JP7336340B2 - 補強コンクリート柱の製造装置 - Google Patents

補強コンクリート柱の製造装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7336340B2
JP7336340B2 JP2019179343A JP2019179343A JP7336340B2 JP 7336340 B2 JP7336340 B2 JP 7336340B2 JP 2019179343 A JP2019179343 A JP 2019179343A JP 2019179343 A JP2019179343 A JP 2019179343A JP 7336340 B2 JP7336340 B2 JP 7336340B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reinforced concrete
molding material
concrete column
discharge
manufacturing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2019179343A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021055395A (ja
Inventor
佳知 岡田
直孝 砂田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kitagawa Iron Works Co Ltd
Original Assignee
Kitagawa Iron Works Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kitagawa Iron Works Co Ltd filed Critical Kitagawa Iron Works Co Ltd
Priority to JP2019179343A priority Critical patent/JP7336340B2/ja
Publication of JP2021055395A publication Critical patent/JP2021055395A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7336340B2 publication Critical patent/JP7336340B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • On-Site Construction Work That Accompanies The Preparation And Application Of Concrete (AREA)
  • Conveying And Assembling Of Building Elements In Situ (AREA)
  • Producing Shaped Articles From Materials (AREA)

Description

RC造柱などの補強コンクリート柱の製造装置に関する。
ビルディングなどの建築物では、鉄筋コンクリート造の柱(RC造柱)や、鉄骨鉄筋コンクリート造の柱(SRC造柱)、鉄骨造の柱(S造柱)など、鋼材が埋め込まれているコンクリート製の柱(本明細書では補強コンクリート柱ともいう)が用いられている。
補強コンクリート柱は、各階層に対応した所定の長さ(例えば4~5m)に形成されていて、これらを縦方向に連結することで、求める高さまで延長していく。補強コンクリート柱は、在来工法やプレキャスト工法などで製造されている(例えば、特許文献1参照)。
在来工法の場合、建設現場で、施工箇所に鉄筋や鉄骨を組み付ける。その後、コンパネなどの型枠でその周囲を覆い、その中にコンクリートを打設することで、補強コンクリート柱を形成する(いわゆる型枠支保工)。プレキャスト工法の場合、建設現場とは異なる場所で、事前に、鉄筋などとコンクリートの外郭部分とからなる中空の柱材を形成する。そして、その中空の柱材を施工箇所に組み付け、その中にコンクリートを打設することで、補強コンクリート柱を形成する。
これらいずれの工法においても、補強コンクリート柱の製造時には、コンクリートを成形するために型枠を用いるので、その設置や回収に手間がかかる。
それに対し、近年では、3次元プリンタの技術を建設に利用することが試みられている(特許文献2,3)。特許文献2や特許文献3には、ロボットアームでノズルを支持した装置が開示されている。その装置を用いることで、型枠を用いなくても、柱状構造物の製造が可能になる。
具体的には、ノズルからモルタルなどを押し出しながら、ロボットアームで、柱状構造物の外郭線に沿って、繰り返しそのノズルを移動させていく。そうして、モルタルを所定の高さまで積層することで、中空の柱状構造物を形成する。特許文献2では、更にその後、その柱状構造物の中にコンクリートを打設することで、中実の柱状構造物を形成している。
特開2017-179841号公報 特開2019-147338号公報 特開2018-69661号公報
特許文献2や特許文献3で形成される中空や中実の柱状構造物には、鉄筋などの鋼材は埋め込まれていないので、補強コンクリート柱のような強度は無い。従って、そのままではビルディングなどの柱には使用できない。
鋼材を用いることにより、特許文献2や特許文献3の装置で補強コンクリート柱を製造することが考えられる。
ところが、補強コンクリート柱を製造する場合、所定の長さの鉄筋や鉄骨で構成された骨組みの周囲に、中空の柱状構造物を形成しなければならない。そのためには、ノズルをその骨組みの外周側で周回させながらモルタルを積層していく必要がある。特に、RC造柱の場合、適切なかぶり厚さを確保するために、鉄筋を補強コンクリート柱の外面の近傍(数cm程度)に位置させる必要があり、鉄筋に沿うようにノズルを移動させなければならない。
