JP7336320B2 - 撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

撮像装置及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Description

本発明は、撮像装置における消費電力を削減する技術に関するものである。
デジタルカメラ等の撮像装置に用いられるCMOSイメージセンサの信号変換方式の1つに、列毎に配置したAD(Analog to Digital)変換器により、画素から出力される信号電圧を列並列でデジタル信号に変換する列AD変換方式がある。また、列AD変換方式の1つに、各列に配置した比較器に画素出力と列ごとに共通のRAMP信号を入力し、比較器が反転するまでの時間を列毎にカウントすることで各画素の出力電圧に対応したデジタル信号を得る列シングルスロープAD変換方式がある。
また、例えば特許文献1に開示されているように、画素から信号電圧を出力する(出力線駆動)時に、画素の増幅トランジスタ(ソースフォロワ:以下、SF)の負荷に容量を用いる容量負荷動作が知られている。この出力線駆動方法では、定常電流を流さないため、SFの負荷に定電流源回路を用いた場合と比較して消費電力を小さくすることができる。
特開平7-283386号公報
しかしながら、容量負荷動作では、SFのサブスレッショルド電流により画素出力電圧が変動し続けるため、AD変換において出力線駆動開始からサンプリングまでの時間を一定にしないと、出力信号の線形性が劣化してしまう。この点、上記の列AD変換方式では、信号電圧に応じてサンプリングタイミングが異なるため、線形性の劣化が避けられない。
つまり、信号電圧に応じてサンプリングタイミングが異なる列AD変換方式と、出力線駆動に容量負荷動作を用いる方式を併用した場合、消費電力を削減することはできるが、出力信号の十分な線形性を得ることが困難であった。
本発明は上述した課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、サンプリングタイミングが異なる列AD変換方式を用いた撮像素子において、画素信号の読み出し動作における消費電力の低減と出力信号の線形性を両立することである。
本発明に係わる撮像装置は、複数の画素が2次元アレイ状に配置された画素アレイと、電圧をAD変換するAD変換手段と、前記画素と前記AD変換手段を接続する出力線と、前記出力線の電圧をリセットするリセット手段と、前記画素の電荷電圧変換部からの信号を増幅する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタのソースを前記出力線に接続する接続手段と、前記出力線に一定の電流を流す定電流源と、前記リセット手段により前記出力線の電圧をリセットした後に、前記定電流源により前記出力線に前記一定の電流を流すとともに、前記増幅トランジスタのソースを前記出力線に接続するように制御する制御手段と、を備え、前記制御手段は、前記一定の電流の電流値が前記出力線を駆動するのに必要な電流値よりも低い値となるように、前記一定の電流の値を設定することを特徴とする。
本発明によれば、サンプリングタイミングが異なる列AD変換方式を用いた撮像素子において、画素信号の読み出し動作における消費電力の低減と出力信号の線形性を両立することが可能となる。
本発明の第1の実施形態に係わる撮像素子の全体構成を概略的に示す図。 第1の実施形態における撮像素子の画素、定電流源回路、出力線リセット回路、AD変換回路の概略図。 第1の実施形態における画素信号読み出しを説明するタイミングチャート。 第1の従来例における撮像素子の画素、出力線リセット回路、AD変換回路の概略図。 第1の従来例における画素信号読み出しを説明するタイミングチャート。 第2の従来例における撮像素子の画素、定電流源回路、AD変換回路の概略図。 第2の従来例における画素信号読み出しを説明するタイミングチャート。 第2の実施形態における撮像素子の画素、定電流源回路、出力線リセット回路、AD変換回路の概略図。 第2の実施形態における画素信号読み出しを説明するタイミングチャート。 第2の実施形態における撮像素子と瞳分割の概略説明図。 第2の実施形態における像ずれ量とデフォーカス量の概略説明図。 第3の実施形態における撮像装置の全体構成を示す図。 第3の実施形態における撮像装置のカメラ動作シーケンスを示す図。
以下、添付図面を参照して実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る発明を限定するものではない。実施形態には複数の特徴が記載されているが、これらの複数の特徴の全てが発明に必須のものとは限らず、また、複数の特徴は任意に組み合わせられてもよい。さらに、添付図面においては、同一若しくは同様の構成に同一の参照番号を付し、重複した説明は省略する。
