JP7334782B2 - 光電ファイバ、通信装置および光電ファイバの製造方法 - Google Patents

光電ファイバ、通信装置および光電ファイバの製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、光電ファイバおよび通信装置に関し、より具体的には、光信号を伝送するファイバの端部に光電変換素子を備えた光電ファイバとその光電ファイバを用いた通信装置に関する。
今日の通信においては、大容量化の求めに応じて、ファイバが用いられている。ファイバを用いた通信に用いられる通信装置は、例えば、信号処理を行うデジタル信号処理部と光トランシーバとをプリント基板上で接続する構成を有する。
このような通信装置においては、例えば図8に示すように、プリント基板1002上に、LSI(集積回路)1001とプラガブル光トランシーバ1003とが設けられ、両者は高周波電気配線1004によって接続されている。ここでLSI1001は、通信の信号処理を行うデジタル処理部とデジタル-アナログ変換回路を備えた送受信部を構成している。また、プラガブル光トランシーバ1003は、LSI1001から高周波電気配線1004を介して入力される電気信号をプラガブル光トランシーバ1003内で光信号に変換して、光ファイバ1005によりプリント基板1002の外部に送出するとともに、光ファイバ1005より受信した光信号を電気信号に変換し、LSI1001から高周波電気配線1004を介してLSI1001に対して出力する。
図8に示す通信装置においては、LSI1001のデジタル-アナログ変換回路や、プリント基板1002上の高周波電気配線1004の帯域に制限があるために、LSI1001やプラガブル光トランシーバ1003を複数設け、パラレル処理を行うことによって全体の伝送容量を増やすことも行われている。
プラガブル光トランシーバ1003の内部では、レーザダイオード(LD)やフォトダイオード(PD)などの光電変換素子と光ファイバ1005のコアを光学的に結合させている。光電変換素子と光ファイバ1005のコアとを接続する際には、光学的な挿入損失を低減させるため、1ミクロン以下の調心が必要である。そのために標準的なコネクタの嵌合構造1006を用いることが多い。このため、プラガブル光トランシーバ1003のサイズは、数cm角となって、LSI1001に比べて大きくなっている。また、プリント基板1002の外部へ光ファイバ1005を取り出すために、プラガブル光トランシーバ1003は、プリント基板1002の周縁部に配置される。
Y. Yue et al., "Latest Industry Trend in Pluggable Optics", Int. Conf. Optical Communications and Networks, 2017.
しかしながら、上述したような配置にすると、プリント基板1002上の高周波電気配線1004によって接続する距離が長くなるため、電気信号が劣化してしまう。その劣化を補うために、波形成形・タイミング成形・再生などの波形補正回路チップを設けることもできるが、波形補正回路チップを設けると、LSI1001やプラガブル光トランシーバ1003のサイズがさらに大きくなってしまう。その結果、一つのLSIと接続できるプラガブル光トランシーバの個数に制限が生じ、通信装置全体としての伝送容量も頭打ちになるという問題があった。
そこで、本発明は、光トランシーバを小型化することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明に係る光電ファイバ(100)は、光が導波するコアを有するファイバと、前記ファイバと連続して形成されて、高周波対応の光電変換素子を有する光電変換チップを収容した、円柱状の電気部と、前記電気部の表面に形成された複数の円環状の外部電極とを備え、前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、前記ファイバの軸線方向と平行な前記光電変換チップの一の面に形成されて、前記外部電極と電気的に接続する電極パッドと、前記一の面と接続する、前記ファイバの軸線方向と垂直な側面に設けられ、前記コアと光学的に接続する光入出力部とを備え、前記外部電極と前記電極パッドとを接続する配線を備え、前記光電変換チップが、前記電気部内に配置され、前記配線が、前記電気部内で、前記一の面に垂直方向に配置され、前記光電変換チップと前記配線との周囲が絶縁体により充填されている
た、本発明に係る光電ファイバは、光が導波するコアを有するファイバと、前記ファイバと連続して形成されて、光電変換素子を有する光電変換チップを収容した電気部と、前記電気部の表面に形成された複数の外部電極とを備え、前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、前記光電変換チップの一の面に形成されて、前記外部電極と電気的に接続する電極パッドと、前記一の面および前記一の面と平行な他の面のいずれか一方に設けられ、前記コアと光学的に接続する光入出力部とを備え、前記外部電極と前記電極パッドとを接続する配線を備え、前記光電変換チップと前記配線との周囲が絶縁体により充填され、前記複数の外部電極が、前記ファイバの軸方向に並んで配置され、前記複数の外部電極のうち前記光電変換素子の信号線の端子に電気的に接続される外部電極が、前記光電変換素子の信号グラウンドの端子に電気的に接続される外部電極に挟まれるように配置され、前記複数の外部電極の一方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源の端子に電気的に接続され、前記複数の外部電極の他方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子に電気的に接続されている。
