JP7328878B2 - 輸液ポンプ - Google Patents

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Description

本開示は輸液ポンプに関する。
従来から、輸液チューブに対して蠕動運動を与えて薬液等の液体を送液する輸液ポンプが知られている。このような輸液ポンプの一例として、個別に運動する複数のフィンガを備える構成が知られている。特許文献1には、この種の輸液ポンプが記載されている。特許文献1に記載の輸液ポンプは、複数のフィンガとの間で輸液チューブを圧閉する受け部を備える。特許文献1の受け部は、輸液チューブの硬度より高い硬度の弾性材料からなる第1弾性体と、輸液チューブの硬度より低い硬度の弾性材料からなる第2弾性体と、受け板と、から構成されている。
特開平9-262283号公報
特許文献1に記載の輸液ポンプは、上述した受け部を備えるため、輸液チューブに過大な圧閉力が作用することを抑制できる。しかしながら、特許文献1に記載の輸液ポンプでは、圧閉時の輸液チューブの位置安定性の観点で、依然として改善の余地がある。
本開示は、輸液チューブへの過大な圧閉力を抑制できると共に圧閉時の輸液チューブの位置安定性を向上可能な受け部を備える、輸液ポンプを提供することを目的とする。
本開示の第1の態様としての輸液ポンプは、輸液チューブを押圧して前記輸液チューブ内の液体を送液可能な輸液ポンプであって、前記輸液チューブを受ける受け部と、前記受け部と対向して配置され、前記受け部との間のチューブ押圧空間に設置される前記輸液チューブを前記受け部に向かって押圧可能な押圧部と、を備え、前記受け部は、前記チューブ押圧空間に設置される前記輸液チューブの中心軸方向に沿って延在するスリットが形成されているチューブプレートを備え、前記チューブプレートの前記スリットの周囲に位置する部分は、前記輸液チューブを介して前記押圧部から押圧力を受けることにより、前記押圧部から離れる後退方向に曲げ変形する。
本開示の1つの実施形態として、前記チューブプレートは、互いの側端面の間に前記スリットを形成するように配置されている複数のプレート片により構成されている。
本開示の1つの実施形態として、前記スリットを第1スリットとした場合に、前記チューブプレートには、前記中心軸方向と直交する方向に延在し、前記第1スリットと交差するように延在する第2スリットが形成されている。
本開示の1つの実施形態として、前記第2スリットは、前記中心軸方向に沿って所定の間隔を隔てて複数形成されている。
本開示の1つの実施形態として、前記押圧部は、前記中心軸方向に沿って配置され、前記輸液チューブと接触して蠕動運動を付与する複数の接触体を備え、前記中心軸方向において、前記複数の接触体のうち隣り合う2つの接触体の間の位置に、前記第2スリットが位置する。
本開示の1つの実施形態として、前記受け部は、前記押圧部から前記チューブプレートに付加される押圧力が所定値以上になった場合に、前記チューブプレートの前記スリットの周囲に位置する部分の前記後退方向への曲げ変形を許容する変形規制部を備える。
本開示によれば、輸液チューブへの過大な圧閉力を抑制できると共に圧閉時の輸液チューブの位置安定性を向上可能な受け部を備える、輸液ポンプを提供することができる。
一実施形態としての輸液ポンプの外観構成の一例を示す図であり、本体部に対してドア部が閉じられた状態での輸液ポンプの正面図である。 本体部に対してドア部が開けられている状態での、図1に示す輸液ポンプの正面図である。 図1に示す輸液ポンプの押圧部の概略を示す断面図である。 図1に示す輸液ポンプの受け部のチューブプレートを厚み方向で見た平面図である。 図4のチューブプレートのI-I線に沿う断面と共に、同位置でのフィンガ及び輸液チューブの断面を併せて示す断面図である。 図4と同一での断面図であり、フィンガが図5に示す位置から移動し、フィンガにより輸液チューブが押圧されている状態を示す断面図である。 図4に示すチューブプレートの変形例としてのチューブプレートを厚み方向で見た平面図である。 図7のII-II線に沿う断面図である。 図1に示す輸液ポンプの受け部の変形例としての受け部を示す図である。
以下、本開示に係る輸液チューブの実施形態について、図面を参照して例示説明する。各図において共通する部材・部位には同一の符号を付している。
