JP2002006181A - 集積化光モジュールおよびその製造方法 - Google Patents

集積化光モジュールおよびその製造方法

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JP2002006181A
JP2002006181A JP2000185491A JP2000185491A JP2002006181A JP 2002006181 A JP2002006181 A JP 2002006181A JP 2000185491 A JP2000185491 A JP 2000185491A JP 2000185491 A JP2000185491 A JP 2000185491A JP 2002006181 A JP2002006181 A JP 2002006181A
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integrated
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receiving element
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JP2000185491A
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Toru Nishikawa
透 西川
Masahiro Mitsuta
昌弘 光田
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より高速な通信を実現する。 【解決手段】 光ファイバ22で伝送された光信号が入
射される受光素子24にて光電変換される光回路部5の
出力部としての光回路側バンプ55と、前記集積回路部
6の入力または出力部としての電極パッド61とが対向
して直に接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば光ファイバ
を用いて光信号を伝送するいわゆる光ファイバ通信に用
いられる光通信用モジュールなどの集積化光モジュール
およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の光通信用モジュールにおいて
は、現行の電話線を光ファイバに置き換えることによ
り、一般家庭でも高速・大容量の通信を可能とする光加
入者系システムと呼ばれる通信システムの構築が急速な
勢いで進行している。
【0003】この光加入者系システムは、21世紀のネ
ットワーク社会を実現するインフラストラクチャとし
て、その通信能力を考えた場合に最も有力なシステムで
あり、光ファイバの本来持つ広帯域性を生かすことによ
り、現行電話線の数千倍の非常に高速な通信を一般家庭
にまで配信することができるものである。
【0004】また、光加入者系システムでは、光ファイ
バを一般家庭にまで導入するため、一般の加入者宅に設
置される端末に内蔵され、光信号と電気信号とを相互に
変換する光通信用モジュールが必要不可欠である。
【0005】現在、構築が進められている光加入者系シ
ステムは、50Mbpsのベースバンドデジタル信号を送受
信することにより、一般家庭においても、メタル線と比
較して10倍〜100倍近い非常に高速な通信を実現す
ることができるようになっている。
【0006】この種の目的に使用される集積化光モジュ
ールの構成例として、参考文献(1998年電子情報通信学
会エレクトロニクスソサエティ大会 予稿集SC-3-105)
には図10に示すような光受信用モジュールが提案され
ている。
【0007】図10は従来の光受信用モジュールの構成
図であって、(a)はその平面図、(b)はその側面図
である。図10(a)および図10(b)において、集
積化光モジュールとしての光受信用モジュール200
は、外部伝送路201からパッケージベース202内に
引き込まれた光ファイバ203と、光ファイバ203か
らの光信号が受光される光導波路204aの上部に実装
されたSi-V溝基板204と、光導波路204aからの広
帯域な光信号を忠実に電気信号に変換する受光素子20
5と、受光素子205に電気的に接続された電極パッド
206と、集積回路用の入力部としての電極パッド20
7と、電極パッド207が電気的に接続された信号処理
用の集積回路208とを有している。この場合、光受信
用モジュール200は光受信機能のみを持っている。こ
れらの光ファイバ203、基板204、受光素子205
および電極パッド206により光回路部211が構成さ
れ、電極パッド207および集積回路208により集積
回路部212が構成されている。この集積回路208と
しては、信号処理として例えば信号増幅処理を行うため
のプリアンプなどが使用されている。
【0008】上記構成により、まず、外部伝送路201
から送信されてきた光信号は、光伝送路である光ファイ
バ203から光導波路204aを通して受光素子205
に入射する。この入射した光信号は受光素子205にて
電気信号に変換される。次に、変換された電気信号は、
電極パッド206,207間のワイヤ209を通して集
積回路208に入力され、その入力電気信号は集積回路
208にて例えば信号増幅処理などが為される。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】しかし、次世代および
