JP7336404B2 - 赤外線測定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、近接物に照射した赤外線を測定することができる赤外線測定装置に関する。
タッチパネル方式を採用した表示装置を設けた機器(例えば、携帯電話機、スマートフォンなど)の中には、タッチパネルに耳や顔等が近づいたことを検出するための測定装置として、赤外線測定装置を採用しているものが存在する。赤外線測定装置は、近接物に照射した赤外線を測定することで対象物(たとえば、耳や顔等)が機器に接近したことを検出する光学式の近接センサを含んで構成される。
近接センサは、赤外線LED(Light Emitting Diode)を発光させて赤外線を外部に照射し、対象物からの反射光をフォトダイオードを用いて測定することで近接物の検出を行っている。しかし、近接センサで近接物を測定する場合、周囲光の影響を受けて測定に誤差が生じる場合がある。このような問題に鑑み、特開2010-185851号公報(特許文献1)には、近接物を測定する際に周囲光の影響を抑えることが可能な近接センサが開示されている。
特開2010-185851号公報
白熱灯、ハロゲン光、蛍光灯やLED光源などを周囲光とする場合、商用電源の周波数(50Hzあるいは60Hz)で周囲光の明るさが変動(フリッカ)することになる。周囲光が変動した場合、近接センサでは、周囲光を測定するタイミングと対象物からの反射光を測定するタイミングとで周囲光の明るさが変わるので、周囲光の明るさが変化した分がノイズとして測定されてしまう。この影響を抑えるためには、近接センサに、可視光カット機能を持たせることが望ましい。可視光カット機能とは、波長が略800nm(ナノメートル)以上の赤外光領域の光を通過させ、波長が略800nm未満の可視光領域の光をカット(遮断)する機能である。
近接センサに可視光カット機能を持たせる方法としては、受光素子の上層にレジストあるいはフィルムなどの光学式の可視光カットフィルタを設ける方法が知られている。しかしながら、光学式のフィルタは一般的に高額であるため、装置のコストアップに繋がる。また、近接センサに可視光カット機能を持たせる他の方法として、受光素子の上層に配置される透明な樹脂に可視光カット機能を有する特殊材料を加える方法がある。しかしながら、この方法を行なうための設備を導入すると、光学式のフィルタを設ける場合と同様に、装置のコストアップに繋がる。
本発明は上記の課題を解決するためになされたものであって、その目的は、可視光カット機能を有する光学式のフィルタあるいは特殊材料を用いることなく、可視光によるノイズを除去可能な赤外線測定装置を提供することである。
本開示による赤外線測定装置は、赤外光を発する発光部と、光を受けることによって光電流を出力する受光部と、受光部の出力に基づいて受光部が受けた光を測定する測定部とを備える。受光部は、測定部に接続される接続線と、接続線に接続され、所定値よりも波長の長い赤外線領域に感度ピークを有するとともに所定値よりも波長の短い可視光線領域にも感度を有する赤外フォトダイオードを有する赤外受光部と、各々が可視光線領域に感度ピークを有するとともに赤外線領域にも感度を有する複数の可視光フォトダイオードをそれぞれ有する複数の可視光受光部と、複数の可視光フォトダイオードと接続線との間にそれぞれ設けられ、測定部に接続される可視光フォトダイオードの組合せを変更可能な複数のスイッチとを含む。
本開示によれば、可視光カット機能を有する光学式のフィルタあるいは特殊材料を用いることなく、可視光によるノイズを除去可能な赤外線測定装置を提供することができる。
赤外線測定装置の全体構成を模式的に示す図である。 受光部の受光面の法線方向から受光部を視た図である。 赤外フォトダイオードおよび可視光フォトダイオードの感度特性の一例を概念的に示す図である。 赤外受光部および可視光受光部の断面を模式的に示す図である。 図2のV-V断面を模式的に示す図である。 受光部の等価回路を示す図である。 信号線に接続される可視光フォトダイオードの組合せを変更した場合における、受光部の感度特性の変化の一例を概念的に示す図である。 LED照明の光が周囲光として受光部に照射された場合の感度およびパワーの一例を示す図である。 赤外線測定装置が周囲光キャンセル処理および反射光測定処理を実行するタイミングを模式的に示す図である。 赤外線測定装置が近接物からの反射光を測定する際に実行する処理手順を示すフローチャートである。 本変形例1による受光部をZ軸方向から視た図である。 本変形例2による受光部をZ軸方向から視た図である。 本変形例3による受光部をZ軸方向から視た図である。 本変形例4による受光部の断面を模式的に示す図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら詳細に説明する。なお、図中同一または相当部分には同一符号を付してその説明は繰返さない。