[撮像素子全体構成]
図1は、本発明の撮像装置に用いられる第1の実施形態の撮像素子100の全体構成を概略的に示す図である。
撮像素子100は、画素アレイ部101、定電流源回路部111、出力線リセット回路部121、AD変換部131、垂直選択回路141、水平選択回路151、出力部161を備える。
画素アレイ部101は、画素102が、2次元アレイ状に配置されて構成されている。垂直選択回路141の出力が画素駆動パルス配線103を介して行方向に並んだ画素に入力されることにより所定の行の画素選択スイッチがオンになり、所定の行の増幅トランジスタが出力線104に接続される。出力線104は、画素列毎に1つ、あるいは複数の画素列毎に1つ、あるいは画素列毎に複数設けることが可能である。また、画素の数と同数のAD変換回路133を配置して、出力線104を画素毎に設けることも可能である。
定電流源回路部111は、出力線104毎に配置された定電流源回路112を備える。出力線リセット回路部121は、出力線毎に配置された出力線リセット回路122と出力線リセット電圧生成回路123とを備える。出力線リセット電圧生成回路123は配置せずに出力線リセット電圧VVRESを撮像素子100の外部から供給してもよいし、VVRESを接地電圧とすることにより出力線リセット電圧生成回路123を省略してもよい。
AD変換部131は、RAMP生成回路132、出力線毎に配置されたAD変換回路133、カウンタ134を備える。
このように構成される撮像素子100においては、2次元の画像信号は、次のようにして読み出される。まず、垂直選択回路141により読み出す行を選択し、選択された行の画素の出力電圧をAD変換回路133でデジタル信号に変換し、保持する。水平選択回路151により順次選択した列のデジタル信号を、出力部161を介して撮像素子100の外部に出力する。この動作を、垂直選択回路141で選択する行を変更しながら順次行うことにより、画像信号を読み出す。
[画素とAD変換部]
次に、本実施形態における画素信号の読み出しについて図2、図3を用いて説明する。図2は、本実施形態における画素102、定電流源回路112、出力線リセット回路122、AD変換回路133を概略的に示す図である。
画素102は、光電変換部であるフォトダイオード(以下PD)201、信号電荷を信号電圧に変換する電荷電圧変換部(フローティングディフュージョン部:以下FD)202、光電変換部に蓄積された電荷をFD202に転送する(転送動作)転送スイッチ(以下TX)203を有する。画素102は、さらにFD202をリセットするリセットトランジスタ(以下RES)204、画素を選択する画素選択スイッチ(以下SEL)205、信号電圧を画素から出力する増幅トランジスタ(ソースフォロワ:以下SF)206を有する。
定電流源回路112は、定電流源トランジスタ(以下CS)211、カスコードトランジスタ(以下CAS)212、電流源スイッチ(以下CSEN)213を有する。
AD変換方式はシングルスロープAD変換方式であり、AD変換回路133は、比較器221、N信号用ラッチ回路222、N+S信号用ラッチ回路223を有する。なお、本発明は、電圧によりサンプリング時間が異なるAD変換方式であれば有効であり、シングルスロープAD変換方式でなくてもよい。
出力線リセット回路122は、NMOSトランジスタからなる出力リセットトランジスタ(以下VRES)231を有する。ただし、これに限定されるものではなく、VVRESの電圧に応じて、NMOSトランジスタとPMOSトランジスタを並列で配置してもよいし、PMOSトランジスタとしてもよい。
図3は、本実施形態における画素信号の読み出し動作を説明するタイミングチャートである。図3におけるt301~t317はタイミングチャートの各タイミング(時刻)を示しており、本実施形態では、各タイミングを(t301)のように示す。また、ΦTXは、TXのオン/オフを示しており、オン時はハイレベル、オフ時はローレベルで示している。他のスイッチも同様である。VFDはFD202の電圧の変化の様子を示しており、VRAMP、V出力線も、同様にそれぞれRAMP、出力線の電圧の変化の様子を示している。
Iloadは定電流源回路112に流れる電流値の変化の様子を示し、IpixはSF206に流れる電流値の変化の様子を示している。画素信号の読み出しは、N信号の読み出しとN+S信号の読み出しとからなる。N信号はPD201に蓄積した電荷を転送する前のVFDに対応した信号であり、N+S信号はPD201に蓄積した電荷を転送した後のVFDに対応した信号である。N信号とN+S信号の差分を計算することにより、PD201に蓄積した電荷量に対応した信号を得ることができる。以下、図3のタイミングチャートに沿って、N信号読み出し、N+S信号読み出しの順にそれぞれの動作について説明する。