次々世代の光通信システムで必要とされる更に高速な通
信サービスを実現するためには、現行の光通信用モジュ
ールおよびその周辺電気回路の構成では、必要とされる
動作速度に対応することができない。このため、次世代
および次々世代の仕様に適応したより高速な光通信用モ
ジュールおよびその周辺電気回路の構成を新たに考える
必要がある。
【0010】本発明は、上記事情に鑑みて為されたもの
で、より高速な通信を実現することができる集積化光モ
ジュールおよびその製造方法を提供することを目的とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の集積化光モジュ
ールは、基板と、基板に形成された溝と、溝に配置され
た光ファイバと、基板上に形成された受光素子と、基板
上に形成された集積回路と、受光素子と集積回路とを電
気的に接続するために基板上に形成された一または複数
の配線とを有することを特徴とするものである。
【0012】現行の構成でその通信速さを制限する最大
の要因は、光通信用モジュール内の光回路と電気信号を
処理する集積回路間の配線長さおよびその間の電気的な
回路の整合性にある。そこで、より高速な通信を実現す
るために、光通信用モジュール内の光回路と電気信号を
処理する集積回路間をより近い位置に実装し、その距離
を短くすることが1つの方法となる。これらの光回路と
集積回路間の距離を短くすることにより、その距離によ
って生じるキャパシタンスCとインダクタンスLによる
発振成分を抑制することができるものである。
【0013】したがって、上記構成により、受光素子と
集積回路とを電気的に接続するために基板上に形成され
た一または複数の配線(例えばパターン配線)とを有す
るので、従来のワイヤによる空中配線のものに比べて、
生じるキャパシタンスCとインダクタンスLによる発振
成分(高周波通信ロス)も抑制可能(受光素子と集積回
路間の電気的な回路の整合性がよくなる)となると共
に、配線接続長さも短くなって、より高速な通信にも対
応することが可能となる。
【0014】また、好ましくは、本発明の集積化光モジ
ュールにおいて、配線が集積回路側パッドに接続され、
受光素子が電極を有し、集積回路側パッドと電極とが対
向して電気的に接続されている。この場合、光ファイバ
および集積回路などからなる光回路部と集積回路とが同
一基板内に集積化されていてもよい。
【0015】この構成により、集積回路側パッドと電極
とが対向して電気的に接続されているので、従来のよう
にワイヤを介することなく、集積回路側パッドと電極間
のワイヤ距離が0となって、配線接続長さを最大限短く
することが可能となり、より高速な通信に対応すること
が可能となる。
【0016】さらに、好ましくは、本発明の集積化光モ
ジュールにおいて、少なくとも一つの配線は、溝によっ
て分断された基板表面の片側のみに形成されていてもよ
い。また、本発明の集積化光モジュールにおける集積回
路が基板にモノリシックに形成されていてもよい。
【0017】本発明の集積化光モジュールの製造方法
は、基板の表面に溝を形成する工程と、溝に光ファイバ
を配置する工程と、基板の表面に配線を形成する工程と
を有し、その後、基板上に前記溝をまたぐように受光素
子を形成する工程と、基板上に集積回路を形成する工程
とをさらに有することを特徴とするものである。
【0018】この構成により、より高速な通信を実現す
る集積化光モジュールを、容易かつ効率的に製造するこ
とが可能となる。
【0019】さらに、本発明の集積化光モジュールは、
光ファイバ通信における光信号の受信および送信の少な
くとも何れかを行う光回路部と、その光信号に対応した
電気信号をデータ処理する集積回路部とを有した集積化
光モジュールにおいて、光回路部の出力部または入力部
と集積回路部の入力部または出力部との間の配線長さが
最小長さになるように配設されているものである。
【0020】この構成により、光回路部の出力部または
入力部と、集積回路部の入力部または出力部とが、従来
のものよりも配線接続長さが短くなった分だけ、生じる
キャパシタンスCとインダクタンスLによる発振成分も
抑制可能となって、より高速な通信にも対応することが
可能となる。
【0021】また、好ましくは、集積化光モジュールに
おいて、光回路部の出力または入力部と、前記集積回路
部の入力または出力部とが互いに対向しかつ直接接続さ
れている。
【0022】この構成により、光回路部と集積回路部の
各入力部または出力部が互いに対向して直接接続してい
れば、従来のようにワイヤを介することなく、光回路部
と集積回路部のワイヤ距離が0となって、配線接続長さ
を最大限短くすることが可能となり、より高速な通信に
対応することが可能となる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明の各実施形態1〜3
について、図面を用いて詳細に説明する。 (実施形態1)図1は本発明の実施形態1の集積化光モ
ジュールの構成を示す図であって、(a)はその上面
図、(b)はそのAA’断面図、(c)はそのBB’断
面図である。図1(a)〜図1(c)において、集積化
光モジュール1は、光回路部2と、この光回路部2を上
部に重ねて載置した集積回路部3と、これらの光回路部