また、本発明に係る光電ファイバは、光が導波するコアと前記コアの周囲のクラッドを有し、前記クラッドの側面の一部に部を有するファイバと、外部電極と、光電変換素子を有する光電変換チップとを備え、前記凹部の底面が、平面であり、前記凹部の端面が、前記ファイバの軸線方向に垂直であり、前記コアの端面を有し、前記外部電極が、前記底面と前記ファイバの表面とに連続して配置され、前記光電変換チップが、前記ファイバの軸線方向と平行な前記光電変換チップの一の面に配置される電極パッドと、前記一の面と接続する、前記ファイバの軸線方向と垂直な側面に配置される光入出力部とを備え、前記光入出力部が、前記コアと光学的に接続し、前記電極パッドが、前記外部電極と、前記底面で電気的に接続する。
また、本発明に係る光電ファイバは、光が導波するコアを有するファイバと、前記ファイバと連続して形成されて、光電変換素子を有する光電変換チップを収容した電気部と、前記ファイバの表面に形成された複数の外部電極と、前記ファイバの端面に形成され、前記複数の外部電極それぞれと電気的に接続する複数の第1の電極パッドとを備え、前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、前記光電変換チップの一の面に形成され、前記複数の第1の電極パッドそれぞれと電気的に接続する複数の第2の電極パッドと、前記一の面および前記一の面と平行な他の面のいずれか一方に設けられ、前記コアと光学的に接続する光入出力部とを備え、前記複数の外部電極が、前記ファイバの軸方向に並んで配置され、前記複数の外部電極のうち前記光電変換素子の信号線の端子に電気的に接続される外部電極が、前記光電変換素子の信号グラウンドの端子に電気的に接続される外部電極に挟まれるように配置され、前記複数の外部電極の一方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源の端子に電気的に接続され、前記複数の外部電極の他方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子に電気的に接続されている。
また、本発明に係る光電ファイバは、光が導波するコアを有し、複数の空孔を有するファイバと、前記ファイバと連続して形成されて、光電変換素子を有する光電変換チップを収容した電気部と、前記ファイバの表面に形成された複数の外部電極とを備え、前記ファイバが、前記空孔と前記ファイバの表面とを貫通する縦穴と、前記空孔と前記縦穴に金属が充填された内部配線とを有し、前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、複数の電極パッドを備え、前記光電変換チップの前記電極パッドが、前記内部配線を介して、前記外部電極に電気的に接続され、前記複数の外部電極のうち2つの外部電極が、前記光電変換素子の差動信号線の端子に電気的に接続され、前記複数の外部電極のうち他の2つの外部電極それぞれが、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子と電源の端子に電気的に接続されている。
また、本発明に係る光電ファイバは、光が導波するコアを有し、複数の空孔を有するファイバと、前記ファイバと連続して形成されて、光電変換素子を有する光電変換チップを収容した電気部と、前記ファイバの表面に形成された複数の外部電極とを備え、前記ファイバが、前記空孔と前記ファイバの表面とを貫通する縦穴と、前記空孔と前記縦穴に金属が充填された内部配線とを有し、前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、複数の電極パッドを備え、前記光電変換チップの前記電極パッドが、前記内部配線を介して、前記外部電極に電気的に接続され、前記複数の外部電極が、前記ファイバの軸方向に並んで配置され、前記複数の外部電極のうち前記光電変換素子の信号線の端子に電気的に接続される外部電極が、前記光電変換素子の信号グラウンドの端子に電気的に接続される外部電極に挟まれるように配置され、前記複数の外部電極の一方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源の端子に電気的に接続され、前記複数の外部電極の他方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子に電気的に接続されている。
また、本発明に係る光電ファイバの製造方法は、光が導波するコアを有するファイバと、前記ファイバと連続して配置され光電変換チップを収容する電気部と、前記電気部の表面に配置される外部電極とを備える光電ファイバの製造方法であって、前記光電変換チップの表面に配置される電極パッド上に、スタッドバンプを作製する工程と、前記光電変換チップの側面に配置される光入出力部を、前記コアと光学的に調心して接続する工程と、樹脂を入れた円筒形容器に、前記光電変換チップと前記スタッドバンプを挿入した後に、前記樹脂を硬化して、充填部を形成する工程と、前記充填部を円柱形状に加工するとともに、前記スタッドバンプを加工して配線を形成する工程と、前記充填部の表面に、前記配線に電気接続するように前記外部電極を形成し、前記電気部を作製する工程とを備える。
本発明によれば、ファイバの端部に光電変換素子を備えるようにしたので、電気信号を光信号に変換したり、ファイバから受信した光信号を電気信号に変換したりするトランシーバを小型化できる。小型化することで、LSIの近傍に配置できるので、高周波電気信号配線を短くして信号劣化を防ぐことが可能となる。また、複数個配置してパラレル化を図ることによりできるので、通信装置全体としての伝送容量を増大させることが可能となる、というすぐれた効果を有する。
