JP7334481B2 - 眼科撮影装置 - Google Patents

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Description

本発明は、眼科撮影装置に関する。
緑内障診断において、被検眼の前房隅角の組織(以下、単に「隅角」という)を観察することが有用である。例えば、従来は、ゴニオレンズを介して、隅角の表面組織における特徴部が、肉眼で観察されていた。特徴部としては、線維柱帯、Schwalbe(シュワルベ)線、強膜岬、毛様体帯、虹彩、病変等が挙げられる。また、近年では、従来ゴニオレンズ等を介して肉眼観察されていた像を、二次元画像として撮影する装置が提案されている(特許文献1参照)。
また、隅角検査としては、眼球を圧迫せずに隅角を観察する静的検査と、眼球を圧迫した状態で隅角を観察する動的検査と、が知られている。静的検査による肉眼観察が行われることで、狭隅角であることが確認された場合には、動的検査が更に行われる。圧迫に伴って隅角が広がるか否かによって、隅角の器質的閉塞(癒着があり隅角底が観察されない)と、機能的閉塞とが区別される。
特表2017-517362号
本発明者は、動的検査に適した装置構成についての検討を行った。
本開示は、従来技術の問題点の少なくとも1つに鑑みてなされたものであり、画像を介して隅角組織をより良好に観察すること、を技術課題とする。
本開示の第一態様係る眼科撮影装置は、被検眼の眼球を圧迫するための圧迫手段と、前記被検眼の隅角領域の画像である隅角画像を撮影するための撮影光学系と、隅角領域が動く程度の荷重で前記圧迫手段によって前記眼球が圧迫された状態で、前記撮影光学系を制御して前記隅角画像を撮影する制御手段と、を備え、前記撮影光学系は、二次元受光素子を有し、前記撮影光学系における対物光学系として、交換可能な第1先端部と第2先端部と、を有し、前記第1先端部は前記眼球を圧迫しないで前記隅角画像を撮影するために利用され、前記第2先端部は前記圧迫手段を兼用すると共に前記眼球を圧迫した状態で前記隅角画像を撮影するために利用され、前記第1先端部と前記第2先端部とのいずれが装着されても、前記第1先端部と前記第2先端部とは、前記撮影光学系における前記隅角領域の結像位置を、前記二次元受光素子の受光面上に設定する。
本開示によれば、画像を介して隅角組織をより良好に観察できる。
実施例における眼科撮影装置の概略構成を示した模式図である。 実施例における撮影光学系であって、第1プリズムが装着された状態(第1モードと対応)を示している。 実施例における撮影光学系であって、第2プリズムが装着された状態(第2モードと対応)を示している。 実施例における眼科撮影装置の制御系を示した図である。 実施例における装置の動作を説明するためのフローチャートである。 撮影結果の表示態様の一例である。
「概要」
以下、本開示を、眼科撮影装置(図1参照)の実施形態を中心に説明する。実施形態に係る眼科撮影装置は、被検眼の隅角領域を撮影する。本実施形態では、隅角領域の画像を、隅角画像と称する。
眼科撮影装置は、撮影ユニット(図1参照)と、制御部と、を有していてもよい。追加的に、眼科撮影装置は、移動機構、操作入力部、および、センサ、のうち一部または全部を有していてもよい。
眼科撮影装置によって撮影される隅角画像は、例えば、隅角領域からの反射光に基づいて形成(撮影)された反射画像(図5参照)であってもよい。隅角領域は、被検眼の隅角、および、その近傍を含む領域であってもよい。眼科撮影装置によって撮影される隅角画像は、隅角領域の正面画像であってもよい。この場合、隅角の表面組織が隅角画像を介して観察される。但し、必ずしもこれに限られるものでは無く、隅角画像は、隅角領域の断面画像であってもよい。この場合、隅角の断面が隅角画像を介して観察される。この場合において、撮影ユニットは、OCTあってもよいし、シャインプルーフカメラであってもよい。
<撮影ユニット>
本実施形態において、撮影ユニットは、撮影光学系と、圧迫部と、を少なくとも有している。
<撮影光学系>
撮影光学系(図2A,2B参照)は、隅角画像を撮影するために利用される主要な光学系である。本実施形態において、照射光学系と受光光学系とによって、撮影光学系が形成される。
照射光学系は、被検眼の隅角領域へ光(例えば、照明光)を投光する。また、受光光学系は、受光素子を有しており、隅角領域からの戻り光を、受光素子によって受光する。隅角画像は、受光素子からの信号に基づいて取得(撮影)される。
隅角画像として、正面画像を撮影する場合は、図2A,2Bに示すように、照明光および戻り光が、被検眼において、角膜と虹彩とがなす角を分割する線(以下、「角度分割線」と称する)に沿って投受光される。
