JP7337423B1 - サーバー装置、チップ管理方法、チップ管理プログラムおよびプログラム - Google Patents

サーバー装置、チップ管理方法、チップ管理プログラムおよびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】譲受者に簡便かつ確実に希望額相当のチップを受け渡す技術を提供する。【解決手段】サーバー装置であって、チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理部と、チップ額に応じて譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済部と、決済に成功するとチップ額に応じた所定のチップポイントを発行して譲受者に付与するポイント発行部とを備える。【選択図】図1

Description

本発明は、サーバー装置、チップ管理方法、チップ管理プログラムおよびプログラムに関するものである。
特許文献1には、「商品の注文情報、及び、寄付対象者への寄付金額を入力する入力手段と、前記入力手段により入力された全顧客の前記寄付金額を集計し、前記寄付対象者への合計寄付金額を算出する合計寄付金額算出手段と、前記入力手段により入力された前記注文情報に基づき算出された注文金額と、前記入力手段により入力された前記寄付金額とを合計した顧客別の合計支払金額を算出する合計支払金額算出手段とを備える」オーダーシステムが記載されている。
特開2013-004011号公報
上記技術は、観客が、演者の芸等を観て演者への「おひねり」を、注文入力端末を用いて観客自ら設定した金額分だけ授与する(最終的な精算時に他の料金とともに支払いを行う)ことができるとともに、演者が、芸等の評価に相応しい金額の「おひねり」を得ることができる。しかし、該技術では、観客は「おひねり」をオーダーシステムを経由することで間接的に支払うものであるため、直接的に演者等に希望額を渡すことはできない。
本発明の目的は、譲受者に簡便かつ確実に希望額相当のチップを受け渡す技術を提供することにある。
本願は、上記課題の少なくとも一部を解決する手段を複数含んでいるが、その例を挙げるならば、以下のとおりである。本発明の一態様に係るサーバー装置は、チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理部と、前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済部と、前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行部と、を備えることを特徴とする。
また、上記のサーバー装置において、前記譲受者を特定する情報を前記譲渡者から受け付けると、前記譲渡者に対応付けられた保留リストに譲受候補者として登録する保留管理部を備え、前記保留管理部は、前記譲渡者からの要求に応じて、前記保留リストに登録されている前記譲受候補者のうち、所定の期間内に登録された譲受候補者を、前記譲渡者に提示するものであってもよい。
また、上記のサーバー装置において、前記譲渡履歴管理部は、前記保留管理部が提示した前記譲受候補者のうち、前記譲渡者により選択された前記譲受候補者を、前記チップの譲受者として受け付けるものであってもよい。
また、上記のサーバー装置において、前記譲渡履歴管理部は、前記ポイント発行部が前記譲受者に前記チップポイントを発行した日時を含む情報を前記譲渡者ごとに譲渡履歴として記録し、前記譲渡者からの要求に応じて、前記譲渡履歴に記録されている前記譲受者のうち、前記チップポイントの付与から所定の期間が経過した譲受者を、チップ譲渡可能な譲受候補者として前記譲渡者に提示し、提示した該譲受候補者のうち、前記譲渡者により選択された前記譲受候補者を、前記チップの譲受者として受け付けるものであってもよい。
また、上記のサーバー装置において、前記譲渡履歴管理部は、前記ポイント発行部が前記譲受者に前記チップポイントを発行した日時を含む情報を前記譲渡者ごとに譲渡履歴として記録し、前記譲渡者が譲渡した前記チップポイントの総額と、前記譲受者の延べ人数と、を前記譲渡者に提示するものであってもよい。
また、上記のサーバー装置において、前記ポイント発行部が前記譲受者に前記チップポイントを発行した日時を含む情報を前記譲受者ごとにチップリストとして記録し、前記譲渡者から譲渡された前記チップポイントと、前記譲渡者の延べ人数と、を前記譲受者に提示する譲受履歴管理部を備えるものであってもよい。
また、上記のサーバー装置において、前記譲受履歴管理部は、前記チップ内容に所定の属性情報が含まれる前記譲渡者に対して所定のメッセージを送信するための操作子を関連付けて前記チップリストとして前記譲受者に提示するものであってもよい。
また、上記のサーバー装置において、前記チップ内容に、前記チップ額に付帯する付帯チップ額が含まれる場合、前記決済部は、前記チップ額および前記付帯チップ額に応じて前記譲渡者の口座から前記所定の口座への送金を行い、前記ポイント発行部は、前記送金に成功すると前記チップ額および前記付帯チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するものであってもよい。
また、上記のサーバー装置において、前記チップ額は、無料である場合を含むものであってもよい。
また、上記のサーバー装置において、前記チップ内容に、前記チップ額に付帯するギフト情報が含まれる場合、前記送金に成功すると前記ギフトの内容に応じた所定のギフトコンテンツを発行して前記譲受者に付与するギフト処理部を備えるものであってもよい。
また、上記のサーバー装置において、前記決済部は、前記ギフトの内容に応じて前記チップ額を増加させて前記送金を行うものであってもよい。
また、本発明の別の態様に係るチップ管理方法は、サーバー装置を用いたチップ管理方法であって、前記サーバー装置は、チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、を実施することを特徴とする。
また、本発明の別の態様に係るチップ管理プログラムは、サーバー装置を用いてチップを管理するチップ管理プログラムであって、前記サーバー装置の処理部に対して、チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、を実施させることを特徴とする。
また、本発明の別の態様に係るプログラムは、撮像部と、処理部と、通信部と、を備える端末のプログラムであって、前記撮像部にチップの譲受者を示すコード情報を読み取らせる読取手順と、前記処理部に、前記コード情報を用いて前記チップの譲受者を特定させ、チップ額の入力を受け付けさせ、少なくとも前記譲受者と、前記チップ額とを含むチップ内容を構成させる処理手順と、前記通信部に所定のサーバー装置へ前記チップ内容を送信させる送信手順と、を実施させることを特徴とする。
本発明によると、譲受者に簡便かつ確実に希望額相当のチップを受け渡す技術を提供することができる。
上記した以外の課題、構成および効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
実施形態に係るチップシステムの構成図である。 保留リスト記憶部のデータ構造例を示す図である。 譲渡履歴記憶部のデータ構造例を示す図である。 チップリスト記憶部のデータ構造例を示す図である。 ギフト記憶部のデータ構造例を示す図である。 チップサーバーのハードウェア構成例を示す図である。 画面フローの例を示す図である。 チップ支払処理フローの例を示す図である。 保留リストからのチップ支払処理フローの例を示す図である。 譲渡履歴からのチップ支払処理フローの例を示す図である。 保留リスト画面および譲渡履歴画面の例を示す図である。 チップリストからの返礼処理フローの例を示す図である。 チップリスト画面の例を示す図である。
以下に、本発明の一態様に係る実施形態を適用したチップシステム1について、図面を参照して説明する。以下の実施の形態においては便宜上その必要があるときは、複数のセクションまたは実施の形態に分割して説明するが、特に明示した場合を除き、それらはお互いに無関係なものではなく、一方は他方の一部または全部の変形例、詳細、補足説明等の関係にある。
また、以下の実施の形態において、要素の数等(個数、数値、量、範囲等を含む)に言及する場合、特に明示した場合および原理的に明らかに特定の数に限定される場合等を除き、その特定の数に限定されるものではなく、特定の数以上でも以下でもよい。