図1Aは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバの構成を示す図である。 図1Bは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバの構成を示す図である。 図1Cは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバにおける光電変換回路の一例を示す図である。 図1Dは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバを含む通信装置を説明するための図である。 図1Eは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバを含む通信装置を説明するための図である。 図2Aは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバの製造手順を説明する図である。 図2Bは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバの製造手順を説明する図である。 図2Cは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバの製造手順を説明する図である。 図2Dは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバの製造手順を説明する図である。 図2Eは、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバの製造手順を説明する図である。 図3は、本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバの変形例を示す図である。 図4Aは、本発明の第2の実施の形態に係る光電ファイバの構成を説明するための図である。 図4Bは、本発明の第2の実施の形態に係る光電ファイバの構成を説明するための図である。 図4Cは、本発明の第2の実施の形態に係る光電ファイバの構成を説明するための図である。 図5は、本発明の第3の実施の形態に係る光電ファイバの構成を説明するための図である。 図6Aは、本発明の第4の実施の形態に係る光電ファイバの構成を説明するための図である。 図6Bは、本発明の第4の実施の形態に係る光電ファイバの構成を説明するための図である。 図7Aは、本発明の第5の実施の形態に係る光電ファイバの構成を説明するための図である。 図7Bは、本発明の第5の実施の形態に係る光電ファイバの構成を説明するための図である。 図8は、従来の通信装置を説明する図である。
以下に、本発明の実施の形態について図面を参照しながら説明する。
[第1の実施の形態]
本発明の第1の実施の形態に係る光電ファイバの構成を図1Aおよび図1Bに示す。
本実施の形態に係る光電ファイバ100は、光が導波するコア102を有するファイバ101と、このファイバ101と連続して形成された電気部110と、電気部110の表面に形成された外部電極111とを備えている。
このうち、電気部110は、光電変換素子を有する光電変換チップ(以下、単に「チップ」という。)113と、チップ113と外部電極111と接続する配線114と、チップ113と配線114とを収容する充填部117とを有している。
本実施の形態において、チップ113には、光信号を電気信号に変換するフォトダイオードや電気信号を光信号に変換するレーザダイオード等の光電変換素子(図示せず)およびその駆動回路が形成されている。直方体形状に形成されたチップ113の上面には、外部電極111と電気的に接続する電極パッド(以下、単に「パッド」という。)116が形成されている。パッドの数については、例えば、4端子あれば、外部回路から入出力される電気差動信号に2端子を用い、残りの2端子を電源とグラウンドに用いることで、電源供給と信号処理が可能となる。チップ113をシリコンから形成し、電源回路を混載しておけば、一つの電源入力を複数の電位に変換して使用することもできる。
図1Cに、チップ113に形成される光電変換素子として発光ダイオード(LED)を備えた光電変換回路の一例を示す。チップ113の表面には、電源グラウンド(GND)、2つの差動信号線(S)、電源(V)の4つの端子に対応してパッド116が形成される。
また、チップ113の側面には、チップ113に対する光信号の入出力部となる光導波路の端面(以下、「光入出力部」という。)115が設けられている。
以下、チップ113と配線114とをあわせて光電変換部112ということがある。
図1Bに示すように、電気部110は、チップ113と、このチップ113のパッド116と外部電極111とを電気的に接続する配線114と、チップ113と配線114とを封止する封止部材または充填部117とからなる。充填部117は、絶縁体からなり、ファイバ101とほぼ同じ径を有する円柱状に形成されている。
上述した電気部110は、ファイバ101の端部に、ファイバ101と同軸となるように設けられる。この状態で、ファイバ101のコア102とチップ113の光入出力部115とがアライメントされ、ファイバ101のコア102とは光学的に接続されている。
例えば、ファイバ101は、クラッドを含めて外径125umのファイバであり、電気部110も、外径125um程度で長さ500um程度の円柱形状をしている。また、チップ113は、0.1mm×0.3mm×30umtの形状であり、その上に、30um角のパッド116を50umピッチで4個配置している。チップ113は、例えばシリコンフォトニクス回路であり、ゲルマニウムを用いたPDを備えていたり、シリコン基板上に貼り付けた化合物半導体が発光するLDを備えていたりする。配線114は、金を用いたボンディングワイヤの一部である。これらを内包する円柱形の電気部110とするため、樹脂からなる充填部117で空間を充填している。