以下の説明では、特に断りが無い限り、1枚の隅角画像の撮影範囲は、隅角全周の一部であるものとする。但し、必ずしもこれに限られるものではなく、撮影範囲が、隅角全周に及んでいてもよい。なお、撮影範囲は、例えば、1回の撮影トリガの入力に基づいて撮影(画像化)される隅角の領域のことをいう。
照射光学系から投光される光の波長域は、適宜定められ得る。例えば、可視光であってもよいし、不可視光(例えば、赤外光)であってもよい。また、単色光であってもよいし、多色の光であってもよい。
受光光学系は、隅角領域からの反射光を受光する受光素子を、少なくとも有する。隅角画像として正面画像を撮影する場合、受光素子は、二次元的な受光面を有する二次元受光素子であってもよい。二次元受光素子は、受光面に結像される隅角の像を、隅角画像として撮影する。隅角画像の画像データは、装置の記憶装置に記憶されたり、モニタへ表示されたりしてもよい。
なお、撮影光学系は、必ずしも二次元受光素子を備えるものに限定されない。例えば、撮影光学系は、ラインスキャン、または、二次元スキャンタイプの光学系であってもよい。スキャン方式に応じて、ラインセンサ、および、点受光素子を、適宜、受光素子として用いることができる。また、この場合、撮影範囲に対して光をスキャン(ラインスキャンまたは二次元スキャン)することにより、スキャン毎の戻り光の受光信号に基づいて、隅角画像の画像データが生成されてもよい。
隅角画像の画像データは、画像の上下左右と、画像内における被写体の上下左右とが一致する正立像であってもよいし、正立像に対する鏡像または倒立像であってもよい。つまり、正立像に対して反転された画像であってもよい。
照射光学系および受光光学系は、撮影位置を変更する撮影位置切換部を有していてもよい。ここでいう撮影位置は、隅角全周の中での撮影範囲の位置である。撮影位置切換部によって撮影位置を切換えて繰り返し撮影を行うことにより、複数回の撮影によって、隅角全周が撮影されてもよい。撮影位置切換部は、例えば、後述の実施例に示す構成であってもよい。または、光スキャナ、固視光学系、および、アライメント調整部のうち少なくとも何れかが、撮影位置切換部として利用されてもよい。
撮影光学系には、対物光学系が設けられていてもよい。対物光学系は、撮影光学系において、最も被検眼側に配置され、被検眼へ照射される光または戻り光を折り曲げる。対物光学系は、ミラーおよびプリズム等のいずれかによる、反射系であってもよいし、屈折系(例えば、レンズ系)であってもよい。
<圧迫部>
圧迫部は、被検眼の眼球を圧迫するために利用される。圧迫部は、角膜に接触した状態で、角膜を押圧する部材であってもよい。また、圧迫部は、被検眼と非接触で、角膜を押圧するユニットであってもよい。この場合、圧迫部は、流体(気体および液体)や、超音波を、角膜に対して射出することで、角膜を非接触で押圧してもよい。このとき、圧迫部から被検眼へ加わる荷重は、圧迫に伴い隅角が動く範囲で適宜設定され得る。
撮影ユニットにおいて、被検眼の角膜と近接する箇所を、先端部と称する。少なくとも圧迫部には、先端部が含まれる。先端部は、対物光学部の一部を形成する、光学素子であってもよい。例えば、対物光学部における被検眼側の表面であってもよい。但し、必ずしもこれに限られるものではなく、先端部は、対物光学部と別体であってもよい。
被検眼を非圧迫で撮影する場合と、被検眼を圧迫した状態で撮影する場合と、の間で、所望の隅角領域についての、撮影光学系における隅角領域の結像位置が、変位してしまう場合が考えられる。特に、先端部が対物光学部の一部である場合は、このような変位が生じやすい。これに対し、本実施形態では、撮影光学系における隅角領域の結像位置の変位を、撮影光学系に含まれる1つ、又は、複数の光学素子を駆動(移動)することで補正可能であってもよい。例えば、光学素子を駆動することで、撮像面の位置、または、その共役位置が変位可能であってもよい。光学素子を駆動する駆動部は、例えば、光学素子の位置を変位させてもよいし、光学素子を光路に対して挿脱してもよい。より具体的には、駆動部によって、撮像光学系における撮像素子を移動されてもよいし、途中のレンズ、ミラー等が移動されてもよい。
圧迫部が角膜に接触する場合、圧迫部全体、又は、圧迫部のうち少なくとも先端部は、撮影ユニットから着脱可能であってもよい。これにより、角膜と接触する箇所の清掃および滅菌が容易となる。なお、この場合において、被検眼を非圧迫で撮影するための先端部である第1先端部と、被検眼を圧迫した状態で撮影するための先端部である第2先端部と、の間で、撮影ユニットに装着される先端部が交換可能であってもよい(図2A,2B参照)。
