JP7335539B2 - 高速光送受信装置 - Google Patents

高速光送受信装置 Download PDF

Info

Publication number
JP7335539B2
JP7335539B2 JP2022503038A JP2022503038A JP7335539B2 JP 7335539 B2 JP7335539 B2 JP 7335539B2 JP 2022503038 A JP2022503038 A JP 2022503038A JP 2022503038 A JP2022503038 A JP 2022503038A JP 7335539 B2 JP7335539 B2 JP 7335539B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
optical
module
optical modulation
speed
package
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2022503038A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2021171599A1 (ja
Inventor
義弘 小木曽
博正 田野辺
祥吾 山中
常祐 尾崎
光映 石川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Publication of JPWO2021171599A1 publication Critical patent/JPWO2021171599A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7335539B2 publication Critical patent/JP7335539B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/80Optical aspects relating to the use of optical transmission for specific applications, not provided for in groups H04B10/03 - H04B10/70, e.g. optical power feeding or optical transmission through water
    • H04B10/801Optical aspects relating to the use of optical transmission for specific applications, not provided for in groups H04B10/03 - H04B10/70, e.g. optical power feeding or optical transmission through water using optical interconnects, e.g. light coupled isolators, circuit board interconnections
    • H04B10/803Free space interconnects, e.g. between circuit boards or chips
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/40Transceivers
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B10/00Transmission systems employing electromagnetic waves other than radio-waves, e.g. infrared, visible or ultraviolet light, or employing corpuscular radiation, e.g. quantum communication
    • H04B10/25Arrangements specific to fibre transmission
    • H04B10/2575Radio-over-fibre, e.g. radio frequency signal modulated onto an optical carrier
    • H04B10/25752Optical arrangements for wireless networks
    • H04B10/25758Optical arrangements for wireless networks between a central unit and a single remote unit by means of an optical fibre
    • H04B10/25759Details of the reception of RF signal or the optical conversion before the optical fibre

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Electromagnetism (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Optical Modulation, Optical Deflection, Nonlinear Optics, Optical Demodulation, Optical Logic Elements (AREA)
  • Semiconductor Lasers (AREA)
  • Optical Communication System (AREA)