図1は、本開示の一実施形態に係る輸液ポンプ100の外観構成の一例を示す図である。図1は、本体部200(図2参照)に対してドア部110が閉じられた状態での輸液ポンプ100の正面図である。また、図1に示す輸液ポンプ100は、輸液チューブ160が設置されている状態を示している。図2は、本体部200に対してドア部110が開けられている状態での輸液ポンプ100の正面図である。したがって、図2では、本体部200の正面とドア部110の背面とが露出している。また、図2に示す輸液ポンプ100は、輸液チューブ160が設置されていない状態を示している。
以下、説明の便宜上、本体部200に対してドア部110が閉じられている状態(図1参照)を単に「閉状態」と記載する。また、説明の便宜上、本体部200に対してドア部110が閉じられていない状態(例えば図2に示す状態)を単に「開状態」と記載する。
図1に示すように、輸液ポンプ100には、輸液チューブ160が設置される。輸液ポンプ100は、設置される輸液チューブ160を押圧して輸液チューブ160内の液体を送液可能である。詳細は後述するが、本実施形態の輸液ポンプ100では、ドア部110が開状態で、かつ、輸液チューブ160が本体部200の所定の位置に配置されている状態から、ドア部110が閉状態にされることで、輸液チューブ160が輸液ポンプ100に設置される。換言すれば、図1に示すドア部110が閉状態の輸液ポンプ100は、輸液チューブ160が設置される線状の中空部101(図3参照)を区画しており、輸液チューブ160は、この中空部101内に配置されている。輸液チューブ160のうち輸液ポンプ100に設置される部分に対して、輸液チューブ160の流路上流側(送液方向Aの逆方向)には、所定の薬液等の液体が収容された輸液バッグ161が接続されている。また、輸液チューブ160のうち輸液ポンプ100に設置される部分に対して、輸液チューブ160の流路下流側(送液方向A)には、クランプ部材162及び留置カテーテル163が接続されている。留置カテーテル163は、患者の静脈等に穿刺された状態で留置される。輸液ポンプ100を用いることにより、輸液チューブ160内の液体の単位時間当たりの流量(送液速度)等が制御される。したがって、輸液バッグ161内の液体の患者への単位時間当たりの投与量等を、輸液ポンプ100により制御することができる。
まず、本実施形態の輸液ポンプ100の概要について説明する。
図1、図2に示すように、輸液ポンプ100は、本体部200と、本体部200に対して開閉可能に取り付けられているドア部110と、を備える。
図1に示すように、ドア部110の正面には、各種情報が表示される表示部120と、操作スイッチ類が配列された操作部130と、ドアロックレバー140と、が配されている。また、ドア部110の上面には動作インジケータ150が配されている。
表示部120には、送液速度の設定値と実績値とが切り替えて表示される流量表示部121と、予定流量と積算流量とが切り替えて表示される予定量積算量表示部122と、各種アラーム情報が表示されるアラーム表示部123と、輸液チューブ160の閉塞圧力の設定レベルが「L」、「M」、「H」で表示される閉塞圧設定表示部124とが配されている。
アラーム表示部123には、更に、後述する気泡検出センサ部1(図2参照)が、輸液チューブ160内の気泡を検出した場合に点灯する気泡検出表示部125と、輸液ポンプ100の内蔵バッテリの電圧が低下した場合に点灯するバッテリ電圧低下表示部126と、が配されている。更に、アラーム表示部123には、輸液チューブ160の閉塞圧力が設定レベルに到達した場合に点灯する閉塞異常表示部127と、ドア部110が開状態になった場合に点灯するドア開状態表示部128と、輸液が完了した場合に点灯する完了表示部129とが配されている。
操作部130には、送液速度や予定流量を設定するためのアップダウンスイッチ131と、押圧されている間、設定された送液速度(mL/h)よりも高い送液速度での送液が可能となる早送りスイッチ132と、押圧されることで輸液が開始される開始スイッチ134と、押圧されることで輸液が強制停止される停止スイッチ133と、本体部200の電源のON/OFFを指示するための電源スイッチ135と、が配されている。
電源スイッチ135には、隣接して、商用電源または直流電源を使用する場合に点灯する電源ランプ136と、内蔵バッテリを充電中に点灯するとともに、内蔵バッテリの残量を表示するバッテリランプ137と、が配されている。
また、本体部の上面に配された動作インジケータ150には、輸液ポンプ100の送液状態を報知する機能が備えられており、送液中は所定の色(例えば緑色)に回転点灯する一方、異常により送液が停止した場合には、送液中とは異なる所定の色(例えば赤色)に点灯または点滅する。
