たす範囲において、セルを追加して範囲RAを拡張して建築範囲を設定してもよい。
具体的には、図8に示すように、建築範囲設定部140は、例えば、建築条件を充たす範囲において、計画範囲R13における拡大可能な範囲に接する範囲RAの端辺にセルを追加して建築範囲を設定してもよい。なお、建築範囲設定部140は、例えば、範囲RAの基準線BL1と鉛直方向にセルを追加してもよいし、基準線BL1に沿ってセルを追加してもよいし、範囲RAを挟んで基準線BL1と反対側の範囲にセルを追加してもよく、セルの追加の方法は限定されない。これにより、モデル生成装置100は、少ない情報処理量で、倉庫が建築条件を充たす、より広い建築範囲を設定できる。
なお、上記において、建築範囲設定部140は、セルの列を削除することで範囲RAを縮小して建築範囲を設定し、セルを追加することで範囲RAを拡大して建築範囲を設定することとして説明したが、これに限定されない。建築範囲設定部140は、例えば、範囲RAの外縁を示すラインに対するユーザの操作入力に基づき、範囲RAを縮小又は拡大させてもよい。具体的には、建築範囲設定部140は、ユーザ端末200の表示部に表示されるポインタを範囲RAの外縁を示すラインに合わせてドラッグして移動させるユーザの操作入力に関する情報に基づき、当該ラインを外縁の内側又は外側に移動させて、範囲RAを縮小又は拡大させてもよい。
概略モデル生成部150は、例えば、設定された建築範囲に、建築条件を充たす複数の倉庫の概略デルを生成する。概略モデルとは、例えば、建蔽率に基づく建築面積、容積率、傾斜規制、隣地斜線、日影規制、最高高さ規制などの条件を充たすモデルである。
具体的には、まず、概略モデル生成部150は、例えば、倉庫のボリューム感を視覚的に確認可能なモデルであって、複数のブロックを積み上げたような外形表示モデルを生成する。次に、概略モデル生成部150は、例えば、外形表示モデルにつき、傾斜規制、隣地斜線、日影規制、最高高さ規制などを考慮して、高さを調整するとともに屋根や外壁を付けて、倉庫の概略モデルを生成する。
ルール適合モデル生成部160は、例えば、倉庫の概略モデルに、倉庫設計ルールを適用することで、経済合理性を有する倉庫のモデルであるルール適合モデルを生成する。ルール適合モデル生成部160は、例えば、概略モデルに倉庫種別情報や接車タイプ情報が適用されたモデルについて合理性ルールに適合するモデルか否かを判定する処理(以下、「モデル判定処理」という。)と、自動調整ルールを自動的に概略モデルに反映する処理(以下、「自動調整処理」という。)とを実行してもよい。なお、ルール適合モデル生成部160は、自動調整処理が実行された概略モデルに対してモデル判定処理を実行してもよい。
モデル判定処理では、例えば、倉庫設計ルール情報D111を参照して合理性ルールに適合するモデルか否かが判定される。図9は、概略モデルの一部を平面的に切り出した図であって、モデル判定処理を実行した結果、NGと判定された図である。図9に示すように、モデル判定処理では、例えば、合理性ルールに「スロープSLを配置する際には5マスの奥行が必要である。」(図3には不図示)が設定されている場合、図9に示すモデルは奥行きが3マスであるため「NG」と判定される。これにより、簡易な処理によって倉庫設計ルールに適合するルール適合モデルを選別できるため、迅速にユーザに対してルール適合モデルを提供できる。
自動調整処置では、例えば、倉庫設計ルール情報D111を参照して自動調整ルールを倉庫の概略モデルに適用してルール適合モデルが生成される。例えば、自動調整処理では、倉庫設計ルール情報D111のルールID「003」~「005」のルール内容を、倉庫の概略モデルを生成するときに適用する。なお、自動調整処理では、合理性ルールに適合すると判定されたモデルに対して自動調整ルールを適用してルール適合モデルを生成してもよい。
図10、図11、図12を参照して、ルール適合モデル生成部160で生成されるルール適合モデルを概略的に区分した複数のパターンについて説明する。図10は、ルール適合モデル生成部160によって生成されるモデルを区分した概略のパターンを示す図である。図11は、複数のルール適合モデルのうちスロープタイプの一例を透過的に平面視した図である。図12は、複数のルール適合モデルのうちスロープタイプの一例を示す図である。