2および集積回路部3を収容するパッケージ4とを有し
ている。
【0024】光回路部2は、ガラス基板21と、ガラス
基板21に先端部分が埋め込まれた光ファイバ22と、
光ファイバ22の先端部分途中に設けられたダイシング
スリット・全反射ミラー23と、ダイシングスリット・
全反射ミラー23からの光信号を受信する受光素子24
と、受光素子24からの電気信号の出力用の光回路側電
極パッド25とを有している。集積回路部3上に重ね合
わされる光回路部2の大きさは、後述する集積回路チッ
プ32程度の大きさとし、後述する集積回路側電極パッ
ド33が、配線のために光回路部2とできるだけ重なら
ないようにすることが望ましい。
【0025】ガラス基板21は光回路基板として使用さ
れ、集積回路部3にハイブリッド、即ちいっしょに混合
して実装されている。ガラス基板21の上面には光ファ
イバ22を収容するための光ファイバ埋込用トレンチ溝
21dが形成されている。
【0026】光ファイバ22は、ガラス基板21の光フ
ァイバ埋込用トレンチ溝21d内に埋め込まれて位置決
めされ、光学接着剤により固定されている。光ファイバ
22の光学接着材は、後述するダイシングスリット・全
反射ミラー23で反射した信号光の反射点をできるだけ
少なくするために、光ファイバ22のクラッド部の屈折
率に屈折率整合した接着材を使用している。
【0027】ダイシングスリット・全反射ミラー23の
ダイシングスリットは、光信号をガラス基板表面に立ち
上げるために光ファイバ22の光軸に対して斜めに加工
されており、そのスリットに全反射ミラーの反射フィル
タを挿入することにより、正確に立ち上げ角度を決定す
ることができるようになっている。以上の光ファイバ埋
込用トレンチ溝21d、光ファイバ22、ダイシングス
リット・全反射ミラー23により集積度の高いファイバ
埋込光回路が構成されている。
【0028】受光素子24は、決定された光路の終端
部、即ちダイシングスリット・全反射ミラー23の配設
位置からの信号光を効率よく受光できるように、ガラス
基板21上に位置決めされて実装されている。受光素子
24は光ファイバ22からの光信号を光電変換するよう
になっている。
【0029】光回路側電極パッド25(光回路部の出力
部または入力部)は、受光素子24の出力端に接続さ
れ、受光素子24で光電変換された電気信号が出力され
るようになっている。
【0030】集積回路部3は、集積回路基板31と、集
積回路基板31上に固定された集積回路チップ32と、
その出力電極用の集積回路側電極パッド33とを有して
いる。
【0031】集積回路チップ32は、例えば信号増幅処
理などの信号処理を行うものである。
【0032】集積回路側電極パッド33(集積回路部3
の入力部または出力部)は、集積回路チップ32の周囲
に信号入力および出力用に複数個配設されており、光回
路側電極パッド25とワイヤ34にてワイヤリングされ
ている。集積回路側電極パッド33とパッケージ側電極
パッド25との位置は、高速通信に対応するために、ワ
イヤリングの距離をできるだけ短くするべく、それぞれ
の配設位置を最適化することが望ましい。また、光回路
側電極パッド25と集積回路側電極パッド33とを、光
回路部2と集積回路部3間の配線長さが最小長さになる
ように配設することが望ましい。
【0033】パッケージ4は、中央部分に段付きの凹部
が形成された外郭部材41と、外郭部材41の側壁部分
にに設けられ光ファイバ22を固定して上記凹部内に導
くフェルール42と、外部入出力用の外部電極端子43
aに接続された信号出力用のパッケージ側電極パッド4
3と、集積回路側電極パッド33と接続されているワイ
ヤ44とを有している。
【0034】パッケージ側電極パッド43は、複数個の
集積回路側電極パッド33の周囲に複数個配設され、集
積回路側電極パッド33とワイヤ44にてワイヤリング
されている。
【0035】上記構成により、以下、その動作を説明す
る。まず、外部伝送路から集積化光モジュール1に入射
された光信号Lは、受光素子24直下のダイシングスリ
ット・全反射ミラー23にて真上に光路を変えられて受
光素子24に入射される。受光素子24において入射さ
れた光信号は電気信号へと変換される。
【0036】次に、受光素子24で変換された電気信号
は、光回路側電極パッド25からワイヤ34さらに集積
回路側電極パッド33を介して集積回路チップ32に伝
送され、集積回路チップ32内にて信号増幅処理などの
信号処理が為される。
【0037】さらに、集積回路チップ32内で信号処理
された信号は、集積回路側電極パッド33からワイヤ4
4さらにパッケージ側電極パッド43から外部電極端子
43aに出力されて、システムへと伝送される。
【0038】以上により、本実施形態1によれば、光フ
ァイバ22やダイシングスリット・全反射ミラー23、
受光素子24および光回路側電極パッド25などの各光
回路部品と、集積回路チップ32とを上下に重ね合わせ
て配置したため、集積化光モジュール1の省面積化およ
び小型化を図ることができる。よって、集積回路基板3
1上に光回路部2および集積回路部3を配置し、それを
パッケージ4内に収容しているため、コンパクトなパッ
ケージ4で取扱いも容易なものとすることができる。ま
た、その各光回路部品を集積回路部3内の領域、本実施
形態1では集積回路チップ32上に配置しており、光回
路側電極パッド25と集積回路側電極パッド33とがよ