さらに、以下の実施の形態において、その構成要素(要素ステップ等も含む)は、特に明示した場合および原理的に明らかに必須であると考えられる場合等を除き、必ずしも必須のものではないことは言うまでもない。
同様に、以下の実施の形態において、構成要素等の形状、位置関係等に言及するときは特に明示した場合および原理的に明らかにそうではないと考えられる場合等を除き、実質的にその形状等に近似または類似するもの等を含むものとする。このことは、上記数値および範囲についても同様である。
また、実施の形態を説明するための全図において、同一の部材には原則として同一の符号を付し、その繰り返しの説明は省略する。
従来、日本でも高級レストランにはサービスチャージが存在しており、旅館などでも「心づけ」という考え方のチップが存在する。しかし、それはあくまでもレストランや旅館などの施設、スタッフ全員に対して支払われるものであり、スタッフ個人にチップを直接渡す行為はあまりない。チップに相当するものは、日本では基本的には施設や部署で取りまとめて、所属するスタッフ全員へ分配するのが一般的である。一方で、海外に目を向けると、チップはあくまでもお客様がスタッフ個人のサービスに対しての評価として渡しているケースが多い。なかには、チップが給与の大半を占めていたり、チップ収入を前提とする給与体系を採用していたり、チップによって生計を立てているスタッフが多い国もある。
より良いサービスを行ったスタッフが金銭的な優遇を受けることはスタッフの労働意欲の向上や待遇改善につながる。また、その優遇内容が旅行等、スタッフ自身がサービスを受ける経験につながるものであれば、当該スタッフの将来的なスキル向上にも役立つ。
そこで、本発明に係る実施形態では、チップの譲渡者(お客様)がチップの譲受者(スタッフ)に対して受け渡すチップの額を指定できること、受け渡すチップは旅行等に用いることができること、チップの受け渡しは短い時間で簡単な手続により実現可能であること、チップの受け渡しを記録しておき、チップの透明性を確保すること、等を実現すべく、チップシステム1を利用するものとする。
図1は、本実施形態に係るチップシステム1の構成図である。チップシステム1では、チップを支払う譲渡者がチップサーバー100と、通信路50を介してチップサーバー100と通信可能に接続された譲渡側端末200と、を利用する。また、チップを受け取る譲受者がチップサーバー100と、通信路50を介してチップサーバー100と通信可能に接続された譲受側端末300と、を利用する。
例えば、チップサーバー100としては、インターネットを介して接続されるクラウドコンピュータや、チップサーバーの所有者が管理するサーバー装置等を用いるようにしてもよい。譲渡側端末200および譲受側端末300としては、譲渡者および譲受者のスマートフォン端末を用いるようにしてもよい。さらには、これに限られず、利用者のスマートウォッチ等のウェアラブル装置を譲渡側端末200および譲受側端末300として用いるようにしてもよい。なお、譲渡者、譲受者は一回のチップ支払で担う役割のことであり、譲渡者は他の場面では譲受者となり得るし、その逆に譲受者は譲渡者ともなり得る。
なお、チップサーバー100と譲渡側端末200および譲受側端末300が通信する際には、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)、インターネット、携帯電話網等、Bluetooth(登録商標)等の近距離無線通信あるいはこれらが複合した通信網である通信路50を介して接続される。なお、当該通信路50は、携帯電話通信網等の無線通信網上のVPN(Virtual Private Network)等であってもよい。
チップシステム1を用いることで、譲受者に簡便かつ確実に希望額相当のチップを受け渡す効果を得ることができる。具体的には、譲渡者は、譲渡側端末200において、譲受者およびチップ額の入力を行うと、チップサーバー100において決済がなされ、決済が成功すると、譲受者にチップ額に応じたチップポイント(「トリップコイン」あるいは「トリコ」と称呼することもある)が付与される。つまり、譲渡者が決定したチップ額が譲受者個人に受け渡される。また、その際、譲受側端末300にて譲受者を示すQRコード(登録商標)等のコード情報を表示させ、譲渡側端末200の撮像部220にて読み込むことで、譲受者を譲渡者の保留リストに登録できる。保留リストは、所定の期間保存され、当該保留リストからチップの受け渡し処理を行うことが可能である。つまり、チップを支払うその場で即時に受け渡しを行わなくとも、あとで受け渡しを行うことができる。
チップサーバー100は、記憶部110と、処理部120と、通信部150と、が互いにバス等で通信可能に接続される。
記憶部110には、保留リスト記憶部111と、譲渡履歴記憶部112と、チップリスト記憶部113と、ギフト記憶部114と、が含まれる。
図2は、保留リスト記憶部のデータ構造例を示す図である。保留リスト記憶部111は、チップの支払を保留している譲受者を譲渡者ごとに複数記憶する。保留リスト記憶部111には、譲受者ID111Aと、登録日111Bと、ニックネーム111Cとが含まれる。
譲受者ID111Aは、譲受者を特定する情報である。登録日111Bは、保留リストに譲受者が登録された日を特定する情報である。ニックネーム111Cは、譲受者が登録しているニックネーム(本名に限らず、通称、略称、自称等も可能)の情報である。
図3は、譲渡履歴記憶部のデータ構造例を示す図である。譲渡履歴記憶部112は、譲受者にチップポイントを発行した日時を含む情報を譲渡者ごとに記憶する。譲渡履歴記憶部112には、譲受者ID112Aと、譲受者ニックネーム112Bと、次回譲渡可能日112Cと、譲渡履歴112Dと、が含まれる。
譲受者ID112Aは、譲受者を特定する情報である。譲受者ニックネーム112Bは、譲受者が登録しているニックネームの情報である。次回譲渡可能日112Cは、譲渡者が当該譲受者に最後にチップを譲渡した時から所定の期間(例えば、1カ月)が経過する日を特定する情報である。不適切なチップの受け渡しの発生を避けるために、チップシステムでは、譲渡者と譲受者の組み合わせが同一となるチップ支払は、短期間に複数回行うことができないように制限するためである。譲渡履歴112Dは、当該譲渡者が当該譲受者にチップの譲渡を行った履歴(少なくとも、日時、譲渡したチップポイントを含む)を特定する情報である。
図4は、チップリスト記憶部のデータ構造例を示す図である。チップリスト記憶部113は、譲受者にチップポイントを発行した日時を含む情報を譲受者ごとに記録する。チップリスト記憶部113には、譲渡者ID113Aと、譲渡者ニックネーム113Bと、譲受履歴113Cと、譲受総額113Dと、任意項目情報113Eと、が含まれる。
譲渡者ID113Aは、譲渡者すなわちチップポイントを譲渡した者を特定する情報である。譲渡者ニックネーム113Bは、譲渡者が登録しているニックネームの情報である。譲受履歴113Cは、当該譲渡者が当該譲受者にチップの譲渡を行った履歴(少なくとも、日時、譲渡したチップポイントを含む)を特定する情報である。譲受総額113Dは、当該譲渡者が当該譲受者にチップポイントを譲渡した総額を特定する情報である。任意項目情報113Eは、任意項目としての当該譲渡者の属性情報を提示して当該譲渡者がチップを譲渡した場合に当該任意項目を特定する情報である。任意項目としては、場所、性別、年齢層、職業等がある。
図5は、ギフト記憶部のデータ構造例を示す図である。ギフト記憶部114は、譲渡者から譲受者へ贈られたギフトコンテンツを記憶する。ギフト記憶部114には、譲渡者ID114Aと、譲渡日時114Bと、譲受者ID114Cと、メッセージ114Dと、キャラクターデータ114Eと、が含まれる。
譲渡者ID114Aは、譲渡者すなわちチップポイントを譲渡した者を特定する情報である。譲渡日時114Bは、当該譲渡者が当該譲受者にチップの譲渡を行った日時を特定する情報である。譲受者ID114Cは、譲受者を特定する情報である。メッセージ114Dと、キャラクターデータ114Eとは、譲渡者が譲受者にギフトとして贈ったコンテンツを特定する情報である。メッセージ114Dは、譲渡者が譲受者に贈るメッセージテキストである。ここで、望ましくは、メッセージは定型文とすることで、チップの際の手続きの簡素化、トラブルの未然防止に役立てることができる。キャラクターデータ114Eは、譲渡者が譲受者に贈るキャラクターのアニメーションや画像である。ここで、望ましくは、キャラクターは固定キャラクターとすることで、チップの際の手続きの簡素化、トラブルの未然防止に役立てることができる。
