JP7337353B2 - うつ状態であると判定するための、プロセッサを備える装置の作動方法、うつ状態判定システム、及びうつ状態判定装置 - Google Patents
うつ状態であると判定するための、プロセッサを備える装置の作動方法、うつ状態判定システム、及びうつ状態判定装置 Download PDFInfo
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- A61B5/16—Devices for psychotechnics; Testing reaction times ; Devices for evaluating the psychological state
Description
[1]被検者がうつ状態であると判定するために、前記被検者の拍動間隔を計測する計測ステップ、前記被検者の性別と年齢に応じて下記式の左辺を計算する計算ステップ、及び前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足するか否かを判別する判別ステップを含む判別方法。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R1 ・・・(1)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R2 ・・・(2)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R3 ・・・(3)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R4 ・・・(4)
但し、前記第1の所定年齢と前記第2の所定年齢は、それぞれ33歳~37歳のうちいずれか一つの年齢であり、LF、HFは、拍動間隔を周波数スペクトル変換するステップを含んで得たパワースペクトルを定積分して得た値であり、R1~R4は定数である。
[2]R1≧R2、R3≧R4である[1]に記載の判別方法。
[3]前記被検者の性別と年齢に応じて下記式の左辺を計算する計算ステップ、及び
前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足するか否かを判別する判別ステップを含む[1]または[2]に記載の判別方法。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H1 ・・・(5)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H2 ・・・(6)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H3 ・・・(7)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF>H4 ・・・(8)
但し、H1~H4は定数である。
[4]H1>H2、H3>H4である[3]に記載の判別方法。
[5]被検者の動きに伴う加速度または角速度(以下、「活動量」と記載する)とを計測する計測ステップ、前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算する計算ステップ、及び前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足するか否かを判別する判別ステップを含む[1]~[4]のいずれか1項に記載の判別方法。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A1 ・・・(9)
HF×活動量<B1 ・・・(10)
(LF/HF)/活動量>C1 ・・・(11)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A2 ・・・(12)
HF×活動量<B2 ・・・(13)
(LF/HF)×活動量<C2 ・・・(14)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A3 ・・・(15)
HF×活動量<B3 ・・・(16)
(LF/HF)/活動量>C3 ・・・(17)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A4 ・・・(18)
HF×活動量<B4 ・・・(19)
(LF/HF)×活動量<C4 ・・・(20)
但し、A1~A4、B1~B4、C1~C4は定数である。
[6]前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算する計算ステップ、及び前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足するか否かを判別する判別ステップを含む[5]に記載の判別方法。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A5 ・・・(21)
HF/活動量<B5 ・・・(22)
(LF/HF)×活動量>C5 ・・・(23)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A6 ・・・(24)
HF/活動量<B6 ・・・(25)
(LF/HF)×活動量>C6 ・・・(26)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A7 ・・・(27)
HF/活動量<B7 ・・・(28)
(LF/HF)×活動量>C7 ・・・(29)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A8 ・・・(30)
HF/活動量<B8 ・・・(31)
(LF/HF)×活動量>C8 ・・・(32)
但し、A5~A8、B5~B8、C5~C8は定数である。
[7]前記覚醒時間帯および前記睡眠時間帯として、被検者の姿勢に伴う加速度を計測し、該加速度と所定値を比較することによって分類された覚醒時間帯と睡眠時間帯を用いる[6]に記載の判別方法。
[8]前記加速度は、被検者の姿勢に伴う身長方向の加速度である[5]~[7]のいずれか1項に記載の判別方法。
[9]前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が正の値の場合は、前記身長方向の加速度に-1を乗算した値を負加速度Tとし、
前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が負の値の場合は、前記負の値を負加速度Tとし、
下記(33)式が満足される時間帯を睡眠時間帯に分類し、下記(33)式が満足されない時間帯を覚醒時間帯に分類する[8]に記載の判別方法。