り近い位置になるように最適化することによって、ワイ
ヤ34による配線接続長さが短くなった分だけ、生じる
キャパシタンスCとインダクタンスLによる発振成分も
抑制することができて、より高速な通信にも対応するこ
とができる。
【0039】また、光回路部2として、受信用光ファイ
バ埋め込み型光回路を用いたため、従来の光導波路を用
いることなく、光ファイバ22から直に受光素子24に
光信号を入射させることができて光伝送効率を良好なも
のとすることができる。
【0040】さらに、光回路部2を集積回路部3に接着
剤で固定するため、光回路部2の保持部材を集積回路部
3側に設ける必要もなく、よりコンパクトなものとする
ことができる。しかも、接着剤がゴムなどの弾性樹脂類
などの応力緩和型のものであるため、集積回路部3側の
集積回路基板31に歪が生じた場合にも光回路部2への
影響を緩和できて、光信号の受光素子24への入射位置
が外れないなど光回路部2の良好な光回路機能を維持す
ることができるものである。
【0041】(実施形態2)上記本実施形態1では、図
1(a)および図1(c)に示すように、光回路部2の
配線(光回路側電極パッド25)を上向きに実装してワ
イヤ34にて光回路側電極パッド25と集積回路側電極
パッド33とを配線することで、光回路部2を集積回路
部3と電気的に接続するようにしたが、本実施形態2で
は、図2(a)に示すように、光回路配線部である光回
路側バンプ55を矢印Dのように180度回転させて下
向きに実装する場合である。
【0042】図2は本発明の実施形態2における集積化
光モジュールであって、図1の光回路配線部を下向きに
実装する場合の基板ボンディング方法の説明図であっ
て、(a)は実装前の光回路部と集積回路部の断面図、
(b)は実装後の光回路部と集積回路部の断面図、
(c)は実装後の光回路部と集積回路部の上面図、
(d)はスペーサ基板を用いた場合の実装後の光回路部
と集積回路部の断面図である。なお、図2(a)〜図2
(d)において、図1(a)〜図1(d)の各部材と同
一の作用効果を奏する部材には同一の符合を付してその
説明を省略する。
【0043】図2(a)および図2(b)に示すよう
に、光回路部5は、その配線部(光回路側バンプ55)
を下向きに実装するものである。また、光回路部5側で
は、ダイシングスリット・全反射ミラー23の反射フィ
ルタと受光素子24とが基板21の表面から下向きに突
き出た状態になっている。
【0044】集積回路部6は、図2(c)に示すよう
に、下向きの光回路側バンプ55と上向きの集積回路側
パッド61とは、位置が完全に重なるように、プロセス
時に光回路部5のバンプ55に対して電極パッド61の
形成を集積回路基板62上に行う必要がある。また、集
積回路基板62上には、パッケージ側電極パッド43へ
のワイヤリングを行うための複数個の集積回路側電極パ
ッド63が、集積回路側パッド61の外側に配設されて
いる。したがって、この実装方法を使用する場合にも、
光回路側バンプ55と接続される内側の集積回路側パッ
ド61と外側の集積回路側電極パッド63の2種類のパ
ッドが必要となる。
【0045】また、集積回路基板62の上面には、突き
出た受光素子24やダイシングスリット・全反射ミラー
23(反射フィルタ)が接触(干渉)しないように干渉
防止用凹部としての受光素子用収容穴64が形成されて
いる。
【0046】以上により、本実施形態2によれば、光回
路側バンプ55と集積回路側パッド61とを直接接続し
たため、上記実施形態1においてワイヤ34により行っ
ていた配線距離を0にすることができて、更なる通信速
度の高速化に対応することができるものである。
【0047】また、受光素子24やダイシングスリット
・全反射ミラー23の突出部分が集積回路部6の受光素
子用収容穴64内に収容される分だけサイズを小さくす
ることができるものである。
【0048】なお、本実施形態2の受光素子用収容穴6
4の代わりに、図2(d)に示すように、集積回路基板
65と同じ厚さのスペーサ基板66を用いて、突き出た
受光素子24および反射フィルタとの干渉を避けるため
に受光素子用収容空間67を形成するようにしてもよ
い。
【0049】なお、本実施形態2では、光回路部5側に
バンプ55、集積回路部6側にパッド61,63を配設
したが、バンプとパッドの関係が入れ替わってもよい。
【0050】なお、光回路部5と集積回路部6との回路
部同士の実装方法としては、マイクロバンプボンディン
グ(MBB)法やスタッブバンプボンディング(SBB)法お
よびソルダーバンプボンディング法などが考えられる
が、何れの方法であってもよく、接着を強化するため
に、光回路基板21と集積回路基板61の間には、樹脂
などを注入(充填)することが望ましい。また、接触抵
抗を小さくして電気的な接触安定性を補強するためにツ
インバンプなど複数個のバンプ構成(接触ポイント数の
増加)としたり、バンプ面積を広く取ることが望まし
い。また、接着強度の強化用にダミーバンプなどを、電
気的接続用のバンプとは別に使用することも望ましい。
【0051】なお、上記実施形態1,2では、光回路部
2,5として、受光素子24を一つ搭載したものについ
て説明したが、その他にも、図3(a)および図3
(b)に示すような2波長多重受信光回路、図4(a)
〜図4(c)に示すような送信光回路、図5(a)およ