外部電極111は、金属からなり、円柱状の電気部110の周面上に円環状に形成される。外部電極111は、配線114によってチップ113のパッド116と接続されている。本実施の形態においては、チップ113に形成された光電変換素子およびその駆動回路に対応して、電源グラウンド(GND)、2つの差動信号端子(S)、電源(V)の4つの外部電極111が設けられている。
[光電ファイバの動作と利用例]
光電ファイバ100においては、コア102から入射した光は、チップ113の光入出力部115から、フォトディテクタ、PD等の光電変換デバイスに入り、電気信号となってパッド116から出力される。パッド116は、配線114を介して外部電極111と接続されているので、光電変換された電気信号を外部電極111より取り出すことができる。
同様に、電極111から入力された電気信号は、チップ113内の光電変換デバイス(レーザダイオード、LD)により、光信号となってチップ113から出力され、ファイバ101のコア102を導波する。
図1Dおよび図1Eに、光電ファイバ100を利用した通信装置の構成例を示す。なお、プリント基板150の上の各種電極パタンや配線の表示は省略している。
この通信装置は、プリント基板150と、このプリント基板150に搭載された通信用LSI151と、プリント基板150に形成されたプリント基板電極160およびこのプリント基板電極160と通信用LSI151とを接続する配線(図示せず)と、電極160に接続されて、配線を介して通信用LSI151と電気的に接続される光電ファイバ100とから構成されている。なお、プリント基板電極160は、通信用LSI151の電気信号用の入出力端子とプリント基板150の他の部位から供給される電源に接続されている。
図1Dおよび図1Eに示すように、通信用LSI151は、プリント基板150上に、はんだボール152を介して電気的に接続されている。また、光電ファイバ100の外部電極111は、はんだ161によって、プリント基板150のプリント基板電極160に接続されており、光電ファイバ100と通信用LSI151とは、図示しない配線を介して互いに接続されている。
ここでLSI151は、例えば20mm角のBall Grid Array(BGA)パッケージであり、はんだボール152は、例えば0.45mmの球形に形成される。光電ファイバ100の外径が125um程度であるとすると、光電ファイバ100の特に電気部110は、LSI151に比べて小さいので、LSIの近傍の、例えば1mm以内に配置することが可能である。
このように光電ファイバ100をLSI151の近傍に配置することで、光電ファイバ100とLSI151とを接続する配線を短くすることができるので、電気信号の劣化を抑制できる。
図1Eに示すように、プリント基板150上に形成されたプリント基板電極160と、外部電極111とが、はんだ161によりフィレットを形成して互いに接続されている。図示していない固定部材により光電ファイバ100をプリント基板上に固定しておくことで、LSI151や通常の電子部品と同様の工程ではんだリフローを行うことにより他の部品と一括に搭載できる。光電ファイバ100において、1um以下のアライメントが必要な光部品同士の接続(コア102とチップ113のアライメント)はすでに光電ファイバ100内で完結している。
プリント基板150への搭載時には、光電ファイバ100の外部電極111を、プリント基板電極160と電気的に接続するだけでよいのでアライメント精度は10um程度で十分であり、実装工程が簡易になる。
[製造方法]
次に本実施の形態に係る光電ファイバ100の製造方法について図2A~図2Eを参照して説明する。
まず、チップ113のパッド116上に、通常のAuワイヤをワイヤボンディング装置により超音波圧着させてスタッドバンプ201を形成し、適当な長さでワイヤを引きちぎる(図2A)。これをパットごとに繰り返し、スタッドバンプ201を複数本作成する。
次に、チップ113の側面(チップ端面)に設けられた光入出力部115を、コア102と光学的に調心して接続する(図2B)。調心には、たとえば、コア102から光を入射させ、チップ113や光入出力部115から反射して戻ってくる光をアイソレータ等により入射光と分離してモニタしながら、アライメントを行えばよい。また、チップ113の光入出力部115とファイバ101のコア102とを接続するには、通常行われているように、樹脂からなる接着剤を用いた間接接合を行ってもよいし、チップ113がシリコンからなり高耐性の電気デバイスであれば、陽極接合などの直接接合により接続してもよい。
次に、充填部117を形成する樹脂を入れた円筒形容器217を準備し、そこにファイバの端面に接続されたチップ113とスタッドバンプ201が浸かるようにした上で、樹脂を熱などにより硬化させる(図2C)。この時点では、スタッドバンプ201が樹脂から突き出していてもよいし、樹脂自身の形もきれいな円柱形でなくてもよい。
樹脂を硬化させた後、小型の旋盤により外径を切削・研磨して、充填部117をきれいな円柱形状に成形する(図2D)。この成形過程で、スタッドバンプ201の先端部分も切削され、充填部117を形成する封止部材から露出した金属部分を有する配線114となる。その後、充填部117の表面をテープやレジストなどによってマスキングした後に金属蒸着をすることで、配線114と電気接続した外部電極111を形成する(図2E)。
なお、外部電極111を円周形状にすることで、図2Eの蒸着工程が簡易になるとともに、図1Eに示すボードへの接続工程でも回転方向の位置合わせが不要になって簡易になるというメリットがある。以上の工程を経て、光電ファイバ100を製造する。