Description

本発明は、デジタル信号処理回路を搭載した光送信機(光変調器)および光受信機を備えた高速な光送受信装置に関する。
デジタルコヒーレントをはじめとした、デジタル信号処理技術が光ファイバ通信システムに導入され、1波長当たり100Gbpsの基幹網伝送技術が確立し、現在では1波長当たり400~600Gbpsの高速化まで実用レベルに達してきている。
初期の100Gデジタルコヒーレントシステムでは図1に示すように、各部品(IC,光IC(PIC))は個別パッケージ化されており、例えばプリント回路基板(PCB)上に各部品を実装する形態であった。
図1の従来の100Gデジタルコヒーレントシステムでは、PCBボード基板100の上にDSPパッケージ基板110が搭載されBGA(ボールグリッドアレイ)101により電気接続され、さらにその上にDSP-ASIC111のチップが搭載されている。
DSPパッケージ基板110の電気入出力は、PCBボード基板100上のプリント配線により表面実装リードピン102を介してドライバ/TIA130に接続され、これを介して光変調(受光)モジュール120に接続されている。
光変調(受光)モジュール120では変調電気信号を受けて光変調を行い、光ファイバ140へ変調光を出力し、また光ファイバ140から受光した信号光を電気信号に変換してDSPパッケージ基板110へ送り、DSP-ASIC111が受信信号処理する。
一方、400Gを超えるシステムではアナログ部品の広帯域化(例えば変調帯域40GHz以上)が求められることから、高周波損失低減と小型化を目的として、図2に示すような、送信側ではRFドライバと光変調器が一体パッケージ実装された形態(Coherent Driver Modulator: CDM)や、受信側ではトランスインピーダンスアンプTIAと光受光器PDが一体パッケージ実装された形態(Integrated Coherent Receiver: ICR)が注目されている。(以下、両者をCDM形態と総称する。)
図2の従来の400Gデジタルコヒーレントシステムでは、図1と同じ機能は説明を略すが、ドライバ/TIAと光変調(受光)モジュールが一体実装された、一体実装光変調(光受信)モジュール225が使用されている。
更に、パッケージ実装起因の高周波特性劣化を抑えるべく、図3に示すように全ての高周波アナログICをDSPと同一のパッケージ基板上に実装(DSPコパッケージ実装)する試みも行われている。図3では、図1、図2と同じ機能は説明を略すが、全ての高周波アナログICがDSPと同一のパッケージ基板310上に実装(DSPコパッケージ実装)された、一体実装光変調(受光)モジュールが使用されている。
なお、この場合にはワット級の熱量が生じるDSP-ASICと光送受信デバイスが同一パッケージ基板上に近接配置されることから、光送受信デバイスには温度変化・上昇に対して特性変動が小さい(温度依存の小さい)ものが望まれる。
また、光送受信デバイス材料としては、従来のニオブ酸リチウム(LN)光変調器に代わって、半導体ベースの光変調器が小型・低コスト化の観点で注目を集めている。特により高速な変調動作向けには、InPに代表される化合物半導体が主に用いられ、またより小型・低コスト化が重要視されるシステムにおいてはSiベースの光デバイスに研究開発が集中している。
半導体光変調器においても材料固有の得失があり、例えばInP光変調器においてはバンド端吸収効果を制御するために、変調動作時には温度コントローラ制御が必須と考えられている。一方、Si変調器は温度制御が不要となるメリットがあるものの、他材料系と比べて電気光学効果が小さいために、電気-光相互作用長を長くする必要が生じ、結果として高周波損失増大を招くこともあり、更なる高速化(広帯域化)には課題が多い。
図1~3に示したような従来の光送受信器の更なる高速化を実現するためには、IC(例えばSi-CMOSなど)やPIC(例えば光変調素子、光受光素子など)の高速化のみならず、パッケージや高周波配線の高速化(低RF損失化)、及び各コンポーネント間の電気的接続の低損失化(低反射化)が重要である。即ち、実装上の高速化という観点では、図1に示した個別パッケージ形態よりも、集積度の高い図2、そして図3といった複数チップのコパッケージ形態が高速化に有利といえる。
以上の背景から、温度依存性の小さいSiベース光変調器に対しては、より集積度の高いDSPコパッケージ形態が検討されており、一方で温度依存性の大きいInPベース光変調器においては、発熱量の大きいDSPとは別のパッケージとして、高周波増幅素子(ドライバIC)のみを同一パッケージ内に搭載した形態(例えばCDM)が多く採用されている。なおここで光変調素子は、一般に温度調整器(TEC)上に実装され、温度(一定)制御されている。