図1は、本実施の形態による赤外線測定装置1の全体構成を模式的に示す図である。赤外線測定装置1は、たとえば、タッチパネル方式を採用した表示装置を設けた機器(例えば、携帯電話機、スマートフォンなど)に搭載され、タッチパネルに耳や顔等が機器に近づいたことを検出するための測定装置として用いられる。本実施の形態による赤外線測定装置1は、外部に赤外線を照射し、近接物で反射した赤外線を測定することで、対象物が機器に接近したことを検出する近接センサである。なお、赤外線測定装置1は、必ずしも近接センサに限定されず、近接センサと同じような構成で赤外線を測定する赤外線測定装置であれば、いずれの赤外線測定装置であってもよい。
赤外線測定装置1は、発光部10と、受光部20と、測定部40とを備える。発光部10は、測定部40からの指令に従って、赤外線領域に含まれる波長を有する光(以下「赤外光」ともいう)を発する素子(たとえば赤外発光ダイオード)を備えている。
受光部20は、光を受けることによって光電流を出力するように構成される。受光部20は、後述するように、複数の受光素子(フォトダイオード)を有する。受光部20の構成については後に詳述する。
測定部40は、受光部20に接続され、受光部20の出力信号Idに基づいて、外部から受光部20が受けた光(光源41からの周囲光、近接物400からの反射光など)を測定する。測定部40は、測定結果を示す測定信号Soutを外部に出力するように構成される。
図2は、受光部20の受光面20aの法線方向から受光部20を視た図である。受光部20は、赤外受光部21と、複数(図2の例では5個)の可視光受光部22とを有する。赤外受光部21および複数の可視光受光部22は、受光面20aに沿って所定間隔を隔てて直線状に並べて配列される。以下では、赤外受光部21および複数の可視光受光部22の配列方向を「X軸方向」、受光面20aの法線方向を「Z軸方向」、X軸方向およびZ軸方向に垂直な方向を「Y軸方向」とも称する。
赤外受光部21には、波長が800nm以上の赤外光領域に感度ピークを有するとともに波長が800nm未満の可視光線領域にも感度を有するフォトダイオード(以下「赤外フォトダイオードPDi」ともいう)が含まれる。複数の可視光受光部22の各々には、可視光線領域に感度ピークを有するとともに赤外光領域にも感度を有するフォトダイオード(以下「可視光フォトダイオードPDv」ともいう)が含まれる。なお、フォトダイオードは、光を受けることによって光電変換作用により光電流を発生する半導体素子である。各可視光受光部22の受光面積S2は、赤外受光部21の受光面積S1よりも小さい値(たとえば5分の1程度)に設定されている。
図3は、赤外フォトダイオードPDiおよび可視光フォトダイオードPDvの感度特性の一例を概念的に示す図である。図3において、横軸は光の波長(単位:nm)を示し、縦軸はフォトダイオードの感度を示す。感度が大きいほど、より大きい光電流が発生する。
図3から理解できるように、赤外フォトダイオードPDiは、波長が800nm以上の赤外光領域に感度ピークを有するとともに、波長が800nm未満の可視光領域にも感度を有する。一方、可視光フォトダイオードPDvは、可視光線領域に感度ピークを有するとともに、赤外光領域にも感度を有する。このような特性の違いは、フォトダイオード内におけるp型半導体が形成されるP層とn型半導体が形成されるN層との接合面の深さ(受光面20aからのZ軸方向の距離)の違いによって生じさせることができる。具体的には、フォトダイオードのP層またはN層に光が入射すると、一般的に、波長の短い光ほど浅いところで吸収されて電子を励起し、波長の長い光ほど深いところで吸収されて電子を励起する。したがって、浅い接合面は短い波長に感度ピークを有し、深い接合面は長い波長に感度ピークを有する。このような特性を踏まえ、本実施の形態では、フォトダイオードのP層とN層との接合面を深さ方向(Z軸方向)において二重にすることによって、赤外フォトダイオードPDiおよび可視光フォトダイオードPDvを形成している。