次に、輸液ポンプ100の本体部200と、ドア部110の背面側の構成と、について説明する。図1に示す輸液チューブ160は、このドア部110と本体部200との間に区画される線状の中空部101(図3参照)に設置されている。輸液チューブ160は、中空部101内で位置が固定されている。
図2に示すように、本体部200は、気泡検出センサ部1と、押圧部2と、閉塞センサ部3と、チューブクランプ保持部4と、解除レバー部5と、チューブ規定部6と、を備える。
気泡検出センサ部1は、ドア部110が閉状態において、輸液チューブ160(図1参照)内の気泡の有無を検出する。本実施形態の気泡検出センサ部1は、超音波信号等の所定の信号により、輸液チューブ160(図1参照)内の気泡の有無を検出する。
図3は、本実施形態の押圧部2の概略を示す断面図である。図3に示すように、本実施形態の押圧部2は、複数のフィンガ15a~15hと、これらフィンガ15a~15hを駆動する駆動部9と、を備える。駆動部9は、所望の回転トルクを発生するモータ10と、このモータ10により伝達機構11を介して回転駆動されるカム軸12と、このカム軸12を軸支する軸受13と、カム軸12にそれぞれ個別の偏心角度で固定されている複数の偏心駆動カム14a~14hと、を備える。複数のフィンガ15a~15hは、これら複数の偏心駆動カム14a~14hそれぞれにより押圧され、後述する受け部204との対向方向で往復移動することができる。
複数のフィンガ15a~15hは、輸液チューブ160の流路上流側から流路下流側に向かって(送液方向Aに向かって)配列されている。複数のフィンガ15a~15hは、上述した駆動部9により駆動されることで、輸液チューブ160を順次押圧し、圧閉する。これにより、輸液チューブ160は蠕動運動することができる。以下、複数のフィンガ15a~15hそれぞれを特に区別することなく記載する場合は、単に「フィンガ15」と記載する。本実施形態の押圧部2は、8つのフィンガ15a~15hを備えるが、フィンガの数は本実施形態の8つに限られず、8つ未満であっても、9つ以上であってもよい。また、本実施形態の押圧部2では、フィンガ15により、輸液チューブ160と接触する接触体が構成されているが、例えば、所定の回転中心軸の周りを公転すると共に自転可能なローラを用いて輸液チューブ160をしごく、所謂「ローラポンプ」で使用される接触体の構成であってもよい。
閉塞センサ部3は、永久磁石と、この永久磁石の移動量をアナログ的に検出するためのピックアップと、から構成されている。閉塞センサ部3では、輸液チューブ160(図1参照)の閉塞状態に伴う内圧変化に応じて移動した永久磁石の移動量を検出することで、輸液チューブ160(図1参照)の閉塞状態を検出する。
チューブクランプ保持部4は、輸液チューブ160(図1参照)に取り付けられたクランプを保持するとともに、ドア部110が開状態となった場合に、クランプに対して、輸液チューブ160(図1参照)を一時的に圧閉するための押圧力を付加する。
解除レバー部5は、医療従事者等の操作者が操作することで、チューブクランプ保持部4によるクランプに対する押圧力の付加が解除(つまり、クランプによる輸液チューブ160(図1参照)の圧閉が解除)される。
チューブ規定部6は、輸液チューブ160(図1参照)が本体部200に装着される際に、輸液チューブ160(図1参照)の中心軸方向と直交する方向の位置を規定する。
図1、図2に示すように、本体部200は、輸液ポンプ100を持ち運ぶ際にユーザが把持するためのハンドル7を更に備えてもよい。
図2に示すように、ドア部110はドアハウジング110aを備える。このドアハウジング110aは、ヒンジ部202を介して本体部200の本体ハウジング200aに対して回動可能に取り付けられている。このようにして、本実施形態のドア部110は、本体部200に対して開閉自在に構成されている。
ドア部110の背面側には、エラストマーにより形成され、ドア部110の閉状態において、本体部200の内部に薬液が浸入するのを防止するドアシールゴム203が配されている。
また、ドア部110の背面側には、位置保持部108が配されている。位置保持部108は、ドア部110が本体部200に対して閉じられる際に、輸液チューブ160(図1参照)に当接し、中空部101(図3参照)内での輸液チューブ160の位置を位置決めする。
