JP7332332B2 - 熱伝達抑制シート及び組電池 - Google Patents
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Description
(1) 第1の断熱材と、第2の断熱材とを含み、
前記第1の断熱材の熱伝導率が、前記第2の断熱材の熱伝導率よりも低く、
かつ、
前記第2の断熱材の圧縮強度が、前記第1の断熱材の圧縮強度よりも高い、
熱伝達抑制シート。
(3) 前記第2の断熱材が、シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、複数の箇所に分散して配置されている、(1)に記載の熱伝達抑制シート。
(4) 前記第1の断熱材と前記第2の断熱材が、シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、ストライプ状に配置されている、(1)に記載の熱伝達抑制シート。
(5) シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、
前記第2の断熱材が格子状に形成され、
前記第1の断熱材が前記格子状の枠内に配置されている、(1)に記載の熱伝達抑制シート。
(6) シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、
前記第2の断熱材が、前記第1の断熱材の外周辺を覆う枠状に配置されている、(1)に記載の熱伝達抑制シート。
(7) シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、
前記第2の断熱材が、前記第1の断熱材の外周辺を覆う枠状、及び前記枠内を複数に分割する格子状に配置されている、(1)に記載の熱伝達抑制シート。
(9) 前記第2の断熱材が、シート厚み方向に垂直な一方の面から他方の面に貫通して配置されていない、(1)~(7)のいずれか1つに記載の熱伝達抑制シート。
(10) 前記熱伝達抑制シートが、包装材で覆われている、(1)~(9)のいずれか1つに記載の熱伝達抑制シート。
(11) シート厚み方向に垂直な一対の面のうち、前記シート厚み方向における前記第2の断熱材の投影面積が大きい側の面において、
前記シート厚み方向における前記第1の断熱材の投影面積をS1とし、前記シート厚み方向における前記第2の断熱材の投影面積をS2としたとき、
S2/(S1+S2)が50%以下である、(1)~(10)のいずれか1つに記載の熱伝達抑制シート。
(12) 前記S2/(S1+S2)が20%以下である、(11)に記載の熱伝達抑制シート。
(13) 前記S2/(S1+S2)が5%以下である、(12)に記載の熱伝達抑制シート。
(14) 複数の電池セルを直列又は並列に接続した組電池であって、
(1)~(13)のいずれか1つに記載の熱伝達抑制シートを、前記電池セル間に介在させた、組電池。
(第1実施形態)
図1Aは、本発明の第1実施形態に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図1Aに示すように、本実施形態の熱伝達抑制シート10は、高い断熱性能を有するが圧縮強度が低い第1の断熱材20と、第1の断熱材20と比較して高い圧縮強度を有するが断熱性能が低い第2の断熱材30と、を備える。すなわち、熱伝達抑制シート10は、圧縮強度及び断熱性能が互いに異なる第1及び第2の断熱材20,30を、シート面方向にそれぞれ配置して構成される。
ここで、第2の断熱材30が、第1の断熱材20における一方の面20aから他方の面20bに貫通して配置されており、電池セル40の膨張による圧縮力は、電池セル40が膨張する初期段階より第2の断熱材30で確実に受けられるため、第1の断熱材20がほとんど圧縮されることがない。よって、熱伝達抑制シート10、特に、第1の断熱材20の厚さ減少を極力抑制して、断熱機能を良好に維持することができる。
第2の断熱材30の厚さt2は、第1の断熱材20の厚さt1と同じ厚さであること(すなわち、t1=t2)が、シート厚み方向に垂直な一対の面において凹凸がないために異物堆積が起きにくい点、シートを輸送する際の積層梱包がしやすい点、マテリアル・ハンドリング又は加工ハンドリング時のミスや、シート破損が生じにくい点から好ましい。なお、ここで言うt1=t2とは、厚さt1と厚さt2が完全に同じである必要はなく、寸法誤差などにより、厚さt1と厚さt2が略同じと見なされる場合も含まれる。