図10(A)に示すように、ルール適合モデル生成部160は、例えば、スロープタイプの倉庫について、接車タイプ(例えば、片面、両面、センターなど)、サブタイプ(例えば、水平、垂直など)、スロープの種別(例えば、1_2や1_3など)、スロープの取付位置(例えば、左右、側面、前面など)、スロープの形状のパターンを組み合わせて、複数のルール適合モデルを生成する。
図10(B)に示すように、ルール適合モデル生成部160は、例えば、ランプタイプの倉庫について、接車タイプ(例えば、片面、両面、センターなど)、サブタイプ(例えば、水平、垂直など)、ランプやスロープの種別(例えば、シングル、ダブルなど)、ランプの取付位置(例えば、左右、側面、前面、建築範囲の調整方法(側面全体を削るなど)など)のパターンを組み合わせて、複数のルール適合モデルを生成する。
具体的には、図11、図12に示すように、ルール適合モデル生成部160は、図10(A)に示すパターンのうち、接車タイプが「片面」であり、スロープタイプが「1_2」であり、設置位置が(紙面上の)「基準側(基準線BL1の側)」「右」「側面」であり、スロープ形状がタイプ(1)である倉庫のルール適合モデルを生成することができる。
このように、ルール適合モデル生成部160は、例えば、経済合理性を考慮した倉庫設計ルールを適用することによって、経済合理性を有する複数の倉庫のモデルを簡易に生成することができる。
送信部170は、例えば、他の装置に各種情報を送信する。送信部170は、例えば、生成された複数のルール適合モデルに関する情報(以下、「ルール適合モデル情報」という。)をユーザ端末200に送信する。
以上より、モデル生成装置100は、ユーザによる簡易な操作入力によって、ユーザに経済合理性を有する複数の倉庫のモデルを提供できる。
<<ユーザ端末200>>
図2に戻り、ユーザ端末200の機能構成について説明する。ユーザ端末200は、例えば、モデル生成装置100から取得した各種情報を表示部に表示させる。
ユーザ端末200は、例えば、記憶部210と、取得部220と、送信部230と、表示処理部240との機能部を含む。記憶部210は、例えば各種情報を記憶する。取得部220は、例えば各種情報をモデル生成装置100又は他の装置から取得する。送信部230は、例えば各種情報をモデル生成装置100に送信する。表示処理部240は、例えば、取得した各種情報を表示部に表示させる。
なお、設計システム10では、例えば、ユーザ端末200がモデル生成装置100の一部の機能を備えていてもよい。
<<処理>>
図13を参照して、設計システム10の実行される処理の手順について説明する。図13は、設計システム10により実行される処理のフローチャートである。
まず、ステップS100において、ユーザ端末200は、例えば、ユーザの操作入力を受け付けて、計画範囲情報、倉庫形状情報、倉庫種別情報、テナント数情報、出入口情報、及び接車タイプ情報(以下、「倉庫情報」という。)を、モデル生成装置100に送信する。
ステップS101において、モデル生成装置100は、例えば、計画範囲情報(例えば、地番に関する情報を含む)を所定のサーバ300に送信する。
ステップS102において、モデル生成装置100は、例えば、地理的情報(例えば、建蔽率や容積率に関する情報を含む)を所定のサーバ300から取得する。
ステップS103において、モデル生成装置100は、例えば、倉庫諸条件(例えば、倉庫の計画範囲、車両の出入口、接車タイプに関する事項を含む)を特定する。
ステップS104において、モデル生成装置100は、例えば、地理的情報に基づき建築条件(例えば、建蔽率に基づく建築面積、容積率、傾斜規制、日影規制など)を特定する。
ステップS105において、モデル生成装置100は、例えば、計画範囲内に基準線BL1及び基準点BP1(図4を参照)を設定する。