図4は、赤外受光部21および可視光受光部22の断面を模式的に示す図である。赤外受光部21および可視光受光部22においては、図4に示すように、窒化シリコンSiNで形成される保護膜層31と、二酸化ケイ素SiO(石英ガラス)で形成される配線層32と、p型半導体が形成されるP層33(第1層)と、n型半導体が形成されるN層34(第2層)と、p型半導体が形成されるP基板35(第3層)とが、受光面20aに近い側から遠い側(Z軸の負方向)に向けてこの順に積層されている。すなわち、本実施の形態による赤外受光部21および可視光受光部22においては、P層33とN層34との接合面P1と、N層34とP基板35との接合面P2とが、深さ方向(Z軸方向)において重なる二重構造を有している。このような二重構造において、より浅い接合面P1周辺の部分が可視光フォトダイオードPDvとして用いられ、より深い接合面P2周辺の部分が赤外フォトダイオードPDiとして用いられる。
図5は、図2のV-V断面を模式的に示す図である。保護膜層31、配線層32、およびP基板35(第3層)は、受光部20の全体に渡って延在している。赤外受光部21においては、配線層32からP基板35までの間に、P層33aおよびN層34aがこの順に積層される。また、可視光受光部22においては、配線層32からP基板35までの間に、P層33bおよびN層34bがこの順に積層される。
なお、本実施の形態においては、各可視光受光部22におけるP層33bのサイズ(受光面20aに沿う方向の面積)を赤外受光部21におけるP層33aのサイズよりも小さい値に設定することによって、各可視光受光部22の受光面積S2を赤外受光部21の受光面積S1よりも小さい値にしている。
配線層32には、一方の端部が測定部40に接続される信号線L1が延在する。また、赤外受光部21における配線層32には、配線L2,L3が設けられる。可視光受光部22における配線層32には、バイアスBAおよびスイッチSWが設けられる。
赤外受光部21においては、P層33aとN層34aとの接合面P1aよりも深い位置に形成される、N層34とP基板35との接合面P2a周辺の部分が、赤外フォトダイオードPDiとして用いられる。具体的には、赤外フォトダイオードPDiのカソードに相当するN層34aが、配線層32において配線L2を介して信号線L1に接続される。そのため、接合面P2aで生じる光電流は配線L2および信号線L1を介して測定部40に出力される。なお、赤外フォトダイオードPDiのアノードに相当するP基板35は接地されている。また、赤外受光部21におけるP層33aとN層34aとは、配線層32において配線L3で短絡されるため、接合面P1aで生じる光電流は測定部40には出力されない。
一方、可視光受光部22においては、N層34bとP基板35との接合面P2bよりも浅い位置に形成される、P層33bとN層34bとの接合面P1b周辺の部分が、可視光フォトダイオードPDvとして用いられる。具体的には、可視光フォトダイオードPDvのアノードに相当するP層33bが、配線層32においてスイッチSWを介して信号線L1に接続される。可視光フォトダイオードPDvのカソードに相当するN層34bは、配線層32においてバイアスBAに接続される。なお、図5には、1つの可視光受光部22が示されているが、実際には、上述の図2に示したように複数の可視光受光部22が存在する。
図6は、受光部20内の電気回路を単純化した等価回路を示す図である。図6に示すように、赤外受光部21の赤外フォトダイオードPDiのカソードは、配線L2および信号線L1を介して測定部40に接続される。複数の可視光フォトダイオードPDvと信号線L1との間には、複数のスイッチSWがそれぞれ設けられる。すなわち、各可視光フォトダイオードPDvのアノードは、対応するスイッチSWを介して、信号線L1に接続される。各スイッチSWの状態は、測定部40からの指令に応じて個別に制御される。すなわち、測定部40は、各スイッチSWの状態を制御することによって、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せを変更することができる。