処理部120には、譲渡履歴管理部121と、譲受履歴管理部122と、決済部123と、ポイント発行部124と、ギフト処理部125と、保留管理部126と、ポイント利用部127とが含まれる。
譲渡履歴管理部121は、チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける。また、譲渡履歴管理部121は、保留管理部126が提示した譲受候補者のうち、譲渡者により選択された譲受候補者を、チップの譲受者として受け付ける。また、譲渡履歴管理部121は、ポイント発行部124が譲受者にチップポイントを発行した日時を含む情報を譲渡者ごとに譲渡履歴として記録し、譲渡者からの要求に応じて、譲渡履歴に記録されている譲受者のうち、チップポイントの付与から所定の期間が経過した譲受者を、チップ譲渡可能な譲受候補者として譲渡者に提示し、提示した該譲受候補者のうち、譲渡者により選択された譲受候補者を、チップの譲受者として受け付ける。また、譲渡履歴管理部121は、譲渡者が譲渡したチップポイントの総額と、譲受者の延べ人数と、を譲渡者に提示する。また、譲渡履歴管理部121は、チップ内容に、チップ額に付帯する付帯チップ額が含まれる場合、譲渡者の口座の残高のうち所定桁以下の残高が付帯チップ額を超える、または付帯チップ額が所定の上限金額を超える、場合には、チップ内容の受付を拒否する。
譲受履歴管理部122は、ポイント発行部124が譲受者にチップポイントを発行した日時を含む情報を譲受者ごとにチップリストとして記録し、譲渡者から譲渡されたチップポイントと、譲渡者の延べ人数と、を譲受者に提示する。また、譲受履歴管理部122は、チップ内容に所定の属性情報が含まれる譲渡者に対して所定のメッセージを送信するための操作子を関連付けてチップリストとして譲受者に提示する。
決済部123は、チップ内容に含まれるチップ額に応じて譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う。また、決済部123は、チップ内容に、チップ額に付帯するギフト情報が含まれる場合、ギフトの内容に応じて送金額を増加させて送金を行う。
ポイント発行部124は、決済に成功するとチップ額に応じた所定のチップポイントを発行して譲受者に付与する。
ギフト処理部125は、決済に成功するとギフト内容に応じた所定のギフトコンテンツを発行して譲受者に付与する。
保留管理部126は、譲受者を特定する情報を譲渡者から受け付けると、譲渡者に対応付けられた保留リストに譲受候補者として登録する。また、保留管理部126は、譲渡者からの要求に応じて、保留リストに登録されている譲受候補者のうち、所定の期間内に登録された譲受候補者を、譲渡者に提示する。
ポイント利用部127は、譲受したチップポイントを所定の定額ごとに所定のサービス利用費用に供する処理を行う。具体的には、ポイント利用部127は、旅行費用の決済時に消費することで、チップポイントを宿泊費の一部に充当することができる。なお、ポイント利用部127は、旅行費用の決済時に消費するだけでなく、5万ポイント、10万ポイント、20万ポイント等所定の額をまとめて旅行券、仮想通貨や電子マネー等に交換し、利用者のウォレットにチャージすることもできる。
通信部150は、通信路50を介して譲渡側端末200、譲受側端末300およびその他インターネットを介して通信を行う他の端末との間で通信を行う。
譲渡側端末200は、通信部210と、撮像部220と、処理部230と、入力部240と、表示部250と、が互いにバス等で通信可能に接続される。
通信部210は、通信路50を介してチップサーバー100およびその他インターネットを介して通信を行う他の端末との間で通信を行う。例えば、通信部210は、チップサーバー100へチップ内容を送信する。
撮像部220は、チップの譲受者を示すコード情報を読み取る。例えば、撮像部220は、QRコードを読み取り、デコードする。
処理部230は、コード情報をデコードした情報を用いてチップの譲受者を特定し、チップ額の入力を受け付ける。そして、処理部230は、少なくとも譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を構成する。また、処理部230は、各種の入出力処理を行う。例えば、処理部230は、各種の画面情報を表示部350に表示させる。
入力部240は、利用者からの入力を受け付ける。例えば、入力部240は、受け付けたタイピングやタッチ、フリック入力等の各種の接触入力、あるいは視線入力等の各種の入力を受け付ける。
表示部250は、利用者への出力を行う。出力される情報は、画面、帳票等の各種出力情報である。
譲受側端末300は、通信部310と、処理部330と、入力部340と、表示部350と、が互いにバス等で通信可能に接続される。
通信部310は、通信路50を介してチップサーバー100およびその他インターネットを介して通信を行う他の端末との間で通信を行う。例えば、通信部310は、チップサーバー100へ入力内容を送信する。
処理部330は、各種の入出力処理を行う。例えば、処理部330は、譲受者を特定する情報をエンコードして表示部350に表示させる。
入力部340は、利用者からの入力を受け付ける。例えば、入力部340は、受け付けたタイピングやタッチ、フリック入力等の各種の接触入力、あるいは視線入力等の各種の入力を受け付ける。
表示部350は、利用者への出力を行う。出力される情報は、画面、帳票等の各種出力情報である。また、出力される画面には、処理部330がエンコードして作成したQRコードが含まれる。
図6は、チップサーバーのハードウェア構成例を示す図である。チップサーバー100は、いわゆるサーバー装置、ワークステーション、パーソナルコンピュータ、スマートフォンあるいはタブレット端末の筐体により実現されるハードウェア構成を備える。チップサーバー100は、プロセッサ101と、メモリ102と、記憶装置103と、入力装置104と、表示装置105と、通信装置106と、各装置をつなぐバスと、を備える。
プロセッサ101は、例えばCPU(Central Processing Unit)、GPU(Graphics Processing Unit)等の演算装置である。
メモリ102は、例えばRAM(Random Access Memory)などのメモリ装置である。
記憶装置103は、デジタル情報を記憶可能な、いわゆるハードディスク(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)あるいはフラッシュメモリなどの不揮発性記憶装置である。
入力装置104は、キーボードやマウス、タッチパネル、マイクのいずれかまたは複数の入力を受け付ける装置である。表示装置105は、有機EL(Electro-Luminescence)ディスプレイ等の各種出力装置のいずれかまたは複数の表示を行う装置である。
通信装置106は、ネットワークを介して他の装置と通信するネットワークインターフェースカード(NIC)等である。
なお、譲渡側端末200および譲受側端末300についても、チップサーバー100と略同様のハードウェア構成を備える。
上記したチップサーバー100の譲渡履歴管理部121と、譲受履歴管理部122と、決済部123と、ポイント発行部124と、ギフト処理部125と、保留管理部126と、ポイント利用部127とは、プロセッサ101に処理を行わせるプログラムによって実現される。このプログラムは、メモリ102、記憶装置103または図示しないROM装置内に記憶され、実行にあたってメモリ102上にロードされ、プロセッサ101により実行される。なお、譲渡側端末200の処理部230、および譲受側端末300の処理部330についても、プロセッサ101に処理を行わせるアプリケーションプログラム等のプログラムによって実現される。あるいは、プロセッサ101に処理を行わせるWEBブラウザ(すなわち、チップサーバー100上に配置されたWEBアプリケーション)によって実現されるものであってもよい。
また、チップサーバー100の記憶部110は、メモリ102及び記憶装置103により実現される。また、通信部150は、通信装置106により実現される。以上が、チップサーバー100のハードウェア構成例である。
チップサーバー100の構成は、処理内容に応じて、さらに多くの構成要素に分類することもできる。また、1つの構成要素がさらに多くの処理を実行するように分類することもできる。
