JP7335505B2 - 物品検査装置 - Google Patents
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Description
ところで、例えばアイスクリームをチョコレートでコーティングした冷菓を透明な包装フィルムで包装した食品が市販されており、このような食品について、アイスクリームの表面にコーティングされたチョコレートの剥がれの有無を検査する物品検査装置も提案されている。
上記物品に所定の色の第1検査光を照射する第1光源と、上記物品に上記第1検査光とは異なる色の第2検査光を照射する第2光源と、上記第1検査光と第2検査光が照射された物品を撮影するカラーカメラと、上記カラーカメラによって撮影された物品のカラー画像を基にして物品のコーティングの剥がれ箇所の有無を判定する画像処理装置を備え、
上記第1光源は、上記カラーカメラの撮影方向に対して第1検査光が斜めに照射されるように配置されており、上記第2光源は、上記カラーカメラの撮影方向に対して該カラーカメラを挟んで上記第1光源とは反対側から第2検査光が斜めに照射されるように配置されており、
上記画像処理装置は、上記カラーカメラが撮影した物品のカラー画像において、予め登録された色が検出された場合には、上記物品のコーティングに剥がれ箇所があると判定することを特徴とするものである。
物品検査装置1の検査対象となる物品2は、バニラアイスの表面全域にチョコレートのコーティングが施された冷菓(チョコバー)であり、この物品2は透明な包装フィルムFによって密封包装されている。なお、バニラアイス自体は白色であり、他方、それにコーティングされたチョコレートは黒に近いこげ茶色をしている。
透明な包装フィルムFによって包装された多数の物品2は、各物品2の軸心に差し込まれたバー2Aが搬送コンベヤ3の搬送方向と直交し、かつ、物品2の先端部2Bが搬送方向の一側に位置するように縦一列となった状態において、搬送コンベヤ3によって連続的に矢印方向に搬送されるようになっている。
そして、搬送コンベヤ3の搬送経路上となる検査位置Aを物品2が通過する際に、物品2に向けて第1光源4から第1検査光L1が照射されると同時に第2光源5から第2検査光L2が照射されるようになっている。このように検査位置Aにおいて第1検査光L1と第2検査光L2が同時に照射された状態の物品2は、その先端部2Bをカラーカメラ6で撮影されるようになっている。該カラーカメラ6のカラー画像を基にして制御装置7が物品2の先端部2Bのコーティング(チョコレート)の剥がれ箇所2Xの有無を判定するようになっている。
そこで、物品検査装置1により、物品2にチョコレートコーティングの剥がれ箇所2Xがあるか否かを検査するようにしている。検査対象となる物品2に、チョコレートコーティングが剥がれている剥がれ箇所2Xがあると、その剥がれ箇所2Xは白いバニラアイスが露出した状態となる(図3、図4参照)。このように剥がれ箇所2Xがあり、白いバニラアイスが露出している場合には、そこに第1検査光L1、第2検査光L2が照射された際に、それらの反射光をカラーカメラ6で同時に撮影することができる。後に詳述するが、本実施例は、この点に着目してなされたものであり、画像処理装置としての制御装置7は、物品2のカラー画像を基にしてコーティングの剥がれ箇所2Xの有無を確実に判定できるようになっている。
搬送コンベヤ3用の図示しない駆動源は、制御装置7によって作動を制御されるようになっており、制御装置7は駆動源を介して搬送コンベヤ3を所定速度で矢印方向に連続的に走行させるようになっている。
搬送コンベヤ3の搬送経路上に外乱光の影響を遮断するための遮光箱11が設けられており、搬送コンベヤ3は、遮光箱11の前壁の入口11Aから後壁の出口11Bへと水平方向に遮光箱11を貫通させて配置されている。