[第1の実施の形態の効果]
コア102を導波する光信号が、例えば100Gbpsの高速信号であるとすると、チップ113で変換された電気信号は100GHz程度の高周波信号である。電気信号は、高周波であるほど電気配線での伝送損失が大きく信号が劣化し、また、隣接配線間の干渉が発生する。そのため、電気配線は極力短くすることが必要である。
図1Bに示す構造では、円柱状の充填部117の径方向に延在する配線114を経由して、チップ113のパッド116と外部電極111とを最短距離で接続している。
従来技術では、チップ113のパッド116からボンディングワイヤやフリップチップ接続用のバンプを用いてチップを外部と接続するが、そのような接続ではチップ113の平面と外部のプリント基板の平面を接続する構造であり、距離も長くならざるを得なかった。これに対し、本実施の形態に係る光電ファイバ100では、電極111をファイバ101の円柱形に対応した3次元的な立体電極とし、立体電極の内側にチップ113を配置する構造とすることで、電気配線を最短とした。これにより、損失や干渉による電気信号の劣化がなく、高速信号を伝送することができる。
また、本実施の形態においては、ファイバ101の外径と同じ外径を有する円柱状の電気部110内にチップ113を収容し、ファイバ101および電気部110の外部には外部電極111のみが出るようにした。したがって、光電ファイバ100をファイバ101と同様の小型なサイズにできる上に、光部品の微小アライメントが不要で、光電ファイバ100を電気部品のような粗い位置合わせで使用ができる、というすぐれた効果が得られる。
[第1の実施の形態の変形例]
上述した光電ファイバ100において、円柱形状の電気部110の長さをその軸線に沿って伸ばせば、電気部110内に複数のチップ113を配置したり、より多くのパッドと電極を設けたりすることができる。
また、ファイバ101をマルチコアファイバとして、複数本のコアを用いて送受両方に用いたり、一つのファイバの複数コアでパラレルに伝送したりして、大容量化することができるのはいうまでもない。
また、外部電極111については、図3に示すように、シングルエンドの信号線(Sと表示)の両側を挟むように信号グラウンド(Gと表示)を形成し、さらに電源(V)と電源グラウンド(GND)を設けてもよい。電源グラウンド(GND)を端側に、電源(V)を光ファイバ側に配置しておくことで、外部からのノイズから信号線(S)を守ることができる。
[第2の実施の形態]
次に、本発明の第2の実施の形態に係る光電ファイバについて、図4A~図4Cを参照して説明する。なお、第1の実施の形態と共通する構成要素については同一の符号を付し、その詳細な説明は省略する。
第1の実施の形態に係る光電ファイバ100においては、図1A等に示すように、チップ113は、光入出力部115が設けられた側面のみで、光ファイバ101の端面と接続されていた。これに対し、第2の実施の形態に係る光電ファイバ400は、ファイバ101と一体に形成されて、チップ413を支持する平面を有する支持部材をさらに有する。具体的には、図4Aおよび図4Bに示すように、光ファイバ101のクラッドの一部を取り除いて、平面を有するテラス401を形成する。このテラス401にチップ413を搭載することによって、ファイバ101の一部がチップ413を支持する支持部材として作用する。
このとき、図4Bに示すように、テラス401に外部電極411を形成し、テラス401に搭載するチップ413をフリップチップにより外部電極411に接続する構造とすることができる。外部電極411は、テラス401の反対側の円柱側面に形成された部分が、例えば、図1Eに示したように、プリント基板150に形成されたプリント基板電極160と接続する。
また、図4Cに示すように、テラス401上に搭載されたチップ413を樹脂からなる充填部417で保護・補強する構造としてもよい。
本実施の形態によれば、チップ413は、テラス401によって支持されるので、第1の実施の形態に係る光電ファイバに比べて構造の強度を上げることができる。
[第3の実施の形態]
次に、本発明の第3の実施の形態について、図5を参照して説明する。
上述した第1の実施の形態においては、図1A等に示すように、チップ113のパッド116がチップ113の上面に形成され、ファイバ101のコア102と光学的に接続する光入出力部115が、パッド116が形成された上面と接続するチップ113の側面に形成されていた。これに対し、本発明に係る光電ファイバにおいては、パッドと光入出力部とがチップの同一の面または互いに平行な面にそれぞれ設けられていてもよい。
例えば、図5に示すように、チップ513は、光入出力部515とパッド516とがともにチップ513の同一の表面に設けられていてもよいし、光入出力部515がパッド516が設けられた表面とは反対の裏面に設けられていてもよい。光入出力部515とパッド516とがチップ513の表面に設けられているチップ513としては、例えば、垂直共振器面発光レーザ(Vertical Cavity Surface Emitting LASER)や、裏面入射型のフォトディテクタなどが挙げられる。
本実施の形態に係る光電ファイバは、上述したチップ513を採用するものである。例えば、チップ513が裏面入射型のフォトディテクタの場合、パッド516とは反対側の裏面側から光が入射して広がり、表面の光入出力部515で受光する。この受光部とファイバ101のコア102と光学アライメントがなされた状態で、図5に示すように、充填部517により、電気部510の外形を円柱形状とする。
図示していないが、第1の実施の形態の説明において図2A~図2Cを参照して説明したものと同様の工程で、スタッドバンプ作成時に、パッドに立設したワイヤの先端部分を曲げることで、充填部517から外部に露出した電気配線を形成することができる。