そのためには、骨組みを中心にしてロボットアームを大きく旋回させながら、ノズルの吐出口が適切な位置で適切な方向に向くように、ロボットアームでノズルを姿勢制御し、更に、骨組みの下端から上端まで、ロボットアームを上昇させていく必要がある。従って、その制御は極めて複雑なものとなる。
更にロボットアームの場合、その構造上、骨組みの反対側にアームが届き難いため、そこでの移動が制限される。骨組みの反対側でもノズルを適切に移動できるようにすると、ロボットアームは巨大なものになってしまう。このように、特許文献2や特許文献3の装置で補強コンクリート柱を製造するには、問題が多く、実用化は難しい。
しかも、補強コンクリート柱は、角柱形状が一般的である。そのため、その外周は、直線状のストレート部と、略直角に曲がったコーナー部とが存在する。モルタルを安定して積層していくには、これらストレート部およびコーナー部の双方において、モルタルを同じ高さで吐出させなければならない。従って、よりいっそう複雑な制御が求められる。
そこで開示する技術の目的は、型枠を用い無くても、RC造柱などの補強コンクリート柱が精度高く製造できる製造装置を、実用化できるレベルで提供することにある。
開示する技術の一つは、直線状のストレート部に連なる曲がったコーナー部を外周に有するとともに鋼材が埋め込まれている補強コンクリート柱の製造装置に関する。
前記製造装置は、セメント系材料に加水して形成された成形材料を吐出する吐出装置と、前記吐出装置に前記成形材料を供給する材料供給機構と、前記吐出装置を水平方向および垂直方向の各々に変位させる三次元移動機構と、前記吐出装置、材料供給機構、および前記三次元移動機構の各々を制御する制御装置と、を備える。
前記吐出装置は、前記材料供給機構から前記成形材料を導入する材料導入部と、前記材料導入部に旋回可能な状態で支持されていて、先端に開口する吐出口から前記成形材料を吐出するノズル部と、を有している。前記制御装置は、前記吐出装置に前記成形材料が供給されるように、前記材料供給機構を制御するのと同時に、前記吐出装置が前記鋼材の外方を周回しながら上昇するように、前記三次元移動機構を制御するとともに、前記ノズル部が旋回して前記吐出口が前記鋼材に沿って周回するように、前記吐出装置を制御することにより、前記補強コンクリート柱の外郭部分を形成する。
そして、前記吐出口が周回する内回り経路のうち、前記ストレート部に対応したストレート領域よりも、前記コーナー部に対応したコーナー領域の方が、前記吐出口の移動が遅くなるように、前記制御装置が、前記三次元移動機構を制御する。
すなわち、この製造装置では、比較的簡単な構造および制御でもって、鋼材の外方から、適切に補強コンクリート柱の外郭部分を形成することができるので、型枠を用い無くても、RC造柱などの補強コンクリート柱が製造できる。
そして、この製造装置で、角柱形状等、ストレート部に連なるコーナー部を外周に有する補強コンクリート柱を製造する場合、コーナー領域では、吐出装置は、大きく外回りしなければならない。そのため、極端な加速および減速が必要になるが、そのような極端な加減速を実行するためには、三次元移動機構の強度や駆動力を大幅に高める必要がある。そうすると、製造装置は巨大なものとなり、実用化が困難になる。
それに対し、この製造装置では、吐出口が周回する内回り経路のうち、ストレート領域よりもコーナー領域の方が、吐出口の移動が遅くなるように、三次元移動機構を制御する。それにより、吐出装置は、コーナー領域でも、比較的遅い速度、かつ、比較的円滑な動作で移動できるようになる。従って、三次元移動機構の強度や駆動力を実用可能なレベルに維持できる。
好ましくは、前記材料導入部は、前記成形材料の吐出量を調整する流量調整機構を有し、前記制御装置が、前記吐出口の移動速度の増減に連動して前記成形材料の吐出量が増減するように、前記流量調整機構を制御する。
好ましくは、前記材料供給機構は、前記吐出装置から離れた位置で前記成形材料を受け入れる材料受入部と、前記材料受入部で受け入れた前記成形材料を送り出す送りポンプと、を有し、前記制御装置が、前記送りポンプの制御と協働させた状態で前記流量調整機構を制御する。
好ましくは、前記内回り経路における前記コーナー領域の直前部位に、移行区間が設けられていて、前記移行区間で、前記制御装置が前記吐出口の移動速度を加速させる。
開示する技術によれば、型枠を用い無くても、RC造柱などの補強コンクリート柱が精度高く製造できるようになる。
補強コンクリート柱の製造装置を示す概略図である。 制御装置およびその関連装置の関係を示すブロック図である。 補強コンクリート柱の外郭部分を形成する過程を示す概略斜視図である。 吐出装置の移動経路を示す概略図である。 補強コンクリート柱の製造方法の主な工程を示すフローチャートである。 内回り経路を示した概略図である。 コーナー領域およびその前後における主な要素の経時変化を表したグラフである。グラフAは吐出装置の移動速度、グラフBは吐出口の移動速度、グラフCは成形材料の吐出量、グラフDは吐出された成形材料の高さ、の経時変化をそれぞれ表している。 コーナー領域における吐出口の移動制御の主な流れを示したフローチャートである。
以下、開示する技術の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。ただし、以下の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物あるいはその用途を制限するものではない。
<補強コンクリート柱の製造装置の構成>
図1に、本実施形態で開示する補強コンクリート柱の製造装置(柱枠製造装置1)を示す。この柱枠製造装置1は、RC造柱や、SRC造柱、S造柱などの補強コンクリート柱(本実施形態ではRC造柱を例示)の製造過程で用いられる。
すなわち、従来であれば、RC造柱を所定形状に成形する際には、コンパネなどの型枠を用いるが、この柱枠製造装置1では、その型枠の代わりに、RC造柱の外郭部分を形成する。従って、この柱枠製造装置1の利用により、型枠の設置や回収の作業が不要になるので、工数削減や工期短縮の効果が得られる。
