JP7332222B1 - 収容体及び給油装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】多層構造を有する収容体において、内側に位置する収容部を容易に着脱する。【解決手段】収容体1は、第1収容部11と、第2収容部12と、蓋部13とを備える。第1収容部11は、第1底面111及び第1側壁121を有し、被収容物を収容する。第2収容部12は、第2底面121及び第2側壁122を有し、第1収容部11を収容する。蓋部13は、第1収容部11及び第2収容部12を覆う。蓋部13は、第1収容部11に固定される。【選択図】図1

Description

本発明は、収容体及び給油装置に関する。
特許文献1の多重殻タンクは、タンク基礎と、タンク基礎に固定された外槽底板、外槽底板に下端部が固定された筒状の外槽側板、及び、外槽側板の上端部に設けられた外槽屋根を有する外槽と、外槽の内部において外槽底板上に内側底部保冷層を介して配置された内槽と、外槽と内槽との間に配置された中間槽とを備える。
特開2022-186098号公報
特許文献1の多重殻タンクにおいて、内槽は、アンカーストラップを介してタンク基礎に連結されているため、外槽及び中間槽から内槽のみを分離することが困難であり、内槽に収容物が収容された状態で、内槽を容易に運ぶことができない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、多層構造を有する収容体において、内側に位置する収容部を容易に着脱することが可能な収容体及び給油装置を提供することにある。
本発明に係る収容体は、第1収容部と、第2収容部と、蓋部とを備える。前記第1収容部は、第1底面及び第1側壁を有し、被収容物を収容する。前記第2収容部は、第2底面及び第2側壁を有し、前記第1収容部を収容する。前記蓋部は、前記第1収容部及び前記第2収容部を覆う。前記蓋部は、前記第1収容部に固定される。
本発明に係る収容体において、前記第1底面と前記第2底面とを接続する第1接続部材を更に備えることが好ましい。前記第1側壁は、前記第1収容部の内側に向かって凹む第1溝部を有しることが好ましい。前記第1溝部は、前記第1側壁の前記第1底面側の端から前記蓋部側の端まで延びることが好ましい。前記第1接続部材は、前記第1溝部に位置することが好ましい。
本発明に係る収容体において、前記蓋部は、前記蓋部を貫通する貫通孔と、前記貫通孔を塞ぐ栓部材とを有することが好ましい。前記貫通孔は、前記第1接続部材に対向して配置されることが好ましい。
本発明に係る収容体において、前記第2側壁は、前記第2収容部の内側に向かって凹む第2溝部を有することが好ましい。前記第2溝部は、前記第2側壁の前記第2底面側の端から前記蓋部側の端まで延びることが好ましい。
本発明に係る収容体において、前記蓋部は、前記第1収容部及び前記第2収容部を覆う本体部と、前記本体部の縁から前記第2底面側に向かって突出する突出部とを含むことが好ましい。
本発明に係る収容体において、前記第2収容部を前記第1収容部に固定する固定部材と、前記第2側壁の外側に配置される環状の第1環状部材と、前記第1収容部に取り付けられる管部材とを更に備えることが好ましい。前記第1側壁は、第1開口を有ることが好ましい。前記管部材は、前記第1開口に挿入される管状の管部と、前記管部から張り出した鍔部とを含むことが好ましい。前記鍔部は、前記第1側壁と前記第2側壁との間に位置することが好ましい。前記第2側壁は、前記第1開口に対向する第2開口を有ることが好ましい。前記第1環状部材は、前記第2開口に沿った形状であることが好ましい。前記固定部材は、第1環状部材及び前記第2側壁を貫通して前記鍔部に取り付けられることが好ましい。
本発明に係る収容体において、前記第2側壁と前記鍔部との間に配置される環状の第2環状部材と、前記第2側壁と前記第1環状部材との間に配置される環状の第3環状部材とを更に備えることが好ましい。
本発明に係る給油装置は、収容体と、前記収容体における第2収容部に取り付けられる給油機とを備える。