本実施の形態によれば、本実施例により、光の入出力部とパッドの面関係によらず光電ファイバ100を実現できる。
[第4の実施の形態]
次に本発明の第4の実施の形態に係る光電ファイバについて、図6Aおよび図6Bを参照して説明する。
上述した第1の実施の形態に係る光電ファイバ100においては、図1B等に示すように、配線114は、パッド116に立設されて、ファイバ101から離間した3次元的な構造となっていたが、パッドと外部電極とを接続する配線は、ファイバの表面に形成するようにしてもよい。
本実施の形態に係る光電ファイバは、図5に示したような、VCSEL等、同一表面に光入出力部515とパッド516とを有するチップ513を用いて、チップ513の光入出力部515およびパッド516が形成された面をファイバ101の端面と対向させて配置する場合を想定している。本実施の形態においては、図6Aに示すように、ファイバ101の表面に、外部電極611と、金属からなるパッド616と、このパッド616と外部電極611とを接続する配線614とが形成されている。なお、図6Aおよび図6Bにおいては、チップ513を含む光電変換部は省略されている。
本実施の形態において、外部電極611は、円環状に掲載されている点では第1の実施の形態と同様であるが、第1の実施の形態では、外部電極111は電気部110の表面に形成されていたのに対し、本実施の形態においては、外部電極611はファイバ101の表面に形成される。パッド616は、図6Aおよび図6Bに示すように、光ファイバ101の端面に形成されて、この端面と対向して配置される、例えば図5に示すようなチップ513のパッド516と接続される。
また、配線614は、図6Aに示すように、上述した金属のパッド616とともに、ファイバ101の表面に連続した配線を3次元的に形成される。ここで、ファイバ101の端面から側面に移行する90度の折れ曲がり部分は、配線の段切れが起きないように、適切な厚さとする。このようなパッド616、配線614および外部電極611は、蒸着やめっきなどにより作成すればよい。
パッド616、配線614および外部電極611を形成した後に、図6Bに示すように、さらに絶縁膜603a、603bを部分的に形成して、ファイバ101の側面に形成された配線614と、配線614と外部電極611との接続部分とを保護するようにしてもよい。このような絶縁膜603a、603bを設けることによって、図1Eに示したような、プリント基板150への搭載時に、ファイバ101を軸線周りに回転をさせても、異なるパッド間でショートが発生することを防止することができる。
本実施の形態においては、外部電極611がファイバ101の表面に接するように形成されるので、チップ513をファイバ101に搭載する前に外部電極611を形成することができる。したがって、上述した第1の実施の形態においては、ファイバ101のコア102とチップ113とを光接続した後に外部電極111の形成工程が続くのに対し、本実施の形態においては、チップ513を搭載する前に外部電極611を形成して、ファイバ101のコア102とチップ513とを光接続した後の工程による負荷を低減できる、という効果がある。
[第5の実施の形態]
次に、本発明の第5の実施の形態に係る光電ファイバについて、図7Aおよび図7Bを参照して説明する。
上述した第4の実施の形態においては、配線614はファイバ101の表面に形成されていたのに対し、本実施の形態においては、図7Aに示すように、外部電極711と接続する配線は、内部配線714として、ファイバ101の内部を貫通して形成されている。なお、図7Aおよび図7Bにおいては、チップを含む光電変換部は省略されている。
上述したような電極構造は、図7Aに示すような、空孔構造ファイバ101aを利用して、次のようにして得ることができる。
まず、空孔構造ファイバ101aを用意する。空孔構造ファイバ101aは、コア102に加えて、複数本(図7Aにおいては4本)横穴701を備えている。横穴701は、ファイバ101aのクラッド部分にコア102と平行に形成された空間である。
次に、ファイバ101aに、一端が各横穴701にそれぞれ接続し、他端がファイバ101aの表面に開口する複数(図7Aにおいては4本)の縦穴702を形成する。このような縦穴702は、レーザ等によりファイバ101aを加工して形成することができる。図7Aに示すように、複数の縦穴702は、ファイバ101aの軸線方向に沿って互いに異なる位置に形成される。
縦穴702を形成した後、図示していないが、ファイバ101aの側面にその周方向に電極(円周電極)を形成する。このような円周電極は、例えば、ファイバ101aの側面にレジストパターンを形成し、Niを下地にAuをマスク蒸着することによって、形成することができる。円周電極は、4本の縦穴702それぞれの開口部を含むように形成される。その結果、ファイバ101aの側面には、都合4本の円周電極がストライプ状に形成される。
次に、ファイバ101aの端部を下向きにして、横穴701の開口をふさぐように、溶融したはんだに浸漬し、縦穴702を開放した状態で、気圧を低下させる。すると、横穴701の内部をはんだが充填していき、ファイバ101aの側面に開口する縦穴702からはんだがあふれた状態で気圧の低下を停止し、溶融したはんだから引きあげて温度を室温まで下げる。このとき、はんだは、Auとの濡れ性は高く、下地のガラスとの濡れ性は悪いので、縦穴702からあふれ出てきたはんだの一部は、上述した円周電極のAuには広がる一方、円周電極が形成されていないファイバ101aのクラッドの表面にはんだがつくことはない。このようにして円周電極に対応して選択的に形成された外部電極111と、横穴701と縦穴702とを通って外部電極111と接続される内部配線714とを形成することができる。