第1先端部および第2先端部が、対物光学部に対して交換して着脱可能な、対物光学部の一部を形成する光学素子である場合、第1先端部および第2先端部との光学的な特徴は互いに異なっていてもよい。例えば、第1先端部と第2先端部とは、交換されることで、撮影光学系における隅角領域の結像位置を、被検眼を非圧迫で撮影する場合(後述の第1撮影モード)と、被検眼を圧迫した状態で撮影する場合(後述の第2撮影モード)との間で変位させない、特徴を有していてもよい。この場合において、変位がゼロである必要は無い。例えば、撮影光学系が二次元受光素子を有する場合、第1先端部と第2先端部とのいずれが装着されても、第1先端部と第2先端部とは、撮影光学系における隅角領域の結像位置を、二次元受光素子の受光面上に設定するものであってもよい。この場合、被検眼を非圧迫で撮影する場合と、被検眼を圧迫した状態で撮影する場合との両方で、隅角領域が良好に撮影され得る。
また、眼科撮影装置は、第1先端部と第2先端部とのうちいずれが装着されているかを検出可能であってもよい。例えば、先端部の装着箇所に、先端部の種別を区別して検出するセンサを有していてもよい。また、先端部における撮影ユニットから投受光される光の光路上に、先端部の種別に応じた指標を有していてもよい。該指標を撮影し、画像中に含まれる指標を判別することによって、先端部の種別を検出してもよい。
<移動機構>
移動機構は、後退方向への荷重が先端部に対して加わることによって、撮影ユニットの少なくとも一部を後退方向へ荷重に応じて移動させる。
便宜上、以下では、撮影ユニットのうち、移動機構によって後退される部分を、「可動部」と称する。可動部が、撮影ユニットの一部である場合、可動部には、少なくとも先端部が含まれてもよい。また、撮影光学系が、テレセントリック光学系を含む場合、光束がテレセントリックとなっている箇所を境として、境から被検眼側の部材が、可動部として変位可能であってもよい。勿論、これに限らず、光学系の一部が可動部として移動されてもよい。
先端部が被検眼と接触した際に、先端部から被検眼へ瞬間的に加わる力が、移動機構によって可動部が移動されることで低減される。なお、ここでいう、後退方向は、被検眼から離れる向きである。また、後退方向の反対方向を、前進方向と称する。
移動機構は、種々の機構の中からいずれかを選択的に適用できる。例えば、移動機構は、レールを備えたスライド機構であってもよいし、すべりねじ(送りねじ)を備えた機構であってもよいし、その他であってもよい。移動機構は、制御信号に基づいて可動部を駆動制御するための駆動部を備えていてもよい。
<制御部>
制御部は、眼科撮影装置の動作を司る。制御部は、少なくとも撮影ユニットを制御する(図3参照)。更に、制御部は、移動機構を制御してもよい。
本実施形態において、制御部は、被検眼が圧迫部によって圧迫された状態で、隅角画像を撮影する。よって、従来では圧迫隅角鏡を介して肉眼観察していた圧迫時の隅角の状態を、隅角画像を介して検者が観察できる。
<モード切換>
制御部は、撮影モードを、第1撮影モードと第2撮影モードとの間で切り替えてもよい。第1撮影モードは、圧迫部によって被検眼を圧迫しないで隅角画像を撮影するために設定される。第2撮影モードは、圧迫部によって被検眼を圧迫した状態で隅角画像を撮影するために設定される。第1撮影モードと第2撮影モードとの間で、制御部は、撮影光学系の切換制御、アライメント制御、撮影の際における前後方向に関する可動部の駆動制御、および、撮影制御等のうち、少なくともいずれかを変更してもよい。
<撮影光学系の切換制御>
第1撮影モード(被検眼を非圧迫で撮影する場合)と、第2撮影モード(被検眼を圧迫した状態で撮影する場合)と、の間で、所望の隅角領域についての、撮影光学系における隅角領域の結像位置が、変位してしまう場合は、制御部は、撮影光学系に含まれる1つ、又は、複数の光学素子を駆動(移動)することで補正してもよい。
<各モードにおける可動部の駆動制御>
例えば、(少なくとも第2撮影モードにおいて)先端部が被検眼の角膜に接触して圧迫する際に、前後方向に関する可動部の駆動制御が、第1撮影モードと第2撮影モードとの間で変更されてもよい。このとき、眼底撮影装置は、先端部に対する後退方向(被検眼から離れる向き)の荷重を検出するためのセンサを備えていてもよく、更には、制御部は、先端部に対して加わる荷重に応じて、可動部が制御されてもよい。例えば、第1撮影モードと第2撮影モードとの間で、荷重の大きさに対する可動部の制御が変更されてもよい。より詳細には、制御部は、第1撮影モードでは第2撮影モードと比べてより少ない荷重で可動部がより大きく後退されるように、可動部を制御してもよい。これにより、第1撮影モードでは、被検眼が非圧迫で隅角画像が撮影されやすくなると共に、第2撮影モードでは、被検眼が適切な圧力で圧迫した状態で隅角画像が撮影されやすくなる。