また、ドア部110の背面側には、受け部204が配置されている。受け部204は、中空部101(図3参照)に配置される輸液チューブ160を受ける。また、受け部204は、押圧部2と対向して配置されている。押圧部2は、受け部204との間のチューブ押圧空間101a(図3参照)に設置される輸液チューブ160を、受け部204に向かって押圧可能である。チューブ押圧空間101aとは、輸液チューブ160が設置される中空部101のうち、押圧部2及び受け部204の間で区画される一部の空間を意味する。換言すれば、受け部204は、ドア部110の閉状態で、上述の押圧部2の複数のフィンガ15a~15hによって輸液チューブ160(図1参照)が順次押圧された際に、輸液チューブ160(図1参照)をドア部110側から支持する。受け部204の詳細は後述する(図4~図6参照)。
更に、ドア部110の背面側には、閉塞押え板205が配されている。閉塞押え板205は、ドア部110の閉状態で、上述の閉塞センサ部3との間で輸液チューブ160(図
1参照)を挟持する。
次に、受け部204の詳細について説明する。
受け部204は、チューブプレート210を備える。チューブプレート210には、チューブ押圧空間101a(図3参照)に設置される輸液チューブ160の中心軸方向Bに沿って延在するスリット211が形成されている。「輸液チューブの中心軸方向B」とは、送液方向Aと、送液方向Aの反対方向と、の両方向を意味する。以下、チューブ押圧空間101aに設置される輸液チューブ160の中心軸方向Bを、単に「中心軸方向B」と記載する。
図4は、受け部204のチューブプレート210を厚み方向で見た平面図である。図4では、説明の便宜上、接触体としての複数のフィンガ15a~15hの位置と、輸液チューブ160の位置と、を二点鎖線により示している。図5は、チューブプレート210の図4のI-I線に沿う断面図である。図5では、チューブプレート210と共に、フィンガ15d及び輸液チューブ160の同位置での断面を併せて示している。また、図5では、フィンガ15dにより輸液チューブ160が押圧されていない状態を示している。これに対して、図6は、フィンガ15dが図5に示す位置から移動し(図6の白抜き矢印参照)、フィンガ15dにより輸液チューブ160が押圧されている状態を示している。
図6に示すように、チューブプレート210のスリット211の周囲に位置する部分X1(以下、説明の便宜上、「周囲部分X1」と記載する。)は、輸液チューブ160を介して押圧部2から押圧力を受ける。これにより、周囲部分X1は、押圧部2から離れる後退方向Cに曲げ変形する。受け部204が、このようなスリット211が形成されたチューブプレート210を備えることで、輸液チューブ160が押圧部2から押圧される際に、例えば各部の公差等により輸液チューブ160に対して過大な圧閉力が作用しても、周囲部分X1が曲げ変形して退避することで、輸液チューブ160へ過大な圧閉力が付与されることを抑制できる。更に、スリット211の周囲の周囲部分X1は、スリット211により、後退方向Cに向かって曲げ変形するため、チューブプレート210には、周囲部分X1の位置に、後退方向Cに向かって窪む凹部Yが形成される。圧閉時に輸液チューブ160が凹部Yに入り込むことで、圧閉時の輸液チューブの位置安定性が向上する。このように、受け部204が、スリット211が形成されたチューブプレート210を備えることで、輸液チューブ160への過大な圧閉力を抑制できると共に、圧閉時の輸液チューブ160の位置安定性を向上させることができる。
更に、上述の受け部204を備えることで、押圧部2の駆動部9に過大な負荷が作用することを抑制できる。そのため、駆動部9のモータ10の電流上昇による発熱や、駆動部9の駆動音等を低減できる。
また、本実施形態のチューブプレート210は、互いの側端面220a1、220b1の間にスリット211を形成するように配置されている複数のプレート片220a、220bにより構成されている。このような構成とすることで、単一のチューブプレートの一部にスリットが形成されている構成と比較して、スリット211の延在方向の両端が開放端になるため、スリット211の延在方向の位置により、周囲部分X1の曲げ変形能力(曲げ変形し易さ)にばらつきが生じることを抑制できる。なお、図5に示すように、各プレート片220a、220bの押圧部2から離れる後退方向Cに曲げ変形する部分の幅L1は、各プレート片220a、220bの後退方向Cにおける幅(各側端面220a1、220b1の幅)L2よりも大きい。また、幅L1は、配置される輸液チューブ160の半径よりも大きい。