負加速度T≧D1・・・(33)
但し、D1は定数である。
[10]前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が正の値の場合は、前記身長方向の加速度に-1を乗算した値を負加速度Tとし、前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が負の値の場合は、前記負の値を負加速度Tとし、
下記(33)式が満足される時間帯のうち最長の時間帯を睡眠時間帯に分類し、該睡眠時間帯以外を覚醒時間帯に分類する[8]に記載の判別方法。
負加速度T≧D1・・・(33)
但し、D1は定数である。
[11]前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が正の値の場合は、前記身長方向の加速度に-1を乗算した値を負加速度Tとし、前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が負の値の場合は、前記負の値を負加速度Tとし、
所定時間以上連続して下記(33)式が満足される時間帯を睡眠時間帯に分類し、該睡眠時間帯以外を覚醒時間帯に分類する[8]に記載の判別方法。
負加速度T≧D1・・・(33)
但し、D1は定数である。
[12]前記加速度は、加速度-時間波形に対してモルフォロジー演算を行った後の値である[5]~[11]のいずれか1項に記載の判別方法。
[13]前記モルフォロジー演算が、所定の時間幅で行われるオープニング処理とクロージング処理の少なくともいずれか一方である[12]に記載の判別方法。
[1a]前記第1の所定年齢が34歳、35歳、または36歳であり、前記第2の所定年齢が34歳、35歳、または36歳である[1]~[13]のいずれか1項に記載の判別方法。
[1b]前記第1の所定年齢が35歳であり、前記第2の所定年齢が35歳である[1]~[13]のいずれか1項に記載の判別方法。
[1c]R1は3.0~3.4であり、R2は3.35~3.60であり、R3は2.7~3.1であり、R4は3.00~3.40である[1]~[13]、[1a]、[1b]のいずれか1項に記載の判別方法。
[1d]R1は3.4であり、R2は3.35であり、R3は3.1であり、R4は3.00である[1]~[13]、[1a]、[1b]のいずれか1項に記載の判別方法。
[3a]H1は390~410、H2は240~300、H3は360~420、H4は240~280である[3]~[13]、[1a]~[1d]のいずれか1項に記載の判別方法。
[3b]H1は390、H2は240、H3は360、H4は280である[3]~[13]、[1a]~[1d]のいずれか1項に記載の判別方法。
[5a]A1は160~180、B1は80~100、C1は5~15、A2は130~150、B2は70~90、C2は0.5~0.9、A3は160~180、B3は55~65、C3は9~14、A4は145~165、B4は50~60、C4は0.45~0.55である[5]~[13]、[1a]~[1d]、[3a]、[3b]のいずれか1項に記載の判別方法。
[5b]A1は160、B1は80、C1は15、A2は130、B2は70、C2は0.5、A3は160、B3は55、C3は14、A4は145、B4は50、C4は0.45である[5]~[13]、[1a]~[1d]、[3a]、[3b]のいずれか1項に記載の判別方法。
[6a]A5は36000~46000、B5は23000~26000、C5は0.070~0.080、A6は37000~41000、B6は15000~18000、C6は0.08~0.10、A7は57000~61000、B7は28000~34000、C7は0.03~0.05、A8は40000~42000、B8は17000~20000、C8は0.04~0.06である[6]~[13]、[1a]~[1d]、[3a]、[3b]、[5a]、[5b]のいずれか1項に記載の判別方法。
[6b]A5は36000、B5は23000、C5は0.080、A6は37000、B6は15000、C6は0.10、A7は57000、B7は28000、C7は0.05、A8は40000、B8は17000、C8は0.06である[6]~[13]、[1a]~[1d]、[3a]、[3b]、[5a]、[5b]のいずれか1項に記載の判別方法。
[14]被検者の拍動間隔を計測する計測部と、前記拍動間隔を周波数スペクトル変換するステップを含んで得たパワースペクトルを定積分して、LFおよびHFを算出する処理部と、前記被検者の性別と年齢に応じて下記式の左辺を計算し、前記左辺の値が下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判定する判定部と、を備えることを特徴とするうつ状態判定システム。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、 (LF/HF)>R1 ・・・(1)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R2 ・・・(2)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R3 ・・・(3)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R4 ・・・(4)
但し、前記第1の所定年齢と前記第2の所定年齢は、それぞれ33歳~37歳のうちいずれか一つの年齢であり、
R1~R4は定数である。
[15]R1≧R2、R3≧R4である[14]に記載のうつ状態判定システム。
[16]前記判定部は、前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算し、前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判定するように制御されている[14]または[15]に記載のうつ状態判定システム。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H1 ・・・(5)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H2 ・・・(6)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H3 ・・・(7)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF>H4 ・・・(8)
但し、H1~H4は定数である。