図1Bは、本発明の第1実施形態の変形例に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図1Bに示すように、本変形例の熱伝達抑制シート10は、第1の断熱材20が、例えば、長さL、幅W、厚さt1のシート状に形成され、シート厚み方向(図中、上下方向)に垂直な面のうち他方の面20bから見て、その中心部に形成された深さt2の凹部21aに、厚さt2の第2の断熱材30が一体に埋め込まれ、又は固定された構成を有する。すなわち、第2の断熱材30は、第1の断熱材20をシート厚み方向に貫通して配置されていない。
この場合にあっては、電池セル40の膨張により、第1の断熱材20が第2の断熱材30の厚さt2となるまで圧縮され得るが、その後、電池セル40の膨張による圧縮力を、第2の断熱材30で確実に受けられる。よって、熱伝達抑制シート10、特に第1の断熱材20の厚さ減少を抑制して、断熱機能を良好に維持することができる。
図1Cは、本発明の第1実施形態の他の変形例に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図1Cに示すように、本変形例の熱伝達抑制シート10は、第1の断熱材20が、例えば、長さL、幅W、厚さt1のシート状に形成され、シート厚み方向(図中、上下方向)に垂直な面から見て、その中心部に形成された深さt2の凹部21aに、厚さt2の第2の断熱材30が一体に埋め込まれ、又は固定された構成を有する。本変形例にあっては、第2の断熱材30が、第1の断熱材20をシート厚み方向に貫通して配置されていない点で、上記変形例と共通であるものの、上記変形例とは異なり、一方の面20aのみならず、他方の面20bにおいても第2の断熱材30が表面に露出していない。
この場合にあっても上記変形例と同様、電池セル40の膨張により、第1の断熱材20が第2の断熱材30の厚さt2となるまで圧縮され得るが、その後、電池セル40の膨張による圧縮力を、第2の断熱材30で確実に受けられる。よって、熱伝達抑制シート10、特に第1の断熱材20の厚さ減少を抑制して、断熱機能を良好に維持することができる。
図2は、本発明の第2実施形態に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図2に示すように、本実施形態の熱伝達抑制シート10は、第1の断熱材20が、例えば、長さL、幅W、厚さt1のシート状に形成され、シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、厚さt2の複数の第2の断熱材30が、複数の箇所に分散して配置されている。また、第2の断熱材30は、第1の断熱材20におけるシート厚み方向に垂直な一方の面20aから他方の面20bに貫通して配置されている。第2の断熱材30の大きさ、形状、位置、及び個数は、任意に設定可能であるが、第1の断熱材20の中心から均一に配置されるのが好ましい。このように、複数の第2の断熱材30を分散して配置することで、電池セル40の膨張を効果的に抑制でき、第1の断熱材20の厚さ減少による断熱性能低下を抑制することができる。
その他の構成及び作用は、上記第1実施形態の熱伝達抑制シートと同様であるため、説明を省略する。なお、以下の各実施形態でも同様に説明を省略する。
図3Aは、本発明の第3実施形態に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図3Aに示すように、本実施形態の熱伝達抑制シート10は、それぞれ矩形状に形成された厚さt1の複数の第1の断熱材20及び厚さt2の第2の断熱材30が、
シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、ストライプ状に配置されて、長さL、幅W、厚さt1のシート状に形成されている。この構成によれば、圧縮強度が低い第1の断熱材20と圧縮強度が高い第2の断熱材30を、ストライプ状に交互に分散して配置させることで、電池セル40の膨張を効果的に抑制でき、第1の断熱材20の厚さ減少による断熱性能低下を抑制することができる。
図3Bは、本発明の第3実施形態の変形例に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図3Bに示すように、本変形例の熱伝達抑制シート10は、3角柱状に形成された厚さt2の複数の第2の断熱材30が、厚さt1の複数の第1の断熱材20で交互に挟持されて、ストライプ状に配置されている。第2の断熱材30の3角柱の稜線31は、図3Bに示すように、互いに逆向きであっても、また同じ向きであってもよい。なお、稜線31が尖っていると、電池セル40を損傷させるおそれがあるため、稜線31の先端部に丸みを形成するなどの配慮することが好ましい。また、第2の断熱材30の断面形状は、3角形に限定されず、任意の断面形状とすることができる。