このような回路構成によって、測定部40には、赤外フォトダイオードPDiで生じる光電流から、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvで生じる光電流の合計を差し引いた電流(光電流の差分)が入力されることになる。そして、測定部40が各スイッチSWの状態を制御して信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せを変更することによって、受光部20全体としての可視光フォトダイオードPDvのサイズを可変とし、受光部20の出力を調整することができる。
図7は、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せを変更した場合における、受光部20の感度特性の変化の一例を概念的に示す図である。図7において、横軸は光の波長(単位:nm)を示し、縦軸は感度を示す。また、図7において、「PDi」が付した曲線は赤外フォトダイオードPDiの感度特性を示し、「5・PDv」が付された曲線は5個の可視光フォトダイオードPDvの合計の感度特性を示し、「PDi-K・PDv」が付された曲線は信号線L1にK個(K=1,2,3,4,5)の可視光フォトダイオードPDvが接続される場合の受光部20全体の感度特性を示す。
図7から、受光部20全体の感度特性は、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せ(数)に応じて変化することが理解できる。より具体的には、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの数を多くする(すなわち可視光フォトダイオードPDvの合計サイズを大きくする)ほど、受光部20全体の感度特性がマイナス方向に変化することが理解できる。図7に示す例は、たとえば、信号線L1に1個の可視光フォトダイオードPDvが接続される場合の受光部20全体の感度特性「PDi-PDv」においてはいずれの波長においてもプラスの感度を有するが、信号線L1に5個の可視光フォトダイオードPDvが接続される場合の受光部20全体の感度特性「PDi-5・PDv」においては、400~700nmの波長領域においてマイナスの感度を有することになる。
図8は、LED照明の光が周囲光として受光部20に照射された場合の感度およびパワーの一例を示す図である。図8において、横軸は光の波長(単位:nm)を示し、縦軸は感度あるいはパワーを示す。また、図8において、「PDi」が付された曲線は赤外フォトダイオードPDiの感度特性を示し、「5・PDv」が付された曲線は5個の可視光フォトダイオードPDvの合計の感度特性を示し、「PDi-2・PDv」が付された曲線は信号線L1に2個の可視光フォトダイオードPDvが接続される場合の受光部20全体の感度特性を示す。また、図8において、「LEDスペクトラム」が付された曲線はLED照明のスペクトラム(波長毎のパワー)を示し、「出力パワー」が付された曲線は信号線L1に2個の可視光フォトダイオードPDvが接続される場合の受光部20の出力パワーを示す。なお、「出力パワー」が付された曲線において出力パワーを全波長で積分した値(斜線部分の合計面積)が、受光部20から測定部40に出力される光電流の絶対値(以下、単に「受光部20の出力の大きさ」ともいう)に相当する。
LED照明のスペクトラムは、400~800nmの波長領域にパワーを持っている。そのため、LED照明の光が周囲光として入射された状態において、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvが発生する光電流の合計と、赤外フォトダイオードPDiが発生する光電流とが略同じになるように、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せ(数)を調整することによって、受光部20の出力の大きさを最小(ゼロ)に近づけることができる。図8には、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの数が「2個」にした場合に、受光部20の出力の大きさが最小になる例が示されている。すなわち、図8に示す例では、信号線L1に2個の可視光フォトダイオードPDvを接続した場合に、出力パワーにおける斜線部分のプラス側の合計面積とマイナス側の合計面積とが互いに相殺し合って、受光部20の出力の大きさがほぼゼロとなっている。
可視光フォトダイオードPDvは、赤外光の波長(940nm程度)に対する感度は小さい。そのため、信号線L1に可視光フォトダイオードPDvを接続しても、受光部20全体における赤外光の波長(940nm程度)の感度はほとんど変化しない。