しかも、建築基準法などにおいて要求される強度は、従来と同様に、RC造柱の外郭部分の中にコンクリート系材料を打設することによって形成され、かつ、鋼材が埋め込まれているRC造柱の中核部分によって確保される。従って、この柱枠製造装置1が形成するRC造柱の外郭部分は、型枠と同程度の強度があればよい。
図1では、ビルディングなどの各階のフロアFにおいて、その下層の階に形成したRC造柱100に継ぎ足すようにして、そのフロアFの上にRC造柱100を形成する場合を例示している。図1は、フロアFの上に露出した下層の階のRC造柱100の上端に鉄筋101を継ぎ足すことにより、施工するRC造柱100の骨組みが形成されている状態を示している。
一般に、RC造柱100は、四隅がアール加工された角柱状に形成される。すなわち、RC造柱100は、その四辺の各々を構成する直線状のストレート部100sと、その四隅の各々を構成する半円状に曲がったコーナー部100cとを、外周に有している(図4参照)。通常、各階層において形成されるRC造柱100の高さは、3m~5m程度であり、横幅は1m程度である。
柱枠製造装置1は、施工するRC造柱100に隣接した所定位置に位置決めされた状態で、フロアFの上に設置される。柱枠製造装置1は、三次元移動機構2、材料供給機構4、吐出装置6、制御装置8などで構成されている。
(三次元移動機構2)
三次元移動機構2は、縦移動部10および横移動部20を有している。縦移動部10は、その下端部に吐出装置6を支持していて、吐出装置6を垂直方向(図1のZ方向)に変位させる。横移動部20は、縦移動部10を支持していて、縦移動部10を水平方向(図1のX方向、およびX方向に直交した紙面に垂直なY方向の成分を含む方向)に変位させる。
これら縦移動部10および横移動部20が協働しながら作動することで、三次元移動機構2は、RC造柱100の大きさに対応した所定の範囲内で、吐出装置6を水平方向および垂直方向の各々に変位させる。水平方向および垂直方向の各々で吐出装置6の移動が制御できるので、制御の簡素化が図れる。
横移動部20は、固定マスト21、回転マスト22、旋回アーム23、マストモータ24、スライドモータ25などで構成されている。固定マスト21および回転マスト22の各々は、円柱状の部材からなる。固定マスト21は、垂直方向に延びるようにして、フロアFの上の所定位置に、ボルトの締結などにより取り外し可能な状態で固定される。
回転マスト22は、固定マスト21の上に、ベアリング26などを介して第1縦軸J1(Z方向に延びる軸)を中心に回転可能な状態で設置されている。マストモータ24は、固定マスト21と回転マスト22との間に設置されている。マストモータ24の駆動により、RC造柱100に対応した所定の範囲で、回転マスト22は正逆双方向に回転する。
旋回アーム23は、スライドガイド23a、スライダー23bなどで構成されていて、回転マスト22の上部から水平方向に延びるように設置されている。スライドガイド23aは、互いに平行した一対の細長いレール状の部材(レール部材)で構成されている。
スライドガイド23aは、その一端が回転マスト22の上部に固定されていて、そこから水平方向に延びている。リブ、ビーム、およびブレースなどにより、片持ち支持されたスライドガイド23aの剛性は強化されている。
スライダー23bは、各レール部材に支持された一対の部材からなる。スライダー23bは、スライドガイド23aの先端側にスライド可能な状態で設置されている。スライドモータ25は、スライドガイド23aの上に設置されている。スライドモータ25の駆動により、RC造柱100に対応した所定の範囲r1で、スライダー23bがX方向にスライドする。
縦移動部10は、その旋回アーム23の先端部を構成しているスライダー23bの突端部分に、垂直方向に延びるように設置されている。
縦移動部10は、昇降アーム11、昇降モータ12などで構成されている。昇降アーム11は、支持パイプ11aおよびスライドパイプ11bを有している。支持パイプ11aは、円筒状の部材からなり、スライダー23bの先端部分に、その中心が第2縦軸J2(Z方向に延びる軸)に一致して垂直方向に延びるように固定されている。
スライドパイプ11bは、支持パイプ11aよりも小径で長い円筒状の部材からなり、支持パイプ11aの内部に、同軸かつスライド可能な状態で挿通されている。スライドパイプ11bには吐出装置6が設置されており、スライドパイプ11bはまた、材料供給機構4の一部を構成している。昇降モータ12は、スライダー23bの先端部分に設置されており、昇降モータ12の駆動により、RC造柱100に対応した所定の範囲r2で、スライドパイプ11bがZ方向にスライドする。
(材料供給機構4)
材料供給機構4は、上述したスライドパイプ11bの他、ホッパー40(材料受入部の一例)、送りポンプ41、移送ホース42などで構成されている。この実施形態のホッパー40は、作業員が作業し易いように、フロアFの上に設置されている。ホッパー40には、柱枠製造装置1の材料が投入される。例えば、モルタルや化学薬品などを含むセメント系材料に、適量の水を加えて混練し、適度な粘度に調整した材料(成形材料)が、ホッパー40に投入される。
吐出装置6から離れた位置に設置されているホッパー40から成形材料を安定して移送するため、ホッパー40には、送りポンプ41が併設されている。成形材料は、この送りポンプ41によってホッパー40から送り出される。送りポンプ41の送出口には、移送ホース42の一端が接続されている。移送ホース42の他端は、スライドパイプ11bの上端に接続されている。
移送ホース42の途中には、スライダー23bの上に設置されたバッファータンク43が設置されている。ホッパー40に投入された成形材料は、移送ホース42、バッファータンク43、およびスライドパイプ11bを経由して吐出装置6に供給される。なお、バッファータンク43は必須でない。ホッパー40から移送ホース42およびスライドパイプ11bを経由して吐出装置6に供給してもよい。
(吐出装置6)
吐出装置6は、材料導入部60、ノズル部61、およびノズルモータ62などで構成されている。材料導入部60は、スライドパイプ11bの下端部に設置されている。材料導入部60の内部に、スライドパイプ11bから成形材料が導入される。