図4は、本発明の第4実施形態に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図4に示すように、本実施形態の熱伝達抑制シート10は、シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、厚さt2の第2の断熱材30が格子状に形成され、各格子枠の中にそれぞれ厚さt1の第1の断熱材20が配置されている。この構成によれば、圧縮強度が高い第2の断熱材30を格子状に配置することで、熱伝達抑制シート10の圧縮強度を高めることができ、セル膨張を効果的に抑制できる。
図5は、本発明の第5実施形態に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図5に示すように、本実施形態の熱伝達抑制シート10は、シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、厚さt2の第2の断熱材30が枠状に形成され、略矩形シート状の第1の断熱材20の外周辺22(外周の4辺)が、第2の断熱材30によって縁取られている。この構成によれば、圧縮強度が高い第2の断熱材30が、第1の断熱材20の外周辺22を覆う枠状に配置されているため、熱伝達抑制シート10の機械的強度が向上し、熱伝達抑制シート10の取り扱い性が向上する。
図6は、本発明の第6実施形態に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図6に示すように、本実施形態の熱伝達抑制シート10は、シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、厚さt2の第2の断熱材30が、いわゆる田の字形に形成され、各枠の中にそれぞれ厚さt1の第1の断熱材20が配置されている。この構成によれば、第2の断熱材30が枠状、かつ該枠内を複数に分割する格子状に配置されるため、熱伝達抑制シート10の機械的強度がより一層向上し、熱伝達抑制シート10の中央付近だけでなく、周辺部でもセル膨張を効果的に抑えることができる。また、熱伝達抑制シート10の取り扱い性が向上する。
図7は、本発明の第7実施形態に係る熱伝達抑制シートを模式的に示す正面図及び側面図である。図7に示すように、本実施形態の熱伝達抑制シート10は、シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、ストライプ状に配置(図3Aを参照)された複数の第1の断熱材20及び第2の断熱材30が、更にフィルムや不織布などの包装材32で覆われている。この構成によれば、熱伝達抑制シート10の取り扱い性が向上し、組電池100の組立作業が容易になる。
図8は、組電池の一例を模式的に示す断面図である。図8に示すように、本実施形態に係る組電池100は、電池セル40間に、上述の熱伝達抑制シート10を介在させたものである。具体的には、図8に示すように、組電池100は、複数個の電池セル40を並設し、直列又は並列に接続して電池ケース50に収容したものであるが、各電池セル40間に、熱伝達抑制シート10が介在されている。
図9Aは、実施例1の試験で使用した熱伝達抑制シート10の正面図及び側面図である。図9Aに示すように、第1の断熱材20の一例であるアルミナファイバーブランケットを長さ80mm、幅80mm、厚さ2mmのシート状に形成し、その中央部に直径D=25.4mmの貫通孔21を設けた。そして、該貫通孔21の半円形状の領域に、第2の断熱材30の一例である厚さ2mmのマイカシートをはめ込むとともに、残りの半円形状の領域に、第1の断熱材20の一例である厚さ2mmの上記アルミナファイバーブランケットをはめ込み、実施例1で用いる試料1を作製した。すなわち、アルミナファイバーブランケットの厚さと、マイカシートの厚さは、同じであり、マイカシートは、アルミナファイバーブランケットにおける一方の面20aから他方の面20bに貫通して配置されている。
図9Bは、実施例2の試験で使用した熱伝達抑制シート10の正面図及び側面図である。図9Bに示すように、第1の断熱材20の一例であるアルミナファイバーブランケットを長さ80mm、幅80mm、厚さ2mmのシート状に形成し、その中央部に直径D=25.4mmの貫通孔21を設けた。そして、該貫通孔21に、第2の断熱材30の一例である厚さ2mmのマイカシートをはめ込み、実施例2で用いる試料2を作製した。すなわち、アルミナファイバーブランケットの厚さと、マイカシートの厚さは、同じであり、マイカシートは、アルミナファイバーブランケットを一方の面20aから他方の面20bに貫通して配置されている。