また、第2撮影モードでは、先端部を介して角膜を押圧するときに、角膜から先端部が受ける荷重が所定の範囲となるように、センサからの検出信号に基づいて、可動部の位置が制御されてもよい。先端部が受け得る荷重の範囲が、隅角を広げるうえで適切な範囲で予め設定されていることで、眼球が圧迫された状態で撮影された隅角画像を介して、被検眼の隅角に、器質的閉塞(癒着があり隅角底が観察されない)と、機能的閉塞とのいずれが生じているかを、検者が良好に確認できる。
また、少なくとも第2モードで隅角画像を撮影する際、荷重の大きさに関する情報を、リアルタイムにモニタへ表示してもよい。これにより、検者は、被検眼が過度に圧迫されないように、注意しながら撮影を進めることができる。
また、第2モードで撮影された隅角画像には、撮影時に検出された荷重の大きさに関する情報が、隅角画像と対応付けて保存(メモリへ記憶)されてもよい。そして、第2モードで撮影された隅角画像を表示する際に、制御部は、隅角画像と共に、隅角画像対応する荷重の大きさに関する情報をモニタへ表示させてもよい。これによって、例えば、隅角画像が、適正な荷重でに圧迫された状態で撮影された画像か否かを、検者が容易に把握できる。
<各モードにおける撮影制御>
また、第1撮影モードと第2撮影モードとの間で、制御部は、撮影ユニットによる撮影制御を切換えることによって、制御部は、第1撮影モードと第2撮影モードとの間で異なる撮影シーケンスを実行し、隅角画像を撮影してもよい。撮影シーケンスは、例えば、取得する隅角画像の枚数、および、撮影位置、のいずれか又は両方を特定するものであってもよい。追加的に、撮影シーケンスは、光量、露光時間、およびゲイン等の撮影条件を特定するものであってもよい。
例えば、第2撮影モードでは、第1撮影モードに対し、より多数の隅角画像を、1つの隅角領域から撮影してもよい。例えば、第1撮影モードでは、隅角を非圧迫な状態(つまり、先端部に加わる荷重がゼロの状態)だけで撮影するのに対し、第2撮影モードでは、先端部に加わる荷重が異なる複数の圧迫状態で隅角画像を撮影してもよい。より詳細には、第2撮影モードでは、隅角を圧迫する前後において2枚以上の隅角画像を、隅角領域毎に撮影してもよいし、圧迫する前後における隅角の様子を動画として撮影してもよい。
また、例えば、第1撮影モードでは、隅角全周に渡って隅角画像を撮影するモードであって、第2撮影モードでは、隅角全周のうち一部における隅角画像を撮影するモードであってもよい。例えば、まず、第1撮影モードにおいて隅角全周を撮影してから、全周の撮影結果(全周分の隅角画像)を、モニタに表示してもよい。次に、制御部は、モニタに表示された隅角画像を介して、第2撮影モードで撮影する位置についての指示を、操作入力に基づいて受け付けてもよい。第2撮影モードに移行後、制御部は、操作入力に基づいて指示された撮影位置において、眼球を圧迫した状態で隅角画像を撮影してもよい。
このように、第1撮影モードと第2撮影モードとの間で、制御部は、撮影ユニットによる撮影制御が切替わることで、被検眼が圧迫されるとき、されないとき、のそれぞれで、良好に隅角画像が撮影されやすくなる。
<先端部の種別に応じた撮影モードの自動設定>
前述のように、第1先端部(非圧迫での撮影用)と、第2先端部(圧迫状態での撮影用)と、の間で、撮影ユニットに装着される先端部が交換可能であって、いずれが装着されているかを検出可能である場合、制御部は、検出結果に基づいて、第1撮影モードと第2撮影モードとのうち何れかを設定してもよい。これにより、撮影ユニットに装着された先端部の種類と、撮影モードとが食い違った状態で撮影が行われることを抑制できる。結果、撮影ミスを軽減できる。
「実施例」
以下、図面を参照して、本開示に係る眼科撮影装置の実施例を示す。実施例に係る眼科撮影装置1は、隅角撮影装置である。眼科撮影装置1は、被検眼の隅角画像を撮影する。
<装置構成>
図1を参照して、眼科撮影装置1における概略的な装置構成を説明する。なお、以下の説明では、各図におけるX方向を左右方向、Y方向を上下方向、Z方向を前後方向として説明する。
図1に示した眼科装置1は、撮影ユニット10、後退機構20(本実施例における「移動機構」)、アライメント機構4,5、を有する。また、本実施例では、眼科装置1は、基台3、顔支持ユニット6、ジョイスティック7、モニタ8、等を有する。
撮影ユニット10は、撮影光学系100(図2A,図2B参照)を有する。撮影光学系100は、先端部140として配置されるプリズムを介して投受光することで、隅角画像を撮影する。撮影光学系100の詳細については、(図2A,図2B参照)を参照して後述する。
実施例において、撮影ユニット10は、カバー10a内に収容される。図1に示すように、先端部140は、カバー10aから突出するようにして、露出されてもよい。