本発明に係る給油装置において、前記収容体における前記第2底面は、前記収容体における前記第2側壁より外側に延びた張出部を含むことが好ましい。前記給油機は、前記張出部に配置されることが好ましい。前記蓋部は、前記第2側壁の外側に延びて前記給油機及び前記張出部を覆うことが好ましい。
本発明によれば、多層構造を有する収容体において、内側に位置する収容部を容易に着脱することが可能となる。
本実施形態に係る収容体の内部構造を模式的に示す図である。 本実施形態に係る収容体を分解した構造を模式的に示す図である。 本実施形態に係る収容体の斜視図を示す。 本実施形態に係る収容体の上面図を示す。 第1収容部の溝部の内側の構造を模式的に示す図である。 収容体における側壁に対して平行な方向の断面図である。 本実施形態に係る給油装置の内部構造を模式的に示す図である。 給油口の構造を示す断面図である。 本実施形態に係る収容体の注入口の構造を示す断面図である。
以下、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。なお、図中、同一又は相当部分については同一の参照符号を付して説明を繰り返さない。
図1及び図2を参照して、本実施形態に係る収容体1について説明する。図1は、本実施形態に係る収容体1の内部構造を模式的に示す図である。図2は、本実施形態に係る収容体1を分解した構造を模式的に示す図である。
一例として、収容体1は、石油等の燃料を貯蔵する燃料タンクとして用いられる。石油等の燃料は、非収容物の一例である。典型的には、収容体1の容量は、1000リットル程度であるが、容量は特に限定されない。
図1及び図2に示すように、収容体1は、第1収容部11と、第2収容部12と、蓋部13とを備える。第1収容部11は、一例として、略直方体状であり、底面111と、底面111と交差する4つの側壁112A、112B、112C、112Dとを有する。第1収容部11において、底面111と対向する面は開口である。第2収容部12は、一例として、略直方体状であり、底面121と、底面121と交差する4つの側壁122A、122B、122C、122Dとを有する。第2収容部12は、第1収容部11を収容する。言い換えると、第1収容部11は、第2収容部12の内側に位置する。つまり、収容体1は、多層構造を有する。第2収容部12において、底面121と対向する面は開口である。典型的には、第1収容部11、第2収容部12及び蓋部13は、鉄鋼板(例えばSS400)、ステンレス鋼又はFRP樹脂で構成される。以下、側壁112A、112B、112C、112Dの各々を側壁112と記載し、側壁122A、122B、122C、122Dの各々を側壁122と記載する場合がある。また、収容体1において、底面側を下方、蓋部13(開口)側を上方と記載する場合がある。なお、第1収容部11及び第2収容部12は、略直方体状に限らず、例えば、円筒形状であってもよい。
蓋部13は、本体部130を含む。典型的には、本体部130は、平板状である。本体部130は、第1収容部11及び第2収容部12を覆う。具体的には、本体部130は、第1収容部11における底面111と対向する面と、第2収容部12における底面121と対向する面とを覆う。蓋部13は、第1収容部11の側壁112に固定される。したがって、蓋部13を第1収容部11に取り付けた状態で、第1収容部11と第2収容部12とを分離することができる。蓋部13の固定方法については後述する(図6)。なお、本体部130は、湾曲していたり、屈曲する構造を有していてもよい。
次に、図3及び図4を参照して、収容体1の詳細を説明する。図3は、収容体1の斜視図を示す。図4は、収容体1の上面図を示す。図4では、第2収容部12の内側の構造を破線で示す。
[第1収容部]
図3及び図4に示すように、第1収容部11の側壁112は、溝部S1を有する。具体的には、側壁112Aは、溝部S1Aを有する。側壁112Bは、溝部S1Bを有する。側壁112Cは、溝部S1Cを有する。溝部S1について、溝部S1Aを例に説明する。