特開2015-146515号公報
解決すべき課題
前述のように従来の半導体光変調器の実装形態は主として、図2に示したCDM形態(受信器側ではICR、送受信器一体パッケージの場合にはIC-TROSA: Integrated Coherent Transmitter and Receiver Optical Sub-Assemblyとも言われる)、又は図3に示したDSPコパッケージ形態に大別される。
ここで、光送信(受信)器全体の更なる高速化を実現するためには、各IC,PICの高速化と、それらを接続する配線、パッケージ実装の全てを高速化(広帯域化)させる必要がある。しかし、前述の従来の2つの実装形態は、それぞれ以下のように広帯域化を阻む課題を有していた。
(CDM形態の課題)
例えばDSP-ASIC内に設けられたデジタル/アナログ変換回路(DAC)から出力される高速アナログ電気信号は、ASIC→DSPパッケージ基板→PCBボード基板→光変調モジュールへと伝搬されて光信号に変換される。電気インターフェースには例えば表面実装SMT(Surface Mount Technology)や、FPC(Flexible printed circuits:フレキシブルプリント回路基板、フレキシブルプリント配線板が用いられる。
この場合、電気信号を異種かつ複数の高周波回路基板に渡って伝搬させる必要があり、電気配線長が長尺化することで電気的損失が増大する。
さらに、基板間の接続、特にDSPパッケージとPCBボード間のBGA(ボールグリッドアレイ)接続部においては、100~数100ミクロン径の半田ボールを接続に用いるため、50GHz以上の高周波信号になると半田ボール接続箇所におけるインピーダンス不整合に起因する電気的反射が、高周波特性を大きく劣化させる要因となる。
この高周波特性の劣化は、従来の400Gシステム(変調駆動ボーレートで64GBaud rate、要求帯域として大よそ40GHz)では大きな課題として挙げられていなかったものの、次世代の800G, 1Tシステムの実現(要求帯域>50GHz)においては大きな障壁となる。
そのため、たとえ変調帯域50GHz以上を有するInP変調素子を搭載した光変調モジュールを用いたとしても、光送信(受信)器全体としての帯域特性を確保するのは困難であった。
またその他、光モジュールの高周波インターフェースとして低損失FPCを用いた場合には、図4の従来のCDM実装のシステムにFPCを用いた例の側断面図に示すように、高さの異なる光モジュールテラスからPCBボード上にFPCを接続する構造となるために、FPC450を強く曲げて実装する必要がある。
FPCを曲げることは、FPCの接続点における実装応力が増すため、信頼性上の問題が生ずる。また、曲げによる高周波特性変動(特性インピーダンスの変化)や、配線の長尺化に伴う電気的損失増大も懸念される。
(DSPコパッケージ形態の課題)
上記課題を解決する方法として広く知られているのが、図3にも示したDSPコパッケージの実装形態である。当該形態においては、図3に示すように、パッケージ基板310の上にDSP-ASIC311だけでなく、ドライバ(TIA)330や光変調器(光受信機)のPIC325まで搭載し、高周波電気信号を半田ボールなどを介することなく、最短の配線で光変調器へ給電することが可能となる。
しかし、現状の光変調器としては、温度依存性の小さいSiベースの変調器が主に用いられているため、前述の通り更なる高速化(広帯域化)においては、光変調素子自体の特性改善が大きな課題として挙げられる。
また一般に、光変調器の帯域と変調効率(駆動電圧Vπ、変調出力光強度などに対応)はトレードオフの関係となるため、単に帯域拡張を優先した設計にすることは却って変調光のSNR(信号対雑音比)劣化を招き、結果として信号品質劣化を招いてしまう。
さらに、SNRの劣化を補填すべく、Si変調素子とは別にSOAなどの化合物半導体光増幅素子を搭載した場合には、当該増幅素子自体の温度制御及び、実装部品点数増加に伴うコスト上昇、消費電力等の増加が課題として挙げられる。
また、もしSi変調器の代わりにInP変調器をDSPコパッケージ化させる場合には、InP変調器コアの組成変更(材料のバンド端吸収を小さくさせる)を行う必要があるが、その場合にはInP変調器自体の変調効率が低下(量子閉じ込めシュタルク効果:QCSEの低下)するため、SNRの劣化を招いてしまうという問題もあった。
課題を解決する手段
以上の課題を解決すべく本発明では、高速性に優れたInP光変調器を光変調モジュールに搭載し、DSPパッケージ基板と光変調モジュールを直接接続する高周波インターフェースとしてフレキシブル基板(FPC)を用いる。