詳細な図示は省略するが、材料導入部60には、成形材料の吐出量を開度によって調整する流量調整バルブ60a(流量調整機構の一例)や、ロータリージョイント60b、スリップリング60cなどが組み込まれている。材料導入部60の横にはノズルモータ62が併設されている。
ノズル部61は、短寸の短筒部61aと、短筒部61aの一端に連なる長寸の長筒部61bとで構成された略L形状に曲がったパイプ状の部材を有している。短筒部61aは、第2縦軸J2を中心に回転可能な状態で材料導入部60(ロータリージョイント60b)に支持されている。ノズルモータ62の駆動により、長筒部61bは、第2縦軸J2を中心に旋回する。
長筒部61bの先端には、ボックス状の吐出部61cが設けられている。吐出部61cの下端部分には、横方向(水平方向)に開口する吐出口61dが形成されている。吐出口61dは、材料導入部60の中心からその半径方向に十分に離れて位置するように構成されている。吐出口61dは、ノズル部61および材料導入部60を介してスライドパイプ11bと連通している。なお、吐出口61dの開口は、進行方向側でなければ横方向に限らず鉛直方向側でも構わない。
吐出部61cには、吐出口61dを開閉するシャッター機構61eも設置されている。吐出部61cにはまた、吐出口61dの高さを検出する位置センサ61fも設置されている。シャッター機構61eおよび位置センサ61fは、スリップリング60cを介して、制御装置8と電気的に接続されている。
(制御装置8)
制御装置8は、CPU、メモリ、インターフェースなどのハードウエアと、ハードウエアに実装された制御プログラムなどのソフトウエアとで構成されていて、柱枠製造装置1を構成している各装置や各機構の作動を総合的に制御する。制御装置8は、モニターや操作ボタンなど、制御装置8との間で入力信号および出力信号を送受信する入出力装置1bとともに操作盤1aに設置されている。
図2に、制御装置8と、その主な関連装置を示す。制御装置8には、その機能的な構成として、三次元位置制御部80、ノズル旋回制御部81、材料供給制御部82を有している。三次元位置制御部80は、入出力装置1bを通じて入力されるRC造柱100の位置や大きさ、形状などの情報に基づいて、マストモータ24、スライドモータ25、昇降モータ12の駆動を制御する。
特に、この柱枠製造装置1では、三次元移動機構2の強度や、マストモータ24、スライドモータ25の駆動の負担が軽減できるように、製造装置8の制御が工夫されている(詳細は後述)。
ノズル旋回制御部81は、三次元位置制御部80から得られる吐出装置6の水平位置およびノズル部61の回転位置などの情報に基づいて、ノズルモータ62の駆動を制御する。材料供給制御部82は、吐出圧や送りポンプ41の出力などの情報に基づいて、送りポンプ41の出力や流量調整バルブ60aの開度を制御する。
<補強コンクリート柱の製造装置の動作>
枠製造装置は、成形材料を吐出するノズル部61を必要に応じて旋回させるとともに、吐出装置6を、鉄筋101の下端部位から鉄筋101の周囲を周回しながら上昇させていく。そうして、鉄筋101の周りにRC造柱100の外郭部分100aを形成する。
具体的には、制御装置8(三次元位置制御部80、ノズル旋回制御部81)は、その運転が開始されると、三次元移動機構2を制御し、吐出口61dが、鉄筋101の下端近傍の所定の開始位置に位置するように、マストモータ24を制御して回転マスト22を回転させ、スライドモータ25を制御して旋回アーム23をスライドさせ、ノズルモータ62を制御してノズル部61を旋回させる。
吐出口61dが開始位置にセットされると、制御装置8(材料供給制御部82)は、シャッター機構61eを制御して吐出口61dを開く。それとともに、吐出装置6に成形材料を供給し、その所定量が所定の速度で吐出されるように、送りポンプ41の出力や流量調整バルブ60aの開度を制御する。
それと同時に、制御装置8(三次元位置制御部80)は、吐出装置6が鉄筋101の外方の所定のコースを周回するように、回転マスト22を回転させたり旋回アーム23をスライドさせたりする。それにより、鉄筋101の周囲には、吐出された成形材料によって堤状の構造物が形成される。
そして、制御装置8(三次元位置制御部80)は、吐出装置6が骨組みの周りを一周する度に、吐出された成形材料の高さ分だけ上昇するように、昇降アーム11をスライドさせる。このような動作を繰り返すことにより、図3に示すように、成形材料による堤状の構造物を積層し、RC造柱100の外郭部分100aを形成していく。
このように、この柱枠製造装置1によれば、旋回アーム23を旋回やスライドさせ、昇降アーム11をスライドさせるだけなので、比較的簡単な制御や構造で、鉄筋101の周囲の任意の位置に吐出装置6を移動できる。
このとき、位置センサ61fは、吐出口61dから積層した成形材料の上面までの距離を計測し、その計測値を制御装置8に出力する。積層した成形材料は、高くなるほど圧縮されて低くなる傾向がある。制御装置8(三次元位置制御部80)は、位置センサ61fから入力される計測値に基づいて、昇降アーム11のスライド量を補正する。従って、RC造柱100の外郭部分100aを精度高く形成できる。
更に、RC造柱100の場合、その外面の近傍(数cm程度)に鉄筋101を位置させる必要があり、鉄筋101に沿うように、吐出口61dを移動させなければならない。対して、吐出装置6や昇降アーム11は、ある程度横幅があるので、鉄筋101からある程度離れた位置を周回するようにコース取りせざるを得ない。
それに対し、この柱枠製造装置1では、吐出装置6に旋回可能なノズル部61が設けられている。ノズル部61を旋回させることにより、そのノズルの先端に設けられている吐出口61dを、吐出装置6から十分に離れた位置で回動できる。
従って、図4に示すように、制御装置8(ノズル旋回制御部81)が、ノズル部61を旋回させることで、吐出口61dを鉄筋101に沿って周回させることができる。それにより、昇降アーム11や材料導入部60は、所定のコースに沿って周回させながら、成形材料を、鉄筋101の近傍の適切な位置に連続して吐出することができる。