そして、上記で説明した定義に基づくと、実施例2におけるS1+S2の合計に対するS2の割合、すなわち、(S2/(S1+S2))は、約8%であった。
図9Cは、実施例3の試験で使用した熱伝達抑制シート10の正面図及び側面図である。図9Cに示すように、第1の断熱材20の一例であるアルミナファイバーブランケットを長さ80mm、幅80mm、厚さ2mmのシート状に形成し、その中央部に一辺が50mmの正方形からなる貫通孔21を設けた。そして、該貫通孔21に、第2の断熱材30の一例である厚さ2mmのマイカシートをはめ込み、実施例3で用いる試料3を作製した。すなわち、アルミナファイバーブランケットの厚さと、マイカシートの厚さは、同じであり、マイカシートは、アルミナファイバーブランケットを一方の面20aから他方の面20bに貫通して配置されている。
そして、上記で説明した定義に基づくと、実施例2におけるS1+S2の合計に対するS2の割合、すなわち、(S2/(S1+S2))は、約39%であった。
図10Aは、比較例1の試験で使用した熱伝達抑制シート10の正面図及び側面図である。図10Aに示すように、第1の断熱材20の一例であるアルミナファイバーブランケットを、長さ80mm、幅80mm、厚さ2mmのシート状に形成して、比較例1で用いる試料4を作製した。すなわち、試料4は、アルミナファイバーブランケットのみで形成されている。
そして、上記で説明した定義に基づくと、比較例1におけるS1+S2の合計に対するS2の割合、すなわち、(S2/(S1+S2))は、0%であった。
図10Bは、比較例2の試験で使用した熱伝達抑制シート10の正面図及び側面図である。図10Bに示すように、第2の断熱材30の一例であるマイカシートを、長さ80mm、幅80mm、厚さ2mmのシート状に形成して、比較例2で用いる試料5を作製した。すなわち、試料5は、マイカシートのみで形成されている。
そして、上記で説明した定義に基づくと、比較例2におけるS1+S2の合計に対するS2の割合、すなわち、(S2/(S1+S2))は、100%であった。
また、熱伝導率が低い、すなわち断熱性能が高い第1の断熱材20のみからなる比較例1で、実施例1~3よりも温度が高くなっていることが分かる。すなわち、断熱効果が小さいのは、電池セル40の膨張による圧縮力が第1の断熱材20に作用することで、第1の断熱材20の持つ、高い断熱性能を打ち消してしまうほど、第1の断熱材20の厚さが薄くなったことによると考えられる。
一方、実施例1~3では、圧縮強度の高い第2の断熱材30を、第1の断熱材20の中央部に配置したことで、第1の断熱材20の厚さの低減が抑制されて有効に断熱されていることが分かる。
以上より、本発明の技術によって熱伝達抑制シート10の高断熱性能と高圧縮強度を両立させることが可能となることが理解される。
図12Aは、実施例4の試験で使用した熱伝達抑制シート10の正面図及び側面図である。図12Aに示すように、第1の断熱材20の一例であるアルミナファイバーブランケットを長さ80mm、幅80mm、厚さ2mmのシート状に形成し、その中央部に直径D=25.4mmで、深さ1mmの凹部21aを設けた。そして、該凹部21aの半円形状の領域に、第2の断熱材30の一例である厚さ1mmのマイカシートをはめ込むとともに、残りの半円形状の領域に、第1の断熱材20の一例である厚さ1mmの上記アルミナファイバーブランケットをはめ込み、実施例4で用いる試料4を作製した。
そして、上記で説明した定義に基づくと、実施例4におけるS1+S2の合計に対するS2の割合、すなわち、(S2/(S1+S2))は、約4%であった。
図12Bは、実施例5の試験で使用した熱伝達抑制シート10の正面図及び側面図である。図12Bに示すように、第1の断熱材20の一例であるアルミナファイバーブランケットを長さ80mm、幅80mm、厚さ2mmのシート状に形成し、その中央部に直径D=25.4mmで、深さ1mmの凹部21aを設けた。そして、該凹部21aに、第2の断熱材30の一例である厚さ1mmのマイカシートをはめ込み、実施例5で用いる試料5を作製した。
そして、上記で説明した定義に基づくと、実施例5におけるS1+S2の合計に対するS2の割合、すなわち、(S2/(S1+S2))は、約8%であった。
20 第1の断熱材
20a 一方の面
20b 他方の面
21 貫通孔
22 外周辺
30 第2の断熱材
32 包装材
40 電池セル
50 電池ケース
100 組電池
S1 第1の断熱材の表面積
S2 第2の断熱材の表面積
Claims (13)