び図5(b)に示すような送受信光回路であってもよ
い。これらに示すような多様な光回路部を上記実施形態
1,2と同様の集積方法を用いることにより、光回路部
が集積回路部に対してより効率的に集積化することがで
きるものである。以下に、図3(a)および図3(b)
〜図5(a)および図5(b)について詳細に説明す
る。
【0052】図3は、図1の集積化光モジュールにおい
て光回路として2波長受信用光回路を使用した場合の図
であって、(a)はその上面図、(b)はそのCC’断
面図である。図3(a)および図3(b)において、2
波長多重受信光回路7は、光ファイバ22が埋め込まれ
たガラス基板21a上に配設され、第1受光素子用電極
パッド71が接続された第1受光素子72と、光ファイ
バ22の途中に設けられた第1波長反射フィルタ・スリ
ット73と、集積回路基板31a上に設けられた第1受
光素子用集積回路チップ74とを有すると共に、光ファ
イバ22が埋め込まれたガラス基板21a上に配設さ
れ、第2受光素子用電極パッド75が接続された第2受
光素子76と、第2波長反射フィルタ・スリット77
と、集積回路基板31a上に設けられた第2受光素子用
集積回路チップ78とを有している。
【0053】第1波長の光路C1は実線で示されてお
り、光ファイバ22から第1波長反射フィルタ・スリッ
ト73で反射して第1受光素子72に入射し、第1受光
素子72で光電変換された信号は、第1受光素子用電極
パッド71から集積回路側電極パッド33を介して第1
受光素子用集積回路チップ74に入力し、第1受光素子
用集積回路チップ74で処理された信号は集積回路側電
極パッド33からパッケージ側電極パッド43を介して
外部電極端子43aに出力されるようになっている。
【0054】また同様に、第2波長の光路C2は破線で
示されており、光ファイバ22から第1波長反射フィル
タ・スリット73を通過し、第2波長反射フィルタ・ス
リット77で反射して第2受光素子76に入射し、第2
受光素子76で光電変換された信号は、第2受光素子用
電極パッド75から集積回路側電極パッド33を介して
第2受光素子用集積回路チップ78に入力し、第2受光
素子用集積回路チップ78で処理された信号は集積回路
側電極パッド33からパッケージ側電極パッド43を介
して外部電極端子43aに出力されるようになってい
る。
【0055】図4は、図1の集積化光モジュールにおい
て光回路部として送信用光回路を使用した場合の図であ
って、(a)はその上面図、(b)はそのDD’断面
図、(c)はそのEE’断面図である。図4(a)〜図
4(c)において、送信光回路8は、送信用光回路基板
81上に、半導体レーザ素子82と、半導体レーザ素子
出力モニタ用受光素子83とを有している。また、送信
用光回路基板81上にV溝84を形成し、V溝84内に光
ファイバ22を収容した後にファイバ押え85により光
ファイバ22を上側から押えて固定(位置決め)するよ
うになっている。
【0056】外部電極端子43aから入力される信号
は、パッケージ側電極パッド43から集積回路側電極パ
ッド33を介して送信素子用集積回路チップ86に入力
し、送信素子用集積回路チップ86にて処理された信号
は、集積回路側電極パッド33から光回路側電極パッド
87を介して半導体レーザ82および半導体レーザ素子
出力モニタ用受光素子83に入力される。半導体レーザ
素子82からのレーザ光は、送信光の光路D1として、
光ファイバ22を介して外部伝送路側に出力される一
方、半導体レーザ素子出力モニタ用受光素子83にてモ
ニタされ、そのモニタ出力が、集積回路側電極パッド3
3を介して送信素子用集積回路チップ86に入力される
ようになっている。
【0057】図5は、図1の集積化光モジュールにおい
て光回路として送受信用光回路を使用した場合の図であ
って、(a)はその上面図、(b)はそのFF’断面図
であり、図3(a)および図3(b)、図4(a)〜図
4(c)の各部材と同一の作用効果を奏する部材には同
一の符号を付してその説明を省略する。図5(a)およ
び図5(b)において、送受信光回路9は、図3の第1
受信光回路と、図4の送信光回路8とを有しており、送
信信号の光路は実線で示し、受信信号の光路は破線で示
している。
【0058】(実施形態3)本実施形態3では、マルチ
モジュール集積回路(MMIC)に、光信号の送受信機
能を有する光回路部をハイブリッドに実装した場合であ
る。
【0059】図6は本発明の実施形態3における集積化
光モジュールの構成図であって、(a)はその集積化光
モジュールの一部断面状態を示す上面図、(b)は
(a)のGG’断面図である。図6(a)および図6
(b)において、集積化光モジュール10は、MMIC
基板11上の略中央部に形成された光回路位置決め用凹
部111内に、送信用光回路部12および受信用光回路
部13が収容されて構成されている。その凹部111の
周辺部分には、送信用光回路部12および受信用光回路
部13の各素子毎に信号処理用の集積回路部14がフリ
ップチップでフェイスダウン実装されている。また、集
積化光モジュール10のMMIC基板11には光ファイ
バ接続用光コネクタ15が設けられている。
【0060】送信用光回路部12は、光ファイバ121
が埋め込まれた送信用光回路基板122上に、半導体レ
ーザ素子用電極パッド123が接続された半導体レーザ