本実施形態では、中心軸方向Bと直交する方向で異なる位置に配置される2つのプレート片220a、220bによりチューブプレート210が構成されているが、この構成に限られず、各プレート片220a、220bは、中心軸方向Bで異なる位置に配置される複数のプレート片で構成されてもよい。中心軸方向Bで異なる位置に配置される複数のプレート片は、中心軸方向Bで隣接する2つのプレート片の間で、後述する第2スリット212(図4参照)が形成されるように、配置されてもよい。
図4に示すように、チューブプレート210には、中心軸方向Bと直交する方向に延在し、上述のスリット211と交差するように延在するスリット212が形成されている。以下、説明の便宜上、スリット211を「第1スリット211」と記載し、スリット212を「第2スリット212」と記載する。このような第2スリット212を設けることで、周囲部分X1を、中心軸方向Bに沿って配置される複数の変形片により構成することができる。そのため、このような第2スリット212が形成されていないチューブプレート210と比較して、押圧部2から周囲部分X1に作用する押圧力が、中心軸方向Bに分散することを抑制し、後退方向Cに曲げ変形し易い周囲部分X1を実現できる。
また、本実施形態の第2スリット212は、中心軸方向Bに沿って所定の間隔を隔てて複数形成されている。このような複数の第2スリット212を設けることで、押圧部2から周囲部分X1に作用する押圧力が、中心軸方向Bに分散することを、より抑制できる。そのため、周囲部分X1は、より後退方向Cに曲げ変形し易くなる。
特に、本実施形態の押圧部2は、上述したように、中心軸方向Bに沿って配置され、輸液チューブ160と接触して蠕動運動を付与する複数の接触体として、複数のフィンガ15a~15hを備える。そして、中心軸方向Bにおいて、複数のフィンガ15a~15hのうち隣り合う2つのフィンガ15の間の位置に、第2スリット212が位置する。このようにすることで、別々のフィンガ15による押圧力が、共通の変形片に作用することを抑制できる。そのため、各フィンガ15からの押圧力を、周囲部分X1の対応する変形片で確実に受けることができる。この点は、接触体としてフィンガ15以外を用いる構成であっても同様である。
本実施形態の第2スリット212は、各プレート片220a、220bの第1スリット211に面する側端面220a1、220b1に形成された切り込みにより構成されているが、この構成に限られない。第2スリット212は、上述したように、中心軸方向Bで隣接する2つのプレート片の間に形成されてもよい。
本実施形態の受け部204は、上述したチューブプレート210に加えて、チューブプレート210を支持するプレート支持部材213を備える。プレート支持部材213は、チューブプレート210のチューブ受け面210aとは反対側の下面側から、チューブプレート210を支持している。チューブ受け面210aとは、チューブ押圧空間101aに面して輸液チューブ160を受ける面である。このプレート支持部材213は、チューブプレート210の周囲部分X1が後退方向Cに曲げ変形可能であれば、その支持態様は特に限定されない。また、受け部204は、このようなプレート支持部材213を備えない構成であってもよい。チューブプレート210は、例えばドアハウジング110a(図2参照)に直接支持されてもよい。
ここで、図5、図6に示すように、本実施形態のチューブプレート210は、スリット211の延在方向に直交する断面視において、スリット211の周囲の周囲部分X1と、この周囲部分X1よりもスリット211から遠い位置にある外縁部分X2と、を備える。周囲部分X1は、押圧部2との間で輸液チューブ160を挟んで圧閉する。外縁部分X2は、押圧部2との間で輸液チューブ160を挟まず、上述の周囲部分X1を後退方向Cに曲げ変形可能に支持している。換言すれば、周囲部分X1は、外縁部分X2により片持ち状に支持されている板ばねとなって、その自由端側が弾性曲げ変形する。そのため、周囲部分X1が押圧部2から押圧力を受けると、周囲部分X1は、外縁部分X2に支持されている側を起点として、自由端側が後退方向Cに曲げ変形する。このようにして、輸液チューブ160への過大な圧閉力を抑制できる。
また、チューブプレート210の曲げ変形を利用することで、チューブプレート210を樹脂材料で形成することができ、ゴム材料で形成される構成と比較して、耐久性を高めることができる。チューブプレート210を樹脂製とすれば、輸液チューブ160の貼り付きを抑制でき、圧閉後の輸液チューブ160が圧閉前の形状に復元し易い。更に、チューブプレート210を樹脂製とすれば、厚みを薄くし易く、受け部204全体を薄肉化し易くなる。