[17]H1>H2、H3>H4である[16]に記載のうつ状態判定システム。
[18]前記被検者の動きに伴う加速度または角速度(以下、「活動量」と記載する)とを計測する計測部を有し、前記判定部は、前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算し、前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判定するように制御されている[14]~[17]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A1 ・・・(9)
HF×活動量<B1 ・・・(10)
(LF/HF)/活動量>C1 ・・・(11)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A2 ・・・(12)
HF×活動量<B2 ・・・(13)
(LF/HF)×活動量<C2 ・・・(14)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A3 ・・・(15)
HF×活動量<B3 ・・・(16)
(LF/HF)/活動量>C3 ・・・(17)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A4 ・・・(18)
HF×活動量<B4 ・・・(19)
(LF/HF)×活動量<C4 ・・・(20)
但し、A1~A4、B1~B4、C1~C4は定数である。
[19]前記判定部は、前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算し、前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判定するように制御されている[18]に記載のうつ状態判定システム。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A5 ・・・(21)
HF/活動量<B5 ・・・(22)
(LF/HF)×活動量>C5 ・・・(23)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A6 ・・・(24)
HF/活動量<B6 ・・・(25)
(LF/HF)×活動量>C6 ・・・(26)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A7 ・・・(27)
HF/活動量<B7 ・・・(28)
(LF/HF)×活動量>C7 ・・・(29)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A8 ・・・(30)
HF/活動量<B8 ・・・(31)
(LF/HF)×活動量>C8 ・・・(32)
但し、A5~A8、B5~B8、C5~C8は定数である。
[20]前記拍動間隔として、心電信号におけるR波とR波との間隔であるRR間隔を用いる[14]~[19]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[14a]前記第1の所定年齢が34歳、35歳、または36歳であり、前記第2の所定年齢が34歳、35歳、または36歳である[14]~[20]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[14b]前記第1の所定年齢が35歳であり、前記第2の所定年齢が35歳である[14]~[20]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[14c]R1は3.0~3.4であり、R2は3.35~3.60であり、R3は2.7~3.1であり、R4は3.00~3.40である[14]~[20]、[14a]、[14b]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[14d]R1は3.4であり、R2は3.35であり、R3は3.1であり、R4は3.00である[14]~[20]、[14a]、[14b]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[16a]H1は390~410、H2は240~300、H3は360~420、H4は240~280である[16]~[20]、[14a]~[14d]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[16b]H1は390、H2は240、H3は360、H4は280である[16]~[20]、[14a]~[14d]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[18a]A1は160~180、B1は80~100、C1は5~15、A2は130~150、B2は70~90、C2は0.5~0.9、A3は160~180、B3は55~65、C3は9~14、A4は145~165、B4は50~60、C4は0.45~0.55である[18]~[20]、[14a]~[14d]、[16a]、[16b]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[18b]A1は160、B1は80、C1は15、A2は130、B2は70、C2は0.5、A3は160、B3は55、C3は14、A4は145、B4は50、C4は0.45である[18]~[20]、[14a]~[14d]、[16a]、[16b]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[19a]A5は36000~46000、B5は23000~26000、C5は0.070~0.080、A6は37000~41000、B6は15000~18000、C6は0.08~0.10、A7は57000~61000、B7は28000~34000、C7は0.03~0.05、A8は40000~42000、B8は17000~20000、C8は0.04~0.06である[19]~[20]、[14a]~[14d]、[16a]、[16b]、[18a]、[18b]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[19b]A5は36000、B5は23000、C5は0.080、A6は37000、B6は15000、C6は0.10、A7は57000、B7は28000、C7は0.05、A8は40000、B8は17000、C8は0.06である[19]~[20]、[14a]~[14d]、[16a]、[16b]、[18a]、[18b]のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R1 ・・・(1)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R2 ・・・(2)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R3 ・・・(3)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R4 ・・・(4)