溝部S1Aは、側壁112における底面111側の端部(下端)から側壁112における蓋部13側の端部(上端)まで延び、第1収容部11の内側に向かって凹む。具体的には、溝部S1Aは、第1壁部S1aと、第2壁部S1bと、底部S1cとによって形成される。第1壁部S1a、第2壁部S1b及び底部S1cは、底面111から蓋部13まで延びる略平板形状である。第1壁部S1a及び第2壁部S1bは、側壁112Aから第1収容部11の内側に向かって延びる。また、第1壁部S1a及び第2壁部S1bは、側壁112Aに対して平行な方向に互いに所定の距離を離して配置される。底部S1cは、第1壁部S1aにおける側壁112Aと反対側の端部と、第2壁部S1bにおける側壁112Aと反対側の端部とを連結する。なお、図3の例では、側壁112Aには、1つの溝部S1Aが設けられているが、これに限らず、側壁112Aには、複数の溝部S1Aが設けられてもよい。また、溝部S1Aの形状は、例えば、円筒形状であってもよい。
本実施形態において、第1収容部11及び第2収容部12は、溝部S1において連結される。次に、図4及び図5を参照して、第1収容部11及び第2収容部12の連結について説明する。図5は、溝部S1Aの内側の構造を模式的に示す図である。
図5に示すように、第1収容部11の底面111と、第2収容部12の底面121とは、ボルトBLT1及びナットNUT1によって接続される。ボルトBLT1及びナットNUT1は、第1接続部材の一例である。ボルトBLT1は、底面121において、溝部S1Aに対応する位置に配置され、底面121から蓋部13側に向かって突出する。例えば、ボルトBLT1は、溶接により底面121に固定される。
第1収容部11の底面111は、溝部S1Aに対応する位置に貫通孔H1を有する。つまり、貫通孔H1は、ボルトBLT1に対向する位置にある。したがって、第1収容部11が第2収容部12に収容されると、ボルトBLT1が貫通孔H1に挿入される。
一方、蓋部13の本体部130は、貫通孔H2を有する。貫通孔H2は、蓋部13において溝部S1に対応する位置に配置される。具体的には、蓋部13において溝部S1Aに対応する位置には、貫通孔H2Aが配置される。蓋部13において溝部S1Bに対応する位置には、貫通孔H2Bが配置される。蓋部13において溝部S1Cに対応する位置には、貫通孔H2Cが配置される。言い換えると、貫通孔H2Aは、溝部S1Aに配置されたボルトBLT1の上方に、ボルトBLT1と対向して位置する。貫通孔H2Bは、溝部S1Bに配置されたボルトBLT1の上方に、ボルトBLT1と対向して位置する。貫通孔H2Cは、溝部S1Cに配置されたボルトBLT1の上方に、ボルトBLT1と対向して位置する。
本実施形態において、例えば、専用治具にナットNUT1を取り付けて溝部S1Aに挿入し、ボルトBLT1に対して回転させることで、ボルトBLT1にナットNUT1を締めることができる。その結果、ボルトBLT1及びナットNUT1によって第1収容部11の底面111と第2収容部12の底面121とが固定される。
また、蓋部13は、貫通孔H2を塞ぐ沈みプラグ131を有する。沈みプラグ131は、栓部材の一例である。具体的には、貫通孔H2Aには、沈みプラグ131Aが配置される。貫通孔H2Bには、沈みプラグ131Bが配置される。貫通孔H2Cには、沈みプラグ131Cが配置される。例えば、第1収容部11の底面111と第2収容部12の底面121とを固定した後、沈みプラグ131を貫通孔H2に挿入することで、貫通孔H2は塞がれる。
蓋部13に貫通孔H2を設けることにより、蓋部13が第1収容部11に固定された後においても、第1収容部11と第2収容部12とを連結することが可能になり、収容体1において第2収容部12のみの交換がしやすくなる。また、沈みプラグ131によって貫通孔H2を塞ぐことで、第1収容部11と第2収容部12との間に雨等が侵入することを防ぐことができる。
[第2収容部]