この後、図5に示したようなチップ513を搭載する場合は、はんだボール等をチップにあらかじめ積載し、ファイバ101aの端面に露出する内部配線714とはんだ同士の接続をすればよい。
以上のように、内部配線714がファイバ101aの内部を通るように形成したので、チップを搭載する前に外部電極111を形成することができる。したがって、第4の実施の形態と同様に、ファイバ101aのコア102とチップ513とを光接続した後の工程による負荷を低減できる。また、配線がファイバ101aの内部を通っているので、配線や外部電極による凹凸がなくなり、よりファイバ外径の真円形状に近い形にすることができる。
なお、上述した第1~第5の実施の形態においては、チップとともに電気部を構成する充填部が円柱状に形成され、ファイバとほぼ同じ径を有する例について説明したが、充填部は必ずしも円柱状である必要はなく、例えば、角柱状に形成されてもよい。また、充填部は必ずしもファイバと同じ径でなくてもよく、例えば、ファイバより太く形成してもよい。さらに、外部電極が充填部またはファイバの表面に形成されて外部と接続できるのであれば、チップとともにファイバの端部を充填部内に取り込む態様も、電気部をファイバと連続して形成したことに含まれることはいうまでもない。
本発明は、光通信、光センシングその他、光信号の伝送や光電変換を伴う処理を行う分野において利用することができる。
101…ファイバ、102…コア、110…電気部、111…外部電極、113…光電変換チップ、114…配線、115…光入出力部、117…充填部。

Claims (10)

  1. 光が導波するコアを有するファイバと、
    前記ファイバと連続して形成されて、高周波対応の光電変換素子を有する光電変換チップを収容した、円柱状の電気部と、
    前記電気部の表面に形成された複数の円環状の外部電極と
    を備え、
    前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、
    前記ファイバの軸線方向と平行な前記光電変換チップの一の面に形成されて、前記外部電極と電気的に接続する電極パッドと、
    前記一の面と接続する、前記ファイバの軸線方向と垂直な側面に設けられ、前記コアと光学的に接続する光入出力部と
    を備え、
    前記外部電極と前記電極パッドとを接続する配線を備え、
    前記光電変換チップが、前記電気部内に配置され、
    前記配線が、前記電気部内で、前記一の面に垂直方向に配置され、
    前記光電変換チップと前記配線との周囲が絶縁体により充填されている
    ことを特徴とする光電ファイバ。
  2. 請求項1に記載の光電ファイバにおいて、
    前記複数の円環状の外部電極のうち2つの外部電極が、前記光電変換素子の差動信号線の端子に電気的に接続され、
    前記複数の円環状の外部電極のうち他の2つの外部電極それぞれが、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子と電源の端子に電気的に接続されている
    ことを特徴とする光電ファイバ。
  3. 請求項1に記載の光電ファイバにおいて、
    前記複数の円環状の外部電極の一方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源の端子に電気的に接続され、
    前記複数の円環状の外部電極の他方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子に電気的に接続されている
    ことを特徴とする光電ファイバ。
  4. 光が導波するコアを有するファイバと、
    前記ファイバと連続して形成されて、光電変換素子を有する光電変換チップを収容した電気部と、
    前記電気部の表面に形成された複数の外部電極と
    を備え、
    前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、
    前記光電変換チップの一の面に形成されて、前記外部電極と電気的に接続する電極パッドと、
    前記一の面および前記一の面と平行な他の面のいずれか一方に設けられ、前記コアと光学的に接続する光入出力部と
    を備え、
    前記外部電極と前記電極パッドとを接続する配線を備え、
    前記光電変換チップと前記配線との周囲が絶縁体により充填され、
    前記複数の外部電極が、前記ファイバの軸方向に並んで配置され、
    前記複数の外部電極のうち前記光電変換素子の信号線の端子に電気的に接続される外部電極が、前記光電変換素子の信号グラウンドの端子に電気的に接続される外部電極に挟まれるように配置され、
    前記複数の外部電極の一方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源の端子に電気的に接続され、
    前記複数の外部電極の他方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子に電気的に接続されている
    ことを特徴とする光電ファイバ。
  5. 光が導波するコアと前記コアの周囲のクラッドを有し、前記クラッドの側面の一部に部を有するファイバと
    部電極と、
    光電変換素子を有する光電変換チップと
    を備え
    前記凹部の底面が、平面であり、
    前記凹部の側面が、前記ファイバの軸線方向に垂直であり、前記コアの端面を含み、
    前記外部電極が、前記底面と前記ファイバの表面とに連続して配置され、
    前記光電変換チップが、
    前記ファイバの軸線方向と平行な前記光電変換チップの一の面に配置される電極パッドと、