以上のような特性を踏まえ、本実施の形態による測定部40は、発光部10が発光していない状態において、スイッチSWの状態を制御することによって、受光部20の出力の大きさが最小となるように信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せ(数)を調整する処理(以下「周囲光キャンセル処理」ともいう)を実行する。この周囲光キャンセル処理によって、受光部20の出力の大きさが最小となるように可視光フォトダイオードPDvの合計サイズが最適化されるため、赤外光の波長の感度を劣化させることなく周囲光(可視光)によるノイズを除去することができる。その結果、可視光カット機能を有する光学式のフィルタあるいは特殊材料を用いることなく、可視光によるノイズを除去することが可能になる。
なお、図8には周囲光がLED照明の光である例を示したが、周囲光が蛍光灯の光などLED照明とは異なる別の光源に変化しても、近接測定を実行する直前に周囲光キャンセル処理を毎回実行して可視光フォトダイオードPDvの合計サイズを調整し直せば、同様の効果を得ることができる。
測定部40は、周囲光キャンセル処理を実行した後に、発光部10が発光している状態における受光部20の出力を、近接物400で反射した赤外反射光として測定する処理(以下「反射光測定処理」ともいう)を実行する。これにより、可視光によるノイズを除去した上で赤外反射光を測定することができる。その結果、近接物400が機器に接近したことを適切に検出することができる。
<周囲光キャンセル処理および反射光測定処理の詳細>
図9は、本実施の形態による赤外線測定装置1が周囲光キャンセル処理および反射光測定処理を実行するタイミングを模式的に示す図である。図9において、横軸は時間を示す。
測定部40は、反射光測定処理を実行する前に、まず周囲光キャンセル処理を行なう。測定部40は、周囲光キャンセル処理において、測定部40に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せ(数)を切り替えて受光部20の出力の大きさを測定する処理を繰り返し、受光部20の出力の大きさが最小となる最適な組合せを探索する「探索処理」を実行する。そして、測定部40は、測定部40に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せ(数)の組合せを、探索処理によって得られた最適な組合せに変更する。このような周囲光キャンセル処理を反射光測定処理を実行する直前に行なうことによって、反射光測定処理の実行直前に照射されている周囲光(可視光)によるノイズを除去した状態で、反射光測定処理を開始することができる。
測定部40は、周囲光キャンセル処理の実行後に、上述の反射光測定処理を実行する。なお、周囲光には、商用電源周波数(50Hz、60Hz)に基づく所定の周期で発光強度が変動する白熱灯、ハロゲン光、蛍光灯、およびLED照明などの光源からの光が含まれ得るため、周囲光の放射照度も変動し得る。この点を踏まえ、測定部40は、周囲光キャンセル処理の実行後であって、かつ反射光測定処理の実行前に、発光部10が発光していない状態での周囲光を測定する「第1周囲光測定処理」を実行するとともに、反射光測定処理の実行後に発光部10が発光していない状態での周囲光を測定する「第2周囲光測定処理」を実行する。
そして、測定部40は、反射光測定処理による測定結果を、第1周囲光測定処理および第周囲光測定処理による測定結果で補正する補正処理を実行する。反射光測定処理による測定値を「B」、第1周囲光測定処理による測定値を「A1」、第2周囲光測定処理による測定値を「A2」とすると、測定値Bには、赤外反射光の成分だけでなく、この時の周囲光の成分も重畳している。そのため、測定値Bにおける赤外反射光の成分を求めるには、測定値Bから周囲光の成分を減算する必要がある。そこで、測定部40は、反射光測定処理の前後での周囲光の測定値A1,A2の平均値(=(A1+A2)/2)を測定値Bに含まれる周囲光の成分として算出し、算出された平均値を測定値「B」から差し引いた値(=B-(A1+A2)/2)を、反射光測定処理による測定結果の補正値として算出する。これにより、反射光測定処理による測定値Bに含まれる赤外反射光の成分を、より精度よく算出することができる。