InP変調素子の変調効率改善と長期安定動作のためには、望ましくは光変調モジュールに温度調整器(TEC)を搭載してもよい。また、光学特性の長期安定化のために、モジュール内の気密性を担保して不活性ガスを封入することも望ましい。
更に、金属リッドを有しないDSPパッケージ基板上に、DSPパッケージ基板上の高周波配線パターンとFPC基板と接続する機構を設け、(PCBボード基板を介さず)FPCを介して高周波信号を光送信モジュールに直接給電する構造とした。
このような構成を採用することで、IC-PIC間での実装に起因した高周波損失を抑制することが可能となり、広帯域性に優れたInP光変調器をより高速かつ高品質な電気信号で駆動することが可能となる。本発明は、特に光送受信器の要求帯域が50GHz以上(変調ボーレート(シンボルレート)として100GBaud rate)となる次世代800G, 1Tbps(1波長当たり)のシステムを構成する上で、重要な枠割を担う。
実施形態は、例えば以下のような構成を有する。
(構成1)
デジタル信号処理回路と、ドライバと光変調素子が少なくとも一体となった光変調モジュール、またはトランスインピーダンスアンプと光受光素子が少なくとも一体となった光受信モジュールの少なくともいずれかを含んだ光送受信装置において、
前記光変調モジュールおよび光受信モジュールの高周波インターフェースとしてフレキシブル基板を用い、
前記デジタル信号処理回路のパッケージ基板の上には、高周波配線パターンを前記フレキシブル基板と接続する機構が設けられており、
前記パッケージ基板と、前記光変調モジュールまたは光受信モジュールの少なくともいずれかが前記フレキシブル基板によって直接接続されている
ことを特徴とする高速光送受信装置。
(構成2)
前記光変調モジュールに搭載される光変調素子は温度コントローラによって温度制御されている
ことを特徴とする構成1記載の高速光送受信装置。
(構成3)
前記光変調モジュールは気密パッケージ化されている
ことを特徴とする構成1または2に記載の高速光送受信装置。
(構成4)
前記光変調モジュールに搭載される光変調素子にはInP基板が用いられ、少なくとも2つ以上のマッハ・ツェンダ型光干渉導波路を含んでいる
ことを特徴とする構成1に記載の高速光送受信装置。
(構成5)
前記光変調モジュールまたは光受信モジュールには光変調素子と光受光素子のほか、高周波増幅素子が搭載されている
ことを特徴とする構成1ないし4のいずれか1項に記載の高速光送受信装置。
(構成6)
前記光変調モジュールまたは光受信モジュールの3dB帯域は50GHz以上を有している
ことを特徴とする構成1ないし5のいずれか1項に記載の高速光送受信装置。
(構成7)
前記フレキシブル基板と接続する機構はコネクタ接続により構成されている
ことを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の高速光送受信装置。
(構成8)
前記光変調モジュールまたは光受信モジュールのパッケージテラスの高さと前記デジタル信号処理回路のパッケージ基板の上面の高さの高低差が2mm以下である
ことを特徴とする構成1ないし7のいずれか1項に記載の高速光送受信装置。
[発明の効果]
このような構成により、デジタル信号処理回路を搭載した光送信機(光変調器)および光受信機を備えた光送受信装置において、デジタル信号処理回路のパッケージ基板と光変調および光受信モジュールをフレキシブル基板で高周波損失を抑制しつつ広帯域で接続することができ、高速な光送受信装置を実現することができる。
従来の100Gデジタルコヒーレントシステムの平面図および側断面図である。 従来の400Gデジタルコヒーレントシステムの平面図および側断面図である。 従来のDSPコパッケージ実装のシステムの平面図および側断面図である。 従来のCDM実装のシステムにFPCを用いた例を示す側断面図である。 本発明の概要構成を示す光送受信装置の側断面図である。 本発明の実施例1の光送受信装置の平面図である。 本発明の実施例1の光送受信装置の側断面図である。 本発明の実施例2の光送受信装置の側断面図である。 本発明の実施例3の光送受信装置の平面図である。
以下、本発明の実施例を詳細に説明する。
図5は、本発明の概要構成を示す光送受信装置の側断面図である。本発明では、図5のように、PCBボード基板500の左上側にBGA501で接続されたDSPパッケージ基板510が搭載され、その上にDSP-ASIC511が搭載されている。
右側の光変調(受信)モジュール525は、モジュールのパッケージテラス(パッケージの中段の棚状の面を有する部分)の高さと、DSPパッケージ基板510の上面の高さの高低差が2mm以下になるように設置され、高周波インターフェースとしてのフレキシブル基板(FPC550)で直接接続され、給電されている。