・N信号読み出し(t301~t308)
まず、VRES231をオンにして出力線104の駆動前に出力線104を、信号電圧として想定される電圧より低く設定された出力線リセット電圧VVRESにリセットする(リセット動作:t301)。VVRESは、AD変換の電圧レンジの下限から決めてよいし、想定される最大光量に対応する電圧から決めてもよいし、接地電圧にしてもよい。
VRES231をオフにした(t302)後に、CSEN213をオンにしてIloadを出力線に流す。そして、SEL205をオンにしてSF206と出力線104を接続することにより、V出力線を光電変換部に蓄積された電荷を転送する前のVFDに対応した電圧にするN信号駆動を開始する(t303)。駆動開始直後は、SF206のゲート-ソース間電圧が大きくIpixも大きい(t304)。その後、時間経過とともにIpixとIloadの差分により出力線電圧が上昇していく。電圧上昇は、IpixとIloadが同じになった時点で止まる(t305)。
電圧上昇が停止するのに十分な時間を確保した後に、RAMP生成回路132を動作させて、RAMP電圧VRAMPを一定の速度で降下させるとともに、ADカウンタ134を動作させてADカウント値で時間をカウントする(t306)。VRAMPがV出力線と同じ電圧となると、比較器221が反転し、ADカウント値がN信号用ラッチ回路222に保存される(t307)。続いて、CSEN213とSEL205をオフにする(t308)。N信号駆動前の出力線リセット期間(t301~t302)、N信号駆動期間(t303~t305)、N信号AD変換期間(t306~t308)を合わせて、N信号読み出しと呼称する。
・N+S信号読み出し(t309~t317)
TX203をオン(t309)/オフ(t310)してPD201に蓄積された電荷をFD202に転送する。VFDは、転送された電荷量に応じて降下する。続いて、VRES231をオン(t311)/オフ(t312)して、出力線104をVVRESにリセットする。
続いて、再度SELとCSENをオンにして、V出力線をPD201に蓄積された電荷を転送した後のVFDに対応した電圧にするN+S信号駆動を開始する(t313)。N信号駆動時と同様に、IpixとIloadが同じになった時点で出力線電圧の上昇が停止する(t314)。その後RAMP生成回路132とADカウンタ134を動作させる(t315)ことで、比較器221が反転するまでの時間をカウントしN+S信号用ラッチ回路223に保存する(t316)。想定される最大の光量に応じた電圧までRAMP生成回路132とADカウンタ134を動作させた後、CSEN213とSEL205をオフにする(t317)。電荷転送(t309~t310)、N+S信号駆動前の出力線リセット(t311~t312)、N+S信号駆動(t313~t314)、N+S信号AD変換(t315~t317)を合わせて、N+S信号読み出しと呼称する。
信号駆動中においてSF206が出力線104を駆動し、AD変換期間中において定電流源回路112がV出力線を一定電圧に安定させる。すなわち、信号駆動中においてIpix-Iloadが出力線104を駆動し、AD変換期間中においてIloadがSF206のゲート-ソース間電圧を一定にする。Iloadが出力線104を駆動しないためIloadは大電流を必要としない。出力線104と出力線104に接続される容量の合計をC、読み出すN信号とN+S信号の電圧差分をdV、出力線を駆動開始してからAD変換を開始するまでの時間(t303~t306、t313~t315)をdtとすると、Iloadは
C×dV/dt
で表される電流より小さい電流となる。これにより、定常電流による消費電力を削減している。
画素信号の読み出し完了後は、水平選択回路151で順次列を選択することにより、選択された列のN信号用ラッチとN+S信号用ラッチに保存されたN信号、N+S信号が出力部161を介して撮像素子から出力される。出力されたN信号、N+S信号の差分計算を行い、光電変換部に蓄積された電荷に応じた信号を得る。また、撮像素子100内に差分計算回路を配置して、N信号とN+S信号の差分を撮像素子100から出力してもよい。
ここで、本実施形態と従来技術の比較を行う。比較する従来技術として、列AD変換回路と容量負荷動作による出力線駆動を合わせた読み出し方式(本明細書中では、第1の従来例と呼称する)と、列AD変換回路と定電流による出力線駆動を合わせた読み出し方式(本明細書中では、第2の従来例と呼称する)を示す。
まず、本実施形態と第1の従来例の違いについて図4、図5を用いて説明する。
図4は、第1の従来例の画素102、出力線リセット回路122、AD変換回路133を概略的に示す図であり、図5は、第1の従来例のタイミング図である。図4においてV出力線に破線で示した波形は、本実施形態における出力線の電圧変化の様子を示す波形である。