柱枠製造装置1は、鉄筋101の上端近傍の所定の終了位置に達するまで、このような動作を繰り返し実行する。それにより、開始位置から終了位置まで、途切れることなく成形材料を吐出しながら、RC造柱100の外郭部分100aを形成することができる。継ぎ目が形成されないので、継ぎ目に起因した亀裂を防止できる。
<補強コンクリート柱の製造方法>
図5に、補強コンクリート柱の製造方法の主な流れを例示する。補強コンクリート柱は、鋼材を立てた状態で所定位置に配置する工程(第1工程S1)、柱枠製造装置1を用いて、鋼材の周囲に、補強コンクリート柱の外郭部分を形成する工程(第2工程S2)、形成した外郭部分の中にコンクリート系材料を打設する工程(第3工程S3)などを経て製造される。
例えば、建設現場でRC造柱100を製造する場合には、図1に示すように、新たにRC造柱100を形成する箇所に、鉄筋101を立てた状態で配置する。図1では、鉄筋101は1つのみを表示しているが、通常は複数箇所に配置される。そうした後、図1に示すように、これら複数箇所に対応可能な所定位置に、柱枠製造装置1を設置し、その柱枠製造装置1を用いて、複数の鉄筋101の周囲に、RC造柱100の外郭部分100aを形成する。
所定時間、養生することによって成形材料を硬化させた後、これらRC造柱100の外郭部分100aの中に、砂利、砂、セメント、添加剤などの混合物に適量の水を加水して作製した材料(コンクリート系材料)を打設する。
この製造方法によれば、コンパネなどの型枠の設置や回収が不要なので、工数削減や工期短縮の効果が得られる。
<制御装置8の制御の工夫>
この柱枠製造装置1の場合、図4に示すように、吐出口61dは、鉄筋101に沿って周回し、成形材料を積層していく。対して、吐出装置6は、吐出口61dよりも、鉄筋101から大きく外方に離れた位置を周回する。
なお、吐出口61dが周回する経路を内回り経路CI、吐出装置6が周回する経路を外回り経路COともいう。そして、これら内回り経路CIおよび外回り経路COの各々において、ストレート部100sに対応した範囲をストレート領域RSといい、コーナー部100cに対応した範囲をコーナー領域RCともいう。
吐出装置6は、外回り経路COのうち、ストレート領域RSでは、吐出口61dと平行して移動するので、これらは略同等の速度で移動すればよいが、コーナー領域RCでは、内回り経路CIに対して大回りしなければならないので、極端な加速および減速が必要になる。
そのような極端な加減速を、旋回アーム23の旋回およびスライドで実行するためには、三次元移動機構2の強度や、マストモータ24およびスライドモータ25の駆動力を、大幅に高める必要がある。そうすると、柱枠製造装置1は巨大なものとなり、実用化が困難になる。
それに対し、この柱枠製造装置1では、そのような不具合が解消できるように、三次元位置制御部80の制御が工夫されている。具体的には、吐出口61dの移動速度の制御を工夫することにより、コーナー領域RCでも、吐出装置6が比較的遅い速度かつ円滑な動作で移動できるようにした。
それにより、コーナー領域RCで吐出装置6を極端な加速および減速する必要が無くなり、吐出装置6の動作制御も比較的簡単にできるので、柱枠製造装置1の巨大化を回避できる。
(コーナー領域RCでの制御の具体例)
図6、図7、図8を参照して、制御装置8(三次元位置制御部80)が行う、コーナー領域RCにおける吐出装置6や吐出口61dの移動制御の具体例を示す。図6は、内回り経路CIを示した概略図であり、説明で用いる主なポイントを示してある。
図7は、上から順に、コーナー領域RCおよびその前後における、吐出装置6の移動速度、吐出口61dの移動速度、成形材料の吐出量、および吐出された成形材料の高さの各々の経時変化を表したグラフである(便宜上、上から順にグラフA~Dとする)。図8は、制御装置8が行う、コーナー領域RCにおける吐出口61dの移動制御の主な流れを示したフローチャートである。
図4に、実線で示すように、ストレート領域RSでは、吐出装置6は吐出口61dと略平行に移動する。ノズル部61も旋回せず、ストレート部100sと略直交した状態を保持する。吐出装置6および吐出口61dは、所定の基準速度Vsで移動する。
図4に二点鎖線で示すように、コーナー領域RCでは、ノズル部61は、吐出口61dが内回り経路CIに沿って移動するように、ノズル旋回制御部81の制御によって旋回する。このとき、図7のグラフBに二点鎖線で示すように、吐出口61dが、基準速度Vsでコーナー領域RCを移動するとすると、図7のグラフAに二点鎖線(一部省略)で示すように、吐出装置6は、極端な加速および減速を行わなければならない。
それに対し、この柱枠製造装置1では、図7のグラフBに実線で示すように、コーナー領域RCでは、吐出口61dは、基準速度Vsよりも遅い速度で移動するように制御される。それにより、図7のグラフAに実線で示すように、吐出装置6は、コーナー領域RCでも、比較的遅い速度、かつ、比較的円滑な動作で移動できるようになる。従って、三次元移動機構2の強度や、マストモータ24およびスライドモータ25の駆動力を、実用可能なレベルに維持できる。
更に、この柱枠製造装置1では、ストレート領域RSからコーナー領域RCへ、吐出装置6が円滑に移行できるように、内回り経路CIにおけるコーナー領域RCの直前部位に、移行区間(入口側移行区間KI)が設けられている。
具体的には、図6に示すように、ストレート領域RSからコーナー領域RCに入る点(コーナー開始点P2)の前の、内回り経路CIの所定位置に移行開始点P1が設定されていて、移行開始点P1からコーナー開始点P2までの間が入口側移行区間KIとされている。そして、コーナー領域RCから出る点(コーナー終了点P5)の後の、内回り経路CIの所定位置に移行終了点P6が設定されていて、コーナー終了点P5から移行終了点P6までの間が出口側移行区間KOとされている。