第2収容部12の側壁122は、溝部S2を有する。具体的には、側壁122Aは、溝部S2Aを有する。側壁122Bは、溝部S2Bを有する。側壁122Cは、溝部S2Cを有する。溝部S2について、溝部S2Aを例に説明する。
溝部S2Aは、側壁122における底面121側の端部(下端)から側壁122における蓋部13側の端部(上端)まで延び、第2収容部12の内側に向かって凹む。具体的には、溝部S2Aは、第1壁部S2aと、第2壁部S2bと、底部S2cとによって形成される。第1壁部S2a、第2壁部S2b及び底部S2cは、底面121から蓋部13まで延びる略平板形状である。第1壁部S2a及び第2壁部S2bは、側壁122Aから第2収容部12の内側に向かって延びる。また、第1壁部S2a及び第2壁部S2bは、側壁122Aに対して平行な方向に互いに所定の距離を離して配置される。底部S2cは、第1壁部S2aにおける側壁122Aと反対側の端部と、第2壁部S2bにおける側壁122Aと反対側の端部とを連結する。なお、図3の例では、側壁122Aには、1つの溝部S2Aが設けられているが、これに限らず、側壁122Aには、複数の溝部S2Aが設けられてもよい。また、溝部S2Aの形状は、例えば、円筒形状であってもよい。
また、図3の溝部S1A及び溝部S2Aと溝部S1C及び溝部S2Cに示すように、溝部S1と溝部S2とは、側壁112及び側壁122の延びる方向において異なる位置にあってもよいし、図3の溝部S1B及び溝部S2Bに示すように、溝部S1と溝部S2とは、側壁112及び側壁122の延びる方向において同じ位置にあってもよい。
[蓋部]
次に、図4及び図6を参照して、蓋部13の固定方法について説明する。図6は、収容体1における側壁112及び側壁122に対して平行な方向の断面図である。図6は、図4の溝部S2A及び溝部S2Cを通る断面を示す。
図6に示すように、側壁112は、庇部112Rを含む。図6の例では、庇部112Rは、側壁112A及び側壁112Cにおける上方側の端部に設けられる。庇部112Rは、側壁112A及び側壁112Cから第1収容部11の外側に向かって突出し、側壁122の上方を覆う。例えば、庇部112Rの突出する長さは、側壁122の厚さより長い。一例として、庇部112Rの突出する長さは、側壁112の外側の面から底面121の縁までの長さと同じである。
図4及び図6に示すように、庇部112Rと蓋部13とは、ボルトBLT2によって接続される。例えば、蓋部13は、ネジ孔(ボルト孔)H3を有する。ネジ孔H3は、蓋部13において溝部S2に対応する位置に配置される。また、庇部112Rは、溝部S2に対応する位置にネジ孔(ボルト孔)H4を有する。つまり、ネジ孔H3は、ネジ孔H4と同じ位置にある。ネジ孔H3及びネジ孔H4にボルトBLT2が挿入されることで、庇部112Rと蓋部13とが固定される。このとき、図示しないナットがボルトBLT2とともに用いられてもよい。
また、蓋部13は、蓋部13の縁から下方に向かって突出する突出部130Rを含む。突出部130Rは、庇部112Rの外周より外側に位置する。これにより、庇部112Rと蓋部13との隙間が突出部130Rによって覆われるため、雨等が庇部112Rと蓋部13との間の隙間を通って第1収容部11の中に侵入しにくくなる。更に、庇部112Rと側壁112との間の隙間を突出部130Rによって覆うと、第2収容部12の中にも雨等が侵入しにくくなる。
[給油装置]
次に、図7を参照して、本実施形態に係る給油装置100について説明する。図7は、本実施形態に係る給油装置100の内部構造を模式的に示す図である。
図7に示すように、給油装置100は、収容体1と、給油機10とを備える。給油機10は、収容体1に収容された燃料を他の容器に供給する装置である。収容体1は、給油口20を更に備える。給油口20は、いずれかの側壁112及び側壁122を貫通して配置される。一例として、給油口20は、図4に示す側壁112D及び側壁122Dに配置される。給油機10は、給油口20を介して収容体1の第2収容部12に取り付けられ、給油機10の駆動に応じて収容体1に収容された燃料が通過する。