但し、第1の所定年齢と第2の所定年齢は、それぞれ33歳~37歳のうちいずれか一つの年齢であり、LF、HFは、拍動間隔を周波数スペクトル変換するステップを含んで得たパワースペクトルを定積分して得た値であり、R1~R4は定数である。
以下では、うつ状態であると判定するための判別方法についてステップ毎に説明する。
計測ステップでは、被検者の拍動間隔を計測する。
計算ステップでは、被検者の性別と年齢に応じて、上記式(1)~(4)の左辺を計算する。これらのうち被検者の性別と年齢に応じて、被験者一人当り上記式(1)~(4)のうちの一つの左辺を計算すればよい。以下では、式(1)~(4)をまとめて第1群の式と呼ぶ場合がある。
判別ステップでは、計算ステップにて算出された左辺の値が、各式の大小関係を満足するか否かを判別する。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H1 ・・・(5)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H2 ・・・(6)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H3 ・・・(7)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF>H4 ・・・(8)
但し、H1~H4は定数である。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A1 ・・・(9)
HF×活動量<B1 ・・・(10)
(LF/HF)/活動量>C1 ・・・(11)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A2 ・・・(12)
HF×活動量<B2 ・・・(13)
(LF/HF)×活動量<C2 ・・・(14)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A3 ・・・(15)
HF×活動量<B3 ・・・(16)
(LF/HF)/活動量>C3 ・・・(17)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A4 ・・・(18)
HF×活動量<B4 ・・・(19)
(LF/HF)×活動量<C4 ・・・(20)
但し、A1~A4、B1~B4、C1~C4は定数である。
T≧D1・・・(33)
但し、D1は定数である(単位:無次元量)。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A5 ・・・(21)
HF/活動量<B5 ・・・(22)
(LF/HF)×活動量>C5 ・・・(23)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A6 ・・・(24)
HF/活動量<B6 ・・・(25)
(LF/HF)×活動量>C6 ・・・(26)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A7 ・・・(27)
HF/活動量<B7 ・・・(28)
(LF/HF)×活動量>C7 ・・・(29)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A8 ・・・(30)
HF/活動量<B8 ・・・(31)
(LF/HF)×活動量>C8 ・・・(32)
但し、A5~A8、B5~B8、C5~C8は定数である。
うつ状態判定システムは、被検者の拍動間隔を計測する計測部と、拍動間隔を周波数スペクトル変換するステップを含んで得たパワースペクトルを定積分して、LFおよびHFを算出する処理部と、被検者の性別と年齢に応じて下記式の左辺を計算し、左辺の値が下記式の大小関係を満足する場合に被検者がうつ状態であると判定する判定部と、を備える。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R1 ・・・(1)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R2 ・・・(2)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R3 ・・・(3)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R4 ・・・(4)
但し、第1の所定年齢と第2の所定年齢は、それぞれ33歳~37歳のうちいずれか一つの年齢であり、R1~R4は定数である。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H1 ・・・(5)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H2 ・・・(6)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H3 ・・・(7)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF>H4 ・・・(8)
但し、H1~H4は定数である。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A1 ・・・(9)
HF×活動量<B1 ・・・(10)
(LF/HF)/活動量>C1 ・・・(11)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A2 ・・・(12)
HF×活動量<B2 ・・・(13)
(LF/HF)×活動量<C2 ・・・(14)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A3 ・・・(15)
HF×活動量<B3 ・・・(16)
(LF/HF)/活動量>C3 ・・・(17)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A4 ・・・(18)
HF×活動量<B4 ・・・(19)
(LF/HF)×活動量<C4 ・・・(20)