また、各処理部(譲渡履歴管理部121と、譲受履歴管理部122と、決済部123と、ポイント発行部124と、ギフト処理部125と、保留管理部126と、ポイント利用部127)は、それぞれの機能を実現する専用のハードウェア(ASIC、GPUなど)により構築されてもよい。また、各処理部の処理が一つのハードウェアで実行されてもよいし、複数のハードウェアで実行されてもよい。
次に、本実施形態におけるチップシステム1の動作を説明する。
図7は、画面フローの例を示す図である。トップ画面400は、譲渡側端末200および譲受側端末300において表示される画面例である。トップ画面400は、わたすボタン401と、いただくボタン402と、を含む。
わたすボタン401は、入力を受け付けると、譲渡トップ画面500に画面を遷移させる。譲渡トップ画面500は、譲渡側端末200として端末を動作させる画面である。すなわち、譲渡トップ画面500は、譲渡者としての処理を実行するための画面である。いただくボタン402は、入力を受け付けると、譲受トップ画面600に画面を遷移させる。譲受トップ画面600は、譲受側端末300として端末を動作させる画面である。すなわち、譲受トップ画面600は、譲受者としての処理を実行するための画面である。
譲渡トップ画面500では、指定されている譲受者のニックネーム表示領域501と、チップ額入力領域502と、付帯チップ入力領域503と、決定入力領域504と、キャラクター付帯入力領域505と、メッセージ付帯入力領域506と、譲渡者が譲渡したチップポイントの総額および譲受者の延べ人数を表示する実績表示領域510と、が表示される。さらに、譲渡トップ画面500には、QRコードの読取機能を起動するQR読取ボタン511と、保留リストを表示する保留リストボタン512と、チップ履歴を表示するチップ履歴ボタン513とが表示される。
チップ額入力領域502は、譲受者が受け取るチップポイント(チップ額)の選択入力を受け付ける。具体的には、チップ額は、100pt(ポイント)単位で譲渡者が選択的に入力可能とすることが望ましい。例えば、100pt、200pt、300pt、・・・、10000ptのように、100pt単位で譲渡者がプルダウンリストから一操作で選択入力できるようにするのが簡便の観点から望ましい。しかし、これに限られず、ポイントを100pt単位で加算するボタン入力を用いて手動入力するものや、1000の位の数(0~10)と100の位の数の入力を受け付けるものであってもよい。
付帯チップ入力領域503は、チップ額入力領域502に入力するチップ額に付帯して譲受者が受け取るチップポイント(チップ額)の選択入力を受け付ける。付帯チップは、譲渡者の口座の残高のうち所定桁(例えば、100の位)以下の残高が付帯チップ額を超える、または付帯チップ額が所定の上限金額(例えば、119pt)を超える場合には受け渡しできない(チップサーバーが拒絶する)チップである。つまり、付帯チップは、おまけのチップ、財布の中のコインの範囲で募金を行うような感覚で払うためのチップである。なお、譲渡者の口座の残高のうち所定桁(例えば、100の位)以下の残高が付帯チップ額を超える、または付帯チップ額が所定の上限金額(119pt)を超える場合であっても、支払いを拒絶するのではなく、支払い可能な範囲に入力を制限するようにしてもよい。例えば、譲渡履歴管理部121が、譲渡者の口座の残高のうち所定桁(例えば、100の位)以下の残高以下、かつ付帯チップ額が所定の上限金額(119pt)以下となるように付帯チップ額を再設定するようにしてもよい。
決定入力領域504は、入力を受け付けると、ニックネーム表示領域501と、チップ額入力領域502と、付帯チップ入力領域503と、キャラクター付帯入力領域505と、メッセージ付帯入力領域506とに入力された情報を用いてチップ内容を構成し、チップサーバー100へ受け渡す。
キャラクター付帯入力領域505と、メッセージ付帯入力領域506とは、譲渡者が譲受者にコンテンツをギフトとして贈る意思の入力を受け付ける情報である。上述のように、望ましくは、メッセージは定型文とすることで、チップの際の手続きの簡素化、トラブルの未然防止に役立てることができる。また、キャラクターについても固定キャラクターとすることで、チップの際の手続きの簡素化、トラブルの未然防止に役立てることができる。ただし、これに限られるものではなく、キャラクター付帯入力領域505と、メッセージ付帯入力領域506とは、メッセージやキャラクターの指定を受け付けることができるようにしてもよい。
実績表示領域510には、譲渡者が譲渡したチップポイントの総額および譲受者の延べ人数が表示される。なお、この表示は、例えば譲受者ごとに譲渡したチップポイントの総額を所定の順(例えば、降順)に表示するものとしてもよいし、その他譲渡履歴を統計処理した各種の指標値(例えば、譲受者ごとの平均譲渡ポイントや、月ごとの平均譲渡回数等)を表示するものとしてもよい。
QR読取ボタン511は、QRコードの読取機能を起動する。具体的には、QR読取ボタン511は、入力を受け付けると、撮像部220によるQRコードの撮像を開始し、QRコードをデコードして譲受者IDおよびニックネームとして受け付ける。保留リストボタン512は、保留リストを表示する。具体的には、保留リストボタン512は、入力を受け付けると、保留管理部126が作成する保留リストを取得して表示する。チップ履歴ボタン513は、譲渡履歴を表示する。具体的には、チップ履歴ボタン513は、入力を受け付けると、譲渡履歴管理部121が作成する譲渡履歴を取得して表示する。
譲受トップ画面600では、譲渡者から譲渡されたチップポイントの総額および譲渡者の延べ人数と、チップポイントの残高とを表示する実績表示領域601と、ギフトとして贈られたキャラクターを表示するショーケース表示領域602と、が表示される。さらに、譲受トップ画面600には、QRコードの表示機能を起動するQR表示ボタン611と、チップリストを表示するチップリストボタン612と、チップポイントを交換する処理を行うポイント交換ボタン613と、が表示される。
実績表示領域601には、譲受者の保有するチップポイントの残額と、譲渡されたチップポイントの総額と、譲渡者の延べ人数が表示される。なお、この表示は、例えば譲渡者ごとに譲渡されたチップポイントの総額を所定の順(例えば、降順)に表示するものとしてもよいし、その他譲受の履歴を統計処理した各種の指標値(例えば、譲渡者ごとの平均譲渡ポイントや、月ごとの平均譲渡回数等)を表示するものとしてもよい。
ショーケース表示領域602は、ギフトとして贈られたキャラクターおよびメッセージを一覧性高く表示する。具体的には、ショーケース表示領域602には、キャラクターのイラストや写真等のアイコンを羅列して表示することが望ましい。しかし、これに限られず、例えば同じキャラクターを重複して贈られると、あるいは譲渡されたポイントの額が大きい程、大きくキャラクターを表示させるものであってもよい。
QR表示ボタン611は、QRコードの表示機能を起動する。具体的には、QR表示ボタン611は、入力を受け付けると、少なくとも譲受者IDと、譲受者のニックネームをエンコードしたQRコードを表示する。チップリストボタン612は、チップリストを表示する。具体的には、チップリストボタン612は、入力を受け付けると、譲受履歴管理部122が作成するチップリストを取得して表示する。ポイント交換ボタン613は、チップポイントを交換する処理を行う。具体的には、ポイント交換ボタン613は、入力を受け付けると、ポイント利用部127にポイント利用の処理を依頼する。
図8は、チップ支払処理フローの例を示す図である。まず、譲受側端末300の処理部330は、譲受者IDおよびニックネームのQRコードを表示する(ステップS001)。具体的には、処理部330は、QR表示ボタン611に入力を受け付け、譲受者IDおよびニックネームをエンコードしたQRコードを表示する。
そして、譲渡側端末200の処理部230は、表示されたQRコードを読み取る(ステップS002)。具体的には、処理部230は、QR読取ボタン511に入力を受け付け、譲受側端末300に表示されたQRコードを読み取り、デコードして譲受者IDおよびニックネームを特定する。そして、処理部230は、譲受者IDおよびニックネームと、譲渡者IDとをチップサーバー100に送信する。なお、処理部230は、譲受側端末300に表示されたQRコードを読み取ることに限られず、例えば譲受者の名刺や名札等の印刷媒体に印刷されたQRコードを読み取るものであってもよい。