図4の読み出し回路構成は、本実施形態の構成(図2)と比較して、定電流源回路112が無い回路構成となっており、出力線駆動終了後(t1105、t1114)も、Ipixが出力線104に流れ続けることとなる。図5において破線で示したように、本実施形態では出力線104に一定の電流Iloadを流しているため、AD変換期間において(t1106~t1108、t1115~t1117)V出力線は一定電圧となる。そのため、ADサンプリングタイミングが変化しても問題が生じない。一方、第1の従来例では、出力線104に一定の電流Iloadを流さないため、V出力線は、AD変換期間において、Ipixの変動に応じて変動し続ける。そのため、V出力線が一定である本実施形態の読み出し方法と比較して、V出力線とVRAMPの電圧が同じになり比較器が反転する時刻にズレが生じる。図5において1101で示した時間ズレがN信号のズレであり、1102で示した時間ズレがN+S信号のズレである。このズレ量は、信号読み出し開始(t3、t13)からの時間によって異なるため、出力信号の線形性が劣化してしまう。
次に、本実施形態と第2の従来例の違いについて図6、図7を用いて説明する。
図6は、第2の従来例の定電流源回路112、AD変換回路133を概略的に示す図であり、図7は第2の従来例のタイミング図である。
図6の読み出し回路構成は、本実施形態と比較して、出力線リセット回路122が無い構成となっている。また、図7のタイミング図は、図3のタイミング図と比較して、出力線リセットを行うための時間(t301~t302、t309~t310)が省略されている。そのため、画素信号読み出しにかかる時間は本実施形態の画素信号読み出し動作よりも早くなるが、信号駆動中において定電流源回路112が出力線104を駆動し、AD変換期間において定電流源回路112がV出力線を一定電圧に安定させる。すなわち、AD変換期間においてIloadがSF206のゲート-ソース間電圧を一定にするだけでなく、信号駆動中においてIload-Ipixが出力線を駆動する(t1301~t1302、t1306~t1307)ため、Iloadを大きくする必要がある。出力線ノードの総容量をC、読み出すN信号とN+S信号の電圧差分をdV、出力線駆動を開始してからAD変換を開始するまでの時間(t1301~t1302、t1306~t1307)をdtとすると、Iloadは、
C×dV/dt
で表される電流より大きい電流を用いることが一般的である。
一方、本実施形態の画素信号読み出し動作では、
C×dV/dt
で表される電流より小さい電流とすることができるため、第2の従来例と比較して画素信号読み出しに係る消費電力を低減することができる。
また、図2の回路構成において、Iloadを切り替えられるようにしておくことにより、本実施形態の読み出し方法と第2の従来例の方法を切り替えて使用することも可能である。また、読み出し方式切り替え時には、それぞれAD変換期間中にSF206に流れる電流が異なるため、RES204がオンの際にゲートにかかる電圧を切り替えて、FD202をリセットする際の基準電圧を切り替えることが好ましい。
また、出力線の駆動時に、本実施形態の読み出し方法ではV出力線が上昇していき、第2の従来例ではV出力線が下降していく。そのため、RAMPの駆動方向を、本実施形態の読み出し方法では上昇方向、第2の従来例では下降方向とする。これにより、どちらの読み出し方法においても、駆動する電圧振幅が小さい時は駆動開始からサンプリングまでの時間が短く、駆動する電圧振幅が大きい時は駆動開始からサンプリングまでの時間が長くなる。そのため、RAMPの駆動方向を、本実施形態の読み出し方法では上昇方向とし、第2の従来例では下降方向とすることにより、信号振幅が大きい場合には駆動が未完了であっても、信号振幅が小さい場合には駆動が完了する時刻からAD変換を開始することができるため、好ましい。
以上説明したように、上記の画素信号の読み出しを行うことで、例えば列シングルスロープAD変換方式のようなサンプリングタイミングが異なる列AD変換方式において、画素信号の読み出しに係る消費電力の低減と出力信号の線形性を両立することができる。
(第2の実施形態)
図8、図9を用いて、第2の実施形態について説明する。本実施形態では、1つの画素が、1つのマイクロレンズと複数に分割された副光電変換部を有し、撮像面位相差信号を取得することが可能な撮像素子を用いる場合について説明する。複数の副光電変換部は、1つのマイクロレンズを介して撮像レンズの射出瞳の異なる領域からの光線を受光するように構成される。この構成では、瞳分割を行っている個々の副光電変換部の信号の像ズレ量から位相差信号を取得し焦点検出を行うことができ、且つ個々の副光電変換部の信号を足し合わせることにより撮像信号を取得することが可能である。