次に、図8を参照して、給油口20の詳細について説明する。図8は、給油口20の構造を示す断面図である。
図8に示すように、給油口20は、ノズルフランジ21と、フランジ22と、封止部材31、32と、スタッドボルトBLT3と、ナットNUT2とを含む。フランジ22は、収容体1と給油機10との接続部材としても機能する。
本実施形態において、側壁112は、側壁112を貫通する開口M1を有する。ノズルフランジ21は、開口M1に取り付けられて配置される。具体的には、ノズルフランジ21は、管状の管部21Aと、フランジ部21Bとを含む。管部21Aは、側壁112の外側から開口M1に挿入され、側壁112の内側、つまり第1収容部11側に位置する。フランジ部21Bは、管部21Aの表面から周囲に向かって張り出している。言い換えると、フランジ部21Bは、開口M1の周囲を囲う環形状を有する。フランジ部21Bは、開口M1の周囲の側壁112の外側、つまり側壁122側に溶接等によって取り付けられる。フランジ部21Bは、鍔部の一例である。
一方、側壁122には、側壁122を貫通する開口M2を有する。開口M2は、開口M1に対応する位置に設けられる。言い換えると、開口M2は、開口M1に対向している。第1収容部11が第2収容部12に収容されると、開口M2は、ノズルフランジ21を介して開口M1に繋がる。つまり、フランジ部21Bは、側壁112と側壁122との間に位置する。
また、フランジ部21Bと側壁122との間には、パッキン又はガスケット等の封止部材31が配置される。封止部材31は、フランジ部21Bに沿った環形状を有する第2環状部材の一例である。封止部材31の配置により、フランジ部21Bと側壁122との間に燃料が漏れることを防ぐことができる。封止部材31は、ニトリルゴム(NBR)又はテフロン(登録商標)で構成され、耐油性を有することが望ましい。
フランジ部21Bの側壁122側を向く面には、スタッドボルトBLT3を締め付けるためのネジ孔が設けられている。また、側壁122、封止部材31及びフランジ22は、ネジ孔に対応する貫通孔が設けられている。例えば、フランジ22は、開口M2に沿った環形状を有する。本実施形態において、フランジ22は、側壁122の外側に配置される。
スタッドボルトBLT3は、フランジ22の外側からフランジ22及び側壁122を貫通してフランジ部21Bのネジ孔に挿入される。この状態において、スタッドボルトBLT3にナットNUT2を締めると、側壁122及びフランジ22は、ノズルフランジ21に共締めされて固定される。なお、このとき、フランジ22に沿った形状を有する封止部材32が側壁122とフランジ22との間に配置される。本実施形態において、フランジ22は、第1環状部材の一例である。スタッドボルトBLT3及びナットNUT2は、固定部材の一例である。封止部材32は、封止部材31と同様のフランジ22に沿った環形状を有するパッキン、ガスケット等であり、第3環状部材の一例である。なお、固定部材は、スタッドボルトBLT3及びナットNUT2に限らず、一般的な有頭ボルトでもよい。
このように、ノズルフランジ21及びフランジ22によって封止部材31、32を介して側壁122を挟んで固定することで、封止部材31、32が圧迫されるため、ノズルフランジ21と側壁122との間及び側壁122とフランジ22の間に燃料がより漏れにくくなる。また、締め付けられたスタッドボルトBLT3又はナットNUT2をとり外すと、第1収容部11と第2収容部12とが分離するため、第2収容部12からの第1収容部11の着脱が容易になる。
なお、第1収容部11の外側及び第2収容部12の内側の少なくとも一方に耐油性の樹脂が塗布されてもよい。これにより、第1収容部11及び第2収容部12が油によって腐食することを抑えられる。
[注入口]
次に、図4及び図9を参照して、本実施形態に係る収容体1の注入口13Cについて説明する。図9は、本実施形態に係る収容体1の注入口13Cの構造を示す断面図である。図9は、注入口13Cの中心を通り、側壁112及び側壁122に対して平行な方向の断面を示す。