図10は、本実施の形態による赤外線測定装置1が近接物400からの反射光を測定する際に実行する処理手順を示すフローチャートである。このフローチャートは、予め定められた条件が成立する毎(たとえば所定周期毎)に繰り返し実行される。
測定部40は、まず、上述の探索処理を行なって、測定部40に接続される可視光フォトダイオードPDvの最適な組合せ(受光部20の出力の大きさが最小となる組合せ)を探索する(ステップS10)。次いで、測定部40は、測定部40に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せを、探索処理によって得られた最適な組合せに変更する(ステップS12)。ステップS10,S12の処理が、上述の周囲光キャンセル処理である。
次いで、測定部40は、上述の第1周囲光測定処理を行なって反射光測定処理前の周囲光を測定し、その測定値A1をメモリに記憶する(ステップS14)。次いで、測定部40は、上述の反射光測定処理を行なって赤外反射光を測定し、その測定値Bをメモリに記憶する(ステップS16)。次いで、測定部40は、上述の第2周囲光測定処理を行なって反射光測定処理後の周囲光を測定し、その測定値A2をメモリに記憶する(ステップS18)。
次いで、測定部40は、上述の補正処理を行なって測定値A1,A2の平均値を測定値Bから差し引いた値(=B-(A1+A2)/2)を、反射光測定処理による測定結果の補正値として算出し、算出された補正値を示す信号を測定信号Soutとして外部に出力する。
以上のように、本実施の形態による赤外線測定装置1は、発光部10と、受光部20と、測定部40とを備える。受光部20は、測定部40に接続される信号線L1と、赤外フォトダイオードPDiを有する赤外受光部21と、各々が可視光フォトダイオードPDvを有する複数の可視光受光部22と、複数の可視光フォトダイオードPDvと信号線L1との間にそれぞれ設けられる複数のスイッチSWとを含む。
上記の構成においては、赤外フォトダイオードPDiで生じる光電流から、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvで生じる光電流の合計を差し引いた電流(光電流の差分)が、測定部40には入力される。そして、複数の可視光フォトダイオードPDvと信号線L1との間には複数のスイッチSWがそれぞれ設けられる。そのため、各スイッチSWの状態を制御して信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せを変更することによって、受光部20全体としての可視光フォトダイオードPDvの合計サイズを可変とし、受光部20の出力を調整することができる。たとえば、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの合計が発生する光電流と、赤外フォトダイオードPDiが発生する光電流とが略同じになるように、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せ(数)を調整することによって、受光部20の出力の大きさを最小(ゼロ)に近づけることができる。すなわち、可視光カット機能を有する光学式のフィルタあるいは特殊材料を用いることなく、周囲光(可視光)によるノイズを除去することが可能になる。
この点を踏まえ、本実施の形態による測定部40は、発光部10が発光していない状態において、スイッチSWの状態を制御することによって、受光部20の出力の大きさが最小となるように信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せ(数)を調整する「周囲光キャンセル処理」を実行する。より具体的には、測定部40は、周囲光キャンセル処理において、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せを順次切り替えて受光部20の出力の大きさが最小となる最適な組合せを探索する「探索処理」を実行し、信号線L1に接続される可視光フォトダイオードPDvの組合せを探索処理によって得られた最適な組合せに変更する。
この周囲光キャンセル処理によって、受光部20の出力の大きさが最小となるように可視光フォトダイオードPDvの合計サイズが最適化されるため、赤外光の波長の感度を劣化させることなく周囲光(可視光)によるノイズを除去することができる。