遮光箱11内の中央位置が検査位置Aとなっており、搬送コンベヤ3が連続的に走行されることに伴って、各物品2は遮光箱11内の検査位置Aに搬入された後に遮光箱11の外部へ搬出されるようになっている。そして、順次、検査位置Aに搬入される各物品2に対して、チョコレートコーティングの剥がれ箇所2Xの有無(欠陥の有無)の検査が行われるようになっている。
第1光源4及び第2光源5は、搬送コンベヤ3上の物品2と同じ高さに配置されており、第1光源4と第2光源5は、カラーカメラ6を挟んで搬送方向上流側と下流側に同じ距離だけずれた位置に配置されている。第1光源4は、青色LEDのバー照明であり、第2光源5は赤色LEDのバー照明となっている。
第1光源4、第2光源5及びカラーカメラ6の作動は、制御装置7によって制御されるようになっている。
搬送コンベヤ3によって搬送される物品2が検査位置Aに搬入されると、制御装置7は、第1光源4及び第2光源5を作動させると同時にカラーカメラ6を作動させる。それにより、第1光源4からの第1検査光L1(青色の可視光)と第2光源5から第2検査光L2(赤色の可視光)が、物品2の先端部2Bに向けて搬送方向上流位置と下流位置となる斜め前方から同時に照射される。
また、このように第1検査光L1と第2検査光L2が同時に照射された状態の物品2の先端部2Bがカラーカメラ6によって撮影されるようになっている。カラーカメラ6で撮影された物品2の先端部Bのカラー画像は、画像処理装置としての制御装置7に送信されるようになっており、制御装置7は、物品2の先端部2Bのカラー画像を基にして、その部分のチョコレートコーティングの剥がれ箇所2Xの有無(欠陥の有無)を判定するようになっている。
そのため、単に物品2に向けて検査光を照射して物品2をカラーカメラ6で撮影して、それを基にしてチョコレートコーティングの剥がれ箇所2Xの有無を判定しようとすると、外方となる包装フィルムFからの反射光(光沢)と、内方にある物品2のチョコレートコーティングの剥がれ箇所2Xからの反射光とが似通った画像となるため、それらを正確に判別するのが困難である。
そこで、本実施例では、色が異なる2種類の第1検査光L1、第2検査光L2を物品2の先端部2Bに向けて斜め前方から同時に照射するとともに、カラーカメラ6で撮影した物品2の先端部2Bのカラー画像を基にして制御装置7が、チョコレートコーティングの剥がれ箇所2X(白色のバニラアイスの露出箇所)の有無を確実に判定できるようにしている。
すなわち、図3ないし図4に示すように、物品2の先端部2Bに、チョコレートコーティングが剥離している剥がれ箇所2Xがある場合には、そこは白色のバニラ部分が露出するので、その剥がれ箇所2Xに光が照射されると、その光はバニラの表面で乱反射されて拡散する。そのため、図3に示すように、第1検査光L1(青色の可視光)と第2検査光L2(赤色の可視光)は、剥がれ箇所2Xのバニラ部分でともに反射されてカラーカメラ6によって同時に撮影されることになる。そして、剥がれ箇所2Xがある場合には、青色の第1検査光L1と赤色の第2検査光L2とが合成されることで、剥がれ箇所2Xは紫色となる。
ここで、画像処理装置としての制御装置7には、予め第1検査光L1(青色の可視光)と第2検査光L2(赤色の可視光)が合成された場合の紫色が登録されている。そこで、制御装置7は、カラーカメラ6で撮影された先端部2Bのカラー画像における検査領域において紫色の有無を検査して、紫色が検出された場合には、物品2の先端部2Bに剥がれ箇所2Xがあると判定するようになっている。
他方、物品2の先端部2Bにコーティングの剥がれ箇所2Xがある場合において、先端部2Bを覆った箇所の透明な包装フィルムFからの反射光(光沢)と、上述した剥がれ箇所2Xからの反射光との区別を、制御装置7は次のようにして行う。