本実施形態の撮像素子100の全体構成は第1の実施形態と同等であるが、第1の実施形態と比較して、画素102が画素401に、AD変換回路133がAD変換回路411に変更されている。
図8は、本実施形態における画素401、定電流源回路112、出力線リセット回路122、AD変換回路411を概略的に示す図である。
画素401は、副光電変換部であるPDA402、PDB403と、PDA402に蓄積された電荷をFD202に転送する転送スイッチ(TXA)404と、PDB403に蓄積された電荷をFD202に転送する転送スイッチ(TXB)405とを有する。画素401は、さらにFD202、RES204、SEL205、SF206を有する。
AD変換回路411は、比較器221、N信号用ラッチ回路222、N+A信号用ラッチ回路412、N+A+B信号用ラッチ回路413を有する。なお、定電流源回路112、出力線リセット回路122は、第1の実施形態と同様である。
図9は、本実施形態における画素信号の読み出し及びAD変換を説明するタイミングチャートである。画素信号の読み出しは、N信号読み出し、N+A信号読み出し、N+A+B信号読み出しからなる。N+A信号は、PDA402に蓄積された電荷を転送した後のVFDに対応した信号であり、N+A+B信号は、N+A信号に追加してPDB403に蓄積した電荷を転送した後のVFDに対応した信号である。N信号とN+A信号の差分を計算することにより、PDA402に蓄積した電荷量に対応した信号を得ることができ、N+A信号とN+A+B信号の差分を計算することによりPDB403に蓄積した電荷量に対応した信号を得ることができる。以下、図9のタイミングチャートに沿って、N信号読み出し、N+A信号読み出し、N+A+B信号読み出しの順にそれぞれの動作について説明する。
・N信号読み出し(t501~t508)
N信号読み出し(t501~t508)までは、第1の実施形態のN信号読み出しと同様である。
・N+A信号読み出し(t509~t517)
転送スイッチTXA404をオン(t509)/オフ(t510)してPDA402に蓄積された電荷をFD202に転送する。VFDは、転送された電荷量に応じて降下する。続いて、VRES231をオン(t511)/オフ(t512)して、出力線104をVVRESにリセットする。
続いて、再度CSEN213とSEL205をオンにして、V出力線をPDA402に蓄積された電荷を転送した後のFD電圧に対応した電圧にするN+A信号駆動を開始する(t513)。N信号駆動時と同様に、IpixとIloadが同じになった時点でV出力線の上昇が停止する(t514)。その後RAMP生成回路132とADカウンタ134を動作させる(t515)ことで、比較器221が反転するまでの時間をカウントしN+A信号用ラッチ回路412に保存する(t516)。想定される最大の光量に応じた電圧までRAMP生成回路132とADカウンタ134を動作させた後、CSEN213とSEL205をオフにする(t517)。PDA402の電荷転送(t509~t510)、N+A信号駆動前の出力線リセット(t511~t512)、N+A信号駆動(t513~t514)、N+A信号AD変換(t515~t517)を合わせて、N+A信号読み出しと呼称する。
・N+A+B信号読み出し(t518~t526)
転送スイッチTXB405をオン(t518)/オフ(t519)してPDB403に蓄積された電荷をFD202に転送する。VFDは、転送された電荷量に応じて降下する。この時のVFDはN信号駆動時のVFDと比較して、PDA402とPDB403から転送された電荷の合計量に応じた分降下している。続いて、VRES231をオン(t520)/オフ(t521)して、出力線104を出力線リセット電圧にリセットする。
続いて、再度CSEN213とSEL205をオンにして、V出力線をPDB403に蓄積された電荷を転送した後のVFDに対応した電圧にするN+A+B信号駆動を開始する(t522)。N信号駆動時と同様に、IpixとIloadが同じになった時点でV出力線の上昇が停止する(t523)。その後RAMP生成回路132とADカウンタ134を動作させる(t524)ことにより、比較器221が反転するまでの時間をカウントし、N+A+B信号用ラッチ回路413に保存する(t525)。想定される最大の光量に応じた電圧までRAMP生成回路132とADカウンタ134を動作させた後、CSEN213とSEL205をオフにする(t526)。PDB403の電荷転送(t518~t519)、N+A+B信号駆動前の出力線リセット(t520~t521)、N+A+B信号駆動(t522~t523)、N+A+B信号AD変換(t524~t526)を合わせて、N+A+B信号読み出しと呼称する。