そして、チップサーバー100の保留管理部126は、保留リストを作成する(ステップS003)。具体的には、譲受者IDおよびニックネームと、譲渡者IDとを受け取ったチップサーバー100の保留管理部126は、保留リスト記憶部111から譲渡者の保留リストを特定し、受け取った譲受者IDとニックネームを、登録日と関連付けて保留リストに記憶させる。登録日は、ステップS003にてチップサーバー100が譲受者IDとニックネームを受け取った日時である。
そして、譲渡側端末200の処理部230は、チップ内容の入力を受け付ける(ステップS004)。具体的には、処理部230は、譲渡トップ画面500にて、チップの譲受者と、チップ額とを必須情報として、付帯チップの額、その他ギフトとしてのキャラクターあるいはメッセージの付帯有無、譲渡者の属性情報、譲渡者の口座の情報を含む任意項目の入力および決定入力領域504への入力を受け付ける。なお、譲渡者の口座の情報は、過去に決済済みの口座がある場合であって当該口座を利用する場合には入力は不要である。また、譲渡者の口座は、銀行口座、クレジットカード口座、仮想通貨口座、電子マネー口座等その他各種の決済口座を用いることができる。
そして、譲渡履歴管理部121は、おまけチップをチェックする(ステップS005)。具体的には、譲渡履歴管理部121は、譲渡者のアカウントを所定の決済サービス10(例えば、クレジットカード決済、PayPal決済、電子マネー決済、仮想通貨決済等)に受け渡して譲渡者の口座の残高があるものについては残高を取得する。そして、譲渡履歴管理部121は、チップ内容に、チップ額に付帯する付帯チップ額(おまけチップ)が含まれる場合、譲渡者の口座の残高のうち所定桁以下の残高が付帯チップ額を超える、または付帯チップ額が所定の上限金額を超える、場合には、チップ内容の受付を拒否する。あるいは、譲渡履歴管理部121は、譲渡者の口座の残高のうち所定桁(例えば、100の位)以下の残高以下、かつ付帯チップ額が所定の上限金額(例えば、119pt)以下となるように付帯チップ額を再設定するようにしてもよい。譲渡者の口座の残高が得られないものについては、譲渡履歴管理部121は、付帯チップの額はチップ内容に設定された額を用いる。
そして、決済部123は、チップ内容に含まれるチップ額および付帯チップ額に応じて譲渡者の口座から所定の口座(例えば、チップサーバー100の運用者が予め指定する口座)への送金を行う。また、決済部123は、チップ内容に、チップ額に付帯するギフト情報が含まれる場合、ギフトの内容に応じて送金額を増加させて送金を行う。また、決済部123は、チップ内容に含まれるチップ額の所定の割合(例えば、20%)を手数料として上乗せして決済額として所定の口座への送金を行うようにしてもよい。付帯チップ額については、手数料を上乗せせずに所定の口座への送金を行うようにしてもよい。例えば、チップ額が200pt、付帯チップ額が66pt、メッセージおよびキャラクターのギフト無しのチップ内容の場合、決済部123は、チップ額200ptに20%の手数料を上乗せした額240ptと、付帯チップ額66ptとを合わせた306ptを決済額として所定の口座への送金を行う。決済サービス10では、決済処理を行う(ステップS006)。
なお、決済部123は、外部の決済サービス10を用いて決済を行うだけではなく、チップサーバー100自身の決済モジュールを用いて決済処理を行うようにしてもよい。
そして、譲渡履歴管理部121は、決済の成否をチェックする(ステップS007)。譲渡履歴管理部121は、決済部123から、決済の成否の情報を取得して、決済に失敗した場合には、エラーを譲渡側端末200に通知し、処理を終了する。
決済に成功した場合、ポイント発行部124は、譲渡するポイントを計算して譲受者にポイントを発行・付与する(ステップS008)。譲渡するポイントは、チップ額および付帯チップ額を合算した額である。譲渡履歴管理部121により付帯チップ額の再設定がなされた場合には、ポイント発行部124は、再設定された額で付帯チップ額を計上する。
また、ギフト処理部125は、チップ内容にギフト(メッセージ、キャラクター)の付帯がある場合には、譲受者にメッセージと、キャラクターを付与する(ステップS009)。具体的には、ギフト処理部125は、ギフト記憶部114にチップ内容を転記し、メッセージとキャラクターデータを割り当てて格納する。
そして、保留管理部126と譲渡履歴管理部121とは、譲渡者の保留リスト及び譲渡履歴を更新する(ステップS010)。具体的には、保留管理部126は、保留リスト記憶部111から、チップを譲渡した対象の譲受者を削除し、譲渡履歴管理部121は、譲渡履歴記憶部112に譲渡履歴として日時とチップの譲渡額を記憶させ、譲渡の日時から所定の期間(例えば、1カ月)経過後の日時を次回譲渡可能日112Cとして記憶させる。
そして、譲受履歴管理部122は、譲受者のチップリストを更新する(ステップS011)。具体的には、譲受履歴管理部122は、チップリスト記憶部113の譲受者のチップリストに、譲受履歴と、該譲渡者からの総譲受額と、該譲渡者の任意項目情報とを記憶させる。
以上が、チップ支払処理フローの例である、チップ支払処理フローによれば、QRコード読み取りを行ってチップの支払を行う一連の手続きを簡便に実現することができる。したがって、譲受者に簡便かつ確実に希望額相当のチップを受け渡すことができる。
図9は、保留リストからのチップ支払処理フローの例を示す図である。ここで、保留リストからのチップ支払処理フローにおいても、チップ内容の入力を行う画面、すなわち譲渡トップ画面500以降の支払処理に関しては、上述のチップ支払処理フローと同様であるため、説明を割愛する。
保留リストからのチップ支払処理は、チップ文化特有の技術特徴を多く含む。通常の電子マネー決済等では、商品の購入等の際に行われる決済が想定されるため、商品の引き渡し義務と、代金の支払義務とが当事者双方に発生する。すなわち、原則は販売者と購入者が共に同時に義務を履行する必要がある。一方で、チップ文化では、厳密には支払い側に支払いの義務はなく、即時決済を行わずに可能であれば後に決済を行ってもよいし、チップ支払自体を撤回しても(支払わなくても)義務違反とならないと考えられる。そのため、サービスを受けた現場では譲受者の情報を得るに留め、後にチップを譲渡することもチップ文化に沿う。
チップ支払処理フローのステップS003は、上述の通り、譲受者別に所定の期限と関連付けられた保留リストを譲渡者ごとに作成する処理である。これにより、譲受者の情報を得るフェーズと、チップを譲渡するフェーズとを分割して実施する可能性が担保されている。ただし、保留リストは、必ずしも所定の期限と関連付けられるものでなくてもよい。
保留リストからのチップ支払処理フローは、チップ支払処理フローのステップS003において作成された保留リストを用いて、譲受者を該保留リストから選択して譲渡する処理フローである。
まず、譲渡側端末200の処理部230は、譲渡者IDをチップサーバー100へ送信し、チップサーバー100はこれを受け付ける。そして、保留管理部126は、譲渡者IDに対応する保留リストを保留リスト記憶部111から読み取る(ステップS101)。具体的には、保留管理部126は、保留リスト記憶部111から譲渡者IDに対応する保留リストを読み出した後、未譲渡であって、かつQRコードの読み取りから所定期間内(例えば、1カ月以内)の譲受者を譲受者候補として抽出して保留リスト画面を生成する。そして、保留管理部126は、譲渡側端末200に保留リスト画面を送信する。なお、上述の通り、保留管理部126は、保留リスト記憶部111から譲渡者IDに対応する保留リストを読み出した後、未譲渡の譲受者を譲受者候補として抽出して保留リスト画面を生成するようにしてもよい。
そして、譲渡側端末200の処理部230は、譲受者選択入力を受け付ける(ステップS102)。具体的には、譲渡側端末200の処理部230は、保留リスト画面に示された譲受者候補のいずれかを選択する入力を受け付ける。そして、処理部230は、選択された譲受候補者の譲受者IDをチップサーバー100へ送信する。チップサーバー100の譲渡履歴管理部121は、譲渡者により選択された譲受候補者を、チップの譲受者として受け付けて、チップ入力画面(譲渡トップ画面500)を構成し譲渡側端末200へ送信する。
そして、譲渡側端末200の処理部230は、チップ内容の入力を受け付ける(ステップS103)。具体的には、これ以降の処理は、チップ支払処理フローのステップS004以降と同様である。