ステップS106において、モデル生成装置100は、例えば、基準点BP1に基づき、計画範囲内で最も面積が大きくなる範囲RA(図6を参照)を設定する。モデル生成装置100は、例えば、範囲RAに建てられる倉庫が建築条件を充たす場合、当該範囲RAを建築範囲として設定する。モデル生成装置100は、例えば、範囲RAに建てられる倉庫が建築条件を充たさない場合、当該範囲RAを縮小して範囲RAが建築条件を充たすように調整する(図7を参照)。
ステップS107において、モデル生成装置100は、例えば、倉庫設計ルールのうち自動調整ルール(例えば、図3のルールID「003」~「005」)を適用して複数の倉庫の概略モデルを生成する。
ステップS108において、モデル生成装置100は、例えば、複数の倉庫の概略モデルのそれぞれについて、倉庫設計ルールのうち合理性ルール(例えば、図3のルールID「001」、「002」)に適合するか否かを判定する。
ステップS109(ステップS108:NO)において、モデル生成装置100は、例えば、該当する倉庫の概略モデルを除外する(図9を参照)。
ステップS110(ステップS108:YES)において、モデル生成装置100は、例えば、該当する倉庫の概略モデルをルール適合モデルとして採用する。
ステップS111において、モデル生成装置100は、例えば、全ての概略モデルに合理性ルールによって判定されたかを判定する。全ての概略モデルが判定されていない場合(ステップS111:NO)、ステップS108から処理を繰り返す。
ステップS112(ステップS111:YES)において、モデル生成装置100は、例えば、経済合理性を有する倉庫のルール適合モデル(図10の一覧表を参照)を記憶部110に記憶し、ルール適合モデル情報をユーザ端末200に送信する。
ステップS113において、ユーザ端末200は、例えば、ルール適合モデルを表示部に表示する。
===変形例===
<<第1の変形例>>
記憶部110は、オプション情報D112をさらに含んでいてもよい。図14を参照して、オプション情報D112について説明する。図14は、オプション情報D112を示す図である。図14に示すように、オプション情報D112は、例えば、[オプションID]、[オプション内容]の項目を含んでいてもよい。[オプションID]には、例えばオプションを一意に特定可能なオプションIDが記憶される。[オプション内容]には、例えばオプションの内容が記憶される。オプションは、例えば、ルール適合モデルに対して、倉庫の付帯させる設備に関する内容、倉庫の設計内容を調整することに関する内容である。
ルール適合モデル生成部160は、オプション情報D112を参照して、ルール適合モデルにオプションの内容を反映して、モデルを生成する。これにより、利用者にとってより利用しやすい倉庫のモデルを生成することができる。
<<第2の変形例>>
建築範囲設定部140は、例えば、地図を平面視したときの建築範囲に対して、所定の面積である矩形の範囲ごとに、防火区画を示すラインを生成してもよい。図15を参照して、建築範囲に設定される防火区画について説明する。図15は、建築範囲に防火区画を示すラインが設定された図である。
図15に示すように、建築範囲設定部140は、例えば、矩形の建築範囲に対して3セル×3セルの大きさの矩形の範囲ごとに、識別可能な防火区画ラインBLを設定する。なお、防火区画の大きさは、3セル×3セルに限定されず、ユーザによって任意に設定され得る。これにより、簡易な方法によって、適切な位置に防火区画を設定できるため、倉庫の設計者の利便性を向上できる。
<<第3の変形例>>
上記において、建築範囲設定部140は、倉庫が建築条件を充たさない場合、範囲RAをセルの削除によって縮小させることで、倉庫が建築条件を充たす建築範囲を設定することして説明したが、これに限定されない。図16を参照して、倉庫が建築条件を充たさない場合、範囲RAを縮小させて建築範囲を設定する変形例について説明する。図16は、範囲RAの一部を拡大して切り出したものであって、範囲RAを縮小させる一例を示す図である。図16では、例えばX軸を基準線BL1(不図示)に沿う方向に延びる軸とし、Y軸をX軸に直交する方向に延びる軸とする。以下、X軸に沿う方向を「X軸方向」といい、Y軸に沿う方向を「Y軸方向」という。