画素信号の読み出し完了後は、水平選択回路151で順次列を選択することにより、選択された列のN信号用ラッチ、N+A信号用ラッチ、N+A+B信号用ラッチに保存されたN信号、N+A信号、N+A+B信号が出力部161を介して撮像素子100から出力される。出力されたN信号とN+A信号の差分計算を行うことにより、PDAに蓄積された電荷量に応じた信号を得ることができる。また、N+A信号とN+A+B信号の差分計算を行うことによりPDBに蓄積された電荷量に応じた信号を得ることができる。
ここで、瞳分割位相差方式の焦点検出方法について説明する。
本実施形態の撮像素子と瞳分割との対応関係を示した概略図を図10に示す。線601は、被写体の位置を示し、位置604にある撮像レンズを通して被写体像が撮像素子100の表面位置602に形成される。また603は撮像素子100をなす撮像画素の光電変換部の表面付近位置を表す。撮像素子100の各画素において、x方向に2分割されたPDA402とPDB403は、線602と線603の間に配置されたマイクロレンズにより、異なる瞳部分領域である瞳部分領域605と瞳部分領域606を通過する光束を受光する。
画素毎に、PDA402およびPDB403の信号を選び出すことにより、結像光学系の瞳部分領域605と瞳部分領域606に対応した視差画像を得ることができる。また、画素毎に、PDA402とPDB403の信号を全て加算することにより、有効画素数の解像度の撮像画像を生成することができる。
以下、本実施形態における視差画像の像ずれ量とデフォーカス量の関係について説明する。
図11に、視差画像間の像ずれ量とデフォーカス量の概略関係を示す。撮像面602に本実施形態の撮像素子が配置され、図10と同様に、結像光学系の射出瞳が、瞳部分領域605と瞳部分領域606に2分割される。
被写体の結像位置から撮像面までの距離を、デフォーカス量dの大きさ|d|とし、被写体の結像位置が撮像面より被写体側にある前ピン状態を負符号(d<0)、被写体の結像位置が撮像面より被写体の反対側にある後ピン状態を正符号(d>0)として定義する。被写体の結像位置が撮像面にある合焦状態はd=0である。図11において、被写体701は合焦状態(d=0)の例を示しており、被写体702は前ピン状態(d<0)の例を示している。前ピン状態(d<0)と後ピン状態(d>0)を合わせて、デフォーカス状態(|d|>0)とする。
前ピン状態(d<0)では、被写体702からの光束のうち、瞳部分領域605(606)を通過した光束は、一度、集光した後、光束の重心位置G1(G2)を中心として幅P1(P2)に広がり、撮像面602でボケた像となる。ボケた像は、PDA402とPDB403により受光され、視差画像が生成される。よって、PDA402とPDB403の信号から生成される視差画像には、重心位置G1(G2)に、被写体702が幅P1(P2)にボケた被写体像として記録される。被写体像のボケ幅P1(P2)は、デフォーカス量dの大きさ|d|が増加するのに伴い、概ね、比例して増加していく。同様に、視差画像間の被写体像の像ずれ量p(=G1-G2)の大きさ|p|も、デフォーカス量dの大きさ|d|が増加するのに伴い、概ね、比例して増加していく。後ピン状態(d>0)でも、視差画像間の被写体像の像ずれ方向が前ピン状態と反対となるが、同様である。合焦状態(d=0)では、視差画像間の被写体像の重心位置が一致(p=0)し、像ずれは生じない。
したがって、PDA402とPDB403の信号を用いて得られる二つ(複数)の視差画像において、視差画像のデフォーカス量の大きさが増加するのに伴い、複数の視差画像間の像ずれ量の大きさが増加する。本実施形態の信号を用いて視差画像間の像ずれ量を相関演算により算出することで、撮像面位相差検出方式の焦点検出を行うことができる。
また、図8の回路構成において、TXA404とTXB405を図3のTXと同じタイミングで制御し、他の回路を図3と同様に制御することにより、第1の実施形態と同じ読み出し動作を行うことができる。
また、図8の回路構成において、Iloadを切り替えられるようにしておき、TXA404とTXB405を図7のTXと同じタイミングで制御し、他の回路を図7と同様に制御することで、第2の従来例と同じ読み出し動作を行うことができる。
(第3の実施形態)
以下、第3の実施形態について説明する。
[カメラ全体構成]
図12は、第1または第2の実施形態の撮像素子100を搭載した撮像装置800(例えば、デジタルカメラ)の構成例を示す図である。
結像レンズ801は、被写体の光学像を撮像素子100に結像させる。撮像素子100は、第1及び第2の実施形態の撮像素子のいずれでもよいが、ここでは、第2の実施形態で示した、画素401、AD変換回路411を有する構成であるものとする。レンズ駆動部802は、結像レンズ801のズーム制御、フォーカス制御、絞り制御などを行う。全体制御演算部803は、撮像素子100から出力される信号の補正や画像の生成などの処理を行う信号処理部として機能し、また、撮像装置800全体の制御を行う。