以上が、保留リストからのチップ支払処理フローの例である。保留リストからのチップ支払処理フローの例によれば、即時決済を行わずに後に(所定期間内に)決済を行うことが簡便に実現できる。そのため、サービスを受けた現場では譲受者の情報を得るに留め、後にチップを譲渡する、という自由度を得ることができる。
図10は、譲渡履歴からのチップ支払処理フローの例を示す図である。ここで、譲渡履歴からのチップ支払処理フローにおいても、チップ内容の入力を行う画面、すなわち譲渡トップ画面500以降の支払処理に関しては、上述のチップ支払処理フローと同様であるため、説明を割愛する。
譲渡履歴からのチップ支払処理は、チップ文化特有の技術特徴を多く含む。通常の電子マネー決済等では、商品の購入等の際に行われる決済が想定されるため、商品の引き渡し義務と、代金の支払義務とが当事者双方に発生する。すなわち、原則は販売者と購入者が共に同時に義務を履行する必要がある。一方で、一度チップを譲渡した相手に対して、後に再度チップを譲渡することもチップ文化に沿う。
チップ支払処理フローのステップS010は、上述の通り、譲渡履歴記憶部112に譲渡履歴として日時とチップの譲渡額を記憶させ、譲渡の日時から所定の期間(例えば、1カ月)経過後の日時を次回譲渡可能日112Cとして記憶させる処理である。これにより、譲渡履歴から一度チップを譲渡した相手に対して、後に再度チップを譲渡する可能性が担保されている。ただし、次回譲渡可能日は必ずしも必要ではなく、いつでも何度でも譲渡可能としてもよいし、あるいは所定の期間内に限定して再譲渡可能としてもよい。
譲渡履歴からのチップ支払処理フローは、チップ支払処理フローのステップS010において作成された譲渡履歴を用いて、譲渡から所定期間(例えば、1カ月)が経過した譲受者を該譲渡履歴から選択して譲渡する処理フローである。
まず、譲渡側端末200の処理部230は、譲渡者IDをチップサーバー100へ送信し、チップサーバー100はこれを受け付ける。そして、譲渡履歴管理部121は、譲渡者IDに対応する譲渡履歴を譲渡履歴記憶部112から読み取る(ステップS201)。具体的には、譲渡履歴管理部121は、譲渡履歴記憶部112から譲渡者IDに対応する譲渡履歴を読み出した後、該譲渡者からの譲渡経験者であって、かつ最終譲渡から所定期間以上が経過(例えば、1カ月以上経過)した譲受者を譲受者候補として抽出して、譲受者候補については再譲渡のための指示を受け付けることができるように譲渡履歴画面を生成する。そして、譲渡履歴管理部121は、譲渡側端末200に譲渡履歴画面を送信する。なお、上述の通り、譲渡履歴管理部121は、譲渡履歴記憶部112から譲渡者IDに対応する譲渡履歴を読み出した後、該譲渡者からの譲渡経験者を譲受者候補として抽出するようにしてもよい。あるいは、譲渡履歴管理部121は、譲渡履歴記憶部112から譲渡者IDに対応する譲渡履歴を読み出した後、該譲渡者からの譲渡経験者であって、かつ最初の譲渡から所定期間内(例えば、1カ月以内)の譲受者を譲受者候補として抽出するようにしてもよい。
そして、譲渡側端末200の処理部230は、譲受者選択入力を受け付ける(ステップS202)。具体的には、譲渡側端末200の処理部230は、譲渡履歴画面に示された譲受者候補のいずれかを選択する入力を受け付ける。そして、処理部230は、選択された譲受候補者の譲受者IDをチップサーバー100へ送信する。チップサーバー100の譲渡履歴管理部121は、譲渡者により選択された譲受候補者を、チップの譲受者として受け付けて、チップ入力画面(譲渡トップ画面500)を構成し譲渡側端末200へ送信する。
そして、譲渡側端末200の処理部230は、チップ内容の入力を受け付ける(ステップS203)。具体的には、これ以降の処理は、チップ支払処理フローのステップS004以降と同様である。
以上が、譲渡履歴からのチップ支払処理フローの例である。譲渡履歴からのチップ支払処理フローの例によれば、譲渡から所定期間(例えば、1カ月)が経過した譲受者に再譲渡することが簡便に実現できる。
図11は、保留リスト画面および譲渡履歴画面の例を示す図である。チップ未譲渡一覧画面520は、譲渡トップ画面500の保留リストボタン512へ入力がなされると、表示される。チップ未譲渡一覧画面520は、保留リスト画面の例である。チップ未譲渡一覧画面520には、保留リスト521と、QR読取ボタン523と、チップ履歴ボタン524と、戻るボタン525と、が含まれる。
保留リスト521には、チップ未譲渡の譲受候補者が一覧表示され、選択した譲受候補者にチップを譲渡する指示を受け付けるわたすボタン522が表示される。
QR読取ボタン523は、QR読取ボタン511と同様である。
チップ履歴ボタン524は、入力を受け付けると、チップ履歴一覧画面530へ画面を遷移させる。戻るボタン525は、入力を受け付けると、譲渡トップ画面500へ画面を遷移させる。
チップ履歴一覧画面530は、譲渡トップ画面500のチップ履歴ボタン513へ入力がなされると、表示される。チップ履歴一覧画面530は、譲渡履歴画面の例である。チップ履歴一覧画面530には、履歴リスト531と、QR読取ボタン534と、保留リスト表示ボタン535と、戻るボタン536と、が含まれる。
履歴リスト531には、チップを譲渡したことがある譲受者が一覧表示され、うち譲受対象となる条件を満たす譲受候補者には、選択した譲受候補者にチップを譲渡する指示を受け付けるわたすボタン532が表示される。なお、譲受対象とならない譲受者にはわたすボタン532は表示させず、期間が未経過である旨のメッセージ533を表示させる。
QR読取ボタン534は、QR読取ボタン511と同様である。
保留リスト表示ボタン535は、入力を受け付けると、チップ未譲渡一覧画面520へ画面を遷移させる。戻るボタン536は、入力を受け付けると、譲渡トップ画面500へ画面を遷移させる。
図12は、チップリストからの返礼処理フローの例を示す図である。チップリストからの返礼処理は、チップの譲受者が、譲渡者に対してチップの返礼を行う処理である。そのため、譲受側端末300から譲受者が条件を満たす譲渡者のリストを用いて返礼を行う利用シーンが想定される。
まず、譲受側端末300の処理部330は、譲受者IDをチップサーバー100に送信すると、譲受履歴管理部122は、譲受者IDのチップリストを読み取る(ステップS301)。具体的には、処理部330は、チップリストボタン612に入力を受け付け、譲受者IDをチップサーバー100に送信してチップリストを要求する。そして、譲受履歴管理部122は、譲受者IDに対応するチップリストをチップリスト記憶部113から読み取る。ここで、譲受履歴管理部122がチップリストとして読み取る対象の譲渡者は、該譲受者に譲渡した経験がある譲渡者である。
そして、譲受履歴管理部122は、返礼対象を特定する(ステップS302)。具体的には、譲受履歴管理部122は、チップリストとして読み取られた譲渡者のうち、任意項目とされている譲渡者の属性情報が揃っている譲渡者を返礼対象として特定して、返礼対象者については返礼のための指示を受け付けることができるようにチップリスト画面を生成する。そして、譲受履歴管理部122は、譲受側端末300にチップリスト画面620を送信する。なお、譲受履歴管理部122は、チップリストとして読み取られた譲渡者のうち、任意項目とされている譲渡者の属性情報の一部が揃っている譲渡者を返礼対象として特定するようにしてもよい。
そして、譲受側端末300の処理部330は、返礼対象者の選択入力を受け付ける(ステップS303)。具体的には、譲受側端末300の処理部330は、チップリスト画面620に示された返礼対象者のいずれかを選択する入力を受け付ける。そして、処理部330は、選択された返礼対象者の譲渡者IDをチップサーバー100へ送信する。
チップサーバー100の譲受履歴管理部122は、譲受者により選択された譲渡者を、返礼対象者として受け付けて、返礼メッセージを譲渡側端末200へ送信する(ステップS304)。具体的には、譲受履歴管理部122は、返礼メッセージとして固定メッセージ(例えば、「ありがとうございます」や「またのお越しをお待ちしております」等の所定のメッセージ)を譲渡側端末200へ送信する。なお、返礼メッセージは固定メッセージに限られるものではなく、有限のメッセージから選択されたメッセージや、フリーテキストを許可するものであってもよい。
以上が、チップリストからのチップ支払処理フローの例である。チップリストからのチップ支払処理フローの例によれば、チップの譲渡者に謝意を示すことが簡便に実現できる。