DSPパッケージ基板510の上面の高さを調整して、高低差を2mm以下になるように設置してもよい。要は、FPC550が大きな曲げなく確実に接続できれば良い。
また以下同様であるが、FPC550はベースフィルム(上層)と銅箔(下層)の少なくとも二層構造のものを例示しているが、これに限るものではない。
(実施例1)
図6に、本発明の実施例1のデジタルコヒーレント通信用光送受信装置の平面図を示す。図6において、PCBボード基板600の左側にはDSP-ASIC611を搭載したDSPパッケージ基板610が搭載されており、DSPパッケージ基板610には、PCBボード基板600の左端または上下端において低速信号インターフェース603が接続されている。DSP-ASIC611により低速電気信号を高周波信号に変換し、DSP-ASIC右側の展開配線612から接続PAD613を介して高周波信号をFPCインタフェース650に入出力する。接続PAD613はFPCコネクタであってもよい。
FPCインタフェース650は光送信モジュールCDM626と光受信モジュールICR625に接続され、光送信モジュールCDM626と光受信モジュールICR625は、光電気変換を行い、右端の光ファイバ640との間で光信号を送信/受信する。FPC接続は、DSPパッケージ基板610と、送信(変調)モジュールCDM726または光受信モジュールICR725の少なくともいずれかとの間の接続であってもよい。必要に応じて光送信モジュールCDM、光受信モジュールICRにも低速電気信号が接続されていてもよい。
図6の実施例1の光送受信装置では、偏波多重型IQ光変調方式を想定しており、DSP-ASIC611と入出力される高周波信号は、それぞれ4つのチャネルとなる。(X偏波Iチャネル/X偏波Qチャネル/Y偏波Iチャネル/Y偏波Qチャネル)
1チャネルはそれぞれ一般に差動対の電気信号として取り扱われるため、高周波配線の信号線路本数は光送信/光受信でそれぞれ8本(差動pnの2本×4チャネル分)、計16本となり、光送受信モジュール(CDM626,ICR625)とDSP-ASIC611の間のFPC650を伝搬する。FPC650は、光送信モジュール(CDM626)と光受信モジュール(ICR625)の実装スペースを考慮して、伝搬長及びオフセット長が決定される。ここでは各部品の実装作業性を考慮してFPCの配線長を15mmとしたが、当該長さ如何によって発明の有用性が失われるものではないことは明らかである。(なお、各チャネルの高周波信号は、差動信号ではなく単相信号であることもできる。)
図7は、本発明の実施例1の光送受信装置の光送信(変調)モジュールCDM726の側の側断面図である。光受信モジュールICR725の側もほぼ同様の構造であるので、説明は省略する。光送信(変調)モジュールCDM726または光受信モジュールICR725の少なくともいずれかがFPC接続であってもよい。
図7に示す通り、光送信(変調)モジュールCDM726は、PCB基板700の上に載置され、温度調整器(TEC)760の上に配置されたサブキャリア(光学素子土台)780の上に、光変調器PIC727と、チップ集光レンズ781(第1レンズ)およびファイバ集光レンズ782(第2レンズ)が配置され、光ファイバ740に送信光(変調光)を出力する。
光変調器PIC727には、ここでは広帯域性に優れたInPベースのIQ光変調素子を採用した。光変調素子にはInP基板が用いられ、少なくとも2つ以上のマッハ・ツェンダ型光干渉導波路を含んでいる。
光変調器PIC727の入力側には、光送信(変調)モジュールCDM726のパッケージ左壁面としてモジュール配線基板土台770およびモジュールパッケージ壁面771が配置されている。モジュール配線基板土台770およびモジュールパッケージ壁面771は、例えば厚みの異なるセラミックで構成されており、厚みの段差部分がパッケージテラスを形成する。FPC750のメタル配線パターン(下層)は、モジュール配線基板土台770上面の高周波配線753に接続されている。
モジュール配線基板土台770上面の高周波配線753は、モジュール配線基板土台770とモジュールパッケージ壁面771の間のセラミック壁面を貫通して金ワイヤ配線751を経由して、光変調器PIC727に変調電気信号を入力している。
モジュール配線基板土台770をFPCコネクタの一部として構成することもでき、さらにモジュールパッケージ壁面771と併せて一体または二体構造のセラミック部品コネクタとして構成してもよい。