すなわち、本実施例では、第1光源4と第2光源5は、カラーカメラ6を挟んで搬送方向上流側と下流側に同じ距離だけずれた位置に配置されており、物品2に対して下流側の斜め前方から第1検査光L1(青色の可視光)及び上流側の斜め前方から第2検査光L2(赤色の可視光)が照射されるので、その状態では、物品2の先端部2Bを覆っている透明な包装フィルムFの表面によって正反射された第1検査光L1、第2検査光L2のいずれか一方の反射光のみがカラーカメラ6で撮影されることになる(図4参照)。つまり、第1検査光L1又は第2検査光L2のいずれか一方の透明な包装フィルムFからの反射光(光沢)だけがカラーカメラ6によって撮影されることになる。
そのため、制御装置7は、カラーカメラ6による物品2の先端部2Bのカラー画像における検査領域において、包装フィルムFからの反射光(光沢)として青色又は赤色のいずれかの反射光を検出するだけで、予め登録された紫色を検出することはない。これにより、制御装置7は、カラー画像における反射光(光沢)は、物品2の先端部2Bのコーティングの剥がれ箇所2Xから生じたものではないと区別することができる。
このように、本実施例においては、カラーカメラ6が撮影した物品2のカラー画像において、予め登録された紫色が検出された場合には、制御装置7は物品2の先端部2Bに剥がれ箇所2Xがあると判定し、他方、カラーカメラ6が撮影した物品2のカラー画像において、予め登録された紫色が検出されない場合には、制御装置7は物品2の先端部2Bに剥がれ箇所2Xはないと判定するようになっている。
また、上記実施例では、検査位置Aに順次搬入される1本ずつの物品2を検査するようにしているが、複数本の物品をまとめて検査するようにしても良い。
また、第1光源4、第2光源5の光源の色は、検査対象となる物品2の色に応じて赤色と青色以外の異なる2色であっても良い。
また、物品2の検査対象となる箇所は、物品2の先端部2Bに限るものではなく、例えば、カラーカメラ6や両光源4,5を物品2の上方側に配置して、該物品2の胴部のコーティングの剥がれ箇所を検査するようにしても良い。
2X‥剥がれ箇所 4‥第1光源
5‥第2光源 6‥カラーカメラ
7‥制御装置(画像処理装置) A‥検査位置
F‥包装フィルム L1‥第1検査光(青色の可視光)
L2‥第2検査光(赤色の可視光)
Claims (3)
- 表面に内側とは異なる色でコーティングが施されるとともに、透明な包装フィルムによって包装された物品について、上記コーティングの剥がれ箇所の有無を検査する物品検査装置であって、
上記物品に所定の色の第1検査光を照射する第1光源と、上記物品に上記第1検査光とは異なる色の第2検査光を照射する第2光源と、上記第1検査光と第2検査光が照射された物品を撮影するカラーカメラと、上記カラーカメラによって撮影された物品のカラー画像を基にして物品のコーティングの剥がれ箇所の有無を判定する画像処理装置を備え、
上記第1光源は、上記カラーカメラの撮影方向に対して第1検査光が斜めに照射されるように配置されており、上記第2光源は、上記カラーカメラの撮影方向に対して該カラーカメラを挟んで上記第1光源とは反対側から第2検査光が斜めに照射されるように配置されており、
上記画像処理装置は、上記カラーカメラが撮影した物品のカラー画像において、予め登録された色が検出された場合には、上記物品のコーティングに剥がれ箇所があると判定することを特徴とする物品検査装置。 - 上記第1光源は青色の第1検査光を照射するようになっており、上記第2光源は赤色の第2検査光を照射するようになっており、上記画像処理装置は、上記カラーカメラのカラー画像において紫色が検出された場合には、物品のコーティングに剥がれ箇所があると判定することを特徴とする請求項1に記載の物品検査装置。
- 上記物品は、白色系の食品の表面に黒色系の食品のコーティングが施された食品であって、上記画像処理装置は、上記カラーカメラのカラー画像において紫色が検出された場合には、上記物品のコーティングに剥がれ箇所があると判定することを特徴とする請求項2に記載の物品検査装置。
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