図4及び図9に示すように、蓋部13は、注入口13Cを有する。本実施形態において、燃料は、注入口13Cを介して収容体1の外部から内部へ注入される。
注入口13Cは、外蓋132と、内蓋133と、オイルキャップ134とを含む。内蓋133は、平板上の平板部135と、平板部に対して1方向に凹んだ凹部136とを含む。凹部136は、平板部135の中央に配置される。蓋部13には、凹部136の形状に応じた貫通孔が設けられている。凹部136を貫通孔に挿入すると、平板部135が蓋部13によって支持され、内蓋133が蓋部13に装着される。なお、内蓋133が蓋部13に装着された状態で、内蓋133と蓋部13とがネジ止めされる構成でもよい。
例えば、凹部136の中央には、内蓋133を貫通する貫通孔が設けられる。凹部136の貫通孔にはオイルキャップ134が配置される。オイルキャップ134は、貫通孔を塞ぐ栓(図9)でもよいし、貫通孔を覆うキャップでもよい。
外蓋132は、内蓋133を覆うように配置され、内蓋133及びオイルキャップ134を保護する。
内蓋133に凹部136が設けられていることで、内蓋133の貫通孔から燃料を注入する際に、燃料が貫通孔の周囲にこぼれたとしても、凹部136がこぼれた燃料を受け止めることができる。したがって、こぼれた燃料が収容体1の外部に流出することを防ぐことができる。
本実施形態において、図7に示すように、給油装置100における収容体1の底面121は、側壁122より外側に延びた張出部121Aを含む。張出部121Aには、給油機10が配置される。また、蓋部13(本体部130)は、側壁122より外側に延びて張出部121Aと張出部121Aに配置された給油機10とを覆う。したがって、給油装置100を構成する部品点数を減らすことができ、製造コストを削減できる。
また、図7に示すように、収容体1の下方の底面121と地面との間に、複数のスタッドSTDを配置すると、複数のスタッドSTDの間にフォークリフトのフォークを挿入するための空間を確保でき、給油装置100のフォークリフトによる運搬が容易に可能になる。例えば、スタッドSTDは、底面121の四隅に配置される。
以上のように、第1収容部11が第2収容部12に収容され、更に、蓋部13が第1収容部11を覆うため、収容体1が屋外に設置された場合においても、第1収容部11が雨風に晒される状況を防ぐことができる。また、蓋部13が第1収容部11とともに第2収容部12を覆うため、第2収容部12への雨等の侵入を防ぐことができ、第2収容部12に溜まった雨水を排出する機能が不要になる。また、仮に、第1収容部11から燃料が漏れた場合、第2収容部12が漏れた燃料を受け止めるため、燃料が収容体1の外部に流出することを防ぐことができる。更に、この場合、第1収容部11を交換するだけで収容体1の補修が可能になる。
また、第1収容部11が溝部S1を有し、第2収容部12が溝部S2を有していることで、側壁112及び側壁122の強度が向上するとともに、収容体1を組み立てる際に第1収容部11と第2収容部12との相対的な位置関係を把握しやすくなる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について説明した。ただし、本発明は、上記の実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の態様において実施できる。また、上記の実施形態に開示される複数の構成要素は適宜改変可能である。例えば、ある実施形態に示される全構成要素のうちのある構成要素を別の実施形態の構成要素に追加してもよく、又は、ある実施形態に示される全構成要素のうちのいくつかの構成要素を実施形態から削除してもよい。
また、図面は、発明の理解を容易にするために、それぞれの構成要素を主体に模式的に示しており、図示された各構成要素の厚さ、長さ、個数、間隔等は、図面作成の都合上から実際とは異なる場合もある。また、上記の実施形態で示す各構成要素の構成は一例であって、特に限定されるものではなく、本発明の効果から実質的に逸脱しない範囲で種々の変更が可能であることは言うまでもない。