図16に示すように、建築範囲設定部140は、例えば、X軸方向の端部のセルC2のX軸に沿う幅を小さくしてもよい(ここでは、W1mmからW2mmに狭める)。また、建築範囲設定部140は、例えば、Y軸方向の端部のセルC4のY軸に沿う幅を小さくしてもよい(ここでは、W3mmからW4mmに狭める)。すなわち、建築範囲設定部140は、例えば、X軸方向の端部のセルのX軸に沿う方向の幅、又はY軸方向の端部のセルのY軸に沿う方向の幅の少なくともいずれかを小さくすることができる。これにより、モデル生成装置100は、矩形の建築範囲の大きさを微調整することによって、建築条件を充たす建築範囲を設定することができるため、可能な範囲で大きな倉庫のモデルを生成できる。
<<第4の変形例>>
建築範囲設定部140は、例えば、建築範囲に倉庫の利用者の事務所が設けられる範囲(以下、「事務所範囲」という。)を設定してもよい。事務所範囲は、例えば、ユーザが任意に設定してもよいし、倉庫設計ルールに基づいて設定されてもよい。また、建築範囲設定部140は、例えば、設定された事務所範囲が所定の面積以下の場合、建築範囲内で事務所範囲を拡大してもよい。一方、建築範囲設定部140は、例えば、設定された事務所範囲が所定の面積よりも大きい場合、事務所範囲を小さくしてもよい。これにより、簡易な方法によって、モデルに、適切な位置及び大きさの事務所を配置できる。
<<第5の変形例>>
ルール適合モデル生成部160は、例えば、ユーザの操作入力によって設定される、計画範囲の接道に対して倉庫の入口となる位置に基づき、計画範囲に含まれる範囲において、建築範囲の長手方向に沿って車両が通行するための車路を生成してもよい。これにより、簡易な方法によってモデルに車路を適切に配置できる。
===ハードウェア構成===
図17を参照して、モデル生成装置100及びユーザ端末200の物理的構成について説明する。図17は、コンピュータのハードウェア構成の一例を示す図である。なお、ユーザ端末200の物理的構成は、モデル生成装置100の物理的構成と同様であるとして、その説明を省略する。
モデル生成装置100は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置であればどのような装置であってもよい。モデル生成装置100は、限定でなく例として、クラウドコンピュータ、サーバコンピュータ、パーソナルコンピュータ(限定でなく例として、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA、電子メールクライアントなど)、あるいは他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。
ユーザ端末200は、各実施形態において記載する機能を実現できる情報処理装置(コンピュータ)であればどのような情報処理装置であってもよい。ユーザ端末200は、限定ではなく例として、スマートフォン、携帯電話(フィーチャーフォン)、パーソナルコンピュータ(例えば、デスクトップ、ラップトップ、タブレットなど)、メディアコンピュータプラットホーム(例えば、ケーブル、衛星セットトップボックス、デジタルビデオレコーダ)、ハンドヘルドコンピュータデバイス(例えば、PDA(Personal Digital Assistant)、電子メールクライアントなど)、ウェアラブル端末(メガネ型デバイス、時計型デバイスなど)、他種のコンピュータ、またはコミュニケーションプラットホームを含む。また、ユーザ端末200は情報処理装置と表現されてもよい。
モデル生成装置100は、演算部に相当するCPU(Central Processing Unit)100aと、記憶部に相当するRAM(Random Access Memory)100bと、記憶部に相当するROM(Read Only Memory)100cと、通信部100dと、入力部100eと、表示部100fと、を有する。これらの各構成は、バスを介して相互にデータ送受信可能に接続される。
なお、本例ではモデル生成装置100が一台のコンピュータで構成される場合について説明するが、モデル生成装置100は、複数のコンピュータが組み合わされて実現されてもよい。