素子124と、半導体レーザ素子出力モニタ用受光素子
用電極パッド125が接続された半導体レーザ素子出力
モニタ用受光素子126と、光ファイバ121を固定す
るファイバ押え127とを有している。
【0061】また、受信用光回路部13は、光ファイバ
121が埋め込まれた2波長多重型の送信用光回路基板
131上に、第1波長用受光素子電極パッド132が接
続された第1波長用受光素子133と、第2波長用受光
素子電極パッド134が接続された第2波長用受光素子
135と、第1波長用反射フィルタ・スリット136
と、第2波長用反射フィルタ・スリット137とを有し
ている。
【0062】これらの送信用光回路部12および受信用
光回路部13からなる光回路部は、MMIC基板11上
に加工された光回路位置決め用凹部111により、非常
に精度良く位置合わせが可能であるため、ワイヤリング
時に、非常に短い距離でMMIC基板11と結合できる
ようになっている。
【0063】集積回路部14は、半導体レーザ素子駆動
用集積回路141と、半導体レーザ素子出力モニタ用の
受光素子信号処理用集積回路142と、第1波長用の受
光素子信号処理用集積回路143と、第2波長用の受光
素子信号処理用集積回路144とを有している。
【0064】また、集積回路部14は、送信用光回路部
12および受信用光回路部13の近傍位置まで、および
MMIC電極パッド145に対して、マイクロストリッ
プライン146で結ばれており、マイクロストリップラ
イン146の途中に回路整合用コンデンサ147を入れ
ることにより、良好な周波数帯域を維持できるようにな
っている。また、高周波特性を安定化させるために、バ
イアホール148によりMMIC基板11の上面と下面
を短絡させてグランド149を共通化している。
【0065】さらに、MMIC基板11内の集積回路1
41〜144同士で独立した信号処理を行うため、各集
積回路141〜144および光回路部には、クロストー
クや高周波ノイズ低減のためのメタルキャップまたはメ
タルパーティションなどの電磁遮蔽部材を取り付けるこ
とが望ましい。また、光回路部12,13側の各電極パ
ッドと集積回路141〜144側の電極パッドとをワイ
ヤリングしているが、各電極パッドは互いに対向(厚さ
部分が対向)しかつ光回路部12,13と集積回路14
1〜144との間の配線長さが最小長さになるように、
出来る限り直線的に配線を配設することが望ましい。
【0066】光ファイバ接続用光コネクタ15は、ソケ
ット側光コネクタ15aとプラグ側光コネクタ15bと
から構成されており、MMIC基板11に固定されたソ
ケット側光コネクタ15aに対してプラグ側光コネクタ
15bを挿入することで回路側の光ファイバ121と伝
送路15c側の光ファイバ(図示せず)とを接続するよ
うになっている。
【0067】ソケット側光コネクタ15aは、ソケット
外郭部材151と、ソケット外郭部材151の中央部分
に貫通して光ファイバ121を固定するMMIC側フェ
ルール152と、MMIC側のフェルール152の外周
に設けられた案内用のスリーブ153とを有している。
【0068】また、プラグ側光コネクタ15bは、有底
筒状のプラグ外郭部材154と、プラグ外郭部材154
内に出退自在に収容された伝送路15c側のフェルール
155と、伝送路側フェルール155を外側(出方向)
に付勢する押圧スプリング156とを有している。
【0069】これらのソケット側光コネクタ15aとプ
ラグ側光コネクタ15bによるファイバ接続は、MMI
C側フェルール152と外部伝送路側フェルール155
をスリーブ153で案内しつつセンタリングし、押圧ス
プリング156にて両端面を押し付けることで、良好な
光接続を可能としている。これらの各フェルール15
2,156はそれぞれ、プラスチック製の光コネクタ外
郭部材151,154にそれぞれ固定されており、この
光コネクタ外郭部材151,154を着脱することで、
各フェルール152,156も同時に着脱が行える仕組
みとなっている。
【0070】以上により、本実施形態3によれば、マル
チモジュール集積回路(MMIC)に、光信号の送受信
機能を有する光回路部をハイブリッドに実装すれば、高
機能化に対応したマルチモジュール集積回路の更なる大
型化を抑制することができて、その省面積化および小型
化を図ることができると共に、高機能化にも対応するこ
とができる。
【0071】なお、本実施形態3では、特に説明しなか
ったが、例えば図7(a)および図7(b)に示すよう
に、各集積回路部141〜144の集積回路基板はMM
IC基板11にフリップチップボンドされている。その
実装方法としては、MMIC基板11側のバンプ150
に集積回路基板の電極パッド161を直接接触させて実
装するものである。具体的には、マルチバンプボンディ
ング(MMB)法、スタッブバンプボンディング(CB
B)法、ソルダーバンプボンディング法などにより、電
極同士を接触させ、それ以外の場所、つまりMMIC基
板11と集積回路基板間を、図7(b)に示すように、
封止用樹脂162で充填することにより、良好な固定強
度および信頼性を実現している。
【0072】なお、本実施形態3では、送信用光回路基
板122と二波長多重型の受信用光回路基板131から
なる光回路基板は、電極面を上にして実装したが、ワイ
ヤリングによる配線をなくすために、図2の集積回路部
6をMMIC基板11に置き換えることで、図2に示す