モニタ8は、例えば、撮影ユニット10を介して撮影された隅角画像を表示する。
基台3は、アライメント機構4,5、および、顔支持ユニット6を、支持する。
アライメント機構4,5は、移動台4と、Y駆動部5とに大別される。移動台4は、基台3の上に配置される。検者は、ジョイスティック7を操作することによって、移動台4を基台3に対して移動可能である。Y駆動部5は、移動台4の上に更に積載され、後退機構20および撮影ユニット10を支持する。Y駆動部5は、後退機構20と共に、撮影ユニット10をY方向に移動させる。それぞれのアライメント機構4,5は、制御部80(図3参照)からの制御信号に基づいて、駆動されてもよい。
後退機構20は、先端部140に対して後退方向への荷重が加わることによって、撮影ユニット10を、後退方向へ荷重に応じて移動させる。本実施例において、後退機構20は、撮影ユニット10全体を、一体的に後退させる。本実施例の後退機構20は、制御信号に基づいて後退を制御するための駆動部を備える。
<撮影光学系>
次に、図2A,図2Bを参照して、撮影光学系100を説明する。ここで、図2Aは、被検眼Eを非圧迫で撮影する場合における光学系を示しており、図2Bは、被検眼Eを圧迫した状態で撮影するための光学系を示している。
本実施例の撮影光学系100は、先端部140(第1プリズム140A、又は、第2プリズム140B)と、切換部130と、撮像素子160と、を有する。また、隅角撮影装置100は、光源110と、フォーカス調整部150と、を有する。
本実施例において、先端部140には、交換可能なプリズムが用いられる。プリズムは、撮影光学系における対物光学系であって、照明光を隅角領域に向けて折り曲げる。
一例として、第1プリズム140A(図2A参照)および第2プリズム140B(図2B参照)の間で、交換される。図2Aでは、第1プリズム140A(図2A参照)が装着されており、図2Bでは、第2プリズム140Bが装着されている。眼科撮影装置1は、第1プリズム140Aおよび第2プリズム140Bのうちいずれが装着されているかを検出するためのセンサ170を、更に有していてもよい。
図2Aに示すように、被検眼Eを非圧迫で撮影する場合は、被検眼Eとプリズム140Aの先端との間に間隔を開けた状態で、隅角画像を撮影できる。このとき、被検眼Eとプリズム140Aの間隔には、ゲルGが介在されていてもよい。ゲルGは、隅角領域からの戻り光における角膜界面での全反射を抑制するうえで有用である。
一方、図2Aに示すように、被検眼Eを圧迫した状態で撮影する場合は、角膜へプリズム140Bを接触させた状態で、隅角画像が撮影される。第2プリズム140Bは、圧迫部を兼用しており、プリズム140Bの前面(実施例における第1面)が角膜へ押し当てられることで、眼球が圧迫される。この場合においても、事前に、ゲルGが角膜に塗布されていてもよい。ゲルGによって、圧迫状態において角膜と第2プリズム140Bの前面との隙間が埋められてもよい。また、ゲルGは、第2プリズム140Bと角膜との間で生じる摩擦を軽減するうえで有用である。
それぞれのプリズム140A,140Bにおける光学的な特徴については後述する。
光源110は、隅角に照射される照明光の光源である。本実施例において、光源110は、可視光を出射する。以下の説明では、隅角画像をカラー画像として得るために、波長域が異なる複数色の光(例えば、白色光)を少なくとも出射可能であるものとする。
光源110からの照明光は、ビームスプリッタ120によって反射され、切換部130に向かう。このとき、照明光の反射光は、固視光軸L1に沿って切換部130に導かれる。なお、ビームスプリッタ120は、撮影光学系100における照明光の投光経路と受光経路とを分離する。ビームスプリッタ120としては、ハーフミラー、穴開きミラー等が用いられてもよい。
切換部130は、隅角の全周の中で反射画像の撮影位置を変位させるユニットである。切換部130が設けられていることで、隅角の全周における複数の撮影位置において隅角の反射画像を撮影できる。本実施例において、切換部130は、ミラー131,132と、モーター133(図3参照)と、を有する。切換部130は、制御部170からの制御信号に基づいて駆動され、その結果として、撮影光軸L2が固視光軸L1周りに回転される。
図2A,図2Bに示した2枚のミラー131,132は、平行に配置されており、照明光の光路中心を固視光軸L1に対して所定間隔だけ、シフトする。図示無き駆動源によって、ミラー131,132が固視光軸L1を中心に回転されることで、切換部130から先端部140(第1プリズム140A、又は、第2プリズム140B)への照明光の照射光路の位置が変位される。