但し、A1~A4、B1~B4、C1~C4は定数である。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A5 ・・・(21)
HF/活動量<B5 ・・・(22)
(LF/HF)×活動量>C5 ・・・(23)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A6 ・・・(24)
HF/活動量<B6 ・・・(25)
(LF/HF)×活動量>C6 ・・・(26)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A7 ・・・(27)
HF/活動量<B7 ・・・(28)
(LF/HF)×活動量>C7 ・・・(29)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A8 ・・・(30)
HF/活動量<B8 ・・・(31)
(LF/HF)×活動量>C8 ・・・(32)
但し、A5~A8、B5~B8、C5~C8は定数である。
図2は、実施の形態1に係るうつ状態判定システム1の構成を示すブロック図である。図2に示すうつ状態判定システム1は、計測部を構成するセンサ10と、解析機50とを備える。
センサ10は、計測部11を有し、計測部11は拍動間隔を検出する拍動計測部12を有している。計測部11は、更に、活動量を検出する活動量計測部13を有することが好ましい。センサ10は、小型軽量であり、本体裏面の電極(図示せず)を被検者の胸部に密着させた状態で、被検者の肌に本体ごと取りつけることができる。これにより、センサ10は服の下に隠れ目立たなくなる。
解析機50は、処理部51と判定部81を備え、処理部51は受信部52、周波数スペクトル変換部55、パワースペクトル積分算出部56を備える。受信部52では、センサ10から送信されるRRIと活動量を受信する。
く、第2のパワースペクトルFを用いてもよい。
うつ状態判定システムの判定部81は、判定データ作成部82と、所定値格納部83と、比較部84を備える。まず、判定データ作成部82では、被検者の性別と年齢に応じて、うつ状態の判定に用いる式(1)~式(4)のうちのいずれか一つの左辺の算出に必要な判定データを作成する。式(9)等を用いる場合、RRI、活動量等は処理部51の受信部52から判定データ作成部82へ送信される。HF及びLFは処理部51のパワースペクトル積分算出部56から判定部81の判定データ作成部82に送信される。これらのデータに基づいて式(1)~式(4)のうちのいずれか一つの左辺に記載される判定データを作成する。判定データ作成部82は、例えば後述する入力部から性別、年齢を取得して、性別、年齢に応じて式(1)~式(4)のうちのいずれか一つの左辺を選択して、左辺の値を算出することができる。
図3は、実施の形態2に係るうつ状態判定システム2の構成を示すブロック図である。図3に示すうつ状態判定システム2は、センサ10と、解析機60とを備える。なお、実施の形態1のうつ状態判定システム1と同様の構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。
図4は、実施の形態3に係るうつ状態判定システム3の構成を示すブロック図である。図4に示すうつ状態判定システム3は、センサ20と、解析機50とを備える。なお、実施の形態1のうつ状態判定システム1と同様の構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。
図5は、実施の形態4に係るうつ状態判定システム4の構成を示すブロック図である。図5に示すうつ状態判定システム4は、センサ30と、解析機50とを備える。なお、実施の形態1のうつ状態判定システム1と同様の構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。
図6は、実施の形態5に係るうつ状態判定システム5の構成を示すブロック図である。図6に示すうつ状態判定システム5は、センサ40と、解析機70とを備える。なお、実施の形態1のうつ状態判定システム1と同様の構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。
図7は、実施の形態6に係るうつ状態判定システム6の構成を示すブロック図である。図7に示すうつ状態判定システム6は、センサ10と、解析機100とを備える。なお、実施の形態1のうつ状態判定システム1と同様の構成要素には同一の番号を付し、その説明を省略する。
T≧D1・・・(33)
但し、D1は定数である。
精神系の医療機関に通院していない健常者84人と、双極性障害または大うつ病患者と医師に診断され医療機関に通院している患者57人を被験者として、実施の形態1のうつ状態判定システム1の有用性についての検証を行った。
10、20、30、40:センサ
11、21、31、41:計測部
12、22、32、42:拍動計測部
13、23、33、43:活動量計測部
24:入力手段、34:体温計測部、44:データ保存部
50、60、70、100:解析機
51、61、71、101:処理部
52、62、102:受信部
55、65、75、105:周波数スペクトル変換部
56、66、76、106:パワースペクトル積分算出部
63:異常値検出部、64:異常値除去部
81:判定部、82:判定データ作成部、83:所定値格納部、84:比較部
91:通知部
107:モルフォロジー演算部
Claims (21)
- 被検者がうつ状態であると判定するための、プロセッサを備える装置の作動方法であって、
計測された前記被検者の拍動間隔を受信する受信ステップ、
受信した前記被検者の拍動間隔に基づき前記被検者の性別と年齢に応じて下記式の左辺を計算する計算ステップ、及び
計算した前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判別する判別ステップを含む、プロセッサを備える装置の作動方法。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R1 ・・・(1)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R2 ・・・(2)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R3 ・・・(3)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R4 ・・・(4)
但し、前記第1の所定年齢と前記第2の所定年齢は、それぞれ33歳~37歳のうちいずれか一つの年齢であり、