さらに、測定部40は、周囲光キャンセル処理を実行した後に、発光部10が発光している状態における受光部20の出力を、近接物400で反射した赤外反射光として測定する「反射光測定処理」を実行する。これにより、可視光によるノイズを除去した上で赤外反射光を測定することができる。その結果、近接物400が機器に接近したことを適切に検出することができる。
さらに、測定部40は、周囲光キャンセル処理の実行後であって、かつ反射光測定処理の実行前に、発光部10が発光していない状態での周囲光を測定する「第1周囲光測定処理」を実行するとともに、反射光測定処理の実行後に発光部10が発光していない状態での周囲光を測定する「第2周囲光測定処理」を実行する。そして、測定部40は、反射光測定処理による測定結果を、第1周囲光測定処理および第周囲光測定処理による測定結果で補正する補正処理を実行する。これにより、反射光測定処理による測定結果に含まれる赤外反射光の成分を、より精度よく検出できる。
さらに、本実施の形態による赤外線測定装置1においては、赤外受光部21および複数の可視光受光部22の各々が、p型半導体が形成されるP層33(第1層)と、n型半導体が形成されるN層34(第2層)と、p型半導体が形成されるP基板35(第3層)とが、受光面20aに近い側から遠い側に向けてこの順に積層される二重構造を有する。このような二重構造において、各可視光フォトダイオードPDvは、各可視光受光部22におけるP層33とN層34とのとの接合面P1(浅い方の接合面)周辺の部分によって形成される。赤外フォトダイオードPDiは、赤外受光部21におけるN層34とP基板35との接合面P2(深い方の接合面)周辺の部分によって形成される。本実施の形態による赤外線測定装置1においては、このような半導体回路によって形成される赤外受光部21および複数の可視光受光部22を用いて、周囲光によるノイズを除去することが可能になる。すなわち、可視光カット機能を有する光学式のフィルタあるいは特殊材料を用いることなく、可視光によるノイズを除去することができる。
<変形例1>
上述の実施の形態においては、各可視光受光部22に配置されるP層33bおよびN層34bのサイズを赤外受光部21に配置されるP層33aおよびN層34aのサイズよりも小さくすることによって、各可視光受光部22の受光面積S2を赤外受光部21の受光面積S1よりも小さくする例について説明した(上述の図2および図5参照)。
しかしながら、各可視光受光部22の受光面積S2を赤外受光部21の受光面積S1よりも小さくする手法は、上記の手法に限定されない。
図11は、本変形例1による受光部20AをZ軸方向から視た図である。この受光部20Aにおいては、赤外受光部21に配置されるP層33aおよびN層34aのサイズと各可視光受光部22Aに配置されるP層33bおよびN層34bのサイズとを略等しくしつつ、各可視光受光部22Aの受光面20a上に矩形状の穴が形成された金属泊23を設けて遮光することによって、各可視光受光部22Aの受光面積S2を赤外受光部21の受光面積S1よりも小さくしている。このような構成によっても、各可視光受光部22Aの受光面積S2を赤外受光部21の受光面積S1よりも小さくすることができる。なお、金属泊23は、たとえば、LSI(Large Scale Integration)で一般的に用いられるアルミ配線を用いて実現することができるため、特殊な工程を追加することなく(すなわちコストを上げることなく)遮光を実現することができる。
<変形例2>
上述の実施の形態においては複数の可視光受光部22の受光面積を互いに略等しくする例を示した(上述の図2参照)が、複数の可視光受光部22の受光面積を互いに異ならせるようにしてもよい。
図12は、本変形例2による受光部20BをZ軸方向から視た図である。この受光部20Bにおいては、複数の可視光受光部22B1~22B5の受光面積が、いずれも赤外受光部21の受光面積S1よりも小さく、かつ互いに異なっている。このように、複数の可視光受光部22B1~22B5の受光面積を互いに異ならせるようにしてもよい。
<変形例3>
上述の実施の形態においては赤外受光部21および複数の可視光受光部22を直線状に配列する例を示した(上述の図2参照)が、赤外受光部21および複数の可視光受光部22の配列は直線状であることに限定されない。
図13は、本変形例3による受光部20CをZ軸方向から視た図である。この受光部20Cにおいては、赤外受光部21を中心として、複数(8個)の可視光受光部22が環状に配置される。このように変形することで、複数の可視光受光部22を赤外受光部21に近い位置に配置することができる。
<変形例4>