図13は、チップリスト画面の例を示す図である。チップリスト画面620は、譲受トップ画面600のチップリストボタン612へ入力がなされると、表示される。チップリスト画面620には、チップリスト621と、QR表示ボタン624と、ポイント交換ボタン625と、戻るボタン626と、が含まれる。
チップリスト621には、譲受者へチップを譲渡した譲渡者が一覧表示され、選択した返礼対象者に返礼メッセージを送信する指示を受け付ける返礼ボタン622が表示される。なお、返礼対象とならない譲受者には返礼ボタン622は表示させず、返礼対象外である旨のメッセージ623を表示させる。
QR表示ボタン624は、QR表示ボタン611と同様である。ポイント交換ボタン625は、ポイント交換ボタン613と同様である。戻るボタン626は、入力を受け付けると、譲受トップ画面600へ画面を遷移させる。
以上が、チップシステム1である。以上の実施形態のように、チップシステム1によれば、譲受者に簡便かつ確実に希望額相当のチップを受け渡すことができる。
本発明は、上記の実施形態に制限されない。上記の実施形態は、本発明の技術的思想の範囲内で様々な変形が可能である。例えば、上記の実施形態においては、チップサーバー100は、外部の決済サービス10を介して決済しているが、これに限られない。例えば、所定の事業体が発行するローカルポイントや各種金券の発行を行って決済とするものであってもよい。このようにした場合、手数料の圧縮を行うことが可能となる。
あるいは例えば、ギフトとして贈るキャラクターやメッセージについて、のべ譲渡額が所定以上の譲渡者は所定のバリエーションから選択可能となるようにしてもよい。このようにした場合、譲渡のインセンティブを高めることができる。
あるいは例えば、ギフトとして贈るキャラクターやメッセージについて、譲渡者の支払額を無料としてもよい。このようにすることで、チップを譲渡するとギフトを無料で付与できるため、チップを行うインセンティブとすることができる。
あるいは例えば、チップ内容に、チップ額に付帯する付帯チップ額が含まれる場合、チップ額が無料であることを許可するようにしてもよい。その場合、原則は付帯チップ額については手数料を上乗せせずに所定の口座への送金を行うものであるため、チップ額が無料であることを許可する回数や頻度(例えば、月あたり1回のみ等)を設定するようにしてもよい。このようにすることで、チップを譲渡するインセンティブとすることができる。
あるいは例えば、チップについて、譲渡額の入力を受け付けるのではなく、ギフトとして贈るキャラクターやメッセージの入力を受け付けて、当該キャラクターやメッセージに応じて譲渡額を特定するようにしてもよい。すなわち、予めキャラクターやメッセージに対応付けらえた譲渡額を対応づけておくようにしてもよい。あるいは、譲渡者ごとに予めデフォルトのチップ額(例えば、特にチップ額を入力しない場合、100pt等)を対応付けておくようにしてもよい。このようにすることで、チップを譲渡する際の手続きを簡略化できる。
また、チップサーバー100の機能は、1つ又は複数のコンピュータで構成されるクラウドサービスによって実現してもよい。
また、上記した実施形態の技術的要素は、単独で適用されてもよいし、プログラム部品とハードウェア部品のような複数の部分に分けられて適用されるようにしてもよい。
以上、本発明について、実施形態を中心に説明した。
1・・・チップシステム、50・・・通信路、100・・・チップサーバー、110・・・記憶部、111・・・保留リスト記憶部、112・・・譲渡履歴記憶部、113・・・チップリスト記憶部、114・・・ギフト記憶部、120・・・処理部、121・・・譲渡履歴管理部、122・・・譲受履歴管理部、123・・・決済部、124・・・ポイント発行部、125・・・ギフト処理部、126・・・保留管理部、127・・・ポイント利用部、150・・・通信部、200・・・譲渡側端末、210・・・通信部、220・・・撮像部、230・・・処理部、240・・・入力部、250・・・表示部、300・・・譲受側端末、310・・・通信部、330・・・処理部、340・・・入力部、350・・・表示部。

Claims (18)

  1. チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理部と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済部と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行部と、
    前記譲受者を特定する情報を前記譲渡者から受け付けると、前記譲渡者に対応付けられた保留リストに譲受候補者として登録する保留管理部と、を備え、
    前記保留管理部は、前記譲渡者からの要求に応じて、前記保留リストに登録されている前記譲受候補者のうち、所定の期間内に登録された譲受候補者を、前記譲渡者に提示する、
    ことを特徴とするサーバー装置。
  2. 請求項に記載のサーバー装置において、
    前記譲渡履歴管理部は、前記保留管理部が提示した前記譲受候補者のうち、前記譲渡者により選択された前記譲受候補者を、前記チップの譲受者として受け付ける、
    ことを特徴とするサーバー装置。
  3. チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理部と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済部と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行部と、
    を備え、
    前記譲渡履歴管理部は、前記ポイント発行部が前記譲受者に前記チップポイントを発行した日時を含む情報を前記譲渡者ごとに譲渡履歴として記録し、
    前記譲渡者からの要求に応じて、前記譲渡履歴に記録されている前記譲受者のうち、前記チップポイントの付与から所定の期間が経過した譲受者を、チップ譲渡可能な譲受候補者として前記譲渡者に提示し、
    提示した該譲受候補者のうち、前記譲渡者により選択された前記譲受候補者を、前記チップの譲受者として受け付ける、
    ことを特徴とするサーバー装置。
  4. チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理部と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済部と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行部と、
    前記ポイント発行部が前記譲受者に前記チップポイントを発行した日時を含む情報を前記譲受者ごとにチップリストとして記録し、
    前記譲渡者から譲渡された前記チップポイントと、前記譲渡者の延べ人数と、を前記譲受者に提示する譲受履歴管理部と、を備え、
    前記譲受履歴管理部は、前記チップ内容に所定の属性情報が含まれる前記譲渡者に対して所定のメッセージを送信するための操作子を関連付けて、前記チップリストとして前記譲受者に提示する、
    ことを特徴とするサーバー装置。
  5. チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理部と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済部と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行部と、を備え、
    前記チップ内容に、前記チップ額に付帯する付帯チップ額が含まれる場合、前記決済部は、前記チップ額および前記付帯チップ額に応じて前記譲渡者の口座から前記所定の口座への前記送金を行い、
    前記ポイント発行部は、前記送金に成功すると前記チップ額および前記付帯チップ額に応じた前記所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与する、
    ことを特徴とするサーバー装置。
  6. 請求項に記載のサーバー装置において、
    前記チップ額は、無料である場合を含む、
    ことを特徴とするサーバー装置。