本発明は、収容体の分野に利用可能である。
1 :収容体
10 :給油機
11 :第1収容部
12 :第2収容部
13 :蓋部
21 :ノズルフランジ
21A :管部
21B :フランジ部
22 :フランジ
31、32 :封止部材
100 :給油装置
111 :底面
112、112A~112D :側壁
121 :底面
121A :張出部
122、122A~122D :側壁
130 :本体部
130R :突出部
131、131A~131D :沈みプラグ
BLT1 :ボルト
BLT3 :スタッドボルト
M1、M2 :開口
NUT1 :ナット
NUT2 :ナット
S1、S1A~S1C :溝部
S2、S2A~S2C :溝部

Claims (8)

  1. 第1底面及び第1側壁を有し、被収容物を収容する第1収容部と、
    第2底面及び第2側壁を有し、前記第1収容部を収容する第2収容部と、
    前記第1収容部及び前記第2収容部を覆う蓋部と
    前記第1底面と前記第2底面とを接続する第1接続部材と
    を備え、
    前記蓋部は、前記第1収容部に固定され
    前記第1側壁は、前記第1収容部の内側に向かって凹む第1溝部を有し、
    前記第1溝部は、前記第1側壁の前記第1底面側の端から前記蓋部側の端まで延び、
    前記第1接続部材は、前記第1溝部に位置する、収容体。
  2. 前記蓋部は、
    前記蓋部を貫通する貫通孔と、
    前記貫通孔を塞ぐ栓部材と
    を有し、
    前記貫通孔は、前記第1接続部材に対向して配置される、請求項に記載の収容体。
  3. 前記第2側壁は、前記第2収容部の内側に向かって凹む第2溝部を有し、
    前記第2溝部は、前記第2側壁の前記第2底面側の端から前記蓋部側の端まで延びる、請求項1に記載の収容体。
  4. 前記蓋部は、
    前記第1収容部及び前記第2収容部を覆う本体部と、
    前記本体部の縁から前記第2底面側に向かって突出する突出部と
    を含む、請求項1に記載の収容体。
  5. 第1底面及び第1側壁を有し、被収容物を収容する第1収容部と、
    第2底面及び第2側壁を有し、前記第1収容部を収容する第2収容部と、
    前記第1収容部及び前記第2収容部を覆う蓋部と、
    前記第2収容部を前記第1収容部に固定する固定部材と、
    前記第2側壁の外側に配置される環状の第1環状部材と、
    前記第1収容部に取り付けられる管部材と
    を備え、
    前記蓋部は、前記第1収容部に固定され、
    前記第1側壁は、第1開口を有し、
    前記管部材は、前記第1開口に挿入される管状の管部と、
    前記管部から張り出した鍔部と
    を含み、
    前記鍔部は、前記第1側壁と前記第2側壁との間に位置し、
    前記第2側壁は、前記第1開口に対向する第2開口を有し、
    前記第1環状部材は、前記第2開口に沿った形状であり、
    前記固定部材は、前記第1環状部材及び前記第2側壁を貫通して前記鍔部に取り付けられる、収容体。
  6. 前記第2側壁と前記鍔部との間に配置される環状の第2環状部材と、
    前記第2側壁と前記第1環状部材との間に配置される環状の第3環状部材と
    を更に備える、請求項に記載の収容体。
  7. 請求項又は請求項に記載の収容体と、
    前記第2収容部に取り付けられる給油機と
    を備える、給油装置。
  8. 前記第2底面は、前記第2側壁より外側に延びた張出部を含み、
    前記給油機は、前記張出部に配置され、
    前記蓋部は、前記第2側壁の外側に延びて前記給油機及び前記張出部を覆う、請求項に記載の給油装置。

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