それぞれのプリズム140A,140Bは、照明光を、固視光軸L1側に折り曲げる反射面を持つ。反射面によって反射された照明光の光軸を、固視光軸L1に対して大きく傾斜するように折り曲げて、装置外部に導く。このとき、装置外部へ導かれる光軸が、撮影光軸L2として利用される。
本実施例において、それぞれのプリズム140A,140Bには、複数の反射面が、固視光軸L1の周りに並んで形成されている。このようなプリズム140A,140Bは、固視光軸L1と直行する断面が、正多角形であってもよい。例えば、16枚の側面を有するプリズムであって、被検眼Eからみて、0°、22.5°、45°、67.5°、90°・・・(中略)…337.5°の各方向に、固視光軸L1に向けられた反射面が配置されていてもよい。制御部170は、切換部130を制御し、照明光が導かれる面を、16枚の反射面のうちいずれか1つに選択することで、隅角全周において各々の反射面と対応する撮影位置へ照明光を導くことができる。
第1プリズム140Aは、前面と角膜との間に所定間隔を空けた状態で、所定の隅角領域からの戻り光が照明光の投光経路(撮影光軸L2)を辿るように、反射面によって戻り光を反射する。また、第2プリズム140Bは、前面で角膜を圧迫した状態で、所定の隅角領域からの戻り光が照明光の投光経路(撮影光軸L2)を辿るように、反射面によって戻り光を反射する。このとき、それぞれのプリズム140A,140Bで反射される反射光は、それぞれのプリズム140A,140Bの後面を介して、撮像素子160側へ導かれる。つまり、本実施例では、第1プリズム140Aおよび第2プリズム140Bとが交換されても、撮影光学系100における隅角領域の結像位置が、変位されなくなる。よって、被検眼Eを非圧迫で撮影する場合と、被検眼Eを圧迫した状態で撮影する場合と、の両方で、隅角画像を良好に撮影できる。各プリズム140A,140Bの形状、および、硝材の屈折率等は、上記のように投受光できるように、適宜定められていてもよい。
隅角領域からの反射光は、第1プリズム140A、又は、第2プリズム140B、および、切換部130を遡って、ビームスプリッタ120に導かれる。ビームスプリッタ120を撮像素子160側に通過した照明光は、フォーカシングレンズ151を経由して、撮像素子160によって受光される。その結果、図5に示すような隅角の反射画像が撮影される。
フォーカシングレンズ151は、隅角撮影装置100におけるフォーカス調整部の一部である。フォーカシングレンズ151を光軸に沿って移動させる駆動部152が、隅角撮影装置100には設けられている。フォーカシングレンズ151に代えて、撮像素子160を光軸方向へ移動させることでフォーカスが調整されてもよいし、他の手法でフォーカスが調整されてもよい。
<制御系>
次に、図3を参照して、制御系を説明する。眼科撮影装置1は、制御部(プロセッサ)80を備える。制御部80によって、装置全体の制御処理および各種演算処理が実行される。制御部80は、CPU、ROM、RAM等を含んでいてもよい。RAMには、例えば、撮影および測定に用いる一時データが格納される。
制御部80は、例えば、バス等を介して、アライメント機構4,5、ジョイスティック7、モニタ8、駆動部20、光源110、モーター133、駆動部152、受光素子160、記憶装置81、操作部85、等と接続される。
記憶装置81は、書き換え可能な不揮発性の記憶装置である。記憶装置81としては、ハードディスク、フラッシュメモリ、USBメモリ等の種々の記憶装置が適用可能である。また、記憶装置81には、例えば、眼科撮影装置1に撮影動作等の各種動作を実行させるためのプログラムが、少なくとも格納されていてもよい。
眼科撮影装置1によって撮影される隅角画像は、記憶装置81に保存されてもよい。また、モニタ8において表示されてもよい。
操作部85は、眼科撮影装置1における入力インターフェイスである。操作部85への操作に応じた指示が、制御部80に入力される。操作部85としては、例えば、マウス、および、タッチパネル等のポインティングデバイスであってもよいし、キーボードであってもよい。また、ジョイスティック7が、操作部85の1つとして利用されてもよい。
<動作説明>
次に、図4に示したフローチャートに基づいて、装置の動作を説明する。
初めに、第1プリズム140Aと第2プリズム140Bとのうち、いずれかが、検者によって着脱される。このとき、第1プリズム140Aを装着する場合は、検者によって、ゲルGがプリズムの前面に塗布される。所望のプリズムが装着された後に、被検者の顔が、顔支持ユニット6によって支持される。