ように光回路基板(ガラス基板)の配線電極面を下向き
にして対向実装することもできる。
【0073】なお、本実施形態3では、光回路部とし
て、非常に集積度の高い半導体レーザ素子1つ、受光素
子2つを搭載したものについて説明したが、他にも図1
の1波長受信光回路、図3の2波長多重受信光回路、図
4の送信光回路、図5の送受信光回路に示すような多様
な各種光回路に同様の集積方法を用いることにより、集
積回路部に対してより効率的に集積化することができ
る。
【0074】なお、本実施形態3では、集積回路部と光
回路部をハイブリッドに実装する方法について説明を行
ってきたが、図8の受信光回路、図9の送信光回路に示
すように、光回路基板に集積回路をモノリシックに集積
化する方法も有効である。
【0075】なお、本実施形態3では、MMIC基板1
1に光回路をハイブリッドに実装しているが、MMIC
基板にファイバを埋込みスリット形成することにより、
MMCI基板11そのものを光回路基板として使用する
こともできる。
【0076】また、上記実施形態1,2では、光回路部
と集積回路部とをハイブリッドに実装する方法について
説明を行ってきたが、図8の受信光回路、図9の送信光
回路に示すように、光回路基板に集積回路部をモノリシ
ックに集積化する方法も有効である。
【0077】図8は、本発明の他の実施形態における光
集積化モジュールの構成図であって、シリコン基板上に
直に溝を切って受光素子を配置した場合の上面図であ
る。図8において、受信光回路部17は、集積回路一体
型受信用光回路基板171の中央左右方向に光ファイバ
埋め込み用トレンチ溝172を形成し、その光ファイバ
埋め込み用トレンチ溝172内に光ファイバ22を収容
し、光ファイバ22の途中にダイシングスリット・全反
射ミラー173が設けられ、ダイシングスリット・全反
射ミラー173の真上に受光素子174が配設されてい
る。光ファイバ22で仕切られる集積回路一体型受信用
光回路基板171上の両位置には各集積回路部175が
それぞれ配設されている。集積回路部175の周りに配
設された信号入出力用の電極パッド176の近傍位置に
は、受光素子174の出力用電極パッド177が配設さ
れている。
【0078】図9は、本発明の更に他の実施形態におけ
る光集積化モジュールの構成図であって、受信用光回路
と集積回路とを同一基板上に一体化した場合の上面図で
ある。図9において、送信光回路部18は、基板181
上に形成されたV溝182に光ファイバ22を収容した
後に、ファイバ押え183により光ファイバ22を固定
するようになっている。光ファイバ22の端面部近傍位
置には、半導体レーザ素子184さらに半導体レーザ素
子出力モニタ用受光素子185が配設され、これらの半
導体レーザ素子184および半導体レーザ素子出力モニ
タ用受光素子185が集積回路チップ186の入出力用
の電極パッド187とワイヤ188と素子集積回路間電
極配線189などで接続されている。
【0079】なお、上記実施形態1〜3では、光回路基
板としてガラス基板を用いたが、これに限らず、ガラス
基板21の代わりに、絶縁性のセラミック基板やGaAs基
板であってもよく、また、シリコン(Si)基板のよう
な絶縁性の低い基板であっても、その表面にSiO2
どの絶縁膜を数μm堆積させることで、ガラス基板と同
等の高周波性能を得ることができる。
【0080】また、本発明の集積化光モジュールの製造
方法については、特に説明しなかったが、基板の表面に
溝を形成する工程と、溝に光ファイバを配置する工程
と、基板の表面上に付けて配線(例えばスパッタや蒸着
などによるマスクパターン配線など)を形成する工程と
を有し、その後、基板上に溝をまたぐように受光素子を
形成する工程と、基板上に集積回路を形成する工程とを
さらに有していてもよい。この構成により、より高速な
通信を実現する集積化光モジュールを、容易かつ効率的
に製造することができる。
【0081】
【発明の効果】以上により、本発明によれば、受光素子
と集積回路とを電気的に接続するために基板上に形成さ
れた一または複数の配線とを有するため、従来のワイヤ
による空中配線のものに比べて、生じるキャパシタンス
CとインダクタンスLによる発振成分(高周波通信ロ
ス)も抑制することができると共に、配線接続長さも短
くなって、より高速な通信にも対応することができる。
【0082】また、集積回路側パッドと電極とが対向し
て電気的に接続されているため、従来のようにワイヤを
介することなく、集積回路側パッドと電極間のワイヤ距
離が0とすることができて、配線接続長さを最大限短く
することができ、より高速な通信に対応することができ
る。
【0083】さらに、より高速な通信を実現する集積化
光モジュールを、容易かつ効率的に製造することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態1の集積化光モジュールの構
成を示す図であって、(a)はその上面図、(b)はそ
のAA’断面図、(c)はそのBB’断面図である。
【図2】本発明の実施形態2における集積化光モジュー
ルの光回路配線部を下向きにする場合の基板ボンディン
グ方法の説明図であって、(a)は実装前の光回路部と
集積回路部の断面図、(b)は実装後の光回路部と集積
回路部の断面図、(c)は実装後の光回路部と集積回路
部の上面図、(d)はスペーサ基板を用いた場合の実装