図8に示すように、制御装置8は、吐出口61dの周回中に、吐出口61dが入口側移行区間KIに入ったか否かを判断している(ステップS10)。そして、吐出口61dが入口側移行区間KIに入っていない場合には(ステップS10でNo)、吐出口61dはストレート領域RSを移動中であるので、上述したように、吐出口61d(および吐出装置6)は基準速度Vsで移動する(ステップS20)。
吐出口61dは、入口側移行区間KIに入ると、コーナー開始点P2において移動速度がVs1となるように加速する(ステップS11)。それにより、吐出装置6は、吐出口61dと共に、コーナー領域RCに入るタイミングで加速されるので、急激な動作が困難な吐出装置6も、増速されるコーナー経路に円滑かつ安定して移行できる。
制御装置8には、コーナー領域RCで予め目標とする吐出口61dの速度(コーナー速度Vr)が設定されている。コーナー速度Vrは、基準速度Vsよりも遅い、コーナー領域RCでの最高速設定値である。コーナー経路の中間点までの所定箇所P3において、吐出口61dは、コーナー速度Vrの所定割合(例えば、50%)の速度Vr1となるように減速する(ステップS12)。この間も、吐出装置6は、更に加速するが、急激な変化は抑制される。
その後、吐出口61dは、移動速度がコーナー速度Vrになるように加速する。この間も、吐出装置6は、更に加速するが、急激な変化は抑制される。そうして、吐出口61dがコーナー速度Vrに達すると、コーナー領域RCの中間点を超える所定時間trの間、コーナー速度Vrで移動する(ステップS13)。この間、吐出装置6は一定の速度で移動する。
所定時間trに達すると、コーナー終了点P5よりも手前の所定箇所P4において吐出口61dが速度Vr1となるように減速する(ステップS14)。この間、吐出装置6は減速するが、急激な変化は抑制される。
その後、吐出口61dは、コーナー終了点P5において移動速度がVs1となるように加速する(ステップS15)。この間も、吐出装置6は減速するが、急激な変化は抑制される。
そして、吐出口61dが、出口側移行区間KOに入ると、移行終了点P6において移動速度がVsとなるように減速する(ステップS16)。それにより、吐出装置6は、吐出口61dと共に減速されるので、急激な動作が困難な吐出装置6も、ストレート領域RSに円滑かつ安定して移行できる。
このように、この柱枠製造装置1では、ノズル部61の旋回動作を利用して、コーナー領域RCにおける吐出口61dの移動速度を遅くすることにより、コーナー領域RCで吐出装置6が極端に加減速するのを抑制している。
更に、この柱枠製造装置1では、コーナー領域RCでも、ストレート領域RSとほぼ同じ高さで成形材料が積層されるように、吐出口61dの移動速度の増減に連動して成形材料の吐出量も増減するように構成されている。
すなわち、上述したように、吐出装置6には、成形材料の吐出量を開度によって調整する流量調整バルブ60aが組み込まれている。コーナー領域RCでは、吐出口61dの移動速度が増減するので、吐出口61dから一定の流量で成形材料を吐出すると、コーナー領域RCで積層される成形材料の高さが不揃いになる。
そこで、この柱枠製造装置1では、図7のグラフCに示すように、吐出口61dの移動速度の増減に正比例して成形材料の吐出量も増減するように、制御装置8(材料供給制御部82)が、流量調整バルブ60aを制御するように構成されている。それにより、コーナー領域RCおよびストレート領域RSの双方において、吐出口61dの移動時間当たりの成形材料の吐出量が略一定になるので、図7のグラフDに示すように、吐出される成形材料の高さも略一定になる。
その結果、コーナー領域RCで積層される成形材料の高さが不揃いになるのを抑制でき、RC造柱100の外郭部分を精度高く形成できる。
更にこの柱枠製造装置1では、RC造柱100の外郭部分をより精度高く形成できるように工夫されている。すなわち、制御装置8(材料供給制御部82)は、送りポンプ41と協働させた状態で流量調整バルブ60aを制御するように構成されている。
上述したように、ホッパー40は吐出装置6から離れた位置に配置されているので、成形材料は、移送ホース42等、長い経路を経由して、送りポンプ41で吐出装置6まで送られる。成形材料は、粘度が比較的高く、流動抵抗も大きいため、流量調整バルブ60aの開度の変化に対する応答性は高くない。そのため、コーナー領域RCを移動する比較的短時間で、成形材料の流量調整を、流量調整バルブ60aだけで精度高く行うのは難しい。
そこで、この柱枠製造装置1では、流量調整バルブ60aの開度調整に、送りポンプ41の出力の制御を協働させることにより、コーナー領域RCでの成形材料の流量調整が、安定的かつ高精度で実現できるようにしている。
このように、この柱枠製造装置1では、制御の工夫により、三次元移動機構2の強度や、マストモータ24、スライドモータ25の駆動の負担が軽減できるうえに、RC造柱100の外郭部分を精度高く形成できるので、型枠を用い無くても、RC造柱100を精度高く製造できる。
なお、開示する技術は、上述した実施形態に限定されず、それ以外の種々の構成をも包含する。例えば、実施形態では、RC造柱を例示したが、対象とする補強コンクリート柱は、RC造柱に限らない。ストレート部とコーナー部とがあれば、その形状も角柱状に限らない。
横移動部20は、所定の範囲で縦移動部10をXY方向に移動できればよいので、上述したようなトンボクレーン形状に限らず、橋形クレーン形状などであってもよい。縦移動部10も、所定の範囲でZ方向に移動できればよいので、上述したような1本のパイプを昇降する形態に限らず、複数の多段状のパイプを伸縮する形態などであってもよい。
1 柱枠製造装置
2 三次元移動機構
4 材料供給機構
6 吐出装置
8 制御装置
10 縦移動部
11 昇降アーム
20 横移動部
21 固定マスト
22 回転マスト
23 旋回アーム
40 ホッパー
42 移送ホース
60 材料導入部
61 ノズル部
61d 吐出口
100 RC造柱(補強コンクリート柱)
100s ストレート部
100c コーナー部
101 鉄筋(鋼材)
F フロア
J1 第1縦軸
J2 第2縦軸
CI 内回り経路
RS ストレート領域
RC コーナー領域
KI 入口側移行区間