LF、HFは、拍動間隔を周波数スペクトル変換するステップを含んで得たパワースペクトルを定積分して得た値であり、
R1~R4は定数である。 - R1≧R2、R3≧R4である請求項1に記載の装置の作動方法。
- 受信した前記被検者の拍動間隔に基づき前記被検者の性別と年齢に応じて下記式の左辺を計算する計算ステップ、及び
計算した前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判別する判別ステップを含む請求項1または2に記載の装置の作動方法。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H1 ・・・(5)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H2 ・・・(6)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H3 ・・・(7)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF>H4 ・・・(8)
但し、H1~H4は定数である。 - H1>H2、H3>H4である請求項3に記載の装置の作動方法。
- 計測された被検者の動きに伴う加速度または角速度(以下、「活動量」と記載する)を受信する受信ステップ、
受信した前記被検者の拍動間隔及び活動量に基づき前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算する計算ステップ、及び
計算した前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判別する判別ステップを含む請求項1~4のいずれか1項に記載の装置の作動方法。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A1 ・・・(9)
HF×活動量<B1 ・・・(10)
(LF/HF)/活動量>C1 ・・・(11)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A2 ・・・(12)
HF×活動量<B2 ・・・(13)
(LF/HF)×活動量<C2 ・・・(14)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A3 ・・・(15)
HF×活動量<B3 ・・・(16)
(LF/HF)/活動量>C3 ・・・(17)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A4 ・・・(18)
HF×活動量<B4 ・・・(19)
(LF/HF)×活動量<C4 ・・・(20)
但し、A1~A4、B1~B4、C1~C4は定数である。 - 受信した前記被検者の拍動間隔及び活動量に基づき前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算する計算ステップ、及び
計算した前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判別する判別ステップを含む請求項5に記載の装置の作動方法。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A5 ・・・(21)
HF/活動量<B5 ・・・(22)
(LF/HF)×活動量>C5 ・・・(23)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A6 ・・・(24)
HF/活動量<B6 ・・・(25)
(LF/HF)×活動量>C6 ・・・(26)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A7 ・・・(27)
HF/活動量<B7 ・・・(28)
(LF/HF)×活動量>C7 ・・・(29)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A8 ・・・(30)
HF/活動量<B8 ・・・(31)
(LF/HF)×活動量>C8 ・・・(32)
但し、A5~A8、B5~B8、C5~C8は定数である。 - 前記覚醒時間帯および前記睡眠時間帯として、被検者の姿勢に伴う加速度と所定値を比較することによって分類された覚醒時間帯と睡眠時間帯を用いる請求項6に記載の装置の作動方法。
- 前記加速度は、被検者の姿勢に伴う身長方向の加速度である請求項5~7のいずれか1項に記載の装置の作動方法。
- 前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が正の値の場合は、前記身長方向の加速度に-1を乗算した値を負加速度Tとし、
前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が負の値の場合は、前記負の値を負加速度Tとし、
下記(33)式が満足される時間帯を睡眠時間帯に分類し、下記(33)式が満足されない時間帯を覚醒時間帯に分類する請求項8に記載の装置の作動方法。
負加速度T≧D1・・・(33)
但し、D1は定数である。 - 前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が正の値の場合は、前記身長方向の加速度に-1を乗算した値を負加速度Tとし、
前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が負の値の場合は、前記負の値を負加速度Tとし、
下記(33)式が満足される時間帯のうち最長の時間帯を睡眠時間帯に分類し、該睡眠時間帯以外を覚醒時間帯に分類する請求項8に記載の装置の作動方法。
負加速度T≧D1・・・(33)
但し、D1は定数である。 - 前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が正の値の場合は、前記身長方向の加速度に-1を乗算した値を負加速度Tとし、
前記被検者の立位時に計測された前記身長方向の加速度が負の値の場合は、前記負の値を負加速度Tとし、
所定時間以上連続して下記(33)式が満足される時間帯を睡眠時間帯に分類し、該睡眠時間帯以外を覚醒時間帯に分類する請求項8に記載の装置の作動方法。
負加速度T≧D1・・・(33)
但し、D1は定数である。 - 前記加速度は、加速度-時間波形に対してモルフォロジー演算を行った後の値である請求項5~11のいずれか1項に記載の装置の作動方法。
- 前記モルフォロジー演算が、所定の時間幅で行われるオープニング処理とクロージング処理の少なくともいずれか一方である請求項12に記載の装置の作動方法。
- 被検者の拍動間隔を計測する計測部と、