メモリ部804は画像データを一時的に記憶するためのメモリとして機能する。表示部805は各種情報や画像を表示するデバイスである。記録部806は、画像データの記録や読み出しを行うための着脱可能な、例えば半導体メモリである。操作部807は、撮像装置の各種インターフェースであり、操作部807を介したユーザからの指示に従って、全体制御演算部803が、撮像装置800の各構成部を制御する。操作部807は、電源スイッチ、シャッタースイッチ、ズーム操作スイッチ、撮影モード選択スイッチ等を備えて構成される。シャッタースイッチは、不図示のシャッターボタンが半押しされることによりオンとなってAF(オートフォーカス)等の処理を開始させる撮像準備スイッチSW1を有する。また、シャッタースイッチは、シャッターボタンが全押しされることによりオンとなって撮像を開始させる撮像指示スイッチSW2を含む。
撮像素子100からの信号読み出し動作は、読み出す信号の目的によって3種類の読み出し動作を用いる。1つは、図3の読み出し動作であり、本実施形態では、低消費電力画像信号読み出しと呼称する。また、1つは、図9の読み出し動作であり、本実施形態では低消費電力位相差信号読み出しと呼称する。さらに1つは、図7の読み出し動作であり、本実施形態では、高速画像信号読み出しと呼称する。
[カメラ動作シーケンス]
図13は、本実施形態における被写体追従AF連続撮影の動作を示すフローチャートの一例であり、図13を用いて被写体追従AF連続撮影について説明する。操作部807に含まれる撮影モード選択スイッチをユーザが操作することにより、撮影モードが被写体追従AF連続撮影モードになっていることを前提とする。
まず、ステップS901では、全体制御演算部803は、撮像準備スイッチSW1がオンになったか否かを判定する。オフであればステップS902に進み、オンであればS905に進む。
ステップS902では、光電変換部での電荷の蓄積を開始する。次にステップS903では、表示用の信号読み出しを行う。ステップS902~ステップS904は、被写体追従AF連続撮影モード、SW1オフ、SW2がオフの状態で繰り返し行われる動作であり、消費電力を低減することが望ましい。また、表示用信号(非記録用画像信号)は読み出し画素数が記録信号(記録用画像信号)より少なく、読み出し時間への制約が小さい。そのため、低消費電力画像信号読み出しで読み出す。読み出した信号は、ステップS904において表示部へ表示する。
ステップS905では、光電変換部での電荷の蓄積を開始する。ステップS906では、低消費電力位相差信号読み出しを行う。ステップS907では、ステップS906で読み出された信号に基づいて、全体制御演算部803がデフォーカス量を求め、レンズ駆動量を算出する。
ステップS908では、ステップS907で算出されたレンズ駆動量に基づいて、レンズ駆動部802が結像レンズ801のフォーカスレンズ群を合焦位置に移動させる。
ステップS909では、全体制御演算部803は、撮影指示スイッチSW2がオンになったか否かを判定する。オンであればステップS910に進み、オフであればS901に戻る。
ステップS910では、光電変換部での電荷の蓄積を開始する。ステップS911では、読み出し時間を優先し、高速画像信号読み出しを行う。
ステップS912では、全体制御演算部803が、読み出された信号を記録部806に記録し、ステップS901に戻る。
以上説明したように、上記の実施形態によれば、撮像素子からの読み出し動作を切り替えることにより、画素信号読み出しに係る消費電力を低減することが可能となる。
(他の実施形態)
また本発明は、上述の実施形態の1以上の機能を実現するプログラムを、ネットワーク又は記憶媒体を介してシステム又は装置に供給し、そのシステム又は装置のコンピュータにおける1つ以上のプロセッサーがプログラムを読出し実行する処理でも実現できる。また、1以上の機能を実現する回路(例えば、ASIC)によっても実現できる。
発明は上記実施形態に制限されるものではなく、発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、発明の範囲を公にするために請求項を添付する。
100:撮像素子、101:画素アレイ、102:画素、103:画素駆動パルス配線、104:出力線、111:定電流源回路部、121:出力線リセット回路部、131:AD変換部、141:垂直選択回路、151:水平選択回路、161:出力部

Claims (14)

  1. 複数の画素が2次元アレイ状に配置された画素アレイと、