セラミック部品コネクタのパッケージテラスに続く壁面に、高周波配線753の貫通する貫通穴を形成し、貫通穴の断面を、高周波配線753上部がトンネル状の空洞となるように形成してもよい。
この空洞の高さを、貫通穴の壁面入口からモジュール内部に向かって、FPC750の厚みより高い高さから徐々に低くなるように(少なくともFPC750の厚みより狭くなるように)形成してもよい。
このように貫通穴を形成すれば、FPC750の先端を貫通穴の空洞に挿入するだけで、FPC750下層のメタル配線パターンと高周波配線753との間に押圧力が生じ、電気的接続を形成することもできる。
なお、光学レンズの長期安定化のため、モジュール内には不活性ガスのArまたはNなどが封入され、気密封止されていてもよい。
(実施例2)
また本発明の実施例2として、図8に示すようなドライバIC一体型光送信モジュールを用いてもよい。図8のドライバIC一体型光送信モジュール826と図7の光送信モジュールCDM726との相違点は、モジュール配線基板土台870と光変調器PIC827との間に高周波増幅IC830がドライバICとして配置されている点であり、他の説明は省略する。
ドライバ集積の利点は、配線・モジュール等に起因した高周波電気信号の損失の補填、及び信号利得による変調効率の増大が期待できる点があり、既にInP変調器とドライバICとの一体実装形態は広くCDMとして認知されている(技術として確立している)点も挙げられる。
モジュール配線基板土台870をFPCコネクタの一部として構成し、モジュールパッケージ壁面871と併せて一体または二体構造のセラミック部品コネクタとして構成できる点は、実施例1と同様である。
これらの実施例において、DSPパッケージ基板上には、チャネル数分の差動信号線路パターン(高周波配線パターン、例えばG-S-S-G/チャネル)が設けられている。高周波配線パターンのピッチを、FPCの接続チャネル間ピッチに合うように変換する展開配線(図6の展開配線612)を、展開基板として設けている。FPCとDSPパッケージ基板上に設けられた給電パッドパターンとの接続は、半田で固定している。
高周波伝送用FPCコネクタなどのコネクタ(接続機構)を用いてFPCの一端をDSPパッケージ基板に固定して、FPCを接続することもできる。コネクタ接続の利点は、半田固定のように熱を加えることがないためDSP側への熱ダメージを回避できること、および実装コスト低減が期待できる点がある。
なお、DC信号含む低速信号のインターフェースは従来通り、より高密度なBGAなどを介して周辺回路と接続することができる。光送受信モジュール側はSMT、FPC、BGAの何れかで問題ないが、ここではSMT型を用いている。低速信号インターフェースの種類如何により本発明の有効性に影響を与えるものではない。
(実施例3)
最後に図9に、本発明の実施例3として、光送信と光受信を一体化(レーザ等の機能素子も搭載)したIC-TROSAモジュール925を光送受信モジュールに用いた場合の構成例を示す。DSPパッケージ基板910とIC-TROSAモジュール925との間のFPC接続は、1対のコネクタにより接続することもできる。
以上のように本発明によって、デジタル信号処理回路を搭載した光送信機(光変調器)および光受信機を備えた光送受信装置において、デジタル信号処理回路のパッケージ基板と光変調および光受信モジュールをフレキシブル基板で高周波損失を抑制しつつ広帯域で接続することができ、高速な光送受信装置が可能となった。
100,200,300,400,500,600,700,800,900 PCBボード基板
101,401、501 BGA
102 表面実装リードピン
110、210、310,410,510,610 (DSP)パッケージ基板
111、211、311,411,511,611 DSP-ASIC
120 光変調(受光)モジュール
130,330 ドライバ/TIA
140,240、340,440,540,640,740,840 光ファイバ
225,525 (一体実装)光変調(光受信)モジュール
325,727,827 PIC
450,550,650,750,850 FPC(インタフェース)
603 低速信号インターフェース
612 展開配線
613 接続PAD
626,726 CDM
625,725 ICR
751,851、852 金ワイヤ配線
753.853 高周波配線
760,860 温度調整器(TEC)
780,880 サブキャリア(光学素子土台)
770,870 モジュール配線基板土台
771、871 モジュールパッケージ壁面
781,881 チップ集光レンズ(第1レンズ)
782,882 ファイバ集光レンズ(第2レンズ)
830 高周波増幅IC
925 IC-TROSAモジュール