撮影光学系100に対して、いずれのプリズムが装着されたかが、センサ170の出力信号に基づいて検出される。制御部80は、プリズムの種類に応じた撮影モードを設定する。第1プリズム140Aが装着されている場合、制御部80は、撮影モードを第1モードへ設定する。一方、第2プリズム140Bが装着されている場合、制御部80は、撮影モードを第2モードへ設定する。よって、本実施例では、装着されるプリズムに応じて、自動的に撮影モードが切換えられる。
<第1モード>
第1モードでは、眼球を圧迫しないで撮影が行われる。例えば、本実施例では、アライメントの結果、第1プリズム140Aと角膜とは、数mmの間隔を空けて配置される。なお、アライメントの具体的な手法については、本出願人による特開2018-89356号公報等を参照されたい。
適正作動距離は数mmと短いので、被検者の顔が動いてしまうことで、第1プリズム140Aへ角膜が接触しやすいことが考えられる。これに対し、第1モードでは、荷重センサ20bによって第1閾値T1以上の荷重が検出された場合に、制御部80は、撮影ユニット10が後退するように駆動部20bを制御する。これにより、第1モードでは、眼球を圧迫しない状態で隅角画像が撮影されやすい。なお、第1閾値T1は、第2モードにおける第2閾値T2よりも十分に小さな値である。
アライメント完了後、例えば、レリーズ操作が入力されると、隅角画像が撮影される。隅角領域は高低差が大きいので、制御部80は、フォーカシングレンズ151を制御して、合焦位置を変位させつつ、1枚又は複数枚の隅角画像を、1つの撮影位置に対して撮影してもよい。フォーカス状態が互いに異なる複数枚の隅角画像が撮影された場合、制御部80は、複数枚の画像を合成して、広範囲に焦点が合った画像を生成してもよい。また、複数枚の画像のうちいずれかが、撮影位置を代表する画像として取り扱われてもよい。制御部80は、切換部130を制御して撮影位置を変えつつ、撮影を繰り返すことで、隅角全周における複数位置の隅角画像を撮影してもよい。撮影された隅角画像は、メモリ81へ記憶される。各々の隅角画像は、例えば、撮影位置を示す情報と対応付けて、メモリ81へ記憶される。
<第2モード>
第2モードでは、眼球を圧迫した状態で撮影が行われる。例えば、本実施例では、アライメントの結果、第2プリズム140Bと角膜とが、軽く接触される。撮影の際に、被検者の顔が逃げないように、検者が頭部を押さえてもよいし、図示なきバンド等を用いて頭部を顔支持ユニットへ固定してもよい。第2モードでは、荷重センサ20bによって検出される、荷重の値(荷重の大きさに関する情報の一例)が、リアルタイムにモニタへ表示されるようになる。検者は、荷重の値を確認しつつ撮影を進める。眼球が強めに圧迫されているときは、被検者の頭部を押さえる力を弱める等、適宜対応する。
このとき、荷重の値が適正範囲内(詳細は後述)である場合と、適正範囲外である場合とを識別するための表示制御が行われてもよい。例えば、適正範囲内である場合と、適正範囲外である場合との間で、荷重の値を示すグラフィックの色を切換えてもよい。これにより、眼球が強めに圧迫されている場合に検者が対応しやすくなる。
本実施例では、レリーズ操作が入力されると、制御部80は、駆動部20aを駆動し、撮影ユニット10をわずかに前進させたうえで、隅角画像が撮影される。前進の結果、第2プリズム140Bによって眼球が圧迫される。
第2モードでは、荷重センサ20bによって第2閾値T2以上の荷重が検出された場合に、制御部80は、撮影ユニット10の可動部が後退するように駆動部20bを制御する。また、このとき、荷重センサ20bによって第2閾値T2未満、且つ、第3閾値T3以上の荷重が検出されるように、駆動部20bが制御されてもよい。なお、第2閾値T2および第3閾値T3は、いずれも、前述の第1閾値T1と比べて大きな値である。また、第2閾値T2および第3閾値T3は、隅角を広げるために十分な大きさの値である。このような制御によって、第2モードでは、圧迫によって被検眼へ過度な負担をかけることなく、眼球を圧迫した状態で隅角画像が良好に撮影される。
このとき、第1モードと同様に、制御部80は、フォーカシングレンズ151を制御して、合焦位置を変位させつつ、1枚又は複数枚の隅角画像を、1つの撮影位置に対して撮影してもよい。各々の隅角画像は、例えば、第1モードと同様に、撮影位置を示す情報と対応付けて、メモリ81へ記憶される。更に、第2モードで撮影される隅角画像には、撮影時に検出された荷重の値(荷重の大きさに関する情報の一例)が対応付けられてメモリ81へ記憶される(つまり、メモリへ出力される)。
撮影動作中に、荷重の値が適正範囲(例えば、第2閾値T2未満、且つ、第3閾値T3以上)から外れてしまった場合、制御部80は、その旨を報知する報知動作を実行してもよいし、再撮影を実行してもよい。報知動作は、「撮影エラー」等のテキストをモニタ8へ表示するものであってもよいし、音声ガイダンスを行うものであってもよい。