  7. チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理部と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済部と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行部と、
    前記チップ内容に、前記チップ額に付帯させて譲り渡すギフトを特定するギフト情報が含まれる場合、前記送金に成功すると前記ギフトの内容に応じた所定のギフトコンテンツを発行して前記譲受者に付与するギフト処理部、
    を備えることを特徴とするサーバー装置。
  8. 請求項に記載のサーバー装置において、
    前記決済部は、前記ギフトの内容に応じて前記チップ額を増加させて前記送金を行う、
    ことを特徴とするサーバー装置。
  9. サーバー装置を用いたチップ管理方法であって、
    前記サーバー装置は、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、
    前記譲受者を特定する情報を前記譲渡者から受け付けると、前記譲渡者に対応付けられた保留リストに譲受候補者として登録する保留管理手順と、を実施し、
    前記保留管理手順においては、前記譲渡者からの要求に応じて、前記保留リストに登録されている前記譲受候補者のうち、所定の期間内に登録された譲受候補者を、前記譲渡者に提示する、
    ことを特徴とするチップ管理方法。
  10. サーバー装置を用いたチップ管理方法であって、
    前記サーバー装置は、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、
    を実施し、
    前記譲渡履歴管理手順においては、前記ポイント発行手順において前記譲受者に前記チップポイントを発行した日時を含む情報を前記譲渡者ごとに譲渡履歴として記録し、
    前記譲渡者からの要求に応じて、前記譲渡履歴に記録されている前記譲受者のうち、前記チップポイントの付与から所定の期間が経過した譲受者を、チップ譲渡可能な譲受候補者として前記譲渡者に提示し、
    提示した該譲受候補者のうち、前記譲渡者により選択された前記譲受候補者を、前記チップの譲受者として受け付ける、
    ことを特徴とするチップ管理方法。
  11. サーバー装置を用いたチップ管理方法であって、
    前記サーバー装置は、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、
    前記ポイント発行手順において前記譲受者に前記チップポイントを発行した日時を含む情報を前記譲受者ごとにチップリストとして記録し、
    前記譲渡者から譲渡された前記チップポイントと、前記譲渡者の延べ人数と、を前記譲受者に提示する譲受履歴管理手順と、を実施し、
    前記譲受履歴管理手順においては、前記チップ内容に所定の属性情報が含まれる前記譲渡者に対して所定のメッセージを送信するための操作子を関連付けて、前記チップリストとして前記譲受者に提示する、
    ことを特徴とするチップ管理方法。
  12. サーバー装置を用いたチップ管理方法であって、
    前記サーバー装置は、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、を実施し、
    前記チップ内容に、前記チップ額に付帯する付帯チップ額が含まれる場合、前記決済手順においては、前記チップ額および前記付帯チップ額に応じて前記譲渡者の口座から前記所定の口座への前記送金を行い、
    前記ポイント発行手順においては、前記送金に成功すると前記チップ額および前記付帯チップ額に応じた前記所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与する、
    ことを特徴とするチップ管理方法。
  13. サーバー装置を用いたチップ管理方法であって、
    前記サーバー装置は、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、
    前記チップ内容に、前記チップ額に付帯させて譲り渡すギフトを特定するギフト情報が含まれる場合、前記送金に成功すると前記ギフトの内容に応じた所定のギフトコンテンツを発行して前記譲受者に付与するギフト処理手順と、を実施する
    ことを特徴とするチップ管理方法。
  14. サーバー装置を用いてチップを管理するチップ管理プログラムであって、
    前記サーバー装置の処理部に対して、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、
    前記譲受者を特定する情報を前記譲渡者から受け付けると、前記譲渡者に対応付けられた保留リストに譲受候補者として登録する保留管理手順と、を実施させ、
    前記保留管理手順においては、前記譲渡者からの要求に応じて、前記保留リストに登録されている前記譲受候補者のうち、所定の期間内に登録された譲受候補者を、前記譲渡者に提示する、
    ことを特徴とするチップ管理プログラム。
  15. サーバー装置を用いてチップを管理するチップ管理プログラムであって、
    前記サーバー装置の処理部に対して、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、
    を実施させ、
    前記譲渡履歴管理手順においては、前記ポイント発行手順において前記譲受者に前記チップポイントを発行した日時を含む情報を前記譲渡者ごとに譲渡履歴として記録し、
    前記譲渡者からの要求に応じて、前記譲渡履歴に記録されている前記譲受者のうち、前記チップポイントの付与から所定の期間が経過した譲受者を、チップ譲渡可能な譲受候補者として前記譲渡者に提示し、
    提示した該譲受候補者のうち、前記譲渡者により選択された前記譲受候補者を、前記チップの譲受者として受け付ける、
    ことを特徴とするチップ管理プログラム。
  16. サーバー装置を用いてチップを管理するチップ管理プログラムであって、
    前記サーバー装置の処理部に対して、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、
    前記ポイント発行手順において前記譲受者に前記チップポイントを発行した日時を含む情報を前記譲受者ごとにチップリストとして記録し、
    前記譲渡者から譲渡された前記チップポイントと、前記譲渡者の延べ人数と、を前記譲受者に提示する譲受履歴管理手順と、を実施させ、
    前記譲受履歴管理手順においては、前記チップ内容に所定の属性情報が含まれる前記譲渡者に対して所定のメッセージを送信するための操作子を関連付けて、前記チップリストとして前記譲受者に提示する、
    ことを特徴とするチップ管理プログラム。
  17. サーバー装置を用いてチップを管理するチップ管理プログラムであって、
    前記サーバー装置の処理部に対して、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、を実施させ、
    前記チップ内容に、前記チップ額に付帯する付帯チップ額が含まれる場合、前記決済手順においては、前記チップ額および前記付帯チップ額に応じて前記譲渡者の口座から前記所定の口座への前記送金を行い、
    前記ポイント発行手順においては、前記送金に成功すると前記チップ額および前記付帯チップ額に応じた前記所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与する、
    ことを特徴とするチップ管理プログラム。
  18. サーバー装置を用いてチップを管理するチップ管理プログラムであって、
    前記サーバー装置の処理部に対して、
    チップの譲受者と、チップ額とを含むチップ内容を譲渡者から受け付ける譲渡履歴管理手順と、
    前記チップ額に応じて前記譲渡者の口座から所定の口座への送金を行う決済手順と、
    前記送金に成功すると前記チップ額に応じた所定のチップポイントを発行して前記譲受者に付与するポイント発行手順と、
    前記チップ内容に、前記チップ額に付帯させて譲り渡すギフトを特定するギフト情報が含まれる場合、前記送金に成功すると前記ギフトの内容に応じた所定のギフトコンテンツを発行して前記譲受者に付与するギフト処理手順と、を実施させる、
    ことを特徴とするチップ管理プログラム。
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