前記拍動間隔を周波数スペクトル変換するステップを含んで得たパワースペクトルを定積分して、LFおよびHFを算出する処理部と、
前記被検者の性別と年齢に応じて下記式の左辺を計算し、前記左辺の値が下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判定する判定部と、を備えることを特徴とするうつ状態判定システム。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R1 ・・・(1)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R2 ・・・(2)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R3 ・・・(3)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R4 ・・・(4)
但し、前記第1の所定年齢と前記第2の所定年齢は、それぞれ33歳~37歳のうちいずれか一つの年齢であり、
R1~R4は定数である。 - R1≧R2、R3≧R4である請求項14に記載のうつ状態判定システム。
- 前記判定部は、前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算し、前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判定するように制御されている請求項14または15に記載のうつ状態判定システム。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H1 ・・・(5)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H2 ・・・(6)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF<H3 ・・・(7)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
HF>H4 ・・・(8)
但し、H1~H4は定数である。 - H1>H2、H3>H4である請求項16に記載のうつ状態判定システム。
- 前記被検者の動きに伴う加速度または角速度(以下、「活動量」と記載する)とを計測する計測部を有し、
前記判定部は、前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算し、前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判定するように制御されている請求項14~17のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A1 ・・・(9)
HF×活動量<B1 ・・・(10)
(LF/HF)/活動量>C1 ・・・(11)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A2 ・・・(12)
HF×活動量<B2 ・・・(13)
(LF/HF)×活動量<C2 ・・・(14)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A3 ・・・(15)
HF×活動量<B3 ・・・(16)
(LF/HF)/活動量>C3 ・・・(17)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
拍動間隔×活動量<A4 ・・・(18)
HF×活動量<B4 ・・・(19)
(LF/HF)×活動量<C4 ・・・(20)
但し、A1~A4、B1~B4、C1~C4は定数である。 - 前記判定部は、前記被検者の性別と年齢に応じて下記式のうち少なくとも一つの式の左辺を計算し、前記左辺の値が、下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判定するように制御されている請求項18に記載のうつ状態判定システム。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A5 ・・・(21)
HF/活動量<B5 ・・・(22)
(LF/HF)×活動量>C5 ・・・(23)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A6 ・・・(24)
HF/活動量<B6 ・・・(25)
(LF/HF)×活動量>C6 ・・・(26)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A7 ・・・(27)
HF/活動量<B7 ・・・(28)
(LF/HF)×活動量>C7 ・・・(29)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の睡眠時間帯における、
拍動間隔/活動量<A8 ・・・(30)
HF/活動量<B8 ・・・(31)
(LF/HF)×活動量>C8 ・・・(32)
但し、A5~A8、B5~B8、C5~C8は定数である。 - 前記拍動間隔として、心電信号におけるR波とR波との間隔であるRR間隔を用いる請求項14~19のいずれか1項に記載のうつ状態判定システム。
- 計測された被検者の拍動間隔を受信する受信部と、
受信した前記被検者の拍動間隔に基づき前記被検者の性別と年齢に応じて下記式の左辺を計算し、計算した前記左辺の値が下記式の大小関係を満足する場合に前記被検者がうつ状態であると判定する判定部と、を備えることを特徴とするうつ状態判定装置。
[I]第1の所定年齢未満の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R1 ・・・(1)
[II]第1の所定年齢以上の男性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R2 ・・・(2)
[III]第2の所定年齢未満の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)>R3 ・・・(3)
[IV]第2の所定年齢以上の女性
被検者の覚醒時間帯における、
(LF/HF)<R4 ・・・(4)
但し、前記第1の所定年齢と前記第2の所定年齢は、それぞれ33歳~37歳のうちいずれか一つの年齢であり、
LF、HFは、拍動間隔を周波数スペクトル変換するステップを含んで得たパワースペクトルを定積分して得た値であり、
R1~R4は定数である。
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