また、モデル生成装置100および/またはユーザ端末200における処理の少なくとも一部は、1以上のコンピュータ(例えば、1以上のコンピュータにより構成されるクラウドコンピューティング)により実現されていてもよいし、そうでなくてもよい。また、図1で示す構成は一例であり、モデル生成装置100はこれら以外の構成を有してもよいし、これらの構成のうち一部を有さなくてもよい。
また、モデル生成装置100における処理の少なくとも一部を、ユーザ端末200により行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。この場合、モデル生成装置100の演算部の各機能部の処理のうち少なくとも一部の処理を、ユーザ端末200で行う構成としてもよいし、そうでなくてもよい。
CPU100aは、RAM100b又はROM100cに記憶されたプログラムの実行に関する制御やデータの演算、加工を行う制御部である。CPU100aは、建造物に生じているクラックの幅を特定するプログラム(クラック測定プログラム)を実行する演算部である。CPU100aは、入力部100eや通信部100dから種々のデータを受け取り、データの演算結果を表示部100fに表示したり、RAM100bに格納したりする。
RAM100bは、記憶装置のうちデータの書き換えが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。RAM100bは、CPU100aが実行するプログラム、各種画像といったデータを記憶してよい。なお、これらは例示であって、RAM100bには、これら以外のデータが記憶されていてもよいし、これらの一部が記憶されていなくてもよい。
ROM100cは、記憶部のうちデータの読み出しが可能なものであり、例えば半導体記憶素子で構成されてよい。ROM100cは、例えばクラック測定プログラムや、書き換えが行われないデータを記憶してよい。
通信部100dは、モデル生成装置100を他の機器に接続するインターフェースである。通信部100dは、インターネット等の通信ネットワークNに接続されてよい。
入力部100eは、ユーザからデータの入力を受け付けるものであり、例えば、キーボード及びタッチパネルを含んでよい。
表示部100fは、CPU100aによる演算結果を視覚的に表示するものであり、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)により構成されてよい。表示部100fは、各種画像を表示したり、特定されたクラックの幅を表示したりしてよい。
プログラムは、RAM100bやROM100c等のコンピュータによって読み取り可能な記憶媒体に記憶されて提供されてもよいし、通信部100dにより接続される通信ネットワークを介して提供されてもよい。モデル生成装置100では、CPU100aがクラック測定プログラムを実行することにより、図2に示す機能部の処理が実現される。なお、これらの物理的な構成は例示であって、必ずしも独立した構成でなくてもよい。例えば、モデル生成装置100は、CPU100aとRAM100bやROM100cが一体化したLSI(Large-Scale Integration)を備えていてもよい。
===まとめ===
設計システム10は、ユーザの操作入力に基づき特定される地図上の計画範囲に含まれる範囲であって、計画範囲内に建築され得る所定の階数の倉庫が、計画範囲に対応する用途地域の建蔽率および容積率を含む建築条件を充たす範囲である建築範囲を設定する建築範囲設定部140と、建築範囲内に倉庫のモデルを生成するための倉庫設計ルールであって、商品を運搬する車両における計画範囲内の交通に関する倉庫設計ルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫設計ルールのうちの少なくともいずれかを含む倉庫設計ルールに基づいて、建築範囲内に建築され得る、倉庫設計ルールに適合する複数のパターンの倉庫のモデルである複数のルール適合モデルを生成するルール適合モデル生成部160(モデル生成部)と、を備える。これにより、設計システム10は、適切な複数の倉庫のモデルを設計することができる。