- 無機繊維系又は無機粒子系の材料からなる第1の断熱材と、マイカシートからなる第2の断熱材とを含み、
前記第1の断熱材の熱伝導率が、前記第2の断熱材の熱伝導率よりも低く、
かつ、
前記第2の断熱材の圧縮強度が、前記第1の断熱材の圧縮強度よりも高く、
前記第2の断熱材が、シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、複数の箇所に分散して配置されている、
電池セル間に配置される熱伝達抑制シート。 - 無機繊維系又は無機粒子系の材料からなる第1の断熱材と、マイカシートからなる第2の断熱材とを含み、
前記第1の断熱材の熱伝導率が、前記第2の断熱材の熱伝導率よりも低く、
かつ、
前記第2の断熱材の圧縮強度が、前記第1の断熱材の圧縮強度よりも高く、
前記第1の断熱材と前記第2の断熱材が、シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、ストライプ状に配置されている、電池セル間に配置される熱伝達抑制シート。 - 無機繊維系又は無機粒子系の材料からなる第1の断熱材と、マイカシートからなる第2の断熱材とを含み、
前記第1の断熱材の熱伝導率が、前記第2の断熱材の熱伝導率よりも低く、
かつ、
前記第2の断熱材の圧縮強度が、前記第1の断熱材の圧縮強度よりも高く、
シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、
前記第2の断熱材が格子状に形成され、
前記第1の断熱材が前記格子状の枠内に配置されている、
電池セル間に配置される熱伝達抑制シート。 - 無機繊維系又は無機粒子系の材料からなる第1の断熱材と、マイカシートからなる第2の断熱材とを含み、
前記第1の断熱材の熱伝導率が、前記第2の断熱材の熱伝導率よりも低く、
かつ、
前記第2の断熱材の圧縮強度が、前記第1の断熱材の圧縮強度よりも高く、
シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、
前記第2の断熱材が、前記第1の断熱材の外周辺を覆う枠状に配置されている、電池セル間に配置される熱伝達抑制シート。 - 無機繊維系又は無機粒子系の材料からなる第1の断熱材と、マイカシートからなる第2の断熱材とを含み、
前記第1の断熱材の熱伝導率が、前記第2の断熱材の熱伝導率よりも低く、
かつ、
前記第2の断熱材の圧縮強度が、前記第1の断熱材の圧縮強度よりも高く、
シート厚み方向に垂直な面の少なくとも一方から見て、
前記第2の断熱材が、前記第1の断熱材の外周辺を覆う枠状、及び前記枠内を複数に分割する格子状に配置されている、電池セル間に配置される熱伝達抑制シート。 - 前記第2の断熱材が、シート厚み方向に垂直な一方の面から他方の面に貫通して配置されている、請求項1~5のいずれか1項に記載の熱伝達抑制シート。
- 前記第2の断熱材が、シート厚み方向に垂直な一方の面から他方の面に貫通して配置されていない、請求項1~5のいずれか1項に記載の熱伝達抑制シート。
- 前記熱伝達抑制シートが、包装材で覆われている、請求項1~7のいずれか1項に記載の熱伝達抑制シート。
- シート厚み方向に垂直な一対の面のうち、前記シート厚み方向における前記第2の断熱材の投影面積が大きい側の面において、
前記シート厚み方向における前記第1の断熱材の投影面積をS1とし、前記シート厚み方向における前記第2の断熱材の投影面積をS2としたとき、
S2/(S1+S2)が50%以下である、請求項1~8のいずれか1項に記載の熱伝達抑制シート。 - 無機繊維系又は無機粒子系の材料からなる第1の断熱材と、マイカシートからなる第2の断熱材とを含み、
前記第1の断熱材の熱伝導率が、前記第2の断熱材の熱伝導率よりも低く、
かつ、
前記第2の断熱材の圧縮強度が、前記第1の断熱材の圧縮強度よりも高く、
シート厚み方向に垂直な一対の面のうち、前記シート厚み方向における前記第2の断熱材の投影面積が大きい側の面において、
前記シート厚み方向における前記第1の断熱材の投影面積をS1とし、前記シート厚み方向における前記第2の断熱材の投影面積をS2としたとき、
S2/(S1+S2)が50%以下である、電池セル間に配置される熱伝達抑制シート。 - 前記S2/(S1+S2)が20%以下である、請求項10に記載の熱伝達抑制シート。
- 前記S2/(S1+S2)が5%以下である、請求項11に記載の熱伝達抑制シート。
- 複数の電池セルを直列又は並列に接続した組電池であって、
請求項1~12のいずれか1項に記載の熱伝達抑制シートを、前記電池セル間に介在させた、組電池。
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