    電圧をAD変換するAD変換手段と、
    前記画素と前記AD変換手段を接続する出力線と、
    前記出力線の電圧をリセットするリセット手段と、
    前記画素の電荷電圧変換部からの信号を増幅する増幅トランジスタと、
    前記増幅トランジスタのソースを前記出力線に接続する接続手段と、
    前記出力線に一定の電流を流す定電流源と、
    前記リセット手段により前記出力線の電圧をリセットした後に、前記定電流源により前記出力線に前記一定の電流を流すとともに、前記増幅トランジスタのソースを前記出力線に接続するように制御する制御手段と、を備え、
    前記制御手段は、前記一定の電流の電流値が前記出力線を駆動するのに必要な電流値よりも低い値となるように、前記一定の電流の値を設定することを特徴とする撮像装置。
  2. 前記画素は、光電変換部に蓄積された電荷を前記電荷電圧変換部に転送する転送スイッチを備え、前記制御手段は、前記転送スイッチをオンおよびオフする転送動作を行う前と後のそれぞれにおいて、画素信号の読み出しを行うことを特徴とする請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記画素のそれぞれは、1つのマイクロレンズと複数の光電変換部とを備えることを特徴とする請求項1または2に記載の撮像装置。
  4. 前記出力線の基準電圧が、接地電圧であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  5. 前記出力線の基準電圧が、AD変換の電圧レンジの下限から決められた値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  6. 前記出力線の基準電圧が、想定される最大光量に対応する電圧から決められた値であることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の撮像装置。
  7. 前記制御手段は、前記リセット手段による前記出力線の電圧をリセットするリセット動作を行って画素信号を読み出す第1の動作と、前記リセット動作を行わずに画素信号を読み出す第2の動作とを切り替えて行うことを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の撮像装置。
  8. 前記第1の動作において前記定電流源が流す電流が、前記第2の動作において前記定電流源が流す電流より小さいことを特徴とする請求項7に記載の撮像装置。
  9. 前記制御手段は、前記電荷電圧変換部をリセットするためのリセットトランジスタをオンにする際に、前記リセットトランジスタのゲートに加える電圧を、前記第1の動作と前記第2の動作とで切り替えることを特徴とする請求項7または8に記載の撮像装置。
  10. 前記AD変換手段は、比較器とRAMP信号の生成回路とを有し、前記生成回路は、前記第1の動作では、前記RAMP信号を低い電圧から高い電圧へと変化させ、前記第2の動作では、前記RAMP信号を高い電圧から低い電圧へと変化させることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置。
  11. 前記制御手段は、前記第1の動作で読み出した信号を非記録用の信号として用い、前記第2の動作で読み出した信号を記録用の信号として用いることを特徴とする請求項7乃至10のいずれか1項に記載の撮像装置。
  12. 複数の画素が2次元アレイ状に配置された画素アレイと、電圧をAD変換するAD変換手段と、前記画素と前記AD変換手段を接続する出力線と、前記出力線の電圧をリセットするリセット手段と、前記画素の電荷電圧変換部からの信号を増幅する増幅トランジスタと、前記増幅トランジスタのソースを前記出力線に接続する接続手段と、前記出力線に一定の電流を流す定電流源と、を備える撮像装置を制御する方法であって、
    前記リセット手段により前記出力線の電圧をリセットした後に、前記定電流源により前記出力線に前記一定の電流を流すとともに、前記増幅トランジスタのソースを前記出力線に接続するように制御する制御工程を有し、
    前記制御工程では、前記一定の電流の電流値が前記出力線を駆動するのに必要な電流値よりも低い値となるように、前記一定の電流の値を設定することを特徴とする撮像装置の制御方法。
  13. 請求項12に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  14. 請求項12に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記憶したコンピュータが読み取り可能な記憶媒体。
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