Claims (4)

  1. 直線状のストレート部に連なる曲がったコーナー部を外周に有するとともに鋼材が埋め込まれている補強コンクリート柱の製造装置であって、
    セメント系材料に加水して形成された成形材料を吐出する吐出装置と、
    前記吐出装置に前記成形材料を供給する材料供給機構と、
    前記吐出装置を水平方向および垂直方向の各々に変位させる三次元移動機構と、
    前記吐出装置、材料供給機構、および前記三次元移動機構の各々を制御する制御装置と、
    を備え、
    前記吐出装置は、
    前記材料供給機構から前記成形材料を導入する材料導入部と、
    前記材料導入部に旋回可能な状態で支持されていて、先端に開口する吐出口から前記成形材料を吐出するノズル部と、
    を有し、
    前記制御装置は、前記吐出装置に前記成形材料が供給されるように、前記材料供給機構を制御するのと同時に、前記吐出装置が前記鋼材の外方を周回しながら上昇するように、前記三次元移動機構を制御するとともに、前記ノズル部が旋回して前記吐出口が前記鋼材に沿って周回するように、前記吐出装置を制御することにより、前記補強コンクリート柱の外郭部分を形成し、
    前記吐出口が周回する内回り経路のうち、前記ストレート部に対応したストレート領域よりも、前記コーナー部に対応したコーナー領域の方が、前記吐出口の移動が遅くなるように、前記制御装置が、前記三次元移動機構を制御する、補強コンクリート柱の製造装置。
  2. 請求項1に記載の補強コンクリート柱の製造装置において、
    前記材料導入部は、前記成形材料の吐出量を調整する流量調整機構を有し、
    前記制御装置が、前記吐出口の移動速度の増減に連動して前記成形材料の吐出量が増減するように、前記流量調整機構を制御する、補強コンクリート柱の製造装置。
  3. 請求項2に記載の補強コンクリート柱の製造装置において、
    前記材料供給機構は、
    前記吐出装置から離れた位置で前記成形材料を受け入れる材料受入部と、
    前記材料受入部で受け入れた前記成形材料を送り出す送りポンプと、
    を有し、
    前記制御装置が、前記送りポンプの制御と協働させた状態で前記流量調整機構を制御する、補強コンクリート柱の製造装置。
  4. 請求項1~3のいずれか1つに記載の補強コンクリート柱の製造装置において、
    前記内回り経路における前記コーナー領域の直前部位に、移行区間が設けられていて、
    前記移行区間で、前記制御装置が前記吐出口の移動速度を加速させる、補強コンクリート柱の製造装置。
JP2019179343A 2019-09-30 2019-09-30 補強コンクリート柱の製造装置 Active JP7336340B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019179343A JP7336340B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 補強コンクリート柱の製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019179343A JP7336340B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 補強コンクリート柱の製造装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2021055395A JP2021055395A (ja) 2021-04-08
JP7336340B2 true JP7336340B2 (ja) 2023-08-31