Claims (8)

  1. デジタル信号処理回路と、ドライバと光変調素子が少なくとも一体となった光変調モジュール、またはトランスインピーダンスアンプと光受光素子が少なくとも一体となった光受信モジュールの少なくともいずれかを含んだ光送受信装置において、
    前記光変調モジュールおよび前記光受信モジュールの高周波インターフェースとしてフレキシブル基板を用い、
    前記デジタル信号処理回路のパッケージ基板の上には、高周波配線パターンを前記フレキシブル基板と接続する機構が設けられており、
    前記パッケージ基板と、前記光変調モジュールまたは前記光受信モジュールの少なくともいずれかが前記フレキシブル基板によって接続されており、
    前記パッケージ基板と、前記フレキシブル基板によって接続された前記光変調モジュールまたは前記光受信モジュールは、共通のプリント配線基板の上に搭載されていることを特徴とする高速光送受信装置。
  2. 前記光変調モジュールに搭載される光変調素子は温度コントローラによって温度制御されている
    ことを特徴とする請求項1記載の高速光送受信装置。
  3. 前記光変調モジュールは気密パッケージ化されている
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の高速光送受信装置。
  4. 前記光変調モジュールに搭載される光変調素子にはInP基板が用いられ、少なくとも2つ以上のマッハ・ツェンダ型光干渉導波路を含んでいる
    ことを特徴とする請求項1に記載の高速光送受信装置。
  5. 前記光変調モジュールまたは光受信モジュールには光変調素子と光受光素子のほか、高周波増幅素子が搭載されている
    ことを特徴とする請求項1ないし4のいずれか1項に記載の高速光送受信装置。
  6. 前記光変調モジュールまたは光受信モジュールの3dB帯域は50GHz以上を有している
    ことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1項に記載の高速光送受信装置。
  7. 前記フレキシブル基板と接続する機構はコネクタ接続により構成されているか、または、前記フレキシブル基板を直接接続する、接続PADであることを特徴とする請求項1ないし6のいずれか1項に記載の高速光送受信装置。
  8. 前記光変調モジュールまたは光受信モジュールのパッケージテラスの高さと前記デジタル信号処理回路のパッケージ基板の上面の高さの高低差が2mm以下である
    ことを特徴とする請求項1ないし7のいずれか1項に記載の高速光送受信装置。
JP2022503038A 2020-02-28 2020-02-28 高速光送受信装置 Active JP7335539B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2020/008469 WO2021171599A1 (ja) 2020-02-28 2020-02-28 高速光送受信装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2021171599A1 JPWO2021171599A1 (ja) 2021-09-02
JP7335539B2 true JP7335539B2 (ja) 2023-08-30