後の光回路部と集積回路部の断面図である。
【図3】図1の集積化光モジュールにおいて光回路とし
て2波長受信用光回路を使用した場合の図であって、
(a)はその上面図、(b)はそのCC’断面図であ
る。
【図4】図1の集積化光モジュールにおいて光回路とし
て送信用光回路を使用した場合の図であって、(a)は
その上面図、(b)はそのDD’断面図、(c)はその
EE’断面図である。
【図5】図1の集積化光モジュールにおいて光回路とし
て送受信用光回路を使用した場合の図であって、(a)
はその上面図、(b)はそのFF’断面図である。
【図6】本発明の実施形態3における集積化光モジュー
ルの構成図であって、(a)はその集積化光モジュール
の一部断面状態を示す上面図、(b)は(a)のGG’
断面図である。
【図7】図6のMMIC基板上への集積回路の実装を説
明するための図であって、(a)はその実装前の状態
図、(b)はその実装後の状態図である。
【図8】本発明の他の実施形態における集積化光モジュ
ールの構成図であって、シリコン基板上に直に溝を切っ
て受光素子を配置した場合の上面図である。
【図9】本発明の更に他の実施形態における集積化光モ
ジュールの構成図であって、受信用光回路と集積回路と
を同一基板上に一体化した場合の上面図である。
【図10】従来の光受信用モジュールの構成図であっ
て、(a)はその平面図、(b)はその側面図である。
【符号の説明】
1 集積化光モジュール 2 光回路部 3 集積回路部 22 光ファイバ 24 受光素子 25 光回路側電極パッド 32 集積回路チップ 33 集積回路側電極パッド 44 ワイヤ 5 光回路部 55 光回路側バンプ 6 集積回路部 61 集積回路側パッド 63 集積回路側電極パッド 7 2波長多重受信光回路 71 第1受光素子用電極パッド 72 第1受光素子 74 第1受光素子用集積回路チップ 75 第2受光素子用電極パッド 76 第2受光素子 78 第2受光素子用集積回路チップ 8 送信光回路 82 半導体レーザ素子 83 半導体レーザ素子出力モニタ用受光素子 86 送信素子用集積回路チップ 87 光回路側電極パッド 10 集積化光モジュール 12 送信用光回路部 123 半導体レーザ素子用電極パッド 124 半導体レーザ素子 125 半導体レーザ素子出力モニタ用受光素子用電
極パッド 126 半導体レーザ素子出力モニタ用受光素子 13 受信用光回路部 132 第1波長用受光素子電極パッド 133 第1波長用受光素子 134 第2波長用受光素子電極パッド 135 第2波長用受光素子 14 集積回路部 141 半導体レーザ素子駆動用集積回路 142 半導体レーザ素子出力モニタ用の受光素子信
号処理用集積回路 143 第1波長用の受光素子信号処理用集積回路 144 第2波長用の受光素子信号処理用集積回路 145 MMIC電極パッド 146 マイクロストリップライン 17 受信光回路部 174 受光素子 175 集積回路部 176,177 電極パッド 18 送信光回路部 184 半導体レーザ素子 185 半導体レーザ素子出力モニタ用受光素子 186 集積回路チップ 187 電極パッド 188 ワイヤ 189 素子集積回路間電極配線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2H037 AA01 BA04 BA13 DA12 DA35 5F073 AB13 AB15 AB28 BA01 EA14 FA02 FA06 FA11 5F088 BA02 BB01 EA07 EA11 JA03 JA14 KA02

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板と、前記基板に形成された溝と、前
    記溝に配置された光ファイバと、前記基板上に形成され
    た受光素子と、前記基板上に形成された集積回路と、前
    記受光素子と集積回路とを電気的に接続するために前記
    基板上に形成された一または複数の配線とを有すること
    を特徴とする集積化光モジュール。
  2. 【請求項2】 前記配線が集積回路側パッドに接続さ
    れ、前記受光素子が電極を有し、前記集積回路側パッド
    と前記電極とが対向して電気的に接続されていることを
    特徴とする請求項1記載の集積化光モジュール。
  3. 【請求項3】 少なくとも一つの前記配線は、前記溝に
    よって分断された前記基板表面の片側のみに形成されて
    いることを特徴とする請求項1または2記載の集積化光
    モジュール。
  4. 【請求項4】 前記集積回路が前記基板にモノリシック
    に形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れ
    かに記載の集積化光モジュール。
  5. 【請求項5】 基板の表面に溝を形成する工程と、前記
    溝に光ファイバを配置する工程と、前記基板の表面に配
    線を形成する工程とを有し、その後、前記基板上に前記
    溝をまたぐように受光素子を形成する工程と、前記基板
    上に集積回路を形成する工程とをさらに有することを特
    徴とする集積化光モジュールの製造方法。
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