チューブプレート210の材料としては、例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、エチレン-プロピレン共重合体等のポリオレフィン;エチレン-酢酸ビニル共重合体(EVA);ポリ塩化ビニル;ポリ塩化ビニリデン;ポリスチレン;ポリアミド;ポリイミド;ポリアミドイミド;ポリカーボネート;ポリ-(4-メチルペンテン-1);アイオノマー;アクリル樹脂;ポリメチルメタクリレート;アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体(ABS樹脂);アクリロニトリル-スチレン共重合体(AS樹脂);ブタジエン-スチレン共重合体;ポリエチレンテレフタレート(PET)、ポリブチレンテレフタレート(PBT)、ポリシクロヘキサンテレフタレート(PCT)等のポリエステル;ポリエーテル;ポリエーテルケトン(PEK);ポリエーテルエーテルケトン(PEEK);ポリエーテルイミド;ポリアセタール(POM);ポリフェニレンオキシド;変性ポリフェニレンオキシド;ポリサルフォン;ポリエーテルサルフォン;ポリフェニレンサルファイド;ポリアリレート;芳香族ポリエステル(液晶ポリマー);ポリテトラフルオロエチレン、ポリフッ化ビニリデン、その他フッ素系樹脂;などの各種樹脂材料が挙げられる。
更に、本実施形態のチューブプレート210の周囲部分X1の厚みは、外縁部分X2よりも薄い。このようにすることで、周囲部分X1の曲げ変形能力を高めている。更に、周囲部分X1が後退方向Cに変形できるように、周囲部分X1の下面側に空間を確保し易くなる。但し、周囲部分X1の下面側に上述の空間が確保できれば、周囲部分X1の厚みは、外縁部分X2の厚み以上であってもよい。つまり、周囲部分X1の厚みは、所望の曲げ変形能力に応じて適宜設計可能であり、外縁部分X2よりも薄い構成に限られない。
また、チューブプレート210は、上述したように、チューブ押圧空間101aに面して輸液チューブ160を受けるチューブ受け面210aを備える。図6に示すように、チューブプレート210の周囲部分X1が後退方向Cに曲げ変形することで、チューブ受け面210aには、輸液チューブ160が嵌り込んでその位置を安定させる凹部Yが形成される。具体的に、本実施形態のチューブプレート210のチューブ受け面210aは、2つのプレート片220a、220bのチューブ押圧空間101aに面する上面により構成されている。本実施形態の2つのプレート片220a、220bの上面は略平面により構成され、互いの上面が略面一となるように配置されている。つまり、本実施形態のチューブプレート210のチューブ受け面210aは、押圧部2からの押圧力を受けていない状態で、略一平面により構成されている。そして、各プレート片220a、220bが、上述の周囲部分X1及び外縁部分X2を備える。図6に示すように、2つのプレート片220aの周囲部分X1が後退方向Cに曲げ変形することで、チューブ受け面210aには、輸液チューブ160の位置を安定させる凹部Yが形成される。そのため、圧閉時の輸液チューブ160の位置安定性が向上する。
また、本実施形態では、2つのプレート片220a、220bそれぞれが周囲部分X1及び外縁部分X2を備える構成であるが、いずれか一方のプレート片のみが周囲部分X1を備える構成であってもよい。図7は、図4~図6に示すチューブプレート210の変形例としてのチューブプレート310を示す図である。図7は、チューブプレート310を厚み方向で見た平面図である。より具体的に、図7は、チューブプレート310をチューブ受け面310a側から見た平面図である。図8は、図7のII-II線に沿う断面図である。図7、図8に示すチューブプレート310は、上述したチューブプレート210(図4等参照)と比較して、中心軸方向Bに延在する第1スリット311に直交する断面視において、一方のプレート片320aが周囲部分X1及び外縁部分X2を備え、他方のプレート片320bが周囲部分X1を備えない点で、構成が相違している。つまり、図7、図8に示す他方のプレート片320bは、中心軸方向Bに延在する第1スリット311の周囲の部分であっても、後退方向Cに曲げ変形しない。図7、図8に示すチューブプレート310では、一方のプレート片320aの周囲部分X1が後退方向Cに曲げ変形することで、他方のプレート片320bとの間で段差(図8の二点鎖線参照)が形成される(図8の二点鎖線参照)。押圧部2により押圧される輸液チューブ160(図5等参照)は、この段差に嵌り込む。つまり、この段差が、過大な押圧力が作用することを回避するために輸液チューブ160(図5等参照)が退避して輸液チューブ160の位置を安定させる凹部Yとなる。なお、図8に示すように、プレート片320aの押圧部2(図5等参照)から離れる後退方向Cに曲げ変形する部分の幅L3は、プレート辺320aの後退方向における幅L4よりも大きい。また、幅L3は、配置される輸液チューブ160(図5等参照)の直径よりも大きい。