Family

ID=77492061

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2022503038A Active JP7335539B2 (ja) 2020-02-28 2020-02-28 高速光送受信装置

Country Status (6)

Country Link
US (1) US20230069120A1 (ja)
EP (1) EP4113866A4 (ja)
JP (1) JP7335539B2 (ja)
CN (1) CN115136516B (ja)
CA (1) CA3168979A1 (ja)
WO (1) WO2021171599A1 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114371537B (zh) * 2022-02-17 2024-06-25 Nano科技(北京)有限公司 一种分体式集成封装光模块
WO2023175746A1 (ja) * 2022-03-15 2023-09-21 日本電信電話株式会社 光モジュール
WO2024009388A1 (ja) * 2022-07-05 2024-01-11 日本電信電話株式会社 光受信器
WO2024013827A1 (ja) * 2022-07-11 2024-01-18 日本電信電話株式会社 高速光送受信装置

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128440A (ja) 2003-10-27 2005-05-19 Fujitsu Ltd 電気回路を内蔵する光導波路モジュール及びその製造方法
JP2015119437A (ja) 2013-12-20 2015-06-25 日本電信電話株式会社 コヒーレントcfp光送信器および損失特性補償方法
JP2017003655A (ja) 2015-06-05 2017-01-05 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光モジュール及び光送受信装置
JP2018113644A (ja) 2017-01-13 2018-07-19 富士通株式会社 光送信装置、光変調器モジュール、及び光伝送システム
WO2018174083A1 (ja) 2017-03-22 2018-09-27 日本電信電話株式会社 Iq光変調器

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006135255A (ja) * 2004-11-09 2006-05-25 Fuji Xerox Co Ltd 光送受信システム
JP5844832B2 (ja) 2014-02-03 2016-01-20 日本電信電話株式会社 ディジタルコヒーレント光受信装置および周波数特性調整方法
CN106483611A (zh) * 2015-08-28 2017-03-08 佑胜光电股份有限公司 光接收组件及光学收发模块

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005128440A (ja) 2003-10-27 2005-05-19 Fujitsu Ltd 電気回路を内蔵する光導波路モジュール及びその製造方法
JP2015119437A (ja) 2013-12-20 2015-06-25 日本電信電話株式会社 コヒーレントcfp光送信器および損失特性補償方法
JP2017003655A (ja) 2015-06-05 2017-01-05 富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社 光モジュール及び光送受信装置
JP2018113644A (ja) 2017-01-13 2018-07-19 富士通株式会社 光送信装置、光変調器モジュール、及び光伝送システム
WO2018174083A1 (ja) 2017-03-22 2018-09-27 日本電信電話株式会社 Iq光変調器

Also Published As

Publication number Publication date
EP4113866A1 (en) 2023-01-04
WO2021171599A1 (ja) 2021-09-02
EP4113866A4 (en) 2023-11-22
JPWO2021171599A1 (ja) 2021-09-02
CA3168979A1 (en) 2021-09-02
CN115136516A (zh) 2022-09-30
CN115136516B (zh) 2024-02-09
US20230069120A1 (en) 2023-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7335539B2 (ja) 高速光送受信装置
CN107430293B (zh) 光电路
JP5263286B2 (ja) 接続装置および光デバイス
US20190391348A1 (en) Heterogeneous common substrate multi-chip package including photonic integrated circuit and digital signal processor
CN110971304A (zh) 一种基于硅光的光收发组件
JPH11231173A (ja) 高速動作可能な光デバイス
KR20130052819A (ko) 송신용 광 모듈
US10313024B1 (en) Transmitter optical subassembly with trace routing to provide electrical isolation between power and RF traces
JP2002131712A (ja) 光デバイスおよびその製造方法
CN113875103A (zh) 光模块
US11789223B2 (en) Optical transceiver module for optical transceiver and optical transceiver
JP2022037163A (ja) 光サブアセンブリ、光モジュール、及び光伝送装置
US11722221B2 (en) Optical module
WO2024013827A1 (ja) 高速光送受信装置
US8373996B2 (en) Dual-level package
JP2016180779A (ja) 光回路
WO2023053406A1 (ja) 光変調器
Hirose et al. Compact InP MZM optical sub-assembly with built-in electrical filters by three-dimensional packaging technique
KR20200094910A (ko) 광 모듈 및 솔더볼 접합 구조체
WO2024075167A1 (ja) 光送信器
WO2024075166A1 (ja) 光送信器
WO2023105641A1 (ja) 光回路
WO2024075168A1 (ja) 光送信器
US11177887B2 (en) Substrate with stepped profile for mounting transmitter optical subassemblies and an optical transmitter or transceiver implementing same
WO2024075171A1 (ja) 光送信器

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20220526

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20230404

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20230515

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20230718

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20230731

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7335539

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150