    前記一の面と接続する、前記ファイバの軸線方向と垂直な側面に配置される光入出力部と
    を備え、
    前記光入出力部が、前記コアと光学的に接続し、
    前記電極パッドが、前記外部電極と、前記底面で電気的に接続する
    ことを特徴とする光電ファイバ。
  6. 光が導波するコアを有するファイバと、
    前記ファイバと連続して形成されて、光電変換素子を有する光電変換チップを収容した電気部と、
    前記ファイバの表面に形成された複数の外部電極と、
    前記ファイバの端面に形成され、前記複数の外部電極それぞれと電気的に接続する複数の第1の電極パッドと
    を備え、
    前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、
    前記光電変換チップの一の面に形成され、前記複数の第1の電極パッドそれぞれと電気的に接続する複数の第2の電極パッドと、
    前記一の面および前記一の面と平行な他の面のいずれか一方に設けられ、前記コアと光学的に接続する光入出力部と
    を備え、
    前記複数の外部電極が、前記ファイバの軸方向に並んで配置され、
    前記複数の外部電極のうち前記光電変換素子の信号線の端子に電気的に接続される外部電極が、前記光電変換素子の信号グラウンドの端子に電気的に接続される外部電極に挟まれるように配置され、
    前記複数の外部電極の一方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源の端子に電気的に接続され、
    前記複数の外部電極の他方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子に電気的に接続されている
    ことを特徴とする光電ファイバ。
  7. 光が導波するコアを有し、複数の空孔を有するファイバと、
    前記ファイバと連続して形成されて、光電変換素子を有する光電変換チップを収容した電気部と、
    前記ファイバの表面に形成された複数の外部電極と
    を備え、
    前記ファイバが、前記空孔と前記ファイバの表面とを貫通する縦穴と、前記空孔と前記縦穴に金属が充填された内部配線とを有し、
    前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、複数の電極パッドを備え、
    前記光電変換チップの前記電極パッドが、前記内部配線を介して、前記外部電極に電気的に接続され、
    前記複数の外部電極のうち2つの外部電極が、前記光電変換素子の差動信号線の端子に電気的に接続され、
    前記複数の外部電極のうち他の2つの外部電極それぞれが、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子と電源の端子に電気的に接続されている
    ことを特徴とする光電ファイバ。
  8. 光が導波するコアを有し、複数の空孔を有するファイバと、
    前記ファイバと連続して形成されて、光電変換素子を有する光電変換チップを収容した電気部と、
    前記ファイバの表面に形成された複数の外部電極と
    を備え、
    前記ファイバが、前記空孔と前記ファイバの表面とを貫通する縦穴と、前記空孔と前記縦穴に金属が充填された内部配線とを有し、
    前記光電変換チップは、前記コアと光学的に接続され、複数の電極パッドを備え、
    前記光電変換チップの前記電極パッドが、前記内部配線を介して、前記外部電極に電気的に接続され、
    前記複数の外部電極が、前記ファイバの軸方向に並んで配置され、
    前記複数の外部電極のうち前記光電変換素子の信号線の端子に電気的に接続される外部電極が、前記光電変換素子の信号グラウンドの端子に電気的に接続される外部電極に挟まれるように配置され、
    前記複数の外部電極の一方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源の端子に電気的に接続され、
    前記複数の外部電極の他方の端に配置された外部電極が、前記光電変換素子の電源グラウンドの端子に電気的に接続されている
    ことを特徴とする光電ファイバ。
  9. プリント基板と、前記プリント基板に搭載された集積回路と、前記プリント基板に形成された電極および前記電極と前記集積回路とを接続する配線と、前記配線を介して前記集積回路と電気的に接続される光電ファイバとを含み、
    前記光電ファイバは、請求項1~8のいずれか一項に記載された光電ファイバであり、
    前記光電ファイバの前記外部電極は、前記プリント基板の前記電極および前記配線を介して前記集積回路に接続されている
    ことを特徴とする通信装置。
  10. 光が導波するコアを有するファイバと、前記ファイバと連続して配置され光電変換チップを収容する電気部と、前記電気部の表面に配置される外部電極とを備える光電ファイバの製造方法であって、
    前記光電変換チップの表面に配置される電極パッド上に、スタッドバンプを作製する工程と、
    前記光電変換チップの側面に配置される光入出力部を、前記コアと光学的に調心して接続する工程と、
    樹脂を入れた円筒形容器に、前記光電変換チップと前記スタッドバンプを挿入した後に、前記樹脂を硬化して、充填部を形成する工程と、
    前記充填部を円柱形状に加工するとともに、前記スタッドバンプを加工して配線を形成する工程と、
    前記充填部の表面に、前記配線に電気接続するように前記外部電極を形成し、前記電気部を作製する工程と
    を備える光電ファイバの製造方法。
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