図7、図8に示すチューブプレート310の一方のプレート片320aには、複数の第2スリット312が形成されている。中心軸方向Bにおける第2スリット312の配置位置については、上述したチューブプレート210の第2スリット212と同様であるため、ここでは説明を省略する。
図9は、図1~図6に示す受け部204の変形例としての受け部404を示す図である。図9は、フィンガ15により輸液チューブ160が押圧されていない状態での断面図である。受け部404は、上述の受け部204と比較して、変形規制部416を備える点で構成が相違するが、その他の構成は共通している。変形規制部416は、押圧部2からチューブプレート410に付加される押圧力が所定値以上になった場合に、チューブプレート410の第1スリット411の周囲に位置する周囲部分X1の後退方向Cへの曲げ変形を許容する。逆に言えば、変形規制部416は、押圧部2からチューブプレート410に付加される押圧力が所定値未満の場合、周囲部分X1の後退方向Cへの曲げ変形を阻害する。このような変形規制部416を備えることで、輸液チューブ160に過大な押圧力が作用した異常時の場合にのみ、周囲部分X1の後退方向Cへの曲げ変形を許容することができる。逆に言えば、過大な押圧力が作用しない正常時では、反力壁となって輸液チューブ160を適切に圧閉することができる。
図9に示す受け部404は、チューブプレート410と、プレート支持部材413と、を備える。チューブプレート410は、上述したチューブプレート210(図5等参照)と比較して、周囲部分X1の下面から下面突起部414が突設されている点で構成が相違する。また、プレート支持部材413は、上述したプレート支持部材213(図5等参照)と比較して、上面から上面突起部415が突設されている点で構成が相違する。
図9に示す受け部404の変形規制部416は、チューブプレート410の下面突起部414、及び、プレート支持部材413の上面突起部415、から構成されている。
下面突起部414は、周囲部分X1の下面から突出する直方体状の突起本体部414aと、この突起本体部414aの先端から送液方向A及び後退方向Cに直交するチューブプレート410の幅方向Dにおいてスリット411が形成されている中央側(以下、単に「幅方向Dの中央側」と記載する。)に突出する係止爪部414bと、を備える。また、上面突起部415は、プレート支持部材413の上面から突出する直方体状の突起本体部415aと、この突起本体部415aの先端から幅方向Dにおいてスリット411が形成されていない端部側(以下、単に「幅方向Dの端部側」と記載する。)に突出する係止爪部415bと、を備える。図9に示すように、下面突起部414の係止爪部414bの上面を、上面突起部415の係止爪部415bの下面に引っ掛けることによって、両者が係止されている。この係止状態において、周囲部分X1は、外縁部分X2に対して、自然状態よりも後退方向Cに向かって弾性変形した状態となる。換言すれば、図9に示す下面突起部414及び上面突起部415の係止状態において、周囲部分X1は、後退方向Cの逆方向に戻ろうとする復元力を保持している。そのため、周囲部分X1が後退方向Cに曲げ変形しようとしても、押圧部2から周囲部分X1に作用する押圧力が小さいと、周囲部分X1が後退方向Cの逆方向に戻ろうとする復元力により、周囲部分X1の後退方向Cへの曲げ変形が阻害される。これに対して、押圧部2から周囲部分X1に対して作用する押圧力が所定値以上となることで、下面突起部414の係止爪部414bが上面突起部415の係止爪部415bから離間して、周囲部分X1が後退方向Cに曲げ変形する。図9に示す例では、押圧部2から周囲部分X1に対して作用する押圧力が、下面突起部414が元に戻ろうとする復元力以上となった場合に、周囲部分X1が後退方向Cに曲げ変形する。