上述の実施の形態においては赤外受光部21および可視光受光部22の双方を二重構造とする例を示した(上述の図5参照)が、赤外受光部21を一重構造にしてもよい。
図14は、本変形例4による受光部20Dの断面を模式的に示す図である。この受光部20Dは、上述の受光部20の赤外受光部21を、赤外受光部21Dに変更したものである。赤外受光部21Dは、上述の図5に示す赤外受光部21のP層33aおよび配線L3を排除してP層33とN層34との接合面P1を無くし、N層34aとP基板35との接合面P2のみとする一重構造を有している。このように赤外受光部21を一重構造にしてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した説明ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 赤外線測定装置、10 発光部、20,20A,20B,20C,20D 受光部、20a 受光面、21,21D 赤外受光部、22,22A,22B1~22B5 可視光受光部、23 金属箔、31 保護膜層、32 配線層、33,33a,33b P層(第1層)、34,34a,34b N層(第2層)、35 P基板(第3層)、40 測定部、41 光源、400 近接物、BA バイアス、L1 信号線、L2,L3 配線、P1,P2 接合面、PDi 赤外フォトダイオード、PDv 可視光フォトダイオード、SW スイッチ。

Claims (5)

  1. 赤外光を発する発光部と、
    光を受けることによって光電流を出力する受光部と、
    前記受光部の出力に基づいて前記受光部が受けた光を測定する測定部とを備え、
    前記受光部は、
    前記測定部に接続される信号線と、
    前記信号線に接続され、所定値よりも波長の長い赤外線領域に感度ピークを有するとともに前記所定値よりも波長の短い可視光線領域にも感度を有する赤外フォトダイオードを有する赤外受光部と、
    各々が前記可視光線領域に感度ピークを有するとともに前記赤外線領域にも感度を有する複数の可視光フォトダイオードをそれぞれ有する複数の可視光受光部と、
    前記複数の可視光フォトダイオードと前記信号線との間にそれぞれ設けられ、前記測定部に接続される前記可視光フォトダイオードの組合せを変更可能な複数のスイッチとを含み、
    前記測定部は、前記発光部が発光していない状態において、前記複数のスイッチを制御することによって、前記受光部の出力の大きさが最小となるように前記測定部に接続される前記可視光フォトダイオードの組合せを調整するキャンセル処理を実行する、赤外線測定装置。
  2. 前記測定部は、前記キャンセル処理において、前記測定部に接続される前記可視光フォトダイオードの組合せを順次切り替えて前記受光部の出力の大きさが最小となる組合せを探索する探索処理を実行し、前記測定部に接続される前記可視光フォトダイオードの組合せを前記探索処理によって得られた組合せに変更する、請求項に記載の赤外線測定装置。
  3. 前記測定部は、前記キャンセル処理の実行後に、前記発光部が発光している状態における前記受光部の出力を、近接物で反射した赤外反射光として測定する反射光測定処理を実行する、請求項に記載の赤外線測定装置。
  4. 前記測定部は、
    前記キャンセル処理の実行後であって、かつ前記反射光測定処理の実行前に、前記発光部が発光していない状態での周囲の光を測定する第1周囲光測定処理と、
    前記反射光測定処理の実行後に、前記発光部が発光していない状態での周囲の光を測定する第2周囲光測定処理と、
    前記反射光測定処理による結果を、前記第1周囲光測定処理および前記第周囲光測定処理による結果で補正する補正処理とを実行する、請求項に記載の赤外線測定装置。
  5. 前記赤外受光部および前記複数の可視光受光部の各々には、p型半導体が形成される第1層、n型半導体が形成される第2層、p型半導体が形成される第3層が、受光面に近い側から遠い側に向けてこの順に積層され、
    前記可視光フォトダイオードは、前記可視光受光部における前記第1層と前記第2層との接合部によって形成され、
    前記赤外フォトダイオードは、前記赤外受光部における前記第2層と前記第3層との接合部によって形成される、請求項1~のいずれかに記載の赤外線測定装置。
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