Family

ID=75270048

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2019179343A Active JP7336340B2 (ja) 2019-09-30 2019-09-30 補強コンクリート柱の製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7336340B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2023223528A1 (ja) * 2022-05-20 2023-11-23 スターテクノ株式会社 三次元造形装置
CN114953145B (zh) * 2022-05-31 2024-04-30 三一筑工科技股份有限公司 预制空腔柱生产设备、使用方法及生产方法

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000271521A (ja) 1999-03-24 2000-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd ペースト塗布装置およびペースト塗布方法
JP2001018066A (ja) 1999-07-06 2001-01-23 Babcock Hitachi Kk 溶接装置
JP2007518586A (ja) 2004-01-20 2007-07-12 ユニバーシティ オブ サウザーン カリフォルニア ロボットシステムを含む自動建設
JP2011025229A (ja) 2009-06-23 2011-02-10 Shibaura Mechatronics Corp ペースト塗布装置及びペースト塗布方法
JP2017052289A (ja) 2011-11-01 2017-03-16 ローボロー・ユニヴァーシティー セメント系材料の搬送方法及び搬送装置
JP2018199939A (ja) 2017-05-26 2018-12-20 大成建設株式会社 複合構造物の施工方法、複合構造物および複合構造物施工装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000271521A (ja) 1999-03-24 2000-10-03 Matsushita Electric Ind Co Ltd ペースト塗布装置およびペースト塗布方法
JP2001018066A (ja) 1999-07-06 2001-01-23 Babcock Hitachi Kk 溶接装置
JP2007518586A (ja) 2004-01-20 2007-07-12 ユニバーシティ オブ サウザーン カリフォルニア ロボットシステムを含む自動建設
JP2011025229A (ja) 2009-06-23 2011-02-10 Shibaura Mechatronics Corp ペースト塗布装置及びペースト塗布方法
JP2017052289A (ja) 2011-11-01 2017-03-16 ローボロー・ユニヴァーシティー セメント系材料の搬送方法及び搬送装置
JP2018199939A (ja) 2017-05-26 2018-12-20 大成建設株式会社 複合構造物の施工方法、複合構造物および複合構造物施工装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2021055395A (ja) 2021-04-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7336340B2 (ja) 補強コンクリート柱の製造装置
KR101914524B1 (ko) 모바일 콘크리트 건축물 3d 프린팅 시스템
KR101911404B1 (ko) 3d 프린팅 시스템을 위한 콘크리트 압출 장치
EP1711328B1 (en) Robotic system for automated construction
EP3626420B1 (en) Concrete structure manufacturing apparatus and method
US20170283297A1 (en) Method for 3d printing of buildings and a device for implementation thereof
KR101972847B1 (ko) 병렬 케이블 로봇을 이용한 로보틱 콘크리트 타설장치
JP2019147338A (ja) 3dプリンタ用ノズル装置および3dプリンタ装置並びにこれを用いた建造物の構築方法、粘性材料の供給方法および製作物構築装置
KR101999219B1 (ko) 현수식(懸垂式) 3차원 프린팅 장비
JP7373961B2 (ja) 補強コンクリート柱の製造装置および製造方法
CN110485729B (zh) 一种浇筑装置及浇筑方法
CN109680953A (zh) 一种自移式再生块体的下料及混合振捣装置
KR102350560B1 (ko) 콘크리트 회수장치
KR101914523B1 (ko) 3d 프린팅된 콘크리트 결속재 분배 장치
JP2608244B2 (ja) トンネル補修工法
JP2021095773A (ja) 型枠装置およびコンクリート打設システム
KR102001827B1 (ko) 격벽 회전 가설장비 및 이를 이용한 격벽 시공방법
CN114856199B (zh) 柱芯灌注工艺
BG112861A (bg) Изграждане на стени на място с ко-робот
KR102649695B1 (ko) 건축용 3d 프린터
KR102374395B1 (ko) 3d 프린팅 장치 및 이를 활용한 건설구조물 시공방법
JP7290554B2 (ja) 型枠、及び、型枠と型枠を揚重する揚重装置とを備える型枠システム
JPH0733688B2 (ja) プツシユアツプ工法
UA28558U (uk) Баддя
US20240165850A1 (en) Apparatus for additive manufacturing including a batch mixer for cementitious materials

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220927

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20230718

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230801

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230821

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7336340

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150