但し、図9に示す変形規制部416は一例であり、押圧部2からチューブプレート410に付加される押圧力が所定値以上になった場合に、チューブプレート410の第1スリット411の周囲に位置する周囲部分X1の後退方向Cへの曲げ変形を許容する構成であれば、その構成は特に限定されない。例えば、上述した下面突起部414の突起本体部414a及び上面突起部415の突起本体部415aの形状は特に限定されず、直方体状でなくてもよい。
本開示に係る輸液ポンプは、上述した実施形態及び変形例に示す具体的な構成に限られず、特許請求の範囲を逸脱しない限り、種々の変形・変更が可能である。
本開示は輸液ポンプに関する。
1:気泡検出センサ
2:押圧部
3:閉塞センサ部
4:チューブクランプ保持部
5:解除レバー部
6:チューブ規定部
7:ハンドル
9:駆動部
10:モータ
11:伝達機構
12:カム軸
13:軸受
14a~14h:偏心駆動カム
15、15a~15h:フィンガ
100:輸液ポンプ
101:中空部
101a:チューブ押圧空間
108:位置保持部
110:ドア部
110a:ドアハウジング
120:表示部
121:流量表示部
122:予定量積算量表示部
123:アラーム表示部
124:閉塞圧設定表示部
125:気泡検出表示部
126:バッテリ電圧低下表示部
127:閉塞異常表示部
128:ドア開状態表示部
129:完了表示部
130:操作部
131:アップダウンスイッチ
132:早送りスイッチ
133:停止スイッチ
134:開始スイッチ
135:電源スイッチ
136:電源ランプ
137:バッテリランプ
140:ドアロックレバー
150:動作インジケータ
160:輸液チューブ
161:輸液バッグ
162:クランプ部材
163:留置カテーテル
200:本体部
200a:本体ハウジング
202:ヒンジ部
203:ドアシールゴム
204、404:受け部
205:閉塞押え板
210、310、410:チューブプレート
210a、310a:チューブ受け面
211、311、411:第1スリット
212、312:第2スリット
213、413:プレート支持部材
220a、220b、320a、320b:プレート片
220a1、220b1:プレート片の側端面
311:スリット
414:下面突起部
414a:突起本体部
414b:係止爪部
415:上面突起部
415a:突起本体部
415b:係止爪部
416:変形規制部
A:送液方向
B:中心軸方向
C:後退方向
D:チューブプレートの幅方向
X1:周囲部分(チューブプレートのスリットの周囲に位置する部分)
X2:外縁部分
Y:凹部

Claims (6)

  1. 輸液チューブを押圧して前記輸液チューブ内の液体を送液可能な輸液ポンプであって、
    前記輸液チューブを受ける受け部と、
    前記受け部と対向して配置され、前記受け部との間のチューブ押圧空間に設置される前記輸液チューブを前記受け部に向かって押圧可能な押圧部と、を備え、
    前記受け部は、前記チューブ押圧空間に設置される前記輸液チューブの中心軸方向に沿って延在するスリットが形成されているチューブプレートを備え、
    前記チューブプレートの前記スリットの周囲に位置する部分は、前記輸液チューブを介して前記押圧部から押圧力を受けることにより、前記押圧部から離れる後退方向に曲げ変形する、輸液ポンプ。
  2. 前記チューブプレートは、互いの側端面の間に前記スリットを形成するように配置されている複数のプレート片により構成されている、請求項1に記載の輸液ポンプ。
  3. 前記スリットを第1スリットとした場合に、前記チューブプレートには、前記中心軸方向と直交する方向に延在し、前記第1スリットと交差するように延在する第2スリットが形成されている、請求項1又は2に記載の輸液ポンプ。
  4. 前記第2スリットは、前記中心軸方向に沿って所定の間隔を隔てて複数形成されている、請求項3に記載の輸液ポンプ。
  5. 前記押圧部は、前記中心軸方向に沿って配置され、前記輸液チューブと接触して蠕動運動を付与する複数の接触体を備え、
    前記中心軸方向において、前記複数の接触体のうち隣り合う2つの接触体の間の位置に、前記第2スリットが位置する、請求項4に記載の輸液ポンプ。
  6. 前記受け部は、前記押圧部から前記チューブプレートに付加される押圧力が所定値以上になった場合に、前記チューブプレートの前記スリットの周囲に位置する部分の前記後退方向への曲げ変形を許容する変形規制部を備える、請求項1から5のいずれか1つに記載の輸液ポンプ。
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