また、設計システム10のルール適合モデル生成部160(モデル生成部)は、建築範囲に含まれる範囲に建築し得る複数のパターンの倉庫のモデルのそれぞれに基づいて、倉庫設計ルールに適合するモデルである複数のルール適合モデルを生成する。これにより、設計システム10は、簡易な処理によって倉庫設計ルールに適合するルール適合モデルを選別できるため、迅速にユーザに対してルール適合モデルを提供できる。
また、設計システム10の建築範囲設定部140は、地図を平面視したときに矩形形状であり、計画範囲内において面積が最も大きくなる範囲であって、建築条件を充たす範囲を建築範囲として設定する。これにより、設計システム10は、計画範囲内において最も大きな倉庫のモデルを簡易な処理によって生成することができる。
また、設計システム10の建築範囲設定部140は、面積が最も大きくなる範囲に建築し得る倉庫の建築面積および容積率と、用途地域の建蔽率に基づく建築面積および容積率と、を比較して、当該倉庫の建築面積および容積率が用途地域の建蔽率に基づく建築面積および容積率よりも小さい場合、当該倉庫の建築面積および容積率を拡大させるように、面積が最も大きくなる範囲を、計画範囲内で拡大させる。これにより、設計システム10は、少ない情報処理量で、倉庫が建築条件を充たす、より広い建築範囲を設定できる。
また、設計システム10の建築範囲設定部140は、計画範囲内において面積が最も大きくなる建築範囲が複数ある場合、複数の建築範囲のうち、複数の建築範囲のそれぞれにおけるバースに相当する範囲に接する空地の面積が最も大きい建築範囲を設定する。これにより、設計システム10は、車両がバースに接続しやすくなる建築範囲を特定できるため、経済合理性を有する倉庫のモデルを生成できる。
また、設計システム10の建築範囲設定部140は、地図を平面視したときの建築範囲に対して、所定の面積である矩形形状の範囲ごとに、防火区画を示すラインを生成する。これにより、設計システム10は、簡易な方法によって、適切な位置に防火区画を設定できるため、倉庫の設計者の利便性を向上できる。
以上説明した実施形態は、本発明の理解を容易にするためのものであり、本発明を限定して解釈するためのものではない。実施形態が備える各要素並びにその配置、材料、条件、形状及びサイズ等は、例示したものに限定されるわけではなく適宜変更することができる。また、異なる実施形態で示した構成同士を部分的に置換し又は組み合わせることが可能である。
10…設計システム、100…モデル生成装置、110…記憶部、120…取得部、130…条件特定部、140…建築範囲設定部、150…概略モデル生成部、160…ルール適合モデル生成部、170…送信部、200…ユーザ端末。

Claims (8)

  1. ユーザの操作入力に基づき特定される地図上の範から倉庫のタイプに応じた車両の通路に関する範囲を除外した範囲である計画範囲を設定し、当該計画範囲に含まれる範囲である建築範囲であって、前記計画範囲内に建築され得る所定の階数の前記倉庫が、前記計画範囲に対応する用途地域の建蔽率および容積率を含む建築条件を充たす前記建築範囲を設定する建築範囲設定部と、
    前記建築範囲内に前記倉庫のモデルを生成するための倉庫設計ルールであって、商品を運搬する車両における前記計画範囲内の交通に関する倉庫設計ルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫設計ルールのうちの少なくともいずれかを含む倉庫設計ルールに基づいて、前記建築範囲内に建築され得る、前記倉庫設計ルールに適合する複数のパターンの倉庫のモデルである複数のルール適合モデルを生成するモデル生成部と、
    を備える情報処理システム。
  2. 前記モデル生成部は、前記建築範囲に含まれる範囲に建築し得る複数のパターンの倉庫のモデルのそれぞれに基づいて、前記倉庫設計ルールに適合するモデルである前記複数のルール適合モデルを生成する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  3. 前記建築範囲設定部は、前記地図を平面視したときに矩形形状であり、前記計画範囲内において面積が最も大きくなる範囲であって、前記建築条件を充たす範囲を前記建築範囲として設定する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  4. 前記建築範囲設定部は、前記面積が最も大きくなる範囲に建築し得る倉庫の建築面積および容積率と、前記用途地域の建蔽率に基づく建築面積および容積率と、を比較して、当該倉庫の建築面積および容積率が前記用途地域の建蔽率に基づく建築面積および容積率よりも小さい場合、当該倉庫の建築面積および容積率を拡大させるように、前記面積が最も大きくなる範囲を、前記計画範囲内で拡大させる、