<撮影結果の表示>
第1モードおよび第2モードで撮影された隅角画像は、モニタ8上に同時に表示されてもよい。また、それぞれのモードで撮影された隅角画像が、選択的にモニタ8上に表示されてもよい。
図5は、同時表示の一例を示している。図5では、同一の撮影位置で撮影された2枚の隅角画像200,300が、隣り合わせで並べられている。2枚のうち一方の隅角画像200は、第1モードで撮影された画像であり、他方の隅角画像300は、第2モードで撮影された画像である。
一例として、撮影方法の識別表示が、それぞれの隅角画像200,300と対応付けて表示される。一例として、図5では、第1モードで撮影された隅角画像200には、「static」の文字が付され、第2モードで撮影された隅角画像300には、「dynamic」の文字が付される。
図5に示すように、第2撮影モードで撮影された隅角画像300には、撮影時の荷重の値(一例として「○○g」の文字)が、対応付けて表示出力される。これによって、適正な荷重が加えられて撮影された画像か否かを、検者が容易に把握できる。
ところで、本実施例では、第1撮影モードと第2モードとの間では、プリズムの形状および作動距離等の光学系の条件が異なっているので、各モードで撮影される隅角画像の間には、倍率の違い、および、歪み(例えば、台形歪み等)、が存在する場合が考えられる。そこで、2枚の隅角画像200,300を表示するうえで、事前に、倍率の違い、および、歪みが、制御部80によって補正されていてもよい。第1撮影モードと第2モードとの間における光学系の条件の違いによる、倍率の違い、および、歪みが補正されることで、2枚の隅角画像200,300を良好に見比べやすくなる。
また、例えば、制御部80は、2枚の隅角画像200,300を比較する画像処理を実行してもよい。隅角画像では、隅角組織を構成する複数の組織が、層状(縞状)に描画される。縞状の画像の中から、隅角底と対応する領域を検出したうえで、2枚の隅角画像の両方で隅角底が途切れている(隠れている)位置を特定してもよい。特定された位置では、器質的な閉塞(癒着があり隅角底が観察されない)が生じている可能性がある。そこで、例えば、2枚の隅角画像の一方または両方において、上記特定された位置へ、マーカが付されてもよい。これにより、検者が、器質的な閉塞が生じている位置を発見しやすくなる。
なお、本実施例では、1つの撮影位置で撮影された隅角画像が、モニタ8上に表示されるが、複数の撮影位置でそれぞれ撮影された複数の隅角画像が、モニタ8上に表示されてもよい。複数の隅角画像は、コラージュ画像として表示されてもよい。これにより、広範囲における隅角の状態をまとめて確認できる。
なお、上記した実施形態は単なる例示にすぎず、本開示を何ら限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲内で種々の改良、変形が可能である。
また、本開示は、以下のような光学素子の実施態様を開示している。すなわち、光学素子は、被検眼の角膜と接触しつつ圧迫するための第1面と、前記第1面と対向して形成された第2面と、前記第1面と前記第2面との間に形成される反射面と、を有する光学素子であって、入射した光束を受光素子へと導く受光光軸を持ち前記受光素子からの信号に基づいて被検眼の隅角領域を撮影する撮影光学系、における対物光学部として、前記光学素子は、着脱可能であり、前記撮影光学系に装着された状態で、前記反射面は、前記第1面を介して入射した前記隅角領域からの光線を、前記第2面を介して前記受光光軸に沿うように反射する。
1 眼科装置
80 制御部
100 撮影光学系
140B 第2プリズム
E 被検眼

Claims (1)

  1. 被検眼の眼球を圧迫するための圧迫手段と、
    前記被検眼の隅角領域の画像である隅角画像を撮影するための撮影光学系と、
    隅角領域が動く程度の荷重で前記圧迫手段によって前記眼球が圧迫された状態で、前記撮影光学系を制御して前記隅角画像を撮影する制御手段と、を備え
    前記撮影光学系は、二次元受光素子を有し、
    前記撮影光学系における対物光学系として、交換可能な第1先端部と第2先端部と、を有し、
    前記第1先端部は前記眼球を圧迫しないで前記隅角画像を撮影するために利用され、前記第2先端部は前記圧迫手段を兼用すると共に前記眼球を圧迫した状態で前記隅角画像を撮影するために利用され、
    前記第1先端部と前記第2先端部とのいずれが装着されても、前記第1先端部と前記第2先端部とは、前記撮影光学系における前記隅角領域の結像位置を、前記二次元受光素子の受光面上に設定する、眼科撮影装置。
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