    請求項に記載の情報処理システム。
  5. 前記建築範囲設定部は、前記地図を平面視したときの前記建築範囲に対して、所定の面積である矩形形状の範囲ごとに、防火区画を示すラインを生成する、
    請求項1に記載の情報処理システム。
  6. ユーザの操作入力に基づき特定される地図上の計画範囲に含まれる範囲である建築範囲であって、前記計画範囲内に建築され得る所定の階数の倉庫が、前記計画範囲に対応する用途地域の建蔽率および容積率を含む建築条件を充たす前記建築範囲を設定する建築範囲設定部と、
    前記建築範囲内に前記倉庫のモデルを生成するための倉庫設計ルールであって、商品を運搬する車両における前記計画範囲内の交通に関する倉庫設計ルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫設計ルールのうちの少なくともいずれかを含む倉庫設計ルールに基づいて、前記建築範囲内に建築され得る、前記倉庫設計ルールに適合する複数のパターンの倉庫のモデルである複数のルール適合モデルを生成するモデル生成部と、
    を備え、
    前記建築範囲設定部は、
    前記地図を平面視したときに矩形形状であり、前記計画範囲内において面積が最も大きくなる範囲であって、前記建築条件を充たす範囲を前記建築範囲として設定し、
    前記計画範囲内において面積が最も大きくなる前記建築範囲が複数ある場合、複数の建築範囲のうち、前記複数の建築範囲のそれぞれにおけるバースに相当する範囲に接する空地の面積が最も大きい建築範囲を設定する、
    報処理システム。
  7. コンピュータが、
    ユーザの操作入力に基づき特定される地図上の範から倉庫のタイプに応じた車両の通路に関する範囲を除外した範囲である計画範囲を設定し、当該計画範囲に含まれる範囲である建築範囲であって、前記計画範囲内に建築され得る所定の階数の前記倉庫が、前記計画範囲に対応する用途地域の建蔽率および容積率を含む建築条件を充たす前記建築範囲を設定することと、
    前記建築範囲内に前記倉庫のモデルを生成するための倉庫設計ルールであって、商品を運搬する車両における前記計画範囲内の交通に関する倉庫設計ルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫設計ルールのうちの少なくともいずれかを含む倉庫設計ルールに基づいて、前記建築範囲内に建築され得る、前記倉庫設計ルールに適合する複数のパターンの倉庫のモデルである複数のルール適合モデルを生成することと、
    を実行する情報処理方法。
  8. コンピュータに、
    ユーザの操作入力に基づき特定される地図上の範から倉庫のタイプに応じた車両の通路に関する範囲を除外した範囲である計画範囲を設定し、当該計画範囲に含まれる範囲である建築範囲であって、前記計画範囲内に建築され得る所定の階数の前記倉庫が、前記計画範囲に対応する用途地域の建蔽率および容積率を含む建築条件を充たす前記建築範囲を設定することと、
    前記建築範囲内に前記倉庫のモデルを生成するための倉庫設計ルールであって、商品を運搬する車両における前記計画範囲内の交通に関する倉庫設計ルール、又は車両で運搬される商品を車両と倉庫との間で出入庫することに関する倉庫設計ルールのうちの少なくともいずれかを含む倉庫設計ルールに基づいて、前記建築範囲内に建築され得る、前記倉庫設計ルールに適合する複数のパターンの倉庫のモデルである複数のルール適合モデルを生成することと、
    を実行させるプログラム。
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